JP4774134B2 - Automotive door - Google Patents
Automotive door Download PDFInfo
- Publication number
- JP4774134B2 JP4774134B2 JP2007093515A JP2007093515A JP4774134B2 JP 4774134 B2 JP4774134 B2 JP 4774134B2 JP 2007093515 A JP2007093515 A JP 2007093515A JP 2007093515 A JP2007093515 A JP 2007093515A JP 4774134 B2 JP4774134 B2 JP 4774134B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- key
- housing recess
- insertion opening
- unlocking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
本発明は、自動車用ドアに関するものである。 The present invention relates to an automobile door.
開閉操作をする際の手掛けを提供する操作ハンドルと、施解錠操作するためのシリンダ錠を備えた自動車用ドアとしては特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、ドア外表には操作ハンドルを収容するためのハンドル収容凹部が形成され、ハンドル収容凹部の底壁にシリンダ錠が固定される。 As an automobile door provided with an operation handle that provides a handle for opening and closing operations and a cylinder lock for locking and unlocking operations, an automobile door described in Patent Document 1 is known. In this conventional example, a handle receiving recess for receiving the operation handle is formed on the outer surface of the door, and a cylinder lock is fixed to the bottom wall of the handle receiving recess.
シリンダ錠は、解錠キーを挿入するための矩形形状のキー挿入開口をハンドル収容凹部の底壁に露出させる姿勢で配置され、操作ハンドルがハンドル収容凹部内に格納された状態で視界から遮られる。
しかし、上述した従来例において、キー挿入開口はハンドル収容凹部の底壁に配置されるために、キー挿入開口に解錠キーを挿入した状態で該解錠キーの操作スペースを解錠キーの周囲に確保する必要がある。このため、ハンドル収容凹部の深さ、幅寸法の設定に際して上記操作スペースに対する配慮を要求され、外表のデザインの自由度を低めるという欠点がある。 However, in the above-described conventional example, since the key insertion opening is disposed on the bottom wall of the handle receiving recess, the operation space of the unlocking key is set around the unlocking key with the unlocking key inserted into the key insertion opening. It is necessary to secure it. For this reason, when setting the depth and width dimensions of the handle housing recess, consideration for the operation space is required, and there is a drawback that the degree of freedom in designing the outer surface is reduced.
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、外表のデザインの自由度を高めた自動車用ドアの提供を目的とする。また、本発明の他の目的は、このドアに使用可能なハンドル装置の提供にある。 The present invention has been made to solve the above-described drawbacks, and an object of the present invention is to provide an automobile door having an increased degree of freedom in designing the outer surface. Another object of the present invention is to provide a handle device that can be used for this door.
自動車用ドアは、ドア開閉操作時の手掛けを提供する操作ハンドル4と、ドアの施解錠を操作するシリンダ錠7とを備え、操作ハンドル4の把手部3は、不使用時において自動車用ドアの外表面に形成されるハンドル収容凹部2内に収容される。
The automobile door includes an
一方、シリンダ錠7は、ハンドル収容凹部2の底壁に固定され、施解錠操作は、シリンダ錠7のキー挿入開口5から挿入される解錠キー6を回転操作して行われる。シリンダ錠7の施解錠操作角は、中立回転位置を中心に時計、反時計方向に各々90°未満に設定されており、ハンドル収容凹部2には、中立回転位置において、キー挿入開口5の長辺が操作ハンドル4の長手方向を向く姿勢で固定される。
On the other hand, the
したがってこの発明において解錠キー6は、シリンダ錠7内部に挿入されるブレード部の幅方向がハンドルの把手部3の長手方向に一致した姿勢でシリンダ錠7に挿入され、当該中立回転姿勢から所定の回転ストローク往復回転させることにより施解錠操作される。一般に、解錠キー6を回転操作するための操作頭部6aは、操作時の回転トルクを付与しやすいように回転中心からブレード部の幅方向に長い断面形状に形成されるために、中立回転姿勢において、解錠キー6の操作頭部6aの長寸方向が把手部3の長寸方向、すなわち、ハンドル収容凹部2の長手方向に合致する。この結果、シリンダ錠7への挿入状態で操作頭部6aがハンドル収容凹部2内に入り込んだ場合であっても、ハンドル収容凹部2は操作頭部6aを収容することが可能であり、操作頭部6aと反ドス収容凹部壁面との干渉が防止できる。
Therefore, in this invention, the
また、図10に示すように、シリンダ錠7の操作角度をθ、操作頭部6aの回転中心からの距離をLとすると、シリンダ錠7をハンドル収容部との干渉を起こすことなく施解錠いずれかの回転位置まで回転操作させるためには、ハンドル収容凹部2の幅寸法は、最低2Lsinθ必要となる。操作角度が90°未満に設定される本発明において、ハンドル収容凹部2の幅寸法は2L、すなわち、操作頭部6aのアーム長より小さくなるために、ハンドル収容凹部2、すなわち、ハンドルの把手部3を幅狭に形成することが可能になり、デザインの自由度が大きくなる。
Further, as shown in FIG. 10, when the operation angle of the
さらに、解錠キー6のシリンダ錠7への挿入姿勢を問うことなく、表裏反転使用を可能にしたいわゆるリバーシブルキーにおいては、ブレードの断面中心とプラグ11の回転中心とがずれていることが多いが、この場合であっても、徒にハンドル収容凹部2、すなわち、ハンドルの把手部3の幅寸法を大きくする必要がない。
Further, in a so-called reversible key that allows the front and back to be reversed without regard to the insertion position of the unlocking
本発明によれば、解錠キーの操作スペースをハンドル収容凹部の長手方向領域で吸収するために、ハンドル収容凹部、すなわち、操作ハンドル4の把手部3を幅狭に形成することができ、外表のデザインの自由度を高めることができる。
According to the present invention, in order to absorb the operation space of the unlocking key in the longitudinal direction region of the handle housing recess, the handle housing recess, that is, the
図1に示すように、自動車用ドアは、インナーパネル1aと外装パネル1bとを袋状に接合するとともに、必要に応じてインナーパネル1aに図外のドアトリムを固定して形成されるドアパネル構造体1を有し、車体前方(図1における左側)に形成されるヒンジ1c周りに水平回転操作されて車体の開口を開閉する。
As shown in FIG. 1, a door for an automobile is formed by joining an inner panel 1a and an
上記ドアパネル構造体1には、車体側に係止して閉扉状態を維持するラッチ装置12と、車体に搭載される施解錠制御部13の制御により施解錠動作する施錠部14とが配置される。閉扉状態からのドアの開放操作は、ラッチ装置12の係止解除を条件とし、施錠部14は、解錠状態においてのみ、ラッチ装置12の係止解除状態への移行を許容する。
The door panel structure 1 is provided with a
また、ドアパネル構造体1には、後述するハンドル装置Aを固定することにより、外装パネル1b表面に枠部9が露出するエスカッション10と、エスカッション10の枠部9に形成されたハンドル嵌合開口9aに嵌合するようにして枠部9内に把手部3を露出させた操作ハンドル4とが配置される。操作ハンドル4は、ドア開放操作時に把手部3を枠部9から引き出すように回転操作されて上記ラッチ装置12を係止解除状態に移行させる。デザイン上の要求に合致させるために、ドアに対する開放操作が行われないときには、上記把手部3、枠部9、および外装パネル1bは、ほぼ同一面に配置される。
Further, by fixing a handle device A, which will be described later, to the door panel structure 1, an
さらに、図1(b)に示すように、操作ハンドル4は、ドアが車体前方のヒンジ1cを回転中心として回転するのに対し、車体後方を回転中心として回転操作されるように配置される。
Further, as shown in FIG. 1B, the
上記エスカッション10には、ハーネス15aを経由して施解錠制御部13に接続される施解錠操作スイッチ15が搭載される。この施解錠操作スイッチ15を押下すると、上記施解錠制御部13はリクエスト信号を無線出力として出力し、利用者が所持する図外の携帯型ID発信器からの認証用ID信号の出力を促す。携帯型ID発信器から出力された認証用IDに対する認証成立を条件に施解錠制御部13は施錠部14を作動させて施解錠いずれかの状態に移行させる。
The
ハンドル装置Aの詳細を図2以下に示す。図7に示すように、ハンドル装置Aは、上記操作ハンドル4をハンドルベース8に回転自在に連結したハンドル装置本体16と、このハンドル装置本体16に連結されるエスカッション10とを有する。
Details of the handle device A are shown in FIG. As shown in FIG. 7, the handle device A includes a
操作ハンドル4は、正面視において前後に長い長円形状を有する把手部3の後端から背面方向に連結用突部4aを突設して形成される(図4(b)参照)。以下、本明細書において、図1(a)に示す車体への取り付け方向を基準にして、車長前進方向を「前方」と定義し、車高方向を「上下」、開扉時のドア移動方向を「正面」、反対方を「背面」として説明する。
The
上記操作ハンドル4の連結用突部4a形成端の表面には、湾曲状に窪んだ湾曲凹面4bと、複数の小突起4cとが形成され、連結用突部4aの自由端には押圧突部4dが形成される。小突起4cと湾曲凹面4bとは、後述するように、把手部3の引き出し操作を行う際に利用者に当該箇所を押下することも促すために設けられる。また、連結用突部4aには、車体に衝撃が加えられた際の慣性力により操作ハンドル4にドアの開放操作方向の操作力が発生しないように、鉄等の比重の高い材料により形成されるカウンターウエイト17が固定される。
A curved
以上のように構成される操作ハンドル4は、連結用突部4aをハンドルベース8に立設されるハンドル支持壁18、18間に嵌合させて装着される。ハンドル支持壁18は操作ハンドル4の把手部3に沿って配設され、エスカッション10のハンドル嵌合開口9aと協働してドアパネル構造体1にハンドル収容凹部2を構成する。ハンドル収容凹部2は、ハンドル支持壁18間を結ぶ底部形成壁18aにより、連結用突部4aの挿入開口部を除いて有底形状をなす。
The
上記操作ハンドル4は、ハンドル支持壁18間に架設され、連結用突部4aを貫通する支軸19によりハンドルベース8に回転自在に連結される。支軸19は、上記湾曲凹面4bの形成領域より前方にずれた位置を貫通し、湾曲凹面4bへの押圧操作による操作ハンドル4への必要な回転トルク付与を可能にする。また、ハンドル支持壁18と操作ハンドル4の側壁との間には、がた付き防止のためにブッシュ20が介装される。
The
上記支軸19はハンドル支持壁18間の間隔に比して長寸の有頭ピンであり、自由端部にスナップピン21を装着して抜け止めされる。図5(d)に示すように、支軸19の頭部19aは、円板の対向部を平行面で切り落とした小判形状に形成される。
The
また、上記支軸19のハンドル支持壁18からの突出部を利用してトーションスプリング22が巻装される。図4に示すように、トーションスプリング22は、支軸19のハンドル支持壁18からの上下の突出部に各々巻装され、一端がハンドルベース8に形成され、パネル補強を兼ねるバネ受け舌片8aに、他端が操作ハンドル4の連結用突部4aを上下に貫通するバネ受けピン23に係止される。
Further, the
トーションスプリング22を巻装した状態で、操作ハンドル4は、図2において実線で示すように、把手部3がエスカッション10表面、すなわち外装パネル1bとほぼ同一面となるように外装パネル1bに沿う初期回転位置側に付勢される。図4(b)に示すように、操作ハンドル4の回転を可能にするために、ハンドルベース8には、バネ受けピン23が挿通する円弧孔8bが開設される。
In a state where the
図4に示すように、ハンドルベース8には、ハンドル支持壁18から上記支軸19に沿って支軸規制脚24が立設される。支軸規制脚24は断面L字形状を有して支軸19先端に至り、図5(d)に示すように、傾斜規制フランジ25として機能する支軸19の頭部19aの平行面を支承して支軸19の傾きを規制する。また、支軸19のスナップピン21装着側の端部には、ストッパブッシュ26が装着される。図5(c)に示すように、このストッパブッシュ26は支軸規制脚24に当接してスナップピン21装着側端部の移動を規制する傾斜規制フランジ25として作用し、上記支軸19の頭部19aと協働して支軸19の傾きを規制する。
As shown in FIG. 4, a support
さらに、ハンドルベース8の裏面には、ラッチ連結レバー27が垂直回転自在に連結される。図2、図3(b)に示すように、ラッチ連結レバー27は、操作ハンドル4の押圧突部4dに正対する被押圧部27aを備え、図外のロッドにより上記ラッチ装置12に連結される。
Further, a
したがってこの実施の形態において、把手部3の湾曲凹面4bをトーションスプリング22の付勢力に抗して押圧すると、操作ハンドル4は、図2において鎖線で示すように回転し、回転側先端がエスカッション10表面から突出した使用位置に移動する。操作ハンドル4の回転に伴って押圧突部4dはラッチ連結レバー27に接近し、把手部3との間に手を入れるために十分なスペースが把手部3のエスカッション10表面との間に形成される回転角度に達すると、被押圧部27aに当接する。
Therefore, in this embodiment, when the curved
この状態からさらに把手部3を引き出すように操作ハンドル4を回転させると、ラッチ連結レバー27が回転し、ラッチ装置12に対する係止解除操作が行われる。
When the operation handle 4 is further rotated so as to pull out the
以上のように構成されるハンドル装置本体16は、図6に示すように、ハンドルベース8においてドアパネル構造体1のインナーパネル1aに固定される。インナーパネル1aにはハンドル取付孔1dが開設され、ハンドルベース8には、インナーパネル1aの内側壁面に沿うパネル固定片8cが形成される。このパネル固定片8cには、インナーパネル1a側のハンドル取付孔1dに合致する取付孔8dが開設され、パネル固定片8cは、取付孔8dとハンドル取付孔1dとを貫通する図外のボルト等を使用して固定される。
The
また、ハンドル装置本体16の固定強度、およびぐらつきを防止するために、ハンドルベース8には、上記パネル固定片8cの固定面にほぼ直交する第2固定面28が設定される。この第2固定面28は、図2に示すように、ドアパネル構造体1の後端面を形成するインナーパネル1aの立ち上がり壁に固定される。
In order to prevent the
したがってこの実施の形態において、ハンドル装置本体16は、ドアパネル構造体1のインナーパネル1aの室内側壁面への固定作業だけで取付作業が完了し、取付完了状態において、操作ハンドル4の把手部3は、図2、5に示すように、外装パネル1bに開設された開口29に嵌合する位置に配置される。
Therefore, in this embodiment, the handle device
一方、上記エスカッション10は、上記ハンドル装置本体16がドアパネル構造体1に固定された後、ドアパネル構造体1に装着されて外装パネル1bの開口29から露出した操作ハンドル4の把手部3をハンドル嵌合開口9a内に収容し、該把手部3の周囲を全周にわたって囲む。枠部9表面を外装パネル1bと同一面に配置するために、外装パネル1bには、枠部9を嵌合するエンボス凹部1eが開口29周縁に形成される。
On the other hand, the
上述したように、枠部9には施解錠操作スイッチ15が固定される。図7(b)に示すように、施解錠操作スイッチ15は、スイッチユニット15bが搭載された基板15cをポッティング樹脂15dによりケーシング15e内に封入して形成され、エスカッション10の枠部9裏面に突設された取付ボス9bにネジ止めされる。
As described above, the locking / unlocking
また、上記スイッチユニット15bには、弾性緩衝部材15fを介してスイッチキャップ15gが連結される。スイッチキャップ15gは、エスカッション10に開設されたボタン挿通孔10aからエスカッション10表面に露出する。なお、図7(b)において15hは、弾性緩衝部材15fに係止して弾性緩衝部材15fを連結するためにスイッチキャップ15gから突設される連結脚を示す。
A
以上のように構成されるエスカッション10は、上述したハンドル装置本体16をインナーパネル1aに固定した後、外装パネル1b外側から取り付けられる。図7、8に示すように、必要な固定強度を確保し、かつ、取付作業性を高めるために、エスカッション10には、固定片30、係止部31、第2係止部32が形成される。
The
固定片30は枠部9の裏面から前方に突設され、ハンドルベース8の対応部に形成されるボルト挿通孔8eに対向する埋め込みナット30aを備える。
The fixed
係止部31は、図7(b)に示すように、前方に開口する溝形状を有し、ハンドルベース8には、この係止部31に係止可能な突起状の被係止部8fが形成される。また、図7(a)に示すように、第2係止部32は、枠部9の上下部中央に形成される。図8に示すように、第2係止部32は前方に突出する突起形状に形成され、ハンドルベース8の対応部には、第2被係止部8gが形成される。
As shown in FIG. 7B, the locking
以上のように構成されるエスカッション10の装着は、以下の手順により行われる。まず、エスカッション10の固定操作に際し、図8(a)に示すように、操作ハンドル4の把手部3をやや引き上げ、この後、把手部3にハンドル嵌合開口9aをくぐらせて一旦エスカッション10を後方の準備位置に保持する。本実施の形態のように、エスカッション10がドアパネル構造体1の後端に装着され、ドアパネル構造体1の後端縁にエンボス凹部1eが開放されている場合には、図8(a)に示すように、エスカッション10は外装パネル1bに平行な準備姿勢を取ることができるが、エンボス凹部1e終端が開放されていない場合には、エスカッション10はやや傾斜した準備姿勢に保持される。
The
次いで、この状態からエスカッション10を前方に並進移動させると、図8(b)に示すように、係止部31が被係止部8fに、第2係止部32が第2被係止部8gに各々係止し、以後、エスカッション10の後方部分のハンドルベース8からの浮き上がりが規制される。さらに、固定片30は、図2に示すように、外装パネル1bの背面に潜り込む状態となり、この後、室内側からボルト(図示せず)を締め付けて固定片30をハンドルベース8に固定し、組み付け作業が完了する。
Next, when the
図8(b)に示すように、エスカッション10の固定作業が終了した状態において、施解錠操作スイッチ15は、ハンドルベース8に形成された支承面33上に載置された状態となり、スイッチキャップ15gへの押下操作による施解錠操作スイッチ15の沈み込みが規制される。
As shown in FIG. 8B, in a state where the fixing operation of the
さらに、ハンドル装置Aにはシリンダ錠7が取り付けられる。上述したように、ドアに対する施解錠操作は、利用者が所持する携帯型ID発信器との交信により制御され、シリンダ錠7は、この電子的施解錠手段の故障時の非常用施解錠手段として利用される。
Further, a
図2、3に示すように、シリンダ錠7は、シリンダケース34内にプラグ11を回転自在に挿入して形成される。図9に示すように、プラグ11は、長手通しに形成されるキー挿入溝11aに向けて進退する複数のタンブラ11bを保持して形成され、正面端に頭部部材35が装着される。頭部部材35にはプラグ11のキー挿入溝11aに連通するキー挿入開口5が開設される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
頭部部材35はクロムモリブデン鋼等のドリル等による耐切削性能の良好な硬質金属材料により形成され、中心部から正面方向に雄ねじ部35aが突設される。この雄ねじ部35aには、緊急時以外にキー挿入開口5を閉塞してシリンダ錠7内部への浸水を防止するためのキャップ部材36が装着される。
The
この実施の形態においてタンブラ11bにはピン形状を有する所謂ピンタンブラが使用され、プラグ11の回転中心に向けて配置される。図9(b)に示すように、解錠キー6には、表裏反転姿勢でプラグ11に挿入しても側壁に形成されたコード形成凹部6bにタンブラ11bが対応するように、解錠キー6の板厚中心に対して点対称位置に同一のコード形成凹部6bを備えた所謂リバーシブルキーとして形成される。プラグ11の回転中心に向けて配置されるタンブラ11bに対応して対向壁面からコード形成凹部6bを凹設すると、中心部が薄肉となって解錠キー6の強度が低下するために、図9(b)に示すように、プラグ11のキー挿入開口5の中心と、プラグ11の回転中心との間にはオフセット(δ)が設定される。
In this embodiment, a so-called pin tumbler having a pin shape is used as the tumbler 11 b and is arranged toward the rotation center of the
以上のように構成されるシリンダ錠7は、アダプタ37を介してハンドルベース8に固定される。ハンドルベース8への固定状態において、頭部部材35の雄ねじ部35a、およびキャップ部材36が、ハンドル収容凹部2の底壁を構成する底部形成壁18aに開設される透孔18bからハンドル収容凹部2内に露出する。また、シリンダ錠7は、図9(a)に示すように、解錠キー6を挿入して操作する際に、引き上げられた操作ハンドル4の把手部3先端との間隔を可及的に大きくして操作性を良好にするために、前方に傾斜角αだけ傾斜して固定される。
The
また、シリンダ錠7は解錠キー6の挿抜が可能な中立回転位置を中心に時計、反時計回りに60°の施解錠操作角が設定されており、図10(a)に示すように、キー挿入開口5は、中立回転位置において長辺が前後方向を向くように固定される。このように、キー挿入開口5を前後方向に向けると、図10(b)、(c)に示すように、解錠キー6を回転操作した際の回転中心からの振れ幅(W)を小さくできるために、操作用頭部19aとエスカッション10のハンドル嵌合開口9a内壁との干渉が発生しにくくなる。この結果、解錠キー6の操作アーム長(L)を大きく取ることが可能になり、解錠キー6の操作性が良好になる。
Further, the
なお、図10において操作用頭部19aの正面視形状を鎖線で、エスカッション10の表面高さにおける形状を破線で示す。
In FIG. 10, the front view shape of the
したがってこの実施の形態において、操作ハンドル4が格納姿勢をとるときには、シリンダ錠7は操作ハンドル4の把手部3の陰に隠れ、利用者の視線から遮られる。この状態から操作ハンドル4を使用姿勢側に回転操作すると、キャップ部材36が目視可能となり、この状態でキャップ部材36を取り除いて解錠キー6による施解錠操作を行うことができる。
Therefore, in this embodiment, when the operation handle 4 is in the retracted position, the
1 ドアパネル構造体
2 ハンドル収容凹部
3 把手部
4 操作ハンドル
5 キー挿入開口
6 解錠キー
7 シリンダ錠
8 ハンドルベース
9 枠部
10 エスカッション
11 プラグ
A ハンドル装置
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (3)
ハンドル収容凹部の底壁に固定され、矩形形状をなすキー挿入開口から挿入される解錠キーにより施解錠操作されるシリンダ錠とを有し、
前記操作ハンドルは、把手部の長手方向の回転側先端が使用姿勢においてハンドル収容凹部から引き出され、
前記キー挿入開口は、ハンドル収容凹部に格納された把手部の回転側先端の背後に配置され、
前記ハンドル収容凹部は、施解錠操作回転角度が中立回転位置を中心に90°未満に設定されたシリンダ錠が、中立回転位置において、キー挿入開口の長辺が操作ハンドルの長手方向を向く姿勢に固定されて、キー挿入開口に挿入して回転操作された解錠キーの操作頭部を収容可能にされ、
かつ、前記シリンダ錠は、解錠キーにより回転操作されるプラグを有し、
キー挿入開口の中心がプラグの回転中心に対して把手部の中心側に偏芯している自動用ドア。 An operation handle in which a handle portion is stored in a handle housing recess formed in an outer surface portion of the door panel structure in a non-use posture;
A cylinder lock that is fixed to the bottom wall of the handle housing recess and that is locked and unlocked by an unlocking key that is inserted through a rectangular key insertion opening;
The operation handle is pulled out of the handle housing recess in the use posture at the rotation side tip in the longitudinal direction of the handle,
The key insertion opening is disposed behind the rotation side tip of the handle portion stored in the handle housing recess,
In the handle housing recess, the cylinder lock whose locking / unlocking operation rotation angle is set to be less than 90 ° centered on the neutral rotation position is such that the long side of the key insertion opening faces the longitudinal direction of the operation handle at the neutral rotation position. It is fixed and can accommodate the operation head of the unlocking key inserted into the key insertion opening and rotated.
And the cylinder lock has a plug that is rotated by an unlocking key,
An automatic door in which the center of the key insertion opening is eccentric to the center of the handle relative to the center of rotation of the plug .
ハンドルベースに固定されて前記ハンドル収容凹部の底壁に矩形形状をなすキー挿入開口を位置させ、該キー挿入開口から挿入される解錠キーにより施解錠操作されるシリンダ錠とを有し、A key lock opening that is fixed to the handle base and has a rectangular shape on the bottom wall of the handle housing recess, and has a cylinder lock that is locked and unlocked by an unlock key inserted from the key insert opening;
前記操作ハンドルは、不使用姿勢においてハンドル収容凹部内に格納される把手部の長手方向の回転側先端が使用姿勢においてハンドル収容凹部から引き出され、 The operation handle is pulled out of the handle housing recess in the use posture at the rotation side tip in the longitudinal direction of the handle portion stored in the handle housing recess in the non-use posture.
前記キー挿入開口は、ハンドル収容凹部に格納された把手部の回転側先端の背後に配置され、The key insertion opening is disposed behind the rotation side tip of the handle portion stored in the handle housing recess,
前記ハンドル収容凹部は、施解錠操作回転角度が中立回転位置を中心に90°未満に設定されたシリンダ錠が、中立回転位置において、キー挿入開口の長辺が操作ハンドルの長手方向を向く姿勢に固定されて、キー挿入開口に挿入して回転操作された解錠キーの操作頭部を収容可能にされ、In the handle housing recess, the cylinder lock whose locking / unlocking operation rotation angle is set to be less than 90 ° centered on the neutral rotation position is such that the long side of the key insertion opening faces the longitudinal direction of the operation handle at the neutral rotation position. It is fixed and can accommodate the operation head of the unlocking key inserted into the key insertion opening and rotated.
かつ、前記シリンダ錠は、前記キー挿入開口から挿入される解錠キーにより回転操作されるプラグを有し、And the cylinder lock has a plug that is rotated by an unlocking key inserted from the key insertion opening,
キー挿入開口の中心がプラグの回転中心に対して把手部の中心側に偏芯している自動車用ドアハンドル装置。An automotive door handle device in which a center of a key insertion opening is eccentric to a center side of a handle portion with respect to a rotation center of a plug.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007093515A JP4774134B2 (en) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | Automotive door |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007093515A JP4774134B2 (en) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | Automotive door |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008248634A JP2008248634A (en) | 2008-10-16 |
JP4774134B2 true JP4774134B2 (en) | 2011-09-14 |
Family
ID=39973894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007093515A Expired - Fee Related JP4774134B2 (en) | 2007-03-30 | 2007-03-30 | Automotive door |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4774134B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5418549B2 (en) * | 2011-07-06 | 2014-02-19 | アイシン精機株式会社 | Vehicle door outer handle device |
GB2517348B (en) * | 2012-09-25 | 2015-09-23 | Jaguar Land Rover Ltd | Retractable handle arrangement |
EP3404176B1 (en) * | 2017-05-16 | 2022-08-10 | U-Shin Italia S.p.A. | Device for unlocking a door latch |
KR102385954B1 (en) * | 2021-09-30 | 2022-04-12 | 건영테크(주) | Direct door lock |
KR102385955B1 (en) * | 2021-09-30 | 2022-04-12 | 건영테크(주) | Direct door lock |
FR3129170B1 (en) * | 2021-11-15 | 2024-10-04 | Akwel Vigo Spain Sl | Lock arrangement for motor vehicle opening. |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915573Y2 (en) * | 1979-10-31 | 1984-05-08 | 株式会社ゴ−ル | cylinder lock |
JPS6369262U (en) * | 1986-10-24 | 1988-05-10 | ||
JPH04216785A (en) * | 1990-12-14 | 1992-08-06 | General Hardware:Kk | Baggage lock |
JP3138764B2 (en) * | 1996-06-22 | 2001-02-26 | 株式会社ホンダロック | Out handle device |
JPH1193483A (en) * | 1997-09-18 | 1999-04-06 | Mazda Motor Corp | Locking structure for vehicle door |
JP3566943B2 (en) * | 2001-07-02 | 2004-09-15 | アイシン精機株式会社 | Vehicle door handle |
JP3789419B2 (en) * | 2002-11-05 | 2006-06-21 | 株式会社アルファ | Cylinder lock |
JP4233343B2 (en) * | 2003-02-17 | 2009-03-04 | 小島プレス工業株式会社 | Outside handle device for vehicle |
-
2007
- 2007-03-30 JP JP2007093515A patent/JP4774134B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008248634A (en) | 2008-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4774134B2 (en) | Automotive door | |
JP4914763B2 (en) | Handle device | |
US6679532B2 (en) | Vehicle door latch device | |
US7437803B2 (en) | Grip handle type door handle apparatus | |
WO2010122887A1 (en) | Vehicle door locking device | |
JP5103224B2 (en) | Door lock device | |
JP2000352232A (en) | Electronic key structure | |
JP5191157B2 (en) | Automotive door | |
JP2001241247A (en) | Latch position detecting apparatus for automobile door lock | |
JP2008248631A (en) | Door device | |
JP4774133B2 (en) | Automotive door | |
JP4233975B2 (en) | Vehicle door lock device | |
JP4891827B2 (en) | Handle device | |
JP4092500B2 (en) | Opening / closing operation switch mounting structure | |
JP3510126B2 (en) | Car door lock device | |
JP2008248633A (en) | Door for automobile | |
JP4390637B2 (en) | Door handle device | |
JP4865486B2 (en) | Automotive door handle equipment | |
JP2021123902A (en) | Door lock apparatus for vehicle | |
JP4331857B2 (en) | Vehicle door lock device | |
JP3352367B2 (en) | Locking device for opening and closing body | |
JP7349973B2 (en) | Door operation assist device | |
JP4987768B2 (en) | Vehicle door handle device | |
EP3940178B1 (en) | Retainer for long cover handles | |
JP4912262B2 (en) | Steering lock device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110322 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20110523 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110621 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110625 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4774134 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |