JP4801203B2 - 呼を回線交換領域から統一サービス領域へルーティングする方法、装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

呼を回線交換領域から統一サービス領域へルーティングする方法、装置及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4801203B2
JP4801203B2 JP2009540603A JP2009540603A JP4801203B2 JP 4801203 B2 JP4801203 B2 JP 4801203B2 JP 2009540603 A JP2009540603 A JP 2009540603A JP 2009540603 A JP2009540603 A JP 2009540603A JP 4801203 B2 JP4801203 B2 JP 4801203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
client application
ics
ics client
network
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009540603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010512700A (ja
Inventor
ラルフ ケラー,
アンドレアス ヴィッツェル,
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2010512700A publication Critical patent/JP2010512700A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4801203B2 publication Critical patent/JP4801203B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/14Session management
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/51Discovery or management thereof, e.g. service location protocol [SLP] or web services
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/10Architectures or entities
    • H04L65/1016IP multimedia subsystem [IMS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L65/00Network arrangements, protocols or services for supporting real-time applications in data packet communication
    • H04L65/1066Session management
    • H04L65/1073Registration or de-registration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/20Services signaling; Auxiliary data signalling, i.e. transmitting data via a non-traffic channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/04Registration at HLR or HSS [Home Subscriber Server]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W8/00Network data management
    • H04W8/02Processing of mobility data, e.g. registration information at HLR [Home Location Register] or VLR [Visitor Location Register]; Transfer of mobility data, e.g. between HLR, VLR or external networks
    • H04W8/06Registration at serving network Location Register, VLR or user mobility server

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は一般的には呼をルーティングする技術に関する。特に、本発明は、呼を回線交換アクセス領域から統一サービス領域へルーティングする技術に関する。
第2世代(2G)と第3世代(3G)移動体通信システムにおいて、複数のユーザ端末をそれらのユーザ端末にサービス提供するコアネットワークに接続するアクセスネットワーク内では、明確な交換領域を識別することができる。これらの交換領域には、回線交換(CS)領域とパケット交換(PS)領域とが含まれる。CS領域では、信号はユニークな接続を通じてそれらの宛先へ物理的にトランスポートされ、他方、PS領域では、個々のパケットは、各パケットに関連する宛先アドレスに基づいて適切な宛先へ動的にルーティングされる。
現行のGSM(汎欧州デジタル移動電話方式)やWCDMA(広帯域符号分割多元接続)標準に従って動作する2Gや3Gのユーザ端末は、典型的にはCSアクセスネットワーク、即ち、CS領域を介してコアネットワークにアクセスする。CSアクセス領域から、呼はコアネットワーク内の特定のサービス領域へルーティングされるであろう。
発信サービス、着信サービス、中継サービスを含む呼サービスを提供するため、現在、各種のサービス領域が展開されている。過去において、移動体通信ネットワークは、純粋なCSネットワークであった。即ち、アクセス領域でもサービス領域でも、CSパラダイムが根底にあった。移動体通信ネットワークが純粋のCSネットワークからインターネットプロトコル(IP)を利用したネットワークへと進化するにつれて、新しいサービス領域が導入されている。これらの新しいサービス領域の1つが、現在第3世代パートナシッププロジェクト(3GPP)によって標準化されているIPマルチメディアサブシステム(IMS)である。IMSは、固定端末にも移動端末にもサービス提供し、インターネットやその他のPSを利用したネットワークを含めてユビキタスなIP環境へとシームレスに統合するネットワークアーキテクチャである。
IMSサービス領域およびその他の新しいサービス領域の高度化した機能は、ほとんどの場合、サブスクリプションベースで提供される。このことは、IMSの典型的な事例では、特定の呼は、その呼に関わる少なくとも1つの端末についてIMSサブスクリプションが判定できた場合にのみ、IMSサービス領域へルーティングされることを意味する。そうでなければ、即ち、IMSサブスクリプションが判定できない場合には、呼サービスは、従来のやり方で、そして典型的にはCSを利用したサービス領域において提供されるであろう。
個々の呼について利用可能であるさまざまな多数のサービス領域が、呼毎に特定のアクセス領域から、従来型(CS利用の)サービス領域、IMSサービス領域、或はなんらかのそれ以外の新しいサービス領域へと、選択的に切り替わるメカニズムが必要である。従って、現行のサブスクリプション状況またはその他のパラメータに応じて、ユーザ端末に必要であるかまたはユーザ端末により要求されたいくつかの呼サービスが1つのサービス領域内で提供され、他方、この端末のための他の呼サービスが別のサービス領域内で提供されるかもしれない。ローミング中の移動端末については、端末の位置によってネットワークの能力が変化する場合、まったく同じサービスが異なるサービス領域内で提供されることさえあるかもしれない。まったく同じ端末に関する呼をさまざまなサービス領域が処理する可能性があるため、どちらのシナリオも結果として、ユーザ体験が不均一になってしまう。
もっと均一なユーザ体験を提供し、かつ、サービス領域切り替え技術に関する作業負荷を減らすために、過剰なさまざまなサービス領域ではなくて統一されたサービス領域を提供することが望ましい。一貫して呼をCSネットワークアクセスからIMSネットワークを介してIMSサービス領域へルーティングするための対応する解決策が、現在3GPPによって調査されている。その作業項目は、IMS集中型サービス(ICS:IMS Centralized Services)と呼ばれており、サービス環境を調和させるためにすべての加入者をIMSに移動させることを目指している(非特許文献1を参照)。
ICSの展開に必要なルーティングメカニズムでは、根底にある機能性を提供するICSクライアントアプリケーションのインストールが必要である。現在、クライアント・インストールに関する2つの基本的な選択肢が検討されている。第1のネットワーク中心の構想によると、ネットワーク側が、新たなルーティング機能によって強化される。即ち、ICSクライアントアプリケーションが、ネットワーク内に、例えば、移動通信交換局(MSC)或はMSCサーバ(MSC−S)上にインストールされる。第2のインストール構想として、ICSクライアントアプリケーションを端末に配置することもできる。
3GPP TSG SA WG2 アーキテクチュア−SA2#5、ソフィア、アンチポリス(Sophia Antipolis)、フランス、2006年8月28日−9月1日、Tdoc S2−063335
いずれの構想もそれぞれ長所と短所がある。早期に導入するには、例えば、ネットワーク側でICSを非常に迅速にサポートすることが望ましいであろう。加えて、ネットワーク中心のアプローチは、想定される大量展開のシナリオにおいて拡張性が高く、旧製品や低価格の端末に対してもICSサポートを提供する。しかし、当初はICSユーザ数が非常に少ないであろうから、統一されたサービスパラダイムが一般的に採用されるまでは、端末中心の解決策の方が、リソース効率が高いであろう。
従って、クライアントアプリケーションを個別にインストールするという選択肢の利点を否定することなく統一サービス領域を効率的に実現する技術が必要である。
第1の側面からすれば、回線交換アクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する方法が備えられる。ここで、第1のクライアントアプリケーションがネットワーク側で提供され、第2のクライアントアプリケーションが端末側で提供される可能性がある。この方法は、ネットワーク側で、メッセージを端末側から受信する工程と、そのメッセージに応じて、ルーティング機能を提供することになるクライアントアプリケーションを検出する工程と、前記検出の結果に従って、前記第1のクライアントアプリケーションと前記第2のクライアントアプリケーションの少なくともいずれか一方のアクティベーション状態を制御する工程とを備える。
統一されたサービス領域は、2つ以上の利用可能となりうるサービス領域から、サービス領域を調和させるための特定のサービス領域として選択されたサービス領域であってもよい。その選択は、ネットワーク運用業者によって行われる。一変形例では、統一されたサービス領域は、非特許文献1に記載のようなICSパラダイムの下でのIMSサービス領域であり、特に、クライアントアプリケーションの機能及び統一サービス領域の特徴に関する限り、ここで参照により本願に組み込まれる。
アクセス領域はCSアクセス領域であることが望ましいけれども、これは、CSアクセス領域から別のアクセス領域(例えばIP−CANのようなPS領域)への、あるいはそのような別のアクセス領域からCSアクセス領域への、あるいは2つの異なるCSアクセス領域間の、なんらかの呼転送を除外するものではない。そのような呼転送は、例えば、「音声呼の連続性」(VCC:Voice Call Continuity)のようなサービス連続性のシナリオの中で発生することがある。
回線交換アクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする1つ以上のクライアントアプリケーションの機能は、クライアントアプリケーションと統一サービス領域へのインタフェース構成要素(例えば、IMSインタフェースアダプタ)との間のセション制御シグナリングのルーティングを含んでもよい。セション制御シグナリングに加えて、メディアデータおよびメディアデータ関連のシグナリングがサポートされてもよい。
必要なルーティング機能を提供することになる特定のクライアントアプリケーションの検出は、端末側とネットワーク側との内、少なくともいずれかで利用可能な能力を判定することを含んでもよい。1つのシナリオでは、第2のクライアントアプリケーションがそもそも端末側で提供されるかどうかが判定されるか、または、端末側に提供される何らかの第2のクライアントアプリケーションの特定の機能が判定される。加えて、あるいは代わりに、第1のクライアントアプリケーションがそもそもネットワーク側に提供されるかどうかが判定されるか、または、ネットワーク側に提供される何らかの第1のクライアントアプリケーションの特定の機能が判定される。その検出はさらに、ルーティング機能を備えるために第1のクライアントアプリケーションと第2のクライアントアプリケーションのうちの一つを選択することを含んでもよい。この決定は、第1と第2のクライアントアプリケーションのうち少なくとも1つの利用可能性と、第1と第2のクライアントアプリケーションのうち少なくとも一方によって提供される特定の機能との内の少なくともいずれかに基づいてもよい。
上述したように、その検出は、端末側からのメッセージの受信に応じて行われる。第1の変形例によると、そのメッセージは、前記検出する工程の間に評価される情報を含む。第1の変形例と組み合わせることが可能な第2の変形例によると、メッセージの受信は、前記検出する工程を開始するためのトリガとして働く。さらに別の変形例によると、前記検出する工程は、前記メッセージの受信と時間的に密接に関連して実行される(例えば、メッセージ受信は、前記検出するステップを実行するための時間間隔を指定するタイマをスタートさせる)。
本発明の1つの制御シナリオでは、前記ネットワーク側に常駐する第1のクライアントアプリケーションは、前記端末側で第2のアプリケーションが検出できなかった場合、アクティベーション状態になるように制御される。別の制御シナリオでは、第2のアプリケーションが検出できた場合、第1のクライアントアプリケーションは、ディアクティベートされた状態になるように制御される。第1のクライアントアプリケーションがディアクティベートされた状態において、ネットワーク側のノードによって実行される方法はさらに、何らかの制御シグナリングを第2のクライアントアプリケーションから、そして第2のクライアントアプリケーションへ透過的に転送する工程を備えてもよい。
端末側から受信したメッセージは、呼をルーティングする機能を提供することになる特定のクライアントアプリケーションの表示を含んでもよい。この表示は、例えば、端末側での第2のクライアントアプリケーションの利用可能性についての通知、或は、その代わりに、ネットワーク側での第1のクライアントアプリケーションのアプリケーションに関する命令を含んでもよい。さらに、その表示は、ユーザ端末を統一サービス領域に登録する要求であってもよい。この登録要求は、第2のネットワークアプリケーションの制御によって、或は、その制御の下で生成されて(従って、端末側での第2のクライアントアプリケーションの利用可能性を示して)てもよい。端末側からのメッセージを介して受信された何らかの表示に基づいて、ネットワーク側は、ネットワークベースの第1のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態をしかるべく制御してもよい。
ネットワーク側は、ネットワークベースの第1のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態か、端末ベースの第2のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態か、或は、両方のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御してもよい。端末側の第2のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御することは、第2のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態に関するアクティベーション指示を端末側へ送信することを含んでもよい。それ故、第2のクライアントアプリケーションは、アクティベートされるか、或は、ディアクティベートされるかのいずれかである。
ネットワーク側では、例えば、ホームロケーションレジスタ(HLR)データベース或は在圏ロケーションレジスタ(VLR)データベースのような1つ以上のロケーション登録データベースが提供されるとよい。次いで、その方法はさらに、ロケーション登録データベースの中に第1のクライアントアプリケーションと第2のクライアントアプリケーションの内の少なくとも1つの現在のアクティベーション状態を記憶する工程を備えるとよい。加えて、統一サービス領域から要求されるか、或は、統一サービス領域で提供される少なくとも1つのサービスのサービス状態が、ロケーション登録データベースの中に記憶されるとよい。
一つのシナリオでは、この方法はさらに、統一サービス領域に対するインタフェース構成要素を選択する工程と、第1と第2のクライアントアプリケーションのうちアクティベートされた方を選択されたインタフェース構成要素に接続する工程とを備える。前記選択されたインタフェース構成要素の識別子(例えば、そのネットワークアドレス)が、ロケーション登録データベースのうちの少なくとも1つと、第1と第2のクライアントアプリケーションのうちアクティベートされた方へ送信されてもよい。
在圏ネットワークへローミングしている端末については、この方法はさらに、前記在圏ネットワークにより、前記選択されたインタフェース構成要素の識別子を受信する工程と、前記在圏ネットワークにより、前記選択されたインタフェース構成要素を介して前記統一サービス領域内でローミング中の端末の登録の更新を実行する工程とを備えてもよい。前記在圏ネットワークでは、前のネットワークでの第1のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を受信して評価する工程がさらに実行されてもよい。前のネットワークでの第1のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態に応じて、新たな第1のクライアントアプリケーションが前記在圏ネットワーク内でインスタンス化されてもよい。そのようなインスタンス化は、特に、前のネットワークで第1のクライアントアプリケーションがアクティベーション状態であるか、またはアクティベーション状態であったと判定された場合に行われてもよい。
個々のあるいはすべてのルーティング機能は、サブスクリプションベースで提供されるとよい。そのような場合、ネットワーク側で実行される方法はさらに、サブスクリプション情報を要求することと受信することのいずれか一方を備えてもよい。第1のクライアントアプリケーションのルーティング機能は次いで、サブスクリプションの存在に応じて提供されてもよい。さらに、ルーティング機能に関する許可情報が、ネットワーク内で要求されてもよい。要求された許可情報の受信と評価時に、次いで特定の端末が統一サービス領域内で登録されることになるか否かが決定されてもよい。
本発明を別の側面から見ると、回線交換アクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する方法が備えられる。ここで、第1のクライアントアプリケーションがネットワーク側に備えられ、第2のクライアントアプリケーションが端末側に備えられる可能性がある。この方法は、端末側で、呼をルーティングする機能を提供することになるクライアントアプリケーションの表示を生成する工程と、その表示をネットワーク側へ送信する工程とを備える。この表示を使って、ネットワーク側の第1のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態が上述のように影響を受けてもよい。
一変形例では、この方法はさらに、端末側に第2のクライアントアプリケーションを備える工程を備える。そのような場合、前記ネットワーク側へ送信される表示には、前記端末側での第2のクライアントアプリケーションの利用可能性への参照が含まれてもよい。加えて、あるいはその代わりとして、その表示はネットワーク側に備えられる第1のクライアントアプリケーションへの何らかの参照を含んでもよい。ネットワーク側では、第1のクライアントアプリケーションへの参照を、第1のクライアントアプリケーションがアクティベートされた状態であるように制御するための命令として解釈してもよい。
本発明は、ハードウェアの形で、ソフトウェアの形で、あるいはハードウェア/ソフトウェアの組み合わせの形のやり方で実施することができる。ソフトウェアの態様については、コンピュータプログラム製品が提供される。そのコンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラム製品が1つ以上のコンピュータデバイス上で実行される場合に本発明の工程を実行するプログラムコード部を備える。そのコンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に記憶されてもよい。
ハードウェアの面からすれば、回線交換アクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御するネットワークノードが備えられる。ここで、第1のクライアントの表示がネットワーク側で備えられ、第2のクライアントアプリケーションが端末側で備えられる可能性がある。このネットワーク構成要素は、端末側からメッセージを受信するように適合されたインタフェースと、前記メッセージに応じて、前記ルーティング機能を提供することになるクライアントアプリケーションを検出するように適合された検出器と、前記検出の結果に応じて、第1のクライアントアプリケーションと第2のクライアントアプリケーションのうち少なくとも1つのアクティベーション状態を制御するように適合されたコントローラとを備える。
別のハードウェアの面からすれば、回線交換アクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する端末が備えられる。ここで、第1のクライアントアプリケーションがネットワーク側に備えられ、第2のクライアントアプリケーションが端末側に備えられる可能性がある。この端末は、呼のルーティング機能を提供することになるクライアントアプリケーションの表示をネットワーク側へ送信するように適合されたインタフェースを備える。その端末はさらに、その表示を生成するプロセッサを備えてもよい。さらにその上、その端末は第2のクライアントアプリケーションを備えてもよい。
以下に、本発明について図面で例示された代表的な実施例を参照して説明する。
本発明の2つの装置の実施例を含む通信ネットワークを示す概略的ブロック図である。 本発明の第1の方法の実施例を示すフローチャートである。 本発明の第2の方法の実施例を示すフローチャートである。 代表的なICS環境における本発明の多様な別の実施例を示す模式的なブロック図と概略的なシグナリング図である。
以下の説明では、限定ではなく説明のため、本発明の十分な理解を提供することを目的として、例えば、特定の連続するステップ、インタフェース、及び構成のような具体的詳細について説明する。当業者には明白であろうが、本発明は、これらの具体的詳細から離れた他の実施例において実施されてもよい。例えば、実施例は代表的には統一されたIMSサービス領域の環境で説明されるであろうが、本発明は、IMSが包含するものとは異なる他の統一サービス領域においても実施可能であることは明らかである。加えて、例えば、非構造化付加サービスデータ(USSD)プロトコル、ISDNユーザ部(ISUP)プロトコル、及び、ベアラ・インデペンデント呼制御(BICC)プロトコルのような個別のプロトコルについても下記の実施例の中で記述するが、他の適切なプロトコルが、これらのプロトコルのうちの1つ以上の代わりにもしくはそれに加えて使用されてもよいということは容易に明らかになるであろう。
さらに当業者であれば、以下に説明した諸機能が、プログラムされたマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータに関連して機能するソフトウェアを用いて実装されてもよいことを認識するであろう。また認識されるであろうが、本発明は基本的に方法と装置の形で記述されているが、本発明はコンピュータプログラム製品として、また、コンピュータのプロセッサとそのプロセッサに連結されたメモリとを備えたシステムとして実施されてもよい。なお、そのメモリがここで開示された諸機能を実行しうる1つ以上のプログラムを使って符号化される。
図1は、一方に端末110、他方にネットワークノード112という形で2つの装置の実施例を含む通信ネットワーク100を示す。通信ネットワーク100はさらに、統一サービス領域114を含む。端末110は、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話または携帯情報端末のような、固定端末または移動端末であってもよい。ネットワークノード112は、例えば、MSCまたはMSC−Sのようなネットワーク交換構成要素であってもよい。ネットワークノード102は、図1の矢印116で示すように端末110が統一サービス領域114にそれを介して接続できるような、CSアクセス領域にアタッチしているかまたはその一部であることが望ましい。
端末110は、CSアクセス領域からネットワークノード112を使って統一サービス領域114への呼のルーティングをサポートする機能を提供するクライアントアプリケーション120をオプションで備える。クライアントアプリケーション120は(例えば、本質的に同じ機能を提供するクライアントアプリケーションがネットワークノード112に位置する場合)省略される可能性があるであろうという点でオプションである。端末110はさらに、呼を統一サービス領域114へルーティングするための機能を提供することになる特定のクライアントアプリケーションの表示をネットワークノード112へ送信するよう適合されたネットワークインタフェース122を備える。ネットワークインタフェース122を介して送信されることになる表示は、端末110のプロセッサ124によって生成される。図1に示すように、プロセッサ124は、オプションのクライアントアプリケーション120とネットワークインタフェース122の両方と通信するように適合される。
ネットワークノード112は、端末110からメッセージを受信するように適合されたネットワークインタフェース130を備える。ネットワークインタフェース130を介して端末110から受信されたメッセージは、呼をルーティングする機能を提供することになるクライアントアプリケーションの表示を含んでいるかもしれない。しかし、そのメッセージは、ネットワークノード112の動作に影響を与えることなく原則としてそのような表示がなくてもよい。そのような場合、統一サービス領域のサポートが自動的にネットワークノード112によって提供されてもよい。
図1に示すように、ネットワークノード112はさらに、統一サービス領域サポートを選択的に提供するために、独自のクライアントアプリケーション132を備える。端末110のオプションのクライアントアプリケーション120と同様、ネットワークベースのクライアントアプリケーション132は、端末110からネットワークノード112を介して統一サービス領域114への呼のルーティングをサポートする機能を提供するように適合される(矢印116を参照)。加えて、ネットワークノード112は、ネットワークインタフェース130に結合された検出器134を備える。検出器134は、ネットワークインタフェース130を介したメッセージの受信に応じて、ルーティング機能を提供することになるクライアントアプリケーションを検出するように適合されている。
検出器134は、検出器134により実行された検出結果に応じて、ネットワークベースのクライアントアプリケーション132とオプションの端末ベースのクライアントアプリケーション120との内、少なくとも一方のアクティベーション状態を制御するように適合された制御器136と通信する。その検出結果によって、制御器136は、例えば、ネットワークベースのクライアントアプリケーション132をアクティベートするか、またはディアクティベートさせる。しかし、制御器136は、端末ベースのクライアントアプリケーション120のアクティベーション状態を遠隔制御してもよい。この目的で、制御器136は、ネットワークインタフェース130を介して制御命令を端末110へ送信してもよい。
図2は、本発明の第1の方法の実施例のフローチャート200を示す。この実施例は、CSアクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御することを目標とする。ここで、第1のクライアントアプリケーションがネットワーク側で提供され、オプションの第2のクライアントアプリケーションが端末側で提供される可能性がある。図2に示す方法は、図1に示す端末110によって、或は、他の何らかの端末によって実施されてもよい。
その方法は、ステップ202で、呼のルーティング機能を提供することになる特定のクライアントアプリケーションの表示の生成で始まる。一例では、その表示により、クライアントアプリケーションが実際に端末側で提供されることをネットワーク側で検出することを可能にする。別の例では、その表示は、ネットワークベースのクライアントアプリケーションのアクティベーションを要求する。
いったん、その表示がステップ202において生成されると、この方法はステップ204へと続く。ステップ204では、その表示はネットワーク側へ送信される。この目的で表示は、ルーティング機能を提供することになるクライアントアプリケーションを検出するネットワークノードにより解釈可能な制御メッセージの中に包含されてもよい。その表示をネットワーク側へ送信することによって、その端末はネットワークベースのクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を遠隔制御することができる。
図3は、CSアクセス領域から統一サービス領域への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御するための別の実施例のフローチャート300を示す。この方法は、図1に示すネットワークノード112によって実施されてもよいし、或は、他の何らかのネットワークノードによって実施されてもよい。
最初のステップ302では、メッセージが端末側から受信される。そのメッセージは、既存のプロトコル標準に従う従来型のメッセージであってもよい。そのメッセージは、図2に示す方法の実施例の環境で上述したような表示を含んでいてもよいし、含まなくてもよい。
メッセージ受信時、この方法は、ルーティング機能を提供することになるクライアントアプリケーションが検出されるステップ304へと続く。この検出はステップ302で受信したメッセージの内容に基づいてもよい。あるいは、その検出が、このメッセージの受信によって単純にトリガされてもよい。
さらなるステップ306では、ネットワークベースのクライアントアプリケーションと端末ベースのクライアントアプリケーションとの内、少なくとも一方のアクティベーション状態が、検出ステップ304の結果によって制御される。その制御は、一方のクライアントアプリケーションのアクティベーションと、それと同時に起こる他方のクライアントアプリケーションのディアクティベーションとを含んでもよい。クライアントアプリケーションが端末側に提供されていない場合には、ステップ306は、ネットワークベースのクライアントアプリケーションをアクティベートすることだけを含んでもよい。もしネットワークベースのクライアントアプリケーションがデフォルトではアクティベートされた状態にある場合、ステップ306は結果として、ネットワークベースのクライアントアプリケーションのアクティベートされた状態を維持するであろう。
ICS実装の例
次に、図4〜図19の概略ネットワーク図およびシグナリング図を参照しながら、種々の更なる実施例について検討する。同一または類似の構成要素を示すのに、図1で用いたのと同じ参照番号を用いる。
図4〜図19の更なる実施例は、代表的なICS環境におけるネットワークベースのクライアントアプリケーションと端末ベースのクライアントアプリケーションのいずれか一方の動的選択に関する。まず、クライアントアプリケーションを端末に(図4)そしてネットワークに(図5)インストールするより詳細な解決策について説明する。
端末ベース及びネットワークベースのICSクライアントアプリケーション
図4のネットワークシステム400は、CSネットワークアクセスを有する端末110(ユーザ機器UEともいう)を含む。端末110は、IMSクライアントアプリケーション156と、それに加えてICSクライアントアプリケーション120とを備える。ネットワークシステム400にはさらに、MSC−S 112と、メディアゲートウェイ(MGW)154と、IMS114に対するインタフェースとして機能するインタフェースアダプタ(IA)150と、メディアプロキシ(MP)152とが含まれる。
端末110のICSクライアントアプリケーション120は、ICS環境における専用のタスクを提供し、ネットワークシステム400の階層アーキテクチャを反映する2つの機能的構成要素を含む。制御レイヤ(または制御プレーン)上では、ICSクライアントアプリケーション120は、セション制御処理のための機能ブロック“C”を含む。ユーザレイヤ(またはユーザプレーン)上では、ICSクライアントアプリケーション120は、メディア接続処理のための機能ブロック“M”を含む。ICSクライアントアプリケーション120の個々の機能ブロックは、IA150の対応する機能ブロックと通信する。制御レイヤ上での通信は、USSDによるICSプロトコルを必要とするのに対し、ユーザレイヤ上での通信は、一方の側で(ICSクライアントアプリケーション120とMSC−S112の間で)3GPP技術仕様24.008標準を必要とし、他方の側では(MSC−S112とMP152の間で)ISUP/BICCを必要とする。
制御レイヤとユーザレイヤとは、IA150及びMP152を介してIMS114にアタッチされる。図4に示すように、IMS114は、IMSコア及びIMSアプリケーションサービス(例えば、マルチメディア電話(MMTel)サービス)を含む。IMSコア及びIMSアプリケーションサービスはISCプロトコルを介して通信する。
ICSクライアントアプリケーションがネットワーク側のどこかに存在すると仮定すると(例えば、上記の図1または下記の図5を参照)、図4の端末110は、図2の環境において上述した方法の実施例を実行するように構成されてもよい。一実施形において、端末110は、端末110におけるICSクライアントアプリケーション120の利用可能性についてネットワーク側に情報提供する表示をネットワーク側へ送信する。
図4が端末ベースのICSクライアントアプリケーション120を備えたネットワークシステム400を示す一方、図5はネットワークベースのICSクライアントアプリケーション132を備えたネットワークシステム500を示す。図5から明らかになるように、ICSクライアントアプリケーション132は、MSC−S112にインストールされる。別のICSクライアントアプリケーションが(図4に示すように)端末110にインストールされてもよい。図5のMSC−S112は、図3の環境中で上述した方法の実施例を実行するように構成されてもよい。ネットワークシステム500の残りの構成要素は、上述のネットワークシステム400の構成要素と同様であり、従って、詳細な説明はここでは省略する。
図4と図5に関して、以下ではICSクライアントアプリケーション132(“uICSクライアント”ともいう)は常にネットワーク側にインストールされ、ICSクライアントアプリケーション120(“nICSクライアント”ともいう)は端末側にインストールされてもよいし、されなくてもよいと仮定する。
すでに上記で説明したように、(ネットワークベースまたは端末ベースの)ICSクライアントアプリケーションは、IMS114に対するインタフェースとなるノードとして機能するIMS IA 150に接続するであろう。IA 150の実施形は、ICSクライアントアプリケーションの位置に依存すべきでなく、即ち、(端末側またはネットワーク側にある)ICSクライアントアプリケーションの配置はIA 150には見えないことが望ましい。
MSC−S 112の中のICSクライアントアプリケーション132は、端末中心の解決策において端末110が行うはずのやり方と同じやり方でUSSD上のICSプロトコルを用いる。対応するメッセージによって端末110によって開始されるロケーション更新/IMSIアタッチ手順において、MSC−S 112は、端末110の中のICSクライアントアプリケーションを検出しようと試みる。端末110が(例えば、図4に示されているように)ICSクライアントの能力を有する場合、MSC−S 112のICSクライアントアプリケーション132はディアクティベートされる。そうでなければ、即ち、端末110上でISCクライアントアプリケーションが検出されない場合、MSC−S112のICSクライアントアプリケーション132がアクティベートされる(または、これがデフォルト状態であるならば、アクティベートされた状態に維持される)。端末110を操作している加入者は、特定のICSクライアントアプリケーションを(例えば、ウェブポータルを介して)デフォルトとして選択して、いずれかのネットワークベースの選択に優先させてもよい。
ICSクライアントアプリケーション132の少なくともアクティベーション状態について、そして、端末110上で提供される可能性のあるICSクライアントアプリケーション120の利用可能性/アクティベーション状態についてのICS関連情報が、MSC−S 112のVLR(図4と図5では不図示)に局所的に記憶される。また、そのような情報が、HLR(図4と図5では不図示)にアップロードされる。
従って、(MSC−S 112とHLRに維持される)ICSクライアントのステータスは下記の状態をとりうる。即ち、
− ネットワーク起因のディアクティベート状態 =
端末ベースのICSクライアントが想定される
− ネットワーク起因のアクティベート状態(&IA ID)=
ネットワークベースのICSクライアントが想定される
− 加入者によるアクティベート状態 =
ネットワークベースが強制される
・ MSC−S 112のUSSDアプリケーションがブロックされる
・ MSC−SベースのICSクライアントが常に使用される
− 加入者によるディアクティベート状態 =
端末ベースが強制される
・ MSC−S 112のICSクライアントが起動しない
・ MSC−S 112のUSSDアプリケーションがアクティベートされる。
ロケーション更新/IMSIアタッチでMSC−S 112が端末ベースのICSクライアントアプリケーションをまったく検出できない場合、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーション132は、IMS 114へのインタフェースをとるために用いられることになるIAノード150を選択するであろう。一旦、IAノード150とIAインスタンスが捕捉されると、ICSクライアントアプリケーション132は、IMS登録手順を開始する。IA識別子がICSクライアントアプリケーション132へ返信され、そして、ネットワークベースのICSクライアントの場合、IA識別子と関連のICSサービス状態が、VLRに記憶され、HLRへアップロードされる。
端末110がMSC−S112により(そして、MSC−S112のISCクライアントアプリケーション132により)サービスされるエリアから新たなMSC−Sのエリアへとローミングする場合、IA識別子とICSサービス状態が、加入者データとともに新たなMSC−SでHLRから受信される。次いで、受信されたIA識別子によって識別されたIA150が新たなMSC−Sによって用いられ、ローミング中の端末110についてのIMS登録を更新するであろう。このことは、端末110がローミングしている場合でも、接続するIA150のアイデンティティは変わらないことを意味する。
前のMSC−S 112の中のICSクライアントアプリケーション132は、HLRから“ロケーションの削除”の表示の受信時、解放される。端末110がMSC−S112からデタッチする場合、IA150も解放される必要がある。
ネットワークベースのICSクライアントのシナリオでは、MSC−S112のICSクライアントアプリケーション132は、端末110の登録を取り消し、IAインスタンスを解放する。端末ベースのICSクライアントアプリケーション120の場合、IAタイマが端末110によるIMS登録を管理する。タイマが切れると、IAインスタンスが解放される。
図4〜図19に示す実施例では、IMS114のICS機能がサブスクリプションに基づいて提供される。ICSサブスクリプションは、加入者毎に運用業者によってHLRにおいて提供され、従来型のMAP挿入加入者データ(MAP Insert Subscriber Data)メッセージと共にMSC−S 112へダウンロードされる。MSC−S 112によってサービスを受ける端末110について、ICSサブスクリプションが判定できない場合、端末110は通常のCSサブスクリプションに従って処理され、CSサービス領域の中で従来通りにサービスを提供されるであろう。しかし、端末110についてICSサブスクリプションを判定することができる場合、ICSクライアントの状態によって(可能性のあるICSクライアント状態はすでに上述した)、ネットワークベースまたは端末ベースのICSクライアントアプリケーションがアクティベートされる。加入者データの中に、uICSの規制表示が追加されていてもよい。uICS規制表示を設定することによって、運用業者は、いかなる端末ベースのICSクライアントアプリケーションの利用をも防ぐことができる。
ここで、端末ベースのICSアプリケーション120(図4を参照)またはネットワークベースのICSクライアントアプリケーション132(図5を参照)のいずれか一方の動的選択に関わる上記の基本メカニズムについて、図6〜図19のシグナリングのシナリオを参照してより詳細に説明する。最初に、ICSクライアントアプリケーションの動的選択をトリガするIMSIアタッチの基本手順について呈示する。
IMSIアタッチ手順
図6〜図7はICSサポートを行なうホームネットワーク内をローミングしている端末110についてのIMSIアタッチ手順を示す。IMSIアタッチ手順は、端末ベースのICSクライアントアプリケーション120に関わる。
ホームネットワーク内(またはICSサポートを行なう他の何らかのネットワーク内)をローミングする場合、図6に示す選択手順は、端末によってMSC−S 112へ送信されるIMSIアタッチメッセージで始まる(ステップ1)。次いで、MSC−S 112は、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションを適用すべきかどうか、または、何らかの端末ベースのICSクライアントアプリケーション120を用いるかどうかを判定しなければならない(ステップ2)。MSC−Sにおけるこの決定は、例え ば、ネットワーク運用業者170によって規定される各種の情報に基づく。MSC−S 112は、端末110におけるICSクライアントアプリケーション120の存在を下記の基準に基づいて検出することができる。
− VLR(不図示)の中の加入者データがICSへのサブスクリプションを含み、
− そして、続行リクエストをIMSIアタッチで受信する。ここで、この続行が呼と独立のトランザクション(Call Independent transaction)でのUSSDを介するIMS登録である(従って、MSC−S112のUSSDアプリケーションは、端末110から受信したUSSD列をチェックして、IMS登録が端末110によって開始されるかどうかを判定するか、
あるいは、
− VLRの加入者データがICSへのサブスクリプションを含み、
− そして、新たに定義されたICS表示情報要素(IE)が、24.008IMSIアタッチメッセージで検出されるか、
あるいは、
− VLRの加入者データがICSへのサブスクリプションを含み、
− そして、新たに定義された24.008クラスマーク(Classmark IE)表示が端末110によって追加されて、端末110におけるICSサポートを示す。
次に、MSC−S112が負荷共有の検討に基づいてIA選択を行う(ステップ3)。次のステップで、選択されたIA150によって、ホームサブスクライバレジスタ(HSR)160に対するICSサブスクリプションチェックが行われる(ステップ4)。ICSサブスクリプションが存在する場合、端末120は、IMS114に登録される(ステップ5)。加えて、選択されたIA150は、そのユニークな識別子をMSC−S112および端末110に常駐するICSクライアントアプリケーション120へ将来の利用のために返信する(ステップ6)。
端末ベースのICSクライアントアプリケーション120がMSC−S112によって検出された場合のシグナリングフローが図7に示されており、これを以下に簡単に説明する。
ステップ1)〜ステップ5):ロケーション更新タイプのIMSIアタッチ、HLR180の更新(図6には不図示)、そして、加入者データのVLRへの挿入(図6には不図示)。加入者データは、ICSサブスクリプションの表示を含む。
ステップ6)〜ステップ7):MSC−S112のモビリティ管理レイヤが、VLRの中のICSサブスクリプションをチェックする。このシーケンスでは、端末110のICSクライアントアプリケーション120がIMSIアタッチの続行リクエストによって検出されると仮定される。
ステップ8)〜ステップ9):端末110が、呼と独立のトランザクション(Call Independent transaction)を開始する。
ステップ10)〜ステップ12):端末ベースのICSクライアントアプリケーション120が、確立済みの呼と独立のトランザクション(Call Independent transaction)を用いてUSSD列をIA150へ送信する。
ステップ13)〜ステップ16):IA150はHSR160のICSサービスを許可し、IMS登録を行う。
ステップ17〜ステップ20):IA150はIMS登録の成功を示すため、USSD列を端末110のICSクライアントアプリケーション120へ返信する。ICSクライアントアプリケーション120は、登録管理タイマをスタートさせる。
ステップ21〜ステップ22):MSC−S112のUSSDアプリケーションは、VLRとHLR180のICSサービスステータスを更新して、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションがディアクティベートされることを示す。それから、選択手順は完了する。
MSC−S112が端末ベースのICSサポートをまったく検出することができない場合には、ネットワーク中心のICSサポートがアクティベートされる。この点で、図8〜図9は、ホームネットワーク内をローミングする端末110のIMSIアタッチ手順を示す。IMSIアタッチ手順は、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーション132を含み、そして、図8のステップ1〜7で模式的に例示されるように進行する。関連するシグナリングフローの詳細な説明を図9に示す。
ステップ1)〜ステップ5):ロケーション更新タイプのIMSIアタッチ、HLR180に対する更新、そして、加入者データのVLRへの挿入。加入者データはICSサブスクリプションを含む。
ステップ6)〜ステップ7):MSC−S112の中のモビリティ管理レイヤが、VLRのICSサブスクリプションをチェックする。このシーケンスでは、端末110のICSクライアントアプリケーション120がまったく検出されないと仮定される。
ステップ8):MSC−S112のモビリティ管理レイヤが、加入者のためのネットワークベースのICSサポートをアクティベートする。
ステップ9)〜ステップ10):ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションが、確立済みの呼と独立のトランザクション(Call Independent transaction)を用いてUSSD列をIA150へ送信する。
ステップ11)〜ステップ14):IA150はHSR160のICSサービスを許可し、IMS登録を行う。
ステップ15)〜ステップ17):IA150はIMS登録の成功を示すため、USSD列をネットワークベースのICSクライアントアプリケーションへ返信する。ICSクライアントアプリケーションは登録管理タイマをスタートさせる。
ステップ21)〜ステップ22):MSC−S112のUSSDアプリケーションは、VLRとHLR180のICSサービスステータスを更新して、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションがアクティベートされることと、応答の中で受信されたIA識別子とを示す。それから、選択手順は完了する。
図10はネットワークベースのICSサポートなしで在圏ネットワーク内をローミングしている端末110のIMSIアタッチ手順を示す。この場合、端末ベースのICSクライアントアプリケーション120が用いられねばならない。さもなければ、加入者はIMS中心のサービスをまったく用いることができないであろう。
図10に示すように、シグナリングは、端末110から在圏ネットワーク内のMSC−S112へと送信されるIMSIアタッチメッセージで始まる(ステップ1)。在圏ネットワーク内のMSC−S112は、どんなICSサポートも提供せず、従って、いかなるUSSDオペレーションであっても、ホームネットワーク内のHLR180に常駐するUSSDアプリケーションへトランスペアレントに転送する(ステップ2)。HLR180は、負荷共有の検討に基づいてIA選択を行う(ステップ3)。次いで、選択されたIA150によって、HSR160に対してICSサブスクリプションチェックが行われる(ステップ4)。ICSサブスクリプションが存在する場合、端末120はIMS114に登録される(ステップ5)。加えて、選択されたIA150は、ユニークな識別子をHLR180に対して、および端末110に常駐するICSクライアントアプリケーション120に対して、将来の利用のために返信する(ステップ6)。
図6〜図10に示すシナリオでは、MSC−S112は、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションを用いるかどうかまたは端末ベースのICSクライアントアプリケーションを許可するかどうかの決定制御権を運用業者170または加入者に与えるため、追加のメカニズムを実装することもできる。MSC−S112における追加の機能は、端末ベースのICSクライアントアプリケーションが利用可能であり、MSC−S112によって検出されてはいるが、ネットワークベースのICSサポートを起動することもできる。このような優先は、例えば、加入者データの端末ベースのICSサポートについての規制表示によって、あるいは、特定のネットワークからのそのような規制をすべてのローミング中の加入者に設定することによって表わされるような運用業者の好みに基づいてもよい。このような優先は、MSC−S112のUSSDアプリケーションで(例えば、MSC−S112のいかなるIMS登録USSD列をも拒否することによって)実施されてもよい。
CSネットワークにおけるローミングシナリオ
図11〜図12は、アクティベートされた状態(作動状態)にある端末ベースのISCクライアントアプリケーションに関連してローミング中の端末110のために行われる動作を示す。図6〜図7に示す当初のISCクライアント選択手順を実行したのと同じMSC−S112のサービスエリアの中をローミングする場合、図11のステップ1〜6で示すような新たな動作はまったく行われない。旧MSC−S112のサービスエリアを去り、新MSC−S112’のサービスエリアに入る場合、IA識別子とICSサービスのステータスがHLR180からダウンロードされ、従って、端末ベースのICSクライアントアプリケーションが以前に用いられていた場合には、この状態が継続され、同じIA150がその先も用いられるであろう(図11のステップ7〜12)。
関連するシグナリングフローの詳細は図12に示されている。
ステップ1)〜ステップ5):ロケーション更新タイプのLA変更、HLR180に対する更新、及び、加入者データのVLRへの挿入。加入者データはICSサブスクリプションを含む。その状態はネットワークベースのICSサポート(即ち、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーション)がディアクティベートされた状態(非作動状態)であることを示す。
ステップ6)〜ステップ7):MSC−S112のモビリティ管理レイヤがVLRのICSサブスクリプションをチェックする。その状態はネットワークベースのICSサポートがディアクティベートされた(非作動状態)であること示すので、MSC−S112でさらなる動作は実行されない。
図13と図14は、ローミング中の端末110のために行われる、アクティベートされたネットワークベースのISCクライアントアプリケーションに関連する動作を示す。図8〜図9に示したように当初のISCクライアント選択手順を実行したのと同じMSC−S112のサービスエリアの中をローミングする場合、図13のステップ1〜5で示すような新たな動作はまったく行われない。旧MSC−S112のサービスエリアを去り、新MSC−S112’のサービスエリアに入る場合、IA識別子とICSサービスのステータスがHLR180からダウンロードされ、従って、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションが以前に用いられていた場合には、この状態が継続され、同じIA150がその先も用いられるであろう(図13のステップ6〜12)。
関連するシグナリングフローの詳細が図14に示されている。
ステップ1)〜ステップ5):ロケーション更新タイプのLA変更、HLR180に対する更新、そして、加入者データのVLRへの挿入。加入者データはここでもやはりICSサブスクリプションを含む。状態はネットワークベースのICSサポートがアクティベートされた状態(作動状態)であることと、さらに割り当てられたIA識別子とを示す。
ステップ6)〜ステップ7):MSC−S112’の中のモビリティ管理レイヤが、VLRの中のICSサブスクリプションをチェックする。状態は、ネットワークベースのICSサポートがアクティベートされた状態(作動状態)にあることを示すので、新たなローカルなネットワークベースのICSクライアントアプリケーションが、MSC−S112’によって捕捉される必要がある。
ステップ8)〜ステップ9):新たなICSクライアントアプリケーションが捕捉される。新たなICSクライアントアプリケーションはアクティブな状態のIMS登録やタイマステータスのデータを全くもたないので、IMS再登録がトリガされねばならない。
ステップ10)〜ステップ16):以前と同じIA150を介してIMS再登録が行われる。HSRサブスクリプションのチェックは必要ない。
HLRに関わるロケーション削除手順
端末110が新たなMSC−S112’のサービスエリアに進入するとき、旧MSC−S112がHLR180から削除される。アクティベートされた状態(作動状態)の端末ベースのICSクライアントアプリケーションの場合、さらなる動作は必要ない。この場合はVLRにおいてICSサブスクリプションステータスをチェックすることによって、新たなMSC−S112’によって識別される。ネットワーク中心のICSサポートが用いられた場合、旧MSC−S112のICSクライアントアプリケーションは、図15のシグナリングフローに示されるように解放される必要がある。IA150が新たなMSC−S112’によって再利用されるため、IA150またはIMS114へのさらなる動作は必要ない。
CSデタッチ(分離)処理
端末110の電源がオフになると、図16〜図17のシグナリングフローに模式的に図示するように、MSC−S112においてデタッチ表示が受信される。
端末ベースのICSクライアントアプリケーション(図16)の場合、端末110がUSSD列をまったく送信できないため、更なる動作を行うことができない。
ステップ1):端末110からのデタッチ表示をMSC−S112が受信する。
ステップ2)〜ステップ3):MSC−S112のモビリティ管理レイヤが、ICSサブスクリプションをチェックする。ネットワークベースのICSサポートがディアクティベートされた状態(非作動状態)であるので、更なる動作は行われない。
ステップ4)〜ステップ5):IA150の登録管理タイマが切れて、IA150が自分自身を解放する。IMS登録の期限が切れて、IMS114によって自動的に消去される。
なお、図16に示すシナリオの中で、MSC−S112は、IA識別子(端末ベースのICSサポート)について情報提供されていないため、IA150にコンタクトすることができない。
ネットワークベースのICSクライアントサポートの場合、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションは、図17に概略を示すようにIMS登録をやはり停止することができる。
ステップ1):端末110からのデタッチ表示をMSC−S112が受信する。
ステップ2)〜ステップ3):MSC−S112のモビリティ管理レイヤがICSサブスクリプションをチェックし、このチェックがネットワークベースのICSクライアントアプリケーションがアクティベートされた状態(作動状態)にあることを示す。
ステップ4):モビリティ管理レイヤがネットワークの中のICSクライアントアプリケーションにデタッチについて情報提供する。
ステップ5)〜ステップ11):IA150を介したIMS登録取消が行われて、IAインスタンスが解放される。
ステップ12)〜ステップ13)MSC−S112のUSSDアプリケーションがHLR180とVLRを更新して、IA識別子を削除する。
再登録手順
ICSクライアントアプリケーションはIMS登録を時間管理する必要があり、即ち、IMS登録が切れる少し前に、ICSクライアントアプリケーションは、加入者を、従って端末110を再登録する必要がある。
端末ベースのICSクライアントアプリケーションの場合には、これは、図18のシグナリングフローにより詳細に示されるように、端末110の中で行われる。タイマが切れると、呼と独立のトランザクション(Call Independent transaction)が確立され、USSDを介して再登録が開始される。
ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションの場合には、図19のシグナリングフローで示されるように、MSC−S112でタイマが動く。そのタイマが切れると、ネットワークベースのICSクライアントアプリケーションが再登録のためにIA150にコンタクトする。
自己管理
ネットワークベースのICSサポートとそのステータス(状態)管理は、HLR180において運用業者によって提供される。そのステータスは以下のことを用いることによって加入者によって変更される。即ち、
− nICSサービスを使って拡張された、既存の補足的サービス(SS)手順、
または、
− Ut手順、または
− ウェブポータル及びこのウェブポータルに対するPSアクセス
である。
実施例から明らかになったように、端末中心のICS(uICS)とネットワーク中心のICS(nICS)の利点が組み合わさって、端末ベースのクライアントアプリケーションとネットワークベースのクライアントアプリケーションとが1人の加入者(または1つの端末)について1つのネットワークに共存する1つの動的な解決策となることが可能になる。加入者がICSクライアントアプリケーションを有する新型の端末を使用する場合、その加入者は、端末ベースのやり方を用いて完全なIMS機能範囲を経験することができる。その加入者がICSクライアントアプリケーションを有しない旧型の端末を使用する場合、1つ、それ以上、またはすべてのIMS機能の恩恵を受けるためにネットワーク支援を得ることができる。
実施例では、ネットワーク側が端末側の能力に動的に適合し、そして、ネットワーク中心のICSクライアントアプリケーションを提供するか、あるいは、ネットワークが端末内にICSクライアントアプリケーションを検出するかまたはネットワークが端末にインストールされているICSクライアントアプリケーションをアクティベートするように明示的に端末に命令した場合には、ネットワーク中心のICSクライアントアプリケーションがディアクティベート(非作動)状態にされる。さらに、実施例は、ICSクライアントサポートがいったん提供されたら、CSネットワーク内でMSC−Sノード間をローミング中にどのように維持されるかを示す。
本発明の実施例が添付図面で図示され、発明の詳細な説明で述べられてきたが、本発明はここに開示された実施例に限定されるものではないということは理解されよう。特に、本発明は、次の請求の範囲で説明されそれらによって定義される本発明の精神から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び代替が可能である。

Claims (25)

  1. 回線交換アクセス領域(122)からIMS統一サービス領域(114)への呼のICSルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のIMS集中型サービス、或は、ICSクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する方法であって、第1のICSクライアントアプリケーション(132)がネットワーク側(112)で提供され、前記方法は、前記ネットワーク側(112)において、
    メッセージを端末側(110)から受信する工程と、
    前記メッセージに応じて、前記端末側(110)に備えられた第2のICSクライアントアプリケーション(120)がルーティング機能を提供することになることを検出する工程と、
    前記検出の結果に従って、前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベーション状態を制御する工程とを有し、
    前記制御は前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)をディアクティベートすることを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)のアクティベーション状態を制御する工程をさらに有し、
    前記制御は前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)をアクティベートすることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 回線交換アクセス領域(122)からIMS統一サービス領域(114)への呼のICSルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のIMS集中型サービス、或は、ICSクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する方法であって、第1のICSクライアントアプリケーション(132)がネットワーク側(112)で提供され、前記方法は、前記ネットワーク側(112)において、
    メッセージを端末側(110)から受信する工程と、
    前記メッセージに応じて、前記端末側(110)の第2のICSクライアントアプリケーション(120)がルーティング機能を提供することにならないことを検出する工程と、
    前記検出の結果に従って、前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベーション状態を制御する工程とを有し、
    前記制御は前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)をアクティベートするか、或は前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベートされた状態を維持することを含むことを特徴とする方法。
  4. 前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)は、もし前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)が検出できないなら、アクティベートされた状態であるように制御されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)は、もし前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)が検出できるなら、ディアクティベートされた状態であるように制御されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  6. 前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)がディアクティベートされた状態において、前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)からの制御シグナリングと前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)への制御シグナリングをトランスペアレントに転送する工程をさらに有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記メッセージは前記呼のルーティング機能を提供することになる前記第2のICSクライアントアプリケーションの表示を含み、
    前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)の前記アクティベーション状態は前記メッセージの表示に依存して制御されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記表示は、前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)によって生成される前記IMS統一サービス領域(114)への登録要求であることを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)のアクティベーション状態に関係する命令を前記端末側(110)に送信する工程をさらに有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記第1と第2のICSクライアントアプリケーション(132;120)の内の少なくとも1つの現在のアクティベーション状態をロケーション登録データベース(180)に格納する工程をさらに有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記IMS統一サービス領域(114)に対するインタフェース構成要素(150)を選択する工程と、
    前記第1と第2のICSクライアントアプリケーション(132;120)の内のアクティベートされたクライアントアプリケーションを前記選択されたインタフェース構成要素(150)に接続する工程とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記選択されたインタフェース構成要素(150)の識別子をロケーション登録データベース(180)と前記第1と第2のICSクライアントアプリケーション(132;120)の内のアクティベートされたクライアントアプリケーションとの内の少なくとも1つに送信する工程をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 在圏ネットワークへローミング中の端末(110)に関し、
    前記在圏ネットワークにより、前記選択されたインタフェース構成要素(150)の識別子を受信する工程と、
    前記在圏ネットワークにより、前記選択されたインタフェース構成要素(150)を介して前記IMS統一サービス領域内で前記ローミング中の端末(110)の登録の更新を実行する工程とをさらに有することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記在圏ネットワークでは、
    前のネットワークでの前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベーション状態を受信して評価する工程と、
    前記前のネットワークでの前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)がアクティベーション状態にあるなら、新たな第1のICSクライアントアプリケーション(132)をインスタンス化する工程とをさらに有することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記ルーティング機能は、サブスクリプションベースで提供され、
    サブスクリプション情報を要求することと受信することのいずれか一方の工程を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記ルーティング機能に関する許可情報を要求する工程と、
    前記要求した許可情報を受信する工程と、
    前記受信された許可情報に応じて、前記端末(110)を前記IMS統一サービス領域(114)内で登録する工程とをさらに有することを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 回線交換アクセス領域(112)からIMS統一サービス領域(114)への呼のICSルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のIMS集中型のサービス、或はICSクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する方法であって、
    第1のICSクライアントアプリケーション(132)がネットワーク側(112)に備えられ、
    前記方法は端末側で、
    前記端末側(110)に備えられた第2のICSクライアントアプリケーション(120)が呼をルーティングする機能を提供することになるという表示を生成する工程と、
    前記表示を前記ネットワーク側(112)へ送信し、前記第1のICSクライアントアプリケーションをディアクティベートする工程とを有することを特徴とする方法。
  18. 前記端末側(110)に前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)を備える工程をさらに有し、
    前記表示は、前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)の利用可能性への参照を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)をアクティベートする工程をさらに有することを特徴とする請求項17又は18に記載の方法。
  20. 1つ以上のコンピュータ機器において請求項1乃至19のいずれか1項に記載の工程を実行するプログラムコード部を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  21. 前記コンピュータプログラムはコンピュータ可読媒体に格納されることを特徴とする請求項20に記載のコンピュータプログラム。
  22. 回線交換アクセス領域(112)からIMS統一サービス領域(114)への呼のICSルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のIMS集中型サービス、或は、ICSクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御するネットワークノード(112)であって、
    第1のICSクライアントアプリケーション(132)がネットワーク側(112)で備えられ、前記ネットワークノードは、
    端末側(110)からメッセージを受信するように適合されたインタフェース(130)と、
    前記メッセージに応じて、前記端末側(110)に備えられた第2のICSクライアントアプリケーション(120)がルーティング機能を提供することになることを検出するように適合された検出器(134)と、
    前記検出の結果に応じて、前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベーション状態を制御するように適合されたコントローラ(136)とを有し、
    前記制御は前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)をディアクティベートすることを含むことを特徴とするネットワークノード。
  23. 回線交換アクセス領域(112)からIMS統一サービス領域(114)への呼のICSルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のIMS集中型サービス、或は、ICSクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御するネットワークノード(112)であって、
    第1のICSクライアントアプリケーション(132)がネットワーク側(112)で備えられ、前記ネットワークノードは、
    端末側(110)からメッセージを受信するように適合されたインタフェース(130)と、
    前記メッセージに応じて、前記端末側(110)に備えられた第2のICSクライアントアプリケーション(120)がルーティング機能を提供することにならないことを検出するように適合された検出器(134)と、
    前記検出の結果に応じて、前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベーション状態を制御するように適合されたコントローラ(136)とを有し、
    前記制御は前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)をアクティベートするか、或は、前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のアクティベートされた状態を維持することを含むことを特徴とするネットワークノード。
  24. 回線交換アクセス領域(112)からIMS統一サービス領域(114)への呼のルーティングをサポートする機能を提供する1つ以上のIMS集中型サービス、或は、ICSクライアントアプリケーションのアクティベーション状態を制御する端末(110)であって、
    第1のICSクライアントアプリケーション(132)がネットワーク側(112)に備えられ、前記端末(110)は、
    前記端末側(110)に備えられた第2のICSクライアントアプリケーション(120)が前記呼のルーティング機能を提供することになることの表示を生成するプロセッサ(124)と、
    前記ネットワーク側(112)へ前記表示を送信し、前記第1のICSクライアントアプリケーション(132)のディアクティベーションを実行するように適合されたインタフェース(122)とを有することを特徴とする端末。
  25. 前記第2のICSクライアントアプリケーション(120)をさらに有することを特徴とする請求項24に記載の端末。
JP2009540603A 2006-12-14 2006-12-14 呼を回線交換領域から統一サービス領域へルーティングする方法、装置及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP4801203B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2006/012047 WO2008071213A1 (en) 2006-12-14 2006-12-14 Methods, apparatuses and computer program products for routing a call from a circuit switched domain to a unified service domain

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010512700A JP2010512700A (ja) 2010-04-22
JP4801203B2 true JP4801203B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=38508932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009540603A Expired - Fee Related JP4801203B2 (ja) 2006-12-14 2006-12-14 呼を回線交換領域から統一サービス領域へルーティングする方法、装置及びコンピュータプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8441949B2 (ja)
EP (1) EP2092711B1 (ja)
JP (1) JP4801203B2 (ja)
CN (1) CN101558624B (ja)
WO (1) WO2008071213A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008052598A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Accessing a communications network
EP2232819B1 (en) * 2007-12-28 2015-08-26 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) Method of access provision
US10015729B2 (en) * 2008-11-17 2018-07-03 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Providing access to a GPRS network
WO2011137926A1 (en) * 2010-05-03 2011-11-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Handling a registration timer to provide service continuity in ims
US8478339B2 (en) * 2011-07-01 2013-07-02 Gemalto Sa Method for accessing at least one service and corresponding system
KR101614901B1 (ko) * 2012-02-07 2016-04-22 애플 인크. 네트워크 보조형 사기 검출 장치 및 방법
EP3361794B1 (en) * 2016-01-25 2021-07-07 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Method and device for controlling detachment of mobile terminal

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006038083A1 (en) * 2004-10-04 2006-04-13 Nokia Corporation Change of resource reservation for an ip session
EP1744569A1 (en) * 2004-09-30 2007-01-17 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and system of realizing communication

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6697624B2 (en) * 2001-06-11 2004-02-24 Nokia Mobile Phones Ltd. Apparatus, and associated method, for effectuating a data service designated by a service delivery mode
WO2002104057A1 (en) 2001-06-18 2002-12-27 Nokia Corporation Roaming from ims domain to the cs domain
US9479550B2 (en) * 2002-02-12 2016-10-25 Google Technology Holdings LLC System for providing continuity of broadcast between clients and method therefor
WO2005027460A1 (en) 2003-09-12 2005-03-24 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Combinational multimedia services
US8238326B2 (en) * 2004-11-18 2012-08-07 Ruckus Wireless, Inc. Maintaining consistent network connections while moving through wireless networks
CN100438513C (zh) * 2005-06-07 2008-11-26 华为技术有限公司 实现路由控制的系统和方法
US8325707B2 (en) 2005-04-22 2012-12-04 Rockstar Consortium Us Lp Session initiation from application servers in an IP multimedia subsystem
US8161290B2 (en) * 2006-07-18 2012-04-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Security for a personal communication device
US8233894B2 (en) * 2006-08-23 2012-07-31 Resource Consortium Limited System and method for sending mobile media content to another mobile device user
US20080049648A1 (en) * 2006-08-28 2008-02-28 Motorola, Inc. Method and apparatus for policy management for an internet protocol multimedia subsystem based wireless communication system
US7583655B2 (en) * 2006-12-04 2009-09-01 Alcatel-Lucent Usa Inc. Synchronizing call feature data between an IMS network and a legacy network

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1744569A1 (en) * 2004-09-30 2007-01-17 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and system of realizing communication
WO2006038083A1 (en) * 2004-10-04 2006-04-13 Nokia Corporation Change of resource reservation for an ip session

Also Published As

Publication number Publication date
EP2092711B1 (en) 2015-10-14
CN101558624A (zh) 2009-10-14
US20100135204A1 (en) 2010-06-03
WO2008071213A1 (en) 2008-06-19
CN101558624B (zh) 2012-09-05
US8441949B2 (en) 2013-05-14
EP2092711A1 (en) 2009-08-26
JP2010512700A (ja) 2010-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4054764B2 (ja) 契約を変更する方法及びシステム
JP4929248B2 (ja) 加入者になされたコールのルーティング
JP4819904B2 (ja) 回線交換型アクセスを介するIMSサービスのプロビジョン(provision:提供)
RU2446624C2 (ru) Способы и устройства, обеспечивающие возможность управления сеансом услуг ip мультимедийных подсистем посредством доступа к сетям с коммутацией каналов с использованием сообщений неструктурированных вспомогательных служебных данных
JP4801203B2 (ja) 呼を回線交換領域から統一サービス領域へルーティングする方法、装置及びコンピュータプログラム
US10110975B2 (en) Inter-domain call routing
KR20110099771A (ko) 아이피 멀티미디어 서브 시스템 집중식 서비스의 로그아웃 방법 및 시스템
EP2140655B1 (en) Inter-working between a packet-switched domain and a circuit-switched domain
JP2010533995A (ja) 通信システム、ユーザ装置登録方法、交換装置、およびユーザ装置登録システム
US8326298B2 (en) Technique for service domain selection
WO2008134975A1 (fr) Procédé, appareil et système pour désenregistrer l'adresse de connexion d'un réseau d'accès ip sans fil
JP2009542106A (ja) ローミング・ネットワークにおけるクライアントの登録をネットワーク・アプリケーションに通知する方法
WO2008017237A1 (fr) Procede, systeme et serveur d'application pour le routage d'appel de domaine circuit vers un domaine paquet
WO2009039688A1 (en) Late call forwarding method in ip multimedia core network subsystem centralized service
WO2008116373A1 (fr) Procédé de traitement de service d'urgence
EP2759098A1 (en) Method and apparatus for configuring service settings for a mobile subscriber
WO2007134507A1 (fr) Procédé, réseau et dispositif de traitement de service de transfert d'appel récent
EP1944945B1 (en) Communication system with transparent subscriber mobility based on group registration
GB2439407A (en) Supplementary call services provided via a IP Multimedia Network
KR20070107546A (ko) 인터넷 멀티미디어 서브시스템에서 단말의 성능에 따른비가입형 서비스의 제공 방법 및 장치
JP4586056B2 (ja) 契約を変更する方法及びシステム
RU2435327C2 (ru) Способы, устройства и компьютерные программные продукты для маршрутизации вызова из домена с коммутацией каналов в унифицированный служебный домен
WO2016075510A1 (en) Terminating a mobile call

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110318

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110804

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4801203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees