JP4740988B2 - バスブリッジ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに異なるバスインタフェースを有する複数の電子機器をブリッジし、これら機器間のデータ転送を制御するバスブリッジ装置およびそのデータ転送制御方法に関するものであり、特に、IEEE1394インタフェースを備えたホスト機器としてのコンピュータとIDEインタフェースを備えた周辺機器との間でのデータ転送に好適なバスブリッジ装置の技術に属する。
一般に、パーソナルコンピュータに標準搭載されているIDE(Integrated Device Electronics)インタフェースは安価であるため、内蔵用の光ディスクドライブやハードディスクドライブなどの内蔵ストレージ機器の最初のモデルとして持たせることが多い。これに比べて、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394やUSB2.0(universal serial bus)といった次世代のインタフェースは高価であり、現状では、あまり普及していない。したがって、Windows(登録商標)やMacOS(登録商標)などの一般的なオペレーティング・システムと内蔵ストレージ機器を、IEEE1394インタフェースを通じて接続する場合、新たにIEEE1394インタフェースを備えた内蔵ストレージ機器を開発するよりも、既に開発されているIDEインタフェースを備えた内蔵ストレージ機器を、IDEブリッジ(ブリッジ装置)を介してIEEE1394インタフェースに接続する方がコスト面で有利であり、現在の主流となっている。
一方、コストダウンの目的で、内蔵ストレージ機器自体には温度管理用のファンやファン駆動用の制御出力端子が搭載されていない場合が多い。このため、たとえば、内蔵ストレージ機器の筐体にファンを取り付け、IEEE1394インタフェース側からそのファンを駆動および制御して、内蔵ストレージ機器の温度管理を行っている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−254811号公報
一般に、内蔵ストレージ機器の温度情報は、内蔵ストレージ機器にIDEインタフェース用のベンダーユニークコマンドを発行することによって得ることができる。しかし、コンピュータが内蔵ストレージ機器からデータを読み出している最中に、IEEE1394インタフェース側から内蔵ストレージ機器に対してベンダーユニークコマンドを発行すると、データの読み出しが一時中断してしまうことがある。すなわち、IEEE1394インタフェース側からベンダーユニークコマンドを発行することによって、転送レートが低下し、再生中の動画や音声が途切れてしまうおそれがある。
上記問題に鑑み、本発明は、互いに異なるバスインタフェースを備えた複数の電子機器をブリッジし、これら機器間でデータ転送を行う際に、データ転送レートを低下させることなく、ブリッジされた内蔵ストレージ機器などに対して、温度情報取得などの割り込み制御をかけることが可能なバスブリッジ装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、第1の機器と第2の機器との間に設けられ、これらの間でデータ転送を行うバスブリッジ装置として、前記第1の機器と第1のバスインタフェースを通じて通信する第1の転送制御部と、前記第2の機器と第2のバスインタフェースを通じて通信し、前記第2の機器から割り込み要求を受けて、前記第2の機器に対して割り込み制御をかける第2の転送制御部とを備え、前記第1および第2の転送制御部を介して前記第1および第2の機器間でデータ転送を行うとともに、前記第2の機器に対して割り込み制御をかけるものとする。
本発明によると、第2の機器から割り込み要求が発生し、第2の転送制御部はこれを受けて第2の機器に対して割り込み制御をかける。これにより、第1の機器側から第2の機器側に、割り込み制御のためのコマンドを発行する必要がなくなり、第1および第2の機器間のデータ転送レートを低下させることなく、第2の機器に対して割り込み制御をかけることができる。
好ましくは、前記第2の転送制御部は、前記割り込み制御によって、前記第2の機器から、当該バスブリッジ装置に接続された第3の機器の制御に係る情報を得、この情報に基づいて前記第3の機器を制御するものとする。さらに、前記第2の転送制御部は、定期的に、前記第2の機器から、前記第3の機器の制御に係る情報を得ることが好ましい。また、具体的には、前記第3の機器は、前記第2の機器の温度管理用のファンであるとする。また、前記第3の機器の制御に係る情報は、前記第2の機器の温度管理情報であるとする。
上記のバスブリッジ装置において、具体的には、前記第1のバスインタフェースは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格またはUSB(universal serial bus)規格に準拠したものとする。また、前記第2のバスインタフェースは、IDE(Integrated Device Electronics)規格に準拠したものとする。
以上説明したように、本発明によると、互いに異なるバスインタフェースをそれぞれ備えた第1の機器および第2の機器をブリッジし、これら機器間のデータ転送を制御するバスブリッジ装置について、データ転送レートを低下させることなく、第2の機器に対して割り込み制御をかけることができる。これにより、たとえば、第2の機器からデータを読み出して動画などを再生中に、画像を途切れさせることなく第2の機器の温度管理情報などを取得することができる。そして、取得した温度管理情報などに基づいて、適切に第2の機器の温度管理などを行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の参考例)
図1は、第1の参考例に係るバスブリッジ装置の構成を示す。参考例のバスブリッジ装置10Aは、第1のバスインタフェースとしてのIEEE1394インタフェース21を有する第1の機器としてIEEE1394ホスト装置(ホスト機器)31と、第2のバスインタフェースとしてのIDEインタフェース22を有する第2の機器としての内蔵ストレージ機器32とをブリッジし、これら機器間のデータ転送を制御するとともに、接続された第3の機器としてのファン33を制御して内蔵ストレージ機器32の温度管理 バスブリッジ装置10Aは、ホスト機器31側に接続されるIEEE1394インタフェース部としてのPHY11およびLINK12と、ホスト機器31との間でデータ転送処理を行う第1の転送制御部13と、内蔵ストレージ機器32との間でデータ転送処理を行う第2の転送制御部14と、記憶部15と、第2の転送制御部14を制御する先読み制御部16と、第1および第2の転送制御部13,14ならびにファン33を制御する割り込み制御部としてのCPU17とを備えている。
第1の転送制御部13は、PHY11およびLINK12を介してIEEE1394のパケット制御を行い、ホスト機器31から与えられたパケットを、内蔵ストレージ機器32用のコマンドおよびデータを含むパケットとそれ以外のパケットとに区別して適宜処理する。具体的には、第1の転送制御部13は、IEEE1394パケットの内容を解析して、ORB(オペレーション・リクエスト・ブロック、図2参照)内のCDB(コマンド・データ・ブロック)から内蔵ストレージ機器32へのコマンド(SCSIコマンド、図3参照)を抽出する。そして、この抽出したコマンドを第2の転送制御部14に送る。
第2の転送制御部14は、第1の転送制御部13から内蔵ストレージ機器32用のコマンドを受け、IDEインタフェース22を通じて内蔵ストレージ機器32に当該コマンドを発行してデータ転送処理を行う。
記憶部15は、内蔵ストレージ機器32から読み出されたホスト機器31宛ての送信データを一時的に記憶する。
先読み制御部16は、ホスト機器31から内蔵ストレージ機器32宛てに発行されるコマンドを予測し、当該予測コマンドを第2の転送制御部14に与えて、第2の転送制御部14を制御する。
CPU17は、第1および第2の転送制御部13,14を制御してIEEE1394インタフェース処理およびIDEインタフェース処理を管理するとともに、適宜、ファン33を制御する。
以上のように構成された本参考例のバスブリッジ装置10Aの動作について、図4のタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、ホスト機器31からIEEE1394インタフェース21に、CDB1を含むORBのパケットが出力される。第1の転送制御部13は、このパケットを解析して第1のコマンドとしてのコマンド1を抽出し、コマンド1を第2の転送制御部14に送る。そして、第1の転送制御部13は、第2の転送制御部14からの応答を待つ。このとき、CPU17によって、ORB内の転送パラメータが第1の転送制御部13にセットされる。
第2の転送制御部14は、第1の転送制御部13から与えられた内蔵ストレージ機器32宛てのコマンド1を、IDEインタフェース22を通じて内蔵ストレージ機器32に発行し、内蔵ストレージ機器32からデータ転送開始要求を受ける。データ転送開始要求を受けると、第2の転送制御部14は、第1の転送制御部13に対してコマンド完了通知を行うとともにデータ転送開始要求を行い、データ転送の指示をする。そして、IDEインタフェース22を通じて内蔵ストレージ機器32から転送されるデータ1を、記憶部15を経由して第1の転送制御部13に送る。第1の転送制御部13は、与えられたデータをIEEE1394のパケットに成形して、IEEE1394インタフェース21を通じて当該データをホスト機器31に送信する。
内蔵ストレージ機器32からホスト機器31にデータを転送する場合、内蔵ストレージ機器32からのデータ転送の方が先に完了する。すなわち、内蔵ストレージ機器32から、データ1〜データnまでが読み出された時点で、第1の転送制御部13は、まだ、記憶部15に記憶されたデータの転送処理中である。そこで、先読み制御部16は、先ほど第2の転送制御部14から内蔵ストレージ機器32に発行されたコマンド1を参照して、ホスト機器31が次に発行するコマンドを予測し、当該予測コマンド(コマンド2)を第2の転送制御部14に与えておく。なお、このとき、第1の転送制御部13は、ホスト機器31とのデータ転送中またはデータ転送終了処理中であるが、第2の転送制御部14および先読み制御部16は、これとは関係なく独立して動作する。
ここで、コマンド予測の一例を説明しておく。ホスト機器31が発行したコマンドに従って内蔵ストレージ機器32から映像や音声データを読み出す場合、一度に全データを読み出すのではなく、32K〜64KByte程度の固定長にデータを分割して読み出すのが一般的である。このような場合、ホスト機器31がデータ読み出しに当たって最初に発行したコマンドに指定されたデータの先頭アドレスおよびそのデータ長から、ホスト機器31が次に発行するコマンドに指定されるデータの先頭アドレスおよびそのデータ長を予測することができる。特に、内蔵ストレージ機器32が、音楽CDやDVD−Videoなどを再生する場合には、これらメディアにおいては連続したアドレスにデータが配置されることが多いため、読み出しに係るアドレスを予測することはきわめて容易である。
先読み制御部16によって発行されたコマンド2に対して、内蔵ストレージ機器32からデータ転送要求が第2の転送制御部14に送られると、第2の転送制御部14と内蔵ストレージ機器32との間でデータ転送が開始される。このデータ転送において内蔵ストレージ機器32から送信されるデータ1〜データnは、第2の転送制御部14を経由して記憶部15に記憶される。この処理は、ホスト機器31から内蔵ストレージ機器32に次のコマンドが発行されるまで任意に繰り返される。
そして、ホスト機器31は、CDB1を含むORBのパケットの処理が完了すると、次に、CDB2を含むORBのパケットを出力する。先ほどと同じく、CPU17によって第1の転送制御部13のパラメータがセットされ、また、第1の転送制御部13によって内蔵ストレージ機器32宛ての第2のコマンドが抽出され、第2の転送制御部14に送られる。このとき、先読み制御部16は、ホスト機器31からの当該次発行のコマンドと先に予測した予測コマンドとが一致するか否かを判断する。そして、一致すると判断したとき、第2の転送制御部14を介して第1の転送制御部13にコマンド完了通知を行うとともにデータ転送開始要求を行い、第1の転送制御部13にデータ転送の指示をする。このとき、内蔵ストレージ機器32へのコマンド発行は行われない。
第1の転送制御部13は、データ転送開始要求を受けると、記憶部15に記憶されているデータ1〜データnを読み出してホスト機器31に転送する。ここで、記憶部15に記憶されているデータは、先読み制御部16が予測したコマンドに基づいて内蔵ストレージ機器32から先読みされたデータである。
記憶部15から先読みされたデータが読み出されている間、第2の転送制御部14、IDEインタフェース22および内蔵ストレージ機器32は動作してないアイドル状態にある。したがって、この間を利用してCPU17から内蔵ストレージ機器32宛てに温度情報取得コマンドを発行する。これにより、内蔵ストレージ機器32からホスト機器31へのデータ転送レートを低下させることなく、内蔵ストレージ機器32から温度情報を取得することができる。
以上、本参考例によると、ホスト機器31および内蔵ストレージ機器32間のデータ転送レートを低下させることなく、温度情報の取得といった内蔵ストレージ機器32に対する割り込み制御をかけることができる。これにより、たとえば、ホスト機器31において内蔵ストレージ機器32から読み出した動画データなどの再生中に、当該動画再生を途切れさせることなく、ファン33を適宜制御して内蔵ストレージ機器32の温度管理を行うことができる。
なお、CPU7は、記憶部15に記憶されたデータの量を監視し、ホスト機器31によってまだ読み出されていないデータが所定量以上十分に残存している判断したとき、温度情報取得コマンドを発行することが好ましい。こうすることにより、第2の転送制御部14、IDEインタフェース22および内蔵ストレージ機器32がアイドル状態にある期間内に、温度情報取得に係る処理を完了することが保証される。これにより、より確実に、ホスト機器31および内蔵ストレージ機器32間のデータ転送レートの低下を回避することができる。
また、先読み制御部16は、予測コマンドとホスト機器31からの次発行のコマンドとが一致しないと判断したとき、第2の転送制御部14を介してIDEインタフェース22を制御し、内蔵ストレージ機器32に対して先に発行した予測コマンドを破棄するように処置し、また、第2の転送制御部14は、当該次発行のコマンドを内蔵ストレージ機器32に新たに発行することが好ましい。こうすることにより、先読み制御部16が予測誤りをした場合であっても、データ転送処理を正常な状態に復帰させることができる。
(第2の参考例)
図5は、第2の参考例に係るバスブリッジ装置の構成を示す。同図において、図1に示した構成要素と同様のものについては、図1と同一の符号を付している。図5からわかるように、本参考例のバスブリッジ装置10Bは、第1の参考例に係るバスブリッジ装置10Aにおける記憶部15を省略した構成となっている。以下、バスブリッジ装置10Bの動作について、図6のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、バスブリッジ装置10Aと異なる点についてのみ説明する。
第2の転送制御部14は、先読み制御部16によって予測されたコマンド2を内蔵ストレージ機器32に発行した後、内蔵ストレージ機器32から実際にデータを先読みすることなく、データ転送フェーズでデータ転送処理を一時停止の状態にしておく。そして、先読み制御部16によって、ホスト機器31からの次発行のコマンドと先に予測したコマンドとの一致が判断され、第1の転送制御部13に対してコマンド完了通知が行われ、データ転送の指示がされたとき、第2の転送制御部14は、一時停止の状態にしていたデータ転送処理を再開する。このとき、内蔵ストレージ機器32へのコマンド発行は行われず、一時停止していたデータ転送フェーズから処理が再開される。これにより、次発行のコマンドの処理に係るコマンド・オーバーヘッドを削減することができる。そして、この削減されたオーバーヘッドの期間に、CPU17は、内蔵ストレージ機器32に割り込み制御をかけることができる。
以上、本参考例によると、データを先読みして一時的に記憶する記憶手段を備えることなく、ホスト機器31および内蔵ストレージ機器32間のデータ転送レートの低下を回避することができる。これにより、第1の参考例に係るバスブリッジ装置10Aよりも、より小さな回路規模で実施可能となる。
(第3の参考例)
図7は、第3の参考例に係るバスブリッジ装置の構成を示す。同図において、図1に示した構成要素と同様のものについては、図1と同一の符号を付している。図7からわかるように、本参考例のバスブリッジ装置10Cは、第1の参考例に係るバスブリッジ装置10Aにおける記憶部15および先読み制御部16を省略した構成となっている。以下、バスブリッジ装置10Cの動作について、図8のタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、バスブリッジ装置10Aと異なる点についてのみ説明する。
CPU17は、第1の転送制御部13を介してIEEE1394インタフェース21の使用状況、すなわちホスト機器31からのコマンド発行の頻度を監視し、ホスト機器31がORBを発行してこない状態を判断する。この場合、第2の転送制御部14はアイドル状態にあるため、CPU17は、内蔵ストレージ機器32に温度情報取得コマンドを発行すべく第2の転送制御部14を駆動する。これにより、ホスト機器31がORBを発行してこない空き時間を利用して、内蔵ストレージ機器32の温度情報を得ることができる。
IEEE1394インタフェース21に発行されるコマンド間の空き時間の判断には、たとえば、アイソクロナス(Isochronous)転送に係るいわゆるアイソクロナスギャップを用いることができる。アイソクロナス転送では、125μsの間隔でパケット転送が行われるため、あるパケットの転送が完了し、次のパケットの転送が実行されるまでの空き時間(アイソクロナスギャップ)を判断することができる。したがって、この空き時間を利用して、内蔵ストレージ機器32に割り込み制御をかけることが可能である。ただし、現在の内蔵ストレージ機器32ではドライブ応答性能が十分でないため、アイソクロナスギャップ内に割り込み制御を完了することが困難である。しかし、将来的にはドライブ応答性能の向上が予想されるため、アイソクロナスギャップ内に割り込み制御を完了することは十分可能である。
以上、本参考例によると、IEEE1394インタフェース21の使用状況を監視し、ホスト機器31がORBを発行してこない空き時間に、内蔵ストレージ機器32に対して割り込み制御をかけることができる。これにより、ホスト機器31および内蔵ストレージ機器32間のデータ転送レートを低下させることなく、内蔵ストレージ機器32に対して、温度情報取得の割り込み制御をかけることができる。さらに、第1および第2の参考例に係るバスブリッジ装置10A,10Bよりも、回路面積をより一層低減することができる。
(本発明の実施形態)
図9は、本発明の実施形態に係るバスブリッジ装置の構成を示す。同図において、図1に示した構成要素と同様のものについては、図1と同一の符号を付している。図7からわかるように、本実施形態のバスブリッジ装置10Dは、第1の参考例に係るバスブリッジ装置10Aにおける記憶部15、先読み制御部16およびCPU17を省略した構成となっている。以下、バスブリッジ装置10Dについて、バスブリッジ装置10Aと異なる点についてのみ説明する。
IDEの仕様に関して、内蔵ストレージ機器32と第2の転送制御部14との間でやり取りされる情報としてINTRQ信号およびSTATUSレジスタ情報がある。第2の転送制御部14において、これら情報を、コマンド処理フェーズ、データ転送フェーズおよび何も送受信されていないアイドルフェーズのそれぞれと関連付けることによって、内蔵ストレージ機器32から与えられる情報が、温度管理要求なのか、それとも通常の信号およびデータ処理要求なのかを見分けることができる。
コマンド処理フェーズおよびデータ転送フェーズにおいて、第2の転送制御部14は、内蔵ストレージ機器32からINTRQ信号を受けたとき、内蔵ストレージ機器32からIDEインタフェース22のSTATUSレジスタ情報を取得する。このとき、内蔵ストレージ機器32は、STATUSレジスタ情報に含まれるフラグによって温度管理要求を表すことにより、第2の転送制御部14に温度管理のための制御を要求することができる。そして、この要求を受けた第2の転送制御部14は、ファン33を制御して、内蔵ストレージ機器32の温度管理を行う。
また、アイドルフェーズにおいても上記と同様に、第2の転送制御部14は、INTRQ信号を受けることによって、内蔵ストレージ機器32から、温度管理要求を表すフラグを含むSTATUSレジスタ情報を得、これに基づいて、ファン33を制御する。
以上、本実施形態によると、内蔵ストレージ機器32からの割り込み要求(INTRQ信号)に応じて、内蔵ストレージ機器32から温度管理情報を得、これに基づいてファン33を制御することができる。したがって、内蔵ストレージ機器32に対して、温度情報取得コマンドを発行する必要がなく、ホスト機器31および内蔵ストレージ機器32間のデータ転送レートを低下させることがない。
なお、内蔵ストレージ機器32からのINTRQ信号に応じてSTATUSレジスタ情報を取得するのではなく、第2の転送制御部14が内蔵ストレージ機器32に対してポーリングし、定期的にSTATUSレジスタ情報を得るようにすることも可能である。これにより、第2の転送制御部14は、INTRQ信号が与えられなくとも、ファン33の制御タイミングを知ることができる。
上記説明において、本発明に係るバスブリッジ装置10A〜10Dは、IEEE1394インタフェースとIDEインタフェースとをブリッジするものであるとしたが、これはあくまでも一例であり、本発明が対象とするバスインタフェースはこれらに限定されるものではない。たとえば、IEEE1394に代えてUSB2.0などにしてもよい。
また、本発明の第2の機器として、内蔵ストレージ機器32ではなく、外付けのストレージ機器であってもよい。また、本発明の第3の機器は、内蔵ストレージ機器32の温度管理用のファン33以外のものであってもよい。したがって、割り込み制御部としてのCPU17が内蔵ストレージ機器32に対して行う割り込み制御は、温度管理情報の取得に限定されるものではない。
第1の参考例に係るバスブリッジ装置の構成図である。 IEEE1394に係るORBのフォーマットを示す図である。 SCSIコマンドのフォーマットを示す図である。 第1の参考例に係るバスブリッジ装置のタイミングチャートである。 第2の参考例に係るバスブリッジ装置の構成図である。 第2の参考例に係るバスブリッジ装置のタイミングチャートである。 第3の参考例に係るバスブリッジ装置の構成図である。 第3の参考例に係るバスブリッジ装置のタイミングチャートである。 本発明の一実施形態に係るバスブリッジ装置の構成図である。
符号の説明
10D バスブリッジ装置
13 第1の転送制御部
14 第2の転送制御部
21 IEEE1394インタフェース(第1のバスインタフェース)
22 IDEインタフェース(第2のバスインタフェース)
31 ホスト機器(第1の機器)
32 内蔵ストレージ機器(第2の機器)
33 ファン(第3の機器)

Claims (5)

  1. 第1の機器と第2の機器との間に設けられ、これらの間でデータ転送を行うバスブリッジ装置であって、
    前記第1の機器と第1のバスインタフェースを通じて通信する第1の転送制御部と、
    前記第2の機器と第2のバスインタフェースを通じて通信し、前記第2の機器から割り込み要求を受けて、前記第2の機器に対して割り込み制御をかける第2の転送制御部とを備え、
    前記第2の転送制御部は、前記第2の機器から前記割り込み要求に対応する所定の情報を取得するものであり、
    前記所定の情報は、当該バスブリッジ装置に接続された第3の機器の制御に係る情報を含むものであり、
    前記第2の転送制御部は、前記第3の機器の制御に係る情報を取得するためのコマンドを前記第2の機器に対して発行することなく、前記所定の情報に含まれる前記第3の機器の制御に係る情報に基づいて前記第3の機器を制御するものであり、
    前記第1および第2の転送制御部を介して前記第1および第2の機器間でデータ転送を行
    ことを特徴とするバスブリッジ装置。
  2. 請求項1に記載のバスブリッジ装置において、
    前記割り込み要求は、INTRQ信号であり、
    前記所定の情報は、STATUSレジスタ情報である
    ことを特徴とするバスブリッジ装置。
  3. 第1の機器と第2の機器との間に設けられ、これらの間でデータ転送を行うバスブリッジ装置であって、
    前記第1の機器と第1のバスインタフェースを通じて通信する第1の転送制御部と、
    前記第2の機器と第2のバスインタフェースを通じて通信し、前記第2の機器から割り込み要求を受けて、前記第2の機器に対して割り込み制御をかける第2の転送制御部とを備え、
    前記第2の転送制御部は、前記第2の機器から定期的に所定の情報を取得するものであり、
    前記所定の情報は、当該バスブリッジ装置に接続された第3の機器の制御に係る情報を含むものであり、
    前記第2の転送制御部は、前記第3の機器の制御に係る情報を取得するためのコマンドを前記第2の機器に対して発行することなく、前記所定の情報に含まれる前記第3の機器の制御に係る情報に基づいて前記第3の機器を制御するものであり、
    前記第1および第2の転送制御部を介して前記第1および第2の機器間でデータ転送を行う
    ことを特徴とするバスブリッジ装置。
  4. 請求項1および3のいずれか一つに記載のバスブリッジ装置において、
    前記第3の機器は、前記第2の機器の温度管理用のファンであり、
    前記第3の機器の制御に係る情報は、前記第2の機器の温度管理情報である
    ことを特徴とするバスブリッジ装置。
  5. 請求項1および3のいずれか一つに記載のバスブリッジ装置において、
    前記第1のバスインタフェースは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394規格またはUSB(universal serial bus)規格に準拠したものであり、
    前記第2のバスインタフェースは、IDE(Integrated Device Electronics)規格に準拠したものである
    ことを特徴とするバスブリッジ装置。
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