JP4807453B2 - 無線制御装置と無線装置間のデータ通信方法、無線制御装置、および、無線装置 - Google Patents

無線制御装置と無線装置間のデータ通信方法、無線制御装置、および、無線装置 Download PDF

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Description

本発明は無線基地局(BTS:Base Transceiver Station)内に設けられる無線制御装置(REC:Radio Equipment Control))と無線装置(RE:Radio Equipment))の間のデータ通信技術に関し、特に、無線制御装置と無線装置の間で送受信する伝送フレーム上に、複数種類のユーザデータ(IQデータ)を可変的に配置して、1本の通信リンクで複数種類のユーザデータを同時に伝送できるデータ通信方法、無線制御装置、および、無線装置に関する。
現状の移動通信システムは、通信の高速化、大容量化等の要求に応えるために、新しい通信方式の無線信号技術を取り入れた新しい移動通信システムを構築することで市場動向に対応している。しかながら、新しい移動通信システムの導入により既存の移動通信システムから新規の移動通信システムへ一気に切り替わることはなく市場動向に合わせて順次に切り替えて行くことになり、複数種類の移動通信システムが混在して運用されることになる。
図1は、移動通信システムのネットワーク構成例で、二つの移動通信システムとして3G(Third Generation)システム100と、3Gシステムに対して高速化・広帯域などを図った新しい移動通信システムの一つであるLTE(Long−Term Evolution)システム200とが混在する場合のネットワーク構成例を示している。
例えば、3Gシステム100は無線ネットワークの制御機能を受け持つRNC(radio network controller)120、IP−RNC120a、無線信号の管理・変換機能を受け持つBTS110、IP−BTS110aから構成される。3Gシステム100のBTS−110、IP−BTS110aと移動端末1(図1では3G−MSと表記)との間は3G用の通信方式による無線信号でリンクされる。
LTEシステム200は無線信号のスイッチングと一部の無線ネットワークの制御を受け持つaGW(access gateway)220と無線信号の管理・変換機能を持つBTS210(図1ではLTE−BTSと表記)から構成される。LTEシステム200のLTE−BTS210と上位装置のaGW220の間はIPプロトコルで、また、LTE−BTS210と移動機2(図1ではLTE−MSと表記)の間はLTEシステム用の通信方式による無線信号でリンクされる。
3Gシステム100とLTEシステム200は、コアネットワーク900(CNと表記)の無線信号のスイッチング機能を受け持つMSC(mobile Switching Center)910、異なるシステム間の接続を管理するIASA(Inter Access System Anchor)920、および、aGW220を介して連携する。
上記のネットワーク例のように、BTS110、IP−BTS110aは3Gシステム100の通信方式に準拠した無線信号を用いる移動機1(3G−MS)を制御する無線基地局(BTS)であり、LTE−BTS210はLTEシステム200の通信方式に準拠した無線信号を用いる移動機2(LTE−MS)を制御する無線基地局であり、異なる通信方式の無線信号を用いる移動機1(3G−MS)および移動機2(LTE−MS)の間でシームレスに通信できるようにするためには、同一の無線基地局で同時に移動機1(3G−MS)および移動機2(LTE−MS)を制御できるようにする必要がある。
図2は、無線基地局(BTS)の構成例で、3Gシステム100のBTS110を代表例として示している。
無線基地局110は、上位装置RNC120と通信する無線制御装置111(REC)、移動機1(3G−MS)と3Gシステムの通信方式に準拠した無線信号で無線通信する無線装置112(RE)を含んでいる。RE112は、例えば地下街などに設置され、REC111の設置された地点からでは電波が充分到達しないような場所においても移動機1の使用を可能とすることができる。通常はRE112は複数台設置されて1台のREC111に、例えば、光ファイバーによる通信リンク8で接続される。REC111はこの通信リンク8を介してRE112と3Gシステム用の無線信号に対応したユーザデータを送受信し、上位装置であるRNC120と通信する。
上記のように、無線基地局(BTS)の設置形態は、無線制御装置(REC)と無線装置(RE)とが離れた場所に設置され、その間を光ファイバーで結ぶ1対nの接続形態が一般化している。またRECとREとの間の通信リンクのインタフェースとしては、例えば、Common Public Radio Interface (CPRI)を用いるケースが増加している。このCPRIの詳細な内容については、非特許文献1 に示されている。
図3は、CPRIで定義される通信プロトコルの概要を示している。
ユーザデータ(IQデータ)はLayer 2の“IQ Data”フレームと、Layer 3の“User Plane”を用いている。また、RE112に対する保守監視のための監視制御データの送受信は、Layer 2の“LAPB Protocol”のHDLCフレームと、Layer 3の“Control & Management Plane”を用いる。 Layer 2の“Vender Specific”フレームはベンダーが特定の目的で使用できるフレームである。以下の記述では、ユーザデータ(IQデータ)を受け渡す伝送フレームをIQデータフレーム、監視制御データを受け渡す伝送フレームをHDLCフレーム、“Vender Specific”なデータを受け渡す伝送フレームをVSフレームと表記する。
CPRIで定義される通信プロトコルの詳細については、非特許文献1に示されているので、ここでは、詳細な説明は省略する。
図4は、CPRIのユーザデータの伝送フレームの構成例で、ユーザデータとして、無線信号をI相(In Phase)とQ相(Quadrature Phase)に分離して表すIQデータを用いた場合を示す。
IQデータの伝送フレームは16ワード(W0−W15)から成り、W=0は制御ワードとして用いられる。図4では、#Z.X.0、#Z.X.1が制御ワードとなる。
1ワードのビット長はCPRIのラインビットレートに依存し、図4は、CPRIのラインビットレートが1228.8Mbit/sの場合を例示している。この場合は、図4のB=00、・・・B=15に示すように、1ワードは16ビットで構成され、B=00はLSBとなり、B=15がMSBとなる。
領域800はIQデータブロックで、本領域にユーザデータであるIQデータがビットマップされて無線制御装置(REC)と無線装置(RE)の間で伝送される。
CPRIの伝送フレーム構成については、非特許文献1にその詳細が示されているので、ここでは、その詳細の説明を省略する。
図5は、ユーザデータの伝送フレームへの配置例(1)で、3Gシステムの場合を例示している。
ここでは、2AC(Antenna Carrier)分のユーザデータ、つまり、IQデータをIQデータブロック800に収容する場合を例示している。
1AC分のIQデータをIQデータ情報と表記すると、801は最初のACについてのIQデータ情報であり、I00およびQ00はLSBを示し、I14およびQ14はMSBを示す。3Gシステムの場合は、1ACあたりのIQビット数は15ビットであり、1IQビットはIビットとQビットの2ビット分の情報を含んでいるため、IQデータ情報の長さは30ビットとなる。1AC内のIQデータ情報の各ビットは、LSBビットからMSBビット方向へ、IビットとQビットを交互に時系列に配置する。同様に、802は2番目のACについてのIQデータ情報となる。
図6は、ユーザデータの伝送フレームへの配置例(2)で、LTEシステムの場合を例示している。
ここでは、2AC分のIQデータ情報801、802をIQデータブロック800へ収容する場合を例示している。
LTEシステムでは、1ACあたり30個のIQビットが使用され、1個のIQビットはIビットとQビットの2ビットで構成されるため、IQデータ情報の長さは60ビットとなる。
上記図5、図6に示したように、IQデータ情報のビット数は移動通信システム毎、つまり、使用する無線信号の種類毎に固定であるため、CPRIリンクのIQデータブロック上のビットマップは移動通信システム毎に固有なものになっている。このため、1本のCPRIリンクでは伝送フレーム内のIQデータブロック上のビットマップが移動通信システムに依存して設定されるため、1本のCPRIリンクで異なる移動通信システムのIQデータを同時に混在させて伝送するのは難しい。
仮に、異なる通信システムの異なるビット数のIQデータを1本のCPRIリンクで収容しようとした場合、それらの複数の移動通信システムに対応するようにIQデータブロック内の領域を各移動通信システム毎に固定的に割り当てる必要があり、例えば休止中の移動通信システムにもIQデータブロックの一定領域が割り振られる等、IQデータブロック領域の利用効率が低下する。また、システムの拡張の際は、上記のように固定化したIQデータブロック上の割当領域の配置を変更する必要がありシステムの拡張が柔軟に行えず、システム拡張に多大なコストと時間を要することが予想される。
図7は、従来技術による無線基地局(BTS)の構成例で、複数の移動通信システムが混在した場合の構成例を示している。
前記図5の説明で示したように、現状では1本のCPRIリンクで異なる移動通信システムのIQデータを同時に搬送する事ができないために、各々の移動通信システムは各々独立したCPRIリンクと専用のREを用いらなければならない。
このため、従来の方法で、二つの移動通信システム、3GシステムとLTEシステムの異なる無線信号を扱う移動機1、移動機2を同じ無線基地局110bで同時に制御できるようにするためには、例えば図7に示すように、3Gシステム用の無線制御装置111(3G−REC)とLTEシステム用の無線制御装置211(LTE−REC)を設けた上に、さらに、3Gシステム用の無線装置112(3G−RE)とLTEシステム用の無線装置212(LTE−RE)を同じ場所に設置する必要がある。そして、無線装置112(3G−RE)と無線装置212(LTE−RE)はそれぞれ別の通信リンク81、82により3G−REC111、LTE−REC211に接続する必要がある。
このように、異なる無線信号を用いる複数の移動通信システムの端末間でシームレスに無線通信を行えるようにするためには、設置する装置の数(特にREの数)が増大し、装置設置面積、必要電力、装置設置費用の増加となり、多大な設備投資が必要となる。
また、ユーザデータ(IQデータ)を正しく制御するためには無線信号を直接制御するREの動作状態の監視と制御が必須であり、通常RECにはオペレーションシステムが接続され、オペレーションシステムからの指示によりREを保守監視するための監視制御データがRECとREの間で受け渡される。この監視制御データについても、各移動通信システム毎に固定的に伝送フレーム(HDLCフレーム)に格納されるため、1本のCPRIリンクで同時に複数の移動通信システムの監視制御データを送受信することができない。
CPRI Specification V2.1(2006−03−31、<http://www.cpri.info/spec.html>)
(発明が解決しようとする課題)
前述の通り、1本のCPRIリンクでは伝送フレーム内のIQデータブロック上のビットマップがシステムに依存して固定されるため、1本のCPRIリンクで異なる通信システムのIQデータを同時に搬送する事ができない。また、無線装置(RE)に対する監視制御データについても、移動通信システム別に送受信されるため、複数の移動通信システムの監視制御データを1本のCPRIリンクで同時に送受信することができない。
本発明の目的は、無線制御装置(REC)と無線装置(RE)間で送受信する伝送フレームに、各移動通信システムのユーザデータ(IQデータ)および監視制御データを可変的に配置して、1本の通信リンクで複数の移動通信システムのデータを同時に伝送できるようにするデータ通信方法、無線制御装置(REC)、および、無線装置(RE)を提供することである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、無線信号を用いて移動機と無線通信を行う無線装置と前記無線信号を処理する無線制御装置との間で、前記無線信号に含まれるユーザデータを伝送フレーム上に配置して送受信するユーザデータの通信方法において、前記無線信号に含まれる前記ユーザデータを送信する際は、前記ユーザデータの前記伝送フレーム上への配置位置を示すビットマップ情報を生成して前記伝送フレームへ付加し、前記ユーザデータを受信する際は、前記伝送フレームに付加された前記ビットマップ情報を基に前記伝送フレームから前記ユーザデータを抽出し、第1の無線信号に含まれる第1のユーザデータと、前記第1の無線信号とは通信方式が異なる第2の無線信号に含まれる第2のユーザデータとを同時に送信する際は、前記第1のユーザデータの第1のビットマップ情報と前記第2のユーザデータの第2のビットマップ情報を合成した第3のビットマップ情報を基に前記第1のユーザデータと前記第2のユーザデータを合成して第3のユーザデータを生成し、前記伝送フレームに前記第3のビットマップ情報を付加して前記第3のユーザデータを送信し、前記第1または第2のユーザデータを受信する際は、前記伝送フレームに付加されている前記第3のビットマップ情報を前記第1または第2のビットマップ情報に分解し、前記分解した第1または第2のビットマップ情報を基に前記第3のユーザデータを前記第1または第2のユーザデータに分解する、ように構成される。
これによれば、通信方式が異なる複数種類の無線信号のデータを、同一の伝送フレームに同時に配置して送受信することができるようになる。
また、本発明は、前記ユーザデータは、前記無線信号をI相(In Phase)と、Q相(Quvadurature Phase)に分離した値であるIQデータの集まりで構成されるIQデータブロックであり、前記伝送フレームとしてCPRI(Common Public Radio Interface)で規定されているIQデータフレームを用い、前記ビットマップ情報の付加は前記CPRIで規定されているVender Specificフレームを用いて行う、ように構成できる。
これにより、無線制御装置(REC)と無線装置(RE)との間の標準的な通信方法であるCPRI仕様を活用して、効率的に移動通信システムを構築できるようになる。
本発明は、また、前記IQデータブロックは1個のアンテナキャリア(AC)で使用されるIQデータであるIQデータ情報を1以上含み、前記ビットマップ情報は前記IQデータブロックに含まれる前記IQデータ情報の数と各IQデータ情報の長さを含むIQデータ配置情報を含み、前記IQデータ情報は、前記IQデータ配置情報を基に前記IQデータブロック内に所定の配置方法で配置される、ように構成することもできる。
これによれば、無線信号の種別により異なるIQデータ情報のサイズや、IQデータ情報の数に依存することなく、様々な種類の無線信号が混在した移動通信システムの構築を効率的に行うことができるようになる。
さらに、本発明では、前記第3のビットマップ情報は前記第1のユーザデータについての第1のIQデータ配置情報と前記第2のユーザデータについての第2のIQデータ配置情報を含み、前記第1および第2のユーザデータから第3のユーザデータへの合成、および、前記第3のユーザデータから前記第1および第2のユーザデータへの分解は、前記第3のビットマップ情報に含まれる前記第1および第2のIQデータ配置情報を基に行われる、ように構成できる。
これにより、無線制御装置(REC)と無線装置(RE)の間で、複数の異なる種別のユーザデータを1本の通信リンク(例えば、CPRI通信リンク)で送受信することが可能となる。
本発明は、また、前記無線装置は前記第1の無線信号を送受信できる第1の移動機、および、第2の無線信号を送受信できる第2の移動機と同時に無線通信する機能を備え、前記第1の無線信号を処理する第1の無線制御装置と、前記第2の無線信号を処理する第2の無線制御装置との間に通信リンクを設け、前記第1の無線制御装置は、前記通信リンクを用いて前記第2の無線制御装置を経由して前記無線装置との間の前記第1のユーザデータの送受信を行う、ように構成できる。
これにより、複数種別の無線信号を用いて移動機と無線通信できる無線装置(RE)と各無線信号種別に対応して設けられる複数の無線制御装置(REC)との間のユーザデータの受け渡しを、各無線制御装置(REC)を数珠繋ぎに接続した1本の通信リンクを用いて行うことができる。
さらに、本発明では、前記無線信号に関する保守監視を行うための監視制御データを前記無線装置と前記無線制御装置の間で送受信するための監視制御フレームを備え、前記無線信号に関する保守監視を行うための前記監視制御データを送受信する際は、前記監視制御データを前記監視制御フレームへ格納し、前記第1の無線信号の保守監視を行うための第1の監視制御データと、前記第2の無線信号に対する保守監視を行うための第2の監視制御データを同時に送信する際は、前記第1および第2の監視制御データを所定の方法で配置して第3の監視制御データを合成して前記監視制御フレームに格納して送信し、前記第1または第2の監視制御データを受信する際は、前記監視制御フレームに格納されている前記第3の監視制御データから前記第1または第2の監視制御データを分解し、前記分解した第1または第2の監視制御データを基に前記第1または第2の無線信号の保守監視を行う、ように構成できる。
これにより、複数種別の無線信号を用いて移動機と無線通信できる無線装置(RE)の保守監視のための監視制御データの送受信を1本の通信リンクを用いて行える。
(発明の効果)
各移動通信システムに対応して設けられる無線制御装置(REC)と、共通に設けられる無線装置(RE)の間で、複数の通信方式のユーザデータを1本の通信リンクを用いて送受信することが可能となり、異種の移動通信システムが混在したシステム構築する場合でも、REを移動通信システム毎に設置することが不要となり、複数の移動通信システムに対応した無線基地局を効率的に、低コストで構築できるようになる。
移動通信システムのネットワーク構成例である。 無線基地局(BTS)の構成例である。 CPRIで規定されている通信プロトコルの概要である。 CPRIのユーザデータの伝送フレームの構成例である。 ユーザデータの伝送フレームへの配置例(1)である。 ユーザデータの伝送フレームへの配置例(2)である。 従来技術による無線基地局(BTS)の構成例である。 本発明による無線基地局(BTS)の構成例である。 本発明の無線制御装置(REC)の構成例(1)である。 本発明の無線制御装置(REC)の構成例(2)である。 本発明の無線装置(RE)の構成例である。 本発明のIQデータブロックの構成例である。 本発明のビットマップ情報の構成例である。 本発明のビットマップ情報の使用例である。 本発明のユーザデータの合成分解の動作フロー(1)である。 本発明のユーザデータの合成分解の動作フロー(2)である。 本発明のユーザデータの伝送シーケンス例(1)である。 本発明のユーザデータの伝送シーケンス例(2)である。 本発明の監視制御データの構成例(1)である。 本発明の監視制御データの構成例(2)である。 本発明の監視制御データの伝送シーケンス例(1)である。 本発明の監視制御データの伝送シーケンス例(2)である。 本発明の監視制御データの伝送シーケンス例(3)である。 本発明の監視制御の動作フロー(1)である。 本発明の監視制御の動作フロー(2)である。 本発明の監視制御の動作フロー(3)である。 本発明の監視制御の動作フロー(4)である。
符号の説明
1 3Gシステムの移動機(3G−MS)
2 LTEシステムの移動機(LTE−MS)
10 本発明の3Gシステム無線制御装置(3G−REC)
11 CPRI通信部
12 ビットマップ情報入出力部
13 3G保守監視部
20 本発明のLTEシステム無線制御装置(LTE−REC)
21 CPRI通信部
22 IQデータ合成分解部
23、24、25 ビットマップ情報入出力部
26 監視制御データ合成分解部
27 LTE保守監視部
30 本発明の無線装置(RE)
31 CPRI通信部
32、32a、32b ビットマップ情報入出力部
33 IQデータ合成分解部
34 監視制御データ合成分解部
35 3G監視制御部
36 LTE監視制御部
37 3G無線通信部
38 LTE無線通信部
100 3G移動通信システム
110 3G BTS
111 3G−REC
112 3G−RE
200 LTE移動通信システム
210 LTE−BTS
220 aGW
211 LTE−REC
212 LTE−RE
310 BTS
500 応答データ
600 要求データ
700 ビットマップ情報
800 IQデータブロック
900 コアネットワーク
910 MSC
920 IASA
図8は、本発明による無線基地局の構成例で、2つの移動通信システム(3GおよびLTEシステム)毎に用意される3G−REC10とLTE−REC20の間、および、LTE−REC20と1台の共通のRE30の間を1本の通信リンクで接続する場合を代表例として示している。従来のREは3G−RE112に示されるように、3G−MS1としか無線通信ができないが、本発明のRE30では2つの移動通信システムの移動機である3G−MS1およびLTE−MS2と同時に無線通信することができるようになる。
前記図7の構成例と比較して、エリア72に関するREの設置台数が半減して1台となっている。3G−REC10、LTE−REC20は、それぞれ、3Gシステム用の上位装置RNC、LTEシステム用の上位装置aGWと接続してそれぞれの移動通信システムに準拠したデータの送受信を行う必要があるため、移動通信システム毎に設ける必要があるが、装置の台数が多い無線装置REについては1台のREで3Gシステムの無線信号とLTEシステムの無線信号の両方を扱えるようになり、大幅な設備投資の削減が可能となる。
図8では、2つの移動通信システムに対応した無線基地局310の例を示したが、3以上の移動通信システムに対応する場合も同様で、その際は、LTE−REC20にさらに通信リンクを介して第3の移動通信システムに対応した第3のRECを設置し、その第3のRECと共通のRE30の間に通信リンクを設けて(この場合は、従来のLTE―REC20とRE30の通信リンクは不要)、RE30で3つに移動通信システムに対応した3種類の移動機と無線通信する、ように構成することもできる。
以下の本発明の実施形態の記述では、3Gシステムの無線信号を第1の無線信号として、LTEシステムの無線信号を第2の無線信号として説明する。
図9は、本発明の無線制御装置の構成例(1)で、3Gシステム用のREC装置10(3G−REC)の構成例を示している。本構成例では、通信リンクとしてCPRI準拠の通信リンク(以下CPRIリンクと表記)を用いて、ユーザデータであるIQデータおよび監視制御データを送受信する。
3G−REC10は、CPRI通信部11、ビットマップ情報入出力部12、3G監視制御部13を含んでいる。
CPRI通信部11は、CPRIで規定されている伝送フレームを用いて、ユーザデータ(IQデータ)、監視制御データ、VSデータ(Vender Specificデータ)などの送受信を行う。
ビットマップ情報入出力部12は、上位装置(RNC)から受信した3Gシステムのユーザデータ(IQデータ)を基にビットマップ情報を生成し、受信したIQデータと生成したビットマップ情報をCPRI通信部11を介してLTE−REC20へ送信する。このとき、IQデータについてはCPRIのIQデータフレームに格納され、ビットマップ情報についてはCPRIのVSフレームに格納されて送信される。
また、ビットマップ情報入出力部12は、CPRI通信部11からIQデータフレームを受信した場合は、VSフレームに格納されているビットマップ情報を基に受信したIQデータフレームから3Gシステム用のユーザデータ(IQデータ)を抽出して、上位装置(RNC)へ送信する。
3G保守監視部13は、3Gシステムの無線信号に関係するRE内のカードの状態監視およびRE30に対する制御を、3G−REC10に接続されるオペレーションシステム(OPS)からの指示に従って行う。このために、3G保守監視部13は、RE30に対する指示情報を含む要求データをCPRI通信部11を介してRE30へ送信する。この際、要求データはCPRIのHDLCフレームに格納して送信される。また、3G保守監視部13は、要求データに対するRE30からの応答データをCPRI通信部11を介して(HRLCフレームに格納されて)受信すると、その応答に関連したデータを図示していないオペレーションシステム(OPS)へ送信する。
図10は、本発明の無線制御装置の構成例(2)で、前記図8に示したBTSの構成例の中のLTE−REC20の構成例を示している。
CPRI通信部21は3G−RECとの間でCPRIに準拠した伝送フレームを用いてデータを送受信する。
CPRI通信部21aはREC30との間でCPRIに準拠した伝送フレームを用いてデータを送受信する。
ビットマップ情報入出力部23は、CPRI通信部21から渡された伝送フレームからビットマップ情報とIQデータブロックを取り出してIQデータ合成分解部22へ出力する。このとき、ビットマップ情報はVSフレームから抽出する。
また、ビットマップ情報入出力部23は、IQデータ合成分解部22から渡されたビットマップ情報をCPRIのVSフレームへ格納して、IQデータブロックと共にCPRI通信部21へ出力して3G−REC10へ送信する。
ビットマップ情報入出力部24は、IQデータ合成分解部22から出力されたビットマップ情報をCPRIのVSフレームに格納し、IQデータブロックと共にCPRI通信部21aを介してRE30へ送信する。
また、ビットマップ情報入出力部24は、CPRI通信部21aから出力された伝送フレームからIQデータとビットマップ情報を抽出して、IQデータ合成分離部22へ出力する。
ビットマップ情報入出力部25は、図示していない上位装置(aGW)からIQデータを受信したときは、その受信したIQデータのビットマップ情報を生成して、IQデータと共にIQデータ合成分解部22へ出力する。
また、ビットマップ情報入出力部25は、IQデータ合成分解部22からIQデータを受信したときは、そのIQデータを図示していない上位装置(aGW)へ送信する。
IQデータ合成分解部22は、ビットマップ情報入出力部23から3GシステムのIQデータとビットマップ情報を受信すると同時に、ビットマップ情報入出力部25からもLTEシステムのIQデータとビットマップ情報を受けている場合は、ビットマップ情報入出力部23から受信した3GシステムのIQデータとビットマップ情報入出力部25から受信したLTEシステムのIQデータを合成し、その合成したIQデータのビットマップ情報を付加し、ビットマップ情報入出力部24に渡してRE30へ送信する。ビットマップ情報入出力部23、または、ビットマップ情報入出力部25のいずれか一方からしかIQデータとビットマップ情報が受信されていない場合は、そのIQデータとビットマップ情報そのままビットマップ情報入出力部24へ出力して、RE30へ送信する。
また、IQデータ合成分解部22は、ビットマップ情報入出力部24からIQデータとビットマップ情報を受信した場合は、それを無線信号の種別毎のIQデータに分離し、LTEシステムのIQデータについては、ビットマップ情報入出力部25へ出力し、3GシステムのIQデータについては、そのビットマップ情報を付加してビットマップ情報入出力部23へ出力して3G−REC10へ送信する。ビットマップ情報入出力部24から受信したIQデータに3GシステムまたはLTEシステムのいずれか一方のIQデータしか含まれていない場合は、IQデータとビットマップ情報をそのまま、3Gシステムの場合はビットマップ情報入出力部23へ、LTEシステムの場合はビットマップ情報入出力部25へ出力する。
LTE保守監視部27は図示していないオペレーションシステム(OPS)から受信した指示情報に基づいて、RE30に対する要求を示す監視制御データ(以下、要求データと表記)を生成して監視制御データ合成分解部26へ出力する。要求データとしては、REに実装されているカード状態の報告要求、制御要求などがある。
監視制御データ合成分解部26は、CPRRI通信部21、または、LTE保守監視部27のいずれか一方から要求データを受信した場合は、その受信した要求データをHDLCフレームに格納してCPRI通信部21aを介してRE30へ送信する。また、監視制御データ合成分解部26は、CPRI通信部21、および、LTE保守監視部27から同時に要求データを渡された場合は、その二つの要求データを合成して新たな要求データとし、CPRI通信部21aを介してRE30へ送信する。
また、監視制御データ合成分解部26は、要求データに対するRE30からの応答データをCPRI通信部21aを介して受信した際は、その応答データをLTEシステムと3Gシステムのそれぞれの応答データに分解し、LTEシステムの応答データについてはLTE保守監視部27へ渡し、3Gシステムの応答データについては、CPRI通信部21を介して3G−REC10へ送信する。
図11は、本発明の無線装置の構成例である。
CPRI通信部31はLTE−REC20との間でCPRIに準拠した伝送フレームを送受信する。
3G無線通信部37は3Gシステム用の無線信号を用いる移動機1(3G−MS)と無線通信を行う。
LTE無線通信部38はLTEシステム用の無線信号を用いる移動機2(LTE−MS)と無線通信を行う。
ビットマップ情報入出力部32は、CPRI通信部31から出力された伝送フレームからビットマップ情報とIQデータブロックを取り出してIQデータ合成分解部33へ出力する。このとき、ビットマップ情報はVSフレームより抽出し、IQデータブロックはIQデータフレームから取り出す。
また、ビットマップ情報入出力部32は、IQデータ合成分解部33から出力されたビットマップ情報をCPRIのVSフレームへ格納し、IQデータフレームと共にCPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。
ビットマップ情報入出力部32aは、IQデータ合成分解部33から渡された3GシステムのIQデータを3G無線通信部37へ出力する。また、3G無線通信部37から受信した3GシステムのIQデータにビットマップ情報を付加してIQデータ合成分解部33へ出力する。
ビットマップ情報入出力部32bは、IQデータ合成分解部33から出力されたLTEシステムのIQデータをLTE無線通信部38に出力する。また、LTE無線通信部38から受信したLTEシステムのIQデータにビットマップ情報を付加してIQデータ合成分解部33へ出力する。
IQデータ合成分解部33は、ビットマップ情報入出力部32からIQデータとビットマップ情報を渡された場合は、それを無線信号種別毎のIQデータに分解し、3GシステムのIQデータについてはビットマップ情報入出力部32aへ出力し、LTEシステムのIQデータについてはビットマップ情報入出力部32bへ出力する。
また、IQデータ合成分解部33は、ビットマップ情報入出力部32aまたはビットマップ情報入出力部32bの一方からIQデータとビットマップ情報を受信した場合は、その受信したIQデータとビットマップ情報をそのままビットマップ情報入出力部32へ出力する。また、ビットマップ情報入出力部32aとビットマップ情報入出力部32bから同時にIQデータとビットマップ情報を受信した場合は、それらのIQデータを合成し、その合成したIQデータについてのビットマップ情報を付加してビットマップ情報入出力部32へ出力する。
監視制御データ合成分解部34は、CPRI通信部31から出力された要求データを移動通信システム別、つまり、無線信号種別毎に分解し、3Gシステムの要求データについては3G監視制御部35へ出力し、LTEシステムの要求データについては、LTE監視制御部36へ出力する。このとき、複数の移動通信システムの要求データが含まれている場合は、各要求データの種別を比較して優先制御が必要か否かを判定し、優先制御が必要な場合は、優先制御対象のシステムに対応する監視制御部へ(3Gシステムならば3G監視制御部35へ、LTEシステムならばLTE監視制御部36へ)要求データを出力し、優先制御の対象でないシステムに対する要求データは廃棄する。
また、監視制御データ合成分解部34は、3G監視制御部35とLTE監視制御部36から同時に要求データに対する応答データを受信した場合は、その二つの応答データを合成して、CPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。また、3G監視制御部35またはLTE監視制御部36のいずれか一方から応答データを受信した場合は、その受信した応答データをそのままCPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。ただし、優先制御に対する応答データの場合は、優先制御により廃棄された要求データを発信したシステム向けの応答データを生成し、優先制御に対する応答データと合成してCPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。
3G監視制御部35は、監視制御データ合成分解部34から受信した要求データを基に、3Gシステムに関連したRE30内のカード等の状態監視や制御を行い、また、その処理結果を応答データに含めて監視制御データ合成分解部34へ出力する。
LTE監視制御部36は、監視制御データ合成分解部34から受信した要求データを基に、LTEシステムに関連したRE30内のカード等の状態監視や制御を行い、また、その処理結果を応答データに含めて監視制御データ合成分解部34へ出力する。
上記の説明では、無線信号の種別の数が2の場合を代表例として示したが、3以上の無線信号種別を扱う場合も同様である。
上記のように、本発明のRE30は通信方式が異なる複数種類の無線信号を用いて移動機と無線通信ができ、しかも、無線信号種別毎に設けられる無線制御装置(REC)との間のユーザデータの受け渡しは、1本の通信リンクを用いてRE30と複数のRECの間を接続することにより実現でき、無線信号の種別、つまり、移動通信システムの数が増えた場合でも、1台のREと各システム別のRECだけで効率的にシステム構築ができるようになる。つまり、REを移動通信システム毎に設置することが不要となるため、REを一度設置してしまえば、システム間で加入者の増減があった場合などでも、容易に対応できる。
図12は、本発明のIQデータブロックの構成例である。
ここでは各IQデータ情報の先頭ビット位置にそのIQデータ情報の番号を括弧内に表記している。つまり、IQデータ情報(1)−(4)の4個のIQデータ情報をIQデータブロックに配置する場合を例示している。
このIQデータ情報は使用する無線信号種別毎に、つまり、移動通信システム毎にまとめて配置される。つまり、第1のユーザデータとなる3GシステムのIQデータ情報(1)、(2)が先頭領域から配置され、それに連続する形で、第2のユーザデータとなるLTEシステムのIQデータ情報(3)、(4)が配置され、図12に示した第3のユーザデータが合成される。このユーザデータの合成は、図13、図14で後述するビットマップ情報を基に行われる。
このように、本発明では、異なる移動通信システムのIQデータが各々まとめられて、かつ、1個のIQデータフレーム上の連続した領域に重ならないように調整して配置され、IQデータブロックは1本のCPRIリンクにより3G−REC10、LTE−REC20、RE30の間で送受信される。
図13は、本発明のビットマップ情報の構成例である。
ビットマップ情報700は、無線信号種別数710(n)と各無線信号の種別のIQデータ配置情報部720を含み、IQデータ配置情報部720には各無線信号の種別に対応したIQデータ配置情報1、2、・・・、nが含まれる。
各IQデータ配置情報は、無線信号種別ID721、IQデータ情報の数722、IQデータ有効情報723、および、IQデータ情報長部724を含む。
ここで、IQデータ有効情報723は各IQデータ情報が有効か否かを示す情報で、例えば、IQデータ情報毎に有効か否かを示す有効ビット情報を対応付け、その有効ビット情報の集まりとして構成することができる。有効ビット情報の値が“1”ならば有効とし、“0”ならば無効とすることができる。
IQデータ情報長部724には各IQデータ情報のビット長がそれらのIQデータ情報がIQデータブロック内に配置される順番に並べられている。従って、このIQデータ情報長の列724を先頭から順に参照してIQデータブロックの先頭から順に設定、もしくは、先頭から順に抽出することによりIQデータの合成、または、分解を行うことができる。
図14は、本発明のビットマップ情報の使用例である。
例えば、前記図12で示したIQデータブロックの場合は、3Gシステムの無線信号識別IDを“1”とし、LTEシステムの無線信号識別IDを“2”とすると、図14のような値のビットマップ情報で表される。3G無線信号のIQデータ配置情報は各々のサイズが30ビットの2個のIQデータ情報を含んでおり、また、LTE無線信号のIQデータ配置情報は各々のサイズが60ビットの2個のIQデータから構成されている。ここで、B‘ ・・・’の表記はバイナリ表示を意味する。
上記図13、図14に示したように、ビットマップ情報は、各無線信号種別のIQデータ配置情報をそのままの形で並べた構成となっており、複数の無線信号種別のビットマップ情報の合成と分解は極めて簡単に行えることが分かる。本発明は、この単純な構成のビットマップ情報を基にIQデータブロックの合成と分解を効率的に行うことができる。
図15は、本発明のユーザデータの合成分解の動作フロー(1)で、複数の無線信号種別のIQデータを1つのIQデータブロックに合成(または分解)する場合のフローを示している。ここでは、複数の異なる無線信号種別のIQデータブロックを1つのIQデータブロックに合成する場合について説明するが、複数の異なる無線信号種別のIQデータブロックが合成されたIQデータブロックを、ビットマップ情報を基に各々の無線信号種別のIQデータブロッに分解する場合も同様の処理フローで実現できる。つまり、図15、図16の括弧内に記載したように、“設定”と表記している部分を“抽出”に置き換えて処理を行えばよい。
S01. IQデータ情報をIQデータブロック内へ設定する際のIQデータブロック内の位置ポインタであるIQデータ設定位置ポインタを初期化する。
S02. ビットマップ情報から無線信号の種別数を取得し、処理対象となる移動通信システムの数を求める。
S03. ビットマップ情報から無線信号種別を選択し、選択した無線信号種別についてのIQデータ情報の合成処理を行う。この詳細については、図16で後述する。
S04. 全ての無線信号種別についての処理を完了したか否かを判定し、完了した場合は(YES)処理を終了し、完了していない場合は(NO)ステップS03に戻って次の無線信号種別のIQデータの合成処理を継続する。
図16は、本発明のユーザデータの合成分解の動作フロー(2)で、前記図15の処理ステップS03の詳細を示している。
S301. ビットマップ情報700内の該当する無線信号種別IDのIQデータ配置情報からIQデータ情報数とIQデータ有効情報を取得する。
S302. IQデータ配置情報内のIQデータ情報長部724から順次IQデータ情報長を取得する。
S303. 取得したIQデータ情報長は有効か否かをIQデータ有効情報723を基に判定し、有効ならば(YES)次のステップS304へ進み、有効でないならば(NO)ステップS305へ移行する。
S304. 上記ステップS302で取得したIQデータ情報長が示すビット数のIQデータをIQデータブロックに設定する。
S305. IQデータ設定位置ポインタを、IQデータ情報長が示すビット数だけ増加させて、更新する。
S306. IQデータ情報数に基づいて全IQデータ情報の処理が完了したか否かを判定し、完了した場合は(YES)処理を終了し、完了していない場合は(NO)ステップS302に戻って、次のIQデータ情報の処理を行う。
上記図15、図16に示した処理により、例えば、前記図5、図6にそれぞれ示した3Gシステム、LTEシステムのIQデータは、前記図12に示したようにIQデータブロックに配置されて合成される。その時は、同時に前記図14に示したビットマップ情報が合成される。
また、逆に、前記図12示したIQデータブロックを、前記図14に示したビットマップ情報を基に、前記図5、図6に示す3Gシステム、LTEシステムのIQデータブロックに分解することができる。
このように、ビットマップ情報を基に異なる無線信号種別の複数のIQデータの合成分解を行いながら、IQデータブロックへのIQデータ情報の配置を行うことにより、異なる種別の無線信号のIQデータを同一のIQデータブロックに乗せて伝送することが可能となる。これにより、前記図8に示したように異なる移動通信システムの移動機をサポートする共通化されたRE30を構成し、その共通化されたRE30と各移動通信システム毎に設けられるRECとの間のIQデータの受け渡しを1本のCPRIリンクで行うことができる。
図17は、本発明のユーザデータの伝送シーケンス例(1)で、3G−REC10から送信されたユーザデータ(IQデータ)と、LTE−REC20から送信されたユーザデータ(IQデータ)が合成されてRE30に伝送され、RE30は受信したIQデータを分離して3Gシステムの移動機1(3G−MS)とLTEシステムの移動機2(LTE−MS)に送信する際の伝送シーケンスを記号A01―A09で示している。
A01. 3G−REC10のビットマップ情報入出力部12は、上位装置(RNC)からIQデータを受信すると、そのビットマップ情報を生成して、CPRIのVSフレームの特定のアドレスに挿入し、IQデータフレームと共にCPRI通信部11を介してLTE−REC20へ送信する。
A02. LTE−REC20のCPRI通信部21は、受信したCPRIの伝送フレームをビットマップ情報入出力部23へ渡す。ビットマップ情報入出力部23は、CPRIのIQデータフレームからIQデータブロックを取り出し、またVSフレームの特定のアドレスからビットマップ情報を抽出してIQデータ合成分解部22へ出力する。
A03. 一方、上記シーケンスA02と同時に、LTE−REC20のビットマップ情報入出力部25が上位装置(aGW)からIQデータを受信すると、ビットマップ情報入出力部25はビットマップ情報を作成し、IQデータ合成分解部22へ作成したビットマップ情報と受信したIQデータを渡す。
A04. IQデータ合成分解部22は、上記シーケンスA02で受信した3Gシステムのビットマップ情報と、上記シーケンスA03で受信したLTEシステムのビットマップ情報を合成して、新たなビットマップ情報を作成する。そして、新たに作成したビットマップ情報を基にIQデータの対応するビット位置を算出して設定することにより、新たなIQデータブロックを作成する。
そして、IQデータ合成分解部22は、合成したビットマップ情報とIQデータブロックをビットマップ情報入出力部24へ送信する。
A05. ビットマップ情報入出力部24は、ビットマップ情報を受信すると、CPRIのVSフレームの特定のアドレスに挿入して、IQデータフレームと共にCPRI通信部21aへ出力して、RE30へ送信する。
A06. RE30のCPRI通信部31は受信したCPRI信号をビットマップ情報入出力部32へ送信する。ビットマップ情報入出力部32は、CPRI信号のVSフレームの所定のアドレスからビットマップ情報を抽出し、また、IQデータブロックをIQデータフレームから取り出して、IQデータ合成分解部33へ出力する。
A07. IQデータ合成分解部33は、受信したビットマップ情報(3Gシステム、LTEシステムのビットマップ情報が含まれている)を基に、受信したIQデータブロックを3Gシステム用とLTEシステム用に分解する。そして、上記ビットマップ情報から抽出した無線信号識別IDを基に、IQデータの送信先を認識し、3Gシステムの場合は、分解した3Gシステム用のビットマップ情報と、分解したIQデータをビットマップ情報入出力部32aへ送信する。同じく、LTEシステムの場合は、分解したLTEシステムのビットマップ情報と、分解したLTEシステムのIQデータをビットマップ情報入出力部32bへ送信する。
A08. ビットマップ情報入出力部32aは、3G無線通信部37へIQデータを送出し、3G無線通信部37は、渡されたIQデータを所定の無線信号で3G移動機1(3G−MS)へ送信する。
A09. ビットマップ情報入出力部32bは、LTE無線通信部38へIQデータを送出し、LTE無線通信部38は、渡されたIQデータを所定の無線信号でLTE移動機2(LTE−MS)へ送信する。
図18は、本発明のユーザデータの伝送シーケンス例(2)で、RE30が3G移動機1(3G−MS)、LTE移動機2(LTE−MS)から同時に無線信号を受信した際のユーザデータ(IQデータ)の流れを、記号B01―B07で示している。
B01. RE30の3G無線通信部37は、3G移動機1(3G−MS)から所定の無線信号を受信すると、無線信号に含まれているIQデータをビットマップ情報入出力部32aへ出力する。ビットマップ情報入出力部32aは受信したIQデータにビットマップ情報を付加してIQデータ合成分解部33へ出力する。
B02. 一方上記シーケンスB01と同時に、RE30のLTE無線通信部38は、LTE移動機2(LTE−MS)から所定の無線信号を受信すると、無線信号に含まれているIQデータをビットマップ情報入出力部32bへ出力する。ビットマップ情報入出力部32bは受信したIQデータにビットマップ情報を付加してIQデータ合成分解部33へ出力する。
B03. IQデータ合成分解部33は、入力された3GシステムおよびLTEシステムのビットマップ情報を合成し、合成したビットマップ情報を基に、それぞれのIQデータを合成して新たなIQデータを生成して、ビットマップ情報入出力部32へ出力する。
B04. ビットマップ情報入出力部32は、入力されたビットマップ情報とIQデータをCPRI信号に挿入し、CPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。
B05. RE30から送信されたCPRI信号はLTE−REC20のCPRI通信部21aで受信され、ビットマップ情報入出力部24でビットマップ情報とIQデータが抽出された後に、IQデータ合成分解部22へ出力される。
B06. IQデータ合成分解部22は、受信したIQデータをビットマップ情報を基に各無線信号種別毎に分解する。そして、LTEシステムのIQデータについてはビットマップ挿入分解部25へ出力し、3GシステムのIQデータについてはビットマップ挿入分解部23へ出力する。ビットマップ情報入出力部25へ出力されたIQデータについては、図示されていないLTEシステムの上位装置(aGW)へ送信される。
B07. また、ビットマップ情報入出力部23へ出力されたIQデータについては、CPRI通信部21を介して3G−REC10へ送信され、3G−REC10のビットマップ情報入出力部12を介して、図示されていない3Gシステムの上位装置(RNC)へ送信される。
図19は、本発明の監視制御データの構成例(1)で、無線制御装置(REC)から無線装置(RE)に対して保守監視のための要求を行う際にRECからREに対してCPRIの通信リンクを介して送信される要求データの構成例である。
要求データ600は、1以上の要求情報を含んでおり、各要求情報は監視制御種別610、カード番号620、無線信号の種別ID630を含んでいる。
例えば、3Gシステムの移動機1(3G−MS)とLTEシステムの移動機2(LTE−MS)に関する状態監視を同時に行いたい場合は、監視制御種別610には“状態報告要求”を示す所定のコードが設定され、カード番号620には状態報告の対象となるカードの識別番号が設定され、さらに、無線信号種別ID630には該カードが関係する無線信号の種別、つまり、3Gシステムの無線信号かLTEシステムの無線信号かを識別する情報が設定される。要求データ600に要求情報が複数個含まれる場合は、RE30は受信した要求データ600を各無線信号識別ID別に分解し、無線信号種別に適合した処理を行って、その結果を応答データとして各無線信号種別に対応するRECへ返送する。
図20は、本発明の監視制御データの構成例(2)で、前記図19に示した要求データに対するREからの応答データの構成例を示している。
応答データ500は、1以上の応答情報を含んでおり、各応答情報は監視制御種別510、カード番号520、無線信号識別ID530、応答結果540、詳細情報550を含む。
監視制御種別510は応答データの種別を識別するためのコード情報が設定される。
例えば、3Gシステムのカードに対する状態報告の要求データがRE30に対して送信された場合は、監視制御種別510にはカード状態報告応答であることを示すコードが設定され、該カードのカード番号が520に設定され、3Gシステムの無線信号である旨の無線信号識別情報“1”が530に設定され、応答結果540にはOKかNGかを、また、詳細情報には状態を示す詳細コードが設定されてRECに返送される。
RE30が複数種別の無線信号を扱っている場合(例えば、3GシステムとLTEシステム)は、複数種類の無線信号に関する応答情報が混在してRECに返送されるが、本発明のRECでは、これらの混在している応答情報を無線信号の種別別に分解し、該無線信号を扱えるRECに振り分けられる。
上記図19、図20に示すように監視制御データを構成することにより、前記図8に示したように1本の通信リンクを用いて、複数種別の無線信号に関する監視制御データを混在させて3G−REC10、LTE−REC20とRE30の間で送受信することができる。 この監視制御データはCPRIで規定されているHDLCフレームに格納して伝送することができる。
図21は、本発明の監視制御データの伝送シーケンス例(1)で、3G―REC10、および、LTE−REC20から同時にRE30に対してREのカード状態報告の要求データが送信された場合の伝送シーケンスを記号C01−C11で示している。ここでは、図を見やすくするために、監視制御データの中の要求データを実線矢印で、また、応答データを点線矢印で示している。
C01. 3G−REC10の3G保守監視部13はREC30に対して要求の監視制御データ、つまり、要求データを送信する場合は、3Gシステムを示す無線信号種別IDを付与した要求データを作成し、CPRI通信部11を介してLTE−REC20へ送信する。監視制御データはCPRIのHDCLフレームに格納して伝送される。
C02. LTE−REC20のCPRI通信部21は、要求データを含んだCPRI信号を受信すると、監視制御データ合成分解部26へ受信した要求データを出力する。
C03. 一方、LTE−REC20は、上記シーケンスC01と同時に、LTE−REC20に接続されているオペレションシステム(OPS)からREカード状態報告要求を受信した場合は、LTEシステムを示す無線信号種別IDを付与した要求データを作成し、監視制御データ合成分解部26へ出力する。
C04. 監視制御データ合成分解部26は、上記ステップC02で渡された3Gシステムの要求データと上記ステップC03で渡されたLTEシステムの要求データを合成して新たな要求データを作成し、CPRI通信部21aを介してRE30へ送信する。
C05. RE30のCPRI通信部31は、受信した要求データを含んだCPRI信号を監視制御データ合成分解部34へ出力する。
C06. 監視制御データ合成分解部34は、合成された要求データを無線信号種別毎に分解する。そして、無線信号種別IDと監視制御種別を判定することによって、どのシステムから何の要求が来たのか、優先制御が必要かどうかを判断する。
例えば、3Gシステムからの(つまり、3G−REC10から発信された)要求データとLTEシステムからの(つまり、LTE−REC20から発信された)要求データの種別がRE30のカード状態報告の要求データである場合は、優先制御を実施する必要なしと判断し、3Gシステムの要求データは3G監視制御部35へ、LTEシステムの要求データはLTE監視制御部36へそれぞれ送信する。
C07,C08. 3G監視制御部35とLTE監視制御部38は、要求データを受信すると、要求データに応じた処理を実施し、結果を応答データに設定して監視制御データ合成分解部34へ送信する。
C09. 監視制御データ合成分解部34は、3G監視制御部35とLTE監視制御部36から応答データを受信すると、それらの応答データを合成して、CPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。
C10. LTE−REC20のCPRI通信部21aはRE30からの応答データを含んだCPRI信号を受信すると、受信した応答データを監視制御データ合成分解部26へ出力する。
C11. 監視制御データ合成分解部26は、応答データを各無線信号種別に分解し、3Gシステムに関する応答データについてはCPRI通信部21を介して3G―REC10へ送信し、LTEシステムに関する応答データについてはLTE保守監視部27へ送信する。 LTE保守監視部27は渡された応答データを基にLTE−REC20に接続されるオペレーションシステム(OPS)へ関連情報を送信する。一方、3G−REC10の3G保守監視部13は、LTE−REC20から送信されてきた応答データを基に3G−REC10に接続されるオペレーションシステム(OPS)へ関連情報を送信する。
図22は、本発明の監視制御データの伝送シーケンス例(2)で、3GREC10から単独でRE30に対して要求データを送信した場合の伝送シーケンスを記号D01−D09で示している。ここでは、図を見やすくするために、監視制御データの中の要求データを実線情報矢印で、また、応答データを点線矢印で示している。
D01. 3G−REC10の3G保守監視部13は、図示していないオペレーションシステム(OPS)からの指示によりRE30のカードに対する制御要求データを送信する。この際、要求データの無線信号種別IDには3Gシステムを示す識別情報を設定する。要求データはCPRI通信部11を介してLTE−REC20へ送信される。
D02. 上記シーケンスD01で送信された要求データを含んだCPRI信号は、LTE−REC20のCPRI通信部21で受信され、監視制御データ合成分解部26に出力される。
D03. 監視制御データ合成分解部26は、CPRI通信部21から渡された要求データをCPRI通信部21aを介してRE30へ送信する。このときは、前記図21のケースとは異なり、LTE保守監視部27からの要求データはないため、監視制御データの合成は行われない。
D04. RE30のCPRI通信部31は、要求データを含んだCPRI信号を受信すると、要求データを監視制御データ合成分解部34へ出力する。
D05. 監視制御データ合成分解部34は、要求データに含まれる無線信号種別IDと監視制御種別を判定することによって、どのシステムから何の要求が来たのかを判断する。この場合は、3Gシステムからの要求データのみ受信しているため、その3Gシステムの要求データを3G監視制御部35へ送信する。
D06. 3G監視制御部35は、要求データを受信すると、要求データに応じた処理を実施し、その処理結果を応答データに設定して監視制御データ合成分解部34へ渡す。このとき、応答データの無線信号種別IDには3Gシステムを示す識別コード(例えば1)が設定される。
D07. 監視制御データ合成分解部34は、3Gシステムの応答信号を受信すると、応答データをCPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。
D08. 応答データを含んだCPRI信号を受信したLTE−REC20のCPRI通信部21aは、応答データを監視制御データ合成分解部26へ出力する。
D09. 監視制御データ合成分解部26は、3Gシステムからの要求データに対する応答データを受信したため、該応答データをCPRI通信部21を介して3G−REC10へ送信する。3G−REC10の3G保守監視部13は、応答データを受信すると、応答データの内容に応じた処理を実施し、必要に応じて図示していないオペレーションシステム(OPS)へ通知する。
図23は、本発明の監視制御データの伝送シーケンス例(3)で、3G―REC10、および、LTE−REC20から同時にRE30に対して要求データが送信され、RE30で優先制御を行う場合の伝送シーケンスを、記号E01−E10で示している。ここでは、図を見やすくするために、監視制御データの中の要求データを実線情報矢印で、また、応答データを点線矢印で示している。
E01. 3G−REC10の3G保守監視部13はREC30に対して要求データを送信する場合は、3Gシステムを示す無線信号種別IDを付与した要求データを作成し、CPRI通信部11を介してLTE−REC20へ送信する。
E02. LTE−REC20のCPRI通信部21は、CPRI信号を受信すると、監視制御データ合成分解部26へ受信した要求データを出力する。
E03. 一方、LTE−REC20は、上記シーケンスE02と同時に、LTE−REC20に接続されている図示していないオペレーションシステム(OPS)からREカード状態報告要求を受信した場合は、LTEシステムを示す無線信号種別IDを付与した要求データを作成し、監視制御データ合成分解部26へ出力する。
E04. 監視制御データ合成分解部26は、上記ステップE02で渡された3Gシステムの要求データと、上記ステップE03で渡されたLTEシステムの要求データを合成して新たな要求データを作成し、CPRI通信部21aを介してRE30へ送信する。
E05. RE30のCPRI通信部31は、受信したCPRI信号を監視制御データ合成分解部34へ出力する。
E06. RE30の監視制御データ合成分解部34は、要求データを分解して無線信号種別IDと監視制御種別を判定することによって、どのシステムから何の要求が来たのか、優先制御が必要かどうかを判断する。例えば、3Gシステムからの要求データがRE30に対するシステムリセット要求と認識すると、LTEシステムにも影響があるために優先制御を実施する必要有りと判断し、3Gシステムの要求データについては3G監視制御部35へ送信し、LTEシステムの要求データは、システムリセットとの競合なので、この場合は破棄する。
E07. 3G監視制御部35は、要求データを受信すると、要求データに応じた処理を実施し、その処理結果を応答データに設定して監視制御データ合成分解部34へ出力する。
E08. 監視制御データ合成分解部34は、3Gシステムからの応答データを受信すると、RE30がシステムリセットされたことによりLTEシステムの信号が破棄されたため、LTEシステムにも通知が必要だと判断し、LTEシステム用の応答データを生成する。そして、生成したLTEシステム用の応答データと、上記3Gシステムからの応答データを合成して新たな応答データとしてCPRI通信部31を介してLTE−REC20へ送信する。
E09. RE30から送信された応答データを含んだCPRI信号はLTE−REC20のCPRI通信部21aで受信され、監視制御データ合成分解部26へ出力される。
E10. 監視制御データ合成分解部26は、応答データを分解して、3Gシステムの応答データについてはCPRI通信部21を介して3G−REC10へ送信し、LTEシステムの応答データについてはLTE保守監視部27へ出力する。
3G−REC10の3G保守監視部13と、LTE−REC20のLTE保守監視部27は、応答データを受信してその内容に応じた処理を行う。
図24は、本発明の監視制御の動作フロー(1)で、LTE−REC20の監視制御データ合成分解部26で複数の無線信号種別に関する要求データを新たな1個の監視制御データに合成する際の動作フローを示している。
S401. 要求データの取り込みを行う。
S402. 取り込んだ要求データがあるか否かを判定し、ある場合は(YES)次のステップS403へ進み、ない場合は(NO)ステップS401へ戻って要求データの取り込みを続ける。
S403. 取り込んだ要求データから無線信号種別IDを抽出する。
S404. 複数の無線信号種別IDが含まれているか否かを判定し、複数含まれている場合は(YES)次のステップS405へ進み、複数含まれていない場合は(NO)ステップS406へ移行する。
S405. 取り込んだ複数の無線信号識別IDに関する要求データを合成して、新たな要求データとして出力し、処理を終了する。
S406. 該単独の無線信号種別に関する要求データを出力して処理を終了する。
図25は、本発明の監視制御の動作フロー(2)で、合成された要求データを受信したRE30の監視制御データ合成分解部34が優先制御を行う場合を示している。
S501. 要求データの取り込みを行う。
S502. 取り込まれた要求データがあるか否かを判定し、ある場合は(YES)次のステップS503へ進み、ない場合は(NO)ステップS501へ戻って要求データの取り込みを継続する。
S503. 取り込んだ要求データから無線信号種別IDを抽出する。
S504. 複数の無線信号種別に関する要求データが含まれているか否かを判定し、含まれている場合は(YES)次のステップS505へ進み、含まれていない場合は(NO)ステップS509へ移行する。
S505. 各要求データに含まれるパラメータを比較分析する。比較分析は、例えば、優先制御が必要なパラメータをあらかじめテーブル等に登録しておき比較することで実現できる。
S506. 上記ステップS505の分析結果に基づき、優先制御が必要か否かを判定し、優先制御が必要な場合は(YES)次のステップS507へ進み、優先制御が必要でない場合は(NO)ステップS508へ移行する。
S507. 優先制御対象の無線信号種別に対応する監視制御部へ分解した要求データを出力し、処理を終了する。
S508. 取り込まれた複数の無線信号種別に対応する監視制御部のそれぞれへ分解した要求データを出力し、処理を終了する。
S509. 該無線信号種別に対応する監視制御部へ要求データを出力して、処理を終了する。
図26は、本発明の監視制御の動作フロー(3)で、RE30の監視制御データ合成分解部34が応答データを合成する場合の動作フローを示している。
S601. 要求データに対する応答データを各無線信号種別に対応する監視制御部から受信する。
S602. 直前に送信した要求データに対応する応答データを全て受信したか否かを判定し、受信した場合は(YES)次のステップS603へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS601へ戻って応答データの受信を継続する。
S603. 受信した応答データに複数の無線信号種別に関する監視制御データが含まれているか否かを判定し、複数含まれている場合は(YES)次のステップS604へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS606へ移行する。
S604. 受信した応答データを合成して新たな応答データとする。
S605. 応答データを出力して処理を終了する。
S606. 優先制御に対する応答データか否かを判定し、優先制御に対する応答データの場合は(YES)次のステップS607へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS605へ移行する。
S607. 優先制御により廃棄された要求データに対する応答データを生成して受信した応答データと合成して新たな応答データとし、ステップS605へ移行する。
図27は、本発明の監視制御の動作フロー(4)で、LTE−REC20の監視制御データ合成分解26が合成された応答データをRE30から受信した場合の動作フローを示している。
S701. LTE−REC20の監視制御データ合成分解26は、RE30から応答データを受信する。
S702. 直前に送信した要求データに対応する応答データか否かを判定し、要求に対応する応答データの場合は(YES)次のステップS703へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS701へ戻って、要求に対する応答データの受信を待ち合わせる。
S703. 受信した応答データを各無線信号種別毎の応答データに分解する。
S704. 分解した応答データを、それぞれの無線信号種別に対応するRECの監視制御データ合成分解部へ送信し、処理を終了する。

Claims (13)

  1. 無線信号を用いて移動機と無線通信を行うと共に、前記無線信号を処理する無線制御装置との間で、前記無線信号に含まれるユーザデータを伝送フレーム上に配置して送受信する無線装置による、ユーザデータの通信方法において、
    該無線装置は、
    前記無線信号に含まれる前記ユーザデータを該無線制御装置へ送信する際は、前記ユーザデータの前記伝送フレーム上への配置位置を示すビットマップ情報を生成して前記伝送フレームへ付加し、
    前記ユーザデータを該無線制御装置から受信する際は、前記伝送フレームに付加された前記ビットマップ情報を基に前記伝送フレームから前記ユーザデータを抽出し、
    第1の無線信号に含まれる第1のユーザデータと、前記第1の無線信号とは通信方式が異なる第2の無線信号に含まれる第2のユーザデータとを同時に該無線制御装置へ送信する際は、前記第1のユーザデータの第1のビットマップ情報と前記第2のユーザデータの第2のビットマップ情報を合成した第3のビットマップ情報を基に前記第1のユーザデータと前記第2のユーザデータを合成して第3のユーザデータを生成し、前記伝送フレームに前記第3のビットマップ情報を付加して前記第3のユーザデータを送信し、
    前記第1または第2のユーザデータを該無線制御装置から受信する際は、前記伝送フレームに付加されている前記第3のビットマップ情報を前記第1または第2のビットマップ情報に分解し、前記分解した第1または第2のビットマップ情報を基に前記第3のユーザデータを前記第1または第2のユーザデータに分解する
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  2. 請求項1に記載のユーザデータの通信方法において、
    前記ユーザデータは、前記無線信号をI相(In Phase)と、Q相(Quvadurature Phase)に分離した値であるIQデータの集まりで構成されるIQデータブロックであり、
    該無線装置は、
    前記伝送フレームとしてCPRI(Common Public Radio Interface)で規定されているIQデータフレームを用い、
    前記ビットマップ情報の付加は前記CPRIで規定されているVender Specificフレームを用いて行う
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  3. 請求項2に記載のユーザデータの通信方法において、
    前記IQデータブロックは1個のアンテナキャリア(AC)で使用されるIQデータであるIQデータ情報を1以上含み、
    前記ビットマップ情報は前記IQデータブロックに含まれる前記IQデータ情報の数と各IQデータ情報の長さを含むIQデータ配置情報の集まりとして構成され、
    該無線装置は、前記IQデータ配置情報に基づいて前記IQデータブロック内に所定の配置方法で前記IQデータ情報を配置することを特徴とするユーザデータの通信方法。
  4. 請求項3に記載のユーザデータの通信方法において、
    前記第3のビットマップ情報は前記第1のユーザデータについての第1のIQデータ配置情報と前記第2のユーザデータについての第2のIQデータ配置情報を含み、
    該通信装置は、前記第3のビットマップ情報に含まれる前記第1および第2のIQデータ配置情報に基づいて、前記第1および第2のユーザデータから第3のユーザデータへの合成、および、前記第3のユーザデータから前記第1および第2のユーザデータへの分解を行う
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  5. 請求項3に記載のユーザデータの通信方法において、
    該通信装置は、前記IQデータ情報の数と前記IQデータ情報の長さに基づいて、前記IQデータブロック内に前記IQデータ情報を前詰めで配置することを特徴とするユーザデータの通信方法。
  6. 請求項1に記載のユーザデータの通信方法において、
    該無線装置は、
    前記第1の無線信号を送受信できる第1の移動機、および、第2の無線信号を送受信できる第2の移動機と同時に無線通信し、
    前記第1の無線信号を処理する第1の無線制御装置と、前記第2の無線信号を処理する第2の無線制御装置との間に通信リンクを設け、
    前記通信リンクを用いて前記第2の無線制御装置を経由して、前記第1の無線制御装置との前記第1のユーザデータの送受信を行う、
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  7. 請求項1に記載のユーザデータの通信方法において、
    該無線装置は、
    前記無線信号に関する保守監視を行うための監視制御データを前記無線装置と前記無線制御装置の間で送受信するための監視制御フレームを生成し
    前記無線信号に関する保守監視を行うための前記監視制御データを送受信する際は、前記監視制御データを前記監視制御フレームへ格納し、
    前記第1の無線信号の保守監視を行うための第1の監視制御データと、前記第2の無線信号に対する保守監視を行うための第2の監視制御データを同時に送信する際は、前記第1および第2の監視制御データを所定の方法で配置して第3の監視制御データを合成して前記監視制御フレームに格納して送信し、
    前記第1または第2の監視制御データを受信する際は、前記監視制御フレームに格納されている前記第3の監視制御データから前記第1または第2の監視制御データを分解し、前記分解した第1または第2の監視制御データを基に前記第1または第2の無線信号の保守監視を行う
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  8. 請求項7に記載のユーザデータの通信方法において、
    前記監視制御フレームはCPRIで規定されているHDLCフレームである
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  9. 請求項7に記載のユーザデータの通信方法において、
    該無線装置は、
    前記第1の無線信号を送受信できる第1の移動機、および、第2の無線信号を送受信できる第2の移動機と同時に無線通信
    前記第1の無線信号を処理する第1の無線制御装置と、前記第2の無線信号を処理する第2の無線制御装置との間に通信リンクを設け、
    前記通信リンクを用いて前記第2の無線制御装置を経由して前記第1の無線制御装置との間の前記第1の監視制御データの送受信を行う、
    ことを特徴とするユーザデータの通信方法。
  10. 第1の無線信号を用いて第1のユーザデータの無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記第1の無線信号とは通信方式が異なる第2の無線信号を用いて第2のユーザデータの無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第1のユーザデータと前記第2のユーザデータを所定の伝送フレームに配置して無線制御装置との通信を行うユーザデータ通信部と、
    前記第1および第2のユーザデータを前記所定の伝送フレーム上へ配置する位置を定義するビットマップ情報を生成し、かつ、前記伝送フレームに付加された前記ビットマップ情報を抽出するビットマップ情報入出力部と、
    前記第1のユーザデータと前記第2のユーザデータとを同時に前記無線制御装置に送信する際は、前記第1のユーザデータの第1のビットマップ情報と前記第2のユーザデータの第2のビットマップ情報を合成した第3のビットマップ情報を基に前記第1のユーザデータと前記第2のユーザデータを合成して第3のユーザデータを生成し、前記伝送フレームに前記第3のビットマップ情報を付加して前記第3のユーザデータを送信し、前記第1または第2のユーザデータを前記無線制御装置から受信する際は、前記伝送フレームに付加されている前記第3のビットマップ情報を前記第1または第2のビットマップ情報に分解し、前記分解した第1または第2のビットマップ情報を基に前記第3のユーザデータを前記第1または第2のユーザデータに分解するユーザデータ合成分解部を備えることを特徴とする無線装置。
  11. 請求項10に記載の無線装置において、
    前記無線制御装置から受信した第1の監視制御データに基づいて前記第1の無線通信部の保守監視を行う第1の監視制御部と前記無線制御装置から受信した第2の監視制御データに基づいて前記第2の無線通信部の保守監視を行う第2の監視制御部と、
    前記第1の無線通信部の保守監視を行うための第1の監視制御データと、前記第2の無線通信部の保守監視を行うための第2の監視制御データを同時に前記無線制御装置へ送信する際は、前記第1および第2の監視制御データを所定の方法で配置して第3の監視制御データを合成して送信し、前記第3の監視制御データを前記無線制御装置から受信する際は、前記第3の監視制御データを前記第1または第2の監視制御データに分解する監視制御データ合成分解部を備えることを特徴とする無線装置。
  12. 無線信号に含まれるユーザデータを所定の伝送フレームに乗せて通信を行うユーザデータ通信部と、
    前記ユーザデータを送信する際は、前記ユーザデータの前記伝送フレーム上への配置位置を示すビットマップ情報を生成して前記伝送フレームへ付加し、前記ユーザデータを受信する際は、前記伝送フレームに付加された前記ビットマップ情報を基に前記伝送フレームから前記ユーザデータを抽出するビットマップ情報付加抽出部と、
    第1の無線信号に含まれる第1のユーザデータと、前記第1の無線信号とは通信方式が異なる第2の無線信号に含まれる第2のユーザデータとを同時に送信する際は、前記第1のユーザデータの第1のビットマップ情報と前記第2のユーザデータの第2のビットマップ情報を合成した第3のビットマップ情報を基に前記第1のユーザデータと前記第2のユーザデータを合成して第3のユーザデータを生成し、前記伝送フレームに前記第3のビットマップ情報を付加して前記第3のユーザデータを送信し、前記第1または第2のユーザデータを受信する際は、前記伝送フレームに付加されている前記第3のビットマップ情報を前記第1または第2のビットマップ情報に分解し、前記分解した第1または第2のビットマップ情報を基に前記第3のユーザデータを前記第1または第2のユーザデータに分解するユーザデータ合成分解部を備える、
    ことを特徴とする無線制御装置。
  13. 請求項12に記載の無線制御装置において
    前記第1の無線信号および前記第2の無線信号を用いて移動機と無線通信を行う無線装置に対して、前記第1の無線信号または前記第2の無線信号に関する保守監視を行う保守監視部と、
    前記第1の無線信号に関する保守監視を行うための第1の監視制御データと、前記第2の無線信号に関する保守監視を行うための第2の監視制御データを同時に前記無線装置へ送信する際は、前記第1および第2の監視制御データを所定の方法で配置して第3の監視制御データを合成して送信し、前記第1および第2の監視制御データが合成された前記第3の監視制御データを前記無線装置から受信する際は、前記第3の監視制御データを前記第1または第2の監視制御データに分解する監視制御データ合成分解部を備えることを特徴とする無線制御装置。
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