JP4837203B2 - 偏心によりバランスされたブリスク - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、一般的にガスタービンエンジンに関し、より具体的には、その中のロータをバランスさせることに関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンは、ブレードの付いたディスクの典型的な形状をした様々なロータを含む。各ロータディスクは、半径方向外側のリムを備え、リムからブレードの列が延びている特別な形状にされる。軸方向により薄いウェブが、リムから半径方向内方に延びて、その中に中央のボアを有する軸方向により厚いハブで終わる。
【0003】
ディスクは、円周方向に連続し、ブレードが運転中にディスクの長手方向すなわち軸方向中心軸線の周りを回転するとき、ブレードにより生じる遠心荷重に耐えるためのかなりのフープ強度を有する。ディスク形状は、かなりの耐用年数にわたってブレードを有効的に支持するために望ましくない重量を極力少なくしながら、その強度を最大にする。
【0004】
ロータディスクは、比較的に大きいファンロータブレードと運転中に空気を圧縮するために大きさが減少していく多数列の圧縮機ブレードを支持するために、多様の形状を有する。空気は燃料と混合され点火されて、高温燃焼ガスを発生し、高温燃焼ガスは、対応するロータディスク上で大きさが増大していく多様の列のタービンブレードを通って下流に流れる。
【0005】
1つの一般的な構成では、ロータディスクは、そのリムを貫通する軸方向挿入式のダブテールスロットか、またはディスクに保持するための相補形のブレードダブテールを対応して受け入れる、通常の円周方向挿入式のダブテールスロットかのどちらかを含む。別の一般的な構成では、ブレードは、ディスクのリムと一体に形成され、単体または単一部品構造にすることが可能であり、この構造は一般的に単体のブレードが付いたディスク「bl(aded−d)isk」に対する頭字語であるブリスクと呼ばれる。
【0006】
ダブテール構造の利点は、ブレードとディスクを個別に製造することができ、またブレードをディスクから取り外してそれを簡単に修理することができることである。しかしながら、ダブテール構造は、運転中に受ける様々な圧力及び遠心荷重に耐えるために相応してより大きいディスクを必要とする。
【0007】
ブリスク構造の特別な利点は、ダブテールが全く用いられず、ブレードはディスクリムの周りに一体に形成されるので、一体型のディスクがより小型にできることである。しかしながら、ブレードはディスクから容易に個別には取り外せないので、この構造は、修理の難しさを増すことになる。ブレードの軽微な修理はブリスク内ですることが可能であるが、その大きな修理は、損傷したブレードの相当する部分を切除して取り外すかまたはブレード全体を取り外す必要があり、その取り換えは、ブリスクの当初の強度を得るために溶接または他の冶金学的接合処理によりなされる。
【0008】
ブリスクの製造を余計に難しくするのは、それをバランスさせることである。ガスタービンエンジン内の全てのロータ構成部品は、振動を少なくするために運転中に回転のアンバランス荷重を最小にするために静的にかつ動的に適切にバランスさせなければならない。ダブテールディスク構造は、それを組立てた結果として起こるアンバランスを最小にするために、個々のブレードは、別々に製造されてディスクの然るべき位置に嵌合されるので、ロータを製造中に最初からバランスさせることができる。組み立てられたディスクは、次いで、様々な形態のバランス補正を用いて通常の方法でバランスさせることができる。
【0009】
これとは対照的に、ブリスクの個々のブレードの製造の際の一般的な製作公差は、ブレードのそれぞれの質量すなわち重量における対応する変動を生じる。このことが、次に、適切に補正されなければならないブリスクの全体的なアンバランスを生じる。
【0010】
従来のバランス試験機は、質量及び半径の大きさを有するアンバランス力ベクトルに関して、また任意の適当な基準点に対するブリスクの円周の周りの測定される円周方向の角度位置について、適当な速度でブリスクのアンバランスを測定する。測定されたアンバランスは、アンバランスベクトルの角度位置におけるブリスク材料を取り除くかまたは例えば180度のようなその角度位置から直径方向正反対の位置に追加の材料を添加するかして補正可能である。
【0011】
材料は、確認されたブレードから、またはブレードの間のプラットホーム領域から取り除くことができる。材料はまた、ブリスクに動力を与えるエンジンの低圧タービンからブリスクへトルク荷重を伝達するために用いられる、ブリスクの対応する延張シャフト上のフランジから取り除くこともできる。
【0012】
しかしながら、材料を取り除くことは、適当な耐用年数を保証するために適当な高いレベルに維持されなければならない、ブリスクの極限強度を低下させる可能性があるので、十分な質量の材料を取り除くための適当な位置を確認することは、バランス処理の難しさを増すことになる。
【0013】
ブリスクをバランスさせるために適当な量の材料を添加することは、それ自体の難点を呈する。その強度に悪影響を及ぼすことなく、ブレードまたはディスク自体に材料を添加することは、一般的には実用できない。その代わりに、個別のバランスウェートの形でバランス補正することは、ブリスクの係合フランジにおいて添加することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
従って、改良されたバランス機能を有するブリスクを提供することが望まれる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
ブリスクは、それからブレードの列が延びるリムを有するディスクを含む。リムは、軸方向に対向する張出部を有し、張出部の1つはブリスクをバランスさせるためにディスクの中心軸線に対して偏心して配置された円弧状のバランスランド部を含む。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明を、好ましくかつ例示的な実施形態に従って、そのさらなる目的及び利点と共に、添付の図面と関連してなされる以下の詳細な説明の中でより詳細に述べる。
【0017】
図1に示すのは、その長手方向すなわち軸方向中心軸線12の周りに軸対称である3段からなるファンロータ10である。この例示的な実施形態は、軍事用途のターボファン航空機ガスタービンエンジン用の形状にされていて、それに適当に結合された低圧タービン(図示せず)により動力を供給される。
【0018】
ファンロータ10は、第1、第2及び第3のブリスク14、16、18を含み、それらは互いに結合され、それを通して下流に流れる外気20を圧縮するための低圧タービンにより動力を供給される。
【0019】
3つのブリスクは、構造がほぼ類似しており、第1段のブリスク14を詳細に述べるが、第2及び第3段のブリスク16、18は特に述べるものを除いて同様に構成される。
【0020】
ブリスク14は、拡大した半径方向外側リム24、リム24から半径方向内方に延びるより狭いウェブ26、及び中央のボア30を形成するより幅広の半径方向内側ハブ28を有する環状のロータディスク22を含む。ディスクは、そのリム、ウェブ及びハブが、中心軸線12の周りに同心に配置されている、一体型すなわち単体構成部品である。
【0021】
複数のロータブレードすなわち翼形部32が、リム24と単体すなわち単一部品組立体としてリム24の外側表面から半径方向外方に列になって延びる。このような一体型ブリスクは、ガスタービンエンジンのファンに一般的に用いられる高強度の超合金材料の鍛造ブランクから製造され、多軸数値制御切削機械または電解加工(ECM)により適当に機械加工されることができる。
【0022】
図1に示すブリスク構造の特別の利点は、回転運転の間にブレードが受けるかなりの圧力及び遠心荷重を担持するのに十分なフープ強度耐力を依然として維持しながらも、ディスク22の大きさを最小にすることができることである。リム24は、前縁34と後縁36の間のそれらの根元端部でブレード32を支持するのに軸方向の幅が十分に長く、またより狭いウェブ26では軸方向の幅が狭くなり、次いでハブ28は、ブリスクの適当な耐用年数を保証するために、受容できる応力限界の範囲内で運転荷重を受け止めるために、軸方向の幅を増大している。
【0023】
この有効な構造構成において、リム24は、ウェブの軸方向に対向する側面にそれから軸方向に自由に片持ち梁状に張り出す第1及び第2の軸方向張出部38、40を含む。
【0024】
本発明に従って、この2つの張出部38、40のうちの少なくとも1つは、ブリスク全体をバランスさせるために、張出部の下面から半径方向内方に突出し、かつディスク中心軸線12に対して偏心して配置される円弧状のバランスランド部42を含む。
【0025】
図1に示す例示的な実施形態において、リム24は、ディスクの前方端の第1張出部38からディスクの後方端の第2張出部への間で直径が増大する外側表面を有する円錐形である。2つの張出部の直径は、それに応じて互いに異なり、後方の張出部のほうが前方の張出部よりも大きい。
【0026】
ブリスクはまた、ハブ28の前方側面から半径方向内方に、すなわちリムの第1張出部38から内側寄りに延びる環状の第1すなわち前方シャフト44を含む。環状の第2すなわち後方シャフト46は、リムの第2張出部40の半径方向内側寄りにハブ28の軸方向反対側の後方側面から延びる。2つのシャフト44、46は、単体構造としてディスクに一体に結合されて、ガスタービンエンジン内に取り付けられるような適当な形状にされる。
【0027】
例えば、前方シャフト44は、ディスクから前方に延び、次いでエンジン内の通常の軸受48に適当に支持される円筒形部分に移行するので、部分的に円錐形である。相応じて、後方シャフト46は、ほぼ円筒形であり、その後端に環状のフランジを含み、この環状のフランジは、第2段ブリスク16の支持円錐形の前方シャフトの対応する前方フランジに固締ボルトのような何らかの適当な方法で取り付けられる。後方シャフト46はまた、図1に示すように3段からなるブリスクを駆動するために後方ファンシャフトに結合される。
【0028】
第2及び第3ブリスク16、18の対応する前方及び後方シャフトは、対応する接尾辞b、cを付して表わされて、互いに直列に結合されるように適当な形状にされ、低圧タービンにより適当に駆動される集合的な3段ファンロータを形成する。
【0029】
図1に示す例示的な実施形態において、バランスランド部42は、リムの第1張出部38の下に配置され、前方シャフト44は、バランスランド部から半径方向内方に間隔を置いて配置される。前方シャフト44は、ブレードからの反力を軸受48中に伝えるための荷重支持アームを形成する。バランスランド部42は、ディスク中心軸線12及び前方シャフト44の両方のまわりで偏心しており、前方シャフトの直接荷重経路から構造的に切り離されているが、そのバランスさせる効果を最大にするためにバランスランド部の半径方向の直径は局部的に最大になっている。
【0030】
この実施形態において、バランスランド部42は、その間のウェブ26により両シャフト44、46から間隔を置いて配置され、かつその間の一体のディスクにより生じるブレードとシャフトの間の荷重経路からバランスランド部を実効があるように構造的に切り離している。
【0031】
図1に示すように、リムの前方張出部38は、ブレード前縁34のすぐ下方に配置され、それと半径方向に整列されている。第2張出部40は、ブレード後縁36のすぐ下方に配置され、それと半径方向に整列されている。また、後方に傾斜する円錐形のリム24は、前方張出部より後方張出部の方がより大きい外径を有する。
【0032】
バランスランド部42は、前方張出部38または後方張出部40のどちらか一方の下にまたは両方の下に配置されることが可能であり、その大部分はブレードの対応する前縁及び後縁の半径方向の下方に配置される。このように、バランスランド部は、構造的な荷重経路と干渉することなく、効果的なバランス力をもたらす。また、バランスランド部は、どちらかの張出部の下かまたはスペースが許す場合でかつその効果を最大にすることができる場合には両方の下に設置することができる。
【0033】
バランスランド部42の特別の利点は、リム張出部の下面の周りでその円周方向に延びており、従って、そのバランス効果を、いかなる1つの局部領域にも集中することなしに、拡散させることである。その上に、バランスランド部は、リム24を含む支持シャフト44または46の強度もディスク自体の強度をも損なうことがない。しかも、バランスランド部42は、運転中にディスク22が担持しなければならない最小限の自重及びそれからの遠心力を生じるのみである。
【0034】
第1ブリスク14は、図2に分離して示すが、前方張出部38の下面の周りに連続するバランスランド部42を含む。図3は、その半径方向の厚さAの最大値で形成されたバランスランド部42の1部分を示す。図4は、ディスクリム24の周りで円周方向に半径方向の厚さが変化するバランスランド部42の正面図を示し、また図5は、前方張出部38の下面とほぼ同じ平面に移行するところで機械加工されているバランスランド部42の最小の厚さを示す。
【0035】
図1、図3及び図5に示すように、リム24及び対応するシャフト44、46は、そこでの応力集中を減らすために比較的大きい半径を有する対応するフィレット50のところで、その対向する軸方向側面で共通のウェブ26に結合される。バランスランド部42自体を追加することがなければ、前方張出部38の下面は、その間に切れ目も段差もない状態で対応するフィレットと滑らかに連続するように、より大きい内径を有するはずである。
【0036】
図3から図5までに示すように、前方張出部は、バランスランド部42を形成するために材料を全く追加していない状態の前方張出部の下面を表わす基準内径Bを有する。この基準直径Bは、ディスクにフープ強度を与える円周方向に連続するフープ材料を有する前方張出部の最小の直径を表わす。
【0037】
バランスランド部42は、図4に概略的に示すように、ブリスクの特別のアンバランス力ベクトルFをバランスさせるような特別な形状にされた、前方張出部の下面から半径方向内方に突出する追加の材料を備えることにより得られる。
【0038】
従って、図4に示す偏心したバランスランド部42は、バランスさせられるアンバランス力Fと直径方向に正反対の最大の厚さから、好ましい実施形態においてアンバランス力Fの領域のフィレットとほぼ同じ平面に移行する最小の厚さまで、半径方向の厚さAが変化する。
【0039】
図4に概略的に示す通常のバランス試験機52を、ブリスクを回転させるのに用いて、ディスク中心軸線からの特定の半径での質量の大きさ、例えばグラム・インチで、また適当な基準点からの特定の角度位置Cでの質量の大きさにより表わされるものとして、そのアンバランス力Fを測定することができる。バランスランド部42に偏心性を導入することにより、測定されたアンバランスを、直径方向に移動させてブリスク全体をバランスさせることができる。
【0040】
図3は、6時の位置にある測定されたアンバランス力Fの直径方向で正反対の図4の12時の位置にあるバランスランド部42を示し、そこでバランスランド部の厚さAが、基準直径Bから測定されたものとして最大であり、従って、フィレット50のこの位置で半径方向内方に突出する段差54を生じる。図5は、測定されたアンバランス力Fの角度位置と対応する図4の6時の位置のバランスランド部42を示し、そこでバランスランド部の厚さは最小であり、また好ましくはゼロであり、ランド部をアンバランス位置でほぼ同じ平面に移行させ、かつその円周方向の両側で厚さが滑らかに増大するようにする。
【0041】
このように、バランスランド部42は、その最小の厚さの位置の両側の周りで円周方向に連続し、バランスランド部は全くなしで作られたとした場合の前方張出部38の基準下面と一致してそこで効果的に終わる。
【0042】
バランスランド部は、測定されたアンバランスを最小の追加質量で移動させる能力を最大にするために、ディスク中心軸線に関して最大の実施可能な直径でブリスク内に設けられるのが好ましい。図1に示すバランスランド部は、代わりにより大きい直径の後方張出部40の下に設けることもできるはずであるが、この領域に設置された通常の振動ダンパを考慮すると、これはこの特定の設計では実施できない。従って、バランスランド部42は、より小さい直径の前方張出部38の下に設けられ、ディスク中心軸線にほぼ平行に延びる構成で円筒形であることが好ましい。
【0043】
図3に示すように、バランスランド部42の効果は、リム張出部によりもたらされる限られた空間の範囲内でその面積を最大にすることで、最大にすることができる。この好ましい位置で、バランスランド部は、前方張出部の下でディスクリムの露出した前方端縁すなわち端面から軸方向に連続して延びて、ウェブ26に隣接するフィレット50の前方端に接続する。また、図4に示すように、バランスランド部はまた、その最大の厚さから、それが終わり、下に横たわるリム張出部に移行するその最小の厚さまで円周方向に連続して延びる。
【0044】
図3から図5までは、偏心したバランスランド部42の好ましい形態を用いてブリスクをバランスさせる例示的な方法を示す。ブリスク自体は、一般的な製作公差の範囲内で、完全なブレードの列と、支持ディスクおよび一体シャフトを含むその最終形状に初めに製作される。初期ブリスクはまた、偏心したバランスランド部を作るために、張出部の下に追加の材料を備える。多軸数値制御工作機械のような、任意の通常の工作機械56が用いられ、その特定の偏心した形状を作り出すのに先立ち、バランスランド部を最初に形成する。
【0045】
より具体的には、ブリスクは、最初に機械加工されて、環状で好ましくはディスクリムの張出部と同心である初期バランスランド部42bを作られる。初期バランスランド部42bは、図3から図5までに様々に詳細に示す。初期バランスランド部は、バランスランド部の追加なしに形成されたとした場合のリム張出部の基準内径Bに関して測定された半径方向の厚さAを有する。
【0046】
初期バランスランド部42bは、その初期形態でブリスク全体にアンバランスがあったとしてもそれが殆どないように、ディスク中心軸線と同心に機械加工されるのが好ましい。
【0047】
次に、ブリスクは、バランス試験機52に取り付けられ、特定の角度位置Cにおいてグラム・インチで一般的に表わされる、図4に示す結果として生じるアンバランスベクトルFにより表わされるものとして、そのアンバランスを測定するための速度まで回転される。図4に示す例示的な実施形態において、測定されたアンバランスFは、ブリスクの6時の位置に位置付けられるので、それとは直径方向に正反対の12時の位置において効果的に補正される必要がある。
【0048】
ディスク中心軸線に対して初期環状バランスランド部42bを偏心させて機械加工することによって、偏心したバランスランド部42の残りの質量は、測定されたアンバランス力Fに対して直径方向にオフセットされ、そのアンバランスを移動させてブリスク全体を効果的にバランスさせることができる。
【0049】
図4に示す好ましい実施形態において、初期バランスランド部42bは、初期の内径Dを有し、また偏心したバランスランド部は、ディスク中心軸線から所定の偏心オフセット量Gだけ偏心してオフセットする最終の内径Eを有する。
【0050】
同心の初期バランスランド部42bをより大きい直径に機械加工して、偏心したバランスランド部42を形成することにより、残りの偏心したバランスランド部の質量の中心は、測定されたアンバランス力ベクトルFから正確に直径方向に移動されてブリスクをバランスさせることができる。偏心したバランスランド部は、リム張出部の内径の内側を円周方向に延び、フープ応力集中を持ち込まず、回転運転中にブレードを支持するためのその完全なフープ強度を維持するためにリム張出部の完全な円周上の周方向連続性を維持する。
【0051】
図3から図5までに示す好ましい実施形態において、バランスランド部の内径は、その初期の同心の直径Dからその最終のより大きい直径Eに増大し、偏心オフセット量Gは、内径の増加分の約半分、すなわちEとDの差の半分に等しいことが好ましい。このように、図3に示す段差54は、バランスランド部42の最大の厚さのところで生じ、また段差は、図5に示すバランスランド部の最小の厚さのところで除去され、そこでバランスランド部は終わってリム張出部38の下面と同じ平面に移行する。図4に示すように、バランスランド部42の厚さAは、12時の位置のその最大の厚さから、バランスランド部の円周方向の対向する両側面に沿って、6時の位置のゼロの最小の厚さまで変化、つまり減少する。
【0052】
この形状構成は、その下にバランスランド部が設けられるリム張出部のフープ強度を維持することを含む多くの利点をもたらす。バランスランド部を最小のゼロの厚さに漸減させることにより、回転運転中にディスクにより担持されなければならないその自重を減らすために、残りのバランスランド部の最も軽い形状構成が確保される。
【0053】
その低圧タービンにおける作動に比較して、ガスタービンエンジンファンにおける作動のための特別の形状にされたブリスクにおいては、図5に示す段差のない移行により、リム張出部の下のポケットの内部に溜まる如何なる湿気または他の流体のための排水流路を提供し、遠心力によりそれらの排出が可能になる。
【0054】
偏心したバランスランド部42はまた、リム張出部の下面に沿って覆い隠されるので、リムの外側表面の空気力学的性能に影響を及ぼさず、またディスクリムの構造一体性に影響を及ぼさず、しかもディスクを通り支持シャフトへ至る荷重経路に影響を及ぼさない。さらに、リム張出部の両方の下にバランスランド部を設けることにより、バランス機能を、アンバランス面に比較的近接して位置させ、従ってブリスク内の最小の力のモーメントでアンバランスを補正する。
【0055】
図3及び図5に示すように、前方フィレット50は、リムの第1張出部38と前方シャフトとの結合個所の間のウェブ26において機械加工される。初期バランスランド部42bは、フィレット50のところで半径方向内方に面する段差54を生じるほぼ一定の半径方向の厚さAでディスク中心軸線の周りに同心に初めに機械加工される。次いで、初期バランスランド部42bは、そのより大きい直径Eに、また図4及び図5に示す6時の位置のような、フィレットの1つの円周方向の部分で半径方向の段差54を実質的に除去するように偏心オフセット量Gで機械加工される。
【0056】
好ましい実施形態において、偏心したバランスランド部の効果的なバランス補正は、バランスランド部の最大厚さの範囲で予め分析的に決定することが可能である。例えば、バランスランド部の厚さAの最大値は、約50ミル(1.27mm)までの範囲とすることができ、また協働する偏心オフセット量Gは、この実施例ではその最大厚さの半分、すなわち25ミル(0.64mm)とすることができる。偏心したバランスランド部は、その対称平面により表わされる角度位置でのグラム・インチのようなアンバランス力と同じ単位で表わすことができるオフセット質量を与える。
【0057】
典型的な実施例において、測定されるアンバランスベクトルは、初期バランスランド部のバランス性能の範囲内の大きさを有するであろう。例えば、アンバランス力Fは、図4に示す6時の位置で100グラム・インチの値を持ち得る。また、50ミルのバランスランド部は、アンバランス力よりかなり大きいバランスさせる値を有することができる。
【0058】
従って、図3及び図5に示す好ましい実施形態においては、初期環状バランスランド部42bは、半径方向の厚さHを有する余分な材料を初めに取り除くことによりその適当により大きい値の直径Dに初めに機械加工することができる。このように、環状の初期バランスランド部42bの残りの最大厚さAは、得られるバランス補正が測定されたアンバランス力Fに適合するように、最初に縮小される。次に、アンバランス力Fは、初期バランスランド部の厚さが縮小された後にその精度を確保するために、バランス試験機で再測定することができる。
【0059】
その後、初期バランスランド部は、そのより大きい値の直径Dからバランスランド部の内径の増加分の半分を表わす対応するオフセット量Gを有する、対応するより大きい直径Eに再機械加工される。得られた偏心したバランスランド部42は、次に、測定されたアンバランス力Fに実質的に適合する補正力を与えられて、そのアンバランスを直径方向に移動させてブリスク全体を効果的にバランスさせるであろう。
【0060】
図1から図5までに示す例示的な実施形態において、バランスランド部42は、第1段ブリスク14全体を効果的にバランスさせるために、前方張出部38の下に設けられる。
【0061】
代わりに、バランスランド部は、スペースが許せばブリスクの後方張出部40の下に設けることができる。ブレードダンパ(図示せず)が第1ブリスク14のこの領域に設置されるので、バランスランド部42は、代わりに前方張出部の下に設置される。しかしながら、図1に示す第2段ブリスク16では、後方張出部40は、その下方に42cで示すバランスランド部を設けることが可能である。
【0062】
図6は、後方張出部40が、その外側表面及び内側表面の両方で円錐形である本発明の別の実施形態をより詳細に示す。また、バランスランド部42cは、その軸方向の広がりにわたってバランスランド部の実質的に一定の厚さを維持するために、後方張出部の内側表面の輪郭に一致するように、相応して円錐形である。しかしながら、円錐形のバランスランド部42cは、上述の円筒形のバランスランド部42に他の点では類似していて、補正バランス力を導入して第2段ブリスク16の測定されたアンバランスを移動させるために、ディスク中心軸線に対して同様に偏心して配置される。
【0063】
円錐形のバランスランド部42cは、そのより小さい直径の前方張出部に比較して第2ブリスク16内のより大きい直径の後方張出部40に設けられるので、ランド部のバランス効果はより大きくなり、その寸法は相応して縮小することが可能で、ブリスクに設けられた場合には、バランスランド部形状自体の自重をさらに最小にすることができる。
【0064】
図1はまた、第3段ブリスク18の後方張出部40の下に、42dで示す別の円筒形形状の偏心したバランスランド部を示す。第3ブリスク18のより大きいフィレット構造の点から、円筒形のバランスランド部42dは、ディスクの全円周の周りのフィレットのところで如何なる段差もなしに、ディスク中心軸線から偏心させて形成されることができる。
【0065】
ディスクの前方張出部または後方張出部のいずれか一方の下面に沿ってその様々な形状でバランスランド部を設けることの別の利点は、長い耐用年数の後にブリスクをより容易に修理でき、修理されたブリスクブリスクの強度を悪化させることなく、再バランスさせるためにバランスランド部を再生することができることである。
【0066】
図7は、本発明の別の実施形態に従って修理工程を受けている図5に示す第1段ブリスクの同じ部分を示す。ブレード32のうちの1つ又はそれ以上が、実用時に、例えば異物損傷(FOD)により損傷される可能性がある。ブレード32の少なくとも1つを、ブレードの1部分または全部を取り外し、そのような部分またはブレード全体を溶接または他の適当な技法により、然るべき位置に適当に冶金学的に接合された代替品と取り換えることによるなどのなんらかの適当な方法で修理することが可能である。そのように修理されたブリスクは、それから再び使用に供する前に適当に再バランスされなければならない。
【0067】
偏心したバランスランド部の新しい形状が再び得られるように、対応する張出部38でディスクリムと同心にバランスランド部42を再生することにより、このことは成し遂げることができる。
【0068】
再生された同心の初期バランスランド部42bを有する修理されたブリスクは、次に、偏心の補正を行なうために、アンバランスを測定してそのあと再生されたバランスランド部42を機械加工することにより、上述の同じ方法でバランスされることができる。
【0069】
図7に示す好ましい実施形態において、バランスランド部は、その内径を小さくするためにリム張出部の下面に沿って追加の金属材料58をプラズマ溶射堆積により適当な厚さの初期の大きさに再生することができる。任意の方式の通常のプラズマ溶射堆積を用いて、ディスクの材料特性あるいは強度に悪影響を及ぼすことはなく、バランスランド部を再生することができる。また、必要に応じ、ブリスクの適当な熱処理を用いて材料特性を改善することができる。
【0070】
次に、再生されたバランスランド部は、修理されたブリスクを再バランスさせるのに先立って、リムと同心に機械加工して、適当な環状の初期バランスランド部形状42bにすることができる。
【0071】
また、再生された初期バランスランド部42bを有するそのように修理されたブリスクは、次に、アンバランス力を測定し、初期バランスランド部を必要とされる偏心した形状に機械加工して、測定されたアンバランスを移動させることにより、上述の同じ方法で再バランスさせることができる。
【0072】
様々な形状の上述の偏心したバランスランド部は、ガスタービンエンジン内の任意の適当な位置で使用するための別の従来のブリスクに容易に導入される。偏心したバランスランド部は、バランス補正を行なうために必要とされる質量の量を最少にしながら、その有効性を最大にするためにどちらか一方のリム張出部の下面に沿って、比較的に大きい直径のところに設置される。
【0073】
バランスランド部は、最大値から最小値まで変化する厚さでリムの周りに円周方向に延びて、リムの下面に滑らかに移行し、ブリスク内にフープ応力集中を全く生じない。しかも、バランスランド部は、ブレードと支持シャフトの間の荷重経路から構造的に切り離されているので、その強度を低下させない。バランスランド部自体を設けることにより生じる追加の荷重は、回転運転の間にその中に応力の著しい増加なしに、ディスクによって容易に担持される。
【0074】
本明細書では、本発明の好ましくまた例示的な実施形態であると考えられるものを説明してきたが、本発明の他の変形形態が、本明細書の教示から当業者には明らかになるはずであり、従って、本発明の技術思想及び技術的範囲内の全てのかかる変形形態は別添の特許請求の範囲で保護されることを望む。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の対応する実施形態に従った偏心したバランスランド部を有する3段ファンブリスクロータの部分断面軸方向正面図。
【図2】 その中に偏心したバランスランド部の1つの形状を含む図1に示す第1段ブリスクの斜視図。
【図3】 図1に3と標記された破線の円内に示され、また偏心したバランスランド部の1つの実施形態の構成を示す図4の切断線3−3に沿うブリスクリムの前方張出部の拡大軸方向断面図。
【図4】 図1に示され、かつブリスクをバランスさせる例示的な方法を概略的にフローチャート形式で示す線4−4に沿った第1段ブリスクの1部分の前方から後方に向く正面図。
【図5】 例示的な6時の位置で測定されたブリスクアンバランスベクトルの角度位置に対応する、線5−5に沿った図4に示す偏心したバランスランド部の拡大軸方向断面図。
【図6】 本発明の別の実施形態に従った、図1に6と標記された破線の円内に示す第2段ブリスクのためのリム後方張出部の拡大軸方向断面図。
【図7】 本発明の別の形状に従ったブリスクを修理する例示的な方法の、図5と同様の拡大断面図。
【符号の説明】
26 ウェブ
32 ブレード
34 ブレード32の前縁
38 リム第1張出部
42 円弧状のバランスランド部
42b 環状の初期バランスランド部
50 フィレット
52 バランス試験器(アンバランスの測定)
54 半径方向の段差
56 工作機械(機械加工)
A バランスランド部の厚さ
B 基準直径
D 初期同心の直径
E 最終のより大きい直径
H 半径方向の厚さ
Claims (10)
- ブリスク14であって、
軸方向中心軸線12の周りに同心に配置された、リム24、ウェブ26及びハブ28を含む環状のディスク22と、
前記リムから半径方向外方に延びるブレード32の列と、
を含み、前記リムは、前記ウェブの軸方向に対向する側面に第1及び第2張出部38、40を含み、該張出部のうちの1つのは、前記ブリスクをバランスさせるために、該張出部から半径方向内方に突出しかつ前記ディスクの中心軸線に対して偏心して配置された円弧状のバランスランド部42を含む、
ことを特徴とするブリスク14。 - 前記リム24から半径方向内方に位置しかつ前記バランスランド部42から間隔を置いて配置され、前記ディスク22に一体に結合された環状のシャフト44をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のブリスク。
- 前記バランスランド部42は、前記リム24の周りで円周方向に半径方向の厚さが変化することを特徴とする、請求項2に記載のブリスク。
- 前記ブリスクは、
全てが軸方向中心軸線12の周りに同心に配置された、円錐形のリム24、該ハブの第1の側面から延びる第1シャフト44、及び該ハブの反対側の側面から延びる第2シャフト46を含む環状のディスク22と、
その各々が前縁34及び後縁36を含むブレードと
を含み、
前記リム24は、前記第1張出部38が前記第1シャフトを囲み、前記第2張出部40が前記第2シャフトを囲むことを特徴とする、請求項1に記載のブリスク。 - 前記バランスランド部42は、前記リム24の周りで円周方向に半径方向の厚さが変化することを特徴とする、請求項4に記載のブリスク。
- 前記リム24及び前記シャフト44、46は、対応するフィレット50のところで前記ウェブ26に結合し、また前記バランスランド部42は、前記フィレットにより半径方向の段差54を形成していることを特徴とする、請求項5に記載のブリスク。
- 請求項1に記載のブリスクをバランスさせる方法であって、
前記ブリスク14を、前記リム24の下の環状のバランスランド部42bに初期に適合させる段階と、
前記ブリスクのアンバランスを測定する段階と、
前記測定されたアンバランスに基づき前記初期のバランスランド部が偏心するよう適合させて前記ブリスクをバランスさせる段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記リム24と同心に前記初期のバランスランド部42bを最初に適合させる段階と、
内径の増加分の約半分に等しい偏心オフセット量をもつように、前記初期のバランスランド部42bをより大きい内径に次に適合させる段階と、
をさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。 - 請求項1に記載の前記ブリスクを修理する方法であって、
前記ブレード32の少なくとも1つを修理する段階と、
前記リム24と同心の前記バランスランド部42bを再生する段階と、
前記修理されたブリスクのアンバランスを測定する段階と、
前記測定されたアンバランスに基づき前記再生されたバランスランド部が偏心するよう適合させて前記修理されたブリスクをバランスさせる段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - その内径を小さくするために、その上に追加の材料58のプラズマ溶射堆積をすることにより前記バランスランド部42bを再生する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
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