JP4801160B2 - 逐次改善可能な格子ベクトル量子化 - Google Patents

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Description

本発明は一般に、逐次改善可能な格子ベクトル量子化に関するものである。
今日、高画質を維持しつつ低ビットレートでオーディオ及びビデオコンテンツを送信及び格納するという市場のニーズが高まっている。特に、伝送資源又は記憶容量が制限される場合、低ビットレートの動作は重要なコスト要因である。一般にこれは、例えば、GSM、UMTS、又はCDMA等の移動通信システムにおけるストリーミング及びメッセージングアプリケーションにおける場合である。一方、例えばインターネット上の殆どのコンテンツは、高ビットレートでのみ入手可能であり、高画質を保証するが移動体ネットワークを介して直接ストリーミングが行われない。コンテンツプロバイダが同報通信等の種々のネットワークを介してコンテンツを配信するために、コンテンツは、必要に応じて、種々のビットレート又はあるネットワークゲートウェイにおいてトランスコーディングされたレートでいくつかの形式で入手可能である必要がある。
この問題に対する従来技術の解決策はスケーラブルコーデックを使用することである。スケーラブルコーデックの基本概念は、符号化が1度のみ行なわれることにより、基本レイヤ及び1つ以上の拡張レイヤを含むスケーラブルビットストリームが得られることである。少なくとも1つの拡張レイヤを廃棄することにより、ビットストリームを切り捨てる場合、即ち、ビットレートを低くする場合に、復号化器はより低いレートでデータを復号化できる。この技術により、レートトランスコーディングは単純な切捨て動作となる。
スケーラブルコーデックの興味深い応用例は、モバイルテレビ、ビデオ放送、ビデオオンデマンド、コンサートストリーミング等の異種ネットワークを介する音声映像コンテンツの配信である。そのようなサービスが成功するために、コンテンツ配信が可能な限り広い範囲で容易に行なわれることが非常に望ましい。同時に、ある特定の最低サービス品質が最も不利なチャネルリンクに対して保証される必要がある。即ち、帯域の狭いリンクに対して受け入れられる最低の品質が保証される必要がある。
MPEG(Moving Picture Experts Group)のような標準化組織は、スケーラブルオーディオ/ビデオコーデックに益々興味を抱いている。実際には、MPEGは、現在スケーラブル拡張を規格H264/AVC(アドバンスド・ビデオ符号化:Advanced Video Coding、高度画像圧縮符号化)で標準化しており、スケーラブルオーディオ音声コーデックに関する情報要請(Call for Information)を発行している。DVB(Digital Video Broadcasting)等の他の標準化組織もSVC(スケーラブルAVC)の使用を考慮している。
AAC(アドバンスド・オーディオ符号化Advanced Audio Coding)に関連して使用されるBSAC(Bit Sliced Arithmetic Coding:ビットスライス算術符号化)等のスケーラブルオーディオコーデックは、既に存在し且つ標準化されているが、専門化グループであるMPEGは、低ビットレートにおいて存在する差を埋めることができる新しい技術の必要性を依然として感じている。実際には、所定のビットレートにおける性能が非スケーラブルコーデックよりスケーラブルコーデックの方が常に悪いということは周知の問題である。
1つの従来の音声の符号化、一般には従来のオーディオ信号の符号化は、変換符号化に基づく。この方法によると、元の入力信号は、サンプル(フレーム)の連続するオーバラップしたブロックに分割される。DFT(離散フーリエ変換)又はMDCT(変形離散コサイン変換)等の線形変換が各フレームに適用され、変換係数を生成する。これら係数は量子化され、量子化係数が得られる。その結果、量子化係数は符号化され、ビットストリームの一部を形成する。ビットストリームは、要求される用途に応じて格納又は送信される。復号化器は、ビットストリームを受信すると、まず先に符号化された量子化係数を復号化し、IDFT又はIMDCT等の逆変換を実行して復号化フレームを得る。通常、復号化時間領域信号を生成するために、復号化フレームは、いわゆるオーバラップ/加算処理により組み合わされる。
ベクトル量子化(VQ)は、いくつかの係数がベクトルにグループ化される周知の量子化技術である。結果として得られるベクトルは、コードブックのエントリにより近似される。使用される歪み測度に応じて、コードブック中の最も近接するものが係数の入力ベクトルに対する近似値として選択される。コードブックが大きい程、近似は適切になり、全体の歪みを小さくする。しかし、これにより、記憶容量、ビットレート及び計算上の複雑さは増加する。
ベクトル量子化に対するコードブックは異なる構成を有してもよく、いくつかの方法で設計される。
非構造化ベクトル量子化に対するコードブックを設計する1つの方法は、周知のLBG(Linde-Buzo-Gray)アルゴリズム(K平均法)を使用することである。非構造化コードブックは、データを学習しており、量子化されるベクトルの歪みに対して適応されるという点において最適である。しかし、この最適さは、最も近接するものを見つけるために全数探索が行なわれ、且つ非常に大きな記憶容量が要求されることにより得られる。全数探索の量及び記憶容量は、量子化器のビットレートに伴って指数関数的に増加する。
非構造化ベクトル量子化に対する別の方法は、構造的に制約されたベクトル量子化器である構造化ベクトル量子化器を使用することである。
多段ベクトル量子化は、算術及び記憶の複雑さを非常に減少した木構造量子化の形式である。所定のレートに対して大きなコードブックを有するのではなく、レートコードブックが縮小されたベクトルを量子化することにより多段VQを開始する。第1の量子化段階の残差は第2段階に供給され、第2段階において、別の(又は同一の)コードブックが使用され、可能性として異なるレートでその残差を量子化する。この処理は全ての段階に対して繰り返され、最終的な量子化誤差が得られる。量子化器の総レートは、各量子化器段階のレートの合計である。
多段ベクトル量子化において、ソースベクトルxが第1段階のコードブックCB1により量子化されることにより、指標i1のコードベクトルc1(i1)が得られる。第1段階の残余誤差がe1 =x−c1(i1)で算出され、且つコードブックCB2を使用する第2段階により量子化されることにより、指標i2のコードベクトルc2(i2)が得られる。この処理は、残差en-1=en-2−cn-1(in-1)が最後の段階に入力され、且つコードブックCBnにより量子化されることにより、指標inのコードベクトルcn(in)が得られるまで、後続する段階により何度も繰り返される。
ソースベクトルの再構成は、量子化器の逆演算を実行することから成る。復号化器は、指標i1, i2,……,inを受信すると、以下の式により与えられる再構成ベクトルを算出する。
Figure 0004801160
xを符号化するのに使用される全体のビットレートは、各段階のビットレートの合計である。計算上の複雑さを軽減するのに加えて、多段ベクトル量子化器は逐次改善可能にベクトルを符号化する方法を提供する。
例えば、i1,i2,……,ik,k<nである指標の一部のみが受信される場合でも以下のベクトルを再構成できる。
Figure 0004801160
このベクトルは、より大きな量子化誤差を有する。即ち、性能が低い。しかし、より低いビットレートを必要とするだけである。従って、追加の受信指標の各々は再構成ベクトルを改善する。
多段VQは、通常の非制約VQと比較して利点を有するが、いくつかの制限がある。
・高レートの量子化ステップ(即ち、大きなコードブック)が要求された場合、多段ベクトル量子化は非常に複雑になる。
・コードブックの記憶容量は段階数に比例し、逐次改善の融通性を制限する。
・逐次改善の特性は連続する量子化ステップに対する制約を暗示し、任意のレートで達成可能な全体の性能を制限する。
別の種類の構造化VQは、格子ベクトル量子化(LVQ)である。LVQにおいて、コードブックは、所定の格子中の点の部分集合を使用して形成される。格子は、基本ベクトルの集合の整数線形結合として構成される幾何学的なオブジェクトである。複雑さが少なくメモリ消費が小さいため、量子化に対して格子を使用することは非常に好ましい。しかし、性能及び複雑さに影響を及ぼすいくつかの問題が依然として存在する。
・可変レートの符号化の場合、所望の歪み及びレートを得るために格子(基本ベクトル)を変倍する必要があり、また結果として得られる指標を可逆符号化器により符号化する必要がある。
・固定レートの符号化の場合、殆どの入力ベクトル(サポートと呼ばれる)が規定された整形領域に入るように、ある特定のコードブックを規定し且つ格子を変倍するために整形が使用される必要がある。異常値とも呼ばれる整形領域外のベクトルは、非常に深刻な問題を引き起こす。その問題は、飽和又は変倍により解決されるかもしれない。双方の技術は、追加的な計算負荷を与え、特に大きな異常値の場合には画質を劣化させる可能性がある。
次元dの格子中の各点cは、c=Gmと書ける。ここで、Gは生成行列と呼ばれ、mは整数のベクトルである。六方格子A2、整数格子Zn、及びゴセット格子En等のいくつかの一般的な格子が存在する。
格子がある特定のレートの量子化器を設計するために選択される場合、ある特定のビット数を有するコードブックを形成するために、格子点の部分集合のみが保持される。周知の技術は、いわゆる格子の整形である。この技術は、形状境界に従って格子を切り捨てることから成る。形状境界は、ある点(原点)を中心とし、矩形、球形、角錐、ボロノイ等の任意の形状をとってもよい。
量子化に対して格子を使用することにより、非常に効率的な最近接探索アルゴリズムが可能になる。最も有用な格子に対するそのような探索アルゴリズムは、非特許文献1において見出される。一方、量子化に対して格子を使用する場合、格子点が生成行列から直接取得されるため、コードブックを実際に格納する必要はない。
格子点が見つけられる場合、更なるタスクは格子点に指標付けすることから成る。いくつかの指標付けアルゴリズムが考案されている。興味深い種類の指標付けアルゴリズムは、例えば、非特許文献2、非特許文献3で説明されるリーダーの概念を採用する。この種の指標付けは、球形の整形を使用する場合に最適に使用される。
別の種類の整形は、ボロノイ整形である。これは非特許文献4で説明され、ボロノイ領域の概念に依存する。
非特許文献4において説明されるように、ボロノイコードブック中のコードベクトルの指標付け及び回復は、整数モジュロ演算を使用して非常に効率的に行なわれる。
国際公開第03/103151号パンフレット 米国特許第6,516,297号明細書 コンウェイ J.H.及びスローアン N.J.A.(Conway J.H.、Sloane N.J.A.)著、「格子量子化器と符号のための高速量子化及び復号化アルゴリズム(Fast Quantizing and Decoding Algorithms for Lattice Quantizers and Codes)」、IEEEトランザクション情報理論(IEEE transactions on Information Theory)、VOL. IT-28、NO. 2、1982年3月、227〜232ページ アドール J.−P、ランブリン C.、レグヤダル A.(Adoul J.-P.、Lamblin C.、Leguyader A.)著、「球ベクトル量子化を用いた2400dpsでのベースバンド・スピーチ・コーディング(Baseband Speech Coding at 2400 bps using Spherical Vector Quantization)」、ICASSP予稿集(Proc. ICASSP)、1984年、1.12.1〜1.12.4ページ ラールト P.、グレモット C.(Rault P.、Guillemot C.)著、「Zn、An、Dn、Dn++格子ベクトル量子化器のための指標付けアルゴリズム(Indexing Algorithms for Zn, An, Dn and Dn++ Lattice Vector Quantizers)」、IEEEトランザクションマルチメディア(IEEE transactions on Multimedia)、VOL. 3、NO. 4、2001年12月、395〜404ページ コンウェイ J.H.及びスローアン N.J.A.(Conway J.H.、Sloane N.J.A.)著、「格子符号と量子化器のための高速符号化方法(A Fast Encoding Method for Lattice Codes and Quantizers)」、IEEEトランザクション情報理論(IEEE transactions on Information theory)、VOL. IT-29、NO. 6、1983年、820〜824ページ D.ムクヘルリー、及びS.K.ミトラ(D. Mukherjee and S.K. Mitra)著、「逐次改善格子ベクトル量子化(Successive Refinement Lattice Vector Quantization)」、IEEEトランザクション画像処理(IEEE transactions on Image Processing)、VOL. 11、NO. 12、2002年12月、1337〜1348ページ S.N.ディガビ、N.J.A.スローアン、V.A.バイシャムパヤン(S.N. Diggavi、N.J.A. Sloane、V.A. Vaishampayan)著、「非対象マルチプル記述格子ベクトル量子化器(Asymmetric Multiple Description Lattice Vector Quantizers)」、IEEEトランザクション情報理論(IEEE transactions on Information Theory)、VOL. 48、NO. 1、2002年1月、174〜191ページ
非特許文献5において説明される技術は、逐次改善により格子量子化を拡張するためにボロノイ符号化を使用する。この技術は、従来のコードブックが格子コードブックにより置き換えられる多段VQに非常に類似する。この技術の本質は、各々が以前のより大きな尺度で基本格子のボロノイ領域を範囲に含む一連の縮小尺度のボロノイ格子VQを生成することに基づく。しかし、特に異常値が第1段階で発生する場合、この技術は異常値の問題の影響を受ける。実際には、連続する段階は、粒状性ノイズを減少するように設計されるため、効率的に異常値に対処できない。後続する段階のコードブックエントリが先行する段階の分布を効率的に範囲に含まないため、量子化器の効率によりこの技術の別の問題が発生する。
特許文献1において説明される技術は、格子点を符号化するマルチレート格子量子化方法を使用する。この技術は、コードブック拡張の概念に依存する。量子化ベクトルが基本コードブックに入らない場合は、量子化ベクトルに指標付けできるように、常に基本コードブック自体が拡張される。
特許文献2において、対称複数記述格子ベクトル量子化器が説明されている。ラベル付け機能は、2つの異なるストリームに格納される2つの冗長記述に量子化ベクトルを分割するために使用される。非対称格子ベクトル量子化に対して同様の技術が非特許文献6において開発された。これら技術は、以下のような欠点を有する。
・複数記述の目的が各記述を別個に復号化できることであるため、ある特定の量の冗長性が各記述において保持され、それにより逐次改善可能な量子化器における複数記述の使用は非常に非効率的になる。
・最適なラベル付け機能の設計は、時間のかかるタスクであり、線形計画法を必要とする。
・ラベル付け機能は、指標マッチングルックアップテーブルを格納する必要があり、いくつかのマッチング機能が必要とされる場合、必要とされるメモリは増加する。
本発明の目的は、改善された逐次改善可能な格子ベクトル量子化、並びに結果として得られる階層化コードを符号化及び復号化することにある。
この目的は、添付の請求の範囲に従って達成される。
簡単に説明すると、ベクトル量子化は、格子Λ0に属する格子ベクトルによりベクトルxを近似することにより開始する。その後、格子ベクトルは、整数pi≧2の対応する所定のシーケンスによる格子分割により、連続する格子Λi-1において商ベクトルyiのシーケンス及び剰余ベクトルriのシーケンスに逐次分解される。ここで、i=1……kであり、kは各シーケンス中の要素数を表す正の整数である。
符号化は、対応するボロノイコードブックVΛi-1(pi,ai)の各剰余ベクトルriを符号化することを含む。ここで、aiは格子Λi-1のボロノイ領域VΛi-1(0) に属する所定の変位ベクトルであり、前記符号化された剰余ベクトルri、そのような剰余ベクトルriの数k、及びボロノイコードブックVΛi-1(pi,ai)を規定する整数pi及び変位ベクトルaiのシーケンスによりベクトルxを表す。
復号化は、以下の式に従ってベクトルxの近似値yを再構成することを含む。
Figure 0004801160
ここで、l≦kは欠けている符号化剰余ベクトルの数を表す正の整数であり、
Figure 0004801160
は対応するボロノイコードブックの平均ベクトルである。
添付図面と共に以下の説明を参照することにより、本発明は、その更なる目的及び利点と共に最もよく理解されるだろう。
ボロノイコードブックの概念が本発明にとって重要であるため、図1及び図2を参照してボロノイコードブックについて詳細に説明する。ボロノイコードブックCΛ(r,a)は、変倍及び平行移動されたボロノイ領域に入る全ての格子点を得ることにより形成される。すなわち、以下の式が成り立つ。
Λ(r,a)=Λ∩(rVΛ(0)+a) (3)
ここで、
Λは、格子を示し、
Λ(0)は、格子Λに関係する原点の周囲のボロノイ領域を示し、
rは、正の整数倍率を示し、
aは、格子点がrVΛ(0)+aの境界線上にならないように選択されたベクトルを示す。
式(3)は、図1のシーケンス(a)〜(d)により整数格子Z2に対して図示される。図1(a)は、格子Λ全体を示す(格子が平面全体に広がるため、格子の一部のみを示す)。1つの格子点が原点として選択され、図1(a)において1つのリングで示される。更に、原点の周囲のボロノイ領域VΛ(0)が示される。変倍されたボロノイ領域rVΛ(0)を図1(b)に示す。この例においては、r=4である。尚、図1(b)において、いくつかの格子点は4VΛ(0)の境界線上になる。このため、図1(c)に示すように、変倍されたボロノイ領域は、ボロノイ領域VΛ(0)内にある変位ベクトルaにより移動される。その結果、変倍及び移動されたボロノイ領域4VΛ(0)+aが得られる。最後に、図1(d)に示すように、ボロノイコードブックCΛ(4,a)は、格子Λと変倍され変位したボロノイ領域4VΛ(0)+aとの交点を取得することにより形成される。尚、コードブック中の点は境界線上にはならない。
図2(a)〜図2(d)は、六方格子A2の同様のシーケンスを示す。他の高次元のボロノイコードブックに対して同一の原理が使用されてもよいことが理解される。
ボロノイコードブックCΛ(r,a)に属する点の総数はrdであり、これは、コードブックがlog2rビット/次元を有すると言うことと等価である。
本発明は、付録Iで説明する格子分割に基づく。格子ベクトルyは、格子分割を使用して、式(4)に従ってyを正の整数pで除算することにより商ベクトルq及び剰余ベクトルrに分解されてもよい。
y=pq+r (4)
ここで、r∈CΛ(p,a)である。商qは、更なる商と剰余とに分解される可能性があるベクトルである。この手順は、更に小さな剰余を取得するために繰り返されてもよい。アルゴリズムは、以下の擬似コードにより要約されるかもしれない。
整数の集合p1,p2,……が全て正であり、且つ≧2であり、ベクトルの集合a1,a2,……∈VΛ(0)であると仮定すると、i=0,1,……、ri+1∈CΛ(pi+1,ai+1)とすれば、yi=pi+1i+1+ri+1である。
付録IIに示すように、このアルゴリズムはゼロか又は2VΛ(0)に含まれる別の格子点に常に収束する。アルゴリズムは、付録IIで説明される収束テストを使用することにより、以下のような擬似コードで実現されてもよい。
整数の集合p1,p2,……が全て正であり、且つ≧2であり、ベクトルの集合a1,a2,……∈VΛ(0)であると仮定すると、
for i=0,1,……、
i=pi+1i+1+ri+1 with ri+1∈CΛ(pi+1,ai+1)、
if yi T=0、or(pi+1=2 and −yi∈C(2,ai+1))、
stop、
endif
endfor
このアルゴリズムの埋め込みを示すフローチャートを図3に示す。アルゴリズムは、格子ベクトルy0を選択し、且つ指標i=0を設定することによりステップS1において開始する。ステップS2は以下の繰返しを実行する。
i+1=QΛ(yi−ai+1)/pi+1
i+1=yi−pi+1i+1 (5)
ステップS3は、yi+1 Ti+1=0であるかどうかをテストする。この条件が成り立つ場合、アルゴリズムは収束し(付録IIを参照)、成り立たない場合、ステップS4に進む。ステップS4は、pi+1=2、且つri+1=−yiであるかどうかをテストする。この条件が成り立つ場合、アルゴリズムは収束し(付録IIを参照)、成り立たない場合、ステップS5に進む。ステップS5において、iは1増加され、その後ステップS2に戻る。収束に達する可能な方法が2つ存在するため(ステップS3及びステップS4)、最終的な符号化器の状態は符号ビットbにより示されてもよい。符号ビットbは、例えば、収束がステップS3において達成された場合は0に設定され、ステップS4において達成された場合は1に設定されてもよい。
図4は、図3の繰返しステップS2を示す図である。ボロノイ領域VΛ(0)内にある格子ベクトルyi及びベクトルai+1は、破線のベクトルyi−ai+1を形成する。このベクトルは、この例では2である整数pi+1により除算され、再度変倍されたベクトル(yi−ai+1)/2を形成する。再度変倍されたベクトルは最も近接する格子点に量子化され、商ベクトルyi+1を形成する。剰余ベクトルri+1は、この例ではyi−2yi+1であるyi−pi+1i+1により形成される。剰余ri+1は、図4に示すようにこの例ではCΛ(2,ai+1)であるコードブックCΛ(pi+1,ai+1)に属する。この特徴は、実際の符号化に使用される。
次元dのベクトルxの符号化は、最も近接する格子ベクトルy=QΛ(x)を選択することにより開始する。この格子ベクトルは、式(5)で定義される格子分割において初期ベクトルy0として使用される。各分割の結果、対応するボロノイコードブックCΛ(pi,ai)に属する剰余riが得られる。ある特定の回数であるk回の繰返しの後、格子分割アルゴリズムが収束するため(付録II)、これは、格子ベクトルyが式(6)に従って剰余riの線形結合として表されてもよいことを意味する。
Figure 0004801160
式(6)は、k回の繰返しに対してアルゴリズム(5)のループをアンロールすることにより取得される。ここで、λiは、剰余ベクトルriに対応する整数倍率、即ち、
Figure 0004801160
を表す。式(6)において、総和の第1項には以下の公式が使用される。
Figure 0004801160
付録IIIに示されるように、この手順により生成されたコードベクトルriは一意である。尚、レイヤは逆順になっている。復号化にとって最も重要な第1のレイヤは、最大の整数倍率λkを有するレイヤである。
図5は、格子Z2に対するその処理を示す。図5(a)において、格子ベクトルy=y0は、整数p1=3により除算される格子である。その結果、ボロノイコードブックCΛ(3,a)に属する商ベクトルy1及び剰余ベクトルr1が得られる(簡単にするために、この例において、ベクトルaが全てのコードブックにおいて使用される)。図5(b)において、格子ベクトルy1は整数p2=2により除算される格子である。その結果、ボロノイコードブックCΛ(2,a)に属する商ベクトルy2及び剰余ベクトルr2が得られる。図5(c)において、格子ベクトルy2は、整数p3=2により除算される格子である。その結果、ボロノイコードブックCΛ(2,a)に属する商ベクトルy3=0及び剰余ベクトルr3=y2が得られる。y3=0であるため、図3の条件S3が満たされ、アルゴリズムは、k=3回の繰返しで収束した。図5(d)に示されるように、この例に(6)を適用することにより、以下の式が得られる(基本レイヤk=3で開始する)。
y=y0=p1・p2・r3+p12+1・r1=3・2・r3+3・r2+r1
コードベクトルr1,……rkの各々がボロノイコードブックに属するため、それらコードベクトルの指標は、非特許文献4において説明される周知のアルゴリズムを使用して、即ち、指標を導出することにより符号化されてもよい。
i=[G-1i]modpi,i=1……k (7)
ここで、Gは格子の生成行列であり、“mod”はモジュロ関数である。各指標niは、符号化に対してdlog2(pi)ビットを必要とする。
指標n1,……nk及びそれらの数kは、符号化器から復号化器に送信される主な符号化パラメータである。第1の(最上位)レイヤが指標i=kに対応するレイヤであり、最後の(最下位)レイヤが指標i=1に対応するレイヤであるため、レイヤ数の送信は重要である。更にレイヤ数は、ベクトルyのエネルギーに関連するため、一種の利得形状符号化(gain-shape coding)と考えられる。
尚、格子分割アルゴリズムが停止された状態が送信される必要があることは重要である。図3を参照して説明されるように、この状態は、バイナリ変数b=0又はb=1で表されてもよく、符号ビットと呼ばれる。復号化器において、符号ビットは、yk+1を表すコードベクトルの符号が変更される必要があることを示す。しかし、整数pi≧2のシーケンスが少なくとも1つのpi=2を含む場合にのみ、符号ビットが必要とされ、収束はステップS3ではなくステップS4を通して達成されてもよい。全てがpi>2であり、且つ復号化器においてそのことが認識されている場合、収束は常にステップS3を通して達成されるため、符号ビットは必要とされない。
変位ベクトルa1,a2,……ak及び各レイヤのビット割当てを制御するパラメータp1,……pkは、剰余ベクトルriを復号化し、且つベクトルyを回復するのに必要とされる。しかし、それらは符号化器及び復号化器において前もって定められても良いし固定されてもよいため、送信される必要はない。一般に、パラメータp1,……pkは各レイヤの粒状度を表す。
各レイヤが同一ビット数を割り当てられるべきであると決定された場合、全てのpiは等しい。この値は、変更されない場合には符号化器及び復号化器において固定されてもよく、変更される場合には1つの値のみが送信される必要がある。全てのレイヤがdビットで符号化されるべきであると決定された場合、全てのiに対してpi=2であり、piは送信される必要がない。
上述したように、変位ベクトルa1,a2,……akは、全てが原点の周囲のボロノイ領域に属するように選択される。それらは、格子点がpiΛ(0)+aiの境界線上にならないように結び付きをなくすように選択される。更にそれらは、符号化器及び復号化器において事前に定められ、且つ固定されてもよい。それらベクトルの選択を最適化するために、各レイヤに関連する誤差を検査する必要がある。平均二乗誤差(MSE)は以下の通りである。
Figure 0004801160
ここで、以下の式がコードの平均エネルギーに対応する。
Figure 0004801160
また、以下の式はボロノイコードブックCΛ(pi, ai)中のコードベクトルの平均を示す。
Figure 0004801160
ベクトルa1,a2,……akの最適な選択は、誤差を可能な限り小さくすることである。ボロノイコードエネルギーの最適化に対する単純で一般的なアルゴリズムは、非特許文献4において説明され、この場合には各σi 2を最適化するために使用される。
式(6)により示されるように、受信した量子化ベクトルyは、以下のように復号化器において再構成される。
Figure 0004801160
指標n1,……nkのコードベクトルr1,……rkへの復号化は、非特許文献4において説明される以下のアルゴリズムに従って実行される。
Figure 0004801160
ここで、Gは格子Λの生成行列である。
ここで、l≦k個のレイヤが欠けていると仮定すると、平均二乗誤差の最小化に関して最適な再構成は以下の式により与えられる。
Figure 0004801160
これは、欠けているコードベクトルri……rlがそれらの対応するコードブックの平均により置換されることを意味する(l=0の場合、即ち、全てのレイヤが受信された場合、式(11)の右辺第1項の和はゼロであり、式(11)は式(9)に単純化される)。
ここまで、平均二乗誤差は、コードベクトルyの回復における誤差に対してのみ計算された。しかし、目標はベクトルxの量子化であるため、欠けているレイヤによる誤差に加えて、量子化に関連する誤差を追加する必要がある。この誤差は、格子のボロノイ領域の形状に依存するが、ベクトルxには依存せず、以下の式により与えられる。
Figure 0004801160
いくつかの周知の格子は、可能性として低次元の他の格子の組合せとして取得される。ここで提示される本発明は、それら格子に対しても同等に適用されることが明らかである。例えば、格子分割アルゴリズムの単純な変形により、各段階(レイヤ)において異なる格子に対処できる。
整数の集合p1,p2,……が全て正であり、且つ≧2であり、格子の集合Λ1,Λ2,……, ベクトルa1,a2,……∈VΛ1(0),VΛ2(0),……であると仮定するなら、i=0,1,……として、ri+1∈VΛi(pi+1,ai+1)なら、yi=pi+1i+1+ri+1である。
(5)をこの一般化に適応すると、以下の式が得られる。
i+1=QΛi(yi−ai+1)/pi+1
i+1=yi−pi+1i+1 (13)
ベクトルriは、以下のように符号化される。
i=[Gi-1 -1i]modpi,i=1……k (14)
ここで、Gi-1は格子Λi-1の生成行列である。
復号化器において、ベクトルriは受信指標niから以下のように取得され、
Figure 0004801160
そして、再構成ベクトルyは、全てのk個の指標(レイヤ)が受信された場合には(9)により取得され、いくつかの指標が切り捨てられた場合には(11)により取得される。この場合、平均コードブックベクトルは以下の式により形成される。
Figure 0004801160
各格子Λiは、yi∈Λiとなるような格子である必要がある。しかし、その条件に当てはまらない場合、yiの平行移動と変倍との内の少なくともいずれかのようなある量の追加の副次的な情報が送信されるという条件で、yi∈Λiにすることができる。
種々の格子を使用する利点は、それら格子が提供する融通性に加え、いくつかの格子が他の格子と比べてある特定の問題に適していることである。更に、種々の格子を使用することにより、1つの格子のみを使用することでは入手できないレート−歪み点を得ることができる(平均して、追加の各レイヤは量子化歪みの所定の減少量に対応する)。
図6は、本発明のベクトル量子化方法を使用する符号化器の一実施例を示す。格子量子化器10は、ベクトル量子化されるベクトルxを受信する。格子量子化器10は、記憶装置12から取得される格子Λ0上の最も近接する格子点y0にそのベクトルxを量子化する(通常、格子点は格納された生成行列から取得される)。格子ベクトルy0は、格子量子化器10に接続された格子ベクトル分解器14に転送される。ここで、格子ベクトルy0は、記憶装置12の格子のシーケンスΛ0,Λ1,……、変位ベクトルのシーケンスa1,a2,……、及び正の整数のシーケンスp1,p2,……を使用することにより、式(13)において概略を示されるアルゴリズムに従って逐次改善される。最終的に、剰余ベクトルriはボロノイ格子符号化器16に転送される。符号化器16は、記憶装置12から検索されるパラメータからコードブックを形成するボロノイコードブックビルダ18の対応するボロノイコードブックCΛi-1(pi,ai) においてそれらベクトルを符号化する。対応するコードniは、式(14)に従って形成される。この実施例において、それらコード及びそれらコードの数kは、復号化器に送出又は送信される(符号ビットbは、使用されるシーケンスpiに依存して要求されてもよい。上述を参照)。
図7は、本発明の復号化方法を使用する復号化器の一実施例を示す。符号化パラメータni,kは、ボロノイ格子復号化器30により受信され、復号化器30は、式(15)を使用して受信した指標niを剰余ベクトルriに復号化する。生成行列Gi-1は、記憶装置32から取得される。復号化ベクトルriは、ベクトル再構成ユニット36に転送され、ベクトル再構成ユニット36は、(11)に従ってl≦k個の剰余ベクトルriが欠けているという条件で近似値yを再構成する。再構成は2つのステップに分割される。第1のステップにおいて、(11)の右辺第1項の和に従って部分的に再構成されたベクトルは、部分ベクトル再構成ユニット36において形成される。第2のステップにおいて、(11)の右辺第2項の和は、コードブック平均加算器38において形成され、復号化ベクトルyを形成するために右辺第1項の和に加算される。
通常、説明した実施例の種々のブロックの機能性は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロ/信号プロセッサの組合せ及び対応するソフトウェアにより達成される。
通常、説明した実施例の種々のブロックの機能性は、1つ以上のマイクロプロセッサ又はマイクロ/信号プロセッサの組合せ及び対応するソフトウェアにより達成される。別の可能性は、ASIC(特定用途向け集積回路)又はFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)として本発明を実現することである。
各レイヤ指標niの可逆符号化が上述の階層化符号化方式を更に効率的にできることは明らかである。ハフマン符号化又は算術符号化等の典型的な技術は、このタスクに特に適切である。
ベクトルxが格子点y∈Λに量子化される場合、ベクトルxのエネルギーが高くなると、符号化に必要とされる総ビット数は多くなる。全てのレイヤが受信される場合、ソースベクトルxを事前に変倍することは、最終的なMSE(平均二乗誤差)に直接影響を及ぼす。ソースベクトルが上向きに変倍される場合、最終的なMSEは減少し、ソースベクトルが下向きに変倍される場合、最終的なMSEは増加する。しかし、高エネルギーのソースベクトルの場合、量子化ベクトルyを表すのに必要とされる総ビット数は増加する。一般にこれは、応用例に依存する妥協点である。例えば、オーディオ符号化の場合、最終的なMSEがマスクノイズ閾値に対応するため、全てのレイヤが受信される場合に透過的な符号化を行なうということが必要とされる場合がある。ソースベクトルが上向きに変倍される場合、最終的なMSEは減少し、ソースベクトルが下向きに変倍される場合、最終的なMSEは増加する。しかし、高エネルギーのソースベクトルの場合、量子化ベクトルyを表すのに必要とされる総ビット数は増加する。一般にこれは、応用例に依存する妥協点である。例えば、オーディオ符号化の応用例において、マスキング閾値は、信号の音響心理解析の実行後に周波数領域において得られる。それらマスキング閾値は、人間の耳で認識可能な符号化ノイズのレベルを判定する。透過的な不可逆符号化の目的は、符号化ノイズレベルが認識可能なノイズレベルを下回るようにスペクトル係数を符号化することである。これは、認識可能なノイズレベルに合致する最終的な平均二乗誤差を導くスペクトル係数の適切な変倍(scaling)を選択することにより、全てのレイヤが受信される場合に透過的な符号化を行なうことであると言い換えられる。
先に示されたように、本発明の基本概念は、可変レート格子ベクトルの量子化に関する。特に、本発明の概念は、ボロノイコードを使用することにより融通性をもって逐次改善可能にソースベクトルを符号化するために格子分割アルゴリズムを使用することである。各改善されたレイヤは、ある特定のボロノイコードブックに属するコードベクトルから構成される。各改善されたレイヤの大きさの選択は、各レイヤの各改善されたボロノイコードブックが動的に変化する大きさを有するように常に選択されてもよく、且つ異なる格子から得られてもよいという点で融通性がある。
ボロノイコードブックの集合のエントリに対応する指標の集合を最適に復号化する方法を示した。ここで、各指標は既に符号化された指標を更に改善する。
本発明は、いくつかの利点を有する。その一部は以下の通りである。即ち、
・複雑さが小さいこと、
・必要とされるメモリが少ないこと、
・実行中に指標付けすること、
・説明された方式により、量子化ソースベクトルxの階層化表現の形成が可能になり、それにより復号化器は、送信情報の一部が復号化器に到達しない場合にソースベクトルの低品質バージョンを回復できること、
・階層化表現は、コードブックを再設計する必要なく又はテーブルを指標付けする必要なく常に変更可能であり、これにより符号化器は、要望に応じて特定の階層化構成を効率的に構成できること、
・格子の変倍と過負荷との内、少なくともいずれかの問題を軽減することである。
添付の請求の範囲により定義される本発明の範囲から逸脱せずに、種々の変形及び変更が本発明に対して行なわれてもよいことが当業者には理解されるだろう。
付 録 I
この付録においては、格子分割について、すなわち格子ベクトルを整数で除算することについて説明する。コンウェイ及びスローアンにおいて説明されるように、その技術の有用性は、最も近接するものを算出する高速アルゴリズムの存在に基づく。
次元dの任意のベクトルxに対して、y=QΛ(x)は格子Λのxの最も近接するものを示す。ベクトルy∈Λ及びボロノイコードブックCΛ(p,a)を考慮し、以下の式を仮定する:
q=QΛ(y−a)/p (17)
これは、y−a=pq+pεであることを意味し、εはボロノイ領域VΛ(0)に属する。
これは、以下と同等である。
y=pq+a+pε (18)
ここで、y及びqの双方が格子Λに属し、且つpが整数であるため、a+pεは格子点となる必要があり、ε∈VΛ(0)であるため、r=a+pε∈CΛ(p,a)を有する必要がある。従って、以下の式が得られる。
y=pq+r、ただし、r∈CΛ(p,a) (19)
このベクトルyを分解する方法は、ユークリッド除法に類似しており、格子が次元d=1の格子である場合にはユークリッド除法と同等である。qを整数pによるyの除算の商と呼び、rを剰余と呼ぶ。しかし、d>1の場合、q及びrの双方はベクトルである。
ベクトルaを考慮すると、その機能は結び付きをなくすことであるが、通常、コードエネルギーが可能な限り小さくなるように最適化される。もし、
Figure 0004801160
の場合、単純な平行移動により、aがVΛ(0)に属するベクトル及び格子点の和であると書ける。従って、格子点は結果として平行移動されたボロノイコードとなり、ベクトルが原点0の周囲のボロノイ領域内になること、即ち、a∈VΛ(0)であることが一般性を失わずに仮定される。
以下の段落において、格子分割の領域特性を考察する。
ベクトルy∈Λと仮定し、a∈VΛ(0)とする。y∈CΛ(k,a)となるような全ての正の整数kの集合は、y∈CΛ(n,a)となるような可能な最小の正の整数nだけ低く制限される。nをyの次数と呼び、nはdega(y)により示される。
(19)に従う格子分割を使用することにより、r∈CΛ(p,a)の時、ベクトルy∈Λはy=pq+rと表される。これは、dega(y)がp以下である必要があることを示す。ここで、定義y∈CΛ(dega'(y),a’)により、a’∈VΛ(0)とする。y−rがCΛ(dega'(y)+p,a’+a)に属することが示されるため、以下のことを示すことができる。
Figure 0004801160
ここで、p=1の場合、すぐにr=0及びq=yとなるため、dega'(q)=dega'(y)となる。次に、p≧2と仮定する。a及びa’がVΛ(0)に属するため、a’+a∈2VΛ(0)及びb=(a+a’)/p∈(2/p)VΛ(0)⊂VΛ(0)となる。従って、以下の式が得られる。
Figure 0004801160
これにより、全ての正の整数p及び任意の格子ベクトルに対して、商ベクトルqの次数は以下を満足する必要がある。
Figure 0004801160
付 録 II
初期ベクトルy0∈Λから開始する格子分割アルゴリズムは、正の整数の集合による先行する格子分割の商に対して連続する格子分割を適用する。pi=1である任意のステップにより結果が変更されないため、整数piが少なくとも2に等しいという仮定が必要とされる。
適切に選択されたベクトルb1,b2,……∈VΛ(0)の時にmi=degbi(yi)と書く場合、アルゴリズムの繰返しにより以下が得られる。
Figure 0004801160
仮定によりpi≧2であるため、次数展開の上限境界が得られる。
Figure 0004801160
ここで、以下のことが示される。
Figure 0004801160
kがm0を表すのに使用されるビット数である場合、i>kに対してmi≦2、即ち、あるbiに対してyi∈CΛ(2,bi)であることが必要である。これは、分割アルゴリズムがボロノイコードに属する点yi∈CΛ(2,bi)、i>kを常に導くことを示す。
任意のpi,i>kが厳密に2より大きい場合、アルゴリズムは一意のコードベクトルとして原点0を有するコードブックCΛ(1,bi)に収束する。
全てのpiが、pi=2,i>kである場合、アルゴリズムはyk+1=2yk+2+rk+2を導く。yk+1∈C(2,ak+2)の場合、必ずyk+2=0となり、アルゴリズムは収束する。さもなければ、
Figure 0004801160
の場合、−yk+1∈C(2,ak+2)を有する必要があり、すぐにyk+2=yk+1及びrk+2=−yk+1となり、アルゴリズムは収束する。
このように、アルゴリズムはゼロか又は2VΛ(0)に含まれる別の格子点に常に収束する。
付 録 III
生じる可能性のある疑問は、生成されたコードが一意であるかということである。この疑問に解答するために、以下のアルゴリズムを2回繰返すことを考慮する。
i=pi+1i+1+ri+1、及び
i+1=pi+2i+2+ri+2 (26)
次に以下の式が書ける。
Figure 0004801160
式(27)は、
Figure 0004801160
がボロノイコードである場合、アルゴリズムの2回の繰返しがpi+1、pi+2の積である整数
Figure 0004801160
による1回の繰返しと等しいことを示す。しかし、一般にこれは当てはまらず、
Figure 0004801160
であることのみを示すことができるに過ぎない。しかし、これは境界コードのみであり、
Figure 0004801160
の全てのコードベクトルが使用されることはない。
次に、コードベクトル
Figure 0004801160
と対(ri+1, ri+2)との間の1対1のマッピングがあることを示す。実際には、
Figure 0004801160
を有し、ri+1∈CΛ(pi+1, ai+1)と仮定すると、ri+2は一意に判定されるためri+1である。
1対1のマッピングが存在するということは、2つの(ri+1, ri+2)が同一の
Figure 0004801160
を導かず、従って生成されたコードが一意であり、且つその点で効率的であることを意味するため重要である。
Figure 0004801160
が必ずしもボロノイコードではないということにより、平均の平均二乗誤差に関して非効率的になるが、これは階層化符号化を有するために払われる周知の代償である。
整数格子Z2のボロノイコードブックの概念を示す図である。 六方格子A2のボロノイコードブックの概念を示す図である。 本発明に従ってベクトル量子化方法の一実施例を示すフローチャートである。 図3のベクトル量子化方法の1回の繰返しを示す図である。 図3の方法に基づくベクトル量子化の一例を示す図である。 本発明のベクトル量子化方法を使用する符号化器の一実施例を示す図である。 本発明の復号化方法を使用する復号化器の一実施例を示す図である。

Claims (12)

  1. 格子Λ0に属する格子ベクトルによりベクトルxを近似する工程と、
    i=1……kであり、且つkが整数pi≧2の各シーケンス中の要素数を表す2以上の正の整数である場合、対応する所定のシーケンスからの整数による格子分割により、連続する格子Λi-1上において前記格子ベクトルを商ベクトルyiのシーケンス及び剰余ベクトルriのシーケンスに逐次分解する工程とを有し、
    連続する各分解は、
    i+1 =QΛi(yi−ai+1)/pi+1
    i+1=yi−pi+1i+1
    に従って取得され、QΛi(yi−ai+1)/pi+1は格子Λiへのベクトル(yi−ai+1)/pi+1の量子化を示し、
    iが格子Λi-1のボロノイ領域VΛi-1(0)に属する所定の変位ベクトルであり、各格子点が前記ボロノイ領域を変倍したボロノイ領域の境界線上に位置しないように該変倍したボロノイ領域を変位させるために選択されることを特徴とするベクトル量子化方法。
  2. 全ての格子Λiが同一の格子Λであることを特徴とする請求項1に記載のベクトル量子化方法。
  3. 請求項1又は2に記載のベクトル量子化方法に従ってベクトルxを量子化する工程と、
    対応するボロノイコードブックVΛi-1(pi,ai)中の各剰余ベクトルriを符号化する工程と、
    前記符号化された剰余ベクトルri、そのような剰余ベクトルriの数k、及び前記ボロノイコードブックVΛi-1(pi,ai)を規定する前記整数pi及び前記変位ベクトルaiの前記シーケンスを含むパラメータの集合により前記ベクトルxを表す工程とを有することを特徴とする符号化方法。
  4. i-1が格子Λi-1の生成行列である場合、
    i=[Gi-1 -1i]modpi, i=1……k
    のように前記剰余ベクトルriを符号化する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の符号化方法。
  5. 前記符号化された剰余ベクトルri及びそのような剰余ベクトルriの前記数kを復号化器に転送する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の符号化方法。
  6. 最後の剰余ベクトルrkの符号を表す符合ビットbを前記復号化器に転送する工程を含むことを特徴とする請求項5に記載の符号化方法。
  7. 請求項3に記載の符号化方法に従って符号化されるベクトルxを表す符号化パラメータを受信する工程と、
    Figure 0004801160
    に従って、前記ベクトルxの近似値yを再構成する工程とを有し、
    l≦kは、欠落した符号化剰余ベクトルの数を表す正の整数であり、
    Figure 0004801160
    は対応するボロノイコードブックのコードベクトルの平均を示すことを特徴とする復号化方法。
  8. 符号化された剰余ベクトルriと、そのような剰余ベクトルriの数kのみを受信し、受信側において記憶装置から前記整数pi及び前記変位ベクトルaiの集合を検索する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の記載の復号化方法。
  9. 格子Λ0に属する格子ベクトルによりベクトルxを近似する格子量子化器(10)と、
    i=1……kであり、且つkが整数pi≧2の各シーケンス中の要素数を表す2以上の正の整数である場合、対応する所定のシーケンスからの整数による格子分割により、連続する格子Λi-1上において前記格子ベクトルを商ベクトルyiのシーケンス及び剰余ベクトルriのシーケンスに逐次分解する前記格子量子化器に接続される格子ベクトル分解器(14)とを有し、
    連続する各分解は、
    i+1 =QΛi(yi−ai+1)/pi+1
    i+1=yi−pi+1i+1
    に従って取得され、QΛi(yi−ai+1)/pi+1は格子Λiへのベクトル(yi−ai+1)/pi+1の量子化を示し、
    iが格子Λi-1のボロノイ領域VΛi-1(0)に属する所定の変位ベクトルであり、各格子点が前記ボロノイ領域を変倍したボロノイ領域の境界線上に位置しないように該変倍したボロノイ領域を変位させるために選択されることを特徴とするベクトル量子化器。
  10. 請求項9に記載のベクトル量子化器と、
    対応するボロノイコードブック中の各剰余ベクトルriを符号化する前記ベクトル量子化器に接続されるボロノイ格子符号化器(16)とを有することを特徴とする符号化器。
  11. i-1が格子Λi-1の生成行列である場合、
    i=[Gi-1 -1i]modpi,i=1……k
    のように前記剰余ベクトルriを符号化するボロノイ格子符号化器(16)を含むことを特徴とする請求項10に記載の符号化器。
  12. Figure 0004801160
    のように、請求項10又は11に記載の符号化器により符号化される受信符号化パラメータにより表されるベクトルxの近似値yを再構成するベクトル再構成ユニット(34)とを有し、
    l≦kは、欠落した符号化剰余ベクトルの数を表す正の整数であり、
    Figure 0004801160
    は対応するボロノイコードブックのコードベクトルの平均を示すことを特徴とする復号化器。
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