JP4772857B2 - シートベルト取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシートベルト取付構造に係り、特に、非使用状態において、シートバックの側部に隣接する車両用内装部材の前面に沿ってシートベルトが配置される車両におけるシートベルト取付構造に関する。
電気自動車やハイブリッド車両では、駆動原となる電動機に電気を供給するためのバッテリが車体後部のラゲッジスペースに搭載されることがある。このバッテリは、ニッカド電池やニッケル−水素電池などの繰り返し充放電が可能な二次電池であり、充放電の際に電池セルから熱が発生するため、送風ファンなどを用いて車室内の空気を送風し、冷却する必要がある。
このようなバッテリの冷却装置として、後席シートの側部に隣接するシートサイドガーニッシュの前面に吸気ダクトの吸気口を設け、この吸気口から取り入れた車室内の空気をバッテリに送風して冷却するものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−1683号公報
しかしながら、バッテリ冷却用の吸気口がシートバックの側部に隣接する内装部材の前面に設けられた場合、シートベルトは、非使用状態においてシートバックの前面に沿うように配置されると、車幅方向内側に寄ってその使い勝手が悪くなる。そこで、本出願人は特願2007−332590号として、シートバックに隣接する内装部材の前面にバッテリ冷却用の吸気口が設けられた車両において、非使用状態のシートベルトを内装部材の前面に沿って配置するとともに、シートベルトによって吸気口が塞がれることのないように、内装部材の前面上部において前方へ突出形成した突起にシートベルトを支持させることにより、シートベルトと吸気口との間に所定の隙間を形成した冷却風取入構造を提案している。
ところが、シートベルト上部が突起の前面に支持されて吸気口とシートベルトとの間に隙間が形成されたことにより、吸気口がシートベルトによって塞がれることは防止されるが、シートバックの移動によってシートベルトの下部がずれてしまうと、この隙間が小さくなり、吸気口がシートベルトによって塞がれがちになる虞がある。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、シートベルトをシートバックに隣接する内装部材の前面に配置した場合に、シートバックが移動しても内装部材の前面に形成された吸気口がシートベルトによって塞がれ難くすることを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、シートバック(5b)の側部に隣接する車両内装部材(6)の前面(6a)に吸気口(7)が形成され、非使用状態において車両内装部材(6)の前面(6a)との間に隙間をもってシートベルト(9)が配置される車両(1)において、シートベルト取付構造を、シートベルト(9)の下端(9a)が車体(2b)に設置されたロワアンカ(10)に連結され、車両内装部材(6)におけるシートベルト(9)の下端(9a)に隣接する位置に、シートベルト(9)の下端部(9b)の移動を規制する移動規制手段(6d)が設けられるように構成する。
この発明によれば、シートベルトの下端部の移動が移動規制手段によって規制されるため、シートバックを移動してもシートベルトと車両内装部材の前面との間の隙間が小さくなることが防止される。したがって、車両用内装部材の前面に形成された吸気口がシートベルトによって塞がれ難くなる。
また、第2の発明は、第1の発明に係るシートベルト取付構造において、移動規制手段を車両内装部材(6)に形成された突起部(6d)から構成する。
この発明によれば、移動規制手段を別途設ける必要がないため、部品点数の増加を招くことなくシートベルト下端部の移動を規制することができる。
また、第3の発明は、第1または第2の発明に係るシートベルト取付構造において、シートベルト(9)のロワアンカ(10)との連結端(9b)がアンカブーツ(14)によって覆われ、アンカブーツ(14)が移動規制手段によって係止されるように構成する。
この発明によれば、織布などの柔軟な素材からなるシートベルトは、移動規制手段によって連結端の移動が規制されても、連結端自体の変形によってその位置が変化し得るが、ロワアンカに対するシートベルトの連結端がアンカブーツによって覆われ、アンカブーツが移動規制手段によって係止されることにより、位置の変化が防止される。したがって、シートベルトと吸気口との間の隙間が維持され、吸気口がシートベルトによって塞がれ難くなる。
本発明によれば、シートベルトをシートバックに隣接する内装部材の前面に配置した場合に、シートバックが移動してもシートベルトの下端部が内装部材の前面に形成されシートベルトと車両内装部材の前面との間の隙間が小さくなることが防止され、吸気口がシートベルトによって塞がれ難くなる。
以下、図面を参照して実施形態に係るシートベルト取付構造について詳細に説明する。
図1はシートを透視して示す車室後部の斜視図である。自動車1は、ハイブリッド車両であって、モータジェネレータに電気を供給する電源装置を、車体2後部のトランクルーム3の下方に形成された凹部内に収容している。トランクルーム3の前方には、客室4を区画するリヤシート5が設置されている。リヤシート5は、乗員が着座するシートクッション5aとシートバック5bとから構成されている。シートバック5bは、長尺物の荷物を積むときなどのために、その下端を中心として前方へ転倒可能となっている。
シートバック5bの車幅方向外側であってドアオープニング2aとの間には、内装部材であるトランクサイドライニング6の一部が設けられている。トランクサイドライニング6の前面6aは、シートバック5bの前面と連なるように配置され、上下方向に細長く延在した状態で客室4に露出している。トランクサイドライニング6の前面6aにおける上部には、電源装置を冷却すべく客室4の空気を取り入れるための吸気口7が形成されている。吸気口7は上下に2分割されており、その内部すなわちダクト入り口付近には、図示しない複数の縦フィンおよび横フィンがルーバーを形成し、異物がダクト内に流入しないようになっている。
トランクサイドライニング6内の上部には、車体2にボルト締結されたリトラクタ8が収容されている。リトラクタ8から引き出された織布からなるシートベルト9は、トランクサイドライニング6の上面に形成されたシートベルト引出口6bを通って客室4側へ延び、トランクサイドライニング6の前面6aに沿ってリヤシート5の下方へと延びている。シートベルト9の下端9aは、車体2を構成するフロアパネル2bに設置されたロワアンカ10に連結している。したがって、非使用状態では、シートベルト9は吸気口7を覆うように配置されている。シートベルト9にはタング11が摺動可能に取り付けられている。
図1はシートベルト9の非使用状態を示しているが、乗員がリヤシート5に着座してシートベルト9を使用する場合、まず乗員は、タング11を把持して腹部および胸部をクロスするようにシートベルト9を引き出し、図示しないバックルにタング11を係着させる。すると、リトラクタ8のテンションによってシートベルト9が身体に密着する。
図2は図1中のA部拡大図である。トランクサイドライニング6における前面6aの上端には、車体前方へ突出する上部突起部6cが一体形成されている。トランクサイドライニング6の上面に当接して延在するシートベルト9は、この上部突起部6cに沿って屈曲するとともに上部突起部6cの前面に当接した状態で下方へ延在する。したがって、シートベルト9は、上部突起部6cの下方においてはトランクサイドライニング6の前面6aとの間に隙間をもって下方へ延びている。
図3は図1中のB部拡大図である。ロワアンカ10は、ボルト挿通孔を有するとともに略水平に延在してフロアパネル2bに当接する水平部10aと、水平部10aの車幅方向外側の一端縁から立ち上げられた起立部10bとから構成されている。ロワアンカ10は、1本のアンカボルト12によってフロアパネル2bに締結されている。ロワアンカ10の起立部10bにはシートベルトを連結させるためのベルト挿通孔10cが形成されている。シートベルト9は、ベルト挿通孔10cに挿通された部分が折り返されて重なり合った連結端9bが縫合されることにより、ロワアンカ10に連結している。また、シートベルト9の下端9aには、連結端9bを覆う樹脂製のアンカブーツ14が設けられている。
フロアパネル2b上には、トランクサイドライニング6がロワアンカ10に隣接して配置されている。そして、トランクサイドライニング6におけるアンカブーツ14の車体後方には、車幅方向内側および車体前方へ向けて突出する下部突起部6dが一体形成されている。アンカブーツ14は、その後面が下部突起部6dの前面と当接することによって係止され、シートベルト9の連結端9bの車体後方への移動が規制される。
このように、シートベルト9の連結端9bの移動がトランクサイドライニング6の下部突起部6dによって規制されるため、シートバック5bを移動してもシートベルト9とトランクサイドライニング6の前面6aとの間の隙間が小さくなることが防止され、トランクサイドライニング6の前面6aに形成された吸気口7がシートベルト9によって塞がれることが防止される。
そしてシートベルト9は、その連結端9bがアンカブーツ14によって覆われ、アンカブーツ14がトランクサイドライニング6の下部突起部6dによって係止されることにより、連結端9b自体の変形によるその配置位置の変更が防止される。したがって、シートベルト9と吸気口7との間の隙間が維持され、吸気口7がシートベルト9によってより塞がれ難くなっている。
また、移動規制手段として下部突起部6dがトランクサイドライニング6に一体形成されているため、部品点数の増加を招くことなくシートベルト9の連結端9bの移動を規制することが可能となっている。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、シート取付構造をハイブリッド車に適用しているが、電気自動車に適用してもよい。また、トランクサイドライニング6の前面6aに形成された吸気口7は、電源装置の冷却用に用いられているが、他の装置の冷却用などに利用されてもよい。また、ロワアンカ10はアンカボルト12によってフロアパネル2bに回動不能に設置されているが、ベアリングを介装させて回動自在に設置されていてもよい。更に、移動規制手段はトランクサイドライニング6に形成された下部突起部6dに限定されるものではなく、他の内装部材に形成され、あるいは別部材として設置されてもよい。この他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
シートを透視して示す車室後部の斜視図 図1中のA部拡大図 図1中のB部拡大図
符号の説明
1 自動車
2 車体
2a ドアオープニング
2b フロアパネル
5 リヤシート
5a シートクッション
5b シートバック
6 トランクサイドライニング
6a 前面
6c 上部突起部
6d 下部突起部
7 吸気口
9 シートベルト
9a 下端
9b 連結端
10 ロワアンカ
12 アンカボルト
14 アンカブーツ

Claims (3)

  1. シートバックの側部に隣接する車両内装部材の前面に吸気口が形成され、非使用状態におけるシートベルトが前記車両内装部材の前面との間に隙間をもって配置される車両において、
    前記シートベルトの下端が車体に設置されたロワアンカに連結され、
    前記車両内装部材における前記シートベルトの下端に隣接する位置に、当該シートベルトの下端部の移動を規制する移動規制手段が設けられたことを特徴とするシートベルト取付構造。
  2. 前記移動規制手段は前記車両内装部材に形成された突起部であることを特徴とする、請求項1に記載のシートベルト取付構造。
  3. 前記シートベルトの前記ロワアンカとの連結端がアンカブーツによって覆われ、当該アンカブーツが前記移動規制手段によって係止されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシートベルト取付構造。
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