JP4784073B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタに関するものである。
一般に、記録ヘッドを搭載したキャリッジが往復移動するタイプのインクジェットプリンタにおいて、記録ヘッドから噴射されたインク滴の着弾精度は、ノズル加工精度やノズル面撥水条件などの噴射条件に加えて、被記録媒体上にインク滴が着弾するまでの飛行条件も大きく影響することが知られている。つまり、図6に示すように、キャリッジ103Aに記録ヘッド103Bを搭載したプリンタヘッド103の往復運動により走行風(横風)が生ずるので(図6矢符参照)、プリンタヘッド103(記録ヘッド103B)から噴射されたインク滴は、記録用紙などの被記録媒体面F上に着弾するまでの間に、前記走行風に逆らって被記録媒体面Fに着弾する必要がある。
各ノズル穴から噴射されるインク滴に対し、前記走行風の影響の度合いが異なれば、各インク滴が着弾する実際の着弾位置と、目標とする着弾位置とのずれが異なることになり、双方向印字における双方着弾ずれは印字品質の低下の原因となる。
特に、近年、インクジェットプリンタの小型化の上に、キャリッジの高速化によりキャリッジの移動速度が75cm/s程度から100cm/s程度まで速くなり、キャリッジの往復移動によって生ずる空気(走行風)の流れがインク滴の飛翔に大きな影響を与えるようになっている。
具体的には、例えば図7〜図9に示すような構成を有している。インクジェットプリンタ101は、上下ケーシング102A,102Bからなる本体ケーシング102内において、被記録媒体Pに対し、プリンタヘッド103が、フレーム104に支持されるガイド部104Aに沿って、図示しない駆動手段によって左右方向において往復移動を行いつつ、記録するようになっている。ここで、プリンタヘッド103は、キャリッジ103A上に記録ヘッド103Bが搭載され、(記録ヘッド103Bの)複数のノズル穴から吐出されるインク滴によってプラテン105上の前記被記録媒体Pに記録するものである。なお、フレーム104には、給紙ローラ106や排紙ローラ107も回転可能に支持されている。
このようなインクジェットプリンタ101は、小型化を図るために、プリンタヘッド103(キャリッジ103A及び記録ヘッド103Bを含む)の移動空間と本体ケーシング102の上面部との間の隙間S1が、図7に示すように、プリンタヘッド103のノズル面と被記録媒体面との隙間S2に相当する程度に狭く設定されているので、隙間S1を通過する前記走行風の逃げ場が少ない。
一方、プリンタヘッド103の移動空間と本体ケーシング102の前後面部との間の隙間S3,S4は、図8に示すように、プリンタヘッド103の移動空間と本体ケーシング103の上面部との間の隙間S1以上であるので、前記隙間S3,S4側に向かって前記逃げ場を失った走行風が流れやすくなる。そして、それら隙間S3,S4付近のインク滴への影響が他の部分のインク滴への、走行風の影響より大きくなり、インク滴の着弾位置にずれ(乱れ)が生じる。つまり、平面視でキャリッジ移動方向に直交する方向の両側部分(隙間S3,S4付近)において中央部分より、インク滴の着弾位置のずれが大きくなる。
この傾向は、本体ケーシング102が密閉構造である場合には、ケーシング外部に漏れる空気(走行風)はほとんどなくなるので、走行風が、前記インク滴の飛翔に与える影響はより一層大きくなると考えられる。
そこで、そのようなプリンタヘッド(キャリッジ)の往復移動により生じた走行風(気流)によって引き起こされる印刷欠陥を除くために、キャリッジから記録ヘッドのノズル面と実質的に平行に、キャリッジの走査軸の方向(キャリッジ移動方向)に延びているスカート部材を設けることが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2002−361858号公報(段落0047〜0051および図7,図8)
しかしながら、そのようなスカート部材を設ける場合には、インクジェットプリンタについて小型化の要請があるにもかかわらず、スカート部材の先端が、ケーシング内の、プリンタヘッドの移動空間の端部である内側面に衝突しないように、ケーシング自体をキャリッジ移動方向において長くする必要がある。
本発明は、キャリッジ移動方向においてケーシング長さを長くすることなく、スカート部材を設けて、被記録媒体面上を流れる空気(走行風)の、印字品質への影響を低減することができるインクジェットプリンタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、本体ケーシング内にプリンタヘッドが設けられ、このプリンタヘッドが被記録媒体に対し往復移動を行うキャリッジと、このキャリッジに搭載され複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャリッジ外方に延長し被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段とを有するインクジェットプリンタにおいて、前記整流手段は、前記キャリッジの、キャリッジ移動方向の両側にそれぞれ設けられる1対のスカート部材を有し、前記各スカート部材は、前記キャリッジの側面下端付近に回動軸を有し、回動可能に取り付けられた板体であり、
前記両スカート部材が、前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する第1の状態と、前記キャリッジの外側面に沿う第2の状態とを選択的にとるように、回動可能とする構成とされ、前記スカート部材は、常には前記第1の状態にあり、
前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記スカート部材を回動させて前記スカート部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変化させる規制部材が設けられていることを特徴とする。
このようにすれば、整流手段として機能するスカート部材が、通常の記録状態では、前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する第1の状態をとるので、被記録媒体上を流れる走行風に対してスカート部材による整流効果が確保される。一方、前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近では、規制部材と前記スカート部材との接触により前記第1の状態から、前記スカート部材が前記キャリッジの外側面に沿う第2の状態に変化するので、記録領域以外にスカート部材を収納するための余分なスペースが必要なくなる。よって、キャリッジ移動方向においてケーシング長さを長くすることなく、スカート部材による整流効果を確保して、コンパクト化が図れる。
また、板体という簡単な構成で、整流機能を発揮するスカート部材を構成することができる。
請求項の発明は、請求項2記載のインクジェットプリンタにおいて、前記各スカート部材が、前記規制部材と接触していない状態では、前記第1の状態を維持するように弾性支持部材にて弾性的に支持されている構成とする。
このようにすれば、弾性支持部材によって、記録状態では、スカート部材は常に第1の状態を維持するように弾性的に支持され、確実に整流機能を発揮できる。
請求項の発明は、請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタにおいて、前記各スカート部材が、前記規制部材と接触する部分が弾性体で形成されるか、あるいは弾性体で被覆されている構成とする。
このようにすれば、規制部材と接触する部分が弾性体で形成されるか、あるいは弾性体で被覆されているので、キャリッジの走行により頻繁に生じる規制部材とスカート部材との接触により生ずる騒音が大幅に低減される。
請求項4の発明は、本体ケーシング内にプリンタヘッドが設けられ、このプリンタヘッドが被記録媒体に対し往復移動を行うキャリッジと、このキャリッジに搭載され複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャリッジ外方に延長し被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段とを有するインクジェットプリンタにおいて、前記整流手段は、前記キャリッジの、キャリッジ移動方向の両側にそれぞれ設けられる1対のスカート部材を有し、前記各スカート部材は、可撓性を有し前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する面を形成する薄肉弾性板と、前記薄肉弾性板より肉厚が厚い厚肉弾性板とから構成されており、前記厚肉弾性板のキャリッジ側の端部が前記キャリッジの端面に連結し、前記キャリッジとは反対側の端部が前記薄肉弾性板の前記キャリッジとは反対側の端部に連結しており、前記薄肉弾性板は、そのキャリッジ側の端部が前記キャリッジに沿って移動可能に構成されており、前記両スカート部材は、前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する第1の状態と、前記キャリッジの外側面に沿う第2の状態とを選択的にとるように、前記薄肉弾性板の前記キャリッジ側の端部が前記キャリッジに沿って移動する構成とされ、前記スカート部材は、常には、前記厚肉弾性板の付勢を受けて第1の状態をとり、前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記厚肉弾性板の付勢に抗し、かつ、前記薄肉弾性板の前記キャリッジ側の端部を前記キャリッジに沿って移動させ、前記スカート部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変化させる規制部材が設けられていることを特徴とする。
このようにすれば、スカート部材が、可撓性を有し前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する面を形成する薄肉弾性板を備えるので、規制部材との接触で騒音を生ずることなく、スカート部材の形態が変化することで、第1の状態と第2の状態との切り替えが行われる。
また、前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記厚肉弾性板の付勢に抗し、かつ、前記薄肉弾性板の前記キャリッジ側の端部を前記キャリッジに沿って移動させ、前記スカート部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変化させる規制部材が設けられているので、記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する第1の状態から、簡単に、薄肉弾性板がキャリッジの外側面に沿う第2の状態となる。また、前記キャリッジとは反対側の端部が前記薄肉弾性板より肉厚が厚い厚肉弾性板にて前記キャリッジの端面に連結されているので、前記薄肉弾性板についての支持剛性は確保される。
請求項5の発明は、本体ケーシング内にプリンタヘッドが設けられ、このプリンタヘッドが被記録媒体に対し往復移動を行うキャリッジと、このキャリッジに搭載され複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャリッジ外方に延長し被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段とを有するインクジェットプリンタにおいて、前記整流手段は、前記キャリッジの、キャリッジ移動方向の両側にそれぞれ設けられる1対のスカート部材を有し、前記1対のスカート部材は、前記キャリッジに前記ノズル面と平行に移動可能に設けられた1対の薄板で、この1対の薄板が連結部材にて連結されて一体に移動する構成とされるとともに、前記各薄板の、前記キャリッジの各側面より前記キャリッジ移動方向への突出量が等しくなる位置になるように前記連結部材が弾性部材を介して前記キャリッジに支持され、前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記薄板の突出方向を変化させる規制部材が設けられていることを特徴とする。
このようにすれば、薄板からなる1対のスカート部材を連結部材を介して連結することで一体に移動する構成とすることで、スカート部材は、規制部材との接触で弾性部材の弾性力に抗して移動するので、ケーシング長さを長くする必要がなくなる。一方、接触が解除されると、弾性部材の弾性によって、キャリッジの各側面より前記キャリッジ移動方向への突出量が等しくなる状態に復帰せしめられる。よって、記録動作時には、弾性部材によって、前記1対のスカート部材は、キャリッジの各側面より前記キャリッジ移動方向への突出量が等しくなる状態が維持され、いずれの移動方向においても同程度の整流効果が得られる。
請求項の発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタにおいて、前記規制部材と接触していない状態において、前記スカート部材が当該スカート部材の前記被記録媒体側の面を前記ノズル面と同じ高さにして延在し、いずれの前記キャリッジ移動方向においても、前記ノズル面における前記複数のノズル分布の広がりの中央を中心として、当該スカート部材が、その先端部から前記ノズル面までの距離が等しくなるように前記ノズル面を延長している構成とする。
このようにすれば、ノズル面側の走行風が滑らかに流れることができるとともに、スカート部が、いずれのキャリッジ移動方向に対しても同様の形状をなすようになるので、いずれのキャリッジ移動方向に移動しても、同程度の整流効果が得られる。
本発明は、整流手段として機能するスカート部材が、キャリッジの移動可能範囲の端部付近では、規制部材との接触により、スカート部材が変形あるいは変位するようにしているので、キャリッジ移動方向において必要以上にケーシングを長くして、記録領域以外にスカート部材を収納するための余分なスペースを設ける必要なくなる。よって、スカート部材による整流効果を確保して、コンパクト化が図れる。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って詳細に説明する。
本発明の実施の形態において、前述したところの本体ケーシング102内において被記録媒体に対しキャリッジ103Aが往復移動を行い、このキャリッジ103Aに搭載される記録ヘッド103Bが、複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する点は、従来と同様である。そして、本実施の形態では、前記特許文献1と同様に、記録ヘッド103Bのノズル面をキャリッジ103A外方に延長し前記被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段としてのスカート部材1A,1Bを、キャリッジ103Aの、キャリッジ移動方向の両側に有するが、そのスカート部材1A,1Bの構成が、本発明の特徴である。
以下、具体的に説明する。なお、スカート部材1A,1Bの構成以外の点は、図4〜図6に記載のインクジェットプリンタと基本的に同じであるので、同一の構成要素については同一の符号を用い、その詳細な説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明にかかる第1の実施の形態を示し、(a)は第1の状態を示す説明図、(b)は第1の状態と第2の状態との中間の状態を示す説明図、(c)は第2の状態を示す説明図である。図2は、本実施の形態にかかるプリンタヘッドの作用説明図である。(a)は、被記録媒体に対向配置されたプリンタヘッドの側面図であるとともに、ノズル面と被記録媒体間の走行風の状態を加えた説明図である。(b)は、プリンタヘッドのノズル面側から見た場合の平面図であるとともに、ノズル面上の走行風の状態を加えた説明図である。なお、図中、白抜きの矢印はキャリッジの移動方向を示し、他の矢印は走行風の流れる方向を示している。
図1及び図2に示すように、キャリッジ103Aは、平面視矩形状で、そのキャリッジ103Aの、キャリッジ移動方向の両側それぞれに平板状のスカート部材1A,1Bが設けられている。このスカート部材1A,1Bは、キャリッジ103Aに対し、平面視でキャリッジ移動方向に直交する方向の全体に亘って設けられている。両スカート部材1A,1Bは、共に平面視矩形状である。そして、スカート部材1A,1Bは、それぞれ、記録ヘッド103Bのノズル面をキャリッジ移動方向に延長する第1の状態P1(図1(a)参照)と、キャリッジ103Aの外側面に沿う第2の状態P2(図1(c)参照)とを選択的にとりうる可倒式に構成されている。各スカート部材1A,1Bは、薄い矩形状の板体で構成され、この板体の基端部がキャリッジ103Aの側面下端付近において回動軸2A,2B回りにほぼ90度の範囲で回動可能に取り付けられている。なお、スカート部材1A,1Bのキャリッジ移動方向と直交する方向の長さは、スカート部材1A、1Bの形態に係わらず、ノズル面におけるノズル穴の分布に対応して拡縮されるものである。本実施の形態では、スカート部材1A,1Bのこの方向における両側端間距離は、ノズル穴の分布の広がりよりも両側に長くなるように設定される。
なお、具体的には図示していないが、第1の状態P1では、それ以上スカート部材1A,1Bが下方に回動しないようにスカート部材1A,1Bの回動を規制するストッパ手段が設けられている。
また、キャリッジ103Aの移動可能範囲の端部付近に、スカート部材1A,1Bとの接触によりスカート部材1A,1Bを第1の状態P1から第2の状態P2に変化させる規制部材として機能する本体ケーシング102の内側面102a,102bが配置されている。この内側面102a,102bと接触していない第1の状態P1においては、スカート部材1A,1Bは、スカート部材1A,1Bの被記録媒体側の面をノズル面とほぼ同じ高さにして延在し、いずれのキャリッジ移動方向においても、ノズル面における複数のノズルの広がりの中央を中心として、スカート部材1A,1Bが、その先端からノズル面までの距離がほぼ等しくなるようにノズル面を延長している。より詳細には、キャリッジ移動方向と直交する方向に延在し、ノズル穴の分布領域の中央を通過する直線を仮想した場合、両スカート部材1A,1Bの先端部とこの仮想線との距離が等しくなっている。
そして、各スカート部材1A,1Bは、内側面102a,102bと接触していない状態では、第1の状態P1を維持するように、スプリングなどの弾性支持部材(図示せず)にて弾性的に支持されている。つまり、記録動作時においては、スカート部材1A,1Bは第1の状態P1を常に維持する。
各スカート部材1A,1Bは、規制部材2との接触の際に、それらの接触による騒音が発生するのを低減するために、規制部材2と接触する部分が、天然ゴム、合成ゴムなどの、吸振性を有する弾性体で形成されている。
上記のように構成すれば、記録ヘッド103Bの記録動作時(往復移動動作時)には、スカート部材1A,1Bがノズル面を水平方向に延長するようにキャリッジ移動方向に延びる第1の状態P1となっているので、図2に示すように、ノズル面の下側であって被記録媒体上での走行風の流れを安定化(整流化)させ、整流効果が発揮される。よって、通常の記録動作時には、両方向にスカート部材1A,1Bが張り出していることになり、両方向印字に対応できる。
つまり、キャリッジ103Aの往復移動の方向に限らず、スカート部材1A,1Bによって被記録媒体上には常に一定の走行風(整流風)が安定して秩序を持って流れることになるので、記録ヘッド103Bのノズル穴から噴射されるインク滴への走行風の影響が大幅に低減される。
一方、記録ヘッド103B(キャリッジ103A)が記録領域S1から外れてキャリッジ103Aの移動可能範囲の端部付近に移動すると、スカート部材1A,1Bの先端が本体ケーシング102の内側面102a,102b(規制部材)に接触して、図1(b)に示すように徐々に上方に(起立方向に)回動せしめられ、スカート部材1A,1Bは第1の状態P1から第2の状態P2に変化することになる。よって、キャリッジ103Aが、従来と同様に、本体ケーシング102の内側面102a,102b付近まで移動することができるので、スカート部材1A,1Bを設けたことにより、本体ケーシング102の幅(キャリッジ移動方向の長さ)を必要以上に長くする必要がない。
それから、キャリッジ103Aが内側面102a,102bから離れる方向に移動し始めると、前記弾性支持部材の弾性力によって、第2の状態P2から第1の状態P1に自動的に戻される。
(第2の実施の形態)
図3は本発明にかかる第2の実施の形態を示し、(a)は第1の状態を示す説明図、(b)は第1の状態と第2の状態との中間の状態を示す説明図、(c)は第2の状態を示す説明図である。この実施の形態は、図3(a)〜(c)に示すように、各スカート部材1A’,1B’が可撓性を有するとともに変形が容易になるようにゴム、シリコンなどの可逆性を有する弾性材料で成形されたものである。
各スカート部材1A’,1B’は、記録ヘッド103Bのノズル面をキャリッジ移動方向に延長する面を形成する薄肉弾性板1Aa,1Baを備える。この場合、薄肉弾性板1Aa,1Baは、キャリッジ側端部が弾性変形によりキャリッジ103A上に乗り上げ可能に構成され、キャリッジ103Aとは反対側の端部が薄肉弾性板1Aa,1Baより肉厚が厚く支持部として機能する弾性板1Ab,1Bbにてキャリッジ103Aの端面に連結されている。
各スカート部材1Aa,1Baは、内側面102a,102bとの接触時に徐々に折れ曲がり(図3(b)(c)参照)、非接触で(図3(a)参照)水平に復帰するように構成される。このような形態変化を行う可逆性を有する材料であれば、スカート部材を薄肉弾性板のみで形成することも可能である。
上記のように構成すれば、記録ヘッド103Bの記録動作時(往復移動動作時)には、スカート部材1A’,1B’の薄肉板部1Aa,1Baがノズル面を延長するようにキャリッジ移動方向に延びる第1の状態P1’(図3(a)参照)となっているので、図4に示すように、ノズル面の下側への走行風の巻き込みを減少させ、整流効果が発揮される。つまり、外側に逃げようとする走行風の成分が少なくなり、少なくとも、ノズル面におけるノズル穴と被記録媒体との間を流れていく風量や風向が、ノズル穴の位置によらずに比較的均一になる。よって、通常の記録動作時には、キャリッジ移動方向の両方向にスカート部材1A’,1B’の薄肉板部1Aa,1Baが張り出していることになり、第1の実施の形態と同様に、両方向印字に対応できる。
一方、記録ヘッド103B(キャリッジ103A)が記録領域S1から外れてキャリッジ103Aの移動可能範囲の端部付近に移動すると、スカート部材1A’,1B’の薄肉板部1Aa,1Baの先端が本体ケーシング102の内側面102a,102b(規制部材)に接触して、薄肉板部1Aa,1Baが徐々に湾曲形状となるように弾性変形しつつ、キャリッジの底面(外側面)に沿うように変形せしめられる。そして、図3(b)(c)に示すように、スカート部材1A’,1B’は第1の状態P1’から第2の状態P2’(図3(c)参照)に変化することになる。この場合、スカート部材1A’,1B’は弾性材料にて成形されているので、本体ケーシング102の内側面102a,102bとの接触の際に、ダンパー効果が期待できるし、異音(騒音)の発生もない。
それから、プリンタヘッド103(キャリッジ103A)が内側面102a,102bから離れる方向に移動し始めると、スカート部材1A’,1B’自体の弾性力によって、第2の状態P2’から第1の状態P1’に自動的に戻される。
(第3の実施の形態)
図5は本発明にかかる第3の実施の形態を示し、(a)はプリンタヘッドの正面図、(b)は同平面図である。
この実施の形態においては、1対のスカート部材1A”,1B”は、キャリッジ103A’にノズル面と平行に移動可能に設けられた1対の、矩形板状の薄板で構成され、この1対のスカート部材1A”,1B”が、キャリッジ移動方向に延びる1対の連結軸部材108にて連結されて一体に移動するように構成されている。連結軸部材108は、記録ヘッド103B’の両側でプリンタヘッド103’に対しキャリッジ移動方向に移動可能に設けられている。
そして、スカート部材1A”,1B”と、キャリッジ103A’の各側面との間であって連結軸部材108の周囲にコイルスプリング109A,109Bがそれぞれ設けられ、そのコイルスプリング109A,109Bのスプリング力のバランスによって、前記各スカート部材1A”,1B”の、キャリッジ103A’の各側面よりキャリッジ移動方向への突出量が等しくなるように構成されている。従って、各スカート部材1A”,1B”の端部が本ケーシング102の内側面102a,102bに接触すると、各スカート部材1A”,1B”は停止するが、キャリッジ103A’がコイルスプリング109Aのスプリング力に抗してさらに移動することができる。
上記のように構成すれば、スカート部材1A”,1B”の先端が、本体ケーシング102の内側面102a,102bに接触しない限り、コイルスプリング109A,109Bの弾性力にて、キャリッジ103A’の各側面より、前記スカート部材1A”,1B”の、キャリッジ移動方向への突出量が等しくなるように保持される。よって、記録動作時には、スカート部材1A”,1B”が、第1及び第2の実施の形態と同様に、整流機能を発揮することができる。
一方、記録ヘッド103B’(キャリッジ103A’)が記録領域S1から外れてキャリッジ103A’の移動可能範囲の端部付近に移動すると、スカート部材1A”,1B”(薄板)の先端が本体ケーシング102の内側面102a,102b(規制部材)に接触して、スカート部材1A”,1B”がコイルスプリング109A,109Bの弾性力に抗して徐々に後退することになる。
それから、プリンタヘッド103(キャリッジ103A’)が内側面102a,102bから離れる方向に移動し始めると、スカート部材1A”,1B”はコイルスプリング109A,109Bの弾性力によって、スカート部材1A”,1B”の、キャリッジ移動方向への突出量が等しくなる状態に自動的に戻される。
ところで、何れの実施の形態においても、図7,8及び9に示すように、プリンタヘッド103の移動空間と本体ケーシング102の上面部との間隙S1及びノズル面と被記録媒体との間隙S2よりも、この移動空間がキャリッジ移動方向と直交する方向に作る間隙S3,S4の方が数倍以上大きく構成されている。
ここで、着弾精度の向上に対しては、可能な限りノズル穴(ノズル面)と被記録媒体との間隙を小さくすることが有効である。その一方で、キャリッジ移動方向の前方にある空気には、その逃げ場を与える必要がある。有効な逃げ場が無くなると、ノズル面の前面には、強い複雑な気流が生じるようになり全体的にインク滴の着弾位置がずれてしまう。
そこで、空気の逃げ場を確保するために、上述のような構成としているが、インクジェットプリンタの小型化の要求に応えるために、必ずしも間隙S1,S2と間隙S3,S4との差が十分取れているわけではない。この差が十分に取れないと、ノズル面の前面に作られた走行風が間隙S3,S4を通じて外側に逃げるようになる。これに対して、スカート部材を上述のように配設したので、走行風の流れから外側に逃げる成分が、少なくともノズル面の前面では非常に少なくなっている。すなわち、何れの実施の形態においても、装置の小型化とインク滴の着弾精度の確保が両立した構成となっている。
前記実施の形態は、次のように変更することも可能である。
(i)第1の実施の形態のように各スカート部材が、キャリッジ103Aの側面下端付近に回動可能に取り付けられた板体である場合には、必ずしも第1の状態を維持するように弾性支持部材を設ける必要はなく、例えば、キャリッジ端部が傾斜しており、規制部材との接触が解除されることで、重力により第2の状態から第1の状態に復帰する構成とすることも可能である。
(ii)第1の実施の形態においては、スカート部材1A,1Bは、内側面102a,102bとの接触の際に、接触による騒音が発生するのを低減するために、規制部材2と接触する部分が、天然ゴム、合成ゴムなどの弾性体で形成されているが、必ずしも弾性体で形成されている必要はなく、弾性体で被覆されている構成とすることも可能である。
(iii)前記各実施の形態では、規制部材を本体ケーシング102の内側面102a,102bで構成しているが、規制部材を、本体ケーシング102とは別部材とすることも可能である。
本発明にかかる第1の実施の形態を示し、(a)は第1の状態を示す説明図、(b)は第1の状態と第2の状態との中間の状態を示す説明図、(c)は第2の状態を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかるプリンタヘッドの作用説明図である。(a)はノズル面と被記録媒体間の走行風の状態を加えた側面図であり、(b)はノズル面上の走行風の状態を加えたノズル面側から見た平面図である 本発明にかかる第2の実施の形態を示し、(a)は第1の状態を示す説明図、(b)は第1の状態と第2の状態との中間の状態を示す説明図、(c)は第2の状態を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかるプリンタヘッドの作用説明図である。 本発明にかかる第3の実施の形態を示し、(a)はプリンタヘッドの正面図、(b)は同平面図である。 従来のプリンタヘッドの作用説明図である。 本発明の前提となるインクジェットプリンタの正面断面図である。 同側面断面図である。 内部構造を示す平面図である。
符号の説明
1A,1B,1A’,1B’,1A”,1B” スカート部材
1Aa,1Ba 薄肉弾性板
1Ab,1Bb 弾性板
2A,2B 回動軸
102 本体ケーシング
102a,102b 内側面(規制部材)
103,103’ プリンタヘッド
103A,103A’ キャリッジ
103B,103B’ 記録ヘッド
108 連結軸部材(連結部材)
109A,109B コイルスプリング(弾性部材)

Claims (6)

  1. 本体ケーシング内にプリンタヘッドが設けられ、このプリンタヘッドが被記録媒体に対し往復移動を行うキャリッジと、このキャリッジに搭載され複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャリッジ外方に延長し被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段とを有するインクジェットプリンタにおいて、
    前記整流手段は、前記キャリッジの、キャリッジ移動方向の両側にそれぞれ設けられる1対のスカート部材を有し、
    前記各スカート部材は、前記キャリッジの側面下端付近に回動軸を有し、回動可能に取り付けられた板体であり、
    前記両スカート部材が、前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する第1の状態と、前記キャリッジの外側面に沿う第2の状態とを選択的にとるように、回動可能とする構成とされ、
    前記スカート部材は、常には前記第1の状態にあり、
    前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記スカート部材を回動させて前記スカート部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変化させる規制部材が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記各スカート部材は、前記規制部材と接触していない状態では、前記第1の状態を維持するように弾性支持部材にて弾性的に支持されていることを特徴とする請求項記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記各スカート部材は、前記規制部材と接触する部分が弾性体で形成されるか、あるいは弾性体で被覆されていることを特徴とする請求項1または2記載のインクジェットプリンタ。
  4. 本体ケーシング内にプリンタヘッドが設けられ、このプリンタヘッドが被記録媒体に対し往復移動を行うキャリッジと、このキャリッジに搭載され複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャリッジ外方に延長し被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段とを有するインクジェットプリンタにおいて、
    前記整流手段は、前記キャリッジの、キャリッジ移動方向の両側にそれぞれ設けられる1対のスカート部材を有し、
    前記各スカート部材は、可撓性を有し前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する面を形成する薄肉弾性板と、前記薄肉弾性板より肉厚が厚い厚肉弾性板とから構成されており、
    前記厚肉弾性板のキャリッジ側の端部が前記キャリッジの端面に連結し、前記キャリッジとは反対側の端部が前記薄肉弾性板の前記キャリッジとは反対側の端部に連結しており、
    前記薄肉弾性板は、そのキャリッジ側の端部が前記キャリッジに沿って移動可能に構成されており、
    前記両スカート部材は、前記記録ヘッドのノズル面を前記キャリッジ移動方向に延長する第1の状態と、前記キャリッジの外側面に沿う第2の状態とを選択的にとるように、前記薄肉弾性板の前記キャリッジ側の端部が前記キャリッジに沿って移動する構成とされ、
    前記スカート部材は、常には、前記厚肉弾性板の付勢を受けて第1の状態をとり、
    前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記厚肉弾性板の付勢に抗し、かつ、前記薄肉弾性板の前記キャリッジ側の端部を前記キャリッジに沿って移動させ、前記スカート部材を前記第1の状態から前記第2の状態に変化させる規制部材が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  5. 本体ケーシング内にプリンタヘッドが設けられ、このプリンタヘッドが被記録媒体に対し往復移動を行うキャリッジと、このキャリッジに搭載され複数のノズル穴からインク滴を吐出して前記被記録媒体に記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのノズル面をキャリッジ外方に延長し被記録媒体面上を流れる走行風を整流する整流手段とを有するインクジェットプリンタにおいて、
    前記整流手段は、前記キャリッジの、キャリッジ移動方向の両側にそれぞれ設けられる1対のスカート部材を有し、
    前記1対のスカート部材は、前記キャリッジに前記ノズル面と平行に移動可能に設けられた1対の薄板で、この1対の薄板が連結部材にて連結されて一体に移動する構成とされるとともに、前記各薄板の、前記キャリッジの各側面より前記キャリッジ移動方向への突出量が等しくなる位置になるように前記連結部材が弾性部材を介して前記キャリッジに支持され、
    前記キャリッジの移動可能範囲の端部付近に、前記スカート部材との接触により前記薄板の突出方向を変化させる規制部材が設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  6. 前記規制部材と接触していない状態において、前記スカート部材が当該スカート部材の前記被記録媒体側の面を前記ノズル面と同じ高さにして延在し、
    いずれの前記キャリッジ移動方向においても、前記ノズル面における前記複数のノズル分布の広がりの中央を中心として、当該スカート部材が、その先端部から前記ノズル面までの距離が等しくなるように前記ノズル面を延長していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
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