JP4790753B2 - 情報推薦装置、情報推薦方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報推薦装置、情報推薦方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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本発明は、ネットワークを通じて情報が配信される端末装置に対し、その利用者がネットワークを通じて情報の配信を受ける際にその配信情報の分野ごとに使い分ける別個の人格であるペルソナを推薦するための情報を提供する技術に関する。
ネットワークを通じて配信情報を検索し、利用者に推薦するサービスがある。推薦する配信情報としては、動画、静止画、音楽、商品情報、ニュース情報、ブログ情報、電話番号情報、サービス情報などがある。また、これらのサービスを利用者の趣味趣向に適合させる技術としてパーソナライズド技術がある。この技術は、利用者の個人情報や行動履歴を活用することによって、利用者個人の粒度で上記のサービスを利用者に適合させるものである。その一例は、利用者のネットワーク上での行動履歴をもとにしてこの利用者に配信情報を推薦するサービスである。パーソナライズド技術を実現するための基盤技術として協調フィルタリング(例えば、非特許文献1参照)とID管理技術がある。協調フィルタリングとは、多くの利用者の嗜好情報を蓄積し、ある利用者と嗜好の類似した他の利用者の情報を用いて自動的に推論を行う方法論である。また、ID管理技術とは、各利用者に対して固有のIDを付与し、IDを用いて利用者の認証や個人情報の管理等を行う技術である。サービス提供者は、ID管理技術によって収集した利用者の個人情報などをもとに上記のサービスを利用者に適合させることができる。
一方、利用者には複数の側面(人格)がある。その一例は、一人の利用者が、プログラマーとしての側面、鉄道愛好者としての側面、ミュージシャンとしての側面、30歳代としての側面等の複数の側面を兼ね備える場合である。それぞれの側面はペルソナと呼ばれる。ID管理技術のもとでは、利用者はペルソナごとにIDを使い分けることでプライバシーをコントロールできる。その一例は、利用者による複数のE−MAILアドレスの使い分けである。利用者個人の粒度ではなく、ペルソナの粒度でパーソナライズド技術を実現する方法として特許文献1に開示されたものがある。特許文献1では、ペルソナのプロフィールを利用し、上述のような利用者の多面性を考慮したパーソナライズド技術を実現している。なお、ペルソナのプロフィールの一例には、ペルソナのニックネームなどの属性情報、個人情報、利用しているコンテンツやサービス、またそのペルソナの名義で発信した情報などが含まれる。
このような利用者の多面性を考慮したパーソナライズド技術では、ペルソナごとのプロフィールを作成する手間が課題となる。このペルソナごとのプロフィールを自動生成する技術として特許文献2に開示されたものがある。この技術では、ペルソナがアクセスしたサイトやネットワークを介して申し込んだサービス等のペルソナの行動履歴に基づいてペルソナのプロフィールを自動的に生成する。
Paul Resnick, Neophytos Iacovou, Mitesh Suchak, Peter Bergstrom, John Riedl, "GroupLens: An Open Architecture for Collaborative Filtering of Netnews", [online], [平成20年3月26日検索], インターネット<http://www.si.umich.edu/~presnick/papers/cscw94/GroupLens.htm> 特表2005−524132号公報 特開2000−66981号公報
しかし、特許文献2に開示された方法は、ペルソナの行動履歴をもとにしてプロフィールを自動生成するため、利用者がペルソナとして十分行動しなければペルソナのプロフィールを適切に作成することができず、ペルソナを利用者の側面に一致させることができない。この場合、利用者の多面性を考慮したパーソナライズを実現することができない。これは、新しくペルソナを使い始める際の障壁になる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、利用者がペルソナとして十分行動していない状況であっても、利用者の多面性を考慮したパーソナライズを実現することが可能な技術を提供することを目的とする。
第1の本発明では上記課題を解決するために、情報推薦装置が、ネットワークを通じて情報が配信される端末装置に対し、その利用者がネットワークを通じて情報の配信を受ける際にその配信情報の分野ごとに使い分ける別個の人格であるペルソナを推薦するための情報を送信する。そのために、情報推薦装置は、まず、ネットワークを通じて配信可能な複数の配信情報を分野ごとに分類した複数のクラスタをそれぞれ識別する各ペルソナクラスタ識別子と、当該ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ対応するクラスタに属する各配信情報をそれぞれ識別する第1の配信情報識別子と、を対応付けたペルソナクラスタデータベースを記憶部に格納しておく。そして、情報推薦装置は、複数の配信情報をそれぞれ識別する第2の配信情報識別子の集合を端末装置から受信し、ペルソナクラスタ識別子ごとに、ペルソナクラスタデータベースで同一のペルソナクラスタ識別子に対応付けられた第1の配信情報識別子の集合と、第2の配信情報識別子の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上のペルソナクラスタ識別子を選択し、選択したペルソナクラスタ識別子を抽出し、それを端末装置に送信する。
ここで、情報推薦装置が端末装置から受信する第2の配信情報識別子の集合は、当該端末装置の利用者個人の粒度での趣味趣向を示すものと推定できる。また、これと類似度が高い順に1個以上のペルソナクラスタ識別子を選択することは、当該利用者の趣味趣向に合致する可能性が高い各分野、すなわち当該利用者の各側面にそれぞれ合致する各分野を選択することに相当する。そして、選択した各ペルソナクラスタ識別子を端末装置に送信することは、その利用者の各側面にそれぞれ合致するペルソナが属するクラスタのIDを送信することに相当する。このペルソナクラスタ識別子を用いたID管理技術によって、利用者がペルソナとして十分行動していない状況であっても、利用者の多面性を考慮したパーソナライズを実現できる。
また、第2の本発明では、まず、情報推薦装置が、各利用者をそれぞれ識別する利用者識別子と、当該利用者の端末装置に配信された配信情報を識別する配信情報識別子が属するクラスタを識別するペルソナクラスタ識別子と、を対応付けたペルソナデータベースを記憶部に格納しておく。情報推薦装置は、端末装置から送信されたペルソナクラスタ識別子の集合を受信し、利用者識別子ごとに、ペルソナデータベースで同一の利用者識別子に対応付けられた各ペルソナクラスタ識別子の集合と、受信部で受信された各ペルソナクラスタ識別子の集合との類似度を求め、類似度の高い順に1個以上の利用者識別子を抽出する。そして、情報推薦装置は、抽出された利用者識別子にペルソナデータベースで対応付けられている各ペルソナクラスタ識別子であって、受信された各ペルソナクラスタ識別子を除く各ペルソナクラスタ識別子を抽出し、それを端末装置に送信する。
ここで、情報推薦装置が端末装置から受信するペルソナクラスタ識別子は、それぞれ、当該端末装置の利用者の少なくとも一部の側面に合致するペルソナに対応すると推定できる。また、その集合と類似度が高い1個以上の利用者識別子を抽出することは、当該端末装置の利用者と少なくとも一部の側面が一致する他の利用者のIDを抽出することに相当する。また、抽出された利用者識別子に対応付けられている各ペルソナクラスタ識別子であって、受信された各ペルソナクラスタ識別子を除く各ペルソナクラスタ識別子を抽出し、端末装置に送信することは、当該端末装置の利用者の他の側面に合致する可能性が高いペルソナが属するクラスタのIDを当該端末装置に送信することに相当する。このペルソナクラスタ識別子を用いたID管理技術によって、利用者がペルソナとして十分行動していない状況であっても、利用者の多面性を考慮したパーソナライズを実現できる。
以上のように、本発明では、利用者がペルソナとして十分行動していない状況であっても、利用者の多面性を考慮したパーソナライズを実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
〔第1の実施形態〕
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
<構成>
図1は、第1の実施形態の情報推薦システム1の構成を例示した概念図である。
図1に示すように、本形態の情報推薦システム1は、情報推薦装置10、端末装置20−n(n=1,...,N、Nは1以上の整数)、及び情報配信装置30−m(m=1,...,M、Mは1以上の整数)を有し、情報推薦装置10、端末装置20−n、及び情報配信装置30−mは、ネットワーク40と通信が可能なように構成される。また、情報推薦装置10、端末装置20−n、及び情報配信装置30−mは、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、通信ユニット等を具備する通信機能を持つ公知のコンピュータに所定のプログラムが読み込まれて構成される装置である。なお、説明の簡略化のため、本形態では、1つの情報推薦装置10のみが存在する例を示すが、2以上の情報推薦装置10が存在してもよい。
図2は、第1の実施形態の情報推薦装置10の機能構成を例示したブロック図である。また、図3は、情報類似度判定部13bの機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本形態の情報推薦装置10は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b、一時記憶部11c、送信部12a、受信部12b、制御部13a、情報類似度判定部13b、及びペルソナ識別子割り当て部13cを有する。また、図3に示すように、情報類似度判定部13bは、例えば、カウント部13baと比較部13bbとを有する。ここで、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b及び一時記憶部11cの例は、ハードディスク装置、RAM、キャッシュメモリ、レジスタ、又はこれらの少なくとも一部を結合した記憶領域である。また、送信部12a及び受信部12bの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUの制御のもと駆動するモデム等の通信ユニットである。また、制御部13a、情報類似度判定部13b、及びペルソナ識別子割り当て部13cの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUである。なお、制御部13aは、情報推薦装置10の処理全体を制御する。また、以下では説明を省略するが、一時記憶部11cには、必要に応じて各機能部から出力されたデータが格納され、格納された各データは必要に応じて他の機能部から読み出される。また、或る機能部から他の機能部へデータを送るとは、例えば、或る機能部から出力されたデータが一時記憶部11cに格納され、他の機能部が一時記憶部11cから当該データを読み込むことである。
図4は、第1の実施形態の端末装置20−nの機能構成を例示したブロック図である。各端末装置20−nの構成は同一であるため、以下では、各端末装置20−nの一つを端末装置20として説明する。
図4に例示するように、本形態の端末装置20は、利用者識別子記憶部21a、配信情報識別子データベース記憶部21b、一時記憶部21c、送信部22a、受信部22b、制御部23a、応答情報生成部23b、書き込み部23c、表示部24a、及び入力部24bを有する。ここで、利用者識別子記憶部21a、配信情報識別子データベース記憶部21b、及び一時記憶部21cの例は、ハードディスク装置、RAM、キャッシュメモリ、レジスタ、又はこれらの少なくとも一部を結合した記憶領域である。また、送信部22a及び受信部22bの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUの制御のもと駆動するモデム等の通信ユニットである。また、制御部23a及び応答情報生成部23bの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUである。また、書き込み部23cの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPU又はその制御のもと駆動するリーダーライタである。また、表示部24aの例は、ビデオカードやディスプレイを含む表示ユニットである。また、入力部24bの例は、キーボードやマウスなどである。なお、制御部23aは、それを具備する端末装置20全体の処理を制御する。また、以下では説明を省略するが、一時記憶部21cには、必要に応じて各機能部から出力されたデータが格納され、格納された各データは必要に応じて他の機能部から読み出される。また、或る機能部から他の機能部へデータを送るとは、例えば、或る機能部から出力されたデータが一時記憶部21cに格納され、他の機能部が一時記憶部21cから当該データを読み込むことである。
情報配信装置30−mは、各種配信情報を配信する装置であり、その例は、動画配信装置、静止画配信装置、音楽配信装置、商品情報配信装置、ニュース情報配信装置、ブログ情報配信装置、電話番号情報配信装置、オンライン銀行装置、オンライン取引装置などである。なお、説明の簡略化のため、以下では各情報配信装置30−mをそれぞれ情報配信装置30と呼ぶ。
<処理>
次に、本形態の処理について説明する。
[前処理]
本形態の処理の前提となる前処理について説明する。
まず、情報推薦装置10のペルソナクラスタデータベース記憶部11aに、各情報配信装置30がネットワーク40を通じて配信可能な複数の配信情報を分野ごとに分類した複数のクラスタをそれぞれ識別する各ペルソナクラスタ識別子(CID)と、当該ペルソナクラスタ識別子(CID)にそれぞれ対応するクラスタに属する各配信情報をそれぞれ識別する第1の配信情報識別子(DID1)と、を対応付けたペルソナクラスタデータベースを格納しておく。ペルソナクラスタデータベースの生成は、例えば、情報推薦装置10が各情報配信装置30からネットワーク40を通じて複数の配信情報を取得し、それらを分野ごとにクラスタリングし、各クラスタにペルソナクラスタ識別子を付与し、各ペルソナクラスタ識別子と、それに対応する配信情報を識別する第1の配信情報識別子とを対応付けることによって行われる。ここで、複数の配信情報のクラスタリングは、人間が各配信情報を参照して行ってもよいし、k−means法や階層的クラスタリングなどの公知のクラスタリング方法を用いて自動的に行ってもよい。なお、クラスタリングを自動的に行う場合には、例えば、各配信情報を文書ベクトルとして表現し、文書ベクトル間の類似度に基づき、クラスタリングを行う。また、文書ベクトルの生成には公知の方法を用いればよい(例えば、『岸田和明,「文書クラスタリングの技法:文献レビュー」,三田図書館・情報学会,N0.49(2003),p.33−75』、『徳永健伸著,辻井潤一編,「情報検索と言語処理 言語と計算」,東京大学出版会,1999年』、『北研二,津田和彦,獅々堀正幹,「情報検索アルゴリズム」,共立出版,2002年』等参照)。また、ペルソナクラスタ識別子の例は、各クラスタに固有の符号や番号であり、配信情報識別子の例は、配信情報に対応するURL(Uniform Resource Locator)やIDである。
図5(a)は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11aに格納されるペルソナクラスタデータベースのデータ構成を例示した図である。図5(a)は、配信情報識別子がURLであり、ペルソナクラスタ識別子が上記のクラスタ毎に固有な数字である場合の例である。
また、情報推薦装置10のペルソナデータベース記憶部11bに、各利用者を利用者個人の粒度で識別する利用者識別子(UID)と、当該利用者識別子(UID)に対応する利用者の端末装置に配信された配信情報の配信情報識別子が属する上記クラスタのペルソナクラスタ識別子(CID)と、当該利用者識別子(UID)に対応する利用者に既に発行されたペルソナ識別子(PID)と、を対応付けたペルソナデータベースを格納しておく。なお、ペルソナ識別子(PID)は、各ペルソナをペルソナの粒度で識別する識別子である。後述のように、本形態で発行される各ペルソナ識別子(PID)は、それぞれ、ペルソナクラスタ識別子(CID)に対応付けられる。すなわち、各ペルソナ識別子(PID)は、何れかの配信情報の分野に対応付けられている。なお、ペルソナとは、ネットワーク40を通じて情報が配信される端末装置20に対し、その利用者がネットワーク40を通じて情報の配信を受ける際にその配信情報の分野ごとに使い分ける別個の人格を意味する。
図5(b)は、ペルソナデータベース記憶部11bに格納されるペルソナデータベースのデータ構成を例示した図である。図5(b)の例では、各利用者識別子にそれぞれ1以上のペルソナ識別子が対応付けられ、各ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ1以上のペルソナ識別子が対応付けられる。
一方、各端末装置20の利用者識別子記憶部21aには、それぞれ、その端末装置20を使用する利用者を識別する利用者識別子(UID)が格納されている。また、各端末装置20の利用者は、それぞれ、ペルソナを意識することなく利用者個人の粒度で端末装置20を用いて各情報配信装置30にアクセスし、各情報配信装置30から各配信情報の配信を受けているものとする。そして、各端末装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bには、それぞれ、その端末装置20が受信した各配信情報を識別する第2の配信情報識別子(DID2)が格納される。
図6(a)は、ペルソナ識別子が割り当てられていない端末装置20の利用者識別子記憶部21aに格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。図6(a)の例では、配信情報識別子データベースの要素としてURLである第2の配信情報識別子が複数格納されている。この段階の配信情報識別子データベースの第2の配信情報識別子は分野ごとに分類されておらず、複数の分野の配信情報にそれぞれ対応する第2の配信情報識別子が混在している。
[ペルソナ推薦処理]
図7,8は、第1の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。以下、これらの図に従って、本形態のペルソナ推薦処理を説明する。
まず、端末装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納された、複数の配信情報をそれぞれ識別する第2の配信情報識別子(DID2)の集合が読み出され、送信部22aに送られる。なお、この第2の配信情報識別子(DID2)の集合は、当該配信情報識別子データベース記憶部21bに格納されたすべての第2の配信情報識別子(DID2)を要素とする集合であってもよいし、ペルソナ識別子が対応付けられていない第2の配信情報識別子(DID2)を要素とする集合であってもよいし、端末装置20の利用者が任意に選択した第2の配信情報識別子(DID2)を要素とする集合であってもよい。送信部22aは、この第2の配信情報識別子(DID2)の集合をネットワーク40経由で情報推薦装置10に送信する(ステップS1)。
この第2の配信情報識別子(DID2)の集合は、情報推薦装置10の受信部12bで受信され、情報類似度判定部13bに送られる(ステップS2)。情報類似度判定部13bは、ペルソナクラスタデータベース記憶部11aに格納されたペルソナクラスタデータベースを参照し、ペルソナクラスタ識別子(CID)ごとに、ペルソナクラスタデータベースで同一のペルソナクラスタ識別子(CID)に対応付けられた第1の配信情報識別子(DID1)の集合と、送られた第2の配信情報識別子(DID2)の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上のペルソナクラスタ識別子(CID)を選択し、選択したペルソナクラスタ識別子(CID)を抽出する(ステップS3)。
《ステップS3の具体例》
この例では、情報類似度判定部13bのカウント部13baに第2の配信情報識別子(DID2)の集合が入力され、カウント部13baは、第2の配信情報識別子(DID2)の集合と、ペルソナクラスタデータベースで同一のペルソナクラスタ識別子(CID)が対応付けられている第1の配信情報識別子(DID1)の集合とを比較し、第2の配信情報識別子(DID2)と第1の配信情報識別子(DID1)とが一致する個数をカウントする。カウント部13baは、このカウント数(CT)を、第2の配信情報識別子(DID2)の集合と当該ペルソナクラスタ識別子(CID)に対応するクラスタとの類似度とし、当該カウント数(CT)と、当該ペルソナクラスタ識別子(CID)と、当該第1の配信情報識別子(DID1)に一致した第2の配信情報識別子(DID2sub)とを対応付けて一時記憶部11cに格納する。カウント部13baは、同様な処理をペルソナクラスタデータベースの各ペルソナクラスタ識別子(CID)について実行する。そして、比較部13bbは、一時記憶部11cに格納された各ペルソナクラスタ識別子(CID)にそれぞれ対応付けられたカウント数(CT)を比較し、当該カウント数(CT)が多い(類似度が高い)順に1個以上のペルソナクラスタ識別子(CID)を選択し、選択した各ペルソナクラスタ識別子(CID)と、それに対応する第2の配信情報識別子(DID2sub)とを出力する。
なお、単純に第2の配信情報識別子(DID2)と第1の配信情報識別子(DID1)とが一致する個数をカウントし、そのカウント数(CT)を類似度とするのではなく、各第1の配信情報識別子(DID1)に重みを設定しておき、その重みを考慮したカウント数(CT)を類似度としてもよい。具体的には、カウント部13baは、第2の配信情報識別子(DID2)と第1の配信情報識別子(DID1)とが一致した場合に、一致した第1の配信情報識別子(DID1)に設定された重み分だけカウントアップしてもよい。また、比較部13bbが抽出するペルソナクラスタ識別子(CID)の個数は予め設定されていてもよいし、上記カウント数(CT)に関する閾値を設定しておき、その閾値以上のカウント数(CT)となったペルソナクラスタ識別子(CID)をすべて抽出してもよい(《ステップS3の具体例》の説明終わり)。
ステップS3で抽出されたペルソナクラスタ識別子(CID)と、そのペルソナクラスタ識別子(CID)に対応付けられている第1の配信情報識別子(DID1)に一致した第2の配信情報識別子(DID2sub)とが、それぞれ互いに対応付けられて送信部12aに送られる。送信部12aは、これらの情報をネットワーク40経由で上記の端末装置20に送信する(ステップS4)。
これらの情報は端末装置20の受信部22bで受信され(ステップS5)、まず表示部24aに送られる。表示部24aは、これらのペルソナクラスタ識別子(CID)と、第2の配信情報識別子(DID2sub)との組を表示し、さらに、利用者にペルソナクラスタ識別子(CID)の選択を促す情報も表示する(ステップS6)。入力部24bは、選択されたペルソナクラスタ識別子(CID)を特定する選択情報(SI)の入力を受け付け、その選択情報(SI)を応答情報生成部23bに送る(ステップS7)。応答情報生成部23bには、さらに、受信部22bで受信されたペルソナクラスタ識別子(CID)及び第2の配信情報識別子(DID2sub)と、利用者識別子記憶部21aから読み込まれた利用者識別子(UID)とが入力される。応答情報生成部23bは、利用者識別子(UID)、ペルソナクラスタ識別子(CID)、第2の配信情報識別子(DID2sub)、及び選択情報(SI)を含む応答情報を生成し、それを送信部22aに送る(ステップS8)。なお、応答情報でも、各ペルソナクラスタ識別子(CID)は、それぞれに対応する第2の配信情報識別子(DID2sub)に対応付けられている。送信部22aは、その応答情報をネットワーク経由で情報推薦装置10に送信する(ステップS9)。
応答情報は、情報推薦装置10の受信部12bで受信され(ステップS10)、ペルソナ識別子割り当て部13cに送られる。ペルソナ識別子割り当て部13cは、応答情報が含む選択情報(SI)が示すペルソナクラスタ識別子(CIDsel)の個数分だけ新たにペルソナ識別子(PID)を発行する(ステップS11)。この際、ペルソナ識別子割り当て部13cは、ペルソナデータベース記憶部11bに格納されているペルソナデータベースを参照し、発行済のペルソナ識別子と重複しないペルソナ識別子(PID)を発行する。次に、ペルソナ識別子割り当て部13cは、発行した各ペルソナ識別子(PID)を、それぞれ、選択情報(SI)が示す各ペルソナクラスタ識別子(CIDsel)と一対一で対応付け、さらにそれらを応答情報が含む利用者識別子(UID)に対応付けてペルソナデータベース記憶部11bに格納する。これにより、ペルソナデータベースのデータが追加される。また、発行された各ペルソナ識別子(PID)と、それに対応付けられた各ペルソナクラスタ識別子(CIDsel)と、各ペルソナクラスタ識別子(CIDsel)に対応する第2の配信情報識別子(DID2sub)とが、相互に対応付けられたペルソナ情報が送信部12aに送られる。送信部12aは、そのペルソナ情報をネットワーク40経由で上記の端末装置20に送信する。
ペルソナ情報は、端末装置20の受信部22bで受信され、書き込み部23cに送られる(ステップS14)。書き込み部23cは、送られたペルソナ情報が含む、各ペルソナ識別子(PID)と、各ペルソナクラスタ識別子(CIDsel)と、各第2の配信情報識別子(DID2sub)との対応関係を維持しつつ、これらを配信情報識別子データベース記憶部21bに格納し、配信情報識別子データベースを更新する(ステップS15)。図6(b)は、このように更新された配信情報識別子データベースのデータ構成の例示である。図6(a),(b)を比較すれば分かるように、この処理により、各第2の配信情報識別子にペルソナ識別子とペルソナクラスタ識別子とが対応付けられた。
以上により、端末装置20は、その利用者がペルソナとして十分行動していない状況であっても、その利用者の各側面に適合した分野のペルソナクラスタに対応するペルソナ識別子を利用することが可能となり、ペルソナクラスタ識別子を用いたID管理技術によって、利用者の多面性を考慮したサービスを受けることができる。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本形態は、第1の実施形態の変形例であり、情報推薦装置がペルソナを推薦するためにさらに利用者間の類似度をも考慮するものである。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と共通する事項については説明を省略する。
<構成>
第2の実施形態の情報推薦システムは、図1に示した第1の実施形態の情報推薦システムの情報推薦装置10を情報推薦装置110に置換したものである。以下では、情報推薦装置110の構成のみを説明する。
図9は、第2の実施形態の情報推薦装置110の機能構成を例示したブロック図である。また、図10は、利用者類似度判定部113dの機能構成の一例を示したブロック図である。なお、図9では、第1の実施形態の情報推薦装置10と共通する機能部に図2と同じ符号を用いた。以下では、情報推薦装置10との相違点を中心に説明する。
図9に示すように、本形態の情報推薦装置110は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b、一時記憶部11c、送信部12a、受信部12b、制御部13a、情報類似度判定部13b、ペルソナ識別子割り当て部13c、利用者類似度判定部113d、及びペルソナクラスタ識別子追加部113eを有する。また、図10に示すように、利用者類似度判定部113dは、利用者ベクトル生成部113da、相関係数算出部113db、及び選択部113dcを有する。なお、利用者類似度判定部113d、及びペルソナクラスタ識別子追加部113eの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUである。
<処理>
次に、本形態の処理について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
[前処理]
第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
[ペルソナ推薦処理]
図11は、第2の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。以下、これらの図に従って、本形態のペルソナ推薦処理を説明する。
まず、第1の実施形態で説明したステップS1〜S3の処理が実行される。ステップS3で情報類似度判定部13bが選択した各ペルソナクラスタ識別子(CID)は、利用者類似度判定部113dに送られる。利用者類似度判定部113dは、利用者識別子(UID)ごとに、ペルソナデータベース記憶部11bのペルソナデータベースで同一の利用者識別子(UID)に対応付けられた各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合と、情報類似度判定部13bで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上の利用者識別子(UID)を抽出する(ステップS21)。これは利用者間の類似度を評価することに相当する。
《ステップS21の具体例》
この例では、まず利用者類似度判定部113dの利用者ベクトル生成部113daに、ステップS3で情報類似度判定部13bが選択した各ペルソナクラスタ識別子(CID)が入力される。利用者ベクトル生成部113daは、当該各ペルソナクラスタ識別子(CID)を用い、ペルソナを推薦する上記端末装置20の利用者に対応する利用者ベクトル(UV1)を生成し、一時記憶部11cに格納する。利用者ベクトル(UV1)は、ステップS3で情報類似度判定部13bが選択した各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合の特徴を示すベクトルであればよい。利用者ベクトル(UV1)の一例は、各ペルソナクラスタ識別子がそれぞれステップS3で選択されたか否かを示す値を要素とするベクトルである。例えば、以下のようなベクトルを利用者ベクトル(UV1)とすればよい。
UV1={e1, e2, ..., eK} …(1)
ただし、e={0,1} (k=1,...,K)は、ペルソナクラスタデータベースに存在するk番目のペルソナクラスタ識別子(CID)がステップS3で選択されたか否かを示す値である。例えば、ペルソナクラスタデータベースに存在するk番目のペルソナクラスタ識別子(CID)がステップS3で選択された場合にはe=1とし、選択されていない場合にはe=0とする。また、他の例として、ペルソナクラスタ識別子(CID)ごとに重みgを設定し、ペルソナクラスタデータベースに存在するk番目のペルソナクラスタ識別子(CID)がステップS3で選択された場合にはe= gとし、選択されていない場合にはe=0としてもよい。なお、Kはペルソナクラスタデータベースに存在するペルソナクラスタ識別子(CID)の総数である。
また、利用者類似度判定部113dの利用者ベクトル生成部113daには、さらに、ペルソナデータベースの利用者識別子(UID)ごとに、各利用者識別子(UID)にそれぞれ対応する各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合が入力される。利用者ベクトル生成部113daは、当該各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合を用い、ペルソナデータベースの利用者識別子(UID)ごとに、各利用者識別子(UID)にそれぞれ対応する各利用者ベクトル(UV2)を生成し、それらを対応する利用者識別子(UID)に対応付けて一時記憶部11cに格納する。利用者ベクトル(UV2)は、ペルソナデータベースで同一の利用者識別子(UID)に対応付けられている各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合の特徴を示すベクトルである。ただし、利用者ベクトル(UV1)と利用者ベクトル(UV2)とは、同一の基準で各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合の特徴を示すものでなければならない。例えば、式(1)を利用者ベクトル(UV1)とするのであれば、以下のようなベクトルを利用者ベクトル(UV2)とする必要がある。
UV2={f1, f2, ..., fK} …(2)
ただし、f={0,1} (k=1,...,K)は、ペルソナクラスタデータベースに存在するk番目のペルソナクラスタ識別子(CID)が、ペルソナデータベースで、対象となる利用者識別子(UID)に対応付けられているか否を示す値である。例えば、ペルソナクラスタデータベースに存在するk番目のペルソナクラスタ識別子(CID)が、ペルソナデータベースで、対象となる利用者識別子(UID)に対応付けられている場合にはf=1とし、対応付けられていない場合にはf=0とする。また、他の例として、ペルソナクラスタ識別子(CID)ごとに重みgを設定し、ペルソナクラスタデータベースに存在するk番目のペルソナクラスタ識別子(CID)がステップS3で選択された場合にはf= gとし、選択されていない場合にはf=0としてもよい。
次に、利用者類似度判定部113dの相関係数算出部(図示せず)が、一時記憶部11cから利用者ベクトル(UV1,2)を読み込み、利用者識別子(UID)ごとに、利用者ベクトル(UV1)と利用者ベクトル(UV2)との相関係数(COR)(「類似度」に相当)を求める。例えば、式(1)(2)の利用者ベクトル(UV1,UV2)を用いるのであれば、相関係数(COR)は以下のようになる。
COR= e1・f1+...+eK・fK …(3)
生成された相関係数(COR)は、対応する利用者ベクトル(UV2)に対応付けて一時記憶部11cに格納される。
次に選択部113dcが、一時記憶部11cに格納された各相関係数(COR)を比較し、相関係数(COR)が大きい順に1個以上の利用者識別子(UID)を抽出し、出力する(《ステップS21の具体例》の説明終わり)。
次に、ペルソナクラスタ識別子追加部113eに、利用者類似度判定部113dで抽出された利用者識別子(UID)と、情報類似度判定部13bで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CID)とが入力される。ペルソナクラスタ識別子追加部113eは、ペルソナデータベースを参照し、利用者類似度判定部113dで抽出された利用者識別子(UID)にペルソナデータベースで対応付けられている各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd1)であって、情報類似度判定部13bで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CID)を除く各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)を抽出する(ステップS22)。抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)は送信部12aに送られる。送信部12aには、さらに、情報類似度判定部13bで抽出された(ステップS3)各ペルソナクラスタ識別子(CID)と、それに対応する第2の配信情報識別子(DID2sub)とが入力される。送信部12aは、これらをステップS22で抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)とともに、ネットワーク40経由で端末装置20に送信する(ステップS24)。それらは端末装置20の受信部22aで受信される(ステップS25)。その後、第1の実施形態で説明したステップS6〜S15の処理が実行される。
図12(a)は、第2の実施形態の処理を行う前の端末装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。また、図12(b)は、第2の実施形態の処理を行った後の端末装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。本形態の場合、第2の配信情報識別子に基づいてペルソナ識別子が設定されるのみならず、利用者の類似度のみに基づいて別のペルソナ識別子が設定されることになる。そのため、図12(b)のデータ構成例では、第2の配信情報識別子に対応付けられていないペルソナ識別子も存在している。
以上のように、本形態では、情報推薦装置110が、さらに利用者の類似度に基づいて、利用者の各側面に適合した分野のペルソナクラスタに対応するペルソナ識別子を設定することとした。この場合、利用者がペルソナとしてだけではなく、利用者個人の粒度としても十分に行動していない状況であっても、利用者は、その各側面に適合した分野のペルソナクラスタに対応するペルソナ識別子を利用することが可能となる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本形態は、第2の実施形態のさらなる変形例であり、情報推薦装置が利用者間の類似度を考慮してペルソナクラスタ識別子を抽出し、さらに、抽出したペルソナクラスタ識別子の選定を、利用者間の類似度の評価に用いられなかった利用者の配信情報識別子を用いて行うものである。以下では、第1,2の実施形態との相違点を中心に説明し、第1,2の実施形態と共通する事項については説明を省略する。
<構成>
第3の実施形態の情報推薦システムは、図1に示した第1の実施形態の情報推薦システムの情報推薦装置10を情報推薦装置210に置換したものである。以下では、情報推薦装置210の構成のみを説明する。
図13は、第3の実施形態の情報推薦装置210の機能構成を例示したブロック図である。また、図14は、選定部213bの機能構成の一例を示したブロック図である。なお、図13では、第1,2の実施形態の情報推薦装置10,110と共通する機能部に図2,図9と同じ符号を用いた。以下では、情報推薦装置10,110との相違点を中心に説明する。
図13に示すように、本形態の情報推薦装置210は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b、一時記憶部11c、送信部12a、受信部12b、制御部13a、情報類似度判定部13b、ペルソナ識別子割り当て部13c、利用者類似度判定部113d、ペルソナクラスタ識別子追加部113e、差集合生成部213a、及び選定部213bを有する。また、図14に示すように、選定部213bは、カウント部213ba、及び比較部213bbを有する。なお、差集合生成部213a、及び選定部213bの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUである。
<処理>
次に、本形態の処理について説明する。以下では、第1,2の実施形態との相違点を中心に説明する。
[前処理]
第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
[ペルソナ推薦処理]
図15は、第3の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。以下、これらの図に従って、本形態のペルソナ推薦処理を説明する。
まず、第1の実施形態で説明したステップS1〜S3の処理が実行される。次に、第2の実施形態で説明したステップS21,S22の処理が実行される。次に、情報類似度判定部13bから、第2の配信情報識別子(DID2)の集合と、情報類似度判定部13bで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CID)にそれぞれ対応する第1の配信情報識別子(DID1)と一致する第2の配信情報識別子(DID2sub)の集合とが、情報推薦装置210の差集合生成部213aに送られる。差集合生成部213aは、第2の配信情報識別子(DID2)の集合から、情報類似度判定部で抽出された各ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ対応する第1の配信情報識別子(DID1)と一致するもの(DID2sub)を取り除いた、第3の配信情報識別子(DID3)の集合を生成する(ステップS31)。
生成された第3の配信情報識別子(DID3)の集合は、選定部213bに送られる。選定部213bには、さらに、ペルソナクラスタ識別子追加部113eで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)が入力される。選定部213bは、ペルソナクラスタデータベースを参照し、ペルソナクラスタ識別子ごとに、当該各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)に対応する第1の配信情報識別子(DID1)の集合と、第3の配信情報識別子(DID3)の集合との類似度を求め、類似度の高い順に、ペルソナクラスタ識別子追加部113eで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)から複数個のペルソナクラスタ識別子(CIDadd3)を選定して出力する(ステップS32)。
《ステップS32の具体例》
この例では、まず、選定部213bのカウント部213baに、上記第3の配信情報識別子(DID3)の集合と、上記各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)の集合とが入力される。カウント部213baは、ペルソナクラスタデータベースを参照し、ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)ごとに、当該各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)に対応する第1の配信情報識別子(DID1)の集合と、第3の配信情報識別子(DID3)の集合とを比較し、当該第2の配信情報識別子(DID1)と第3の配信情報識別子(DID3)とが一致する個数をカウントする。カウント部213baは、このカウント数を、各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)に対応する第1の配信情報識別子(DID1)の集合と、第3の配信情報識別子(DID3)の集合との類似度とし、当該カウント数(CT2)と、対応するペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)とを対応付けて一時記憶部11cに格納する。カウント部213baは、同様な処理を各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)について実行する。
そして、比較部213bbは、一時記憶部11cに格納されたペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)にそれぞれ対応付けられたカウント数(CT2)を比較し、当該カウント数(CT2)が多い(類似度が高い)順に1個以上のペルソナクラスタ識別子をCIDadd3として選択し、選択した各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd3)を出力する。
なお、単純にペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)に対応する第1の配信情報識別子(DID1)と、第3の配信情報識別子(DID3)とが一致する個数をカウントし、そのカウント数を類似度とするのではなく、各第1の配信情報識別子(DID1)に重みを設定しておき、その重みを考慮したカウント数を類似度としてもよい。また、比較部213bbが抽出するペルソナクラスタ識別子(CIDadd3)の個数は予め設定されていてもよいし、上記カウント数(CT2)に関する閾値を設定しておき、その閾値以上のカウント数(CT2)となったペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)をすべてCIDadd3として抽出してもよい(《ステップS32の具体例》の説明終わり)。
次に、ステップS32で抽出されたペルソナクラスタ識別子(CIDadd3)は、送信部12aに送られる。送信部12aには、さらに、情報類似度判定部13bで抽出された(ステップS3)各ペルソナクラスタ識別子(CID)と、それに対応する第2の配信情報識別子(DID2sub)とが入力される。送信部12aは、これらをステップS32で抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CIDadd2)とともに、ネットワーク40経由で端末装置20に送信する(ステップS34)。それらは端末装置20の受信部22aで受信される(ステップS35)。その後、第1の実施形態で説明したステップS6〜S15の処理が実行される。
以上のように、本形態では、情報推薦装置210の送信部12aが端末装置20に送信するペルソナクラスタ識別子追加部113eで抽出された各ペルソナクラスタ識別子を、選定部213bで選定されたものに限定することとした。上述のように、この選定には、端末装置20から送られた第2の配信情報識別子(DID2)のうち、利用者間の類似度の評価に用いられなかった第3の配信情報識別子(DID3)の集合を用いている。これにより、より利用者の側面に合致したペルソナクラスタ識別子を選定し、それらを端末装置20に送信することができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。本形態は第2の実施形態の変形例であり、情報推薦装置が端末装置から送られたペルソナクラスタ識別子をもとに、その利用者に類似する利用者を抽出し、抽出した利用者に対応するペルソナクラスタ識別子を紹介するものである。すなわち、本形態は、少なくとも1つのペルソナクラスタ識別子を既に所持する端末装置に対し、新たなペルソナクラスタ識別子を紹介するものである。以下では、第1,2の実施形態との相違点を中心に説明し、第1,2の実施形態と共通する事項については説明を省略する。
<構成>
第4の実施形態の情報推薦システムは、図1に示した第1の実施形態の情報推薦システムの情報推薦装置10を情報推薦装置310に置換し、端末装置20を端末装置320に置換したものである。以下では、これらの相違点を中心に説明する。
図16は、第4の実施形態の情報推薦装置310の機能構成を例示したブロック図である。また、図17は、第4の実施形態の端末装置320の機能構成を例示したブロック図である。
図16に示すように、本形態の情報推薦装置310は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b、一時記憶部11c、送信部12a、受信部12b、制御部13a、ペルソナ識別子割り当て部13c、利用者類似度判定部313d、及びペルソナクラスタ識別子追加部113eを有する。また、図17に示すように、本形態の端末装置320と第1の実施形態の端末装置20との相違点は、情報の流れである。
<処理>
次に、本形態の処理について説明する。
[前処理]
第1の実施形態との相違点は、端末装置320の配信情報識別子データベース記憶部21bに、ペルソナ識別子(PID)とペルソナクラスタ識別子(CID)とが格納されている点である。図18(a)は、この配信情報識別子データベース記憶部21bに格納された配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。その他は第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
[ペルソナ推薦処理]
図19は、第4の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。以下、これらの図に従って、本形態のペルソナ推薦処理を説明する。
まず、端末装置320の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納されたペルソナクラスタ識別子(CID)の集合を特定するペルソナ識別子(PID)の集合が読み出され、送信部22aに送られる。なお、ここでのペルソナクラスタ識別子(CID)の集合は1個以上のペルソナクラスタ識別子(CID)を要素とし、ペルソナ識別子(PID)の集合は、それにそれぞれ対応付けられる1個以上のペルソナ識別子(PID)を要素とする。送信部22aは、当該ペルソナ識別子(PID)の集合をネットワーク40経由で情報推薦装置310に送信する(ステップS41)。
ペルソナ識別子(PID)の集合は、情報推薦装置310の受信部12bで受信され、利用者類似度判定部313dに送られる(ステップS42)。利用者類似度判定部313dは、ペルソナデータベースを参照し、利用者識別子(UID)ごとに、ペルソナデータベースで同一の利用者識別子(UID)に対応付けられた各ペルソナクラスタ識別子(CID)の集合と、受信部12bで受信されたペルソナ識別子(PID)によって特定されるペルソナクラスタ識別子(CID)の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上の利用者識別子(UID)を抽出する(ステップS43)。これは利用者間の類似度を評価することに相当する。なお、類似度の求め方や抽出する利用者識別子(UID)の個数の具体例は、第2の実施形態の利用者類似度判定部113dと同様である。
利用者類似度判定部313dで抽出された各利用者識別子(UID)はペルソナクラスタ識別子追加部113eに送られる。さらに、ペルソナクラスタ識別子追加部113eには、受信部12bで受信されたペルソナ識別子(PID)も送られる。ペルソナクラスタ識別子追加部113eは、ペルソナデータベースを参照し、利用者類似度判定部313dで抽出された利用者識別子(UID)にペルソナデータベースで対応付けられている各ペルソナクラスタ識別子(CID)であって、受信部12bで受信されたペルソナ識別子(PID)に対応する各ペルソナクラスタ識別子(CID)を除く各ペルソナクラスタ識別子(CID)を抽出する(ステップS44)。
ペルソナクラスタ識別子追加部113eで抽出された各ペルソナクラスタ識別子(CID)は送信部12aに送られ、送信部12aは当該各ペルソナクラスタ識別子(CID)をネットワーク40経由で端末装置320に送信する(ステップS45)。端末装置320の受信部22aは、当該各ペルソナクラスタ識別子(CID)を受信し、その後、第1の実施形態で説明したステップS6〜S15の処理が実行される。
図18(b)は、第4の実施形態の処理を行った後の端末装置320の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。本形態の場合、第2の配信情報識別子に基づくことなく、利用者の類似度のみに基づいてペルソナ識別子が設定される。そのため、図18(b)のデータ構成例では、第2の配信情報識別子に対応付けられていないペルソナ識別子が新たに追加される。
以上のように、本形態では、情報推薦装置310が、利用者の類似度に基づいて、利用者の各側面に適合した分野のペルソナクラスタに対応するペルソナ識別子を設定することとした。この場合、利用者がある程度のペルソナ識別子を所持しているが、それらに対応するペルソナ以外のペルソナとして十分に行動していない状況であっても、利用者は、その十分に行動していない側面に適合した分野のペルソナクラスタに対応するペルソナ識別子を新たに利用することが可能となる。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。上記の各実施形態では、まず、情報推薦装置が、端末装置から送られた情報に基づいてペルソナクラスタ識別子を選択し、それらを端末装置に送信し、端末装置でペルソナを発行するペルソナクラスタ識別子を選択させてから、選択されたペルソナクラスタ識別子に対応するペルソナを発行していた。第5の実施形態では、情報推薦装置が端末装置から送られた情報に基づいてペルソナクラスタ識別子を選択し、選択したすべてのペルソナクラスタ識別子に対応するペルソナを発行する。情報推薦装置が端末装置から送られた情報に基づいてペルソナクラスタ識別子を選択する手順、及び、情報推薦装置がペルソナクラスタ識別子に対応するペルソナを発行する手順は、上述の何れかの実施形態で説明した手順を用いればよい。
〔第6の実施形態〕
次に、本発明の第6の実施形態を説明する。本形態は、第5の実施形態の変形例である。第6の実施形態では、情報推薦装置が、端末装置から送られた情報に基づいてペルソナクラスタ識別子を選択し、選択したすべてのペルソナクラスタ識別子に対応するペルソナを発行する。さらに、情報推薦装置は、抽出したペルソナクラスタ識別子毎に協調フィルタリングを行い、端末装置に推薦する配信情報識別子を抽出する。このような形態は、第1〜第4の各実施形態の変形として実現可能である。しかし、以下では一例として、第1の実施形態の変形例を説明する。なお、以下でも、これまでとの相違点を中心に説明する。
<構成>
第6の実施形態の情報推薦システムは、図1に示した第1の実施形態の情報推薦システムの情報推薦装置10を情報推薦装置510に置換したものである。以下では、これらの相違点を中心に説明する。
図20は、第6の実施形態の情報推薦装置510の機能構成を例示したブロック図である。
図20に示すように、本形態の情報推薦装置510は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b、一時記憶部11c、送信部12a、受信部12b、制御部13a、情報類似度判定部13b、ペルソナ識別子割り当て部13c、及び推薦配信情報選択部513aを有する。なお、推薦配信情報選択部513aの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUである。
<処理>
次に、本形態の処理について説明する。
[前処理]
第1の実施形態と同じであるため説明を省略する。
[ペルソナ推薦処理]
図21は、第6の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。以下、この図に従って、本形態のペルソナ推薦処理を説明する。
まず、第1の実施形態で説明したステップS1〜S3の処理が実行される。ステップS3で情報類似度判定部13bが抽出したペルソナクラスタ識別子(CID)と、ステップS2で受信部12bが受信した第2の配信情報識別子(DID2)とが、推薦配信情報選択部513aに送られる。推薦配信情報選択部513aは、ペルソナクラスタデータベースを参照し、情報類似度判定部13bが抽出したペルソナクラスタ識別子(CID)毎に、当該ペルソナクラスタ識別子(CID)にペルソナクラスタデータベースで対応付けられている各第1の配信情報識別子(DID1)であって各第2の配信情報識別子(DID2)を除く第4の配信情報識別子(DID4)を抽出する(ステップS61)。推薦配信情報選択部513aは、抽出した各第4の配信情報識別子(DID4)と、それらにそれぞれ対応する各ペルソナクラスタ識別子(CID)とを、互いに対応付けて送信部12aに送る。また、送信部12aには、ステップS3で抽出されたペルソナクラスタ識別子(CID)と、そのペルソナクラスタ識別子(CID)に対応付けられている第1の配信情報識別子(DID1)に一致した第2の配信情報識別子(DID2sub)とが、それぞれ互いに対応付けられて送られる。送信部12aは、送られた各情報をネットワーク40経由で上記の端末装置20に送信する(ステップS64)。
これらの各情報は、端末装置20の受信部22bで受信される(ステップS65)。受信された各第4の配信情報識別子(DID4)と、それらにそれぞれ対応する各ペルソナクラスタ識別子(CID)と第2の配信情報識別子(DID2sub)とが、書き込み部23cに送られ、書き込み部23cは、それらを対応付けて配信情報識別子データベース記憶部21bに格納し、配信情報識別子データベースを更新する(ステップS66)。その後、第1の実施形態で説明したステップS6〜S15の処理が実行される。
以上のように、本形態の情報推薦装置510は、端末装置20に対して抽出したペルソナクラスタ識別子(CID)を用い、ペルソナクラスタ識別子(CID)単位の協調的フィルタリングを行い(ステップS61)、端末装置20に第4の配信情報識別子(DID4)を推薦することとした。これにより、ペルソナの粒度での協調的フィルタリングが可能となり、利用者の各側面に合致した配信情報の提供が可能となる。
〔第7の実施形態〕
次に、本発明の第7の実施形態を説明する。本形態は、第1〜6の実施形態の変形例であり、情報推薦装置が既に設定したペルソナクラスタ識別子に基づき、端末装置に配信情報を推薦するものである。本形態の処理は、利用者装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bに、第2の配信情報識別子に対応するペルソナ識別子とペルソナクラスタ識別子とが対応付けられて格納されていることを前提とする。例えば、本形態の処理は、上記の何れかの実施形態の処理によって利用者装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bに、第2の配信情報識別子に対応するペルソナ識別子とペルソナクラスタ識別子とが対応付けられて格納された後に実行される。以下では、上記の各実施形態との相違点を中心に説明を行う。
<構成>
第7の実施形態の情報推薦システムは、図1に示した第1の実施形態の情報推薦システムの情報推薦装置10を情報推薦装置610に置換したものである。以下では、情報推薦装置610の構成のみを説明する。
図22は、第7の実施形態の情報推薦装置610の機能構成を例示したブロック図である。なお、図22には、情報推薦装置610が既に設定したペルソナクラスタ識別子に基づき、端末装置20に配信情報を推薦する処理に関連する機能部のみを示している。その他の機能部は前述した通りであるため説明を省略する。
図22に示すように、本形態の情報推薦装置610は、ペルソナクラスタデータベース記憶部11a、ペルソナデータベース記憶部11b、一時記憶部11c、送信部12a、受信部12b、制御部13a、及び推薦配信情報選択部613aを有する。なお、差推薦配信情報選択部613aの例は、所定のプログラムが読み込まれたCPUである。
<処理>
図23は、第7の実施形態の処理を説明するためのフローチャートである。この図を用い、本形態の処理を説明する。
まず、端末装置20の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納された、或るペルソナ識別子(PID)と、それに対応付けられた第5の配信情報識別子(DID5)の集合とが読み出され、送信部22aに送られる。なお、ここで読み出されるペルソナ識別子(PID)は、該配信情報識別子データベース記憶部21bに格納されたすべてのペルソナ識別子であってもよいし、一部のペルソナ識別子であってもよい。送信部22aは、当該ペルソナ識別子(PID)とそれに対応付けられた第5の配信情報識別子(DID5)の集合とを、ネットワーク40経由で情報推薦装置610に送信する(ステップS71)。
当該ペルソナ識別子(PID)とそれに対応付けられた第5の配信情報識別子(DID5)の集合とは、情報推薦装置610の受信部12bで受信され、推薦配信情報選択部613aに送られる(ステップS72)。推薦配信情報選択部613aは、まず、ペルソナデータベースを参照し、受信部12bで受信されたペルソナ識別子(PID)に対応付けられているペルソナクラスタ識別子(CID)を特定する(ステップS73)。次に、推薦配信情報選択部613aは、ペルソナクラスタデータベースを参照し、上記のように特定したペルソナクラスタ識別子(CID)にペルソナクラスタデータベースで対応付けられている各第1の配信情報識別子(DID1)であって、各第5の配信情報識別子(DID5)を除く第4の配信情報識別子(DID4)を抽出する(ステップS74)。抽出された第4の配信情報識別子(DID4)は、対応するペルソナ識別子(PID)に対応付けられて送信部12aに送られる。送信部12aは、これらの情報をネットワーク40経由で端末装置20に送信する(ステップS75)。
これらの各情報は、端末装置20の受信部22bで受信される(ステップS76)。受信された各第4の配信情報識別子(DID4)と、それらにそれぞれ対応する各ペルソナ識別子(PID)とは、書き込み部23cに送られ、書き込み部23cは、それらを対応付けて配信情報識別子データベース記憶部21bに格納し、配信情報識別子データベースを更新する(ステップS77)。
以上のように、本形態の情報推薦装置510は、端末装置20に対して抽出したペルソナクラスタ識別子(CID)を用い、ペルソナクラスタ識別子(CID)単位の協調的フィルタリングを行い(ステップS74)、端末装置20に第4の配信情報識別子(DID4)を推薦することとした。これにより、ペルソナの粒度での協調的フィルタリングが可能となり、利用者の各側面に合致した配信情報の提供が可能となる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
本発明の産業上の利用分野としては、例えば、インターネット上におけるペルソナ単位の商品情報の紹介サービスのためのペルソナ設定分野を例示できる。
図1は、第1の実施形態の情報推薦システムの構成を例示した概念図である。 図2は、第1の実施形態の情報推薦装置の機能構成を例示したブロック図である。 図3は、第1の実施形態の情報類似度判定部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態の端末装置の機能構成を例示したブロック図である。 図5(a)は、ペルソナクラスタデータベース記憶部に格納されるペルソナクラスタデータベースのデータ構成を例示した図である。図5(b)は、ペルソナデータベース記憶部に格納されるペルソナデータベースのデータ構成を例示した図である。 図6(a)は、ペルソナ識別子が割り当てられていない端末装置の利用者識別子記憶部に格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。図6(b)は、このように更新された配信情報識別子データベースのデータ構成の例示である。 図7は、第1の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。 図8は、第1の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、第2の実施形態の情報推薦装置の機能構成を例示したブロック図である。 図10は、利用者類似度判定部の機能構成の一例を示したブロック図である。 図11は、第2の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。 図12(a)は、第2の実施形態の処理を行う前の端末装置の配信情報識別子データベース記憶部に格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。また、図12(b)は、第2の実施形態の処理を行った後の端末装置の配信情報識別子データベース記憶部21bに格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。 図13は、第3の実施形態の情報推薦装置の機能構成を例示したブロック図である。 図14は、選定部の機能構成の一例を示したブロック図である。 図15は、第3の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。 図16は、第4の実施形態の情報推薦装置の機能構成を例示したブロック図である。 図17は、第4の実施形態の端末装置の機能構成を例示したブロック図である。 図18(a)は、この配信情報識別子データベース記憶部21bに格納された配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。図18(b)は、第4の実施形態の処理を行った後の端末装置の配信情報識別子データベース記憶部に格納される配信情報識別子データベースのデータ構成を例示した図である。 図19は、第4の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。 図20は、第6の実施形態の情報推薦装置の機能構成を例示したブロック図である。 図21は、第6の実施形態のペルソナ推薦処理を説明するためのフローチャートである。 図22は、第7の実施形態の情報推薦装置の機能構成を例示したブロック図である。 図23は、第7の実施形態の処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 情報推薦システム
10,110,210,310,510,610 情報推薦装置
20,320 端末装置

Claims (6)

  1. ネットワークを通じて情報が配信される端末装置に対し、その利用者がネットワークを通じて情報の配信を受ける際にその配信情報の分野ごとに使い分ける別個の人格であるペルソナを推薦するための情報を送信する情報推薦装置であって、
    ネットワークを通じて配信可能な複数の配信情報を分野ごとに分類した複数のクラスタをそれぞれ識別する各ペルソナクラスタ識別子と、当該ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ対応するクラスタに属する各配信情報をそれぞれ識別する第1の配信情報識別子と、を対応付けたペルソナクラスタデータベースを格納する第1の記憶部と、
    各利用者をそれぞれ識別する利用者識別子と、当該利用者の端末装置に配信された配信情報を識別する配信情報識別子が属する前記クラスタを識別するペルソナクラスタ識別子と、を対応付けたペルソナデータベースを格納する第2の記憶部と、
    複数の配信情報をそれぞれ識別する第2の配信情報識別子の集合を前記端末装置から受信する第1の受信部と、
    前記ペルソナクラスタ識別子ごとに、前記ペルソナクラスタデータベースで同一の前記ペルソナクラスタ識別子に対応付けられた前記第1の配信情報識別子の集合と、前記第2の配信情報識別子の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上の前記ペルソナクラスタ識別子を選択し、選択した前記ペルソナクラスタ識別子を抽出する情報類似度判定部と、
    前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子を前記端末装置に送信する第1の送信部と、
    前記利用者識別子ごとに、前記ペルソナデータベースで同一の前記利用者識別子に対応付けられた前記各ペルソナクラスタ識別子の集合と、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上の前記利用者識別子を抽出する利用者類似度判定部と、
    前記利用者類似度判定部で抽出された前記利用者識別子に前記ペルソナデータベースで対応付けられている前記各ペルソナクラスタ識別子であって、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子を除く各ペルソナクラスタ識別子を抽出するペルソナクラスタ識別子追加部と、
    前記第2の配信情報識別子の集合から、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ対応する前記第1の配信情報識別子と一致するものを取り除いた、第3の配信情報識別子の集合を生成する差情報生成部と、
    前記ペルソナクラスタ識別子ごとに、前記ペルソナクラスタ識別子追加部で抽出された各ペルソナクラスタ識別子に対応する前記第1の配信情報識別子の集合と、前記第3の配信情報識別子の集合との類似度を求め、類似度の高い順に、前記ペルソナクラスタ識別子追加部で抽出された各ペルソナクラスタ識別子から1個以上のペルソナクラスタ識別子を選定する選定部と、
    前記選定部で選定された前記ペルソナクラスタ識別子を前記端末装置に送信する第2の送信部と、
    前記第1,2の送信部で送信された前記各ペルソナクラスタ識別子から選択されたペルソナクラスタ識別子を特定する特定情報の入力を受け付ける第2の受信部と、
    前記特定情報で特定される各ペルソナクラスタ識別子に対してそれぞれ新たな前記ペルソナを表すペルソナ識別子を生成するペルソナ識別子割り当て部と、
    前記ペルソナ識別子割り当て部で生成された前記ペルソナ識別子を前記端末装置に送信する第3の送信部と、
    を有する情報推薦装置。
  2. 請求項1情報推薦装置であって、
    前記抽出されたペルソナクラスタ識別子毎に、当該ペルソナクラスタ識別子に前記ペルソナクラスタデータベースで対応付けられている前記各第1の配信情報識別子であって前記各第2の配信情報識別子を除く第4の配信情報識別子を抽出する推薦配信情報選択部をさらに有し、
    前記第1の送信部は、さらに、前記推薦配信情報選択部で前記ペルソナクラスタ識別子毎に抽出された前記各第4の配信情報識別子を、それぞれ、当該ペルソナクラスタ識別子毎に前記端末装置に送信するものである、
    ことを特徴とする情報推薦装置。
  3. 請求項1又は2の情報推薦装置であって、
    前記第1の受信部は、さらに、
    前記端末装置から送信されたペルソナクラスタ識別子を特定する情報と、各配信情報にそれぞれ対応する各第5の配信情報識別子とを受信するものであり、
    当該情報推薦装置は、さらに、
    前記第1の受信部で受信された情報によって特定されるペルソナクラスタ識別子に前記ペルソナクラスタデータベースで対応付けられている前記各第1の配信情報識別子であって、前記各第5の配信情報識別子を除く第4の配信情報識別子を抽出する推薦配信情報選択部をさらに有し、
    前記第1の送信部は、さらに、前記推薦配信情報選択部で抽出された各第4の配信情報識別子を、それぞれ、前記端末装置に送信するものである、
    ことを特徴とする情報推薦装置。
  4. ネットワークを通じて情報が配信される端末装置に対し、その利用者がネットワークを通じて情報の配信を受ける際にその配信情報の分野ごとに使い分ける別個の人格であるペルソナを推薦するための情報を送信する情報推薦装置の情報推薦方法であって、
    ネットワークを通じて配信可能な複数の配信情報を分野ごとに分類した複数のクラスタをそれぞれ識別する各ペルソナクラスタ識別子と、当該ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ対応するクラスタに属する各配信情報をそれぞれ識別する第1の配信情報識別子と、を対応付けたペルソナクラスタデータベースを第1の記憶部に格納しておき、
    各利用者をそれぞれ識別する利用者識別子と、当該利用者の端末装置に配信された配信情報を識別する配信情報識別子が属する前記クラスタを識別するペルソナクラスタ識別子と、を対応付けたペルソナデータベースを第2の記憶部に格納しておき、
    第1の受信部が、複数の配信情報をそれぞれ識別する第2の配信情報識別子の集合を前記端末装置から受信する過程と、
    情報類似度判定部が、前記ペルソナクラスタ識別子ごとに、前記ペルソナクラスタデータベースで同一の前記ペルソナクラスタ識別子に対応付けられた前記第1の配信情報識別子の集合と、前記第2の配信情報識別子の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上の前記ペルソナクラスタ識別子を選択し、選択した前記ペルソナクラスタ識別子を抽出する過程と、
    第1の送信部が、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子を前記端末装置に送信する過程と、
    利用者類似度判定部が、前記利用者識別子ごとに、前記ペルソナデータベースで同一の前記利用者識別子に対応付けられた前記各ペルソナクラスタ識別子の集合と、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子の集合との類似度を求め、当該類似度の高い順に1個以上の前記利用者識別子を抽出する過程と、
    ペルソナクラスタ識別子追加部が、前記利用者類似度判定部で抽出された前記利用者識別子に前記ペルソナデータベースで対応付けられている前記各ペルソナクラスタ識別子であって、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子を除く各ペルソナクラスタ識別子を抽出する過程と、
    差情報生成部が、前記第2の配信情報識別子の集合から、前記情報類似度判定部で抽出された前記各ペルソナクラスタ識別子にそれぞれ対応する前記第1の配信情報識別子と一致するものを取り除いた、第3の配信情報識別子の集合を生成する過程と、
    選定部が、前記ペルソナクラスタ識別子ごとに、前記ペルソナクラスタ識別子追加部で抽出された各ペルソナクラスタ識別子に対応する前記第1の配信情報識別子の集合と、前記第3の配信情報識別子の集合との類似度を求め、類似度の高い順に、前記ペルソナクラスタ識別子追加部で抽出された各ペルソナクラスタ識別子から1個以上のペルソナクラスタ識別子を選定する過程と、
    第2の送信部が、前記選定部で選定されたペルソナクラスタ識別子を前記端末装置に送信する過程と、
    第2の受信部が、前記第1,2の送信部で送信された前記各ペルソナクラスタ識別子から選択されたペルソナクラスタ識別子を特定する特定情報の入力を受け付ける過程と、
    ペルソナ識別子割り当て部が、前記特定情報で特定される各ペルソナクラスタ識別子に対してそれぞれ新たな前記ペルソナを表すペルソナ識別子を生成する過程と、
    第3の送信部が、前記ペルソナ識別子割り当て部で生成された前記ペルソナ識別子を前記端末装置に送信する過程と、
    を有する情報推薦方法。
  5. 請求項1からの何れかの情報推薦装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  6. 請求項のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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