JP4837427B2 - 錠前用シリンダの脱着構造 - Google Patents

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Description

本発明は、錠前用シリンダの脱着構造に関する。
引用文献1に記載の考案の目的は、エンジンドア用錠前(自動扉用の錠前)に設けられた合鍵操作用シリンダやサムターンと称される摘み操作用シリンダを簡単に脱着することである。
普通一般に扉の下端部(例えば引戸の見込み端縁付近)における下框に内装された錠前のフロントは、建具の下側に位置する扉用のレールあるいはハンガーレールに対向し、錠前のデッドボルトは、床面側に設けた受け金具(トロヨケとストライク)に係脱する。
付言すると、扉の室外から前記合鍵操作用シリンダに合鍵を差込んで回転操作、又は扉の室内側から前記摘み操作用シリンダの摘みを回転操作すると、シリンダの駆動部(駆動腕、伝動歯車等)を介して、デッドボルトが垂直方向に出没して床面側の受け金具に係脱する。
ところで、引用文献1の考案の名称は、「シリンダ支持機構」であるが、この支持機構は「シリンダの脱着構造」に関するものである。
一般にシャッターが扉の前面に位置するエンジンドア用錠前の鍵操作用シリンダや摘み操作用シリンダは、錠箱のフロント側からねじ込んだシリンダ用の固定部材(例えば止めねじ)により固定されていることから、シリンダを保守点検あるいは交換する場合には、扉(例えば引戸)をレールあるいはハンガーレールから外して横倒しなければならい。
したがって、引用文献1の考案の目的は、錠前のシリンダの保守点検あるいは交換が容易ではないという問題点を解消するものである。
しかして、引用文献1の考案の構成を要約すると、「引戸の下端部の下框に設けられた錠前の錠箱には、合計2個のシリンダ(鍵操作用シリンダ及び摘み操作用シリンダ)が所定間隔を有して併設され、これらのシリンダの支持機構(シリンダの脱着構造)は、引戸の戸先側から錠箱の垂直側壁を介して手前側(引戸の見込み端縁付近)の位置する第1シリンダと、該第1シリンダよりも奥側に位置する第2シリンダの各上下2乃至4個の支持ブロックに、少なくとも上下一対の棒状支持杆を、錠箱の垂直側壁の螺合孔を介して、いわゆるくし刺し状態にねじ込み支持(固定)し、又は上下一対の棒状支持杆を回しながら引き抜き(シリンダの取り外し)をする」、というものである。
しかしながら、上記シリンダの支持機構は、シリンダの固定時、複数本の細長状支持杆を引戸の見込み端縁から引戸内の錠箱の垂直側壁の差込み孔に向かって差し込み、まず、手前側の第1シリンダの上下の支持ブロックに差込み、次いで、奥側の第2シリンダの上下の支持ブロックに差し込まなければならないことから、各シリンダに対する固定が面倒くさいという問題点がある。
一方、シリンダを取り外す時、手前側の第1シリンダのみを取り外そうとしても、複数本の細長状支持杆を全て引き抜かなければならいので、結局、シリンダの脱着に時間がかかるという問題点がある。
そこで、現在、シリンダの脱着がきわめて容易であること、シリンダが複数個ある場合に於いて、所望する一方だけ脱着できること、錠箱の取り付け場所が特定の箇所に限定されないこと、その他シリンダの外周に固定用突起を複数個形成する必要性がないことなど新規なシリンダの脱着構造の出現が期待されている。
実開平4−72171号公報(登録第2528076号)
本発明の目的は、シリンダの脱着がきわめて容易であること、シリンダが複数個ある場合に於いて、所望する一方だけ脱着できること、錠箱の取り付け場所が特定の箇所に限定されないこと、その他シリンダの外周に固定用突起を複数個形成する必要性がないことなどである。
本発明の錠前用シリンダの脱着構造は、扉の端部に取り付けられた錠前の錠箱に対する単数又は複数の錠前用シリンダの脱着構造において、前記錠箱は、操作具の操作により可動する少なくとも単数の駆動杆と、この駆動杆に連動するように設けられた駆動アームと、該駆動アームの内端部に軸支された揺動片と、この揺動片に係合する前記シリンダ用の固定部材とを備え、シリンダの脱着時、フロントと直交する錠箱の一側外面から前記駆動杆の外端部を操作すると、前記駆動アームは、前記駆動杆の駆動力により位置変位して、これにより前記固定部材は、シリンダに対して進退動するものであり、さらに前記駆動杆は、前記錠箱の一側に固定された第1支持板53と、この第1支持板に対してスペース52を有して錠箱内に固定的に設けられた第2支持板54にその両端部が支持されるように横設軸架されていると共に、前記駆動アームの外端部は前記スペースに位置した状態で前記駆動杆に螺合していることを特徴とする。
(1)シリンダの脱着がきわめて容易である。
(2)実施例によっては、シリンダが複数個ある場合に於いて、所望する一方だけ脱着できる。
(3)その他、錠箱の取り付け場所が特定の箇所に限定されない、シリンダの外周に固定用突起を複数個形成する必要性がないなどの効果もある。
以下、図1乃至図9に示す本発明を実施するための最良の形態により説明する。
(1)発明の実施の環境
図1は本発明の環境を示す概略説明図である。また、図2は自動扉の下端部に取り付けられた錠前の外観構成と共に、該錠前の錠箱に併設形成された2個の孔を介して脱着される2個のシリンダを共に示す。
まず、図1に於いて、1は床面、2は建具としての扉用枠、3は床面に敷設したレールあるいはハンガーレール4を水平移動する扉(例えば引戸)、5は床面1に埋設された受け金具、そして、Xは扉の下端部に直接又は間接的に内装された自動扉用錠前である。この自動扉用錠前は、当業者に「エンジンドア用錠前」と称されている。なお、本実施例では、エンジンドア用錠前Xは、扉用枠2に対向する戸先側3aの下端部に設けられているので、例えば扉3の戸先側3aに操作具を差し込むための開口孔3bを2個形成している。
(2)錠前Xの錠箱の外観構成及び2個のシリンダ
次に、錠前Xの錠箱(ケースともいう)の外観構成及び2個のシリンダは、図2に示すとおりである。すなわち、6はケース、7はフロント、8はフロント裏板、9は複数個のケース取付けネジ、10は複数個のフロント取付けネジである。
そして、前記ケース6の手前側の幅広側壁(ここでは正面)6aに斜線で示した部分は、2個のケース孔11,12で、例えば左側の第1ケース孔11には、合鍵操作用シリンダ13が、一方、右側の第2ケース孔12には、サムターンと称される摘み操作用シリンダ14が嵌め込まれる。
付言すると、合鍵操作用シリンダ13及び摘み操作用シリンダ14(以下、単に「シリンダ」という)は、それぞれ外筒の凹凸を対応するケース孔11,12に合わせて、手前側の幅広側壁(正面)6aと裏側の幅広側壁(背面)6bから、いっぱい差し込まれる。シリンダ13,14をそれぞれ対向方向からケース孔11,12に嵌め込んだ場合には、係合孔15、16を有する外筒の突起部13a、14aを正規の位置に合わせるようにする。なお、係合孔15、16を有するシリンダ13,14の突起部13a、14aは、複数又は複数個形成され得る。また、前記突起部13a、14aは、本発明の限定要件ではない。
ここで、説明の便宜上、ケース6の各側壁に符号を付す。前述したように、6aは正面の側壁、6bは背面の側壁、6cは左側壁、6dは右側壁、6eは上壁である。本明細書では、フロント7以外はケース6の「一側外面」である。この一側外面の一例である右側壁6dに、本実施例では、2個の操作孔17が上下方向に形成されており、これらの操作孔17から、後述する2本の駆動杆(操作杆)の外端部が見える。
付言すると、駆動杆の外端部は、引戸3の見込み端縁3a側の錠箱6の側面6dに形成した操作孔17から露呈する。なお、錠箱6は、例えば紙面方向の幅寸法が小さい偏平な箱状体であり、扉3の見込み端縁3a付近における下框の空洞内に収納され、図示しないブラケットを介して扉3に装着されている。また、シリンダ13,14の外筒には、特許文献1に記載のような支持ブロックは突出形成されていない。その余のシリンダ13,14の細部的事項の説明は割愛する。
(3)シリンダの脱着構造の具体的構成と作用
次に、図3は錠前用シリンダの脱着構造の具体的構成を示す。また、図4乃至図7は、主な構成部材の各部品図である。さらに、図8及び図9は、例えば図示しないドライバーで、2本の駆動杆(操作杆)の外端部をそれぞれ回転操作した場合における主な構成部材の作動図である。
まず、ケース6の中心部には、図3の環境図でも示すように、合計2個のシリンダ13,14が外から組み込まれている。これらのシリンダ13,14の外筒には、互いに噛合する伝動ギヤ部材21、22が一体的に外嵌合している。本実施例では、ケース6の左側に位置する合鍵操作用シリンダ13は、半径外方向に延びる駆動腕23を有し、この駆動腕23は、簡略化したデッドボルト24の内端部の係合突起に選択的に係合する。デッドボルト24の内端部側には、公知又は新規のロック機構25が適宜に組み込まれている。なお、ロック機構25の細部については省略する。
周知のように、デッドボルト24は、各シリンダ13,14用の合鍵やサムターン摘みを操作すると、駆動腕23によりフロント7から押し出される。
次に、図3乃至図9を参照にして、ケース6に内装されたシリンダの脱着構造を構成する主な部材を説明する。31は操作具(例えばトライバー)の回転操作により可動する第1駆動杆、41は同様に操作具の操作により可動する第2駆動杆である。図面上、第1駆動杆31は上方に横設され、一方、第2駆動杆41は下方に所定間隔を有して横設されている。
駆動杆は、少なくとも単数でも良いが、本実施例では、第1・第2の駆動杆31、41と、第1・第2の駆動アーム32、42と、第1・第2の揺動片33、43と、第1・第2の固定部材34、44は、合鍵操作用シリンダ13に対するものと、摘み操作用シリンダ14に対するものが、それぞれ独立・別個に「組」をなしてケース内に配設されている。
したがって、シリンダ13,14を取り外す時、例えば第1駆動杆31を回転操作すると、第1駆動アーム32及び第1揺動片33を介して、第1固定部材34が垂直方向に可動(図8で示すように、シリンダ13の係合孔15から離れる方向へ移動)し、一方、第2駆動杆41を回転操作すると、第2駆動アーム42及び第2揺動片43を介して、第2固定部材44が垂直方向に可動(シリンダ14の係合孔16から離れる方向へ移動)する。それ故に、所望するシリンダ13,14を選択的に取り外すことができる。
次に、他の部材について説明すると、符号51は、ケース6内に固定された大きな取付け支持座で、この取付け支持座51の一端部は、ケース6の右側壁6aに対して所要のスペース52を設定して固定されている。また、取付け支持座51の一端部には、前記右側壁6aの内壁面に固定した第1支持板53と対向する第2支持板54が固定的に設けられている。第1支持板53及び第2支持板54には貫通小孔が上下に形成されている。第1駆動杆31及び第2駆動杆41の各外端部は、操作孔17に遊嵌合するように第1・第2支持板53、54にその両端部が支持されるように横設軸架されている。また、第1駆動杆31及び第2駆動杆41のフランジ部分を有する各外端部寄りの部位には、第1駆動アーム32及び第2駆動アーム42の外端部側に形成したメネジ部にそれぞれ螺合するオネジ部55,56が形成されている。
ここで、図4を参照にして、第1駆動杆31及び第2駆動杆41の構成を説明する。なお、第1駆動杆31及び第2駆動杆41は同一なので、便宜上、同一の符号を付す。符号57は各駆動杆31,41の外端部で、この外端部57の外面には、操作具用の係合溝58が形成されている。59は外端部57とオネジ部55,56との間に位置する外周に周設されたフランジ部分で、このフランジ部分59は、図3で示すように、第1支持板53とケースの右側面6dの間にサンドイッチ状に挟まれている。したがって、各駆動杆31,41は、所定位置で回転可能である。各駆動杆31,41の細部的事項の説明は割愛する。
次に、図5の(a)、(b)は、第1駆動杆31に連動するように設けられた第1駆動アーム32の各説明図である。図5の(a)は正面図で、第1駆動アーム32の上端部側32aを縦断面にしている。また、図5の(b)は、第1駆動アーム32の右側面図である。
図5の(a)、(b)から明らかなように、第1駆動アーム32は、垂直状態の上端部側32aと、この上端部側32aの下部から直交方向に連設する水平状態の下端部側32bとを有する。換言すれば、上端部側32aは第1駆動杆31に交差する親指部分に相当し、一方、下端部側32bは、第1固定部材34に直交する人指し指部分に相当する。
しかして、61は前記上端部側32aの短い不番の支持壁に形成され、かつ、第1駆動杆31のオネジ部55と螺合するメネジ部で、このメネジ部61に対向する長い不番の支持壁には、駆動杆31、41の内端部側をそれぞれ支持する貫通状の支持孔62が2個形成されている。前記支持孔62に関して、本実施例では、上方が第1駆動杆31用であり、一方、下方が第2駆動杆41用である。また、63は前記下端部側32bの先端部に形成された可動連結ピン及び第1揺動片33用の用取付け孔である。
次に、図6の(a)、(b)は、第2駆動杆41に連動するように設けられた第2駆動アーム42の各説明図である。図6の(a)は、第2駆動アーム42の正面図である。また、図6の(b)は、第2駆動アーム42の右側面図である。第1駆動杆アーム32の基本的形状と、第2駆動アーム42のそれは、「横倒しL字形状」を基軸としている点は同一であるが、図3から明らかなように、第1駆動杆31の下端部側32bは、第2駆動アーム42の下端部側42bよりも長い。換言すれば、第2駆動アーム42の上端部側42aは、第1駆動杆アーム32のそれと略同一の長さであるが、下端部側42bは第1駆動杆アーム32の下端部側32bよりも、4割或いは5割程度短い。これは、それぞれ組を成している揺動片及び固定部材の位置を考慮したからである。
したがって、第2駆動アーム42も第1駆動アーム32と同様に、垂直状態の上端部側42aは第2駆動杆41に交差する親指部分に相当し、一方、下端部側42bは、第2固定部材44に直交する人指し指部分に相当する。
しかして、図6の(b)を基準にすると、71は上端部側42aの手前側の不番の支持壁に形成され、かつ、第2駆動杆41のオネジ部56と螺合するメネジ部で、このメネジ部71に対向する奥側の長い不番の支持壁には、駆動杆31、41の中央部をそれぞれ支持する貫通状の支持孔72が2個形成されている。前記支持孔72に関して、本実施例では、上方が第1駆動杆31用であり、一方、下方が第2駆動杆41用である。また、73は前記下端部側42bの先端部に形成された可動連結ピン及び第2揺動片43用の取付け孔である。
次に、図7(a)、(b)を参照にして、第1揺動片33及び第2揺動片43に関する構成を説明する。なお、第1揺動片33及び第2揺動片43は同一なので、便宜上、同一の符号を付す。第1揺動片33及び第2揺動片43は、例えば硬質の合成樹脂材でチャンネル形状に形成されている。しかして、符号75は取付け支持座51の下端部に横設された固定軸76に支持される枢支孔、77は該枢支孔75の付近に形成された可動連結ピン78用の取付け孔、79は図7の(b)を基準にすると、固定部材34、44のコ字形状の受け片34a、44aに嵌入する左右一対の指先状係合部分である。なお、80は指先状係合部分79の連結部分である。
最後に、第1・第2の固定部材34、44の内端部(上端部)は、対応する各シリンダ13,14の係合孔15、16に係脱し、一方、外端部(下端部)は対応するフロント7及びフロント裏板8の逃し孔82に遊嵌合している。そして、本実施例では、上下動可能な各固定部材の中央部に前述したコ字形状の受け片34a、44aが一体的に設けられている。本発明の作用については、前述したとおりである。
発明の実施の形態で示した実施例に於いて、錠前の錠箱に対するシリンダの数は、単数でも良い。本発明の基本的思想は、「シリンダの脱着時、フロントと直交する錠箱の一側外面から少なくとも一つの駆動杆の外端部を操作すると、前記駆動杆に連動する駆動アームは、該駆動杆の駆動力により位置変位して、これによりシリンダ用の固定部材がシリンダに対して進退動すること」であるから、錠前の錠箱が扁平状態であるとか、錠前の取り付け対象が引戸であるとか、錠前を引戸の戸先側の下端部の特定個所に埋設とか、錠前用シリンダが複数個並列されている必要があるとかなどは、発明の本質的事項ではない。
例えば水平方向へ回転する扉に錠前を取付けることができもできる。また、錠前を扉の下端部又は上端部のいずれかに取り付けることもできる。また、錠前のシリンダをケース孔の同軸上に差し込むこともできる。望ましくは、扉は、エンジンドアと称される自動開閉引戸であり、また、錠前はエンジンドア用錠前であり、該錠前の錠箱には、望ましくは合鍵操作用シリンダとサムターンと称される摘み操作用シリンダとが設けられている。
さらに、メインクレームに於いて、フロントと直交する「錠箱の一側外面」から前記駆動杆の外端部を操作するとの文言があるが、これは、錠箱6が、実施例のように紙面方向の幅寸法が小さい偏平な箱状体であり、扉3の見込み端縁3a付近における下框の空洞内に収納され、各駆動杆31、41の外端部が、戸先3aと対向するケースの側壁6dに必ずしも限定する必要がない趣旨である。
その理由は、図1に示したように、ケース6の右側壁6dに各駆動杆31、41の外端部が露呈するように設けることは設計変更上の事項であり、例えば各駆動杆31、41の外端部がケース6の背面に露呈するように設けた場合には、各駆動杆31、41の内端部等に伝動ギヤ、ラック等を適宜に設け、各駆動杆31、41の操作力により、各駆動アーム32,42を連動するように構成できるからである。但し、防犯上の理由から、ケース6の正面6aに各駆動杆31、41の外端部が露呈するのは好ましくない。
本発明は、主に錠前、建具等の業界で利用される。
図1乃至図9は本発明の最良の実施例を示す各説明図。
本発明の環境を示す概略説明図。 錠前の外観構成と個のシリンダの概略説明図。 シリンダの脱着構造の具体的構成の一例を示す説明図。 第1・第2の駆動杆に関する説明図。 図5の(a)、(b)は、第1駆動アームに関する各説明図。 図6の(a)、(b)は、第2駆動アームに関する各説明図。 図7の(a)、(b)は、第1・第2の揺動片に関する説明図。 第1駆動杆を操作した場合の概略説明図。 第2駆動杆を操作した場合の概略説明図。
X…錠前、1…扉、2…扉用枠、3a…戸先側、4…レール、5…受け金具、6…錠箱(ケース)、7…フロント、6b、6c、6d…錠箱の一側外面、11…第1ケース孔、12…第2ケース孔、13…第1シリンダ(合鍵操作用シリンダ)、14…第2シリンダ(摘み操作用シリンダ)、15、16…係合部、17…操作孔、24…デッドボルト、31…第1駆動杆、32…第2駆動アーム、33…第1揺動片、34…第1固定部材、41…第2駆動杆、42…第2駆動アーム、43…第2揺動片、44…第2固定部材、34a、44a…受け片、55…第1駆動杆のネジ部、56…第2駆動杆のネジ部、76…固定軸、79…係合部分、82…逃し孔。

Claims (5)

  1. 扉の端部に取り付けられた錠前の錠箱に対する単数又は複数の錠前用シリンダの脱着構造において、前記錠箱は、操作具の操作により可動する少なくとも単数の駆動杆と、この駆動杆に連動するように設けられた駆動アームと、該駆動アームの内端部に軸支された揺動片と、この揺動片に係合する前記シリンダ用の固定部材とを備え、シリンダの脱着時、フロントと直交する錠箱の一側外面から前記駆動杆の外端部を操作すると、前記駆動アームは、前記駆動杆の駆動力により位置変位して、これにより前記固定部材は、シリンダに対して進退動するものであり、さらに前記駆動杆は、前記錠箱の一側に固定された第1支持板53と、この第1支持板に対してスペース52を有して錠箱内に固定的に設けられた第2支持板54にその両端部が支持されるように横設軸架されていると共に、前記駆動アームの外端部は前記スペースに位置した状態で前記駆動杆に螺合していることを特徴とする錠前用シリンダの脱着構造。
  2. 請求項1に於いて、扉は、エンジンドアと称される自動開閉引戸であり、また、錠前はエンジンドア用錠前であり、該錠前の錠箱には、合鍵操作用シリンダとサムターンと称される摘み操作用シリンダとが設けられていることを特徴とする錠前用シリンダの脱着構造。
  3. 請求項2に於いて、駆動杆、駆動アーム、揺動片及び固定部材は、合鍵操作用シリンダに対するものと、摘み操作用シリンダに対するものがそれぞれ「組」をなして錠箱内に配設されていることを特徴とする錠前用シリンダの脱着構造。
  4. 請求項1に於いて、駆動杆は、螺杆或いはネジ部を有する棒状体であり、該棒状体に駆動アームの外端部が螺合していることを特徴とする錠前用シリンダの脱着構造。
  5. 請求項1に於いて、錠箱は、扉の見込み端縁付近における下框に埋設され、一方、駆動杆の外端部は、前記見込み端縁側の錠箱の側面に形成した操作孔から露呈していることを特徴とする錠前用シリンダの脱着構造。
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