JP4810313B2 - 無線通信システム - Google Patents

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本発明は、無線通信システムに関し、特に、MCA(Multi Channel Access)無線通信システムの位置登録に関するものである。
現在、実用化されているデジタル無線システムの一つとして、標準規格ARIB STD-T87(Association of Radio Industries and Businesses-T87)(例えば、非特許文献1参照)で定められている移動通信システムがある。このシステムは、空港内デジタル移動通信システムであり、例えば、図1に示されるようなシステムである。なお、図1は、本発明を説明するための無線通信システムであるが、システムの構成は、従来のものとほぼ同じ構成であるので、図1を用いて従来の無線通信システムについて説明する。図1において、100は、回線制御装置、101は、伝送路、102−1、102−2、・・・102−Mは、複数の基地局である。なお、基地局を代表する場合は、基地局102と称する。103−1、103−2、・・・103−Nは、複数の無線端末装置(または移動局ともいう。)である。なお、無線端末装置を代表する場合は、無線端末装置103と称する。104−1、104−2、・・・104−Mは、それぞれ基地局102−1、102−2、・・・102−Mの通信エリア(あるいは通信ゾーン)である。なお、回線制御装置100は、基地局102と一体に構成されている場合もあれば、場所的に離れた場所に設置される場合もある。この場合、回線制御装置100と基地局102とは、有線またはマイクロ回線等の伝送路101等で接続されるのが一般的である。このシステムは、複数の無線端末装置と基地局間あるいは基地局を経由した無線端末装置との通信接続サービスが行なわれるように構成されたシステムである。なお、回線制御装置100は、デジタル無線通信システムにおける基地局102および複数の無線端末装置103間の通信接続およびサービスエリアの維持、管理を行い、また、無線端末装置103からの発呼(call)制御あるいは通信ルートの設定を行う制御等を行う。
而して、標準規格ARIB STD-T87で定められているデジタル無線技術を用いた空港内デジタル移動通信システムで使用が許可されている400MHz帯の無線キャリア(carrier)周波数割当てを図4に示す。図4において、上り方向、即ち、無線端末装置→基地局の方向では、約415MHz〜417MHzの無線キャリアfで、25KHz巾で、f1、f2、・・・が認められている。また、下り方向、即ち、基地局→無線端末装置の方向では、上り方向の415MHzから約45MHz離れた約460MHz〜462MHzの無線キャリアFで、25KHz巾で、F1、F2、・・・が認められている。従って、デジタル無線通信システムの通信においては、上り方向f1、f2、・・・、下り方向F1、F2、・・・の各周波数が使用される。そして、各システムは、その規模に応じて1又は複数の無線キャリアを制御用キャリアとし、残りを通信用キャリアとして使用することができる。
更に、各無線キャリアは、図5に示すようなフレームに分割され、さらにフレームを4つのスロットに分けられた後、そのスロットに制御チャネルCと通信チャネルSが割り当てられる。ここで、1フレームは、例えば、40msである。制御チャネルCは、無線回線の接続制御を行うチャネルであり、通信チャネルSは、通話やデータ通信を行うチャネルである。なお、図5では、例えば、基地局102−1は、上り方向無線キャリアf1、f2の2波を使用し、制御チャネルCは、1チャネル(1スロット)、通信チャネルSは、7チャネル(7スロット)で構成されている場合が示されている。
さて、MCA方式の無線通信システムにおいて、無線端末装置103、例えば、無線端末装置103−1が基地局102−1の通信エリア104−1内に入ると、無線端末装置103−1は、基地局102−1からの報知情報、例えば、基地局102−1の基地局番号(またはID)、同期信号等の通信に必要な情報を捕捉する。基地局102−1からの報知情報を捕捉した無線端末装置103−1は、基地局102−1に対し、位置登録要求信号を送信することによって、無線端末装置103−1の位置情報を通知している。無線端末装置103は、常に移動しており、通信エリア104を変更したり、また、電波が届かない圏外に移動する場合等が発生する。この場合、従来の方法では、無線端末装置103は、基地局からの制御チャネルで通知されている報知情報を受信した場合、基地局に対して、その都度、位置登録要求信号を送信し、位置登録情報を通知していた。
これについて図7を用いて説明する。図7は、従来の無線端末装置の位置登録方法を説明するための動作シーケンスを示す図である。なお、図1と同じものには、同じ符号が付されている。図7において、無線端末装置103−1が、例えば、基地局(基地局A)102−1の通信エリア104−1内に位置する場合について説明する。無線端末装置103−1が自分の電源をONすると、基地局102−1からの報知情報を捕捉する(ステップ701)。無線端末装置103−1が基地局102−1の報知情報を捕捉すると、基地局102−1に対して位置登録要求信号を送信する(ステップ702)。無線端末装置103−1から位置登録要求信号を受信した基地局102−1は、回線制御装置100に位置登録通知信号を送信する(ステップ703)。位置登録通知信号を受信した回線制御装置100は、無線端末装置103−1の位置登録を行い、位置登録応答信号を基地局102−1に送信し(ステップ704)、基地局102−1は、位置登録応答信号を無線端末装置103−1に送信する(ステップ705)。これによって無線端末装置103−1は、基地局102−1の通信エリア104−1内で通信が可能となり、無線端末装置103−1は、基地局102−1の周波数を保持する、即ち、待ち受け状態に移行する(ステップ706)。
同様に、無線端末装置103−5が自分の電源をONすると、基地局(基地局B)102−2からの報知情報を捕捉する(ステップ707)。無線端末装置103−5が基地局102−2の報知情報を捕捉すると、基地局102−2に対して位置登録要求信号を送信する(ステップ708)。無線端末装置103−5から位置登録要求信号を受信した基地局102−2は、回線制御装置100に位置登録通知信号を送信する(ステップ709)。位置登録通知信号を受信した回線制御装置100は、無線端末装置103−5の位置登録を行い、位置登録応答信号を基地局102−2に送信し(ステップ710)、基地局102−2は、位置登録応答信号を無線端末装置103−5に送信する(ステップ711)。これによって無線端末装置103−5は、基地局102−2の通信エリア104−2内で通信が可能となり、無線端末装置103−5は、基地局102−2の周波数を保持する、即ち、待ち受け状態に移行する(ステップ712)。
次に、無線端末装置103−1が基地局102−1の通信エリア104−1の圏外に、一旦、移動すると、無線端末装置103−1は、基地局102−1との通信が出来なくなる(ステップ713)。そして、再度、基地局102−1の通信エリア104−1内に入り、基地局102−1からの報知情報を捕捉できた場合(ステップ714)、無線端末装置103−1は、基地局102−1に対して位置登録要求信号を送信する(ステップ715)。無線端末装置103−1から位置登録要求信号を受信した基地局102−1は、回線制御装置100に位置登録通知信号を送信する(ステップ716)。位置登録通知信号を受信した回線制御装置100は、無線端末装置103−1の位置登録の更新を行い、位置登録応答信号を基地局102−1に送信し(ステップ717)、基地局102−1は、位置登録応答信号を無線端末装置103−1に送信する(ステップ718)。これによって無線端末装置103−1は、再度、基地局102−1の通信エリア104−1内で通信が可能となり、無線端末装置103−1は、基地局102−1の周波数を保持する、即ち、待ち受け状態に移行する(ステップ719)。
このように従来の無線通信システムでは、無線端末装置が基地局を介して回線制御装置に位置登録をした場合でも、無線端末装置が移動し、異なる基地局の通信エリアに移動した場合、あるいは通信が出来ない圏外に移動し、再度、位置登録している基地局の通信エリアに入った場合等でも、再度、基地局、回線制御装置に上述のように位置登録の要求や応答信号の処理ステップが必要となり、無線通信システムの通信トラフィックで、余計な電文のやりとりや、回線の占有等が発生する。特に、大きなシステムでは、無線端末装置が2000台以上のシステムがあり、多数の無線端末装置が移動するような状況では、なおさらである。従ってこのような通信トラフィックを軽減し、接続待ち時間を少なくできる無線通信システムの実現が望まれている。
特開平5−130019号公報 空港内デジタル移動通信システム(ARIB STD−T87)、社団法人 電波産業界
無線端末装置が基地局を介して回線制御装置に位置登録をした場合でも、無線端末装置が基地局を移動し、既に位置登録している基地局に移動した場合も、再度、位置登録が必要であり、通信トラフィックが大きく、通信トラフィックを軽減し、接続待ち時間を少なくできる無線通信システムの実現が望まれている。
本発明の目的は、通信トラフィックを軽減する無線通信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、位置登録要求の送信回数を減らし、通信トラフィックを軽減する無線通信システムを提供することである。
本発明の更に他の目的は、通話接続との衝突の頻度を減らし、信号衝突による接続待ち時間を少なくする無線通信システムを提供することである。
本発明の無線通信システムは、第1の記憶部を有する回線制御装置と、上記回線制御装置と結合され、異なる報知情報を送信する複数の基地局と、上記複数の基地局と無線回線で通信を行う無線端末装置を有し、上記無線端末装置は、上記複数の基地局の異なる報知情報を受信する機能および第2の記憶部を有し、上記無線端末装置が上記基地局を移動した場合、上記無線端末装置は、上記基地局の報知情報を捕捉すると共に、上記捕捉した報知情報と上記無線端末装置の第2の記憶部に記憶されている報知情報と照合し、上記捕捉した報知情報と一致する報知情報がない場合、上記無線端末装置は、上記基地局の捕捉した報知情報を上記第2の記憶部に記憶するように構成される。
また、本発明の無線通信システムにおいて、上記捕捉した報知情報と上記無線端末装置の第2の記憶部に記憶されている報知情報と照合し、上記捕捉した報知情報と一致する報知情報がない場合、上記無線端末装置は、上記基地局に位置登録要求信号を送信し、上記回線制御装置は、上記基地局からの位置登録要求信号に応答して上記第1の記憶部に位置登録要求のあった上記無線端末装置の位置登録を行うと共に、位置登録応答信号を送信し、上記無線端末装置は、上記位置登録応答信号の受信に基づいて上記基地局の捕捉した報知情報を上記第2の記憶部に記憶するように構成される。
また、本発明の無線通信システムにおいて、上記捕捉した報知情報と上記無線端末装置の第2の記憶部に記憶されている報知情報と照合し、上記捕捉した報知情報と一致する報知情報がない場合、上記無線端末装置は、上記基地局に位置登録要求信号を送信し、上記捕捉した報知情報と一致する報知情報がある場合、上記無線端末装置は、上記基地局に位置登録要求信号を送信しないように構成される。
以上説明したように、本発明によれば、無線端末装置からの位置登録要求信号の送信回数を減らすことができ、基地局に対する通信トラフィックを軽減することができる。また、位置登録要求信号による通信トラフィックが軽減することで通話接続(接続要求信号)との衝突回数を減らすことが可能となり、信号衝突による接続待ち時間の少ないシステムが構築できる。更に、回線制御装置に対し、既に位置登録されている無線基地局からの位置登録要求という、余計な通信を減らすことができ、回線制御装置の処理負荷を軽減することができる等の優れた効果がある。
以下、本発明の実施例について図1〜図3、図6を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例の概略構成のブロック図を示す。なお、図1は、先の従来例でも説明したので、ここでは簡単に説明する。100は、回線制御装置、101は、伝送路、102は、複数の基地局、103は、複数の無線端末装置(または移動局ともいう。)、104は、それぞれ基地局102の通信エリア(あるいは通信ゾーン)である。なお、回線制御装置100は、基地局102と一体に構成されている場合もあれば、場所的に離れた場所に設置される場合もある。この場合、回線制御装置100と基地局102とは、有線またはマイクロ回線等の伝送路101等で接続されるのが一般的である。そして、回線制御装置100は、デジタル無線通信システムにおける基地局102および複数の無線端末装置103間の通信接続およびサービスエリアの維持、管理を行い、また、無線端末装置103からの発呼(call)制御あるいは通信ルートの設定を行う制御等を行う。
図1に示される無線通信システムは、基地局102−1と無線端末装置103−1、103−2、・・・とは、上り無線キャリアf1、f2、下り無線キャリアF1、F2を使用し、その上りのフレーム構成は、図5に示すように制御チャネルCと、通信チャネルS1、・・S7で構成されているものとする。なお、下りのフレーム構成も図5に示されるフレーム構成とほぼ同じものである。同様に、基地局102−2と無線端末装置103−5、・・・103−Nとは、上り無線キャリアf5、f6、下り無線キャリアF5、F6を使用し、その上りのフレーム構成は、図5に示すものとほぼ同じものとする。なお、このような無線キャリアおよびフレーム構成は、これらに限定されるものではなく、無線通信システムの規模、使用環境等に応じて適宜設定される。
次に、図1に示す一実施例の回線制御装置100と基地局102の具体的な構成のブロック図を図2に示す。図2において、回線制御装置100は、処理装置201、記憶部202、表示部203および操作部204で構成されている。また、基地局102は、制御部105、受信機106および送信機107で構成されている。なお、図2では、回線制御装置100と基地局102とは、伝送路101で結合されている場合を示しているが、回線制御装置100と基地局102とは、一体に構成することもできる。
図3は、無線端末装置103の概略構成を示すブロック図である。なお、図3で示す無線端末装置103は、例えば、上り方向無線キャリアf1および下り方向無線キャリアF1のペア波が用いられ、同時送受波ができる無線端末装置を示している。図3において、301は、基地局102との送受信を行うためのアンテナ、302は、同時送受波を行うための高速切換スイッチ、303は、受信部、304は、受信信号処理部、305は、スピーカ、306は、制御部、307は、記憶部、308は、表示部、309は、操作部、310は、マイク、311は、送信信号処理部、312は、送信部である。
次に、図1で示す本発明の一実施例の動作を図6を用いて説明する。図6は、本発明の一実施例の動作シーケンスを示す図である。図6において、まず、無線端末装置103−1の操作部309を操作し、例えば、電源をONすると、制御部306が動作し、基地局102−1からの報知情報をアンテナ301、切換スイッチ302、受信部303を介して受信信号処理部304で受信する(ステップ601)。なお、基地局102は、常に基地局No.(またはID)、同期信号、システム情報等の報知情報を送信しているので、基地局102の通信エリア内に位置する無線端末装置103は、その通信エリア内の基地局の報知情報を常に捕捉することができる。
この報知情報を受信した無線端末装置103−1の制御部306は、位置登録要求信号を送信信号処理部311、送信部312、切替スイッチ302、アンテナ301を介して基地局102−1の受信機106に対して送信する(ステップ602)。無線端末装置103−1から位置登録要求信号を受信した基地局102−1の制御装置105は、回線制御装置100に位置登録通知信号を送信する(ステップ603)。位置登録通知信号を受信した回線制御装置100は、処理装置201で位置登録通知信号を適宜処理し、記憶部202に無線端末装置103−1の位置登録を行う。記憶部202に無線端末装置103−1の位置登録をしたテーブルを表1に示す。
Figure 0004810313
表1において、無線端末装置103−1は、電源ON状態で、無線端末装置103−1の登録位置は、基地局A(基地局102−1と同じ。)であることを示している。また、無線端末装置103−3は、まだ、未登録の状態である。更に、後述する無線端末装置103−5は、基地局A(基地局102−1と同じ。)および基地局B(基地局102−2と同じ。)に登録されていることを示している。
而して、無線端末装置103−1の位置登録を行った回線制御装置100の処理装置201は、位置登録応答信号を基地局102−1に送信し(ステップ604)、基地局102−1は、位置登録応答信号を無線端末装置103−1に送信する(ステップ605)。無線端末装置103−1では、基地局102−1の送信機107から送信された位置登録応答信号をアンテナ301、切換スイッチ302、受信部303を介して受信信号処理部304で受信し、制御部306で適宜処理し、記憶部307に表2に示すように基地局A(基地局102−1)の報知情報、例えば、基地局N0.102−1(またはID)および基地局102−1の無線キャリア上りf1、下りF1等を記憶する(ステップ606)。
Figure 0004810313
これによって無線端末装置103−1は、基地局102−1の通信エリア104−1内で通話が可能となる。即ち、待ち受け状態に移行する。通話の方法について簡単に説明する。例えば、操作部309のテンキーで相手の無線端末装置103の番号を入力し、送信ボタンを押す。回線制御装置100は、空きスロット(開きチャネル)、例えば、図5に示す通信チャネルS1を指定し、通話路を形成し、通話状態となるので、マイク310から入力される音声信号は、送信信号処理部311で送信のための所定の信号処理を施した後、送信部312に入力される。送信部312に入力された信号は、送信のための所定の変調がなされ、所定の送信周波数f1に変換され、切替スイッチ302を介してアンテナ301から出力され、基地局102の受信用無線機106へ送信される。
一方、相手の無線端末装置103からの信号は、周波数F1でアンテナ301で受信され、切替スイッチ302を介して受信部303に入力される。受信部303に入力された信号は、高周波増幅され、所定の中間周波数に変換され、更に、復調され、受信信号処理部304に供給される。受信信号処理部304では、所定の信号処理がなされた後、スピーカ305から音声信号を出力する。また、データの場合には、表示部308にデータが表示される。
さて、無線端末装置103−1が基地局102−1の通信エリア104−1の圏外に移動すると、基地局102−1との通信が出来なくなるので、無線端末装置103−1の制御部306は、複数の基地局102の報知情報のサーチを開始する(ステップ607)。そして、報知情報のサーチの結果、どの基地局からの報知情報も受信できない場合には、制御部306は、表示部308に“圏外”を表示する(ステップ608)。この複数の基地局102の報知情報のサーチは、前もって各基地局102で使用される、例えば、無線キャリアを記憶した表3に示すテーブルを無線端末装置103の記憶部307に記憶しておく。そして、無線端末装置103−1の制御部306は、送受信周波数を定める周波数シンセサイザ(図示せず。)の周波数を順次、表3に示すテーブルに従って変更し、受信できる無線キャリアをサーチする。
Figure 0004810313
さて、無線端末装置103−1が移動し、基地局102からの報知情報を捕捉する(ステップ609)。次に、捕捉した基地局の報知情報と無線端末装置103−1の記憶部307に登録されている基地局報知情報とを照合し、同じ基地局の報知情報が存在すれば、無線端末装置103−1の位置登録要求信号を送信しない(ステップ610)。そして、無線端末装置103−1の制御部306は、同じ基地局情報、例えば、表2に示される基地局102−1の上り無線キャリアf1、下り無線キャリアF1に周波数シンセサイザの周波数を保持する(ステップ611)。これによって無線端末装置103−1は、基地局102−1の通信エリア104−1内で通話が可能となる。即ち、待ち受け状態となる。このようにすると、無線端末装置103−1が移動して、各基地局の通信エリアを変更したとしても、前に登録されている基地局の報知情報があれば、再度、位置登録要求信号の送信、回線制御装置の登録処理あるいは位置登録応答信号の送信というような複雑な処理ステップを取る必要がなく、待ち受け状態となる。従って、通信トラフィックを軽減することができる。
同様に、無線端末装置103−5が自分の電源をONすると、基地局(基地局B)102−2からの報知情報を捕捉する(ステップ620)。無線端末装置103−5が基地局102−2の報知情報を捕捉すると、基地局102−2に対して位置登録要求信号を送信する(ステップ621)。無線端末装置103−5から位置登録要求信号を受信した基地局102−2は、回線制御装置100に位置登録通知信号を送信する(ステップ622)。位置登録通知信号を受信した回線制御装置100は、無線端末装置103−5の位置登録を表1のテーブルに示すように行い、位置登録応答信号を基地局102−2に送信し(ステップ623)、基地局102−2は、位置登録応答信号を無線端末装置103−5に送信する(ステップ624)。無線端末装置103−5では、基地局102−2から送信された位置登録応答信号を前述と同様にアンテナ301、切換スイッチ302、受信部303を介して受信信号処理部304で受信し、制御部306で適宜処理し、記憶部307に表4に示すように基地局B(基地局102−2)の情報、例えば、基地局N0.(またはID)および基地局102−2の無線キャリア上りf5、下りF5等を記憶する(ステップ625)。これによって無線端末装置103−5は、基地局102−2の通信エリア104−2内で通信が可能となる。即ち、待ち受け状態に移行する。
Figure 0004810313
次に、無線端末装置103−5が基地局102−2の通信エリア104−2の圏外に移動すると、基地局102−2との通信が出来なくなるので、無線端末装置103−2の制御部306は、複数の基地局102の報知情報のサーチを開始する(ステップ626)。そして、報知情報のサーチの結果、どの基地局からの報知情報も受信できない場合には、制御部306は、表示部308に“圏外”を表示する(ステップ627)。
さて、無線端末装置103−1が移動し、基地局102からの報知情報を捕捉する(ステップ628)。この捕捉した基地局の報知情報と無線端末装置103−1の記憶部307に登録されている基地局の報知情報を照合し、照合の結果、不一致であれば(ステップ629)、無線端末装置103−5の制御部306は、位置登録要求信号を送信信号処理部311、送信部312、切替スイッチ302、アンテナ301を介して基地局102−1の受信機106に対して位置登録要求信号を送信する(ステップ630)。無線端末装置103−5から位置登録要求信号を受信した基地局102−1の制御装置105は、回線制御装置100に位置登録通知信号を送信する(ステップ631)。位置登録通知信号を受信した回線制御装置100は、処理装置201で位置登録通知信号を適宜処理し、記憶部202に無線端末装置103−5の位置登録を行う。これは、表1に示すテーブルの通りである。
無線端末装置103−5の位置登録を行った回線制御装置100の処理装置201は、位置登録応答信号を基地局102−1に送信し(ステップ632)、基地局102−1は、位置登録応答信号を無線端末装置103−5に送信する(ステップ633)。無線端末装置103−5では、基地局102−1の送信機107から送信された位置登録応答信号をアンテナ301、切換スイッチ302、受信部303を介して受信信号処理部304で受信し、制御部306で適宜処理し、記憶部307に表5に示すように基地局A(基地局102−1)の情報、例えば、基地局N0.(またはID)および基地局102−1の無線キャリア上りf1、下りF1等を記憶する(ステップ634)。
Figure 0004810313
なお、ステップ629で、捕捉した基地局報知情報と無線端末装置103−5の記憶部307に登録されている基地局報知情報を照合し、照合の結果、不一致であれば、捕捉した基地局の基地局報知情報を記憶部307に直に記憶することも可能であるが、無線回線のフェージングあるいはマルチパスの影響等で、無線端末装置103−5の位置登録要求信号が回線制御装置100に送信されない場合が発生する。このような場合、基地局102−1からの位置登録応答信号の受信前に捕捉した基地局の基地局報知情報を記憶部307に記憶すると、回線制御装置100に無線端末装置103−5の現在位置が登録されていないので、通話ができなくなる恐れがある。従って、無線端末装置103−5は、基地局102−1からの位置登録応答信号の受信を確認してから記憶部307に記憶することが望ましい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は、ここに記載された無線通信システムの実施例に限定されるものではなく、上記以外の無線通信システムに広く適応することが出来ることは、言うまでも無い。
本発明の一実施例の概略構成のブロック図を示す。 本発明の一実施例で使用される回線制御装置、基地局の具体的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例で使用される無線端末装置の具体的な構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例で使用される無線キャリアの周波数割り当てを示す図である。 本発明の一実施例で使用されるフレーム構成を示す図である。 本発明の一実施例の動作を説明するための動作シーケンスを示す図である。 従来の無線通信システムの動作を説明するための動作シーケンスを示す図である。
符号の説明
100:回線制御装置、101:伝送路、102:基地局、103:無線端末装置、104:通信エリア、105:制御部、106:受信機、107:送信機、201:処理装置、202、307:記憶部、203、308:表示部、204、309:操作部、301:アンテナ、302:切替スイッチ、303:受信部、304:受信信号処理部、305:スピーカ、306:制御部、310:マイク、311:送信信号処理部、312:送信部。

Claims (1)

  1. 第1の記憶部を有する回線制御装置と、上記回線制御装置と結合され、異なる報知情報を送信する複数の基地局と、上記複数の基地局と無線回線で通信を行う無線端末装置を有し、
    記無線端末装置は、上記複数の基地局の異なる報知情報を受信する機能および上記複数の基地局の異なる報知情報を記憶する第2の記憶部を有し、上記無線端末装置が通信のできない圏外から上記基地局の通信エリアに移動した場合、上記複数の基地局のいずれかの報知情報を捕捉すると共に、上記捕捉した報知情報と上記無線端末装置の第2の記憶部に記憶されている報知情報と照合し、上記補足した報知情報と一致する報知情報がない場合、上記基地局に位置登録要求信号を送信し、上記基地局から位置登録応答信号を受信すると、上記基地局の捕捉した報知情報を上記第2の記憶部に記憶し、上記捕捉した報知情報と一致する報知情報がある場合、上記基地局に位置登録要求信号を送信しないことを特徴とする無線通信システム。
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