JP4742097B2

JP4742097B2 - 通信システムで上りリンク転送チャネルを割り当てる方法

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Publication number: JP4742097B2
Application number: JP2007511278A
Authority: JP
Inventors: ボンヘキム，; ジュンキアン，; ハクソンキム，; ドンウクノ，; ドンヨンソ，; スンファンウォン，
Original assignee: LG Electronics Inc
Current assignee: LG Electronics Inc
Priority date: 2004-05-04
Filing date: 2005-05-03
Publication date: 2011-08-10
Anticipated expiration: 2025-05-03
Also published as: CN1943144B; ES2352089T3; EP2166684A1; AU2005237370B2; JP2007536781A; RU2006133379A; KR100932486B1; WO2005104667A3; CN1943144A; EP2166684B1; US20110243101A1; ES2431797T3; KR20050106214A; EP2230781A2; RU2381623C2; US9113454B2; US7907575B2; US20050265381A1; HK1142734A1; US7801086B2

Description

本発明は、チャネル化コードを割り当てる方法に係り、より具体的には、通信システムで直交可変拡散要素（ＯｒｔｈｏｇｏｎａｌＶａｒｉａｂｌｅＳｐｒｅａｄｉｎｇＦａｃｔｏｒ：ＯＶＳＦ）を用いてチャネル化コードを割り当てる方法に関する。本発明は出願の広い範囲に適合するが、特に、ＯＶＳＦチャネル化コードを効果的且つ效率的に割り当てるのに適している。

３ＧＰＰで、ＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）に対する応答としての高速上りリンク転送のためのＥ−ＤＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＣｈａｎｎｅｌ）に関する討議が続いている。具体的に、Ｒｅｌ９９／Ｒｅｌ４／Ｒｅｌ５で上りリンク転送に対する討議として、データチャネルＤＰＤＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌ）をＩ枝（Ｉｂｒａｎｃｈ）に割り当て、制御チャネルＤＰＣＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ）をＱ枝（Ｑｂｒａｎｃｈ）に割り当てることに合意した。制御チャネルとデータチャネルはいずれも、二重チャネルＱＰＳＫ（ＱｕａｄｒａｔｕｒｅＰｈａｓｅＳｈｉｆｔＫｅｙｉｎｇ）変調方式を用いて変調される。

図１に、ＯＶＳＦコードツリーを示す。特に、上りリンクＤＰＣＣＨは、常にスプレディングファクター（ＳＦ：ｓｐｒｅａｄｉｎｇｆａｃｔｏｒ）２５６（ＳＦ＝２５６）を使用し、制御チャネル、ＤＰＣＣＨは、Ｑ枝の０番コード（Ｃ_{ｃｈ，２５６，０}）に割り当てられる。さらに、ＨＳ−ＤＳＣＨ転送を支援する場合、上りリンクにＨＳ−ＤＰＣＣＨを転送するに当って２５６のＳＦを使用する。この時、割り当てられたコードは、上りリンクＤＰＤＣＨで最大限に使用可能なコードの数によって異なってくる。より詳細に説明すると、最大限に使用可能なコードの数が１の場合、ＤＰＤＣＨはＱ枝の６４番コードに割り当てられ、２，４，６の場合はＩ枝の１番コードに割り当てられ、３、５の場合はＱ枝の３２番コードに割り当てられる。

上りリンクＤＰＤＣＨは、データ量の変化がコード割り当てに影響を及ぼすという点で下りリンクＤＰＤＣＨと異なってる。具体的には、データ量が増加すると、上りリンクＤＰＤＣＨ転送においてはマルチコード使用を避けるようＳＦを減らす。例えば、データレートが上がると、２５６から４にＳＦを下げる。しかし、ＳＦを下げてＳＦ＝４に到達すると、上りリンクＤＰＤＣＨ転送においてより高いデータレート転送のためにマルチコードを使用する。

上りリンクＤＰＤＣＨのコードは、ＳＦによって決定される。マルチコードを１個のみ使用する場合、ＳＦ／４に該当するＯＶＳＦコードツリーの番号を使用する（Ｃ_{ｃｈ，ｓｆ，ｓｆ／４}）。また、マルチコード数が２以上の場合は、上りリンクＤＰＤＣＨのＯＶＳＦコードだけでなく、ＩまたはＱ枝配置によっても区分される。すなわち、マルチコード数が１，２の時にはＳＦ＝４（Ｃ_{ｃｈ，４，１}）の１番コード、マルチコード数が３、４の時には３番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，３}）をさらに割り当て、マルチコード数が５、６の時には２番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，２}）をさらに割り当てて使用する。図２には、上りリンクＤＰＣＨ及びＨＳ−ＤＰＣＣＨのコード割り当てを示す。

上りリンクでＤＰＣＨとＥ−ＤＣＨを同時に支援する場合、ＤＰＣＨに適用する規則と同じ規則を用いると、同じＯＶＳＦコードを同時占有し問題につながる。したがって、Ｅ−ＤＣＨとＤＰＣＨが同時に転送される場合、新しいＥ−ＤＣＨのコード割り当て規則が必要とされる。また、Ｅ−ＤＣＨとＤＰＣＨで同時に転送される場合、コード占有問題を防ぐためのＥ−ＤＣＨのコード割り当て方法が必要とされる。

したがって、本発明は、従来技術の限界及び不利な点による少なくとも一つの問題を本質的に解決するための通信システムで上りリンク転送チャネルを割り当てる方法に関するものである。

本発明の目的は、端末でＩ／Ｑ枝マッピングを用いた複数のＤＰＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＣｈａｎｎｅｌｓ）及びＥ−ＤＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＣｈａｎｎｅｌｓ）を割り当てる方法を提供することにある。

本発明の他の目的は、Ｉ／Ｑ枝マッピングを用いた複数のＥ−ＤＰＤＣＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌｓ）を割り当てる方法を提供することにある。

本発明のさらに他の目的は、Ｉ／Ｑ枝マッピングを用いたＨＳ−ＤＳＣＨ具現に基づいてＩ／Ｑ枝マッピングを用いた複数のＥ−ＤＰＤＣＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌｓ）を割り当てる方法を提供することにある。

上記目的を達成するための本発明の一つは、マルチコード転送システムの端末で複数のＤＰＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＣｈａｎｎｅｌｓ）及びＥ−ＤＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＣｈａｎｎｅｌ）を割り当てる方法において、ＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が前記端末に支援されるか否かを決定する段階と、前記ＤＰＣＨ及びＥ−ＤＣＨに用いられるコードの個数を決定する段階と、前記ＤＰＣＨ及びＥ−ＤＣＨを、前記決定された前記ＤＰＣＨ及びＥ−ＤＣＨに用いられるコードの個数及びＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が前記端末に支援されるか否かに基づいてＩ枝またはＱ枝に割り当てる段階と、を含む構成とした。

本発明のもう一つは、Ｉ／Ｑ枝割り当てを使用する端末で、複数の上りリンク転送チャネルを割り当てる方法において、ＤＰＤＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌ）が端末によって支援されるか否かを決定する段階と、ＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が前記端末に支援されるか否かを決定する段階と、前記決定されたＤＰＤＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌ）が端末によって支援されるか否か、及びＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が前記端末に支援されるか否かに基づき、少なくとも一つのＥ−ＤＰＤＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌｓ）を前記Ｉ枝及びＱ枝のうち少なくとも一つに割り当てる段階と、を含む構成とした。

本発明のもう一つは、端末でＩ／Ｑ枝割り当てを使用する複数の上りリンク転送チャネルを割り当てる通信システムにおいて、基地局及び端末を含み、前記端末は、ＤＰＤＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌ）が端末によって支援されるか否かを決定し、ＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が前記端末に支援されるか否かを決定し、前記決定されたＤＰＤＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌ）が端末によって支援されるか否か、及びＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が前記端末に支援されるか否かに基づき、少なくとも１つのＥ−ＤＰＤＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌｓ）を、前記Ｉ枝及びＱ枝のうち少なくとも１つに割り当てる構成とした。

本発明のもう一つは、マルチコード転送を使用する複数の上りリンクチャネルを転送するための端末が、Ｉ枝及びＱ枝に交互に割り当てられるものの、ＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｄＣｈａｎｎｅｌ）が端末に支援される場合、１番目は前記Ｉ枝に割り当てられるＥ−ＤＰＤＣＨ（ＥｎｈａｎｃｅｄＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣｈａｎｎｅｌｓ）と、Ｉ枝及びＱ枝に交互に割り当てられるものの、ＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｄＣｈａｎｎｅｌ）が端末に支援されない場合、１番目は前記Ｑ枝に割り当てられるＥ−ＤＰＤＣＨと、を備える構成とした。

本発明についての以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明は例示的なもので、請求された発明のより詳細な説明が以下に提供される。

本発明によれば、端末でＩ／Ｑ枝マッピングを用いて複数のＤＰＣＨ及びＥ−ＤＣＨを割り当てるため、コード占有問題を防ぐことが可能になる。

以下、本発明の好適な実施例について、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。図面中、同一または類似な部分については、同一の参照番号を共通使用するものとする。

本発明の好適な実施例によれば、Ｅ−ＤＣＨ及びＤＰＣＨが同時に転送される。特に、Ｅ−ＤＣＨ及びＤＰＣＨの割り当てが詳細に説明される。Ｅ−ＤＣＨ及びＤＰＣＨのチャネル化コード割り当ては、異なる転送レートと異なるスプレディングファクターを持つチャネル間で直交性を維持することを意味する。このスプレディングファクター（ｓｐｒｅａｄｉｎｇｆａｃｔｏｒ：ＳＦ）はデータ量によって決定される。Ｅ−ＤＣＨ及びＤＰＣＨが同時に転送される場合のチャネル割り当てにおいて、ＤＰＣＨに優先的にコードを割り当てる。これは、従来移動通信システムとの互換性（ｂａｃｋｗａｒｄｃｏｍｐａｔｉｂｉｌｉｔｙ）問題を予防するためである。Ｅ−ＤＣＨにまず、ＤＰＣＨに割り当てられたコードを使用すると、基地局（ＮｏｄｅＢ）はＤＰＣＨを検出できないので、Ｅ−ＤＣＨよりもＤＰＣＨに優先的にコードを割り当てる。この場合、従来技術に言及したように、ＤＰＣＨに優先的にＳＦ／４に該当するＯＶＳＦコードを割り当てる。例えば、ＳＦが４の場合、ＤＰＣＨにＯＶＳＦコードツリーの１番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，１}）を割り当てる。その後、該ＯＶＳＦコードツリーの残りコードを選択してＥ−ＤＣＨに割り当てる。Ｅ−ＤＣＨと関連して、Ｅ−ＤＰＤＣＨ及びＥ−ＤＰＣＣＨが当該データチャネルを制御するために用いられる。これらのチャネルは、従来の上りリンク物理転送チャネルと結合される。動作に当たり、Ｅ−ＤＰＣＣＨは割り当てられてＩ枝に固定され、最適のＰＡＰＲ（Ｐｅａｋ−ｔｏ−ＡｖｅｒａｇｅＰｏｗｅｒＲａｔｉｏ）を得るべくＨＳ−ＤＳＣＨの支援に基づいてＥ−ＤＰＤＣＨのコードを割り当てるための順序を決定する。

また、上記ＯＶＳＦコードツリーで利用可能なコードのいずれか一つにＥ−ＤＣＨのためのコードが割り当てられると、ＰＡＰＲは増加して端末の性能に影響を及ぼす。したがって、複数のコードがＥ−ＤＣＨに割り当てられると、ＳＦは４に制限される（ＳＦ＝４）。具体的に、シングルコードは１つのコードを意味する。また、マルチコードは２つ以上のコードを意味する。本発明において、ＨＳ−ＤＳＣＨが端末に支援されるか否かは重要な要件とされる。したがって、以下の論議は、ＨＳ−ＤＳＣＨが端末に支援される場合、または、そうでない場合に基づいてなされる。まず、端末にＨＳ−ＤＳＣＨが支援されない場合について説明する。

Ｅ−ＤＣＨ及びＤＰＣＨがそれぞれシングルコードを使用する場合、上述のように、ＤＰＣＨにＯＶＳＦコードツリーから優先的にコードを割り当てる。具体的には、ＤＰＣＣＨにＳＦ＝２５６の０番ＯＶＳＦコード（Ｃ_{ｃｈ，２５６，０}）を割り当てる。そして、このコードは、ＳＦ＝４の０番ＯＶＳＦコード（Ｃ_{ｃｈ，４，０}）の子コードである。また、ＤＰＤＣＨにＳＦ／４（Ｃ_{ｃｈ，４，１}）番コードが割り当てられる。Ｅ−ＤＣＨと関連して、ＤＰＣＨのＳＦ／４の母コードと子コードよりは、別の残っているＯＶＳＦコードがＥ−ＤＣＨに割り当てられることができる。例えば、ＳＦ／２に相応するＯＶＳＦコードが用いられると良い。

Ｅ−ＤＣＨとＤＰＣＨにそれぞれＯＶＳＦコードが割り当てられた後に、ＤＰＤＣＨがＩ枝に割り当てられ、ＤＰＣＣＨがＱ枝に割り当てられる。また、ＤＰＤＣＨがＩ枝に割り当てられるので、Ｅ−ＤＣＨはＱ枝に割り当てられる。結論的に、Ｅ−ＤＣＨはＤＰＣＨによって同じＯＶＳＦコードを使用することができる。

さらに、もしＥ−ＤＣＨがシングルコードを使用する一方で、ＤＰＣＨが２個のコードを使用する場合、２個のＤＰＤＣＨは１番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，１}）に割り当てられ、（Ｉ、Ｑ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられる。Ｑ枝へのＤＰＣＣＨの割り当ては、上の説明と同一である。Ｅ−ＤＣＨと同様に、Ｅ−ＤＣＨに割り当て可能なコードは、ＤＰＣＨに割り当て可能な子コードになることができないため、別の母コードから発生したコードがＥ−ＤＣＨに割り当てられる。例えば、ＳＦが４というのは、ＤＰＤＣＨが１番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，１}）に割り当てられるのを意味するため、Ｅ−ＤＣＨはＳＦ／２（Ｃ_{ｃｈ，ｓｆ，ｓｆ／２}）番コードに割り当てられることができる。ここで、Ｅ−ＤＣＨは、Ｉ枝またはＱ枝に割り当てられることができる。

もし、ＤＰＣＨが３つのコードを使用すると、これらのＤＰＤＣＨは１及び３番コードに割り当てられる。具体的に、割り当てられたＯＶＳＦコードは、（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、及びＣ_{ｃｈ，４，３}）である。当該ＤＰＤＣＨは、（Ｉ、Ｑ、Ｉ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられる。ここで、Ｅ−ＤＣＨは、１番コードまたは３番コードの子コードと係わりのないコードに割り当てられることができる。例えば、Ｅ−ＤＣＨは２番コードに割り当てられることができ、ＩまたはＱ枝に割り当てられることができる。また、３番目のＤＰＤＣＨはＩ枝に割り当てられるため、Ｅ−ＤＣＨは、Ｑ枝に割り当てられる３番コードの子コードに割り当てられることができる。

もし、ＤＰＣＨが４個のコードを使用し、Ｅ−ＤＣＨがシングルコードを使用する場合、ＤＰＤＣＨに割り当てられたコードは１番コード及び３番コードとなる。すなわち、割り当てられたＯＶＳＦコードは、（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、及びＣ_{ｃｈ，４，３}）である。前記ＤＰＤＣＨは（Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられる。ここでも同様に、Ｅ−ＤＣＨは、１番コードまたは３番コードの子コードに属しないコードを使用することができる。例えば、Ｅ−ＤＣＨは、２番ＯＶＳＦコードが割り当てられることができる。また、ＤＰＤＣＨがＳＦ／２に相応するいずれのコードも占有していないため、Ｅ−ＤＣＨは前記Ｉ枝またはＱ枝に割り当てられることができる。

もし、ＤＰＣＨが５個のコードを使用し、Ｅ−ＤＣＨがシングルコードを使用する場合、前記ＤＰＤＣＨに割り当てられたコードは１番コード、３番コード及び２番コードとなる。すなわち、前記割り当てられたＯＶＳＦコードは、（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、及びＣ_{ｃｈ，４，２}）である。前記ＤＰＤＣＨは、（Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ、Ｉ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられる。ここでも同様に、５個のＤＰＤＣＨは０を占有するＤＰＣＣＨとすべての利用可能なコードを占有するため、新しいコードはＥ−ＤＣＨに割り当てられないことができる。しかしながら、２番コードを持つ前記５番目のＤＰＤＣＨは、Ｉ枝に割り当てられたため、ＳＦ／２に相応する割り当てられたコードを有しながら、前記Ｑ枝に割り当てられることができる。

同じ原理から、もしＤＰＣＨが６個のコードを使用すると、Ｅ−ＤＣＨは全てのコードが占有されたため、割り当てにＯＶＳＦコードを使用することができない。

Ｅ−ＤＣＨがシングルコードを使用し、ＤＰＣＨが複数のコードを使用することに関する上記場合と違い、以下、ＤＰＣＨがシングルコードを使用し、Ｅ−ＤＣＨが複数のコードを使用する場合について説明する。以下の場合は、端末にＨＳ−ＤＳＣＨが提供されないという同じ状況が適用される。

もし、Ｅ−ＤＣＨが１つのコードを使用し、ＤＰＣＨも１つのコードを使用する場合、上の場合と同様に、ＤＰＣＨはＳＦ／４（Ｃ_{ｃｈ，ｓｆ，ｓｆ／４}）に相応するコードが割り当てられ、前記ＨＳ−ＤＳＣＨが端末に提供されないため、前記Ｉ枝に割り当てられる。より詳細に説明すると、ＤＰＣＣＨは、ＳＦ＝２５６の０番ＯＶＳＦコードに割り当てられ、それはＳＦ＝４（Ｃ_{ｃｈ，４，０}）の０番ＯＶＳＦコードの子コードである。ＤＰＤＣＨは、ＳＦ／４（Ｃ_{ｃｈ，ｓｆ，ｓｆ／４}）のコードに割り当てられる。Ｅ−ＤＣＨのようにＤＰＣＨのＳＦ／４の母コードまたは子コードに該当するコードよりは、他のＯＶＳＦコードがＥ−ＤＣＨに割り当てられることができる。例えば、ＳＦ／２（Ｃ_{ｃｈ，ｓｆ，ｓｆ／２}）に該当するＯＶＳＦコードが用いられることができる。

Ｅ−ＤＣＨとＤＰＣＨのそれぞれに前記ＯＶＳＦコードが割り当てられた後に、ＤＰＤＣＨはＩ枝に割り当てられ、ＤＰＣＣＨはＱ枝に割り当てられる。また、ＤＰＤＣＨはＩ枝に割り当てられるため、Ｅ−ＤＣＨはＱ枝に割り当てられる。結論的に、Ｅ−ＤＣＨは、ＤＰＣＨで用いたのと同じＯＶＳＦコードを使用することができる。例えば、ＤＰＣＨコード割り当てにおけると同様に、１番目のＥ−ＤＰＤＣＨはＱ枝に割り当てられる。そして、２番目のＥ−ＤＰＤＣＨがＩ枝に割り当てられ、残りのＥ−ＤＰＤＣＨは交互に割り当てられる。

Ｅ−ＤＣＨは２個のコードを使用し、ＤＰＣＨはシングルコードを使用する場合、前記ＳＦは４であり、ＤＰＣＨは０番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，０}）及び１番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，１}）の子コードを占有する。これは、ＤＰＣＣＨが０番コードの子コードに割り当てられ、ＤＰＤＣＨが１番コードに割り当てられたからである。したがって、Ｅ−ＤＣＨは、２番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，０}）または３番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，０}）に属する利用可能なＯＶＳＦコードに割り当てられることができ、（Ｉ、Ｑ）または（Ｑ、Ｉ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられることができる。もし、Ｅ−ＤＣＨが（Ｉ、Ｑ）の順に枝に割り当てられる場合、ＤＰＤＣＨはＩ枝に割り当てられ、前記Ｉ枝に割り当てられたＥ−ＤＣＨは、ＤＰＤＣＨと異なる別のコードを使用しなければならない。そして、Ｅ−ＤＣＨは、ＳＦ＝４の１番コードを除外した全てのコードを使用することができる。Ｑ枝の場合、Ｅ−ＤＣＨは、前記ＤＰＤＣＨと同じコード（例えば、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}）を使用することができる。これに対し、もしＥ−ＤＣＨが（Ｑ、Ｉ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられる場合、前記コードの例は（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}）となる。

ＤＰＣＨがシングルコードを使用し、Ｅ−ＤＣＨが３個のコードを使用する場合、Ｅ−ＤＣＨは、（Ｉ、Ｑ、Ｉ）または（Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられることができる。ここで、Ｅ−ＤＣＨは、Ｅ−ＤＰＣＣＨがＩ枝のＳＦ＝４の１番コードを占有しているため前記ＳＦ＝４の１番コードの子コードに割り当てられることができない。同時に、Ｅ−ＤＣＨは、ＤＰＣＣＨがＳＦ＝４の０番コードを占有しているため前記ＳＦ＝４の０番コードの子コードに割り当てられることができない。例えば、Ｅ−ＤＣＨが（Ｉ、Ｑ、Ｉ）の順に前記枝に割り当てられる場合、前記ＯＶＳＦコードは、（Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}）となる。もし、Ｅ−ＤＣＨが（Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順に枝に割り当てられる場合、前記コードは（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}）となる。

ＤＰＣＨがシングルコードを使用し、Ｅ−ＤＣＨが４個のコードを使用する場合、Ｅ−ＤＣＨは、（Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ）または（Ｑ、Ｉ、Ｑ、Ｉ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられることができる。上の説明と略同様に、Ｅ−ＤＣＨは、Ｉ枝のＳＦ＝４の１番コードの子コードとＱ枝のＳＦ＝４の０番コードの子コードを除く利用可能なコードに割り当てられることができる。これもまた、ＨＳ−ＤＳＣＨが端末に提供されない時に、Ｅ−ＤＰＣＣＨがＩ枝のＳＦ＝４の１番コードを占有しており、ＤＰＣＣＨがＳＦ＝４の０番コードを占有しているからである。例えば、Ｅ−ＤＣＨが（Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順に前記枝に割り当てられる場合、占有された他のコードとの衝突を避けるべく、前記ＯＶＳＦコードは（Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}）となる。また、Ｅ−ＤＣＨが（Ｑ、Ｉ、Ｑ、Ｉ）の順に前記枝に割り当てられる場合、占有されたＩ枝ではＥ−ＤＰＣＣＨ、Ｑ枝ではＤＰＣＣＨの他のコードとの衝突を避けるべく、前記ＯＶＳＦコードは（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}）となる。

Ｅ−ＤＣＨが５個のコードを使用する場合、Ｅ−ＤＣＨは、（Ｑ、Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順にＩ／Ｑ枝に割り当てられることができる。同様に、Ｅ−ＤＣＨは、Ｉ枝のＳＦ＝４の１番コードの子コードとＱ枝のＳＦ＝４の０番コードの子コードを除く利用可能なコードに割り当てられることができる。例えば、Ｅ−ＤＣＨが前記割り当てられた枝に割り当てられる前記ＯＶＳＦコードは、（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}）となる。

Ｅ−ＤＣＨが６個のコードを使用する場合、ＯＶＳＦコードはＥ−ＤＣＨに割り当てられることができない。しかし、もし０番コードがＩ枝に割り当てられると、Ｅ−ＤＣＨにコードを割り当てることが可能である。例えば、割り当てられる前記ＯＶＳＦコードは、（Ｃ_{ｃｈ，４，０}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}）となる。

Ｅ−ＤＣＨとＤＰＣＨがいずれも複数のコードを使用する場合、ＤＰＤＣＨがＩ枝に１番目に割り当てられ、続いてＥ−ＤＣＨにコードが割り当てられる。例えば、ＤＰＤＣＨに３個のコードが割り当てられ、Ｅ−ＤＣＨに２個のコードが割り当てられる場合、ＤＰＤＣＨに割り当てられるＯＶＳＦコードは（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}）であり、それぞれＩ／Ｑ枝に（Ｉ、Ｑ、Ｉ）の順に割り当てられ、Ｅ−ＤＣＨに割り当てられるＯＶＳＦコードは（Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}）であり、それぞれＩ／Ｑ枝に（Ｑ、Ｉ）の順に割り当てられる。

本発明の他の実施例によれば、ＨＳ−ＤＰＣＣＨ転送のためにＨＳ−ＤＳＣＨが端末に支援される。

Ｅ−ＤＣＨとＤＰＤＣＨがそれぞれシングルコードを使用する場合、ＤＰＤＣＨはＳＦ／４に相応するコードに割り当てられ、Ｉ枝に割り当てられる。ＨＳ−ＤＰＣＣＨは、Ｃ_{ｃｈ，２５６，６４}に相応するコードに割り当てられ、Ｑ枝に割り当てられる。Ｅ−ＤＣＨの場合、ＳＦ／４に相応するコードの母コード及び子コードを除く利用可能なＯＶＳＦコードに割り当てられることができる。すなわち、Ｅ−ＤＣＨは、ＤＰＤＣＨがＩ枝のＣ_{ｃｈ，４，１}のコードにまず割り当てられたため、Ｃ_{ｃｈ，４，１}のコードの母コードと子コードには割り当てられることができない。さらに、０番コード（Ｃ_{ｃｈ，４，０}）とＳＦが２５６の時、６４番コード（Ｃ_{ｃｈ，２５６，６４}）の母コードと子コードとかかわりのないコードが割り当てられることができる。上に説明したように、ＨＳ−ＤＰＣＣＨが６４番コード（Ｃ_{ｃｈ，２５６，６４}）に割り当てられ、ＤＰＣＣＨが０番コード（Ｃ_{ｃｈ，２５６，０}）に割り当てられる。

Ｅ−ＤＣＨはシングルコードを使用し、ＤＰＤＣＨは複数のコードを使用する場合、前記コードは、ＤＰＤＣＨとＨＳ−ＤＰＣＣＨにまず割り当てられる。ＤＰＤＣＨの場合、ＯＶＳＦコードは（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}、Ｃ_{ｃｈ，４，２}）が割り当てられ、Ｉ／Ｑ枝は（Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順に割り当てられる。ＨＳ−ＤＰＣＣＨの場合、コードの個数に基づいて割り当てられる。もし利用可能な最大限のＤＰＤＣＨのコードの数が偶数、すなわち、２、４または６の場合、ＨＳ−ＤＰＣＣＨはＳＦ＝２５６の１番コードに割り当てられ、さらにはＩ枝に割り当てられる。もし利用可能な最大限のＤＰＤＣＨのコードの数が奇数、すなわち、３または５の場合、ＨＳ−ＤＰＣＣＨはＳＦ＝２５６の３２番コード（Ｃ_{ｃｈ，２５６，３２}）に割り当てられ、さらにはＱ枝に割り当てられる。上述のようにＤＰＤＣＨとＨＳ−ＤＰＣＣＨに割り当てられた後にＥ−ＤＣＨにコードが割り当てられる。Ｅ−ＤＰＤＣＨがＩ枝に最初に割り当てられる。例えば、もしＤＰＤＣＨに４個のコードが割り当てられると、ＤＰＤＣＨは、（Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，１}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}、Ｃ_{ｃｈ，４，３}）のＯＶＳＦコードが（Ｉ、Ｑ、Ｉ、Ｑ）の順に枝に割り当てられる。同時に、ＨＳ−ＤＰＣＣＨはＱ枝に割り当てられる。ここで、Ｅ−ＤＣＨはＩ枝またはＱ枝においてＳＦ／４とＳＦ＊３／４に相応するコードの母コードと子コードに基盤しないＯＶＳＦコードを使用することができる。例えば、Ｅ−ＤＣＨは、ＳＦ／２に相応するコードの子コードを使用することができる。同じ方法で、ＤＰＤＣＨが、異なる個数のコードを使用する場合、上記と同じ原理によって、Ｅ−ＤＣＨに割り当てられるコードが分かる。

表１には、ＨＳ−ＤＳＣＨが端末に備えられるか否か及びＤＰＤＣＨに基づいてＩ／Ｑ枝マッピングを使用するＥ−ＤＰＤＣＨの割り当てを要約する。表中、ＤＰＤＣＨの個数は１つに限定されているが、２以上にしても良い。表１で、‘ｊ’はＱ枝に指定されたというのを意味し、‘１’はＩ枝に指定されたというのを意味する。

端末にＨＳ−ＤＳＣＨとＥ−ＤＣＨが備えられた場合、端末が上りリンクにＨＳ−ＤＰＣＣＨを転送しなければならないため、従来の割り当て順序にしたがってまずＯＶＳＦコードを割り当てる。例えば、前記従来の割り当て順序は、ＤＰＤＣＨをＩ枝にまず割り当てることを含む。もしＨＳ−ＤＳＣＨが端末に備えられた場合、Ｅ−ＤＰＤＣＨと一緒にＥ−ＤＰＣＣＨ及びＤＰＤＣＨはＩ枝に割り当てられ、ＤＰＣＣＨとＨＳ−ＤＰＣＣＨがＱ枝に割り当てられる。しかし、ＨＳ−ＤＳＣＨが端末に備えられなかった場合、ＤＰＤＣＨはＩ枝に割り当てられ、ＤＰＣＣＨとＥ−ＤＰＤＣＨがＱ枝に割り当てられる。

本発明は、本発明の精神及び必須特徴を逸脱しない範囲で別の特定の形態に具体化できることは当業者にとっては自明である。本発明の範囲は、添付の請求請求の範囲及び本発明の等価的範囲内での提供可能な本発明のあらゆる変更は本発明の範囲に含まれる。

ＯＶＳＦ（ＯｒｔｈｏｇｏｎａｌＶａｒｉａｂｌｅＳｐｒｅａｄｉｎｇＦａｃｔｏｒ）コードツリーを示す図である。上りリンクＤＰＣＨ及びＨＳ−ＤＰＣＣＨのコード割り当てを示す図である。

Claims

無線通信システムにおける端末でＥ−ＤＣＨ（Ｅｎｈａｎｃｅｄｕｐｌｉｎｋｄｅｄｉｃａｔｅｄｃｈａｎｎｅｌ）を含む複数の上りリンクチャネルをＩ／Ｑ枝マッピングを行って転送する方法において、
一つ以上のＥ−ＤＣＨ転送用のチャネルを構成する段階と、
前記一つ以上のＥ−ＤＣＨ転送用のチャネルをＩ枝（Ｉｂｒａｎｃｈ）またはＱ枝（Ｑｂｒａｎｃｈ）に割り当てる段階と、
前記Ｉ枝または前記Ｑ枝にマッピングされた一つ以上のＥ−ＤＣＨ転送用のチャネルを転送する段階と、
を含み、
前記一つ以上のＥ−ＤＣＨ転送用のチャネルは、前記端末に支援されるＤＰＤＣＨ（ＤｅｄｉｃａｔｅｄＰｈｙｓｉｃａｌＤａｔａＣＨａｎｎｅｌ）の数、及び前記端末にＨＳ−ＤＳＣＨ（ＨｉｇｈＳｐｅｅｄＤｏｗｎｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）が支援されるか否かに基づいて、前記Ｉ枝または前記Ｑ枝に割り当てられる、上りリンクチャネル転送方法。
前記ＤＰＤＣＨは、前記ＨＳ−ＤＳＣＨが前記端末に支援されるか否かにかかわらずに前記Ｉ枝に割り当てられる、請求項１に記載の上りリンクチャネル転送方法。
ＤＰＣＣＨは、前記Ｑ枝に割り当てられる、請求項１に記載の上りリンクチャネル転送方法。
前記一つ以上のＥ−ＤＣＨ転送用のチャネルに、前記端末に前記ＤＰＤＣＨが支援されるか否かを考慮して決定されるチャネル化コード（ＯＶＳＦｃｏｄｅ）を割り当てる段階をさらに含み、
前記Ｉ枝または前記Ｑ枝にマッピングされた一つ以上のＥ−ＤＣＨ転送用のチャネルは、前記Ｅ−ＤＣＨ転送用のチャネルに割り当てられるチャネル化コードを用いて転送される、請求項３に記載の上りリンクチャネル転送方法。