JP4750554B2 - 色彩診断システム及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、被験者が選択した色彩の配列から、その人の生理的・心理的な状態を判定し、適切なカウンセリングを行うための色彩診断システムに関する。
近時、様々な手法による「セラピー」が行われ、その一つとして、オーラソーマによるカラーセラピーがある。
これは、日常の生活の中に色を取り入れて、身体やこころに安らぎを与え、バランスのとれた健康な状態を取り戻すことを目的とし、乳液が上下二層の色に分かれて充填された103本のボトルの中から自分の好みに合った、或いは気になる配色のボトルを選び出し、選んだ配色のボトルに予め定義され意味付けされていた情報から、そのときの気運を好転させるきっかけを見つけ出し、これにより安らぎを得ようとする手法である(例えば特許文献1参照)。
特開2004−65573号公報
オーラソーマによるセラピーで利用される103本のボトルは、連続番号が付されており、各々番号順に所定の位置に多段に並べて、つまりボトルの並びを固定してセラピーに供されるようになっている。一方、被験者がボトルを選択する理由としては、そのボトルの二層の配色が生み出す色彩調和に対する好みだけではなく、そのボトルが置かれた位置や、周囲のボトルとの色相や色調のバランス等が深く関与する。よって、ボトルの並び方が固定されている状況では、仮に同じ被験者が異なる時期にボトルの選択を行ったとしても、被験者が選択するボトルは必然的に同じとなり、同一人が何度もセラピーを受ける実効性は少ないとも考えられる。
また、オーラソーマによるセラピーは、二色に配色された103本のボトルを選択し、予めボトルに定義されたセラピー用の情報に基づいてセラピーを行うものであり、被験者が自由に複数の色を組み合わせ、その色彩調和からセラピーを行うものではない。セラピーの結果も用意されているボトルの数である103通りに過ぎない。例えば、7色の組み合わせの配列は5000通り以上に及ぶが、これら各組み合わせの彩色の必然的な裏付けに基づいてセラピーを行えば、多種多様で、きめの細かなセラピーが可能となり、被験者が様々なシチュエーションや時期に、繰り返しセラピーを受けることの実効性も生じる。
オーラソーマも含めて現在行なわれているセラピーの多くは、セラピストと被験者が対面し、質疑応答を通じてセラピストが被験者に必要な情報をアドバイスする形式をとっており、適切にアドバイスするのにはセラピストの知識と経験に頼るところが大きい。セラピストには豊富な知識と経験が求められるが、その育成には時間がかかり、また、上記の如く、多種多様で、きめの細かいセラピーを行なおうとした場合、判断する情報が余りにも多く、被験者に対して適切にアドバイスするには、セラピストの人的知識だけでは対応できない。セラピーに関する情報をコンピュータで管理することできめの細かなセラピーが可能であるが、被験者に対して適切なアドバイスを出力するセラピーのシステムは構築されていないのが実状である。
一方、被験者からすれば、例えばセラピストと初対面だったりセラピストのアドバイスが被験者自身の考えと隔たりがあったりする場合には、セラピストのアドバイスに従ってよいものかどうか不安が生じることもある。そのセラピストが経験豊富で被験者にとっては最適なアドバイスをしていたとしても、被験者が疑り深かい人、自分の考えを変えない頑固な人、或いは過去に別のセラピストから適切なアドバイスを受けられなかった経験がある人等は、アドバイスを素直に受け入れることは困難である。
このような場合、セラピストは、被験者自身が自覚していない気質、すなわちその人の個性を気付かせてやり、それに沿ってアドバイスをするのが最も効果的であり、自らの個性に裏付けされたアドバイスであることを理解した被験者は、意識しなくとも自然にアドバイスを受け入れるようになる。また、セラピストは、被験者の個性をセラピーに反映させることで、被験者に対してより精度の高いセラピーを施すことが可能となる。
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、被験者が選択した色彩の配列に基づいてセラピーを行うにあたり、セラピーに被験者の個性を取り入れることで、被験者に合った的確なアドバイスを提供することのできる色彩診断ステムを構築することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、被験者が選択した複数の色彩の選択順位から被験者の生理的・心理的な状態を診断する色彩診断システムにおいて、色彩の選択順位を入力する色彩順位入力手段と、被験者の個性情報を入力する個性情報入力手段と、前記選択順位に基づいて診断を実行し診断結果を生成する色彩診断手段と、前記個性情報に基づいて診断を実行し診断結果を生成する個性診断手段と、前記個性診断手段の診断結果に基づいて被験者の個性色の判定を実行し判定結果を生成する個性色判定手段と、生成した個性診断結果を個性色判定結果とともに表示出力する個性診断結果出力手段と、生成した色彩診断結果を診断項目別に表示出力する色彩診断結果出力手段と、前記診断項目別の色彩診断結果から選択してカウンセリング色の提示要求を入力する診断項目入力手段と、前記選択入力された診断項目について前記色彩の選択順位と個性診断結果に基づいてカウンセリング色の判定を実行し判定結果を生成するカウンセリング色判定手段と、生成したカウンセリング色判定結果を表示出力する手段と、を具備することを特徴とする。
前記構成のシステムにおいて、マウス、キーボード、方向キーと決定キー、音声入力装置、又はタッチパネル入力装置の何れかによって被験者による操作情報を入力する操作手段を含めることができる。
また、前記構成のシステムにおいて、被験者による操作情報の入力は、通信ネットワークを介して接続した端末装置から行うようにすることができる。
また、本発明のプログラムは、被験者が選択した複数の色彩の選択順位から被験者の生理的・心理的な状態を診断する処理を行うカラーセラピーシステム用のコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、コンピュータを、色彩の選択順位を入力する色彩順位入力手段と、被験者の個性情報を入力する個性情報入力手段と、前記選択順位に基づいて診断を実行し診断結果を生成する色彩診断手段と、前記個性情報に基づいて診断を実行し診断結果を生成する個性診断手段と、前記個性診断手段の診断結果に基づいて被験者の個性色の判定を実行し判定結果を生成する個性色判定手段と、生成した個性診断結果を個性色判定結果とともに表示出力する個性診断結果出力手段と、生成した色彩診断結果を診断項目別に表示出力する色彩診断結果出力手段と、前記診断項目別の色彩診断結果から選択してカウンセリング色の提示要求を入力する診断項目入力手段と、前記選択入力された診断項目について前記色彩の選択順位と個性診断結果に基づいてカウンセリング色の判定を実行し判定結果を生成するカウンセリング色判定手段と、生成したカウンセリング色判定結果を表示出力する手段と、して機能させることを特徴とする。
前記色彩診断手段は、12色の色彩の表示領域を設定し、この表示領域内の12色の色彩を被験者に順番に選択させ、色彩の選択・配列の順番から被験者の心理的・生理的な状態を判定する診断処理とすることができる。
ここで、12色の色は、以下の考えのもとで選定される。
人体の形成に不可欠な太陽光線中の可視光線領域の電磁波である380nmから780nmまでのピュアな色エネルギーが判定要素として重要且つ不可欠であると考えられる。よって、これら波長域内の7色(レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルーグリーン、ターコイズ、インジゴ)が抽出され、さらにこれらの混色によってのみ得られる5色(マゼンダ、レッドオレンジ、イエローグリーン、ブルー、パープル)を加えた計12色を用いることが適切である。何れの色も、もとは太陽光線の白色光内に存在する人体には必要不可欠の電磁波エネルギーであり、白や黒を含まないピュアカラーの光にのみ心身を維持するための重要な要素があると認識されるものである。
このように、12色にも及ぶ多数の色の配列を基に判定処理を行うことで、多種多様で、きめの細かなセラピーが実現され得、被験者に適切なアドバイスを与えてカウンセリングを行うことが可能となる。なお、これらの色の選択順位は、日ごとに変わるときもあれば、大きな変動があった場合にそれまでと大きく変わるときもある。すなわち、人生生まれ持った課題とか、宿命的なものは一切関与せず、これら色の配列の選択は、被験者が生きてきた過程で被験者がつくりだした「ある特定のパターン」に過ぎないものである。
また、前記個性診断手段は、被験者の生年月日からその人の個性を割り出し、被験者の本質的気質や現在の気質の状態を判定する個性学による診断処理とすることができる。個性診断手段は、前述の色彩診断手段と異なり、被験者が生来的に持っているであろう個性からその人の本質を判定し、アドバイスを提供するものである。
個性の導出は、公知の手法により行われ、被験者の生年月日と個性を求めるコードとを演算し、さらに被験者の性別を加味して行うことができる。導出される個性は、個性別に12に分類され、さらに各々の個性を5つに分けて計60に分類される。12分類の個性は、その特徴と機能的意味の類似性から前記12色の色彩に各々対応させることができる。
また、被験者の生年月日を基に、前記個性と連動したその人の生体のリズムが、リズムを求めるコードの演算により導出される。
詳しくは、ISD(個性心理学)では、人は生まれてから一定の周期に支配されて人生を送ると考え、この一定の周期をその人が生まれ持ったリズムと捉えている。リズムの周期は10年単位であり、一周期の各年はリズムの内容別に各々、気力の充実がみられる「活動」、気力が衰え易い「浪費」、精神的に安定する「調整」、可能性を模索する「焦燥」、積極性がみられる「投資」、物事が発展する「成果」、変動が激しい「転換」、正確な判断が行える「完結」、判断基準が曖昧になる「整理」、及び考えが明晰になる「学習」に分けられる。そして、これらは特定の順番で、各年の節分の日を境にして、一年毎で変化しながら巡り、その人の体調や行動、考え方等生活全般を支配すると考えられている。また、各リズムの年内にあっても、1月単位の周期でリズムが変化するものと考えられている。
そして、生年月日から被験者の生まれ持ったリズムを特定することで、被験者が現在どのようなリズムの状態にあるのか、今後リズムがどのように変化し、それに対して何を優先に捉えて生活するべきかのアドバイスをすることが可能となる。
前記個性とリズムの分類は統計学的に体系化されており、生年月日から被験者が属する個性とリズムを特定する個性診断は、「特定のパターン」の属性を診断の拠りどころとする点で前記色彩診断と共通するが、被験者の生まれ持った属性を診断の基準としている点においては、その人の生活環境や状況等の後天的要因は診断の基準に含めない色彩診断とは診断手法が異なる。
本発明は、基準の異なる二つの診断手法により、無意識下にある被験者の生理的・心理的な状態と個性を顕在化させ、これらをセラピストが把握した上で、被験者の精神的安定と充実感の達成が図れる的確なアドバイスを提供できるようセラピーの精度を高めるものである。
本発明の好適な一実施形態を図面を参照して説明する。
(システム構成の一例)
図1は、本発明をクライアントサーバシステムにより実施する形態を示している。図中、符号1は被験者側で操作する端末装置、2は診断情報を提供するサーバ装置、3は双方向にデータの送受信が可能なネットワークである。
同図において、端末装置1とサーバ装置2はそれぞれ通信回線31、31を介してネットワーク3に接続しており、端末装置1から操作情報をサーバ装置2に送信する、或いはサーバ装置2から送信された診断情報を端末装置1で受信する等、ネットワーク3を介して両装置相互にデータの送受信を行えるようになっている。
(色彩診断の手順)
ここで、図2に示されたフローチャートに基づいて、この形態の色彩診断の情報処理工程を説明する。
同図に示されるように、この色彩診断は、被験者を診断するプロセスP1と、カウンセリングするプロセスP2により行われる。
診断プロセスP1は、被験者に12色の色を提示して各色を任意の順番で選択させ、被験者の選択した色の順番(色彩順位)から被験者の現在の生理的・心理的状態を判定し診断する処理がなされるとともに、被験者の生年月日からその人の個性を判定し診断する処理がなされる。また、カウンセリングプロセスP2では、前記両診断結果に基づき、被験者が選択したカウンセリング項目について、適切なアドバイスを提示するとともに被験者が身に付けることで状況の改善・進歩に効果的な色(サポートカラー)とアロマ、さらにはコンビネーションボトルを提示する処理がなされるようになっている。
詳しくは、先ず、被験者側で端末装置1を操作して診断の開始要求をすると、端末装置1はサーバ装置2から送信される診断処理情報を取得し、同装置の表示部に診断を受ける被験者の氏名や住所、連絡先等の個人情報とその者の生年月日及び性別からなる個性情報を含むパーソナル情報を入力する画像を表示する(ステップS1)。生年月日と性別は被験者の個性を診断するために必要な情報である。
被験者がパーソナル情報を入力したならば、端末装置1は、サーバ装置2から取得した診断処理情報に基づき、色彩表示区画欄を含む色彩診断画像を表示する(ステップS2)。
被験者は、診断画像の色彩表示区画内に配した複数の色を任意に順次選択し、診断画像中の色彩配列領域に選択した色を入力し色彩順位を特定させる(ステップS3)。
端末装置1で入力される被験者の操作情報に基づき、サーバ装置2は、被験者が特定した色彩順位に基づき診断を実行し、診断結果を色彩診断情報として生成する(ステップS4)。
また、サーバ装置2は、被験者の生年月日と性別に基づき診断を実行し、診断結果を個性診断情報として生成する(ステップS5)。
さらに、サーバ装置2は、前記個性診断結果に基づいて被験者の個性から特定される色とリズムの判定を実行し、判定結果を個性色情報として生成する(ステップS6)。
サーバ装置2は、生成した前記各診断・判定情報を端末装置1に提供し、端末装置1は診断結果画像として被験者に提示する(ステップS7)。提示される画像中には、個性診断結果と個性色、並びに複数の色彩診断項目とそれらの診断結果が含まれる。
また、診断結果画像中には、結果が示された診断項目毎にカウンセリングに関する情報の提供を要求する選択操作欄が含まれ、被験者により、任意のカウンセリングが選択されると、提示要求がサーバ装置2に通知される(ステップS8)。
サーバ装置2は、前記色彩診断結果と個性診断結果に基づき、アドバイス等のコメント、被験者のカウンセリングカラー及びアロマを含むカウンセリング情報を生成する(ステップS9)。
そして、サーバ装置2は、生成した情報を端末装置1に提供し、端末装置1はカウンセリング画像として被験者に提示し(ステップS10)、診断を終了させる。
(被験者側の端末に表示され操作する画像)
次に、このような診断処理の工程を、端末装置1の表示部に表示される画像を例示して具体的に説明する。
ステップS1において、診断開始要求を受けてサーバ装置2から端末装置1に診断処理情報が提供されると、端末装置1の表示部には、図3に示されるパーソナル情報入力画像100が表示出力される。同画像には、被験者の氏名、性別、生年月日、職業、住所、電話番号及びメールアドレスの各情報入力欄100aが配され、被験者は端末装置1の操作部を操作して各欄にデータ入力する。被験者が操作部で同画像中の次処理操作欄100b(「NEXT」表示)を操作すると、前記各情報入力欄100aに入力されたデータが端末装置1からサーバ装置2へと送信される。
サーバ装置2が被験者のパーソナル情報を受信すると、ステップS2の処理に移行し、端末装置1の表示部には、図4に示される診断画像101が表示出力される。
本形態のシステムの色彩診断は、12色の色を被験者がその好みに応じて任意に選択し、選択した色の順位から被験者の生理的・心理的状況を判定し診断するものであり、図4に示されるように、診断画像101には、その下方に選択対象である12色の色を適宜な間隔を開けて配した色彩表示区画欄101a、その上方に選択順位を特定する色彩選択区画欄101bをそれぞれ配したレイアウトとなっている。
色彩表示区画欄101aは、マゼンダ(M)、レッド(R)、レッドオレンジ(RO)、オレンジ(O)、イエロー(Y)、イエローグリーン(YG)、グリーン(G)、ブルーグリーン(BG)、ターコイズ(T)、ブルー(B)、インジゴ(I)、パープル(P)の各色で着色した12個の着色マス101cを横一列に並べてなり、色彩選択区画欄101bは、無着色の12個の選択マス101dを横一列に並べてなり、各選択マス内には選択順位となる1〜12の数字を表示してある。なお、図では各色をハッチングで区別して表してあり、実際の画像では12色の各色が各ハッチング部分に着色される。
色の選択は、例えば端末装置1の操作部がマウスであるときは、「ドラッグ&ドロップ」の操作によって行わる。
すなわち、被験者が画像中に表示されるマウスのカーソルを、色彩表示区画欄101a内の任意の着色マス101cまで移動し、マウスをクリックしながら目的の順位の選択マス101dまでカーソルを移動すると、選択された着色マス101cがカーソルと一体となって目的の選択マス101dまで移動し、クリックを解除すると移動先の選択マス101dが選択した着色マス101cと同色に彩色するものである。図5は、着色マス101cを順次選択して選択マス101dの列に配置する途中過程の画像を示している。
ステップS3において、被験者が計12個の着色マス101cを順次選択して、無着色であった12個の選択マス101dの全てを彩色する操作が完了すると、図6に示されるように、診断画像101中に、次処理操作欄101e(「NEXT」表示)が表示される。端末装置1の操作部を操作して、次処理を選択すると、被験者により選択され特定された彩色順位のデータがサーバ装置2に送信される。
ステップS4〜S7で、サーバ装置2は、前記受信した被験者の個性情報から被験者の個性を判定する個性診断を行うとともに、受信した色彩順位のデータを判定する色彩診断を行い、さらに個性診断結果から個性色の判定を行い、それぞれの結果に基づき診断情報を生成する。そして、診断結果をコメントとして表示する診断結果画像を生成して端末装置1に送信し、端末装置1の表示部に図7に示される診断結果画像102を表示させる。
この診断結果画像102は、前記個性情報から導出される被験者の個性に関する診断結果をその個性に関連する色彩及びコメント、被験者の能力を分析したチャート等を表示出力したものであり、同画像中の上段には個性色判定結果である「ピュアカラー」、「ディフェンスカラー」及びそのコメントの表示欄102a、下段は個性診断結果から得られる能力分析チャート表示欄102bと、「現在の能力」、本質の能力」及び「総合分析」の各コメントの表示欄102cを配したレイアウトとなっている。
ここで、「ピュアカラー」と「ディフェンスカラー」は個性診断結果を基に被験者の個性色を判定して特定される色であり、「ピュアカラー」は被験者の個性そのものを表す色、「ディフェンスカラー」は被験者の属するリズムを色として表したものであり、それぞれのコメント欄にはその色に判定された理由等が表示される。また、「現在の能力」は色彩診断によって被験者の現在の動力を診断した結果のコメント、「本質の能力」は個性診断によって被験者の個性に由来する本質の能力を診断した結果のコメント、「総合分析」は前記両結果から導き出される被験者の能力の総合的な診断結果のコメントを表示する。能力分析チャートは、能力に関する12の項目について、被験者の現在と本質の能力をチャートで表示したものである。
さらに、診断結果画像102中の次処理操作欄102dを選択操作すると、サーバ装置2から診断結果画像が端末装置1へと送信され、その表示部には図8に示される診断結果画像103が表示される。
この診断結果画像103は、被験者が特定した色彩順位から診断される四つの項目と被験者の個性について、診断結果としてのコメントを診断項目別に表示出力したものであり、同画像中の上段四隅に四つの診断項目の診断結果の表示欄103aを配し、その中央に個性診断結果の表示欄103bをそれぞれ配し、下段に各診断項目についてのカウンセリングを受ける場合の操作選択欄103cを配したレイアウトとなっている。
四つの診断項目は、被験者の願望や心理を診断した結果である「Your How to」(願望診断)、現在の心理や行動を診断した結果である「Your Now」(現状診断)、不安と感じる原因を診断した結果である「Your Uneasy」(深層心理診断)、被験者が抱えやすいストレスについて診断した結果である「Your Stress」(課題診断)からなり、被験者は、各診断項目の表示欄103aに表示された診断結果のコメントを見て、項目毎で、潜在意識下にある自己の生理的・心理的状態を確認し、把握できるようになっている。また、個性診断結果の表示欄103bには、被験者の個性を診断した結果のコメントが表示され、被験者は生まれ持った自己の個性の本質を把握できるようになっている。
また、カウンセリングの操作選択欄103cの各項目は、それぞれ「心の扉」が前記願望診断、「未来への扉」が前記現状診断、「可能性の扉」が前記課題診断、「挑戦の扉」が前記深層心理診断とそれぞれ対応し、各々の欄の「結果」を被験者が選択操作すると、選択された診断項目のカウンセリング情報要求通知が端末装置1からサーバ装置2へと送信される。
ステップS8において、カウンセリング情報要求通知を受信したサーバ装置2は、前記色彩順位の各色の属性データと該当項目と個性診断結果とを分析してカウンセリング色を判定し、その結果に基づき、カウンセリング情報を生成するとともにカウンセリング画像を生成して、これを端末装置1に送信し、端末装置1の表示部に図9に示される如きカウンセリング画像104を表示させる。
ここで、カウンセリングの内容は、前記診断項目と個別に対応している。
具体的には、「心の扉」のカウンセリングを選択すると、被験者の後天的能力行動の促進についてアドバイスするカウンセリングが行われる。このカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者がどんな状況にあっても常に自己を失わないために自分を確認させてくれるボトルカラーとアロマが提示される。
「未来への扉」のカウンセリングを選択すると、被験者の精神的向上についてアドバイスするカウンセリングが行われる。このカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者の今の状況を前向きに変化させるために被験者を後押ししてくれるボトルカラーとアロマが提示される。
「挑戦の扉」のカウンセリングを選択すると、被験者の挑戦による克服についてアドバイスするカウンセリングが行われる。このカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者が抱える問題の本質を解決してより明るい未来に変化させる助けとなるサポートカラーとアロマが提示される。
また、「可能性の扉」のカウンセリングを選択すると、被験者の潜在的問題の解決についてアドバイスするカウンセリングが行われる。このカウンセリングでは、カウンセリング情報として、被験者が現在抱えている問題や不安の原因となっている事柄を克服するのに後押ししてくれるサポートカラーとアロマが提示される。
図9に示したカウンセリング画像104は、前記「心の扉」の選択欄103cを選択操作してカウンセリング情報を表示した画像である。その他の項目の各カウンセリング情報を表示する画像も同様のレイアウトで構成される。
同画像は、その上段にボトルカラー及びアロマとそれぞれのコメント表示欄104a、中段に複数のコンビネーションボトルカラーとそのコメント表示欄104bを配したレイアウトとなっている。また、下段には、被験者の個性に基づくリズムを求めた結果、被験者が注意して行動しなければならないテーマとその理由についてのコメントが診断時から3ヶ月分表示した「Your Action Plan」表示欄104cを配してある。
なお、前記各表示画像中に配された「印刷」操作欄を端末装置1において選択操作すると、端末装置1のプリンタに、診断結果としての表示画像がそのまま印字出力されるようになっている。
(色彩診断のプロセス)
次に、被験者が任意に選択し特定した色彩順位から診断結果を得、カウンセリングする方法について説明する。
選択対象である12色には各々機能的(主観的)な意味がある。例えばマゼンダ(M)は、ポジティブな要素として「生命本能、人生の土台、感覚統合、おおらかさ、安心感、博愛」といった意味、ネガティブな要素として「無感覚、生命の危機、恐怖、人生を楽しめない」といった意味がそれぞれあり、他の11色も各々個別に機能的意味を有している。よって、診断は選択した色の機能的意味を考慮して行われる。
一方、12色の色を選ぶ行為は、被験者の意識と無意識が関係し、その選択順位は次のように意味付けすることができる。
つまり、被験者が選択した色の配列のうち、選択順位が1番目と2番目の色は、被験者が現在一番シナジーし易い色であるといえる。つまり、その色を欲しているか(願望や恒常性)、自分と同様の色、つまり、現時点における最良の仮面(同質性)として認識していることを表す。従って、1番目の色は一番シナジーし易い現在の被験者の行動パターン、思考、方法論(仮面)を表し、2番目の色は、主に本当はこうなりたいという願望を表すと考えられる。
また、3番目と4番目の色は、1、2番目の色よりは優先順位が低く、願望や方法は次に考えるべく、そのままの現状を表したり、現状の課題を表したりする色である。
さらに、5番目から優先順位が下がるに従い、順次にすべき課題を表す。つまり、現時点における優先順位を無意識に「心象」として表現した内側からのメッセージを表すと考えられる。
そして、11番目、12番目の色は、最下位にある課題、つまり、抑圧され、到底現実では不可能と考えている事項や、否定している事項を表すと考えられる。
よって、各色の機能的意味とそれが選択された順位を総合的に分析することにより、現在の被験者の生理的・心理的状態を把握することができ、それに基づいてアドバイスを与えることが可能である。前記四つの診断項目については、願望診断は選択順位が1番目と2番目の色、現状診断が3番目と4番目の色、深層心理診断が11番目と12番目の色、課題診断が1番目と12番目の色に各々着目することで、各色の機能的意味から適切な診断結果を得ることが可能であり、本形態では、被験者が特定した上記順位の色に基づいて診断がされるようになっている。
また、各診断項目と関連する四つのカウンセリングについては、被験者が選択し特定した色彩順位の内、「心の扉」は被験者の現在の能力を象徴する1番目に選んだ色、「未来への扉」は被験者の願望を象徴する2番目に選んだ色をそれぞれサポートカラーとするのが適切であり、また、「挑戦の扉」は、被験者が意識的に避けており且つ無意識には克服したいと願っている12番目の色をサポートカラーとするのが適切である。「可能性の扉」については、被験者の特定の傾向から可能性を広げるべく、1番目に選んだ色の補色をサポートカラーとするのが適切である。ここで、色彩診断で用いる12色の色は、図10に示される色相関係を有し、例えば被験者が1番目に選んだ色がイエロー(Y)であったとき、その補色はI(インジゴ)となる。各カウンセリングのアロマは、サポートカラーのポジティブな機能的意味と関連するアロマが特定される。
また、コンビネーションボトルについては、前記各カウンセリングで特定されるサポートカラーとの関連で、当該サポートカラーと、他の色とのコンビネーションとするのが適切である。本形態では、各カウセリングのサポートカラーと、個性診断によって判定される個性色であるピュアカラーとディフェンスカラーのコンビネーションでボトルカラーを提示するようになっている。
また、被験者に提示する診断結果とカウンセリング情報は、予め各色及びその組み合わせ全パターンの診断結果及びカウンセリング結果を登録しておき、例えば願望診断であれば1番目にマゼンダが選択された場合に1番目のマゼンダと2番目に選択される他の11色との組み合わせで導出される診断結果、1番目にレッドが選択された場合に1番目のレッドと2番目に選択される他の11色との組み合わせで導出される診断結果、というように、選択順位の配色の全ての組み合わせについて各々診断結果とカウンセリング情報を登録しておき、被験者の選択結果に応じて、これら登録された結果情報を引き出し、結果を表示する画像等を構成して被験者に提示することにより、診断の的確性と再現性を図るようにしている。
(個性診断のプロセス)
次に、被験者の生年月日と性別から個性診断結果を得、カウンセリングする方法について説明する。
先に述べたように、本発明において個性とは生来的に持っている気質をいい、その人の生年月日と性別により公知の手法を用いて導出され、個性は大きく12に分類される。各個性は、その特徴と機能的意味の類似性から前記12色の色彩に各々対応させることが可能であり、予め個性毎に対応する色彩を特定しておく。そして、被験者の個性の分類が特定されたならば、その分類に対応させた色彩をその人の「ピュアカラー」とする。また、12の個性を5つに分けた60の分類で「ピュアカラー」にまつわるコメント情報を登録しておき、前記図7の診断結果表示画像上で「ピュアカラー」とともに被験者に提示するようにしている。
さらに、生年月日を基に10に分類されるリズムが公知の手法を用いて導出されるが、このリズムの各分類の特徴と機能的意味の類似性から前記12色の色彩のうちの10色に各々対応させ、予めリズム毎に対応する色彩を特定しておく。そして、被験者のリズムの分類が特定されたならば、その分類に対応させた色彩をその人の「ディフェンスカラー」とし、前記と同じく登録された該当のリズムのコメント情報を、前記図7の診断結果表示画像上で「ディフェンスカラー」とともに被験者に提示するようにしている。
また、同じく前記図7の診断結果表示画像上で、前記色彩順位が1番目の色が被験者の「現在の能力」を象徴する色彩として特定され、また、個性に対応した「ピュアカラー」が「本質の能力」を象徴する色彩として特定され、それぞれの色のあらかじめ登録されたコメント情報が提示され、能力分析チャートも同様に、予め登録された各色彩のチャートが提示されるようになっている。さらに、被験者の選択により特定される「現在の能力」と個性に基づく「本質の能力」とを総合的に分析したコメントが登録されたコメント情報から提示されるようになっている。
また、10年間隔で巡る生体のリズムは、各年リズムのうちでも月毎に変遷するものであり、診断時から3ヶ月先のリズムの変遷に関するコメントが、前記図9のカウンセリング結果表示画像の「Your Action Plan」表示欄104cにカウンセリング情報として被験者に提示するようにしている。
(機能ブロックの説明)
次に、端末装置1及びサーバ装置2の構成と、前述の機能を実現するためのシステムの機能ブロックについて説明する。
端末装置1は、図11に示されるように、処理部10、記憶部11、操作部12、画像表示部13、印字出力部14及び通信部15の各部を有して構成することができる。
前記処理部10としては例えばCPU、記憶部11としては例えばRAM等、操作部12としては例えばキーボードやマウス、方向キー、ボタン、音声入力装置等、画像表示部13としては例えばディスプレイ等、印字出力部14としては例えばプリンタ、通信部15としては例えばモデム等を適用することができる。
端末装置1は、ネットワーク3に接続してサーバ装置2との間で情報の送受信及び出力が可能であれば、その構成は問わない。携帯電話等のモバイル端末を使用し、診断結果の確認を画像表示部13に出力して行う場合、印字出力部14は不要となる。また、端末装置1が音声出力部16を具備していれば、診断・分析結果等に関する情報を合成音で出力してもよい。
サーバ装置2は、図12に示されるように、情報生成部20、記憶部21、操作部22、画像表示部23、ネットワーク3に接続するための通信部24の各部を有して構成することができる。
詳しくは、情報生成部20は、前記診断画像100等の端末装置1の画像表示部13に表示する画像を生成する画像生成部20a、彩色順位が特定された各色の属性データを分析し判定する処理と個性情報から被験者の個性及びリズムを分析しさらには個性色を判定する処理を行う判定部20b、判定結果に基づき診断情報等を生成する診断情報生成部20c、カウンセリングに関する情報を生成するカウンセリング情報生成部20d、診断情報等を印字情報として出力する印字情報生成部20e、及び診断結果情報等のファイルを生成するファイル生成部20fを有して構成されている。診断情報等を音声情報として出力する音声生成部20gを備えていてもよい。
また、記憶部21には、色彩データ21a、色彩診断データ21b、個性導出データ21c、リズム導出データ21d、個性色導出データ21e、個性診断データ21f、カウンセリングデータ21g、アロマデータ21h、アロマコメントデータ21i、ボトルデータ21j、ボトルコメントデータ21k、パーソナルデータ21l等が記憶されている。
なお、情報生成部20としては例えばCPU、画像合成回路、音声生成回路等、記憶部21としては例えばRAM等を適用することができる。
また、サーバ装置2は、情報記憶媒体25からプログラムを読み取ることによりその機能を実現するように構成することも可能である。情報記憶媒体25としては、CD−ROMや光ディスク、ハードディスク等の、レーザーや磁気等を用いてデータを読み取る記憶媒体を適用することができる。
次に、記憶部21に記憶されたデータの構造について説明する。
色彩データ21aには、先に述べた12色の色を特定する係数データが格納されている。すなわち、図13に示されるように、マゼンダ(M)、レッド(R)、レッドオレンジ(RO)、オレンジ(O)、イエロー(Y)、イエローグリーン(YG)、グリーン(G)、ブルーグリーン(BG)、ターコイズ(T)、ブルー(B)、インジゴ(I)、パープル(P)の順に、色の番号に相当する1〜12の数字が付されている。
よって、例えば被験者が任意に選択し特定した色選択順位が、[レッドオレンジ、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、マゼンダ、ターコイズ、ブルー、ブルーグリーン、インジゴ、レッド、パープル]の配列であったとすると、各色の係数の配列は[3、4、5、6、7、1、9、10、8、11、2、12]の順となり、これから判定部20bにおいて、色の配列順を判定し分析するようになっている。
色彩診断データ21bには、12色の色選択順位の全ての組み合わせについて、診断項目毎に診断結果であるコメントデータが格納されている。
先に述べた通り、各診断項目は、願望診断は色選択順位が1番目と2番目の色、現状診断が3番目と4番目の色、深層心理診断が11番目と12番目の色、課題診断が1番目と12番目の色に各々着目して診断がなされる。よって、前記の如く被験者が任意に選択し特定した色選択順位が、[レッドオレンジ、オレンジ、イエロー、イエローグリーン、グリーン、マゼンダ、ターコイズ、ブルー、ブルーグリーン、インジゴ、レッド、パープル]の配列だった場合、図14に示されるように、願望診断がレッドオレンジとオレンジ、現状診断がイエローとイエローグリーン、深層心理診断がレッドとパープル、課題診断がレッドオレンジとパープルの各々色の機能的意味及び順位から、被験者の生理的・心理的状況の診断結果が導出される。
色彩診断データ21bは、図15に示されるように、各診断項目の診断結果であるコメントデータを格納してあり、願望診断データ21b−1は1番目と2番目の選択の組み合わせ、現状診断データ21b−2は3番目と4番目の選択の組み合わせ、深層心理診断データ21b−3は11番目と12番目の選択の組み合わせ、課題診断データ21b−4は1番目と12番目の選択の組み合わせに対するコメントがそれぞれ格納してある。なお、願望診断と課題診断はそれぞれ計132通り(12×11通り)のコメントデータを格納してあるが、現状診断と深層心理診断では前後の順位を入れ替えても診断結果は変わらないため、それぞれ計66通り(12×11÷2通り)のコメントデータを格納してある。
個性導出データ21cとリズム導出データ21dは、被験者の生年月日と性別から個性とリズムを導出するためのパラメータを格納してあり、これから判定部20bにおいて、個性の分類とリズムの分類を算出し特定するようになっている。また、個性色導出データ21eは、特定された個性の分類とリズムの分類から「ピュアカラー」と「ディフェンスカラー」を特定するパラメータを格納してある。
個性診断データ21fは、個性の分類毎で60通りの個性コメントデータと、リズムの分類毎で100通りのリズムコメントデータ、60通りのピュアカラーコメントデータ、10通りのディフェンスカラーコメントデータ、144通りの個性総合分析コメントデータ等が格納してある。能力分析チャートを表示出力するためのデータも格納してある。
カウンセリングデータ21gは、図16に示されるように、12色の各色について、各々前記四つのカウンセリング項目毎に、各々でサポートカラーに特定された場合のカウンセリングコメントデータを格納してある。
また、アロマデータ21hとアロマコメントデータ21iも同様に、図17に示されるように、12色の各色について、前記四つのカウンセリング項目毎に、サポートカラーと関連付けをしたアロマと、そのアロマに関するカウンセリングコメントデータを格納してある。なお、アロマデータ21hは、セラピストがアロマを生成する際の参照情報として用いることができ、診断結果の表示画像中には表示せず、つまり被験者には見せずに、セラピストのみが適宜な表示手段、表示画像によって確認できるようにしてもよい。
ボトルデータ21jは、図18に示されるように、12色の各色について、12色の内の一の色をボトルの上半部又は下半部とした場合に、当該色又は他の11色のボトルの下半部又は上半部とした場合の計144通り(12×12通り)のコンビネーションボトルの構成するデータを格納してある。また、ボトルコメントデータ21kも各コンビネーションボトル毎に、そのコンビネーションに関するカウンセリングコメントデータを格納してある。
なお、パーソナルデータ21lには、端末装置1から被験者が入力したパーソナルデータが格納される。
(各部の動作の説明)
次に、各部の動作について説明する。
ネットワーク3を介して端末装置1から診断開始要求がサーバ装置2に入力されると、サーバ装置2は、画像生成部20で生成した図3に示すパーソナル情報入力画像100を端末装置1に送信し表示部13に表示出力させる。
端末装置1の操作部12を操作してパーソナル情報入力画像100中の各情報入力欄100aに入力されたデータは、操作部12の操作によりサーバ装置2に送信され、サーバ装置2は受信した被験者のパーソナルデータを記憶部21のパーソナルデータ21lのファイルに格納する。
パーソナルデータを受信したサーバ装置2は、色彩データ21aに格納された12色の色を色彩表示区画欄に配した、図4に示す診断画像101を画像生成部20で生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。
被験者が端末装置1の操作部12を操作して、12色の色を任意に選択し色彩順位を特定したならば、色彩順位データがサーバ装置2へと送信され、同装置の判定部20bで色彩順位データの分析・判定が行われ、判定部20bでは、被験者が特定した色彩順位データから、各診断項目毎で前記所定の順位の色の係数を抽出する処理がなされ、診断項目毎の色の組み合わせを特定する。
また、パーソナルデータに含まれる被験者の生年月日と性別から被験者の個性とリズムが、判定部20bで分析・判定される。
そして、診断情報生成部20cでは、先ず、判定部20bで特定された個性とリズムの分類に沿って個性色を含む個性診断情報を生成する。具体的には、該当の分類の個性及びリズムと個性色に関するデータを、個性診断データ21fを読み出し、読み出したデータを診断情報として生成する。
診断情報生成部20cで個性診断コメントを生成したならば、画像生成部20aで図7に示す診断結果画像102を生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。同画像中の各コメント表示欄には、前記処理により診断情報生成部20cで読み出し生成されたコメントが表示される。
さらに、画像中の画像遷移選択操作に応じて、サーバ装置2は、判定部20bで特定された色の組み合わせに従って色彩診断情報を生成する。具体的には、願望診断は願望診断データ21b−1から、現状診断は現状診断データ21b−2から、深層心理診断は深層心理診断データ21b−3から、課題診断は課題診断データ21b−4から各々該当する色の組み合わせのコメントデータを読み出し、読み出したデータを診断情報として生成する。
診断情報生成部20cで各診断項目の診断コメントを生成したならば、画像生成部20aで図8に示す診断結果画像103を生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。同画像中のコメント表示欄には、前記処理により診断情報生成部20cで読み出し生成されたコメントが表示される。
端末装置1において、被験者が診断結果画像103中の何れかのカウンセリング項目の操作選択欄を操作部12で操作してカウンセリング情報開示要求を送信し、これをサーバ装置2が受信すると、サーバ装置2のカウンセリング情報生成部20dは、先ず、前記被験者が特定した色彩順位データから、該当の診断項目の色をサポートカラーを特定する。先に述べた通り、各カウンセリングのサポートカラーは、「心の扉」が1番目に選んだ色、「未来の扉」が2番目に選んだ色、「挑戦の扉」が12番目に選んだ色、「可能性の扉」が1番目に選んだ色の補色がサポートカラーとなる。
次いで、カウンセリング情報生成部20dは、特定されたサポートカラーのカウンセリングデータ21g、アロマデータ21h及びアロマコメントデータ21iを記憶部21から読み出し、また、ボトルデータ21j及びボトルコメントデータ21kを記憶部21から読み出し、これらデータからカウンセリング情報を生成する。また、カウセリング情報生成部20dは、個性診断データ20fからリズムデータを読み出して、将来的なリズムコメントデータを生成する。
カウンセリング情報生成部20dでカウンセリング情報が生成されたならば、画像生成部20aで図9に示すカウンセリング画像104を生成して端末装置1に送信し、同装置の表示部13に表示出力させる。カウンセリング画像104中のサポートカラー表示欄には前記特定された色が表示出力され、アロマ表示欄には前記生成されたアロマが表示出力されるとともに、ボトルコンビネーションのパターンとそのコメントが表示出力される。同画像中段のリズムコメント欄にも生成された被験者のリズムに関するコメントが表示出力される。
なお、前記各診断・分析情報、アドバイスデータ等は、それが生成される都度、ファイル生成部20fでデータファイル化され、被験者のパーソナル情報に関連付けをして記憶部21に格納される。
(他のシステム構成例)
図19は、本発明をスタンドアロン型のコンピュータで実施する形態の一例を示している。
この色彩診断システム4は、同図に示されるように、処理部40、記憶部41、操作部42、画像表示部43及び印字出力部44を備えたコンピュータに、前記サーバ装置2の情報生成部20及び記憶部21と同様に機能する情報生成部400と記憶部410を組み込んで構成したものである。色彩診断の処理は上記と同様にして行われる。
なお、図示した形態は一例であり、本発明は他の適宜な形態で構成可能である。図示した画像のレイアウト及び機能ブロックも一例に過ぎない。色彩診断における判定処理や、情報を生成する処理も上記処理形態に限定されるものではない。また、上記形態では、12色の色を一列に並べる操作により色選択順位を特定したが、必ずしも並べる必要はなく、他の適宜な方法により被験者の選択順位が特定さればよい。
本発明の一実施形態のシステムの構成を示す概略図である。 本発明の一実施形態のシステムのデータ処理の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態のパーソナル情報入力画像を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムの診断画像を示す図である。 図4の画像において色を選択する途中の状態を示す図である。 図4の画像において色の選択が完了した状態を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムの個性診断結果画像を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムの色彩診断結果画像を示す図である。 本発明の一実施形態のカウンセリング結果画像を示す図である。 選択対象である12色の色の色相関係を示した図である。 本発明の一実施形態のシステムの端末装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態のシステムのサーバ装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態のシステムの色彩データの構造を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムにおいて色彩順位から診断に用いる色の特定を診断項目別に示した図である。 本発明の一実施形態のシステムの配色診断データの構造を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムのカウンセリングデータの構造を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムのアロマデータ及びアロマコメントデータの構造を示す図である。 本発明の一実施形態のシステムのボトルデータ及びボトルコメントデータの構造を示す図である。 本発明の他の実施形態のシステムの機能ブロック図である。
符号の説明
1 端末装置、2 サーバ装置、3 ネットワーク、4 色彩診断システム



Claims (4)

  1. 被験者が選択した複数の色彩の選択順位から被験者の生理的・心理的な状態を診断する色彩診断システムにおいて、
    色彩の選択順位を入力する色彩順位入力手段と、
    被験者の個性情報を入力する個性情報入力手段と、
    前記選択順位に基づいて診断を実行し診断結果を生成する色彩診断手段と、
    前記個性情報に基づいて診断を実行し診断結果を生成する個性診断手段と、
    前記個性診断手段の診断結果に基づいて被験者の個性色の判定を実行し判定結果を生成する個性色判定手段と、
    生成した個性診断結果を個性色判定結果とともに表示出力する個性診断結果出力手段と、
    生成した色彩診断結果を診断項目別に表示出力する色彩診断結果出力手段と、
    前記診断項目別の色彩診断結果から選択してカウンセリング色の提示要求を入力する診断項目入力手段と、
    前記選択入力された診断項目について前記色彩の選択順位と個性診断結果に基づいてカウンセリング色の判定を実行し判定結果を生成するカウンセリング色判定手段と、
    生成したカウンセリング色判定結果を表示出力する手段と、
    を具備した色彩診断システム。
  2. マウス、キーボード、方向キーと決定キー、音声入力装置、又はタッチパネル入力装置の何れかによって被験者による操作情報を入力する操作手段を含む請求項1に記載の色彩診断システム。
  3. 被験者による操作情報の入力は、通信ネットワークを介して接続した端末装置から行われる請求項2に記載の色彩診断システム。
  4. 被験者が選択した複数の色彩の選択順位から被験者の生理的・心理的な状態を診断する処理を行う色彩診断システム用のコンピュータ読み取り可能なプログラムにおいて、
    コンピュータを、
    色彩の選択順位を入力する色彩順位入力手段と、
    被験者の個性情報を入力する個性情報入力手段と、
    前記選択順位に基づいて診断を実行し診断結果を生成する色彩診断手段と、
    前記個性情報に基づいて診断を実行し診断結果を生成する個性診断手段と、
    前記個性診断手段の診断結果に基づいて被験者の個性色の判定を実行し判定結果を生成する個性色判定手段と、
    生成した個性診断結果を個性色判定結果とともに表示出力する個性診断結果出力手段と、
    生成した色彩診断結果を診断項目別に表示出力する色彩診断結果出力手段と、
    前記診断項目別の色彩診断結果から選択してカウンセリング色の提示要求を入力する診断項目入力手段と、
    前記選択入力された診断項目について前記色彩の選択順位と個性診断結果に基づいてカウンセリング色の判定を実行し判定結果を生成するカウンセリング色判定手段と、
    生成したカウンセリング色判定結果を表示出力する手段と、
    して機能させることを特徴とするプログラム。



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