JP4739071B2 - 電子透かし埋め込み方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子透かし埋め込み方法、電子透かし埋め込み装置、電子透かし抽出装置、電子透かし埋め込み抽出装置、電子透かし埋め込みプログラム、及び、情報記憶媒体に関する。
従来から、画像などの電子データに電子透かし情報を埋め込む、電子透かし埋め込み方法がある。電子透かし情報を埋め込まれる電子データである電子透かし埋め込み媒体は、画像又は音声等のデジタルコンテンツ等であり、電子透かし情報を埋め込まれることにより、コンテンツ自身の情報と、電子透かし情報との2種類の情報を保持する。電子透かし情報が埋め込まれたコンテンツを、通常の方法で再生する場合には、埋め込まれている電子透かし情報は再生されない。
ところで、電子透かし情報を埋め込まれることにより、電子透かし埋め込み媒体自身の情報の品質が低下する場合がある。電子透かし埋め込み媒体が画像コンテンツ又は音声コンテンツの場合には、品質の低下は画像又は音声中のノイズ等として認識される。埋め込まれる電子透かし情報の量が多くなると、品質の低下は大きくなる傾向がある。そこで、電子透かし埋め込み媒体の中で、電子透かし情報を埋め込まれることによる品質の低下が小さい部分を選択して電子透かし情報を埋め込む方法がある(特許文献1参照。)。
一方で、電子透かし情報を埋め込まれた電子データ、即ち、電子透かし埋め込み媒体が、電子透かし情報を埋め込まれた後に、加工・編集され、又は、伝送・圧縮により損失が生じることにより、埋め込まれた電子透かし情報が、正しく抽出されない場合がある。
そこで、埋め込まれる電子透かし情報が、誤りなく抽出されるために、電子透かし情報を、電子透かし埋め込み媒体に二回以上埋め込むことにより、誤りに対する耐久性の向上を図る方法や、埋め込む電子透かし情報に対し、予め誤り訂正符号化を行う方法がある。
例えば、特開2000−187441号公報(特許文献2)に開示されている埋め込み情報符号化方法では、電子透かし情報を誤り訂正符号化、又は、誤り検出符号化した後、誤り訂正符号化を行うことにより、電子透かし情報の耐久性の向上が図られている。
しかしながら、誤り訂正符号化による方法では、ビット反転誤りの場合には効率的に誤り訂正を行うことができるが、同期誤りを訂正することは難しい。同期誤りとは、電子透かし情報が、データ又はビットの並び順に、電子透かし埋め込み媒体に埋め込まれている場合に、これを抽出する際に、一部のデータ又はビットが欠落することにより、当該欠落箇所より後に抽出されるデータが、無効になってしまう誤りのことである。
そこで、電子透かし埋め込み媒体上の座標と、電子透かし情報の中の所定のデータとを対応させて埋め込む方法がある。この方法によれば、埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体上の座標と、電子透かし情報のデータの並び順とが対応するため、同期誤りを回避することができる。
特開2005−269617号公報 特開2000−187441号公報
しかしながら、電子透かし埋め込み媒体上の座標と、電子透かし情報の中の所定のデータとを対応させて埋め込む方法において、電子透かし埋め込み媒体自身が保持する情報の品質を維持するために、当該座標における電子透かし情報の埋め込みに対応する情報の品質の劣化の評価に基づき、電子透かし情報の埋め込みを行うと、電子透かし情報を構成する総てのデータ部分であるデータクラスタの中で、全く埋め込まれないデータクラスタ、又は、埋め込み回数が少ないために誤り検出若しくは誤り訂正を行うのに十分ではないデータクラスタが生じる。
そこで、電子透かし情報の総てのデータクラスタについて、所定の回数以上埋め込むことのできる電子透かし埋め込み方法が必要となるが、上記特許文献1及び上記特許文献2に開示されている技術では、それらは考慮されていない。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、電子透かし埋め込み媒体の品質を維持しつつ、埋め込まれた電子透かし情報が、同期誤りに対して耐性を有する電子透かし埋め込み方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の電子透かし埋め込み方法は次の如き構成を採用した。
本発明に係る電子透かし埋め込み方法は、電子透かし情報を画像データに埋め込む電子透かし埋め込み方法であって、前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データに所定回数以上埋め込まれる確率を算出する埋め込み確立算出ステップと、前記埋め込み確立算出ステップにより算出された確率に基づき、前記画像データの分割ブロックの大きさを決定するブロックサイズ決定ステップと、前記ブロックサイズ決定ステップにより決定された大きさに基づき、前記画像データを複数のブロックに分割する画像分割ステップと、前記埋め込み確立算出ステップにより算出された確率に基づき、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタのデータ数を決定するデータ数決定ステップと、前記データ数決定ステップにより決定されたデータ数に基づき、前記電子透かし情報を複数のデータクラスタに分割するデータ分割ステップと、前記画像分割ステップにより分割されたブロックの1つに、前記データ分割ステップにより分割されたデータクラスタを少なくとも1回埋め込む情報埋め込みステップと、を有することを特徴とする。
これにより、電子透かし情報を電子透かし埋め込み媒体に埋め込む際に、電子透かし情報を構成するデータが、所定の回数以上埋め込まれる確率を計算し評価し、埋め込まれた電子透かし情報が、同期誤りに対して耐性を有する確率が高くなる場合を選択することのできる電子透かし埋め込み方法を提供することができる。
本発明の情報埋め込み方法によれば、電子透かし埋め込み媒体の品質を維持しつつ、埋め込まれた電子透かし情報が、同期誤りに対して耐性を有する電子透かし埋め込み方法を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1、図2、図4、及び、図7は、本発明の電子透かし埋め込み方法の流れを説明する図である。これらの図は、電子透かし情報を埋め込まれる電子透かし埋め込み媒体が、画像である場合の説明であるが、本発明により電子透かし情報を埋め込まれる電子透かし埋め込み媒体は、画像に限らず、音声、文書、その他のデータであってよい。
(全体のフローの説明)
図1は、本発明の電子透かし埋め込み方法を選択する処理の流れ図である。図1では、電子透かし埋め込み媒体90である画像をブロックに分割した後、画像、ブロック、若しくは、埋め込む電子透かし情報91の特性、又は、電子透かし情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90に施される処理等により、複数の電子透かし埋め込み方法等の選択を、各ステップにおいておこなっている。
ステップS100では、媒体分割手段10が、電子透かし埋め込み媒体90である画像を、座標に基づき、ブロックに分割する。
ステップS200では、埋め込み方法選択手段21が、特性取得手段25の出力に基づく埋め込みの信頼性モデルにより、電子透かし情報91を画像に埋め込む方法を選択する。より具体的には、電子透かし情報を、埋め込む画像の座標に対応させる方法と、電子透かし情報を、画像の中で埋め込まれることに対する劣化の少ない座標を選択して埋め込む方法の、何れかを選択する。
ステップS300では、媒体処理手段61が、埋め込まれた電子透かし情報が抽出されるまでの間に、電子透かし情報に同期誤りが発生するか否かを判断する。同期誤りが発生しない場合とは、例えば、電子透かし情報を埋め込んでから抽出されるまでの間に、画像が変更等されない場合、又は、各データクラスタを画像の所定の場所に埋め込む場合等である。
同期誤りが発生しない場合は、ステップS700に進み、同期誤りが発生する場合は、ステップS400に進む。
ステップS400では、情報埋め込み手段50が、媒体劣化評価手段30の評価、及び、電子透かし情報91のデータ量に基づき、埋め込む方法を選択する。ステップS500では、データ分割手段60が、データクラスタの長さを決定する。
ステップS600では、情報埋め込み手段50が、媒体分割手段10によって分割されたブロックの中で、隣接するブロックに対してデータクラスタを埋め込むことが可能であるかを判断する。
また、ステップS700では、本発明の電子透かし埋め込み方法によらず、電子透かし埋め込み媒体上の予め定められた座標に電子透かし情報を埋め込む方法等により、電子透かし情報の埋め込みを行う。
(ステップS200、信頼性モデルによる方法選択の説明)
図2は、ステップS200を説明する図である。ステップS201では、埋め込み情報選択手段21が、特性取得手段25の出力に基づき、埋め込まれる電子透かし情報の信頼性モデルを判断する。電子透かし埋込媒体90、又は、電子透かし埋込媒体90を分割して生成された各ブロックが、任意性の高い性質を有する場合は、ステップS202へ進み、そうではない場合には、ステップS203へ進む。
任意性の高い性質を有するとは、電子透かし埋め込み媒体90の中の何れの座標においても、画像が略同一の性質を有するために、埋め込み位置を画像の性質に基づいて選択せずともよいことを表す。任意性の高い性質を有する電子透かし埋め込み媒体90には、例えば、各座標に対し等間隔に電子透かし情報91を埋め込むことができる。
電子透かし埋め込みにおいて、重要用件の一つは、電子透かし埋め込み媒体90の元の状態の劣化を出来るだけ避けることである。また、電子透かし埋め込み媒体90のどこに、どういう値を埋め込むのかが、電子透かし埋め込み媒体90の元の値から算出できるよう、媒体の持つ固有の情報と密接に関係しながら、埋め込み及び抽出することにより、電子透かし埋め込み媒体90に電子透かし情報91が埋め込まれた後の変更や編集の有無を検出することができる。
電子透かし埋め込み媒体90において、埋め込み位置は、電子透かし埋め込み媒体内のデータの特徴によって、主に二つの種類に分かれる。一つは、電子透かし情報91を埋め込むのに適する場所の条件が、均等と見なせることにより、任意性の高い情報を使用して埋め込み位置を算出する。このようなデータ配置の特徴を有する画像は、例えば、写真等の自然画像である。従って、ステップS202では電子透かし情報91を埋め込み場所の座標に基づき決定する。
もう一つは、電子透かし情報91を埋め込むのに適する場所の条件に偏りがある画像である。例えば、コンピュータグラフィクス等の色数が限定された人工画像である。人工画像では、同色の画素からなる複数の領域と、各領域の境界であるエッジ部が、写真等の自然画像よりも多く含まれている。同色の画素からなる領域は、画素値が連続するところであり、埋め込みに対する画像の品質の劣化が大きい。一方、エッジ部は、画素値の連続性が途切れるところであり、埋め込みに対応する画像の品質の劣化が少ない。
エッジ部の多い人工画像では、画質劣化を抑制するために、エッジ部に電子透かし情報91を埋め込むのが常套手段となっているため、埋め込み位置及び抽出位置を任意の座標値で決めることは画質劣化抑制を考慮していないことになり、画質劣化が顕著になる。この画質劣化を極力避けるために、埋め込み場所をエッジ部に限定する。
但し、埋め込み位置をランダム化するために、連続正解個数を基にしたランダム化させる計算値がある特徴を有する結果になる位置に、埋め込むようにする。例えば、電子透かし埋め込み媒体90における同色の画素値が連続する数の偶奇性によって、埋め込み位置を決定する。ステップS203では、電子透かし埋め込み媒体90におけるエッジ部と、エッジ間の距離である同色の画素値の連続する数から、埋め込み位置を決定する。
以上のステップS202とS203の処理は、ステップS300において判定を行うことを目的として、ステップS300に繋げるものである。
(ステップS300、同期誤りの説明)
図3は、ブロックに埋め込まれたデータを、並び順に丸で表したものである。データの総数をn、各データの信頼率の平均をRとすると、k番目のデータが正解である確率は、POWER(R,k)で表される。同期誤りが発生しない場合とは、図3において、総てのデータが正解である場合、即ちn=kの場合のことをいう。
(ステップS400、媒体の劣化評価、及び、データ量による方法選択の説明)
図4は、ステップS400を説明する図である。ステップS401では、情報埋め込み手段50が、媒体劣化手段30の出力、及び、電子透かし情報91のデータの量から、電子透かし情報を埋め込むことに対応する画像の劣化が少なく、かつ、電子透かし情報91のデータ量が所定の値より小さいか否かを判断する。電子透かし情報91を埋め込むことに対応する画像の劣化が少なく、かつ、電子透かし情報91のデータの量が所定の値より小さい場合には、ステップS403へ進み、電子透かし情報91を埋め込むことに対応する画像の劣化が大きい場合、又は、電子透かし情報91のデータの量が所定の値以上の場合には、ステップS402へ進む。
ステップS402は、分割情報埋め込み手段52が、データクラスタ取得手段20より取得したデータクラスタを、媒体分割手段10より取得したブロックに埋め込む方法を選択する。
図5は、画像の品質の劣化の評価に基づく、電子透かし情報の埋め込み方法を説明する図である。図5において、Gは、電子透かし情報91を埋め込む最小単位の数である。最小単位は、例えば、1ビットであり、埋め込む情報がnビットとすると、G=nとなる。Dは、電子透かし情報91の埋め込みを実行する最大数である。
電子透かし情報91を埋め込む電子透かし埋め込み媒体90の総ての座標において、埋め込みが可能な場合は、実際に埋め込む数は、GとDの積であるG・Dとなる。埋め込みが可能であるかは、当該座標において、データを埋め込んだことに対応する画質の劣化が所定の値よりも小さいことによって判断する。
図5では、電子透かし情報91の各埋め込み最小単位iにおいて、埋め込みが可能な回を黒丸、画質の劣化が所定の値以上であるために埋め込みが不可能な回を白丸で表し、各埋め込み最小単位における埋め込み可能な回の数をrとすると、黒丸の総和mは、Σr、埋め込むことのできなかった回である白丸の総和は、(G・D―m)で表される。そこで、m個の黒丸がG・D個の中に出現する組み合わせの総数は、二項係数を用いると次式(11)で表される。
G・D=(G・D)!/(m!・(G・D―m)!)・・・(11)
(11)式を展開すると、(12)式になる。
Figure 0004739071
一方、mの回数がn回以上になる組み合わせF(G,D,m,n)は、次式(13)で表される。
Figure 0004739071
従って、電子透かし情報91の総ての埋め込み単位iにおいて、埋め込みが可能な回数がn回以上になる確率は、次式(14)で表される。
P(G,D,m,n)=F(G,D,m,n)/G・D・・・(14)
但し、
P(G,D,m,n)は、前記電子透かし情報を構成する総ての前記データクラスタが、前記電子透かし埋め込み媒体に所定の回数であるn回以上埋め込まれる確率、
F(G,D,m,n)は、総ての前記データクラスタが所定の回数であるn回以上埋め込まれる組み合わせの数、
であり、
Gは、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタの総数、
Dは、一のデータクラスタが埋め込まれることのできる回数の最大値、
mは、前記情報埋め込みステップにおいて、各データクラスタが埋め込まれる回数の総和、
nは、所定の回数、
G・Dは、GとDの積、及び、mの二項係数
である。
ここで、データクラスタの長さを決定するには、例えば、電子透かし情報91の総てにわたって、nが1以上になる確率が所定の値より大きくなるように、データクラスタの個数Gを定めることにより、Gに対応するデータクラスタの長さを決定する。また、Gのいかなる値においてもnが1以上になる確率が所定の値より大きくならない場合には、ブロックサイズを変更してもよい。
そこで、ステップS402では、データ総数決定手段12がGの値を決定し、又は、ブロックサイズ決定手段13が、電子透かし埋め込み媒体90を分割して生成するブロックの大きさを決定する。
ステップS403では、ブロック情報埋め込み手段53が、電子透かし情報91を分割せず、媒体分割手段10より取得した各ブロックに埋め込む方法を選択する。
ステップS403においても、(14)式によって埋め込み方法を決定してもよい。ステップS403では、データクラスタの長さは一定であるため、例えば、nが1以上になる確率が所定の値より大きくなるように、ブロックサイズ決定手段13がブロックの大きさを変更する。
(ステップS500、局所誤りの有無によるデータクラスタ長の決定)
S500では、データ分割手段60が、電子透かし情報91を分割して生成するデータクラスタの長さを決定する。データクラスタの長さの決定方法は、電子透かし埋め込み情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90に発生する誤りの種類によって分けてもよい。本実施例では、誤り発生回数がポアソン分布に従う場合、及び、抽出した電子透かし情報91が、平均信頼率のべき乗に比例して低下する場合について説明する。なお、誤り発生回数がポアソン分布に従うとは、電子透かし埋め込み情報91が電子透かし埋め込み媒体90に埋め込まれ、抽出される際に、突発的な誤りが発生する場合のことを言う。
(誤り発生回数がポアソン分布に従う場合のデータクラスタ長の決定方法)
局所的に発生する誤りの発生回数がポアソン分布に従うとして、データクラスタの長さを決定する場合について説明する。ポアソン分布に基づく誤りの発生回数の確率は、次式(15)で表される。
P(u)={POWER(−ilnR,u)/u!}・POWER(e,ilnR)}・・・(15)
但し、
P(u)は、誤り発生回数がu回である確率、
POWER(A,B)は、AのB乗を表す関数、
lnは、自然対数、
eは、自然対数の底(ネピア数)、
iは、抽出するデータクラスタの基本単位の順を表す序数、
Rは、前記電子透かし埋め込み情報の基本単位の平均信頼率
である。
ところで、誤りの発生回数がポアソン分布に従うためには、ポアソン分布の前提条件であるP(2)以降の高次の確率が0になる必要がある。そこで、例えば、次式(16)、及び、ポアソン分布表を元に、データクラスタの長さを決定する。
1−(P(0)+P(1)≦0.1・・・(16)
ポアソン分布表を図6に示す。
式(16)の条件を満たす(−ilnR)の値は、ポアソン分布表より、(−ilnR≦0.5)となり、さらに上式より、
POWER(R,i)≧1/1.6487・・・(17)
i≦−0.5/lnR・・・(18)
となる。Rが0.9の場合は、iは約4.75となり、データクラスタの長さが、4ビット以下であれば、データクラスタは信頼できると考えられる。
(平均信頼率のべき乗に比例して低下するモデルによるデータクラスタ長の決定方法)
抽出するデータの信頼性が、データが埋め込まれた順に、平均信頼率のべき乗に比例して低下するモデルにより、データクラスタの長さを決定する方法について説明する。
図3において、k番目のデータが正解である確率は、POWER(R,k)で表される。ここで、k番目のデータが正解である確率が50%以上であれば、誤りが生じた場合でも、他のブロック等に埋め込まれた同じデータを用いることにより、多数決による誤り訂正が可能になる。なお、正解とは、電子透かし埋め込み媒体90に埋め込まれた電子透かし情報91を抽出する際に、抽出された情報が、埋め込まれた電子透かし情報91と同一であることをいう。
各ブロックに埋め込むデータクラスタが同一である場合には、次式(19)を満たすkの値を長さとして有するデータクラスタであればよい。
POWER(R,k)≧0.5・・・(19)
従って、k≦−1/log(R)となる。
また、各ブロックに埋め込むデータクラスタが異なっている場合に、正解である確率が50%以上あるデータのデータ列の長さをkとすると、次式(20)及び(21)を満たす長さkの場合に、総てのデータに対して誤り訂正が可能になる。
n−k≦k・・・(20)
POWER(R,k)≧0.5・・・(21)
即ち、k≦−2/log2(R)となる。
(隣接するブロックに埋め込む方法の可否)
図7は、ステップS600を説明する図である。ステップS601では、情報埋め込み手段50が、埋め込むデータを隣接するブロックに連続して埋め込むことが可能か否かを判断する。埋め込むデータとは、例えば、一のデータクラスタ、複数のデータクラスタ、又は、電子透かし情報の全データである。隣接するブロックに連続して埋め込むことが可能な場合には、ステップS602へ進み、隣接するブロックに連続して埋め込むことができない場合には、ステップS603へ進む。
データを埋め込むブロックの順は、例えば、Peano走査、又は、図8に記す走査順を用いる。図8は、データを埋め込むブロックの順の一例であり、横方向に8ブロック、縦方向に6ブロックのブロックについて、矢印の順にデータを埋め込む。
ステップS602では、隣接ブロック埋め込み手段70が、埋め込むデータを、隣接するブロックに埋め込む。一方、ステップS603では、データ埋め込み手段50が、隣接するブロックの並び順等を考慮せず、データを埋め込む。
(電子透かし埋め込み装置の機能構成の説明)
図9は、本発明の電子透かし埋め込み装置が有する機能の構成図である。図9では、電子透かし情報91が、データ取得手段20、及び、情報埋め込み手段50等で処理され、電子透かし埋め込み媒体90に埋め込まれる。
図9において、電子透かし埋め込み装置80は、電子透かし情報91に所定の処理を施し電子透かし埋め込み媒体90に埋め込む装置であって、情報埋め込み手段50、データ取得手段20,媒体分割手段10,特性取得手段25、媒体劣化評価手段30、データ分割手段60、及び、埋め込み評価手段31とから構成される。
情報埋め込み手段50は、電子透かし情報91を構成するデータクラスタ等を電子透かし埋め込み媒体90に、所定の埋め込み方法によって埋め込む手段であって、分割情報埋め込み手段52、ブロック情報埋め込み手段53、隣接ブロック埋め込み手段70とから構成される。
分割情報埋め込み手段52は、電子透かし情報91を構成するデータクラスタを、埋め込み先の電子透かし埋め込み媒体の座標、又は、電子透かし情報91の先頭から所定の長さに分割することに基づき、データ取得手段20より取得し、媒体分割手段10によって分割された電子透かし埋め込み媒体90のブロックに、当該データクラスタを埋め込む。
ブロック情報埋め込み手段53は、電子透かし情報91を分割することなく、媒体分割手段10によって分割された電子透かし埋め込み媒体90のブロックに、電子透かし情報91を埋め込む。
隣接ブロック埋め込み手段70は、分割情報埋め込み手段52、又は、ブロック情報埋め込み手段53が、データをブロックに埋め込む際に、当該ブロックに隣接するブロックに連続して埋め込む処理を行う。
データ取得手段20は、電子透かし情報91を構成するデータを、所定の方法によって取得する手段であって、埋め込み方法選択手段21、並び順データクラスタ取得手段22、及び、座標データ取得手段24とから構成される。
並び順データクラスタ取得手段22は、電子透かし情報91を、データの並び順に所定の長さに分割されたデータクラスタを取得する手段である。
座標データ取得手段24は、電子透かし埋め込み媒体90のブロックの座標に基づき、電子透かし情報91からデータを取得する手段であって、座標データクラスタ取得手段23を有する。座標データクラスタ取得手段23は、電子透かし埋め込み媒体90のブロックの座標に対応するデータクラスタを、電子透かし情報91より取得する手段である。
埋め込み方法選択手段21は、並び順データクラスタ取得手段22、及び、座標データクラスタ取得手段23の何れの手段を用いてデータクラスタを取得するかを選択する手段である。選択方法は、ステップS201における、埋め込まれる電子透かし情報91の信頼性モデルによるものである。
媒体分割手段10は、電子透かし埋め込み媒体90を、データクラスタを埋め込まれる単位であるブロックに分割する手段であり、特性取得手段25は、分割されたブロックの特性を取得する手段である。
媒体劣化評価手段30は、データ取得手段20によって取得されたデータを、媒体分割手段10によって分割されたブロックに埋め込む場合に、ブロック内の各座標において、データを埋め込まれることに対応する電子透かし埋め込み媒体90の劣化が、所定の値より小さい場合に、当該座標にデータを埋め込むことが可能であると判断する手段である。
埋め込み評価手段31は、電子透かし情報91を構成する総てのデータが、電子透かし埋め込み媒体90に、所定の回数以上埋め込まれる確率を計算することにより、電子透かしの埋め込みを評価する手段である。より具体的には、式(12)によって、前記確率を計算する。
データ総数決定手段12は、電子透かし情報91を分割して生成するデータクラスタの個数を決定する手段であり、埋め込み評価手段31の出力に基づき、所定の条件を満たすようにデータクラスタの個数を決定する。所定の条件とは、例えば、式(12)において、nが1以上の場合に確率Pが所定の値以上になる条件のことである。
ブロックサイズ決定手段13は、電子透かし埋め込み媒体90を分割して生成するブロックの大きさを決定する手段である。ブロックサイズ決定手段13は、埋め込み評価手段31の出力に基づき、所定の条件を満たすようにブロックの大きさを決定する。所定の条件とは、例えば、式12において、nが1以上の場合に確率Pが所定の値以上になる条件のことである。
データ分割手段60は、電子透かし情報91をデータクラスタに分割する手段であって、電子透かし情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90に対して施される処理の内容によって、分割の方法を選択する。
電子透かし情報91は、電子透かし埋め込み媒体90に埋め込まれる情報であって、電子透かし埋め込み媒体90が有する情報とは異なる情報である。電子透かし埋め込み媒体90を、通常の方法で再生する際には、電子透かし埋め込み情報91は、再生されない。
電子透かし埋め込み媒体90は、電子透かし情報91を埋め込まれる媒体であって、画像、音声、文書、その他のデータである。
媒体処理手段61は、電子透かし情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90を処理する手段である。媒体処理手段61が行う処理は、例えば、送信若しくは受信、記憶手段へ記憶させる、編集・加工、又は、圧縮等である。
(コンピュータ及びプログラムの構成図)
図10は、本発明の電子透かし埋め込みプログラムを実行するコンピュータの構成図である。
図10では、コンピュータの主処理部1が、ローカルバス等を介して入力手段6、表示手段7、ネットワークI/F8、及び、記憶装置9と接続されている。
コンピュータの主処理部1は、CPU2、ROM3、RAM4、及び、専用回路5から構成され、本発明の電子透かし埋め込み装置を実現している。CPU2は、ROM3等に格納されたプログラムを実行することにより、本発明の電子透かし埋め込み方法を実行する。本発明の電子透かし埋め込み方法をコンピュータに実行させるためのプログラムは、ROM3の他に、記憶装置9、又は、CD、DVD、その他コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
CPU2は、また、コンピュータの主処理部1内に設けられている専用回路5、又は、コンピュータの主処理部1と、ローカルバス等を介して接続される他の装置等の制御を行う。
RAM4は、CPU2がプログラム等を実行する際に用いられるメモリである。
専用回路5は、所定の機能を実現するために設けられたハードウェア回路である。専用回路5は、例えば、電子透かし情報91を、電子透かし埋め込み媒体90に埋め込むに先立ち、暗号化、又は、誤り訂正符号化若しくは誤り検出符号化を行う。専用回路5は、CPU2等が同等の処理を実行する場合には、コンピュータの主処理部1に設けられなくてもよい。
入力手段6は、コンピュータの主処理部1が実行する内容の指示等を入力する手段であり、表示装置7は、コンピュータの主処理部1が実行する内容等を表示する装置である。
ネットワークI/F8は、本コンピュータが、ネットワークを介して他の機器等と接続する際のインタフェースである。
記憶装置9は、電子透かし埋め込み媒体90、電子透かし情報91、コンピュータプログラム、又は、その他の情報を記憶する記憶装置である。
(電子透かし抽出装置の機能構成の説明)
図11は、本発明の電子透かし埋め込み抽出装置の機能構成例である。図11において、電子透かし埋め込み抽出装置81は、電子透かし情報91を電子透かし埋め込み媒体90に埋め込み、電子透かし埋め込み媒体90から電子透かし情報91を抽出する。
電子透かし埋め込み抽出装置81は、情報抽出手段100、特性比較手段110、変更判断手段120、情報埋め込み手段50、媒体分割手段10、特性取得手段25、データ取得手段20、及び、データ分割手段60を有するように構成される。情報埋め込み手段50、媒体分割手段10、特性取得手段25、及び、データ取得手段20は、図9における電子透かし埋め込み装置80が有する同名の手段と同一の構成及び動作であるので、図11では説明を省略する。
情報抽出手段100は、電子透かし情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90から、電子透かし情報91を抽出する手段であって、情報結合手段101、ブロック情報抽出手段102、座標電子透かし情報取得手段103、並び順電子透かし情報取得手段104、及び、抽出方法選択手段105を有するように構成される。
情報結合手段101は、電子透かし情報91が、電子透かし埋め込み媒体90に、データクラスタとして分割されて埋め込まれていた場合に、それらのデータクラスタを抽出し結合することにより電子透かし情報91を取得する手段である。
ブロック情報抽出手段102は、電子透かし情報91が、電子透かし埋め込み媒体90を分割したブロックに埋め込まれていた場合に、電子透かし埋め込み媒体90を構成する各ブロックから電子透かし情報91又は電子透かし情報91を構成するデータクラスタを抽出する。ブロック情報抽出手段102は、さらに、電子透かし情報91又は電子透かし情報91を構成するデータクラスタの一つが、隣接するブロックに埋め込まれている場合には、それらを抽出し結合する。
座標電子透かし情報取得手段103は、電子透かし情報91が電子透かし埋め込み媒体90の座標に基づく情報である場合に、電子透かし情報91を抽出して取得する手段である。並び順電子透かし情報取得手段104は、電子透かし情報91が、電子透かし埋め込み媒体90の中で、電子透かし情報を埋め込むことに対応する劣化が少ない部分に選択的に埋め込まれている場合に、電子透かし情報91を抽出する手段である。
抽出方法選択手段106は、特性取得手段25の出力に基づき、座標電子透かし情報取得手段103又は並び順電子透かし情報取得手段104の何れを用いるかを選択する。
特性比較手段110は、特性取得手段25が取得した電子透かし埋め込み媒体90の特性、及び、情報抽出手段100が取得した電子透かし埋め込み媒体90に電子透かし情報91として埋め込まれていた電子透かし埋め込み媒体90の特性を比較する。
変更判断手段120は、特性比較手段110の出力に基づき、電子透かし埋め込み媒体90の変更の有無を判断する。特性比較手段110及び変更判断手段120により、電子透かし埋め込み媒体90に対し、不正な改ざん等が行われていないかを調べることができる。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
本発明の電子透かし埋め込み方法を選択する処理の流れ。 ステップS200を説明する図。 データが埋め込まれた順に、平均信頼率のべき乗に比例して低下するモデル。 ステップS400を説明する図。 画像の品質の劣化の評価に基づく電子透かし情報の埋め込み方法。 ポアソン分布表。 ステップS600を説明する図。 データを埋め込むブロックの順の一例。 本発明の電子透かし埋め込み装置が有する機能の構成図。 本発明の電子透かし埋め込みプログラムを実行するコンピュータの構成図。 本発明の電子透かし抽出装置が有する機能の構成図。
符号の説明
1 コンピュータの主処理部
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 専用回路
6 入力手段
7 表示装置
8 ネットワークI/F
9 記憶装置
10 媒体分割手段
12 データ総数決定手段
13 ブロックサイズ決定手段
20 データ取得手段
21 埋め込み方法選択手段
22 並び順データクラスタ取得手段
23 座標データクラスタ取得手段
24 座標データ取得手段
25 特性取得手段
30 媒体劣化評価手段
31 埋め込み評価手段
50 情報埋め込み手段
52 分割情報埋め込み手段
53 ブロック情報埋め込み手段
60 データ分割手段
61 媒体処理手段
70 隣接ブロック埋め込み手段
80 電子透かし埋め込み装置
90 電子透かし埋め込み媒体
91 電子透かし情報
100 情報抽出手段
101 情報結合手段
102 ブロック情報抽出手段
103 座標電子透かし情報取得手段
104 並び順電子透かし情報取得手段
105 抽出方法選択手段

Claims (3)

  1. 子透かし情報を画像データに埋め込む電子透かし埋め込み方法であって、
    前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データに所定回数以上埋め込まれる確率を算出する埋め込み確立算出ステップと、
    前記埋め込み確立算出ステップにより算出された確率に基づき、前記画像データの分割ブロックの大きさを決定するブロックサイズ決定ステップと、
    前記ブロックサイズ決定ステップにより決定された大きさに基づき、前記画像データを複数のブロックに分割する画像分割ステップと、
    前記埋め込み確立算出ステップにより算出された確率に基づき、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタのデータ数を決定するデータ数決定ステップと、
    前記データ数決定ステップにより決定されたデータ数に基づき、前記電子透かし情報を複数のデータクラスタに分割するデータ分割ステップと、
    前記画像分割ステップにより分割されたブロックの1つに、前記データ分割ステップにより分割されたデータクラスタを少なくとも1回埋め込む情報埋め込みステップと、を有することを特徴とする電子透かし埋め込み方法
  2. 前記埋め込み確率算出ステップは、
    前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データに所定回数以上埋め込まれる確率を下記式(1)によって算出することを特徴とする請求項1に記載の電子透かし埋め込み方法。
    P(G,D,m,n)=F(G,D,m,n)/ G・D ・・・(1)
    但し、
    P(G,D,m,n)は、前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データにn回以上埋め込まれる確率、
    F(G,D,m,n)は、前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタがn回以上埋め込まれる組み合わせの数、
    であり、
    Gは、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタの数、
    Dは、一のデータクラスタが埋め込み可能な回数の最大値、
    mは、前記情報埋め込みステップにおいて、前記データ分割ステップにより分割された各データクラスタが埋め込まれる回数の総和、
    nは、所定の回数、
    G・D は、GとDの積、及び、mの二項係数
    である。
  3. 前記ブロックサイズ決定ステップは、
    前記nが1以上の場合に前記Pが所定値以上となるように、前記分割ブロックの大きさを決定し、
    前記データ数決定ステップは、
    前記nが1以上の場合に前記Pが所定値以上となるように、前記データクラスタのデータ数を決定することを特徴とする請求項2に記載の電子透かし埋め込み方法。
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