JP4796051B2 - サブブロック領域変換多重信号処理 - Google Patents

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Description

本発明はネットワーク通信に関する。より詳細には、本発明はサブブロック領域変換多重信号処理のための方法及び装置に関する。
高速ネットワークは、絶えず進化している。この進化には、ネットワークの動作速度の継続的な進展が含まれる。これまでに出現した一般に好まれるネットワークの実装例は、非シールド撚線対配線を介して物理的に接続されるイーサネット(登録商標)・ネットワークである。10BASE−T形態でのイーサネットは、パソコン、ワークステーション、及びサーバ間を接続するための最も普及している高速LAN(ローカルエリアネットワーク)のうちの1つである。
高速LAN技術には、100BASE−T(高速イーサネット)及び1000BASE−T(ギガビットイーサネット)が含まれる。高速イーサネット技術によって、10BASE−Tの10メガビット毎秒(Mbps)の性能から100BASE−Tの100Mbpsの性能まで円滑に進化してきた。ギガビットイーサネットは、イーサネットの本質的な容易さで1ギガビット毎秒(Gbps)の帯域幅を提供する。イーサネットの動作性能をもっと大きいデータ速度に合わせて高めることが望まれている。
図1には、双方向の伝送チャネルを介して通信を行う従来技術によるイーサネット送受信機対のブロック図を示す。この送受信機対には、第1送受信機100及び第2送受信機105が含まれる。第1送受信機100には、デジタルデータを受信して伝送チャネル135を介して送信を行う送信機部110が含まれる。第1送受信機100には、データを受信する受信機部120も含まれる。
この送受信機には、送信用のデジタル・アナログ変換器(DAC)及び受信用のアナログ・デジタル変換器(ADC)が含まれる。混成回路130は、受信信号経路に存在する送信信号のレベルを低減するように構成される。送信機部110及び受信機部120は、共通の撚線対に接続され、送信機部110の幾つかの送信信号を受信機部120の受信信号にカップリングさせる。カップリングされた信号は、「エコー」信号と称し得る。
第2送受信機105の混成回路140は、第1送受信機100の混成回路130と同じように動作する。第2送受信機105の送信機部150及び受信機部160は、第1送受信機100の送信機部110及び受信機部120と同じように動作する。
高速イーサネット・ネットワークの実装例には、選択された周波数帯内における(全二重と呼ばれる)双方向への同時全帯域幅送信が含まれる。全二重モードで送信するように構成された場合、イーサネット送受信機の送信機部及び受信機部を互いに並列に接続して、送信機部及び受信機部双方を4つの各対用の同じ撚線対に接続させるためにイーサネット回線カードが一般的に必要である。
図2には、幾つかの並列のイーサネット撚線対LAN接続212,214,216,218を示す。第1接続212は、第1送信機115a(S1A)と第1受信機125a(R1A)との間にあり、また、第2送信機115b(S1B)と第2受信機125b(R1B)との間にある。第2接続214は、第3送信機135a(S2A)と第3受信機145a(R2A)との間にあり、また、第4送信機135b(S2B)と第4受信機145b(R2B)との間にある。第3接続216は、第5送信機155a(S3A)と第5
受信機165a(R3A)との間にあり、また、第6送信機155b(S3B)と第6受信機165b(R3B)との間にある。第4接続218は、第7送信機175a(S4A)と第7受信機185a(R4A)との間にあり、また、第8送信機175b(S4B)と第8受信機185b(R4B)との間にある。
撚線対LAN接続212,214,216,218は、物理的に隣接して配置され、撚線対212,214,216,218間の干渉が、撚線対LAN接続212,214,216,218の信号間の相互作用によって生じる。干渉は、また、撚線対LAN接続のコネクタによって生じ得る。干渉は、遠端クロストーク(FEXT)及び近端クロストーク(NEXT)の形態である。NEXTは、隣接する撚線対接続の近端で生成される信号による干渉に起因する。例えば、NEXT干渉には、受信機145aの受信機信号R2Aと、送信機115a,155a,175aの送信機信号S1A,S3A,S4Aとの干渉が含まれる。FEXTは、隣接する撚線対接続の遠端で生成される信号による干渉に起因する。例えば、FEXT干渉には、受信機145aの受信機信号R2Aと、送信機115b,155b,175bの送信機信号S1B,S3B,S4Bとの干渉が含まれる。他の干渉には、エコー信号が含まれる。例えば、エコー信号には、受信機145aの受信機信号R2Aと干渉する送信機135aの信号S2Aの干渉が含まれる。他の干渉には、符号間干渉(ISI)が含まれる。ISIは、受信機145aの入力R2Aにおける送信信号S2Bの自己干渉である。他の干渉には、外来信号干渉を含み得る。外来信号干渉には、一般的に、対象信号の撚線対ケーブルに隣接し得るケーブルの他のイーサネット撚線対LAN接続による干渉が含まれる。
現在のイーサネット技術には、信号干渉を最小化するためのデジタル信号ストリームの時間領域処理を含み得る。デジタル信号ストリームのデータ周波数が増加するにつれて、時間領域処理を実現するのに必要な電子回路のハードウェアは、劇的に大きくなる。
デジタルフィルタ処理は、一般的に、イーサネット信号の信号干渉を低減するために用いられる。デジタル通信システムは、多くの機能のためにフィルタ処理を用いる。これらの機能には、隣接チャンネル及び同一チャンネルの干渉阻止、等化、エコー消去、及びクロストーク消去が含まれる。有限インパルス応答(FIR)フィルタ処理は、信号干渉を低減するために用いられ得る。
FIRフィルタ処理には、複雑な回路実装が必要なことがある。例えば、FIRフィルタが、長さP(サンプル)を有する場合、P回の積和(MAC)演算が、フィルタ処理された出力信号当り必要である。高性能通信システム(これは、一般的に、高処理能力システムを意味する)の場合、FIRフィルタの長さは、更に大きいことがある。高性能FIRフィルタを実装するのに必要な電子回路は、極めて大きくなり、コストや消費電力が大きくなることがある。高性能フィルタは、50乃至1000タップの長さ(P)が必要なことがあり、この場合、各タップは、前のタップから1(又は数分の1の)符号周期だけ遅延されたサンプリング信号で動作する。更に、高性能システムには、幾つかのフィルタが必要なことがある。
ギガビットイーサネットシステムには、エコー、NEXT及びFEXTの消去及び等化が必要なことがある。更に、イーサネットシステムには、一般的に、通信リンク当り4つの隣接する撚線対接続が含まれ、各対に対してNEXT及びFEXT消去が必要である。通信リンクの撚線対には、他の撚線対通信リンクから受信された干渉のために、外来NEXTの消去が更に必要なことがある。
デジタル信号ストリームの前処理及び後処理を行いイーサネットLAN信号の干渉を最小化する高処理能力送受信機のための装置及び方法を有することが望ましい。前処理及び後処理の待ち時間を最小化することが望ましい。この処理には、最小量の電子回路ハードウェアを要すべきであり、また、電力損失を最小量にすべきである。他の選択肢として、処理は、より大きいデータ伝送速度を可能にすべきであり、互角のハードウェア及び消費電力を用いて、より長い伝送チャネルを可能にすべきである。
本発明には、デジタル信号ストリームの前処理及び後処理を行いイーサネットLAN信号の(自己干渉、ISI及びクロストーク干渉を含む)干渉の最小化を行うための装置及び方法が含まれる。この処理装置及び方法は、前処理及び後処理の待ち時間に対する制御を行う。この処理は、最小量の電子回路のハードウェアで実現でき、電力損失量を最小にし、また、より良い性能を提供し得る。
本発明の実施形態には、イーサネット送受信機が含まれる。このイーサネット送受信機は、1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている、複数のデジタル信号ストリームが含まれる。領域変換器は、この複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い領域に変換する。プロセッサは、デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理する。各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは、他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受ける。逆変換器は、結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻す。
本発明の他の実施形態には、複数のデジタル信号ストリームを結合処理するための方法が含まれる。この方法は、複数のデジタル信号ストリームを元の領域からより複雑性の低い処理領域に変換する段階と、デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理する段階と、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの特性の影響を受けることと、結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻す段階と、からなる。
例示の目的のために図面に示すように、本発明は、並列信号間における干渉(自己干渉、ISI及びクロストーク干渉)を最小化するための信号処理を含み、エコー信号の影響を最小化する高処理能力送受信機のための装置及び方法において具現化される。この送受信機は、信号処理の待ち時間に何らかの制御を行い得る。
図3には、幾つかの並列のイーサネット撚線対LAN接続312,314,316,318を示す。この実施形態には、撚線対LAN接続312,314,316,318を介して送信及び受信された信号のサブブロック結合処理を含むサブブロック結合プロセッサ301,391が含まれる。サブブロック結合処理は、撚線対LAN接続312,314,316,318を介して送信及び受信された信号に対する干渉及びエコー信号の影響を低減する。
第1接続312は、第1送信機315a(S1A)と第1受信機325a(R1A)との間にあり、また、第2送信機315b(S1B)と第2受信機325b(R1B)との間にある。第2接続314は、第3送信機335a(S2A)と第3受信機345a(R2A)との間にあり、また、第4送信機335b(S2B)と第4受信機345b(R2B)との間にある。第3接続316は、第5送信機355a(S3A)と第5受信機365a(R3A)との間にあり、また、第6送信機355b(S3B)と第6受信機365b(R3B)との間にある。第4接続318は、第7送信機375a(S4A)と第7受
信機385a(R4A)との間にあり、また、第8送信機375b(S4B)と第8受信機385b(R4B)との間にある。
送信信号S1A,S1B,S2A,S2B,S3A,S3B,S4A,S4Bには、デジタル信号ストリームが含まれる。送信信号S1A,S1B,S2A,S2B,S3A,S3B,S4A,S4B、及びR1A,R1B,R2A,R2B,R3A,R3B,R4A,R4Bが非常に近接しているため、デジタル信号ストリームがカップリングされ、デジタル信号ストリーム内における遠端クロストーク(FEXT)及び近端クロストーク(NEXT)干渉双方の原因になる。更に、エコー信号は、各デジタル信号ストリームと干渉する。
NEXTは、隣接する撚線対接続の近端で生成される信号による干渉に起因する。例えば、NEXT干渉には、送信機315a,355a,375aの送信機信号S1A,S3A,S4Aと、受信機345aの受信機信号R2Aとの干渉が含まれる。FEXTは、隣接する撚線対接続の遠端で生成される信号による干渉に起因する。例えば、FEXT干渉には、送信機315b,355b,375bの送信機信号S1B,S3B,S4Bと、受信機345aの受信機信号R2Aとの干渉が含まれる。他の干渉には、エコー信号が含まれる。例えば、エコー信号には、受信機345aの受信機信号R2Aと干渉する送信機335aの信号S2Aの干渉が含まれる。他の干渉には、符号間干渉(ISI)が含まれる。ISIは、受信機345aの入力R2Aにおける送信信号S2Bの自己干渉である。他の干渉には、外来信号干渉を含み得る。外来信号干渉には、一般的に、他のイーサネット撚線対LAN接続による干渉が含まれる。
図4には、イーサネット受信機を示す。図4の実施形態は、アナログフロントエンド410、変換部420、サブブロック結合処理部430、及び逆変換部440を含む受信機である。アナログフロントエンド410は、複数の(ここでは、4つの)送信信号R1,R2,R3,R4を受信する。受信された送信信号R1,R2,R3,R4は、前述した受信信号R1A,R2A,R3A,R4A又はR1B,R2B,R3B,R4Bのいずれかを表し得る。
変換部420は、各デジタル信号ストリームを元の領域からより複雑性の低い領域に変換する。変換の実施例には、デジタル信号ストリームを時間領域から新しい領域に変換する離散フーリエ変換(DFT)が含まれる。効率的な離散フーリエ変換は、高速フーリエ変換(FFT)である。しかしながら、他の可能な変換の例には、離散コサイン変換、離散波長変換、離散ハートリ変換及びマルチレートフィルタ変換が含まれる。一般前提は、変換によって、デジタル信号ストリームの処理がより複雑性の低い電子回路(例えば、より少ない積和、より遅いクロック等)で実現し得る異なる領域が提供されることである。
変換部420は、デジタル信号ストリームからサンプルのブロックを選択して変換する。一実施形態には、768サンプル等のサンプルのブロックを連続的に選択する段階と、デジタル信号ストリームの各ブロックを変換する段階と、が含まれる。ブロックの大きさには、当然、限界が存在する。ブロックが小さ過ぎる場合、ブロックに基づく処理は、歪みを生じ得る。従って、一般的に、ブロックには、歪みを発生させないほどの充分なデジタル信号ストリームのサンプルが含まれる。ブロック内になければならないサンプルの最小数は、一般的に、「フィルタ時間サンプルスパン」と呼ばれるものによって制限される。ブロック内に含まれるサンプルの持続時間は、フィルタ時間サンプルスパンより大きいほうがよい。要求されるブロックサイズは、エコー信号処理とNEXT信号処理との間において、また、FEXT信号処理とISI信号処理との間において、変動し得ることに留意すべきである。
エコー干渉は、本来、混成回路、コネクタ又は撚線対における反射又は不整合によって生じる。ほとんどのエコー信号エネルギは、第1反射を含む信号の第1ラウンドトリップに含まれる。100メートルの撚線対長の場合、ラウンドトリップは、約200メートルであり、約1usかかる。ほとんどの10ギガビット用途の場合、通常のエコースパン時間は、100〜1000nsである。通常のFEXT時間スパンは、50乃至500nsである。通常のNEXT時間スパンは、50乃至100nsである。10ギガビットDAC/ADCは約1GHzでサンプリングを行い、カップリングFIR応答が、エコー干渉の場合、100乃至1000サンプルのブロックを有し、NEXT干渉の場合、100乃至1000サンプルのブロックを有し、FEXT干渉の場合、10乃至100サンプルのブロックを有する。例えば、エコーブロックサイズが1000サンプルであり、また、エコーブロックサイズが300サンプルである場合、エコー及びNEXTの結合変換処理には、1000サンプルより大きいブロックサイズが必要である。
他の実施形態には、デジタル信号ストリームのブロックを128サンプル等のより小さいサブブロックに分割する段階と、各サブブロックを個別に変換する段階と、が含まれる。後述するように、サブブロックを分割する段階によって、各サブブロックは、個別に結合して処理し得る。サブブロックの逆変換前に結合サブブロック処理を行うと、全結合処理の複雑性が大幅に低減される。これによって、結合処理の待ち時間を大きく低減し得る。サブブロックの処理は、サンプルの全ブロックが受信される前に始まるが、ブロック処理では、一般的に、デジタルサンプルの全ブロックが、ブロックの処理が始まる前に受信されることが必要である。従って、サブブロック処理は、処理の待ち時間を低減する。更に、サブブロック処理は、多数のデジタル信号ストリームの更に効率的な処理を提供し得る。異なる種類の干渉のフィルタ時間サンプルスパンは、通常、異なる。サブブロックの大きさを適切に選択すると、異なる種類の歪みの有効なブロックサイズは、通常、サブブロックサイズの倍数で変化し、これによって、必要な結合処理の最小化が可能になる。
結合処理部430は、変換されたデジタル信号ストリームサブブロックを結合処理する。各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは、他の各デジタル信号ストリームの影響を受ける。結合処理部430の様々な実施形態には、NEXT及びFEXT干渉の影響を低減し、また、エコー信号の影響を低減する処理が含まれる。変換されたデジタル信号ストリームサブブロックは、結合して処理される。即ち、各デジタル信号ストリームのサブブロック処理は、処理される他のデジタル信号ストリームの特性(干渉及びエコー)に依存する。より詳細には、通信リンクの4つの隣接する撚線対に電気的にカップリングされた4つのデジタル信号ストリーム(4つの送信ストリーム及び4つの受信ストリーム)が含まれるイーサネットシステムの場合、各サブブロックの変換済みデジタル信号ストリームの結合処理は、他のデジタル信号ストリームに起因する干渉に依存する。
サブブロック結合処理には、各変換されたサブブロックデジタル信号ストリームと、適切なデカップリング行列とのサブブロック行列乗算を含み得る。4つの変換されたデジタル信号ストリームの行列乗算は、4つの結合してサブブロック化され処理された出力を生成する。サブブロック行列の要素は、通信リンクを介した送信中のデジタル信号ストリームのカップリングによる干渉、及びISI等の自己干渉に起因する影響を低減するように選択される。要素は、エコー信号の影響を更に受け得る。
逆変換部440は、結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻す。一般的に、元の領域は、時間領域である。
図5には、イーサネット送受信機の更なる詳細を示す。この実施形態には、イーサネット送受信機の2つのデジタル信号ストリーム(S1,S2)だけが含まれることから、この実施形態は、図3の実施形態より単純である。信号ストリーム(S1,S2)は、サブブロック結合処理され、デジタル信号ストリーム(S1’,S2’)を生成する。全信号
ストリーム(S1,S2)は、個々の単一の各信号ストリームを推定するために用いられる。受信信号ストリームの数は、簡単に増やせる。処理されたデジタル信号ストリーム(S1’,S2’)は、受信機又は送信機のいずれかの信号ストリームと加算され、信号干渉の影響が最小化される。図5に示すように、処理されたデジタル信号ストリームS1’は、エコー11及びNEXT12干渉補正信号を生成し、また、処理されたデジタル信号ストリームS2’は、エコー22及びNEXT21干渉補正信号を生成する。
デジタル信号ストリーム(S1,S2)は、サブブロック化され、変換ブロック522,524によって、(より複雑性の低い電子回路が必要な)より単純な領域に変換される。
送受信機の結合処理の実施形態には、エコー処理が含まれる。図5のエコー処理には、4つの128サンプルサブブロック行列乗算が含まれる。図5のブロックには、4つのサブブロックが含まれ、従って、ブロックには、512サンプルが含まれる。512サンプルのサンプル時間は、前述したフィルタ時間サンプルスパンより長くなければならない。通常、ブロックサイズは、フィルタ時間サンプルスパンの2倍以上である。
サブブロック結合信号処理(エコー(ECHO)11、NEXT12)部には、(FIFOとして示した)4つのメモリ要素542,544,546,548が含まれる。各メモリ要素542,544,546,548は、サブブロック分のデジタル信号ストリームサンプルを記憶する。ブロックを等価に広げるように、4つのサブブロックが組み合わせられる。新しいサブブロック分のサンプルが受信されると、メモリ要素542,544,546,548は、記憶されたサブブロックを1つのメモリ要素分シフトする。従って、結合サブブロック処理は、常に、受信デジタル信号ストリームの内、最新の受信された4つのサブブロックに対して行われる。メモリ要素の数は、選択可能であり、また、所望のブロック及びサブブロックサイズに依存する。
エコー処理の場合、メモリ要素542,544,546,548の各サブブロックには、対応するエコーサブブロック結合処理フィルタが掛けられる。第1メモリ要素542の第1サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH11I(k)が掛けられ、第2メモリ要素544の第2サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH11J(k)が掛けられ、第3メモリ要素546の第3サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH11K(k)が掛けられ、第4メモリ要素548の第4サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH11L(k)が掛けられる。サブブロックエコー処理される出力は、加算器541,543,545,547によって加算される。
NEXT(NEXT(12))処理の場合、メモリ要素542,544の各サブブロックには、対応するNEXTサブブロック結合処理フィルタが掛けられる。第1メモリ要素542の第1サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH12I(k)が掛けられ、第2メモリ要素544の第2サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH12J(k)が掛けられる。NEXT処理の場合、ブロックを等価に広げるように、2つのサブブロックが組み合わせられる。前述したフィルタ時間サンプルスパンは、エコー処理の場合より、NEXT処理の場合の方が小さい。従って、NEXT処理に必要なブロックサイズは、エコー処理の場合より小さい。
サブブロック結合信号処理(ECHO22、NEXT21)部には、(FIFOとして示す)4つのメモリ要素562,564,566,568が含まれる。各メモリ要素562,564,566,568は、サブブロック分の変換されたデジタル信号ストリームサンプルを記憶する。4つのサブブロックは、組み合わせられてブロックを形成する。
エコー処理の場合、メモリ要素562,564,566,568の各サブブロックには、対応するエコーサブブロック結合処理フィルタが掛けられる。第1メモリ要素562の第1サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH22I(k)が掛けられ、第2メモリ要素564の第2サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH22J(k)が掛けられ、第3メモリ要素566の第3サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH22K(k)が掛けられ、第4メモリ要素568の第4サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH22L(k)が掛けられる。サブブロックエコー処理された出力は、加算器561,563,565,567によって加算される。
NEXT処理の場合、メモリ要素562,564の各サブブロックには、対応するNEXTサブブロック結合処理フィルタが掛けられる。第1メモリ要素572の第1サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH21I(k)が掛けられ、第2メモリ要素574の第2サブブロックにはサブブロック結合処理フィルタH21J(k)が掛けられる。前述したフィルタ時間サンプルスパンは、エコー処理の場合より、NEXT処理の場合の方が小さい。従って、NEXT処理に必要なブロックサイズは、エコー処理の場合より小さい。
逆変換ブロック580,582は、加算器547,567の出力を逆変換する。逆変換ブロック580の出力は、第1デジタル信号ストリームS1の第1推定値である。追加の時間処理は、第1推定値を洗練するために、又は、HijL行列項の数を低減するために含み得る。逆変換ブロック582の出力は、第2デジタル信号ストリームS2の第1推定値である。追加の時間処理は、第1推定値を洗練するために含み得る。
図5に示す結合処理は、受信処理及び送信処理の双方に用いられ得る。一実施形態には、送信結合処理及び受信結合処理双方に用いられる同じ大きさのサブブロックが含まれる。他の実施形態には、送信結合処理及び受信結合処理双方のための共通のサブブロック変換器が含まれる。明らかに、これによって、組み合わせられた送信及び受信結合処理に必要な電子回路ハードウェアの量を低減し得る。
各結合サブブロックの精度は、カップリングの大きさに依存し得る。より詳細には、サブブロック結合処理のビット幅は、時間スパンが大きくなると干渉カップリングのエネルギが減少するため、サブブロックの結合処理チェーン内における後続のサブブロックに対して低減し得る。例えば、図5のエコー干渉サブブロックチェーンには、減少する信号エネルギに対応してビット幅が減少するメモリ要素542,544,546,548を含み得る。
結合処理他の実施形態には、カップリングがしきい値未満である場合ディスエーブル状態にされるサブブロックフィルタのサブセットが含まれる。例えば、エコー信号には、より低いエネルギ信号成分より大きいより高いエネルギ信号成分をある時間スパンにおいて含み得る。より短い時間スパンの場合、より低いエネルギ信号成分は、所定のしきい値未満になり、対応する結合サブブロックフィルタは省略し得る。ケーブル長及びコネクタタイプによって、エコー信号干渉は、大きく変動し得る。短いケーブルには、通常、より短い時間スパンに渡って、より高いエネルギ干渉が含まれ、これに対して、長いケーブルには、通常、より大きな時間スパンに渡って、より高いエネルギ干渉が含まれる。
図6には、本発明の一実施形態によるイーサネット送信機を示す。この送信機は、デジタル信号ストリームS1’,S2’,S3’,S4’を受信して、イーサネットチャネルを介して送信を行う。この実施形態では、サブブロック結合処理を用いて、デジタル信号ストリームが送信される前に、デジタル信号ストリームを前処理する。前処理は、イーサネットチャネルを介した送信の後、デジタル信号ストリーム間の干渉を低減する。
変換ブロック620は、各デジタル信号ストリームを元の領域からより複雑性の低い処理領域に変換し、サブブロックを形成する。より複雑性の低い領域によって、デジタル信号ストリームサブブロックの結合処理を更に簡単に実現し得る。
イーサネットサブブロック結合信号プロセッサ630は、変換されたデジタル信号ストリームサブブロックのサブブロック結合処理を行い、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは、他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受ける。サブブロック結合処理行列の要素を動的に決定し、送信干渉を継続的に低減し得る。
結合処理には、FEXT及びISIサブブロック結合処理が含まれる。FEXT及びISI処理の一実施例は、図5に示し説明したNEXT及びエコーサブブロック結合処理と極めて類似している。
逆変換ブロック640は、結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻す。
フロントエンド送受信機610は、処理されたデジタル信号ストリームからアナログ信号を生成して、イーサネットチャネルを介して送信を行う。
図7には、近接チャネルサブブロック処理が含まれるイーサネット送信機の更なる詳細を示す。近接チャネル処理には、NEXTサブブロック処理及びエコーサブブロック処理が含まれる。サブブロック処理には、一般的に、送信信号S1’,S2’,S3’,S4’のフィルタ処理が含まれる。フィルタ処理された(結合処理された)出力は、受信信号と加算して、NEXT及びエコー干渉の影響を低減得る。
送信信号S1’,S2’,S3’,S4’は、FEC(フォワードエラー補正器)710を通過する。
DFTブロック720は、送信信号に対して離散フーリエ変換を行う。
NEXTブロック730は、送信信号の近接チャネルサブブロック信号処理を行う。近接チャネル信号サブブロック処理は、送信信号のNEXT干渉の推定値を提供する。
エコーブロック740は、送信信号のエコーサブブロック処理を行う。近接チャネル信号サブブロック処理は、送信信号のエコー信号干渉の推定値も提供する。
処理されたサブブロック信号ストリームは、受信信号ストリームR1Aと加算され、近接チャネル干渉の受信信号ストリームR1Aへの影響を低減する。具体的には、NEXT干渉及びエコー干渉の推定値は、実際のNEXT及びエコー干渉を最小化するために受信信号ストリームR1Aと加算される。
逆離散変換(IDFT)725は、補正信号(NEXT及びエコー)を変換して元の(一般的に、時間)領域に戻す。
DAC735は、補正信号をデジタル信号からアナログ信号に変換して、補正信号とアナログ受信信号ストリームR1Aとを加算させる。他の実施形態には、アナログ信号としてよりもむしろデジタル信号として受信信号ストリームと加算される補正信号が含まれる。他の実施形態には、変換されて元の領域に戻る前に、即ち、IDFT725によって変換されて元の領域に戻る前に、受信信号ストリームと加算される補正信号が含まれる。
ADC790は、補正済み受信信号をデジタル信号ストリームに変換して、更に受信機処理を行う。ADC790は、ADC790に先立つアナログ領域において、補正信号を加算することによって簡略化し得る。
図8には、遠接チャネルサブブロック処理を含む他のイーサネット送信機の更なる詳細を示す。この実施形態には、送信される前に送信信号S1Aと加算される遠接チャネル補正信号を生成するFEXTサブブロックプロセッサ830が含まれる。補正信号は、補正信号を送信信号S1Aと加算することによって、FEXT干渉の影響を低減する。
FEC710及びDFT720には、それらをFEXT及びNEXT処理双方に用い得ることを示すための図7のものと同じ識別子が含まれる。
送信信号S1Aは、FIFO850及びフィルタ860を通過する。
FEXTプロセッサ830の補正信号は、IDFT770によって元の領域に変換され、そして、送信信号S1Aと加算され、送信信号S1Aを前処理して、イーサネットチャネルを介した送信時、送信信号S1Aが被ったFEXT及びISI干渉の影響を低減する。
図8には、前処理された送信信号をアナログ信号に変換して、イーサネットチャネルを介して送信するDAC715が含まれる。
図9には、本発明の一実施形態による複数のデジタル信号ストリームを結合処理する方法の作用を示す。
第1の作用910には、各デジタル信号ストリームサブブロックを元の領域からより複雑性の低い領域に変換する段階が含まれる。
第2作用920には、デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックの結合処理が含まれ、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックが、他のデジタル信号ストリームサブブロックの特性の影響を受ける。
第3作用930には、結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻す段階が含まれる。
[行列結合信号処理]
本発明の結合行列信号処理には、イーサネット接続のイーサネット信号の伝送特性を推定する段階が含まれる。この特性には、干渉(NEXT、FEXT、ISI、ANEXT)及びエコー信号が含まれる。
この伝送特性は、一般的に、2つの組の行列、即ち、一組の近接チャネル行列及び一組の遠接チャネル行列に分けることができる。近接チャネル行列及び遠接チャネル行列の推定値は、イーサネット信号の結合処理に用いられる。近接チャネル行列及び遠接チャネル行列は、既知のデジタル信号ストリームを送信し、また、所望の受信機において結果的に生じる応答を解析することによって推定し得る。
[近接チャネル行列]
図3及び5において、送受信機A及び結合プロセッサ301に関連した受信機は、送信機315a,335a,355a,375aが送信を行っており、また、送信機315b,335b,355b,375bが送信を行っていない場合、イーサネットデジタル信号ストリームR1A,R2A,R3A,R4Aを受信する。図5に示すような2ストリーム受信機の場合、チャネル行列haは、デジタル信号ストリームS1A,S2Aとして送信された信号ストリームR1A,R2Aを近似するのに用いられ得る。即ち、送受信機Aは、デジタル信号ストリームが近端イーサネット伝送チャネルhaを通過した後、デジタル信号ストリームS1A,S2Aを受信する。受信されたデジタル信号ストリームR1A,R2Aは、(ノイズ及び外来クロストークを無視して)、次のように近似し得る。即ち、
Figure 0004796051
上式において、ha行列のhij要素は、受信されたデジタル信号ストリームR1A,R2Aの干渉を生成するカップリングのインパルス応答であり、また、次の符号は、たたみこみを示す。
Figure 0004796051
図5の2信号ストリーム受信機の場合、伝送チャネルの各要素は、エコー項に対しては、4つのサブブロックチャネル行列に、また、NEXT項に対しては、2つのサブブロックチャネル行列に拡張し得る。即ち、
Figure 0004796051
上式において、Dは、遅延を示し、Mは、サブブロックサイズである。
ベクトルraは、受信されたデジタル信号ストリームが含まれるベクトルを表すのに用いられ得る。より詳細には、ra=[R1A,R2A]である。ベクトルsaは、送信されたデジタル信号ストリームを表すのに用いられ得る。より詳細には、sa=[S1A,S2A]である。この式の場合、
Figure 0004796051
図5の受信機の場合、haは、サブブロック行列で次のように表し得る。即ち、
Figure 0004796051
このhaの行列式は、エコー及びNEXT干渉信号のモデルを提供する。この行列は、既知の信号を送信して、結果的に生じる受信信号を観察することによって生成し得る。h
a推定は、例えば、イーサネット送受信機の電源投入時、行ない得る。ha行列の推定によって、エコー及びNEXTクロストークの影響を低減するためのサブブロック結合処理(フィルタ)の決定を行い得る。
ha行列の対角項hjjは、エコー信号カップリングのインパルス応答を表す。ha行列の非対角項hij(i≠j)は、NEXTカップリングのインパルス応答を表す。送受信機(送受信機A)は、ra及びsaベクトルに関する情報を有し、この情報をhaの近似に用い得る。送受信機は、ra及びsaの既知の情報を用いて、処理(フィルタ処理)を生成し、haを近似し得る。est_haの推定値は、下式の誤差(error)を最小化することによって適応可能に決定される。即ち、
Figure 0004796051
誤差最小化は、変換された領域においても決定し得る。即ち、上式は、全成分を逆変換して元の領域に戻す前に、最小化できたはずである。
この推定は、最小平均二乗(LMS)又は逐次最小二乗(RLS)アルゴリズムを用いて適応可能に行ない得る。これらアルゴリズムの収束時及び収束後の双方において、送受信機は、est_haを演算し、そして、est_haに基づき、ベクトル信号saをフィルタ処理する。送受信機の受信機部は、受信信号raから結合集合信号
Figure 0004796051
を減算する。より詳細には、受信機は、以下の最小値を演算する。即ち、
Figure 0004796051
前述したように、較正時、ra及びsaは、既知の量である。近端チャネルの推定値(est_ha)を決定することによって、結合処理を受信及び送信信号ストリームに対して行ない信号干渉を最小化し得る。結合処理は、高処理能力イーサネット伝送チャネルの場合、より複雑性の低い領域において結合処理を行うことによって、簡略化し得る。
送信されたデジタル信号ストリームsaは、より処理の複雑性の低い領域に変換される(Saによって表す)。近端チャネル行列est_haの推定値は、より複雑性の低い領域に変換される(est_Haによって表す)。近端補正信号(Ena)は、変換された信号ストリームSaに、変換された近端チャネル行列(est_Ha)を乗ずることによって決定し得る。そして、近端補正信号(Ena)は、変換され(ena)元の領域に戻される。逆変換された信号enaは、受信信号から減算して、近接チャネル干渉の影響を低減し得る。
通常のイーサネットの値P及びNの場合、高エコー及びNEXT干渉消去は、より複雑性の低い処理で達成し得る。更に、受信機が、ISI、FEXT及びANEXTのうちの
1つ以上を低減するために受信信号raの周波数領域処理も行っていて、また、信号及び変換が、関連するサブブロックサイズ及び遅延を有する場合、送信機の逆変換は、受信機の逆変換と組み合わせて、処理の複雑性を更に低減し得る。
[遠接チャネル行列]
図3において、送受信機A及び結合プロセッサ301に関連した受信機は、送信機315b,335bが送信しており、また、送信機315a,335aが送信していない場合、イーサネットデジタル信号ストリームR1A,R2Aを受信する。チャネル行列hbは、デジタル信号ストリームS1B,S2Bとして送信された信号ストリームR1A,R2Aを近似するために用いられ得る。即ち、送受信機Aは、デジタル信号ストリームが遠端イーサネット伝送チャネルhbを通過した後、デジタル信号ストリームS1B,S2Bを受信する。受信されたデジタル信号ストリームR1A,R2Aは、以下のように、(ノイズ及び外来クロストークを無視して)、近似し得る。即ち、
Figure 0004796051
上式において、hb行列のhij要素は、受信されたデジタル信号ストリームR1A,R2Aの干渉を生成するカップリングのインパルス応答である。
2信号ストリーム送受信機の場合、伝送チャネルの各要素は、ISI項の場合、4つのサブブロックチャネル行列に、また、FEXT項の場合、2つのサブブロックチャネル行列に拡張し得る。即ち、
Figure 0004796051
上式において、Dは、遅延を示し、Mは、サブブロックサイズである。
ベクトルraは、受信されたデジタル信号ストリームが含まれるベクトルを表すのに用いられ得る。より詳細には、ra=[R1A,R2A]である。ベクトルsbは、送信されたデジタル信号ストリームを表すのに用いられ得る。より詳細には、sb=[S1B,S2B]である。この式の場合、
Figure 0004796051
4つの連続した結合して処理されるサブブロックを有する2入力送受信機の場合、hb
は、サブブロック行列で次のように表し得る。即ち、
Figure 0004796051
このhbの行列式は、ISI及びFEXT干渉信号の表現を提供する。例えば、この行列は、既知の信号を送信し、結果的に生じる受信信号を観察することによって生成し得る。hb推定は、例えば、イーサネット送受信機の電源投入時、行ない得る。hb行列の推定によって、ISI及びFEXTクロストークの影響を低減するためのサブブロック結合処理(フィルタ)の決定を行い得る。
hb行列の対角項hjjは、ISI信号カップリングのインパルス応答を表す。hb行列の非対角項hij(i≠j)は、FEXTカップリングのインパルス応答を表す。送受信機(送受信機A)は、ベクトルra及びベクトルsbに関する情報を有し、この情報をhbの近似に用い得る。通常、送信信号sbは、既知(例えば、トレーニング信号)であるか、又は、raの復調から推定し得る。送受信機は、ra及びsbの既知の情報を用いて、処理(フィルタ処理)を生成し、hbを近似し得る。hbの推定値は、est_hbとして示すが、下式の誤差を最小化することによって適応可能に決定される。即ち、
Figure 0004796051
この推定は、最小平均二乗(LMS)又は逐次最小二乗(RLS)アルゴリズムを用いて適応可能に行ない得る。これらアルゴリズムの収束時及び収束後の双方において、送受信機は、est_hbを演算する。受信機は、est_hbを後処理し、結合行列等化子を演算する。est_hbの擬似逆行列演算(Inv_est_hbとして示す)を行い、est_hbに結合行列等化子の解を提供し得る。結合行列等化子Inv_est_hbの受信ベクトル信号raへの適用によって、送受信機Bから送信される信号sbの推定値(est_sbで示す)が生成される。この結合行列演算は、結合して受信されたベクトルを等化し、信号ストリーム全体のFEXTカップリングの影響を低減する。より詳細には、受信機は、以下の最小値を演算する。即ち、
Figure 0004796051
前述したように、較正時、ra及びsbは、既知の量である。遠端チャネルの推定値(est_hb)及び結合等化子の推定値(Inv_est_hb)を決定することによって、結合処理を受信及び送信信号ストリームに対して行ない信号干渉を低減し得る。結合処理は、高処理能力イーサネット伝送チャネルの場合、より複雑性の低い領域において結合処理を行うことによって、簡略化し得る。
受信されたデジタル信号ストリームraは、より複雑性の低い領域に変換される(Raによって表す)。遠端チャネル行列等化子の推定値Inv_est_hbは、より複雑性の低い領域に変換される(Inv_est_Hbによって表す)。送信されたデジタルストリームの推定値(est_Sb)は、変換された信号ストリームRaに変換された近端チャネル行列(Inv_est_Hb)を乗ずることによって決定される。そして、送信されたデジタルストリームの推定値(est_Sb)は、変換されて(est_sb)、元の領域に戻される。この推定値は、受信機の後続の機能(スライシング、誤差補正、スクランブル処理等)で後処理し得る。
他の結合処理受信機も可能である。例えば、結合行列等化子Inv_est_hbは、est_hbを推定する中間のステップを必要とせずに、既知の信号ra及びsbから直接演算し得る。
更に、DFE(判定フィードバック等化子)その他、est_sbの部分的推定値が繰り返し用いられるマルチユーザ検出の変形等の非線形行列等化子が可能である。
[部分的時間領域処理]
幾つかの用途では、変換領域処理は、もっと効率的な全体的処理のために、部分的時間領域処理と共有し得る。例えば、haの対角要素hajjが、haの非対角要素haij(i≠j)より長いカップリングインパルス応答を有する近接チャネル行列haの場合を考えてみる。この状況は、イーサネット送受信機の場合、エコー(対角)がNEXT(非対角)より長いことが多いため、よくあることである。処理すべきデータの大きさが、最も長いカップリングインパルス応答より大きくなければならない場合、変換領域処理に変換ブロックプロセッサが必要ならば、全ての結合領域変換は、haの対角要素より大きい長さのブロックサイズを用いて行い得る。対角インパルス応答は、2つの構成要素hajj=hajjD+hajjTに分解し得るが、この場合、hajjDは、hajjより短く、haij(i≠j)と同様な長さを有する。新しいインパルス応答hajjDは、結合変換領域プロセッサに用いることができ、また、hajjTは、時間領域処理に用いられ得る。即ち、結合領域変換は、新しい近接チャネルに対して行われる。即ち、
Figure 0004796051
また、hajjTの残りの処理は、時間(又は他の)領域において行われる。他の選択肢には、残りのhajjTに対して第2の結合領域変換処理を行う段階が含まれる。
第3行列hcは、外来信号に対して推定し得る。しかしながら、既知の信号は、一般的に、外来信号の影響を推定するために送信できない。従って、通常、幾つかの種類の盲推定手法が用いられる。
[領域変換処理によって提供される性能上の優位点]
伝送干渉の影響を低減するためのイーサネット伝送信号の時間領域結合処理に対するイーサネット伝送信号の領域変換結合処理の優位点について、複数の例を提供して実証し得る。提供した例には、DFT変換が含まれるが、他の領域変換も用いることができる。
通常のイーサネットLAN接続は、干渉の種類に依存して、10サンプルから1000
サンプルに渡る自己干渉(ISI、エコー干渉)及びクロストーク干渉(NEXT、FEXT)のうちの一方又は両方をこうむる。エコー干渉及びNEXT干渉には、通常、100乃至1000サンプルのより長いスパンが必要であり、FEXT及びISIには、10乃至100サンプルのより短いスパンが必要である。要求されるサンプルの数に影響を及ぼす他の因子には、イーサネットケーブル長及びケーブルタイプ(cat5,5e,6,6e,7等)が含まれる。簡単にするために、以下の例には、100サンプルを用いる。
[時間領域処理]
実数値係数Pを用いて単一のFIRを実現するために、標準プロセッサは、各所望のフィルタ処理された出力サンプルに対して、実数値Pの乗算及び加算を実行しなければならない。この数は、イーサネットフィルタ処理の場合、イーサネット送受信機が多数の送信信号及び多数の受信信号を処理しなければならないため大幅に増加する。更に、イーサネット送受信機は、その多数の信号のカップリングを緩和する。
[より簡単な領域処理]
他の選択肢として、信号は、フィルタ処理がより簡単なDFT領域等の領域に変換し得る。フィルタ処理された結果は、逆変換して元の領域に戻し得る。実数値DFTの公称の複雑性は、NをDFTのブロックサイズとすると、N*log2(N)のオーダである。厳密な複雑性は、入力が実数であるか又は複素数であるか、及びFFTサイズ、基数サイズ、メモリ対面積/速度/待ち時間のトレードオフ等のDFTの実施例の詳細に依存する。DFT変換領域におけるフィルタ処理には、フィルタのN個のDFTサンプルと、NサンプルのDFT処理されるデータとの逐点乗算が必要である。この例でN個のサンプルを1次のオーダまで一度に処理できる場合、N個の実数サンプルのフィルタ処理には、N*log2(N)+2N+N*log2(N)の演算が必要である。大きさNのDFTを用いて長さPのフィルタを演算処理すると、変換当りN−P個のフィルタ処理されたサンプルが生成される。サンプル当りの複雑性は、(2*log2(N)+2)/(1−N/P)のオーダである。FIRの長さPが、2*log2(N)より大幅に大きい時はいつでも、複雑性を大幅に簡素化でき、従って、ハードウェアコスト及び消費電力を低減し得る。例えば、P=100の場合、N=256>2*Pであれば、変換された領域には、約(2*log2(256)+2)/(1−100/256)=30の乗算/加算が必要であり、また、標準実施例には、出力サンプル当り100の乗算及び加算が必要である。メモリ、精度、クロックレート等の他のHW実装例の詳細を無視すると、これによって、約3倍の正味利得になる。
[行列結合信号処理]
ハードウェア節約がかなり大きいのは、多数のカップリングされた所望の信号又は非所望の信号が、共通の通信チャネル、例えば、ケーブル当り4撚線対を有するCAT−5/5e/6を介したギガビットイーサネットを共有する状況の場合である。この場合、4対の各々を介して送信される4つの各情報搬送信号は、隣接の3対(FEXT)と干渉し(クロストークが生じ)、4つの送信信号は、4つの受信信号と干渉する(エコー/NEXT)。この状況において、多数のフィルタ処理動作が、16の2対組合せの各々に対して行われなければならない。例えば、第1撚線対は、第1撚線対と干渉し(エコー)、第1撚線対は、第2撚線対と干渉し(NEXT及びFEXT)、また、全ての撚線対の場合も同様である。従って、システムには、多くの長いFIR実装が同時に必要なことがある。領域変換及び行列フィルタを用いたこれら全ての信号の結合処理(例えば、行列フィルタ実装例)は、結合処理を実現するのに必要なハードウェアの極めて大きな低減になる。
2つの信号源(x1,x2)及びこの2つの信号源の関数である2つの行列信号出力(y1,y2)について考えてみる。この場合、入力−出力の関係は、次の通りである。即ち、
Figure 0004796051
上式において、
Figure 0004796051
は、たたみこみを示し、hijは、入力‘i’と出力‘j’との間のフィルタである。hii即ち対角項は、自己干渉(通常、ISI又はエコー)をモデル化し、また、非対角項(h12及びh21)は、カップリング又はクロストーク干渉(通常、FEXT及びNEXT並びに外来NEXT)をモデル化する。4つのFIR hijの長さPを指定すると、この行列フィルタの直接的な実装には、出力サンプルベクトル(y1,y2)当り4*P MAC(積和)が必要である。このフィルタ実装は、DFTによる領域変換を用いることによって大きく低減し得る。DFT領域におけるFIRフィルタ処理は、点別積で実現し得る。システムは、まず、各FIR応答Hij=DFT(hij)のDFTを演算し、これらの値を記憶する。定常状態において、要求される演算は、
1.大きさNの2つのDFTを行う。より正確には、
Figure 0004796051
2.逐点乗算によって行われるDFT領域フィルタ処理。例えば、
Figure 0004796051
3.最後に、所望の出力は、
Figure 0004796051
幾つかの軽い前/後処理が、「重なり合い及び加算(overlap and add)」又は「重なり合い及び退避(overlap and save)」等の端縁効果を明らかにするために必要なことがある。DFT領域変換のこの実施例に対する定常状態の全ての複雑性は、大きさNの2つのDFT、変換領域におけるサンプル当り4N点別MA
C、及び2つのIDFTである。DFTの場合、直接及び逆変換の複雑性は、同じである。M個の入力及びL個の出力の更に一般的な場合、複雑性は、DFT領域フィルタ処理に対して、大きさN及び2*M*L*N点別MACのM+LDFT/IDFTである(ここで、2は、実数信号に対する複素演算の場合である)。重なり合いを含むと、行列ブロック変換当りの結合フィルタ処理されたベクトル出力サンプルの数は、(N−P)である。従って、出力サンプル当りの演算の複雑性は、以下のオーダである。即ち、
Figure 0004796051
即ち、
Figure 0004796051
直接FIR行列実装例の場合、演算の総複雑性は、大きさLのフィルタ処理されたベクトル出力サンプル当りM*L*Pである。M=L=4であり、また、重なり合いと待ち時間との間の良好な平衡のために、P=100、N=256を選択する高データ速度イーサネットシステムについて再度考える。結合領域変換の演算の複雑性は、以下の通りである。
Figure 0004796051
また、標準実装例は、以下の通りである。
Figure 0004796051
この構造のHWの複雑性、コスト、及び電力の節約は、10倍のオーダである。この節約は、Pが500係数を超え得るエコー/NEXT消去器の場合、更に大きいことがある。
この構造の大きな節約は、送受信機の性能(処理能力、到達範囲)を増加させるために用いられ得る。P=100の場合、エコー及びNEXT消去の性能は、悪い。提案された構造の複雑性が低いことによって、より良いクロストーク消去のためにPを大幅に大きくしたり、また、より良い外来クロストーク消去のためにM又はLを大きくしたりできる。
[改善された外来クロストーク消去]
同様に、結合変換処理は、外来クロストーク緩和に用いられ得る。追加のADCを含んで、追加の信号ストリームにより、性能を改善又は消去能力を改善し得る。この場合、変
換プロセッサへの入力の数は、大きい(M>4)が、出力の数は、同じ(L=4)なままであってよい。3つの追加のADCは、合計M=7の入力ストリームを提供する。この結合変換プロセッサの演算の総複雑性は、
Figure 0004796051
結合変換処理による追加の入力ストリームを備えた送受信機は、外来クロストーク処理消去が、M=4の標準消去器より格段に優れており、演算の複雑性は8倍小さい。
本発明の特定の実施形態について説明し例示したが、本発明は、そのように説明し例示した部分の特定の形態又は構成に限定されるものではない。本発明は、添付された請求項によってのみ制限される。
双方向の伝送チャネルを介して通信を行う従来技術による送受信機対を示すブロック図。 隣接して配置され、送受信機対の信号ストリーム間でクロストークカップリングを生じる従来技術による複数の送受信機対を示す図。 本発明の一実施形態によるイーサネット送受信機を示す図。 本発明の一実施形態によるイーサネット受信機を示す図。 本発明の一実施形態によるサブブロック処理を含むイーサネット送受信機の一部を更に詳細に示す図。 本発明の一実施形態によるイーサネット送信機を示す図。 近接チャネルサブブロック処理が含まれるイーサネット送信機を更に詳細に示す図。 遠接チャネルサブブロック処理が含まれる他のイーサネット送信機を更に詳細に示す図。 本発明の一実施形態による、複数のデジタル信号ストリームサブブロックを結合処理する方法の作用を示す図。

Claims (48)

  1. 1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い領域に変換するための領域変換器と、
    デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換器と、を含み、
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、イーサネット送受信機。
  2. つのブロックはデジタル信号ストリームのブロックを変換し処理しても歪みが生じないほど充分なデジタル信号ストリームサンプルを含む請求項1に記載の送受信機。
  3. 送信結合処理及び受信結合処理において同じ大きさのサブブロックが用いられる請求項1に記載の送受信機。
  4. 領域変換器は送信結合処理及び受信結合処理において共通のサブブロック変換器を用いる請求項1に記載の送受信機。
  5. 各結合サブブロックの精度はカップリングの大きさに依存する請求項1に記載の送受信機。
  6. 結合処理はサブブロックフィルタを含むことと、カップリングがしきい値未満である場合、サブブロックフィルタのサブセットはディスエーブル状態になることと、を含む請求項1に記載の送受信機。
  7. 結合処理には各デジタル信号ストリームサブブロックにサブブロック処理行列を乗ずる段階が含まれる請求項1に記載の送受信機。
  8. サブブロック処理行列の対角要素はデジタル信号ストリームの符号間干渉を低減するように選択される請求項7に記載の送受信機。
  9. サブブロック処理行列の対角要素は適応可能に選択される請求項8に記載の送受信機。
  10. サブブロック処理行列の対角要素は信号カップリング及び符号間干渉測定値に依存して適応可能に選択される請求項9に記載の送受信機。
  11. サブブロック処理行列の非対角要素はデジタル信号ストリーム間のクロストークを低減するように選択される請求項7に記載の送受信機。
  12. サブブロック処理行列の非対角要素は適応可能に選択される請求項11に記載の送受信機。
  13. イーサネット送受信機はデジタル信号ストリームを送信していることと、サブブロック処理行列の非対角要素はデジタル信号ストリーム間の処理クロストークを提供するように選択されることによって、デジタル信号ストリームの送信時に生じたデジタル信号ストリームの伝送クロストークが消去されることと、を含む請求項7に記載の送受信機。
  14. イーサネット送受信機はデジタル信号ストリームを送信していることと、サブブロック処理行列の非対角要素はデジタル信号ストリームの送信時に生じたデジタル信号ストリームの伝送クロストークを消去するように選択されることと、を含む請求項7に記載の送受信機。
  15. 1つ以上のデジタル信号ストリームは時間領域処理を含む請求項4に記載の送受信機。
  16. 変換された信号ストリームの結合処理は送信される信号ストリームに対して行われる請求項4に記載の送受信機。
  17. 変換された信号ストリームの結合処理は受信信号ストリームに対して行われる請求項4に記載の送受信機。
  18. N個のデジタル信号ストリーム及びM個の結合処理された信号ストリームを含む請求項4に記載の送受信機。
  19. N個のデジタル信号ストリーム及び1個の結合処理された信号ストリームを含む請求項4に記載の送受信機。
  20. 変換ブロックはフィルタ処理係数を変換することを含む請求項4に記載の送受信機。
  21. 結合処理のフィルタ処理係数はイーサネットデジタル信号ストリーム間の干渉を低減するように決定される請求項4に記載の送受信機。
  22. フィルタ処理係数は時間領域フィルタの転送領域表現を含む請求項21に記載の送受信機。
  23. デジタル信号ストリームはイーサネット・ネットワーク上で送信される請求項4に記載
    の送受信機。
  24. 結合処理は近端クロストークを低減する請求項4に記載の送受信機。
  25. 結合処理は外来近端クロストークを低減する請求項4に記載の送受信機。
  26. 結合処理は遠端クロストークを低減する請求項4に記載の送受信機。
  27. 結合処理はエコー信号干渉を低減する請求項4に記載の送受信機。
  28. 結合処理は符号間干渉を低減する請求項4に記載の送受信機。
  29. 1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い処理を可能とする新しい領域に変換するための変換器と、
    新しい領域においてデジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換ブロックと、を含み、
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、送受信機。
  30. 1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い処理を可能とする新しい領域に変換するための変換器と、
    新しい領域においてデジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換ブロックと、
    結合処理された信号ストリームを送信するためのアナログフロントエンドと、を含み、
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、送信機。
  31. アナログ信号ストリームを受信し、1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームを生成するためのアナログフロントエンドと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い処理を可能とする新しい領域に変換するための変換器と、
    新しい領域においてデジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換ブロックと、を含み、
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、受信機。
  32. 複数のデジタル信号ストリームを結合処理するための方法であって、
    複数のデジタル信号ストリームを元の領域からより複雑性の低い処理領域に変換する変換段階と、
    デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理する結合処理段階と、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの特性の影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻す逆変換段階と、を含み、
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、方法。
  33. 送信結合処理及び受信結合処理において同じ大きさのサブブロックが用いられる請求項32に記載の方法。
  34. 変換段階は送信結合処理及び受信結合処理において共通のサブブロック変換器を用いる請求項32に記載の方法。
  35. 各結合サブブロックの精度はカップリングの大きさに依存する請求項32に記載の方法。
  36. 結合処理段階はサブブロックフィルタを含むことと、カップリングがしきい値未満である場合、サブブロックフィルタのサブセットはディスエーブル状態になることと、を含む請求項32に記載の方法。
  37. 変換段階はフィルタ処理係数を変換する段階を含む請求項32に記載の方法。
  38. 最大量のイーサネット信号干渉最小化処理は、より複雑性の低い領域において行われる請求項32に記載の方法。
  39. 結合処理段階のフィルタ処理係数はイーサネットデジタル信号ストリーム間の干渉を最小化するように決定される請求項32に記載の方法。
  40. デジタル信号ストリームはイーサネット・ネットワーク上で送信される請求項32に記載の方法。
  41. 結合処理段階により近端クロストークが低減される請求項32に記載の方法。
  42. 結合処理段階により外来近端クロストークが低減される請求項32に記載の方法。
  43. 結合処理段階により遠端クロストークが低減される請求項32に記載の方法。
  44. 結合処理段階により符号間干渉が低減される請求項32に記載の方法。
  45. 結合処理段階によりエコー信号干渉が低減される請求項32に記載の方法。
  46. 双方向送受信機を含むネットワーク回線カードであって、双方向送受信機には、
    1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い領域に変換するための領域変換器と、
    デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換器と、が含まれ
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、ネットワーク回線カード。
  47. 双方向送受信機を含むサーバであって、双方向送受信機には、
    1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い領域に変換するための領域変換器と、
    デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換器と、が含まれ
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、サーバ。
  48. 双方向送受信機を含むLANシステムであって、双方向送受信機には、
    1つ以上のデジタル信号ストリームが別のデジタル信号ストリームにカップリングされている複数のデジタル信号ストリームと、
    該複数のデジタル信号ストリームの各々のサブブロックを元の領域からより複雑性の低い領域に変換するための領域変換器と、
    デジタル信号ストリームの変換されたサブブロックを結合処理するためのプロセッサと、各結合処理されたデジタル信号ストリームサブブロックは他のデジタル信号ストリームサブブロックの影響を受けることと、
    結合処理された信号ストリームサブブロックを逆変換して元の領域に戻すための逆変換器と、が含まれ
    1つのサブブロックは1つのブロックが含むより少ないデジタル信号ストリームサンプルを含み、1つのブロックはデジタル信号ストリームの結合フィルタ時間サンプルスパンを超過するのに充分なサンプルを含む、LANシステム。
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