JP4774955B2 - 面データの法線方向変更方法、面データの法線方向変更装置及び処理プログラム等 - Google Patents

面データの法線方向変更方法、面データの法線方向変更装置及び処理プログラム等 Download PDF

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Description

本発明は、構造物を構成する複数の構成部品が、構造物の設置状態或いは各使用形態において視認することができるよう、各構成部品の面データの法線方向を変更する面データの法線方向変更方法、面データの法線方向変更装置及び処理プログラム等の技術分野に関する。
通常のCG(Computer Graphics)制作では、形状データを作成するモデリング、作成された形状表面の反射特性を設定するマテリアル設定、照明条件を設定するライティング、視点や視線方向などを設定するカメラ設定などのプロセスを経て、最終的にCG画像(絵)を生成するいわゆるレンダリング処理が行なわれる。
このレンダリング処理時間と上記設定要素の間にはトレードオフが発生する。トレードオフとは、複数の要素が相互に関連を持ち、ひとつの要素を改善すると、他の要素が悪化するような状態をいい、例えば、レンダリング処理は、上述した種々の設定が複雑であるほど生成されたCG画像の品質が高くなるが、その分コンピュータによる演算負荷が増大し処理時間が増大する。従って、CG制作の際にはできるだけ画像の品質を損なうことなく設定を単純化させる配慮が求められているが、このような課題は大量の静止画を生成する必要のあるアニメーションの制作においては特に重要となる。
特に、レンダリング処理における高負荷要因として形状データ量が挙げられる。一般に精密な形状データを作成するほどCG画像は緻密になり実写性が高くなるが、コンピュータによる演算負荷が増大すると共に、形状データを格納するための必要なメモリ容量も増大してしまう。
このように、形状データを作成するモデリングにおいては、CG画像の品質を損なわない程度にできるだけ形状データの量(サイズ)を縮小させることが重要である。
また、特許文献1には三次元CG画像の表示において、コンピュータの処理能力を最大限に利用して、最良の物体を表示することができる画像表示装置に関する技術について開示されている。
特開2000−259852号公報
ところが、家庭電化製品や時計などの精密機器、自動車、船舶、航空機などの輸送機械、住宅や店舗公共施設等の建造物など、工業製品や建築物などの構造物が含まれる写実的なCG画像を制作する場合には、既にそれらの製品や建築物等の構造物を作成するために用いられた設計図面用のCADデータがあり、このCADデータを利用してCG制作を行なうことがある。
このようなCADデータは、例えば機械の内部に存在する部品や構造物の内部構造の形状データ等の、最終的なCG画像に必要のない外部から不可視なデータも含まれているために、演算処理が膨大になる。しかも、このような内部構造のデータ等は、最終画像の品質向上にも全く影響を及ぼさないCG制作に不必要なデータである。
このようなCG画像の制作に不必要なデータをオペレータが手作業で可視/不可視を判断しながら除去するには、作業工程が膨大になるだけでなく、個人の手作業によるため安定した結果が望めない場合もある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、CG制作等において、構造物を構成する構成部品が、構造物の設置状態や各使用状態において視認することができるよう、当該構造物の3DCAD情報などの三次元画像情報に含まれる構成部品の面データの法線方向を変更する法線方向変更方法等を提供することを目的する。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、構造物を構成する複数の構成部品が、仮想空間において、少なくとも前記構造物の設置状態又は各使用形態のいずれかにおいて視認することができるよう、前記構造物の三次元画像情報に含まれる各前記構成部品の面データの法線方向を変更する法線方向変更装置により実行される法線方向変更方法であって、前記法線方向変更装置の選別手段が、前記各構成部品について、前記構造物の内側に位置する内部部品か、前記構造物の外側に位置する外部部品かを選別するステップと、前記法線方向変更装置の拡大仮想球生成手段が、前記構造物内の原点座標を中心として放射線状に拡大する仮想球を生成するステップと、前記法線方向変更装置の第1の変換手段が、前記拡大する仮想球が接した前記内部部品の面の法線を、前記原点座標の方向を有効方向として変換するステップと、前記法線方向変更装置の縮小仮想球生成手段が、前記構造物内の原点座標を中心として、少なくとも前記外部部品の重心座標と前記原点座標の距離より大きい半径を有し、かつ縮小する仮想球を生成するステップと、前記法線方向変更装置の第2の変換手段が、前記縮小する仮想球が接した前記外部部品の面の法線を前記原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換するステップと、を有することを特徴とする。
これによれば、3DCAD情報等の三次元画像情報に基づいて、構造物の設置状態又は各使用状態において各構成部品が視認することができるよう、各構成部品の面データの法線方向を迅速かつ簡便に変更することができる。
上記課題を解決すべく、請求項7に記載の発明は、構造物を構成する複数の構成部品が、仮想空間において、少なくとも前記構造物の設置状態又は各使用形態のいずれかにおいて視認することができるよう、前記構造物の三次元画像情報に含まれる各前記構成部品の面データの法線方向を変更する法線方向変更装置であって、前記各構成部品について、前記構造物の内側に位置する内部部品か、前記構造物の外側に位置する外部部品かを選別する選別手段と、前記構造物内の原点座標を中心として放射線状に拡大する仮想球を生成する拡大仮想球生成手段と、前記拡大する仮想球が接した前記内部部品の面の法線を、前記原点座標の方向を有効方向として変換する第1の変換手段と、前記構造物内の原点座標を中心として、少なくとも前記外部部品の重心座標と前記原点座標の距離より大きい半径を有し、かつ縮小する仮想球を生成する縮小仮想球生成手段と、前記縮小する仮想球が接した前記外部部品の面の法線を前記原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換する第2の変換手段と、を有することを特徴とする。
これによれば、3DCAD情報等の三次元画像情報に基づいて、構造物の設置状態又は各使用状態において各構成部品が視認することができるよう、各構成部品の面データの法線方向を迅速かつ簡便に変更することができる。
本発明によれば、各種構造物のCG画像制作における処理に際し、工業製品等の設計図面である3DCAD情報等の三次元画像情報に基づいて、構造物の設置状態又は各使用状態において各構成部品が視認することができるよう、各構成部品の面データの法線方向を迅速かつ簡便に変更することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。本実施形態は、本発明の三次元画像情報の一例である3DCAD情報に基づいて、構造物の構成部品の面データの法線方向を変更する画像処理装置について、本発明の面データの法線方向変更装置、及び該面データの法線方向変更装置による変更後の面データに基づいて画像処理を行なう画像処理装置を適用した例を示す。
[画像処理装置の構成及び機能]
図1は、本発明に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
同図に示す如く画像処理装置1は、演算機能を有するコンピュータとしてのCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)等から構成された制御部11と、表示部14及び入力部15と各種制御信号を送信すると共に、当該表示部14及び入力部15からの制御情報及び入力指示情報等を装置内部に取り込むための外部機器接続部12と、当該外部機器接続部12を介して装置内部に取り込んだ3DCAD情報や法線方向変更処理によって法線方向が変更された面データからなる形状データ等を記憶するためのハードディスクドライブ等から成る記憶部13、法線方向変更処理によって法線方向が変更された面データからなる形状データ等を表示する表示装置としての表示部14、当該画像処理装置1に対して各種入力指示を行なうキーボード、マウス等から成る入力部15、ネットワークを介して法線方向変更処理によって法線方向が変更された面データからなる形状データ等を他のコンピュータ等に配信する通信部16を備えて構成され、制御部11、外部機器接続部12、記憶部13、表示部14、入力部15及び通信部16は、バス17を介して相互に接続されている。
制御部11は、図示しないCPU、作業用RAM、本発明の処理プログラム等を含む各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM及び発振回路等を備えて構成されており、図示しない操作部からの操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部を制御するための制御情報を生成し、バス17を介して当該制御情報を該当する構成部に出力して当該各構成部の動作を統轄制御する。
また、制御部11は、ROM等に記憶された後述する処理プログラムを実行することにより、他の構成部と協動して本発明の選別手段、拡大仮想球生成手段、第1の変換手段、縮小仮想球生成手段、第2の変換手段、第3の変換手段、第4の変換手段及び削除手段として機能するようになっている。
また、外部機器接続部12は、シリアル方式、USB方式、IEEE1394、或いはその他の適宜な方式で表示部14及び入力部15へ指示信号を送出する。
記憶部13は、3DCAD情報データベース13Aと、PDM情報データベース13B及び形状データ格納用データベース13Cを含んで構成されている。
3DCAD情報データベース13Aは本発明における構造物としての自動車や精密機器等の3DCAD情報であって、当該自動車や精密機器等を構成する複数の構成部品の3DCAD情報(単品製品情報)を記憶するためのものである。表1に3DCAD情報データベース13Aの一例を示す。各構成部品をそれぞれ一意に識別するための固有の識別番号と対応付けて各3DCAD情報が登録されている。表1の例では部品番号を識別番号としてn個の構成部品が登録されている。
Figure 0004774955
PDM情報データベース13Bは、各種3DCAD情報に係る構成部品のPDM(Product Data Management)情報が登録されており、部品毎に部品番号、名称、素材、加工工法、製造メーカー名、重量、設計者名、設計履歴及び、各部品が構造物の外側に位置する外部部品(外装部品)であるか構造物の内側に位置する内部部品(内装部品)であるか、さらには自動車や精密機器等の例えばエンジン等であるか、また、自動車オプション等の装備部品であるかの情報が対応付けて記憶されている。表2にPDM情報データベース13Bの一例を示す。上記3DCAD情報データベース13Aと同様に各構成部品の部品番号と対応付けて各PDM情報が登録されている。
Figure 0004774955
形状データ格納用データベース13Cは、法線方向変更処理によって変更された変更後の面データで構成される形状データを各構成部品の部品番号と対応付けて格納(登録)するためのものである。表3に形状データ格納用データベース13Cの一例を示す。
Figure 0004774955
[法線方向変更処理手順]
続いて、図を参照して3DCAD情報に含まれる各構成部品の面データの法線方向を、構造物の設置状態又は各使用状態において視認することができるよう変更する具体的手法について説明する。
なお、構造物の設置状態とは、例えば、構造物が自動車である場合には当該自動車が停止している状態を指し、構造物が携帯電話である場合には当該携帯電話が机上やスタンドに載置されている状態を指す。また、構造物の使用状態とは、例えば、構造物が自動車である場合には当該自動車のドアを開けた状態や、或いは視認者が乗車している状態等を指し、その他、当該構造物が通常使用される状態において視認可能な各状態を指す。
図2は、法線方向変更処理を示すフローチャートである。
先ず、制御部11は3DCAD情報データベース13Aから処理対象となる構成部品の3DCAD情報を取得する(ステップS1)。例えば、部品番号T(X1)の構成部品について法線方向変更処理を行なう場合には、3DCAD情報「CAD(X1)」を取得する。
続いて、制御部11は削除手段として機能し、ステップS1にて取得した3DCAD情報から形状情報以外の情報を取り除く(削除)(ステップS2)。ここで予め3DCAD情報に含まれる名称、素材、加工工法、製造メーカー名等の文字情報や線情報など、形状データ以外の不要要素を削除する。予め不要要素を一括して削除することにより、処理に用いられる形状情報のみにアクセスしてその後の処理行なうことができるので、処理速度を早くすることができる。
そして、PDM情報データベース13Bを参照して、ステップS1にて処理対象となる構成部品として選択した部品番号をキーとして、処理対象となる構成部品のPDM情報を参照し、構造物の外側に位置する外部部品であるか構造物の内側に位置する内部部品であるか、を識別する(ステップS3)。
内部部品である場合には(ステップS3:内部部品)、制御部11は拡大仮想球生成手段及び第1の変換手段として機能し、構造物内の原点座標を中心として放射線状に拡大する仮想球を生成し(ステップS4)、拡大する仮想球が接した内部部品の面の法線を、原点座標の方向を有効方向として変換する(ステップS5)。
図3を用いてステップS4及びS5の処理について具体的に説明する。図3は、構成部品の3DCAD情報を仮想空間に表した説明図である。
図中、構成部品の重心の座標を重心座標(Bx、By、Bz)、当該構成部品によって構成される例えば自動車等の構造物の重心の座標を重心座標(0x、0y、0z)として示す。
そして、これら重心座標から構造物内の原点座標(Bx、0y、Bz)を求め、当該原点座標を中心として放射線状に拡大する仮想球を生成し、この仮想球に対して最初に接した面Aの法線Nを原点座標の方向を表(有効方向)として変換する。図4は、図3の仮想空間において矢印で示す視線方向からの内部部品の面の法線の変換を示す説明図である。同図において仮想球の弧は原点座標(Bx、0y、Bz)を中心に図中左方向に広がり、最初に触れた面Aの法線Nが図中左方向を表(有効方向)として変換される。
そして、制御部11は第3の変換手段として機能し、当該面Aと連続する面を有する他の内部部品の面の法線も、構造物内の原点座標(Bx、0y、Bz)の方向を表(有効方向)として変換し(ステップS6)、ステップS5において変換された面Aと法線方向をあわせる。なお、各面と連続するか否かは、各構成部品の座標情報を比較することにより決定する。
一方、構成部品が外部部品である場合には(ステップS3:外部部品)、制御部11は縮小仮想球生成手段及び第2の変換手段として機能し、構造物内の原点座標を中心として少なくとも外部部品の重心座標と、原点座標の距離より大きい半径を有し、かつ縮小する仮想球を生成し(ステップS7)、縮小する仮想球が接した外部部品の面の法線を、原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換する(ステップS8)。
図5を用いてステップS7及びS8の処理について具体的に説明する。図5は、図3と同様に構成部品の3DCAD情報を仮想空間に表した説明図である。
図中、構成部品の重心の座標を重心座標(Bx、By、Bz)、当該構成部品によって構成される例えば自動車等の構造物の重心の座標を重心座標(0x、0y、0z)として示す。
そして、これら重心座標から構造物内の原点座標(Bx、0y、Bz)を求め、当該原点座標を中心として少なくとも外部部品の重心座標と、原点座標の距離より大きい半径を有し、かつ縮小する仮想球を生成し、この仮想球に対して最初に接した面Aの法線Nを原点座標の方向と逆の方向を表(有効方向)として変換する。図6は、図5の仮想空間において矢印で示す視線方向からの外部部品の面の法線の変換を示す説明図である。同図において仮想球の弧は原点座標(Bx、0y、Bz)を中心に図中右方向に縮小していき、最初に触れた面Aの法線Nが図中左方向を表(有効方向)として変換される。
そして、制御部11は第4の変換手段として機能し、当該面Aと連続する面を有する他の外部部品の面の法線も、構造物内の原点座標(Bx、0y、Bz)の方向を表(有効方向)として変換し(ステップS9)ステップS8において変換された面Aと法線方向をあわせる。なお、各面と連続するか否かは、各構成部品の座標情報を比較することにより決定する。
続いて、3DCAD情報からステップS6及びステップS9において法線方向が変換(変更)された各部品の面のデータ(面データ)を、形状データ格納用データベース13Cに格納(登録)して処理を終了する(ステップS10)。
以上説明したように、全ての構成部品或いは面データの法線方向の変更を所望する構成部品についてステップS1乃至ステップS10の処理を行なうことにより、3DCAD情報に含まれる各構成部品の面データの法線方向を、CG画像の制作に有用な、換言すれば、構造物の設置状態又は各使用状態において各構成部品が視認することができる法線方向に、容易に変更できる。
そして、制御部11を加工手段として機能させ、形状データ格納用データベース13Cに格納された法線方向変更後の面データから成る形状データを、適宜取り出して加工することにより、3DCAD情報からのCG画像の制作と比して、より高速にCG画像の制作を行なうことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、3DCAD情報に基づいて、構造物の設置状態又は各使用状態において各構成部品が視認することができるよう、各構成部品の面データの法線方向を迅速かつ簡便に変更することができる。
また、法線方向変更後の面データから成る形状データは、元となる3DCAD情報に比べてより少ないデータ量であるため、当該形状データをネットワークを経由して配信する際等における通信負荷の増大を抑制することができる。
さらに、法線方向変更処理の前に予め不要なデータを削除するので、法線方向変更処理自体を高速化することができる。
また、一つの構成部品について法線方向変更処理を行なうことにより、当該構成部品と連続する面を有する部品の面までも表(有効方向)とすることができるので、必ずしも構造物を構成する全ての構成部品或いは面データの法線方向変更を所望する全ての構成部品について当該処理を行なうことなく、全ての構成部品或いは面データの法線方向変更を所望する構成部品の面データの法線方向を変更することができる。
更に、上述した図2に示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施形態に係る制御部11として機能させることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明はCGによる画像処理全般、特に工業製品の設計図面(3DCAD情報)からCG画像を制作する場合や、リアルタイムグラフィクス、ネットワーク通信によって配信される形状データやCG画像の作成の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
本発明に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 法線方向変更処理を示すフローチャートである。 構成部品の3DCAD情報を仮想空間に表した説明図である。 内部部品の面の法線の変換を示す説明図である。 構成部品の3DCAD情報を仮想空間に表した説明図である。 外部部品の面の法線の変換を示す説明図である。
符号の説明
1 画像処理装置
11 制御部
12 外部機器接続部
13 記憶部
13A 3DCAD情報データベース
13B PDM情報データベース
13C 形状データ格納用データベース
14 表示部
15 入力部
16 通信部
17 バス
T(X1)T(X2)・・・T(Xn) 部品番号
CAD(X1)、CAD(X2)、・・・、CAD(Xn) 3DCAD情報
PDM(X1)、PDM(X2)、・・・、PDM(Xn) PDM情報
A 面
N 法線

Claims (13)

  1. 構造物を構成する複数の構成部品が、仮想空間において、少なくとも前記構造物の設置状態又は各使用形態のいずれかにおいて視認することができるよう、前記構造物の三次元画像情報に含まれる各前記構成部品の面データの法線方向を変更する法線方向変更装置により実行される法線方向変更方法であって、
    前記法線方向変更装置の選別手段が、前記各構成部品について、前記構造物の内側に位置する内部部品か、前記構造物の外側に位置する外部部品かを選別するステップと、
    前記法線方向変更装置の拡大仮想球生成手段が、前記構造物内の原点座標を中心として放射線状に拡大する仮想球を生成するステップと、
    前記法線方向変更装置の第1の変換手段が、前記拡大する仮想球が接した前記内部部品の面の法線を、前記原点座標の方向を有効方向として変換するステップと、
    前記法線方向変更装置の縮小仮想球生成手段が、前記構造物内の原点座標を中心として、少なくとも前記外部部品の重心座標と前記原点座標の距離より大きい半径を有し、かつ縮小する仮想球を生成するステップと、
    前記法線方向変更装置の第2の変換手段が、前記縮小する仮想球が接した前記外部部品の面の法線を前記原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換するステップと、
    を有することを特徴とする面データの法線方向変更方法。
  2. 請求項1に記載の面データの法線方向変更方法であって、
    前記法線方向変更装置の第3の変換手段が、前記拡大する仮想球が接した前記内部部品の面と連続する他の前記内部部品の面の法線を、前記原点座標の方向を有効方向として変換するステップと、
    前記法線方向変更装置の第4の変換手段が、前記縮小する仮想球が接した前記外部部品の面と連続する他の前記部部品の面の法線を、前記原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換するステップと、
    を有することを特徴とする面データの法線方向変更方法。
  3. 請求項1又は2に記載の面データの法線方向変更方法であって、
    前記法線方向変更装置の削除手段が、前記三次元画像情報のうち、前記内部部品と前記外部部品を選別するステップの前に形状情報以外の情報を取り除くステップを有することを特徴とする面データの法線方向変更方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更方法であって、
    前記仮想空間における前記構造物内の原点座標は、x、z座標値を前記構成部品の重心座標のx値およびz値を用い、y座標値を前記構造物の重心座標のy値を用いることを特徴とする面データの法線方向変更方法。
  5. 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更方法であって、
    前記内部部品または前記外部部品の面と連続する他の前記内部部品または他の前記外部部品の面とは、それぞれの前記面の座標情報を比較することにより決定されることを特徴とする面データの法線方向変更方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更方法により変更された前記複数の構成部品の面データに基づいて画像処理を行なう画像処理装置により実行されるステップを有する画像処理方法。
  7. 構造物を構成する複数の構成部品が、仮想空間において、少なくとも前記構造物の設置状態又は各使用形態のいずれかにおいて視認することができるよう、前記構造物の三次元画像情報に含まれる各前記構成部品の面データの法線方向を変更する法線方向変更装置であって、
    前記各構成部品について、前記構造物の内側に位置する内部部品か、前記構造物の外側に位置する外部部品かを選別する選別手段と、
    前記構造物内の原点座標を中心として放射線状に拡大する仮想球を生成する拡大仮想球生成手段と、
    前記拡大する仮想球が接した前記内部部品の面の法線を、前記原点座標の方向を有効方向として変換する第1の変換手段と、
    前記構造物内の原点座標を中心として、少なくとも前記外部部品の重心座標と前記原点座標の距離より大きい半径を有し、かつ縮小する仮想球を生成する縮小仮想球生成手段と、
    前記縮小する仮想球が接した前記外部部品の面の法線を前記原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換する第2の変換手段と、
    を有することを特徴とする面データの法線方向変更装置。
  8. 請求項7に記載の面データの法線方向変更装置であって、
    前記拡大する仮想球が接した前記内部部品の面と連続する他の前記内部部品の面の法線を、前記原点座標の方向を有効方向として変換する第3の変換手段と、
    前記縮小する仮想球が接した前記外部部品の面と連続する他の前記外部部品の面の法線を、前記原点座標の方向と逆の方向を有効方向として変換する第4の変換手段と、
    を有することを特徴とする面データの法線方向変更装置。
  9. 請求項7又は8に記載の面データの法線方向変更装置であって、
    前記選別手段による選別の前に、前記三次元画像情報のうち形状情報以外の情報を取り除く削除手段を有することを特徴とする面データの法線方向変更装置。
  10. 請求項7乃至9のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更装置であって、
    前記仮想空間における前記構造物内の原点座標は、x、z座標値を前記構成部品の重心座標のx値およびz値を用い、y座標値を前記構造物の重心座標のy値を用いることを特徴とする面データの法線方向変更装置。
  11. 請求項8乃至10のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更装置であって、
    前記内部部品または前記外部部品の面と連続する他の前記内部部品または他の前記外部部品の面とは、それぞれの前記面の座標情報を比較することにより決定されることを特徴とする面データの法線方向変更装置。
  12. 請求項7乃至11のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更装置により法線が変更された前記複数の構成部品の面データを加工する加工手段を有する画像処理装置。
  13. コンピュータを、請求項乃至12のいずれか一項に記載の面データの法線方向変更装置又は画像処理装置として機能させることを特徴とする処理プログラム。
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