JP4787169B2 - コンテンツ利用装置及びコンテンツ利用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、著作権保護されているコンテンツを利用するコンテンツ利用装置及びコンテンツ利用方法に関する。
近年、音楽や映像、ゲームなどのデジタル著作物であるコンテンツを、インターネットやデジタル放送などで配信するシステムが開発され、その一部は、実用化の段階を迎えている。また、これらのコンテンツの配信に当たり、著作権保護等の観点から、配信したコンテンツの再生回数や移動、複製などを制限するコンテンツの利用制御方法が併せて検討されている。
従来では、サーバが、コンテンツを利用するために必要なコンテンツの利用条件や、コンテンツ鍵などを含む情報(以下、「ライセンス」と呼ぶ)を配信し、家庭内の端末装置が、サーバから配信されたライセンスを用いてコンテンツを利用し、再生などを行うようにモデル化されている。
前記利用条件には、例えばコンテンツを利用可能な回数や、コンテンツを利用可能な累積時間が設定される。この場合、端末装置においてコンテンツを利用した分だけ利用条件を更新する必要がある。
例えば、特許文献1には、端末装置において、コンテンツの利用開始時に、利用回数が0でなければ利用を可能とし、コンテンツの利用終了時に、前記利用回数を1減算するコンテンツ利用装置が記載されている。
特開2002−008309号公報
しかしながら、従来のコンテンツ利用装置には、次のような問題点がある。
従来技術では、ユーザ端末において電源断など、利用終了や、利用中断の検知を妨げる事象が発生すると、利用有無に関わらず、ライセンスの利用条件が減算されない。
よって、ユーザがコンテンツ利用中に故意に電源断を発生させると、コンテンツを利用しているにも拘わらず利用条件が減算されず、不正な権利利用が可能である。
このような不正な行為を防止するために、従来技術とは逆に、利用開始時に予め利用条件を所定分減算する方法が考えられる。しかしながら、この方法では、利用終了や利用中断の検知を妨げる事象が発生すると、利用有無に関わらず、利用条件が減算される。
よって、コンテンツ再生開始直後の偶発的な電源断などが発生した場合、コンテンツをほとんど利用していないのに利用条件が所定分減算され、ユーザの権利が保護されない。例えば、利用開始時に利用可能時間を10分減算し、利用終了時に、(10分−利用時間)だけ利用可能時間を加算するとした場合、2分利用したところで電源断が発生すると、本来、8分加算されるべきところを、全く加算されないため、ユーザの利用可能時間が8分失われたことになる。
そこで、本発明は、こうした従来の問題点を解決するものであり、電源断など利用終了検知を妨げる事象が発生した場合の、正規ユーザの権利を保護しつつ、不正な権利利用を抑制するコンテンツ利用装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコンテンツ利用装置においては、利用条件を含むライセンスを用いてコンテンツを利用するコンテンツ利用装置であって、前記ライセンスの利用条件に基づいて、コンテンツの利用可否を判定するライセンス処理手段と、前記ライセンス処理手段が利用可と判定したコンテンツを利用するコンテンツ利用手段と、前記コンテンツ利用手段がコンテンツの利用を開始してから正規に終了するまでの間、当該コンテンツに対応するライセンスを、利用中として他から利用できないように制限する制限手段と、前記コンテンツの利用を開始してから正規に終了するまでの間に発生した当該コンテンツの利用を強制的に中止させる所定の事象を検出する事象検出手段と、前記所定の事象がユーザの意に反したものであるか否かを判定する制限緩和要否判定手段と、前記制限緩和要否判定手段がユーザの意に反したものであると判断した場合に、コンテンツ利用に関する制限を緩和する制限緩和手段とを備えることを特徴とする。
なお、本発明は、このようなコンテンツ利用装置として実現することができるだけでなく、このようなコンテンツ利用装置が備える特徴的な手段をステップとするコンテンツ利用方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電源断など所定の事象が発生した場合、所定事象の発生によりユーザが受けたデメリットを所定の方法で回復させ、所定事象の発生が規定条件を超えるとユーザにペナルティを与えることが可能となり、正規ユーザの権利を保護しつつ、不正な権利利用を抑制することができる。
よって、本発明により、プロバイダサイドに偏っていた保護がユーザサイドに向けられることとなり、著作権保護が普及してきた今日における本願発明の実用的価値は極めて高い。
以下、本発明における実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明における実施の形態に関わるコンテンツ利用システムの全体の概略構成を示す図である。
このコンテンツ利用システムは、端末装置300においてライセンスに含まれる利用条件を用いてコンテンツを再生するシステムであって、ライセンスの生成、配信を行うライセンス配信サーバ100と、コンテンツの保持及び配信を行うコンテンツ配信サーバ200と、コンテンツ及びライセンスを取得し、コンテンツを利用する端末装置300と、これらを相互に接続する伝送路500とから構成されている。
ライセンス配信サーバ100は、伝送路500と接続する機能を有し、ユーザ情報、利用条件情報などを保持し、端末装置300からの要求に基づき、ライセンスを生成し、ライセンスの送信を行うサーバ装置であり、ワークステーション等により実現される。
コンテンツ配信サーバ200は、伝送路500と接続する機能を有し、コンテンツ情報を保持し、端末装置300からの要求に基づき、コンテンツの送信を行うサーバ装置であり、ワークステーション等により実現される。
端末装置300は、伝送路500と接続する機能を有し、コンテンツやライセンスを保持し、モニター画面などにコンテンツを出力したり、記憶媒体にコンテンツを書き出したり、他の端末装置300にコンテンツを移動するなど、コンテンツの利用を行う装置である。具体的には、端末装置300は、デジタル放送を受信するためのSTB(Set Top Box)、デジタルTV、DVD(Digital Versatile Disc)レコーダ、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistance)、携帯電話などのデータ再生装置、記録装置、あるいは、これらの複合機器である。
伝送路500は、ライセンス配信サーバ100と、コンテンツ配信サーバ200と、端末装置300とを相互に接続するネットワークである。具体的には、伝送路500は、イーサネット(登録商標)等の有線ネットワークや、無線LANなどの無線ネットワーク、あるいは、これらが複合したネットワークで構成される。
本実施の形態では、このようなコンテンツ利用システムにおいて、端末装置300がライセンス及びコンテンツを取得し、端末装置300においてコンテンツの再生を開始し、終了する処理や、電源断など特定の事象が発生した場合の端末装置300における処理について、詳細に説明する。
次いで、ライセンス配信サーバ100の詳細な構成について説明する。
図2は、図1に示されるライセンス配信サーバ100の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
ライセンス配信サーバ100は、ユーザ情報を格納するユーザ情報格納部111と、利用条件を格納する利用条件格納部112と、コンテンツ鍵を格納するコンテンツ鍵格納部113と、伝送路500と接続し端末装置300と通信を行う通信部101と、端末装置300の要求に基づき、利用条件とコンテンツ鍵とからライセンスを生成し、送信するライセンス生成・送信部102とから構成される。
ユーザ情報格納部111は、ユーザに関する情報を管理するためのユーザ情報管理テーブルを有するデータベースであって、ライセンス配信サーバ100にアクセスする端末装置300と、利用条件格納部112で管理されるコンテンツの利用条件を所有するユーザとを関連付けるために用いられる。具体的には、ユーザ情報格納部111は、図3に示されるユーザ情報管理テーブルD500を保持する。ユーザ情報管理テーブルD500は、図3に示されるように、ユーザ識別子D501と、端末識別子D502とを関連付けて管理している。ここで、ユーザ識別子とは、コンテンツ利用システムにおいてユーザを一意に特定するための情報である。また、端末識別子とは、コンテンツ利用システムにおいて端末装置300を一意に特定するための情報である。
例えば、図3において、ユーザ識別子D501が「USER−ID−0001」であるユーザは、端末識別子D502が「TERMINAL−ID−0001」である端末装置300を所有していることを示している。また、ユーザ識別子D501が「USER−ID−0002」であるユーザは、端末識別子D502が「TERMINAL−ID−1001」、「TERMINAL−ID−1002」という2つの端末装置300を所有していることを示している。そして、この端末識別子D502が「USER−ID−0002」であるユーザは、両方の端末装置300からライセンス配信サーバ100にアクセス可能であることも示している。
なお、ユーザ情報格納部111へのデータ登録は、ユーザによって、コンテンツ配信サービスを運営するサービスプロバイダが提供するサービスを受けるために会員登録をする際に行われる。この会員登録処理は、ユーザが伝送路500を通じて、コンテンツ配信サービスを提供する事業者のWebサイトに接続し、会員登録画面により、オンラインで登録を行うとしても良いし、会員登録用の葉書を用いる等、オフラインで行っても良い。
会員登録処理では、まずサービスプロバイダが、ユーザに対してユーザ識別子D501を割り当てる。その後、ユーザが所有する端末装置300の端末識別子D502が、オンラインまたはオフラインによりサービスプロバイダに通知されるので、ユーザ識別子D501と端末識別子D502とが関連付けられて、ユーザ情報格納部111のユーザ情報管理テーブルD500に登録される。以上のような会員登録処理を行った結果、ユーザ情報格納部111のユーザ情報管理テーブルD500が構築される。
利用条件格納部112は、ユーザ毎のコンテンツに対する利用条件を管理するデータベースであって、端末装置300からのライセンス配信要求に対して、ユーザが所有する利用条件が発行可能か否かを判定し、発行可能な場合に利用条件を生成するために用いられる。
具体的には、利用条件格納部112は、利用条件管理テーブルD600を保持する。利用条件管理テーブルD600は、図4に示されるように、利用条件の所有者を示すユーザ識別子D601と、利用条件が利用を許諾するコンテンツのコンテンツ識別子D602と、コンテンツ識別子D602で示されるコンテンツの利用が可能となる開始、終了日時を示す有効期間D603と、コンテンツ識別子D602で示されるコンテンツの利用可能な回数を示す利用可能回数D604と、コンテンツ識別子D602で示されるコンテンツの利用可能な累積時間を示す利用可能時間D605とを関連付けて管理する。ここで、コンテンツ識別子とは、コンテンツ利用システムにおいてコンテンツを一意に特定するための情報である。
例えば、ユーザ識別子D601が「USER−ID−0001」であるユーザは、コンテンツ識別子D602に示される「CONTENT−ID−0001」なるコンテンツについて利用を許諾されており、このコンテンツについて、この有効期間D603が「〜2003/1/30」で、利用可能回数D604が10回で、利用可能時間D605が設定なしの利用条件を有していることが示されている。
なお、利用条件格納部112へのデータ登録は、コンテンツ配信サービスを運営するサービスプロバイダによって、ユーザがコンテンツを利用する権利を購入する際に行われる。この購入処理は、ユーザが伝送路500を通じて、サービスプロバイダのWebサイトに接続し、コンテンツ購入画面により、オンラインで購入を行うとしても良いし、購入用の葉書を用いる等、オフラインで行っても良い。
購入処理では、まずユーザが購入対象であるコンテンツのコンテンツ識別子D602を指定し、利用条件を確認後、購入処理を行う。購入処理を行ったユーザのユーザ識別子D601とコンテンツ識別子D602と利用条件とが関連付けられて、利用条件格納部112の利用条件管理テーブルD600に登録される。以上のような購入処理を行った結果、利用条件格納部112の利用条件管理テーブルD600が構築される。
コンテンツ鍵格納部113は、暗号化コンテンツを復号するためのコンテンツ鍵を管理するデータベースであって、端末装置300からのライセンス取得要求に対してライセンスを生成する際に、ライセンス取得要求に含まれるコンテンツ識別子に対応したコンテンツ鍵を取得するために用いられる。
具体的には、コンテンツ鍵格納部113は、コンテンツ鍵管理テーブルD700を保持している。コンテンツ鍵管理テーブルD700は、図5に示されるように、コンテンツ識別子D701と、コンテンツ識別子D701に対応するコンテンツ鍵D702とを関連付けて管理する。
例えば、コンテンツ識別子D701が「CONTENT−ID−0001」の暗号化コンテンツを復号するためのコンテンツ鍵D702が「CONTENT−KEY−0001」であることを示している。
なお、コンテンツ鍵格納部113へのデータ登録は、コンテンツの暗号化を行うコンテンツプロバイダなどによって行われる。
次に、コンテンツ配信サーバ200の詳細な構成について説明する。
図6は、図1に示されるコンテンツ配信サーバ200の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
コンテンツ配信サーバ200は、コンテンツを格納するコンテンツ格納部211と、伝送路500と接続し端末装置300と通信を行う通信部201と、端末装置300からの要求に基づきコンテンツ格納部211からコンテンツを取得し、送信するコンテンツ取得・送信部202とから構成される。
コンテンツ格納部211は、暗号化コンテンツを管理するデータベースであって、端末装置300からのコンテンツ取得要求に対してコンテンツを送信する際に、コンテンツ取得要求に含まれるコンテンツ識別子に対応した暗号化コンテンツを取得するために用いられる。
具体的には、コンテンツ格納部211は、コンテンツ管理テーブルD800を保持する。コンテンツ管理テーブルD800は、図7に示されるように、コンテンツ識別子D801と、コンテンツ識別子D801に対応する暗号化コンテンツD802とを関連付けて管理する。
例えば、コンテンツ識別子D801が「CONTENT−ID−0001」の暗号化コンテンツD802が「CONTENT−DATA−0001」であることを示している。
なお、コンテンツ格納部211へのデータ登録は、コンテンツの暗号化を行うコンテンツプロバイダなどによって行われる。
次いで、端末装置300の詳細な構成について説明する。
図8は、図1に示される端末装置300の詳細な構成を示す機能ブロック図である。
端末装置300は、通信部301と、コンテンツ取得部302と、ライセンス取得部303と、コンテンツ再生部304と、ライセンス処理部305と、ライセンスリカバリ部306と、事象検出部307と、ペナルティ処理部308と、リカバリ・ペナルティ判定部309と、コンテンツ格納部311と、ライセンス格納部312と、リカバリ・ペナルティ履歴格納部313と、リカバリ・ペナルティ情報格納部314とを備える。
通信部301は、伝送路500と接続され、ライセンス配信サーバ100及びコンテンツ配信サーバ200と通信する。
コンテンツ取得部302は、コンテンツ配信サーバ200よりコンテンツを取得する。
コンテンツ格納部311は、コンテンツ配信サーバ200から取得したコンテンツを格納する。このコンテンツ格納部311は、暗号化コンテンツを管理するデータベースであって、端末装置300においてコンテンツを利用する際に、暗号化コンテンツを取得するために用いられる。
具体的な内容は、コンテンツ配信サーバ200のコンテンツ格納部211で説明したコンテンツ管理テーブルD800と同様のコンテンツ管理テーブルを保持している。なお、コンテンツ格納部311へのデータ登録は、端末装置300がコンテンツ配信サーバ200からコンテンツを取得する際に行われる。
ライセンス取得部303は、ライセンス配信サーバ100よりライセンスを取得する。
ライセンス格納部312は、ライセンス配信サーバ100から取得したライセンスを格納する。このライセンス格納部312は、ライセンスを管理するデータベースであって、端末装置300においてコンテンツを利用する際に、コンテンツ識別子に対応したライセンスを取得するために用いられる。
具体的には、ライセンス格納部312は、ライセンス管理テーブルD900を保持している。ライセンス管理テーブルD900は、図9に示されるように、ライセンス識別子D901と、ライセンス識別子D901に対応するライセンスD902と、各ライセンスに対応するロックフラグD903とを関連付けて管理する。ここで、ライセンス識別子とは、端末装置300において、ライセンスを一意に特定するための情報である。
例えば、ライセンス識別子D901が「LICENSE−ID−0001」のライセンスが「LICENSE−0001」であることを示している。なお、ライセンス格納部312へのデータ登録は、端末装置300がライセンス配信サーバ100からライセンスを取得する際に行われる。
また、ロックフラグD903は、対応するライセンスが利用中として他から利用できないように制限する情報である。具体的には、「1」がセットされている場合には、利用中で他から利用できない状態であることを示し、「0」にリセットされている場合には、利用中でなく他から利用可能な状態であることを示している。
コンテンツ再生部304は、コンテンツの復号を行い、再生する。
ライセンス処理部305は、ライセンスの利用条件に基づき利用可否を判定し、利用条件の更新を行う。
リカバリ・ペナルティ履歴格納部313は、リカバリ及びペナルティ判定に関係するリカバリ回数などの履歴を格納する。より詳しくは、リカバリ・ペナルティ履歴格納部313は、リカバリ及びペナルティ判定に関係するリカバリ回数などのリカバリ・ペナルティ履歴を管理するデータベースであって、端末装置300においてライセンスのリカバリあるいはユーザへのペナルティの要否を判断する際に、事象識別子に対応したリカバリ・ペナルティ履歴を取得するために用いられる。ここで、事象識別子とは、コンテンツ利用システムにおいて検出対象の事象を一意に特定するための情報である。
具体的には、リカバリ・ペナルティ履歴格納部313は、リカバリ・ペナルティ履歴管理テーブルD1000を保持する。
リカバリ・ペナルティ履歴管理テーブルD1000は、図10に示されるように、事象識別子D1001と、事象識別子D1001に対応する事象が起こった際に行ったリカバリ回数の累積値を示すリカバリ回数D1002とを関連付けて管理する。
例えば、事象識別子D1001が「1」の事象に対応するリカバリ回数D1002が「2」であることを示している。なお、リカバリ・ペナルティ履歴格納部313へのデータ登録は、端末装置300がリカバリ処理あるいは、ペナルティ処理を行った際に行われる。
リカバリ・ペナルティ情報格納部314は、リカバリ及びペナルティ判定に関係する閾値や処理内容などを格納する。より詳しくは、リカバリ・ペナルティ情報格納部314は、リカバリ及びペナルティ判定に関係する閾値やリカバリあるいはペナルティの内容などを含むリカバリ・ペナルティ情報を管理するデータベースであって、端末装置300においてライセンスのリカバリあるいはユーザへのペナルティの要否を判断する際に、事象識別子に対応したリカバリ・ペナルティ情報を取得するために用いられる。
具体的には、リカバリ・ペナルティ情報格納部314は、リカバリ・ペナルティ情報管理テーブルD1100を保持する。リカバリ・ペナルティ情報管理テーブルD1100は、図11に示されるように、事象識別子D1001と、事象識別子D1001に対応する事象内容D1102と、事象内容D1102の検出方法を示す検出方法D1103と、リカバリ・ペナルティの要否判断に用いる閾値D1104と、リカバリを行う際の処理内容を示すリカバリ内容D1105と、ペナルティを行う際の処理内容を示すペナルティ内容D1106とを関連付けて管理する。
例えば、事象識別子D1101が「1」の事象内容D1102が「コンテンツ再生中の電源断」であり、コンテンツ再生中の電源断の検出方法D1103が「コンテンツ再生中でないライセンスのロック検出」と「電力供給監視手段による電源供給遮断の検出」であり、コンテンツ再生中の電源断発生時に起因するリカバリの閾値D1104が「1日当たり5回まで」であり、リカバリ内容D1105が「ライセンスのロック解除」であり、ペナルティ内容D1106が「該当ライセンスの利用不可」であることを示している。
なお、リカバリ・ペナルティ情報格納部314へのデータ登録は、端末装置300の製造、出荷時に予め設定されていても良いし、リカバリ・ペナルティ情報配信サーバなど、外部から取得し、設定するとしても良い。また、前記リカバリ・ペナルティ情報がコンテンツと共に配信され、コンテンツ取得時にリカバリ・ペナルティ情報格納部314へのデータ登録を行うとしても良い。また、端末装置300の利用状況や、端末装置300を利用するユーザの利用状況に応じてリカバリ・ペナルティ情報を更新するとしても良い。例えば、ペナルティを何度も受ける悪質なユーザには、閾値D1104を低く、ペナルティをより強いものに設定するなどとしても良い。ユーザや端末の状況に応じたリカバリ・ペナルティ情報の配信方法は、本発明の本質でないため、説明を省略する。また、リカバリ・ペナルティ情報をライセンスに設定するとしても良い。この場合、ライセンス毎に異なる処理が可能である。
ここで、事象識別子により、リカバリ・ペナルティ履歴管理テーブルD1000と、リカバリ・ペナルティ情報管理テーブルD1100の各事象及び、事象検出部307において検出された事象が関連付けられる。なお、端末装置300が、コンテンツ利用システムにおいて設置されるリカバリ・ペナルティ情報配信サーバより、リカバリ・ペナルティ情報を取得し、適宜更新する場合には、上記説明のように、事象識別子は、コンテンツ利用システムにおいて一意でなければならないが、予め端末装置300にリカバリ・ペナルティ情報を埋め込み、リカバリ・ペナルティ履歴管理テーブルD1000と、リカバリ・ペナルティ情報管理テーブルD1100の各事象及び、事象検出部307において検出された事象が関連付けられる場合は、端末装置300内で一意に設定されるとしても良い。
ライセンスリカバリ部306は、ライセンスに対するリカバリ処理を行う。
事象検出部307は、コンテンツの利用を開始してから正規に終了するまでの間に発生した当該コンテンツの利用を強制的に中止させる所定の事象を検出する。より具体的には、事象検出部307は、リカバリ・ペナルティ情報格納部314に格納されるリカバリ・ペナルティ情報に設定された事象の検出を行う。
ペナルティ処理部308は、ユーザにペナルティを与える。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、上記所定の事象が、ユーザの意に反したものであるか否かを判定するものである。より詳しくは、リカバリ・ペナルティ判定部309は、リカバリ・ペナルティ履歴格納部313に格納されるリカバリ・ペナルティ履歴と、リカバリ・ペナルティ情報格納部314に格納されるリカバリ・ペナルティ情報とに基づき、リカバリ・ペナルティの要否を判定する。
ここで、本実施の形態において、ライセンス格納部312に保持されるライセンスと、ライセンスのデータ構造について再度説明する。ライセンスは、コンテンツ利用システムで用いられるデータの1つである。
一般に、コンテンツ鍵、及びライセンスはコンテンツ単位で付与され、コンテンツ識別子と関連付けられる。本実施の形態では、ライセンスはコンテンツ単位で付与されるものとして説明する。
次に、ライセンスのデータ構造について図12を参照して説明する。ライセンス1200は、コンテンツの利用可能な条件を示す利用条件1201と、ライセンス1200に対応する暗号化コンテンツの復号を行うためのコンテンツ鍵1202とからなる。
ここで、利用条件1201とは、ライセンス1200に対応するコンテンツの利用可能な回数、例えば「10回」や、利用可能な期間、例えば「2002年12月1日〜2003年2月13日」などである。なお、ライセンス1200は、ライセンス格納部312、及びライセンスに関する処理において、コンテンツ識別子と関連付ける必要があり、端末装置300におけるライセンス1200とコンテンツ識別子の関連付け処理を省略するため、ライセンス1200にコンテンツ識別子を含めるとしても良い。
ここで、上記したライセンス配信サーバ100、コンテンツ配信サーバ200及び端末装置300は各データ格納部、及び各処理部から構成される。そして、各データ格納部は、メモリや、HDD等の記憶媒体で実現され、各処理部は、LSI等のハードウェアあるいはCPU、RAM、ROM等を利用して実行されるプログラム等によって実現される。
なお、端末装置300において各格納部、各処理部は、ハード的あるはソフト的に耐タンパ化されていることが望ましい。
次に、コンテンツ利用システムにおいて、端末装置300がコンテンツを利用し、所定の事象が発生した場合のライセンスのリカバリ、あるいはユーザへのペナルティを実施するまでに必要となる処理について順次説明するが、上記を実現するには、端末装置300におけるライセンス取得処理と、コンテンツ取得処理と、コンテンツ利用処理と、事象検出の準備処理と、事象検出時のリカバリ・ペナルティ処理とが、必要であるので、これについてまず説明する。
以上の構成のコンテンツ利用システムにおいて、端末装置300におけるライセンス取得処理、コンテンツ取得処理、コンテンツ利用処理、事象検出の準備処理、事象検出時のリカバリ・ペナルティ処理、の順番で図13から図24を参照して説明する。
次に、端末装置300が、ライセンス配信サーバ100からライセンスを取得するまでの各部の処理について図13を参照して説明する。
ライセンスを取得する場合、ユーザは、端末装置300のアプリケーションに対して、取得対象であるライセンスを特定する情報の1つであるコンテンツ識別子及びコンテンツ識別子に準ずる情報の何れかを、少なくとも入力しなければならない。ここでは、ユーザが、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を入力し、ライセンス取得処理を開始したものとして、以下の説明を行う。
端末装置300のライセンス取得部303は、ユーザからの取得対象のコンテンツ識別子を受け付け(S1831)、ライセンス取得処理を開始する。そして、ライセンス取得部303は、ライセンス取得要求メッセージを生成し、通信部301を通じてライセンス配信サーバ100に送信する(S1832)。
ここで、本実施の形態で扱う、ライセンス取得要求メッセージなどを含む通信メッセージについて説明する。
図14は、ライセンス配信サーバ100及びコンテンツ配信サーバ200と、端末装置300との間の通信において送受信される通信メッセージM1300のメッセージフォーマット構成を示す図である。
図14に示されるように、通信メッセージM1300は、メッセージヘッダM1301と、メッセージ本体M1302とからなる。
メッセージヘッダM1301は、少なくとも送信先を特定する情報と、送信元を特定する情報とを含む。送信先を特定する情報はメッセージの宛先として参照され、送信元を特定する情報はメッセージに対して返信のメッセージを送信する際に宛先として参照される。送信元や、送信先を特定するための情報の典型例として、IPアドレスがある。
メッセージ本体M1302は、各々のメッセージで固有の情報を含む。例えば、上記したライセンス取得要求メッセージ本体M1400は、このメッセージにおける固有の情報として、図15に示されるように、端末識別子M1401と、コンテンツ識別子M1402とからなる。端末識別子M1401には、ライセンス取得要求メッセージを送信する端末装置300の端末識別子、例えば「TERMINAL−ID−0001」が設定され、コンテンツ識別子M1402には、ユーザが入力したコンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」が設定される。
ライセンス配信サーバ100の通信部101は、ユーザ情報管理テーブルD500を介してライセンス取得要求メッセージを受信する(S1811)。そして、ライセンス生成・送信部102は、ライセンス取得要求メッセージ本体M1400から、コンテンツ識別子M1402を抽出し、コンテンツ識別子M1402に対応するコンテンツ鍵がコンテンツ鍵格納部113に存在するか否かを判定する(S1812)。
コンテンツ鍵が存在しない場合は、ライセンスを生成できないため、ライセンス生成・送信部102は、ライセンス生成処理を終了し、コンテンツ鍵が存在しない、すなわちコンテンツ識別子が不正である旨、つまり生成不能通知をメッセージ本体に含む返信メッセージを端末装置300に送信する(S181A)。
コンテンツ鍵が存在する場合、ライセンス生成・送信部102は、コンテンツ鍵を取得し、以降の処理を行う。なお、本実施の形態では、図5に示されるように、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」に対応するコンテンツ鍵「CONTENT−KEY−0001」が存在するものとして、以降の説明を続ける。
ライセンス生成・送信部102は、ライセンス取得要求メッセージ本体M1400から、端末識別子M1401を抽出し、ユーザ情報格納部111が保持するユーザ情報管理テーブルD500から端末識別子M1401をキーとして、対応するユーザ識別子D501が存在するか否かを判定する。つまりユーザの有無を確認する(S1813)。端末識別子M1401及びユーザ識別子D501の何れかがユーザ情報管理テーブルD500に関連付けられて存在しない場合は、ライセンス配信要求メッセージを送信した端末装置300が、コンテンツ配信サービスに登録されていない、つまりユーザなしと判断する。そして、ライセンス生成・送信部102は、ライセンス利用条件が生成できないため、ライセンス生成処理を終了し、端末識別子が存在しない旨、つまり生成不能通知をメッセージ本体に含む返信メッセージを、端末装置300に送信する(S181A)。
端末識別子M1401及びユーザ識別子D501が関連付けられて存在する場合は、ユーザありと判断し、ユーザ識別子D501を取得し、以降の処理を行う。なお、本実施の形態では図3に示されるように、端末識別子「TERMINAL−ID−0001」に対応するユーザ識別子としてユーザ識別子「USER−ID−0001」が存在するとして、以降の説明を続ける。
ライセンス生成・送信部102は、ユーザ識別子D501及びライセンス取得要求メッセージ本体M1400から抽出したコンテンツ識別子M1402に基づき、利用条件格納部112が保持する利用条件管理テーブルD600に対象となる利用条件が存在するか否かを判定する。つまり、利用条件の有無を確認する(S1814)。
具体的には利用条件管理テーブルD600のユーザ識別子D601及びコンテンツ識別子D602と、ユーザ識別子D501及びコンテンツ識別子M1402とが共に一致しているレコードを特定する。該当するレコードがない場合は、利用条件なしと判断し、利用条件が存在しない旨、つまり生成不能通知を含む返信メッセージを、端末装置300に送信する(S181A)。
該当するレコードが存在する場合は、利用条件ありと判断し、格納されている利用条件に基づき、配信する利用条件を生成する(S1815)。このときの生成方法としては、レコードに記述される全利用条件を生成したり、レコードに記述される利用条件の一部を生成したりするなどの方法がある。
ここで、具体例を用いて説明する。ユーザ識別子「USER−ID−0001」、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」で特定されたレコードの利用条件は、有効期間「〜2003/1/30」、利用可能回数「10回」である。全利用条件を配信する場合は、可変な利用可能条件である利用可能回数を「10回」で生成し、生成後の前記レコードの利用可能回数は「0回」となる。
また、ユーザの権利の一部を配信する場合は可変な利用可能条件に対して、端末装置300からユーザが欲しい回数、例えば3回のライセンス取得要求メッセージを送信させ、要求分である3回で生成し、生成後のレコードの利用可能回数を「7回」にするとしても良い。また、運用により毎回、1回で生成すると決められている場合は、1回で生成し、生成後のレコードの利用可能回数は「9回」にするなど、さまざまな運用が考えられるが本発明の本質ではないため、詳細な説明は省略する。
ここでは、利用可能回数を10回として配信するものとして説明する。
利用条件を生成すると、ライセンス生成・送信部102は、ライセンスを生成する(S1816)。このライセンスの生成は、生成した利用条件を利用条件1201に設定し、事前に取得しているコンテンツ鍵をコンテンツ鍵1202に設定することにより行われる。そしてライセンスを生成すると、ライセンス生成・送信部102は、ライセンス送信メッセージ本体M1500を、通信部101を通じて、端末装置300に送信する(S1817)。
ライセンス送信メッセージ本体M1500は、図16に示されるように、ライセンスM1501からなり、ライセンス1200をライセンスM1501に設定することにより作成される。
端末装置300のライセンス取得部303は、通信部301を通じてライセンス送信メッセージ本体M1500、つまりライセンスM1501を受信する(S1834)。そして、ライセンス取得部303は、端末装置内で一意なライセンス識別子を生成する(S1835)。さらに、ライセンス取得部303は、取得したライセンスM1501をライセンス取得要求メッセージのコンテンツ識別子M1402と同じコンテンツ識別子と、ライセンス識別子とを関連付けてライセンス格納部312に格納し(S1836)、コンテンツ取得処理を終了する。なお、ライセンス1200にコンテンツ識別子を含める場合には、コンテンツ識別子との関連付け処理が不要である。
一方、ライセンス配信サーバ100より生成不能通知を含む返信メッセージを受信した場合には(S1833)、ライセンス取得部303は、返信メッセージに含まれる生成不可の理由をユーザに提示し、ライセンス取得処理を終了する。
次に、端末装置300が、コンテンツ配信サーバ200からコンテンツを取得するまでの各部の処理について、説明する。
図17は、端末装置300とコンテンツ配信サーバ200との間で行われるコンテンツ取得処理の動作を示すフローチャートである。
端末装置300は、ユーザからの端末装置300のアプリケーションへの情報入力、及びコンテンツ取得指示により、コンテンツ取得処理を開始する(S1931)。ユーザは端末装置300のアプリケーションに対して、取得対象であるコンテンツを特定する情報の1つであるコンテンツ識別子及びコンテンツ識別子に準ずる情報の何れかを、少なくとも入力しなければならない。ここでは、ユーザが、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を入力し、コンテンツ取得処理を開始したとして、以下の説明を行う。
ユーザからの情報入力を受けた端末装置300のコンテンツ取得部302は、コンテンツ取得要求メッセージを生成し、通信部301を通じてコンテンツ配信サーバ200に送信する(S1932)。
コンテンツ取得要求メッセージ本体M1600は、図18に示されるように、コンテンツ識別子M1601からなる。
コンテンツ取得要求メッセージ本体M1600に含まれるコンテンツ識別子M1601は、ユーザが入力したコンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を設定する。
コンテンツ配信サーバ200の通信部201は、伝送路500を介してコンテンツ取得要求メッセージを受信する(S1911)。
コンテンツ取得・送信部202は、コンテンツ取得要求メッセージ本体M1600から、コンテンツ識別子M1601を抽出し、コンテンツ識別子M1601に対応するコンテンツがコンテンツ格納部211に存在するか否かを判定する(S1912)。
コンテンツが存在しない場合は、コンテンツを配信できないため、処理を終了し、コンテンツが存在しない、すなわちコンテンツ識別子が不正である旨をメッセージ本体に含む返信メッセージを端末装置300に送信する(S191A)。
これに対してコンテンツが存在する場合は、コンテンツ取得・送信部202は、コンテンツを取得し、以降の処理を行う。なお、本実施の形態では、図7にあるように、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」に対応するコンテンツ「CONTENT−DATA−0001」が存在するとして、以降の説明を続ける。
コンテンツ取得・送信部202は、要求されたコンテンツをコンテンツ送信メッセージ本体M1700のコンテンツデータM1701に設定し、通信部201を通じて端末装置300に送信する(S1913)。
コンテンツ送信メッセージ本体M1700は、図19に示されるように、コンテンツデータM1701からなる。
端末装置300のコンテンツ取得部302は、通信部301を通じてコンテンツ送信メッセージ本体M1700を受信し、コンテンツデータM1701を取得する(S1934)。
コンテンツ取得部302は、取得したコンテンツデータM1701をコンテンツ取得要求メッセージのコンテンツ識別子M1601と同じコンテンツ識別子と関連付けてコンテンツ格納部311に格納し(S1935)、コンテンツ取得処理を終了する。なお、コンテンツデータM1701にコンテンツ識別子が含まれている場合には、コンテンツ識別子との関連付け処理が不要である。
一方、コンテンツ配信サーバ200よりコンテンツなし通知を含む返信メッセージを受信した場合は(S1933)、コンテンツ取得部302は、返信メッセージに含まれる生成不可の理由をユーザに提示し、コンテンツ取得処理を終了する。
次に、取得したコンテンツと、ライセンスとを用いて、コンテンツを利用する処理について説明する。
図20は、端末装置300が、コンテンツ格納部311に格納されるコンテンツと、ライセンス格納部312に格納されるライセンスを用いて、コンテンツの利用を開始し、終了するまでの各部の処理を示すフローチャートである。
端末装置300は、ユーザからの端末装置300のアプリケーションへの情報入力、及びコンテンツ再生指示により、コンテンツ再生処理を開始する(S2001)。ユーザは、端末装置300のアプリケーションに対して、再生対象であるコンテンツを特定する情報の1つであるコンテンツ識別子及びコンテンツ識別子に準ずる情報の何れかを、少なくとも入力しなければならない。ここでは、ユーザが、コンテンツ識別子「CONTENT−ID−0001」を入力し、コンテンツ再生処理を開始したものとして、以下の説明を行う。
ライセンス処理部305は、ユーザが入力したコンテンツ識別子をキーとして、再生対象のコンテンツに対応するライセンスを特定し(S2002)、特定したライセンスをライセンス格納部312から取得する。そして、ライセンス処理部305は、取得したライセンスがロック解除されているか否か判断する(S2002a)。この判断は、ロックフラグD903の値が「0」及び「1」の何れであるかによって行われる。
ライセンスがロック解除されていない場合(S2002aでNo)、ライセンス処理部305は、このライセンスに対応するコンテンツが利用中で、ライセンスを利用できないと判断し、コンテンツ利用処理を終了する。
ライセンスがロック解除されている場合(S2002aでYes)、このライセンスに対応するコンテンツが利用中でないとみなし、ライセンス処理部305は、ライセンスに含まれる利用条件を取得し、利用条件に基づき利用の可否を判定する(S2003)。
具体的には、利用条件には図4で説明したように、有効期間や、利用可能回数などが含まれている。利用条件が例えば有効期間で規定されている場合、ライセンス処理部305は、信頼できる現在時刻を取得し、現在時刻が有効期間に含まれる場合は、利用をOKとし、前記有効期間に含まれない場合は、利用をNGとする。利用条件が例えば利用可能回数で規定されている場合、利用可能回数が1回以上残存しているなら利用をOKとし、再生回数が0回ならば、利用をNGとする。なお、利用条件の項目はこれらに限定されるものではない。
ライセンス処理部305は、利用がNGの場合、ユーザに対象となるコンテンツが利用できないことを通知し、処理を終了する。なお、通知内容に、NGの原因、例えば、『有効期間外』、『再生回数が0回』など、を含めるとしても良い。
利用がOKの場合、ライセンス処理部305は、再生開始時ライセンス処理プロセス(S2004)を実施する。
図21は、再生開始時ライセンス処理プロセス(図20のS2004)のサブルーチンを示すフローチャートである。
ライセンス処理部305は、暗号化されたコンテンツを復号化するために、当該ライセンスからコンテンツ鍵を取得する(S2101)。そして、ライセンス処理部305は、ロック解除処理を行うまで他から当該ライセンスを利用不可能な状態にするために、ロック処理を行う(S2102)。具体的には、当該ライセンスに対応付けてロックフラグに「1」をセットする。そして、図20に示されるメインルーチンに戻る。
コンテンツ再生開始時ライセンス処理プロセスが終わると、ライセンス処理部305は、再生開始時ライセンス処理プロセスにおいて取得したコンテンツ鍵を、コンテンツ識別子と共に、コンテンツ再生部304に送信する。
コンテンツ再生部304は、ライセンス処理部305より受信した前記コンテンツ識別子をキーとして、再生対象の暗号化コンテンツを特定し(S2005)、当該コンテンツをコンテンツ格納部311から取得する。そして、コンテンツ再生部304は、ライセンス処理部305より受信したコンテンツ鍵を用いて暗号化コンテンツを復号化し、コンテンツを再生する(S2005)。
ユーザからの再生停止指示があった場合や、再生対象コンテンツを再生し終えた場合、コンテンツ再生部304は、コンテンツの再生を終了し、再生内容と再生終了通知とを、コンテンツ識別子と共に、ライセンス処理部305に送信する。ここで再生内容とは、コンテンツをどのくらい再生したかの情報を含む。具体的には、10分や、1回などである。
ライセンス処理部305は、コンテンツ再生部304より受信したコンテンツ識別子をキーとして、再生を終了したコンテンツに対応するライセンスを特定し、ライセンス格納部312から取得する。
そして、ライセンス処理部305は、再生終了時ライセンス処理プロセスを実行し(S2007)、コンテンツ再生処理を終了する。
図22は、再生終了時ライセンス処理プロセス(図20のS2007)のサブルーチンを示すフローチャートである。
ライセンス処理部305は、コンテンツ再生部304より受信した再生内容に基づきライセンスに含まれる利用条件の更新を行う(S2201)。具体的には、利用条件の利用可能回数が「10回」で、再生内容に含まれる再生回数が「1回」の場合、利用条件の利用可能回数を「9回」に更新する。なお、利用条件の項目、利用条件更新ルールはこれらに限定されるものではない。
利用条件の更新が終了すると、ライセンス処理部305は、ライセンスに対するロックを解除し、利用可能な状態にする(S2202)。具体的には、ロックフラグを「0」にリセットする。
以上のようにして、端末装置300において、ユーザがコンテンツ再生指示を行い、再生を終了するまでの処理が行われる。
なお、以上の説明では、コンテンツ再生終了時に、コンテンツ再生部304が、コンテンツ識別子をライセンス処理部305に送信するとしたが、ライセンス処理部305がコンテンツ識別子をコンテンツ再生が終了するまで、覚えておくとしても良い。また、以上の説明では、ライセンスを特定する情報としてコンテンツ識別子を例に説明したが、先に説明したライセンス識別子を入力するとしても良い。ライセンス識別子を入力すると、同一コンテンツ識別子に対して複数のライセンスが存在する場合に、有効である。
次に、端末装置300が、リカバリ・ペナルティ情報格納部314に格納される事象内容の検出を準備する処理について説明する。
図23は、事象検出部307による事象検出準備処理の動作を示すフローチャートである。なお、この事象検出部307による事象検出準備処理は、端末装置300の製造時、端末装置300の電源投入時、リカバリ・ペナルティ情報更新時、新たな事象検出手段が追加される場合などの端末装置300のハードウェア構成変更時などの際に行われる。
事象検出部307は、まず、事象識別子D1101と、事象内容D1102と、検出方法D1103とを取得する(S2301)。
事象検出部307は、1以上の事象検出手段を備えており、上記した検出方法D1103に合致する検出手段を保持する場合、この検出方法D1103と対応する事象識別子D1101と、事象内容D1102とを事象検出テーブルD1150にセットし、事象内容D1102の検出に備える(S2302)。
具体的には、事象検出部307が、「電力供給監視手段」を保持し、リカバリ・ペナルティ情報として、事象識別子D1101が「1」、事象内容D1102が「コンテンツ再生中の電源断」、検出方法D1103が「電力供給監視手段による電源供給遮断の検出」と、事象識別子D1101が「2」、事象内容D1102が「コンテンツ再生中のカード挿抜」、検出方法D1103が「カード挿抜監視手段によるカードの抜きの検出」とが記述されている場合について説明する。
事象検出部307は、リカバリ・ペナルティ情報に設定される2つの検出方法D1103から、自らが保持する検出手段で検出可能な検出方法D1103「電力供給監視手段による電源供給遮断の検出」と、前記検出方法D1103に対応する事象識別子D1101「1」と、事象内容D1102「コンテンツ再生中の電源断」とを記憶する。
以上のような処理により、事象内容の検出準備処理が行われる。
次に、端末装置300が、事象内容の検出の準備を終え、事象内容を検出した場合の、ライセンスのリカバリ処理あるいはペナルティ処理を行うまでの各部の処理について図24を参照して説明する。
図24は、事象内容検出時の処理の動作を示すフローチャートである。
事象検出部307は、検出準備処理において事象検出テーブルD1150にセットされた検出内容を検出する(S2401)。検出内容を検出し終えると、事象検出部307は、対応する事象識別子D1101をリカバリ・ペナルティ判定部309に送信する。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、事象検出部307から受信した事象識別子D1101をキーとして、検出内容に対応するリカバリ・ペナルティ履歴をリカバリ・ペナルティ履歴格納部313から取得し、検出内容に対応するリカバリ・ペナルティ情報を特定し、リカバリ・ペナルティ情報格納部314から取得する(S2402)。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、リカバリ・ペナルティ履歴に含まれるリカバリ回数D1002と、リカバリ・ペナルティ情報に含まれる閾値D1104とを比較し、リカバリ・ペナルティ判定処理を行う(S2403)。
ここで、リカバリ・ペナルティ判定の処理内容について、詳しく説明する。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、リカバリ回数D1002が閾値D1104より小さい場合は、リカバリ処理を行うと判断し、リカバリ回数D1002が閾値D1104以上である場合は、ペナルティ処理を行うと判断する。具体的には、リカバリ回数D1002が「2回」、閾値D1104が「10回」の場合、リカバリ処理を行うと判断し、リカバリ回数D1002が「2回」、閾値D1104が「2回」の場合、ペナルティ処理を行うと判断する。なお、リカバリ回数D1002が閾値D1104以上である場合、何も処理を行わないとしても良い。
まず、図24のS2403において、リカバリ処理を行うと判断した場合について説明する。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、リカバリ処理を行うと判断すると、リカバリ指示を、前記リカバリ・ペナルティ情報に含まれるリカバリ内容D1105と共にライセンスリカバリ部306に送信する。
ここでは、リカバリ内容D1105に「ロック解除」が設定されているとして以降の説明を行う。
ライセンスリカバリ部306は、リカバリ・ペナルティ判定部309より受信したリカバリ内容D1105に設定されている「ロック解除」処理を行う(S2404)。
具体的には、ライセンスリカバリ部306は、ライセンス格納部312において、ロックされた状態にあるライセンスのロックを解除する。より詳しくは、当該ライセンスに対応付けられているロックフラグを「0」にリセットする。
ライセンスリカバリ部306は、ライセンスリカバリ処理を完了すると。リカバリ完了通知を、リカバリ・ペナルティ判定部309に送信する。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、ライセンスリカバリ部306よりリカバリ完了通知を受信すると、前記事象識別子D1101をキーとして、リカバリ・ペナルティ履歴格納部313から前記検出内容に対応するリカバリ・ペナルティ履歴を特定し、更新する(S2405)。具体的には、前記事象識別子D1101に対応するリカバリ回数D1002の値を1加算する。
なお、ライセンスロック解除回数でなく、ライセンスロック解除ライセンス数や、ロック解除頻度を記憶するとしても良い。
また、以上の説明では、リカバリ回数は端末毎に管理するとして説明したが、ライセンス毎に管理するとしても良い。
次に、図24のS2403において、ペナルティ処理を行うと判断した場合について説明する。
リカバリ・ペナルティ判定部309は、ペナルティ処理を行うと判断すると、ペナルティ指示を、前記リカバリ・ペナルティ情報に含まれるペナルティ内容D1106と共にペナルティ処理部308に送信する。
ここでは、ペナルティ内容D1106に「該当ライセンス利用不可」が設定されているとして以降の説明を行う。
ペナルティ処理部308は、リカバリ・ペナルティ判定部309より受信した前記ペナルティ内容D1106に設定されている「該当ライセンス利用不可」処理を行う(S2411)。具体的には、ペナルティ処理部308は、ライセンス格納部312において、ロックされた状態にあるライセンスを削除する。
ここで、「コンテンツ再生中の電源断」を検出する方法について説明する。
まず、「電力供給監視手段」による検出方法について説明する。
電力供給監視手段は電源断が発生すると、コンテンツ再生中か否かを判断し、コンテンツ再生中の場合、電源断フラグを記録する。
端末装置300が電源断から回復した際、前記電源断フラグを確認し、電源断フラグが存在する場合、先に説明した検出事象発生時の処理を行う。
次に、「コンテンツ再生中でないライセンスのロック」について説明する。
先に説明したように、ライセンス処理部305は、コンテンツ再生開始時に当該ライセンスをロックし、コンテンツ再生終了時にライセンスのロックを解除する。よって、コンテンツを再生してない時に、ライセンス格納部312にロックされたライセンスが存在する場合、コンテンツ再生中に電源断など、ライセンス処理部305のコンテンツの再生終了検知を妨げる事象が発生したと判断することができる。
また、ライセンスのロックの変わりにコンテンツ再生開始時に再生開始ログを取り、コンテンツ再生終了時に前記ログに終了したことを書き込む場合も、同様の判断が可能である。
以上の、判定方法は、電源投入時、再生可能コンテンツ一覧表示時、コンテンツ再生開始時などの際、あるいは定期的に電源断フラグ、ライセンスのロック、再生開始フラグの確認を行う。
ここで、上記説明の端末装置300において、コンテンツ再生中に電源断が発生した場合について説明する。
コンテンツ再生中に電源断が発生すると、再生対象のコンテンツに対応するライセンスは、コンテンツ再生終了時のロック解除処理が実施されていないため、ロックされた状態でライセンス格納部312に記憶される。よって、端末装置300が電源断から回復しても、ライセンスはロックされているため、利用ができない。よって、リカバリ処理では、当該ライセンスのロック解除を行うとした。
したがって、本実施の形態に係る発明によれば、電源断など所定の事象が発生した場合、所定事象の発生によりユーザが受けたデメリットを所定の方法で回復させ、所定事象の発生が規定条件を超えるとユーザにペナルティを与えることが可能となり、正規ユーザの権利を保護しつつ、不正な権利利用を抑制することができる。
なお、以上の説明では、コンテンツ再生開始時に当該ライセンスのロックを行うとしたが、利用条件を所定分減算するなどしても良い。
具体的にはコンテンツ再生開始時に、利用条件の利用可能回数を予め1回減算するとしても良い。この場合、コンテンツ再生終了時に、再生結果情報に含まれる再生時間が、1回を定義する1回定義情報に満たない場合、前記利用条件の利用可能回数を1回加算することになる。そして、コンテンツ再生開始時に当該ライセンスの利用条件を所定分減算する場合、リカバリ処理でも当該利用可能回数を1回加算すれば良い。
また、ここでは、リカバリ処理として、コンテンツ再生終了時の処理を行うとして説明したが、異なる処理としても良い。
例えば、コンテンツ再生開始時に利用可能時間を10分減算し、コンテンツ再生終了時に10分から再生結果情報に含まれる再生時間を引いた値を加算する場合のリカバリ処理として、再生時間の有無によらず、5分加算するなどとしても良い。
また、以上の説明では、検出対象事象として「コンテンツ再生中の電源断」としたが、端末装置300が、他の端末装置300に対してライセンスを移動している途中の電源断や、端末装置が外部メディアにライセンスを移動している途中の電源断などでも有効である。
また、以上の説明では、端末装置300が、リカバリあるいはペナルティを行うか判断するとして説明したが、リカバリ・ペナルティ情報格納部314に設定される事象を検出すると、サーバに接続し、リカバリ・ペナルティの判断を求めても良い。また、リカバリ・ペナルティ情報格納部314に設定される事象を検出すると、同じくリカバリ・ペナルティ情報格納部314に設定される閾値を超えるまでは、端末内で判断を行い、前記閾値を超えるとサーバに接続し、リカバリ・ペナルティの判断を求めるとしても良い。なお、リカバリ・ペナルティの判断主体を特定する情報をライセンスに含むとしても良い。具体的には、リカバリ・ペナルティの判断を「端末装置300が行う」、「サーバが行う」、「閾値まで端末装置300が行い、閾値を超えるとサーバが行う」などの情報をフラグなどに対応付けてライセンスに設定する。
また、以上の説明では、ライセンスのリカバリ及び、ユーザへのペナルティを行う各機能ブロックは全て端末装置300に存在するとしたが、複数の端末装置や筐体で実現されるとしても良い。具体的には、端末装置が、コンテンツ取得部302と、コンテンツ再生部304と、コンテンツ格納部311とからなり、前記端末装置にカードインターフェイスを通じて接続されるセキュリティ強度の高いICカードなどに他の機能ブロックを実装するとしても良い。
この場合、コンテンツ再生中にICカードが端末装置から抜かれると、ライセンス処理部305はコンテンツの再生終了検知できない。
このような構成の場合、検出内容として「カード挿抜監視手段によるICカード抜き」を設定すると有効である。
また、前記検出内容を検出した場合に、ディスプレイなどの表示装置に警告を表示し、ユーザに警告内容を通知するとしても良い。例えば「あなたは、コンテンツ再生中にカードを3回抜きました。カード抜きを10回行うと、不正を行っていると判断し、このカードの利用を停止します」などを表示し、検出内容と共に閾値、ペナルティ内容などをユーザに通知し、検出対象事象の発生を抑止する。
また、検出対象事象が起こりそうな場合に、警告を出すとしても良い。例えば、コンテンツ再生中にカードが挿入される箇所の蓋が開くと、警告を出すなどである。ここでは、リカバリ・ペナルティ判定用の検出対象事象と、警告通知を行うための検出対象事象を同じものとして説明したが、リカバリ・ペナルティ判定用の事象と、警告通知用の事象を別途設定するとしても良い。また、リカバリ用の検出対象事象と、ペナルティ用の検討対象事象を別途、リカバリ・ペナルティ情報に設定し、リカバリ用の検出対象事象を検出した場合は、リカバリ処理を、ペナルティ用の検討対象事象を検出した場合は、ペナルティ処理を行うとしても良い。
上記説明した内容により、所定の事象が発生するとユーザに警告を通知し、まず、端末装置300内でリカバリやペナルティの判断を行う。次に、所定の閾値を超えるとサーバに問い合わせ、リカバリやペナルティの判断を取得し、悪質なユーザの利用を停止することが可能になる。
こうすることにより、意に反した、悪意のないユーザによる所定事象の発生を抑制し、通信処理を削減しながら、サーバを運営するコンテンツプロバイダの意向に沿った、リカバリやペナルティが可能となる。
また、以上の説明ではリカバリ・ペナルティ判定処理はリカバリ・ペナルティ履歴に含まれるリカバリ回数D1002に基づき判定するとしたが、所定事象の発生回数に基づいて判定しても良いし、ペナルティ回数に基づいて判定するとしても良い。検出対象として複数の事象が設定される場合、所定事象の発生回数に基づいてリカバリ・ペナルティ判定を行うと、個々の事象毎に閾値が設定でき、より柔軟なリカバリ・ペナルティ制御が可能となる。また、ペナルティ回数に基づいてリカバリ・ペナルティ判定を行うと、ペナルティ回数に応じたペナルティ内容の変更など、より柔軟なリカバリ・ペナルティ制御が可能となる。具体的には、ペナルティ回数が3回までは「当該ライセンスの利用を停止」で、ペナルティ回数が3回を超えると「当該端末の利用を停止」といった制御が可能となる。
また、リカバリ処理あるいは所定事象発生時に、リカバリ回数あるいは発生回数を更新するか否かの判定を行うとしても良い。
ここで、リカバリ回数あるいは所定事象の発生回数をカウントする理由について説明する。
リカバリ回数あるいは発生回数は、ユーザが悪意を持って不正を行おうとした可能性のある行為をカウントし、前記行為を所定回数以上行うと、不正な行為を行っていると判断するために用いる。
逆に言うと、リカバリ処理あるいは所定事象が、ユーザが悪意を持たない状況で発生した場合は、つまり、ユーザの意に反したものである場合には、カウントする必要はない。
ここで、ライセンスに含まれる利用条件の分類について説明する。利用条件は、状態を持たないステイトレスな利用条件と、状態を持つステイトフルな利用条件の2つに分類できる。ステイトレスな利用条件とは更新を必要としない利用条件で、ステイトフルな利用条件とは更新を必要とする利用条件のことである。具体的には、前者は、有効期限のみの利用条件、後者は、再生回数『5回』等の残り回数や、残り時間の利用条件が例として挙げられる。
ステイトフルな利用条件を持つライセンスの利用中の電源断は、本来、減算されるべき利用条件を故意に減算させない不正の可能性があるが、ステイトレスの利用条件を持つライセンスの利用中の電源断は、ユーザにメリットはなく、不正の可能性は低いと判断できる。このような場合、ステイトレスの利用条件なら、ライセンスのロックやリカバリ回数あるいは所定事象の発生回数のカウントアップを行わず、ステイトフルな利用条件なら、ライセンスのロックやリカバリ回数あるいは所定事象の発生回数のカウントアップを行うとしても良い。
また、ライセンスにカウントアップの要否を示すフラグを設定し、カウントアップの要否を判断するとしても良い。例えば、無料のライセンスの場合、不正の可能性は低いためカウントアップ不要のフラグを設定すれば良い。
本発明に係るコンテンツ利用装置は、DVD等のパッケージメディアによるコンテンツ配信サービス受信端末や、デジタル放送、CATV、インターネット等によるコンテンツ配信サービス受信端末等において適用することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ利用システムの全体の概略構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るライセンス配信サーバ100の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るユーザ情報格納部111のテーブル構成を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る利用条件格納部112のテーブル構成を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ鍵格納部113のテーブル構成を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ配信サーバ200の構成を示す機能ブロック図である。 図7は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ格納部211及びコンテンツ格納部311のテーブル構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る端末装置300の構成を示す機能ブロック図である。 図9は、本発明の実施の形態に係るライセンス格納部312のテーブル構成を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態に係るリカバリ・ペナルティ履歴格納部313のテーブル構成を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態に係るリカバリ・ペナルティ情報格納部314のテーブル構成を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態に係るライセンスのデータ構造を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態に係る端末装置300がライセンス配信サーバ100よりライセンスを取得する処理を示すフローチャートである。 図14は、本発明の実施の形態に係る通信メッセージの構成を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態に係るライセンス取得要求メッセージ本体の構成を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態に係るライセンス送信メッセージ本体の構成を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態に係る端末装置300がコンテンツ配信サーバ200よりコンテンツを取得する処理を示すフローチャートである。 図18は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ取得要求メッセージ本体の構成を示す図である。 図19は、本発明の実施の形態に係るコンテンツ送信メッセージ本体の構成を示す図である。 図20は、本発明の実施の形態に係る端末装置300がコンテンツを再生し終了する処理を示すフローチャートである。 図21は、本発明の実施の形態に係る再生開始時ライセンス処理プロセスを示すフローチャートである。 図22は、本発明の実施の形態に係る再生終了時ライセンス処理プロセスを示すフローチャートである。 図23は、本発明の実施の形態に係る端末装置300が事象検出を準備する処理を示すフローチャートである。 図24は、本発明の実施の形態に係る端末装置300が事象を検出し、ライセンスのリカバリあるいはペナルティを行う処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ライセンス配信サーバ
101,201,301 通信部
102 ライセンス生成・送信部
111 ユーザ情報格納部
112 利用条件格納部
113 コンテンツ鍵格納部
200 コンテンツ配信サーバ
202 コンテンツ取得・送信部
211 コンテンツ格納部
300 端末装置
301 通信部
302 コンテンツ取得部
303 ライセンス取得部
304 コンテンツ再生部
305 ライセンス処理部
306 ライセンスリカバリ部
307 事象検出部
308 ペナルティ処理部
309 リカバリ・ペナルティ判定部
311 コンテンツ格納部
312 ライセンス格納部
313 リカバリ・ペナルティ履歴格納部
314 リカバリ・ペナルティ情報格納部
500 伝送路

Claims (30)

  1. 利用条件を含むライセンスを用いてコンテンツを利用するコンテンツ利用装置であって、
    前記ライセンスの利用条件に基づいて、コンテンツの利用可否を判定するライセンス処理手段と、
    前記ライセンス処理手段が利用可と判定したコンテンツを利用するコンテンツ利用手段と、
    前記コンテンツ利用手段が利用するコンテンツに対応するライセンスの利用を制限する制限手段と、
    前記コンテンツの利用を開始してから正規に終了するまでの間に発生した当該コンテンツの利用を強制的に中止させる所定の事象を検出する事象検出手段と、
    前記ライセンスの利用の制限を緩和するか否かを判定する制限緩和要否判定手段と、
    前記制限緩和要否判定手段が制限を緩和すると判断した場合に、前記ライセンスの利用の制限を緩和する制限緩和手段と、
    前記事象検出手段により検出された所定の事象の発生回数を格納する事象発生回数格納手段とを備え、
    前記制限緩和要否判定手段は、前記事象発生回数格納手段に格納される事象発生回数に基づいて、制限を緩和するか否かを判定する
    ことを特徴とするコンテンツ利用装置。
  2. 前記制限手段は、前記コンテンツに対応するライセンスの利用条件に含まれる利用回数を所定の回数分減算することにより、当該ライセンスの利用を制限する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ利用装置。
  3. 前記制限手段は、前記ライセンスの利用条件が、更新を必要としないステイトレスな利用条件か、更新を必要とするステイトフルな利用条件かに応じて、当該ライセンスの利用を制限するか否かを制御する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  4. 前記ライセンスの利用条件がステイトレスな利用条件である場合には、前記ライセンスの利用の制限を緩和するか否かを判定するのに必要な情報のカウントアップが行われず、ステイトフルな利用条件である場合には、当該情報のカウントアップが行われる
    ことを特徴とする請求項3記載のコンテンツ利用装置。
  5. 前記制限緩和手段は、前記制限手段による制限を、所定の回数分加算することで、前記ライセンスの利用の制限を緩和する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  6. 前記ライセンス処理手段は、さらに前記コンテンツ利用手段がコンテンツの利用を開始してから終了するまでの間または終了後に、当該コンテンツに対応するライセンスの利用条件を利用分減算し、
    前記制限緩和手段は、前記ライセンス処理手段によりライセンスの利用条件が前記所定の事象発生前に減算されている場合、当該利用条件をコンテンツ利用開始前の状態に回復し、またはコンテンツ利用開始前の状態から所定分減算させて回復する
    ことを特徴とする請求項5記載のコンテンツ利用装置。
  7. 前記所定の事象は、コンテンツ利用中の電源断及び前記ライセンスを管理するICカードがコンテンツ利用中に装置から引き抜かれるの何れかである
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  8. 前記事象検出手段は、前記コンテンツ利用中の電源断を検出する電源管理手段、前記ライセンスを管理するICカードが前記コンテンツ利用中に装置から引き抜かれるのを検出するカード挿抜管理手段、及び前記コンテンツ利用手段の利用開始ログの何れかを用いて、前記所定の事象を検出する
    ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ利用装置。
  9. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記事象検出手段が所定の事象を検出した場合に、ユーザに警告内容を通知する警告通知手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  10. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、制限緩和に関する情報を格納する制限緩和情報格納手段を備え、
    前記制限緩和手段は、前記制限緩和情報格納手段に格納されている制限緩和に関する情報に基づいて、前記ライセンスの利用の制限を緩和する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  11. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記事象発生回数格納手段に格納される事象発生回数を更新するか否かを判定する発生回数更新判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  12. 前記制限緩和要否判定手段は、前記事象発生回数格納手段に格納される事象発生回数が所定の閾値以下である場合に、制限を緩和すると判定する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  13. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記制限緩和手段による制限緩和の履歴を格納する制限緩和履歴格納手段を備え、
    前記制限緩和要否判定手段は、前記制限緩和履歴格納手段に格納される制限緩和の履歴に基づいて、制限を緩和するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ利用装置。
  14. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記制限緩和履歴格納手段に格納される制限緩和の履歴を更新するか否かを判定する制限緩和履歴更新判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項13記載のコンテンツ利用装置。
  15. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記制限緩和要否判定手段が制限を緩和しないと判断した場合に、前記ライセンスの利用の制限を強化する制限強化手段を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ利用装置。
  16. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、制限強化に関する情報を格納する制限強化情報格納手段を備え、
    前記制限強化手段は、前記制限強化情報格納手段に格納されている制限強化に関する情報に基づいて、前記ライセンスの利用の制限を強化する
    ことを特徴とする請求項15記載のコンテンツ利用装置。
  17. 前記制限強化手段は、前記制限手段により所定の回数分減算されたライセンスを削除することにより、前記ライセンスの利用の制限を強化する
    ことを特徴とする請求項15記載のコンテンツ利用装置。
  18. 前記制限強化手段は、当該コンテンツ利用装置の動作を停止させることにより、前記ライセンスの利用の制限を強化する
    ことを特徴とする請求項15記載のコンテンツ利用装置。
  19. 前記制限手段は、前記コンテンツ利用手段がコンテンツの利用を開始してから正規に終了するまでの間、当該コンテンツに対応するライセンスを、利用中として他から利用できないようにロックすることにより、当該ライセンスの利用を制限する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ利用装置。
  20. 前記制限緩和手段は、前記制限手段によってロックされたライセンスを、利用中でないとして他から利用できるようにロック解除することで、前記ライセンスの利用の制限を緩和する
    ことを特徴とする請求項19記載のコンテンツ利用装置。
  21. 前記ライセンス処理手段は、さらに前記コンテンツ利用手段がコンテンツの利用を開始してから終了するまでの間または終了後に、当該コンテンツに対応する利用条件を利用分減算し、
    前記制限緩和手段は、前記ライセンス処理手段によりライセンスの利用条件が前記所定の事象発生前に減算されている場合、当該利用条件をコンテンツ利用開始前の状態に回復し、またはコンテンツ利用開始前の状態から所定分減算させて回復する
    ことを特徴とする請求項20記載のコンテンツ利用装置。
  22. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、制限緩和に関する情報を格納する制限緩和情報格納手段を備え、
    前記制限緩和手段は、前記制限緩和情報格納手段に格納されている制限緩和に関する情報に基づいて、前記ライセンスの利用の制限を緩和する
    ことを特徴とする請求項19記載のコンテンツ利用装置。
  23. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記事象発生回数格納手段に格納される事象発生回数を更新するか否かを判定する発生回数更新判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項19記載のコンテンツ利用装置。
  24. 前記制限緩和要否判定手段は、前記事象発生回数格納手段に格納される事象発生回数が所定の閾値以下である場合に、制限を緩和すると判定する
    ことを特徴とする請求項19記載のコンテンツ利用装置。
  25. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記制限緩和手段による制限緩和の履歴を格納する制限緩和履歴格納手段を備え、
    前記制限緩和要否判定手段は、前記制限緩和履歴格納手段に格納される制限緩和の履歴に基づいて、制限を緩和するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項19記載のコンテンツ利用装置。
  26. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記制限緩和履歴格納手段に格納される制限緩和の履歴を更新するか否かを判定する制限緩和履歴更新判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項25記載のコンテンツ利用装置。
  27. 前記コンテンツ利用装置は、さらに、前記制限緩和要否判定手段が制限を緩和しないと判断した場合に、前記ライセンスの利用の制限を強化する制限強化手段を備える
    ことを特徴とする請求項19に記載のコンテンツ利用装置。
  28. 前記制限強化手段は、前記制限手段によりロックされたライセンスをロック解除すると共に、ライセンスの利用条件を再生開始前の状態から所定分減算させることにより、前記ライセンスの利用の制限を強化する
    ことを特徴とする請求項27記載のコンテンツ利用装置。
  29. 利用条件を含むライセンスを用いてコンテンツを利用するコンテンツ利用方法であって、
    前記ライセンスの利用条件に基づいて、コンテンツの利用可否を判定するライセンス処理ステップと、
    前記ライセンス処理ステップで利用可と判定したコンテンツを利用するコンテンツ利用ステップと、
    前記コンテンツ利用ステップで利用するコンテンツに対応するライセンスの利用を制限する制限ステップと、
    前記コンテンツの利用を開始してから正規に終了するまでの間に発生した当該コンテンツの利用を強制的に中止させる所定の事象を検出する事象検出ステップと、
    前記ライセンスの利用の制限を緩和するか否かを判定する制限緩和要否判定ステップと、
    前記制限緩和要否判定ステップで制限を緩和すると判断した場合に、前記ライセンスの利用の制限を緩和する制限緩和ステップと、
    前記事象検出ステップにより検出された所定の事象の発生回数を格納する事象発生回数格納ステップとを含み、
    前記制限緩和要否判定ステップでは、前記事象発生回数格納ステップで格納される事象発生回数に基づいて、制限を緩和するか否かを判定する
    ことを特徴とするコンテンツ利用方法。
  30. 請求項29に記載のコンテンツ利用方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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