JP4802699B2 - Vodプリスクランブルシステムにおける限定受信制御方法、限定受信制御システムおよび限定受信制御装置 - Google Patents

Vodプリスクランブルシステムにおける限定受信制御方法、限定受信制御システムおよび限定受信制御装置 Download PDF

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Description

デジタルCATV(ケーブルテレビ)放送システムにおける、VOD(ビデオ・オン・デマンド)システムの限定受信制御システムに関するものである。
デジタルCATV放送サービスがCATV局のサービスとして一般化し、地上デジタル放送の再送信に伴い、地方局でのCATVのデジタル化も普及の一途にあり、コンテンツの保護を行うスクランブルと、契約者のみが視聴できる限定受信のしくみはデジタル放送にとって、必要不可欠なものとなっている。また、放送サービスとして、従来の月極め契約による視聴サービスや番組単位で視聴許可を行うPPV(ペーパービュー)サービスに加え、個人が視聴したい時に視聴したいコンテンツ(番組)の視聴を開始、許可するVOD(Video on demand)サービスが開始されている。このような新規のVODサービスを従来の放送サービスのしくみの中で、コンテンツの保護を安全に実現する新たなサービスのしくみが求められている。
従来のデジタルCATV放送サービスの限定受信のしくみは、非特許文献1に記載されている。その概要は、ヘッドエンドからSTB(デジタル放送受信機)を経由し、STBに装着されたCAS(Conditional Access System)カードにあらかじめ個別受信情報をEMM(Entitlement Management Message)として放送波に多重し送信し、これとは別に番組についての共通情報をECM(Entitlement Control Message)として放送波に多重し、送信することにより、各STBのCASカードは自己のEMM情報に基づき、番組のECM情報と照らして、許可された番組であればデスクランブル情報をSTBに与える。STBはこのデスクランブル情報をもとにスクランブルされた番組をデスクランブルし、視聴することができる。EMMの個別受信情報については、放送番組のジャンルごとに、ティア(視聴権)を設定し、月極め契約するティア方式が一般的に行われている。
一方、従来のVODコンテンツのスクランブル方式については、以下の2方式が知られている。1つ目の方式は、VODコンテンツを事前にスクランブルし、VODサーバに保存するプリスクランブル方式である。プリスクランブル方式は、図6のように、プリスクランブラ101でVODコンテンツを事前にスクランブル処理し、VOD向けに放送用のティアを使用し、このティアを基にECMを生成・多重し、VODサーバ102に蓄積する。STB107からの視聴要求情報に対し、VODサーバ102からのVODコンテンツを放送TS形式で送出するため、既存放送設備105との親和性も良く、ヘッドエンド側の設備負担が比較的少なく、スクランブル後のVODコンテンツをVODサーバ102に保存するため、セキュリティ上の管理も比較的容易である。
これに対し2つ目の方式は、VODサーバにはスクランブル前のVODコンテンツを保持し、送出時にスクランブルするリアルタイムスクランブル方式である。図示しないが、リアルタイムスクランブル方式は、スクランブラ単体に高性能が要求される他、送出数に応じてスクランブラの設置が必要になり、ヘッドエンド側の設備負担が膨大となる。また、VODサーバでのVODコンテンツの保存がスクランブル前のデータとなるため、VODサーバが設置される多数の送出局においてもセキュリティ上の管理を厳密に行う必要があり、ヘッドエンドの運用管理コストが高くなる。ただし、ECMを視聴要求ごとに付与することができるため、送出後のコンテンツ保護の安全性が高くなるというメリットがある。
ARIB STD−B25 3.2節
前記のように従来の放送サービスにおける放送系システムにVODを導入する場合、放送系で使用しているティアをVOD用に割り当て、ECMに多重して使用すると、既存の放送系送出設備や、STBおよびCASカードを変更することなく使用することができる。しかしながら、この方法ではVODサービスを受ける全てのSTBがVODティアを保持しているため、視聴権のないSTBでもVODコンテンツを送信している放送チャンネルを選局できてしまうと、CASカードはVODコンテンツのデコードを許可してしまうという問題が生じる。
本発明はかかる課題に対し、前述のプリスクランブル方式の特徴を生かしつつ、VODコンテンツごとに視聴権を付与し、さらにコンテンツの視聴期間に応じた視聴権を付与することで、リアルタイムスクランブル方式の特徴である高いセキュリティを実現することを可能とするものである。
VODコンテンツを事前にスクランブルするプリスクランブラにおいて、前記VODコンテンツを事前にスクランブル時に、前記VODコンテンツを特定するコンテンツ識別子にあらかじめ定めたハッシュ関数でハッシングを行い、ハッシングの結果得られたハッシュ値を前記スクランブル後のVODコンテンツのECMに挿入し、デジタル放送受信機から前記VODコンテンツの視聴要求があった時に、前記視聴要求をVODサーバに受け渡すアクセスコントローラを設け、前記アクセスコントローラにおいて、前記デジタル放送受信機から通知されたコンテンツ識別子に対し、前記プリスクランブル時と同一のハッシュ関数でハッシングを行い、ハッシングの結果得られたハッシュ値をEMMに挿入し、前記デジタル放送受信機に送出し、前記デジタル放送受信機内のCASカードで、ECM内の前記ハッシュ値と、EMM内の前記ハッシュ値を比較し、一致した場合のみデコードを許可する。
また、EMM発行時、あらかじめ定めたVODの視聴有効期限に基づき、EMMの有効期限付きで、前記デジタル放送受信機に送出し、デジタル放送受信機内のCASカードで、EMMの有効期限が期限内である場合、ECM内の前記ハッシュ値と、EMM内の前記ハッシュ値を比較し、一致した場合のみデコードを許可する。
既存放送系設備への影響が少なく、比較的安価な投資でVODスクランブルシステムを構築でき、セキュリティ面での運用も比較的容易であるというプリスクランブル方式の特徴を生かしつつ、VODコンテンツの視聴のたびに、STBに対して視聴許可情報を与えることができるので、従来のティア方式に比べて不正視聴に対するセキュリティを格段に高めることができる。すなわち、VOD用ティアの種類は高々映像タイプによって変わる程度だが、コンテンツ識別子を基にすることにより、識別情報をコンテンツごとに別にすることができる。
また、STBから送付されるコンテンツ識別子に対してハッシュ関数を使用するので、コンテンツ識別子そのものを使用する場合に比べ、安全性が高く、ECMに挿入した情報をVODサーバまたはVODスクランブラからアクセスコントローラに通知する必要がなく、そのためのインタフェースが不要になるので、簡単なシステム構成で高いセキュリティを実現することができる。
また、EMM生成時、有効期限を設定しEMMを送出するので、EMMを不正使用するSTBに対して不正視聴防止が可能となる。
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施形態1のVODプリスクランブルシステムのブロック図である。本発明の実施の形態1のVODプリスクランブルシステムは、VOD用プリスクランブラ1と、VODコンテンツを放送TS(Transport Stream)伝送方式で送出するVODサーバ2と、視聴要求情報を受取ってEMMを作成し送出するアクセスコントローラ3と、EMMを多重する多重化装置4、放送TSで送出されたVODのコンテンツを受信するSTB7と、STB7に装着されVODサーバ2から送出されたスクランブルコンテンツのデコードの許可を判定するCASカード8で構成されている。CASカード8はユーザ特有のマスター鍵Kmを所持している。限定受信制御装置はプリスクランブラ1とアクセスコントローラ3で構成されている。その他、既存放送設備5、混合器6、表示装置9は、図6の従来の構成と同様である。
初めに、プリスクランブラ1は、VODサーバ2からVODコンテンツとメタデータを受け取り、VODコンテンツに対してスクランブル鍵Ksを生成し、スクランブルを行い、スクランブルコンテンツを作成する。次に、プリスクランブラ1ではメタデータに含まれるコンテンツ識別子であるコンテンツIDに対して、あらかじめ定められたハッシュ関数を作用させ、得られたハッシュ値を基にあらかじめ設定された放送系と同一のワーク鍵Kwを使用しECMを生成し、スクランブルコンテンツにECMを多重し、ECM多重スクランブルコンテンツを生成し、VODサーバ2に返送する。ハッシュ関数はハッシュ値が規定サイズに収まるような安全な関数であればよい。
VODサーバ2では、コンテンツIDと共にプリスクランブラ1で生成されたECM多重スクランブルコンテンツを保持し、STB7からアクセスコントローラ3経由でこのコンテンツIDに対して視聴要求があった場合、対応するECM多重スクランブルコンテンツを多重化装置4と混合器6を経由し放送TSとして、STB7へ送出する。プリスクランブラ1でECM生成時、時刻部分を非暗号とし、VODサーバ2でECM多重スクランブルコンテンツを送出時、ECMの時刻を現在時刻に付け替え送出することも可能である。VODコンテンツは、既存放送設備5の放送TSと混合器6で混合され、STB7に送出される。
なお、VODサーバ2では、VODコンテンツのリソース管理、STB7の顧客・契約管理および課金管理のほか、STB7の接続情報や帯域管理を行っている。
次に、STB7からの視聴要求があった場合の動作を説明する。STB7に接続されている表示装置9においてVODコンテンツ情報が表示された画面から、STB7のリモコンを操作し、ユーザのSTB7からアクセスコントローラ3に視聴要求情報が通知されると、アクセスコントローラ3は、視聴要求情報に含まれるコンテンツIDに、あらかじめ定めたハッシュ関数を作用させ、得られたハッシュ値を基にEMMを生成し、多重化装置4と混合器6を経由させSTB7に対し送出する。このときハッシュ関数は、プリスクランブラ1でECM生成時に使用したハッシュ関数と同一のものとする。アクセスコントローラ3は、視聴要求情報をVODサーバ2にも通知する。
EMM生成時、あらかじめ設定したVODの視聴有効期限に基づき、EMMの有効期限付きで、EMMを送出することも可能である。EMMは多重化装置4を経由し放送TSとして、STB7に送信される。多重化装置4は変調機能も内蔵しているものとする。あらかじめ定める視聴有効期限は、VODサービス事業者の判断で、例えばVOD購入日当日+1日以内に設定する。また、視聴要求情報をアクセスコントローラ3からVODサーバ2に送付した際に、VODサーバ2からVODコンテンツごとに視聴有効期限を送付することによって、VODコンテンツごとにEMMの有効期限を変えてEMMを送出することも可能である。例えば、視聴要求情報内のコンテンツIDから、VODサーバ2はそのVODコンテンツのメタデータをアクセスコントローラ3に送付し、アクセスコントローラ3は、メタデータ内の放送時間(Duration)から、長時間番組の場合は、視聴有効期限を例えばVOD購入日当日+2日以内に設定する。あるいは、あらかじめ、このコンテンツIDとメタデータの情報をVODサーバ2からアクセスコントローラ3に送付しておいてもよい。
また、前記ハッシュ関数を、あらかじめVODサーバ2から送付されたメタデータを基に、VODコンテンツのジャンルごとに準備し、STB7から送付された視聴要求情報内のコンテンツIDに基づき、前記該当するハッシュ関数を選択し、前記コンテンツIDに作用させ、ハッシュ値を得ることも可能である。なお、前記ジャンルごとのハッシュ関数は、プリスクランブラ1でECM生成時に使用したものと同一とする。
次に、STB7でのスクランブルコンテンツのデコードの動作を説明する。STB7はEMMを受信するとCASカード8に送付する。また、VODコンテンツ視聴時ECMを受信するとCASカード8に送付する。CASカード8ではEMMを復号化後、EMM内のハッシュ値を取り出し、また、ECMを復号化後ECM内のハッシュ値を取り出し、EMM内のハッシュ値とECM内のハッシュ値が一致していれば、スクランブル鍵KsをSTB7に渡し、デコードを許可する。さらに、CASカード8は、EMMの有効期限が期限内である場合、ECM内のハッシュ値と、EMM内の前記ハッシュ値を比較し、一致した場合のみデコードを許可するようにしてもよい。
なお、STB7からの視聴要求情報の送信手段については、図示していないが、STB7の内蔵モデムまたは外付けモデムからの出力をCMTS(ケーブルモデム終端装置)経由で、アクセスコントローラ3に通知する。
次に、図2から図5を用いて、本発明の実施形態1のVODプリスクランブルシステムをより詳細に説明する。
図2は、プリスクランブラ1の内部処理を示すブロック図である。まず、プリスクランブラ1は、VODサーバ2から受け取ったVODコンテンツをスクランブル部14でスクランブル処理し、スクランブルコンテンツをECM多重部15に送出する。次に、プリスクランブラ1は別途VODサーバ2からメタデータを受け取り、データ抽出部11でメタデータからコンテンツIDを取り出しハッシュ部12に送出する。ハッシュ部12ではあらかじめ設定されたハッシュ関数で、データ抽出部11から受取ったコンテンツIDにハッシングを行い、ハッシュ値をECM生成部13に送出する。ECM生成部13は、ハッシュ部12から受取ったハッシュ値を基にECMを生成し、ECM多重部15に送出する。そして、ECM多重部15は、スクランブル部14から受取ったスクランブルコンテンツにECM生成部13から受取ったECMを多重し、ECM多重スクランブルコンテンツとして、VODサーバ2に返送する。
図3は、アクセスコントローラ3の内部処理を示すブロック図である。アクセスコントローラ3は、STB7から、視聴要求情報を通知されると、データ抽出部31でコンテンツIDを抽出し、ハッシュ部32に送信する。ハッシュ部32ではあらかじめ設定されたハッシュ関数を用いて、データ抽出部31から受取ったコンテンツIDのハッシングを行い、ハッシュ値をEMM生成部33に送信する。EMM生成部33ではハッシュ値を基にEMMを生成し、EMMを多重化装置4と混合器6経由で、STB7に送信する。あらかじめ定めたハッシュ関数は、前述の図2のプリスクランブラ1のハッシュ部12で設定したハッシュ関数と同一とする。また、データ抽出部31はVODサーバ2へも視聴要求情報を通知する。
図4はCASカード8内のEMM処理のフローチャートを、図5はCASカード8内のECM処理のフローチャートを示す。
図4において、CASカード8は、STB7からアクセスコントローラ3が生成したEMMを受け取ると、EMMをCASカード8が所有しているマスター鍵Kmで復号し、ワーク鍵Kwと、EMMの有効期限、ハッシュ値を抽出する(S1)。取り出したワーク鍵Kw、EMMの有効期限、ハッシュ値をCASカード8内のメモリに記憶させる(S2)。
一方、図5において、CASカード8にSTB7からプリスクランブラ1で生成されたECMが入力されると、ワーク鍵Kwをメモリから読出し(S11)、ECMをワーク鍵Kwで復号し、スクランブル鍵Ks、時刻、ハッシュ値を抽出する(S12)。次にメモリに記憶したEMMの有効期限を読出し(S13)、ECMから抽出した時刻が、EMMの有効期限内かどうか確認する(S14)。ステップS14で時刻が有効期限内である場合、メモリに記憶したEMMのハッシュ値を読出し(S15)、ECMのハッシュ値とEMMのハッシュ値が同一であるか比較し(S16)、同一の場合、契約ビットをONにしKsに値をセットして、契約ビットとKsをSTB7に送付する(S17)。
ステップS14でECMから抽出した時刻がEMMの有効期限内でない場合や、ステップS16でECMのハッシュ値とEMMのハッシュ値が同一でない場合、非契約として契約ビットをOFFし、Ksには値をセットしない。そして、契約ビットをSTB7に送付する(S18)。STB7では、契約ビットがONの場合、Ksを用いてVODコンテンツをデスクランブルし、表示装置9にVODコンテンツの映像を出力する。契約ビットがOFFの場合は、非契約である旨を表示装置9に表示する。
かかる構成によれば、VODコンテンツのコンテンツIDをあらかじめ定められたハッシュ関数でハッシングし、コンテンツIDのハッシュ値を基にECMを生成して、VODコンテンツに多重するプリスクランブラと、STBから視聴要求されたコンテンツIDをプリスクランブラと同じハッシュ関数でハッシングしEMMを作成してSTBに送出するアクセスコントローラとにより、ECMに挿入した情報をVODサーバまたはVODスクランブラからアクセスコントローラに通知する必要がなく、そのためのインタフェースが不要になるので、簡単なシステム構成で高いセキュリティを実現することができる。
なお、本実施の形態において、コンテンツIDに対してECM多重後のスクランブルコンテンツを1つ返送する例を記載したが、コンテンツは複数あってもよく、また、VODサーバ2からプリスクランブラ1に同時に複数のコンテンツIDとVODコンテンツの組を渡して、一括処理後、コンテンツIDとECM多重後のスクランブルコンテンツの組としてVODサーバ2に返送してもよい。
なお、本実施の形態において、プリスクランブラ1のデータ抽出部11でコンテンツIDのみを抽出することとしたが、コンテンツIDに加え、ジャンル情報を抽出し、ハッシュ部12に送信し、ハッシュ部12で、前記ジャンル情報に基づき、あらかじめ設定されたハッシュ関数を選択し、ハッシングを行ってもよい。その場合は、アクセスコントローラ3において、プリスクランブラ1と同様に、あらかじめハッシュ関数をハッシュ部32に設定する際に、ジャンルごとに設定し、コンテンツIDの付与の仕方をジャンルごとに分け、コンテンツIDからジャンルを識別し、対応するハッシュ関数がプリスクランブラ1と同一の関数を選択するようにし、ハッシングを行うこととする。
なお、本実施の形態においては、VODコンテンツを放送TS伝送方式で送信する場合を記述したが、放送系も含めTSoverIPによる伝送方式でもよい。
本発明の限定受信方法および限定受信装置は、既存放送系設備への影響が少なく、比較的安価な投資でVODスクランブルシステムを構築でき、セキュリティ面での運用も比較的容易であるというプリスクランブル方式の特徴を生かしつつ、VODコンテンツの視聴のたびに、STBに対して視聴許可情報を与えることができるので、従来のティア方式に比べて不正視聴に対するセキュリティを格段に高めることができる。すなわち、VOD用ティアの種類は高々映像タイプによって変わる程度だが、コンテンツ識別子を基にすることにより、識別情報をコンテンツごとに別にすることができる。
また、STBから送付されるコンテンツ識別子に対してハッシュ関数を使用するので、コンテンツ識別子そのものを使用する場合に比べ、安全性が高く、ECMに挿入した情報をVODサーバまたはVODスクランブラからアクセスコントローラに通知する必要がなく、EMM生成のためのインタフェースが不要になるので、ECM生成とEMM生成を独立して行うことができ、簡単なシステム構成で高いセキュリティを実現することができる。
また、EMM生成時、有効期限を設定しEMMを送出するので、EMMを不正使用するSTBに対して不正視聴防止が可能となる。
本発明の実施の形態1のVODプリスクランブルシステムのブロック図 本発明の実施の形態1のプリスクランブラのブロック図 本発明の実施の形態1のアクセスコントローラのブロック図 本発明の実施の形態1のCASカード内のEMM処理のフローチャート 本発明の実施の形態1のCASカード内のECM処理のフローチャート 従来のVODプリスクランブルシステムのブロック図
符号の説明
1 プリスクランブラ
2 VODサーバ
3 アクセスコントローラ
4 多重化装置
5 既存放送設備
6 混合器
7 STB
8 CASカード
9 表示装置
11 データ抽出部
12 ハッシュ部
13 ECM生成部
14 スクランブル部
15 ECM多重部
31 データ抽出部
32 ハッシュ部
33 EMM生成部

Claims (12)

  1. プリスクランブラがVODコンテンツのスクランブルコンテンツを生成し、ECMを多重させてECM多重スクランブルコンテンツを生成し、VODサーバが前記ECM多重スクランブルコンテンツを保持し、デジタル放送受信機がVODコンテンツの視聴要求情報を送出し、前記VODサーバが受入れた前記視聴要求情報によって、前記ECM多重スクランブルコンテンツを前記デジタル受信装置に送出し、デジタル放送受信機内のCASカードで限定受信を行うVODプリスクランブルシステムの限定受信制御方法において、
    前記ECM生成時、VODコンテンツのコンテンツ識別子のハッシュ値をもつECMを成生し多重させてECM多重スクランブルコンテンツを生成し、前記デジタル放送受信機から受入れた前記視聴要求情報より抽出したコンテンツ識別子のハッシュ値をもつEMMを生成し前記デジタル放送受信機に送出し、合わせて前記視聴要求情報を前記VODサーバに送出すると共に、前記デジタル放送受信機内のCASカードが、前記EMMの前記ハッシュ値と、前記ECMの前記ハッシュ値とが同一の場合にデコードを許可することを特徴とする限定受信制御方法。
  2. 前記ECMのハッシュ値と前記EMMのハッシュ値は、前記VODコンテンツのメタデータを基に予め定められた複数のハッシュ関数の中から選択されたハッシュ関数でハッシングされた値であることを特徴とする請求項1に記載の限定受信制御方法。
  3. 予め定めたVODの視聴有効期限に基づきEMMに有効期限を付けて前記デジタル放送受信機に送出し、前記デジタル受信機内の前記CASカードは、前記ECMから抽出した時刻が前記EMMの視聴期限の期限内である場合デコードを許可することを特徴とする請求項1または2に記載の限定受信制御方法。
  4. 前記EMMの有効期限は、前記VODサーバから予め送付されたVODコンテンツごとの視聴有効期限に基づき設定することを特徴とする請求項3に記載の限定受信制御方法。
  5. VODコンテンツを事前にスクランブルするプリスクランブラと、前記スクランブル後のVODコンテンツを保持し、送出するVODサーバと、デジタル放送受信機からなり、前記VODコンテンツの視聴要求が前記デジタル放送受信機から前記VODサーバにあった時に、前記VODサーバから前記VODコンテンツを送出し、前記視聴要求したデジタル放送受信機内のCASカードで限定受信を行うVODプリスクランブルシステムの限定受信制御システムであって、
    前記プリスクランブラにおいて、前記VODコンテンツを事前にスクランブル時に、前記VODコンテンツを特定するコンテンツ識別子にあらかじめ定めたハッシュ関数でハッシングを行い、ハッシングの結果得られたハッシュ値を前記スクランブル後のVODコンテンツのECMに挿入し、デジタル放送受信機から前記VODコンテンツの視聴要求があった時に、前記視聴要求をVODサーバに受け渡すアクセスコントローラを設け、前記アクセスコントローラにおいて、前記デジタル放送受信機から通知されたコンテンツ識別子に対し、前記プリスクランブル時と同一のハッシュ関数でハッシングを行い、ハッシングの結果得られたハッシュ値をEMMに挿入し、前記デジタル放送受信機に送出し、前記デジタル放送受信機内のCASカードで、EMM内の前記ハッシュ値と、ECM内の前記ハッシュ値とを比較し、一致した場合のみデコードを許可することを特徴とする限定受信制御システム。
  6. 前記ECMと前記EMMのハッシュ関数をVODコンテンツのメタデータを基にあらかじめ定めた複数のハッシュ関数の中から選択することを特徴とする請求項5に記載の限定受信制御システム。
  7. EMM発行時、あらかじめ定めたVODの視聴有効期限に基づき、EMMの有効期限付きで、前記デジタル放送受信機に送出し、デジタル放送受信機内のCASカードで、ECMの時刻がEMMの有効期限が期限内である場合、EMM内の前記ハッシュ値と、ECM内の前記ハッシュ値とを比較し、一致した場合のみデコードを許可することを特徴とする請求項5または6に記載の限定受信制御システム。
  8. EMMの有効期限を、VODサーバから前記アクセスコントローラにあらかじめ送付されたVODコンテンツごとの視聴有効期限に基づき設定することを特徴とする請求項7に記載の限定受信制御システム。
  9. プリスクランブラがVODコンテンツのスクランブルコンテンツを生成し、ECMを多重させてECM多重スクランブルコンテンツを生成し、VODサーバが前記ECM多重スクランブルコンテンツを保持し、デジタル放送受信機がVODコンテンツの視聴要求情報を送出し、前記VODサーバが受入れた前記視聴要求情報によって、前記ECM多重スクランブルコンテンツを前記デジタル受信装置に送出し、デジタル放送受信機内のCASカードで限定受信を行うVODプリスクランブルシステムの限定受信制御装置において、
    前記ECM生成時、VODコンテンツのコンテンツ識別子のハッシュ値をもつECMを発生し多重させてECM多重スクランブルコンテンツを生成するプリスクランブラと、前記デジタル放送受信機から受入れた前記視聴要求情報より抽出したコンテンツ識別子のハッシュ値をもつEMMを生成し前記デジタル放送受信機に送出し、合わせて前記視聴要求情報を前記VODサーバに送出するアクセスコントローラを具備し、前記EMMのコンテンツ識別子のハッシュ値と、前記ECMのコンテンツ識別子のハッシュ値とが同じハッシュ関数でハッシングされたことを特徴とする限定受信制御装置。
  10. 前記アクセスコントローラおよび前記プリスクランブラのハッシュ値は、前記VODコンテンツのメタデータを基に予め定められた複数のハッシュ関数の中から選択されたハッシュ関数でハッシングされた値であることを特徴とする請求項9に記載の限定受信制御装置。
  11. 前記アクセスコントローラは、予め定めたVODの視聴有効期限に基づきEMMに有効期限を付けて前記デジタル放送受信機に送出することを特徴とする請求項9または10に記載の限定受信制御装置。
  12. 前記EMMの有効期限は、前記VODサーバから前記アクセスコントローラに予め送付されたVODコンテンツごとの視聴有効期限に基づき設定することを特徴とする請求項11に記載の限定受信制御装置。
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