JP4827068B2 - 親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法 - Google Patents

親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法に関し、より詳しくは、子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法に関する。
従来、帯域管理を行うことで、ユーザに高い品質を提供する通信システムがあった。例えばIEEE802.11e規格に代表される無線通信システムの場合、子機から要求された帯域量(例えば時間やデータレート)をもとに、親機装置が子機に対し通信時間の帯域割当てのスケジューリングを行い、子機に送信権を与える方法がある(例えば、特許文献1参照)。図17は、特許文献1に記載された従来の帯域管理方法を示す図である。
特許文献1において、親機装置は制御フレームであるビーコンを子機へ定期的に送信すると共に、当該ビーコンで区切られた期間(以下、ビーコン区間と称する)内で子機への送信権を付与する。これにより、親機装置は子機の通信時間の帯域管理をしている。具体的には、親機装置は送信権の付与を示すフレーム(CF−Poll)を子機宛に送ることで、その子機に対し伝送路の占有期間であるTXOP(Transmission Opportunity)を与える。CF−PollによりTXOPを得た子機は、その占有期間の間は伝送路を占有してフレーム送信を行うことができる。このように伝送路を時間毎に特定の子機に占有させることで、他の子機とのフレーム衝突を回避することができ、ユーザに高い通信品質を提供することができる。
一方、このような通信品質の向上に伴い、それら高品質なネットワークを用いて、無作為に映像等コンテンツの配信が行われないよう、著作権技術も発達してきている。例えば、ネットワーク上で著作権保護を実現するアルゴリズムとして、DTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)が知られている。DTCP−IPは、著作権保護が必要な映像データなどのコンテンツについてSource(映像送信側)とSink(映像受信側)で認証・鍵交換を行い、映像データを暗号化して転送する仕組みを備えている(詳細は非特許文献1を参照)。DTCP−IPにおける認証手順を図18に示す。DTCP−IPの認証の際には、配信範囲を制限するために、RTT(Round Trip Time)テストが行われる。RTTテストとは、SourceからSinkへフレーム(RTT_TEST(MAC1A).CMD)を送信した時刻から、Sinkから送信された応答フレーム(ACCEPTED(MAC2B).RSP)がSourceへ到着するまでにかかる所要時間、すなわち信号の往復所要時間のテストである。このRTTテストの制限時間は7msec以内とされており、1023回以内のテストトライすなわち1022回以内のテストリトライで所要時間を満たした場合には認証手順が完了し、SourceはSinkへコンテンツデータを配信することができる。一方、1023回のテストトライの結果がいずれも制限時間内でなければ、SourceとSinkは別々の建物内にあると判断され、コンテンツデータは配信されないようになっている。
これら、通信時間帯域管理による通信品質の向上とDTCP−IPによる著作権保護技術によって、宅内に構築されたネットワーク上での高品質の映像伝送が実現しつつある。
特開2005−143118号公報(第3−4頁、図1) ディーティーシーピー ボリューム 1 サプリメント イー リビジョン1.2(インフォメーショナル バージョン)(DTCP Volume 1 Supplement E Revision1.2(Informational Version) (第24−27頁、図4)
しかしながら、今後、宅内におけるネットワーク構成は複雑化すると考えられる。例えば、子機に対する通信時間帯域管理を行う伝送路を複数接続したネットワークが構築され、当該ネットワーク上でDTCP−IP認証が行われるシーンが起こり得る。そのようなネットワークの構成例として図19に示す例を挙げることができる。図19に示されるネットワークは、親機装置によって子機の通信時間が帯域管理された無線通信システム間を有線により接続したものである。図19に示されるように、このネットワークは、親機1a、1bと、子機2a〜2fとから構成されている。子機2a〜2cは、無線伝送路3aを介して親機(1)1aと接続されており、親機(1)1aにより無線伝送路3aの帯域管理が行われている。また、子機2d〜2fは、無線伝送路3bを介して親機(2)1bと接続されており、親機(2)1bにより無線伝送路3bの帯域管理が行われている。更に、親機(1)1aと親機(2)1bは有線伝送路4によって接続されている。
今、子機(1)2aをSourceとし、子機(4)2dをSinkとし、SourceからSinkに対してDTCP−IPを実施した映像配信を行うものとする。
図19で示したネットワーク構成において、子機(1)2aのSourceから子機(4)2dのSinkに対してRTTテストを実施した場合におけるタイムチャートを図20に示す。まず、時刻1のタイミングにて子機(1)2aが子機(4)2dに対して、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームを送信するものとする。RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームは親機(1)1aより有線伝送路4を介して親機(2)1bへ送信される。ここで、親機装置(2)1bが子機(4)2d宛にRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームを中継する。しかしながら、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームが親機装置(2)1bに到達した時点でTXOPが他の子機(5)2eや子機(6)2fに対して割当てられていると、子機(4)2dへの送信はTXOPがどの子機にも割当てられていない時刻(図20中の時刻2)まで待機させられることとなる。つまり、待ち時間(A)が生じる。また、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームに対する応答フレームであるACCEPTED(MAC2B).RSPを時刻3のタイミングにて子機(4)2dが子機(1)2aに対して送信する場合においても、同様の待ち時間(B)が生じる。すなわち、応答フレームであるACCEPTED(MAC2B).RSPが親機装置(1)1aに到達した時点でTXOPが他の子機(2)2bや子機(3)2cに対して割当てられていると、子機(1)2aへの送信はTXOPがどの子機にも割当てられていない時刻(図20中の時刻4)まで待機させられることとなる。
これらの待ち時間、すなわち待ち時間(A)及び待ち時間(B)により、RTTテストの所要時間が7msecを超える状態で、無線伝送路3a、3bの帯域管理がなされた場合、RTTテストを1023回トライしたとしても、すべてのRTTテストの所要時間が7msecを超えてしまい、DTCP−IPの認証が成功しないという課題が発生し得る。DTCP−IPの認証が失敗すると、実際にはSourceとSinkが同じ建物内に存在し、著作権法上は映像等のデータ送信に何の問題もないにも拘わらず、そのデータを送信することができない。
この課題は、親機(1)1a及び親機(2)1bが、ほぼ同一のビーコン間隔を保ち、TXOPが割当てられていない期間がそれら親機装置間で半永久的にずれているために発生する。
本発明は、上記課題を解決するものであり、子機と親機装置が協働して構成し当該親機が子機の通信時間の帯域管理を行う単位ネットワークを2つ以上含むネットワークにおいて、帯域管理スケジュールを調整しRTTテストの遅延時間を短縮することにより、RTTテストを成功させることができる親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る親機装置は、
子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
他の単位ネットワークの子機からRTT(Round Trip Time)テストが行われたときに上記RTTテストの実施を検出するRTTテスト検出手段と、
上記RTTテスト検出手段が上記RTTテストの実施を検出した場合、自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理手段とを備える。
本発明においては、
上記RTTテスト検出手段は、上記RTTテストの再実施を検出し、
上記帯域管理手段は、上記RTTテスト検出手段が上記RTTテストの再実施を検出した場合、自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更することが好ましい。
本発明においては、
上記RTTテストは、DTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)の認証手続きの際に実施されるRTTテストであることが好ましい。
本発明においては、
上記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、上記帯域管理スケジュールの変更はビーコン間隔の変更であることが好ましい。
本発明においては、
上記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、上記帯域管理スケジュールの変更はTXOP(Transmission Opportunity)の割当てスケジュールの変更であることが好ましい。
本発明に係る親機装置は、
子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
他の単位ネットワークの子機からRTT(Round Trip Time)テストが行われたときに上記RTTテストの実施を検出し、上記検出結果に基づき未来の上記RTTテストの再実施時刻を推定するRTTテスト検出手段と、
上記RTTテスト検出手段が推定した上記RTTテストの再実施時刻に一定の時間幅を設けた期間には、自己が管理する子機に対する通信占有権の割当てを行わない帯域管理手段とを備える。
本発明においては、
上記RTTテストは、DTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)の認証手続きの際に実施されるRTTテストであり、上記一定の時間幅は7msec以上の時間幅であることが好ましい。
本発明においては、
上記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、上記通信占有権の割当てはTXOP(Transmission Opportunity)の割当てであることが好ましい。
本発明に係る親機装置は、
子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
他の単位ネットワークの子機を帯域管理する親機装置が該帯域管理に用いるタイマと、自己が行う帯域管理に用いるタイマとの同期をとる管理情報設定手段を備える。
本発明においては、
上記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、上記各タイマはTSFタイマであることが好ましい。
本発明に係る親機装置は、
子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
他の単位ネットワークの子機を管理する親機装置とネゴシエーションを行うことにより、当該親機装置との間で同期をとり、子機に対し通信占有権の割当てを行わない期間を当該親機装置と同一の期間に設定する管理情報設定手段と、
上記管理情報設定手段で設定された通信占有権の割当てを行わない期間に対し、上記通信占有権の割当てを行わない帯域管理手段とを備える。
本発明においては、
上記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、上記同期はTSFタイマの同期であり、上記通信占有権の割当てはTXOP(Transmission Opportunity)の割当てであることが好ましい。
本発明に係る帯域管理方法は、
子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
他の単位ネットワークの子機からRTT(Round Trip Time)テストが行われたときに上記RTTテストの実施を検出するRTTテスト検出ステップと、
上記RTTテスト検出ステップで上記RTTテストの実施が検出された場合、自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理ステップとを備える。
本発明に係る帯域管理方法は、
子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
他の単位ネットワークの子機からRTT(Round Trip Time)テストが行われたときに上記RTTテストの実施を検出し、上記検出結果に基づき未来の上記RTTテストの再実施時刻を推定するRTTテスト検出ステップと、
上記RTTテスト検出ステップで推定された上記RTTテストの再実施時刻に一定の時間幅を設けた期間には、自己が管理する子機に対する通信占有権の割当てを行わない帯域管理ステップとを備える。
本発明に係る帯域管理方法は、
子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
他の単位ネットワークの子機を帯域管理する親機装置が該帯域管理に用いるタイマと、自己が行う帯域管理に用いるタイマとの同期をとる管理情報設定ステップを備える。
本発明に係る帯域管理方法は、
子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
他の単位ネットワークの子機を管理する親機装置とネゴシエーションを行うことにより、当該親機装置との間で同期をとり、子機に対し通信占有権の割当てを行わない期間を当該親機装置と同一の期間に設定する管理情報設定ステップと、
上記管理情報設定ステップで設定された通信占有権の割当てを行わない期間に対し、上記通信占有権の割当てを行わない帯域管理ステップとを備える。
本発明の親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法によれば、子機と親機装置が協働して構成し当該親機が子機の通信時間の帯域管理を行う単位ネットワークを2つ以上含むネットワークにおいて、いずれの単位ネットワークでもTXOPが割当てられていない時間帯を設けることが可能となる。これにより、TXOPが割当てられていない時間帯を用いてRTTテストを行い、RTTテストを必ず成功させることができる。よって、1つの建物内に複雑なネットワークが構築されていても、その建物内においてDTCP−IPを実施しつつSourceからSinkに対して映像等のコンテンツ配信を確実に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る親機装置は、子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置である。
実施の形態1では、RTTテストフレームを中継する際にRTTテストが行われていることを検出し、規定回数を超える回数のRTTテストの失敗を検出した場合、自機の帯域管理により待ち時間が生じているものと判断し、その待ち時間を削減すべく伝送路の帯域管理スケジュールを変更する親機装置について詳しく説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における親機装置100の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、親機装置100は、アンテナ110と、無線フレーム送受信部120と、有線フレーム送受信部130と、RTTテスト検出部140と、帯域管理部150とを備えている。
無線フレーム送受信部120は、子機(図示せず)から送信された無線フレームの受信処理及び子機に対する無線フレームの送信処理を行う。無線フレームの受信処理として、無線フレーム送受信部120は、アンテナ110から受信した無線フレームを周波数変換回路により中間周波数に変換してベースバンド信号を生成し、更にベースバンド信号をデータフレームとして復号し、データフレームを有線フレーム送受信部130へ出力する。また、無線フレームの送信処理として、無線フレーム送受信部120は、有線フレーム送受信部130から入力したデータフレームを符号化してベースバンド信号を生成し、更にベースバンド信号の周波数を上げ、周波数を上げたベースバンド信号をアンテナ110から無線フレームとして放射する。
有線フレーム送受信部130は、有線フレームの受信処理及び送信処理を行う。有線フレームの受信処理として、有線フレーム送受信部130は、有線伝送路4から有線フレームを受信し、有線フレームからデータフレームを抽出し、無線フレーム送受信部120へデータフレームを出力する。更に、有線フレーム送受信部130は、そのデータフレームをコピーしてRTTテスト検出部140へ出力する。また、有線フレームの送信処理として、有線フレーム送受信部130は、無線フレーム送受信部120からデータフレームを入力し、そのデータフレームを有線フレームとして有線伝送路4に送出する。
RTTテスト検出部140は、有線フレーム送受信部130からデータフレームを入力し、入力したデータフレームがRTTテストに関するフレームであるかどうかを判定する。RTTテスト検出部140は、その判定結果に基づきRTTテストの失敗を検出すると、その旨を帯域管理部150に通知する。RTTテストの失敗は、例えば、RTTテストの再実施を検出することで検出することができる。
帯域管理部150は、ビーコンやCF−Pollといった管理フレームを作成し、当該管理フレームを無線フレーム送受信部120、アンテナ110を介して子機へ送信する。更に帯域管理部150はRTTテスト検出部140からRTTテストの失敗の通知を受けると、子機に対する帯域管理スケジュールを変更する。帯域管理スケジュールとしては、ビーコン間隔の変更、TXOPの割当てスケジュールの変更を挙げることができる。
RTTテスト検出部140及び帯域管理部150の動作について更に詳しく説明する。図2は、RTTテストの失敗検出及び失敗検出時の帯域管理スケジュール変更を示すフローチャートの一例である。
RTTテスト検出部140は、起動とともにRTTテストの実施回数を示す変数Kを0に設定する(S01)。そして、有線フレーム送受信部130からデータフレームを入力する(S02)と、当該データフレームがRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームであるかどうかを判定する(S03)。RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームであれば(S03のYes)、RTTテストが1回実施されたと判断し、変数Kの値を1増やす(S04)。この際、Kの値が1023より大きくなると(S05のYes)、RTTテストが失敗したと判断し、RTTテスト検出部140は帯域管理部150に対してRTTテストの失敗を通知する。帯域管理部150は上記通知を受けて帯域管理に関するスケジュールの変更を行う(S06)。スケジュールの変更が行われると、RTTテスト検出部140は、スケジュール変更後におけるRTTテストの実施回数を検出するために変数Kを0に初期化し(S01)、RTTテスト検出処理を継続する。
一方、有線フレーム送受信部130から入力したデータフレームがRTT_VERIFY.CMDである場合(S07のYes)、RTTテストが完了したと判断し、処理を終了する。
以上説明したように、図2に示したフローチャートに基づき、RTTテストの失敗検出及び失敗検出に伴う子機に対する帯域管理スケジュールの変更が行われる。
次に、子機に対する帯域管理スケジュールの変更について詳細に説明する。
図3は、ビーコン間隔を変更することで、帯域管理のスケジュール変更を行う場合について説明する図である。図3における横軸は、時間軸である。帯域管理部150はRTTテスト検出部140からRTTテストの失敗の通知を受けると、ビーコン間隔を、当初設定されたビーコン間隔T1とは異なるビーコン間隔T2に変更する。一例としてT1=70msecの場合、異なる間隔であるT2=80msec等に変更することになる。ビーコン間隔の変更に比例してTXOPの割当て時間幅も変更することが好ましい。例えば、当初設定されたビーコン間隔がT1=70msecの時におけるTXOPの割当て合計時間が44msecであるとすると、ビーコン間隔変更後(T2=80msec)のTXOPの割当て合計時間は約50msec(=44msec×T2/T1)とされる。このように、ビーコン間隔の変更に伴いTXOPの割当て時間幅を変更することで、当初保証されていた通信品質(スループット)を維持しつつビーコン間隔を変更することができる。
このビーコン間隔の変更により、親機装置100が帯域管理する伝送路において、TXOPが割当てられていない時間帯の発生間隔も変わる。その結果、図4に示されるように、変更前と同じビーコン間隔T1で他の親機装置が帯域管理する伝送路との間に、同時刻においてTXOPが割当てられていない時間帯を設けることができる。この時間帯ではRTTテストの際の待ち時間が0となり、SourceとSink間においてRTTテストを成功させることができる。
なお、本実施の形態の上記の例では、RTTテスト検出部140におけるRTTテスト失敗の判断を、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームを検出回数が1023回を超えたことを条件として行うこととしたが、1023回という回数に限定されるものではない。例えば、その半数である512回としても良い。或いは、2回としても良い。2回の場合は、RTTテストの再実施回数が1回ということなる。
また、本実施の形態の上記の例では、RTTテスト検出部140おけるRTTテスト失敗の判断を、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームの検出により行うこととしたが、本実施の形態はこの例に限定されない。例えば、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームの応答フレームであるACCEPTED(MAC2B).RSPフレームの検出により判断しても良い。
また、RTTテスト検出部140におけるRTTテスト失敗の判断を、RTTテストの実施回数を条件とするのではなく、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームの検出時刻からACCEPTED(MAC2B).RSPフレームの検出時刻までの時間が7msec以上であることを条件に行っても良い。
なお、本実施の形態の上記の例では、他の親機装置(1)1aが本実施の形態に係る親機装置100の機能を有さない場合について説明した。しかしながら、他の親機装置(1)1aが本実施の形態に係る親機装置100と同じ機能を有する場合、いずれか一方の親機装置の機能のみを有効にさせる仕組みが必要になる。なぜなら、各親機装置がRTTテストの失敗を検出し、同じようにビーコン間隔をT1からT2に変更してしまうと、各親機装置が送信するビーコンの間隔が互いに同じになり、問題となる。
その対策として、例えば、各親機装置にビーコン間隔の変更機能をOFFにするスイッチを設ける方法がある。この場合、いずれか一方の親機装置においてビーコン間隔の変更機能をOFFにすることにより、上記問題を解決することができる。
別の対策として、以下の構成とすることも可能である。すなわち、図3に示されるビーコン間隔T2を固定値とするのではなく複数の値からランダムに選択できるようにしても良い。この場合、本実施の形態に係る複数の親機装置100を、有線伝送路4を介して相互に接続することができる。これは、ビーコン間隔T2をランダムな値にすることで、変更前のビーコン間隔T1と変更後のビーコン間隔T2が等しくなる確率が低くなり、ビーコン間隔の変更による効果を高めることが出来るからである。T2のとり得る値が多くなるほど、T1とT2が等しくなる確率が0に近づく。
また、本実施の形態の上記の例では、帯域管理部150におけるスケジュール変更をビーコン間隔の変更としたが、ビーコン間隔を変えずに、TXOPの割当てのみを変えても良い。TXOPの割当てを変更する方法について、以下説明する。
図5は複数のビーコン区間を用いて、TXOPの割当てを変更する方法について図示したものである。
ビーコン間隔をTとし、TのうちTXOPが占める時間幅がtであるスケジューリングを当初行っているものとする。このスケジュールを、時間方向に連続するn個のビーコン区間を用いて、n個中のある1ビーコン区間において全くTXOPを割当てない区間すなわちTXOP禁止時間帯を設けるように変更する。この変更の際、1ビーコン区間分のTXOPを他のn−1個のビーコン区間に分散させる。図5は変更後に各ビーコン区間へ等しく分散させた場合を図示している。n個のビーコン区間(T1、T2、‥‥Tn−1、Tn)に対して、ビーコン区間T1〜Tn−1には各々t×n/(n−1)の時間幅分のTXOPを割当てることになり、ビーコン区間TnにはTXOPを割当てない。このようにTXOPのスケジュールを変更することにより、当初保証された通信品質(スループット)を維持するとともに、1ビーコン区間に相当する期間、RTTテスト時に待ち時間を発生させずにRTTテストを実施することができる。
その結果、図6に示されるように、他の親機装置によって帯域管理されている伝送路と同時刻においてTXOPが割当てられていない時間帯を確実に設けることができる。この時間帯ではRTTテストの際の待ち時間が0となり、SourceとSink間においてRTTテストを成功させることができる。
また、図7に示されるように、1つのビーコン区間をm個のタイムスロット(s1〜sm)に分割するとともに、連続する複数のビーコン区間においてTXOPを割当てないタイムスロットの位置を順次ずらしていくように、スケジュールを変更しても良い。
具体的には、m個のビーコン区間を1単位として実施する場合、ビーコン区間T1では1番目のタイムスロットs1をTXOP禁止時間帯とし、ビーコン区間T2では2番目のタイムスロットs2をTXOP禁止時間帯とし、以下同様に、ビーコン区間Tmではm番目のタイムスロットsmをTXOP禁止時間帯とするように、或るビーコン区間Txに対しx番目のタイムスロットsxをTXOP禁止時間帯とする。
このように、連続する複数のビーコン区間においてTXOPを割当てないタイムスロットの位置を順次ずらしていくスケジューリングを行うことによっても、当初保証された通信品質(スループット)を維持することができる。また、図8に示されるように他の親機装置によって帯域管理されている伝送路と同時刻においてTXOPが割当てられていない時間帯を設けることができる。この時間帯ではRTTテストの際の待ち時間が0となり、SourceとSink間においてRTTテストを成功させることができる。
なお、1つのタイムスロット幅(時間幅)はRTTテストの制限時間である7msec以上の幅に設定されることが望ましい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、RTTテストに関するフレームの中継時刻に基づき、未来のRTTテストのリトライタイミングを推定し、当該タイミング近傍にTXOP割当て禁止時間帯を設けることでRTTテスト時の待ち時間を0にすることができる親機装置について詳しく説明する。
図9は、本発明の実施の形態2における親機装置101の構成を示すブロック図である。図9において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図9に示されるように、親機装置101は、アンテナ110と、無線フレーム送受信部120と、有線フレーム送受信部130とを備えている。これらの構成要素は、実施の形態1の場合と同じ動作を行う。親機装置101は、更に、RTTテスト検出部160と、帯域管理部170と、TSFタイマ180とを備えている。RTTテスト検出部160は、RTTフレーム判断部161と、タイミング推定部162とを含む。帯域管理部170は、制御部171と、CF_Poll発行部172とを含む。
TSFタイマ180は、1μsec毎にカウントを行う64ビットのカウンタである。TSFタイマ180は、時間情報を示すカウンタ値(TSFタイマ値)をタイミング推定部162及び制御部171へ出力する。
RTTフレーム判断部161は、有線フレーム送受信部130からデータフレームのコピーを入力し、当該データフレームがRTTテストに関するフレームであるRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームやACCEPTED(MAC2B).RSPフレームであるかどうかを判断する。これらのフレームであると判断した場合、RTTフレーム判断部161は、RTTテストに関するフレームの中継処理を行った旨をフレーム検出結果としてタイミング推定部162に通知する。
タイミング推定部162は、RTTフレーム判断部161から通知されたフレーム検出結果とTSFタイマ180から得たTSFタイマ値を基に、RTTテストが行われたタイミングを算出し、当該タイミング近傍を他の伝送路においてTXOPが割当てられていない時間帯として推定し、その推定結果(時間帯)を制御部171へ通知する。
制御部171はタイミング推定部162より通知された推定結果、すなわち他の伝送路においてTXOPが割当てられていない時間帯の推定結果をTXOP割当て禁止時間帯として、当該禁止時間帯を避けてTXOPの割当てスケジューリングを行う。このスケジューリングに従ってCF_Poll発行部172でCF_Pollフレームを発行し、管理下の子機(図示せず)へTXOPを割当てる。
RTTテスト検出部160及び帯域管理部170の動作について図10、図11を用いて更に詳しく説明する。
図10はRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームの検出とタイミング推定を示す図である。RTTフレーム判断部161は、有線フレーム送受信部130から有線伝送路4を経由して受信されたデータフレームを入力する。RTTフレーム判断部161は、当該データフレームがRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームであると判断した場合、当該フレームを検出した旨をタイミング推定部162に通知する。
タイミング推定部162には、常時、TSFタイマ180からTSFタイマ値が入力されている。タイミング推定部162は、RTTフレーム判断部161から検出通知を受けた時点のTSFタイマ値をサンプリングする。例えば、図10に示される例ではTSFタイマ値が0x00010000及び0x00029000であるタイミングにおいてRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームが検出されたため、それらの値がサンプルされることになる。なお、上記したタイマ値は16進数表記で表されている。
更に、タイミング推定部162は、サンプリングしたTSFタイマ値の差分からRTTテストが行われる間隔T1を求め、次にRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームが以後到着するであろう、TSFタイマ値を推定する。例えば図10に示される例では間隔T1が0x19000と求まるので、推定された到着時刻(TSFタイマ値)は0x00029000に間隔T1を加算した0x00042000となる。タイミング推定部162は、この推定した到着時刻(TSFタイマ値)を推定結果として制御部171へ通知する。当該推定結果は子機の通信時間の帯域管理をスケジューリングする際のTXOP禁止時間帯に反映される。
図11は、タイミング推定部162から通知された到着推定時刻を基に、TXOP割当てを行う例を示す図である。制御部171には、TSFタイマ180からタイミング推定部162と同じ時間情報がもたらされている。制御部171は、タイミング推定部162から通知された到着推定時刻(TSFタイマ値)を基に、TXOP割当て禁止時間帯を設定する。具体的には、制御部171は、通知された到着推定時刻を始点として、予め設定された時間幅T2の間に子機に対してCF−Pollを発行しないTXOP禁止時間帯を設定する。例えば、タイミング推定部162から通知された推定時刻が0x00042000である場合、TSFタイマ180から入力される0x00042000〜0x00042000+T2のタイマ値の期間を、制御部171はTXOP禁止時間帯に設定する。制御部171は、設定したTXOP禁止時間帯を避けてCF_Pollフレームを発行するようにCF_Poll発行部172に命令する。CF_Poll発行部172は、その命令に従ってCF_Pollフレームを発行する。
なお、TXOP禁止時間帯の時間幅を決定するT2の大きさは、RTTテストの制限時間である7msec以上に設定することが望ましい。
以上説明したように、本実施の形態においては、RTTテストのリトライ実施時刻をRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームの中継タイミングに基づいて推定し、当該推定タイミング近傍において、TXOP割当て禁止時間帯、すなわち子機にCF−Pollフレームを発行しない時間帯を設ける。その結果、当該時間帯ではRTTテスト時における待ち時間が0となり、SourceとSink間においてRTTテストを成功させることができる。
なお、本実施の形態では、RTTテストのリトライ実施時刻をRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームの中継タイミングから推定するものとしたが、本実施の形態はこの例に限定されない。例えば、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレームではなく、応答フレームであるACCEPTED(MAC2B).RSPフレームの中継タイミングから推定する構成としても良い。いずれのフレーム用いる場合にせよ、有線伝送路4から有線フレーム送受信部130が受信したRTTテストに関するフレームを用いてRTTテストの未来の実施時刻を推定することで、RTTテスト時における待ち時間を0にすることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、帯域管理を行う親機装置間でネゴシエーションを行い、それら親機装置間で共通のTXOP割当て禁止時間帯を設けることで、RTTテスト時の待ち時間を0にすることができる親機装置について詳しく説明する。
図12は、本発明の実施の形態3における親機装置(1)200a、親機装置(2)200bの構成を示すブロック図である。また、図12は、親機装置(2)200bが親機装置(1)200aが持つ帯域管理情報を入手し、親機装置(2)200bが入手した当該帯域管理情報を基に子機の帯域管理を行う場合の構成を示している。図12において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、その説明を省略する。
図12に示されるように、親機装置(1)200a、親機装置(2)200bはそれぞれ、アンテナ110と、無線フレーム送受信部120と、有線フレーム送受信部130とを備えている。これらの構成要素は、実施の形態1の場合と同じ動作を行う。
親機装置(1)200aは更に、管理情報通知部210と、TSFタイマ220と、帯域管理部230を備えている。親機(2)200bは更に、管理情報設定部240と、TSFタイマ220と、帯域管理部230とを備えている。
管理情報通知部210は、有線フレーム送受信部130が受信したデータフレームを入力する。管理情報通知部210は、当該データフレームが帯域管理情報の送信要求を示す要求フレーム(管理情報要求フレーム)であれば、TSFタイマ220から入力されるTSFタイマ値及び、帯域管理部230に設定されたTXOP割当て禁止時間帯を記載した管理情報フレームを作成する。TXOP割当て禁止時間帯は、TSFタイマ値で範囲指定される。管理情報フレームは、有線フレーム送受信部130により要求元である親機装置(2)200b宛に送信される。
TSFタイマ220は、1μsec毎にカウントを行う64ビットのカウンタである。TSFタイマ220は、時間情報を示すカウンタ値すなわちTSFタイマ値を帯域管理部230や管理情報通知部210へ出力する。
帯域管理部230には、TSFタイマ220から時間情報を示すカウンタ値(TSFタイマ値)が入力されている。帯域管理部230は、あらかじめ設定されたTXOP割当て禁止時間帯(TSFタイマ値で範囲指定される)を避けながら、管理下の子機(図示せず)へTXOPを割当てるCF−Pollフレームを生成する。生成されたCF−Pollフレームは、無線フレーム送受信部120から送信される。TSFタイマ値の下位2BytesがTXOP禁止時間帯であることを示している。例えば、TXOP割当て禁止時間帯が0x4000〜0x6000に設定されている場合、約65msec毎に約8msec間のTXOP禁止時間帯が設定される。
親機装置(2)200bの起動時に、管理情報設定部240は、親機装置(1)200aとTSFタイマ値及びTXOP割当て時間帯を一致させる目的で、TSFタイマ値及びTXOP割当て時間帯の情報が入った帯域管理情報を取得するための管理情報要求フレームを生成する。管理情報設定部240は、生成した管理情報要求フレームを有線フレーム送受信部130へ出力する。有線フレーム送受信部130は、入力した管理情報要求フレームを有線伝送路4へ送出する。また、管理情報設定部240は、有線フレーム送受信部130が受信したデータフレームを入力し、当該フレームが親機装置(1)200aから送信された管理情報フレームであることを検出する。管理情報設定部240は、更に、当該管理情報フレームから、親機装置(1)200aのTSFタイマ値とTXOP割当て禁止時間帯を取得する。管理情報設定部240は、親機装置(1)200aのTSFタイマ値を自己のTSFタイマ220に設定し、自己の帯域管理部230に親機装置(1)200aと同じTXOP割当て禁止時間帯を表すTSFタイマ値の範囲を設定する。
以下、帯域管理を行う親機装置(1)200aと親機装置(2)200bが互いにネゴシエーションを行うことにより、親機装置(2)200bが親機装置(1)200aとTXOP割当て禁止時間帯を一致させ、当該禁止時間帯外で各親機装置が子機に対し帯域管理を行う動作について説明する。
まず、親機(2)200bは起動時、管理情報設定部240によって、管理情報要求フレームを作成する。親機(2)200bは、当該管理情報要求フレームを有線フレーム送受信部130から親機(1)200a宛に送信する。
一方、親機(1)200aは有線フレーム送受信部130で受信した有線フレームが上記管理情報要求フレームであるかどうかを、管理情報通知部210によって判断する。管理情報通知部210が有線フレームを管理情報要求フレームであると判断すると、管理情報通知部210は帯域管理部230に設定されたTXOP割当て禁止時間帯とTSFタイマ220のタイマ値を記載した管理情報フレームを作成する。有線フレーム送受信部130は、管理情報通知部210から当該管理情報フレームを入力し、親機装置(2)200b宛に送信する。管理情報フレームのフォーマットの一例を図13に示す。
親機装置(2)200bは、有線フレーム送受信部130で受信した有線フレームが、親機装置(1)200aから送信された管理情報フレームであるかどうかを管理情報設定部240で判断する。管理情報フレームであると判断すると、管理情報設定部240は当該管理情報フレームから、親機装置(1)200aのTSFタイマ値とTXOP割当て禁止時間帯を取得し、親機装置(1)200aのTSFタイマ値を親機装置(2)200bのTSFタイマ220に設定し、親機装置(1)200aとTSFタイマ220を同期させる。更に、管理情報設定部240は、親機装置(1)200aのTXOP割当て禁止時間帯を表すTSFタイマ値の範囲を親機装置(2)200bの帯域管理部230に設定する。
以後、親機装置(1)200a及び親機装置(2)200bは各々のTSFタイマ220がほぼ同期し、且つ共通のTXOP割当て禁止時間帯が設定された状態となる。この状態で、親機装置(1)200a及び親機装置(2)200bは、それぞれの帯域管理部230により子機の帯域管理を行う。その一例を図14に示す。図14はTXOP割当て禁止時間帯がTSFタイマ値において、0x4000〜0x6000に設定された場合のタイムチャート図である。親機(1)200a及び親機(2)200bは、TSFタイマの下位2Bytesが0x4000〜0x6000である場合に、TXOP割当て禁止時間帯を設け、この期間では子機にCF−Pollを発行しない。
なお、TXOP割当て禁止時間帯の長さは、RTTテストの制限時間である7msec以上に設定することが望ましい。
以上説明したように、本実施の形態では、帯域を管理する親機装置間でネゴシエーションを行い、相互のTSFタイマの同期をとるとともに、共通のTXOP割当て禁止時間帯を設ける。これにより、帯域管理された複数の伝送路において、いずれの伝送路でもTXOPが割当てられていない時間帯すなわちRTTテスト時の待ち時間が0となる時間帯を確実に設けることができる。従って、SourceとSink間においてRTTテストを成功させることができる。
なお、本実施の形態では、帯域を管理する親機間でネゴシエーションを行い、相互のTSFタイマ220の同期をとるとともに、共通のTXOP割当て禁止時間帯を設ける動作を行うものとしたが、本実施の形態を変形して、以下の構成としてもよい。すなわち、相互のTSFタイマの同期をとるとともに、ビーコン間隔を等しくする構成としても良い。これは、ビーコン区間の始めの部分にTXOPをまとめて割当てるスケジュールで実装されることが多く、ビーコン直前の期間にTXOPが割当てられていない場合が多いためである。具体的には、同じビーコン間隔を事前に各親機装置に設定しておき、例えば親機装置(1)200aが定期的にビーコンを有線伝送路4にもブロードキャストする。更に、後で起動した親機(2)200bが親機(1)200aから送信されたビーコンを基にTSFタイマ値(タイムスタンプとしてビーコンに付加される)を取得し、自己のTSFタイマ220にセットする。この構成は、TXOPを割当てない時間帯を積極的に設けるものではないため、本実施の形態に比べると、各親機装置でTXOPを割当てない時間帯を共通させるという効果を必ずしも奏することはできないが、回路規模の削減等の新たな効果を別途得ることが可能となる。
なお、本実施の形態では親機装置(2)200bより親機装置(1)200aに対して、管理情報を要求する構成としたが、親機装置(1)200aが自主的に管理情報フレームを送信する構成としてもよい。また、親機装置(2)200bは起動時のみ管理情報フレームを要求するのではなく、定期的に自己のTSFタイマ220を補正するために管理情報フレームを要求する構成としても良い。
また、本実施の形態では親機装置(1)200aが有線伝送路4を介して管理情報フレームを送信したが、無線伝送路を介して送信する構成としても良い。例えば、親機装置(1)200aが先に起動している場合、ビーコン内部にTXOP禁止時間帯に関する情報を含ませる。親機装置(2)200bは起動直後、親機装置(1)200aの無線チャネルにあわせ、親機装置(1)200aから送信されるビーコンを受信し、当該ビーコンからTSFタイマ値(タイムスタンプとしてビーコンに付加される)及びTXOP禁止時間帯の情報を取得する。その後、親機装置(2)200bは、取得した情報と同じ状態に自己をセットする。これにより、親機装置(2)200bは、親機装置(1)200aとTSFタイマ値の同期をとるとともに、共通のTXOP割当て禁止時間帯を設けることができ、その状態で帯域管理を行うことができる。親機装置(2)200bは、親機装置(1)aが送信するビーコンから必要な情報を入手後、周波数を有効利用するため自己の無線チャネルを変更する。このような構成を採用した場合でも、本実施の形態と同様の効果を奏することが出来る。
(実施の形態4)
実施の形態4では、親機装置は、RTTテストが実施されていることを検出すると、当初の帯域管理スケジュールを即座に変更する。図15は、本実施の形態に係る親機装置が設けられるネットワークを示す図である。図16は、本実施の形態におけるビーコン区間を用いてTXOPの割当てを変更する方法を示すタイムチャートである。
図15に示されるように、他の親機装置(図示せず)に帯域管理された伝送路300は、本実施の形態に係る親機装置310を介して、子機320と接続されている。他の親機装置に帯域管理された伝送路300としては、例えば電力線搬送通信(PLC)線などを挙げることができる。本実施の形態に係る親機装置310は、子機320と接続する無線伝送路330の帯域管理を行うものとする。
本実施の形態に係る親機装置310は、他の親機装置(図示せず)に帯域管理された伝送路300経由で、子機320宛のRTTテストを実施するフレームであるRTT_TEST(MAC1A).CMDの受信を検出することができる。図16に示されるように、親機装置310は、RTT_TEST(MAC1A).CMDを検出すると、無線伝送路330のTXOPの割当てスケジュールを即座に変更する。親機装置310は、子機320へRTT_TEST(MAC1A).CMDフレームを中継すると共に、7msec以上の間、TXOPを割当てない時間帯をビーコン区間内に設ける。RTT_TEST(MAC1A).CMDフレーム検出のタイミングがTXOPの期間中であっても、TXOPを割当てない時間帯を即座に設ける。すなわち、RTT_TEST(MAC1A).CMDフレーム検出のタイミングがTXOPの期間中である場合、TXOPを割当てない時間帯を割り込ませ、当該TXOPフレームのうち検出タイミング以後の部分を後ろへずらず。
この構成によれば、RTTテスト時における無線伝送路330での待ち時間が0となり、SourceとSink間においてRTTテストを成功させることができる。
なお、本実施の形態は、上記の例に限定されるものではなく、他の親機装置に帯域管理された伝送路300に代えて、実施の形態1と同様、他の親機装置にも接続されてはいるがいずれの親機装置にも帯域管理されない有線伝送路を設けても良い。
なお、以上に述べた各実施の形態における構成は、集積回路であるLSIとして実現することもできる。これらは、個別に1チップ化されても良いし、すべての構成、または一部の構成を含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法は、LSIに限るものではなく、専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩、または派生する別技術により、LSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。
本発明に係る親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法は、各々帯域管理された伝送路が複数接続されることにより生じるRTTテスト時の遅延時間を削減する効果を有する。本発明に係る親機装置及びこの親機装置による帯域管理方法は、DTCP―IP認証をはじめとした、速い応答速度が要求されるシステム等に応用可能である。
本発明の実施の形態1に係る親機装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるRTTテストの失敗検出及びRTTテスト失敗検出に伴うスケジュール変更処理を示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるビーコン間隔の変更による帯域管理スケジュールの変更を示すタイムチャート 本発明の実施の形態1における2つの伝送路の帯域管理状態を比較して示すタイムチャート 本発明の実施の形態1における複数のビーコン区間を用いて、TXOPの割当て方を変更する方法を示すタイムチャート 本発明の実施の形態1における各々帯域管理された伝送路の状態を比較したタイムチャート 本発明の実施の形態1における複数のビーコン区間を用いて、TXOPの割当て方を変更する方法を示すタイムチャート 本発明の実施の形態1における各々帯域管理された伝送路の状態を比較して示すタイムチャート 本発明の実施の形態2における親機装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2におけるRTTテストフレームの検出及びタイミング推定を示すタイムチャート 本発明の実施の形態2におけるタイミング推定を基にTXOP割当てを行う例を示すタイムチャート 本発明の実施の形態3に係る親機装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における管理情報フレームのフォーマットを示す図 本発明の実施の形態3におけるTXOP割当て禁止期間を示す図 本発明の実施の形態4における親機装置と子機を示すブロック図 本発明の実施の形態4における帯域管理スケジュールの変更を示すタイムチャート 従来の帯域管理方法を示す図 従来のDTCP−IPにおける認証手順を示す図 従来のネットワーク構成図 従来の帯域管理方法におけるRTTテストに失敗する場合の伝送路の状態を示すタイムチャート
符号の説明
4 有線伝送路
100,101,200a,200b,310 本発明に係る親機装置
110 アンテナ
120 無線フレーム送受信部
130 有線フレーム送受信部
140 RTTテスト検出部
150 帯域管理部
160 RTTテスト検出部
161 RTTフレーム判断部
162 タイミング推定部
170 帯域管理部
171 制御部
172 CF_Poll発行部
180 TSFタイマ
210 管理情報通知部
220 TSFタイマ
230 帯域管理部
240 管理情報設定部

Claims (16)

  1. 子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの失敗を検出するRTTテスト検出手段と、
    前記RTTテスト検出手段が前記RTTテストの失敗を検出した場合、ビーコン間隔を変更することにより自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理手段とを備える、親機装置。
  2. 前記RTTテスト検出手段は、前記他の単位ネットワークの子機が行うRTTテストの実施回数が2以上の所定の回数を超えた場合にRTTテストが失敗したと判断することを特徴とする請求項1に記載の親機装置。
  3. 前記RTTテストは、DTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)の認証手続きの際に実施されるRTTテストであることを特徴とする請求項1に記載の親機装置。
  4. 前記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、前記帯域管理スケジュールの変更はビーコン間隔の変更であることを特徴とする請求項1に記載の親機装置。
  5. 前記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、前記帯域管理スケジュールの変更はTXOP(Transmission Opportunity)の割当てスケジュールの変更であることを特徴とする請求項1に記載の親機装置。
  6. 子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
    他の単位ネットワークの子機からRTT(Round Trip Time)テストが行われたときに前記RTTテストの実施を検出し、前記検出結果に基づき未来の前記RTTテストの再実施時刻を推定するRTTテスト検出手段と、
    前記RTTテスト検出手段が推定した前記RTTテストの再実施時刻に一定の時間幅を設けた期間には、自己が管理する子機に対する通信占有権の割当てを行わない帯域管理手段とを備える、親機装置。
  7. 前記RTTテストは、DTCP−IP(Digital Transmission Content Protection over Internet Protocol)の認証手続きの際に実施されるRTTテストであり、前記一定の時間幅は7msec以上の時間幅であることを特徴とする請求項6に記載の親機装置。
  8. 前記親機装置はIEEE802.11e規格に準拠した無線通信装置であり、前記通信占有権の割当てはTXOP(Transmission Opportunity)の割当てであることを特徴とする請求項6に記載の親機装置。
  9. 子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの失敗を検出するRTTテスト検出手段と、
    前記RTTテスト検出手段が前記RTTテストの失敗を検出した場合、通信占有権の割当てを行わないビーコン区間を設けるよう自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理手段とを備える、親機装置。
  10. 子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの失敗を検出するRTTテスト検出手段と、
    前記RTTテスト検出手段が前記RTTテストの失敗を検出した場合、ビーコン区間毎に通信占有権の割当てを行わない期間をずらしながら設けるよう自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理手段とを備える、親機装置。
  11. 子機と協働して単位ネットワークを構成しており、当該子機の通信時間の帯域管理を行う親機装置であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの実施を検出するRTTテスト検出手段と、
    前記RTTテスト検出手段が前記RTTテストの実施を検出した場合、通信占有権の割当てを後ろにずらして通信占有権の割当てを行わない期間を設けるよう自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理手段とを備える、親機装置。
  12. 子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テスト失敗を検出するRTTテスト検出ステップと、
    前記RTTテスト検出ステップで前記RTTテストの失敗が検出された場合、ビーコン間隔を変更することにより自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理ステップとを備える、帯域管理方法。
  13. 子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
    他の単位ネットワークの子機からRTT(Round Trip Time)テストが行われたときに前記RTTテストの実施を検出し、前記検出結果に基づき未来の前記RTTテストの再実施時刻を推定するRTTテスト検出ステップと、
    前記RTTテスト検出ステップで推定された前記RTTテストの再実施時刻に一定の時間幅を設けた期間には、自己が管理する子機に対する通信占有権の割当てを行わない帯域管理ステップとを備える、帯域管理方法。
  14. 子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの失敗を検出するRTTテスト検出ステップと、
    前記RTTテスト検出ステップで前記RTTテストの失敗が検出された場合、通信占有権の割当てを行わないビーコン区間を設けるよう自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理ステップとを備える、帯域管理方法。
  15. 子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの失敗を検出するRTTテスト検出ステップと、
    前記RTTテスト検出ステップで前記RTTテストの失敗が検出された場合、ビーコン区間毎に通信占有権の割当てを行わない期間をずらしながら設けるよう自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理ステップとを備える、帯域管理方法。
  16. 子機と協働して単位ネットワークを構成する親機装置による、当該子機の通信時間の帯域管理方法であって、
    他の単位ネットワークの子機が行うRTT(Round Trip Time)テストの実施を検出するRTTテスト検出ステップと、
    前記RTTテスト検出ステップで前記RTTテストの実施が検出された場合、通信占有権の割当てを後ろにずらして通信占有権の割当てを行わない期間を設けるよう自己が管理する子機に対する帯域管理スケジュールを変更する帯域管理ステップとを備える、帯域管理方法。
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