JP4769667B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルビデオカメラ等の撮像装置のオートフォーカス(AF)制御に関し、特に2つ以上の検出手段からの情報に基づいてフォーカス制御を行う撮像装置に関する。
ビデオカメラ等の撮像装置では、撮像信号の高周波成分からAF評価値信号を生成して、AF評価値が最大になるフォーカスレンズ位置を探索して合焦状態を得るTV−AF(コントラストAF)方式が多く用いられている。また、デジタルスチルカメラ等の撮像装置では、三角測距方式や瞳分割位相差検出方式を用いた外測測距方式AFやTTL測距AF方式(以下、位相差AF方式という)が用いられる場合もある。
そして、TV−AF方式と位相差AF方式とを組み合わせて互いの特徴を生かし、高速かつ高精度なAFを実現するハイブリッドAFが提案されている。
ハイブリッドAFにおける2つのAF方式の選択方法としては、撮影スイッチの操作を境に位相差AFからTV−AFに切り換える方法が特許文献1にて開示されている。また、特許文献1には、2つの方式で合焦位置をそれぞれ検出し、2つの合焦位置の検出結果が所定値以上異なる場合に、双方の信頼性に関する情報に基づいてどちらかの方式を選択する方法も開示されている。
また、位相差AFにてフォーカスレンズを合焦位置の近傍に移動させた後、TV−AFに切り換え、切り換え後にTV−AFを行うために必要なコントラスト検出ができない場合は、再び位相差AFに戻す方法が特許文献2に提案されている。
さらに、焦点状態が合焦状態から大きく外れている場合は位相差AF方式により合焦位置の方向判別及びフォーカスレンズの速度制御を行い、合焦状態に近づいて高周波成分が検出された場合にTV−AF方式でAFを行う方法が特許文献3にて開示されている。
特開2001−264622号公報(段落0099,0066、図10,5等) 特開2001−141984号公報(段落0043〜0046、図3等) 特開平3−81713号公報(3頁右上欄9行〜同頁左下欄17行、第3図等)
ところで、これらの位相差AFとTV−AFの両方の情報を用いてハイブリッドAFを行う場合、TV−AFでは必然的に撮像素子からの撮像信号の読み出しタイミングに同期してAF評価値信号が生成される。
これに対し、位相差AF方式では、撮像信号とは無関係に位相差(又は距離)検出動作が行われるため、撮像信号に対してどのようなタイミングで位相差(又は)情報が得られるかが分からない。このため、無駄に検出動作が行われる場合も多く、無駄な電力が消費されるという欠点がある。
しかも、位相差AFによる位相差(又は距離)の検出が完了してから、実際にフォーカスレンズ駆動が行われるまでの時間にばらつきがあるため、被写体が移動するような状況では、検出された位相差(又は距離)が移動前の被写体に対応する場合も発生し得る。このため、ハイブリッドAFの高速性や精度が損なわれるおそれがある。
本発明は、無駄な検出動作を少なくし、ハイブリッドAFの高速性や精度を低下させることを回避できる撮像装置及びフォーカス制御方法を提供することを目的の1つとしている。
本発明の一側面としての撮像装置は、周期的に得られる撮影映像のコントラスト状態に対応する第1の情報を生成する第1の検出手段と、被写体距離に対応する情報であって、合焦状態を得るための第2の情報を検出する第2の検出手段と、前記第1の情報及び前記第2の情報を用いたフォーカス制御を行う制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の情報を周期的に繰り返し生成し、前記第2の検出手段の検出動作を、周期的に繰り返して得られる前記第1の情報の生成タイミングに同期したタイミングで繰り返し行わせ、前記第2の検出手段の前回の検出動作の完了から次回の検出動作の開始までの間に、該第2の検出手段を駆動しない休止期間を設けることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としてのフォーカス制御方法は、周期的に得られる撮影映像のコントラスト状態に対応する第1の情報を生成するステップと、被写体距離に対応する情報であって、合焦状態を得るための第2の情報を検出するステップと、前記第1の情報及び前記第2の情報を用いてフォーカス制御を行う制御ステップとを有し、前記制御ステップにおいて、前記第1の情報を周期的に繰り返し生成し、前記第2の検出手段の検出動作を、周期的に繰り返して得られる前記第1の情報の生成タイミングに同期したタイミングで繰り返し行わせ、前記第2の検出手段の前回の検出動作の完了から次回の検出動作の開始までの間に、該第2の検出手段を駆動しない休止期間を設けることを特徴とする。
本発明によれば、第1の情報の生成タイミングに基づく特定のタイミングで第2の情報の検出動作を行わせるため、該検出動作が無駄に行われることを回避できる。したがって、無駄な電力消費を抑えることができる。しかも、第2の情報を用いたフォーカス制御を安定したタイミングで行えるので、第1の情報及び第2の情報を用いたハイブリッドAFの高速性や精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例である撮像装置におけるハイブリッドAFのシステム動作を概念的に示す。
S101は後述する位相差AFユニットから距離信号Dを出力するステップである。本実施例では、撮影光学系とは別の外部光学系により形成された2像を位相差AFユニット内のラインセンサ上にそれぞれ形成し、該2像のずれ量に基づいて三角測距方法により被写体距離を示す距離信号Dを出力する。
S102は、後述する撮像素子を用いて得られた撮像信号から高周波成分を抽出して、TV−AFのためのAF評価値信号FVを生成するステップである。
S103は、AF評価値信号FVが増加する方向及びそれが最大(ピーク)となる位置を探索する合焦位置探索動作(いわゆる山登り制御)を行うステップである。
S104は、撮像信号に基づいてAF方式選択基準信号IFAを生成するステップである。
S105は、S104で生成されたAF選択基準信号IFAに基づいて、S106として示したスイッチを切り換えることで、位相差AFとTV−AFを選択するステップである。
S107は、選択されたAF方式でフォーカスレンズ駆動を行うステップである。
図2には、本実施例の撮像装置(以下、単にカメラという)の構成を示す。カメラには、動画や静止画を撮影して磁気テープ、固体半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク等の様々な記録媒体(記録メディア)に記録する、いわゆるビデオカメラやデジタルスチルカメラを含む。また、カメラには、撮影レンズユニットが一体となったレンズ一体型カメラのほか、レンズ交換型のカメラも含む。
カメラ内の各ユニットは、バス258を介して相互に接続されており、各ユニットはメインCPU251によって制御される。
撮影レンズユニット201には、被写体側から順に、固定の第1レンズ202、ズームレンズ211、絞り203、固定の第3レンズ221、フォーカスレンズ231が含まれる。被写体からの光束は、これらの光学部材を通して撮像素子241上に結像する。
ズーム制御回路213は、メインCPU251からの指示に従ってズームモータ212を介してズームレンズ211を駆動する。これにより変倍が行われる。撮像素子241は、CCDセンサやCMOSセンサ等により構成される光電変換素子である。
撮像素子241に結像された被写体像は撮像素子241にて光電変換される。撮像素子241からの信号は撮像信号処理回路242に入力され、ここで撮像信号TVSに変換される。撮像信号TVSは、AF信号処理回路234へと入力される。
第1の検出手段としてのAF信号処理回路234は、TV−AFにおいて合焦位置を探索する山登りAF制御に用いるAF評価値信号FVと合焦度合いを示す合焦度信号IFAを生成し、AFコントローラとしてのフォーカス制御回路233に入力する。
第2の検出手段としての外測AF検出モジュール(位相差AFユニット)230では、瞳分割光学系238を通して位相差検出器239内の2つのラインセンサ(受光センサ)上に結像された2つの被写体像を光電変換して読み出す。位相差検出器239は、ラインセンサのそれぞれに結像され、光電変換された2つの被写体像の位相差量を演算する。さらに、位相差検出器239は、この位相差量に基づいて距離信号Dを算出し、フォーカス制御回路233へ入力する。
フォーカス制御回路233は、距離信号DとAF評価値信号FVと合焦度信号IFAと不図示の位置検出器によって検出されたフォーカスレンズ231の位置とに基づいて、フォーカスモータ232を介してフォーカスレンズ231を駆動する。これにより、位相差AFとしての外測測距AFが行われる。
撮像信号処理回路242から出力された撮像信号TVSは、一時的にRAM254に蓄積される。RAM254に蓄積された撮像信号TVSは、画像圧縮解凍回路253にて圧縮処理されて記録メディア257に記録される。画像圧縮解凍回路253での画像圧縮方式には、動画に対してはモーションJPEG、DV圧縮、MPEG、H264等を採用できる。
また、RAM254に蓄積された撮像信号TVSは、画像処理回路252にて最適なサイズに縮小又は拡大処理がなされて、モニタディスプレイ250に表示される。これにより、撮影した画像をほぼリアルタイムで撮影者に対して提示することができる。また、静止画の撮影直後には、モニタディスプレイ250に所定時間の間撮影画像を表示することで、撮影者に撮影画像を確認させることもできる。
操作スイッチ256には、電源スイッチ、ズームスイッチ、レリーズスイッチ、モニタディスプレイON/OFFスイッチ等が含まれる。電源スイッチは、カメラの電源のON/OFFを行うためのスイッチであり、ズームスイッチは、ズーム指示を行うためのスイッチである。レリーズスイッチは2段押し構造を有し、以下、1段目をSW1、2段目をSW2と称する。静止画撮影では、SW1がONされると撮影スタンバイからの復帰や撮影開始準備(AFや測光等)が開始される。また、SW2がONされると、静止画又は動画の撮影を開始し、記録メディア257への撮影画像を記録する。動画撮影の場合には、SW2を1回操作するとONし、再度操作するとOFF(記録が停止)する。モニタディスプレイON/OFFスイッチは、モニタディスプレイ250へ撮影画像の表示を行うか否かを切り替えるためのスイッチである。
電源管理ユニット260は、これに接続されたバッテリー259の状態をチェックしたり、バッテリー259を充電したりする。
カメラが電源OFF状態から起動すると、フラッシュメモリ255に格納されていたコンピュータプログラムがRAM254の一部にロードされ、メインCPU251はロードされたプログラムに従って動作する。
また、図示していないが、記録メディア257を複数種類用意して、記録設定スイッチ操作に応じて、動画像はテープに、静止画像はフラッシュメモリに記録するようにしてもよい。また、高解像度の動画はテープに、低解像度の動画はフラッシュメモリに記録するようにしてもよい。
図3には、図2に示したAF信号処理回路234の具体的な回路構成を示している。撮像信号処理回路242からの撮像信号TVSは、1又は複数のAFゲート301に入力される。AFゲート301は、撮像信号TVSのうち全画面の一部又は全部の成分を抽出する。
バンドパスフィルタ(BPF)302は、AFゲート301から入力された撮像信号成分から所定の高周波成分を抽出する。検波器303は、抽出された高周波成分に対してピークホールド又は積分等の検波処理を行う。これにより、AF評価値信号FVが生成され、フォーカス制御回路233へ出力される。
また、AFゲート301を通過した撮像信号TVSは、ローパスフィルタ304で高域成分を除去され、ライン最大値回路305及びライン最小値回路306に入力される。ライン最大値回路305は、撮像信号TVSにおける水平1ラインの最大値を検出し、ライン最小値回路306は、水平1ラインの最小値を検出する。水平1ラインの最大値と最小値の差分(最大値−最小値)を加算器307で算出し、ピークホールド回路308でAFゲート301を通過した撮像信号TVS内のすべてのラインの(最大値−最小値)のピーク値MMを検出する。これは、ほぼAFゲート301を通過した撮像信号TVSのコントラストの最大値に相当する。AF評価値信号FVをピーク値MMで除することで、合焦度信号IFAを算出できる。
AFゲートが複数設けられている場合(つまりは撮影画面内に焦点検出領域が複数設けられている場合)は、それに続く回路も複数になり、AF評価値FV及び合焦度信号IFAもそれぞれ複数出力される。フォーカス制御回路233において、該複数の信号から所定の条件に応じて1つを選択してTV−AFを行ったり、該複数の信号に基づいてTV−AFを行ったりすることができる。
図4は、本実施例のハイブリッドAF動作を説明する図である。AF評価値信号FVは、被写体の種類や撮影条件(被写体輝度、焦点距離等)により合焦位置でのレベルが大きく変化する。図4のFV(A)は、一般的な被写体を撮影した場合の大ボケ(非合焦)状態から合焦状態までフォーカスレンズ231を移動させたときのAF評価値信号FVの変化を表している。また、FV(B)は、高コントラスト被写体を撮影した場合のAF評価値信号FVの変化を表している。さらに、FV(C)は、低コントラスト被写体や低照度被写体を撮影した場合のAF評価値信号FVの変化を表している。
これに対し、合焦度信号IFAは、上記いずれの被写体を撮影した場合も、合焦位置でのレベルがほぼ同じになる。したがって、いずれの被写体を撮影する場合でも合焦度信号IFAのレベルを共通の閾値で判断すれば、同程度のボケ具合になる。このため、合焦度信号IFAが閾値TH1のフォーカスレンズ位置(CP1)で外部測距AFからTV−AFに切り換えることで、被写体にかかわらず同程度のボケ具合で外部測距AFからTV−AFにスムーズに切り換わる。そして、最終的に、TV−AFにて合焦位置を決定することで、高精度に合焦状態を得ることができる。
次に、フォーカス制御回路233におけるAFタスク(AF処理)のアルゴリズムについて、図5のフローチャートを用いて説明する。このAF処理及び後述する位相差検出AFタスクは、フォーカス制御回路233(及びメインCPU251)がコンピュータプログラムに従って行う。
S501からAFタスクが開始される。
S502では、まず、AF状態を示すAFMODEに1を代入する。
S503では、AF評価値信号FVや合焦度信号IFAが生成されるまで待機する。
S504では、生成されたAF評価値信号FVと合焦度信号IFAを取得する。
S505では、後述するD_FLG1をチェックする。D_FLG1が0の場合はS506をスキップしてS507へ進む。D_FLG1が1の場合は、S506へと進み、外測AF検出モジュール230から距離信号Dを取得する。また、D_FLG1を0にリセットし、後述するD_FLG2を1にセットする。
S507では、AFMODEに応じてS511,S521,S531へ分岐する。撮影開始直後はAFMODEが1であるので、S511へ分岐する。
S511では、D_FLG2をチェックして、0の場合はS503へ戻り、1の場合はS512へ進む。
S512では、D_FLG2を0にリセットしてS513へ進む。
S513では、距離信号Dと現在のフォーカスレンズ位置からフォーカスモータ232の駆動速度と駆動方向を決定してS514へ進む。
S514では、S504で取得した合焦度信号IFAのレベルを閾値TH1と比較する。TH1よりも小さいときはS541へ進み、大きいときは、合焦位置近傍に位置するのでS514でAFMODEに2を代入して、S541へ進む。
S541では、フォーカスモータ232をS513で決定された駆動速度で決定された駆動方向に駆動し、フォーカスレンズ231を移動させる。そして、S503へと進み、以後、S503からの処理を繰り返す。
また、S507にて、AFMODEが2の場合は、S521へ分岐する。
S521では、S504で取得したAF評価値信号FVが増加しているか減少しているかを判別する。この判別は、不図示のメモリに記憶した前回のAF評価値信号FVと今回取得したAF評価値信号FVとを比較して行う。AF評価値信号FVが増加している場合はS541へ進み、増加していない場合はS522へ進む。
S522では、フォーカスレンズ231(フォーカスモータ232)の駆動方向を逆転させる。
そして、S523では、AF評価値信号FVがピークを通過した後の減少かどうかを判別する。ピークを通過していないと判別した場合はS541へ進み、ピークを通過したと判別した場合はS524へと進む。
S524では、AFMODEに3を代入する。
S507でAFMODEが3と判定した場合は、S531へ進む。
S531では、AF評価値信号FVのピーク位置へフォーカスレンズ231を戻すよう駆動して停止させる。これにより、合焦状態が得られる。
S532では、AF評価値信号FVが、ピーク位置(合焦位置)での値から変化したかどうかを監視する。また、距離信号Dが合焦位置での値から変化したかどうかも監視する。変化していない場合はS541へ進み、変化した場合は、S533でAFMODEに1を代入してS541へ進む。これにより、TV−AFが再起動される。
図6には、フォーカス制御回路233における位相差検出AFタスクの検出アルゴリズムを示している。
S601から位相差検出AFタスクが開始される。
S602では、現在の時刻が、T_S(n)時刻に達したか否かを判別する。T_S(n)時刻にまだ達していない場合はS602を繰り返し、達した場合はS603へ進む。
S603では、外測AF検出モジュール230におけるラインセンサの電荷蓄積動作(PS(n))を行う。一般に、被写体のコントラストや輝度は様々に変化するため、この電荷蓄積動作に要する時間も変化する。ここでは、ラインセンサに最適なレベルの電荷が蓄積されるまでの時間の間蓄積動作を行う。
次に、S604では、ラインセンサに蓄積された電荷(画素データ)を読み出す読み出し動作を行う(PR(n))。
その後、S605では、距離信号D(n)を算出するために、相関演算を行う(PC(n))。
S606では、距離信号D(n)が生成されたことを表す意味で、D_FLG1を1にセットし、次回の測距の開始時刻T_S(n+1)を計算する。そして、S602へ進み、以後、S602からの処理を繰り返す。なお、次回の測距開始時刻T_S(n+1)の計算方法については後述する。
本実施例におけるAFタスク及び位相差検出AFタスクの動作を含む動作タイミングについて、図7を用いて説明する。
701は、撮像部制御回路243で生成される垂直同期信号(V同期)である。このV同期701に連動(同期)して、撮像素子241への電荷の蓄積(撮像素子蓄積)702が行われる。この電荷蓄積タイミングを、S(1),S(2),S(3),…とすると、これらのタイミングで蓄積された電荷は、撮像素子読み出し703に示すR(1),R(2),R(3),…のタイミングでそれぞれ読み出される。
AF評価値704は、前述したAF評価値信号FVや合焦度信号IFAの生成タイミングを示している。すなわち、AF評価値信号FV及び合焦度信号IFAは、撮像素子読み出し703のR(1),R(2),R(3),…の完了タイミングに同期したタイミングFV(1),FV(2),FV(3)、…にて周期的に繰り返し生成される。AF評価値信号FV及び合焦度信号IFAの生成完了タイミングをT_sync(1),T_sync(2),T_sync(3),…で示す。
一方、外測AF検出モジュール230は、図6に示したアルゴリズムで説明したように、測距開始時刻T_S(1),T_S(2),T_S(3),…のタイミングで測距動作(検出動作)を開始する。そして、蓄積705(PS(1),PS(2),PS(3),…)、読み出し706(PR(1),PR(2),PR(3),…)及び相関演算707(PC(1),PC(2),PC(3),…)の順番で測距動作が行われる。こうして距離信号D(1),D(2),D(3),…が生成される。
AF処理708(AF(1),AF(2),AF(3),…)は、図5で説明したアルゴリズムに従う動作である。該AF処理708AF評価値704のFV(1)、FV(2)、FV(3)でのAF評価値信号FV及び合焦度信号IFAの生成完了タイミングをT_sync(1),T_sync(2),T_sync(3),…に同期して処理が行われる。AF処理708内で決定されたフォーカスモータ232の駆動命令に従い、フォーカスモータ232は、モータ駆動709におけるDR(1),DR(2),DR(3),…のタイミングで駆動される。
ここで、測距開始時刻T_S(n)は、図6のS607で説明したように、相関演算PC(n)により算出された距離信号D(n)が出力された後に決定される。この測距開始時刻T_S(n)は、T_sync(n)にできるだけ近く、かつT_sync(n)を超えない時刻にて距離信号D(n)が確実に生成されるように設定する。
言い換えれば、撮影映像のコントラスト状態に対応する第1の情報であるAF評価値信号FVの生成(完了)タイミングに基づく特定のタイミングで第2の情報である距離信号Dの検出動作を行わせる(開始する)。また、AF評価値信号FVの生成(完了)タイミングに同期して距離信号Dの検出動作を行うとも言える。
このためには、前回のPS(n)の開始時刻T_S(n)からPC(n)の終了時刻までの時間である位相差AF検出期間711に示すT_mov(n)を測定し、この測定結果から次のPS(n+1)の開始時刻を求める。つまり、
T_S(n+1)= T_sync(n+1)−T_mov(n)−α
(αは実験から求める変動余裕度である)
の演算式で、次のPS(n+1)の開始時刻T_S(n+1)を算出する。
前述したように、PS(n)での電荷蓄積時間は被写体によって変化するので、前回の測距動作に要した時間を計測し、該計測結果に基づいて次の測距動作に要する時間を予測して、該次の測距動作の開始時刻を設定する。これにより、常に、V同期(701)やAF評価値(704)のタイミングに合うように距離信号Dが生成されるようにする。
以上のような検出動作タイミングで外測AF検出モジュール230を駆動することで、結果的に、PS(n)+PR(n)の期間以外の時間では外測AF検出モジュール230内のラインセンサ及びその駆動回路(図示せず)を含むセンサ回路に通電する必要がなくなる。このため、位相差AFセンサ休止期間710に示す休止期間SUS(n)を設けることが可能になり、この期間はセンサ回路に通電せず、又は測距動作時に比べて低い電力を通電して、省電力を図る。
なお、本実施例では、位相差AF方式として外部測距AF方式を用いる場合について説明したが、本発明では、TTL位相差AF方式を用いてもよい。また、外部測距AFの他の方式として、被写体に赤外線を照射し、反射した赤外光を受光することで、三角測距の原理を用いて被写体距離を求める方式を採用してもよい。
本発明の実施例であるカメラのAF制御システムの構成を示すブロック図。 実施例のカメラの構成を示すブロック図。 実施例のカメラにおけるAF信号処理回路の構成を示すブロック図。 実施例のカメラにおけるAF動作を説明する図。 実施例のカメラにおけるAFタスクの動作を説明するフローチャート。 実施例のカメラにおける位相差検出タスクを説明するフローチャート。 実施例のカメラにおける動作タイミングを説明するタイミングチャート。
符号の説明
230 外測AF検出モジュール
231 フォーカスレンズ
233 フォーカス制御回路
241 撮像素子
234 AF信号処理回路

Claims (4)

  1. 周期的に得られる撮影映像のコントラスト状態に対応する第1の情報を生成する第1の検出手段と、
    被写体距離に対応する情報であって、合焦状態を得るための第2の情報を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の情報及び前記第2の情報を用いたフォーカス制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の情報を周期的に繰り返し生成し、前記第2の検出手段の検出動作を、周期的に繰り返して得られる前記第1の情報の生成タイミングに同期したタイミングで繰り返し行わせ、前記第2の検出手段の前回の検出動作の完了から次回の検出動作の開始までの間に、該第2の検出手段を駆動しない休止期間を設けることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の検出手段の前回の検出動作に要した時間を計測し、該計測結果に基づいて該第2の検出手段の次回の検出動作タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第2の検出手段は、受光センサを有し、
    前記制御手段は、前記受光センサの前回の電荷蓄積時間を計測し、該計測結果に基づいて該第2の検出手段の次回の検出動作タイミングを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 周期的に得られる撮影映像のコントラスト状態に対応する第1の情報を生成するステップと、
    被写体距離に対応する情報であって、合焦状態を得るための第2の情報を検出するステップと、
    前記第1の情報及び前記第2の情報を用いてフォーカス制御を行う制御ステップとを有し、
    前記制御ステップにおいて、前記第1の情報を周期的に繰り返し生成し、前記第2の検出手段の検出動作を、周期的に繰り返して得られる前記第1の情報の生成タイミングに同期したタイミングで繰り返し行わせ、前記第2の検出手段の前回の検出動作の完了から次回の検出動作の開始までの間に、該第2の検出手段を駆動しない休止期間を設けることを特徴とするフォーカス制御方法。
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