JP4743359B2

JP4743359B2 - cap

Info

Publication number: JP4743359B2
Application number: JP2000282825A
Authority: JP
Inventors: 裕植松; 恒相澤
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 2000-09-19
Filing date: 2000-09-19
Publication date: 2011-08-10
Anticipated expiration: 2020-09-19
Also published as: JP2002087449A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ジュース、ミネラルウォーター、スープ、調味液等を内容物とするバッグインボックスの内袋に溶着する注出口のリクローズキャップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、無菌充填又はホットパック方式のバッグインボックスのグロメットは、内容物の注出入口として内袋に設けた孔からグロメットの筒部を突出させ、グロメットのフランジ部上面と内袋の内面とをヒートシールにより内袋に装着していた。前記グロメットには、内袋を殺菌した状態で納入するために、予めキャップが冠着した状態である。
図４は、従来技術によるキャップの実施例を示す、キャップをグロメットに冠着した状態を示す斜視図である。図５は、（ａ）図４の縦断正面図、（ｂ）グロメットとキャップとを別々に断面図として示したものである。
内袋の内面を無菌化するため、キャップを冠着したグロメットを装着した内袋は放射線照射した上で充填工程に供される。内容物の充填の際には、キャップはデキャッパーによって外され、注出入口は注入口として用い、内容物の充填終了後、打栓機によりキャップが再度打栓され密封する。
従来、内容物が液体のため流通時、保管時に漏れが発生しないように、図４に示すように、グロメットＧとキャップＣｏとは前記打栓機により強く嵌合するように設計されていた。その嵌合状態は、図５（ａ）および図５（ｂ）に示すように、グロメットＧの筒部上部を被覆して、液体密封可能（以下、液密）に冠着される。液密な嵌合は、グロメットＧの筒部の内面に設けた環状突起１４と、キャップの内環状壁外周面に設けたアンダーカット５とにより可能となる。
キャップＣｏの天蓋部６は平坦であり、キャップＣｏを手で外す際には、変形し難く開栓は容易でなかった。、
従来、内容物の取出しは、エンドユーザーにおいて、内袋をカッター等で切り裂くことによって内容物の全量を他の容器に移し替えていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、従来は、バッグインボックスに収納された内容物の全量を取出すために内袋を切り裂くことがなされていた。つまり、一度に、バッグインボックスに収納された内容物の全量を取出す場合には、前記の方法でよいが、バッグインボックスの全量を取り出さずに、複数回にわたり使用する場合には、注出入口のキャップを手で取り外して、注出口から内容物を取り出したのち、前記キャップによってリクローズすることが望ましいが、内袋を切り裂いてしまうと、リクローズが出来なくなるとのことで、キャップをグロメットから手で脱着して使用したいとの要望が出てきた。
従来の注出入口は、前述のように、内袋を切り裂いて使用することが前提のため、非常にきつい嵌合となっているので、手でも開栓できるように開栓強度低減が求められている。
本発明の目的は、無菌充填又はホットパック方式のバッグインボックスの注出入口として、内容物の取出しの際には手で脱着できて、保管時、流通時における密封性の良いキャップを提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、バッグインボックスの内袋に溶着したグロメットに打栓して嵌合するキャップであって、内容物の流出入路となる筒部と、該筒部の下端から外側に水平に延設され、内袋に設けられた孔部周縁の内面とヒートシールされるフランジと、前記筒部の上部内周面にキャップと嵌合する環状突起とを有する前記グロメットに対し、キャップは、環状天板部と、該環状天板部の下面から垂下し、前記筒部の内壁に接するとともに前記環状突起に嵌合するアンダーカット部を形成した内環状壁と、前記筒部の外側に接する外環状壁とを有し、前記内環状壁の上端に前記筒部の内部を被覆する天蓋部が下方に膨張するドーム状に形成し、前記天蓋部の厚み（Ｔ１）および前記環状天板部と前記内環状壁との境界を含む部分の厚み（Ｔ２）を、前記環状天板部および前記内環状壁の厚みより薄くしていることを特徴とするキャップであって、前記天蓋部の厚みが０．３ｍｍ〜１．０ｍｍであること、前記環状天板部と前記内環状壁との境界を含む部分の厚みが０．３〜１．０ｍｍであることが好ましい。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明のキャップは、バッグインボックスのグロメットへの装着性がよく、液体密封性に優れた形状としたもので、以下に図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本発明のキャップの実施例を示す、キャップをグロメットに冠着した状態を示す斜視図である。図２は、（ａ）図１の縦断正面図、（ｂ）グロメットとキャップとを別々に断面図として示したものである。図３は、バッグインボックスの構成を示す斜視図であり、（ａ）外観、（ｂ）ボックス、（ｃ）内袋である。
【０００６】
バッグインボックスにおける内容物は主に粘度の低い液体なので、当然のことながら密閉性が必要とされ、輸送性に関しても従来品と同等の性能が要求され、エンドユーザーに届くまで漏れ等が発生しないようにしなければならない。
本発明者らは、開栓性が良くなっても前述した機能が損なわれないキャップについて鋭意研究の結果、以下に示す形状とすることによって、グロメットへの脱着が容易なキャップとすることができた。
【０００７】
本発明のキャップは、図１に示すように、グロメットに冠着して用いられる。その冠着された状態は、図２（ａ）に示すように、グロメットの筒部上部を被覆して、液体密封可能（以下、液密）に冠着される。液密な嵌合は、図２（ｂ）に示すように、グロメット筒部の内面設けた環状突起１４と、キャップＣの内環状壁外周面に設けたアンダーカット５とにより可能となる。
そして、キャップの天蓋部、すなわち、キャップＣの内環状壁の上端であって、グロメットに冠着した際、グロメットの筒部を被覆する部分を下方に膨張するドーム状とすることによって、キャップを手で取り外すときに、キャップが変形し易くなることを見出した。更に、該天蓋部の厚さＴ₁を０．３〜１．０ｍｍとすることによってさらに変形が容易になる。ただし、前記Ｔ₁の厚さが０．３ｍｍ未満であると、成形の際に肉厚が薄すぎるためにショートのおそれがあり、安定した成形ができないことがある。また、Ｔ₁の厚さが１．０ｍｍを超えると、開栓の際に抵抗が強くなり、開栓し難い傾向となる。
【０００８】
さらに、開栓を容易にする方法として、図２（ｂ）に示すように、環状天板部と内環状壁との境界を含む部分（連結部）７の厚みＴ2が０．３〜１．０ｍｍであることが効果的であることを見出した。Ｔ2の厚みが０．３ｍｍ未満の場合は、前記天蓋部の厚みＴ1と同じように、成形性においてショートのおそれがあり、また、Ｔ2の厚みが１．０ｍｍを超えると開栓性の効果が弱くなる。
【０００９】
以上説明した形状に成形したキャップＣは、これをグロメットＧに打栓し、内容物取出しの際に手による開栓が容易になった。キャップＣを手で取り外す場合、開栓する力によって、キャップＣが変形して、グロメットＧから外れることになるが、キャップＣの変形に対する抵抗が大きいとキャップＣが取り外し難いことになる。本発明では、前述のように、キャップＣの天蓋部６を下方に膨張する半球形（ドーム形）とし、かつ、天蓋部６の板厚Ｔ1を薄くすることにより、キャップＣの環状天板部１を持ち上げた時にグロメットＧの筒部の環状突起部１４とキャップＣの内環状壁３のアンダーカット５との嵌合が容易に外れる。そして、天蓋部６および環状天板部１と内環状壁３との境界を含む部分（連結部）７の厚みＴ2を薄くすることにより、キャップＣの手による取り外しはさらに容易になったものである。また、本発明のキャップＣは、生産工程において、内容物を充填して密封のためにグロメットＧに嵌合する際の打栓強度も低下したことから、充填機の打栓工程においても負荷が低減されるという効果を示した。
【００１０】
次に、本発明のキャップＣおよび該キャップＣを適用するバッグインボックスの各部材について説明する。
【００１１】
まず、本発明のキャップＣは、プラスチック樹脂をインジェクション成形することにより成形される。キャップＣに用いる樹脂としては、グロメットＧと確実に嵌合し、バッグインボックスＰとして、保管時、流通時に前記嵌合した部位での漏れがあってはならないが、本発明の目的である、グロメットＧに対して手による脱着が可能な柔軟性を有すること、また、内容物と直接接触するため、内容物の品質に影響を与えることなく、また、内容物と接触することによりキャップが劣化することのない材質を選択する。
【００１２】
キャップＣに用いる樹脂としては、具体的には低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、アイオノマー、ポリスチレン、アクリロニトリルースチレンーブタジエン樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド等の樹脂を挙げることができる。
【００１３】
また、本発明のキャップＣを冠着するグロメットＧも、キャップＣと同じようにプラスチック樹脂をインジェクション成形することにより成形される。グロメットＧに用いる樹脂としては、前記キャップＣの脱着を容易にする柔軟性または硬度を有し、また、内容物と接触して、内容物の品質に影響を与えることなく、内容物と接触することにより劣化することのない材質で、かつ、バッグインボックスの内袋の内面に熱溶着可能な成形性の良好な樹脂を選択する。
【００１４】
グロメットＧに用いる樹脂としては、具体的には低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体、アイオノマー等を挙げることができる。
【００１５】
本発明におけるキャップＣとグロメットＧとの成形に用いる樹脂は、それぞれ硬度の異なる樹脂を選択することが望ましい。すなわち、キャップＣとグロメットＧとの嵌合性、また、手によるキャップＣの脱着における密着性も安定する。
例えば、グロメットＧの成形樹脂を直鎖状低密度ポリエチレンとし、キャップＣの成形樹脂を中密度ポリエチレンとする注出口であればキャップＣの嵌合性（密着性）は確実となる。
【００１６】
次に、本発明のキャップＣを適用するバッグインボックスＰの内袋２０について説明する。バッグインボックスの内袋は、ボックスに収納し、エアレス状態の取出し、内容物を充填して輸送する際の振動による屈曲に起因するピンホールの発生防止等から柔軟性を有するフィルムを用い、予め片側のフィルムにグロメット取付け用孔を開けた後、相対するフィルムを重ね合わせ、４方の所定位置をヒートシール等のシール方法により製袋する。この際、内袋を構成するフィルムは、一般的に２枚以上のフィルムを重ねて製袋することが多い。
【００１７】
内袋２０に用いるフィルムは、内容物の種類、充填量等を考慮し、柔軟性、屈曲強度、バリア性などにより、最も適切な材質と厚さ等を選定する。特に内容物が液体であって長時間にわたって、振動による屈曲を受ける条件においては、フィルムがその屈曲疲労により、ピンホール（微細孔）を発生し易い。従ってこのような条件下においては用いられるフィルムは強靭な特性を有する材質からなるものが選択される。バッグインボックスに用いられるフィルムを構成する樹脂としては、低密度ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、直鎖状低密度ポリエチレン、アイオノマー、シングルサイト系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共重合体等を挙げることができる。また、これらの樹脂層の単独層でもよく、また、共押出法製膜による多層フィルムであってもよい。多層フィルムとする場合には、エチレンー酢酸ビニル共重合体のけん化物やポリビニルアルコール樹脂等のハイバリア性樹脂を用いることができる。
【００１８】
また、内袋２０を構成するフィルムには、通常のラミネート法によって積層された多層フィルムを用いてもよく、その場合には、アルミニウム箔のような金属箔はじめポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリプロピレン等からなる未延伸、延伸のフィルム、またこれらのフィルムにアルミニウム等の金属、または、珪素等の無機酸化物を蒸着したフィルムを用いることもできる。
前記バッグインボックスの内袋２０を形成するフィルムは、一般的な製膜法、例えば、Ｔダイによるキャスティング法、円形ダイスによるインフレーション法等により得ることができる。また、そのフィルムは、共押出による多層構成のフィルムとしてもよい。
【００１９】
【実施例１】
次に、本発明のキャップを実施例により、具体的に説明する。
キャップ、グロメットの成形樹脂は、実施例、比較例ともに下記の同一樹脂を用いた。

【００２０】
［実施例１］キャップの形状は、図２（ｂ）に示す形状とし、天蓋部の厚さは０．８ｍｍとし、環状天板部と内環状壁の境界に０．８ｍｍの薄肉部（連結部）を形成した。なお、バッグインボックスとして１０リッターの容量の袋に水を充填して検体とした（検体数１０ケ）。
【００２１】
［比較例１］
実施例１と同一のグロメットを装着したバッグインボックスのキャップを図５（ｂ）に示すＣｏの形状とし、グロメットの環状突起と嵌合するアンダーカットの形状も実施例１と同一とした。天蓋部６は平坦とし、その厚さは１．８ｍｍとした。天板部および内環状壁の厚さも１．８ｍｍ以上とした。
＜評価方法＞
【００２２】
検体のグロメットおよびキャップを保持する治具を作成し、抗張力試験機（テンシロン）で、打栓、開栓強度を測定した。
［圧縮速度、引っ張り（開栓）速度ともに５０ｍｍ／ｍｉｎ］
＜結果＞
【００２３】
【表１】

表１の結果から明らかなように、本発明により、打栓強度においては、従来例の７０％、開栓強度においては、５２％となり、キャップの脱着のし易さに顕著な効果を奏した。別に、同条件にて作成したサンプル（実施例５ケ、比較例５ケ）について、実際に手で開栓および打栓したが、比較例のサンプルでは、手によるキャップの脱着は困難であったが、実施例においては容易に脱着ができた。
【００２４】
【発明の効果】
バッグインボックスの注出口用キャップを、本発明の形状としたことによって、従来困難であったキャップの手による脱着が容易になり、密封性も良好であった。
また、打栓強度・開栓強度とも現行品よりも低くなったことから開栓性が改良されるとともに、打栓強度も低下したことから充填機の打栓工程においても負荷が低減という効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のキャップの実施例を示す、キャップをグロメットに冠着した状態を示す斜視図である。
【図２】（ａ）図１の縦断正面図、（ｂ）グロメットとキャップとを別々に断面図として示したものである。
【図３】バッグインボックスの構成を示す斜視図であり、（ａ）外観、（ｂ）ボックス、（ｃ）内袋である。
【図４】従来技術によるキャップの実施例を示す、キャップをグロメットに冠着した状態を示す斜視図である。
【図５】（ａ）図４の縦断正面図、（ｂ）グロメットとキャップとを別々に断面図として示したものである。
【符号の説明】
Ｐバッグインボックス
Ｋ、注出口組合体
Ｇグロメット
Ｃ、Ｃｏキャップ
Ｔ薄肉部
１環状天板部
３内環状壁
４外環状壁
５アンダーカット
６天蓋部
７環状天板部と内環状壁との境界を含む部分（連結部）
１１筒部
１２第１フランジ部
１３第２フランジ部
１４環状突起
１５リブ
２０内袋
２１内袋の周縁ヒートシール部
２２内袋とフランジ部のシール部
３０ボックス
３１ミシン目[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a reclose cap for a spout that is welded to an inner bag of a bag-in-box containing juice, mineral water, soup, seasoning liquid, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, aseptic filling or hot pack type bag-in-box grommets have a cylindrical part of the grommets protruding from the hole provided in the inner bag as a content outlet, and heat the upper surface of the grommets flange and the inner surface of the inner bag. It was attached to the inner bag with a seal. In order to deliver the grommet in a state in which the inner bag is sterilized, a cap is attached in advance.
FIG. 4 is a perspective view showing an example of a cap according to the prior art, showing a state where the cap is attached to the grommet. FIG. 5 shows (a) a longitudinal front view of FIG. 4 and (b) a grommet and a cap separately as sectional views.
In order to sterilize the inner surface of the inner bag, the inner bag equipped with a grommet with a cap is irradiated with radiation and then subjected to a filling process. When filling the contents, the cap is removed by a decapper, the pouring inlet is used as an injection port, and after the filling of the contents is completed, the cap is again plugged and sealed.
Conventionally, as shown in FIG. 4, the grommet G and the cap Co are designed to be strongly fitted by the plugging machine so that no leakage occurs during distribution and storage because the contents are liquid. As shown in FIGS. 5A and 5B, the fitting state covers the upper part of the cylindrical portion of the grommet G and is crowned so as to be liquid-tight (hereinafter, liquid-tight). Liquid-tight fitting is possible by the annular protrusion 14 provided on the inner surface of the cylindrical portion of the grommet G and the undercut 5 provided on the outer peripheral surface of the inner annular wall of the cap.
The canopy 6 of the cap Co is flat, and when removing the cap Co by hand, it is difficult to deform and it is not easy to open the cap. ,
Conventionally, the content has been taken out by the end user by cutting the inner bag with a cutter or the like to transfer the entire content to another container.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, conventionally, the inner bag has been torn in order to take out the entire content stored in the bag-in-box. In other words, the above method may be used when taking out the entire amount of contents stored in the bag-in-box at one time, but when using the bag-in-box multiple times without taking out the entire amount of the bag-in-box, It is desirable to remove the cap by hand and take out the contents from the spout, and then reclose it with the cap.However, if the inner bag is torn, it will not be possible to reclose, so remove the cap from the grommet. There was a request to use it after removing it.
As described above, the conventional inlet has a very tight fitting on the premise that the inner bag is torn and used, so it is required to reduce the opening strength so that it can be opened by hand. Yes.
An object of the present invention is to provide a cap having a good sealing property at the time of storage and distribution, which can be detached by hand at the time of taking out the contents, as an outlet for aseptic filling or hot pack type bag-in-box. It is.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a cap that plugs and fits into a grommet welded to an inner bag of a bag-in-box, and that extends horizontally outward from the lower end of the cylindrical portion serving as an outflow / inflow path for the contents. The cap is annular with respect to the grommet, which is provided and has an inner surface of the peripheral edge of the hole provided in the inner bag, a heat-sealed flange, and an annular protrusion that fits the cap on the upper inner peripheral surface of the cylindrical portion. a top plate portion, depending from the lower surface of the annular top plate, an annular wall inner forming an undercut portion which fits into the annular projection with contact with an inner wall of the cylindrical portion, the outer contacting the outside of the tubular portion An annular wall, and a canopy portion covering the inside of the cylindrical portion is formed at the upper end of the inner annular wall in a dome shape that expands downward, and the thickness (T1) of the canopy portion and the annular top plate portion, the thickness (T2) of a portion including a boundary between the inner annular wall, before The cap is characterized in that it is thinner than the thickness of the annular top plate portion and the inner annular wall, and the thickness of the canopy portion is 0.3 mm to 1.0 mm, the annular top plate portion and the The thickness of the portion including the boundary with the inner annular wall is preferably 0.3 to 1.0 mm.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The cap of the present invention has a shape that is easy to attach to a grommet of a bag-in-box and has excellent liquid sealing properties, and will be described in detail below with reference to the drawings.
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of the cap of the present invention, showing a state in which the cap is attached to the grommet. FIG. 2 shows (a) a longitudinal front view of FIG. 1 and (b) a grommet and a cap separately as sectional views. FIG. 3 is a perspective view showing the configuration of the bag-in-box, (a) appearance, (b) box, (c) inner bag.
[0006]
Since the contents in the bag-in-box are mainly low-viscosity liquids, it is naturally necessary to have a tight seal, and transportability is required to be equivalent to that of conventional products, and no leakage occurs until it reaches the end user. Must do so.
As a result of intensive research on caps that do not impair the above-described functions even when the openability is improved, the present inventors can make caps that can be easily detached from the grommet by adopting the shapes shown below. It was.
[0007]
As shown in FIG. 1, the cap of the present invention is used by being attached to a grommet. As shown in FIG. 2A, the crowned state covers the upper part of the cylindrical portion of the grommet and is crowned so as to be liquid-tight (hereinafter, liquid-tight). Liquid-tight fitting is possible by the annular protrusion 14 provided on the inner surface of the grommet cylinder and the undercut 5 provided on the outer peripheral surface of the inner annular wall of the cap C, as shown in FIG.
Then, the cap canopy, that is, the upper end of the inner annular wall of the cap C, and when the crown is attached to the grommet, the portion covering the cylindrical portion of the grommet is formed into a dome shape that expands downward. It has been found that the cap is easily deformed when removed by hand. Furthermore, the deformation is further facilitated by setting the thickness T ₁ of the canopy portion to 0.3 to 1.0 mm. However, if the thickness of T ₁ is less than 0.3 mm, the thickness is too thin during molding, which may cause a short circuit, and stable molding may not be possible. On the other hand, when the thickness of T ₁ exceeds 1.0 mm, the resistance becomes strong at the time of opening, and the opening tends to be difficult.
[0008]
Furthermore, as a method for facilitating the opening, as shown in FIG. 2 (b), the thickness T2 of the portion (connecting portion) 7 including the boundary between the annular top plate portion and the inner annular wall is 0.3-1. It has been found that 0 mm is effective. If the thickness of T2 is less than 0.3 mm, there is a risk of short-circuiting in the formability as in the case of the thickness T1 of the canopy portion. become weak.
[0009]
The cap C molded into the shape described above was plugged into the grommet G, and it was easy to open by hand when taking out the contents. When the cap C is removed by hand, the cap C is deformed by the opening force and is detached from the grommet G. However, if the resistance against the deformation of the cap C is large, the cap C is difficult to remove. In the present invention, as described above, the canopy portion 6 of the cap C is formed into a hemispherical shape (dome shape) that expands downward, and the plate thickness T1 of the canopy portion 6 is reduced, so that the annular top plate portion of the cap C is formed. When 1 is lifted, the fitting between the annular projection 14 of the cylindrical portion of the grommet G and the undercut 5 of the inner annular wall 3 of the cap C is easily released. Further, by removing the thickness T2 of the canopy portion 6 and the portion (connection portion) 7 including the boundary between the annular top plate portion 1 and the inner annular wall 3, the cap C can be easily removed by hand. is there. In addition, the cap C of the present invention has reduced the plugging strength when filling the contents and fitting the grommet G for sealing in the production process. The effect of being reduced was shown.
[0010]
Next, the cap C of the present invention and each member of the bag-in-box to which the cap C is applied will be described.
[0011]
First, the cap C of the present invention is molded by injection molding a plastic resin. As the resin used for the cap C, it is surely fitted with the grommet G, and as a bag-in-box P, there should be no leakage at the fitted site during storage and distribution, but it is an object of the present invention. The grommet G is flexible enough to be attached and detached by hand, and because it is in direct contact with the contents, it does not affect the quality of the contents, and the cap deteriorates due to contact with the contents. Select a material that will never be used.
[0012]
Specific examples of the resin used for the cap C include low-density polyethylene, medium-density polyethylene, polypropylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, linear low-density polyethylene, and ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst. Examples thereof include resins such as polymers, ionomers, polystyrene, acrylonitrile-styrene-butadiene resins, polycarbonates, polyesters, and polyamides.
[0013]
Further, the grommet G that wears the cap C of the present invention is also molded by injection molding of a plastic resin in the same manner as the cap C. The resin used for the grommet G has flexibility or hardness that facilitates the detachment of the cap C, and contacts the contents without touching the contents and affecting the quality of the contents. A resin that does not deteriorate due to this and that has good moldability that can be thermally welded to the inner surface of the inner bag of the bag-in-box is selected.
[0014]
Specific examples of the resin used for grommet G include low-density polyethylene, medium-density polyethylene, polypropylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, linear low-density polyethylene, and ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst. Examples thereof include polymers and ionomers.
[0015]
As the resin used for forming the cap C and the grommet G in the present invention, it is desirable to select resins having different hardnesses. That is, the fitting property between the cap C and the grommet G and the adhesiveness when the cap C is detached by hand are also stabilized.
For example, the fitting property (adhesiveness) of the cap C is assured if the spout is made of a linear low density polyethylene for the grommet G and a medium density polyethylene for the cap C.
[0016]
Next, the inner bag 20 of the bag in box P to which the cap C of the present invention is applied will be described. The inner bag of the bag-in-box is stored in a box, is taken out in an airless state, and a flexible film is used in advance to prevent the occurrence of pinholes due to bending caused by vibration when filling and transporting the contents. After making a grommet attachment hole in one side of the film, the opposing films are overlapped to form a bag at four predetermined positions by a sealing method such as heat sealing. At this time, the film constituting the inner bag is generally often made by stacking two or more films.
[0017]
For the film used for the inner bag 20, the most appropriate material and thickness are selected according to the flexibility, flexural strength, barrier properties, etc. in consideration of the type of contents, filling amount, and the like. In particular, when the content is liquid and the film is bent by vibration for a long time, the film tends to generate pinholes (fine holes) due to bending fatigue. Therefore, the film used under such conditions is selected from a material having tough characteristics. The resin used for the bag-in-box film includes low-density polyethylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, linear low-density polyethylene, ionomer, and ethylene-α / olefin copolymer polymerized using a single-site catalyst. Etc. Moreover, the single layer of these resin layers may be sufficient, and the multilayer film by co-extrusion film forming may be sufficient. In the case of a multilayer film, a high barrier resin such as a saponified ethylene-vinyl acetate copolymer or a polyvinyl alcohol resin can be used.
[0018]
Moreover, the film which comprises the inner bag 20 may use the multilayer film laminated | stacked by the normal laminating method, In that case, metal foil like polyester foil, polyester, polyamide, polyvinylidene chloride, polypropylene It is also possible to use an unstretched or stretched film made of, for example, a film obtained by depositing a metal such as aluminum or an inorganic oxide such as silicon on these films.
The film forming the inner bag 20 of the bag-in-box can be obtained by a general film forming method, for example, a casting method using a T die, an inflation method using a circular die, or the like. The film may be a film having a multilayer structure by coextrusion.
[0019]
[Example 1]
Next, the cap of the present invention will be specifically described with reference to examples.
As the molding resin for caps and grommets, the same resin as described below was used in both Examples and Comparative Examples.

[0020]
[Example 1] The shape of the cap is as shown in FIG. 2 (b), the thickness of the canopy is 0.8mm, and a thin portion (connected) of 0.8mm at the boundary between the annular top plate and the inner annular wall. Part) . As a bag-in-box, a 10-liter bag was filled with water to prepare a sample (10 samples).
[0021]
[Comparative Example 1]
The cap of the bag-in-box equipped with the same grommet as in Example 1 was made into the shape of Co shown in FIG. 5B, and the shape of the undercut fitted to the annular projection of the grommet was also made the same as in Example 1. The canopy 6 was flat and its thickness was 1.8 mm. The thickness of the top plate portion and the inner annular wall was also set to 1.8 mm or more.
<Evaluation method>
[0022]
A jig for holding the specimen grommet and cap was prepared, and the stoppering and opening strength was measured with a tensile strength tester (Tensilon).
[Compression speed and pulling (opening) speed are both 50 mm / min]
<Result>
[0023]
[Table 1]

As is apparent from the results in Table 1, according to the present invention, the stoppering strength is 70% of the conventional example and the opening strength is 52%, which has a remarkable effect on the ease of attaching and detaching the cap. . Separately, samples prepared under the same conditions (Example 5 and Comparative Example 5) were actually opened and plugged by hand, but with the sample of Comparative Example, it was difficult to remove the cap by hand. However, in the examples, desorption was easy.
[0024]
【The invention's effect】
By adopting the shape of the present invention for the spout cap of the bag-in-box, it was easy to remove the cap by hand, which was difficult in the past, and the sealing performance was also good.
In addition, since the plugging strength and opening strength are both lower than the current product, the opening performance is improved, and the plugging strength is also reduced, so the load is reduced in the plugging process of the filling machine. It is what you play.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a cap of the present invention, showing a state where a cap is attached to a grommet.
2A is a front elevational view of FIG. 1, and FIG. 2B is a cross-sectional view showing a grommet and a cap separately.
FIG. 3 is a perspective view showing a configuration of a bag-in-box, (a) appearance, (b) box, (c) inner bag.
FIG. 4 is a perspective view showing an embodiment of a cap according to the prior art, showing a state where the cap is attached to the grommet.
5A is a longitudinal front view of FIG. 4, and FIG. 5B is a sectional view showing a grommet and a cap separately.
[Explanation of symbols]
P bag-in-box K, spout assembly G grommet C, Co cap T thin part 1 annular top plate part 3 inner annular wall 4 outer annular wall 5 undercut 6 canopy part
7 Part including the boundary between the annular top plate and the inner annular wall (connecting part)
11 cylindrical portion 12 first flange portion 13 second flange portion 14 annular projection 15 rib 20 inner bag 21 inner bag peripheral heat seal portion 22 inner bag and flange seal portion 30 box 31 perforation

Claims

A cap that is plugged into a grommet welded to an inner bag of a bag-in-box, and is a cylinder part that serves as an inflow / outflow path for contents, and extends horizontally from the lower end of the cylinder part to the inside. For the grommet having an inner surface of the peripheral edge of the hole provided in the bag, a flange to be heat-sealed, and an annular protrusion fitted to the cap on the upper inner peripheral surface of the cylindrical portion, the cap includes an annular top plate portion and An inner annular wall that hangs down from the lower surface of the annular top plate portion, contacts the inner wall of the cylindrical portion and forms an undercut portion that fits into the annular protrusion, and an outer annular wall that contacts the outer side of the cylindrical portion. A canopy portion covering the inside of the cylindrical portion is formed at the upper end of the inner annular wall in a dome shape that expands downward, and the thickness (T1) of the canopy portion and the annular top plate portion and the inner annular wall the thickness (T2) of a portion including a boundary between the annular top plate And a cap, characterized in that it is thinner than the thickness of the inner annular wall.

The cap according to claim 1, wherein the canopy has a thickness of 0.3 mm to 1.0 mm.

The cap according to claim 1 or 2, wherein a portion including a boundary between the annular top plate portion and the inner annular wall has a thickness of 0.3 to 1.0 mm.