JP4758883B2 - アンテナ、携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、小型、かつ複数の周波数帯域に対応できるアンテナとそのアンテナを用いた携帯端末に関する。
従来の広帯域アンテナ、あるいはマルチバンドアンテナとして、図1に示すような一つの平面上に、グランド910、給電点920、導線930、940から構成されるアンテナがある(非特許文献1)。図2は、このアンテナの周波数特性を示す図である。図2中のVSWRは電圧定在波比(Voltage Standing Wave Ratio)である。このアンテナでは、給電点920と導線930で逆L素子が形成され、導線940で逆F素子が形成されている。図1のアンテナは、逆L素子と、逆F素子をオーバーラップするように配置することで2つの周波数帯に対応している。また、このアンテナの周波数帯域幅は、逆F素子のグランド910と導線930との短絡部分と給電点との間隔mの広さに依存することがわかっている。このため、逆F素子と逆L素子とを組み合わせたアンテナでは、広帯域特性を維持したまま、アンテナの小型化をはかることは困難である。非特許文献1では、mの値を6mmから9mmの範囲として2.4GHz帯で動作させている。この長さは、0.05λから、0.07λに相当するので、携帯電話で使用する800MHz帯であれば、mが18mm以上となってしまう。したがって、携帯端末では用いることができない。
従来のアンテナの2つめの例として、非特許文献2がある。このアンテナの構成を図3に示す。アンテナは、縦約17mm、横約38mm、厚さ約7mmであり、高い周波数で動作する高周波共振部970と、低い周波数で動作する低周波共振部980を有する。図4に、このアンテナの周波数特性を示す。図4に示すように、800MHz帯、1.7GHz帯、2.0GHz帯で共振する。このアンテナはグランドに接続され筐体につながっている。そして、図5に示すように、誘電体からの電磁結合によって給電される。図3のアンテナを単純に描くと、図6のように表現でき、各共振部の長さは、1/4波長よりもやや長い。このアンテナは、小さい容積で広帯域を実現しているが、それでも、約17mm×38mmの面積と、厚さ約7mmが必要であり、同じ容積でアンテナを増やすことはできない。
従来のアンテナの3つめの例として、非特許文献3がある。非特許文献3では、70mm×50mmの平板モノポールと、この平板モノポールを約3重に巻いたrollモノポールを比較し、roll形状にすることにより、容量結合が生じて、共振周波数を低くし、band幅を広げられることが示されている。しかし、この場合も、共振周波数1.12GHzに対して、モノポールの高さが50mmであり、小型とはいえない。
従来のアンテナの4つめの例として、非特許文献4がある。このアンテナは、長さが各周波数の約1/3程度の導線(ライン)で構成されるアンテナである。このアンテナの場合も、800MHz帯で動作させるためには、素子の部分だけで35mm×6mm×6mmの大きさが必要であり、この構造のまま小型化するのは困難である。また、帯域も各導線の長さに応じた周波数帯(例えば800MHz帯と1.7GHz帯)でのみ動作するので、広帯域特性は有していない。
以上示したように、従来のアンテナ技術は、導線を分岐させ、長さを調整することでその長さに対応した周波数で動作させる方法、平板をロール形状にする方法などがあるが、いずれも、小型化できないという課題があった。
玉熊一雄、岩崎久雄、「高速無線LAN用2周波共用広帯域平面アンテナの設計」、電子情報通信学会論文誌B Vol. J87-B No.9 pp.1309-1316, 2004年9月. B. S. Collins, D. Iellici and R. Schlub,"A high-performance five-band handset antenna using a dielectric feed," p.204, 2006 International Symposium on Antenna and Propagation. Z. N. Chen,"Optimization and Comparison of Broadband Monopoles, "IEE Proc-Micro Antennas Propag., Vol. 150, No.6, December 2003. Fu-Ren Hsiao," Dual-Frequency PIFA with a Rolled Radiating Arm for GSM/DCS Operation.
従来のアンテナでは、アンテナの小型化と広帯域化が十分ではなかった。本発明の目的は、広帯域であり、かつ従来提案されているアンテナよりも小型化できるアンテナと、そのアンテナを用いた携帯端末を提供することである。
本発明のアンテナは、折り曲げ可能な誘電体基板と、誘電体基板上に形成される所定の幅の金属箔からなる給線と短絡線とを有し、誘電体基板は前記所定の幅の整数倍の幅で直角に折り曲げられるアンテナであって、給電線と短絡線は、金属箔が所定の幅と同じ間隔を空けて屈曲して形成されるメアンダライン形状であり、短絡線は、給電線のまわりに接触しないように巻いてあり、給電線と短絡線とは、容量的に結合されており、給電線が共振する周波数fは短絡線が共振する周波数fよりも高いことを特徴としている。例えば、給電線と短絡線との容量的な結合は、隣接する給電線と短絡線との静電容量、および短絡線を巻いたことにより対向する給電線と短絡線との静電容量によって生じるようにすればよい。
また、短絡線を巻いたことにより対向する短絡線同士を静電容量によって結合してもよい。短絡線は1つ以上の長さの異なる分岐線を有してもよい。
例えば、給電線の電気長を、アンテナが対象とする高い周波数で1/4波長とし、短絡線の電気長を、アンテナが対象とする低い周波数で1/2波長となるようにすればよい。また、金属板を切り抜く方法や誘電体基板上の金属箔をエッチングする方法で、給電線と短絡線とを同一平面上に形成し、当該平面を巻くことにより前述のような形状としてもよい。さらに、巻く回数を2回以上とし、短絡線を2回以上巻いたことにより生じる複数の層に渡って形成すればよい。
そして、本発明の携帯端末は、上述のようなアンテナを備えている。
本発明のアンテナによれば、短絡線が給電線のまわりに巻かれているので、給電線や短絡線の静電容量が増加し、給電線や短絡線の電気長が長くなる。したがって、給電線や短絡線は、長さが同じであっても、より低周波帯で共振する。つまり長さが短い(小さい)アンテナであっても低周波帯で共振させることができる。また、給電線と短絡線とが容量的に結合されているので、給電線と導通していない短絡線であっても、短絡線の電気長に応じた周波数(低周波数帯)で共振させることができる。さらに、高周波帯でも全体的にリターンロスを小さく(電圧定在波比を1に近く)できるので、帯域を広くすることができる。
短絡線同士も静電結合させることや、短絡線を分岐させることにより、さらに帯域を広げること、および給電線や短絡線の電気長を長くすること(アンテナを小さくすること)ができる。また、給電線や短絡線の形状をメアンダライン形状とすることで、さらにアンテナを小さくすることができる。
また、金属板を切り抜く方法や誘電体基板上の金属箔をエッチングする方法で、給電線と短絡線とを同一平面上で形成した上で巻けば、製造も簡単である。さらに、2回以上巻けば、短絡線同士の容量的な結合も容易である。
そして、このようなアンテナを携帯端末に用いれば、小さいスペースにアンテナを収納することができる。
[第1実施形態]
図7と図8に、第1実施形態のアンテナ(アンテナ素子)の構造の例を示す。本発明のアンテナ素子100は誘電体基板190を、誘電体基板190が接触しないように巻いた形状をしており、短絡点300、給電点400を介して地板200に接続されている。図7の例では矩形状に巻いているが、円形状などの他の形状に巻いてもよい。アンテナ素子100は、例えば図7のように、大きさが6mm×6mm×15mmの大きさである。地板200は80mm×40mmの大きさであり、どちらも携帯電話のような携帯端末内部に収容できる大きさとなっている。なお、図7の例は携帯端末用に、周波数帯が800MHz〜2.4GHzを想定して設計した例であるが、無線LANなどの他の周波数帯の場合は、その周波数帯の波長を考慮して設計すればよい。
図8は、アンテナ素子100を展開した場合の導線(給電線と短絡線)の形状を示している。図7のA−A’、B−B’,…,I−I’と図8のA−A’、B−B’,…,I−I’とは同じ位置を示している。A−A’が最も外側であり、I−I’が最も内側である。また、図7と図8の例では、A−A’,…,E−E’が外側の層(外層)となっており、E−E’,…,I−I’が内側の層(内層)となっている。この例では、最も内側のI−I’に給電点400があり、給電線110が形成されている。また外層と内層の境界線であるE−E’に短絡点300があり、短絡線A120が形成されている。給電線110も短絡線A120も、金属箔などの導電性の材料で形成されたメアンダライン形状である。給電線110と短絡線A120とは導通しておらず、誘電体基板190上での静電容量によって容量的に結合されている。給電線110の長さは29mmであり、短絡線A120は124mmである。この例では、給電線110は2.2GHz付近で共振するように設計しており、短絡線A120は1GHz付近で共振するように設計している。なお、図8の網掛けの部分は、導電性の材料を付けてもよいし、付けなくてもよい。以下の説明では、網掛け部分に導電性材料を付けた例で説明する。
また、上述の説明では、誘電体基板190上に金属箔で給電線と短絡線を形成した形状で説明しているが、金属板(誘電体はない)を切り抜いて給電線と短絡線とを形成し、A−A’、B−B’,…,I−I’で折り曲げてもよい。あるいは、針金を曲げて、直接巻いた形状を作ってもよい。以下の説明では、誘電体基板190の比誘電率は1(誘電体基板が存在しないか、誘電率が無視できる素材)として、シミュレーションなどを行っている。比誘電率を1より大きくする場合は、誘電体による波長短縮率を考慮して計算すればよい。
図9は、給電点400から交流信号を給電した場合の給電線110と短絡線A120に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示している。図9(A)が800MHzの場合であり、図9(B)が2.2GHzの場合である。図中の黒く塗られた部分は多くの電流が流れている部分であり、網掛けの部分もある程度の電流が流れていることを示している。800MHzの場合には、短絡線A120に多くの電流が流れていることが分かる。黒い部分(電流が多く流れている部分)が、定在波の腹の部分である。つまり、短絡線A120によって1/2波長のアンテナが形成されていると考えられる。また、2.2GHzの場合には、給電線110に多くの電流が流れていることが分かる。この場合は、給電点400付近に電流が多く流れているので、給電線110によって1/4波長のアンテナが形成されていると考えられる。
図10は、図7と図8に示したアンテナの特性を示すスミスチャートである。中心は、電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)が1の点であり、中心からの距離が近いほどVSWRが小さいこと(リターンロスが小さいこと、共振状態に近いこと)を示している。また、図11はこのアンテナのリターンロスの周波数特性を示している。図10と図11の実線は、図8のアンテナ素子100を図7のように巻いた状態で、700MHzから2.4GHzまで給電信号の周波数を変化させた場合の特性を示している。点線は、図8のアンテナ素子100を広げたままの状態で、700MHzから2.4GHzまで給電信号の周波数を変化させた場合の特性を示している。広げたままの状態では、C点(2.3GHz付近)のみで共振状態となっていることがわかる。一方、アンテナ素子100を巻いた場合には、A点(1GHz付近)で共振状態となるとともに、C点(2.2GHz)付近でもリターンロスが小さくなっていることが分かる。これは、巻いたことにより、対向する内層の給電線110と外層の短絡線A120とが容量的に結合したこと、および対向する内層の短絡線A120と外層の短絡線A120とが容量的に結合したことが原因と考えられる。
図12に、非特許文献2に示されたCollinsのアンテナと本実施形態で示したアンテナの大きさと共振周波数を比較する。本実施形態のアンテナの共振する波長に対する大きさ(特に体積)は、Collinsのアンテナの1/4程度となっていることが分かる。つまり、大幅に小型化できている。
このように、誘電体基板190を巻き、給電線と短絡線とを容量的に結合させることにより、小型の2つの周波数帯用のアンテナを実現することができる。また、給電線と短絡線とを、誘電体基板190上で隣接する給電線と短絡線との静電容量、および誘電体基板190を巻いたことにより対向する給電線と短絡線との静電容量によって結合させればよい。また、短絡線同士も静電容量によっても結合させればよい。さらに、給電線を高い周波数(例えば2.4GHz)の1/4波長程度の長さ、短絡線を低い周波数(例えば1GHz)の1/2波長程度の長さで、誘電体基板190上にメアンダライン形状で形成すればよい。
[第2実施形態]
図13に、第2実施形態のアンテナ素子100−2の給電線と短絡線の構成例を示す。誘電体基板190の巻き方は、第1実施形態(図7)と同じである。アンテナ素子100−2には、給電線110、短絡線A120の他に、短絡線B130、短絡線C140、短絡線D150が形成されている。短絡線B130、短絡線C140、短絡線D150は、短絡線A120から分岐され、それぞれ長さが異なる。なお、以下では、誘電体基板190の比誘電率は1として、シミュレーションなどを行っている。
図14は、給電点400から交流信号を給電した場合の給電線110と短絡線A12
0〜D150に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示している。図14(A)が840MHzの場合、図14(B)が1.78GHzの場合、図14(C)が1.88GHzの場合、図14(D)が1.95GHzの場合、図14(E)が2.0GHzの場合、図14(F)が2.05GHzの場合である。図14(A)より、840MHzでは短絡線A120の中心付近に定在波の腹があることが分かる。つまり、短絡線A120の電気長は、840MHzあたりの周波数で1/2波長に相当する。図14(D)〜(F)より、1.95GHz〜2.05GHzでは、給電線110に電流が流れており、定在波の腹が給電点付近に存在することが分かる。つまり、給電線110の電気長は、このあたりの周波数で1/4波長に相当する。一方、図14(B)、(C)より、1.78GHzや1.88GHzでは、給電線110にはほとんど電流が流れていない。しかし、短絡線A120に定在波の腹が2箇所あり、短絡点付近がとなっていることが分かる。したがって、短絡線A120の電気長が、このあたりの周波数で3/4波長に相当していると思われる。また、図14(B)〜(D)より、1.78GHz〜1.95GHzのあたりでは、短絡線B130にも電流が流れていることが分かる。さらに、図14(E)、(F)より、2.0GHzや2.05GHzでは短絡線C140にも電流が流れていることが分かる。このように、いろいろな短絡線に電流が流れるようにすることで、広帯域化を図ることができる。
図15は、第2実施形態のアンテナと第1実施形態のアンテナの特性を比較するための、リターンロスの周波数特性を示す図である。第1実施形態と第2実施形態との違いは、短絡線が増えたことだけだが、共振周波数が低い方向に移動していることが分かる。これは、短絡線が増えたことで、電極の面積が増加し、静電容量が増え、給電線や短絡線の電気長が長くなったためと考えられる。つまり、同じ大きさのアンテナでより低い周波数に対応できる。言い換えると、同じ周波数ならば、より小さいアンテナでよいことになる。また、長さの異なる短絡線を追加したので、高周波帯での帯域も広がっている。
このように、短絡線に1つ以上の長さの異なる分岐線を形成することで、よりアンテナの小型化と広帯域化が図れる。
[第3実施形態]
図16は、第3実施形態のアンテナ素子100−3の給電線と短絡線の構成例を示す図である。図16の構成は、帯域幅やリターンロスの最適化設計を行った結果であり、第2実施形態とは、給電線110’、短絡線A120’〜D150’の構成が異なる。給電線110’の長さは20mm、短絡線A120’ の長さは121mm、短絡線B130’ の長さは57mm、短絡線C140’ の長さは97mm、短絡線D150’ の長さは40mmである。誘電体基板190の巻き方は、第1実施形態(図7)と同じである。なお、以下では、誘電体基板190の比誘電率は1として、シミュレーションなどを行っている。
図17は、給電点400から交流信号を給電した場合の給電線110’と短絡線A120’ 〜D150’に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示している。図17(A)が857.5MHzの場合、図17(B)が1.78GHzの場合、図17(C)が2.04GHzの場合である。図17(A)より、給電線110’を取り囲む短絡線A120’上に多くの電流が流れており、静電結合によって短絡線A120’に電流が誘起されていることが分かる。図17(B)、(C)より、2.04GHzでは給電線110’に多くの電流が流れている。一方、1.78GHzでは短絡線A120’に多くの電流が流れている。このような現象は第2実施形態と同じである。
図18は、リターンロスの周波数特性を示す図である。850MHz付近と1.7GHzから2.2GHzにかけてリターンロス−6dB以下という良好な特性が得られた。これは、内層の給電線110’を短絡線A120’が覆う配置になっており、給電線110’と短絡線A120’との静電容量が大きくなっていることに起因すると考えられる。このように、容量的な結合を強くすることで、より特性のよいアンテナを設計できる。
なお、図19は、第1実施形態から第3実施形態までの給電線と短絡線の長さと、周波数ごとに何波長の長さに相当するのかを示した表である。
[第4実施形態]
図20に、第4実施形態のアンテナ素子500の給電線と短絡線の構成例を示す。誘電体基板590の巻き方は、第1実施形態(図7)と同じである。ただし、給電点400がD−D’の位置にあり、給電線510も誘電体基板590の中心部分にある点が異なる。短絡線は、短絡線A520と短絡線B530から構成されている。給電線510の中で最も長い部分は23mm、短絡線A520の長さは134mmである。これは、第1実施形態〜第3実施形態に近い値である。なお、以下では、誘電体基板590の比誘電率は1として、シミュレーションなどを行っている。
図21は、給電点400から交流信号を給電した場合の給電線510、短絡線A520、短絡線B530に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示している。図21(A)が857.5MHzの場合、図21(B)が1.78GHzの場合、図21(C)が2.04GHzの場合である。図21(A)より、857.5MHzでは、最も長い導線である短絡線A520に電流が流れているのが分かる。図21(B)より、1.78GHzでは、内層の短絡線A520と外層の短絡線A520に電流が流れている。外層の短絡線A520に流れる電流は、内層の短絡線A520に流れる電流によって誘起されたものと考えられる。図21(C)より、2.04GHzでは、給電線510に最も多く電流が流れている。この点は、第1実施形態〜第3実施形態と同じである。
図22に、リターンロスの周波数特性を示す。本実施形態のアンテナも、800MHz付近と、1.7GHz〜2.2GHzの広帯域で共振特性が得られていることが分かる。
[第5実施形態]
図23と図24に、第5実施形態のアンテナ(アンテナ素子)の構造の例を示す。アンテナ素子600の巻き方は図7と同じであるが、地板200との位置関係および給電点400の位置が異なる。地板200の大きさは80mm×40mmであり、短絡点300の位置は、地板200の1つの端から1.25mmの位置である。また、PSW=6mm、PST=6mm、HA=20mmとした。本実施形態では、給電点400はD−D’とE−E’との中間にあるが、誘電体基板690の中央部分にあるという点では第4実施形態と類似する。なお、給電線の長さは20mm、短絡線の長さが134mmである。
図25は、このアンテナのリターンロスの周波数特性を示している。このアンテナも800MHz付近と、1.7GHz〜2.2GHzの広帯域で共振特性が得られていることが分かる。図26は、このアンテナの誘電体基板690を広げた状態でのリターンロスの周波数特性を示している。誘電体基板690を広げると、内層と外層との静電容量による結合がなくなる。そして、すべての周波数帯でリターンロスが大きくなってしまう。図25と図26との比較からも、誘電体基板690を巻くことにより生じる内層と外層間の静電容量がアンテナの特性に大きく影響していることがわかる。
[変形例1]
図27に、第5実施形態の第1の変形例を示す。また、図28に、このアンテナでのリターンロス、VSWRの周波数特性を示す。アンテナ素子700は、給電線と短絡線の形状を設計しなおしたものである。この設計でも、800MHz付近および1.7GHz〜2.2GHzで、VSWRを3以下にすることができる。
[変形例2]
図29に、第5実施形態の第2の変形例を示す。また、図30に、このアンテナでのリターンロス、VSWRの周波数特性を示す。アンテナ素子800は、さらに給電線と短絡線の形状を設計しなおしたものである。この設計でも、800MHz付近および1.7GHz〜2.2GHzで、VSWRを3以下にすることができる。
[第6実施形態]
図31に、アンテナ素子を2つ折り携帯電話のヒンジ付近に取り付けた場合の様子を示す。図31(A)は2つ折りタイプの携帯電話2000を開いた状態を図示しており、図31(B)は2つ折タイプの携帯電話2000を閉じた状態を図示している。アンテナ素子2101はヒンジ2200付近に取り付けられている。
図32は、このときに用いたアンテナ素子2101の給電線と短絡線の形状を示している。また、図33は、このアンテナ素子でのリターンロスの周波数特性を、携帯電話2000を開いている時(オープン)と閉じている時(クローズ)に分けて示している。どちらの場合も、800MHz付近と1.7GHz〜2.4GHzに渡る広帯域とでリターンロスを小さくできている。
[変形例]
図34に、アンテナ素子を2つ折り携帯電話の端に取り付けた場合の様子を示す。図34(A)は2つ折りタイプの携帯電話2000を開いた状態を図示しており、図34(B)は2つ折タイプの携帯電話2000を閉じた状態を図示している。アンテナ素子2102は携帯電話の片方の端に取り付けられている。
図35は、このときに用いたアンテナ素子2102の給電線と短絡線の形状を示している。また、図36は、このアンテナ素子でのリターンロスの周波数特性を、携帯電話2000を開いている時(オープン)と閉じている時(クローズ)に分けて示している。どちらの場合も、800MHz付近と1.7GHz〜2.2GHzに渡る広帯域とでリターンロスを小さくできている。
[第7実施形態]
図37に、2つのアンテナ素子を2つ折り携帯電話のヒンジ付近に取り付けた場合の様子を示す。図38は、このときに用いたアンテナ素子2103、2104の給電線と短絡線の形状を示している。また、図39は、携帯電話2000を開いている状態でのリターンロスの周波数特性を示している。800MHz付近と1.7GHz〜2.2GHzとでリターンロスを小さくできている。
[変形例]
第6実施形態、第7実施形態では、携帯端末とアンテナの位置関係をいくつか紹介した。図40に、その他の携帯電話とアンテナの位置関係の例を示す。携帯端末の形状やアンテナの大きさからいろいろな組み合わせがあり、それらは適宜設計すればよい。
[各実施形態に共通する原理の分析]
図41に、第1実施形態で示したアンテナの給電線と短絡線の形状を示す。給電線110と短絡線A120とはメアンダライン形状なので、図41に示すように、コイル(L1〜L3)の働きもする。また、誘電体基板上で隣接する給電線と短絡線との静電容量、および誘電体基板を巻いたことにより対向する給電線と短絡線との静電容量により、給電線と短絡線との間には静電容量C1が生じている。さらに、短絡線同士の間にも静電容量C2が生じる。
図42は、このようなアンテナの構成をモデル化した図である。この図からわかるように、一種の逆Fアンテナと考えることができる。本発明のアンテナは、巻くことにより内層と外層の間に静電容量が生じ、小型化と広帯域化が実現できていると考えられる。また、このような原理なので、巻く方法は円形の渦巻状など、他の方法でもよい。
図43は、円形の渦巻状のアンテナを形成し、外周の直径(スクロール径)を変化させた場合の低い共振周波数の変化を示した図である。また、図44は、スクロール径が7.64mmと7.14mmの場合のリターンロスの周波数特性を示す図である。なお、このアンテナは、スクロール径7.64mmのときに850MHzで共振するように設計している。スクロール径を小さくすると共振周波数が低くなり、スクロール径を大きくすると共振周波数が高くなることが分かる。一般的に、アンテナの大きさは波長に依存するため、共振周波数を低くするためにはアンテナを大きくしなければならない。しかし、本発明のアンテナの場合、スクロール径を小さくする(アンテナを小さくする)ことで、共振周波数を低くすることができる。したがって、アンテナの小型化に適している。また、実際のアンテナの製造では、誘電体基板の厚さや誘電率の誤差から、比較的帯域の狭い低周波数帯での共振周波数を細かく調整することは難しい。しかし、本発明のアンテナであれば、アンテナを巻く工程で、スクロール径を微妙に調整すれば、低周波帯での共振周波数を細かく調整できる。なお、高い周波数帯では、これまでの実施形態で示したように、1.7GHz〜2.2GHzの広い範囲でVSWRを小さくできるので、スクロール径の微調整で、特性が大きく変わってしまうことはない。このことは、図44に示した2つのスクロール径でのリターンロスの周波数特性からも確認できる。
従来のアンテナの構造の例を示す図。 図1のアンテナの周波数特性を示す図。 従来のアンテナの構造の別の例を示す図。 図3のアンテナの周波数特性を示す図。 図3のアンテナの構成を示す図。 図3のアンテナをモデル化した図。 第1実施形態のアンテナの構造を示す図。 第1実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第1実施形態のアンテナに給電点から交流信号を給電した場合の給電線と短絡線に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示す図。 第1実施形態のアンテナの周波数特性を示すためのスミスチャート。 第1実施形態のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 従来のアンテナと第1実施形態のアンテナとを比較する図。 第2実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第2実施形態のアンテナに給電点から交流信号を給電した場合の給電線と短絡線に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示す図。 第2実施形態のアンテナに給電点から交流信号を給電した場合の給電線と短絡線に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示す図。 第2実施形態のアンテナと第1実施形態のアンテナの特性を比較するための、リターンロスの周波数特性を示す図。 第3実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第3実施形態のアンテナに給電点から交流信号を給電した場合の給電線と短絡線に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示す図。 第3実施形態のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 第1実施形態から第3実施形態までの給電線と短絡線の長さと、周波数ごとに何波長の長さに相当するのかを示した図。 第4実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第4実施形態のアンテナに給電点から交流信号を給電した場合の給電線と短絡線に流れる電流分布をシミュレーションした結果を示す図。 第4実施形態のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 第5実施形態のアンテナの構造を示す図。 第5実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第5実施形態のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 第5実施形態のアンテナの誘電体基板を広げた状態でのリターンロスの周波数特性を示す図。 第5実施形態の変形例1のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第5実施形態の変形例1のアンテナのリターンロスとVSWRの周波数特性を示す図。 第5実施形態の変形例2のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第5実施形態の変形例2のアンテナのリターンロスとVSWRの周波数特性を示す図。 アンテナ素子を2つ折り携帯電話のヒンジ付近に取り付けた場合の様子を示す図。 第6実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第6実施形態のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 アンテナ素子を2つ折り携帯電話の端に取り付けた場合の様子を示す図。 第6実施形態の変形例のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第6実施形態の変形例のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 2つのアンテナ素子を2つ折り携帯電話のヒンジ付近に取り付けた場合の様子を示す図。 第7実施形態のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 第7実施形態のアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図。 携帯電話とアンテナの位置関係の例を示す図。 本発明のアンテナの給電線と短絡線の形状を示す図。 本発明のアンテナの構成をモデル化した図。 円形の渦巻状のアンテナを形成し、外周の直径(スクロール径)を変化させた場合の低い共振周波数の変化を示した図。 スクロール径が7.64mmと7.14mmの場合のリターンロスの周波数特性を示す図。

Claims (9)

  1. 折り曲げ可能な誘電体基板と、
    前記誘電体基板上に形成される所定の幅の金属箔からなる給線と短絡線とを有し、記誘電体基板は記所定の幅の整数倍の幅で直角に折り曲げられるアンテナであって、
    前記給電線と短絡線は、前記金属箔が前記所定の幅と同じ間隔を空けて屈曲して形成されるメアンダライン形状であり、
    前記短絡線は、前記給電線のまわりに接触しないように巻いてあり、
    前記給電線と前記短絡線とは、容量的に結合されており、
    前記給電線が共振する周波数fは、前記短絡線が共振する周波数fよりも高いことを特徴とするアンテナ。
  2. 請求項1に記載のアンテナであって、
    前記給電線と短絡線の線幅の一部が、前記所定の幅の2倍以上の整数倍の幅となることを特徴とするアンテナ。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナであって、
    前記給電線と前記短絡線との容量的な結合は、
    隣接する前記給電線と前記短絡線との静電容量、および前記短絡線を巻いたことにより、対向する前記給電線と前記短絡線との静電容量によって生じる
    ことを特徴とするアンテナ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のアンテナであって、
    前記短絡線を巻いたことにより、対向する前記短絡線同士が静電容量によって結合することを特徴とするアンテナ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載のアンテナであって、
    前記短絡線は、1つ以上の長さの異なる分岐線を有する
    ことを特徴とするアンテナ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のアンテナであって、
    前記給電線は、当該アンテナが対象とする高い周波数で1/4波長となる電気長であり、
    前記短絡線は、当該アンテナが対象とする低い周波数で1/2波長となる電気長である
    ことを特徴とするアンテナ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のアンテナであって、
    前記給電線と前記短絡線とは、同一平面上で形成した後に巻いた
    ことを特徴とするアンテナ。
  8. 請求項1から6のいずれかに記載のアンテナであって、
    前記給電線と前記短絡線とは、同一平面上で形成した後に2回以上巻いてあり、
    前記短絡線は、2つ以上の層に渡って形成されている
    ことを特徴とするアンテナ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のアンテナを有し、
    複数の周波数帯域での通信が可能な携帯端末。
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