JP4825361B2 - Work machine storage posture confirmation device for work vehicle - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、例えば高所作業車やクレーン車のような、走行用の車両上に所定作業を行うための作業機を搭載した作業車に関し、さらに詳しくは該作業車を走行させるときに作業機が格納姿勢にあるか否かを確認するための作業機格納姿勢確認装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1には、この種の代表例である高所作業車を示しているが、図1に示す高所作業車は、走行用の車両1上にブーム式の作業機2を搭載している。
【0003】
作業機2は、作業時に使用するアウトリガ21(合計4基ある)と、車両フレーム11上に設けた旋回台22と、旋回台22に起伏自在に取付けた伸縮ブーム23と、ブーム先端部に取付けた搭乗者用のバケット24とを有している。
【0004】
各アウトリガ21,21は、ジャッキ部21aを上下に伸縮させ得るとともに、該ジャッキ部21aを張出し装置によって車両1の左右内外方向に出没させ得るようになっている。又、各アウトリガ21,21には、それぞれアウトリガの姿勢を検出するアウトリガ姿勢検出器41が設けられている。
【0005】
旋回台22は、車両フレーム11上において旋回モータによって水平旋回せしめられる。又、旋回台22の向き(旋回角)は、旋回台旋回角検出器42で検出される。
【0006】
伸縮ブーム23は、旋回台22に対して起伏シリンダ33で起伏せしめられるとともに、ブームに内蔵した伸縮シリンダで伸縮せしめられる。又、伸縮ブーム23の起伏角及びブーム長さは、それぞれブーム起伏角検出器43とブーム長さ検出器44で検出される。
【0007】
搭乗者用のバケット24は、ブーム先端部において、レベリング装置34で水平姿勢に維持されるとともに首振り装置35で水平揺動せしめられる。又、バケット24の姿勢は、バケット姿勢検出器45で検出される。
【0008】
ところで、この種の一般的な作業車(例えば図1の高所作業車)には、従来から図2に示すような作業機制御システムが装備されている。この図2の作業機制御システムは、図1に示すように作業機2の各種装置(アウトリガ21、旋回台22、伸縮ブーム23、バケット24等)の姿勢を検出する作業機姿勢検出手段4からの情報に基いて、作業機制御手段5により例えばAML制御(過負荷防止制御)を行うとともに、該作業機制御手段5から作業機2の姿勢に関する情報を表示手段7に出力して、該表示手段7で作業機2の姿勢状態を表示し得るようになっている。尚、図2において、作業機姿勢検出手段4は、図1におけるアウトリガ姿勢検出器41、旋回台旋回角検出器42、ブーム起伏角検出器43、ブーム長さ検出器44、バケット姿勢検出器45等を総称するものであり、実際には、各検出器41〜45からのそれぞれの情報が個別に作業機制御手段5に入力される。
【0009】
表示手段7での表示としては、画面による表示、表示灯による表示、音声や警報音による表示等がある。この表示手段7は、その表示種類によって運転室12内に設置するものや運転室12外に設置するものがある。尚、図2において、符号14は車両バッテリ、符号15は車両のメインスイッチ、符号16は作業機2の各種装置を駆動させるのに必要な作業機電源スイッチである。
【0010】
そして、図2に示す従来の作業機制御システムでは、車両メインスイッチ15及び作業機電源スイッチ16をそれぞれ「入」にすると作業機電源がONになり、作業機2の各種装置を駆動させ得る状態になるとともに、作業機姿勢検出手段4(各種検出器41〜45)からの情報が作業機制御手段5に入力されてそこで各種制御が行われる。又、作業機制御手段5からは、作業機2の現状姿勢に関する情報が表示手段7に出力されて、該表示手段7に作業機2の現状姿勢情報が表示される。
【0011】
他方、図2に示す従来の作業機制御システムでは、作業機2による作業を終了するために作業機電源スイッチ16を「切」にすると、作業機姿勢検出手段4、作業機制御手段5及び表示手段7が全てOFFになってしまい、作業機2の姿勢状態を表示手段7で確認することができなくなる。
【0012】
尚、この種の作業車(高所作業車やクレーン車等)において、車両1を走行させる場合は、作業機2の各種装置(図1の高所作業車であれば、アウトリガ21、旋回台22、伸縮ブーム23、バケット24等)をそれぞれ所定姿勢に格納しておく必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の作業車(例えば高所作業車やクレーン車)では、車両1を走行させる前に、作業機2の各種装置(アウトリガ21、旋回台、伸縮ブーム23、バケット24等)が格納姿勢にあるかどうかを確認する必要があるが、図2に示す従来の作業機制御システムでは、作業機電源スイッチ16を「切」にした時点で表示手段7がOFFになる。従って、作業機2の各種装置の格納状態(例えば4基の各アウトリガ21のジャッキ部やスライド部、伸縮ブーム23、バケット24等がそれぞれ正常位置に格納されているかどうか)の点検は、作業員が車外から直接目視によって行う必要がある。尚、目視による作業機の格納点検作業では、少なくとも車両の左右各側に回って点検する必要がある。
【0014】
ところが、従来のように作業機の格納点検作業を車外から目視で行う場合には、車両の周囲の広範囲の場所から点検する必要があってその点検作業に時間を要するとともに、例えば夜間で照明のない場所や悪天候時には格納点検作業がしにくいという問題があった。
【0015】
尚、作業機使用後、車両走行前の作業機格納確認作業を怠り、もし作業機が格納されていない状態に気付かずに車両を走行させると、作業機のはみ出しによる重大事故が発生するおそれがある。
【0016】
本願発明は、上記した従来の問題点に鑑み、高所作業車やクレーン車のような作業車において、作業機を用いて作業を行った後に該作業機が格納姿勢にあるか否かを簡単に確認し得るようにした作業機格納姿勢確認装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。尚、本願発明は、高所作業車やクレーン車のような作業車における作業機格納姿勢確認装置を対象にしている。
本願請求項1の発明
本願請求項1の発明で使用される作業車としては、走行用の車両上に作業機を搭載し、該作業機の姿勢を検出する作業機姿勢検出手段からの情報に基いて作業機の状態を表示手段で表示するようにしたものが採用される。
【0018】
例えば高所作業車に使用される作業機には、作業時に使用するアウトリガと、車両フレーム上に設けた旋回台と、旋回台に起伏自在に取付けた伸縮ブームと、ブーム先端部に取付けた搭乗者用のバケットとを有する。又、クレーン車に使用される作業機には、アウトリガと、旋回台と、伸縮ブームと、吊荷フックとを有する。
【0019】
又、高所作業車における作業機姿勢検出手段としては、それぞれ既存の検出器であるアウトリガの姿勢を検出するアウトリガ姿勢検出器、旋回台の向きを検出する旋回台旋回角検出器、伸縮ブームの起伏角を検出するブーム起伏角検出器、ブーム長さを検出するブーム長さ検出器、バケットの姿勢を検出するバケット姿勢検出器等を利用できるが、本願請求項1では、作業機姿勢検出手段として、作業機の各種装置(アウトリガ、旋回台、伸縮ブーム、バケット等)のそれぞれ格納姿勢のみを検出するようにしたもの(例えばリミットスイッチや近接スイッチ)を採用してもよい。尚、バケットに作業用のジブを設けたものでは、該ジブの姿勢を検出するジブ姿勢検出器を設けることができ、さらにバケットが昇降するタイプのものでは、該バケットの昇降姿勢を検出するバケット昇降姿勢検出器を設けることができる。
【0020】
又、クレーン車おける作業機姿勢検出手段も、それぞれ既存の検出器であるアウトリガ姿勢検出器、旋回台旋回角検出器、ブーム起伏角検出器、ブーム長さ検出器、吊荷フック検出器等を利用できるが、作業機の各種装置(アウトリガ、旋回台、伸縮ブーム、吊荷フック等)のそれぞれ格納姿勢のみを検出するようにしたもの(例えばリミットスイッチ)を採用してもよい。
【0021】
作業機の状態を表示する表示手段としては、画面による表示、表示灯による表示、音声や警報音による表示等を採用できる。
【0022】
そして、本願請求項1の作業機格納姿勢確認装置は、作業機の駆動に必要な作業機電源がONのときに作業機姿勢検出手段からの情報を記憶する記憶手段を備えている。この記憶手段は、作業機電源がON時に作業機姿勢検出手段からの情報を記憶し、作業機電源がOFFになってもそのOFFになる直前のON時に記憶した情報を記憶保持するとともに、その記憶情報を表示手段に出力する機能を有している。この記憶手段としては、例えばラッチングリレーやメモリ等が使用でき、作業機電源がOFFになってもその記憶情報を表示手段に出力し得るものであればよい。
【0023】
又、前記作業機電源と前記表示手段とは、車両バッテリに対して並列状態で接続されている。そして、表示手段は、作業機電源がOFFになった後にも表示機能を維持するように構成している。即ち、この表示手段には、作業機電源がOFFになった状態でも車両バッテリから給電されることで、記憶手段から出力された記憶情報を表示手段でそのまま表示し得るようにしている。
【0024】
本願請求項1の作業機格納姿勢確認装置は、次のように機能する。まず、作業機電源をONの状態にすると、作業機の各種装置を駆動させ得る状態になるとともに、作業機姿勢検出手段からの情報が記憶手段に入力されて、作業機の現状姿勢に関する情報が記憶手段に記憶される。又、記憶手段からは、その記憶情報が表示手段に出力されて、該表示手段に作業機の現状姿勢情報が表示される。尚、作業機姿勢検出手段が作業機の格納状態のみを検出するようにしたものでは、表示手段には作業機が格納状態であるか否かのみが表示される。
【0025】
そして、作業機電源をONの状態からOFFにすると、記憶手段で記憶している作業機電源OFF直前の作業機姿勢情報が表示手段に出力されてそこで表示される。
【0026】
このように、本願請求項1の作業機格納姿勢確認装置では、作業機を駆動可能な状態(作業機電源がONの状態)から作業機電源をOFFにした場合でも、その直前の作業機姿勢に関する情報を表示手段に表示でき、その表示手段の表示を見ることで作業機が格納姿勢にあるか否かを確認できる。従って、作業機による作業後、車両を走行させる前に、作業機の各種装置(高所作業車では、アウトリガ、旋回台、伸縮ブーム、バケット等)が格納姿勢にあるかどうかを、車外から目視によって点検することなく表示手段を見ることで確認できる。
本願請求項2の発明
本願請求項2の作業機格納姿勢確認装置は、走行用の車両上に作業機を搭載し、作業機の姿勢を検出する作業機姿勢検出手段からの情報に基いて作業機を制御する作業機制御手段を有し、さらに作業機制御手段を経由して作業機の状態を表示手段で表示するようにした作業車に適用している。
【0027】
作業機制御手段は、この種の作業車(例えば高所作業車)に既存のものであり、例えば作業機姿勢検出手段からの各種検出情報に基いてAML制御(過負荷防止制御)等を行うのに利用されている。
【0028】
そして、この請求項2の作業車における作業機格納姿勢確認装置では、作業機の駆動に必要な作業機電源がONのときに作業機制御手段からの作業機姿勢に関する情報を記憶する記憶手段を備えている。この記憶手段は、作業機電源がON時に作業機姿勢検出手段からの情報を記憶し、作業機電源がOFFになってもそのOFFになる直前のON時に記憶した情報を記憶保持するとともに、その記憶情報を表示手段に出力する機能を有している。
【0029】
又、この請求項2のものでも、前記作業機電源と前記表示手段とは、車両バッテリに対して並列状態で接続されている。そして、表示手段は、請求項1のものと同様に、作業機電源がOFFになった後にも車両バッテリから給電されることで、表示機能を維持するように構成している。
【0030】
この請求項2の作業機格納姿勢確認装置では、作業機電源をONの状態からOFFにしても、請求項1の場合と同様に、該OFF直前に記憶手段で記憶している作業機姿勢情報が表示手段に出力されてそこで表示される。
【0031】
又、この請求項2の作業機格納姿勢確認装置では、この種の作業車に既存の作業機姿勢検出手段、作業機制御手段、及び表示手段をそのまま利用でき、記憶手段を組み込むだけで、作業機電源をOFFにしたときでもそのOFFにした直前の作業機姿勢(格納状態にあるか否か)を確認することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図3〜図8に示す本願の各実施形態を説明すると、図3及び図4には本願第1実施形態、図5には図4の変形例(本願第2実施形態)、図6〜図8にはそれぞれ本願第3〜第5実施形態の作業機格納姿勢確認装置が示されている。尚、図3及び図4に示す第1実施形態と図5に示す第2実施形態と図6に示す第3実施形態とが本願請求項1に対応し、図7の第4実施形態と図8の第5実施形態とが本願請求項2に対応している。又、本願の作業機格納姿勢確認装置は、高所作業車(例えば図1のもの)やクレーン車のような作業車に採用されるものであるが、本願各実施形態では、作業車として図1に示す高所作業車を採用した場合で説明する。
【0033】
図1の高所作業車は、従来技術の項の説明と重複するが、走行用の車両1上にブーム式の作業機2を搭載している。作業機2は、アウトリガ21(合計4基ある)と、車両フレーム11上に設けた旋回台22と、旋回台22に起伏自在に取付けた伸縮ブーム23と、ブーム先端部に取付けた搭乗者用のバケット24とを有している。
【0034】
各アウトリガ21には、それぞれアウトリガの姿勢を検出するアウトリガ姿勢検出器41が設けられている。旋回台22には、旋回台の向き(旋回角)を検出する旋回台旋回角検出器42が設けられている。伸縮ブーム23には、ブーム起伏角及びブーム長さをそれぞれ検出するブーム起伏角検出器43とブーム長さ検出器44が設けられている。バケット24には、該バケットの姿勢(揺動角)を検出するバケット姿勢検出器45が設けられている。又、バケット24に作業用のジブを装備したものでは、該ジブの姿勢を検出するジブ姿勢検出器を設けることができ、さらにバケット24をブーム先端部において昇降させ得るようにしたものでは、該バケット24の昇降姿勢を検出するバケット昇降姿勢検出器を設けることができる。尚、これらの検出器(アウトリガ姿勢検出器41、旋回台旋回角検出器42、ブーム起伏角検出器43、ブーム長さ検出器44、バケット姿勢検出器45、及び場合によってはジブ姿勢検出器、バケット昇降姿勢検出器を含む)は、本願の各実施形態においては作業機姿勢検出手段4と総称している。
第1実施形態(図3、図4)
図3に示す本願第1実施形態の作業機格納姿勢確認装置は、作業機姿勢検出手段4からの情報を記憶する記憶手段6を有し、該記憶手段6で記憶した記憶情報を表示手段7に出力し得るようにしている。又、この第1実施形態では、作業機姿勢検出手段4(図1の各検出器41〜45)として、図4に示すように各装置(アウトリガ21、旋回台22、伸縮ブーム23、バケット24)が格納姿勢にあるか否かのみを判別するもの(例えばリミットスイッチや近接スイッチ)を採用している。
【0035】
図4の作業機姿勢検出手段(例えばリミットスイッチ)4は、作業機2の格納状態を検出していないときには、スイッチが実線図示(符号4a)するように接点4b(これを非検出側接点4bという)側に接続し、該作業機2の格納状態を検出したときには、該スイッチが点線図示(符号4a′)するように接点4c(これを検出側接点4cという)側に接続する。
【0036】
図3において、符号14は車両バッテリ、符号15は車両メインスイッチ、16は作業機電源スイッチである。尚、作業機電源スイッチ16は、PTOの操作に連動して「入」「切」できるようにしてもよい。
【0037】
そして、車両メインスイッチ15を「入」にすると、車両バッテリ14からの電気が導線70を介して表示手段7に給電可能となって該表示手段7がON状態になり、さらに車両メインスイッチ15と作業機電源スイッチ16の両方を「入」にすると、作業機姿勢検出手段4及び記憶手段6にも給電されて、該作業機姿勢検出手段4及び記憶手段6がON状態になる。尚、車両メインスイッチ15が「入」状態のときには、作業機電源スイッチ16が「切」になっても、表示手段7は表示機能を維持する(該表示手段7は、図4に示す後述のラッチングリレー6の作動によってON・OFFされる)。又、図4の第1実施形態では、表示手段7として、作業機2全体(アウトリガ21、旋回台22、伸縮ブーム23、バケット24の全て)が格納姿勢になったときに点灯する格納確認灯71が採用されている。従って、この第1実施形態では、格納確認灯71が点灯することによって、作業機2の全体が格納姿勢になっていることを確認できる。尚、他の実施形態では、図4の格納確認灯71を作業機2の各装置(アウトリガ21、旋回台22、伸縮ブーム23、バケット24等)ごとに1個づつ設けて、作業機の各装置の格納状態を個別に検出するようにしてもよい。この場合、消灯したままの格納確認灯71があれば、作業機の各装置のどれが未格納であるか容易に理解でき、対応する装置部分の格納操作を迅速に行える。
【0038】
又、車両メインスイッチ15及び作業機電源スイッチ16がそれぞれ「入」状態では、作業機電源がONになって、作業機2の各駆動装置を作動させ得るとともに、作業機姿勢検出手段4からの情報(第1実施形態では、格納状態を検出しているか否かの情報)が常時記憶手段6に入力される。
【0039】
この第1実施形態では、記憶手段6として、図4に示すようにラッチングリレーを採用している。尚、このラッチングリレー(記憶手段)6は、作業機2側(例えば作業機2の各検出器近傍)に設けても車両1側(例えば運転室12内)に設けてもよい。このラッチングリレー(記憶手段)6は、リセットコイル61とセットコイル62との間にスイッチ6aを有している。リセットコイル61は、作業機姿勢検出手段(例えばリミットスイッチ)4部分の非検出側接点4bに接続されており、他方、セットコイル62は、該作業機姿勢検出手段4部分の検出側接点4cに接続されている。
【0040】
そして、図4において、作業機姿勢検出手段4が作業機の格納状態を検出していないときには、該作業機姿勢検出手段4のスイッチ4aが非検出側接点4bに接続してリセットコイル61を励磁させ、ラッチングリレー6のスイッチ6aを接点6b側に接続させる。このとき、表示手段7(格納確認灯71)側には通電されず、該格納確認灯71は消灯したままで、作業機2の格納姿勢が不十分であることを表示する。尚、格納確認灯71を作業機2の各装置(21〜24)ごとに設けたものでは、作業機2の装置の一部が未格納である場合に、どの格納確認灯71が消灯しているかを見ることによって、未格納の装置がどれであるか容易に確認できる。
【0041】
他方、作業機姿勢検出手段4が作業機の格納状態を検出すると、該作業機姿勢検出手段4のスイッチが符号4a′で示すように検出側接点4cに接続してセットコイル62を励磁させ、ラッチングリレー6のスイッチを符号6a′で示すように接点6c側に接続させる。このときには、表示手段7(格納確認灯71)側に通電され、該格納確認灯71が点灯して作業機2全体が格納姿勢であることを表示する。
【0042】
又、第1実施形態の作業機格納姿勢確認装置では、作業機2による作業が終了して、作業機電源スイッチ16を「切」(図4の符号16′)にすると、作業機電源がOFFになって作業機姿勢検出手段4側への給電は遮断されるが、ラッチングリレー(記憶手段)6によって表示手段7を作業機電源スイッチ16を「切」にする直前の状態を維持する。即ち、格納確認灯71を1つだけ使用したものでは、作業機2全体が格納状態であれば該格納確認灯71が点灯したままで維持され、逆に作業機2が一部でも格納不十分であれば格納確認灯71が消灯したままで維持される。そして、車両1を走行させる前に、格納確認灯71が消灯している場合には、作業機電源をONにして作業機2を完全に格納する。尚、格納確認灯71を作業機2の各装置ごとに1個づつ設けたものでは、作業機電源スイッチ16を「切」にしたときに、作業機2の個別装置ごとの格納状態が各格納確認灯71によって個別に表示(点灯又は消灯)され、もし各格納確認灯71の1個でも消灯していれば、その消灯している格納確認灯71に対応する作業機の個別装置が未格納状態であることを認識できる。
【0043】
このように、図3及び図4に示す第1実施形態の場合は、作業機2による作業を終了させたときに(作業機電源スイッチ16を「切」にしたときに)、表示手段7(格納確認灯71)が点灯しているか否かを見るだけで、作業機2全体が完全に格納されているか否かを確認できる。従って、車両1を走行させようとするときに、作業機2の格納確認作業が極めて簡単となる。
【0044】
尚、表示手段7は、車両1の適所に設けることができるが、運転室12内に設けると該運転室12内から作業機の格納状態を確認できるので、車両1を走行させるときの作業機2の格納確認が容易となる。又、この第1実施形態では、表示手段7はラッチングリレー6の切換作動によって電気的に直接ON・OFFされるが、他の実施形態では、ラッチングリレー6が切換作動したときの適宜の信号を用いて表示手段7をON・OFFさせるようにしてもよい。
【0045】
又、この第1実施形態では、作業機電源スイッチ16を「切」にしたときに、表示手段7が非点灯状態(作業機2の格納が不十分な状態)であると、車両の走行を禁止するような機能を付与した電気回路を組み込むことができる。このように、作業機2の格納が不十分な状態のときに車両の走行規制を行うようにすると、この種の作業車を走行させる際に、より一層安全性が高まる。
第2実施形態(図5)
図5に示す第2実施形態は、図3の作業機格納姿勢確認装置を使用した場合の変形例を示している。この第2実施形態では、表示手段7として警報器72(例えば警報灯、ブザー、音声発生器等)を使用し、作業機姿勢検出手段(例えばリミットスイッチ)4が作業機2の格納状態を検出していない状態(作業機姿勢検出手段4のスイッチ4aが非検出側接点4bに接続している状態)で、作業機電源スイッチ16を「切」(符号16′)にしたときに、該警報器72から警報を発するようにしている。
【0046】
この第2実施形態では、図5に示すように、警報器72側の電気回路は、車両メインスイッチ15が「入」の状態で作業機電源スイッチ16の「入」「切」操作によって、開閉するようにしている。即ち、作業機2による作業を行うときのように、車両メインスイッチ15及び作業機電源スイッチ16をそれぞれ「入」にした状態では、警報器72側への電気回路の一部である導線70に対して電源(車両バッテリ14)が非接続状態となって該警報器72側には通電されず、他方、作業機電源スイッチ16を符号16′で示すように「切」にしたときに、上記導線70の接点70aが電源(車両バッテリ)14に接続して警報器72側への電気回路を閉路させ得るようになっている。
【0047】
又、記憶手段(ラッチングリレー)6は、作業機姿勢検出手段4が作業機の格納状態を検出していないときには、該作業機姿勢検出手段4のスイッチ4aが非検出側接点4bに接続してリセットコイル61を励磁させ、ラッチングリレー6のスイッチ6aを接点6b側に接続させる。このとき、ラッチングリレー6のスイッチ6aは警報器72側の電気回路に接続するが、導線70と電源14が作業機電源スイッチ16部分で開路しているので、警報器72側には通電されない(作業中に警報器72が無用に作動しない)。
【0048】
他方、この状態(作業機姿勢検出手段4のスイッチ4aが非検出側接点4bに接続していて、ラッチングリレーのスイッチ6aが警報器72側に接続している状態)で、作業機電源スイッチ16を「切」(符号16′)にすると、該作業機電源スイッチ16′が導線70側の接点70aに接続して、警報器72側の電気回路が閉路し、該警報器72が警報を発するようになる。従って、この場合は、警報器72からの警報で、作業機2が完全には格納されていないことを知ることができる。
【0049】
尚、作業機姿勢検出手段4が作業機の格納状態を検出すると、該作業機姿勢検出手段4のスイッチが符号4a′で示すように検出側接点4cに接続して、セットコイル62を励磁させ、ラッチングリレー6のスイッチを符号6a′で示すように接点6c側に接続させるが、この状態で作業機電源スイッチ16を「切」にしても警報器72側には通電されないので、警報器72が作動することがない。
第3実施形態(図6)
図6に示す第3実施形態は、図3の第1実施形態における記憶手段6の変形例を示している。この第3実施形態の作業機格納姿勢確認装置では、記憶手段6としてラッチングリレーに代えてメモリを使用しており、該メモリで作業機姿勢検出手段4(アウトリガ姿勢検出器41、旋回台旋回角検出器42、ブーム起伏角検出器43、ブーム長さ検出器44、バケット姿勢検出器45等)からの情報を書き換え可能に記憶させるようにしている。又、このように記憶手段6としてメモリを使用する場合は、作業機電源スイッチ16を「切」にした状態でも該メモリ(記憶手段)6の記憶機能を維持させる必要があるが、この第3実施形態では、記憶手段6に対して導線60により作業機電源スイッチ16とは並列的に給電するようにしている。
【0050】
図6の第3実施形態でも、車両メインスイッチ15及び作業機電源スイッチ16がそれぞれ「入」状態では、作業機姿勢検出手段4からの情報が記憶手段(メモリ)6に入力されて、その情報が記憶手段(メモリ)6に逐次更新されながら記憶される。そして、作業機2による作業が終了して電源スイッチ16を「切」にすると、作業機姿勢検出手段4からの情報出力が停止して記憶手段(メモリ)6の記憶更新は停止するが、記憶手段6には作業機電源スイッチ16を「切」にする直前の作業機姿勢検出手段4からの情報が記憶保持されており、該記憶手段6の記憶情報が表示手段7に出力されている。従って、作業機電源スイッチ16を「切」にしても、表示手段7には作業機電源スイッチ16を「切」にする直前の作業機姿勢情報が表示されており、該表示手段7の表示を見ることにより作業機2全体が格納姿勢にあるか否かを確認できる。
第4実施形態(図7)
図7に示す第4実施形態の作業機格納姿勢確認装置は、図3の第1実施形態における記憶手段6への作業機情報入力方法の変形例を示している。即ち、この第4実施形態では、作業機2の姿勢を検出する作業機姿勢検出手段4からの情報に基いて作業機2を制御する作業機制御手段5を有し、該作業機制御手段5を経由して作業機2の姿勢に関する情報を記憶手段6で記憶するようにしている。尚、この第4実施形態では、記憶手段6として第1実施形態と同様にラッチングリレーが採用されている。
【0051】
作業機制御手段5は、この種の作業車(例えば高所作業車)に既存のものであり、作業機姿勢検出手段4からの各種検出情報に基いてAML制御(過負荷防止制御)等を行うのに利用されている。
【0052】
そして、図7に示す第4実施形態では、車両メインスイッチ15及び作業機電源スイッチ16をそれぞれ「入」にした状態では、作業機姿勢検出手段4からの作業機姿勢情報が作業機制御手段5に入力されてそこで各種制御(例えばAML制御)が行われるとともに、該作業機制御手段5から作業機2の姿勢に関する情報が記憶手段6に出力されて該情報が記憶手段6で記憶され、さらに該記憶手段6で記憶した作業機姿勢に関する情報が表示手段7に出力される。又、作業機電源スイッチ16を「切」にすると、作業機姿勢検出手段4及び作業機制御手段5の機能は停止するが、記憶手段(ラッチングリレー)6の記憶機能は維持されており、該記憶手段6からの記憶情報が表示手段7に出力され、該表示手段7で作業機姿勢(格納状態にあるか否か)を表示することができる。
【0053】
この第4実施形態の作業機格納姿勢確認装置では、この種の作業車に既存の作業機姿勢検出手段4、作業機制御手段5、及び表示手段7をそのまま利用でき、記憶手段(ラッチングリレー)6を組み込むだけで、作業機電源スイッチ16を「切」にしたときの作業機姿勢(格納状態にあるか否か)を確認することができる。
第5実施形態(図8)
図8に示す第5実施形態の作業機格納姿勢確認装置は、図7の第4実施形態における記憶手段6の変形例を示している。即ち、この第5実施形態では、図7の第4実施形態のものに対して、記憶手段6としてラッチングリレーに代えてメモリを使用しているところが異なっている。尚、記憶手段6としてメモリを使用したものは、上記第3実施形態(図6)に記載しており、第5実施形態(図8)の記憶手段(メモリ)6の機能は第3実施形態のものと同様である。
【0054】
この第5実施形態の作業機格納姿勢確認装置でも、図7の第4実施形態と同様に、既存の作業機姿勢検出手段4、作業機制御手段5、及び表示手段7をそのまま利用でき、記憶手段(メモリ)6を組み込むだけで、作業機電源スイッチ16を「切」にしたときの作業機姿勢(格納状態にあるか否か)を確認することができる。
【0055】
又、図7の第4実施形態及び図8の第5実施形態の各作業機格納姿勢確認装置のように、作業機の各種制御を行う作業機制御手段5を用いたものでは、記憶手段6(ラッチングリレー又はメモリ)を作業機制御手段5の中に一体的に組み込んでもよい。
【0056】
尚、上記第3実施形態〜第5実施形態(図6〜図8)においても、次のように構成することができる。まず、表示手段7は、車両1の適所に設けることができるが運転室12内に設けると、該運転室12内から作業機の格納状態を確認できる。又、表示手段7での表示は、作業機が格納されたことを表示する格納確認表示でも、作業機が非格納状態であることを表示する警報表示でもよい。さらに、車両メインスイッチ15が「入」状態で作業機電源スイッチ16を「切」にしたときに、表示手段7の表示が作業機非格納状態を示す場合には、車両の走行を禁止するような機能を付与することができる。
【0057】
【発明の効果】
本願発明の作業車における作業機格納姿勢確認装置には、次のような効果がある。
本願請求項1の発明の効果
本願請求項1の作業機格納姿勢確認装置では、作業機電源をON状態からOFFにしても、作業機姿勢検出手段4からの情報が記憶手段6に記憶されているとともに、その記憶手段6からの記憶情報が表示手段6に出力されてそこで表示されるので、その表示手段7の表示を見ることで作業機2が格納姿勢にあるか否かを確認できる。
【0058】
従って、本願請求項1の作業機格納姿勢確認装置によれば、車両1を走行させる前の作業機2が格納姿勢にあるか否かの確認作業が簡単且つ短時間で(表示手段7の表示を見るだけで)行えるという効果がある。因に、従来では、車両走行前に作業機の格納状態を点検するのに、作業機の各種装置(アウトリガや伸縮ブーム等)の姿勢を車外から直接目視によって点検する必要があって、その格納点検作業が面倒で且つかなりの時間を必要としていたが、本願ではそのような直接目視による点検作業が不要となる。
本願請求項2の発明の効果
本願請求項2の作業機格納姿勢確認装置では、作業車に既存の作業機姿勢検出手段4、作業機制御手段5、及び表示手段7をそのまま利用して、作業機制御手段5から作業機姿勢に関する情報を記憶手段6で記憶し、作業機電源が「切」になったときに、記憶手段6で記憶している情報を表示手段7で表示し得るようにしている。
【0059】
従って、本願請求項2の作業機格納姿勢確認装置によれば、上記請求項1の効果(作業機格納姿勢の確認作業が簡単であるという効果)に加えて、既存の各手段(作業機姿勢検出手段4、作業機制御手段5、表示手段7)を有効利用でき、簡単な構成で作業機格納姿勢の確認が行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の作業機格納姿勢確認装置を適用するための一般的な作業車(高所作業車)の側面図である。
【図2】従来の作業車に装備されている作業機制御システムのブロック図である。
【図3】本願第1実施形態の作業機格納姿勢確認装置のブロック図である。
【図4】図3の作業機格納姿勢確認装置の電気回路図である。
【図5】本願第2実施形態の作業機格納姿勢確認装置の電気回路図である。
【図6】本願第3実施形態の作業機格納姿勢確認装置のブロック図である。
【図7】本願第4実施形態の作業機格納姿勢確認装置のブロック図である。
【図8】本願第5実施形態の作業機格納姿勢確認装置のブロック図である。
【符号の説明】
1は車両、2は作業機、4は作業機姿勢検出手段、5は作業機制御手段、6は記憶手段、7は表示手段、16は作業機電源スイッチ、21はアウトリガ、22は旋回台、23は伸縮ブーム、24はバケット、41はアウトリガ姿勢検出器、42は旋回台旋回角検出器、43はブーム起伏角検出器、44はブーム長さ検出器、45はバケット姿勢検出器71は格納確認灯、72は警報器である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a work vehicle equipped with a work machine for performing a predetermined work on a traveling vehicle such as an aerial work vehicle or a crane vehicle, and more particularly, when the work vehicle is caused to travel. The present invention relates to a working machine storage posture confirmation device for confirming whether or not is in a storage posture.
[0002]
[Prior art]
FIG. 1 shows an aerial work vehicle which is a representative example of this type, but the aerial work vehicle shown in FIG. 1 has a boom
[0003]
The
[0004]
Each of the
[0005]
The
[0006]
The
[0007]
The passenger's
[0008]
By the way, this type of general work vehicle (for example, an aerial work vehicle in FIG. 1) is conventionally equipped with a work machine control system as shown in FIG. The work machine control system in FIG. 2 includes a work machine
[0009]
Examples of the display on the display means 7 include a screen display, a display lamp display, and a voice or alarm sound display. Depending on the display type, the display means 7 may be installed in the
[0010]
In the conventional work machine control system shown in FIG. 2, when the vehicle
[0011]
On the other hand, in the conventional work machine control system shown in FIG. 2, when the work
[0012]
In this type of work vehicle (elevated work vehicle, crane vehicle, etc.), when the
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in this type of work vehicle (for example, an aerial work vehicle or a crane vehicle), before the
[0014]
However, when the storage inspection of the work implement is visually performed from outside the vehicle as in the conventional case, it is necessary to inspect from a wide range of surroundings of the vehicle, and the inspection operation takes time. There was a problem that the storage inspection work was difficult when there was no place or bad weather.
[0015]
In addition, after using the work implement, neglecting the work implement storage confirmation work before traveling the vehicle, and if the vehicle is run without noticing the state that the work implement is not stored, a serious accident may occur due to the overhang of the work implement. is there.
[0016]
In view of the above-described conventional problems, the present invention makes it easy to determine whether or not the work machine is in the retracted position after working with the work machine in a work vehicle such as an aerial work vehicle or a crane vehicle. It is an object of the present invention to provide a working machine retracted posture confirmation device that can be confirmed by
[0017]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following configuration as means for solving the above problems. The present invention is directed to a working machine storage posture confirmation device in a work vehicle such as an aerial work vehicle or a crane vehicle.
Invention of
The work vehicle used in the invention of
[0018]
For example, a work machine used in an aerial work platform includes an outrigger used during work, a swivel mounted on a vehicle frame, a telescopic boom mounted on the swivel so that it can be raised and lowered, and a boarding mounted on the tip of the boom. And a bucket for a person. Moreover, the working machine used for a crane vehicle has an outrigger, a swivel base, an extendable boom, and a hanging load hook.
[0019]
In addition, as a work implement attitude detecting means in an aerial work vehicle, an outrigger attitude detector that detects the attitude of an outrigger, which is an existing detector, a swivel turn angle detector that detects the orientation of the swivel, and a telescopic boom A boom undulation angle detector that detects the undulation angle, a boom length detector that detects the boom length, a bucket attitude detector that detects the attitude of the bucket, and the like can be used. As such, it is also possible to employ a device (for example, a limit switch or a proximity switch) that detects only the retracted posture of each device (outrigger, swivel base, telescopic boom, bucket, etc.) of the work implement. In the case where the working jib is provided in the bucket, a jib posture detector for detecting the posture of the jib can be provided. In the type in which the bucket is raised and lowered, the bucket for detecting the raising and lowering posture of the bucket. An elevation posture detector can be provided.
[0020]
In addition, the work machine attitude detection means in the crane vehicle also includes an existing outrigger attitude detector, swivel turn angle detector, boom undulation angle detector, boom length detector, suspended load hook detector, etc. Although usable, various devices (for example, limit switches) that detect only the stored postures of various devices (outriggers, swivel bases, telescopic booms, suspended load hooks, etc.) of the work implement may be employed.
[0021]
As a display means for displaying the state of the work implement, display by a screen, display by an indicator lamp, display by sound or alarm sound, or the like can be adopted.
[0022]
The work machine storage posture confirmation device according to
[0023]
The work machine power supply and the display means are connected in parallel to the vehicle battery. AndThe display means is configured to maintain the display function even after the work machine power is turned off. That is, this display means can be used even when the work machine power is turned off.vehiclePowered from batteryByThe storage information output from the storage means can be displayed as it is on the display means.
[0024]
The working machine storage posture confirmation device according to
[0025]
Then, when the work machine power is turned off from the ON state, the work machine posture information immediately before turning off the work machine power stored in the storage means is output to the display means and displayed there.
[0026]
Thus, in the working machine storage posture confirmation device according to
Invention of
According to another aspect of the present invention, there is provided a working machine retracted posture confirmation device, wherein the working machine is mounted on a traveling vehicle and controls the working machine based on information from a working machine posture detecting means for detecting the posture of the working machine. The present invention is applied to a work vehicle having a control means and further displaying the state of the work implement with the display means via the work implement control means.
[0027]
The work machine control means is already present in this type of work vehicle (for example, an aerial work vehicle), and performs, for example, AML control (overload prevention control) based on various detection information from the work machine posture detection means. It is used for.
[0028]
In the work machine storage posture confirmation device for the work vehicle according to
[0029]
In the second aspect, the work machine power supply and the display means are connected in parallel to the vehicle battery. AndThe display means is the same as that of
[0030]
In the working machine storage posture confirmation device according to the second aspect, even when the work machine power is turned off from the ON state, the working machine posture information stored in the storage means immediately before the turning-off is the same as in the case of the first aspect. Is output to the display means and displayed there.
[0031]
Further, in the working machine storage posture confirmation device according to
[0032]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Each embodiment of the present application shown in FIGS. 3 to 8 will be described below. FIGS. 3 and 4 show the first embodiment of the present application, FIG. 5 shows a modification of FIG. 4 (second embodiment of the present application), and FIG. 8 to 8 show working machine retracted posture confirmation devices according to third to fifth embodiments of the present application, respectively. The first embodiment shown in FIGS. 3 and 4, the second embodiment shown in FIG. 5, and the third embodiment shown in FIG. 6 correspond to claim 1 of the present application, and the fourth embodiment and FIG. The fifth embodiment corresponds to claim 2 of the present application. In addition, the working machine storage posture confirmation device of the present application is employed in a work vehicle such as an aerial work vehicle (for example, the one shown in FIG. 1) or a crane vehicle. A case where the aerial work vehicle shown in FIG.
[0033]
Although the aerial work vehicle of FIG. 1 overlaps with the description in the section of the prior art, a boom
[0034]
Each
First embodiment (FIGS. 3 and 4)
The working machine storage posture confirmation device according to the first embodiment of the present application shown in FIG. 3 has storage means 6 for storing information from the work machine posture detection means 4, and the storage information stored in the storage means 6 is displayed on the display means 7. To be able to output. Moreover, in this 1st Embodiment, as shown in FIG. 4, each apparatus (the
[0035]
When the retracted state of the work implement 2 (for example, limit switch) 4 in FIG. 4 is not detected, the
[0036]
In FIG. 3,
[0037]
When the vehicle
[0038]
Further, when the vehicle
[0039]
In the first embodiment, a latching relay is employed as the storage means 6 as shown in FIG. The latching relay (storage means) 6 may be provided on the
[0040]
In FIG. 4, when the work implement posture detection means 4 does not detect the retracted state of the work implement, the switch 4a of the work implement posture detection means 4 is connected to the
[0041]
On the other hand, when the work implement
[0042]
In the working machine storage posture confirmation device of the first embodiment, when the work by the
[0043]
Thus, in the case of the first embodiment shown in FIGS. 3 and 4, when the work by the
[0044]
The display means 7 can be provided at an appropriate position of the
[0045]
In the first embodiment, when the work
Second Embodiment (FIG. 5)
The second embodiment shown in FIG. 5 shows a modification in the case of using the working machine retracted posture confirmation device of FIG. In the second embodiment, an alarm device 72 (for example, an alarm lamp, a buzzer, a sound generator, etc.) is used as the display means 7, and the work machine attitude detection means (for example, a limit switch) 4 detects the stored state of the
[0046]
In the second embodiment, as shown in FIG. 5, the electric circuit on the
[0047]
The storage means (latching relay) 6 is configured such that when the work implement posture detection means 4 does not detect the retracted state of the work implement, the switch 4a of the work implement posture detection means 4 is connected to the
[0048]
On the other hand, in this state (a state in which the switch 4a of the work implement attitude detection means 4 is connected to the non-detection-
[0049]
When the work implement
Third Embodiment (FIG. 6)
The third embodiment shown in FIG. 6 shows a modification of the storage means 6 in the first embodiment of FIG. In the working machine retracted posture confirmation device of the third embodiment, a memory is used as the storage means 6 instead of the latching relay, and the working equipment posture detecting means 4 (
[0050]
Also in the third embodiment of FIG. 6, when the vehicle
Fourth embodiment (FIG. 7)
The working machine storage posture confirmation device of the fourth embodiment shown in FIG. 7 shows a modification of the working machine information input method to the storage means 6 in the first embodiment of FIG. That is, in the fourth embodiment, the work machine control means 5 that controls the
[0051]
The work machine control means 5 is an existing one of this type of work vehicle (for example, an aerial work vehicle), and performs AML control (overload prevention control) based on various detection information from the work machine attitude detection means 4. Used to do.
[0052]
In the fourth embodiment shown in FIG. 7, when the vehicle
[0053]
In the working machine storage posture confirmation device of the fourth embodiment, the existing working machine posture detection means 4, the work machine control means 5, and the display means 7 can be used as they are for this type of work vehicle, and storage means (latching relay). 6 is incorporated, it is possible to confirm the work implement posture (whether it is in the retracted state) when the work implement
Fifth embodiment (FIG. 8)
The working machine storage posture confirmation device of the fifth embodiment shown in FIG. 8 shows a modification of the storage means 6 in the fourth embodiment of FIG. That is, the fifth embodiment differs from the fourth embodiment of FIG. 7 in that a memory is used as the storage means 6 instead of a latching relay. In addition, what used memory as the memory | storage means 6 is described in the said 3rd Embodiment (FIG. 6), and the function of the memory | storage means (memory) 6 of 5th Embodiment (FIG. 8) is 3rd Embodiment. Is the same as
[0054]
Also in the work machine storage posture confirmation device of the fifth embodiment, the existing work machine posture detection means 4, the work machine control means 5, and the display means 7 can be used as they are as in the fourth embodiment of FIG. By simply incorporating the means (memory) 6, it is possible to check the work implement posture (whether or not it is in the retracted state) when the work implement
[0055]
Further, in the work machine storage posture confirmation device of the fourth embodiment of FIG. 7 and the fifth embodiment of FIG. (Latching relay or memory) may be integrated into the work machine control means 5.
[0056]
Note that the third to fifth embodiments (FIGS. 6 to 8) can be configured as follows. First, the display means 7 can be provided at an appropriate position of the
[0057]
【The invention's effect】
The working machine retracted posture confirmation device in the work vehicle of the present invention has the following effects.
Effects of the invention of
In the working machine storage posture confirmation device according to
[0058]
Therefore, according to the working machine retracted posture confirmation device of
Effects of the invention of
In the working machine retracted posture confirmation device according to
[0059]
Therefore, according to the working machine storage posture confirmation device of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a general work vehicle (aerial work vehicle) for applying a working machine retracted posture confirmation device according to an embodiment of the present application.
FIG. 2 is a block diagram of a work machine control system installed in a conventional work vehicle.
FIG. 3 is a block diagram of the working machine storage posture confirmation device according to the first embodiment of the present application.
4 is an electric circuit diagram of the working machine retracted posture confirmation device of FIG. 3; FIG.
FIG. 5 is an electric circuit diagram of a working machine retracted posture confirmation device according to a second embodiment of the present application.
FIG. 6 is a block diagram of a working machine storage posture confirmation apparatus according to a third embodiment of the present application.
FIG. 7 is a block diagram of a working machine retracted posture confirmation device according to a fourth embodiment of the present application.
FIG. 8 is a block diagram of a working machine storage posture confirmation apparatus according to a fifth embodiment of the present application.
[Explanation of symbols]
1 is a vehicle, 2 is a work machine, 4 is a work machine attitude detection means, 5 is a work machine control means, 6 is a storage means, 7 is a display means, 16 is a work machine power switch, 21 is an outrigger, 22 is a swivel, 23 is a telescopic boom, 24 is a bucket, 41 is an outrigger attitude detector, 42 is a swivel turn angle detector, 43 is a boom undulation angle detector, 44 is a boom length detector, and 45 is a
Claims (2)
作業機(2)の駆動に必要な作業機電源がON時に前記作業機姿勢検出手段(4)からの情報を記憶し、前記作業機電源がOFFになっても該OFFになる直前のON時に記憶した情報を記憶保持するとともに、その記憶した情報を前記表示手段(7)に出力する記憶手段(6)を備え、
前記作業機電源と前記表示手段(7)とは、車両バッテリ(14)に対して並列状態で接続されているとともに、
前記表示手段(7)は、前記作業機電源がOFFになった後にも前記車両バッテリ(14)から給電されることで表示機能を維持するように構成している、
ことを特徴とする作業車における作業機格納姿勢確認装置。The working machine (2) is mounted on the traveling vehicle (1), and the state of the working machine (2) is based on information from the working machine attitude detecting means (4) for detecting the attitude of the working machine (2). In the work vehicle in which the display means (7) displays
When the work machine power necessary for driving the work machine (2) is turned on, the information from the work machine attitude detection means (4) is stored, and even when the work machine power is turned off, the work machine power is turned off immediately before turning off. Storage means (6) for storing and holding the stored information and outputting the stored information to the display means (7),
The work implement power source and the display means (7) are connected in parallel to the vehicle battery (14),
The display means (7) is configured to maintain a display function by being fed from the vehicle battery (14) even after the work machine power is turned off.
A working machine retracted posture confirmation device for a work vehicle.
作業機(2)の駆動に必要な作業機電源がON時に前記作業機制御手段(5)からの作業機姿勢に関する情報を記憶し、前記作業機電源がOFFになっても該OFFになる直前のON時に記憶した情報を記憶保持するとともに、その記憶した情報を前記表示手段(7)に出力する記憶手段(6)を備え、
前記作業機電源と前記表示手段(7)とは、車両バッテリ(14)に対して並列状態で接続されているとともに、
前記表示手段(7)は、前記作業機電源がOFFになった後にも前記車両バッテリ(14)から給電されることで表示機能を維持するように構成している、
ことを特徴とする作業車における作業機格納姿勢確認装置。The work machine (2) is mounted on the traveling vehicle (1), and the work machine (2) is controlled based on information from the work machine attitude detection means (4) for detecting the attitude of the work machine (2). In a work vehicle having a work machine control means (5) for displaying the state of the work machine (2) on the display means (7) via the work machine control means (5),
When the work machine power necessary for driving the work machine (2) is turned on, information on the work machine posture from the work machine control means (5) is stored, and even when the work machine power is turned off, immediately before turning off. Storage means (6) for storing and storing the information stored when the power is turned on, and outputting the stored information to the display means (7),
The work implement power source and the display means (7) are connected in parallel to the vehicle battery (14),
The display means (7) is configured to maintain a display function by being fed from the vehicle battery (14) even after the work machine power is turned off.
A working machine retracted posture confirmation device for a work vehicle.
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