JP4765232B2

JP4765232B2 - Nylon fabric manufacturing method

Info

Publication number: JP4765232B2
Application number: JP2001273271A
Authority: JP
Inventors: 忠弘柴田
Original assignee: Toray Industries Inc
Current assignee: Toray Industries Inc
Priority date: 2001-09-10
Filing date: 2001-09-10
Publication date: 2011-09-07
Anticipated expiration: 2021-09-10
Also published as: JP2003082578A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジェット汚れのない高品質なナイロン織物の製織方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、スポ−ツ用一般用雨衣、アスレチック衣料、アウトドア−衣料、防寒衣料全般、高級傘地あるいはカバン地等に使用されるナイロン織物は、ウオ−タ−ジェットル−ムで無糊で製織されるため、製織中にオサやソウコウ等との擦過により、原糸油剤に含まれているポリエチレンワックス等の油剤が脱落し、これを栄養元として繁殖したバクテリアが油剤やポリエチレンワックスを分解した腐敗物、死骸等が織物に付着し、不溶性かつ不染性物質の汚れ（以下、これをジェット汚れという）を形成していた。
【０００３】
このようなジェット汚れを防止するため、ウオ−タ−ジェットル−ムで使用する使用水を軟水化し、更に次亜塩素酸ソ−ダを代表とする抗菌剤を使用水中に添加する方法が採用されているが、そのために、軟水処理装置や特別な配管および抗菌剤等の添加使用が必要で、余分な工程と設備投資が必要であった。また、ジェット汚れも完全には解消出来ず、品質不良による生産ロス、納期遅れ等が発生していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的は、上記の課題を解決し、ジェット汚れ等の不染部分のない高品質なナイロン織物の製造方法を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用するものである。すなわち、本発明のナイロン織物の製織方法は、ナイロン糸を使用した織物を製織するに際し、キレ−ト分散剤と界面活性剤とを含有する処理液を経糸または／および緯糸を構成するナイロン糸に付着せしめて製織することを特徴とするナイロン織物の製造方法である。
【０００６】
本発明においては、好適には、ナイロン糸を使用してなる織物の準備工程、すなわち整経工程または製織する際に、織機上で、キレ−ト分散剤と、非イオン活性剤、マイナスイオン活性剤等の界面活性剤を含有する処理液を経糸に付着させる、またはウォタ−ジェットル−ム使用水に上記処理剤を点滴添加して製織し、ジエット汚れのないナイロン織物を製造することができる。好適には、ナイロン織物をウォ−タ−ジェットル−ムで無糊で製織する際に、経糸無糊糸を準備する整経工程、ビ−ミング工程および／または製織工程においてキレ−ト分散剤と界面活性剤を配合した処理液を経糸に付着させて製織する、あるいはウォタ−ジェットル−ムの使用水の中に処理剤を点滴添加した水を用いて製織する、汚れ防止を可能にしたナイロン織物の製造方法である。
【０００７】
本発明のナイロン織物の製造方法においては、キレ−ト分散剤としてエチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩が、また、界面活性剤としては、特に非イオン活性剤とマイナスイオン活性剤が好適である。
【０００８】
【発明の実施の形態】
本発明は、ナイロン糸を使用した織物を製織するに際し、キレ−ト分散剤と界面活性剤とを含有する処理液（薬剤液）を使用するものである。
【０００９】
本発明は、ナイロン織物の製造時における汚れ防止を目的とし、本発明における好適な態様を例示すると、本発明にしたがえば、例えば、ナイロンマルチフィラメント糸等のナイロン糸を、経糸と緯糸、または経糸一方に用い、ウオ−タ−ジェットル−ム等で無糊で製織した、ナイロン織物がもつ特有の柔らかさとぬめりを損なわずに、ジェット汚れ等の不染部分の無い高品位の織物を得ることができる。
【００１０】
このように本発明においては、ナイロン織物の準備工程の中の整経工程あるいは製織工程において、経糸に付着させる処理液として、キレ−ト分散剤と、非イオン活性剤、マイナスイオン活性剤等の界面活性剤を添加配合した処理液を使用する。
【００１１】
一般に、織物製織の際に使用される処理液は、主として水酸化ナトリウム等のアルカリと非イオン界面活性剤等の界面活性剤を含む水性液（水分散液）で、水質により金属イオンが多いときには、さらに金属封鎖剤等を用いる場合がある。しかしながら、一般に、ウォタ−ジェットル−ム織機で用いられる水の水質条件に関しては、イオン交換による軟水処理をすることによりカルシュウムイオンとマグネシュウムイオンを限りなく０ｐｐｍにすることで不溶性の塩を無形成化することができるが、その他の金属イオンが水中に限りなく残存する。
【００１２】
ウォータージェットルーム等でナイロン織物を無糊で製織する際には、経糸がフィラメントの場合は糸としての収束性が必要である。これを可能ならしめるために、耐水性や収束性を付与するポリエチレンワックス、および平滑性を付与する鉱物油脂肪酸エステルや、その他制電剤、加水粘性低下剤、親水剤、防腐剤、耐摩耗剤あるいは乳化剤等を配合した原糸油剤が用いられている。また、製織時に水と経糸にヘルドおよび筬（オサ）が接触する際、擦過抵抗を受け油剤、ポリマ−の擦過脱落がヘルド、筬等に付着堆積し空気中および水中菌類等のバクテリアが繁殖し、また水質の影響、すなわち、カルシュウムイオン、マグネシュウムイオン、マンガンイオン、鉄イオンその他の金属イオン等との結合により、油剤が分解して不溶化がおきて水不溶物が生成されて、それらが経糸や生機に付着する。その付着物は、ワックス、オリゴマ−あるいは腐敗化物で、これらは精錬しても落ちなく、ジェット汚れとなり不染化する。これらが付着して汚れた生機を、精錬や染色工程で使用する処理液に、キレ−ト分散剤を添加配合することにより、金属イオンを封鎖して、ジェット汚れ物質を取り除くことに効力を発揮するが、必ずしも十分な効果は得られない。
【００１３】
本発明では、キレ−ト分散剤と界面活性剤を併用した処理剤を、ナイロン織物を製織する際に使用することで、所期の目的を達成することができる。
【００１４】
本発明で用いられるキレ−ト分散剤は、カルシウムイオン、マグネシムイオンその他の金属イオンの除去（以下、これを金属イオン封鎖作用という）を中心とした、金属障害を取り除く特性をもっているものである。
【００１５】
本発明で好適に用いられるキレ−ト分散剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸ナトリウム塩またはニトリロ三酢酸ナトリウム塩等が挙げられ、特に価格の点で、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩が好ましく用いられる。塩としては、アミン塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
【００１６】
また、キレ−ト分散剤としては、ナガセケムテックス（株）製の商品名アクロマ−ＤＨ７００（成分はエチレンジアミン四酢酸ナトリウム塩）等が市販されており、これらも本発明のキレ−ト分散剤として好適に用いられる。
【００１７】
本発明では、キレ−ト分散剤と界面活性剤を併用する。処理液中のキレ−ト分散剤と界面活性剤の使用割合は、重量比で好ましくは２０：８０〜３０：７０であり、より好ましくは３５：６５〜４５：５５であり、約４０：６０が最も好ましい。
【００１８】
本発明で用いられる界面活性剤としては、非イオン活性剤とマイナスイオン活性剤が特に好ましく用いられ、これらはそれぞれ単独でもよいが併用することにより、一層顕著な効果を奏する。
【００１９】
好適な非イオン活性剤としては、例えば、松本製薬（株）製のアルキルエ−テル化合物（商品名：マ−ポＴ）が挙げられ、汚れ物質を分解して洗い流す効果がある。
【００２０】
また、本発明で好適に用いられるマイナスイオン活性剤としては、例えば、松本油脂製薬（株）製のアルキルスルホネ−ト化合物（商品名：マ−ポマ−セ）が挙げられ、浸透助剤として汚れ物質の分解をし易くする効果がある。
【００２１】
本発明の処理剤としては、キレ−ト分散剤を２０〜５０重量％、非イオン活性剤を３５〜５５重量％、およびマイナスイオン活性１５〜２５重量％の配合比で構成された処理液を用いることが好ましい。
【００２２】
処理液のナイロン糸に対する付着量は、好ましくは２．５〜５．０重量％、より好ましくは３〜４重量％であり、付着量が多すぎると、作用機能が飽和しコスト高となる。また、処理液の付着量が少なすぎると、得られる効果少ない。
【００２３】
また、本発明の処理液をウオータージエットルームで使用する場合には、使用水に処理液を点滴添加することが好ましく、その量は、好ましくは１０滴〜３０滴／分程度で良よく、より好ましくは１５滴〜２５滴／分で、約２０滴／分が最適である。
【００２４】
本発明で対象とするナイロン織物は、ナイロン糸を少なくとも一部に用いてなる織物であり、例えば、経糸と緯糸、または経糸にナイロン糸を使用した織物が挙げられる。織物としては基本的にはタフタが用いられるが、その他の平織り、綾織り、朱子織り等の３原組織の織物に適用される。本発明で用いられるナイロン糸としては、フィラメント糸である。
【００２５】
本発明のナイロン織物は、例えば、スポ−ツ用一般用雨衣、アスレチック衣料、アウトドア−衣料、防寒衣料全般、高級傘地あるいはカバン地等に好ましく用いられる。
【００２６】
【実施例】
以下、実施例を挙げて、本発明のナイロン織物の製造方法について具体的に説明する。
【００２７】
（実施例１）
この実施例では、ト−タル繊度７８デシテックス、２６フィラメントのナイロン糸を経糸に、ト−タル繊度７８デシテックス、２４フィラメントのナイロン糸を緯糸に配し、織り上げ密度をタテ１０４本／吋、ヨコ８４本／吋の１８０本／吋タフタの規格で、通常のウォ−タ−ジェットル−ム製織により生機（平織物）を織製する。
【００２８】
すなわち、上記平織物の製織準備工程の中の整経工程で、経糸に、キレ−ト分散剤（ナガセケムテックス（株）製、商品名アクロマ−ＤＨ７００（エチレンジアミン四酢酸ナトリュウム塩）４０重量％と界面活性剤（非イオン活性剤（松本油脂製薬（株）製のアルキルエ−テル化合物（商品名：マ−ポンＴ）３５重量％）、マイナスイオン活性剤（松本油脂製薬（株）製のアルキルスルホネ−ト化合物（商品名：マ−ポマ−セ）１５重量％）を４０：６０の比率で配合した薬剤液をオイリング装置に入れ、ロ−ラ回転数により４．０％の経糸付着量に調整された経糸ビ−ムをウォータージェットルーム織機で７００ｒｐｍの回転数で製織した。生機検査をするとジェット汚れはなく、不染部分のない高品位な織物が得られた。ジェット汚れの有無は、生機を染色することで確認できる。すなわち、ジェット汚れがあればその部分が不染となり、不染部が皆無の状態でないと合格しない。
【００２９】
（実施例２）
織り上げ密度を、タテ１１６本／吋、ヨコ９０本／吋の２１０本／吋タフタの規格としたこと以外は、実施例１と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３０】
（実施例３）
織物準備工程の中の整経工程に代え、ビ−ミング工程で、経糸に薬剤液を付着させたこと以外は、実施例１と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３１】
（実施例４）
織物準備工程の中の整経工程に代え、ビ−ミング工程で、経糸に薬剤液を付着させたこと以外は、実施例２と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３２】
（実施例５）
薬剤液を付着させる工程をウォタ−ジェット織機上にオイリング装置を設置して実施したこと以外は、実施例１と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３３】
（実地例６）
薬剤液を付着させる工程をウォタ−ジェット織機上にオイリング装置を設置して実施したこと以外は、実施例２と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３４】
（実地例７）
薬剤液の付着手段として、ウォタ−ジェットル−ムの使用水に薬剤液を１０滴〜３０滴／分の点滴添加をした水を用いて製織したこと以外は、実施例１と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３５】
（実地例８）
薬剤液の付着手段として、ウォタ−ジェットル−ムの使用水に薬剤液を１０滴〜３０滴／分の点滴添加をした水を用いて製織したこと以外は、実施例２と同様にして生機を製織した。得られた生機は、ジェット汚れがなく、不染部分のない高品位な織物であった。
【００３６】
（比較例１）
実施例１の処理液を用いなかったこと以外は、実施例１と同様にして生機を製織した。得られた生機品を検査すると、ジェット汚れが欠点として検査され、不合格品となった。
【００３７】
（比較例２）
実施例１の処理液内容を一部キレ−ト分散剤単独で界面活性剤を除いた薬剤液のみで、実施例１と同様にして生機を製織した。得られた生機品を検査すると、ジェット汚れが欠点として検査され、不合格品となった。
【００３８】
【発明の効果】
本発明によれば、薬剤液の組成分としてキレ−ト分散剤と界面活性剤の配合液を用いることにより、金属イオンを除去しジェット汚れ等不染部分のないナイロン織物を低コストで製造することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for weaving a high-quality nylon fabric free from jet dirt.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, nylon fabrics used for general rain clothes for sports, athletic clothing, outdoor clothing, general cold clothing, high-grade umbrellas or bags, etc. are woven without water in a water jet room. Therefore, during weaving, the oil agent such as polyethylene wax contained in the raw yarn oil agent is removed by rubbing with Osa and Soukou, etc., and the rot that decomposes the oil agent and polyethylene wax by the bacteria that proliferated using this as a nutrient source, Dead bodies or the like adhered to the fabric, forming an insoluble and non-stainable material stain (hereinafter referred to as jet stain).
[0003]
In order to prevent such jet contamination, a method of softening the water used in the water jet room and further adding an antibacterial agent typified by hypochlorous acid soda into the water used is adopted. However, for this purpose, it is necessary to add a soft water treatment device, special piping, antibacterial agents, etc., and an extra process and capital investment are required. In addition, jet dirt could not be completely eliminated, resulting in production loss due to poor quality, delay in delivery, and the like.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above-described problems and provide a method for producing a high-quality nylon fabric free from unstained parts such as jet dirt.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following means in order to solve such problems. That is, in the method for weaving nylon fabric of the present invention, when weaving a fabric using nylon yarn, a treatment liquid containing a chelate dispersant and a surfactant is applied to the nylon yarn constituting the warp yarn and / or the weft yarn. It is a method for producing a nylon woven fabric characterized by adhering and weaving.
[0006]
In the present invention, preferably, a knitted dispersant, a nonionic active agent, a negative ion active agent are used on a loom during a preparation process of a woven fabric using nylon yarn, that is, a warping process or weaving. A treatment liquid containing a surfactant such as an agent can be attached to warp yarns, or the above-mentioned treatment agent can be added dropwise to water used in water-jet room and woven to produce a nylon fabric free from jet stains. Preferably, when a nylon fabric is woven without water in a water jet room, a kerato dispersant is used in the warping, beaming and / or weaving steps for preparing a warp-free paste. Nylon woven fabric that prevents soiling by weaving with a treatment liquid mixed with a surfactant attached to the warp, or weaving with water in which the treatment agent is added to the water used in the water jet room. It is a manufacturing method.
[0007]
In the method for producing a nylon fabric of the present invention, ethylenediaminetetraacetic acid sodium salt is preferable as the chelate dispersant, and nonionic and negative ion active agents are particularly preferable as the surfactant.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, when weaving a woven fabric using nylon yarn, a treatment solution (chemical solution) containing a chelate dispersant and a surfactant is used.
[0009]
The present invention aims to prevent soiling during the production of nylon fabric, and exemplifies a preferred embodiment of the present invention. According to the present invention, for example, nylon yarn such as nylon multifilament yarn, warp yarn and weft yarn, or To obtain a high-quality woven fabric that is free from unstained parts such as jet stains, without damaging the unique softness and slime of nylon fabric, woven without water using a water jet room, etc. Can do.
[0010]
As described above, in the present invention, as a treatment liquid to be attached to the warp in the warping process or the weaving process in the preparation process of the nylon woven fabric, a chelate dispersant, a nonionic active agent, a negative ion active agent, etc. A treatment solution containing a surfactant is added.
[0011]
In general, the treatment liquid used for weaving a fabric is an aqueous liquid (aqueous dispersion) mainly containing an alkali such as sodium hydroxide and a surfactant such as a nonionic surfactant, and when there are many metal ions depending on the water quality. Further, a metal sequestering agent or the like may be used. However, in general, regarding water quality conditions of water used in water jet looms, insoluble salts are made non-formable by making calcium ions and magnesium ions as low as 0 ppm by soft water treatment by ion exchange. However, other metal ions remain in the water indefinitely.
[0012]
When woven nylon fabric without glue in U O COMPUTER jet loom or the like, if the warp is full I Lament is necessary convergence as yarn. To make this possible, polyethylene wax that provides water resistance and convergence, and mineral oil fatty acid esters that provide smoothness, other antistatic agents, hydrolytic agents, hydrophilic agents, preservatives, and antiwear agents Or the raw thread oil agent which mix | blended the emulsifier etc. is used. Also, when healds and wrinkles come into contact with water and warp during weaving, the oil agent and polymer flakes come off and adhere to healds, wrinkles, etc., and bacteria such as fungi in the air and water grow. In addition, due to the influence of water quality, that is, binding with calcium ion, magnesium ion, manganese ion, iron ion and other metal ions, the oil agent is decomposed and insolubilized to produce water insoluble matter. Adhere to the live machine. The deposits are waxes, oligomers, or septics, and these do not fall even after refining, and become jet stains and become unstained. The greige they dirty adhered, to the processing solution used in the refining and dyeing step, chelating - by adding compounding bets dispersing agent, by sequestering metal ions, take effect on removing the jet fouling substance However, sufficient effects are not always obtained.
[0013]
In the present invention, the intended purpose can be achieved by using a treating agent using a chelate dispersant and a surfactant in combination when weaving a nylon fabric.
[0014]
The chelate dispersant used in the present invention has a property of removing metal obstacles, mainly focusing on the removal of calcium ions, magnesium ions and other metal ions (hereinafter referred to as sequestering action).
[0015]
Examples of the chelate dispersant suitably used in the present invention include ethylenediaminetetraacetic acid sodium salt, hydroxyethylenediaminetriacetic acid sodium salt, nitrilotriacetic acid sodium salt, and the like, and particularly in terms of price, ethylenediaminetetraacetic acid sodium salt. A salt is preferably used. Examples of the salt include amine salts, potassium salts, ammonium salts and the like.
[0016]
Moreover, as a chelate dispersant, the product name Achroma-DH700 (component is sodium ethylenediaminetetraacetate) manufactured by Nagase ChemteX Corporation is commercially available, and these are also used as the chelate dispersant of the present invention. Preferably used.
[0017]
In the present invention, a chelate dispersant and a surfactant are used in combination. The use ratio of the chelate dispersant and the surfactant in the treatment liquid is preferably 20:80 to 30:70, more preferably 35:65 to 45:55, and more preferably about 40:60 by weight. Is most preferred.
[0018]
As surface active agents used in the present invention, nonionic surfactants and negative ionic agents are used particularly preferably, it is the combined use may be, respectively alone exhibits a more remarkable effect.
[0019]
Suitable nonionic active agents include, for example, an alkyl ether compound (trade name: Mapo T) manufactured by Matsumoto Pharmaceutical Co., Ltd., which has the effect of decomposing and washing away the soil substances.
[0020]
Examples of the negative ion activator preferably used in the present invention include an alkyl sulfonate compound (trade name: Marpomase) manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. It has the effect of facilitating the decomposition of dirt substances.
[0021]
As the treating agent of the present invention, a treating liquid composed of a blending ratio of 20 to 50% by weight of the chelate dispersant, 35 to 55% by weight of the nonionic active agent, and 15 to 25% by weight of the negative ion active agent. It is preferable to use it.
[0022]
The adhesion amount of the treatment liquid to the nylon yarn is preferably 2.5 to 5.0% by weight, more preferably 3 to 4% by weight. If the adhesion amount is too large, the function is saturated and the cost is increased. In addition, if the amount of treatment liquid attached is too small, the effect obtained is small.
[0023]
In addition, when the treatment liquid of the present invention is used in a water jet room, it is preferable to add the treatment liquid to the water used by instillation, and the amount is preferably about 10 to 30 drops / min. Preferably between 15 and 25 drops / min, with about 20 drops / min being optimal.
[0024]
The nylon woven fabric targeted in the present invention is a woven fabric using nylon yarn as at least a part thereof, and examples thereof include a warp and a weft or a woven fabric using a nylon yarn as a warp. Basically, taffeta is used as the woven fabric, but it can be applied to other three woven fabrics such as plain weave, twill weave and satin weave. The nylon yarn used in the present invention is a filament yarn .
[0025]
The nylon fabric of the present invention is preferably used for, for example, general rain clothes for sports, athletic clothing, outdoor clothing, general cold clothing, high-grade umbrellas, and bags.
[0026]
【Example】
Hereinafter, an Example is given and the manufacturing method of the nylon fabric of this invention is demonstrated concretely.
[0027]
Example 1
In this embodiment, a total fineness of 78 dtex, a 26 filament nylon yarn is used as a warp, a total fineness of 78 dtex, a 24 filament nylon yarn is arranged as a weft, and the weaving density is 104 vertical / 吋, horizontal 84 Weaving raw machinery (plain woven fabric) by normal water-jet loom weaving with a standard of 180 books / kashiwa taffeta.
[0028]
That is, in the warping step in the weaving preparation step of the above-mentioned plain woven fabric, the warp yarn is composed of a chelate dispersant (manufactured by Nagase ChemteX Corporation, trade name Achroma-DH700 (ethylenediaminetetraacetic acid sodium salt) 40% by weight, Surfactants (nonionic surfactant (35% by weight of alkyl ether compound (trade name: Marpon T) manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd.), negative ion activator (alkyl sulfone manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd.) A chemical solution containing a neat compound (trade name: Marpomase) (15% by weight) in a ratio of 40:60 is put in an oiling device, and the warp adhesion amount is 4.0% depending on the number of roller rotations. adjusted warp bi -.. was woven at a rotational speed of 700rpm the beam in Wo over coater jet loom weaving greige to the jet fouling test rather, high quality fabrics without Fusome portion was obtained jets dirt No it can be confirmed by staining the greige. That is, if there is a jet dirt that portion becomes non-dyed, not if price if not dyed portion is not nil state.
[0029]
(Example 2)
A green machine was woven in the same manner as in Example 1 except that the weaving density was set to be a standard of warp 116 / 吋, width 90 / 吋 210 / 吋 taffeta. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0030]
(Example 3)
A green machine was woven in the same manner as in Example 1 except that the chemical solution was attached to the warp in the beaming step instead of the warping step in the fabric preparation step. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0031]
Example 4
A green machine was woven in the same manner as in Example 2 except that the chemical solution was attached to the warp in the beaming step instead of the warping step in the fabric preparation step. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0032]
(Example 5)
A green machine was woven in the same manner as in Example 1 except that the step of attaching the chemical solution was carried out by installing an oiling device on the water jet loom. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0033]
(Practical example 6)
A green machine was woven in the same manner as in Example 2 except that the step of attaching the chemical solution was performed by installing an oiling device on the water jet loom. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0034]
(Practical example 7)
As a means for adhering the drug solution, the living machine was set up in the same manner as in Example 1 except that the drug solution was woven using water with 10 drops to 30 drops / min added to the water used in the water jet room. Weaved. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0035]
(Practical example 8)
As a means for adhering the chemical solution, the living machine was prepared in the same manner as in Example 2 except that water was added to the working water of the water jet room using water to which 10 drops to 30 drops / min were added. Weaved. The resulting green machine was a high-quality woven fabric free from jet stains and free from undyed parts.
[0036]
(Comparative Example 1)
A green machine was woven in the same manner as in Example 1 except that the treatment liquid of Example 1 was not used. When the obtained raw machine product was inspected, the jet dirt was inspected as a defect and was rejected.
[0037]
(Comparative Example 2)
A raw machine was woven in the same manner as in Example 1 except that the contents of the treatment liquid of Example 1 were only part of the chelating dispersant alone and the surfactant removed. When the obtained raw machine product was inspected, the jet dirt was inspected as a defect and was rejected.
[0038]
【The invention's effect】
According to the present invention, a nylon woven fabric having no unstained parts such as jet stains can be produced at a low cost by removing metal ions by using a mixture of a chelate dispersant and a surfactant as a composition of a chemical solution. be able to.

Claims

When weaving a woven fabric using nylon yarn, a nylon woven fabric characterized in that a processing liquid containing a chelate dispersant and a surfactant is attached to the nylon yarn constituting the warp and / or the weft to weave the fabric. Manufacturing method.

Nylon fabric warping step, bi - in at least one step of the timing step and weaving step, chelating - bets dispersant 20-50 wt%, the nonionic surfactant 35 to 55 wt%, and negative ion activators A process for producing a nylon woven fabric, characterized in that a treatment liquid composed of a blending ratio of 15 to 25% by weight is attached to a nylon thread constituting a warp and woven.

3. The method for producing a nylon fabric according to claim 1, wherein the chelate dispersant comprises ethylenediaminetetraacetic acid sodium salt.

When woven nylon fabric at Wo over coater jet loom, a method of producing nylon fabric according to any one of claims 1 to 3, characterized in that the use of water blended with a chelating dispersant and a surfactant .

The method for producing a nylon fabric according to any one of claims 1 to 4, wherein the nylon fabric is a warp and weft, or a fabric using nylon yarn as a warp, and the nylon yarn is a nylon filament.

Nylon fabric, c at O over coater jet loom, the production method of the nylon fabric according to claim 1, characterized in that the fabric is woven without glue.