JP4774132B1 - イニシエータ・サブネットワーク通信を用いるネットワーク・システム - Google Patents

イニシエータ・サブネットワーク通信を用いるネットワーク・システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のネットワーク通信プロトコルをサポートするネットワーク・システムを提供する。
【解決手段】ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)イニシエータ・システム中のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイは、ホスト・デバイスからのFCoEデータ・パケットを、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)標的システムへの送信のため、ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)データ・パケットに変換する。SAN標的システムには、標的ファイバ・チャネル(FC)保存デバイスおよびSANコンポーネント・ゲートウェイを含めることができる。SANコンポーネント・ゲートウェイは、FCIPデータ・パケットを、標的FC保存デバイスによる使用のため、SANデータ・パケットに変換する。SANデータ・パケットは、FCプロトコル・データ・パケットまたはFCoEプロトコル・データ・パケットのいずれかとすることができる。SAN標的システムは、標的FC保存デバイスを見出するためのアダプタ情報を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本明細書の開示は、一般にネットワーク・システムに関し、さらに詳しくは、ネットワーク・システムにおける、ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP:Fibre Channel over Internet Protocol)およびファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE:Fibre Channel over Ethernet)(イーサネットは登録商標)通信に関する。
ネットワーク・システムには、ネットワーク情報を処理し、取扱い、通信し、または他の方法で操作するための、複数のサーバ、クライアント、または他のネットワーク・デバイスを含めることができる。例えば、複数のクライアント・ネットワーク・システムを、通信ネットワークまたは経路を介してサーバ・ネットワーク・システムに接続することができる。サーバ・ネットワーク・システムは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN:local area network)、インターネット、または他の通信経路などのネットワーク・システムを介してリンクされた他のクライアント・ネットワーク・システムに情報およびソフトウエアを配信する。サーバ・ネットワーク・システムは、クライアント・ネットワーク・システムからの、データ、eメール、ファイル転送、および他のネットワーク・サービス要求を処理する。
あるサーバ・ネットワーク・システムは、他のネットワークのデバイスが使うためのファイルを保存する、ファイル・サーバ・システムまたはストレージ・エリア・ネットワーク(SAN:storage area network)データセンタとすることができる。また、あるサーバ・ネットワーク・システムは、他のネットワークのデバイスのための一つ以上のプリンタを管理するプリント・サーバ・ネットワーク・システムとすることができる。また、サーバ・ネットワーク・システム群には、他の特殊目的サーバ・ネットワーク・システムを含めることもできる。マルチタスク・オペレーション・システムを用いる場合、単一のサーバ・ネットワーク・システムが複数のプログラムを管理し、しかして、インターネット通信、データベース管理、eメール、および他のサーバ機能など、複数サーバ機能を同時に取り扱うことができる。遠隔のオフィス・ネットワーク・システムなどのクライアント・ネットワーク・システムは、一つ以上のサーバ・ネットワーク・システムに対し、フレームまたはデータ・パケットの形でデータ要求を送信することができる。イーサネット(R)データ・パケットまたはフレームは、あるネットワーク・システム中のネットワーク・デバイスからネットワーク・デバイスへのデータ送信のための標準的データ・フォーマットを備えている。
ネットワーク・システムにおいてはイーサネット(R)プロトコルが一般的であるが、ファイバ・チャネル(FC:Fibre Channel)プロトコルなど他の通信プロトコルも別の通信アプローチを提供する。ファイバ・チャネル・プロトコルは、サーバ・ネットワーク・システムとクライアント・ネットワーク・システムとの間の通信のための方法を提供する。イーサネット(R)プロトコルとファイバ・チャネル・プロトコルとの交信は各々の特有の能力を活用する機会を提供する。例えば、ファイバ・チャネル・ネットワーク・デバイスは、ネットワーク・システムのデータ保存およびデータ検索能力の大幅な向上を提供することができる。ファイバ・チャネル・データ・パケットは、イーサネット(R)データ・パケットと構造が異なっており、しかして、部分的にまたは主にイーサネット(R)プロトコルを使うネットワーク・システム内で適切に機能するためには変換メカニズムを必要とする。本明細書で使用する用語「ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル」または「FCIP」は、ファイバ・チャネル・フレームまたはファイバ・チャネル・データ・パケットを直接インターネット・プロトコル(IP:Internet Protocol)ネットワークを介して送信する任意のプロトコルまたは任意のシステムをいう。「ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット」または「FCoE」は、別の種類のファイバ・チャネル・プロトコルである。FCoEは、イーサネット(R)ネットワークを介してファイバ・チャネル・フレームまたはファイバ・チャネル・データ・パケットを送信するプロトコルまたはシステムをいう。
一つの実施形態において、ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)イニシエータ・システム中の第一ホスト・ネットワーク・デバイスが、FCoEデータ・パケットを生成するステップを含む、通信の方法が開示される。また、該方法は、FCoEイニシエータ・システム中の該第一ホスト・ネットワーク・デバイスが、該FCoEデータ・パケットに対する、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)標的システム中の標的ファイバ・チャネル(FC)保存デバイスを指定するステップを含む。該方法は、FCoEイニシエータ・システム中のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイが、FCoEデータ・パケットをFCIPデータ・パケットに変換するステップをさらに含む。該方法は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイが、FCIPデータ・パケットを、IPデータ経路を介してSAN標的システムに送信するステップをまださらに含む。また、該方法は、該SAN標的システム中のSANコンポーネント・ゲートウェイが、該FCIPデータ・パケットを受信するステップを含む。該方法は、SANコンポーネント・ゲートウェイが、FCIPデータ・パケットからSANデータ・パケットを抽出し、しかして抽出されたSANデータ・パケットを提供するステップをさらに含む。また、該方法は、SANコンポーネント・ゲートウェイが、抽出されたSANデータ・パケットを標的FC保存デバイスに送信するステップも含む。
別の実施形態において、FCoEデータ・パケットを生成する第一ホスト・ネットワーク・デバイスを包含するファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)イニシエータ・システムを含む、ネットワーク・システムが開示される。FCoEイニシエータ・システムは、FCoEデータ・パケットをFCIPデータ・パケットに変換するイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイを含む。該ネットワーク・システムは、SANコンポーネント・ゲートウェイと標的FC保存デバイスとを包含するストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)標的システムを含む。また、該ネットワーク・システムは、FCoEイニシエータ・システムをSAN標的システムに連結し、FCoEイニシエータ・システムのイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイからSAN標的システムのSANコンポーネント・ゲートウェイに、FCIPデータ・パケットを搬送するインターネット・プロトコル(IP)データ経路を含む。FCoEデータ・パケットは、標的FC保存デバイスに宛てて送信される。SANコンポーネント・ゲートウェイは、FCIPデータ・パケットを受信し、該FCIPデータ・パケットからSANデータ・パケットを抽出し、しかして抽出されたSANデータ・パケットを標的FC保存デバイスに送る。
添付の図面は、本発明の単なる例示的実施形態を提示するものであり、従って、本発明の概念は他の同様に効果的な実施形態にも適用されるものであって、これら図面は本発明の範囲を制限するものではない。
「ストレージ・エリア・ネットワーク」SANデータセンタ(標的)への「インターネット小コンピュータ・システム・インタフェース」ISCSI(Internet Small Computer System Interface)オフィス(イニシエータ)通信を用いる従来式のネットワーク・システムのブロック図である。 本開示の、ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)とファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)間の変換機能および方法、を用いるネットワーク・システムのブロック図である。 図2の、ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)とファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)プロトコルとの間でのデータ・パケットの変換方法を表すフロー・チャートを示す。 図2の、ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)とファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)プロトコルとの間でのデータ・パケットの変換方法を表すフロー・チャートを示す。 図2の、ファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)とファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)プロトコルとの間でのデータ・パケットの変換方法を表すフロー・チャートを示す。 図2のネットワーク・システムのファイバ・チャネル(FC)ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)データセンタ(標的)内のネットワーク・システム・デバイスを見出する方法を表すフロー・チャートである。 図2のネットワーク・システムのファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)データセンタ(標的)内のネットワーク・デバイスを見出する方法を表すフロー・チャートである。
イーサネット(R)プロトコルは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)が用いることのできるネットワーク・システム・プロトコルの一種である。LANに対する従来型仕様は、多くの場合イーサネット(R)プロトコルを採用している。イーサネット(R)は、LANなどのネットワーク・システムに用いるための、フレーム・ベースのネットワーキング技術である。イーサネット(R)規格またはプロトコルは、ネットワーク・システム中のネットワーク・デバイスに対するハードウエアおよびソフトウエアのインタフェース仕様を規定している。また、イーサネット(R)は、ケーブル・モデム、DSLモデム、または他の通信インタフェースを介した、ネットワークのインターネットへの接続をも定めている。IEEE802.3規格は、イーサネット(R)ネットワーク・システムの基本的構造およびプロトコルを定義している。イーサネット(R)は、ルータ、スイッチ、ゲートウェイ、ハブ、および他のデバイスなど、ネットワーク・ファブリックの物理デバイスに用いるための複数の配線および信号伝達の規格を定義している。ネットワーク・ファブリックは、一つのネットワーク・デバイスの別のネットワーク・デバイスへの接続を可能にする、ネットワークの物理的インフラストラクチャである。ネットワーク・ファブリックは、通常、ツイスト・ペア配線、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、または他の接続構造などの接続ケーブル敷設を含む。また、ネットワーク・ファブリックには、共通の帯域幅、およびイーサネット(R)、ファイバ・チャネル、または他のネットワーク・プロトコルなど共通のネットワーク・プロトコルを共有する、ネットワーク・スイッチ、ネットワーク・ルータ、ネットワーク・ゲートウェイ、ネットワーク・ハブ、および他の連結ネットワーク・デバイスを含めることができる。
イーサネット(R)ネットワーク・デバイスは、イーサネット(R)データ・パケットとして一般に知られるイーサネット(R)フレームを用いてデータを送信する。イーサネット(R)データ・パケットは、可変長のデータ送信信号とすることができる。各イーサネット(R)データ・パケットは、発信元および宛先のネットワーク・デバイスのアドレスを有するヘッダと、データ領域と、エラー訂正データを包含するトレーラと、を含む。「インターネット・プロトコル」(IP)および「インターネットワーク・パケット交換」(IPX:Internetwork Packet Exchange)など他のネットワーク・プロトコルは、イーサネット(R)フレームまたはデータ・パケットの特殊な使用を介して、長めのデータ送信を断片化することができる。同様なプロセスで、ファイバ・チャネルのフレームまたはデータ・パケットは、ファイバ・チャネル・プロトコルのためのデータ送信メカニズムを提供する。ファイバ・チャネルは、現在のところ、主として保存デバイスの使用に供するため、ネットワーク・システムが用いるマルチギガビット・ネットワーク技術である。ファイバ・チャネルは、情報技術規格国際委員会(INCITS: International Committee for Information Technology Standards)のT11技術委員会および米国規格協会(ANSI:American National Standards Institute)の規格である。名称にもかかわらず、ファイバ・チャネル信号は、光ファイバ・ケーブルはもとより銅線上でも作動可能である。ファイバ・チャネル・プロトコル(FCP:Fibre Channel Protocol)は、ファイバ・チャネル・ネットワーク・システム中の小コンピュータ・システム・インタフェース(SCSI:Small Computer System Interface)のインタフェース・プロトコルである。
図1は、従来型ネットワーク・システム100の簡単なブロック図を示す。従来型ネットワーク・システム100は、「インターネット小コンピュータ・システム・インタフェース」(ISCSI)オフィス・イニシエータ・グループ110を含む。イニシエータ・グループ110は、より大きな従来型ネットワーク・システム100のサブネットワーク(サブネット)またはクライアント・ネットワーク・システムとすることができる。ISCSIプロトコルは、ネットワーク・デバイスが、インターネットを介して、従来型ネットワーク・システム100の異なるネットワーク・システムまたはサブネットの標的保存デバイスに、「小コンピュータ・システム・インタフェース」(SCSI)データの送信を開始することを可能にする従来式のプロトコルである。イニシエータ・グループ110には、複数のISCSIオフィス・イニシエータ・サブネット、すなわちイニシエータ110−1、110−2、110−3などを含めることができる。イニシエータ・グループ110の各イニシエータ110−1、110−2、110−3などには、データ通信を開始するネットワーク・デバイス群を含めることができる。例えば、イニシエータ110−1は、ネットワーク通信の開始を提供するホスト115およびホスト120を含む。イニシエータ110−1は、標的ネットワーク・デバイスとの通信のイニシエータとしての役割をする。一つの例において、ホスト115およびホスト120は、例えばイニシエータ・グループ110などのサブネットが用いるサーバとすることができる。ホスト115およびホスト120は、各々イーサネット(R)ファブリック125に連結している。イーサネット(R)ファブリック125には、イーサネット(R)スイッチ、イーサネット(R)ルータ、イーサネット(R)ハブなど、相互連結する任意の数のイーサネット(R)デバイスを含めることができる。一つの例において、イーサネット(R)ファブリック125には、イーサネット(R)配線またはケーブル相互接続だけを含め、個別イーサネット(R)ネットワーク・デバイスを含めないようにすることもできる。
イーサネット(R)ファブリック125はIPルータ140に連結している。IPルータ140はIP通信機能を用いる。さらに具体的には、IPルータ140は、ISCSI、IP、FCまたは他のプロトコルを介して、インターネットまたはIP通信経路を経由して通信を行う能力を有する。IPルータ140は、イニシエータ・グループ110のイーサネット(R)ファブリック125を、FC保存デバイス170またはFC保存デバイス175などの標的ネットワーク・デバイスを含むSANデータセンタ標的グループ150に連結する。標的グループ150は、イニシエータ・グループ110のネットワーク・デバイスが開始した通信の標的対象の役割をする。イーサネット(R)ファブリック125は、標的グループ150内の「インターネット小コンピュータ・システム・インタフェースおよびファイバ・チャネル」(ISCSI/FC)ゲートウェイ160に直接に連結している。IP経路155は、IPルータ140、およびイーサネット(R)ファブリック125とISCSI/FCゲートウェイ160との間のIP通信経路を含む。ISCSI/FCゲートウェイ160は、従来型ネットワーク・システム100内でのデータ・パケットのルーティングのため、表エントリの形でマッピングを提供できるルック・アップ・テーブルLUT162を用いる。従来型ネットワーク・システム100は、IPルータ140を用いてイニシエータ・グループ110と標的グループ150との間のIP経路の接続を管理する。標的グループ150は、より大きな従来型ネットワーク・システム100内のサーバ・サブネットワークまたはサブネットとすることができる。標的グループ150には、複数のSANデータセンタ標的、すなわち標的150−1、150−2、150−3などを含めることができる。標的グループ150の各標的150−1、150−2、150−3などには、イニシエータ・グループ110がデータ通信の標的対象とするネットワーク・デバイスを含めることができる。例えば、イニシエータ・グループ110は、標的グループ150の保存デバイスとネットワーク通信を開始するホスト115およびホスト120を含む。
ISCSI/FCゲートウェイ160は、IPルータ140からデータ・パケット通信を受信、解釈し、標的グループ150内での使用のためそれらデータ・パケットを変換する。例えば、ISCSI/FCゲートウェイ160は、ホスト115が生成した特定のデータ・パケットを、標的グループ150内での使用のためISCSIプロトコルからFCプロトコルに変換することができる。別の例において、IPルータ140は、イニシエータ110−1、110−2、110−3など複数のISCSIオフィス・イニシエータの間のIP経路接続を提供することができる。また、IPルータ140は、標的150−1、150−2、150−3など複数のSANデータセンタ標的の間のIP経路接続も提供することができる。ISCSI/FCゲートウェイ160は、IPルータ140からのネットワーク通信を読み取り解釈して、一切のデータ・パケット・フレームの送信を、標的グループ150での使用のために変換する。
ISCSI/FCゲートウェイ160は、SANファブリック165に連結している。SANファブリック165には、ネットワーク・スイッチ、ネットワーク・ルータ、ネットワーク・ハブなど、任意の数の相互接続ネットワーク・デバイスを含めることができる。一つの例において、SANファブリック165には、ネットワーク配線またはケーブル相互接続だけを含め、個別ネットワーク・デバイスを含めないようにすることもできる。SANファブリック165は、「ファイバ・チャネル」またはFC保存デバイス170およびFC保存デバイス175に連結している。FC保存デバイス170およびFC保存デバイス175などのFC保存デバイスは、ホスト115およびホスト120などのホスト・デバイスに、データ・パケットの形で情報を提供する。イニシエータ・グループ110のホスト・デバイスは、FC保存デバイス170およびFC保存デバイス175などの標的グループ150のFC保存デバイスに対し、データ読み取りおよび書き込み要求を開始することができる。
従来型ネットワーク・システム100は、イニシエータ・グループ110のデバイスと標的グループ150のデバイスとの間のデータ・パケット通信のための通信経路およびインタフェース制御を提供するネットワーク・デバイスを用いる。データ通信の一次ソースは、従来型ネットワーク・システム100のネットワーク・デバイス間のデータ・パケットまたはフレーム送信信号である。ホスト115が通信を開始する一つの例において、ホスト115はIPデータ・パケット185を用いてイーサネット(R)ファブリック125およびIPルータ140と通信する。IPデータ・パケット185は、ISCSIプロトコル・データ・パケットの形とすることができる。FC保存デバイス170がイニシエータ・グループ110からの通信に応答する逆の方向では、IPルータ140は、IPデータ・パケット187を用い、イーサネット(R)ファブリック125を介してホスト115と通信する。IPデータ・パケット187は、ISCSIプロトコル・データ・パケットの形とすることができる。
IPルータ140は、イニシエータ・グループ110と標的グループ150との間のデータ・パケット通信のためIP経路通信のルーティングを提供する。ホスト115が通信を開始する一つの例において、従来型ネットワーク・システム100は、イーサネット(R)ファブリック125とISCSI/FCゲートウェイ160との間の通信のためIPデータ・パケット185を用いる。FC保存デバイス170がイニシエータ・グループ110からの通信に応答する逆の方向では、ISCSI/FCゲートウェイ160は、IPデータ・パケット187を用い、IPルータ140を介してイーサネット(R)ファブリック125と通信する。標的グループ150内で、さらに具体的には標的150−1内で、ISCSI/FCゲートウェイ160は、SANデータ・パケット190を用い、SANファブリック165を介してFC保存デバイス170と通信する。FC保存デバイス170は、SANデータ・パケット192を用い、標的150−1のSANファブリック165を介しISCSI/FCゲートウェイ160と通信する。一つの例において、SANデータ・パケット190およびSANデータ・パケット192は、ファイバ・チャネル・プロトコル・データ・パケットの形を取る。
ホスト115がイニシエータであり、FC保存デバイス170が標的である一つの通信方向において、ISCSI/FCゲートウェイ160は、標的150−1内での使用のため、IPデータ・パケット185をSANデータ・パケット190に変換する。この例では、ホスト115は、IPデータ・パケット185を生成することができる。IPルータ140は、IPデータ・パケット185を、標的150−1にさらに具体的にはISCSI/FCゲートウェイ160にルーティングする。ISCSI/FCゲートウェイ160は、IPデータ・パケット185を、標的150−1内での使用のため、SANデータ・パケット190などのFCネットワーク・データ・パケットに変換する。ISCSI/FCゲートウェイ160は、SANファブリック165を介し、FC保存デバイス170など、複数のFC保存デバイスの一つにSANデータ・パケット190を送信する。
別の例において、標的グループ150は、イニシエータ・グループ110の通信要求に応答する。その場合、FC保存デバイス170がデータを送信し、ホスト115がデータを受信する。さらに、ISCSI/FCゲートウェイ160は、SANデータ・パケット192などのFCデータ・パケットをIPデータ・パケット187などのIPネットワーク・データ・パケットに変換する方法および装置を提供する。この例において、FC保存デバイス170は、SANデータ・パケット192を生成することができる。ISCSI/FCゲートウェイ160は、IPデータ・パケット187などのIPデータ・パケットを生成し、得られた該データ・パケットをIPルータ140に送信する。IPルータ140は、IPデータ・パケット187をイーサネット(R)ファブリック125に送信する。イーサネット(R)ファブリック125は、IPデータ・パケット187を、ホスト115など、複数のホスト・サーバ・デバイスの一つに送信する。
従来型ネットワーク・システム100は、ネットワーク・データ・パケットを、変換、翻訳、または別な方法で修改するため、ISCSI/FCゲートウェイ160を用いる。ISCSI/FCゲートウェイ160は、ネットワーク・データ・パケットを修改し、かかる修改されたデータ・パケットを、適正なネットワーク・プロトコルに従い、従来型ネットワーク・システム100の適切なネットワーク・デバイスに送信またはルーティングする。ホスト115などのイーサネット(R)デバイスからFC保存デバイス170などのFCデバイスへのネットワーク・データの通信または伝送には、ISCSI、IP、FCまたは他のネットワーク・プロトコル・データ・パケットの翻訳が必要となる。
MAC(media access control(媒体アクセス制御))アドレスまたはMACアドレスは、オペレーティング・システム(OS:operating system)ソフトウエア、デバイス・ドライバ・ソフトウエア、もしくは他のソフトウエアまたはハードウエアが、ネットワーク・システム中の各個別のネットワーク・デバイスに割り当てた一意のコードである。さらに具体的には、OSソフトウエアまたはデバイス・ドライバ・ソフトウエアは、無線カード、ネットワーク・アダプタ、またはネットワーク・データ通信を必要とする他のネットワーク・デバイスなどの各ハードウエア・デバイスに、一意のMACアドレスを恒久的に割り当てることができる。別の例においては、メーカーが、イーサネット(R)ネットワーク・カードなどのネットワーク・デバイスに工場の一意のMACアドレスを事前割り当てすることもできる。MACアドレスは、典型的には、48ビット、またはA0:84:E2:42:CE:12といったような6組の数字または文字の対を含む。各ネットワーク・デバイスの一意のMACアドレス識別子は、サーバ・ネットワーク・システムに、どのネットワーク・デバイスが別のネットワーク・デバイスと通信できるかを決める認証能力を与える。LANまたは他のネットワーク・システムなどの典型的ネットワーク・システムにおいて、MACアドレスは、(サーバ・ネットワーク・システムなどの)ネットワーク・デバイスに関連付けられた一意のハードウエア番号である。
ネットワーキング技術およびプロトコルはさまざまな方法を使ってポートを識別する。TCP/IPは、ポート番号を使ってアプリケーション・プロセスまたはネットワーク・サービスを識別する。TCPデータ・パケットのヘッダおよび「ユーザ・データグラム・プロトコル」(UDP:user datagram protocol)データ・パケットのヘッダにはかかるポート番号が含まれる。イーサネット(R)プロトコルでは、48ビットのMACアドレスが一意的にポートを識別する。各イーサネット(R)フレームは、フレーム・ヘッダ中に発信元および宛先のMACアドレスを含む。ファイバ・チャネル・プロトコルは、それぞれ24ビットの「ノード・ポート識別子」(N_PORT_ID:node port identifier)を使ってポートを識別する。かくのごとく、さまざまな方法によってネットワーク内のエンティティを一意的に識別することができる。データ・パケット・イニシエータまたはオリジネータは、かかるポート識別子を使ってデータ・パケットのアドレスを指定する。スイッチおよびルータなどのネットワーク・デバイスは、これらの識別子を使ってデータ・パケットを適正な宛先にルーティングする。ポート識別子はネットワーク・システムの重要な部分であるが、特定のネットワーク・システムが用いている技術およびプロトコルによって変わる。例えばオフィス・イニシエータ・ネットワークとSANデータセンタ標的ネットワークとの間など、ネットワーク・システムの間で、ファイバ・チャネル・データ・パケットとイーサネット(R)データ・パケットとが通信できるようにすることによって、ネットワーク・システムはより向上されたパフォーマンスを提供することができる。
図2は、本開示による、ファイバ・チャネル・データ・パケットをIP経路を経由して送信するためのデータ・パケット変換方法を用いる代表的ネットワーク・システム200の簡単なブロック図を示す。一つの実施形態において、ネットワーク・システム200は、FCoEプロトコル・ネットワーク・デバイスを含むイニシエータ・グループ210を用いる。一つの実施形態において、イニシエータ・グループ210は、もっと大きなネットワーク・システム200のクライアント・ネットワーク・システムなどのFCoEプロトコル・オフィス・グループまたはサブネットワークトとすることができる。一つの例において、イニシエータ・グループ210は、複数のFCoEオフィス・イニシエータ、すなわちイニシエータ210−1、210−2、210−3などを含む。イニシエータ・グループ210の各イニシエータ210−1、210−2、210−3などには、データ通信および伝送を開始するネットワーク・デバイスを含めることができる。例えば、イニシエータ210−1は、ネットワーク通信を開始するホスト・ネットワーク・デバイスまたはホスト215を含む。また、イニシエータ210−1は、ネットワーク通信を開始することのできるホスト・ネットワーク・デバイスまたはホスト220も含む。一つの実施形態において、ホスト215およびホスト220は、イニシエータ・グループ210などのオフィス施設が用いるサーバであり得る。イニシエータ210−1のネットワーク・デバイスは、イニシエータ・グループ210のネットワーク接続(図示せず)を介して、イニシエータ210−2、イニシエータ210−3などのネットワーク・デバイスと連結することができる。ホスト215およびホスト220は、各々イーサネット(R)ファブリック225に連結している。イーサネット(R)ファブリック225は、イーサネット(R)スイッチ、イーサネット(R)ルータ、イーサネット(R)ハブなど、任意の数の相互接続するイーサネット(R)デバイスを含む。一つの例において、イーサネット(R)ファブリック225には、イーサネット(R)配線またはケーブル相互接続だけを含め、個別のイーサネット(R)ネットワーク・デバイスを含めないようにすることもできる。イーサネット(R)ファブリック225は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230に連結している。
イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、IP経路通信機能を用いる。さらに具体的には、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ファイバ・チャネル・オーバーIP(FCIP)通信を包含できるプロトコルを使って、インターネットまたはIP通信経路を経由して通信する能力を有する。一つの実施形態において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ホスト215などのネットワーク・デバイスが生成したFCoEデータ・パケットを読み取って解釈する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、該FCoEデータ・パケットをIP経路を経由する送信に適したFCIPデータ・フォームに変換することができる。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ネットワーク・システム200内でのデータ・パケットのルーティングのため、表エントリの形でマッピングを提供できる「ルック・アップ・テーブル」LUT232を用いる。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、IP経路を経由するイニシエータ・グループ210の通信のためのIPインタフェースを提供するIPルータ240に連結している。
ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)プロトコルは、複数のIPサブネットを経由する接続性を備えていない。言い換えれば、FCoEプロトコルは、サーバ・ネットワーク・システムのデバイスを、複数のIPサブネットを経由して別のノードまたはデバイスに相互接続しない。この問題を解決するため、IPルータ240または他の類似のネットワーキング・デバイスが、サブネットまたはサブネットワーク間の相互接続性を提供する。サブネットは、より大きなネットワーク・システムの、特定のネットワーク・アドレス範囲で定義されるより小さな部分である。サブネットは、大企業の一つの組織や施設のネットワーク・システムに相当し得る。ネットワークは、ネットワークIDまたはサブネットIDを用いてサブネットを規定することができる。イニシエータ・グループ210は、より大きなネットワーク・システム200のかかるサブネットの一つの例である。
IPルータ240は、イニシエータ・グループ210のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230を、SANデータセンタ・グループなどの標的グループ250に連結する。一つの例において、IPルータ240は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230を、標的グループ250中のSANコンポーネント・ゲートウェイ260に連結する。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、ネットワーク・システム200内のデータ・パケットのルーティングのため、表エントリの形でマッピングを提供できるルック・アップ・テーブルLUT262を用いる。ネットワーク・システム200は、IPルータ240を用いて、イニシエータ・グループ210と標的グループ250との間のIP経路の接続性を管理する。一つの実施形態において、ネットワーク・システム200は、イニシエータ・グループ210と標的グループ250との間の交信能力を提供するIP経路264を用いる。IP経路264は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230、IPルータ240、およびSANコンポーネント・ゲートウェイ260を含む。IP経路264は、IPルータ240とイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230との間のIP通信経路を含む。IP経路264は、IPルータ240とSANコンポーネント・ゲートウェイ260との間のIP通信経路を含む。標的グループ250は、より大きなネットワーク・システム200の保存ネットワーク・システムとすることができる。標的グループ250には、複数のSANデータセンタ標的、すなわち標的250−1、250−2、250−3などを含めることができる。標的グループ250の各標的250−1、250−2、250−3などには、イニシエータ・グループ210のデバイスがデータ通信のため標的対象とするネットワーク・デバイスを含めることができる。例えば、イニシエータ・グループ210は、標的グループ250の保存デバイスへのネットワーク通信の開始を提供するホスト215およびホスト220を含む。ネットワーク・システム200のネットワーク・デバイスは、図示されていないネットワーク経路を介して、例えば標的250−2、250−3などのデバイスなど、標的グループ250の他のネットワーク・デバイスとも通信することができる。
イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、IPルータ240からデータ・パケット通信を受信、解釈して、イニシエータ・グループ210内での使用のためそれらのデータ・パケットを変換する。一つの実施形態において、IPルータ240は、イニシエータ210−1、210−2、210−3など複数のFCoEオフィス・イニシエータと、250−1、250−2、250−3など複数のSANデータセンタ標的との間のIP経路接続性を提供することができる。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、IPルータ240からのネットワーク通信を読取り、解釈して、データ・パケット・フレーム通信を標的グループ250内での使用のため変換する。
SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、SANファブリック265に連結している。SANファブリック265は、ネットワーク・スイッチ、ネットワーク・ルータ、ネットワーク・ハブなど、任意の数の相互接続ネットワーク・デバイスを含む。一つの例において、SANファブリック265には、ネットワーク配線またはケーブル相互接続だけを含め、個別ネットワーク・デバイスを含めないようにすることもできる。SANファブリック265は、ファイバ・チャネル(FC)保存ネットワーク・デバイス270、およびFC保存ネットワーク・デバイス275に連結している。FC保存ネットワーク・デバイス270およびFC保存ネットワーク・デバイス275などのFC保存ネットワーク・デバイスは、ホスト215およびホスト220などのホスト・デバイスに、データ・パケットの形で情報を提供する。ホスト・デバイスは、FC保存デバイス270およびFC保存デバイス275など、標的グループ250のFC保存デバイスに対し、データ読み取りおよび書き込み要求を開始することができる。SANデータセンタ標的、すなわち250−1、250−2、250−3などは、FC SANデータセンタ標的かまたはFCoE SANデータセンタ標的とすることができる。FC SANデータセンタ標的はファイバ・チャネル・プロトコルを用い、FCoE SANデータセンタ標的はファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット・プロトコルを用いる。FC保存ネットワーク・デバイス270および275は、特定の用途に応じて、FCプロトコル・ネットワーク・デバイス、またはFCoEプロトコル・ネットワーク・デバイスとすることができる。
一つの例において、標的250−1は、全通信に対しファイバ・チャネル・プロトコルを用いるFC SANデータセンタ標的とすることができる。その場合、FC保存デバイス270は、FCプロトコルを使いFC経路を介してSANファブリック265と通信する。別の例において、標的250−1は、ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット・プロトコル通信を用いるFCoE SANデータセンタ標的とすることができる。その場合、FC保存デバイス270は、FCoEプロトコルおよび通信を使い、イーサネット(R)経路を経由してSANファブリック265と通信する。ネットワーク・システム200は、イニシエータ・グループ210のネットワーク・デバイスと標的グループ250のネットワーク・デバイスとの間のデータ・パケット通信のための通信経路とインタフェース制御とを提供するネットワーク・デバイス群を用いる。データ通信の一次ソースは、ネットワーク・システム200のネットワーク・デバイス間のデータ・パケットまたはフレーム送信信号である。一つの実施形態において、ホスト215は、FCoEデータ・パケット280を用いて、イーサネット(R)ファブリック225およびイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230と通信する。逆方向では、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEデータ・パケット282を用い、イーサネット(R)ファブリック225を介してホスト215と通信する。
標的グループ250のネットワーク・デバイスは、イニシエータ・グループ210のネットワーク・デバイスからの通信要求に応答することができる。その場合、IP経路264は、イニシエータ・グループ210と標的グループ250との間でデータ・パケット通信をルーティングするためのIP通信経路を提供する。一つの実施形態において、ネットワーク・システム200は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230とSANコンポーネント・ゲートウェイ260との間の通信のためにFCIPデータ・パケット285を用いる。イニシエータ・グループ210からの通信要求に応えて、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット287を使い、IPルータ240を介してイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230と通信する。標的グループ250内では、さらに具体的には標的250−1内では、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、SANデータ・パケット290を使い、SANファブリック265を介してFC保存デバイス270と通信する。FC保存デバイス270は、SANデータ・パケット292を使い、標的250−1のSANファブリック265を介しSANコンポーネント・ゲートウェイ260と通信する。一つの例において、SANデータ・パケット290およびSANデータ・パケット292は、例えば標的250−1などFC SANデータセンタ標的におけるFCプロトコル・データ・パケットの形を取る。別の例では、SANデータ・パケット290およびSANデータ・パケット292は、例えば標的250−1などのFCoE SANデータセンタ標的におけるFCoEデータ・パケットの形を取る。
イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEデータ・パケット280などのFCoEネットワーク・データ・パケットを、FCIPデータ・パケット285などの合成FCIPネットワーク・データ・パケットに変換するための方法および装置を提供する。一つの実施形態において、ホスト215がFCoEデータ・パケット280を生成する。これに応じて、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCIPデータ・パケット285を生成し、得られた該データ・パケットをIPルータ240にルーティングまたは送信する。IPルータ240は、該得られたFCIPネットワーク・データ・パケット285を標的グループ250のSANコンポーネント・ゲートウェイ260に送信する。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、標的グループ250内での使用のため、FCIPデータ・パケット285を、SANデータ・パケット290などのFCまたはFCoEネットワーク・データ・パケットに変換する。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、SANデータ・パケット290をSANファブリック265に送信する。SANファブリック265は、SANデータ・パケット290を、FC保存デバイス270など、複数のFC保存デバイスの一つに送信する。
SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、SANデータ・パケット292などのFCあるいはFCoEデータ・パケットを、FCIPデータ・パケット287などのFCIPネットワーク・データ・パケットに変換するための方法および装置を提供する。一つの実施形態において、FC保存デバイス270がSANデータ・パケット292を生成する。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、SANデータ・パケット292から、FCIPデータ・パケット287などFCIPデータ・パケットを生成し、得られた該データ・パケットをIPルータ240にルーティングまたは送信する。IPルータ240は、FCIPデータ・パケット287を、イニシエータ・グループ210のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230に送信する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、イニシエータ・グループ210内での使用のため、FCIPデータ・パケット287を、FCoEデータ・パケット282などのFCoEネットワーク・データ・パケットに変換する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEデータ・パケット282を、イーサネット(R)ファブリック225を介し、ホスト215など、複数のホスト・サーバ・デバイスの一つに送信する。
ネットワーク・システム200は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230およびSANコンポーネント・ゲートウェイ260を用い、ネットワーク・データ・パケットを変換、翻訳、または別法で修改する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230およびSANコンポーネント・ゲートウェイ260は、ネットワーク・データ・パケットをリアル・タイムで修改し、かかる修改されたデータ・パケットを、適正なネットワーク・プロトコルによって、ネットワーク・システム200の適切なネットワーク・デバイスにルーティングする。ホスト215などのイーサネット(R)デバイスから、FC保存デバイス270などのFCデバイスへのネットワーク・データの通信または伝送には、FCIP、FCoEまたは他のネットワーク・プロトコル・データ・パケットの翻訳が必要である。図2の特定の例において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEプロトコルとFCIPネットワーク・データ構造との間のデータ伝送のための翻訳メカニズムとしての機能を果たす。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、イニシエータ・グループ210から標的グループ250へのデータの送信において、FCoEからFCIPへの翻訳を提供する。図2の特定の例において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ通信プロトコルからFCまたはFCoEプロトコルへのデータ伝送のための翻訳メカニズムとしての機能を果たす。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCまたはFCoEプロトコルを用いて、SANデータ・パケット290などのSANデータ・パケットを生成する。
図3〜図5は、本開示の、イニシエータ・グループから標的グループへのデータ・パケットの変換手法を用いた、ネットワーク・システム200におけるプロセス・フローを表すフロー・チャートを示す。ネットワーク・システム200は、ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)からファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)データ・パケット・プロトコルへの変換を提供する。さらに詳しくは、図3〜図5は、本開示の変換手法を使った、イニシエータ・グループ210から標的グループ250へのネットワーク・データの伝送を表す。プロセス・フローは開始ブロック310から始まる。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、イーサネット(R)スイッチなどのイーサネット(R)デバイスとして、イニシエータ・グループ210のデバイスからのネットワーク通信要求に応じる。言い換えれば、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、イニシエータ・グループ210内の任意な特定のネットワーク・デバイスに対し、イーサネット(R)スイッチの特性をエミュレートする。例えば、ホスト215が、FC保存デバイス270との通信を所望し、このためにイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230の該エミュレーション機能を用いることができる。一つの例において、イニシエータ・グループ210内のイーサネット(R)デバイスは、FCoEデータ・パケット280などのイーサネット(R)プロトコル・ネットワーク・データ・パケットを使ってFC保存デバイス270と通信することができる。
イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ファイバ・チャネル通信において、SANファブリック265を代理またはエミュレートすることができる。これを達成するため、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ブロック315において、SANデータセンタ標的グループ250のSANファブリック265についての情報を取り込む。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、SANファブリック265から、スイッチ名、ファブリック名および他の情報を取り込む。FC保存デバイス270などの標的グループ250のデバイスは、FLOGIコマンドを使ってSANファブリック265にログインする。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、標的グループ250のネットワーク・デバイス情報を取得するため、このFLOGIデータを読み出す。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、標的250−1など、FCoEネットワーク・プロトコルで作動しているSANデータセンタ標的に対しては、異なった仕方で標的グループ250のデバイス情報を検索することができる。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、イニシエータ・グループ210の「ファイバ・チャネル・フォワーダ」(FCF:Fibre Channel Forwarder)ネットワーク・デバイスである。標的グループ250のFCoEプロトコルSANデータセンタ標的内のFCFネットワーク・デバイスは、ネットワーク・システム200の通信経路の全域で、MACアドレス、ファブリック名、デバイス機能、および他の情報などのデバイス情報を同報通信して自分達の存在を広告する。
SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、N_PORTデバイスとして標的グループ250に属しており、イニシエータ・グループ210の一切のデバイスに対し、ホスト215などのホストのように機能する。ブロック320において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、標的グループ250のどのFC SANデータセンタ標的内でもFLOGIコマンドを生成する。ブロック325で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、SANファブリック265のネットワーク・デバイスから受諾コマンド(ACC:accept command)情報を受信する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ネットワーク・システム200内での通信において、ACCコマンド・データを使い、SANファブリック265のネットワーク・デバイスを代理する。ブロック330において、標的グループ250のFCoEプロトコルSANデータセンタ標的内で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260がファイバ・チャネル・フォワーダ請求(FCF_S:Fibre Channel Forwarder Solicitation)コマンドを発行する。FCF_Sコマンドは、標的グループ250のFCoE SANデータセンタ標的のネットワーク・デバイスに、それらの特定のネットワーク・デバイス情報を同報通信または広告させる。ブロック335において、SANデータセンタ標的250−1などのFCoEプロトコルSANデータセンタ標的内で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260がFLOGIコマンドを生成する。ブロック337で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、何らかのFLOGI受諾(ACC)コマンド情報のデータをイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230に送信する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ACCコマンド情報を使い、SANファブリック265のネットワーク・デバイス、またはネットワーク・システム200の他のSANファブリックのネットワーク・デバイスをエミュレートまたは代理する。
ブロック340において、ネットワーク・システム200は、ネットワーク・デバイス情報見出フェーズが完了したかどうかを判定する。ネットワーク・システム200に対するネットワーク・デバイス情報見出オペレーションが完了していない場合、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ブロック315で、かさねて情報を取り込み、データ・パケットのプロトコル変換方法が続く。また一方、ネットワーク・システム200が、ネットワーク・デバイス見出フェーズが完了していると判定した場合、ブロック342において、ホスト215、ホスト220または他のデバイスなどのホスト・デバイスが開始する。該ホストの開始は、ネットワーク・デバイス情報の見出フェーズの完了の後、任意の時間内に生じ得る。言葉を換えれば、ネットワーク・システム200は、ホスト215、ホスト220、または他のデバイスなど一つ以上のホストが開始するまでアイドルまたは待機状態に留まることがあり得る。
ホスト215などのホスト・デバイスから、FC保存デバイス270などのFC保存デバイスへの何らかの通信に先立って、ホスト215は、通信相手にできる可能性のある全デバイスを見出することができる。ブロック345で、ホスト215は、ファイバ・チャネル・フォワーダ請求(FCF_S)コマンドを起動および送信して、イニシエータ・グループ210内でどのネットワーク・デバイスが通信に利用可能かを判定する。ブロック347において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCF_ADコマンドを用い、SANファブリック265など、SANデータセンタ標的250の一切の既知のFC SANファブリックに対するネットワーク・デバイス情報をマルチキャストまたはユニキャストして、ホスト215のFCF_Sコマンドに応える。一つの実施形態において、ブロック350で、ホスト215は、特定のFC SANファブリック265に対し、標的グループ250のその特定のFC SANファブリックのネットワーク・デバイスの一意のMACアドレスを使ってログイン要求を生成する。別の実施形態において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、複数のFCF_ADコマンド、すなわち、SANコンポーネント・ゲートウェイ260によって報告された各々の一意のMACアドレスに対して一つのFCF_ADコマンドを生成することができる。
ホスト215は、FCoEデータ・パケット280などの開始FCoEデータ・パケットを、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230に送信することによって、ログイン要求を生成する。FCoEデータ・パケット280は、FC保存デバイス270との通信に宛てられており、FCoEヘッダを含んでいる。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEデータ・パケット280から該FCoEヘッダを除去または取り去り、FCIPプロトコルに従った新規の修改データ・パケットをカプセル化または生成する。このようにして、ブロック352で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、修改データ・パケット、すなわちFCIPデータ・パケット285を生成する。一つの実施形態において、ホスト215などのホスト・デバイスから、FC保存デバイス270などのFC保存デバイスへの通信は一対一のマッピングではない。言葉を換えれば、一切の特定のデータ・パケット伝送または交換において、ホスト215は、FC保存デバイス270に対し通信を直接マップまたは標的設定することができない。一つの実施形態において、標的グループ250は、FC保存デバイス270、FC保存デバイス275または他のFC保存デバイスなど、複数のFC保存デバイスを含む。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230が、ルック・アップ・テーブルすなわちLUT232を用いて、ホスト215などの一つのホストから、FC保存デバイス270などの一つの特定のFC保存デバイスへの通信を適切にマップする。LUT232は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230がエミュレートまたはプロキシする、標的グループ250の各ネットワーク・デバイスに対するアドレス情報を提供する。このようなやり方で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、標的グループ250の一つまたは複数のネットワーク・デバイスへの通信接続性を提供することができる。
ブロック355において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、LUT232を使い、ホスト215に起源するFCIPデータ・パケット285を、IPルータ240を介してFC保存デバイス270に向かわせる。一つの実施形態において、標的グループ250は、FC保存デバイスを一つだけ用いることができる。この特定のケースでは、イニシエータ・グループ210は、デバイス・マッピングのためのLUT232必要とせずこれを用いないことができる。一つの実施形態において、ブロック352のFCoEヘッダの除去およびカプセル化と、ブロック355のLUTルックアップによる標的オペレーションとが、FCoEデータ・パケットのFCIPプロトコル・データ・パケットへの変換を提供する。ブロック357において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット285を受信し、標的グループ250内での使用のため、FCIPヘッダを除去または取り去って、SANデータ・パケット290など修改されたデータ・パケットを生成する。この、FCIPヘッダを除去してSANデータ・パケット290の修改データ・パケットを形成することによって、FCIPデータ・パケットはSANデータ・パケットに有効に変換される。ブロック360で、標的グループ250は、FCIPデータ・パケット285を調べ、その特定のデータ・パケットがFLOGIコマンドを包含しているかどうかを判定する。FCIPデータ・パケット285が特定のFLOGIコマンドを包含している場合、ブロック362において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、その特定のFLOGIコマンドを「ファブリック見出」(FDISC:fabric discovery)コマンドに翻訳する。このようにして、標的グループ250は、ネットワーク・システム200内で一つのネットワーク・ログインを提供する、N_PORT仮想化または「仮想ノード・ポート識別子」(VN_PORT_ID:virtual node port identifier)を生成する。N_PORT_ID仮想化(NPIV:N_PORT_ID virtualization)は、複数のN_PORT_IDが、単一の物理N_PORTを共用することを可能にする。該FCIPデータ・パケット285がFLOGIコマンドを包含していない場合、またはブロック362における、SANコンポーネントによるFLOGIコマンドのFDISCコマンドへの翻訳の後、ブロック365で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、標的グループ250のFC保存デバイス270にSANデータ・パケット290を送信する。
ブロック367において、FC保存デバイス270はSANデータ・パケット290を受信する。さらに詳しくは、FC保存デバイス270は、SANコンポーネント・ゲートウェイ260からルーティングして、SANファブリック265を介してSANデータ・パケット290を受信する。一つの実施形態において、FC保存デバイス270は、SANデータ・パケット290内の情報に対する要求を受信し、返報としてSANデータ・パケット292によって逆方向に応答する。ブロック370で、FC保存デバイス270は、返信データ・パケットすなわちSANデータ・パケット292を、SANファブリック265を介してSANコンポーネント・ゲートウェイ260に送信する。ブロック372において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、SANデータ・パケット292を受信し、FCIPプロトコルに従いカプセル化して、例えばFCIPデータ・パケット287などのFCIPデータ・パケットを生成する。
ブロック375で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、マッピングのためLUT262を使い、イニシエータ・グループ210の、ホスト215などのホスト・デバイスにFCIPデータ・パケット287を送信する。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、LUT262を用いて、FCIPデータ・パケット287を、IPルータ240を介して、ホスト215、ホスト220または他のデバイスなどの適切なネットワーク・デバイスに向かわせる。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、LUT262を用いて、FCIPデータ・パケット287を、イニシエータ・ネットワーク・デバイス210−1、210−2、210−3などのイニシエータ・ネットワーク・デバイスにルーティングすることができる。イニシエータ・グループ210がネットワーク・デバイスを一つだけ用いている場合、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、LUT262マッピング機能を必要とせず用いないことができる。ブロック380において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、返信データ・パケットすなわちFCIPデータ・パケット287を受信し、FCIPヘッダを除去することによって、FCoEデータ・パケット282を抽出する。一つの実施形態において、FCoEプロトコルが、あるMACアドレスに対し、FCIPデータ・パケット287の内容をマッピングまたは翻訳することが必要になり得る。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEプロトコルのルールに従いFCIPデータ・パケット287をカプセル化する。ブロック385で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEデータ・パケット282を生成し、FCoEデータ・パケット282をイニシエータ・グループ210のホスト215に送信する。ブロック390において、イニシエータ・グループから標的グループへのデータ・パケットの変換方法は終了する。
上記で説明したように、SANデータセンタ標的すなわち標的250−1、250−2、250−3などは、FC SANデータセンタ標的あるいはFCoE SANデータセンタ標的であり得る。図6は、SANデータセンタ標的がFC SANデータセンタ標的である場合に、ネットワーク・システム200内で用いるためのネットワーク・デバイス見出方法を表すフロー・チャートである。これに対し、図7は、SANデータセンタ標的がFCoE SANデータセンタ標的である場合に、ネットワーク・システム200内で用いるためのネットワーク・デバイス見出方法を表すフロー・チャートである。
前述のように、図6は、SANデータセンタ標的がFC SANデータセンタ標的である場合の標的デバイス見出方法を示す。FC保存デバイス270などの収容されたFC保存デバイスが、非FCoE型すなわち標準的FCまたは旧式のFC保存デバイスである場合、そのSANデータセンタ標的はFC SANデータセンタ標的である。FC保存デバイス270など収容されたFC保存デバイスが、FCoE型のFC保存デバイスである場合、そのSANデータセンタ標的はFCoE SANデータセンタ標的である。図6の実施形態において、該ネットワーク・デバイス見出方法は、標的グループ250のFC SANデータセンタ標的250−1など、FC SANデータセンタ標的を対象としており、標的250−1は非FCoE型である。FC SANデータセンタ標的中のFC保存ネットワーク・デバイスは、FCネットワーク・プロトコルを使って作動する。これに対し、FCoE SANデータセンタの中のFC保存ネットワーク・デバイスは、FCoEネットワーク・プロトコルを使って作動する。FC SANデータセンタ標的デバイスの方法のオペレーションは開始ブロック410から始まる。この例において、ホスト215、ホスト220、または他のイニシエータなど、イニシエータ・グループ210内の開始ネットワーク・デバイスは、データ・パケット伝送または交換をするに先立って、標的グループ250のデバイスについての情報を必要とする。例えば、ホスト215は、サーバの役割をしており、FC保存デバイス270など、特定の標的またはSANデータセンタ標的の保存デバイスからデータを要求することができる。その場合、イニシエータ・グループ210から標的グループ250へのデータ通信に先立って、その特定のSANデータセンタの保存デバイスすなわちFC保存デバイス270の見出が行われる。
ブロック420において、ホスト215は、ファイバ・チャネル・フォワーダ請求(FCF_S)コマンドを起動し、イニシエータ・グループ210の全FCFデバイスにデータ・パケット280をマルチキャストして該コマンドを送信する。ブロック430で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230など、イニシエータ・グループ210のいずれかの「ファイバ・チャネル・フォワーダ」(FCF)ネットワーク・デバイス、ゲートウェイ、またはスイッチが、一つ以上のFCF広告(FCF_AD:FCF Advertise)コマンドを用いて応答する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、ネットワーク・システム200の全てのFCFまたは請求デバイスに対しFCF_ADコマンドを送信する。FCFネットワーク・デバイスは、スイッチ名、種類および他のネットワーク・デバイス情報を沿えて応答する。ホスト215は、FCFネットワーク・デバイスなど、標的グループ250の複数の標的またはSANデータセンタ標的のネットワーク・デバイスから、FCF_ADコマンド応答を受け取ることができる。
ブロック440において、ホスト215は、標的グループ250の一つのファイバ・チャネル・フォワーダ(FCF)デバイスを選択し、FCoEデータ・パケット280を用いて、FLOGIコマンドを送信する。ブロック445で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230が、該FCoEデータ・パケット280のFLOGIコマンドを受信し、該FLOGIコマンドをカプセル化してFCIPデータ・パケット285を形成する。ブロック450において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCIPデータ・パケット285をSANコンポーネント・ゲートウェイ260に送信する。ブロック460で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット285を受信し、FC保存デバイス270の適正なN_PORT_IDを含む「リンク・サービス受諾」(LS_ACC:link service accept)コマンドを生成する。SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット285を形成するFLOGIコマンドを翻訳してFDISCコマンドを生成する。ブロック470において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット287を用いてLS_ACCコマンドを、イニシエータ210−1のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230に送信する。ブロック480で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、LS_ACCコマンドを包含するFCIPデータ・パケット287をFCoEデータ・パケット282に変換し、FCoEデータ・パケット282をホスト215に送信する。ブロック490において、ホスト215は、FCoEデータ・パケット282を受信し、標的グループ250のSANファブリック265にログインする。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230およびSANコンポーネント・ゲートウェイ260は、データ・パケット・プロトコルの適正な変換を用いて、ホスト215とFC保存デバイス270との間のその後の一切の通信を管理する。プロセス・フローはブロック495で終了する。
図7は、標的グループ250のFCoE SANデータセンタ内で使用するためのネットワーク・デバイス見出方法を表すフロー・チャートである。FCoE SANデータセンタのデバイス見出方法のオペレーションは、開始ブロック510から始まる。ホスト215、ホスト220、または他のイニシエータなど、イニシエータ・グループ210内の開始ネットワーク・デバイスは、データ・パケットの伝送または交換をするに先立って、標的グループ250のデバイスについての情報を必要とする。例えば、サーバの役割をしているホスト215が、標的250−1のFC保存デバイス270など特定のSAN保存デバイスからのデータを要求する場合、正式のデータ通信に先立って、その特定のSAN保存デバイスの見出を行うことができる。ブロック520において、ホスト215は、ファイバ・チャネル・フォワーダ請求(FCF_S)コマンドを起動し、イニシエータ・グループ210の全FCFネットワーク・デバイスにデータ・パケット280をマルチキャストして該コマンドを送信する。ブロック530で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230など、イニシエータ・グループ210のいずれかのファイバ・チャネル・フォワーダ(FCF)ネットワーク・デバイス、ゲートウェイ、またはスイッチが一つ以上のFCF_ADコマンドを用いて応答する。FCFネットワーク・デバイスは、スイッチ名、種類、および他のネットワーク・デバイス情報を沿えて応答する。
イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCoEデータ・パケット280のFCF_DISCコマンドを受信し、カプセル化してFCIPデータ・パケット285を形成する。ブロック540において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCIPデータ・パケット285をSANコンポーネント・ゲートウェイ260に送信する。別の実施形態では、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230からFCF_DISCコマンド情報を受信しない。その場合、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、SANコンポーネント・ゲートウェイ260の通信からの情報を直接使用して、ネットワーク・データ要求に応答する。ブロック550で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット285を受信し、標的グループ250内でFCF_DISCコマンドを発行する。ブロック555において、標的グループ250のいずれかのファイバ・チャネル・フォワーダ(FCF)ネットワーク・デバイス、ゲートウェイ、またはスイッチがFCF_ADコマンドを用いて応答する。ブロック560で、ホスト215は、FCoE SANデータセンタ標的250−1の一つのFCFを選択し、FCoEデータ・パケット280を用いてFLOGIコマンドを送信する。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230が、該FCoEデータ・パケット280のFLOGIコマンドを受信およびカプセル化し、FCIPデータ・パケット285を形成する。ブロック565において、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、FCIPデータ・パケット285をSANコンポーネント・ゲートウェイに送信する。
ブロック570で、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット285を受信し、FC保存デバイス270の適正なVN_PORT_IDを含むLS_ACCコマンドを生成する。ブロック575において、SANコンポーネント・ゲートウェイ260は、FCIPデータ・パケット287を用いて、該LS_ACCコマンドをイニシエータ210−1のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230に送信する。ブロック580で、イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230は、LS_ACCコマンドを包含するFCIPデータ・パケット287を変換してFCoEデータ・パケット282を形成し、FCoEデータ・パケット282をホスト215に送信する。ブロック590において、ホスト215はFCoEデータ・パケット282を受信し、ローカル・イーサネット(R)のSANデバイスとしてSANファブリック265にログインする。イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイ230およびSANコンポーネント・ゲートウェイ260は、データ・パケット・プロトコルの適正な変換を用いて、ホスト215とFC保存デバイス270との間のその後の一切の通信を管理する。ブロック595において、FCoE SANデータセンタ標的デバイスの見出方法は終了する。
上記説明により、イニシエータ・グループ・ネットワーク・デバイスから標的グループ・ネットワーク・デバイスへのデータ・パケット通信プロトコルの変換手法を用いたネットワーク・システムを開示する。データ・パケット通信プロトコルには、ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)、およびファイバ・チャネル・オーバー・インターネット・プロトコル(FCIP)が含まれる。一つの実施形態において、本開示の方法は、ファイバ・チャネル(FC)およびファイバ・チャネル・オーバー・イーサネットのネットワーク・データの通信または送信において、データ・パケット・プロトコルをリアル・タイムで変換または翻訳するステップを含む。別の実施形態において、イニシエータ・グループから標的グループへのデータ・パケットの変換方法は、ネットワーク・システム中でのネットワーク・デバイス名の見出を提供する。別の実施形態では、該データ・パケット変換方法は、一つのネットワーク・システム中のネットワーク・デバイスが、同一のまたは異なるネットワーク・システム中の別のネットワーク・デバイスの属性を見出することを可能にする。
本発明の説明を考慮すれば、当業者には本発明の修改実施形態または別の実施形態は自明であろう。従って、本説明は、当業者に本発明の実行の仕方を教示するものであり、実施例を示すだけのものと解釈されるよう意図されたものである。提示され説明された本発明の形態は、現在時の実施形態を示すものである。当業者は、諸部分の形状、サイズ、および配置にさまざまな変更を加えることが可能である。例えば、当業者は、本明細書に例示され説明されたエレメントを同等なエレメントで代替することができる。さらに、当業者は、本発明の上記説明による利点を得た後、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明のある特質を他の特質を使用するかどうかに関係なく用いることができよう。

Claims (16)

  1. ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)イニシエータ・システム中の第一ホスト・ネットワーク・デバイスがFCoEデータ・パケットを生成するステップと、
    前記FCoEイニシエータ・システム中の前記第一ホスト・ネットワーク・デバイスが、前記FCoEデータ・パケットに対する、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)標的システム中の標的ファイバ・チャネル(FC)保存デバイスを指定するステップと、
    前記FCoEイニシエータ・システム中のイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイが、前記FCoEデータ・パケットをFCIPデータ・パケットに変換するステップと、
    前記イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイが、前記FCIPデータ・パケットを、IPデータ経路を介して前記SAN標的システムに送信するステップと、
    前記SAN標的システム中のSANコンポーネント・ゲートウェイが、前記FCIPデータ・パケットを受信するステップと、
    前記SANコンポーネント・ゲートウェイが、前記FCIPデータ・パケットからSANデータ・パケットを抽出し、しかして前記抽出されたSANデータ・パケットを提供するステップと、
    前記SANコンポーネント・ゲートウェイが、前記抽出されたSANデータ・パケットを前記標的FC保存デバイスに送信するステップと、
    を含む、通信の方法。
  2. 前記変換するステップは、前記FCoEデータ・パケットからFCデータ・パケットを抽出するステップおよび前記FCデータ・パケットを前記FCIPデータ・パケット中にカプセル化するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記SANデータ・パケットは、前記FCIPパケットからFCデータを抽出し、前記抽出されたFCデータをFCoEデータ・パケット中にカプセル化することによって、FCoEパケットに変換されたFCIPデータ・パケットである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記変換するステップはリアル・タイムで行われる、請求項1に記載の方法。
  5. 前記抽出するステップはリアル・タイムで行われる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記生成するステップに先立って、前記第一ホスト・ネットワーク・デバイスが、他のネットワーク・デバイス群からの広告情報を受信することによって前記他のネットワーク・デバイス群を見出し、前記他のネットワーク・デバイス群はFCoE SAN保存システムの中にある、請求項1に記載の方法。
  7. 前記第一ホスト・ネットワーク・デバイスが、前記SAN保存システム中の他のネットワーク・デバイス群を見出するステップをさらに含み、前記イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイは、前記SANコンポーネント・ゲートウェイから提供されたSANコンポーネント・ゲートウェイ情報を使って前記他のネットワーク・デバイス群をエミュレートし、前記見出するステップは前記生成するステップに先立って行われる、請求項1に記載の方法。
  8. ファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)イニシエータ・システム中の第一ホスト・ネットワーク・デバイスが、他のネットワーク・デバイス群を見出するステップであって、前記他のネットワーク・デバイス群の一つが標的ネットワーク・デバイスである、前記見出するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  9. FCoEデータ・パケットを生成するよう作動する第一ホスト・ネットワーク・デバイスを包含するファイバ・チャネル・オーバー・イーサネット(FCoE)イニシエータ・システムであって、前記FCoEデータ・パケットをFCIPデータ・パケットに変換するよう作動するイーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイを包含する、前記FCoEイニシエータ・システムと、
    SANコンポーネント・ゲートウェイおよび標的FC保存デバイスを包含するストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)標的システムと、
    前記FCoEイニシエータ・システムを前記SAN標的システムに連結するよう作動し、前記FCIPデータ・パケットを、前記FCoEイニシエータ・システムの前記イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイから前記SAN標的システムの前記SANコンポーネント・ゲートウェイに搬送するよう作動する、インターネット・プロトコル(IP)データ経路であって、前記FCoEデータ・パケットは前記標的FC保存デバイスに宛てられており、前記SANコンポーネント・ゲートウェイは、前記FCIPデータ・パケットを受信し、前記FCIPデータ・パケットからSANデータ・パケットを抽出し、前記抽出されたSANデータ・パケットを前記標的FC保存デバイスに提供するよう機能する、前記IPデータ経路と、
    を含むネットワーク・システム。
  10. 前記イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイは、前記FCoEデータ・パケットからFCデータ・パケットを抽出し、前記FCデータ・パケットを前記FCIPデータ・パケット中にカプセル化するよう作動する、請求項9に記載のネットワーク・システム。
  11. 前記SANデータ・パケットはFCIPデータ・パケットであり、前記システムは、前記FCIPパケットからFCデータを抽出するための手段と、前記抽出FCデータをFCoEデータ・パケット中にカプセル化するための手段とをさらに含む、請求項9に記載のネットワーク・システム。
  12. 前記イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイは、前記FCoEデータ・パケットをリアル・タイムで前記FCIPデータ・パケットに変換するよう作動する、請求項9に記載のネットワーク・システム。
  13. 前記SANコンポーネント・ゲートウェイは、前記FCIPデータ・パケットからリアル・タイムで前記SANデータ・パケットを抽出するよう作動する、請求項9に記載のネットワーク・システム。
  14. 前記第一ホスト・ネットワーク・デバイスは、前記SAN保存システムの中の他のネットワーク・デバイス群見出するよう作動し、前記イーサネット(R)コンポーネント・ゲートウェイは、前記SANコンポーネント・ゲートウェイから提供されたSANコンポーネント・ゲートウェイ情報を使って、前記他のネットワーク・デバイス群をエミュレートするよう作動する、請求項9に記載のネットワーク・システム。
  15. 前記IPデータ経路はIPルータを含む、請求項9に記載のネットワーク・システム。
  16. プログラムがコンピュータで実行されたとき、請求項1から8までのいずれかの全ステップを遂行するようになされたプログラム・コード手段を含む、前記コンピュータ・プログラム。
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