JP4794630B2 - パッシブ光ネットワークを介して異なる優先順位を有するデータパケットを送信する方法 - Google Patents

パッシブ光ネットワークを介して異なる優先順位を有するデータパケットを送信する方法 Download PDF

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Description

一般に本発明は電気通信網の分野に関するものであり、特に光接続ネットワークの分野に関する。特に、本発明は、パッシブ光ネットワーク、例えばGPONを介して異なる優先順位をもったデータパケット、特にイーサネットパケットを送信するための方法及び装置に関する。最後に、本発明は電気通信システムに関する。
公知のように、接続ネットワークは1以上のユーザーをパケット交換網に接続できる電気通信網である。
特に、光接続ネットワークは、光ファイバー、アクティブ光構成要素(増幅器、再生器、スイッチなど)及び/又はパッシブ光構成要素(カップラー、スプリッターなど)を含んだ接続ネットワークである。当該技術において様々な種類の光接続ネットワークが知られている。例えば、光ファイバーのために1チャンネルを有する集合型ポイント・ツー・ポイント式ネットワーク、集合型マルチチャンネルポイント・ツー・ポイント式ネットワーク、空間分散型WDMネットワークなどがある。
パッシブ光ネットワークは特に有利な種類の光接続ネットワークである。このパッシブ光ネットワークは主にポイント・ツー・マルチポイント式のアーキテクチャに基づいて構成されたパッシブ光構成要素を備えるので、複数のユーザーをパケット交換網の1つのノードに接続することができる。
一般に、パッシブ光ネットワークは1以上の光ツリーを含み、各光ツリーはスプリッター及びカップラーにより接続された単一モードの光ファイバースパンを含む。
光ツリーのルート(root)は、パッシブ光ネットワークに対してネットワーク側のインタフェースとして機能する光回線終端装置に接続される。一般に光回線終端装置はパケット交換網のノードに接続される。
各光ツリーの各リーフはそれぞれの光ネットワーク装置に接続され、この光ネットワーク装置がパッシブ光ネットワークに対するユーザー側のインタフェースとして機能する。光回線終端装置はパッシブ光ネットワークを介して複数の光ネットワーク装置に接続され得る。各光ネットワーク装置は複数のユーザーに接続される。
パッシブ光ネットワークにおいて、データパケットはパケット交換網からユーザーに送信されるか(下り)、又はユーザーからパケット交換網に送信され得る(上り)。下りのデータパケットは、1人のユーザー(ユニキャスト)、1より多いユーザー(マルチキャスト)、又は光回線終端装置に接続されたすべてのユーザー(ブロードキャスト)をアドレス指定できる。
後に詳細に説明するように、一般に下りのデータパケットはパケット交換網から光回線終端装置にて受信され、光回線終端装置が下りパケットをカプセル化フレーム中にカプセル化する。次に、光回線終端装置がパッシブ光ネットワークの適当な光ツリーの全体にカプセル化フレームを送信する。よって、カプセル化フレームは、前記光ツリーに接続されたすべての光ネットワーク装置が受信する。後に詳細に説明するように、各光ネットワーク装置は、受信したカプセル化フレームがそのユーザーの一人にアドレス指定されているか否かを判断する。肯定的な結果の場合には、データパケットがカプセル化フレームから抽出され、目的のユーザーに送られる。
同様に、各光ネットワーク装置は、そのユーザー(一人又は複数)から1以上の上りのデータパケットを受信する。後に詳細に説明するように、各光ネットワーク装置は、このデータパケットを夫々のカプセル化フレーム中にカプセル化し、このカプセル化フレームをパッシブ光ネットワークの全体に送信する。異なる光ネットワーク装置からのカプセル化フレームがTDMA多重送信されるように、各光ネットワーク装置がそれぞれの送信期間に関連付けられる。光回線終端装置は、このように多重送信されたカプセル化フレームを受信すると、夫々のカプセル化フレームからすべてのデータパケットを抽出し、パケット交換網に送る。
当該技術において様々な種類のパッシブ光ネットワークが知られており、例えばATMパッシブ光ネットワーク(APON)、広帯域パッシブ光ネットワーク(BPON)、イーサネット・パッシブ光ネットワーク(EPON)及びギガビット・パッシブ光ネットワーク(GPON)が存在する。各種のパッシブ光ネットワークは、様々な速度での様々な種類のパケット交換トラヒックの送信をサポートできる。
特に、勧告シリーズITU−T G984.xにより規定されたGPONパッシブ光ネットワーク(又は以下の説明では簡単にGPONネットワーク)では、任意の種類のパケット交換網(イーサネット、MPLS、IPなど)から来る音声、データ及び映像トラヒック、又は任意の種類のパケット交換網にアドレス指定された音声、データ及び映像トラヒックを最大2.5Gbit/sの速度で輸送できる。
勧告ITU−T G.984.3に記載のように、GPONネットワークは、
− ATMカプセル化;及び
− GEMカプセル化(「GPONカプセル化モード」)
の両方をサポートする。
特に、GEMカプセル化では、上り又は下りのデータパケットをそのフォーマット及びサイズに関わりなく、GEMフレームのペイロード中に挿入する。このGEMフレームはペイロードに加えてヘッダーを含む。このヘッダーはポート識別子(又はポートID)を含めていくつかのフィールドを含む。ポートIDフィールド(そのサイズは一般に12ビットである)は、GEMフレームの送信先(下り)又は送信元(上り)についての情報を含み得る。各光ネットワーク装置は、ポートIDフィールドの1個以上の値に関連付けられ得る。
よって、例えば、光回線終端装置が下りのデータパケットをGEMフレーム中にカプセル化するとき、光回線終端装置は、この下りのデータパケットの送信先ユーザーに接続された光ネットワーク装置に関連付けられた値の一つを、ポートIDフィールドに挿入する。
光ネットワーク装置がこのGEMフレームを受信すると、該光ネットワーク装置自身に関連した値の一つをポートIDフィールドが含んでいるか否かを調べる。肯定的な結果の場合、光ネットワーク装置がGEMフレームからデータパケットを抽出し、ユーザーに送る。そうでなければ、光ネットワーク装置がこの受信したGEMフレームを廃棄する。
既に述べたように、GPONネットワークは様々な種類のデータパケットを輸送できる。特に、GPONはイーサネットパケットを輸送できる。
公知のように、イーサネットパケットはいくつかのフィールドと共にデータとヘッダーとを含む。これらのフィールドとして、例えば送信先アドレスフィールドがあるが、一般にこの送信先アドレスフィールドは、イーサネットパケットがアドレス指定されたユーザーのMACアドレスを含む。
適宜、イーサネットパケットは、勧告IEEE 802.1Q,Chapter 9に規定されているように「VLANタグ付き」にし得る。VLANタグ付きのイーサネットパケットは、そのイーサネットヘッダー中に更なるVLANヘッダーを含み、このVLANヘッダーが第1のフィールド(VLAN識別子という)と第2のフィールド(優先度という)とを含む。
特に、VLAN識別子フィールド(その長さは12ビットである)は、イーサネットパケットが関連付けられた仮想LANを識別する。同じユーザーにアドレス指定されたイーサネットパケットを同じVLAN識別子の値でタグ付けしてもよく(ユーザーごとのVLANタグ付け)、そうでなければ、同じサービスを提供するイーサネットパケットを同じVLAN識別子の値でタグ付けしてもよい(サービスごとのVLANタグ付け)。
優先度フィールド(その長さは一般に3ビットである)は、イーサネットパケットの優先度の値を含み、この値は0〜7の範囲を有する(0は最低の優先度であり、7は最高の優先度である)。
次に、VLANヘッダーは15ビット長であり、これによりサービスプロバイダーは、異なるサービスの質を有するサービスをイーサネット網を介して提供できる。換言すれば、VLANヘッダーは、イーサネットパケットの優先順位を示す、すなわちノードが取り扱うべきイーサネットパケットに基づいた優先順位を示す。
以下の記載及び特許請求の範囲では、「優先順位」なる用語はデータパケットに関連付けられた値を示し、これはノードが取り扱うべき当該データパケットに基づいた優先順位を示す1個以上の情報(例えばイーサネットパケットの場合、優先度及び/又はVLAN識別子)を含み得る。
既に述べたように、GPONネットワークにおいてGEMカプセル化によりイーサネットパケットを輸送できる。
上記の勧告ITU−T G.984.3によると、GEMカプセル化により、異なる帯域幅が保証された異なるGEMフレームを送信できる。特に、GEMフレームが複数の送信コンテナに分割され、各送信コンテナが帯域幅の異なる保証レベルに関連付けられる。現在、次の5個の異なる種類の送信コンテナが提供されている。
− タイプ1:固定型の帯域幅;
− タイプ2:保証型の帯域幅;
− タイプ3:保証型の帯域幅、非保証型の帯域幅及び最大帯域幅;
− タイプ4:ベストエフォート型の帯域幅;及び
− タイプ5:任意の種類の帯域幅。
ポートIDフィールドの異なる値を有するGEMフレームが、同じ送信コンテナのタイプに属するかもしれない。光回線終端装置と光ネットワーク装置は両方とも、適当な帯域幅の保証を有して各GEMフレームを取り扱うことができるように、GEMフレームが属する送信コンテナをそのポートIDフィールドの値に基づいて判定できる。
よって、原理的には、GPONネットワークの資源(すなわち帯域幅)を、属する送信コンテナに基づいて異なるGEMフレームに割り当てることができる。
しかしながら、出願人はGEMフレームにより輸送されるデータパケットの優先順位に従って適当な送信コンテナにGEMフレームが挿入されないことに気付いた。
換言すれば、異なる優先順位のデータパケットが、カプセル化されるデータパケットの優先順位に関わりなくカプセル化され、すべて同じ送信コンテナに属し得る夫々のGEMフレームを形成する。これはGEMカプセル化がトランスペアレントであることに起因する。換言すれば、GEMカプセル化では、カプセル化されるべきパケットのフォーマット固有の情報、例えばイーサネットパケットの優先度情報及び/又はVLAN識別子を処理しない。
よって、GPONネットワークの入力では、すべてのGEMフレームが同じ送信コンテナに属するので、GPONネットワークは、高い優先順位のイーサネットパケットを輸送するGEMフレームと低い優先順位のイーサネットパケットを輸送するGEMフレームとを区別できない。したがって、現在のところ、GPONネットワークの資源(すなわち帯域幅)はすべてのGEMフレームに等しく割り当てられている。
しかしながら、出願人は、特定の条件下ではこのようなメカニズムは異なる優先順位のイーサネットパケットを特に上りの方向にて効率的に送信するのには適していないことに気付いた。
特に、出願人は、GPONネットワークが過密な場合(すなわち実際のトラヒック帯域幅がGPONネットワークの最大容量に近い場合)、現在のGEMカプセル化では、異なるユーザーから来る上りのGEMフレームの場合に、より広い帯域幅が保証されたより優先順位の高いイーサネットパケットを含んだGEMフレームを送信できる帯域幅割当てを行なうための情報を提供しないことに気付いた。換言すれば、過密状態においては、一般に固定型帯域幅又は保証型帯域幅などの帯域幅保証に関連付けられた高レベルのサービスの質が保証できない。
勧告ITU−T G.984.3 勧告IEEE 802.1Q,Chapter 9
したがって、本発明の一般的な目的は、異なる優先順位を有するデータパケット(特に、限定するものではないがイーサネットパケット)を光接続ネットワーク(特に、限定するものではないがGPONパッシブ光ネットワーク)を介して送信する方法であって、上記の問題を解消するような方法を提供することである。
特に、本発明の目的は、異なる優先順位を有するデータパケットを光接続ネットワークを介して送信する方法であって、異なる優先順位を有するデータパケットを光接続ネットワークが区別可能な方法を提供することである。
有利には、この方法は、データパケットの優先順位に従って光接続ネットワークが帯域幅をデータパケットに割り当てることを可能にする。
さらに、有利には、この方法は、過密状態の場合でさえ(固定型帯域幅又は保証型帯域幅などの)帯域幅の高い保証レベルを必要とするユーザー又はサービスに対してサービスの質を保証できる。
本発明の第1の態様によると、パッシブ光ネットワークを介してデータパケットを送信する方法であって、優先情報(優先順位情報)を含んだ第1のデータパケットをパッシブ光ネットワークの第1のインタフェースから受信する段階;第1のインタフェースにて第1のデータパケットを第2のデータパケット中にカプセル化する段階;及びパッシブ光ネットワークを介して第2のデータパケットを第2のインタフェースに送信する段階を含み、カプセル化する段階が、優先情報を示す値を第2のデータパケットのヘッダーフィールドに挿入することを含むことを特徴とする方法が提供される。
好ましくは、優先情報を示す値に従ってパッシブ光ネットワークの資源が割り当てられる。
一態様によると、第1のパケットはイーサネットパケットである。
有利には、優先情報は第1のパケットの優先度、仮想LAN識別子、又は優先度と仮想LAN識別子の両方を含み得る。
有利には、第2のパケットはギガビットパッシブ光ネットワークのカプセル化モードフレームであり、優先情報を示す値が第2のパケットのポート識別子フィールドに挿入される。
本発明の第二の態様によると、パケット交換網とパッシブ光ネットワークとをインタフェースするためのネットワークインタフェース装置が提供される。この装置は、優先情報を含んだ第1のデータパケットを前記パケット交換網から受信できる第1のポート;第1のデータパケットを第2のデータパケット中にカプセル化することができるカプセル化モジュール;及びパッシブ光ネットワークを介して第2のデータパケットを送信できる第2のポートを備える。本発明によると、カプセル化モジュールは、優先情報を示す値を第2のデータパケットのヘッダーフィールドに挿入できる。
好ましくは、装置はまた、優先情報を示す値に基づいてパッシブ光ネットワークの資源を割り当てることができる資源割当てモジュールを備える。
一般に、第1のパケットはイーサネットパケットである。優先情報は第1のパケットの優先度、第1のパケットの仮想LAN識別子、又はその両方を含み得る。
一態様によると、第2のパケットはギガビットパッシブ光ネットワークのカプセル化モードフレームであり、優先情報を示す値が第2のパケットのポート識別子フィールドに挿入される。
本発明の第3の態様によると、パケット交換網と、複数のユーザーと、パッシブ光ネットワークと、前記パケット交換網と前記パッシブ光ネットワークとをインタフェースするための第1のネットワークインタフェース装置と、前記パッシブ光ネットワークと前記複数のユーザーのうち少なくとも1ユーザーとをインタフェースするための第2のネットワークインタフェース装置とを備え、前記第1のネットワークインタフェース装置と前記第2のネットワークインタフェース装置の両方が上述したネットワークインタフェース装置であることを特徴とする送信システムが提供される。
限定するものではないが例として添付図面と共に以下の詳細な説明を読めば、本発明が明確になるであろう。
図1は、パッシブ光ネットワークPONを備えると共に複数のユーザーu11,・・・u1n1,u21,・・・,u2n2,・・・,um1,・・・,umnmをパケット交換網PNに光接続するための送信システムTSを概略的に示す。
パケット交換網PNは例えばイーサネット網又はIPネットワークなどのパケット交換網である。
このパケット交換網PNは、光回線終端装置OLTに接続されたノード(図示せず)を有する。光回線終端装置OLTは、後に図2aを参照して詳細に説明するように、パッシブ光ネットワークPONに接続される。
既に述べたように、パッシブ光ネットワークPONはk個の光ツリー(図示せず)〔ここでk>1〕を含む。k個の光ツリー全体はm個のリーフを有し、各リーフは夫々の光ネットワーク装置ONU1,ONU2,ONU3,・・・ONUmに接続される。
光ネットワーク装置ONU1は第1の複数のユーザーu11,・・・u1n1に接続され、同様に光ネットワーク装置ONU2は第2の複数のユーザーu21,・・・u2n2に接続され、以下同様にm番目の複数の光ネットワーク装置ONUmまで続き、このm番目の複数の光ネットワーク装置ONUmがユーザーum1,・・・umnmに接続される。
図2aを参照すると、図1の光回線終端装置OLTの構造がさらに詳しく記載されている。光回線終端装置OLTはパケット交換網PNとパッシブ光ネットワークPONとの間のネットワークインタフェース装置である。
光回線終端装置OLTはネットワーク側のポートnpOLTを備え、このポートnpOLTが光回線終端装置OLTをパケット交換網PNのノード(図示せず)に接続する。
また、光回線終端装置OLTは、ネットワーク側のポートnpOLTに接続された切換マトリックスSMを備える。切換マトリックスSMはm個の出力接続(物理的又は論理的)を有し、ここでも、mは光回線終端装置OLTに接続された光ネットワーク装置の数である。
図2aの光回線終端装置OLTは、k個の中央光終端装置OTU−C1,・・・OTU−Ckを更に備え、ここでkはネットワークPONの光ツリーの数である。各装置OTU−C1,・・・OTU−Ckは夫々の光ツリーのルートに接続される。中央光終端装置OTU−Cはカプセル化モジュール及びデカプセル化モジュールとして機能する。
切換マトリックスSMは、夫々の光ツリーを介して各装置OTU−C1,・・・OTU−Ckに接続された光ネットワーク装置の数に対応した夫々の数の接続(物理的又は論理的)を介して、各装置OTU−C1,・・・OTU−Ckに接続される。例えば、図2aでは、装置OTU−C1が3個の光ネットワーク装置(図示せず)に接続されているとの仮定の下、切換マトリックスSMと装置OTU−C1とが3つの接続(物理的又は論理的)を介して接続されている。また、装置OTU−Ckが2個の光ネットワーク装置(図示せず)に接続されているとの仮定の下、切換マトリックスSMと装置OTU−Ckとが2つの接続(物理的又は論理的)を介して接続されている。
各中央光終端装置OTU−C1,・・・OTU−Ckは、夫々のユーザー側ポートupOLT1,・・・,upOLTkによって夫々の光ツリーのルートに接続される。
切換マトリックスSMと中央光終端装置OTU−C1,・・・OTU−Ckの機能については、後に図3に関して説明する。
図2bは代表的な光ネットワーク装置(図2b中、ONUiで示す)の構造を概略的に示す。OLTと同様に光ネットワーク装置ONUiもまたネットワークインタフェース装置である。
光ネットワーク装置ONUiは、リモート光終端装置OTU−Rに接続されたネットワーク側のポートnpONUを備える。リモート光終端装置OTU−Rの機能については後に図3を参照して説明する。リモート光終端装置OTU−Rはカプセル化モジュール及びデカプセル化モジュールとして機能する。このリモート光終端装置OTU−Rは切換マトリックスSM’に接続される。切換マトリックスSM’はリモート光終端装置OTU−Rに接続された入力とni個の出力を有し、各出力は夫々のユーザー側ポートup1,・・・,upniに接続され、ここでniは光ネットワーク装置ONUiに接続されたユーザーの数である。各ユーザー側ポートup1,・・・,upniは夫々のユーザー(図示せず)に接続される。
以下、図3を参照して、送信元ユーザーuijからパケット交換網PNへのパッシブ光ネットワークPONを介した上りのデータパケットの送信について説明する。パケット交換網から送信先ユーザーへの下りのデータパケットの送信も同様であるから、これについては明示的に説明しない。
図3のパケット交換網PNはイーサネット網であると仮定する。よって、送信されるパケットはイーサネットパケットEthPである。さらに、図3のパッシブ光ネットワークPONは、GEMカプセル化によりイーサネットパケットを輸送するGPONネットワークであると仮定する。
既に述べたように、パッシブ光ネットワークPONは光回線終端装置OLTを介してパケット交換網PNに接続される。簡単のため、ネットワークPONが1つの光ツリーを含み、よって光回線終端装置OLTが1つの中央光終端装置OTU−C(図3には図示せず)を含むことを仮定する。
さらに、既に述べたように、パッシブ光ネットワークPONは光ネットワーク装置ONUiによって送信元ユーザーuijに接続される。簡単のため、装置ONUiに接続された他のユーザーは図3中に図示していない。また、終端装置OLTに接続された他のm−1個の光ネットワーク装置も図3中に図示していない。
公知のように、送信元ユーザーuijからの上りのイーサネットパケットEthPは光ネットワーク装置ONUiによって受信される。光ネットワーク装置ONUiはパケットEthPをGEMフレームGEMF中に挿入し、GEMフレームGEMFをそれ専用の送信期間にネットワークPONを介して送信する。光回線終端装置OLTはこのフレームGEMFを受信し、フレームGEMFからパケットEthPを抽出し、パケットEthP中に含まれている切換情報のおかげでパケットEthPをパケット交換網PNに適切に切り換える。
詳しくは、パケットEthPはヘッダーEthHとユーザーデータEthDとを含む。ヘッダーEthHは、イーサネット網においてイーサネットパケットEthPを切り換えるための種々の情報を含む。既に述べたように、ヘッダーEthHは例えば以下のものを含む。
− 送信先ユーザーuijのMACアドレスを含んだ送信先アドレスフィールドDA;
− イーサネットパケットEthPのVLAN識別子を含んだVLAN識別子フィールドVID;及び
− イーサネットパケットEthPの優先度値を含んだ優先度フィールドp。
ヘッダーEthHは別のフィールドも含むが、これらは本発明に関係ないので記載していない。
適当なユーザー側ポートupni(図3には図示せず)を介してイーサネットパケットEthPを受信すると、光ネットワーク装置ONUiの切換マトリックスSM’がパケットEthPをそのリモート光終端装置OTU−Rに切り換える。したがって、切換マトリックスSM’は実質的にni個の入力と1個の出力とを有するイーサネットスイッチとして機能する。
次に、リモート光終端装置OTU−RはイーサネットパケットEthPをGEMフレームGEMF中にカプセル化する。特に、リモート光終端装置OTU−Rが、場合によってはいくつかのフィールドを除いて、パケットEthPをフレームGEMFのペイロードGEMP中に挿入する。さらに、リモート光終端装置OTU−Rは、フレームGEMFのGEMヘッダーGEMHのポートIDフィールドPID中に適当な値を挿入する。例えば、この値は、光ネットワーク装置ONUiに関連付けられたポートID値の一つである(図3においてONU−IDiで示す)。
最後に、光終端装置OTU−RはフレームGEMFを電気光学変換し、その専用の送信期間の間、パッシブ光ネットワークPONを介して送信する。
光回線終端装置OLTはフレームGEMFを受信すると、その中央光終端装置OTU−Cによって光学電気変換する。次に、中央光終端装置OTU−CはフレームGEMFのペイロードGEMPからイーサネットパケットEthPを抽出し、切換マトリックスSMに送る。イーサネットパケットEthPを中央光終端装置OTU−Cから切換マトリックスSMに送る際の接続は、ポートIDフィールドPIDの値に依存する。切換マトリックスSM’は、送信先アドレスフィールドDA中に含まれたMACアドレスの値に基づいて、イーサネットパケットEthPをパケット交換網PNに適切に切り換える。したがって、切換マトリックスSMは実質的にm個の入力と1個の出力とを有したイーサネットスイッチである。
図3についての上記説明から、公知のGEMカプセル化では、VLAN識別子フィールドVID及び/又は優先度フィールドpによって示され得るイーサネットパケットEthの優先順位を何ら考慮していないことが分かる。
実際、従来技術によると、イーサネットパケットEthPはGEMフレームのペイロード中に単に挿入されるだけで、その優先度やそのVLAN識別子又は該イーサネットパケットに関するその他の情報はGEMカプセル化中に処理されない。
図4は異なる優先順位を有するデータパケットをパッシブ光ネットワークを介して送信する、本発明の一態様による方法を示す。
図3と同様に、パケット交換網PNをイーサネット網であると仮定し、よって、送信されるデータパケットはイーサネットパケットである。さらに、図4のパッシブ光ネットワークは、GEMカプセル化によりイーサネットパケットを輸送できるGPONネットワークである。
光ネットワーク装置ONUiは送信元ユーザーuijからイーサネットパケットEthPを受信し、GEMフレームGEMF中にカプセル化する。
しかしながら、後に詳細に説明するように、本発明によると、装置ONUiはイーサネットパケットEthPの優先順位を示す値をフレームGEMFのヘッダーGEMH中に挿入するのが有利である。さらに、本発明によると、光ネットワーク終端装置ONUiは、イーサネットパケットEthpの優先順位を示す前記値に従ってフレームGEMFを送信するためのパッシブ光ネットワークPONの資源を割り当てることを、光回線終端装置OLTに要求する。次に、光ネットワーク装置ONUiがパッシブ光ネットワークPONを介してフレームGEMFを送信する。光回線終端装置OLTがこのフレームGEMFを受信し、フレームGEMF中に含まれる情報に基づいて、このフレームGEMFが光ネットワーク装置ONUiから来たデータを含んでいることを判定する。よって、終端装置OLTがイーサネットパケットEthPをフレームGEMFから抽出し、イーサネットパケットEthP中に含まれる切換情報に基づいて、パケットEthPをパケット交換網PNに適切に切り換える。
詳しくは、イーサネットパケットEthPはヘッダーEthHとユーザーデータEthDとを含む。イーサネットパケットEthPのフォーマットは図3に示したものと同様であるので、詳細に説明は繰り返さない。ただ、イーサネットパケットEthPが、イーサネットパケットEthPの優先度値を含む優先度フィールドpと、イーサネットパケットEthPのVLAN識別子を含むVLAN識別子フィールドVIDとを有することのみ述べておく。
イーサネットパケットEthPを受信すると、光ネットワーク装置ONUiの切換マトリックスSM’はイーサネットパケットEthPをリモート光終端装置OTU−R(図4では図示せず)に切り換える。したがって、切換マトリックスSM’は実質的にni個の入力と1個の出力とを有するイーサネットスイッチとして機能する。
次に、リモート光終端装置OTU−Rは受信したパケットEthPをGEMフレームGEMF中にカプセル化する。特に、リモート光終端装置OTU−Rが、いくつかのフィールドを除いて、イーサネットパケットEthPをフレームGEMFのペイロードGEMP中に挿入する。
図3に示す従来技術によると、リモート光終端装置OTU−RはGEMフレームをルーティングするための情報(すなわち装置ONUiのポートID値ONU−IDi)を、GEMフレームのヘッダー中に(特にGEMフレームのポートIDフィールドPID中に)単に挿入するだけであるが、本発明によると、リモート光終端装置OTU−Rはイーサネットパケットの優先順位をも示す値をGEMフレームのヘッダー中に挿入する。
本発明の好ましい態様によると、イーサネットパケットの優先順位を示すこの値が、GEMフレームのポートIDフィールドPID中に挿入される。有利には、このことによってイーサネットパケットの優先順位値を適当な送信コンテナに関連付けることができる。実際、既に述べたように、ポートIDフィールドの各値を送信コンテナタイプに関連付けることができる。
よって、例えば、本発明によると、低い優先順位のイーサネットパケットが、低い帯域幅保証の送信コンテナタイプ(例えばタイプ3又はタイプ4)に関連付けられた値を含んだポートIDフィールドを有するGEMフレーム中に挿入される。同様に、高い優先順位のイーサネットパケットは、高い帯域幅保証の送信コンテナタイプ(例えばタイプ1又はタイプ2)に関連付けられた値を含んだポートIDフィールドを有するGEMフレーム中に挿入される。本発明によると、異なる解決策も有り得るが、いずれにしても、より低い優先順位を有するイーサネットパケットは、より高い優先順位を有するイーサネットパケットよりも、より低い帯域幅保証の送信コンテナ中に挿入されたGEMフレームによって輸送される。
よって、従来技術によると、GEMフレームはすべて同じ送信コンテナに静的に関連付けられるが、本発明によると、各GEMフレームについてポートIDフィールドの内容が、カプセル化されたイーサネットパケットの優先順位値に基づいて動的に評価されるので、各GEMフレームが適切な送信コンテナに動的に関連付けられる。
例えば、図4は本発明の方法の一態様を示す。この態様によると、GEMカプセル化中、光ネットワーク装置ONUiはGEMフレームのポートIDフィールドPID中に以下の値[ONU−IDi,VG,pG]を挿入する。
− ONU−IDiは光ネットワーク装置ONUiを識別する値であり;
− VGはイーサネットパケットEthPのVLAN識別子を示す値であり;
− pGはイーサネットパケット優先度値pを示す値である。
よって、本発明によると、ポートIDフィールドは、フレームGEMFを送信するONUiを示すだでけでなく、GEMフレームにより輸送されるイーサネットパケットの優先順位(すなわち優先度及びVLAN識別子)も示す。有利には、このことによってパッシブ光ネットワークPONを進む間もVLANタグ付けのオプションをサポートできる。
例えば、32個の光ネットワーク装置ONUが同じ光回線終端装置OLTに接続されると仮定する。よって、各光ネットワーク装置を識別するためには、ポートIDの少なくとも1つの値を各光ネットワーク装置に関連付けるためにポートIDフィールドのうち少なくとも5ビットが必要となる。さらに、イーサネットパケットの優先度pを示す優先度pGを書き込むためには、ポートIDフィールドのうち3ビットが必要であると仮定する。したがって、ポートIDフィールドのうち12−5−3=4ビットが、VLAN識別子VGを書き込むのに利用できる。このことは、サービスプロバイダーが異なるVLAN識別子を異なる種類のサービスに割り当てることを望む場合(サービスごとのVLANタグ付け)、サービスプロバイダーはVLANタグ付けオプションによりサポートされた2=16種類のサービスを提供できることを意味する。
本発明によると、リモート光輸送装置OTU−Rは、ポートIDフィールドPIDの値に基づいて、フレームGEMFをネットワークPON上で上りの方向に送信するために適当な資源を割り当てるように中央光終端装置OTU−Cに要求する。
最後に、リモート光終端装置OTU−RがフレームGEMFを電気光学変換し、パッシブ光ネットワークPONを介してその専用の送信期間中に送信する。
光回線終端装置OLTは、フレームGEMFを受信すると、その中央光終端装置OTU−Cによって光学電気変換する。
本発明により、光ネットワーク装置ONUiが1組のポートIDフィールド値を関連付け、その各値が光終端装置と、GEMFフレームにより輸送されるイーサネットパケットの優先順位との両方を示すことに留意されたい。
次に、中央光終端装置OTU−CがフレームGEMFのペイロードGEMPからイーサネットパケットEthPを抽出し、切換マトリックスSMに送る。切換マトリックスSMは、送信先アドレスフィールドDA中に含まれるMACアドレスの値に基づいて、パケット交換網PNに接続されたそのネットワーク側のポートにイーサネットパケットEthPを切り換える。したがって、切換マトリックスSMは実質的にm個の入力と1個の出力とを有するイーサネットスイッチである。
したがって、図3(従来技術)と図4(本発明の一態様を示す)とを比較すると、従来技術によると、ポートIDフィールドPIDが単にフレームGEMFの送信元の光ネットワーク装置ONUiを示すのに対し、本発明によると、ポートIDフィールドPIDが送信元の光ネットワーク装置ONUiと、フレームGEMF中に含まれるイーサネットパケットEthPの優先順位との両方を示すことが分かる。
したがって、パッシブ光ネットワーク上での送信中でさえ、異なる優先順位を有するイーサネットパケットを差別化された方法にて取り扱うことができる。有利には、このことによって異なるサービスの質を有するサービスを提供することができる。特に有利には、このことによってパッシブ光ネットワークが過密な場合であっても例えば固定型の帯域幅保証又は保証型の帯域幅保証を必要とする特定のユーザーグループ又は特定のサービスに対し、サービスの質を保証できる。
本発明によると、イーサネットパケットの優先度値を示す値pGは3ビット未満から構成できることが分かる。例えば、イーサネットパケットの3ビットの優先度フィールドpをGEMフレームのポートIDフィールド中の2ビット値pGに対応付けることができる。このことは、ポートIDフィールドの異なる値が、優先度フィールドpの8個の可能な値の代わりに最大4個の異なる優先度値を表し得ることを意味する。この場合、pとpGとの間の対応付け規則を確立する必要がある。例えば、pG=“00”がp=“000”及び“001”を示してもよく、pG=“01”がp=“010”及び“011”を示してもよく、等々である。もちろん、これは単なる例であり、pとpGとの間の他の対応付け規則も可能である。
図5は本発明の方法を実行する送信システムTS’を概略的に示す。この送信システムTS’は、5人のユーザーu1,u2,・・・,u5をパケット交換網PNに光接続するためのパッシブ光ネットワークPONを含む。パケット交換網PNはイーサネット網であると仮定する。
ネットワークPONとパケット交換網PNとは、切換マトリックスSMと第1の装置OTU−C1及び第2の装置OTU−C2とを備えた光回線終端装置OLTによって接続される。
第1の装置OTU−C1は、ネットワークPONの第1の光ツリーを介して2個の光ネットワーク装置ONU1及びONU2に接続される。第2の装置OTU−C2は、ネットワークPONの第2の縮退した光ツリーによって別の光ネットワーク装置ONU3に接続される。したがって、切換マトリックスSMと第1の装置OTU−C1とは第1の接続及び第2の接続(物理的又は論理的)を介して接続される一方、切換マトリックスSMと第2の装置OTU−C2とは単一の第3の接続(物理的又は論理的)を介して接続される。
各ユーザーu1,u2,・・・,u5が夫々の上りのイーサネットパケットEthP1,EthP2,・・・,EthP5をパケット交換網PNに送信することを欲していると仮定する。
よって、図6に示されるように、各イーサネットパケットEthP1,EthP2,・・・,EthP5の送信先アドレスフィールドDAは夫々の送信先ユーザーの夫々のMACアドレスMAC1,MAC2,・・・,MAC5を含む(送信先ユーザーはパケット交換網PNに接続されているが、図5には図示されていない)。
図5のイーサネット網は2つの異なるサービスを提供していると仮定する。第1のサービス(例えば、ビデオ・オン・デマンド)は第1のVLAN識別子(図6中の“a”)により識別され、第2のサービス(例えば、ボイス・オーバーIP)は第2のVLAN識別子(図6中の“b”)により識別される。例えば、ユーザーu1、u2、u4には第2のサービスが提供され、ユーザーu3、u5には第1のサービスが提供されると仮定する。したがって、イーサネットパケットEthP1のVLAN識別子フィールドVIDは値“b”を含み、イーサネットパケットEthP2のVLAN識別子フィールドVIDは値“b”を含み、イーサネットパケットEthP3のVLAN識別子フィールドVIDは値“a”を含み、イーサネットパケットEthP4のVLAN識別子フィールドVIDは値“b”を含み、イーサネットパケットEthP5のVLAN識別子フィールドVIDは値“a”を含む。
さらに、各イーサネットパケットは特定の優先度値を有する。例えば、イーサネットパケットEthP1の優先度フィールドpは値2を含み(図6において“p=2”)、イーサネットパケットEthP2、EthP3、EthP4、EthP5の優先度フィールドpは値1を含む(図6において“p=1”)。
各イーサネットパケットEthP1,EthP2,・・・,EthP5は、夫々のユーザーu1,u2,・・・,u5に接続された光ネットワーク装置に対して夫々のユーザーによって送信される。したがって、光ネットワーク装置ONU1はイーサネットパケットEthP1及びEthP2を受信し、光ネットワーク装置ONU2はイーサネットパケットEthP3を受信し、光ネットワーク装置ONU3はイーサネットパケットEthP4及びEthP5を受信する。
各光ネットワーク装置のリモート光終端装置OTU−R(図5には図示せず)が、受信したイーサネットパケットをカプセル化する。特に、光ネットワーク装置ONU1の装置OUT−Rが各イーサネットパケットEthP1及びEthP2を夫々のGEMフレームGEMF1及びGEMF2中にカプセル化する。同様に、光ネットワーク装置ONU2の装置OUT−RがイーサネットパケットEthP3を夫々のGEMフレームGEMF3中にカプセル化する。同様に、光ネットワーク装置ONU3の装置OUT−Rが各イーサネットパケットEthP4、EthP5を夫々のGEMフレームGEMF4、GEMF5中にカプセル化する。
本発明によると、光ネットワーク装置ONU1のリモート光終端装置OTU−Rが、パケットEthP1、EthP2の優先順位を示す値を、各GEMフレームGEMF1、GEMF2のポートIDフィールド中にそれぞれ挿入する。同様に、光ネットワーク装置ONU2のリモート光終端装置OTU−Rが、パケットEthP3の優先順位を示す値を、GEMフレームGEMF3のポートIDフィールド中に挿入する。同様に、光ネットワーク装置ONU3のリモート光終端装置OTU−Rが、パケットEthP4、EthP5の優先順位を示す値を、各GEMフレームGEMF4、GEMF5のポートIDフィールド中にそれぞれ挿入する。
例えば、図5の例では、第2のサービス(VLAN識別子“b”により識別される)に関連付けられたイーサネットパケットの場合、ポートIDの値は、当該イーサネットパケットをカプセル化するGEMフレームがそれらのイーサネット優先度に関わりなく最高の帯域幅保証(例えば、“固定型の帯域幅”)を有してT−CONT中に挿入されるような値であると仮定する。他方、第1のサービス(VLAN識別子“a”により識別される)に関連付けられたイーサネットパケットの場合、ポートIDの値は、当該イーサネットパケットをカプセル化するGEMフレームがそれらのイーサネット優先度に基づいて異なるT−CONT中に挿入されるような値であることを仮定する。これは単なる例であり、他の種類の対応付け規則も本発明により可能である。
したがって、第2のサービス“b”に関連付けられたイーサネットパケットを輸送するGEMフレームGEM1、GEM2、GEM4のポートIDフィールドPIDは以下のフォーマットを有する。
− GEMフレームGEM1:[ポートID1,b];
− GEMフレームGEM2:[ポートID1,b];及び
− GEMフレームGEM4:[ポートID3,b]。
他方、第1のサービス“a”に関連付けられたイーサネットパケットを輸送するGEMフレームGEM3、GEM5のポートIDフィールドPIDは以下のフォーマットを有する。
− GEMフレームGEM3:[ポートID2,a,1];及び
− GEMフレームGEM5:[ポートID3,a,1]。
異なる光ネットワーク装置ONUの装置OTU−Rにより生成されたGEMフレームのポートIDフィールドが同じ値を含み得ることが分かる。実際、異なる光ツリーに接続された光ネットワーク装置を示すのに、ポートIDフィールドの同じ値を使用できる。というのは、所与の光ツリーに接続された特定の光ネットワーク装置から来るパケットは他の光ツリーを進まないからである。よって、このことが1個の光ネットワーク装置に関連付け得るポートIDフィールドの値の個数を増すことに役立ち、よって、例えば輸送されるイーサネットパケットについての更なる情報をポートIDフィールドに含めることができる。
また、異なるユーザーにより送信され且つ同じ光ツリーに沿って輸送されるイーサネットパケットを輸送するGEMフレームのポートIDフィールドは、必ずしも異ならない。例えば、GEMフレームGEMF1及びGEMF2のポートIDフィールドPIDは同じ値を含む。というのは、これらのフレームは同じ優先順位を有して同じ光ネットワーク装置ONU1により送信されるからである。しかしながら、このことはパケット送信先を認識する上で曖昧さを含むものではない。というのは、パケットは光回線終端装置によりデカプセル化された後、送信先MACアドレスに基づいてスイッチングが行われるからである。
本発明によると、各リモート光ネットワーク装置OTU−Rは、GEMフレームGEMF1,GEMF2,・・・,GEMF5を送信するための資源をそれらのポートIDフィールドPIDの値に基づいて割り当てる。例えば、フレームGEMF4がパケットEthP5より優先順位の高いパケットEthP4を輸送しているとき、装置ONU3の装置OTU−Rが、例えばフレームGEMF4を送信するための第2の光ツリーに保証された帯域幅を割り当てるように装置OTU−C2に要求する。したがって、この光ツリーが過密な場合でさえ、ユーザーu4は第2のサービス“b”に関連するそのイーサネットパケットを、期待されるサービスの質をもって送ることができる。
同様に、フレームGEM1、GEM2は同じ優先順位を有するので、光ネットワーク装置ONU1の装置OTU−Rは、第1の光ツリーの資源を等しく割り当てるように装置OTU−C1に要求する。
次に、中央光終端装置OTU−C1がフレームGEMF1、GEMF2、GEMF3を受信する。それから、装置OTU−C1がパケットEthP1、EthP2、EthP3をフレームGEMF1、GEMF2、GEMF3から抽出する。次に、これらのパケットMACアドレスに基づいて、装置OTU−C1がパケットEthP1、EthP2、EthP3をパケット交換網PNに適切に切り換える。
同様に、中央光終端装置OTU−C2がフレームGEMF4、GEMF5を受信する。次に装置OTU−C2はパケットEthP4、EthP5をフレームGEMF4、GEMF5から抽出する。次に装置OTU−C2は、このパケットのMACアドレスに基づいてパケットEthP4、EthP5をパケット交換網PNに適切に切り換える。
したがって、本発明によると、イーサネットスイッチだけでなく、パッシブ光ネットワーク上での送信中においても、イーサネットパケットの優先度フィールドpの値及び/又はそれらのVLAN識別子に基づいてイーサネットパケットが取り扱われるので、それらの優先順位が送信元と送信先との間の送信経路全体において守られる。
ここではデータパケットの上りの送信を参照して本発明の態様を説明してきた。しかしながら、後に簡単に説明するように、本発明の方法は下りのパケットに対しても同様に適用できる。
下りの送信の場合、ユーザーにアドレス指定されたデータパケットのGEMカプセル化が、光回線終端装置中に含まれる装置OTU−Cにより実行される。したがって、本発明によると、各装置OTU−Cは、所与の優先順位値を有する下りのデータパケットをカプセル化する一方で、このデータパケットをカプセル化するGEMフレーム中に、データパケットの優先順位値を示す値を挿入する。好ましくは、装置OTU−Cは前記優先順位を示す値をGEMフレームのポートIDフィールド中に挿入する。
さらに、好ましくは、装置OTU−Cは優先順位を示す値に基づいて前記GEMフレームを送信するための資源を割り当てることができ、その結果、送信元(パケット交換網)と送信先(ユーザー)との間の送信経路全体にわたってイーサネットパケットの優先順位に従ってイーサネットパケットが取り扱われる。
パッシブ光ネットワークを含んだ電気通信システムを概略的に示す。 図2a及び2bは光回線終端装置及び光ネットワーク装置について可能な構造をそれぞれ概略的に示す。 従来技術に基づいた上りのイーサネットパケットのGEMカプセル化の原理を概略的に示す。 本発明の一態様による上りのイーサネットパケットのGEMカプセル化の原理を概略的に示す。 本発明の一態様を実現する代表的な送信システムを示す。 図5の送信システムにより実行される本発明の方法の一態様を概略的に示す。
符号の説明
TS 送信システム
PN パケット交換網
OLT 光回線終端装置
PON パッシブ光ネットワーク
ONU1,ONU2,ONU3,…,ONUm 光ネットワーク装置
u11…u1n1,u21…u2n2,u31…u3n3,…,um1…umnm ユーザー

Claims (15)

  1. パッシブ光ネットワーク(PON)を介してデータパケット(EthP)を送信する方法であって、
    − 優先情報(p,VID)を含んだ第1のデータパケット(EthP)を前記パッシブ光ネットワーク(PON)の第1のインタフェース(ONUi,OLT)から受信する段階;
    − 前記第1のインタフェース(ONUi,OLT)にて前記第1のデータパケット(EthP)を第2のデータパケット(GEMF)中にカプセル化する段階;及び
    − 前記パッシブ光ネットワーク(PON)を介して前記第2のデータパケット(GEMF)を第2のインタフェース(OLT,ONUi)に送信する段階、
    を含み、カプセル化する段階、前記優先情報(p,VID)を示す値を前記第2のデータパケット(GEMF)のヘッダーフィールド(PID)に挿入することを含み、前記優先情報は複数の優先度のうちの1つの優先度を示し、送信する段階は、前記第2のデータパケットを、複数の送信コンテナのうちの1つの送信コンテナによって送信することを含み、前記複数の優先度の各々は、前記複数の送信コンテナのうちの1つの送信コンテナに関連付けられ、前記第2のデータパケットを送信する前記送信コンテナは、挿入された前記値によって示される前記優先情報が示す前記優先度に関連付けられた送信コンテナである、方法。
  2. 送信する段階が、前記優先情報(P,VID)を示す前記値に従って前記パッシブ光ネットワーク(PON)の資源を割り当てることを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のパケット(EthP)がイーサネットパケットである請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記優先情報が示す前記優先度は前記第1のパケット(EthP)の優先度(p)である請求項3に記載の方法。
  5. 前記優先情報が前記第1のパケット(EthP)の仮想LAN識別子(VID)を含む請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記第2のパケット(GEMF)がギガビットパッシブ光ネットワークのカプセル化モードフレームである請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記優先情報(p,VID)を示す前記値が前記第2のパケット(GEMF)のポート識別子フィールド(PID)に挿入される請求項6に記載の方法。
  8. パケット交換網(PN,uij)とデータパケット(EthP)が送信されるパッシブ光ネットワーク(PON)とをインタフェースするためのネットワークインタフェース装置(OLT,ONUi)であって、
    − 優先情報(p,VID)を含んだ第1のデータパケット(EthP)を前記パケット交換網(PN,uij)から受信できる第1のポート(npOLT;up1,・・・upni);
    − 前記第1のデータパケット(EthP)を第2のデータパケット(GEMF)中にカプセル化することができるカプセル化モジュール(OTU−C,OTU−R);及び
    − 前記パッシブ光ネットワーク(PON)を介して前記第2のデータパケット(GEMF)を送信できる第2のポート(upOLTI,・・・upOLTk;npONU);
    を備え、前記カプセル化モジュールは、前記優先情報(p,VID)を示す値を前記第2のデータパケット(GEMF)のヘッダーフィールド(PID)に挿入でき、前記優先情報は複数の優先度のうちの1つの優先度を示し、前記第2のポートは、前記第2のデータパケットを、複数の送信コンテナのうちの1つの送信コンテナによって送信でき、前記複数の優先度の各々は、前記複数の送信コンテナのうちの1つの送信コンテナに関連付けられ、記第2のデータパケットを送信する前記送信コンテナは、挿入された前記値によって示される前記優先情報が示す前記優先度に関連付けられた送信コンテナである、ネットワークインタフェース装置。
  9. 前記優先情報(p,VID)を示す前記値に基づいて前記パッシブ光ネットワーク(PON)の資源を割り当てることができる資源割当てモジュールを更に備える請求項8に記載の装置(OLT,ONUi)。
  10. 前記第1のパケット(EthP)がイーサネットパケットである請求項8又は9に記載の装置(OLT,ONUi)。
  11. 前記優先情報が示す前記優先度は前記第1のパケット(EthP)の優先度(p)である請求項10に記載の装置(OLT,ONUi)。
  12. 前記優先情報が前記第1のパケット(EthP)の仮想LAN識別子(VID)を含む請求項10又は11に記載の装置(OLT,ONUi)。
  13. 前記第2のパケット(GEMF)がギガビットパッシブ光ネットワークのカプセル化モードフレームである請求項8〜12のいずれか一項に記載の装置(OLT,ONUi)。
  14. 前記優先情報(p,VID)を示す前記値が前記第2のパケット(GEMF)のポート識別子フィールド(PID)に挿入される請求項13に記載の装置(OLT,ONUi)。
  15. パケット交換網(PN)と、複数のユーザーと、パッシブ光ネットワーク(PON)と、前記パケット交換網(PN)と前記パッシブ光ネットワーク(PON)とをインタフェースするための第1のネットワークインタフェース装置(OLT)と、前記パッシブ光ネットワーク(PON)と前記複数のユーザーのうち少なくとも1ユーザーとをインタフェースするための第2のネットワークインタフェース装置(ONUi)とを備え、前記第1のネットワークインタフェース装置(OLT)と前記第2のネットワークインタフェース装置(ONUi)の両方が請求項8〜14のいずれか一項に記載のネットワークインタフェース装置であることを特徴とする送信システム。
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