JP4739071B2 - 電子透かし埋め込み方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の電子透かし埋め込み方法を選択する処理の流れ図である。図1では、電子透かし埋め込み媒体90である画像をブロックに分割した後、画像、ブロック、若しくは、埋め込む電子透かし情報91の特性、又は、電子透かし情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90に施される処理等により、複数の電子透かし埋め込み方法等の選択を、各ステップにおいておこなっている。
図2は、ステップS200を説明する図である。ステップS201では、埋め込み情報選択手段21が、特性取得手段25の出力に基づき、埋め込まれる電子透かし情報の信頼性モデルを判断する。電子透かし埋込媒体90、又は、電子透かし埋込媒体90を分割して生成された各ブロックが、任意性の高い性質を有する場合は、ステップS202へ進み、そうではない場合には、ステップS203へ進む。
図3は、ブロックに埋め込まれたデータを、並び順に丸で表したものである。データの総数をn、各データの信頼率の平均をRとすると、k番目のデータが正解である確率は、POWER(R,k)で表される。同期誤りが発生しない場合とは、図3において、総てのデータが正解である場合、即ちn=kの場合のことをいう。
図4は、ステップS400を説明する図である。ステップS401では、情報埋め込み手段50が、媒体劣化手段30の出力、及び、電子透かし情報91のデータの量から、電子透かし情報を埋め込むことに対応する画像の劣化が少なく、かつ、電子透かし情報91のデータ量が所定の値より小さいか否かを判断する。電子透かし情報91を埋め込むことに対応する画像の劣化が少なく、かつ、電子透かし情報91のデータの量が所定の値より小さい場合には、ステップS403へ進み、電子透かし情報91を埋め込むことに対応する画像の劣化が大きい場合、又は、電子透かし情報91のデータの量が所定の値以上の場合には、ステップS402へ進む。
G・DCm=(G・D)!/(m!・(G・D―m)!)・・・(11)
(11)式を展開すると、(12)式になる。
P(G,D,m,n)=F(G,D,m,n)/G・DCm・・・(14)
但し、
P(G,D,m,n)は、前記電子透かし情報を構成する総ての前記データクラスタが、前記電子透かし埋め込み媒体に所定の回数であるn回以上埋め込まれる確率、
F(G,D,m,n)は、総ての前記データクラスタが所定の回数であるn回以上埋め込まれる組み合わせの数、
であり、
Gは、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタの総数、
Dは、一のデータクラスタが埋め込まれることのできる回数の最大値、
mは、前記情報埋め込みステップにおいて、各データクラスタが埋め込まれる回数の総和、
nは、所定の回数、
G・DCmは、GとDの積、及び、mの二項係数
である。
S500では、データ分割手段60が、電子透かし情報91を分割して生成するデータクラスタの長さを決定する。データクラスタの長さの決定方法は、電子透かし埋め込み情報91が埋め込まれた電子透かし埋め込み媒体90に発生する誤りの種類によって分けてもよい。本実施例では、誤り発生回数がポアソン分布に従う場合、及び、抽出した電子透かし情報91が、平均信頼率のべき乗に比例して低下する場合について説明する。なお、誤り発生回数がポアソン分布に従うとは、電子透かし埋め込み情報91が電子透かし埋め込み媒体90に埋め込まれ、抽出される際に、突発的な誤りが発生する場合のことを言う。
局所的に発生する誤りの発生回数がポアソン分布に従うとして、データクラスタの長さを決定する場合について説明する。ポアソン分布に基づく誤りの発生回数の確率は、次式(15)で表される。
P(u)={POWER(−ilnR,u)/u!}・POWER(e,ilnR)}・・・(15)
但し、
P(u)は、誤り発生回数がu回である確率、
POWER(A,B)は、AのB乗を表す関数、
lnは、自然対数、
eは、自然対数の底(ネピア数)、
iは、抽出するデータクラスタの基本単位の順を表す序数、
Rは、前記電子透かし埋め込み情報の基本単位の平均信頼率
である。
ポアソン分布表を図6に示す。
POWER(R,i)≧1/1.6487・・・(17)
i≦−0.5/lnR・・・(18)
となる。Rが0.9の場合は、iは約4.75となり、データクラスタの長さが、4ビット以下であれば、データクラスタは信頼できると考えられる。
抽出するデータの信頼性が、データが埋め込まれた順に、平均信頼率のべき乗に比例して低下するモデルにより、データクラスタの長さを決定する方法について説明する。
POWER(R,k)≧0.5・・・(19)
従って、k≦−1/log2(R)となる。
n−k≦k・・・(20)
POWER(R,k)≧0.5・・・(21)
即ち、k≦−2/log2(R)となる。
図7は、ステップS600を説明する図である。ステップS601では、情報埋め込み手段50が、埋め込むデータを隣接するブロックに連続して埋め込むことが可能か否かを判断する。埋め込むデータとは、例えば、一のデータクラスタ、複数のデータクラスタ、又は、電子透かし情報の全データである。隣接するブロックに連続して埋め込むことが可能な場合には、ステップS602へ進み、隣接するブロックに連続して埋め込むことができない場合には、ステップS603へ進む。
図9は、本発明の電子透かし埋め込み装置が有する機能の構成図である。図9では、電子透かし情報91が、データ取得手段20、及び、情報埋め込み手段50等で処理され、電子透かし埋め込み媒体90に埋め込まれる。
図10は、本発明の電子透かし埋め込みプログラムを実行するコンピュータの構成図である。
図10では、コンピュータの主処理部1が、ローカルバス等を介して入力手段6、表示手段7、ネットワークI/F8、及び、記憶装置9と接続されている。
図11は、本発明の電子透かし埋め込み抽出装置の機能構成例である。図11において、電子透かし埋め込み抽出装置81は、電子透かし情報91を電子透かし埋め込み媒体90に埋め込み、電子透かし埋め込み媒体90から電子透かし情報91を抽出する。
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 専用回路
6 入力手段
7 表示装置
8 ネットワークI/F
9 記憶装置
10 媒体分割手段
12 データ総数決定手段
13 ブロックサイズ決定手段
20 データ取得手段
21 埋め込み方法選択手段
22 並び順データクラスタ取得手段
23 座標データクラスタ取得手段
24 座標データ取得手段
25 特性取得手段
30 媒体劣化評価手段
31 埋め込み評価手段
50 情報埋め込み手段
52 分割情報埋め込み手段
53 ブロック情報埋め込み手段
60 データ分割手段
61 媒体処理手段
70 隣接ブロック埋め込み手段
80 電子透かし埋め込み装置
90 電子透かし埋め込み媒体
91 電子透かし情報
100 情報抽出手段
101 情報結合手段
102 ブロック情報抽出手段
103 座標電子透かし情報取得手段
104 並び順電子透かし情報取得手段
105 抽出方法選択手段
Claims (3)
- 電子透かし情報を画像データに埋め込む電子透かし埋め込み方法であって、
前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データに所定回数以上埋め込まれる確率を算出する埋め込み確立算出ステップと、
前記埋め込み確立算出ステップにより算出された確率に基づき、前記画像データの分割ブロックの大きさを決定するブロックサイズ決定ステップと、
前記ブロックサイズ決定ステップにより決定された大きさに基づき、前記画像データを複数のブロックに分割する画像分割ステップと、
前記埋め込み確立算出ステップにより算出された確率に基づき、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタのデータ数を決定するデータ数決定ステップと、
前記データ数決定ステップにより決定されたデータ数に基づき、前記電子透かし情報を複数のデータクラスタに分割するデータ分割ステップと、
前記画像分割ステップにより分割されたブロックの1つに、前記データ分割ステップにより分割されたデータクラスタを少なくとも1回埋め込む情報埋め込みステップと、を有することを特徴とする電子透かし埋め込み方法。 - 前記埋め込み確率算出ステップは、
前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データに所定回数以上埋め込まれる確率を下記式(1)によって算出することを特徴とする請求項1に記載の電子透かし埋め込み方法。
P(G,D,m,n)=F(G,D,m,n)/ G・D C m ・・・(1)
但し、
P(G,D,m,n)は、前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタが、前記画像データにn回以上埋め込まれる確率、
F(G,D,m,n)は、前記電子透かし情報を構成する総てのデータクラスタがn回以上埋め込まれる組み合わせの数、
であり、
Gは、前記電子透かし情報を構成するデータクラスタの数、
Dは、一のデータクラスタが埋め込み可能な回数の最大値、
mは、前記情報埋め込みステップにおいて、前記データ分割ステップにより分割された各データクラスタが埋め込まれる回数の総和、
nは、所定の回数、
G・D C m は、GとDの積、及び、mの二項係数
である。 - 前記ブロックサイズ決定ステップは、
前記nが1以上の場合に前記Pが所定値以上となるように、前記分割ブロックの大きさを決定し、
前記データ数決定ステップは、
前記nが1以上の場合に前記Pが所定値以上となるように、前記データクラスタのデータ数を決定することを特徴とする請求項2に記載の電子透かし埋め込み方法。
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