JP4782600B2 - 顔検出方法およびこれを用いた撮影装置 - Google Patents

顔検出方法およびこれを用いた撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像内の人物被写体の顔を検出する顔検出方法およびこれを用いた撮影装置に関するものである。
顔検出の基本原理は顔か顔ではないかの2クラス判別であり、この判別方法としてブースティング(Boosting)と呼ばれる手法が広く用いられている(たとえば特許文献1参照)。ブースティングアルゴリズムは複数の弱い判別器(弱判別器)を結合することにより1つの強い判別器を形成する2クラス判別器の学習方法である。
特に、ブースティングによる顔検出処理の高速化を図るために、複数の弱判別器でカスケードを構成する判別器が提案されている(たとえば特許文献2参照)。この判別器では、顔もしくは非顔の判別において、上流側の弱判別器が顔であると判別した画像について下流側の弱判別器がさらに顔か非顔かの判別を行うようになっている。
特開平8−329031号公報 米国特許出願公開2002/102024号明細書
特許文献1に示すようなブースティングアルゴリズムによる顔検出においては、通常、画像の輝度情報(Y信号)が用いられる。一方、デジタルカメラ等により取得された画像のデータはRGB信号からなる場合が多い。したがって、デジタルカメラ等により取得された画像に対し顔検出処理を行うとき、RGB信号からY信号を生成することが必要になってしまい、情報処理量の増加が顔検出の高速化を妨げる原因になってしまう。特に、デジタルカメラに撮影装置を実装し、取得した画像に直ぐ顔検出処理を施すような場合、Y信号の生成処理が高速化を阻害する大きな要因となってしまう。
また、デジタルカメラ等の撮影装置を用いて撮影する場合、太陽光線やフラッシュを照明として用いることが多いが、建築写真、夜景、商品撮影等を撮影する時の照明としてタングステン光源が用いられる場合がある。しかし、タングステン光源は一般的な光源に比べてR信号成分を多く含んでいるという特性を有しているため、太陽光線等を照明光源として取得された画像と同一の手法により顔検出した場合、顔が検出できないことがあるという問題がある。
さらに、撮影時の明るさが低い(暗い)場合、取得される画像の輝度が足りず上述したブースティングアルゴリズムでは顔が検出できない場合が生じてしまうという問題がある。
そこで、本発明は、撮影時の明るさもしくは照明の種類による顔検出性能の劣化を防止しながら効率的に顔を検出することができる顔検出方法およびこれを用いた撮影装置を提供することを目的とするものである。
本発明の顔検出方法は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定し、照明がタングステン光源であると判定したとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、照明がタングステン光源ではないと判定したとき、G信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことを特徴とするものである。
本発明の撮影装置は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、撮像手段により取得された複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成する画像生成手段と、撮像手段が人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定する照明判定手段と、照明判定手段において照明がタングステン光源であると判定されたときR信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出し、照明がタングステン光源ではないと判定したとき、G信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出する顔検出手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の顔検出方法は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの明るさを判定し、判定した明るさが所定のしきい値よりも小さいとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、判定した明るさが所定のしきい値以上であるとき、G信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことを特徴とするものである。
本発明の撮影装置は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、撮像手段により取得された複数の画素データを用いて人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成する画像生成手段と、人物被写体を撮影したときの明るさを判定する明るさ判定手段と、明るさ判定手段において明るさが所定のしきい値よりも小さいときと判定されたときR信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出し、判定した明るさが所定のしきい値以上であると判定されたときG信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出する顔検出手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の顔検出方法は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、輝度情報に近い明度を有する色を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定し、照明がタングステン光源であると判定したとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、照明がタングステン光源ではないと判定したとき、輝度近似画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことを特徴とするものである。
本発明の撮影装置は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、撮像手段により取得された複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、輝度情報に近い明度を有する色を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成する画像生成手段と、撮影時に用いられた照明がタングステン光源であるか否かを判定する照明判定手段と、照明判定手段において照明がタングステン光源であると判定されたときR信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出し、照明がタングステン光源ではないと判定したとき輝度近似画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出する顔検出手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の顔検出方法は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、輝度情報に近い明度を有する色を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの明るさを判定し、判定した明るさが所定のしきい値よりも小さいとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、判定した明るさが所定のしきい値以上であるとき、輝度近似画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことを特徴とするものである。
本発明の撮影装置は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、撮像手段により取得された複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、輝度情報に近い明度を有する色を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成する画像生成手段と、人物被写体を撮影したときの明るさを判定する明るさ判定手段と、明るさ判定手段において明るさが設定しきい値よりも小さいと判定されたときR信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出し、明るさが設定しきい値以上であると判定されたとき輝度近似画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像を検出する顔検出手段とを備えたことを特徴とするものである。
ここで、輝度近似画像は、撮像素子から直接的に取得することができ、輝度情報ではないが輝度情報に近い明度を有する色からなる画像であればどのようなものであってもよく、たとえばホワイト信号からなる画像等が挙げられる。
また、顔検出手段は、いかなる顔の検出方法も用いることができ、たとえば輝度近似画像上に設定画素数の枠からなるサブウィンドウを走査させ複数の部分画像を生成する部分画像生成手段と、部分画像生成手段により生成された複数の部分画像のうち顔である部分画像を検出する複数の弱判別器による複数の判別結果を用いて部分画像が顔であるか否かを判別する顔判別器とを備えたものであってもよい。
このとき、複数の弱判別器は、どのような構成を有するものであってもよく、たとえば複数の弱判別器でカスケードを構成し、上流側の弱判別器が顔であると判別した部分画像について下流側の弱判別器が判別を行うものであってもよい。
さらに、顔検出手段が、部分画像生成手段により生成された部分画像が顔であるか否かを判別し、顔の可能性のある部分画像を候補画像として検出する候補検出手段をさらに有し、顔判別器が、候補判別器により判別された部分画像について顔であるか否かを判別するものであってもよい。
また、顔検出手段が、輝度近似画像上に設定画素数の枠からなるサブウィンドウを走査させ複数の部分画像を生成する部分画像生成手段と、部分画像生成手段により生成された複数の部分画像のうち顔である部分画像を検出する複数の弱判別器による複数の判別結果を用いて部分画像が顔であるか否かを判別する顔判別器とを備えたものであれば、精度良く効率的に顔の検出を行うことができる。
さらに、顔検出手段が、部分画像生成手段により生成された部分画像が顔であるか否かを判別し、顔である可能性のある部分画像を候補画像として検出する候補検出手段をさらに有し、顔判別器が、候補判別器により判別された部分画像について顔であるか否かを判別するものであれば、顔判別器が検出すべき部分画像の数を低減することができるため、判別作業の高速化を図ることができる。
本発明の顔検出方法およびこれを用いた撮影装置によれば、本発明の顔検出方法は、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定し、照明がタングステン光源であると判定したとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、照明がタングステン光源ではないと判定したとき、G信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことにより、タングステン光源の波長特性に合わせて顔検出に用いる信号の種類を変えることができるため、照明がタングステン光源のときの顔検出性能の低下を防止するとともに、原画像から輝度情報を算出するのではなくR信号画像もしくはG信号画像を直接用いて顔検出を行うため、顔検出処理の高速化を図ることができる。
また、本発明の顔検出方法およびこれを用いた撮影装置によれば、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの明るさを判定し、判定した明るさが所定のしきい値よりも小さいとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、判定した明るさが所定のしきい値以上であるとき、G信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことにより、撮影時の明るさに合わせて顔検出に用いる信号の種類を変えることができるため、照明がタングステン光源のときの顔検出性能の低下を防止するとともに、原画像から輝度情報を算出するのではなくR信号画像もしくはG信号画像を用いて顔検出を行うため、顔検出処理の高速化を図ることができる。
本発明の顔検出方法およびこれを用いた撮影装置によれば、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、輝度情報に近い明度を有する色を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの明るさを判定し、判定した明るさが所定のしきい値よりも小さいとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、判定した明るさが所定のしきい値以上であるとき、輝度近似画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことにより、タングステン光源の波長特性に合わせて顔検出に用いる信号の種類を変えることができるため、照明がタングステン光源のときの顔検出性能の低下を防止するとともに、原画像から輝度情報を算出するのではなくR信号画像もしくは輝度近似画像を用いて顔検出を行うため、顔検出処理の高速化を図ることができる。
本発明の顔検出方法およびこれを用いた撮影装置によれば、人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、取得した複数の画素データを用いた人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、輝度情報に近い明度を有する色を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成し、人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定し、照明がタングステン光源であると判定したとき、R信号画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行い、照明がタングステン光源ではないと判定したとき、輝度近似画像から顔画像を検出することにより原画像内の顔画像の検出を行うことにより、撮影時の明るさに合わせて顔検出に用いる信号の種類を変えることができるため、照明がタングステン光源のときの顔検出性能の低下を防止するとともに、原画像から輝度情報を算出するのではなくR信号画像もしくは輝度近似画像を用いて顔検出を行うため、顔検出処理の高速化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の撮影装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の撮影装置の好ましい実施の形態を示すブロック図である。撮影装置1はたとえばデジタルカメラ等であって、人物被写体からの入射光を複数の受光素子2aを用いて複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段2と、複数の画素データを用いて人物被写体の原画像PとG信号画像Pを生成する画像生成手段3と、撮影時の照明がタングステン光源であるか否かを判定する照明判定手段4と、取得された画像から顔を検出する顔検出手段10とを備えている。
撮像手段2は、図2(A)に示すように、人物被写体からの入射光を各色成分(たとえばRGB)毎に受光する複数の受光素子2aを有しており、各受光素子2aは各色成分毎の光を受光し光電変換することにより各色成分毎の複数の画素データを取得するようになっている。ここで、図2(A)のようないわゆるベイヤー方式でRGBの受光画素が配列されている場合、緑成分の光を受光する受光画素2aは、所定のピッチで配列されることになり、いわゆる間引いたG画素データを取得すると言うことができる。なお、撮像手段2の配列方式として図2(B)のようなストライプ方式であってもよい。さらには、受光画素の形状としていわゆるハニカム形状を有するものであってもよい。
画像生成手段3は、撮像手段2により取得された画素データを用いて画像を生成するものであって、RGB成分の複数の画素データを用いたカラー画像である原画像Pと、赤成分の光を受光して取得された複数の画素データのみを用いたR信号画像PRと、緑成分の光を受光して取得された複数の画素データのみを用いたG信号画像PGとを生成する機能を有している。なお、赤成分もしくは緑成分を受光する受光素子2aは図2に示すように受光面上に所定の配列で設けられているため、画像生成手段3は2次元のR信号画像PRもしくはG信号画像PGを生成することができる。
照明判定手段4は、たとえばデジタルカメラの光源選択メニューによりタングステン光源が選択されているか否かを判定することにより、撮影時に用いられた光源がタングステン光源であるか否かを判定するようになっている。なお、タングステン光源が赤色波長域の方が青色波長域よりも高くなる特性を利用し、照明判定手段4が撮像手段2により取得された画像の色を解析し、画像がタングステン光源の場合の特性が出現しているか否かにより、照明がタングステン光源であるか否かを判定するようにしてもよい。そして、照明判定手段4は、光源がタングステン光源であると判定したとき顔検出手段10側に原画像PとR信号画像PRとを出力し、光源がタングステン光源ではないと判定したとき顔検出手段10側に原画像PとG信号画像PGとを出力する。
顔検出手段10は、照明判定手段4から出力されるR信号画像PRもしくはG信号画像PGにアダブーストアルゴリズム等による顔検出処理を施すものであって、R信号画像PRもしくはG信号画像PG上にサブウィンドウWを走査させることにより部分画像PPを生成する部分画像生成手段11と、部分画像生成手段11により生成された複数の部分画像PPにおいて、横顔である部分画像を検出する横顔検出手段20と、正面顔である部分画像を検出する正面顔検出手段30とを有している。
部分画像生成手段11に入力されるR信号画像PRもしくはG信号画像PGには前処理手段10aにより前処理が施されている。前処理手段10aは、CCDからのRGB信号が光量に比例した信号であることに伴い、人間のコントラスト感に近づける処理としてガンマ変換を行うようになっている。具体的には、前処理手段10aは例えばG信号値=log(G)(R信号値=log(R))、または、G信号値=G2.2(R信号値=R2.2)、またはLUTによる変換等のガンマ変換後のR信号画像PRもしくはG信号画像PGを生成する。さらに、前処理手段10aは、R信号画像PRもしくはG信号画像PGに対し図3(A)〜(D)に示すように、多重解像度化して解像度の異なる複数のR信号画像PRもしくはG信号画像PGを生成する機能を有している。さらに、前処理手段10aは、生成した複数のR信号画像PRもしくはG信号画像PGに対して、局所的な領域におけるコントラストのばらつきを抑制し全領域においてコントラストを所定レベルに揃える正規化(以下、局所正規化という)を施す機能を有している。
部分画像生成手段11は、図3(A)に示すように、設定された画素数(たとえば32画素×32画素)を有するサブウィンドウWをR信号画像PRもしくはG信号画像PG内において走査させ、サブウィンドウWにより囲まれた領域を切り出すことにより設定画素数からなる部分画像PPを生成するようになっている。
なお、部分画像生成手段11は、図3(B)〜(D)に示すように、生成された低解像度画像上においてサブウィンドウWを走査させたときの部分画像PPをも生成するようになっている。このように、低解像度画像からも部分画像PPを生成することにより、R信号画像PRもしくはG信号画像PGにおいてサブウィンドウW内に正面顔もしくは横顔が収まらなかった場合であっても、低解像度画像上においてはサブウィンドウW内に収めることが可能となり、検出を確実に行うことができる。
横顔検出手段20は、複数の部分画像PPの中から横顔である部分画像を検出するものであって、複数の部分画像PPについて横顔であるか否かを判別し、横顔である可能性のある部分画像PPを候補画像として判別する横顔候補判別手段21と、横顔候補判別手段21により検出された候補画像が横顔であるか否かを判別する横顔判別手段22とを有している。
横顔候補判別手段21は、部分画像PPが横顔であるか否かの2値判別を行う機能を有し、図4に示すような複数の弱判別器を有する横顔候補判別器からなっている。横顔候補判別器21は、アダブーストアルゴリズム(Adaboost Algorithm)により学習されたものであって、複数の弱判別器CF〜CF(M:弱判別器の個数)を有している。各弱判別器CF〜CFはそれぞれ部分画像PPから特徴量xを抽出し、この特徴量xを用いて部分画像PPが顔であるか否かの判別を行う機能を有する。そして、横顔候補判別器21は弱判別器CF〜CFおける判別結果を用いて顔であるか否かの最終的な判別を行うようになっている。
具体的には、図5に示すように各弱判別器CF〜CFは部分画像PP内の設定された座標P1a、P1b、P1cにおけるG信号値もしくはR信号値を抽出する。さらに、部分画像PPの低解像度画像PP2内の設定された座標位置P2a、P2b、低解像度画像PP3内の設定された座標位置P3a、P3bにおけるG信号値もしくはR信号値をそれぞれ抽出する。その後、上述した7個の座標P1a〜P3bの2つをペアとして組み合わせ、この組み合わせたG信号値もしくはR信号値の差分を特徴量xとする。各弱判別器CF〜CF毎にそれぞれ異なる特徴量が用いられるものであり、たとえば弱判別器CFでは座標P1a、P1cにおけるG信号値もしくはR信号値の差分を特徴量として用い、弱判別器CFでは座標P2a、P2bにおけるG信号値もしくはR信号値の差分を特徴量として用いるようになっている。
なお、各弱判別器CF〜CFがそれぞれ特徴量xを抽出する場合について例示しているが、複数の部分画像PPについて上述した特徴量xを予め抽出しておき、各弱判別器CF〜CFに入力するようにしてもよい。
各弱判別器CF〜CFは図6に示すようなヒストグラムを有しており、このヒストグラムに基づいて特徴量xの値に応じたスコアf(x)〜f(x)を出力する。さらに、各弱判別器CF〜CFは判別性能を示す信頼度β〜βを有している。各弱判別器CF〜CFは、スコアf(x)〜f(x)と信頼度β〜βとを用いて判定スコアβ・f(x)を算出するようになっている。そして、各弱判別器CFの判定スコアβ・f(x)自体が設定しきい値Sref以上であるか否かを判断し、設定しきい値以上であるときに顔であると判別する(β・f(x)≧Sref)。
また、横顔候補判別器21の各弱判別器CF〜CFはカスケード構造を有しており、各弱判別器CF〜CFのすべてが顔であると判別した部分画像PPのみを候補画像CPとして出力するようになっている。つまり、弱判別器CFにおいて顔であると判別した部分画像PPのみ下流側の弱判別器CFm+1による判別を行い、弱判別器CFで非顔であると判別された部分画像PPは下流側の弱判別器CFm+1による判別は行わない。これにより、下流側の弱判別器において判別すべき部分画像PPの量を減らすことができるため、判別作業の高速化を図ることができる。
なお、各弱判別器CF〜CFから出力された判定スコアS〜Sをそれぞれ個別に設定しきい値Sref以上であるか否かを判断するのではなく、弱判別器CFにおいて判別を行う際、弱判別器CFの上流側の弱判別器CF〜CFm−1での判定スコアの和Σr=1 β・fが設定しきい値S1ref以上であるか否かにより判別を行うようにしても良い(Σr=1 β・f(x)≧S1ref)。これにより、上流側の弱判別器による判定スコアを考慮した判定を行うことができるため、判定精度の向上を図ることができる。
図1の横顔判別手段22は、画像内の顔の向き(角度)が90°の顔、すなわち正面顔を判別する90°横顔判別器22−1、60°の顔画像を判別する60°横顔判別器22−2等を備えたものであって、−90°〜+90°の範囲で30°ずつ回転角度の異なる7個の横顔判別器22−1〜22−7を有している。また、たとえば0°横顔判別器22−1は回転角度が0°を中心に−15°〜+15°の範囲内にある顔を判別できるようになっている。なお各横顔判別器22−1〜22−7は上述した横顔候補判別器21と同様にアダブーストアルゴリズムを用いて学習された複数の弱判別器を有しており(図4参照)、横顔候補判別手段21と同様の判別手法により判別が行われるようになっている。
次に、正面顔検出手段30について説明する。正面顔検出手段30は、複数の部分画像PPの中から正面顔である部分画像PPを検出するものであって、複数の部分画像PPについて正面顔であるか否かを判別し、正面顔である可能性のある部分画像PPを候補画像CPとして判別する正面顔候補判別手段31と、正面顔候補判別手段31により検出された候補画像が正面顔であるか否かを判別する正面顔判別手段32とを有している。
正面顔候補判別手段31は、部分画像PPが正面顔であるか非顔かの2値判別を行う機能を有し、上記横顔候補検出器21と同様、アダブーストアルゴリズムにより学習された複数の弱判別器を有する候補判別器からなっている(図4参照)。
正面顔判別手段32は、画像の縦方向と顔の中心線との角度が0°の顔を判別する0°正面顔判別器32−1、30°の顔画像を判別する30°正面顔判別器32−2等を備えたものであって、30°〜330°の範囲で回転角度が30°ずつ異なる12個の正面顔判別器32−1〜32−12を有している。なお、たとえば0°正面顔判別器32−1は回転角度が0°を中心に−15°(=345°)〜+15°の範囲内にある顔を判別できるようになっている。そして、原画像PとR信号画像PRもしくはG信号画像PGとは同一の被写体を撮影するものであるため、原画像PにおいてR信号画像PRもしくはG信号画像PGと同じ領域に顔が存在する。よって、顔検出手段10はR信号画像PRもしくはG信号画像PGから顔画像FPを検出することにより、原画像P内から顔画像FPを検出することができる。
なお、複数の正面顔判別器32−1〜32−12は、上述した横顔候補判別手段21のように、それぞれアダブーストアルゴリズムにより学習された複数の弱判別器を有しており(図4参照)、横顔候補判別手段21と同様の判別手法により判別が行われるようになっている。
このように、撮影時の照明の種類に合わせて顔検出において用いる信号の種類を変えることにより顔検出の精度を高めることができる。タングステン光源は太陽光等の光源に比べ色温度の低い光源であって、青色光のエネルギーが赤色光のエネルギーよりも相対的に低いという特性を有しており、太陽光等と同一の検出手法により検出しようとすると顔検出の精度が落ちてしまう。そこで、上述したように照明がタングステン光源である場合、R信号画像PRを用いて顔検出を行い、タングステン光源ではない場合にはG信号画像PGを用いて顔検出を行う。これにより、光源の種類によらず高精度な顔検出を実現することができる。
また、従来のように輝度情報(Y信号)を用いて顔の判別を行うのではなく、R信号画像PRもしくはG信号画像PGを用いて顔の判別を行うものである。顔の判別に用いる信号として輝度情報を用いた場合、肌の色の違い等の個人差による顔検出のブレをなくすことができるが、RGB信号からなる原画像Pから輝度情報を抽出する際には、輝度Y=0.299R+0.587G+0.114Bという人間の比視感度に基づく変換式によりデータ変換しなければならない。一方、図7に示すように、部分画像PPにおける輝度情報を最も多く含んでいるのは、通常の光源であればRGB信号のうちG信号であり、タングステン光源であればR信号である。この点に着目し、顔検出手段10においてR信号画像PRもしくはG信号画像PGを用いる。すると、従来の輝度情報を用いたときの検出性能をほぼ維持しつつ、RGB信号から輝度情報への変換処理が不要となり、顔検出の高速化を図ることができる。
図8は本発明の顔判別方法の好ましい実施の形態を示すフローチャートであり、図1から図8を参照して顔判別方法について説明する。まず、撮像手段2により画像Pが取得されるとともに(ステップST1)、照明判定手段4により照明がタングステン光源であるか否かが判断される(ステップST2)。そして、照明がタングステン光源であると判定された場合、R信号画像PRに基づいて顔の検出が行われる(ステップST3)。一方、照明がタングステン光源ではないと判定された場合、G信号画像PGのG信号に基づいて顔の検出が行われる(ステップST4)。これにより、原画像Pの中から正面顔もしくは横顔からなる顔画像FPが判別される。
図9は本発明の撮影装置の第2の実施の形態を示すブロック図であり、図9を参照して撮影装置100について説明する。なお、図9の撮影装置100において図1の撮影装置1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9の撮影装置が図1の撮影装置1と異なる点は、撮影手段の構成および照明がタングステン光源であったときの顔検出の方法である。具体的には、撮影手段120は、図10(A)に示すように、いわゆるハニカムプラス構造を有しており、複数の第1受光素子120aと、第1受光素子120aよりも受光面積の小さい複数の第2受光素子120bとを備えており、複数の第1受光素子120aと複数の第2受光素子120bとは同じ人物被写体を撮影するようになっている。ここで、複数の第1受光素子120aは入射する光を受光し光電変換することによりRGBからなる画素データを取得するものである。一方、複数の第2受光素子120bは、入射する光のうち輝度近似信号であるホワイト信号を受光し輝度近似画素データを取得するようになっている。輝度近似画素データとは、輝度情報(Y信号)ではないが、第2受光素子から直接的に取得することができる輝度情報(Y信号)に近い信号からなる画像を意味し、たとえば上述したホワイト信号が挙げられる。このホワイト信号は図11に示すように、波長帯域によらず輝度情報(Y信号)に比例して大きくなるものであって、RGBの各波長帯域に輝度情報(Y信号)の強度が依存するものとは異なる点に特徴がある(図7参照)。
なお、撮影手段2の構造として、図10(B)に示すような第1受光素子120aと第1受光素子120aよりも受光面積の小さい第2受光素子120bとにより1つのハニカム形状を形成したいわゆるダブルハニカム構造を用いるようにしてもよい。
画像生成手段3は、第1受光素子120aにおいて取得された画素データから原画像Pを生成するとともに、第2受光素子120bから取得された輝度近似画素データから輝度近似画像P10を生成するようになっている。
そして、照明判定手段4は照明がタングステン光源であると判定した場合、R信号画像PRを顔検出手段10側に出力し、顔検出手段10はこのR信号画像PRを用いて顔検出を行う。一方、照明判定手段4は照明がタングステン光源ではないと判定した場合、輝度近似信号画像P10を顔検出手段10側に出力し、顔検出手段10はこの輝度近似画像P10を用いて顔検出を行う。
これにより、上述のようにRGB信号から輝度情報(Y信号)を抽出するための信号処理を行う必要がないため顔検出の高速化を図ることができるとともに、より輝度に近い情報に基づいて顔検出を行うことができるため検出精度の低下を低減することができる。
図12は本発明の撮影装置の第3の実施の形態を示すブロック図であり、図12を参照して撮影装置200について説明する。なお、図12の撮影装置200において図1および図の撮影装置1、100と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12の撮影装置200が図の撮影装置と異なる点は、照明の種類ではなく撮影時の明るさを判定することにより顔検出に用いる信号の種類を変えることである。すなわち、撮影装置200は照明判定手段の代わりに明るさ判定手段230を有しており、この明るさ判定手段230における判定結果に基づいて顔検出に用いられる信号の種類が決定されるようになっている。ここで、明るさ判定手段230は、たとえば撮影装置におけるモード設定、フラッシュの有無等を参照して明るさを判定してもよい。そして、明るさ判定手段230は明るさが所定のしきい値より小さいと判定した場合、原画像PおよびR信号画像PRを顔検出手段10側に出力し、顔検出手段10はR信号画像PRを用いて原画像Pからの顔検出を行う。一方、明るさ判定手段230は明るさが所定のしきい値以上であると判定した場合と判定した場合、原画像Pおよび輝度近似画像P10を顔検出手段10側に出力し、顔検出手段10は輝度近似画像P10を用いて原画像Pからの顔検出を行うようになっている。
なお、図12において輝度近似画像P10を用いる場合について例示しているが、第1の実施の形態にように輝度近似画像P10の代わりにG信号画像PGを用いるようにしてもよい。この場合であっても、撮影時の明るさに合わせて顔検出において用いる信号の種類を変えることにより顔検出の精度を高めることができる。つまり、図7に示すように、輝度情報(Y信号)はその値が小さいときにはR信号値への依存が大きくなり、大きいときにはG信号値への依存が大きくなる。そこで、上述したように明るさが所定のしきい値より小さい場合、画像のR信号画像PRを用いて顔検出を行い、所定のしきい値以上である場合には画像のG信号画像PGを用いて顔検出を行う。これにより、いずれの明るさであっても高精度な顔検出を実現することができる。この場合、図12のような第2受光素子120bを備えた撮像手段を用いる必要はなく通常のCCD等を用いることができる。
上記実施の形態によれば、照明の種類もしくは撮影時の明るさに合わせて顔検出に用いる信号の種類を変えることができるため、照明がタングステン光源のときの顔検出性能の低下を防止するとともに、原画像から輝度情報を算出するのではなくR信号画像PRまたはG信号画像PGもしくは輝度近似画像P10を用いて顔検出を行うため、顔検出処理の高速化を図ることができる。
なお、複数の弱判別器CF〜CFがカスケード構造を有し、上流側の弱判別器CF〜CFが顔であると判別した部分画像PPについて下流側の弱判別器が判別を行うものであれば、下流側の弱判別器が判別すべき部分画像の数を大幅に低減することができるため、判別作業の高速化をさらに促進することができる。
さらに、顔検出手段10が、部分画像生成手段11により生成された部分画像が顔であるか否かを判別し、顔である可能性のある部分画像PPを候補画像CPとして検出する候補検出手段21、31をさらに有し、顔判別器22、32が、候補判別器21、31により判別された部分画像PPについて顔であるか否かを判別するものであれば、顔判別器22、32が検出すべき部分画像の数を低減することができるため、判別作業の高速化を図ることができる。
本発明の実施の形態は、上記実施の形態に限定されない。たとえば、図1において各候補検出手段21、31を有している場合について例示しているが、部分画像PPについて直接各顔検出手段22、32による顔検出が行われるようにしても良い。
本発明の撮影装置の好ましい実施の形態を示すブロック図 図1の撮影手段の一例を示す模式図 図1の部分画像生成手段においてサブウィンドウが走査される様子を示す模式図 図1の候補検出手段の候補判別器の一例を示すブロック図 図1の弱判別器により部分画像から特徴量が抽出される様子を示す模式図 図1の弱判別器が有するヒストグラムの一例を示すグラフ図 輝度情報とRGB信号との相関関係を示すグラフ 本発明の顔検出方法の好ましい実施の形態を示すフローチャート 本発明の撮影装置の第2の実施の形態を示すブロック図 図8の撮影装置における第1受光素子および第2受光素子の一例を示す模式図 輝度情報と輝度近似信号との相関関係を示すグラフ 本発明の撮影装置の第3の実施の形態を示すブロック図
符号の説明
1、100、200 撮影装置
2、120 撮影手段
2a、120a 第1受光素子
120b 第2受光素子
3 照明判定手段
10 顔検出手段
11 部分画像生成手段
230 明るさ判定手段
CF〜CF 弱判別器
CF 弱判別器
P 原画像
PR R信号画像
PG G信号画像
P10 輝度近似画像

Claims (11)

  1. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、
    取得した前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成し、
    前記人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定し、
    前記照明がタングステン光源であると判定したとき、前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行い、
    前記照明がタングステン光源ではないと判定したとき、前記G信号画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行う
    ことを特徴とする顔検出方法。
  2. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、
    取得した前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成し、
    前記原画像の輝度信号に基づいて前記人物被写体を撮影したときの明るさを判定し、
    判定した前記明るさが所定のしきい値よりも小さいとき、前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行い、
    前記判定した明るさが所定のしきい値以上であるとき、前記G信号画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行う
    ことを特徴とする顔検出方法。
  3. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、
    取得した前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、ホワイト信号を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成し、
    前記人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定し、
    前記照明がタングステン光源であると判定したとき、前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行い、
    前記照明がタングステン光源ではないと判定したとき、前記輝度近似画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行う
    ことを特徴とする顔検出方法。
  4. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得し、
    取得した前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、ホワイト信号を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成し、
    前記原画像の輝度信号に基づいて前記人物被写体を撮影したときの明るさを判定し、
    判定した前記明るさが所定のしきい値よりも小さいとき、前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行い、
    前判定した明るさが所定のしきい値以上であるとき、前記輝度近似画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像の検出を行う
    ことを特徴とする顔検出方法。
  5. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、
    該撮像手段により取得された前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成する画像生成手段と、
    該撮像手段が前記人物被写体を撮影したときの照明がタングステン光源であるか否かを判定する照明判定手段と、
    該照明判定手段において前記照明がタングステン光源であると判定されたとき前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出し、前記照明がタングステン光源ではないと判定したとき、前記G信号画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出する顔検出手段と
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  6. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、
    該撮像手段により取得された前記複数の画素データを用いて前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、緑成分の光を受光し取得した複数のG画素データを用いてG信号画像とを生成する画像生成手段と、
    前記原画像の輝度信号に基づいて前記人物被写体を撮影したときの明るさを判定する明るさ判定手段と、
    該明るさ判定手段において前記明るさが所定のしきい値よりも小さいときと判定されたとき前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出し、前記判定した明るさが所定のしきい値以上であると判定されたとき前記G信号画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出する顔検出手段と
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  7. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、
    該撮像手段により取得された前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、ホワイト信号を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成する画像生成手段と、
    撮影時に用いられた照明がタングステン光源であるか否かを判定する照明判定手段と、
    該照明判定手段において前記照明がタングステン光源であると判定されたとき前記R信号画像から顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出し、前記照明がタングステン光源ではないと判定したとき前記輝度近似画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出する顔検出手段と
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  8. 人物被写体からの入射光を複数の色成分毎に受光することにより複数の画素データを取得する撮像手段と、
    該撮像手段により取得された前記複数の画素データを用いた前記人物被写体の原画像と、赤成分の光を受光し取得した複数のR画素データを用いたR信号画像と、ホワイト信号を受光し取得した複数の輝度近似画素データを用いた輝度近似画像とを生成する画像生成手段と、
    前記原画像の輝度信号に基づいて前記人物被写体を撮影したときの明るさを判定する明るさ判定手段と、
    該明るさ判定手段において明るさが設定しきい値よりも小さいと判定されたとき前記R信号画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出し、明るさが設定しきい値以上であると判定されたとき前記輝度近似画像から前記顔画像を検出することにより前記原画像内の前記顔画像を検出する顔検出手段と
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  9. 前記顔検出手段が、
    前記画像もしくは前記輝度近似画像上に設定画素数の枠からなるサブウィンドウを走査させ複数の部分画像を生成する部分画像生成手段と、
    該部分画像生成手段により生成された前記複数の部分画像のうち顔である該部分画像を検出する顔検出手段と
    を有し、
    該顔検出手段が、複数の弱判別器による複数の判別結果を用いて前記部分画像が顔であるか否かを判別する顔判別器を備えたものであることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項記載の撮影装置。
  10. 前記複数の弱判別器がカスケードを構成し、上流側の前記弱判別器が顔であると判別した前記部分画像について下流側の前記弱判別器が判別を行うものであることを特徴とする請求項5から9のいずれか1項記載の撮影装置。
  11. 前記顔検出手段が、前記部分画像生成手段により生成された前記部分画像が顔であるか否かを判別し、顔の可能性のある前記部分画像を候補画像として検出する候補検出手段をさらに有し、顔判別器が、前記候補判別器により判別された前記部分画像について顔であるか否かを判別するものであることを特徴とする請求項9または請求項10記載の撮影装置。
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