JP4752121B2 - Method for producing nitrile derivative, intermediate thereof and method for producing intermediate - Google Patents
Method for producing nitrile derivative, intermediate thereof and method for producing intermediate Download PDFInfo
- Publication number
- JP4752121B2 JP4752121B2 JP2001068340A JP2001068340A JP4752121B2 JP 4752121 B2 JP4752121 B2 JP 4752121B2 JP 2001068340 A JP2001068340 A JP 2001068340A JP 2001068340 A JP2001068340 A JP 2001068340A JP 4752121 B2 JP4752121 B2 JP 4752121B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxo
- benzopyran
- amino
- group
- carboxylate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 0 *c(cc1)ccc1C(Nc1cccc2c1OC(*)=CC2=O)=O Chemical compound *c(cc1)ccc1C(Nc1cccc2c1OC(*)=CC2=O)=O 0.000 description 4
Landscapes
- Pyrane Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニトリル誘導体の製造方法、その中間体および中間体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般式(4)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基を表わす。)
で示されるニトリル誘導体は、医薬中間体として有用である(例えば特開昭61−50977号公報等)。かかる一般式(4)で示されるニトリル誘導体の製造方法としては、例えば一般式(1)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わし、R2は炭素数1〜6のアルキル基を表わす。)
で示されるクロモン誘導体とアンモニアガスを反応させて得られるアミド化合物を脱水する方法が知られているが、アミド化合物を製造する際に大量のアンモニアガスを用いなければならず、反応設備および経済的な面で、必ずしも工業的に十分満足し得るものでなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような状況の下、本発明者らは、より工業的なニトリル誘導体の製造方法について鋭意検討したところ、一般式(1)で示されるクロモン誘導体とヒドロキシルアミンを反応させることにより、新規なヒドロキサム酸誘導体が容易に得られ、該ヒドロキサム酸と三塩化リン等のリン化合物を反応させることにより、目的とするニトリル化合物が得られることを見出し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、一般式(1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R2は炭素数1〜6のアルキル基を表わす。)
で示されるクロモン誘導体とヒドロキシルアミンを反応させて、一般式(2)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヒドロキサム酸誘導体を得、該ヒドロキサム酸誘導体と一般式(3)
(式中、X1、X2およびX3はそれぞれ同一または相異なって、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基またはフェニル基を表わす。)
で示されるリン化合物を反応させることを特徴とする一般式(4)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるニトリル誘導体の製造方法、およびその中間体である上記一般式(2)で示される新規なヒドロキサム酸誘導体とその製造方法を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
まず、一般式(1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R2は炭素数1〜6のアルキル基を表わす。)
で示されるクロモン誘導体とヒドロキシルアミンを反応させて、一般式(2)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヒドロキサム酸誘導体を得る工程について説明する。
【0006】
一般式(1)
で示されるクロモン誘導体(以下、クロモン誘導体(1)と略記する。)の式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基を表わす。
【0007】
炭素数1〜10のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基等の直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜10のアルキル基が挙げられる。
【0008】
フェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオキシ基、n−ノニルオキシ基、n−デシルオキシ基等の直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜10のアルコキシ基、およびこれらアルコキシ基の水素原子がフェニル基に置換した例えば3−フェニルプロポキシ基、4−フェニルブトキシ基等が挙げられる。
【0009】
また、上記式中、R2は炭素数1〜6のアルキル基を表わし、炭素数1〜6のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基等の直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。
【0010】
かかるクロモン誘導体(1)としては、例えば8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0011】
8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0012】
8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0013】
8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0014】
8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0015】
8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0016】
8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0017】
8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0018】
8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0019】
8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0020】
8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0021】
8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0022】
8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル、
【0023】
8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸メチル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−プロピル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソプロピル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ブチル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸イソブチル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸tert−ブチル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸n−ヘキシル等が挙げられる。
【0024】
ヒドロキシルアミンはフリー体を用いてもよいし、例えばヒドロキシルアミン・塩酸塩、ヒドロキシルアミン・硫酸塩等のヒドロキシルアミンと鉱酸との塩を用いてもよい。ヒドロキシルアミンと鉱酸との塩を用いる場合には、予めアルカリで該塩を中和するか、反応系中に該塩を構成する鉱酸を中和するに足る塩基を加える必要がある。また、ヒドロキシルアミンはそのまま用いてもよいが、操作性等を考慮すると、水溶液として用いることが好ましい。
【0025】
ヒドロキシルアミンの使用量は、クロモン誘導体(1)に対して、通常1モル倍以上、好ましくは1.1モル倍以上であり、その上限は特に制限されないが、あまり多すぎると、経済的に不利になりやすいため、実用的にはクロモン誘導体(1)に対して、5モル倍以下、好ましくは3モル倍以下である。
【0026】
反応温度は、あまり低いと反応が進行しにくく、またあまり高いと副反応が起こりやすいため、通常−30〜100℃である。
【0027】
クロモン誘導体(1)とヒドロキシルアミンの反応は、通常有機溶媒の存在下に実施される。有機溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、例えばアセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、例えばピリジン、5−エチル−2−メチルピリジン等のピリジン系溶媒、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、例えばジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、例えば酢酸エチル等のエステル系溶媒、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、その使用量は特に制限されない。
【0028】
塩基の存在下に、クロモン誘導体(1)とヒドロキシルアミンの反応を実施することにより、目的とする一般式(2)で示されるヒドロキサム酸誘導体をさらに収率よく得ることができる。
【0029】
塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、例えば炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸水素塩、例えば酢酸カリウム、酢酸ナトリウム等のアルカリ金属酢酸塩、例えばトリエチルアミン、ピリジン等のアミン類等が挙げられる。
【0030】
塩基の使用量は、クロモン誘導体(1)に対して、通常0.1モル倍以上、好ましくは0.5モル倍以上であり、その上限は特にないが、あまり多いと経済的に不利になるため、実用的には、クロモン誘導体に対して、5モル倍以下、好ましくは2モル倍以下である。なお、上記したように、ヒドロキシルアミンと鉱酸との塩を用いた場合には、該塩を構成する鉱酸を中和するに必要な量の塩基を別途用いる必要がある。
【0031】
反応終了後、反応液を、例えば濃縮処理、晶析処理等して、目的とする一般式(2)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヒドロキサム酸誘導体(以下、ヒドロキサム酸誘導体(2)と略記する。)を取り出すことができる。塩基の存在下に反応を実施した場合には、反応液を塩酸、硫酸等の鉱酸水溶液で中和処理した後、晶析処理等により、ヒドロキサム酸誘導体(2)を取り出すことが好ましい。この場合、中和処理により生じる塩を含むヒドロキサム酸誘導体(2)が得られることがあるが、このときには、例えば得られたヒドロキサム酸誘導体(2)を水洗浄し、塩を除去すればよい。また、反応液に、必要に応じて水に不溶の有機溶媒を加え、抽出処理し、得られる有機層を、濃縮処理、晶析処理等することにより、ヒドロキサム酸誘導体(2)を取り出してもよい。水に不溶の有機溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、例えばジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、例えば酢酸エチル等のエステル系溶媒、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げられ、その使用量は特に制限されない。
【0032】
なお、場合によっては、ヒドロキサム酸誘導体(2)は、水和物として得られることもあり、このときには、得られたヒドロキサム酸誘導体(2)の水和物と有機溶媒を混合、接触させることにより、ヒドロキサム酸誘導体(2)に導くことができる。
【0033】
取り出したヒドロキサム酸誘導体(2)は、例えばリパルプ洗浄、再結晶、カラムクロマトグラフィ等によりさらに精製してもよい。
【0034】
なお、反応液中に水が含まれていない場合には、ヒドロキサム酸誘導体(2)を該反応液から取り出すことなく、次工程に用いてもよいが、反応液中に水が含まれている場合には、該反応液から水を次工程に悪影響を及ぼさない程度に除去した後、用いることが好ましい。
【0035】
かくして得られるヒドロキサム酸化合物(2)は、新規化合物であり、例えば8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、
【0036】
8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸等が挙げられる。
【0037】
続いてヒドロキサム酸誘導体(2)と一般式(3)
(式中、X1、X2およびX3はそれぞれ同一または相異なって、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基またはフェニル基を表わす。)
で示されるリン化合物を反応させ、一般式(4)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるニトリル誘導体を製造する工程について説明する。
【0038】
一般式(3)
で示されるリン化合物(以下、リン化合物(3)と略記する。)の式中、X1、X2およびX3は、それぞれ同一または相異なって、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基またはフェニル基を表わす。
【0039】
ハロゲン原子としては、塩素、臭素、ヨウ素が挙げられ、炭素数1〜6のアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ヘキシル基等の直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜6のアルキル基が挙げられる。炭素数1〜6のアルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基等の直鎖状または分枝鎖状の炭素数1〜6のアルコキシ基、およびフェノキシ基が挙げられる。
【0040】
かかるリン化合物(3)としては、例えば三塩化リン、三臭化リン、ジクロロメチルホスファイト、クロロジメチルホスファイト、トリメチルホスファイト、トリフェニルホスフィン等が挙げられる。
【0041】
リン化合物(3)の使用量は、ヒドロキサム酸誘導体(2)に対して、通常1モル倍以上、好ましくは1.5モル倍以上であり、その上限は特にないが、あまり多いと経済的に不利になるため、実用的には、ヒドロキサム酸誘導体(2)に対して、5モル倍以下である。
【0042】
ヒドロキサム酸誘導体(2)とリン化合物(3)の反応は、通常有機溶媒の存在下に実施される。有機溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒、例えばジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、例えばジエチルエーテル、メチル−tert−ブチルエーテル等のエーテル系溶媒、例えば酢酸エチル等のエステル系溶媒、ピリジン、5−エチル−2−メチルピリジン等のピリジン系溶媒等が挙げられ、その使用量は特に制限されない。
【0043】
反応温度は、通常20℃〜反応液の還流温度の範囲である。
【0044】
反応終了後、例えば反応液と水を混合し、分液処理し、得られる有機層を濃縮処理、晶析処理等することにより、目的とする一般式(4)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるニトリル誘導体(以下、ニトリル誘導体(4)と略記する。)を取り出すことができる。取り出したニトリル誘導体(4)は、例えば再結晶、カラムクロマトグラフィ等の通常の精製手段によりさらに精製してもよい。また溶媒として、ピリジン系溶媒を用いた場合には、水に代えて、例えば硫酸水溶液、塩酸水溶液等の酸水溶液を用いてもよい。
【0045】
かくして得られるニトリル誘導体(4)としては、例えば8−ベンゾイルアミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ペンチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ヘキシルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ヘプチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−オクチルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ノニルベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、
【0046】
8−(4−ブトキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ペンチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ヘプチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−オクチルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−(4−ノニルオキシベンゾイル)アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−〔4−(3−フェニルプロポキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル等が挙げられる。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、クロモン誘導体から新規化合物であるヒドロキサム酸誘導体を経ることにより、容易にニトリル誘導体を得ることができ、工業的に有利である。
【0048】
【実施例】
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0049】
実施例1
攪拌装置、温度計および滴下装置を装着したフラスコに、N,N−ジメチルホルムアミド400gおよび8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボン酸エチルエステル47gを仕込んだ。内温15℃に調整し、50重量%ヒドロキシルアミン水溶液10.2gおよび40重量%炭酸カリウム水溶液46.4gをそれぞれ滴下した後、同温度で18時間攪拌、保持した。その後、反応液に98重量%硫酸31gをゆっくり滴下した後、内温60℃まで昇温した。同温度で水200gを滴下後、1時間攪拌、保持し、2時間かけて室温まで冷却した。析出した結晶を濾取し、水200gで洗浄した。濾取した結晶をフラスコに入れ、水600gを加え、内温60℃に昇温、1時間攪拌、保持した後、結晶を濾取し、水200gで洗浄した。濾取した結晶をフラスコに入れ、メタノール280gを加え、内温60℃に昇温し、1時間攪拌、保持し、2時間かけて室温まで冷却した。結晶を濾取し、減圧条件下、70℃で乾燥し、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸38gを得た。収率:80%。
【0050】
1H−NMR(DMSO-d6,TMS基準,単位:ppm)
δ12.08(1H、br)、10.17(1H、s)、9.78(1H、br)、8.44(1H、d)、7.97(2H、d)、7.83(1H、d)、7.53(1H、t)、7.2〜7.3(5H、m)、7.10(2H、d)、6.86(1H、s)、4.10、(2H、t)、2.66(2H、t)、1.76(4H、m)
【0051】
攪拌装置、温度計および滴下装置を装着したフラスコに、5−エチルー2−メチルピリジン20gおよび実施例1で得た8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸1.0gを仕込んだ。これに、ジクロロメチルホスファイト0.56gを滴下した後、内温80℃に昇温し、3時間攪拌、保持した。反応液を、28重量%硫酸水30gおよびトルエン30gの混合液に、内温40℃を保ちながら、滴下した後、内温70℃まで昇温した。同温度で30分攪拌、保持した後、分液処理し、有機層を得た。該有機層を5重量%塩酸水20g、次いで飽和食塩水20gで洗浄した後、減圧下で濃縮し、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリル0.69gを得た。収率:75%(ヒドロキサム酸基準)。
【0052】
実施例2
攪拌装置、温度計および滴下装置を装着したフラスコに、室温でトルエン20gおよび実施例1で得た8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸1.0gを混合した。これに、ジクロロメチルホスファイト0.56gを滴下した後、100℃に昇温し、さらに7時間攪拌保持した。40℃で水30gに反応溶液を滴下した後、同温度で30分混合攪拌し、分液した。有機層をさらに飽和食塩水20gで洗浄した。得られた有機層を液体クロマトグラフィーで分析したところ、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリルが0.66g生成していた。収率:71%。
【0053】
参考例3
攪拌装置、温度計および滴下装置を装着したフラスコに、トルエン20gおよび実施例1で得られた8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボヒドロキサム酸1.0gを仕込んだ。これに三塩化リン0.87gを滴下した後、内温100℃に昇温し、4時間攪拌、保持した。反応液を、40℃で水30gに反応溶液を滴下した後、同温度で30分攪拌、保持し、分液処理し、有機層を得た。該有機層を飽和食塩水20gで洗浄した後、液体クロマトグラフィーで分析したところ、8−〔4−(4−フェニルブトキシ)ベンゾイル〕アミノ−4−オキソ−4H−1−ベンゾピラン−2−カルボニトリルが0.41g生成していた。収率:44%。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a nitrile derivative, an intermediate thereof, and a method for producing the intermediate.
[0002]
[Prior art]
General formula (4)
(Wherein R 1 Represents a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or an alkoxy group having 1 to 10 carbon atoms which may be substituted with a phenyl group. )
Is useful as a pharmaceutical intermediate (for example, JP-A No. 61-50977). As a method for producing such a nitrile derivative represented by the general formula (4), for example, the general formula (1)
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above, R 2 Represents an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms. )
Although a method for dehydrating an amide compound obtained by reacting a chromone derivative represented by formula (1) with ammonia gas is known, a large amount of ammonia gas must be used in the production of the amide compound. However, it was not always satisfactory industrially.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Under such circumstances, the present inventors diligently studied a more industrial method for producing a nitrile derivative. As a result, a novel hydroxam was produced by reacting a chromone derivative represented by the general formula (1) with hydroxylamine. It was found that an acid derivative can be easily obtained, and that the target nitrile compound can be obtained by reacting the hydroxamic acid with a phosphorus compound such as phosphorus trichloride.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention provides the general formula (1)
(Wherein R 1 Represents a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or an alkoxy group having 1 to 10 carbon atoms which may be substituted with a phenyl group; 2 Represents an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms. )
Is reacted with hydroxylamine to give a general formula (2)
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above. )
A hydroxamic acid derivative represented by the formula:
(Where X 1 , X 2 And X Three Are the same or different and each represents a halogen atom, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, or a phenyl group. )
A phosphorus compound represented by the general formula (4)
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above. )
And a novel hydroxamic acid derivative represented by the above general formula (2), which is an intermediate thereof, and a method for producing the same.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, general formula (1)
(Wherein R 1 Represents a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or an alkoxy group having 1 to 10 carbon atoms which may be substituted with a phenyl group; 2 Represents an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms. )
Is reacted with hydroxylamine to give a general formula (2)
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above. )
The process of obtaining the hydroxamic acid derivative shown by is shown.
[0006]
General formula (1)
In the formula of the chromone derivative represented by (hereinafter abbreviated as chromone derivative (1)), R 1 Represents a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or an alkoxy group having 1 to 10 carbon atoms which may be substituted with a phenyl group.
[0007]
Examples of the alkyl group having 1 to 10 carbon atoms include methyl group, ethyl group, n-propyl group, isopropyl group, n-butyl group, isobutyl group, sec-butyl group, tert-butyl group, n-pentyl group, n Examples include linear or branched alkyl groups having 1 to 10 carbon atoms such as -hexyl group, n-heptyl group, n-octyl group, n-nonyl group, and n-decyl group.
[0008]
Examples of the alkoxy group having 1 to 10 carbon atoms which may be substituted with a phenyl group include methoxy group, ethoxy group, n-propoxy group, isopropoxy group, n-butoxy group, isobutoxy group, sec-butoxy group, tert Linear or branched carbon number such as -butoxy group, n-pentyloxy group, n-hexyloxy group, n-heptyloxy group, n-octyloxy group, n-nonyloxy group, n-decyloxy group, etc. Examples thereof include 1 to 10 alkoxy groups and 3-phenylpropoxy group, 4-phenylbutoxy group and the like in which a hydrogen atom of these alkoxy groups is substituted with a phenyl group.
[0009]
In the above formula, R 2 Represents an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms. Examples of the alkyl group having 1 to 6 carbon atoms include a methyl group, an ethyl group, an n-propyl group, an isopropyl group, an n-butyl group, an isobutyl group, and a sec-butyl group. Linear or branched alkyl groups having 1 to 6 carbon atoms such as tert-butyl group and n-hexyl group.
[0010]
Examples of the chromone derivative (1) include methyl 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate and 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid. Ethyl, n-propyl 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, isopropyl 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8-benzoylamino -4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid isobutyl, 8-benzoylamino-4-oxo-4H Tert-Butyl-1-benzopyran-2-carboxylate, 8-benzoylamino-4-oxo- H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0011]
8- (4-Pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid methyl, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid Ethyl, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- Isopropyl 2-carboxylate, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isobutyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyra Butyl tert-2-carboxylic acid, 8- (4-pentyl Ruben benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0012]
8- (4-Hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid methyl, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid Ethyl, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- Isopropyl 2-carboxylate, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, n-butyl 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isobutyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyra Butyl tert-2-carboxylic acid, 8- (4-hexyl-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0013]
8- (4-Heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid methyl, 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid Ethyl, n-propyl 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- Isopropyl 2-carboxylate, 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isobutyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyra Butyl tert-2-carboxylic acid, 8- (4-heptyl-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0014]
8- (4-Octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid methyl, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid Ethyl, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- Isopropyl 2-carboxylate, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isobutyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyra Butyl tert-2-carboxylic acid, 8- (4-octyl benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0015]
8- (4-Nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid methyl, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid Ethyl, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-propyl, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- Isopropyl 2-carboxylate, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isobutyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbo Acid tert- butyl 8- (4-nonyl-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0016]
8- (4-Butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid methyl, 8- (4-butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid Ethyl, 8- (4-butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- Isopropyl 2-carboxylate, 8- (4-butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isobutyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyra Butyl tert-2-carboxylic acid, 8- (4-butoxy-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0017]
8- (4-Pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2- Ethyl carboxylate, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-propyl, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H- 1-benzopyran-2-carboxylic acid isopropyl, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino- 4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate isobutyl, 8- (4-pentyloxybenzoyl) Amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid tert- butyl 8- (4-pentyloxy-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0018]
8- (4-Hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2- Ethyl carboxylate, 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H- Isopropyl 1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino- 4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate isobutyl, 8- (4-hexyloxybenzoyl) Amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid tert- butyl 8- (4-hexyloxy-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0019]
8- (4-Heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2- Ethyl carboxylate, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H- 1-benzopyran-2-carboxylic acid isopropyl, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino- 4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate isobutyl, 8- (4-heptyloxybenzoyl) Amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid tert- butyl 8- (4-heptyloxy-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0020]
8- (4-Octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2- Ethyl carboxylate, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H- 1-benzopyran-2-carboxylic acid isopropyl, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino- 4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate isobutyl, 8- (4-octyloxybenzoyl) Amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid tert- butyl 8- (4-octyloxy-benzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0021]
8- (4-Nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2- Ethyl carboxylate, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H- 1-benzopyran-2-carboxylic acid isopropyl, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-butyl, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino- Isobutyl 4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4- Kiso-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid tert- butyl 8- (4-nonyl-oxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n- hexyl,
[0022]
8- [4- (3-Phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- [4- (3-phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo- Ethyl 4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- [4- (3-phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate n-propyl, 8- [4- (3-Phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- [4- (3-phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran N-butyl-2-carboxylate, 8--4-oxo-4H-1-benzopyran-2-isobutyl 2-carboxylate, 8- [4- ( -Phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, tert-butyl 8- [4- (3-phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran N-hexyl-2-carboxylate,
[0023]
8- [4- (4-Phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo- Ethyl 4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate n-propyl, 8- [4- (4-Phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid isopropyl, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran N-butyl-2-carboxylate, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- -Isobutyl carboxylate, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylate, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl And amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxylic acid n-hexyl.
[0024]
Hydroxylamine may be used in a free form, or for example, a salt of hydroxylamine such as hydroxylamine / hydrochloride, hydroxylamine / sulfate, and a mineral acid. When a salt of hydroxylamine and a mineral acid is used, it is necessary to neutralize the salt with an alkali in advance or add a base sufficient to neutralize the mineral acid constituting the salt in the reaction system. Hydroxylamine may be used as it is, but it is preferably used as an aqueous solution in consideration of operability and the like.
[0025]
The amount of hydroxylamine used is usually 1 mol times or more, preferably 1.1 mol times or more with respect to the chromone derivative (1), and the upper limit is not particularly limited, but if it is too much, it is economically disadvantageous. Therefore, it is practically 5 mol times or less, preferably 3 mol times or less, relative to the chromone derivative (1).
[0026]
If the reaction temperature is too low, the reaction hardly proceeds, and if it is too high, side reactions are likely to occur.
[0027]
The reaction between the chromone derivative (1) and hydroxylamine is usually carried out in the presence of an organic solvent. Examples of the organic solvent include amide solvents such as N, N-dimethylformamide, N-methylpyrrolidone and 1,3-dimethyl-2-imidazolidinone, alcohol solvents such as methanol and ethanol, such as acetonitrile and propionitrile. Nitrile solvents such as pyridine, pyridine solvents such as 5-ethyl-2-methylpyridine, aromatic hydrocarbon solvents such as toluene and xylene, ethers such as diethyl ether, methyl tert-butyl ether, and tetrahydrofuran Examples of the solvent include ester solvents such as ethyl acetate, and halogenated hydrocarbon solvents such as dichloromethane, dichloroethane, chlorobenzene, and dichlorobenzene, and the amount used is not particularly limited.
[0028]
By carrying out the reaction of the chromone derivative (1) and hydroxylamine in the presence of a base, the target hydroxamic acid derivative represented by the general formula (2) can be obtained in higher yield.
[0029]
Examples of the base include alkali metal carbonates such as potassium carbonate and sodium carbonate, alkali metal hydroxides such as sodium hydroxide and potassium hydroxide, alkali metal hydrogen carbonates such as potassium bicarbonate and sodium bicarbonate, Examples include alkali metal acetates such as potassium acetate and sodium acetate, and amines such as triethylamine and pyridine.
[0030]
The amount of the base used is usually 0.1 mol times or more, preferably 0.5 mol times or more with respect to the chromone derivative (1), and there is no upper limit, but if it is too much, it is economically disadvantageous. Therefore, practically, it is 5 mol times or less, preferably 2 mol times or less with respect to the chromone derivative. As described above, when a salt of hydroxylamine and a mineral acid is used, it is necessary to separately use an amount of base necessary for neutralizing the mineral acid constituting the salt.
[0031]
After completion of the reaction, the reaction solution is subjected to, for example, concentration treatment, crystallization treatment, etc.
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above. )
The hydroxamic acid derivative shown below (hereinafter abbreviated as hydroxamic acid derivative (2)) can be taken out. When the reaction is carried out in the presence of a base, it is preferable to take out the hydroxamic acid derivative (2) by crystallization treatment after neutralizing the reaction solution with a mineral acid aqueous solution such as hydrochloric acid or sulfuric acid. In this case, a hydroxamic acid derivative (2) containing a salt generated by the neutralization treatment may be obtained. At this time, for example, the obtained hydroxamic acid derivative (2) may be washed with water to remove the salt. Further, the hydroxamic acid derivative (2) may be taken out by adding an organic solvent insoluble in water to the reaction solution as necessary, subjecting it to extraction treatment, and subjecting the resulting organic layer to concentration treatment, crystallization treatment, and the like. Good. Examples of water-insoluble organic solvents include aromatic hydrocarbon solvents such as toluene and xylene, ether solvents such as diethyl ether, methyl-tert-butyl ether, and tetrahydrofuran, and ester solvents such as ethyl acetate such as dichloromethane. , Halogenated hydrocarbon solvents such as dichloroethane, chloroform, chlorobenzene and the like, and the amount used is not particularly limited.
[0032]
In some cases, the hydroxamic acid derivative (2) may be obtained as a hydrate. At this time, the obtained hydroxamic acid derivative (2) hydrate and an organic solvent are mixed and brought into contact with each other. To the hydroxamic acid derivative (2).
[0033]
The extracted hydroxamic acid derivative (2) may be further purified by, for example, repulp washing, recrystallization, column chromatography or the like.
[0034]
In addition, when water is not contained in the reaction solution, the hydroxamic acid derivative (2) may be used in the next step without being taken out from the reaction solution. However, the reaction solution contains water. In some cases, it is preferable to use after removing water from the reaction solution to the extent that it does not adversely affect the next step.
[0035]
The hydroxamic acid compound (2) thus obtained is a novel compound such as 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4- Oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-heptylbenzoyl) amino- 4-Oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-nonylbenzoyl) Amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid,
[0036]
8- (4-Butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbo Hydroxamic acid, 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran 2-carbohydroxamic acid, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H -1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- [4- (3-phenylpropoxy) be Zoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid Etc.
[0037]
Subsequently, hydroxamic acid derivative (2) and general formula (3)
(Where X 1 , X 2 And X Three Are the same or different and each represents a halogen atom, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, or a phenyl group. )
A phosphorus compound represented by general formula (4):
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above. )
The process for producing the nitrile derivative shown in FIG.
[0038]
General formula (3)
In the formula of the phosphorus compound represented by (hereinafter abbreviated as phosphorus compound (3)), X 1 , X 2 And X Three Are the same or different and each represents a halogen atom, an alkyl group having 1 to 6 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms, or a phenyl group.
[0039]
Examples of the halogen atom include chlorine, bromine and iodine. Examples of the alkyl group having 1 to 6 carbon atoms include a methyl group, ethyl group, n-propyl group, isopropyl group, n-butyl group, isobutyl group, sec- Examples thereof include linear or branched alkyl groups having 1 to 6 carbon atoms such as a butyl group, a tert-butyl group, and an n-hexyl group. Examples of the alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms include a methoxy group, an ethoxy group, an n-propoxy group, an isopropoxy group, an n-butoxy group, an isobutoxy group, a sec-butoxy group, a tert-butoxy group, and an n-pentyloxy group. , A linear or branched alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms such as an n-hexyloxy group, and a phenoxy group.
[0040]
Examples of the phosphorus compound (3) include phosphorus trichloride, phosphorus tribromide, dichloromethyl phosphite, chlorodimethyl phosphite, trimethyl phosphite, and triphenylphosphine.
[0041]
The amount of the phosphorus compound (3) used is usually 1 mol times or more, preferably 1.5 mol times or more with respect to the hydroxamic acid derivative (2), and there is no particular upper limit. Since it becomes disadvantageous, it is 5 mol times or less with respect to a hydroxamic acid derivative (2) practically.
[0042]
The reaction of the hydroxamic acid derivative (2) and the phosphorus compound (3) is usually carried out in the presence of an organic solvent. Examples of the organic solvent include aromatic hydrocarbon solvents such as toluene and xylene, halogenated hydrocarbon solvents such as dichloromethane, dichloroethane, chlorobenzene and dichlorobenzene, and ether solvents such as diethyl ether and methyl tert-butyl ether. Examples thereof include ester solvents such as ethyl acetate, pyridine solvents such as pyridine and 5-ethyl-2-methylpyridine, and the amount used is not particularly limited.
[0043]
The reaction temperature is usually in the range of 20 ° C. to the reflux temperature of the reaction solution.
[0044]
After completion of the reaction, for example, the reaction solution and water are mixed and subjected to liquid separation treatment, and the resulting organic layer is subjected to concentration treatment, crystallization treatment, etc.
(Wherein R 1 Represents the same meaning as above. )
Can be taken out (hereinafter abbreviated as nitrile derivative (4)). The extracted nitrile derivative (4) may be further purified by ordinary purification means such as recrystallization and column chromatography. When a pyridine solvent is used as the solvent, an aqueous acid solution such as an aqueous sulfuric acid solution or an aqueous hydrochloric acid solution may be used instead of water.
[0045]
Examples of the nitrile derivative (4) thus obtained include 8-benzoylamino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile and 8- (4-pentylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1- Benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-hexylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-heptylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1- Benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-octylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-nonylbenzoyl) amino-4-oxo-4H-1- Benzopyran-2-carbonitrile,
[0046]
8- (4-Butoxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-pentyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile 8- (4-hexyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-heptyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2- Carbonitrile, 8- (4-octyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile, 8- (4-nonyloxybenzoyl) amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- 2-carbonitrile, 8- [4- (3-phenylpropoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H- - benzopyran-2-carbonitrile, 8- [4- (4-phenyl-butoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile, and the like.
[0047]
【The invention's effect】
According to the present invention, a nitrile derivative can be easily obtained from a chromone derivative through a novel hydroxamic acid derivative, which is industrially advantageous.
[0048]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example demonstrates this invention further in detail, this invention is not limited to these Examples.
[0049]
Example 1
To a flask equipped with a stirrer, a thermometer and a dropping device, 400 g of N, N-dimethylformamide and 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carboxyl 47 g of acid ethyl ester was charged. The internal temperature was adjusted to 15 ° C., 10.2 g of 50 wt% aqueous hydroxylamine solution and 46.4 g of 40 wt% potassium carbonate aqueous solution were added dropwise, and the mixture was stirred and held at the same temperature for 18 hours. Thereafter, 31 g of 98% by weight sulfuric acid was slowly added dropwise to the reaction solution, and then the temperature was raised to an internal temperature of 60 ° C. After 200 g of water was added dropwise at the same temperature, the mixture was stirred and maintained for 1 hour and cooled to room temperature over 2 hours. The precipitated crystals were collected by filtration and washed with 200 g of water. The crystals collected by filtration were put into a flask, 600 g of water was added, the temperature was raised to an internal temperature of 60 ° C., and the mixture was stirred and held for 1 hour, and then the crystals were collected by filtration and washed with 200 g of water. The crystals collected by filtration were put into a flask, 280 g of methanol was added, the temperature was raised to an internal temperature of 60 ° C., stirred and held for 1 hour, and cooled to room temperature over 2 hours. The crystals were collected by filtration and dried at 70 ° C. under reduced pressure to obtain 38 g of 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid. . Yield: 80%.
[0050]
1 H-NMR (DMSO-d 6 , TMS standard, unit: ppm)
δ 12.08 (1H, br), 10.17 (1H, s), 9.78 (1H, br), 8.44 (1H, d), 7.97 (2H, d), 7.83 (1H) D), 7.53 (1H, t), 7.2-7.3 (5H, m), 7.10 (2H, d), 6.86 (1H, s), 4.10, (2H , T), 2.66 (2H, t), 1.76 (4H, m)
[0051]
To a flask equipped with a stirrer, a thermometer and a dropping device, 20 g of 5-ethyl-2-methylpyridine and 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H- obtained in Example 1 were used. 1.0 g of 1-benzopyran-2-carbohydroxamic acid was charged. To this was added dropwise 0.56 g of dichloromethyl phosphite, and then the temperature was raised to an internal temperature of 80 ° C. and stirred and maintained for 3 hours. The reaction solution was dropped into a mixed solution of 30 g of 28 wt% sulfuric acid and 30 g of toluene while maintaining the internal temperature at 40 ° C., and then the temperature was raised to an internal temperature of 70 ° C. After stirring and holding at the same temperature for 30 minutes, liquid separation treatment was performed to obtain an organic layer. The organic layer was washed with 20 g of 5 wt% aqueous hydrochloric acid and then with 20 g of saturated brine, and then concentrated under reduced pressure to give 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1- 0.69 g of benzopyran-2-carbonitrile was obtained. Yield: 75% (based on hydroxamic acid).
[0052]
Example 2
To a flask equipped with a stirrer, a thermometer and a dropping device, 20 g of toluene at room temperature and 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran- obtained in Example 1 were used. 1.0 g of 2-carbohydroxamic acid was mixed. To this was added dropwise 0.56 g of dichloromethyl phosphite, and then the temperature was raised to 100 ° C., and the mixture was further stirred for 7 hours. After dropping the reaction solution into 30 g of water at 40 ° C., the mixture was stirred at the same temperature for 30 minutes and separated. The organic layer was further washed with 20 g of saturated brine. When the obtained organic layer was analyzed by liquid chromatography, 0.66 g of 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile was formed. It was. Yield: 71%.
[0053]
reference Example 3
To a flask equipped with a stirrer, a thermometer and a dropping device, 20 g of toluene and 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2 obtained in Example 1 were used. -1.0 g carbohydroxamic acid was charged. After 0.87 g of phosphorus trichloride was added dropwise thereto, the temperature was raised to an internal temperature of 100 ° C. and stirred and held for 4 hours. The reaction solution was added dropwise to 30 g of water at 40 ° C., and then stirred and held at the same temperature for 30 minutes, followed by liquid separation treatment to obtain an organic layer. The organic layer was washed with 20 g of saturated brine and then analyzed by liquid chromatography. As a result, 8- [4- (4-phenylbutoxy) benzoyl] amino-4-oxo-4H-1-benzopyran-2-carbonitrile was analyzed. Produced 0.41 g. Yield: 44%.
Claims (4)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはフェニル基で置換
されていてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R2は炭素数1〜6
のアルキル基を表わす。)
で示されるクロモン誘導体とヒドロキシルアミンとを反応させて、一般式(2)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヒドロキサム酸誘導体を得、該ヒドロキサム酸誘導体と一般式(3)
(式中、X1 およびX 2 は共に塩素原子を表し、X 3 は炭素数1〜6のアルコキシ基を表す。)
で示されるリン化合物とを反応させることを特徴とする一般式(4)
(式中、R1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるニトリル誘導体の製造方法。General formula (1)
Wherein R 1 represents a hydrogen atom, an alkyl group having 1 to 10 carbon atoms or an alkoxy group having 1 to 10 carbon atoms which may be substituted with a phenyl group, and R 2 represents 1 to 6 carbon atoms.
Represents an alkyl group. )
A chromone derivative and hydroxylamine represented in reacted, the general formula (2)
(In the formula, R 1 represents the same meaning as described above.)
A hydroxamic acid derivative represented by the formula:
(Wherein, X 1 and X 2 are both tables chlorine atom, X 3 represents an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms.)
Formula, wherein in reacting a phosphorus compound represented (4)
(In the formula, R 1 represents the same meaning as described above.)
The manufacturing method of the nitrile derivative shown by these.
(式中、R 1 は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヒドロキサム酸誘導体と一般式(3)
(式中、X 1 およびX 2 は共に塩素原子を表し、X 3 は炭素数1〜6のアルコキシ基を表す。)
で示されるリン化合物とを反応させることを特徴とする一般式(4)
(式中、R 1 は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるニトリル誘導体の製造方法。General formula (2)
(In the formula, R 1 represents the same meaning as described above.)
And a hydroxamic acid derivative represented by the general formula (3)
(In the formula, X 1 and X 2 both represent a chlorine atom, and X 3 represents an alkoxy group having 1 to 6 carbon atoms.)
Formula, wherein in reacting a phosphorus compound represented (4)
(In the formula, R 1 represents the same meaning as described above.)
The manufacturing method of the nitrile derivative shown by these.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001068340A JP4752121B2 (en) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | Method for producing nitrile derivative, intermediate thereof and method for producing intermediate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001068340A JP4752121B2 (en) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | Method for producing nitrile derivative, intermediate thereof and method for producing intermediate |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002265462A JP2002265462A (en) | 2002-09-18 |
JP4752121B2 true JP4752121B2 (en) | 2011-08-17 |
Family
ID=18926546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001068340A Expired - Fee Related JP4752121B2 (en) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | Method for producing nitrile derivative, intermediate thereof and method for producing intermediate |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4752121B2 (en) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6150977A (en) * | 1984-08-20 | 1986-03-13 | Ono Pharmaceut Co Ltd | Novel condensed benz(thio)amide, preparation thereof and pharmaceutical containing same as active constituent |
JPH0395144A (en) * | 1989-08-04 | 1991-04-19 | Ono Pharmaceut Co Ltd | Production of aminophenol derivative |
-
2001
- 2001-03-12 JP JP2001068340A patent/JP4752121B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002265462A (en) | 2002-09-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5247436B2 (en) | Method for producing methylene disulfonate compound | |
US8329905B2 (en) | Synthesis of diethyl{[5-(3-fluorophenyl)-pyridine-2yl]methyl}phosphonate | |
JP2024023340A (en) | Preparation method for glufosinate ammonium | |
KR102266680B1 (en) | Polymorphic Forms of Belinostet and Methods of Making It | |
UA101956C2 (en) | Process and intermediates for the preparation of integrase inhibitors | |
JP6307087B2 (en) | Compounds useful for the synthesis of benzamide compounds | |
JP5016575B2 (en) | A novel synthesis of strontium ranelate and its hydrates | |
JP6811717B2 (en) | Methods for the preparation of topiroxostat and its intermediates | |
JP4752121B2 (en) | Method for producing nitrile derivative, intermediate thereof and method for producing intermediate | |
JP2006188449A (en) | Method for producing cyclic disulfonic acid ester | |
KR102702677B1 (en) | Process for Preparation of Fimasartan and Intermediate for Preparing the Same | |
CN110139853B (en) | Process for the preparation of pesticidal compounds | |
JP2004528380A (en) | Method for producing zolpidem | |
JP4356111B2 (en) | Process for producing N- (2-amino-1,2-dicyanovinyl) formamidine | |
JP4660943B2 (en) | Method for producing chromone derivative | |
TW200302821A (en) | Process for production of optically active 2-halogeno-carboxylic acids | |
JP4258658B2 (en) | Method for producing acetylene compound | |
JP5205971B2 (en) | Method for producing tetrahydropyran compound | |
WO2008115912A1 (en) | Regio-specific synthesis of 4-bromo-3-methyl-5-propoxy-thiophene-2-carboxylic acid | |
JP4788049B2 (en) | Dicarboxylic acid diester derivative and method for producing the same | |
KR101974388B1 (en) | Alkyl diethylene triamine derivatives and a process of the preparation thereof | |
CN110418797B (en) | Method for preparing ketolide compound | |
JP4004082B2 (en) | Method for producing cyclic nitroguanidine derivatives | |
JP4144223B2 (en) | Method for producing chromone derivative | |
JP4218310B2 (en) | Process for producing optically active 2-amino-2-phenylethanol and its intermediate |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080124 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080305 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080610 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110208 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110509 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4752121 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140603 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |