JP4799131B2 - Expandable molded body and filler - Google Patents
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Description
本発明は、充填具に備えられる膨張性部材を形成するための膨張性成形体、及び充填具に関するものである。 The present invention relates to an expandable molded body for forming an expandable member provided in a filler, and a filler.
車両ピラー等に代表される中空構造体において、強度や剛性が不足したり、中空部における空気の流動により異音が発生したりする等の不具合が生じる場合には、その中空部に充填体を充填することが提案されている。すなわちその不具合は、中空部を充填体で部分的に閉塞することにより抑制される。この充填体を中空構造体に充填するには、加熱膨張する膨張性部材と、この膨張性部材を支持する支持部材とを備えた充填具が使用される。この充填具は、支持部材を利用して中空構造体の内部に配置された後に、中空構造体とともに加熱される。そして、膨張性部材が加熱膨張しつつ硬化することにより、膨張性部材から充填体が形成される。このような充填具は、中空構造体の内部を充填体によって適切に充填するために、中空構造体の断面形状に沿った形状をなすように設計されている。ところで、充填具が適用される中空構造体は、様々な形状をなしているため、中空構造体の種類や充填体を充填する位置に応じて、形状の異なる充填具を準備する必要がある。すなわち、中空構造体の形状に応じて充填具を準備することは、充填具の設計や製造に手間がかかるといった問題が生じている。そこで特許文献1では、直線状に押出成形された膨張性成形体から膨張性部材を曲成する技術が提案されている。この膨張性部材は、膨張性成形体を支持部材の形状に沿って曲げ変形させることにより形成されるため、形状の異なる膨張性部材であっても、共通の膨張性成形体から形成することができる。従って、膨張性部材の設計や製造の簡素化を図ることができる。
ところで、上記特許文献1の膨張性成形体を所定の形状となるように曲げ変形させつつ支持部材に組み付ける作業は、膨張性成形体の弾性力に抗して行われるため、予め所定の形状に成形された膨張性部材を組み付ける作業よりも煩雑となる。すなわち、膨張性成形体から膨張性部材を曲成すれば、膨張性部材の設計や製造の簡素化を図ることができるものの、組み付け作業に手間がかかるという問題があった。 By the way, the work of assembling to the support member while bending and deforming the expandable molded body of Patent Document 1 to a predetermined shape is performed against the elastic force of the expandable molded body. This is more complicated than the work of assembling the molded inflatable member. That is, if the expandable member is bent from the expandable molded body, the design and manufacture of the expandable member can be simplified, but there is a problem that the assembling work is troublesome.
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、支持部材への組み付け作業の手間を軽減することのできる膨張性成形体、及び設計や製造の簡素化を図ることのできる充填具を提供することにある。 The present invention has been made in view of such conventional circumstances, and an object thereof is to achieve an expansible molded body that can reduce the work of assembling to a support member, and simplification of design and manufacture. An object of the present invention is to provide a filling device that can be used.
上記の目的を達成するために請求項1に記載の膨張性成形体は、加熱膨張する膨張性部材と該膨張性部材を支持する支持部材とを備えるとともに中空構造体の内部を前記膨張性部材の加熱膨張によって充填すべく該中空構造体の内部に配置される充填具において、前記膨張性部材を曲成するための膨張性成形体であって、前記膨張性成形体は、前記膨張性部材を曲成する際に接近される両端部を有し、複数の本体部と、該複数の本体部を連結する連結部とを備え、該連結部の両側面間の距離は、前記本体部の両側面間の距離よりも短いことを要旨とする。 In order to achieve the above object, the inflatable molded body according to claim 1 includes an inflatable member that expands by heating and a support member that supports the inflatable member, and the inside of the hollow structure body includes the inflatable member. and have you the filling device disposed inside the hollow structure to be filled by the thermal expansion of an inflatable shaped body for the bent of the inflatable member, the inflatable shaped body, said inflation have opposite ends which are closer sexual member when the bent, with a plurality of body portions, and a connecting portion for connecting the main body portion of the plurality of the distance between both sides of the connecting portion, said body The gist is that it is shorter than the distance between both side surfaces of the part.
この構成によれば、本体部よりも両側面間の距離が短く形成されている連結部は、本体部よりも容易に曲げ変形される部位として機能する。このため、連結部の曲げ変形を利用することによって、支持部材に沿った形状をなす膨張性部材を容易に曲成することができる。 According to this structure, the connection part in which the distance between both side surfaces is formed shorter than the main body part functions as a part that is bent and deformed more easily than the main body part. For this reason, the expansible member which makes the shape along a support member can be easily bent by utilizing the bending deformation of a connection part.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の膨張性成形体において、前記本体部と前記連結部がそれぞれ複数設けられるとともに、その本体部と連結部とは交互に連なっていることを要旨とする。 The invention according to claim 2 is that in the expandable molded body according to claim 1, a plurality of the main body portions and the connection portions are provided, and the main body portions and the connection portions are alternately connected. The gist.
この構成によれば、多角形状をなす膨張性部材を一つの膨張性成形体で曲成することが容易である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の膨張性成形体において、前記本体部又は前記連結部が、前記本体部と前記連結部とが連なる方向の寸法を調整する調整部を有していることを要旨とする。
According to this configuration, it is easy to bend the inflatable member having a polygonal shape with one inflatable molded body.
According to a third aspect of the present invention, in the expandable molded article according to the first or second aspect, the main body part or the connecting part adjusts a dimension in a direction in which the main body part and the connecting part are connected. The gist is to have an adjustment section.
この構成によれば、調整部によって膨張性成形体の寸法を調整しつつ、支持部材に組み付けることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の膨張性成形体において、前記連結部の少なくとも一部を前記調整部として機能させるべく、前記連結部には、前記本体部と前記連結部とが連なる方向と異なる方向に膨出する膨出部が形成されていることを要旨とする。
According to this structure, it can assemble | attach to a support member, adjusting the dimension of an expandable molded object by an adjustment part.
According to a fourth aspect of the present invention, in the expandable molded body according to the third aspect, the main body portion and the connecting portion are provided on the connecting portion so that at least a part of the connecting portion functions as the adjusting portion. The gist is that a bulging portion that bulges in a direction different from the direction in which the two are connected is formed.
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の膨張性成形体において、前記本体部を前記調整部として機能させるべく、前記本体部が環状に形成されていることを要旨とする。
前記調整部は、例えば請求項4又は請求項5に記載の態様を採用することができる。
The gist of the invention described in claim 5 is that, in the expandable molded article according to claim 3, the main body is formed in an annular shape so that the main body functions as the adjusting part.
The said adjustment part can employ | adopt the aspect of Claim 4 or Claim 5, for example.
請求項6に記載の充填具は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の膨張性成形体から曲成された前記膨張性部材が前記支持部材に支持されていることを要旨とする。
この構成によれば、形状の異なる膨張性部材であっても、共通の膨張性成形体から形成することができる。
The filler according to claim 6 is summarized in that the expandable member bent from the expandable molded body according to any one of claims 1 to 5 is supported by the support member. And
According to this structure, even if it is an expansible member from which a shape differs, it can form from a common expansible molded object.
本発明の膨張性成形体によれば、支持部材への組み付け作業を容易に行うことができる。
本発明の充填具によれば、設計や製造の簡素化を図ることができる。
According to the expandable molded article of the present invention, the assembling work to the support member can be easily performed.
According to the filling tool of the present invention, design and manufacturing can be simplified.
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように膨張性成形体11には、四角形状の本体部12と、この本体部12に連結する四角板状の連結部13とが備えられている。本体部12と連結部13とはそれぞれ複数設けられるとともに本体部12と連結部13とが交互に連なることにより、膨張性成形体11は全体として直線状をなしている。この膨張性成形体11は、図2(a)に示される充填具21に備えられる四角環状の膨張性部材22を曲成するためのものである。この膨張性部材22は外部から伝わる熱によって加熱膨張する部材であって、この充填具21は、さらに膨張性部材22を支持する支持部材23を備えている。そしてこの充填具21は、図3に示すように支持部材23によって中空構造体としての車両ピラー51に固定されることにより、車両ピラー51の内部に配置された後に、膨張性部材22を加熱膨張させることにより形成される充填体によって、車両ピラー51の内部を充填するものである。なお、本明細書でいう上下は図1及び図2(a)を基準とした上下をいう。
Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the expandable molded
図1に示すように、膨張性成形体11の一側面は平面状をなす一方で、膨張性成形体11の他側面は連結部13の側面が凹部となる凹凸状をなしている。すなわち、連結部13は、その両側面間の距離D1が、本体部12の両側面間の距離D2よりも短くなるように形成されている。換言すると、膨張性成形体11は複数の本体部12に対して、その本体部12よりも縮幅された連結部13が連結して構成されている。このように形成されている連結部13は、本体部12よりも容易に曲げ変形される部位として機能する。そして、この膨張性成形体11では連結部13の両側面のうち、いずれか一方の側面を膨出させる方向に対して容易に曲げ変形させることができる。なお、連結部13の両側面は、膨張性部材22を曲成するに際して膨出される面と、その膨出される面の裏面である。一方、本体部12の側面は連結部13の側面に連なる面である。連結部13の両側面間の距離D1、及び本体部12の両側面間の距離D2は、本体部12と連結部13とが連なる方向に対して、略直交する方向の距離である。
As shown in FIG. 1, one side surface of the expandable molded
膨張性成形体11は、加熱膨張する膨張性材料から一体成形されている。膨張性材料は充填体に要求される機能に応じて適宜選択すればよい。膨張性材料の成分としては、例えば基材、発泡剤、及び架橋剤の他、充填剤、可塑剤等が挙げられる。基材としては合成樹脂、エラストマー、ゴム等が挙げられる。合成樹脂は熱硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂に分類され、熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられ、熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン、EVA(エチレン/ビニルアセテートコポリマー)等が挙げられる。エラストマーとしてはSBS(スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマー)等、ゴムとしてはNR(天然ゴム)、ENR(エポキシ化天然ゴム)、EPM(エチレン/プロピレンゴム)等が挙げられる。発泡剤としてはアゾジカルボンアミド、ジニトロペンタメチレンテトラミン等、架橋剤としては周知のジメチルウレア、ジシアンジアミド、充填剤としては炭酸カルシウム、硫酸バリウム、フェライト、シリカ等が挙げられる。なお、充填体に要求される機能としては、遮音機能、制振機能の他、剛性を高める機能、補強機能、吸音機能、衝撃吸収機能等が挙げられる。
The expandable molded
膨張性成形体11の成形方法は限定されず、膨張成形体は射出成形等の成形方法や、押出成形、打ち抜き成形等の各種成形方法を組み合わせることにより成形される。そして、連結部13の曲げ変形を利用することにより、膨張性成形体11から図2(a)に示される膨張性部材22が曲成される。本実施形態では、凹凸状をなす側面が内側となるように膨張性成形体11の連結部13を曲げ変形させることにより、四隅を有する膨張性部材22が形成されている。
The molding method of the expandable molded
この膨張性部材22を支持する支持部材23は、四角枠状をなす支持部24と、この支持部24の上面から突設される複数の突出部25とを備えている。さらに支持部材23には、支持部24の内周縁に立設される内周壁部26と、この内周壁部26の内側を閉塞する閉塞部27とが備えられている。この支持部材23は、支持部24に設けられる取付係合部28によって車両ピラー51(図3参照)の内部に固定される。
The
支持部24の上面は、膨張性部材22が支持される支持面24aとして構成される一方で、膨張性部材22の下面は被支持面22aとして構成され、膨張性部材22は支持面24aに被支持面22aを当接して支持部24に支持される。また、膨張性部材22(図1に示される膨張性成形体11)の本体部12には、それぞれ挿入孔14が被支持面22aに略直交する方向に貫設されている。そして、これらの挿入孔14にはそれぞれ突出部25が挿入されることによって、支持面24a上に膨張性部材22が位置決めされるとともに、膨張性部材22が支持部24に好適に保持されようになる。さらに、図2(b)に示すように挿入孔14には、その内周面から突出する係合突起14aが形成されている。一方、突出部25の先端には、突出部25が突出する方向と略直交して突出する係合爪25aが設けられている。そして、挿入孔14に突出部25が挿入されるに際して、図2(b)に二点鎖線で示すように、係合爪25aが係合突起14aに係合されることにより、支持部24に対する膨張性部材22の保持力を十分に得ることができるようになる。
The upper surface of the
支持部材23を形成する材質は、膨張性部材22の膨張時において実質的に変形せずに支持機能を発揮する材質であれば特に限定されない。すなわち、膨張性部材22を膨張させる温度よりも高い軟化温度を有する材質を適宜選択すればよい。支持部材23の材質としては、例えば合成樹脂や金属等が挙げられ、その材質の中でも、成形性に優れるという観点から合成樹脂が好ましい。本実施形態ではポリアミド系樹脂を採用するとともに、このポリアミド樹脂から一体成形されている。
The material forming the
この充填具21の支持部材23に膨張性部材22を組み付けるには、図1に示される膨張性成形体11を図2(a)に示される支持部24に沿った形状に曲げ変形しつつ、挿入孔14に突出部25を挿入する。この組み付け作業において、膨張性成形体11の連結部13は、本体部12よりも容易に曲げ変形される部位として機能するため、支持部24に沿った形状の膨張性部材22を容易に曲成することができる。また、支持部24を例えば三角枠状の支持部に変更した場合には、膨張性成形体11を三角枠状に曲げ変形させることにより、その支持部に沿った形状の膨張性部材を形成することができる。すなわち、支持部の全体形状が異なる充填具であっても、共通の膨張性成形体11からその支持部に適合した膨張性部材を形成することができる。
In order to assemble the
この充填具21を使用するには、まず支持部材23を車両ピラー51に固定する。本実施形態の充填具21は、図3に示すようにインナピラー52に貫設される取付孔52aに対して取付係合部28を係合させることにより、インナピラー52に固定される。次いで、インナピラー52にアウタピラー53が組み付けられることによって車両ピラー51が形成されるとともに、図4(a)に示すように車両ピラー51の内部に充填具21が配置される。こうして充填具21が配置された車両ピラー51は、車両ボディの一部を構成し、その車両ボディには電着塗装、焼付塗装等の塗装が施される。こうした車両の製造工程において、車両ボディが乾燥炉内で加熱される際に、充填具21は所定温度で所定時間、加熱される。すると、図4(b)に示すように膨張性部材22が発泡を伴って膨張するとともに硬化することによって充填体29が形成される。本実施形態の支持部材23には、内周壁部26が膨張性部材22の内周面に沿って立設されている。この内周壁部26により、支持部24の内側へ向かう膨張性部材22の膨張が規制される結果、車両ピラー51の内周面へ向かう膨張性部材22の膨張が促進されるため、充填体29が車両ピラー51の内周面に好適に密着される。
In order to use the filling
このようにして、充填体29と閉塞部27とによって車両ピラー51の内部における所定の部位が遮断される。なお、この充填体29は発泡剤による発泡を利用して、膨張性部材22を膨張させることによって形成されているため、独立又は連続の気泡構造を有している。このように所定の部位が遮断された車両ピラー51では、その剛性、車両の走行時の遮音性、制振性等についての向上が図られている。
In this manner, a predetermined portion inside the
本実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
(1) この膨張性成形体11において、両側面間の距離が本体部12よりも短く形成されている連結部13は、本体部12よりも容易に曲げ変形される部位として機能する。このため、連結部13の曲げ変形を利用することによって、支持部材23に沿った形状をなす膨張性部材22を容易に曲成することができる。この結果、支持部材23に組み付ける組み付け作業の手間を軽減することができる。
The effects exhibited by this embodiment will be described below.
(1) In the expandable molded
また、全体形状の異なる膨張性部材であっても、共通の膨張性成形体11から形成することができる。すなわち、例えば膨張性部材の全体形状に応じた金型の設計について、その手間を省くことができるようになる。また例えば、全体形状の異なる膨張性部材の必要性に応じて、その都度、膨張性部材を製造する手間を省くことができるようになる。
Moreover, even if it is an expansible member from which whole shape differs, it can form from the common expansible molded
このように、膨張性部材の設計や製造の簡素化を図ることができるとともに、組み付け作業の手間も軽減することができることから、形状の多様化した充填具21に対しても十分な生産性を確保することができる。
As described above, the design and manufacture of the inflatable member can be simplified, and the labor for assembling can be reduced, so that sufficient productivity can be achieved for the filling
さらに、連結部13の曲げ変形によって膨張性部材22を曲成することができるため、本体部12の設計については、本体部12の曲げ変形を考慮せずに行うことができるようになる。すなわち、膨張性部材22に要求される充填性能や、得られる充填体29に要求される機能に応じて、例えば本体部12の体積を増大させることができる。従って、曲成した膨張性部材22について、その充填性能を十分に確保することができるとともに、得られる充填体29の機能を十分に発揮させることができる。
Furthermore, since the
(2) 本体部12と連結部13とがそれぞれ複数設けられるとともに、その本体部12と連結部13とが交互に連なる膨張性成形体11によれば、多角形状をなす膨張性部材22を一つの膨張性成形体11で曲成することが容易である。このため、膨張性部材22を構成する部品の数を削減することができるようになるため、組み付け作業の簡略化を図ることができる。
(2) According to the inflatable molded
(3) この充填具21は、膨張性成形体11から曲成して得られた膨張性部材22が支持部材23に支持されたものである。この充填具21は、形状の異なる膨張性部材22であっても、共通の膨張性成形体11から形成することができるため、設計や製造の簡素化を図ることができる。さらに、連結部13の曲げ変形を利用した膨張性部材22では、曲げ変形に伴う弾性力が抑制されるため、支持部材23に支持されている膨張性部材22の形状も安定した状態となる。このため、特に枠状に形成された膨張性部材22において、その不連続部分である両端部が接近した状態に維持され易くなる。この結果、膨張性部材22の枠形状が好適に保持されるため、車両ピラー51における所定の部位を好適に充填することができる。
(3) This
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 膨張性成形体11の全体形状は、直線状に限定されない。すなわち、本体部12と連結部13とが連なっていればよく、例えば曲線状等の線状に変更しても同じ効果を奏する。
In addition, the said embodiment can also be changed and actualized as follows.
-The whole shape of the expansible molded
・ 本体部12の数は複数であれば、その数は特に限定されない。また、連結部13の数は、単数でもよいし複数でもよい。
・ 複数の膨張性成形体11を用いて、一つの膨張性部材22を形成してもよい。例えば、図2(a)に示される膨張性部材22を、L字状に曲成された膨張性部材22を組み合わせることにより、形成してもよい。この場合、二つの本体部12を一つの連結部13により連結した膨張性部材22を使用することができる。
-If the number of the main-
A single
・ 本体部12と連結部13とは、一体成形されているが、本体部12と連結部13とを別体で成形した後に、その本体部12と連結部13とを接着剤等を用いて接合することにより、膨張性成形体11を形成してもよい。ただし、本体部12と連結部13とを一体成形すれば、膨張性成形体11の生産性を向上することができる。
The
・ 挿入孔14を省略することもできる。この場合、突出部25を設けずに、例えば支持面24aの外周縁に外周壁部を立設する。そして、その外周壁部と内周壁部26とによって膨張性部材22(膨張性成形体11)を挟持させることにより、支持部24に膨張性部材22を支持させることができる。また例えば、接着剤によって膨張性部材22を支持部24に接着しても、支持部24に膨張性部材22を支持させることができる。
-The
・ 係合突起14aを省略することもできる。この場合、十分な保持力を得るという観点から、突出部25が嵌入される大きさに挿入孔14を形成することが好ましい。
・ 複数の挿入孔14のすべてに係合突起14aを設けなくてもよい。すなわち、複数の挿入孔14の少なくとも一つに係合突起14aを設けても、支持部24に対する膨張性部材22の保持力を高める効果が得られる。
The
-It is not necessary to provide the
・ 膨張性部材22に突起を設けるとともに、支持部24にその突起が挿入又は嵌合される支持孔を貫設することもできる。そして、支持孔に突起が挿入又は嵌合された状態で、支持部24に膨張性部材22が支持されるように構成してもよい。このように構成した場合でも、支持面24a上に膨張性部材22を位置決めしたり、支持部24に対する膨張性部材22の保持力を向上させたりすることができる。
-While providing the protrusion in the
・ 被支持面22aは膨張性部材22(膨張性成形体11)の下面に限定されず、膨張性部材22(膨張性成形体11)の側面を被支持面22aとして構成することもできる。図5(a)に示す膨張性成形体11は、図5(b)に示す支持部材23に適用されるものである。この膨張性成形体11では、側面に略直交して嵌合孔15が貫設されている。そして、図5(b)に示される支持部材23では、支持部24の外周面が支持面24aとして構成される一方で、この膨張性部材22では、その内側面が被支持面22aとして構成されている。なお、この膨張性部材22は図5(b)及び図5(c)に示すように、支持面24aから突設される突出部25が嵌合孔15に嵌合されることにより、支持面24aに支持されている。
The supported
・ 本体部12及び連結部13の形状は特に限定されない。例えば本体部12を三角形状や柱状に形成してもよい。また例えば、連結部13を円柱状に形成してもよい。なお、本体部12又は連結部13が、本体部12と連結部13とが連なる方向に延びる円柱状をなす場合、円柱状の本体部12又は円柱状の連結部13における両側面間の距離は、本体部12又は連結部13の直径である。
-The shape of the main-
・ 連結部13の形状の変更例としては、例えば図6(a)に示す膨出部16が挙げられる。この連結部としての膨出部16は、本体部12と膨出部16とが連なる方向とは異なる方向に膨出するように形成されることにより、本体部12と膨出部16とが連なる方向の寸法を調整する調整部として機能する。図6(a)に示す膨出部16はそれぞれ屈曲状(V字状)をなして形成されている。この膨出部16を有する膨張性成形体11は、図6(b)に示される荷重を受けていない状態から、膨出部16の弾性変形によって、図6(c)に示される圧縮状態又は図6(d)に示される伸長状態に変形可能である。こうした膨張性成形体11では、膨出部16の伸縮を利用することにより寸法を調整しつつ、図7に示すように支持部材23に組み付けることができる。このため、例えば突出部25の間隔と挿入孔14の間隔とに寸法誤差が生じていたとしても、膨出部16の伸縮によって、その寸法誤差を容易に吸収させることができる。従って、支持部材23に対する組み付け作業を、より円滑に行うことができる。なお、図6(a)に示す膨張性成形体11では、連結部13の全体を膨出部16として構成しているが、連結部13の一部に膨出部16を形成してもよい。また、膨出部16の形状は特に限定されず、例えば湾曲状に変更することもできる。
-As an example of a change of the shape of the
・ さらに、膨張性成形体11の一部を調整部として機能させる態様としては、図8(a)に示す本体部12が挙げられる。この本体部12は、円環状に形成されるとともに直径が変化するように弾性変形するものである。すなわち、この膨張性成形体11は図8(b)に示される荷重を受けていない状態から、図8(c)に示される伸長状態又は図8(d)に示される圧縮状態に変形可能である。このため、連結部13の曲げ変形に加えて、本体部12の伸縮を利用して膨張性成形体11を支持部材23に組み付けることができる。なお、調整部として機能する本体部12の形状は、円環状に限らず、四角環状、三角環状等の環状に変更することもできる。
Furthermore, as an aspect in which a part of the expandable molded
・ 図9に示すように、膨張性成形体11の側部において、膨張性成形体11を縮幅させるべく、スリット17を形成することによって、複数の本体部12を連結する連結部13を形成してもよい。この膨張性成形体11は、図10に示すようにスリット17が形成されている側面が外周面となるように、連結部13を曲げ変形することにより、膨張性部材22を曲成する。こうしたスリット17の拡開を伴った連結部13の曲げ変形を利用することで、膨張性部材22を容易に曲成することができる。なお、このスリット17は、柱状の成形体を例えば押出成形によって成形した後に、その成形体の側部に切断刃によって切り込みを入れることによって形成することができる。
As shown in FIG. 9, in order to reduce the width of the expandable molded
・ 図10に示すように、突出部25と挿入孔14とは必ずしも一対一に対応している必要はない。すなわち、挿入孔14を、突出部25の数よりも多く形成してもよい。この場合、複数の挿入孔14のうち、突出部25と対応する位置の挿入孔14のみに、突出部25を挿入して膨張性部材22を支持部24に支持させる。
-As shown in FIG. 10, the
・ 膨張性成形体11の製造方法としては、膨張性成形体11を一つずつ成形する他に、膨張性成形体11の複数が連なる連結体を一体成形した後に、その連結体を切断することにより、所定の長さの膨張性成形体11を得る方法が挙げられる。すなわち、膨張性成形体11は、膨張性成形体11の複数が連なる連結体を一体成形する成形工程と、その連結体を切断することにより膨張性成形体11を形成する切断工程とを備える製造方法によって製造してもよい。このように膨張性成形体11を製造すれば、生産効率の向上を図ることができる。
-As a manufacturing method of the expandable molded
・ 支持部24及び支持面24aの形状は特に限定されず、車両ピラー51の内部形状等に応じて、例えば三角枠状等に変更される。さらに、支持部材23の内周壁部26を省略して、平板状の支持部材23としてもよい。
-The shape of the
・ 取付係合部28を省略してもよい。すなわち、接着剤や両面テープ等の固定手段により支持部材23をインナピラー52に固定してもよい。
・ 充填具21が配置される中空構造体は特に限定されず、充填具21をカバー、ドアパネル、ロッカーパネル等の中空構造体、建造物におけるパネル等の中空構造体に適用してもよい。
-The
-The hollow structure in which the
上記実施形態及び上記変更例から把握できる技術的思想について以下に記載する。
(イ) 前記本体部と連結部とは加熱膨張する膨張性材料から一体成形されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の膨張性成形体。
The technical idea that can be grasped from the embodiment and the modified example will be described below.
(B) The expandable molded body according to any one of claims 1 to 5, wherein the main body portion and the connecting portion are integrally formed from an expandable material that expands by heating.
(ロ) 前記本体部には、前記支持部材に突設される突出部が挿入される挿入孔が設けられている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の膨張性成形体。
(ハ) 前記本体部には、前記支持部材に設けられる支持孔に対して挿入可能な突起が形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の膨張性成形体。
(B) The inflatable molded body according to any one of claims 1 to 5, wherein the main body portion is provided with an insertion hole into which a protruding portion protruding from the support member is inserted.
(C) The expandable molded body according to any one of claims 1 to 5, wherein a protrusion that can be inserted into a support hole provided in the support member is formed on the main body portion.
(ニ) 請求項1から請求項5、及び上記(イ)〜(ハ)のいずれか一項に記載の膨張性成形体の製造方法であって、前記膨張性成形体の複数が連なる連結体を一体成形する成形工程と、該連結体を切断することにより前記膨張性成形体を形成する切断工程とを備える膨張性成形体の製造方法。 (D) A method for producing an expandable molded body according to any one of claims 1 to 5 and (a) to (c) above, wherein a plurality of the expandable molded bodies are connected. A method for producing an inflatable molded body, comprising: a molding step for integrally molding the step, and a cutting step for forming the expandable molded body by cutting the connecting body.
(ホ) 請求項1から請求項5、及び上記(イ)〜(ハ)のいずれか一項に記載の膨張性成形体の複数が連なる連結体を一体成形する成形工程と、該連結体を切断することにより前記膨張性成形体を形成する切断工程と、該膨張性成形体から前記膨張性部材を曲成するとともに前記支持部材に膨張性部材を組み付ける組み付け工程とを備える充填具の製造方法。 (E) A molding step of integrally molding a connection body in which a plurality of the expandable molded bodies according to any one of claims 1 to 5 and (a) to (c) are connected, and the connection body. A filling device manufacturing method comprising: a cutting step of forming the expandable molded body by cutting; and an assembly step of bending the expandable member from the expandable molded body and assembling the expandable member to the support member. .
11…膨張性成形体、12…本体部、13…連結部、14…挿入孔、14a…係合突起、15…嵌合孔、16…膨出部、17…スリット、21…充填具、22…膨張性部材、22a…被支持面、23…支持部材、24…支持部、24a…支持面、25…突出部、25a…係合爪、26…内周壁部、27…閉塞部、28…取付係合部、29…充填体、51…車両ピラー、52…インナピラー、52a…取付孔、53…アウタピラー。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記膨張性成形体は、前記膨張性部材を曲成する際に接近される両端部を有し、
複数の本体部と、該複数の本体部を連結する連結部とを備え、該連結部の両側面間の距離は、前記本体部の両側面間の距離よりも短いことを特徴とする膨張性成形体。 A filling device provided with an expandable member that expands by heating and a support member that supports the expandable member, and is disposed inside the hollow structure so as to fill the interior of the hollow structure by heating and expansion of the expandable member. Contact stomach, the expandable member comprising an inflatable molded body to the bent,
The expandable molded body has both end portions that are approached when the expandable member is bent,
An expansibility comprising a plurality of main body portions and a connecting portion for connecting the plurality of main body portions, wherein a distance between both side surfaces of the connecting portion is shorter than a distance between both side surfaces of the main body portion. Molded body.
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