JP4793897B2 - 資産贈与システム及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、祖父母から孫への資産贈与システム及びプログラムに係り、特に、資産を保有する祖父母の世代に投資先として投資信託に投資させつつ、祖父母から孫への資産を効率的に贈与することができる資産贈与システム及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
株式市場の活性化に根差した資金の再配分をどのように行うかについて、ある調査によると、個人金融資産全体の約半分を60歳以上が持っており、逆に30歳未満はわずか、0.8%と偏在しているという。
【0003】
特に、資産を有している世代は年齢から考えても資産を安全に運用する指向が強く、改めてリスクを大きくとる必要もないことから、株式市場に自己資金を大量に投入することが少ない。
【0004】
実際に株式投資信託は、日本株式型でみると、有名で巨額な投資信託がいくつもあるが、海外株式型で比較すると、その数及び金額はまだまだ少ない。
確かに、自国の株式を多く保有することは、安心感や為替のリスクを負わないわずらわしさから解放されるため、どこの国でも自国株式に多くの資産を振り分ける傾向が強い。
【0005】
しかし、グローバル化が進展している現在、情報を瞬時に得ることができる環境下にあって、海外資産を投資先として増やして行く必要がある。
さりとて、リスクをとりにくい世代に資産が偏重しているため、結局、資産の大移動は起こりにくいと思われる。
また、個人資産を多く保有する世代は、その資産をどのように次世代に継承していくかが問題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、資産を多く保有する世代に投資先として海外資産に投資させ、同時に次世代への資産継承を効率的に行うことが望まれている。
【0007】
本発明は上記観点に鑑みて為されたもので、資産を保有する例えば60歳以上の人に投資を促し、同時に次世代又はそれ以降の世代への資産継承を効率的に行うことができる資産贈与システム及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、資産贈与システムにおいて、祖父母の口座から孫の口座に、年間の贈与枠の範囲内で、定期的に定額の贈与の金額を振り替える処理を行い、当該贈与の金額を投資信託で運用処理を行うメインフレームと、投資信託での運用状況をウェブサイトで提供するウェブサーバとを有し、メインフレームが、投資信託の現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測の情報、祖父母の資産状況に応じた祖父母向けの金融商品、親又は孫向けの金融商品の情報をウェブサーバに提供し、ウェブサーバが、祖父母PCからのアクセスに対して祖父母専用のページを提供すると共に孫&父PCからのアクセスに対して孫&父専用のページを提供し、祖父母専用のページでは、現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測の情報と、祖父母向けの金融商品の情報を提供すると共に、祖父母と孫&父の交流のための共有の専用掲示板を提供して、祖父母の資産状況、年齢に応じた広告情報を提供し、孫&父専用のページでは、現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測の情報と、親又は孫向けの金融商品の情報を提供すると共に、祖父母と孫&父の交流のための共有の専用掲示板を提供して、親又は孫の年齢に応じた広告情報を提供するもので、贈与を行う側に投資先として投資信託に投資させ、同時に贈与を受ける側での資産継承を効率的に行うことができる。
また、投資信託を海外株式が組み入れられた株式投資信託にすれば、贈与を行う側に、世界株式への投資を容易に行わせることが可能である。
【0009】
本発明は、上記資産贈与システムにおいて、ウェブサーバが、ウェブサイトで提供する広告情報を、年を重ねる祖父母、孫&父の年齢に応じて選択して表示出力し、更に、ウェブサーバが、贈与を受ける孫の誕生日に孫&父PCにバースデーメールを送信するようにしており、贈与を行う側と贈与を受ける側との間を、本システムを介して親密感を持たせることが可能である。
尚、上記本発明に係る資産贈与システムの機能をコンピュータに実行させるプログラムを用い、これをコンピュータで実行する構成としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態に係る資産贈与システムは、祖父母から孫へ、年間の贈与枠の範囲内で、長期間定額の積立によって為される贈与を投資信託で運用処理するメインフレームと、投資信託の運用状況を、贈与を行う側のPCと贈与を受ける側のPCにウェブ上で個別専用に提供するウェブサイトとを有するもので、贈与を行う側に投資先として投資信託に投資させ、同時に贈与を受ける側への資産継承を効率的に行うことができるものとなっている。
【0011】
本発明の実施の形態に係る資産贈与システム(本システム)を説明する前に、その背景及び概念について説明する。
資産を多く保有する60歳以上の世代は、自分自身の資産運用としてリスクのある株式を避ける傾向にあるが、次世代、次々世代の若い世代には株式文化を理解して欲しいと考えている向きもある。
【0012】
長期的な資産運用を考える場合、株式型投資信託はインフレ以上の収益をもたらす有効な商品である。そこで、本システムにおける資産贈与プランの基本的な考え方は、贈与枠を利用した、長期的な定期投資信託積立であり、これにより、祖父母(祖父及び/又は祖母)から孫に資産移転を、株式投資信託を用いてスムーズに行うものである。
例えば、1年間に贈与を受けた財産の価額が基礎控除額(一例として110万円)以下のときは、贈与税がかからないことから、この基礎控除額を贈与枠としてもよい。
【0013】
孫への資産贈与プラン(「孫プラン」と称する)は、例えば、孫が生まれたときに、金融機関にて、(1)将来の教育資金としての目的、(2)一定年齢までの解約不可、(3)定期的に行う金額及び期間、(4)プランの終了等について条件を決めて設定することになる。
【0014】
贈与を行う側(祖父母)は、将来、必要とされる孫のための資金であることを認識しているわけであるから、自分のこと以上にリスクに対して寛容になることができる。
【0015】
そして、「孫プラン」で投資先に世界中の株式を選択すると、世界の株式のインデックスファンドとなる。結果的に、この世代は、孫への贈与を定期的に続けることでグローバル投資を実現し、同時に将来は孫が実質的な資産の受取人としてその収益を享受できる。
【0016】
これにより、贈与を行う側は、グローバル投資における知識を得、また贈与を受ける側(孫)も成長するにつれてグローバル投資への知識を深めることになる。
また、贈与を受ける側は、日本では薄れつつある祖父母への感謝の念を持ち、老齢社会にあって若者が老人を大事する風潮を取り戻すことが可能である。
【0017】
次に、資金の流れについて説明する。
孫が誕生すると、祖父母は孫名で「孫プラン口座」を指定金融機関(運用会社本体も含む)に設ける。
口座開設に当たり、贈与金額の決定、投資期間、対象等の決定を行う。
また、口座開設にあたり、本システムに必要な事項の登録を行う。例えば、祖父母の年齢、祖父母の資産状況、孫の性別、孫の誕生日、父母の年齢、父母の資産状況等である。
【0018】
贈与金額は、毎月(あるいは2回/年)等で決定する。この際、祖父母の金融機関口座(例えば、郵便局、銀行など)から一定金額が孫口座に自動的に移行する手続を行う。
投資期間は、(a)中学卒業まで、(b)高校卒業まで、(c)大学卒業まで等の選択肢を設ける。この場合、全額解約可、半額まで解約可等の特約を付ける。
【0019】
基本的に、投資対象の売却の決定権は、贈与された孫本人にある。また、大学卒業時点で孫はまだ若いため、投資対象は「株式型」「フル投資」が好ましい。その後の判断は孫自身が情報を得て対処すればよい。
【0020】
次に、本発明の実施の形態に係る資産贈与システムについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る資産贈与システムの構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る資産贈与システム(本システム)は、図1に示すように、メインフレーム1と、ウェブサイト2と、祖父母パーソナルコンピュータ(PC)3と、孫&父パーソナルコンピュータ(PC)4とから基本的に構成されている。
【0021】
メインフレーム1は、金融機関における大型コンピュータであり、本システムにおいて祖父母の口座(A)から孫の口座(B)に定期的に贈与の資金を振り替えるようになっている。
また、メインフレーム1は、「孫プラン」による投資に対する現在、過去、将来の運用状況をウェブサイト2に提供するようになっている。
【0022】
ウェブサイト2は、「孫プラン」提供の金融機関がウェブサーバを用いてインターネット上に設置され、祖父母PC3,孫&父PC4からアクセス可能となっている。尚、このアクセスには、ID及びパスワードの入力が必要になる。
【0023】
このウェブサイト2は、「孫プラン」における贈与を行う側と贈与を受ける側、それぞれに対応するページを提供するようになっている。つまり、祖父母には対応する特別のページを、孫にも対応する特別のページを提供する。このページでは、広告も表示される。
【0024】
また、ウェブサイト2のウェブサーバは、「孫プラン」に対する現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測(運用状況)を記憶し、提供可能としている。これら運用状況の情報は、メインフレーム1から提供される。
更に、ウェブサイト2のウェブサーバは、最新の「おすすめ金融商品」をメインフレーム1から取得して、提供可能としている。
【0025】
また、ウェブサイト2のウェブサーバは、掲示板を表示する機能を備えており、この電子掲示板は、祖父母と孫&父(母)の交流のための専用掲示板となっている。この電子掲示板には、文字だけでなく、祖父母の写真、孫の写真、孫が描いた絵などを掲載できるようにしてもよい。
【0026】
祖父母PC3は、インターネットを介してウェブサイト2にアクセスし、ユーザとしてのID(識別子)とパスワードを入力し、IDとパスワードが適正であればその祖父母専用のページが表示される。
【0027】
孫&父PC4は、インターネットを介してウェブサイト2にアクセスし、ユーザとしてのID(識別子)とパスワードを入力し、IDとパスワードが適正であればその孫専用のページが表示される。
ここで、孫&父PCと称しているのは、孫は当初小さく、PCを使うことができないから、小さいうちは代わりに父又は母がPCを使って孫専用のページを見るからである。
尚、PC3,PC4をパーソナルコンピュータとしたが、インターネットにアクセス可能な携帯端末、携帯電話等を用いても同様の効果を得られる。
【0028】
次に、祖父母PC3が、ウェブサイト2にアクセスして表示させた表示画面例について図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る資産贈与システムにおける表示画面例を示す説明図である。
図2に示すように、「現在の運用状況」「過去の運用状況」「将来の運用状況」「おすすめ金融商品」「掲示板」等の項目が表示され、それ以外のスペースには広告が表示される。
各項目をクリックすると、各項目に対応するページに切り替わるようになっている。
【0029】
「現在の運用状況」をクリックすると、アクセスした本人の「孫プラン」における現在の運用状況を表・グラフ等を用いてレポートする。
「過去の運用状況」をクリックすると、アクセスした本人の「孫プラン」における過去の運用実績を表・グラフ等を用いてレポートする。
「将来の運用状況」をクリックすると、アクセスした本人の「孫プラン」における将来の運用予測を表・グラフ等を用いてレポートする。
【0030】
「おすすめ金融商品」をクリックすると、アクセスした祖父母の資産状況に応じて適切な金融商品の情報を提供する。
「掲示板」をクリックすると、祖父母と孫&父(母)の専用掲示板に切り替わる。この掲示板は、「孫プラン」が継続する長期間の祖父母と孫との大切な交流記録となるものである。
【0031】
広告は、「孫プラン」口座開設の際に、登録された事項から、祖父母の資産状況に応じた内容が表示される。例えば、熟年夫婦のゆったり温泉旅行の広告、熟年夫婦向けの健康食品の広告等が表示される。
【0032】
また、孫&父PC4からウェブサイト2にアクセスした場合も図2と同形式の画面が表示されるが、表示される画面の広告には、孫の年齢に合わせて子供服、おもちゃ、お受験に関する情報を表示し、その親の状況に合わせてマンション、一戸建ての住宅情報、保険情報、レジャー情報、その他子供を持つ親に必要な商品及びサービスに関する情報が提供される。
【0033】
また、孫&父PC4に表示される画面における「おすすめ金融商品」は、親にとって有用な金融商品情報を提供し、孫が成長して成人した場合には、孫向けの金融商品情報を提供する。
【0034】
次に、ウェブサイト2のウェブサーバ内の孫プラン運用プログラム10について図3を参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る資産贈与システムのウェブサーバでの孫プラン運用プログラムの概略構成図である。
図3に示すように、孫プラン運用プログラム10は、現在の運用状況表示手段11と、過去の運用状況表示手段12と、将来の運用状況表示手段13と、おすすめ金融商品表示手段14と、掲示板表示手段15と、広告表示制御手段16とから構成されている。
広告表示制御手段16以外の手段は、図2の表示画面での各項目がクリックされた時に起動するようになっている。
【0035】
ここで、各手段は、「孫プラン」の契約者毎に個別の情報を管理・保持しており、契約者に応じた内容を表示する。
しかも、「孫プラン」の契約者の内、祖父母と孫とでは、おすすめ金融商品表示手段14と広告表示制御手段16は異なった内容を表示するようになっている。
【0036】
現在の運用状況表示手段11は、「孫プラン」の現在の運用状況を表・グラフ等を用いて表示する。
過去の運用状況表示手段12は、「孫プラン」の過去の運用実績を表・グラフ等を用いて表示する。
将来の運用状況表示手段13は、「孫プラン」の将来の運用予測を表・グラフ等を用いて表示する。将来の運用予測は、シミュレーション結果を用いて表示する。
【0037】
おすすめ金融商品表示手段14は、アクセスする者が祖父母であればそれに応じた金融商品に関する情報を表示し、アクセスする者が孫&父(母)であればそれに応じた金融商品に関する情報を表示するものである。つまり、アクセスする者によっておすすめ金融商品の情報を切り替えて表示するようになっている。
【0038】
掲示板表示手段15は、祖父母と孫&父(母)との交流のための専用の掲示板を表示するもので、文字の他、写真、絵等の画像データも取り込み保存できるようになっている。
【0039】
広告表示制御手段16は、アクセスする者の年齢、性別に応じた広告情報を選別して図2の表示画面の広告エリアに表示する。
「孫プラン」は長期間に及んで運用されるものであるから、その長い年月でアクセスする者が歳をとる。このように年を重ねる祖父母、孫&父(母)に応じて、表示される広告情報が適正なものとなるよう、広告表示制御手段16は広告内容の選別を行うようになっている。
具体的には、広告情報を予め年齢、性別、資産状況によって分類分けしておき、広告表示制御手段16はアクセスする者の年齢等に応じて広告を選択表示する。
【0040】
また、孫プラン運用プログラム10は、孫の誕生日に祖父母作成のバースデーメールを送信し、またはオフラインでバースデーカードを発送する機能も備えている。祖父母は、予めバースデーカード作成してウェブサーバに預けておくことができる。
【0041】
尚、本システムでは、PC3,4からのアクセスでウェブサイト2を見るようにしているが、ウェブサイト2のウェブサーバがメールサーバの機能を備え、PC3,4へ定期的にメール配信し、そのメールに図2の画面にリンクするURL(Uniform Resource Locator )を記述して祖父母又は孫にアクセスさせるようにしてもよい。
【0042】
また、本システムの機能をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムをコンピュータにインストールし、このプログラムをコンピュータに実行させることで、本システムの機能、例えば、メインフレーム1とウェブサイト2の機能を実現してもよい。
【0043】
本システムによれば、祖父母から孫への資産贈与に関して、贈与枠を利用して、世界株式ファンドへの投資を長期間継続して積み立てる定期投資信託積立を活用し、更に、この贈与プランによって祖父母と孫(その父母を含む)との間の交流の場をウェブサイト2に形成し、贈与プランの運用状況を容易に祖父母、孫に報告するものとしているので、祖父母及び孫(父母も含む)にとってグローバル投資への知識を深め、祖父母世代のリスクある海外資産への投資を促し、祖父母から孫に資産移転を、株式投資信託を用いてスムーズに行うことができる効果がある。
【0044】
また、本システムによれば、PC3,4からアクセスするウェブサイト2で表示されるページは、その本人専用のページであり、掲示板も祖父母と孫との専用の掲示板となっているので、プライバシーが保護され、祖父母と孫との親密感を高めることができる効果がある。
【0045】
また、本システムによれば、交流の場であるウェブサイト2で祖父母、孫、父母のそれぞれにその資産状況及び年齢に応じた広告を長期間にわたって表示できるので、広告提供者は祖父母の商品購入履歴から得られるデータに基づいて広告を出すことができ、祖父母等にとって真に必要な商品情報等を得ることができる効果がある。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、祖父母から孫へ、年間の贈与枠の範囲内で、定額の積立によって為される贈与に対して、当該贈与の金額を投資信託で運用処理する処理手段と、前記投資信託の運用状況を、贈与を行う側と贈与を受ける側にウェブ上で提供する提供手段とを有する資産贈与システムとしているので、贈与を行う側に投資先として投資信託に投資させ、同時に贈与を受ける側への資産継承を効率的に行うことができる効果がある。
また、投資株式を海外株式が組み入れられた株式投資信託にすれば、贈与を行う側に、世界株式への投資を促すことができると共に、孫のための資産に関して海外株式により高い収益性を目指すことができる。
【0047】
本発明によれば、提供手段が、現在、過去、将来の運用状況を提供し、適応する金融商品情報を提供し、電子掲示板を提供し、適応する広告情報を提供し、バースデーカード等を発送する資産贈与システムとすることで、贈与を行う側と贈与を受ける側との間を、本システムを介して親密感を持たせることが可能である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る資産贈与システムの構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る資産贈与システムにおけるパーソナルコンピュータ上の表示画面例を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る資産贈与システムのウェブサーバでの孫プラン運用プログラムの概略構成図である。
【符号の説明】
1…メインフレーム、 2…ウェブサイト、 3…祖父母PC、 4…孫&父PC、 10…孫プラン運用プログラム、 11…現在の運用状況表示手段、 12…過去の運用状況表示手段、 13…将来の運用状況表示手段、 14…おすすめ金融商品表示手段、 15…掲示板表示手段、 16…広告表示制御手段

Claims (5)

  1. 祖父母の口座から孫の口座に、年間の贈与枠の範囲内で、定期的に定額の贈与の金額を振り替える処理を行い、当該贈与の金額を投資信託で運用処理を行うメインフレームと、前記投資信託での運用状況をウェブサイトで提供するウェブサーバとを有する資産贈与システムであって、
    前記メインフレームは、前記投資信託の現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測の情報、祖父母の資産状況に応じた祖父母向けの金融商品、親又は孫向けの金融商品の情報を前記ウェブサーバに提供し、
    前記ウェブサーバは、祖父母PCからのアクセスに対して祖父母専用のページを提供すると共に孫&父PCからのアクセスに対して孫&父専用のページを提供し、
    前記祖父母専用のページでは、前記メインフレームから提供された現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測の情報と、前記祖父母向けの金融商品の情報を提供すると共に、祖父母と孫&父の交流のための共有の専用掲示板を提供して、祖父母の資産状況、年齢に応じた広告情報を提供し、
    前記孫&父専用のページでは、前記メインフレームから提供された現在の運用状況、過去の運用状況、将来の運用予測の情報と、前記親又は孫向けの金融商品の情報を提供すると共に、祖父母と孫&父の交流のための共有の専用掲示板を提供して、親又は孫の年齢に応じた広告情報を提供することを特徴とする資産贈与システム。
  2. メインフレームで運用される投資信託は、海外株式が組み入れられた株式投資信託であることを特徴とする請求項1記載の資産贈与システム。
  3. ウェブサーバは、ウェブサイトで提供する広告情報を、年を重ねる祖父母、孫&父の年齢に応じて選択して表示出力することを特徴とする請求項1又は2記載の資産贈与システム。
  4. ウェブサーバは、贈与を受ける孫の誕生日に孫&父PCにバースデーメールを送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の資産贈与システム。
  5. コンピュータで実行されるプログラムであって、請求項1乃至の何れかに記載の資産贈与システムの機能をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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