JP4825376B2

JP4825376B2 - Sludge digester agitator

Info

Publication number: JP4825376B2
Application number: JP2001268363A
Authority: JP
Inventors: 秀章坂本
Original assignee: Furukawa Co Ltd
Current assignee: Furukawa Co Ltd
Priority date: 2001-09-05
Filing date: 2001-09-05
Publication date: 2011-11-30
Anticipated expiration: 2021-09-05
Also published as: JP2003071498A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水処理場の汚泥消化槽で用いられる撹拌装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、下水処理場で汚泥の嫌気性処理を行う汚泥消化槽としては、例えば、亀甲形または算盤形の汚泥消化槽や、卵形汚泥消化槽等が用いられている。
このうち、亀甲形または算盤形の汚泥消化槽では、汚泥を撹拌するためにガス撹拌方式が採用されてきた。しかし、このガス撹拌方式では撹拌力が弱く、汚泥消化槽の下部に砂や汚泥が堆積してしまう等の問題があり、更に最近では下水汚泥の機械濃縮による減量化（高濃度化）が進み、ガス撹拌方式では益々力不足になっている。このため、亀甲形または算盤形の汚泥消化槽において、撹拌力の優れた機械撹拌方式を採用することが望まれている。
【０００３】
一方、卵形汚泥消化槽には、撹拌力の優れた機械撹拌方式が採用されている。具体的な攪拌装置としては、汚泥消化槽の内部にドラフトチューブを垂直状態に設けて、ドラフトチューブの上端開口から撹拌機のスクリューを挿入し、スクリューの回転によってドラフトチューブ内に下向きあるいは上向きの流れを発生させ、これにより汚泥消化槽内に強制対流による循環流を発生させて汚泥を全体的に撹拌するようになっている。
【０００４】
撹拌機は、汚泥消化槽のドラフトチューブ直上のコンクリートスラブに埋め込まれた軸受箱と、この軸受箱の上側に配置されたモータとを具備し、このモータの出力軸とスクリューのシャフトを軸受箱を介して接続している。
卵形汚泥消化槽は、このような機械撹拌方式を採用することを前提としているので、汚泥消化槽の頂部のコンクリートスラブが撹拌機を設置できるような強度に予め設計されている。
【０００５】
これに対し、既設の亀甲形または算盤形の汚泥消化槽では、ガス撹拌方式が採用されてきたため、汚泥消化槽の頂部のコンクリートスラブが撹拌機を設置できるような強度に予め設計されていない。
従って、撹拌力の優れた機械撹拌方式を採用することが望まれているにも拘わらず、既設の亀甲形または算盤形の汚泥消化槽では、機械撹拌方式に変更することができなかった。
【０００６】
そこで、汚泥消化槽の内壁下部から支持脚を介して支持されたドラフトチューブの上端部を汚泥消化槽の頂部に設けられた点検口の蓋体に至るまで延設するとともに、撹拌機をドラフトチューブ内に挿抜可能に設置した汚泥消化槽の撹拌装置が提案されている（特願２０００−１３３０５６参照）。
この汚泥消化槽の撹拌装置では、ドラフトチューブ及び撹拌機の荷重が支持脚を介して汚泥消化槽の内壁下部によって支持されるので、亀甲形あるいは算盤形の既設の汚泥消化槽でも、その頂部のコンクリートスラブに負担をかけることなく撹拌機を設置することができる。従って、既設の亀甲形または算盤形の汚泥消化槽において、機械撹拌方式の採用が可能となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
汚泥消化槽では消化ガスが発生するので、この汚泥消化槽の撹拌装置では、槽内のガスが槽外へ漏出しないよう、汚泥消化槽の頂部に設けられた点検口の蓋体とドラフトチューブの上端部との間は気密性を保つ必要がある。
しかし、この汚泥消化槽の撹拌装置では、ドラフトチューブは、汚泥消化槽の内壁下部から支持脚を介して支持されており、また、槽内の汚泥は操業時には４０℃程度に加温されるので、ステンレス鋼製であるドラフトチューブは、設置時に槽内と槽外とを遮断するよう点検口の蓋体に固定されていると、熱膨張により伸縮して過大な荷重が作用し、蓋体の破損や消化槽躯体の破損を生じるおそれがある。
【０００８】
本発明は、汚泥消化槽の撹拌装置における上記課題を解決するものであって、ドラフトチューブの伸縮による荷重を軽減して、蓋体や消化槽躯体の破損を防止するとともに、槽内のガスの槽外への漏出を防止することのできる汚泥消化槽の撹拌装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、汚泥消化槽の内壁下部から支持脚を介して支持されたドラフトチューブの上端部を汚泥消化槽の頂部に設けられた点検口の蓋体に至るまで延設し、撹拌機をドラフトチューブ内に設置する汚泥消化槽の撹拌装置において、ドラフトチューブの上端部と点検口の蓋体との間に弾性体のシール材を設け、ドラフトチューブの上端部を点検口の蓋体に対して上下移動可能に保持することにより上記課題を解決している。
【００１０】
この汚泥消化槽の撹拌装置では、ドラフトチューブは、汚泥消化槽の内壁下部から支持脚を介して支持されているが、上端部が点検口の蓋体に固定されておらず、点検口の蓋体に対して上下移動可能に保持されているので、槽内の汚泥が操業時に４０℃程度に加温されて、ドラフトチューブが熱膨張により伸縮しても、過大な荷重は作用せず蓋体の破損や消化槽躯体の破損を生じることはない。
【００１１】
ドラフトチューブの上端部と点検口の蓋体との間には弾性体のシール材が設けられており、ドラフトチューブの上端部が点検口の蓋体に対して上下移動しても常に気密状態が保たれるので、槽内のガスの槽外への漏出は防止される。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の実施の一形態を示す汚泥消化槽の撹拌装置の縦断面図、図２は図１の撹拌装置のドラフトチューブの上端部の構成を示す拡大図である。
汚泥消化槽１は、図１に示すように断面形状が亀甲形をなし、その内部にはドラフトチューブ１０が設けられ、汚泥消化槽１の内壁下部２から支持脚２０を介して垂直状態に支持されている。この汚泥消化槽１の頂部スラブ３には、汚泥消化槽１の内部と外部とを連通する点検口４が設けられている。
【００１３】
ドラフトチューブ１０は、比較的細い内外径の小径管部１１と、小径管部１１よりも内外径の大きい大径管部１２と、小径管部１１と大径管部１２とを接続する中間管部１３とで構成されており、上方に配置された大径管部１２の上端部は、点検口４の上面にある蓋体５の貫通孔６に至るまで延設されている。
貫通孔６の内径は、大径管部１２の上端部の外径より大きく設定されており、大径管部１２の上端部の外周面１７と蓋体５の内周面１８との間にはシール材としてゴムブッシュ７が設けられ、大径管部１２の上端部は蓋体５に対して上下移動可能に保持されている。また、蓋体５の上には、貫通孔６を覆うカバープレート８が取付けられている。
【００１４】
中間管部１３は、大径管部１２と小径管部１１との間に配置され、大径管部１２の内径から小径管部１１の内径に至るまでその内径を漸次減少させる傾斜面を有している。中間管部１３の側面には、汚泥流入出用開口１５が形成されている。この中間管部１３の上部の内側には、下方に向けて縮径された凹テーパリング１６が取付けられている。
【００１５】
ドラフトチューブ１０の内部には、汚泥消化槽１内の汚泥を撹拌するための撹拌機３０が挿抜可能に設置される。撹拌機３０は、モータ３１と、そのモータ３１の回転軸に取り付けられて回転自在のスクリュー３２とを備えている。また、攪拌機３０の上部ケーシング３３の上部外側には、凹テーパリング１６に嵌合する凸テーパリング３４が取付けられている。
【００１６】
さらに、攪拌機３０の上部ケーシング３３の上に管状のガイドサポート３５が立設されており、ガイドサポート３５の上部には、ドラフトチューブ１０の大径管部１２に固定するための固定具４０が設けられている。この固定具４０は、周方向に所定間隔で配置され、半径方向に張出して先端部が大径管部１２の内面に当接するクランプ４１と、クランプ４１の張出し量を調整するウェッジ４２と、ウェッジ４２を上下に移動させるジャッキボルト４３とを備えている。
【００１７】
撹拌機３０を汚泥消化槽１に設置する場合には、先ず、蓋体５上のカバープレート８を取り外し、クレーン等の揚重装置を用いて撹拌機３０をドラフトチューブ１０の上端開口からその内部に挿入する。撹拌機３０はドラフトチューブ１０内を下降して、凸テーパリング３４が凹テーパリング１６に嵌合するので、撹拌機３０はドラフトチューブ１０の軸心Ｘに合わせて位置決めされる。
【００１８】
次に、ガイドサポート３５の上部の固定具４０のクランプ４１を張出して先端部を大径管部１２の内面に当接させ、ジャッキボルト４３でウェッジ４２を上下に移動させてクランプ４１の張出し量を調整することにより、ガイドサポート３５をドラフトチューブ１０の軸心Ｘに一致させて固定する。
この撹拌機３０の設置状態では、スクリュー３２は、ドラフトチューブ１０の小径管部１１内であって汚泥流入出用開口１５の下方に位置する。撹拌機３０をドラフトチューブ１０内に設置した後は、汚泥を汚泥消化槽１内に満たして、撹拌機３０の運転を開始する。
【００１９】
汚泥消化槽１内の汚泥は、ドラフトチューブ１０の小径管部１１の下端開口及び中間管部１３の汚泥流入出用開口１５からドラフトチューブ１０内に流入し、撹拌機３０の周囲は汚泥で満たされている。撹拌機３０の運転に伴いスクリュー３２が回転すると、ドラフトチューブ１０の小径管部１１の内部に下向きあるいは上向きの流れが発生し、これにより汚泥消化槽１内に強制対流による循環流が発生して汚泥が全体的に撹拌される。
【００２０】
この汚泥の撹拌時には、ドラフトチューブ１０の中間管部１３に形成された汚泥流入出用開口１５は、ドラフトチューブ１０内に下向きの流れが発生する際に、汚泥４０の流入口として機能し、ドラフトチューブ１０内に上向きの流れが発生する際に、汚泥の流出口として機能する。このため、汚泥消化槽１内に汚泥の循環流を確実に発生させることができる。
【００２１】
操業時、汚泥消化槽１内の汚泥は、４０℃程度に加温されるので、汚泥消化槽１の内壁下部２から支持脚２０を介して支持されているドラフトチューブ１０は熱膨張し、上方に伸長する。しかし、上端部が点検口４の蓋体５に固定されておらず、ゴムブッシュ７を介して蓋体５に対して上下移動可能に保持されているので、ゴムブッシュ７の変形によって緩衝されて過大な荷重は作用せず、蓋体５の破損や汚泥消化槽１の躯体の破損を生じることはない。
【００２２】
また、ドラフトチューブ１０の上端部と点検口４の蓋体５との間はゴムブッシュ７によってシールされており、ドラフトチューブ１０の上端部が点検口４の蓋体４に対して上下移動しても常に気密状態が保たれるので、槽内のガスが槽外へ漏出することはない。
撹拌機３０をメンテナンスのために引き上げるときには、汚泥消化槽１内の汚泥を空にする必要はなく、汚泥を汚泥消化槽１内に入れた状態で、蓋体５上のカバープレート８を取り外し、ジャッキボルト４３でウェッジ４２を弛め、クランプ４１を大径管部１２の内面から離脱させてから、クレーン等の揚重装置により攪拌機３０を吊り上げれば、簡単に抜き出せる。
【００２３】
ドラフトチューブ１０の大径管部１２の上端部は点検口４の蓋体５に至るまで延設しているため、この撹拌機３０の引き上げの際に、ドラフチューブ１０自体が汚泥消化槽１内に残留する消化ガスを遮断することができる。このため、消化ガスの槽外への流出を確実に防止することができる。
この撹拌装置では、撹拌機３０がドラフトチューブ１０内に設置されると、ドラフトチューブ１０及び撹拌機３０の荷重は支持脚２０を介して汚泥消化槽１の内壁下部２によって支えられる。このため、汚泥消化槽１の頂部スラブ３に負担をかけることが無くなり、亀甲形あるいは算盤形の形状をした既設の汚泥消化槽１でも機械撹拌方式の撹拌機３０を設置することができる。
【００２４】
図３は本発明の他の実施の形態を示す汚泥消化槽の撹拌装置のドラフトチューブの上端部の構成を示す拡大図である。
この撹拌装置では、ドラフトチューブ１０の大径管部１２の上端部の外周面１７と蓋体５の内周面１８との間に、シール材としてＯリング９が設けられ、大径管部１２の上端部は蓋体５に対して上下移動可能に保持されている。その他の構成は、図１、図２に示すものと同様である。
【００２５】
この撹拌装置もドラフトチューブ１０の上端部は点検口４の蓋体５に固定されておらず、Ｏリング９を介して蓋体５に対して上下移動可能に保持されているので、汚泥消化槽１内の汚泥の加温によりドラフトチューブ１０が熱膨張して上方に伸長する場合に、過大な荷重は作用せず、蓋体５の破損や汚泥消化槽１の躯体の破損を生じることはない。
【００２６】
また、ドラフトチューブ１０の上端部と点検口４の蓋体５との間はＯリング９によってシールされており、ドラフトチューブ１０の上端部が点検口４の蓋体４に対して上下移動しても常に気密状態が保たれるので、槽内のガスが槽外へ漏出することはない。
【００２７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の汚泥消化槽の撹拌装置によれば、ドラフトチューブの伸縮による荷重を軽減して、蓋体や消化槽躯体の破損を防止するとともに、槽内のガスの槽外への漏出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態を示す汚泥消化槽の撹拌装置の縦断面図である。
【図２】図１の撹拌装置のドラフトチューブの上端部の構成を示す拡大図である。
【図３】本発明の他の実施の形態を示す汚泥消化槽の撹拌装置のドラフトチューブの上端部の構成を示す拡大図である。
【符号の説明】
１汚泥消化槽
２内壁下部
３頂部スラブ
４点検口
５蓋体
６貫通孔
７ゴムブッシュ
８カバープレート
９Ｏリング
１０ドラフトチューブ
１１小径管部
１２大径管部
１３中間管部
１５汚泥流入出用開口
１６凹テーパリング
１７外周面
１８内周面
２０支持脚
３０撹拌機
３１モータ
３２スクリュー
３３上部ケーシング
３４凸テーパリング
３５ガイドサポート
４０固定具
４１クランプ
４２ウェッジ
４３ジャッキボルト
ＷＬ汚泥の液面
Ｘ軸心[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a stirring device used in a sludge digestion tank of a sewage treatment plant.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a sludge digestion tank that performs anaerobic treatment of sludge at a sewage treatment plant, for example, a turtle shell-shaped or abacus-shaped sludge digester, an egg-shaped sludge digester, and the like are used.
Among these, in the turtle shell-shaped or abacus-shaped sludge digester, a gas stirring method has been employed to stir the sludge. However, with this gas stirring method, the stirring power is weak, and there are problems such as sand and sludge accumulating in the lower part of the sludge digestion tank, and more recently, reduction (high concentration) by mechanical concentration of sewage sludge has progressed. However, the gas agitation method is becoming increasingly insufficient. For this reason, it is desired to adopt a mechanical stirring system with excellent stirring power in a turtle shell-shaped or abacus-shaped sludge digester.
[0003]
On the other hand, the egg-shaped sludge digestion tank employs a mechanical stirring system with excellent stirring power. As a specific stirring device, a draft tube is installed in the sludge digestion tank in a vertical state, a screw of the stirrer is inserted from the upper end opening of the draft tube, and a downward or upward flow into the draft tube is caused by the rotation of the screw. As a result, a circulating flow by forced convection is generated in the sludge digestion tank to agitate the sludge as a whole.
[0004]
The stirrer includes a bearing box embedded in a concrete slab directly above the draft tube of the sludge digestion tank, and a motor disposed on the upper side of the bearing box, and the output shaft of the motor and the shaft of the screw are connected to the bearing box. Connected through.
Since the egg-shaped sludge digestion tank is premised on adopting such a mechanical stirring system, the concrete slab at the top of the sludge digestion tank is designed in advance so as to install a stirrer.
[0005]
On the other hand, in the existing turtle shell-shaped or abacus-shaped sludge digestion tank, since the gas stirring method has been adopted, the concrete slab at the top of the sludge digestion tank is not designed in advance so as to install a stirrer.
Therefore, despite the desirability of adopting a mechanical stirring system with excellent stirring power, the existing turtle shell or abacus sludge digester cannot be changed to the mechanical stirring system.
[0006]
Therefore, the upper end of the draft tube supported from the lower inner wall of the sludge digestion tank is extended to the lid of the inspection port provided at the top of the sludge digestion tank, and the agitator is connected to the draft tube. An agitation apparatus for a sludge digestion tank installed so as to be insertable / removable therein has been proposed (see Japanese Patent Application No. 2000-133056).
In this sludge digester agitator, the load of the draft tube and agitator is supported by the lower part of the inner wall of the sludge digester via the support legs, so even in the existing sludge digester with a turtle shell or abacus shape, A stirrer can be installed without placing a burden on the concrete slab. Therefore, it is possible to adopt the mechanical stirring method in the existing turtle shell or abacus sludge digester.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Digestion gas is generated in the sludge digestion tank. Therefore, in this sludge digestion tank agitator, the lid of the inspection port provided on the top of the sludge digestion tank and the draft tube are installed so that the gas in the tank does not leak out of the tank. It is necessary to maintain airtightness between the upper end portion.
However, in this agitation apparatus for sludge digestion tank, the draft tube is supported from the lower part of the inner wall of the sludge digestion tank through support legs, and the sludge in the tank is heated to about 40 ° C during operation. If the draft tube made of stainless steel is fixed to the lid of the inspection port so as to shut off the inside and outside of the tank at the time of installation, it expands and contracts due to thermal expansion, and an excessive load acts. There is a risk of causing damage or damage to the digester tank.
[0008]
The present invention solves the above-mentioned problem in the agitation apparatus of the sludge digestion tank, reduces the load due to expansion and contraction of the draft tube, prevents damage to the lid and digester tank, and prevents gas in the tank. It aims at providing the stirring apparatus of the sludge digestion tank which can prevent the leaking out of a tank.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention extends the upper end of a draft tube supported from the lower inner wall of a sludge digestion tank through a support leg to the lid of an inspection port provided at the top of the sludge digestion tank, and In the agitation device of the sludge digester installed in the tube, an elastic sealing material is provided between the upper end of the draft tube and the lid of the inspection port, and the upper end of the draft tube is connected to the lid of the inspection port. The above-mentioned problem is solved by holding it so that it can move up and down.
[0010]
In this agitation apparatus for a sludge digestion tank, the draft tube is supported from the lower inner wall of the sludge digestion tank via a support leg, but the upper end is not fixed to the lid of the inspection port, and the lid of the inspection port is Since it is held so that it can move up and down with respect to the body, even if the sludge in the tank is heated to about 40 ° C. during operation and the draft tube expands and contracts due to thermal expansion, an excessive load does not act and the lid This will not cause damage to the digester or the digester tank.
[0011]
An elastic sealing material is provided between the upper end of the draft tube and the lid of the inspection port. Even if the upper end of the draft tube moves up and down relative to the lid of the inspection port, the airtight state is always maintained. Since it is maintained, leakage of gas in the tank to the outside of the tank is prevented.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a stirring device for a sludge digesting tank showing an embodiment of the present invention, and FIG.
As shown in FIG. 1, the sludge digestion tank 1 has a turtle shell shape, and a draft tube 10 is provided inside the sludge digestion tank 1. The sludge digestion tank 1 is supported vertically from the lower inner wall 2 of the sludge digestion tank 1 through the support legs 20. Has been. The top slab 3 of the sludge digestion tank 1 is provided with an inspection port 4 that communicates the inside and the outside of the sludge digestion tank 1.
[0013]
The draft tube 10 includes a relatively thin inner / outer diameter small-diameter pipe portion 11, a large-diameter pipe portion 12 having a larger inner / outer diameter than the small-diameter pipe portion 11, and an intermediate pipe connecting the small-diameter pipe portion 11 and the large-diameter pipe portion 12. The upper end portion of the large-diameter pipe portion 12 arranged above is extended to reach the through hole 6 of the lid body 5 on the upper surface of the inspection port 4.
The inner diameter of the through hole 6 is set to be larger than the outer diameter of the upper end portion of the large diameter pipe portion 12, and is between the outer peripheral surface 17 of the upper end portion of the large diameter pipe portion 12 and the inner peripheral surface 18 of the lid 5. The rubber bush 7 is provided as a sealing material, and the upper end portion of the large-diameter pipe portion 12 is held so as to be vertically movable with respect to the lid 5. A cover plate 8 that covers the through hole 6 is attached on the lid 5.
[0014]
The intermediate tube portion 13 is disposed between the large diameter tube portion 12 and the small diameter tube portion 11 and has an inclined surface that gradually decreases the inner diameter from the inner diameter of the large diameter tube portion 12 to the inner diameter of the small diameter tube portion 11. is doing. A sludge inflow / outlet opening 15 is formed on the side surface of the intermediate pipe portion 13. A concave taper ring 16 having a diameter reduced downward is attached to the inside of the upper portion of the intermediate tube portion 13.
[0015]
Inside the draft tube 10, a stirrer 30 for stirring the sludge in the sludge digestion tank 1 is installed so as to be insertable / removable. The stirrer 30 includes a motor 31 and a screw 32 that is attached to a rotation shaft of the motor 31 and is rotatable. Further, a convex taper ring 34 fitted to the concave taper ring 16 is attached to the upper outer side of the upper casing 33 of the stirrer 30.
[0016]
Further, a tubular guide support 35 is erected on the upper casing 33 of the stirrer 30, and a fixing tool 40 for fixing the large-diameter pipe portion 12 of the draft tube 10 is provided on the upper portion of the guide support 35. It has been. The fixture 40 is disposed at a predetermined interval in the circumferential direction, is clamped in a radial direction and has a tip 41 abutting against the inner surface of the large-diameter pipe portion 12, a wedge 42 for adjusting the amount of extension of the clamp 41, and a wedge And jack bolts 43 for moving 42 up and down.
[0017]
When the stirrer 30 is installed in the sludge digestion tank 1, first, the cover plate 8 on the lid 5 is removed, and the stirrer 30 is moved from the upper end opening of the draft tube 10 to the inside using a lifting device such as a crane. Insert into. Since the stirrer 30 descends in the draft tube 10 and the convex taper ring 34 is fitted to the concave taper ring 16, the stirrer 30 is positioned according to the axis X of the draft tube 10.
[0018]
Next, the clamp 41 of the fixture 40 on the upper part of the guide support 35 is extended so that the tip is brought into contact with the inner surface of the large-diameter pipe portion 12, and the wedge 42 is moved up and down by the jack bolt 43 to extend the clamp 41. Is adjusted so that the guide support 35 is aligned with the axial center X of the draft tube 10.
In the installed state of the stirrer 30, the screw 32 is located in the small diameter pipe portion 11 of the draft tube 10 and below the sludge inflow / outflow opening 15. After installing the stirrer 30 in the draft tube 10, the sludge is filled in the sludge digestion tank 1, and the operation of the stirrer 30 is started.
[0019]
Sludge in the sludge digestion tank 1 flows into the draft tube 10 through the lower end opening of the small-diameter pipe portion 11 of the draft tube 10 and the sludge inflow / outflow opening 15 of the intermediate pipe portion 13, and the periphery of the agitator 30 is filled with sludge. Has been. When the screw 32 rotates in accordance with the operation of the stirrer 30, a downward or upward flow is generated inside the small-diameter pipe portion 11 of the draft tube 10, thereby generating a circulating flow by forced convection in the sludge digestion tank 1. The sludge is agitated as a whole.
[0020]
When this sludge is stirred, the sludge inflow / outlet opening 15 formed in the intermediate pipe portion 13 of the draft tube 10 functions as an inlet for the sludge 40 when a downward flow is generated in the draft tube 10. When an upward flow is generated in the tube 10, it functions as an outlet for sludge. For this reason, the sludge circulation flow can be reliably generated in the sludge digestion tank 1.
[0021]
During operation, the sludge in the sludge digestion tank 1 is heated to about 40 ° C., so that the draft tube 10 supported via the support legs 20 from the lower inner wall 2 of the sludge digestion tank 1 is thermally expanded, Elongate. However, since the upper end portion is not fixed to the lid body 5 of the inspection port 4 and is held so as to be movable up and down with respect to the lid body 5 via the rubber bush 7, it is buffered by the deformation of the rubber bush 7. An excessive load does not act, and the cover 5 and the sludge digestion tank 1 are not damaged.
[0022]
The upper end of the draft tube 10 and the lid 5 of the inspection port 4 are sealed by a rubber bush 7, and the upper end of the draft tube 10 moves up and down relative to the lid 4 of the inspection port 4. However, since the airtight state is always maintained, the gas in the tank does not leak out of the tank.
When pulling up the agitator 30 for maintenance, it is not necessary to empty the sludge in the sludge digestion tank 1, the cover plate 8 on the lid 5 is removed while the sludge is placed in the sludge digestion tank 1, If the wedge 42 is loosened by the jack bolt 43 and the clamp 41 is detached from the inner surface of the large-diameter pipe portion 12 and then the agitator 30 is lifted by a lifting device such as a crane, it can be easily extracted.
[0023]
Since the upper end portion of the large-diameter pipe portion 12 of the draft tube 10 extends to the lid 5 of the inspection port 4, the draft tube 10 itself is placed in the sludge digestion tank 1 when the stirrer 30 is pulled up. The digestive gas remaining in can be shut off. For this reason, the outflow of digestion gas outside the tank can be reliably prevented.
In this stirring device, when the stirrer 30 is installed in the draft tube 10, the loads of the draft tube 10 and the stirrer 30 are supported by the lower portion 2 of the inner wall of the sludge digestion tank 1 through the support legs 20. For this reason, a load is not applied to the top slab 3 of the sludge digestion tank 1, and a mechanical stirring type agitator 30 can be installed even in the existing sludge digestion tank 1 having a turtle shell shape or an abacus shape.
[0024]
FIG. 3 is an enlarged view showing a configuration of an upper end portion of a draft tube of a stirring apparatus for a sludge digestion tank showing another embodiment of the present invention.
In this stirring device, an O-ring 9 is provided as a sealing material between the outer peripheral surface 17 of the upper end portion of the large-diameter pipe portion 12 of the draft tube 10 and the inner peripheral surface 18 of the lid 5, and the large-diameter pipe portion 12. The upper end portion of the lid is held so as to be vertically movable with respect to the lid 5. Other configurations are the same as those shown in FIGS.
[0025]
In this stirring device, the upper end portion of the draft tube 10 is not fixed to the lid 5 of the inspection port 4 and is held so as to be movable up and down with respect to the lid 5 via the O-ring 9. When the draft tube 10 is thermally expanded due to the heating of sludge in 1 and extends upward, an excessive load does not act, and the lid 5 and the sludge digestion tank 1 are not damaged. .
[0026]
The upper end of the draft tube 10 and the lid 5 of the inspection port 4 are sealed by an O-ring 9, and the upper end of the draft tube 10 moves up and down with respect to the lid 4 of the inspection port 4. However, since the airtight state is always maintained, the gas in the tank does not leak out of the tank.
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the agitation apparatus of the sludge digestion tank of the present invention, the load due to expansion and contraction of the draft tube is reduced to prevent damage to the lid and digestion tank housing, and the gas inside the tank is outside the tank. Leakage to can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a stirring device for a sludge digestion tank showing an embodiment of the present invention.
2 is an enlarged view showing a configuration of an upper end portion of a draft tube of the stirring device in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is an enlarged view showing a configuration of an upper end portion of a draft tube of a stirring device for a sludge digesting tank showing another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Sludge digestion tank 2 Inner wall lower part 3 Top slab 4 Inspection port 5 Cover body 6 Through-hole 7 Rubber bush 8 Cover plate 9 O-ring 10 Draft tube 11 Small diameter pipe part 12 Large diameter pipe part 13 Intermediate pipe part 15 Sludge inflow / outlet opening 16 concave taper ring 17 outer peripheral surface 18 inner peripheral surface 20 support leg 30 stirrer 31 motor 32 screw 33 upper casing 34 convex taper ring 35 guide support 40 fixture 41 clamp 42 wedge 43 jack bolt WL sludge liquid level X axis

Claims

The upper end of the draft tube supported from the lower inner wall of the sludge digestion tank is extended to the lid of the inspection port provided at the top of the sludge digestion tank, and the agitator is installed in the draft tube. A sludge digester agitating device that provides an elastic seal material between the upper end of the draft tube and the lid of the inspection port, and moves the upper end of the draft tube up and down relative to the lid of the inspection port A stirring device for a sludge digestion tank, characterized in that it can be held.