JP4802393B2

JP4802393B2 - Gas blow type agitator

Info

Publication number: JP4802393B2
Application number: JP2001153899A
Authority: JP
Inventors: 美裕四十物; 正吉衡田
Original assignee: IHI Corp
Current assignee: IHI Corp
Priority date: 2001-05-23
Filing date: 2001-05-23
Publication date: 2011-10-26
Anticipated expiration: 2021-05-23
Also published as: JP2002346357A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気体吹込式撹拌機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、発電設備の石炭焚ボイラ等から排出される排ガス中には、硫黄酸化物（ＳＯ₂）が含まれているため、前記石炭焚ボイラ等の下流側に、湿式排煙脱硫装置を設置し、該湿式排煙脱硫装置において、排ガスと吸収液とを気液接触させ、排ガス中に含まれる硫黄酸化物を除去することが行われている。
【０００３】
図４及び図５は従来の湿式排煙脱硫装置の一例を表わすものであって、該湿式排煙脱硫装置は、吸収剤として例えば炭酸カルシウム（ＣａＣＯ₃）が用いられており、下部に吸収液１の液溜部２が形成され且つ上部に多数のスプレーノズル３が配設された吸収塔４と、該吸収塔４の液溜部２の吸収液１を汲み上げ前記スプレーノズル３から噴霧させて循環させる循環ポンプ５と、前記吸収塔４の液溜部２に酸化空気を空気供給管６を介して供給する酸化空気ブロワ７と、電動機８により回転シャフト９を介して撹拌翼１０を回転駆動し液溜部２内の吸収液１を撹拌する撹拌機１１と、排ガス中のミストを回収するミストエリミネータ１２とを備えてなる構成を有している。
【０００４】
前述の如き湿式排煙脱硫装置の場合、図示していない石炭焚ボイラ等から排出される排ガスは湿式排煙脱硫装置の吸収塔４へ導入され、該吸収塔４においては、吸収液１が循環ポンプ５の作動により多数のスプレーノズル３から噴霧されつつ循環しており、前記排ガスと吸収液１との気液接触により、排ガス中に含まれる硫黄酸化物が除去され、該硫黄酸化物が除去された排ガスは、ミストエリミネータ１２によってミストが回収された後、下流側へ導かれる。
【０００５】
一方、前記排ガスから硫黄酸化物を吸収した吸収液１は、液溜部２に滴下するが、該液溜部２においては、酸化空気ブロワ７の作動によって空気供給管６から酸化空気が吹き込まれつつ、撹拌機１１の撹拌翼１０の回転によって吸収液１の撹拌が行われており、これにより、前記吸収液１が強制的に酸化され、石膏（硫酸カルシウム（ＣａＳＯ₄））が生成され、該石膏を含む液溜部２内の吸収液１は、吸収塔４の底部から図示していないブリードポンプの作動により石膏回収系へ抜き出されるようになっている。
【０００６】
ところで、図４及び図５には、空気供給管６の先端吹出口６ｄを撹拌機１１の撹拌翼１０の前方近傍に開口せしめ、該撹拌機１１の撹拌翼１０の前方近傍へ酸化空気を吹き込むようにした、いわゆるサイドアトマイズ方式が採用された湿式排煙脱硫装置を示しているが、近年においては、図６及び図７に示されるように、回転シャフト９の外周側に、基端部に空気供給管６が接続され酸化空気ブロワ７から酸化空気が供給される空気導入管１３を同心状に配設すると共に、前記回転シャフト９の先端部に、外周に撹拌翼１０が一体に設けられ且つ基端側に吸収液１の取入口１４が開口された支持管１５をスリーブ１６とステー１７を介して同心状に配設し、該支持管１５の先端開口部に、前方へ張り出すスカート１８を一体に取り付けてなる空気吹込式の撹拌機１１が使用されることがあった。
【０００７】
尚、図６に示される空気吹込式の撹拌機１１の場合、電動機８によって、プーリ１９，２０に無端状に掛け回されたベルト２１を駆動することにより回転シャフト９が回転駆動されるようになっている。
【０００８】
図６及び図７に示されるような空気吹込式の撹拌機１１においては、運転時に、空気導入管１３の基端側から気体を供給すると共に、回転シャフト９を電動機８によって回転駆動すると、前記空気導入管１３の基端側から供給された気体は、支持管１５の基端側に開口された取入口１４から導入される吸収液１を同伴しつつ支持管１５内に送り込まれ、該支持管１５内において吸収液１と酸化空気が混合されスカート１８の先端側から吐出され、支持管１５と一体に回転する撹拌翼１０により吸収液１と混合、撹拌され、これにより、吸収液１の酸化が効率よく行われる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図６及び図７に示されるような空気吹込式の撹拌機１１では、支持管１５を介して撹拌翼１０を支持するステー１７部分に、気体である酸化空気だけでなく、炭酸カルシウムや石膏を含むスラリーとしての吸収液１が高速（およそ２０［ｍ／ｓｅｃ］程度）で通過する形となるため、ステー１７に摩耗が生じやすくなり、耐久性の面で問題を有していた。
【００１０】
本発明は、斯かる実情に鑑み、スラリーと気体とを効率よく混合撹拌しつつ、ステーの摩耗を防止し得、耐久性の向上を図り得る気体吹込式撹拌機を提供しようとするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液溜部の内部に溜められたスラリー中に気体を吹き込んで混合させつつ撹拌するようにした気体吹込式撹拌機において、
前記液溜部の外部から内部に延びるよう配設され且つ回転駆動される回転シャフトと、該回転シャフトの外周側に同心状に配設され且つ前記液溜部の外部に位置する基端側から気体が供給され前記液溜部の内部に位置する先端側から吐出される気体導入管と、前記回転シャフトの先端部にステーを介して同心状に配設され且つ気体導入管に対し回転自在に接続されて前記ステー部分に気体のみを通過させる支持管と、該支持管の外周に一体に設けられる撹拌翼とを備え、
前記支持管を気体導入管に対し回転自在に接続したことにより、気体の吐出分散部を撹拌翼の回転シャフト軸線方向先端部より離反した側に形成し、
前記撹拌翼の回転シャフト軸線方向先端側に円筒状のスカートを回転シャフトの外周側に同心状に配設されるよう一体に設け、該スカートの撹拌翼に接触する基端側からスラリーと支持管からの気体がスカートの内部へ導入され且つ該スラリーと気体が混合されてスカートの先端側から吐出されるようにし、
前記スカートの内周面は、先端側へ向け漸次肉厚を厚くしたテーパ面として、吸収液をスカートの先端側開口へ案内する一方、前記回転シャフトの外周には、先端側へ向け漸次肉厚を厚くした円錐台状のテーパ面を有するスリーブを嵌着して、気体をスカートの先端側開口へ案内するようにしたことを特徴とする気体吹込式撹拌機にかかるものである。
【００１２】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【００１３】
運転時に、気体導入管の基端側から気体を供給すると共に、回転シャフトを回転駆動すると、前記気体導入管の基端側から供給された気体は、支持管内を通過して、回転シャフト軸線方向における撹拌翼より先端側に吐出分散され、支持管と一体に回転する撹拌翼によりスラリーと混合、撹拌される。
【００１４】
この結果、支持管を介して撹拌翼を支持するステー部分には気体のみが通過する形となり、スラリーが高速で通過しなくなるため、ステーに摩耗が生じにくくなり、耐久性を向上させることが可能となる。
【００１５】
しかも、前記気体吹込式撹拌機においては、前記支持管を気体導入管に対し回転自在に接続したことにより、気体の吐出分散部を撹拌翼の回転シャフト軸線方向先端部より離反した側に形成し、
前記撹拌翼の回転シャフト軸線方向先端側に円筒状のスカートを回転シャフトの外周側に同心状に配設されるよう一体に設け、該スカートの撹拌翼に接触する基端側からスラリーと支持管からの気体がスカートの内部へ導入され且つ該スラリーと気体が混合されてスカートの先端側から吐出されるようにし、
前記スカートの内周面は、先端側へ向け漸次肉厚を厚くしたテーパ面として、吸収液をスカートの先端側開口へ案内する一方、前記回転シャフトの外周には、先端側へ向け漸次肉厚を厚くした円錐台状のテーパ面を有するスリーブを嵌着して、気体をスカートの先端側開口へ案内するようにしてあり、これにより、該スカート内においてスラリーと気体が混合され先端側から吐出されるため、気体の分散が良好となる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【００１７】
図１は本発明を実施する形態の第一の参考例であって、図中、図６及び図７と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図６及び図７に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、従来の支持管１５の基端側に開口されていた取入口１４をなくし、図１に示す如く、支持管１５の基端部を空気導入管１３に対し回転自在に接続し、酸化空気の吐出分散部２２を回転シャフト９軸線方向における撹拌翼１０より先端側に形成した点にある。
【００１８】
尚、前記空気導入管１３に対する支持管１５の接続部には、僅かな隙間があってもほとんど問題はなく、特にシール部材等を設ける必要はない。
【００１９】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【００２０】
運転時に、空気導入管１３の基端側から酸化空気を供給すると共に、回転シャフト９を回転駆動すると、前記空気導入管１３の基端側から供給された酸化空気は、支持管１５内を通過して、回転シャフト９軸線方向における撹拌翼１０より先端側に吐出分散され、支持管１５と一体に回転する撹拌翼１０により吸収液１と混合、撹拌される。
【００２１】
この結果、支持管１５を介して撹拌翼１０を支持するステー１７部分には酸化空気のみが通過する形となり、吸収液１が高速で通過しなくなるため、ステー１７に摩耗が生じにくくなり、耐久性を向上させることが可能となる。
【００２２】
こうして、炭酸カルシウムや石膏を含むスラリーとしての吸収液１と気体である酸化空気とを効率よく混合撹拌しつつ、ステー１７の摩耗を防止し得、空気吹込式の撹拌機１１の耐久性の向上を図り得る。
【００２３】
図２は本発明を実施する形態の一例であって、図１に示す第一の参考例と同様、支持管１５の基端部を空気導入管１３に対し回転自在に接続し、酸化空気の吐出分散部２２を回転シャフト９軸線方向における撹拌翼１０より先端側に形成すると共に、撹拌翼１０の回転シャフト９軸線方向先端側に、基端側から吸収液１と支持管１５からの酸化空気が導入され且つ該吸収液１と酸化空気を混合して先端側から吐出させる円筒状のスカート２３を一体に設けるようにしたものである。
【００２４】
尚、本図示例の場合、前記スカート２３を設けたことに伴い、図１に示すようなスカート１８をなくすと共に、回転シャフト９とスリーブ１６を先端側へ所要量だけ延長させてあり、又、前記スカート２３の内周面は、先端側へ向け漸次肉厚を厚くした擂鉢状のテーパ面として、吸収液１をスカート２３の先端側開口へ滑らかに案内する一方、スリーブ１６の延長部外周には、先端側へ向け漸次肉厚を厚くした円錐台状のテーパ面を有するスリーブ２４を嵌着して、酸化空気をスカート２３の先端側開口へ滑らかに案内するようにしてある。
【００２５】
図２に示す一例においては、運転時に、空気導入管１３の基端側から酸化空気を供給すると共に、回転シャフト９を回転駆動すると、前記空気導入管１３の基端側から供給された酸化空気は、支持管１５内を通過して、回転シャフト９軸線方向における撹拌翼１０より先端側のスカート２３内に吐出分散されつつ、スカート２３の基端側から導入される吸収液１と混合され、その先端側から吐出され、支持管１５と一体に回転する撹拌翼１０により吸収液１と混合、撹拌される。
【００２６】
この結果、図２に示す一例では、スカート２３内において吸収液１と酸化空気が混合され先端側から吐出されるため、酸化空気の分散が良好となることに加え、前述と同様、支持管１５を介して撹拌翼１０を支持するステー１７部分には酸化空気のみが通過する形となり、吸収液１が高速で通過しなくなるため、ステー１７に摩耗が生じにくくなり、耐久性を向上させることが可能となる。
【００２７】
こうして、図２に示す一例の場合も、図１に示す第一の参考例の場合と同様、炭酸カルシウムや石膏を含むスラリーとしての吸収液１と気体である酸化空気とを効率よく混合撹拌しつつ、ステー１７の摩耗を防止し得、空気吹込式の撹拌機１１の耐久性の向上を図り得る。
【００２８】
図３は本発明を実施する形態の第二の参考例であって、図１に示す第一の参考例と同様、支持管１５の基端部を空気導入管１３に対し回転自在に接続し、酸化空気の吐出分散部２２を回転シャフト９軸線方向における撹拌翼１０より先端側に形成すると共に、酸化空気を回転シャフト９の半径方向へ放射状に吐出させるよう構成したものである。
【００２９】
尚、本図示例の場合、酸化空気を回転シャフト９の半径方向へ放射状に吐出させるために、図１に示すようなスカート１８をなくすと共に、回転シャフト９とスリーブ１６を先端側へ所要量だけ延長させ、支持管１５の先端に、外周側へ張り出すフランジ２５を取り付け、更に、該フランジ２５と略等しい外径を有する円板２６を回転シャフト９の先端に固定し、酸化空気の流路を形成するようにしてある。
【００３０】
図３に示す第二の参考例においては、運転時に、空気導入管１３の基端側から酸化空気を供給すると共に、回転シャフト９を回転駆動すると、前記空気導入管１３の基端側から供給された酸化空気は、支持管１５内を通過して、フランジ２５と円板２６とによって形成される流路を流れ、回転シャフト９軸線方向における撹拌翼１０より先端側であって且つ回転シャフト９の半径方向へ放射状に吐出分散され、支持管１５と一体に回転する撹拌翼１０により吸収液１と混合、撹拌される。
【００３１】
この結果、図３に示す第二の参考例では、撹拌翼１０によって撹拌される吸収液１に対し交差する方向へ酸化空気が吐出される形となり、酸化空気の分散を良くすることが可能となるため、酸化空気の分散が良好となることに加え、前述と同様、支持管１５を介して撹拌翼１０を支持するステー１７部分には酸化空気のみが通過する形となり、吸収液１が高速で通過しなくなるため、ステー１７に摩耗が生じにくくなり、耐久性を向上させることが可能となる。
【００３２】
こうして、図３に示す第二の参考例の場合も、図１に示す第一の参考例並びに図２に示す一例の場合と同様、炭酸カルシウムや石膏を含むスラリーとしての吸収液１と気体である酸化空気とを効率よく混合撹拌しつつ、ステー１７の摩耗を防止し得、空気吹込式の撹拌機１１の耐久性の向上を図り得る。
【００３３】
尚、本発明の気体吹込式撹拌機は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、吸収液以外のスラリーに酸化空気以外の気体を吹き込むための撹拌機にも適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【００３４】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項１記載の気体吹込式撹拌機によれば、スラリーと気体とを効率よく混合撹拌しつつ、ステーの摩耗を防止し得、耐久性の向上を図り得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施する形態の第一の参考例の断面図である。
【図２】本発明を実施する形態の一例の断面図である。
【図３】本発明を実施する形態の第二の参考例の断面図である。
【図４】従来の湿式排煙脱硫装置の一例を表わす概要構成図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ矢視相当図である。
【図６】従来の空気吹込式撹拌機の一例を表わす断面図である。
【図７】図６のＶＩＩ−ＶＩＩ矢視相当図である。
【符号の説明】
１吸収液（スラリー）
２液溜部
７酸化空気ブロワ
９回転シャフト
１０撹拌翼
１１撹拌機
１３空気導入管（気体導入管）
１５支持管
１７ステー
２２吐出分散部
２３スカート
２４スリーブ [0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas blow type agitator.
[0002]
[Prior art]
Generally, since exhaust gas discharged from a coal fired boiler of a power generation facility contains sulfur oxide (SO ₂ ), a wet flue gas desulfurization device is installed downstream of the coal fired boiler. In the wet flue gas desulfurization apparatus, the exhaust gas and the absorbing liquid are brought into gas-liquid contact to remove sulfur oxides contained in the exhaust gas.
[0003]
4 and 5 show an example of a conventional wet flue gas desulfurization apparatus, and the wet flue gas desulfurization apparatus uses, for example, calcium carbonate (CaCO ₃ ) as an absorbent, and an absorbing liquid is provided in the lower part. An absorption tower 4 in which a liquid reservoir 2 of 1 is formed and a number of spray nozzles 3 are arranged on the upper side, and the absorption liquid 1 in the liquid reservoir 2 of the absorption tower 4 is pumped up and sprayed from the spray nozzle 3. A circulating pump 5 that circulates, an oxidized air blower 7 that supplies oxidized air to the liquid reservoir 2 of the absorption tower 4 via an air supply pipe 6, and an electric motor 8 that rotates a stirring blade 10 via a rotating shaft 9. It has a configuration comprising a stirrer 11 that stirs the absorbent 1 in the liquid reservoir 2 and a mist eliminator 12 that collects mist in the exhaust gas.
[0004]
In the case of the above-described wet flue gas desulfurization apparatus, exhaust gas discharged from a coal fired boiler or the like (not shown) is introduced into the absorption tower 4 of the wet flue gas desulfurization apparatus, and the absorption liquid 1 circulates in the absorption tower 4. The pump 5 is circulated while being sprayed from a number of spray nozzles 3 by the operation of the pump 5, and the sulfur oxide contained in the exhaust gas is removed by the gas-liquid contact between the exhaust gas and the absorbent 1, and the sulfur oxide is removed. The exhausted exhaust gas is guided downstream after the mist is recovered by the mist eliminator 12.
[0005]
On the other hand, the absorbing liquid 1 that has absorbed sulfur oxide from the exhaust gas is dropped into the liquid reservoir 2, and in the liquid reservoir 2, oxidized air is blown from the air supply pipe 6 by the operation of the oxidizing air blower 7. Meanwhile, the absorption liquid 1 is stirred by the rotation of the stirring blade 10 of the stirrer 11, whereby the absorption liquid 1 is forcibly oxidized and gypsum (calcium sulfate (CaSO ₄ )) is generated. The absorbent 1 in the liquid reservoir 2 containing gypsum is extracted from the bottom of the absorption tower 4 to the gypsum recovery system by operating a bleed pump (not shown).
[0006]
By the way, in FIG.4 and FIG.5, the front blower outlet 6d of the air supply pipe 6 is opened in the front vicinity of the stirring blade 10 of the stirrer 11, and oxidized air is blown in the front vicinity of the stirring blade 10 of the stirrer 11. Although the wet type flue gas desulfurization apparatus employing the so-called side atomization method is shown, in recent years, as shown in FIGS. 6 and 7, on the outer peripheral side of the rotary shaft 9, An air introduction pipe 13 connected to the air supply pipe 6 and supplied with oxidation air from the oxidation air blower 7 is disposed concentrically, and a stirring blade 10 is integrally provided on the outer periphery of the tip of the rotary shaft 9. A support tube 15 having an inlet 14 for the absorbing liquid 1 opened on the base end side is disposed concentrically via a sleeve 16 and a stay 17, and a skirt projecting forward from the distal end opening of the support tube 15. 18 is attached integrally Stirrer 11 of the gas blowing type had to be used.
[0007]
In the case of the air blowing type agitator 11 shown in FIG. 6, the rotating shaft 9 is driven to rotate by driving the belt 21 wound endlessly around the pulleys 19 and 20 by the electric motor 8. It has become.
[0008]
In the air blowing type agitator 11 as shown in FIG. 6 and FIG. 7, when the gas is supplied from the base end side of the air introduction pipe 13 and the rotary shaft 9 is rotationally driven by the electric motor 8 during operation, The gas supplied from the base end side of the air introduction pipe 13 is sent into the support pipe 15 while being accompanied by the absorbing liquid 1 introduced from the intake port 14 opened to the base end side of the support pipe 15. In the tube 15, the absorbing liquid 1 and the oxidized air are mixed and discharged from the tip side of the skirt 18, and mixed and stirred with the absorbing liquid 1 by the stirring blade 10 that rotates integrally with the support pipe 15. Oxidation is performed efficiently.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the air blowing type agitator 11 as shown in FIG. 6 and FIG. 7, not only oxidized air that is a gas but also calcium carbonate or the like is provided on the stay 17 portion that supports the agitating blade 10 via the support tube 15. Since the absorbent 1 as a slurry containing gypsum passes at a high speed (about 20 [m / sec]), the stay 17 is likely to be worn, and there is a problem in terms of durability.
[0010]
In view of such circumstances, the present invention intends to provide a gas blowing type agitator that can prevent the stay from being worn and efficiently improve the durability while mixing and stirring slurry and gas efficiently. .
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a gas blow type agitator in which gas is blown into the slurry stored in the liquid reservoir and stirred while being mixed.
A rotating shaft that is arranged to extend from the outside to the inside of the liquid reservoir and is rotationally driven, and a base that is concentrically arranged on the outer peripheral side of the rotating shaft and located outside the liquid reservoir. A gas introduction pipe that is supplied with gas and discharged from the tip side located inside the liquid reservoir, and a concentrically disposed via a stay at the tip of the rotary shaft and is rotatable with respect to the gas introduction pipe A support pipe that is connected and allows only gas to pass through the stay portion; and a stirring blade that is integrally provided on the outer periphery of the support pipe,
By connecting the support pipe to the gas introduction pipe so as to be rotatable, a gas discharge dispersion portion is formed on the side away from the tip end portion in the rotation shaft axial direction of the stirring blade ,
A cylindrical skirt is integrally provided on the distal end side in the axial direction of the rotating shaft of the agitating blade so as to be concentrically disposed on the outer peripheral side of the rotating shaft, and the slurry and the support tube are provided from the proximal end side contacting the agitating blade of the skirt. Gas is introduced into the inside of the skirt and the slurry and gas are mixed and discharged from the tip side of the skirt,
The inner peripheral surface of the skirt is a tapered surface that gradually increases in thickness toward the front end side, and guides the absorbing liquid to the opening on the front end side of the skirt, while the outer periphery of the rotating shaft gradually increases in thickness toward the front end side. A gas blowing stirrer is provided, in which a sleeve having a truncated cone-shaped tapered surface is fitted to guide the gas to the opening on the tip side of the skirt .
[0012]
According to the above means, the following operation can be obtained.
[0013]
When the gas is supplied from the base end side of the gas introduction pipe and the rotary shaft is rotationally driven during operation, the gas supplied from the base end side of the gas introduction pipe passes through the support pipe and is in the axial direction of the rotary shaft. The slurry is mixed and stirred with the slurry by the stirring blade that is discharged and dispersed to the tip side from the stirring blade and rotates integrally with the support tube.
[0014]
As a result, only the gas passes through the stay part that supports the stirring blade via the support tube, and the slurry does not pass at high speed, so that the stay is less likely to wear and the durability can be improved. It becomes.
[0015]
Moreover, in the gas blowing type agitator , the support pipe is connected to the gas introduction pipe so as to be rotatable, thereby forming a gas discharge dispersion portion on a side away from the tip end portion in the rotation shaft axial direction of the stirring blade. ,
A cylindrical skirt is integrally provided on the distal end side in the axial direction of the rotating shaft of the agitating blade so as to be concentrically disposed on the outer peripheral side of the rotating shaft, and the slurry and the support tube are provided from the base end side in contact with the agitating blade of the skirt. Gas is introduced into the inside of the skirt and the slurry and gas are mixed and discharged from the tip side of the skirt,
The inner peripheral surface of the skirt is a tapered surface that gradually increases in thickness toward the front end side, and guides the absorbing liquid to the opening on the front end side of the skirt, while the outer periphery of the rotating shaft gradually increases in thickness toward the front end side. A sleeve having a thick truncated cone-shaped tapered surface is fitted to guide the gas to the opening on the tip side of the skirt , whereby slurry and gas are mixed in the skirt and discharged from the tip side. Therefore, the gas dispersion is improved.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0017]
FIG. 1 is a first reference example of an embodiment of the present invention. In the figure, the same reference numerals as those in FIGS. 6 and 7 denote the same components, and the basic configuration is shown in FIG. 7 and is similar to the conventional one shown in FIG. 7, but the feature of this illustrated example is that the intake port 14 opened on the base end side of the conventional support tube 15 is eliminated, and as shown in FIG. The base end portion of the support tube 15 is rotatably connected to the air introduction tube 13, and the oxidized air discharge dispersion portion 22 is formed on the distal end side of the stirring blade 10 in the axial direction of the rotary shaft 9.
[0018]
Note that there is almost no problem even if there is a slight gap in the connection portion of the support tube 15 to the air introduction tube 13, and it is not particularly necessary to provide a seal member or the like.
[0019]
Next, the operation of the illustrated example will be described.
[0020]
During operation, the oxidized air is supplied from the base end side of the air introduction pipe 13 and when the rotary shaft 9 is driven to rotate, the oxidized air supplied from the base end side of the air introduction pipe 13 passes through the support pipe 15. Then, the liquid is discharged and dispersed to the tip side from the stirring blade 10 in the axial direction of the rotating shaft 9, and is mixed and stirred with the absorbent 1 by the stirring blade 10 that rotates integrally with the support tube 15.
[0021]
As a result, only the oxidized air passes through the stay 17 portion that supports the stirring blade 10 via the support tube 15, and the absorbing liquid 1 does not pass at a high speed. It becomes possible to improve the property.
[0022]
Thus, the wear of the stay 17 can be prevented while efficiently mixing and stirring the absorbent 1 as a slurry containing calcium carbonate and gypsum and oxidized air that is a gas, and the durability of the air blowing type agitator 11 is improved. Can be planned.
[0023]
FIG. 2 shows an example of an embodiment of the present invention. Like the first reference example shown in FIG. 1, the base end portion of the support tube 15 is rotatably connected to the air introduction tube 13, and the oxidized air The discharge dispersion part 22 is formed on the distal end side of the agitating blade 10 in the axial direction of the rotary shaft 9 and the oxidized air from the absorbing liquid 1 and the support tube 15 from the proximal end to the distal end side of the agitating blade 10 in the axial direction of the rotational shaft 9 And a cylindrical skirt 23 that mixes the absorbing liquid 1 and oxidized air and discharges it from the tip side is integrally provided.
[0024]
In the case of this illustrated example, with the provision of the skirt 23, the skirt 18 as shown in FIG. 1 is eliminated, and the rotary shaft 9 and the sleeve 16 are extended to the tip side by a required amount. The inner peripheral surface of the skirt 23 is a bowl-shaped tapered surface that gradually increases in thickness toward the front end side, and smoothly guides the absorbent 1 to the opening on the front end side of the skirt 23, while Is fitted with a sleeve 24 having a frustoconical tapered surface that gradually increases in thickness toward the tip side, and smoothly guides the oxidized air to the tip side opening of the skirt 23.
[0025]
In the example shown in FIG. 2, during operation, oxidized air is supplied from the base end side of the air introduction pipe 13 and when the rotary shaft 9 is driven to rotate, the oxidized air supplied from the base end side of the air introduction pipe 13 is driven. Is mixed with the absorbent 1 introduced from the base end side of the skirt 23 while passing through the support tube 15 and being discharged and dispersed in the skirt 23 on the tip side of the stirring blade 10 in the axial direction of the rotary shaft 9. The absorbent solution 1 is mixed and stirred by the stirring blade 10 which is discharged from the tip side and rotates integrally with the support tube 15.
[0026]
As a result, in the example shown in FIG. 2, the absorbent 1 and the oxidized air are mixed in the skirt 23 and discharged from the front end side, so that the dispersion of the oxidized air is improved and the support tube 15 is the same as described above. Only the oxidized air passes through the stay 17 portion that supports the stirring blade 10 via the squeeze, and the absorbing liquid 1 does not pass at a high speed, so that the stay 17 is less likely to be worn and the durability can be improved. It becomes possible.
[0027]
Thus, in the case of the example shown in FIG. 2, as in the case of the first reference example shown in FIG. 1, the absorbent 1 as a slurry containing calcium carbonate and gypsum and the oxidized air that is a gas are efficiently mixed and stirred. However, the wear of the stay 17 can be prevented, and the durability of the air blowing type agitator 11 can be improved.
[0028]
FIG. 3 shows a second reference example of the embodiment of the present invention. Like the first reference example shown in FIG. 1, the base end portion of the support tube 15 is rotatably connected to the air introduction tube 13. In addition, the discharge dispersion portion 22 of the oxidized air is formed on the tip side from the stirring blade 10 in the axial direction of the rotary shaft 9 and the oxidized air is discharged radially in the radial direction of the rotary shaft 9.
[0029]
In the case of this illustrated example, in order to discharge oxidized air radially in the radial direction of the rotary shaft 9, the skirt 18 as shown in FIG. 1 is eliminated, and the rotary shaft 9 and the sleeve 16 are moved to the tip side by a required amount. A flange 25 that extends to the outer peripheral side is attached to the distal end of the support tube 15, and a disk 26 having an outer diameter substantially equal to the flange 25 is fixed to the distal end of the rotating shaft 9. Is formed.
[0030]
In the second reference example shown in FIG. 3, during operation, oxidant air is supplied from the base end side of the air introduction pipe 13, and when the rotary shaft 9 is driven to rotate, it is supplied from the base end side of the air introduction pipe 13. The oxidized air passes through the support tube 15, flows through a flow path formed by the flange 25 and the disk 26, is on the tip side of the stirring blade 10 in the axial direction of the rotary shaft 9, and the rotary shaft 9. The mixture is stirred and mixed with the absorbing liquid 1 by the stirring blade 10 which is discharged and dispersed radially in the radial direction of the nozzle and rotates integrally with the support tube 15.
[0031]
As a result, in the second reference example shown in FIG. 3, the oxidized air is discharged in a direction intersecting the absorbing liquid 1 stirred by the stirring blade 10, and the dispersion of the oxidized air can be improved. Therefore, in addition to the good dispersion of the oxidized air, only the oxidized air passes through the stay 17 supporting the stirring blade 10 via the support tube 15 as described above, and the absorbing liquid 1 is at a high speed. Therefore, the stay 17 is less likely to be worn and the durability can be improved.
[0032]
Thus, even if the second reference example shown in FIG. 3, in the first reference example as well as in the example shown in FIG. 2, the absorbing liquid 1 and the gas as a slurry containing calcium carbonate and gypsum shown in FIG. 1 Wear of the stay 17 can be prevented while mixing and stirring with certain oxidized air efficiently, and durability of the air blowing type stirrer 11 can be improved.
[0033]
In addition, the gas blowing type stirrer of the present invention is not limited to the above illustrated example, and can be applied to a stirrer for blowing a gas other than oxidized air into a slurry other than the absorbing liquid. In addition, it goes without saying that various changes can be made without departing from the scope of the present invention.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the air feed stirrer according to the first aspect of the present invention, as described, while the slurry and the gas is efficiently mixed and stirred, resulting to prevent wear of the stay, obtaining aims to improve the durability An excellent effect can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a first reference example according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of an example of an embodiment for carrying out the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a second reference example for carrying out the present invention.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing an example of a conventional wet flue gas desulfurization apparatus.
FIG. 5 is a view corresponding to the arrow VV in FIG. 4;
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an example of a conventional air blowing type agitator.
7 is a view corresponding to VII-VII in FIG. 6;
[Explanation of symbols]
1 Absorbing liquid (slurry)
2 liquid reservoir 7 Oxidized air blower 9 Rotating shaft 10 Stirring blade 11 Stirrer 13 Air introduction pipe (gas introduction pipe)
15 Support tube 17 Stay 22 Discharge dispersion part 23 Skirt
24 sleeves

Claims

In the gas blowing type stirrer in which gas is blown into the slurry stored in the liquid reservoir and stirred while being mixed,
A rotating shaft that is arranged to extend from the outside to the inside of the liquid reservoir and is rotationally driven, and a base that is concentrically arranged on the outer peripheral side of the rotating shaft and located outside the liquid reservoir. A gas introduction pipe that is supplied with gas and discharged from the tip side located inside the liquid reservoir, and a concentrically disposed via a stay at the tip of the rotary shaft and is rotatable with respect to the gas introduction pipe A support pipe that is connected and allows only gas to pass through the stay portion; and a stirring blade that is integrally provided on the outer periphery of the support pipe,
By connecting the support pipe to the gas introduction pipe so as to be rotatable, a gas discharge dispersion portion is formed on the side away from the tip end portion in the rotation shaft axial direction of the stirring blade ,
A cylindrical skirt is integrally provided on the distal end side in the axial direction of the rotating shaft of the agitating blade so as to be concentrically disposed on the outer peripheral side of the rotating shaft, and the slurry and the support tube are provided from the base end side in contact with the agitating blade of the skirt. Gas is introduced into the inside of the skirt and the slurry and gas are mixed and discharged from the tip side of the skirt,
The inner peripheral surface of the skirt is a tapered surface that gradually increases in thickness toward the front end side, and guides the absorbing liquid to the opening on the front end side of the skirt, while the outer periphery of the rotating shaft gradually increases in thickness toward the front end side. A gas blow type stirrer characterized by fitting a sleeve having a tapered surface with a truncated cone shape to guide the gas to the opening on the tip side of the skirt .