JP4828881B2 - 有機el表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置に関する。
カラー画像を表示可能な表示装置として、白色に発光する有機EL素子とカラーフィルタとを組み合わせた有機EL表示装置がある。非特許文献1には、そのような有機EL表示装置において、マイクロキャビティ構造を採用した有機EL素子,すなわち、光共振器としての機能を有する有機EL素子,を使用することが記載されている。
白色に発光する有機EL素子にマイクロキャビティ構造を採用すると、或る波長の光は繰り返し反射干渉によって強さを増す。すなわち、白色に発光する有機EL素子にマイクロキャビティ構造を採用すると、有機EL素子がその外部に放出する光は白色光から着色光へと変化する。
この強さを増す光の波長は、例えば、マイクロキャビティ構造の光路長を変更することにより変化させることができる。したがって、カラーフィルタの着色層毎にマイクロキャビティ構造の光路長を適宜設定することにより、マイクロキャビティ構造が放出する最大強度の光の波長を、カラーフィルタの着色層が最大透過率を示す波長と一致させることができる。それゆえ、この技術によれば、高効率及び高彩度を実現することができる。
しかしながら、本発明者は、本発明を為すに際し、この有機EL表示装置で表示した画像を法線方向から観察し、次いで、斜め方向から観察すると、色相が変化することを見い出している。すなわち、この有機EL表示装置は、カラーフィルタを使用しているにも拘らず、色相の観察方向依存性が大きい。
Kashiwabara et al., "Advanced AM-OLED Display Based on White Emitter with Microcavity Structure", SID 04 DIGEST, pp.1017-1019
本発明の目的は、白色に発光する有機EL素子にマイクロキャビティ構造を採用した有機EL表示装置において、色相の観察方向依存性を小さくすることにある。
本発明の第1側面によると、前面電極と背面電極とそれらの間に介在した有機物層とを含むと共に光共振器を構成した有機EL素子と、前記有機EL素子と向き合った着色層とを具備し、前記有機EL素子が法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、前記着色層が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短く、前記有機物層は白色光を放出し、前記着色層は、波長λ max と比較してより短い第1波長から前記波長λ max へ向けて透過率が増加し、前記波長λ max から前記波長λ max と比較してより長い第2波長へ向けて透過率が減少する透過特性を示すことを特徴とする有機EL表示装置が提供される。
本発明の第2側面によると、前面電極と背面電極とそれらの間に介在した有機物層とを含むと共に光共振器を構成した有機EL素子と、前記有機EL素子と向き合った着色層とを具備し、前記有機EL素子が法線方向に放出する最大強度の光の波長λ res は、前記着色層が最大の透過率T max を示す波長λ max と比較してより短く、前記波長λ res は青色光の波長範囲内にあることを特徴とする有機EL表示装置が提供される。
本発明の第3側面によると、前面電極と背面電極とそれらの間に介在した有機物層とを含むと共に光共振器を構成した有機EL素子と、前記前面電極と向き合った着色層とを各々が含んだ第1乃至第3画素を具備し、前記第1画素は、前記第2画素と比較して、前記有機EL素子が法線方向に放出する最大強度の光の波長λresがより短く、前記第3画素は前記第2画素と比較して前記波長λresがより長く、前記第1画素は、前記第2画素と比較して、前記着色層が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxがより短く、前記第3画素は前記第2画素と比較して前記波長λmaxがより長く、前記第1乃至第3画素の各々において、前記波長λresは前記波長λmaxと比較してより短いことを特徴とする有機EL表示装置が提供される。
本発明によると、白色に発光する有機EL素子にマイクロキャビティ構造を採用した有機EL表示装置において、色相の観察方向依存性を小さくすることができる。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一態様に係る表示装置を概略的に示す平面図である。図2は、図1の表示装置に採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図である。なお、図2では、表示装置を、その表示面,すなわち前面又は光出射面,が上方を向き、背面が下方を向くように描いている。
図1の表示装置は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した上面発光型の有機EL表示装置である。この有機EL表示装置は、後述するように、表示色が互いに異なる画素PX1乃至PX3を含んでおり、これら画素PX1乃至PX3は、有機EL素子OLEDに加え、カラーフィルタCFの着色層CL1乃至CL3をそれぞれ含んでいる。
この有機EL表示装置は、アレイ基板ASと、封止基板CSと、映像信号線ドライバXDRと、走査信号線ドライバYDRとを含んでいる。
アレイ基板ASは、例えば、ガラス基板などの絶縁基板SUB1を含んでいる。
基板SUB1上には、図2に示すように、アンダーコート層UCとして、例えば、SiNx層とSiOx層とが順次積層されている。
アンダーコート層UC上には、例えばチャネル及びソース・ドレインが形成されたポリシリコン層である半導体層SC、例えばTEOS(TetraEthyl OrthoSilicate)などを用いて形成され得るゲート絶縁膜GI、及び例えばMoWなどからなるゲートGEが順次積層されており、それらは電界効果トランジスタであるトップゲート型の薄膜トランジスタを構成している。この例では、これら薄膜トランジスタは、pチャネル薄膜トランジスタであり、図1の駆動制御素子DR及びスイッチSWa乃至SWcとして利用している。
ゲート絶縁膜GI上には、図1に示す走査信号線SL1及びSL2と、図示しない下部電極とがさらに配置されている。走査信号線SL1及びSL2並びに下部電極は、ゲートGEと同一の工程で形成可能である。
走査信号線SL1及びSL2は、図1に示すように、各々が画素PX1乃至PX3の行方向(X方向)に延びており、画素PX1乃至PX3の列方向(Y方向)に交互に配列している。これら走査信号線SL1及びSL2は、走査信号線ドライバYDRに接続されている。
下部電極は、駆動制御素子DRのゲートに接続されている。下部電極は、後述するキャパシタCの一方の電極として利用する。
ゲート絶縁膜GI、ゲートGE、走査信号線SL1及びSL2、並びに下部電極は、図2に示す層間絶縁膜IIで被覆されている。層間絶縁膜IIは、例えばプラズマCVD法などにより成膜されたSiOxなどからなる。この層間絶縁膜IIのうち下部電極上の部分は、キャパシタCの誘電体層として利用する。
層間絶縁膜II上には、図2に示すソース電極SE及びドレイン電極DE、図1に示す映像信号線DL、電源線PSL、並びに図示しない上部電極が配置されている。これらは、同一工程で形成可能であり、例えば、Mo/Al/Moの三層構造を有している。
ソース電極SE及びドレイン電極DEは、層間絶縁膜IIに設けられたコンタクトホールを介して薄膜トランジスタのソース及びドレインに電気的に接続されている。
映像信号線DLは、図1に示すように、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。これら映像信号線DLの各々の一端は、映像信号線ドライバXDRに接続されている。
電源線PSLは、この例では、各々がY方向に延びており、X方向に配列している。また、この例では、電源線PSLは、映像信号線ドライバXDRに接続されている。
上部電極は、電源線PSLに接続されている。上部電極は、キャパシタCの他方の電極として利用する。
ソース電極SE、ドレイン電極DE、映像信号線DL、電源線PSL、及び上部電極は、図2に示すパッシベーション膜PSで被覆されている。パッシベーション膜PSは、例えばSiNxなどからなる。
パッシベーション膜PS上には、平坦化層FLが形成されている。平坦化層FLは、例えば硬質樹脂からなる。
平坦化層FL上では、スイッチSWaに対応して反射層RFが配列している。反射層RFの材料としては、例えば、Alなどの金属材料を使用することができる。
反射層RF上には、背面電極として、光透過性の画素電極PEが形成されている。画素電極PEは、平坦化層FL及びパッシベーション膜PSに設けた貫通孔を介して、スイッチSWaのドレイン電極DEに接続されている。
画素電極PEは、この例では陽極である。画素電極PEの材料としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)のような透明導電性酸化物を使用することができる。
平坦化層FL上には、さらに、図2に示す隔壁絶縁層PIが形成されている。隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられているか、或いは、画素電極PEが形成する列又は行に対応した位置にスリットが設けられている。ここでは、一例として、隔壁絶縁層PIには、画素電極PEに対応した位置に貫通孔が設けられていることとする。
隔壁絶縁層PIは、例えば、有機絶縁層である。隔壁絶縁層PIは、例えば、フォトリソグラフィ技術を用いて形成することができる。
画素電極PE上には、活性層として発光層を含んだ有機物層ORGが配置されている。発光層は、白色に発光するように設計された薄膜である。発光層は、例えば、発光色が赤色のルミネセンス性有機化合物と発光色が緑色のルミネセンス性有機化合物と発光色が青色のルミネセンス性有機化合物との混合物を含んでいる。この有機物層ORGは、発光層に加え、正孔注入層、正孔輸送層、正孔ブロッキング層、電子輸送層、電子注入層などもさらに含むことができる。
隔壁絶縁層PI及び有機物層ORGは、前面電極である対向電極CEで被覆されている。対向電極CEは、画素PX1乃至PX3間で互いに接続された共通電極であり、この例では半透過性の陰極である。ここで、「半透過性」の電極は、光透過性と光反射性との双方を有している電極を意味する。対向電極CEは、例えば、パッシベーション膜PSと平坦化層FLと隔壁絶縁層PIとに設けられたコンタクトホールを介して、映像信号線DLと同一の層上に形成された電極配線(図示せず)に電気的に接続されている。各々の有機EL素子OLEDは、画素電極PE、有機物層ORG及び対向電極CEで構成されている。
これら有機EL素子OLEDは、光共振器(マイクロキャビティ構造)を構成している。この例では、有機物層ORGが放出した光が反射層RFと対向電極CEとの間で繰り返し反射干渉する構成を採用している。
画素PX1が含む有機EL素子OLEDは、画素PX2が含む有機EL素子OLEDと比較して、反射層RFと対向電極CEとの間の光路長がより短い。画素PX3が含む有機EL素子OLEDは、画素PX2が含む有機EL素子OLEDと比較して、反射層RFと対向電極CEとの間の光路長がより長い。ここでは、一例として、画素PX1乃至PX3間で画素電極PEの厚さのみを異ならしめることにより、先の光路長の相違を生じさせている。このような構造は、例えば、画素PX1の画素電極PEを1回の成膜で形成し、画素PX2の画素電極PEを2回の成膜で形成し、画素PX3の画素電極PEを3回の成膜で形成することにより得られる。
先の光路長の相違は、画素電極PEと反射層RFとの間にSiN及びSiO2などの無機絶縁体や感光性樹脂などの有機絶縁体からなる透明絶縁層を配置し、この透明絶縁層の厚さのみを画素PX1乃至PX3間で異ならしめることにより生じさせてもよい。或いは、画素PX1乃至PX3間で有機物層ORGの厚さのみを異ならしめることにより、先の光路長の相違を生じさせてもよい。或いは、これらを組み合わせてもよい。
画素PX1は、画素PX2と比較して、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresがより短い。画素PX3は、画素PX2と比較して、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresがより長い。この例では、画素PX1が含む有機EL素子OLEDの波長λresは青色光の波長範囲内にあり、画素PX2が含む有機EL素子OLEDの波長λresは緑色光の波長範囲内にあり、画素PX3が含む有機EL素子OLEDの波長λresは赤色光の波長範囲内にある。
画素PX1乃至PX3の各々が含む画素回路は、この例では、駆動制御素子(駆動トランジスタ)DRと、出力制御スイッチSWaと、映像信号供給制御スイッチSWbと、ダイオード接続スイッチSWcと、キャパシタCとを含んでいる。上記の通り、この例では、駆動制御素子DR及びスイッチSWa乃至SWcはpチャネル薄膜トランジスタである。また、この例では、映像信号供給制御スイッチSWbとダイオード接続スイッチSWcとは、駆動制御素子DRのドレインと映像信号線DLと駆動制御素子DRのゲートとの接続状態を、それらが互いに接続された第1状態と、それらが互いから遮断された第2状態との間で切り替えるスイッチ群を構成している。
駆動制御素子DRと出力制御スイッチSWaと有機EL素子OLEDとは、第1電源端子ND1と第2電源端子ND2との間で、この順に直列に接続されている。この例では、第1電源端子ND1は高電位電源端子であり、第2電源端子ND2は低電位電源端子である。
出力制御スイッチSWaのゲートは、走査信号線SL1に接続されている。映像信号供給制御スイッチSWbは映像信号線DLと駆動制御素子DRのドレインとの間に接続されており、そのゲートは走査信号線SL2に接続されている。ダイオード接続スイッチSWcは駆動制御素子DRのゲートとドレインとの間に接続されており、そのゲートは走査信号線SL2に接続されている。
キャパシタCは、駆動制御素子DRのゲートと定電位端子ND1’との間に接続されている。定電位端子ND1’は、例えば第1電源端子ND1に接続する。
封止基板CSは、例えば、ガラス基板などの絶縁基板SUB2を含んでいる。絶縁基板SUB2は、対向電極CEと向き合っている。
基板SUB2のアレイ基板ASとの対向面上には、着色層CL1乃至CL3を含んだカラーフィルタCFが配置されている。着色層CL1乃至CL3の各々は、有機EL素子OLEDと向き合っている。
画素PX1の各々は、有機EL素子OLEDと、これと向き合った着色層CL1とを含んでいる。画素PX2の各々は、有機EL素子OLEDと、これと向き合った着色層CL2とを含んでいる。画素PX3の各々は、有機EL素子OLEDと、これと向き合った着色層CL3とを含んでいる。
着色層CL1は、着色層CL2と比較して、最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxがより短い。着色層CL3は、着色層CL2と比較して、最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxがより長い。この例では、着色層CL1が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxは青色光の波長範囲内にあり、着色層CL2が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxは緑色光の波長範囲内にあり、着色層CL3が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxは赤色光の波長範囲内にある。
アレイ基板ASと封止基板CSとの間には、枠形状のシール層(図示せず)が介在している。シール層はアレイ基板ASと封止基板CSとの間に密閉空間を形成しており、この密閉空間は不活性ガスで満たされている。なお、先の密閉空間には、不活性ガスを充填する代わりに、エポキシ樹脂などの樹脂を充填してもよい。この場合、対向電極CE上には、SiNなどからなるバリア層を形成してもよい。
映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、この例では、アレイ基板AS上に配置されている。すなわち、この例では、映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRをCOG(chip on glass)実装している。映像信号線ドライバXDR及び走査信号線ドライバYDRは、COG実装する代わりに、TCP(tape carrier package)実装してもよい。
この有機EL表示装置で画像を表示する場合、例えば、走査信号線SL1及びSL2の各々を線順次駆動する。そして、或る行の画素PX1乃至PX3に映像信号を書き込む書込期間では、まず、走査信号線ドライバYDRから、先の画素PX1乃至PX3が接続された走査信号線SL1にスイッチSWaを開く(OFF)走査信号を電圧信号として出力し、続いて、先の画素PX1乃至PX3が接続された走査信号線SL2にスイッチSWb及びSWcを閉じる(ON)走査信号を電圧信号として出力する。この状態で、映像信号線ドライバXDRから、先の画素PX1乃至PX3が接続された映像信号線DLに映像信号を電流信号としてそれぞれ出力し、駆動制御素子DRのゲート−ソース間電圧を、先の映像信号に対応した大きさに設定する。その後、走査信号線ドライバYDRから、先の画素PX1乃至PX3が接続された走査信号線SL2にスイッチSWb及びSWcを開く(OFF)走査信号を電圧信号として出力し、続いて、先の画素PX1乃至PX3が接続された走査信号線SL1にスイッチSWaを閉じる(ON)走査信号を電圧信号として出力する。
スイッチSWaを閉じ(ON)ている有効表示期間では、有機EL素子OLEDには、駆動制御素子DRのゲート−ソース間電圧に対応した大きさの駆動電流が流れる。有機EL素子OLEDは、駆動電流の大きさに対応した輝度で発光する。
この有機EL表示装置では、画素PX1において、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、着色層CL1が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短い。画素PX2において、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、着色層CL2が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短い。画素PX3において、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、着色層CL3が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短い。
画素PX1において、波長λresは、典型的には、波長λmaxと比較してより短く且つ着色層CL1が透過率Tmaxの90%の透過率T90を示す波長λ90と等しいか又はそれよりも短い。画素PX2において、波長λresは、典型的には、波長λmaxと比較してより短く且つ着色層CL2が透過率Tmaxの90%の透過率T90を示す波長λ90と等しいか又はそれよりも短い。画素PX1において、波長λresは、典型的には、波長λmaxと比較してより短く且つ着色層CL3が透過率Tmaxの90%の透過率T90を示す波長λ90と等しいか又はそれよりも短い。
このような構成によると、色相の観察方向依存性を小さくすることができる。これについて、以下に説明する。
図3は、有機EL素子に採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図である。図4は、図3の有機EL素子が含む発光層の発光スペクトルの一例を示すグラフである。図4において、横軸は波長を示し、縦軸は光強度を示している。
図3の有機EL素子OLEDにおいて、有機物層ORGは、正孔輸送層HTL、発光層EML、正孔ブロッキング層HBL、電子輸送層ETLを含んでいる。ここでは、一例として、正孔輸送層HTL、発光層EML、正孔ブロッキング層HBL、電子輸送層ETLは、下記表1に示す屈折率及び厚さを有していることとする。また、ここでは、発光層EMLの発光スペクトルは、図4に示すプロファイルを有していることとする。
Figure 0004828881
なお、上記表1において、「光路長」で表記した欄に記載した数値は、下記等式を用いて算出した反射層RFと対向電極CEとの間の光路長Lである。式中、「λres」は有機EL素子OLEDが形成する光共振器の共振波長を示し、「Φ」は対向電極CEと反射層FLとにおける反射に起因した位相シフトの和を示し、「m」は整数を示している。
Figure 0004828881
図5は、表1の構造を採用した図3の有機EL素子の発光スペクトルの例を示すグラフである。図中、横軸は波長を示し、縦軸は光の強度を示している。図5では、有機EL素子が法線方向に放出する光のスペクトルを実線で示し、有機EL素子が法線方向に対して60°を為す方向に放出する光のスペクトルを破線で示している。また、図5では、実線で示すスペクトルと破線で示すスペクトルとは、それらの最大ピークの高さがほぼ等しくなるように描いている。なお、この例では、法線方向に伝播する光の共振波長は、先の波長λresと等しい。
図3の有機EL素子OLEDに表1の構造を採用した場合、この有機EL素子OLEDは、共振波長が例えば530nmの光共振器を構成する。その結果、図4の曲線と図5の実線で描いた曲線との対比から明らかなように、有機EL素子OLEDの発光スペクトルは、それが含む発光層EMTの発光スペクトルとは大きく異なることとなる。
ところで、光共振器の共振波長には、伝播方向依存性がある。すなわち、光共振器内を法線方向に伝播する光の共振波長は、光共振器内を斜め方向に伝播する光についての共振波長とは異なっている。
発光層EMLの発光スペクトルは、図4に示すようにブロードである。そのため、斜め方向から有機EL素子OLEDを観察した場合には、法線方向から有機EL素子OLEDを観察した場合と比較して、より短い波長の光が強くなる。図5の例では、法線方向に伝播する光のスペクトルは約530nmで最大強度を示しているのに対し、法線方向に対して60°の角度を為す方向に伝播する光のスペクトルは約480nmで最大強度を示している。
図6は、カラーフィルタが含む緑色着色層が示す透過特性の一例を示すグラフである。図7は、表1の構造を採用した有機EL素子が放出した光を図6の透過特性を示す着色層に透過させたときの透過光のスペクトルの例を示すグラフである。図6において、横軸は波長を示し、縦軸は透過率を示している。図7において、横軸は波長を示し、縦軸は光強度を示している。図7では、緑色着色層が法線方向に透過した光のスペクトルを実線で示し、緑色着色層が法線方向に対して60°を為す方向に透過した光のスペクトルを破線で示している。また、図7では、実線で示すスペクトルと破線で示すスペクトルとは、それらの最大ピークの高さがほぼ等しくなるように描いている。
図6に透過特性を示す緑色着色層は、波長が約460nm乃至約660nmの光を透過し、波長が約530nm(=λmax)の光に対して最大の透過率Tmaxを示す。そして、波長が480nmの光についての透過率は透過率Tmaxの約50%である。
すなわち、図3の有機EL素子OLEDにおいて表1の構造を採用した場合には、光共振器内を法線方向に伝播する光についての共振波長と、着色層が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxとが一致する。また、光共振器内を法線方向に対して60°の角度を為す方向に伝播する光についての共振波長において、着色層は最大透過率Tmaxの約50%の透過率を示す。
そのため、有機EL素子OLEDに表1の構造を採用した場合、図6の透過率スペクトルを示す着色層が透過する光のスペクトルは、図7に示すように、光の伝播方向に応じて大きく変化する。すなわち、この場合、色相の観察方向依存性が大きい。
この色相の観察方向依存性は、例えば、緑色着色層が透過する光の最短波長をより長くすることにより小さくすることができる。但し、カラーフィルタの吸収特性の大幅な変更は非現実的である。
そこで、本態様では、光共振器内を法線方向に伝播する光についての共振波長をより短波長側にシフトさせる。すなわち、この例では、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresをより短波長側にシフトさせる。こうすると、緑色着色層が透過する光の最短波長をより長くした場合と同様の効果が得られる。すなわち、色相の観察方向依存性を小さくすることができる。
例えば、先の有機EL素子OLEDにおいて、下記表2の構成を採用する。すなわち、画素電極PEの厚さを130nmから110nmへと変更する。
Figure 0004828881
図8は、表2の構造を採用した図3の有機EL素子の発光スペクトルの例を示すグラフである。図9は、表2の構造を採用した有機EL素子が放出した光を図6の透過特性を示す着色層に透過させたときの透過光のスペクトルの例を示すグラフである。図中、横軸は波長を示し、縦軸は光の強度を示している。図8及び図9では、法線方向に伝播する光のスペクトルを実線で示し、法線方向に対して60°を為す方向に伝播する光のスペクトルを破線で示している。また、図8及び図9では、実線で示すスペクトルと破線で示すスペクトルとは、それらの最大ピークの高さがほぼ等しくなるように描いている。
有機EL素子OLEDに表2の構造を採用した場合、図8に示すように、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは480nmであり、この波長は、光共振器内を法線方向に伝播する光についての共振波長と等しい。また、この共振波長は、着色層が最大透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短い。したがって、この場合、図9に示すように、色相の観察方向依存性を小さくすることができる。
上記の通り、有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、典型的には、着色層が最大透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短く且つ着色層が最大透過率Tmaxの90%の透過率T90を示す波長λ90と等しいか又はそれよりも短い。通常、上述した効果は、波長λresが波長λ90と等しいか又はそれよりも短い場合に得られる。
波長λresは、最大透過率Tmaxの75%の透過率を示す波長と等しいか又はそれよりも短くてもよい。この場合、色相の観察方向依存性をほぼゼロとすることができる。
有機EL素子OLEDが法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、典型的には、着色層が透過し得る光の最短波長と等しいか又はそれよりも長い。例えば、波長λresは、最大透過率Tmaxの30%の透過率を示す波長と等しいか又はそれよりも長くてもよい。この場合、効率の観点で有利である。
本態様では、本発明を下面発光型の有機EL表示装置に適用したが、本発明は上面発光型の有機EL表示装置にも適用可能である。また、本態様では、画素回路に映像信号として電流信号を書き込む構成を採用したが、画素回路に映像信号として電圧信号を書き込む構成を採用することも可能である。
本発明の一態様に係る表示装置を概略的に示す平面図。 図1の表示装置に採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図。 有機EL素子に採用可能な構造の一例を概略的に示す断面図。 図3の有機EL素子が含む発光層の発光スペクトルの一例を示すグラフ。 表1の構造を採用した図3の有機EL素子の発光スペクトルの例を示すグラフ。 カラーフィルタが含む緑色着色層が示す透過特性の一例を示すグラフ。 表1の構造を採用した有機EL素子が放出した光を図6の透過特性を示す着色層に透過させたときの透過光のスペクトルの例を示すグラフ。 表2の構造を採用した図3の有機EL素子の発光スペクトルの例を示すグラフ。 表2の構造を採用した有機EL素子が放出した光を図6の透過特性を示す着色層に透過させたときの透過光のスペクトルの例を示すグラフ。
符号の説明
AS…アレイ基板、C…キャパシタ、CE…対向電極、CF…カラーフィルタ、CL1…着色層、CL2…着色層、CL3…着色層、CS…封止基板、DE…ドレイン電極、DL…映像信号線、DR…駆動制御素子、EML…発光層、ETL…電子輸送層、FL…平坦化層、GE…ゲート、GI…ゲート絶縁膜、HBL…正孔ブロッキング層、HTL…正孔輸送層、II…層間絶縁膜、ND1…電源端子、ND1’…定電位端子、ND2…電源端子、OLED…有機EL素子、ORG…有機物層、PE…画素電極、PI…隔壁絶縁層、PS…パッシベーション膜、PSL…電源線、PX1…画素、PX2…画素、PX3…画素、RF…反射層、SC…半導体層、SE…ソース電極、SL1…走査信号線、SL2…走査信号線、SUB1…絶縁基板、SUB2…絶縁基板、SWa…出力制御スイッチ、SWb…映像信号供給制御スイッチ、SWc…ダイオード接続スイッチ、UC…アンダーコート層、XDR…映像信号線ドライバ、YDR…走査信号線ドライバ。

Claims (6)

  1. 前面電極と背面電極とそれらの間に介在した有機物層とを含むと共に光共振器を構成した有機EL素子と、前記有機EL素子と向き合った着色層とを具備し、前記有機EL素子が法線方向に放出する最大強度の光の波長λresは、前記着色層が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxと比較してより短く、前記有機物層は白色光を放出し、前記着色層は、波長λ max と比較してより短い第1波長から前記波長λ max へ向けて透過率が増加し、前記波長λ max から前記波長λ max と比較してより長い第2波長へ向けて透過率が減少する透過特性を示すことを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 前記波長λresは、前記波長λmaxと比較してより短く且つ前記着色層が前記透過率Tmaxの90%の透過率T90を示す波長λ90と等しいか又はそれよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  3. 前面電極と背面電極とそれらの間に介在した有機物層とを含むと共に光共振器を構成した有機EL素子と、前記有機EL素子と向き合った着色層とを具備し、前記有機EL素子が法線方向に放出する最大強度の光の波長λ res は、前記着色層が最大の透過率T max を示す波長λ max と比較してより短く、前記波長λ res は青色光の波長範囲内にあることを特徴とする有機EL表示装置。
  4. 前面電極と背面電極とそれらの間に介在した有機物層とを含むと共に光共振器を構成した有機EL素子と、前記前面電極と向き合った着色層とを各々が含んだ第1乃至第3画素を具備し、
    前記第1画素は、前記第2画素と比較して、前記有機EL素子が法線方向に放出する最大強度の光の波長λresがより短く、前記第3画素は前記第2画素と比較して前記波長λresがより長く、
    前記第1画素は、前記第2画素と比較して、前記着色層が最大の透過率Tmaxを示す波長λmaxがより短く、前記第3画素は前記第2画素と比較して前記波長λmaxがより長く、
    前記第1乃至第3画素の各々において、前記波長λresは前記波長λmaxと比較してより短いことを特徴とする有機EL表示装置。
  5. 前記第1乃至第3画素の各々において、前記波長λresは、前記波長λmaxと比較してより短く且つ前記着色層が前記透過率Tmaxの90%の透過率T90を示す波長λ90と等しいか又はそれよりも短いことを特徴とする請求項4に記載の有機EL表示装置。
  6. 前記第1乃至第3画素の各々において、前記有機物層は白色光を放出することを特徴とする請求項4に記載の有機EL表示装置。
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