JP4834214B2 - パワー制御アルゴリズムを使用する移動無線通信システムの性能を向上させる方法 - Google Patents

パワー制御アルゴリズムを使用する移動無線通信システムの性能を向上させる方法 Download PDF

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    • H04W52/44TPC being performed in particular situations in connection with interruption of transmission

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、移動無線通信システムに関する。
【0002】
より詳細には、本発明は、(サービス品質、容量などからみた)性能を向上させるために、そのようなシステムで使用されるパワー制御技術に関する。
【0003】
本発明は、CDMA(「符号分割多重アクセス」)タイプの移動無線通信システムに特に適用可能である。特に、本発明は、UMTS(「汎用移動通信システム」)に適用可能である。
【0004】
【従来の技術】
知られているように、CDMAシステムは、2つのタイプのパワー制御技術、いわゆる開ループパワー制御技術と、いわゆる閉ループパワー制御技術(以下、CLPCとも呼ぶ)を使用する。これらのパワー制御技術は、例えば上りリンク伝送方向、すなわちMS(「移動局」)からBTS(「基地送受機局」)への伝送方向用に考えられる。開ループパワー制御では、MS送信パワーは、BTSからこのMSによって受信されるパワーに基づいて制御される。CLPCでは、MS送信パワーは、BTSで推定された、このMSとこのBTSとの間のリンクの伝送品質に基づいて制御される。
【0005】
MSとBTSとの間のリンクの伝送品質は、SIR(信号対干渉比)とも呼ばれる、受信される信号パワーと干渉パワーの比によって決まる。MSのSIRが低いとき、同様にすなわち他のMSのパワーがそのMSのパワーよりもずっと高いとき、その性能は劇的に低下する。CLPCアルゴリズムは、各ユーザのSIRをターゲットSIRにできるだけ近くなるように維持することを可能にする。
【0006】
CLPCアルゴリズムの原理は、BTSが定期的に、各MSから受信した信号のSIRを推定し、推定したこのSIRをターゲットSIR(SIRtarget)と比較することである。推定したSIRがターゲットSIRよりも低い場合、BTSは、MSがその伝送パワーを増加させるように、MSにパワー制御コマンドを送信する。そうでない場合、BTSは、MSがその伝送パワーを低下させるように、MSにパワー制御コマンドを送信する。ターゲットSIRは、必要とされるサービス品質に応じてBTSによって選択される。
【0007】
CLPCは、目まぐるしく変化する環境では、特に効率的となり、SIRの変動をできるだけ密接に追うために、敏速である必要がある。一例として、例えばUMTSなどの第3世代システムでは、パワー制御コマンドは、通常、フレーム中のスロットごとにMSに送信される(スロットは、このようなシステムで伝送されるデータユニットまたはフレーム中の基本的なタイムユニットであり、フレーム期間は、通常10ミリ秒に等しく、スロット期間は、フレーム期間の1/15に等しい)。
【0008】
現在、移動無線通信システムでは、パワー制御コマンドの伝送が一瞬の間中断されるという諸状況がある。これを以下「伝送中断」とも呼ぶことにする。これはまた、例えばUMTSシステムにおいて「伝送ギャップ」とも呼ばれる。
【0009】
一例として、CDMAシステムでは、BTSからMSへの下りリンク伝送が、この下りリンク伝送に使用される以外の周波数をこのMSが測定できるように(特にハンドオーバ、とりわけ周波数間ハンドオーバに備える目的で)、一瞬の間中断されることがある。伝送中断を含むこのような伝送モードはまた、例えばUMTSシステムで「スロット化モード(slotted mode)」または「圧縮モード(compressed mode)」とも呼ばれる。伝送中断は、いくつかのスロットにわたる可能性がある(下りリンク圧縮モードで、通常15スロットすなわち1フレームまで)。これらの伝送中断の間、CLPCは中断される。したがって、BTSは、それ以上のパワー制御コマンドをMSに送信せず、このMSからの上りリンク信号は、もはやパワー制御されない。上りリンク伝送が同時に中断されることもあるが、いずれの場合でも、結果として、CLPCの効率は大きく低下し、システムの性能は著しく下落する。
【0010】
出願人によって1999年4月12日に出願された欧州特許出願第99400894.4号には、こうした伝送中断によるこのような性能の下落を回避するための解決法が提案されている。
【0011】
本質的に、この先行特許出願によれば、伝送中断の後に伝送が再開されるとき、前記パワー制御アルゴリズムが、所与の期間にわたり、変更された少なくとも1つのパラメータによって実施され、前記変更された少なくとも1つのパラメータおよび前記所与の期間は、パワー制御における前記伝送中断が及ぼす影響を補償するように決定される。
【0012】
この先行特許出願中に開示される第1の実施形態によれば、前記所与の期間は、所定の値を有する。
【0013】
この先行特許出願中に開示される第2の実施形態によれば、前記所与の期間は、例えば、前記変更された少なくとも1つのパラメータによる連続するパワー制御が及ぼす影響に基づいて所与の条件が満たされるとき、例えば、前記変更された少なくとも1つのパラメータによって得られた2つの連続するパワー制御コマンドが反対になるときに、経過されるように決定される。
【0014】
したがって、この第2の態様は、この所与の期間すなわち「回復期間」が固定ではなく、例えば移動速度や環境などに応じて、それぞれの状況に適応させることができるという利点を有する。しかし、適応アルゴリズムは、通常、エラー(この情況では、SIR推定エラー、パワー制御コマンドエラーなどが含まれる)に非常に敏感である。したがって、このようなエラーのために、適応補償長さによって回復期間が短くなりすぎる恐れがある。
【0015】
一方で、固定された回復期間は、エラーに強いという利点を呈するが、それぞれの状況に適応させることができないために最適ではない。
【0016】
本発明は、両タイプのアルゴリズムの利益を採用することを可能にする。すなわち、エラーに対して、より感度の低い適応アルゴリズム、またはより柔軟性のある固定アルゴリズムの利点を提供する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の一目的は、パワー制御アルゴリズムを使用し、伝送中断が起こりやすい移動無線通信システムの性能を向上させる方法であって、前記伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するために、回復期間が、伝送中断の後に与えられ、前記回復期間が、異なるタイプの補償が連続して実行される異なる部分を含んでおり、前記異なるタイプが、最小の補償が最初に得られ、かつ補償がその後必要以上に高くならないことを保証するように決定される方法である。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の他の目的によれば、前記回復期間は、固定長の補償が実行される長さTMINを有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さTMAX−TMINを有する第2の部分が続く。TMINは、前記回復期間内の最小補償長さであり、TMAXは、前記回復期間内の最大補償長さである。
【0019】
本発明の他の目的によれば、前記第1および第2の部分は、それぞれ伝送中断期間の長さの半分に等しい。
【0020】
本発明の他の目的によれば、前記回復期間は、N個のセグメントを含み、各セグメント「n」は、固定長の補償が実行される長さTmin を有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さTmax −Tmin を有する第2の部分が続く。Tmin は、セグメント「n」内の最小補償長さであり、Tmax は、セグメント「n」内の最大補償長さである。
【0021】
本発明の他の目的によれば、前記回復期間の部分および/または前記補償のタイプを定義するパラメータは、回復期間ごとに異なることがある。
【0022】
本発明の他の目的によれば、前記セグメントの部分および/または前記補償のタイプを定義するパラメータは、セグメントごとに異なることがある。
【0023】
本発明の他の目的によれば、前記補償は、前記回復期間中に前記パワー制御アルゴリズムの少なくとも1つのパラメータを変更することによって得られ、前記変更された少なくとも1つのパラメータは、この回復期間の始めから終わりにいくにつれて補償が低くなるという意味で、前記回復期間内のセグメントごとに異なる値を有する。
【0024】
本発明の他の目的によれば、セグメントごとに異なる値を有する前記変更された少なくとも1つのパラメータは、前記回復期間内の次のセグメントにいくにつれて減少する値を有する増加パワー制御ステップサイズである。
【0025】
本発明の他の目的によれば、前記最大長さTmax に等しい前記最小長さTmin が与えられる。
【0026】
本発明の他の目的によれば、前記パワー制御は、前記移動無線通信システムの上りリンク伝送方向で行われる。
【0027】
本発明の他の目的によれば、前記パワー制御は、前記移動無線通信システムの下りリンク伝送方向で行われる。
【0028】
本発明の他の目的によれば、前記移動無線通信システムは、CDMAタイプである。
【0029】
本発明の他の目的は、パワー制御アルゴリズムに関係する2つのエンティティを含む移動無線通信システムであって、このような方法を実施するために、前記エンティティの一方には、前記回復期間の部分および/または前記部分で実施すべき前記補償のタイプを定義するパラメータを他方のエンティティに通知する手段が与えられる。
【0030】
本発明の他の目的によれば、前記2つのエンティティの1つは、移動無線通信ネットワークエンティティである。
【0031】
本発明の他の目的によれば、前記2つのエンティティの1つは、移動局である。
【0032】
本発明の他の目的は、このような方法を実施する移動無線通信ネットワークエンティティ(特にBTSなど)である。
【0033】
本発明の他の目的は、このような方法を実施する移動局(MS)である。
【0034】
本発明の他の目的によれば、移動無線通信ネットワークエンティティは、前記上りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
前記方法に従って、上りリンクパワー制御アルゴリズムを実施し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償する手段と、
対応するパワー制御コマンドを移動局に送信する手段とを含む。
【0035】
本発明の他の目的によれば、移動局は、前記上りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
移動無線通信ネットワークエンティティから前記パワー制御コマンドを受信する手段を含む。
【0036】
本発明の他の目的によれば、移動無線通信ネットワークエンティティは、前記上りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
上りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する手段と、
対応するパワー制御コマンドを移動局に送信する手段とを含む。
【0037】
本発明の他の目的によれば、移動局は、前記上りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
前記方法に従って、移動無線通信ネットワークエンティティから前記パワー制御コマンドを受信し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するように前記パワー制御コマンドを変更する手段を含む。
【0038】
本発明の他の目的によれば、移動局は、前記下りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
前記方法に従って、下りリンクパワー制御アルゴリズムを実行し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償する手段と、
対応するパワー制御コマンドを移動無線通信ネットワークエンティティに送信する手段とを含む。
【0039】
本発明の他の目的によれば、移動無線通信ネットワークエンティティは、前記下りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
前記移動局から前記パワー制御コマンドを受信する手段を含む。
【0040】
本発明の他の目的によれば、移動局は、前記下りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
下りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する手段と、
対応するパワー制御コマンドを移動無線通信ネットワークエンティティに送信する手段とを含む。
【0041】
本発明の他の目的によれば、移動無線通信ネットワークエンティティは、前記下りリンク伝送方向で、前記方法を実施するために、
前記方法に従って、移動局から前記パワー制御コマンドを受信し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するように前記パワー制御コマンドを変更する手段を含む。
【0042】
本発明の、これらおよび他の目的は、添付の図面と共に以下の記述を読めば、より明らかになろう。
【0043】
【発明の実施の形態】
一例として、上りリンクパワー制御について図1、2、3で述べるが、本発明が下りリンクパワー制御にも、あるいは上りリンクと下りリンクの両方のパワー制御にも適用されることを理解されたい。
【0044】
図1に示すように、現在のCLPCアルゴリズムは、時間tごとに次のステップを含む。
【0045】
ステップ10で、BTSは、時間Tの間に受信したSIRの平均を推定する。
【0046】
ステップ11で、BTSは、このSIRを、ターゲットSIR、SIRtargetと比較する。
【0047】
SIR>SIRtargetの場合、ステップ12で、BTSは、MSがそのパワーをδdBだけ低下させるように「down」パワー制御コマンドをMSに送信する。ここで、δは、アルゴリズムのパワー制御ステップサイズである。
【0048】
SIR<SIRtargetの場合、ステップ13で、BTSは、MSがそのパワーをδdBだけ増加させるように「up」パワー制御コマンドをMSに送信する。
【0049】
これは、ループ14で示すように、反復時間Tで定期的に反復される。
【0050】
前述の先行する特許出願による方法を含むように、このCLPCアルゴリズムを変更した一例を、図2に示す。
【0051】
図1と2に共通となり得るステップは、同じ参照符で示す。
【0052】
図2の例では、
ステップ10で、BTSは、時間Tの間に受信したSIRの平均を推定する。
【0053】
ステップ11で、BTSは、このSIRを、ターゲットSIR、SIRtargetと比較する。
【0054】
SIR>SIRtargetの場合、ステップ12で、BTSは、MSがそのパワーをδdBだけ低下させるように「down」パワー制御コマンドをMSに送信する。
【0055】
SIR<SIRtargetの場合、ステップ13で、BTSは、MSがそのパワーをδdBだけ増加させるように「up」パワー制御コマンドをMSに送信する。
【0056】
さらに、ステップ15で、伝送中断期間Tintの後に伝送が再開されるかどうかがチェックされ、伝送が再開される場合、ステップ16で、この中断期間Tintに続く所与の期間T’がまだ継続しているかどうかがチェックされる。
【0057】
伝送中断の後に伝送が再開されない場合、またはそれが再開されて期間T’が経過した場合、ステップ17で、MSに対するパワー制御ステップサイズは、δ=δに設定される。ここで、δは、無変更のパワー制御ステップサイズに対応する。
【0058】
伝送中断の後に伝送が再開されて、期間T’がまだ継続している場合、ステップ18で、MSに対するパワー制御ステップは、δ=δに設定される。ここで、δは、変更されたパワー制御ステップサイズ、特に増加したパワー制御ステップサイズに対応する。
【0059】
ステップ19で、結果として生じるMS用パワー制御コマンドを得るために、こうして決定されたパワー制御ステップサイズδまたはδが、ステップ12または13で得られた「up」または「down」パワー制御コマンドに結び付けられる。
【0060】
これは、ループ14’で示すように、時間Tで定期的に反復される。
【0061】
この先行する特許出願によれば、パラメータT’およびδは、様々な可能性に従って決定される。
【0062】
最も単純な形では、パラメータT’およびδは、所定の値を有することができる。例えば、値T’=Tintおよびδ=2δが、実用に関心をひくことが分かっている。
【0063】
より手の込んだ形では例えば、ある条件が満たされたとき、例えばパワー制御ステップδによって得られた2つの連続するパワー制御コマンドが反対となる(すなわち、一方が「up」パワー制御コマンドであり、他方が「down」パワー制御コマンドである)ときに、期間T’が経過するように決定することができる。
【0064】
パラメータT’およびδは、また、例えば、前記伝送中断の前の伝送時間に対するパワー制御の結果に関する統計に基づいて決定することもできる。例えば、中断前の受信信号パワーの分散が最も大きいとき、δおよびT’を最も大きくし、またその逆の場合、δおよびT’を最も小さくする。
【0065】
本発明による方法を含むように、このCLPCアルゴリズムを変更した一例を、図3に開示する。しかし、この例が制限的なものではなく、本発明が他のアルゴリズムの例にも適用できることに留意されたい。
【0066】
図1、2、3に共通となり得るステップまたはパラメータは、同じ参照符または表記で示す。
【0067】
図3中に示すアルゴリズムの例は、次のように記述することができる。
【0068】
ステップ10で、BTSは、時間Tの間に受信したSIRの平均を推定する。
【0069】
ステップ11で、BTSは、このSIRを、ターゲットSIR、SIRtargetと比較する。
【0070】
SIR>SIRtargetの場合、ステップ12で、BTSは、MSがそのパワーをδdBだけ低下させるように「down」パワー制御コマンドをMSに送信する。
【0071】
SIR<SIRtargetの場合、ステップ13で、BTSは、MSがそのパワーをδdBだけ増加させるように「up」パワー制御コマンドをMSに送信する。
【0072】
さらに、
ステップ20でチェックしたときに、伝送ギャップに続く時間TMINがまだ継続している場合、このMSのパワー制御ステップは、ステップ21で示すようにδ=δに設定される。
【0073】
ステップ22でチェックしたときに、伝送ギャップに続く時間TMINが経過しているが、この伝送ギャップに続く時間TMAXがまだ継続している場合、かつ、ステップ23でチェックしたときに条件Cが満たされる場合、このMSのパワー制御ステップは、これもまたステップ21で示すようにδ=δに設定される。
【0074】
そうでない場合、MSのパワー制御ステップは、ステップ24で示すようにδ=δに設定される。
【0075】
ステップ25で、結果として生じるMS用パワー制御コマンドを得るために、このようにして決定されたパワー制御ステップサイズδまたはδが、ステップ12または13で得られた「up」または「down」パワー制御コマンドに結び付けられる。
【0076】
これは、ループ14”で示すように、時間Tで反復される。
【0077】
この例では、図2のように、δは、無変更のパワー制御ステップサイズに対応し、δは、変更されたパワー制御ステップサイズ、特に増加したパワー制御ステップサイズに対応する。
【0078】
MIN、TMAX(TMAX≧TMINとする)ならびにδ、δは、このアルゴリズムのパラメータである。TMINは、回復期間内の最小補償長さであり、TMAXは、回復期間内の最大補償長さである。TMIN=TMAXの場合、回復期間は固定である。TMIN=0の場合、回復期間は完全に適応性がある。一般にこれらのパラメータは、回復期間ごとに異なる可能性がある。すなわち、圧縮モードのパラメータ(伝送ギャップ長さなど)ならびにいずれか他の基準(環境など)に依存する可能性がある。これらは、また、伝送ギャップの前の信号に関する統計に基づく可能性もある。
【0079】
【数1】
Figure 0004834214
である特定の場合では、TMAX=TGLおよびδ=2δ(TGLは、伝送ギャップ長)が特に関心をひく。
【0080】
条件Cもまた、アルゴリズムの一部である。この条件は、ブール(真または偽)であり、回復期間を、環境、速度、またはいずれか他の要因に応じて適応させることを可能にする。例えば、条件Cは、現在と以前のパワー制御コマンドが反対となることとすることができる。また、現在と以前のパワー制御コマンドが反対になり、これらのコマンドが信頼できること(すなわち、これらのコマンドが真であると見なされること。この信頼性は、どんな古典的な方法で推定されてもよい)とすることもできる。
【0081】
したがって、図3に示す例によれば、回復期間は、固定長の補償が実行される長さTMINを有する第1の部分を有し、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さTMAX−TMINを有する第2の部分が続く。これを図4にも示す。
【0082】
この例を拡張したものは、回復期間をN個のセグメントに分割するものとなり、各セグメント「n」(1≦n≦Nとする)は、固定長の補償が実行される長さTmin を有する第1の部分を含み、さらに、適応長さの補償が実行される最大長さTmax −Tmin を有する第2の部分を含む。Tmin は、このセグメント内の最小(固定)補償長さであり、Tmax は、このセグメント内の最大補償長さである。これを、N=2の場合の例として、図5にも示す。
【0083】
この場合、例えば、図3に示すようなアルゴリズムを各セグメントに適用することができ、セグメント「n」は、セグメント「n−1」内の補償長さが、最大補償長さTmax n−1に等しい場合に使用される。
【0084】
さらに、異なるパワー制御ステップサイズを各セグメントで使用することにより(図3の例においてδとして示され、セグメント「n」に対してδ として示されるものなど)、これは、回復期間内のパワー制御ステップサイズを、その回復期間の始めに増加させた後で、ゆっくりと低下させることも可能にすることになる。
【0085】
例えば、N=2、δ =2δ、δ =1.5δと考えることができる。パワー制御ステップサイズδが、前記回復期間の前と後に使用され、パワー制御ステップサイズδ が、回復期間の第1のセグメントで使用され、パワー制御ステップサイズδ が、回復期間の第2のセグメントで使用されることになる。
【0086】
一般に、パラメータTmin 、Tmax 、δ は、セグメント「n」ごとに異なる値をとることができる。パワー制御アルゴリズムもまた、セグメント「n」ごとに異なることができる。
【0087】
さらに、T maxと等しいT minを提供することもできる。これもまた、例えばN=2として図6に示す。例えば、N=2の場合、T min=T max=TGL/2、およびT min=T max=TGL/2と考えることができる。この場合、条件Cのような条件は与えられない。すなわち、適応長さの補償は与えられず、例えば減少するパワー制御ステップサイズが使用される。
【0088】
さらに、このような方法を実施するために、前記回復期間の部分および/または前記部分で行うべき前記補償のタイプを定義するパラメータは、パワー制御アルゴリズムに関係する2つのエンティティの一方(移動局または移動無線通信ネットワークエンティティ)から他方に通知する必要がある場合がある。
【0089】
この記述から分かるように、本発明は、様々な形で実施することができる。すべての例または変形を余すところなくここに列挙するのは不可能であることを理解されたい。前述のことから、総体的な考えは、前記回復期間は、異なるタイプの補償が連続して実行される異なる部分を含んでおり、前記タイプは、最小の補償が最初に得られること、および補償がその後必要以上に高くならないことが保証されるように決定されることである。さらに、当業者なら理解できるように、最小の補償または高すぎる補償は、当然、それぞれ特定の情況、条件、または要件に依存する。
【0090】
本発明はまた、その目的として、このような方法を実施する移動無線通信ネットワーク用のエンティティ(特にBTSなど)ならびに移動局(MS)も有する。
【0091】
本発明は、上りリンク伝送方向(MSからBTSへ)ならびに下りリンク伝送方向(BTSからMSへ)でのパワー制御用に使用することができる。
【0092】
上りリンク方向では、
例えば、図3においてBTS中でステップ20〜25が行われる場合に対応する、図7に示す第1の実施形態によれば、
40に示すような移動無線通信ネットワークエンティティは、他の従来の手段(ここでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
前記方法により、移動局から受信したS1で示す信号から、上りリンクパワー制御アルゴリズムを実施し、前記伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償する手段41と、
C1で示す対応するパワー制御コマンドを移動局に送信する手段42とを本質的に含み、
43に示すような移動局は、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
このような方法によって与えられる、移動無線通信ネットワークエンティティからパワー制御コマンドC1を受信する手段44を本質的に含む。
【0093】
例えば、図3においてMS中でステップ20〜25が行われる場合に対応する、図8に示す第2の実施形態によれば、
40’に示すような移動無線通信ネットワークエンティティは、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
移動局から受信したS1で示す信号から、上りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する手段41’と、
C’1で示す対応するパワー制御コマンドを移動局に送信する手段42’とを本質的に含み、
43’で示すような移動局は、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
このような方法により、移動無線通信ネットワークエンティティからパワー制御コマンドC1’を受信し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するように前記パワー制御コマンドを変更する手段44’を本質的に含む。
【0094】
下りリンク方向では、
図9に示す第1の実施形態によれば、
45に示すような移動局は、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
前記方法により、移動ネットワークエンティティから受信したS2で示す信号から、下りリンクパワー制御アルゴリズムを実施し、前記伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償する手段46と、
C2で示す対応するパワー制御コマンドを移動ネットワークエンティティに送信する手段47とを本質的に含み、
48に示すような移動無線通信ネットワークエンティティは、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
このような方法によって与えられる、移動局からパワー制御コマンドC2を受信する手段49を本質的に含む。
【0095】
図10に示す第2の実施形態によれば、
45’に示すような移動局は、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
移動ネットワークエンティティから受信したS2で示す信号から、下りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する手段46’と、
C’2で示す対応するパワー制御コマンドを移動ネットワークエンティティに送信する手段47’とを本質的に含み、
48’で示すような移動無線通信ネットワークエンティティは、他の従来の手段(そこでは触れないが従来のものとされるもの)に加え、
このような方法により、移動局からパワー制御コマンドC2’を受信し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するように前記パワー制御コマンドを変更する手段49’を本質的に含む。
【0096】
当業者には、41、41’、44’、46、46’、49’などの手段を、これらの機能によって上に述べた以上に完全に開示する必要はない。さらに、42、44、47、49、または42’、44’、47’、49’などの手段は、このようなタイプのシステムで、知られているどんなタイプの信号手順またはプロトコルに従って動作することもでき、したがって、これらもまた、これらの機能によって上に述べた以上に完全に開示する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 現在のCLPCアルゴリズムを示すことを目的とした図である。
【図2】 先行特許出願による方法を含むように変更したCLPCアルゴリズムを示すことを目的とした図である。
【図3】 本発明による方法を含むように変更したCLPCアルゴリズムを示すことを目的とした図である。
【図4】 回復期間中に与えられる異なる部分の第1の例を示すことを目的とした図である。
【図5】 回復期間中に与えられる異なる部分の第2の例を示すことを目的とした図である。
【図6】 回復期間中に与えられる異なる部分の第3の例を示すことを目的とした図である。
【図7】 第1の実施形態により、移動無線通信システムの上りリンク伝送方向で、本発明による方法を実施するために移動ネットワークエンティティおよび移動局で必要とされる場合のあるタイプの手段を示すことを目的とした図である。
【図8】 第2の実施形態により、移動無線通信システムの上りリンク伝送方向で、本発明による方法を実施するために移動ネットワークエンティティおよび移動局で必要とされる場合のあるタイプの手段を示すことを目的とした図である。
【図9】 第1の実施形態により、移動無線通信システムの下りリンク伝送方向で、本発明による方法を実施するために移動ネットワークエンティティおよび移動局で必要とされる場合のあるタイプの手段を示すことを目的とした図である。
【図10】 第2の実施形態により、移動無線通信システムの下りリンク伝送方向で、本発明による方法を実施するために移動ネットワークエンティティおよび移動局で必要とされる場合のあるタイプの手段を示すことを目的とした図である。
【符号の説明】
40,40’,48,48’ 移動無線通信ネットワークエンティティ
43,43’,45,45’ 移動局
C1,C1’,C2,C2’ パワー制御コマンド
S1,S2 信号
41,46 パワー制御アルゴリズムを実施し、伝送中断がパワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償する手段
41’,46’ パワー制御アルゴリズムを実施する手段
42,42’,47,47’ パワー制御コマンドを送信する手段
44,49 パワー制御コマンドを受信する手段
44’,49’ パワー制御コマンドを受信し、伝送中断がパワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するようにパワー制御コマンドを変更する手段

Claims (15)

  1. パワー制御アルゴリズムを使用し、伝送中断が起こりやすい移動無線通信システムの性能を向上させる方法であって、伝送中断の後に伝送が再開されるときに、前記パワー制御アルゴリズムが、回復期間にわたり、変更されたパワー制御ステップサイズによって実施され、前記変更されたパワー制御ステップサイズと前記回復期間はパワー制御における前記伝送中断が及ぼす影響を補償するように決定され、前記回復期間が、固定長の補償が実行される長さTMINを有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さTMAX−TMINを有する第2の部分が続き、
    前記伝送中断に続く時間T MIN がまだ継続している場合には、パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    前記伝送中断に続く時間T MIN が経過しているが、前記伝送中断に続く時間T MAX がまだ継続している場合に、かつ、所定の条件が満たされる場合に、前記パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定される、方法。
  2. 前記第1および第2の部分が、それぞれ伝送中断期間の長さの半分に等しい長さを有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記回復期間が、N個のセグメントを含み、各セグメント「n」が、固定長の補償が実行される長さTmin の第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実施される最大長さTmax −Tmin を有する第2の部分が続き、前記Tmin が、前記セグメント「n」内の最小補償長さであり、前記Tmax が、前記セグメント「n」内の最大補償長さである請求項1に記載の方法。
  4. 前記回復期間の部分および/または前記補償のタイプを定義するパラメータが、回復期間ごとに異なることがある請求項1に記載の方法。
  5. 前記セグメントの部分および/または前記補償のタイプを定義するパラメータが、セグメントごとに異なることがある請求項3に記載の方法。
  6. 前記補償が、前記回復期間中に、前記パワー制御アルゴリズムの少なくとも1つのパラメータを変更することによって得られ、前記変更された少なくとも1つのパラメータが、当該回復期間の始めから終わりにいくにつれて補償が低くなるという意味で、前記回復期間内のセグメントごとに異なる値を有する請求項3に記載の方法。
  7. セグメントごとに異なる値を有する前記変更された少なくとも1つのパラメータが、前記回復期間内の次のセグメントにいくにつれて減少する値を有する増加パワー制御ステップサイズである請求項6に記載の方法。
  8. 前記最大長さTmax に等しい前記最小長さTmin が与えられる請求項3に記載の方法。
  9. 前記パワー制御が、前記移動無線通信システムの上りリンク伝送方向で行われる請求項1に記載の方法。
  10. 前記パワー制御が、前記移動無線通信システムの下りリンク伝送方向で行われる請求項1に記載の方法。
  11. 前記移動無線通信システムが、CDMAタイプである請求項1に記載の方法。
  12. パワー制御アルゴリズムを使用し、伝送中断が起こりやすい移動無線通信システムの移動無線通信ネットワークエンティティであって、
    伝送中断が上りリンクパワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償することを含む、前記上りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する手段を有し伝送中断の後に伝送が再開されるときに、前記パワー制御アルゴリズムが、回復期間にわたり、変更されたパワー制御ステップサイズによって実施され、前記変更されたパワー制御ステップサイズと前記回復期間はパワー制御における前記伝送中断が及ぼす影響を補償するように決定され、前記回復期間が、固定長の補償が実行される長さT MIN を有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さT MAX −T MIN を有する第2の部分が続き、
    前記伝送中断に続く時間T MIN がまだ継続している場合には、パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    前記伝送中断に続く時間T MIN が経過しているが、前記伝送中断に続く時間T MAX がまだ継続している場合に、かつ、所定の条件が満たされる場合に、前記パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    結果として生じるパワー制御コマンドを得るために、このようにして決定されたパワー制御ステップサイズが、「アップ」または「ダウン」パワー制御コマンドに結び付けられ、
    更に、前記パワー制御コマンドを移動局に送信する手段を含む、移動無線通信ネットワークエンティティ。
  13. パワー制御アルゴリズムを使用し、伝送中断が起こりやすい移動無線通信システムの移動局であって、
    上りリンクパワー制御アルゴリズムにおける伝送中断が及ぼす影響を補償することを含まない、前記上りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する移動無線通信ネットワークエンティティからパワー制御コマンドを受信し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するように、対応する「アップ」または「ダウン」パワー制御コマンドを変更されたパワー制御ステップサイズと結び付ける手段を伝送中断の後に伝送が再開されるときに、前記パワー制御アルゴリズムが、回復期間にわたり、変更されたパワー制御ステップサイズによって実施され、前記変更されたパワー制御ステップサイズと前記回復期間はパワー制御における前記伝送中断が及ぼす影響を補償するように決定され、前記回復期間が、固定長の補償が実行される長さT MIN を有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さT MAX −T MIN を有する第2の部分が続き、
    前記伝送中断に続く時間T MIN がまだ継続している場合には、パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    前記伝送中断に続く時間T MIN が経過しているが、前記伝送中断に続く時間T MAX がまだ継続している場合に、かつ、所定の条件が満たされる場合に、前記パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定される、移局。
  14. パワー制御アルゴリズムを使用し、伝送中断が起こりやすい移動無線通信システムの移動局であって、
    伝送中断が下りリンクパワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償することを含む、前記下りリンクパワー制御アルゴリズムを実行する手段を有し伝送中断の後に伝送が再開されるときに、前記パワー制御アルゴリズムが、回復期間にわたり、変更されたパワー制御ステップサイズによって実施され、前記変更されたパワー制御ステップサイズと前記回復期間はパワー制御における前記伝送中断が及ぼす影響を補償するように決定され、前記回復期間が、固定長の補償が実行される長さT MIN を有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さT MAX −T MIN を有する第2の部分が続き、
    前記伝送中断に続く時間T MIN がまだ継続している場合には、パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    前記伝送中断に続く時間T MIN が経過しているが、前記伝送中断に続く時間T MAX がまだ継続している場合に、かつ、所定の条件が満たされる場合に、前記パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    結果として生じるパワー制御コマンドを得るために、このようにして決定されたパワー制御ステップサイズが、「アップ」または「ダウン」パワー制御コマンドに結び付けられ、
    更に、前記パワー制御コマンドを移動無線通信ネットワークエンティティに送信する手段を含む、移局。
  15. パワー制御アルゴリズムを使用し、伝送中断が起こりやすい移動無線通信システムの移動無線通信ネットワークエンティティであって、
    伝送中断が下りリンクパワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償することを含まない、前記下りリンクパワー制御アルゴリズムを実施する移動局からパワー制御コマンドを受信し、伝送中断が前記パワー制御アルゴリズムに及ぼす影響を補償するように、対応する「アップ」または「ダウン」パワー制御コマンドを変更されたパワー制御ステップサイズと結び付ける手段を含み伝送中断の後に伝送が再開されるときに、前記パワー制御アルゴリズムが、回復期間にわたり、変更されたパワー制御ステップサイズによって実施され、前記変更されたパワー制御ステップサイズと前記回復期間はパワー制御における前記伝送中断が及ぼす影響を補償するように決定され、前記回復期間が、固定長の補償が実行される長さT MIN を有する第1の部分を含み、その後に、適応長さの補償が実行される最大長さT MAX −T MIN を有する第2の部分が続き、
    前記伝送中断に続く時間T MIN がまだ継続している場合には、パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定され、
    前記伝送中断に続く時間T MIN が経過しているが、前記伝送中断に続く時間T MAX がまだ継続している場合に、かつ、所定の条件が満たされる場合に、前記パワー制御ステップサイズが前記変更されたパワー制御ステップサイズに設定される、移動無線通信ネットワークエンティティ。
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