JP4820676B2 - 通学支援プログラム、通学支援装置、および通学支援方法 - Google Patents

通学支援プログラム、通学支援装置、および通学支援方法 Download PDF

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Description

この発明は、児童の安全な通学を支援する通学支援プログラム、記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法に関する。
近年、児童誘拐などの事件や交通事故などを未然に防ぐことを目的として、たとえば、児童に防犯ベルを携帯させたり、児童の登下校時にあわせて教師や保護者などが通学路をパトロールしたりするなどして、児童の安全な通学を支援する各種の試みがなされている。
また、人通りが少ない場所や街灯が少なく暗い場所など、危険性が高いと判断される場所を調査し、その場所を地図上にあらわした危険地域マップを作成して、危険性が高いと判断される場所を通らないように喚起するなどの対策をおこなっている地域もある。
また、たとえば、児童がゲートを通過した際に、情報管理装置に児童のゲートの通過時刻に係る情報をゲートによって送信し、ゲートによって送信された通過時刻の情報に基づいて、児童が所定の地点を所定の時間内に通過したか否かを情報管理装置によって判定し、その判定の結果に応じてポイントの情報を児童に対応付けて記憶することで、児童に所定の経路を通行するよう動機付けを与えるようにした技術がある(たとえば、下記特許文献1参照。)。
特開2005−275529号公報
しかしながら、上述した従来の方法の中で防犯ベルを利用する方法は、防犯ベルの購入コストや電池の補充など維持費用の負担が発生することから、防犯ベルの利用が見送られることもあり、運用する上での実効性が疑わしく、広く普及させることが難しいという問題がある。
また、防犯ベルを利用する方法は、平常時に児童が防犯ベルを悪戯で操作するなどして電池が消耗されたために非常時に使用できなくなるという不安を解消するために、電池残量を管理するという維持負担が発生する。この点からも、防犯ベルの利用が見送られることもあり、防犯ベルを利用する方法は、運用する上での実効性が疑わしく、広く普及させることが難しいという問題がある。
また、上述した従来の方法の中で教師や保護者などが通学路をパトロールする方法は、パトロールを担当する担当者が児童の登校あるいは下校が終了するまでの間拘束を強いられるという負担の大きさから、パトロールに十分な人員を確保し難い。このため、教師や保護者などが通学路をパトロールする方法は、運用する上での実効性が疑わしく、広く普及させることが難しいという問題がある。
また、上述した従来の方法の中で危険地域マップの中で危険性が高いと判断される場所を回避させる方法や特許文献1に記載された技術は、児童の登下校時に教師や保護者が通学路上に立つなどして、危険性が高いと判断される場所を通っていないことを確認する必要があるが、実際にはすべての児童の通学状況に関して完全に把握することは難しい。このため、危険地域マップの中で危険性が高いと判断される場所を回避させる方法は、運用する上での実効性が疑わしく、広く普及させることが難しいという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる通学支援プログラム、記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる通学支援プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法は、通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定し、特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得し、取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数し、所定の時間帯ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定し、決定された基地局および時間帯を報知することを特徴とする。
この発明によれば、防犯ベルと比較して維持費用や管理の負担が少ないICタグを用いて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、前記基地局の周辺のパトロールが可能な人員数と時間帯とを指定し、指定された人員数と時間帯、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定することとしてもよい。
この発明によれば、基地局の周辺のパトロールが可能な人員数と時間帯とに応じて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、前記任意の基地局の周辺の交通量に関する付帯情報を取得し、取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。
この発明によれば、基地局の周辺の交通量に応じて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、前記任意の基地局の周辺で発生した交通事故に関する付帯情報を取得し、取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。
この発明によれば、基地局の周辺で発生した交通事故に応じて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、前記任意の基地局の周辺で目撃された不審者に関する付帯情報を取得し、取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。
この発明によれば、基地局の周辺の不審者の出没状況に応じて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、前記任意の基地局の周辺の道路状況に関する付帯情報を取得し、取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。
この発明によれば、基地局の周辺の道路状況に応じて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、日没時刻に関する付帯情報を取得し、取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。
この発明によれば、パトロールする日時に応じて、周辺地域のパトロールが必要な基地局から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
また、上記発明において、さらに、前記任意の基地局と通信をおこなったICタグの識別情報を含む通学情報を取得し、取得された通学情報に基づいて、前記ICタグとの間で通信をおこなった基地局および時刻を報知することとしてもよい。
この発明によれば、個々の児童の通学情報を把握していることを周囲に認知させることで連れ去りなどの事件の抑止効果を期待することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
この発明にかかる通学支援プログラム、記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法によれば、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通学支援プログラム、記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(通学支援システムのシステム構成)
まず、この発明の実施の形態にかかる通学支援システムのシステム構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる通学支援システムのシステム構成図である。図1に示した通学支援システム100は、児童の登下校に関する情報を収集し、収集した情報に基づいて、教師や保護者などの周囲の大人によって、児童の安全な登下校を支援するためのシステムである。
通学支援システム100は、通学支援装置101と、クライアント端末102と、基地局103と、RFIDリーダ104と、を備えている。通学支援装置101、クライアント端末102、基地局103、およびRFIDリーダ104は、LAN,WAN,インターネットなどのネットワーク110に接続されている。
通学支援装置101とクライアント端末102との間、および通学支援装置101と基地局103との間では、ネットワーク110を経由することで、相互に交信可能とされている。また、クライアント端末102とRFIDリーダ104との間では、無線交信可能とされている。
通学支援装置101は、データベース101a内を用いて、児童の通学に関する情報を管理するコンピュータ装置である。児童の通学に関する情報とは、たとえば、通学路をあらわす情報や、当該通学路を利用して通学する児童およびその人数をあらわす情報などである。
図示を省略するが、データベース101aには、基地局103の設置位置情報を基地局103の識別情報ごとに格納するデータファイルや、児童の識別情報を当該児童が携帯するRFID(Radio Frequency Identification)タグ105の識別情報ごとに格納するデータファイルに加えて、交通量データファイル(図23参照)、交通事故発生履歴データファイル(図23参照)、交差点データファイル(図23参照)、街灯有無・日没時刻データファイル(図24参照)、不審者出没・犯罪発生マップデータファイル(図24参照)などの各種データファイルが格納されている。
「交通量データファイル」とは、基地局103の周辺における交通量データを基地局103ごとに格納するデータファイルである。ここで、「交通量データ」とは、基地局103の周辺における道路が渋滞しているか、混雑しているか、あるいは渋滞・混雑のいずれにも該当しない状態であるかをあらわす情報である。「渋滞」であるか「混雑」であるかは、単位時間当たりの移動速度に基づいて判断される。この実施の形態では、移動速度が所定の時速範囲内である場合を「混雑」とし、混雑と判断される時速よりも遅い時速である場合を「渋滞」であると判断する。
交通量データファイルにおいて、交通量データにはリスク値が関連付けられている。「リスク値」とは、児童の通学に危険を来すリスクの大きさをあらわす情報であり、リスク値が大きいほど危険性が高いことをあらわす。交通量データファイルにおいて、「渋滞」には「+2」,「混雑」には「+1」,いずれにも該当しない状態には「+0」のリスク値が関連付けられている。
「交通事故発生履歴データファイル」とは、基地局103の周辺における交通事故発生履歴データを、基地局103ごとに格納するデータファイルである。ここで、「交通事故発生履歴データ」とは、基地局103の周辺で発生した交通事故の件数および交通事故が発生した日時をあらわす情報である。
交通事故発生履歴データファイルにおいて、交通事故発生履歴データには上述したリスク値が関連付けられている。交通事故発生履歴データファイルにおいて、「1年以内に交通事故が発生した」あるいは「5年以内に2件以上の交通事故が発生した」地域には「+2」,「5年以内に1件の交通事故が発生した」地域には「+1」,「5年以上事故が発生していない」地域には「+0」のリスク値が関連付けられている。
「交差点データファイル」とは、基地局103の周辺における交差点データを、基地局103ごとに格納するデータファイルである。ここで、「交差点データ」とは、基地局103の周辺における交差点の有無、および当該交差点における信号の有無をあらわす情報である。交差点データファイルにおいて、交差点データには上述したリスク値が関連付けられている。交差点データファイルにおいて、「信号機のない交差点」に該当する地域には「+2」,「信号機のある交差点」に該当する地域には「+1」,「交差点以外」に該当する地域には「+0」のリスク値が関連付けられている。
「街灯有無・日没時刻データファイル」とは、基地局103の周辺における街灯有無データを基地局103ごとに格納するとともに、日没時刻データを日付ごとに格納するデータファイルである。ここで、「街灯有無データ」とは、基地局103の周辺の街灯の有無をあらわす情報である。また、「日没時刻データ」とは、基地局103が存在する地点における日没時刻をあらわす情報である。
街灯有無・日没時刻データファイルにおいて、街灯有無・日没時刻データには上述したリスク値が関連付けられている。街灯有無・日没時刻データファイルにおいて、「街灯がない地域であって日没後の時間帯」であれば「+2」,「街灯がある地域」あるいは「日没前の時間帯」であれば「+0」のリスク値が関連付けられている。
「不審者出没・犯罪発生マップデータファイル」とは、基地局103の周辺における不審者出没・犯罪発生データを、基地局103ごとに格納するデータファイルである。ここで、「不審者出没・犯罪発生データ」とは、不審者の出没の有無、何らかの犯罪の発生の有無、およびこれらの発生場所をあらわす情報である。
不審者出没・犯罪発生マップデータファイルにおいて、不審者出没・犯罪発生データには上述したリスク値が関連付けられている。不審者出没・犯罪発生マップデータファイルにおいて、「不審者の出没履歴があり、かつ犯罪発生履歴がある」地域には「+2」,「不審者の出没履歴、または犯罪発生履歴がある」地域には「+1」,いずれにも該当しない地域には「+0」のリスク値が関連付けられている。
通学支援システム100の運用上、RFIDタグ105は、すべての児童に配布され、ランドセルや通学帽など、登下校時に児童が携帯する所有物に取り付けられているものとする(図4,図5参照)。
クライアント端末102は、通学支援装置101にアクセスして、児童の通学に関する情報の入力、登録、更新、呼び出し、および表示などの各種の処理を実行するコンピュータ装置である。クライアント端末102は、たとえば、職員室などに設置される。
基地局103は、学区内の道路沿いに設置され(図6参照)、RFIDタグ105との間で通信をおこなう装置である。基地局103は、たとえば、電柱、電話ボックス、道路標識など道路沿いに設置された部材に取り付けられる。基地局103は、現在時刻に関する情報と基地局103の識別情報とを含む基地局情報を、RFIDタグ105に送信する。
RFIDタグ105は、各基地局103の電波圏内にある場合に、各基地局103との間でそれぞれ無線通信をおこなって前述の基地局情報を受信し、受信された基地局情報を通学情報としてICチップ内の記憶領域に記憶する。ICチップ内の記憶領域には、通学情報に加えて各RFIDタグ105を識別する識別情報が記憶されている。RFIDタグ105に記憶された情報は、RFIDリーダ104によって読み取られ、クライアント端末102に送信される。
RFIDタグ105は、ラベル型、カード型、コイン型、スティック型など様々な形状があるが、たとえば、ランドセルに貼り付けたり(図4参照)、通学時に使用する帽子などに縫いつけたり(図5参照)することができるラベル型のRFIDタグ105が好ましい。RFIDタグ105の通信距離は、数mm程度から数mの範囲内で任意の距離を設定することが可能である。
RFIDタグ105は電池を備えていてもよいが、基地局103側からの非接触電力伝送技術によって電池を備えずに通信することも可能である。このようなRFIDタグ105を用いることによって、RFIDタグ105を半永久的に利用することが可能になる。なお、RFIDタグ105の構成およびRFIDタグ105を利用した通信技術については、公知の技術であるため説明を省略する。
なお、実施の形態では、通学情報をRFIDタグ105によって記憶するようにしたがこれに限るものではない。基地局103によってRFIDタグ105の識別情報を受信し、受信された識別情報と当該識別情報の受信時刻に関する情報とを関連付けた情報を通学情報として基地局103において記憶し、記憶された通学情報を通学支援装置101に適宜送信するようにしてもよい。この場合、上述したRFIDリーダ104を不要とすることができる。
(コンピュータ装置のハードウェア構成)
つぎに、図1に示したコンピュータ装置(通学支援装置101やクライアント端末102)のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示したコンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2において、コンピュータ装置は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、HDD(ハードディスクドライブ)204と、HD(ハードディスク)205と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)206と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)207と、ディスプレイ208と、I/F(インターフェース)209と、キーボード210と、マウス211と、スキャナ212と、プリンタ213と、を備えている。また、各構成部201〜213は、バス200によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU201は、コンピュータ装置の全体の制御を司る。ROM202は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。HDD204は、CPU201の制御にしたがってHD205に対するデータのリード/ライトを制御する。HD205は、HDD204の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD206は、CPU201の制御にしたがってFD207に対するデータのリード/ライトを制御する。FD207は、FDD206の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD207に記憶されたデータをコンピュータ装置に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD207のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ208は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ208は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F209は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して他の装置に接続される。そして、I/F209は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F209には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード210は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力をおこなう。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス211は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などをおこなう。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ212は、画像を光学的に読み取り、コンピュータ装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ212は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ213は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ213には、たとえば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(基地局103のハードウェア構成)
つぎに、図1に示した基地局103のハードウェア構成について説明する。図3は、図1に示した基地局103のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、基地局103は、CPU301と、ROM302と、RAM303と、I/F304と、無線通信I/F305と、を備えている。各構成部301〜305は、バス300によってそれぞれ接続されている。
CPU301は、基地局103の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。I/F304は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク110に接続され、このネットワーク110を介して通学支援装置101に接続される。
また、I/F304は、ネットワーク110と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F304には、たとえばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。また、無線通信I/F305は、RFIDタグ105との間で無線通信をおこない、RFIDタグ105に対して前述の基地局情報を送信する。
(RFIDタグ105の取り付け例)
つぎに、RFIDタグ105の取り付け例について説明する。図4および図5は、RFIDタグ105の取り付け例を示す説明図(その1),(その2)である。図4および図5に示すように、実施の形態で用いるRFIDタグ105は、薄板のラベル状の外観を有している。通学支援システム100において、RFIDタグ105は、すべての児童に配布されており、ランドセル400や通学時に使用する帽子500などのように、児童が通学時に使用する所有物に取り付けられているものとする。
(基地局103とRFIDタグ105との通信距離)
つぎに、基地局103とRFIDタグ105との通信距離について説明する。図6は、基地局103とRFIDタグ105との通信距離について説明する説明図である。図6に示したように、基地局103とRFIDタグ105との通信距離は、基地局103が取り付けられた電柱600の脇を通過する間に通信できる程度の距離に設定されている。基地局103とRFIDタグ105との通信距離は、基地局103が取り付けられる電柱600が面している道路の幅に応じて適宜調整してもよい。
(通学情報の収集方法)
つぎに、RFIDタグ105の記憶領域に記憶された通学情報の収集方法について説明する。図7は、通学情報の収集方法について説明する説明図である。図7に示したように、RFIDタグ105に記憶された情報は、RFIDタグ105にRFIDリーダ104をかざすことによって収集することができる。
公知の技術であるためRFIDリーダ104の構成についての詳細な図示および説明を省略するが、たとえば、図7に示したように、ハンディタイプのRFIDリーダ104を用いることにより、通学情報の収集作業を児童がおこなう場合にも、操作にかかる負担を少なくする効果が期待できる。
RFIDリーダ104によって収集された通学情報は、RFIDリーダ104からクライアント端末102を介して通学支援装置101に送信され、通学支援装置101によってデータベース101a内に記憶される。データベース101a内に記憶された通学情報は、所定の操作をおこなうことによってディスプレイ208に表示させることができる(図8参照)。
ここで、図8は、表示画面の一例を示す説明図である。図8に示したように、表示画面800には、基地局103の近傍を通過した日付および時間(時刻)を、基地局103が設置された位置情報に関連付けた通学情報が表示されている。表示画面800に示したように、通学情報は、RFIDタグ105の識別情報(図8中「RFID No.」と記載)ごとに表示される。
また、データベース101a内に記憶された通学情報は、図8に示したような表示画面800として表示する利用方法に限らず、児童の安全な通学を支援するために、以下に説明するような各種の利用方法が考えられる。以下に、通学情報の利用例について順次説明する。
(通学情報の利用例)
通学情報は、児童が実際に利用している通学路を把握するために利用することができる。図9は、通学情報の利用例を示す説明図(その1)である。図9に示したように、表示画面900には、データベース101a内に記憶された通学情報に基づいて、児童が通過した経路が重畳された地図910が表示されている。地図910中、児童が通過した経路は、赤などのラインで強調するなどして、周囲と区別して表示されている。これにより、児童が実際に利用している通学路を分かりやすく案内することができる。
また、通学情報は、通学路上で危険性の高い地点の把握に利用することができる。図10は、通学情報の利用例を示す説明図(その2)である。ここで、「危険性」とは、誘拐・連れ去りなどの犯罪、交通事故、地理的な事情による事故(水路に落ちるなど)など、通学する児童の安全を脅かす事象である。これらの事象が発生しやすい地域ほど、危険性が高いということになる。
図10に示したように、通学情報は、別途生成されている危険地域マップ1010に含まれる情報と組み合わせることによって、通学路上の危険性の有無をあらわすあらたな地図1020の生成に利用することができる。なお、危険地域マップ1010とは、教師や保護者などの主観によって危険性が高いと判断された地域や、警察などから配布された一般的に危険性が高いと判断された地域をあらわす地図である。
図10には、表示画面900に表示された地図910と危険地域マップ1010と、を重ね合わせたあらたな地図1020が表示されている。あらたな地図1020によって、児童が通過する可能性のある経路のうち、危険性が高い地域を分かりやすく案内することができる。
また、通学情報は、危険性の高い地域を通過する児童の有無およびその人数の把握に利用することができる。図11は、通学情報の利用例を示す説明図(その3)である。図11に示した表示画面1100には、危険性の高い地域を通過する児童およびその人数が、日付時刻ごとに表示されている。図11に示した表示画面1100は、クライアント端末102のディスプレイ208に表示される。
表示画面1100に表示された情報1110は、図10に示した地図1020に基づいて、通過した経路が、危険性の高い地域と重複する児童の識別情報を抽出することによって生成することができる。また、危険性が高い地域を通過する児童が存在する場合には、図11中符号1120で示したように、危険性が高い地域を通過する児童の安全を支援する情報を表示させるようにしてもよい。
また、通学情報は、パトロールを優先的におこなう地点の把握に利用することができる。図12は、通学情報の利用例を示す説明図(その4)である。図12に示した表示画面1200には、児童が通過する可能性のある経路のうち、危険性が高く、パトロールを優先的におこなう必要がある地点にプロットが表示された地図が表示されている。表示画面1200によって、児童が通過する可能性のある経路のうち、危険性が高くパトロールを優先的におこなう必要がある地点を容易に把握することができる。
また、通学情報は、パトロールに要する人員数およびパトロールする時間帯の把握に利用することができる。図13は、通学情報の利用例を示す説明図(その5)である。図13に示した表示画面1300には、パトロールする人員を必要とする地点が、時間帯ごとに示されている。図13に示した表示画面1300は、図12に示した表示画面1200における地図に基づいて、児童が通過した経路と危険性の高い地域とが重複する地点に基づいて生成することができる。
また、通学情報は、パトロールが必要な時間帯の把握に利用することができる。図14は、通学情報の利用例を示す説明図(その6)である。図14に示した表示画面1400には、任意の基地局103の近傍を通過する児童の人数の、一日当たりの推移をあらわすグラフが表示されている。図14に示した表示画面1400におけるグラフは、基地局103ごとの通学情報に基づいて生成することができる。
図14に示したように、基地局103近傍を通過する児童の数は、時間帯に応じて変化し、特定の時間帯(登下校時)に集中していることが分かる。このように、通過する児童の数と通過する時間帯との関係をグラフ化することで、基地局103ごとにピークが突出する時間帯にパトロール人員を配置するなどの対応をとることができる。
具体的には、たとえば、交通量が多い基地局103の周辺では、通過する児童の数が多く、ピークが突出している時間帯を重点的にパトロールするように人員を配置することができる。逆に、人通りが少ない地域に設置された基地局103の周辺では、通過する児童の数がまばらになる時間帯を重点的にパトロールするように人員を配置することができる。
図15は、通学情報の利用例を示す説明図(その7)である。通学情報は、児童ごとの足取りの把握に利用することができる。図15に示した表示画面1500には、通常の登下校時に通る通学路1510と、特定の日付に通過した経路1520と、がそれぞれ区別して表示されている。図15に示した表示画面1500は、たとえば、行方不明になった児童の足取りを把握することを目的として利用することができる。
通学情報からは各基地局103を通過した時刻が分かるため、表示画面1500には、行方不明になった日に通過した通過地点を、時間を追って通過順序が分かるように、通過した順番をあらわす番号付きのプロット1521や、最終通過地点をあらわすプロット1522などを表示してもよい。これにより、児童の詳細な足取りを迅速に把握することができる。
また、通学情報は、特定の児童の足取りに加えて、当該児童の周囲の状況の把握に利用することができる。図16は、通学情報の利用例を示す説明図(その8)である。図16に示した表示画面1600には、特定の児童が通過した地点をあらわす情報1610に加えて、各地点を通過した時間帯に付近にいた人物をあらわす情報1620が表示されている。図16に示した表示画面1600は、たとえば、行方不明になった児童の足取りに加えて、当該児童の周辺状況を把握することを目的として利用することができる。
(通学支援装置101の機能的構成)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の機能的構成について説明する。図17は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の機能的構成を示すブロック図である。図17において、通学支援装置101は、記憶部1701と、特定部1702と、取得部1703と、計数部1704と、指定部1705と、付帯情報取得部1706と、決定部1707と、報知部1708と、を備えている。
記憶部1701は、上述した各種データファイルを記憶する。記憶部1701は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体によって、その機能を実現する。
特定部1702は、通信圏内にある児童のRFIDタグ105との間で通信可能な複数の基地局103の中から任意の基地局103を特定する。特定部1702は、通学支援システム100の中のすべての基地局103を順次特定してもよいし、たとえば通学支援システム100の管理者の操作によって指定された基地局103を特定してもよい。
取得部1703は、特定部1702によって特定された任意の基地局103の位置および任意の基地局103とRFIDタグ105とが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を、記憶部1701によって記憶された各種データファイルの中から取得する。この実施の形態では、上述したように、各児童が携帯するRFIDタグ105に記憶された通学情報を、RFIDリーダ104を用いて読み取ることによって記憶部1701によって記憶された通学情報を取得する。
計数部1704は、取得部1703によって取得された通学情報に基づいて、任意の基地局103の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数する。ここで、所定の時間帯とは、児童が登下校することが想定される時刻を含む時間帯であり、たとえば、「7:00〜8:00」,「8:00〜9:00」,「14:00〜15:00」,「15:00〜16:00」などのように設定される。
指定部1705は、基地局103の周辺のパトロールが可能な人員数と時間帯とを指定する。指定部1705は、たとえば、教師や保護者などがクライアント端末102を操作することで入力された人員数と時間帯とを、基地局103の周辺のパトロールが可能な人員数および時間帯として指定する。
付帯情報取得部1706は、任意の基地局103の周辺の交通量,任意の基地局103の周辺で発生した交通事故,任意の基地局103の周辺で目撃された不審者,任意の基地局103の周辺の道路状況,あるいは日没時刻に関する付帯情報を取得する。ここで、交通量に関する付帯情報とは、基地局103の周辺を通行する車両の単位時間当たりの台数をあらわす情報である。また、任意の基地局103の周辺で発生した交通事故に関する情報とは、任意の基地局103の周辺地域で発生した交通事故の有無,当該交通事故の発生した時間帯,交通事故の発生回数や頻度などをあらわす情報である。
また、任意の基地局103の周辺で目撃された不審者に関する情報とは、任意の基地局103の周辺での不審者あるいは不審者が関わる事件発生の有無,任意の基地局103の周辺で不審者が目撃されたという通報の回数,任意の基地局103の周辺で不審者が関わる事件が発生した回数などをあらわす情報である。
任意の基地局103の周辺の道路状況に関する情報とは、信号機の有無,任意の基地局103の周辺の道路の幅,視界を遮る建造物の有無,住宅の有無などをあらわす情報である。日没時刻に関する情報とは、パトロールを予定する日付の日没時刻をあらわす情報である。日没時刻は、「何時何分」という厳密な日没時刻ではなく、「17:30位」などのようにおおまかな時刻であってもよい。
決定部1707は、計数部1704によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数に基づいて、複数の基地局103の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局103および時間帯を決定する。ここで、周辺地域とは、任意の基地局103を含む所定範囲であり、たとえば、任意の基地局103が設置されている道路沿いや、任意の基地局103から任意の基地局103に隣り合う別の基地局103までの道路などである。これにより、防犯ベルと比較して維持費用や管理の負担が少ないRFIDタグ105を用いて、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
上述した指定部1705によって人員数と時間帯とが指定された場合、決定部1707は、指定部1705によって指定された人員数と時間帯、および計数部1704によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、複数の基地局103の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局103および時間帯を決定することとしてもよい。これにより、基地局103の周辺のパトロールが可能な人員数と時間帯とを加味しながら、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
また、上述した付帯情報取得部1706によって交通量に関する付帯情報が取得された場合、決定部1707は、付帯情報取得部1706によって取得された付帯情報、および計数部1704によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、基地局103の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。これにより、基地局103の周辺の交通量を加味しながら、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
付帯情報取得部1706によって交通事故に関する付帯情報が取得された場合、決定部1707は、付帯情報取得部1706によって取得された付帯情報、および計数部1704によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、基地局103の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。これにより、基地局103の周辺で発生した交通事故を加味しながら、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
付帯情報取得部1706によって不審者に関する付帯情報が取得された場合、決定部1707は、付帯情報取得部1706によって取得された付帯情報、および計数部1704によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、基地局103の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。これにより、基地局103の周辺の不審者の出没状況を加味しながら、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
付帯情報取得部1706によって道路状況に関する付帯情報が取得された場合、決定部1707は、付帯情報取得部1706によって取得された付帯情報、および計数部1704によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、基地局103の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。これにより、基地局103の周辺の道路状況を加味しながら、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
付帯情報取得部1706によって日没時刻に関する付帯情報が取得された場合、決定部1707は、付帯情報取得部1706によって取得された付帯情報、および計数部1704によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、基地局103の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定することとしてもよい。これにより、パトロールする日時における日没時刻を加味しながら、通過する児童の数や時間帯に応じて周辺のパトロールが必要な地域を決定することができる。
報知部1708は、決定部1707によって決定された基地局103および時間帯をクライアント端末102を介して報知する。報知部1708は、たとえば、決定部1707によって決定された基地局103および時間帯を、クライアント端末102のディスプレイ208に表示させるための表示情報および表示コマンドを、クライアント端末102に出力することによって、決定部1707によって決定された基地局103および時間帯をクライアント端末102を介して報知する。
これにより、周辺地域のパトロールが必要な基地局103から優先的に、パトロールする人員を時間帯に応じて配置することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
加えて、上述した取得部1703は、さらに、任意の基地局103と通信をおこなったRFIDタグ105の識別情報を含む通学情報を取得することとしてもよい。この場合、報知部1708は、取得部1703によって取得された通学情報に基づいて、RFIDタグ105との間で通信をおこなった基地局103および時刻を報知することとしてもよい。
これにより、個々の児童の通学情報を把握していることを周囲に認知させることで、連れ去りなどの事件の抑止効果を期待することができるので、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
なお、上述した特定部1702、取得部1703、計数部1704、指定部1705、付帯情報取得部1706、決定部1707、および報知部1708は、具体的には、たとえば、図2に示したROM202、RAM203、HD205などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU201が実行することによって、またはI/F209によって、その機能を実現する。
(RFIDタグ105の通学情報蓄積処理手順)
つぎに、RFIDタグ105の通学情報蓄積処理手順について説明する。図18は、この発明の実施の形態にかかるRFIDタグ105の通学情報蓄積処理手順を示すフローチャートである。図18に示したフローチャートにおいて、まず、基地局103から出力された基地局情報を受信するまで待って(ステップS1801:No)、受信した場合(ステップS1801:Yes)には、RFIDタグ105のICチップに記憶された記憶容量が所定の記憶容量を超えているか否かを判断する(ステップS1802)。
ステップS1802において、ICチップに記憶された記憶容量が所定の記憶容量を超えていない場合(ステップS1802:No)には、ステップS1801:Yesにおいて受信された基地局情報を、ICチップに追加記憶して(ステップS1803)、一連の処理を終了する。
ステップS1802において、ICチップに記憶された記憶容量が所定の記憶容量を超えている場合(ステップS1802:Yes)には、ICチップに記憶されている基地局情報のうち記憶された順序が古い情報に、ステップS1801:Yesにおいて受信された基地局情報を上書き記憶して(ステップS1804)、一連の処理を終了する。
図18に示した処理手順によってRFIDタグ105に記憶された情報は、上述したように、RFIDリーダ104を用いて回収される。回収のタイミングは、児童あるいは教師が手作業で読取装置をRFIDにかざすことによって読み取らせてもよいし、読取装置を校門などすべての児童が通過する場所に設置しておくことによって自動的に読み取らせてもよい。
(通学支援装置101の通学情報収集処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の通学情報収集処理手順について説明する。図19は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の通学情報収集処理手順を示す説明図である。図19に示した処理手順は、たとえば、1日に1回などのように定期的に実行される。
図19に示したフローチャートにおいて、まず、クライアント端末102に収集された通学情報を取得する(ステップS1901)。そして、取得された通学情報を、基地局103の識別情報ごとにデータベース101aに記憶して(ステップS1902)、一連の処理を終了する。
(通学支援装置101のリスク値決定処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101のリスク値決定処理手順について説明する。図20は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101のリスク値決定処理手順を示すフローチャートである。図20に示した処理手順は、上述した通学情報収集処理手順が実行され、通学情報が収集されるごとに実行される。
図20のフローチャートにおいて、まず、基地局103を特定し(ステップS2001)、特定された基地局103の通学情報を取得して(ステップS2002)、特定された基地局103を通過した児童数を時間帯ごとに計数するとともに(ステップS2003)、時間帯ごとのリスク値を算出するリスク値算出処理(図23,図24参照)を実行する(ステップS2004)。ステップS2004のリスク値算出処理では、大人数用のリスク値および少人数用のリスク値が算出される。
つづいて、リスク値の算出対象となる時間帯を特定し(ステップS2005)、特定された時間帯において、ステップS2001において特定された基地局103を通過した児童数が3人以下であるか否かを判断する(ステップS2006)。3人以下である場合(ステップS2006:Yes)には、少人数用のリスク値を、ステップS2001において特定された基地局103に対するリスク値に決定して(ステップS2007)、一連の処理を終了する。
これに対し、ステップS2006において、ステップS2001において特定された基地局103を通過した児童数が4人以上である場合(ステップS2006:No)には、ステップS2005において特定された時間帯において、ステップS2001において特定された基地局103を通過した児童数が10人以上であるか否かを判断する(ステップS2008)。10人未満である場合(ステップS2008:No)には、中程度人数用のリスク値を算出する(ステップS2009)。
ステップS2009においては、ステップS2004に示したリスク値算出処理によって算出された大人数用のリスク値および少人数用のリスク値を用いて、大人数用のリスク値と少人数用のリスク値との平均値を中程度人数用のリスク値として算出する。
そして、ステップS2009において算出された中程度人数用のリスク値を、ステップS2001において特定された基地局103に対するリスク値に決定して(ステップS2010)、一連の処理を終了する。
ステップS2008において、ステップS2005において特定された時間帯において、ステップS2001において特定された基地局103を通過した児童数が10人以上である場合(ステップS2008:Yes)には、大人数用のリスク値を、ステップS2001において特定された基地局103に対するリスク値に決定して(ステップS2011)、一連の処理を終了する。
(通学支援装置101の配置人数算出処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の配置人数算出処理手順について説明する。図21は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の配置人数算出処理手順を示すフローチャートである。図21のフローチャートにおいて、まず、基地局103を特定し(ステップS2101)、上述した図20に示したリスク値決定処理によって決定されたリスク値の中から、特定された基地局103のリスク値を時間帯ごとに取得する(ステップS2102)。
つづいて、ステップS2102において時間帯ごとに取得されたリスク値に基づいて、人員配置が必要な時間帯があるか否かを判断し(ステップS2103)、人員配置が必要な時間帯がない場合(ステップS2103:No)には、一連の処理を終了する。一方、人員配置が必要であると判断された時間帯がある場合(ステップS2103:Yes)には、人員配置が必要である時間帯およびステップS2101において特定された基地局103の識別情報を含む、人員配置要求をクライアント端末102に出力して(ステップS2104)、一連の処理を終了する。
クライアント端末102は、上述したステップS2104において出力された人員配置要求を受信すると、受信された人員配置要求に基づいて、たとえば、上述した図13に示した人員配置要求画面を表示する。
通学支援システム100においては、パトロールに参加できる教師や保護者の人数が、限られていることも想定される。この場合、パトロールに参加できる教師や保護者の人数が、上述した図21に示した処理の結果出力された人員配置要求が要求する人数に満たないことが想定される。このような場合を想定して、パトロールに参加できる教師や保護者の人数から最適な人員配置の分担を求めるようにしてもよい。
(通学支援装置101の分担算出処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の分担算出処理手順について説明する。図22は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の分担算出処理手順を示すフローチャートである。図22のフローチャートにおいて、まず、各基地局103のリスク値を時間帯ごとに取得する(ステップS2201)とともに、配置可能な人数情報を時間帯ごとに取得する(ステップS2202)。ここで、配置可能な人数情報とは、各時間帯においてパトロールをおこなうことができる教師あるいは保護者の人数をあらわす情報である。
つづいて、ステップS2202において取得された人数情報に基づいて、パトロール人員の配置が必要な基地局103および時間帯を特定する(ステップS2203)。ステップS2203においては、ステップS2201において取得されたリスク値の高い地点から優先的にパトロール人員を配置するように、パトロール人員を配置する基地局103を特定する。なお、パトロール人員の人数がリスク値の高い地点の数よりも多い場合には、1つの地点に複数のパトロール人員が配置される場合があってもよい。
そして、決定された地点および当該地点におけるパトロール人員の人数をあらわす人員配置情報をクライアント端末102に出力して(ステップS2204)、一連の処理を終了する。クライアント端末102は、上述したステップS2204において出力された人員配置情報を受信すると、受信された人員配置情報に基づいて、たとえば、上述した図13に示した表示画面1300を表示する。
(通学支援装置101のリスク値算出処理手順)
つぎに、上述した図20に示したステップS2004において実行されるリスク値算出処理手順について説明する。通学支援装置101は、ステップS2004において、大人数用のリスク値算出処理手順および少人数用のリスク値算出処理手順を実行する。
(通学支援装置101の大人数用のリスク値算出処理手順)
はじめに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の大人数用のリスク値算出処理手順について説明する。図23は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の大人数用のリスク値算出処理手順を示すフローチャートである。図23のフローチャートにおいて、まず、基地局103を特定し(ステップS2301)、特定された基地局103の周辺における交通量データを取得する(ステップS2302)。
そして、ステップS2302において取得された交通量データに基づいて、リスク値を特定する(ステップS2303)。つづいて、ステップS2301において特定された基地局103の周辺における交通事故発生履歴データを取得する(ステップS2304)。
そして、ステップS2304において取得された交通事故発生履歴データに基づいて、リスク値を特定する(ステップS2305)。つづいて、ステップS2301において特定された基地局103の周辺における交差点データを取得する(ステップS2306)。
そして、ステップS2306において取得された交差点データに基づいて、リスク値を特定する(ステップS2307)。その後、ステップS2303,S2305,S2307において特定されたリスク値を加算することで、ステップS2301において特定された基地局103の周辺における時間帯ごとの大人数用のリスク値を算出して(ステップS2308)、一連の処理を終了する。
(通学支援装置101の少人数用のリスク値算出処理手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の少人数用のリスク値算出処理手順について説明する。図24は、この発明の実施の形態にかかる通学支援装置101の少人数用のリスク値算出処理手順を示すフローチャートである。図24に示したフローチャートにおいて、まず、基地局103を特定し(ステップS2401)、特定された基地局103の周辺の街灯有無データを取得する(ステップS2402)とともに日没時刻データを取得する(ステップS2403)。
そして、ステップS2402において取得された街灯有無データおよびステップS2403において取得された日没時刻データに基づいて、ステップS2401において特定された基地局103の周辺のリスク値を特定する(ステップS2404)。ステップS2404においては、ステップS2401において特定された基地局103の周辺に街灯がなく、リスク値を算出する対象となる時間帯が日没後である場合には、「+2」のリスク値が特定される。また、ステップS2404においては、ステップS2401において特定された基地局103の周辺に街灯がある、あるいは街灯がなくてもリスク値を算出する対象となる時間帯が日没前である場合には、「+0」のリスク値が特定される。
つづいて、ステップS2401において特定された基地局103の周辺の不審者出没・犯罪発生マップデータを取得する(ステップS2405)。そして、取得された不審者出没・犯罪発生マップデータに基づいて、ステップS2401において特定された基地局の周辺のリスク値を特定する(ステップS2406)。
ステップS2406においては、不審者の出没あるいは犯罪の発生のいずれかがあった場合には「+1」のリスク値が特定され、不審者の出没および犯罪の発生の両方があった場合には「+2」のリスク値が特定される。なお、ステップS2406においては、不審者の出没あるいは犯罪の発生のいずれもない場合には「+0」のリスク値が特定される。
その後、ステップS2404,S2406において特定されたリスク値を加算することで、ステップS2401において特定された基地局の周辺における時間帯ごとの少人数用のリスク値を算出して(ステップS2407)、一連の処理を終了する。
なお、実施の形態では、通学情報をRFIDタグ105に記憶させ、RFIDリーダ104を用いて通学情報を収集する例について説明したが、これに限るものではない。上述した通学情報は、各基地局103のROM302やRAM303などに記憶するようにしてもよい。
この場合、基地局103は、近傍を通過する児童が携帯するRFIDタグ105から識別情報を取得し、当該識別情報を取得した時刻情報とあわせた通学情報を生成し、ROM302やRAM303などに記憶する。そして、基地局103は、記憶された通学情報を、定期的あるいは通学支援装置101からの要求に応じて通学支援装置101へ送信する。
また、上述した実施の形態においては、事件や事故の発生を防止するために通学情報を利用する例について説明したが、通学情報の利用はこれに限るものではない。上述したように、通学情報には、通過した基地局103の識別情報および通過時刻に加えて、当該基地局103を通過した児童が携帯するRFIDタグ105の識別情報が含まれているため、万一児童が行方不明になるなどの事件が発生した場合には、特定の児童が携帯するRFIDタグ105の識別情報を含む通学情報を抽出することで、児童の行方を捜索する際の有力な情報とすることができる。
この場合、たとえば、通学情報をRFIDタグ105に格納するような運用形態においては、行方不明になった児童のRFIDタグ105が取り付けられている所持品があれば、当該児童の足取りを捜索することが可能である。足取りは、基地局103からの電波が届く範囲内であればどこでも捜索することができる。
犯罪が発生した場合、解決のポイントは初動捜査の早さにあるとも言われており、事件に関わる情報収集の早さが、犯罪解決の明暗を分けることにもなりかねない。実施の形態における通学情報は、基地局103の識別情報、各基地局103を通過した時刻情報、および通過した児童が携帯するRFIDタグ105の識別情報であるため、データ量が非常に軽い。このため、PDA(Personal Digital Assistants)などの小型の携帯情報端末を用いて通学情報を送受信することができる。
これによって、行方不明になった児童のRFIDタグ105が取り付けられた所持品を発見すれば、RFIDタグ105に記憶された通学情報をただちに各警察官の携帯情報端末に送信し、初動捜査をより迅速におこなうことができる。
なお、通学情報を、基地局103に格納するような運用形態においては、RFIDタグ105が取り付けられた所持品の有無に拘わらず、行方不明になった児童の最新の情報を通学支援装置101において取得することができる。これによっても、初動捜査をより迅速におこない、被害者の早期救出および犯罪被害の拡大の防止効果を期待することができる。
以上説明したように、この発明にかかる通学支援プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法によれば、児童の安全な通学を支援する実効力の高い支援網を低コストで普及させることができる。
なお、本実施の形態で説明した通学支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
(付記1)通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定させる特定工程と、
前記特定工程によって特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得させる取得工程と、
前記取得工程によって取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数させる計数工程と、
前記計数工程によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定させる決定工程と、
前記決定工程によって決定された基地局および時間帯を報知させる報知工程と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする通学支援プログラム。
(付記2)前記基地局の周辺のパトロールが可能な人員数と時間帯とを指定させる指定工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記指定工程によって指定された人員数と時間帯、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定させることを特徴とする付記1に記載の通学支援プログラム。
(付記3)前記任意の基地局の周辺の交通量に関する付帯情報を取得させる付帯情報取得工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定させることを特徴とする付記1または2に記載の通学支援プログラム。
(付記4)前記任意の基地局の周辺で発生した交通事故に関する付帯情報を取得させる付帯情報取得工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定させることを特徴とする付記1または2に記載の通学支援プログラム。
(付記5)前記任意の基地局の周辺で目撃された不審者に関する付帯情報を取得させる付帯情報取得工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定させることを特徴とする付記1または2に記載の通学支援プログラム。
(付記6)前記任意の基地局の周辺の道路状況に関する付帯情報を取得させる付帯情報取得工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定させることを特徴とする付記1または2に記載の通学支援プログラム。
(付記7)日没時刻に関する付帯情報を取得させる付帯情報取得工程を前記コンピュータに実行させ、
前記決定工程は、
前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記基地局の周辺をパトロールする人員を配備する地域を決定させることを特徴とする付記1または2に記載の通学支援プログラム。
(付記8)前記取得工程は、
さらに、前記任意の基地局と通信をおこなったICタグの識別情報を含む通学情報を取得させ、
前記報知工程は、
前記取得工程によって取得された通学情報に基づいて、前記ICタグとの間で通信をおこなった基地局および時刻を報知させることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の通学支援プログラム。
(付記9)付記1〜8のいずれか一つに記載の通学支援プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記10)通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定する特定手段と、
前記特定手段によって特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数する計数手段と、
前記計数手段によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された基地局を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする通学支援装置。
(付記11)通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定する特定工程と、
前記特定工程によって特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得する取得工程と、
前記取得工程によって取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数する計数工程と、
前記計数工程によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定する決定工程と、
前記決定工程によって決定された基地局を報知する報知工程と、
を含んだことを特徴とする通学支援方法。
以上のように、この発明にかかる通学支援プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、通学支援装置、および通学支援方法は、児童の安全な通学を支援するためのパトロール人員の配置場所および時間帯の決定に有用である。
この発明の実施の形態にかかる通学支援システムのシステム構成図である。 図1に示したコンピュータ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示した基地局のハードウェア構成を示すブロック図である。 RFIDタグの取り付け例を示す説明図(その1)である。 RFIDタグの取り付け例を示す説明図(その2)である。 基地局とRFIDタグとの通信距離について説明する説明図である。 通学情報の収集方法について説明する説明図である。 表示画面の一例を示す説明図である。 通学情報の利用例を示す説明図(その1)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その2)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その3)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その4)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その5)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その6)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その7)である。 通学情報の利用例を示す説明図(その8)である。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるRFIDタグの通学情報蓄積処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置の通学情報収集処理手順を示す説明図である。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置のリスク値決定処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置の配置人数算出処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置の分担算出処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置の大人数用のリスク値算出処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかる通学支援装置の少人数用のリスク値算出処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 通学支援装置
1702 特定部
1703 取得部
1704 計数部
1705 指定部
1706 付帯情報取得部
1707 決定部
1708 報知部

Claims (6)

  1. 通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定させる特定工程と、
    前記特定工程によって特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得させる取得工程と、
    前記取得工程によって取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数させる計数工程と、
    前記任意の基地局の周辺における、児童の通学に危険を来すリスクの大きさをあらわす情報が関連付けられる付帯情報を取得させる付帯情報取得工程と、
    前記計数工程によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数、および前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定させる決定工程と、
    前記決定工程によって決定された基地局および時間帯を報知させる報知工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする通学支援プログラム。
  2. 前記基地局の周辺のパトロールが可能な人員数と時間帯とを指定させる指定工程を前記コンピュータに実行させ、
    前記決定工程は、
    前記指定工程によって指定された人員数と時間帯、および前記計数工程によって所定の時間ごとに計数された児童の数に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定させることを特徴とする請求項1に記載の通学支援プログラム。
  3. 前記付帯情報取得工程は、前記任意の基地局の周辺の交通量に関する付帯情報を取得させることを特徴とする請求項1または2に記載の通学支援プログラム。
  4. 前記付帯情報取得工程は、前記任意の基地局の周辺で目撃された不審者または前記任意の基地局の周辺の道路状況に関する付帯情報を取得させることを特徴とする請求項1または2に記載の通学支援プログラム。
  5. 通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数する計数手段と、
    前記任意の基地局の周辺における、児童の通学に危険を来すリスクの大きさをあらわす情報が関連付けられる付帯情報を取得する付帯情報取得手段と、
    前記計数手段によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数、および前記付帯情報取得手段によって取得された付帯情報に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された基地局を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする通学支援装置。
  6. 通信圏内にある児童のICタグとの間で通信可能な複数の基地局の中から任意の基地局を特定する特定工程と、
    前記特定工程によって特定された任意の基地局の位置および前記任意の基地局と前記ICタグとが通信をおこなった通信時刻に関する情報を含む通学情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された通学情報に基づいて、前記任意の基地局の近傍を通過した児童の数を所定の時間帯ごとに計数する計数工程と、
    前記任意の基地局の周辺における、児童の通学に危険を来すリスクの大きさをあらわす情報が関連付けられる付帯情報を取得する付帯情報取得工程と、
    前記計数工程によって所定の時間帯ごとに計数された児童の数、および前記付帯情報取得工程によって取得された付帯情報に基づいて、前記複数の基地局の中から周辺地域をパトロールする人員を配置する基地局および時間帯を決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定された基地局を報知する報知工程と、
    を含んだことを特徴とする通学支援方法。
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