JP4737564B2 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、推定結果に適切なランダム性を持たせることができるようにする情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、既知のコンテンツのメタデータに基づいて、他のコンテンツの未知のメタデータを推定する技術が本出願人より提案されている(例えば、特許文献1参照)。このメタデータの推定は、例えば、ユーザに最適なコンテンツを推定する推薦処理などに利用される。
例えば、コンテンツとして楽曲を例にした場合で説明すると、楽曲の特徴量からメタデータ推定式を作成する機械学習を行い、機械学習により作成されたメタデータ推定式に所定の楽曲の特徴量を入力することで、その楽曲の未知のメタデータを推定することができるようになる。ここで、楽曲の特徴量とは、楽曲のデータ(信号)を所定の特徴量計算式で計算することによって得られる値であり、楽曲のメタデータとは、明るい、切ない、悲しい、テンポが速い、などユーザの感覚に対応する楽曲の特徴を表す値を表す。
従って、例えば、推定するメタデータのなかに、楽曲の明るさの度合いを表す「明るい」があり、ユーザが「明るい」曲を検索する場合には、検索装置は、ユーザが保有するコンテンツのそれぞれについて、メタデータ推定式に基づき、メタデータ「明るい」の度合いを求め(推定し)、その度合いの高い順に楽曲をソートしてユーザに提示することができる。
しかしながら、このようなメタデータの推定においては、楽曲の特徴量のみから楽曲のメタデータを推定するわけであるから、当然ながら100%の精度で推定することはできない。すなわち、推定結果には、常に誤差が含まれる。上述の、ユーザが「明るい」曲を検索する場合では、提示された「明るい」曲の提示順番は誤差を含み、真に「明るい」曲の順であるとは言い切れない。
特開2007−122186号公報
また、従来のメタデータの推定では、機械学習により作成されるメタデータ推定式が変更されない限り、ユーザが「明るい」曲を検索した場合に、検索装置が算出する各コンテンツのメタデータ「明るい」の度合いは毎回同じ値となるため、検索装置は毎回同じソート順でユーザにコンテンツを提示することとなり、提示されるものにユーザが飽きてしまうという問題があった。
この問題に対しては、ある程度、元のメタデータ「明るい」の順序を保ちつつもランダムに並び換えるなどして提示する方法も行われているが、この並び換えには根拠がなく、結果として適切でない検索結果(提示)になることがある。すなわち、並び換えることにより、「明るい」度合いの低い曲が「明るい」度合いの高い曲より上位のものとして提示されることがあった。
明るい、切ない、悲しい、テンポが速い、などを楽曲の特徴量として用いて、「好き」、「嫌い」などのラベルをメタデータとして、ユーザの好きな楽曲を推定および推薦(提示)する場合についても同様の問題が発生していた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、推定結果に適切なランダム性を持たせることができるようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、コンテンツの特徴量を説明変数とし、前記コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応する前記コンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、前記メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて第1の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知の前記メタデータとともに入力し、前記第1の推定回帰式のパラメータを、機械学習により求める第1の学習手段と、前記第1の学習手段により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に、前記第1の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記特徴量を入力して前記複数のコンテンツの前記第1の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記メタデータとの誤差をそれぞれ求め、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を第1のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算する第1の誤差モデリング手段と、前記第1の誤差モデリング手段により計算されたパラメータが設定された前記第1のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力する第1の乱数発生手段と、前記第1の学習手段により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた前記第1の目的変数の値に、前記第1の乱数発生手段から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第1の目的変数の推定値を算出する第1の推定手段と、算出された前記第1の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツをユーザに提示するコンテンツ提示手段とを備える。
前記第1の推定手段により算出された前記複数のコンテンツそれぞれの前記第1の目的変数の推定値を用いて、ユーザによって入力された前記検索・推薦要求に合致した前記第1の目的変数の推定値を持つコンテンツの検索を行う検索手段をさらに設けることができる。
前記第1の目的変数を説明変数とし、コンテンツに対するユーザの嗜好度を第2の目的変数とする第2の推定回帰式に、前記第1の学習手段により求められた前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた、前記複数のコンテンツの第1の目的変数の値と、既知の前記ユーザの嗜好度を入力し、前記第2の推定回帰式のパラメータを、機械学習を用いて求める第2の学習手段と、前記第2の学習手段により求められたパラメータを有する前記第2の推定回帰式に、ユーザによって入力されて第2の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記嗜好度を入力して前記第2の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記嗜好度との誤差をそれぞれ求め、前記第2の推定回帰式による誤差の分布を第2のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算する第2の誤差モデリング手段と、前記第2の誤差モデリング手段により計算されたパラメータが設定された前記第2のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力する第2の乱数発生手段と、前記第2の学習手段により求められたパラメータを有する前記第2の推定回帰式に前記コンテンツの前記第1の目的変数の値を入力して得られた前記第2の目的変数の値に、前記第2の乱数発生手段から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第2の目的変数の推定値を算出する第2の推定手段とをさらに設け、前記コンテンツ選択手段には、算出された前記第2の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択させ、前記コンテンツ提示手段には、選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツをユーザに提示させることができる。
本発明の一側面の情報処理方法は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、コンテンツの特徴量を説明変数とし、前記コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応する前記コンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、前記メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて所定の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知の前記メタデータとともに入力し、前記第1の推定回帰式のパラメータを、機械学習により求めるステップと、前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に、前記所定の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記特徴量を入力して前記複数のコンテンツの前記第1の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記メタデータとの誤差をそれぞれ求め、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を第1のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算するステップと、前記第1のモデルのパラメータを計算するステップにより計算されたパラメータが設定された前記第1のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力するステップと、前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた前記第1の目的変数の値に、前記第1のモデルの乱数発生関数から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第1の目的変数の推定値を算出するステップと、算出された前記第1の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択するステップと、選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、選択されたコンテンツをユーザに提示するステップとを含む。
本発明の一側面のプログラムは、コンピュータに、コンテンツの特徴量を説明変数とし、前記コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応する前記コンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、前記メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて所定の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知の前記メタデータとともに入力し、前記第1の推定回帰式のパラメータを、機械学習により求めるステップと、前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に、前記所定の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記特徴量を入力して前記複数のコンテンツの前記第1の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記メタデータとの誤差をそれぞれ求め、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を第1のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算するステップと、前記第1のモデルのパラメータを計算するステップにより計算されたパラメータが設定された前記第1のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力するステップと、前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた前記第1の目的変数の値に、前記第1のモデルの乱数発生関数から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第1の目的変数の推定値を算出するステップと、算出された前記第1の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択するステップと、選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、選択されたコンテンツをユーザに提示するステップとを含む処理を実行させる。
本発明の一側面においては、コンテンツの特徴量を説明変数とし、コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応するコンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて所定の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知のメタデータとともに入力して、第1の推定回帰式のパラメータが機械学習により求められ、機械学習により求められたパラメータを有する第1の推定回帰式に、記憶手段に記憶されている複数のコンテンツの既知の特徴量を入力して複数のコンテンツの第1の目的変数を推定したときの推定結果と、複数のコンテンツの既知のメタデータとの誤差がそれぞれ求められ、第1の推定回帰式による誤差の分布第1のモデルとしてモデル化したときの分布を特定するパラメータが計算され、その計算されたパラメータが設定された第1のモデルの乱数発生関数により、乱数が出力され、機械学習により求められたパラメータを有する第1の推定回帰式にコンテンツの特徴量を入力して得られた第1の目的変数の値に、第1のモデルの乱数発生関数から出力された乱数を加算することにより、複数のコンテンツそれぞれについて、第1の目的変数の推定値が算出され、算出された第1の目的変数の推定値を用いて、複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツが、ユーザに提示するコンテンツとして選択され、選択されたコンテンツが、リストを画面に表示するか、または、コンテンツを再生することによって、ユーザに提示される。
本発明の一側面によれば、推定結果に適切なランダム性を持たせることができる。
図1は、本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成例を示している。
図1の情報処理装置1は、コンテンツの検索および推薦処理を行う。なお、以下では、コンテンツとして楽曲を例にした場合で、情報処理装置1の構成および動作について説明するが、以下に説明するコンテンツの検索および推薦処理は、コンテンツが画像などの楽曲以外のものでも適用可能である。
情報処理装置1は、少なくとも、楽曲DB(Data Base)11、メタデータラベル入力部12、メタデータラベルDB13、メタデータ推定式学習部14、メタデータ推定式DB15、メタデータラベル推定部16、嗜好ラベル入力部17、嗜好ラベルDB18、嗜好推定式学習部19、嗜好推定式DB20、嗜好ラベル推定部21、検索・推薦要求入力部22、検索部23、推薦部24、および、検索・推薦結果提示部25により構成されている。
楽曲DB11は、図示せぬ楽曲入力部により入力された多数の楽曲のデータ(楽曲データ)を、その特徴量とともに保存する。ここで、楽曲の特徴量とは、楽曲のデータ(信号)を所定の特徴量計算式で計算することによって得られる値であり、楽曲データとともに入力されるものでもよいし、楽曲データのみが入力されて、その入力された楽曲データから所定の特徴量計算式によって求められたものでもよい。本実施の形態では、n曲(n>0)の楽曲と、各楽曲についてm種類(m>0)の特徴量が楽曲DB11に記憶されているものとする。
メタデータラベル入力部12は、ユーザによって入力される、楽曲DB11に保存されている楽曲についてのメタデータラベルを受け付け、メタデータラベルDB13に供給する。
メタデータラベルとは、楽曲のメタデータの度合いを表す値であり、メタデータとしては、ユーザの感覚に対応する楽曲の特徴である、明るい、切ない、悲しい、テンポが速い、などがある。メタデータの種類は、p種類(p>0)とする。また、メタデータラベルとして取り得る値は1乃至5であり、メタデータ(例えば、明るい)に対して、全く当てはまらない場合には「1」が、当てはまらない場合には「2」が、どちらともいえない場合には「3」が、当てはまる場合には「4」が、非常によく当てはまる場合には「5」が、ユーザによって入力される。従って、楽曲のメタデータラベルとは、その楽曲の、明るい、切ない、悲しい、テンポが速い、などの度合いを表す値である。
メタデータラベルDB13は、メタデータラベル入力部12から供給された楽曲のメタデータラベルを保存する。なお、楽曲DB11に保存されている全ての楽曲について、メタデータラベルが付与される必要はない。
メタデータ推定式学習部14は、メタデータラベルDB13にメタデータラベルが保存されている楽曲のメタデータラベルとm種類の特徴量とを用いて、メタデータを推定するメタデータ推定式を線形回帰により求める。即ち、メタデータ推定式学習部14は、メタデータラベルDB13にメタデータラベルが保存されている各楽曲について、メタデータラベルをメタデータラベルDB13から取得し、m種類の特徴量を楽曲DB11から取得して、メタデータを推定するメタデータ推定式を線形回帰により求める。
メタデータ推定式学習部14は、p種類のメタデータすべてについてメタデータ推定式を求め、メタデータ推定式DB15に供給する。メタデータ推定式DB15は、メタデータ推定式学習部14から供給される各メタデータ推定式を保存する。なお、メタデータ推定式を保存するとは、メタデータ推定式を特定するパラメータを保存することを意味する。後述する嗜好推定式についても同様である。
メタデータラベル推定部16は、メタデータ推定式DB15に保存されているメタデータ推定式を用いて、楽曲DB11に保存されている楽曲の、未知のメタデータを求める(推定する)。より具体的には、楽曲の特徴量を変数とするメタデータ推定式に、メタデータを求めようとする楽曲の特徴量を楽曲DB11から取得して代入することにより、未知のメタデータを求める。求められた楽曲のメタデータは、必要に応じて、嗜好推定式学習部19、嗜好ラベル推定部21、または検索部23に供給される。
嗜好ラベル入力部17は、ユーザによって入力される、楽曲DB11に保存されている楽曲についての嗜好ラベルを受け付け、嗜好ラベルDB18に供給する。嗜好ラベルDB18は、嗜好ラベル入力部17から供給された楽曲の嗜好ラベルを保存する。嗜好ラベルも、楽曲DB11に保存されている全ての楽曲について付与される必要はない。
嗜好ラベルとは、楽曲の嗜好の度合いを表す値であり、入力対象の楽曲を大嫌いな場合には「1」が、嫌いな場合には「2」が、どちらともいえない場合には「3」が、好きな場合には「4」が、大好きな場合には「5」が、ユーザによって入力される。
嗜好推定式学習部19は、嗜好ラベルDB18に保存されている楽曲の嗜好ラベルを用いて、嗜好ラベルを推定する嗜好推定式を線形回帰により求める。具体的には、嗜好推定式学習部19は、嗜好ラベルDB18に保存されている楽曲の嗜好ラベルと、メタデータラベル推定部16から供給されるp種類のメタデータラベルとを用いて、嗜好ラベルを推定する嗜好推定式を線形回帰により求める。メタデータラベル推定部16から供給されるメタデータラベルは、メタデータ推定式学習部14により求められたメタデータ推定式により推定されたメタデータラベル(以下、推定メタデータラベルという)である。求められた嗜好推定式は、嗜好推定式DB20に供給され、保存される。
嗜好ラベル推定部21は、嗜好推定式DB20に保存されている嗜好推定式を用いて、所定の楽曲に対して嗜好ラベルの推定を行う。推定された楽曲の嗜好ラベル(以下、推定嗜好ラベルという)は、検索部23で楽曲を検索する際および推薦部24で楽曲を推薦する際に使用される。従って、嗜好ラベル推定部21では、必要に応じて、複数の楽曲の嗜好ラベルが推定され、検索部23または推薦部24に供給される。
検索・推薦要求入力部22は、ユーザからの楽曲の検索または推薦の要求を受け付け、検索要求または推薦要求を検索部23または推薦部24に供給する。例えば、検索・推薦要求入力部22において、明るくて速い楽曲の検索がユーザによって入力(指定)された場合、検索・推薦要求入力部22は、その検索の条件とともに、検索要求を検索部23に出力する。また例えば、検索・推薦要求入力部22において、好きな楽曲の推薦がユーザによって入力(指定)された場合、検索・推薦要求入力部22は、推薦要求を推薦部24に出力する。
検索部23は、楽曲DB11に保存されている楽曲のうち、検索・推薦要求入力部22から供給される検索の条件を満足する楽曲のリストを、検索結果として検索・推薦結果提示部25に供給する。より詳細には、検索部23は、楽曲DB11に保存されている各楽曲について、推定メタデータラベルをメタデータラベル推定部16から、推定嗜好ラベルを嗜好ラベル推定部21から取得して、取得された推定メタデータラベルと推定嗜好ラベルに基づいて、検索の条件を満足する楽曲を検索する。検索部23は、必要に応じて、メタデータラベル推定部16に楽曲の推定メタデータラベルを求めさせたり、嗜好ラベル推定部21に楽曲の推定嗜好ラベルを求めさせることが可能である。
推薦部24は、検索・推薦要求入力部22から推薦要求が供給された場合、楽曲DB11に保存されている楽曲に対する推薦結果を検索・推薦結果提示部25に供給する。より詳細には、推薦部24は、楽曲DB11に保存されている各楽曲の推定嗜好ラベルを嗜好ラベル推定部21から取得し、推定嗜好ラベルの高い順にソートした楽曲のリストを推薦結果として検索・推薦結果提示部25に供給する。推薦部24も、検索部23と同様に、必要に応じて、嗜好ラベル推定部21に楽曲の推定嗜好ラベルを求めさせることが可能である。
検索・推薦結果提示部25は、検索部23から供給される検索結果または推薦部24から供給される推薦結果をユーザに提示する。具体的には、検索・推薦結果提示部25は、検索結果または推薦結果としての楽曲のリストを画面に表示したり、検索結果または推薦結果としての楽曲のリスト順に、楽曲を再生したりする。
以上のように構成される情報処理装置1においては、楽曲DB11に保存されている楽曲の一部について入力されたメタデータラベルおよび嗜好ラベルに基づいて、メタデータ推定式および嗜好推定式を作成することができる。そして、メタデータ推定式および嗜好推定式を用いて、楽曲DB11に保存されている全ての楽曲のメタデータおよび嗜好ラベルを推定することができ、推定された楽曲のメタデータおよび嗜好ラベルに基づいて、ユーザに楽曲の検索結果および推薦結果を提示することができる。
情報処理装置1による楽曲の検索結果および推薦結果の提示では、メタデータ推定式および嗜好推定式の誤差を、検索処理および推薦処理の計算に含めることにより、楽曲の検索結果および推薦結果に適切なランダム性を持たせ、多様な検索結果および推薦結果をユーザに提示することができる。
以下、情報処理装置1の各ブロックが行う詳細な処理について、図2乃至図12を参照して説明する。
図2は、メタデータラベルDB13に保存されているデータの例を示している。
メタデータラベルDB13には、メタデータラベル入力部12においてユーザによって入力された楽曲のメタデータラベルが保存されている。メタデータは、「明るい」、「速い」、「切ない」、「落ち着いた」、・・・、「悲しい」等のp種類である。
上述したように、楽曲DB11に保存されている全ての楽曲について、メタデータラベルが付与される必要はなく、また、1つの楽曲において、全てのメタデータにメタデータラベルが付与される必要もない。従って、例えば、楽曲1には、メタデータ「明るい」に対してのみ、「全く当てはまらない」ことを意味する「1」が付与されており、また例えば、楽曲4と楽曲5については、いずれのメタデータに対してもメタデータラベルが付与されていない。
図3は、嗜好ラベルDB18に保存されているデータの例を示している。
嗜好ラベルDB18には、嗜好ラベル入力部17においてユーザによって入力された楽曲の嗜好ラベルが保存されている。図3の例では、楽曲3に対して、「どちらともいえない」ことを意味する「3」が、楽曲4に対して、「大好き」であることを意味する「5」が保存されている。なお、上述したように、嗜好ラベルも、楽曲DB11に保存されている全ての楽曲について付与される必要はないため、一部の楽曲にのみ嗜好ラベルが付与されている。
次に、メタデータ推定式学習部14の処理について説明する。
メタデータ推定式学習部14は、メタデータ推定式を求めていないメタデータの一つを、メタデータ推定式を求める対象のメタデータ(以下、対象メタデータという)として決定する。なお、メタデータ推定式学習部14は、p種類のメタデータすべてについてメタデータ推定式を求める処理を行う。即ち、p種類のメタデータすべてが順に対象メタデータとされる。
メタデータ推定式学習部14は、メタデータラベルDB13から、対象メタデータに対してラベル(メタデータラベル)が付与されている楽曲のメタデータラベルMjを取得する。また、メタデータ推定式学習部14は、メタデータラベルDB13からメタデータラベルMjを取得した楽曲のm種類の特徴量X1乃至Xmを、楽曲DB11から取得する。そして、メタデータ推定式学習部14は、取得した各楽曲について、メタデータラベルMjと特徴量X1乃至Xmを対応付ける。
図4は、対象メタデータがメタデータ「明るい」である場合に、メタデータラベルDB13から取得した所定の楽曲のメタデータラベルMjと、その特徴量X1乃至Xmを楽曲DB11から取得して対応付けたデータの例を示している。なお、楽曲DB11に保存されている楽曲(の特徴量)と、メタデータラベルDB13に保存されている楽曲(のメタデータラベル)との対応は、楽曲名、登録順番、または、楽曲を識別するインデックス番号等により、認識可能となされている。
次に、メタデータ推定式学習部14は、楽曲の特徴量X1乃至Xmから、対象メタデータのメタデータラベルMj’を推定する回帰式を線形回帰により求める。
具体的には、線形結合係数をbj0およびbj1乃至bjm、真値としての既知のメタデータラベルMjとそのときの回帰式による推定値Mj’との誤差をejとすると、メタデータラベルMjは、特徴量X1乃至Xmを用いて次式(1)で表すことができる。
Figure 0004737564
メタデータ推定式学習部14は、図4に示される各楽曲について、メタデータラベルMjと、その特徴量X1乃至Xmを式(1)に代入する。その結果、メタデータ「明るい」に対してメタデータラベルが付与されている楽曲の数だけ、メタデータラベルMjと特徴量X1乃至Xmを代入した式(1)が作成される。そして、メタデータ推定式学習部14は、メタデータ「明るい」に対してメタデータラベルが付与されている楽曲の数の、メタデータラベルMjと特徴量X1乃至Xmを代入した式(1)を解くことにより、線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmを求める。即ち、メタデータ推定式学習部14は、誤差ej(二乗誤差ej 2)を最小とするような線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmを求める。
線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmが求まると、求まった線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmと各楽曲のメタデータラベルMjおよび特徴量X1乃至Xmを式(1)に代入することにより、各楽曲のメタデータラベルMjごとの誤差ejを得ることができる。メタデータ推定式学習部14は、この楽曲ごとの実際の誤差ejをサンプルとして、推定メタデータラベルMj’の回帰式を使用したときに発生する推定誤差を正規分布(ガウス分布)でモデリングする。ここで算出された推定メタデータラベルMj’についての推定誤差の分布が、平均μj、分散σ2 jの正規分布であるとする。
以上より、対象メタデータとしてのj番目のメタデータのラベルの推定値である推定メタデータラベルMj’は、次式(2)で表すことができる。
Figure 0004737564
ここで、NRN(μj,σ2 j)は、平均μj、分散σ2 jの正規乱数発生関数を表す。
式(2)をn曲ある楽曲のうちのk番目の楽曲(すなわち、楽曲k)について一般化すると、式(3)のように表すことができる。
Figure 0004737564
式(3)において、Mjk’は、楽曲kのj番目の推定メタデータラベルを表し、Xkiは楽曲kのi番目の特徴量を表す。
以上のようにメタデータ推定式学習部14により求められた、推定メタデータラベルMj’を求めるための線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmと、推定誤差分布を特定する平均μjおよび分散σ2 jが、推定メタデータラベルMj’を求めるためのパラメータとして、メタデータ推定式DB15に供給され、保存される。
次に、メタデータラベル推定部16の処理について説明する。
メタデータラベル推定部16は、メタデータラベルを推定する対象となる楽曲の特徴量を楽曲DB11から取得する。例えば、楽曲kのj番目のメタデータラベルを推定する場合、メタデータラベル推定部16は、楽曲kの特徴量Xk1乃至Xkmを楽曲DB11から取得する。図5は、楽曲DB11から取得された、楽曲2の特徴量X1乃至Xm(すなわち、特徴量X21乃至X2m)の例である。
また、メタデータラベル推定部16は、推定メタデータラベルMj’を求めるためのパラメータを、メタデータ推定式DB15から取得する。即ち、メタデータラベル推定部16は、推定メタデータラベルMj’を求めるための線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmと、推定誤差分布を特定する平均μjおよび分散σ2 jを、メタデータ推定式DB15から取得する。そして、メタデータラベル推定部16は、上述した式(3)により、楽曲kのj番目のメタデータラベルの推定値(推定メタデータラベル)Mjk’を求める。
なお、メタデータラベル推定部16は、検索処理または推薦処理に必要な所定数の楽曲またはメタデータ種類について、推定メタデータラベルMjk’を求めることができる。換言すれば、メタデータラベル推定部16は、検索部23および嗜好ラベル推定部21の要求に応じて必要な楽曲分またはメタデータ分の推定メタデータラベルMjk’を求めることができる。
次に、嗜好推定式学習部19の処理について説明する。
嗜好推定式学習部19は、嗜好ラベルDB18に保存されている全ての嗜好ラベルを取得する。また、嗜好推定式学習部19は、嗜好ラベルDB18から嗜好ラベルを取得した各楽曲の推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を、メタデータラベル推定部16から取得する。
ここで、嗜好推定式学習部19がメタデータラベル推定部16から取得する、楽曲kのj番目の推定メタデータラベルMjk”は、式(4)で計算される。
Figure 0004737564
即ち、嗜好推定式学習部19がメタデータラベル推定部16から取得する(メタデータラベル推定部16に計算させる)楽曲の推定メタデータラベルM1”乃至Mp”は、式(3)の正規乱数発生関数による推定誤差を含まない値である。
図6は、嗜好ラベルDB18およびメタデータラベル推定部16から取得した、楽曲の嗜好ラベルおよび推定メタデータラベルM1”乃至Mp”の例を示している。
なお、嗜好ラベルDB18に保存されている楽曲の嗜好ラベルと、メタデータラベル推定部16から取得される推定メタデータラベルM1”乃至Mp”との対応は、メタデータ推定式学習部14における場合と同様に、楽曲名、登録順番、または、楽曲を識別するインデックス番号等により、認識することができるようになされている。
次に、嗜好推定式学習部19は、推定メタデータラベルM1”乃至Mp”から、その楽曲の嗜好ラベルを推定する回帰式を線形回帰により求める。
具体的には、線形結合係数をb0およびb1乃至bp、真値としての既知の嗜好ラベルYとそのときの回帰式による推定値Y’との誤差をeとすると、嗜好ラベルYは、推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を用いて次式(5)で表すことができる。
Figure 0004737564
そして、嗜好推定式学習部19は、メタデータ推定式学習部14における場合と同様に、図6に示される各楽曲について、式(5)に楽曲の嗜好ラベルYと、その推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を代入した式を作成し、誤差e(二乗誤差e2)を最小とするような線形結合係数b0およびb1乃至bpを求める。
線形結合係数b0およびb1乃至bpが求まると、求まった線形結合係数b0およびb1乃至bpと、各楽曲の嗜好ラベルYおよび推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を式(5)に代入することにより、各楽曲の嗜好ラベルYごとの誤差eを得ることができる。嗜好推定式学習部19は、この楽曲ごとの実際の誤差eをサンプルとして、推定嗜好ラベルY’の回帰式を使用したときに発生する推定誤差を正規分布(ガウス分布)でモデリングする。ここで算出された推定嗜好ラベルY’についての推定誤差の分布が、平均μ、分散σ2であるとする。
以上より、ある楽曲の嗜好ラベルの推定値である推定嗜好ラベルY’は、次式(6)で表すことができる。
Figure 0004737564
ここで、NRN(μ,σ2)は、平均μ、分散σ2の正規乱数発生関数を表す。
式(6)をn曲ある楽曲のうちのk番目の楽曲(すなわち、楽曲k)について一般化すると、式(7)のように表すことができる。
Figure 0004737564
式(7)において、Yk’は、楽曲kの推定嗜好ラベルを表し、Mki”は楽曲kのi番目の推定メタデータラベルを表す。
以上のように嗜好推定式学習部19により求められた、楽曲の推定嗜好ラベルを求めるための線形結合係数b0およびb1乃至bpと、推定誤差分布を特定する正規分布の平均μおよび分散σ2が、推定嗜好ラベルY’を求めるためのパラメータとして、嗜好推定式DB20に供給され、保存される。
次に、嗜好ラベル推定部21の処理について説明する。
嗜好ラベル推定部21は、嗜好ラベルを推定する対象となる楽曲の推定メタデータラベルM1”乃至Mp”をメタデータラベル推定部16から取得する。例えば、楽曲kの嗜好ラベルを推定する場合、嗜好ラベル推定部21は、推定メタデータラベルMk1”乃至Mkp”をメタデータラベル推定部16から取得する。図7は、メタデータラベル推定部16から取得された、楽曲2の推定メタデータラベルM1”乃至Mp”(すなわち、推定メタデータラベルM21”乃至M2p”)の例である。
また、嗜好ラベル推定部21は、推定嗜好ラベルY’を求めるためのパラメータを、嗜好推定式DB20から取得する。即ち、嗜好ラベル推定部21は、楽曲の推定嗜好ラベルを求めるための線形結合係数b0およびb1乃至bpと、推定誤差分布を特定する正規分布の平均μおよび分散σ2を、嗜好推定式DB20から取得する。そして、嗜好ラベル推定部21は、上述した式(7)により、楽曲kの推定嗜好ラベルYk’を求める。
なお、嗜好ラベル推定部21は、検索処理または推薦処理に必要な所定数の楽曲について、推定嗜好ラベルYk’を求めることができる。換言すれば、嗜好ラベル推定部21は、検索部23および推薦部24の要求に応じて必要な楽曲分の推定嗜好ラベルYk’を求めることができる。
次に、以上のようにして求めた推定メタデータラベルMjk’および推定嗜好ラベルYk’を用いた検索および推薦について説明する。
最初に、検索・推薦要求入力部22において、「明るい」楽曲の検索がユーザにより要求された場合について説明する。
検索部23は、楽曲1乃至楽曲nのそれぞれについて、メタデータ「明るい」の推定メタデータラベルMj1’乃至Mjn’(ここでのjは、メタデータ「明るい」に対応する値)をメタデータラベル推定部16から取得するとともに、推定嗜好ラベルY1’乃至Yn’を嗜好ラベル推定部21から取得する。
図8は、楽曲1乃至楽曲nそれぞれについての、メタデータ「明るい」の推定メタデータラベルMj1’乃至Mjn’と、推定嗜好ラベルY1’乃至Yn’のデータ例を示している。
検索部23は、推定メタデータラベルの高い順、または、推定嗜好ラベルの高い順に、楽曲1乃至楽曲nをソートし、ソート後の楽曲リストを検索結果として、検索・推薦結果提示部25に供給する。
図9は、推定メタデータラベルの高い順、即ち、メタデータ「明るい」の推定メタデータラベルMj1’乃至Mjn’の高い順に、ソートした結果を示している。
また例えば、検索条件として、メタデータラベルが範囲で指定される場合もある。そのような場合、検索部23は、推定メタデータラベルが指定された範囲に属する楽曲であって、推定嗜好ラベルの高い順による楽曲リストを、検索結果として検索・推薦結果提示部25に供給することができる。
図10は、メタデータ「明るい」のメタデータラベルが「3以下」という条件がユーザにより入力された場合の、検索結果の例を示している。
図10では、メタデータ「明るい」の推定メタデータラベルが3以下である楽曲のみが抽出され、その抽出された楽曲がさらに、推定嗜好ラベルの高い順にソートされている。
次に、検索・推薦要求入力部22から推薦要求が供給された場合について説明する。
推薦部24は、楽曲1乃至楽曲nの推定嗜好ラベルY1’乃至Yn’を嗜好ラベル推定部21から取得する。
図11は、取得された推定嗜好ラベルY1’乃至Yn’のデータ例を示している。
そして、推薦部24は、図12に示されるように、推定嗜好ラベルの高い順に、楽曲1乃至楽曲nをソートして、ソート後の楽曲のリストを、推薦結果として検索・推薦結果提示部25に供給する。
次に、図13乃至図19のフローチャートを参照して、メタデータ推定式学習部14、メタデータラベル推定部16、嗜好推定式学習部19、嗜好ラベル推定部21、検索部23、推薦部24、および検索・推薦結果提示部25それぞれの処理についてさらに説明する。
なお、以下に説明する処理の前には、楽曲DB11、メタデータラベルDB13、および嗜好ラベルDB18のそれぞれには、必要なデータが保存されているものとする。
図13は、メタデータ推定式学習部14によるメタデータ推定式学習処理のフローチャートを示している。
初めに、ステップS1において、メタデータ推定式学習部14は、メタデータ推定式を求める対象のメタデータ(以下、対象メタデータという)を決定する。即ち、メタデータ推定式学習部14は、まだメタデータ推定式を求めていないメタデータの一つを、対象メタデータとして決定する。
ステップS2において、メタデータ推定式学習部14は、メタデータラベルDB13から、対象メタデータのメタデータラベルMjを取得する。また、メタデータ推定式学習部14は、楽曲DB11から、楽曲の特徴量X1乃至Xmを取得する。ここで取得される特徴量X1乃至Xmは、メタデータラベルMjを取得した楽曲のものである。そして、メタデータ推定式学習部14は、取得した各楽曲について、メタデータラベルMjと特徴量X1乃至Xmを対応付けて記憶する。
ステップS3において、メタデータ推定式学習部14は、楽曲の特徴量X1乃至Xmから、対象メタデータのメタデータラベルMj’を推定する回帰式を線形回帰により求める。すなわち、メタデータ推定式学習部14は、式(1)に各楽曲のメタデータラベルMjと、その特徴量X1乃至Xmを代入した式を作成し、その作成した式から、誤差ej(二乗誤差ej 2)を最小とするような線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmを求める。
ステップS4において、メタデータ推定式学習部14は、推定メタデータラベルMj’の回帰式を使用したときに発生する推定誤差を正規分布(ガウス分布)でモデリングする。即ち、メタデータ推定式学習部14は、求められた線形結合係数bj0およびbj1乃至bjm、および、対象メタデータのメタデータラベルが付与されている各楽曲のメタデータラベルMjと特徴量X1乃至Xmを式(1)に代入することにより得られる各楽曲の実際の誤差ejをサンプルとして、正規分布の平均μjおよび分散σ2 jを求める。
ステップS5において、メタデータ推定式学習部14は、推定メタデータラベルMj’を求めるためのパラメータを、メタデータ推定式DB15に供給し、保存させる。即ち、メタデータ推定式学習部14は、推定メタデータラベルMj’を求めるためのメタデータ推定式の線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmと、推定誤差の分布を特定する正規分布の平均μjおよび分散σ2 jを、メタデータ推定式DB15に供給し、保存させる。
ステップS6において、メタデータ推定式学習部14は、すべてのメタデータに対してメタデータ推定式を求めたかを判定する。ステップS6で、すべてのメタデータに対してまだメタデータ推定式を求めていないと判定された場合、処理はステップS1に戻り、まだメタデータ推定式を求めていないメタデータが対象メタデータとされ、ステップS2乃至S6の処理が実行される。
一方、ステップS6で、すべてのメタデータに対してメタデータ推定式を求めたと判定された場合、処理は終了する。
次に、図14のフローチャートを参照して、楽曲kの所定のメタデータラベルを推定する場合の、メタデータラベル推定処理について説明する。
初めに、ステップS21において、メタデータラベル推定部16は、楽曲kの特徴量Xk1乃至Xkmを楽曲DB11から取得する。
ステップS22において、メタデータラベル推定部16は、推定メタデータラベルを求めるためのパラメータを、メタデータ推定式DB15から取得する。例えば、楽曲kのj番目のメタデータラベル(推定メタデータラベルMjk’)を求める場合、メタデータラベル推定部16は、メタデータ推定式の線形結合係数bj0およびbj1乃至bjmと、推定誤差分布を特定する正規分布の平均μjおよび分散σ2 jを、メタデータ推定式DB15から取得する。
ステップS23において、メタデータラベル推定部16は、推定メタデータラベルを求める。例えば、楽曲kのj番目のメタデータラベルの推定値を求める場合、メタデータラベル推定部16は、式(3)により、メタデータラベルの推定値Mjk’を求める。
ステップS24において、メタデータラベル推定部16は、推定メタデータラベルが必要なすべての楽曲およびメタデータについて推定メタデータラベルを求めたかを判定する。
ステップS24で、推定メタデータラベルが必要なすべての楽曲およびメタデータについてまだ求めていないと判定された場合、処理はステップS21に戻り、それ以降の処理が実行される。即ち、次のメタデータまたは楽曲についての推定メタデータラベルを求める処理が実行される。
一方、ステップS24で、推定メタデータラベルが必要なすべての楽曲およびメタデータについて求めたと判定された場合、処理は終了する。
次に、図15のフローチャートを参照して、嗜好推定式学習部19による嗜好推定式学習処理について説明する。
ステップS41において、嗜好推定式学習部19は、嗜好ラベルDB18に保存されている全ての楽曲の嗜好ラベルを、嗜好ラベルDB18から取得する。また、ステップS41において、嗜好推定式学習部19は、嗜好ラベルDB18から嗜好ラベルを取得した各楽曲の、正規乱数発生関数による推定誤差を含まない推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を、メタデータラベル推定部16から取得する。
ステップS42において、嗜好推定式学習部19は、推定メタデータラベルM1”乃至Mp”に基づいて楽曲の嗜好ラベルを推定する回帰式を線形回帰により求める。すなわち、嗜好推定式学習部19は、式(5)に各楽曲の嗜好ラベルYと、その推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を代入した式を作成し、その作成した式から、誤差e(二乗誤差e2)を最小とするような線形結合係数b0およびb1乃至bpを求める。
ステップS43において、嗜好推定式学習部19は、推定嗜好ラベルY’の回帰式を使用したときに発生する推定誤差を正規分布(ガウス分布)でモデリングする。即ち、嗜好推定式学習部19は、求められた線形結合係数b0およびb1乃至bpと、各楽曲の嗜好ラベルYと推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を式(5)に代入することにより得られる各楽曲の実際の誤差eをサンプルとして、正規分布の平均μ、分散σ2を求める。
ステップS44において、嗜好推定式学習部19は、推定嗜好ラベルY’を求めるためのパラメータを、嗜好推定式DB20に供給し、保存させ、処理を終了する。即ち、嗜好推定式学習部19は、楽曲の推定嗜好ラベルを求めるための線形結合係数b0およびb1乃至bpと、推定誤差の分布を特定する正規分布の平均μおよび分散σ2を、嗜好推定式DB20に供給し、保存させ、処理を終了する。
次に、図16のフローチャートを参照して、嗜好ラベル推定部21による嗜好ラベル推定処理を説明する。
初めに、ステップS61において、嗜好ラベル推定部21は、嗜好ラベルの推定を行う対象の楽曲を特定する変数kを設定する。
ステップS62において、嗜好ラベル推定部21は、楽曲kの推定メタデータラベルMk1”乃至Mkp”をメタデータラベル推定部16から取得する。
ステップS63において、嗜好ラベル推定部21は、楽曲kの推定嗜好ラベルYk’を求めるためのパラメータを、嗜好推定式DB20から取得する。具体的には、嗜好ラベル推定部21は、嗜好推定式の線形結合係数b0およびb1乃至bpと、推定誤差を特定する正規分布の平均μおよび分散σ2を、嗜好推定式DB20から取得する。
ステップS64において、嗜好ラベル推定部21は、上述した式(7)により、楽曲kの推定嗜好ラベルYk’を求める。
ステップS65において、嗜好ラベル推定部21は、推定嗜好ラベルが必要なすべての楽曲について推定嗜好ラベルを求めたかを判定する。
ステップS65で、推定嗜好ラベルが必要なすべての楽曲についてまだ求めていないと判定された場合、処理はステップS61に戻り、それ以降の処理が実行される。即ち、次の楽曲について推定嗜好ラベルを求める処理が実行される。
一方、ステップS65で、推定嗜好ラベルが必要なすべての楽曲について求めたと判定された場合、処理は終了する。
次に、図17のフローチャートを参照して、ユーザからの楽曲の検索または推薦の要求を受け付けて、検索部23または推薦部24に対して、検索処理または推薦処理を実行させる検索・推薦要求受付処理について説明する。
初めに、ステップS81において、検索・推薦要求入力部22は、ユーザからの楽曲の検索または推薦の要求を受け付ける。
ステップS82において、検索・推薦要求入力部22は、ユーザによって入力された要求が検索要求であるか、または推薦要求であるかを判定する。
ステップS82で、ユーザによって入力された要求が検索要求であると判定された場合、処理はステップS83に進み、検索・推薦要求入力部22は、ユーザによって入力された検索の条件とともに、検索要求を検索部23に出力して、処理を終了する。
一方、ステップS82で、ユーザによって入力された要求が推薦要求であると判定された場合、処理はステップS84に進み、検索・推薦要求入力部22は、推薦要求を推薦部24に出力して、処理を終了する。
図18は、上述した図17のステップS83の検索要求に応じて実行される検索処理のフローチャートを示している。
検索・推薦要求入力部22から、ユーザによって入力された検索の条件とともに、検索要求が検索部23に供給されると、検索部23は、ステップS101において、楽曲DB11に保存されている各楽曲についての推定メタデータラベルであって、ユーザによって入力された検索の条件に対応する推定メタデータラベルをメタデータラベル推定部16から取得する。例えば、ユーザによって入力された検索の条件が「明るい」曲であれば、メタデータ「明るい」の推定メタデータラベルが、メタデータラベル推定部16から取得される。
ステップS102において、検索部23は、楽曲DB11に保存されている全楽曲の推定嗜好ラベルを嗜好ラベル推定部21から取得する。
ステップS103において、検索部23は、取得された推定メタデータラベルと推定嗜好ラベルに基づく検索結果を、検索・推薦結果提示部25に出力する。即ち、検索部23は、推定メタデータラベルの高い順、または、推定嗜好ラベルの高い順に、楽曲1乃至楽曲nをソートし、ソート後の楽曲リストを検索結果として、検索・推薦結果提示部25に供給する。
ステップS104において、検索・推薦結果提示部25は、検索部23から供給される検索結果をユーザに提示する。例えば、検索・推薦結果提示部25は、検索結果としての楽曲のリストを画面に表示したり、検索結果としての楽曲のリスト順に、楽曲を再生したりする。検索結果のユーザへの提示が終了すると、検索処理は終了する。
図19は、上述した図17のステップS84の推薦要求に応じて実行される推薦処理のフローチャートを示している。
検索・推薦要求入力部22から、ユーザによって入力された推薦要求が推薦部24に供給されると、推薦部24は、ステップS111において、楽曲DB11に保存されている全楽曲の推定嗜好ラベルを嗜好ラベル推定部21から取得する。
ステップS112において、推薦部24は、取得された推定嗜好ラベルに基づく推薦結果を、検索・推薦結果提示部25に出力する。即ち、推薦部24は、推定嗜好ラベルの高い順にソートした楽曲のリストを、推薦結果として検索・推薦結果提示部25に供給する。
ステップS113において、検索・推薦結果提示部25は、推薦部24から供給される推薦結果をユーザに提示する。例えば、検索・推薦結果提示部25は、推薦結果としての楽曲のリストを画面に表示したり、推薦結果としての楽曲のリスト順に、楽曲を再生したりする。推薦結果のユーザへの提示が終了すると、推薦処理は終了する。
以上、説明したように、検索部23は、メタデータラベル推定部16により推定された推定メタデータラベルと、嗜好ラベル推定部21により推定された推定嗜好ラベルとに基づいて、検索結果を出力する。また、推薦部24は、嗜好ラベル推定部21により推定された推定嗜好ラベルに基づいて、推薦結果を出力する。
メタデータラベル推定部16により推定された推定メタデータラベル、および、嗜好ラベル推定部21により推定された推定嗜好ラベルには、正規乱数発生関数が含まれている。これにより、ユーザによって入力された、メタデータラベルDB13に保存されている楽曲のメタデータラベル、および、嗜好ラベルDB18に保存されている楽曲の嗜好ラベルに変更がなくても、ユーザに提示される検索結果および推薦結果は、毎回異なるものとなり、ユーザが提示される内容に飽きてしまうことを防止することができる。
正規乱数発生関数の平均および分散は、回帰式による実際の誤差をモデリングしたものであり、根拠のあるランダム性である。即ち、検索結果および推薦結果には、実際のデータに即した適切なランダム性を持たせることができる。
なお、嗜好推定式学習部19が嗜好推定式を求める際には、正規乱数発生関数による推定誤差を含まない値の推定メタデータラベルM1”乃至Mp”を取得するので、正確な嗜好推定式を求めることができる。
図20は、情報処理装置1が有する推定機能についてまとめた機能ブロック図である。
情報処理装置1の推定機能は、目的変数推定ブロック51Aと上位目的変数推定ブロック51Bとに分類することができる。
目的変数推定ブロック51Aと上位目的変数推定ブロック51Bは、目的変数DB71、推定式学習部72、誤差モデリング部73、および推定式DB74と、乱数発生部75を有する推定部76という同一の構成を有する。即ち、目的変数推定ブロック51Aは、目的変数DB71A、推定式学習部72A、誤差モデリング部73A、推定式DB74A、乱数発生部75Aおよび推定部76Aを有し、上位目的変数推定ブロック51Bは、目的変数DB71B、推定式学習部72B、誤差モデリング部73B、推定式DB74B、乱数発生部75Bおよび推定部76Bを有する。
目的変数推定ブロック51Aは、所定の目的変数(第1の目的変数)を推定し、上位目的変数推定ブロック51Bは、目的変数推定ブロック51Aで推定された目的変数を用いて、それより上位の目的変数(第2の目的変数)を推定する。上述した例では、目的変数推定ブロック51Aが推定する目的変数が楽曲のメタデータラベルであり、上位目的変数推定ブロック51Bが推定する目的変数が楽曲の嗜好ラベルである。
従って、目的変数DB71AはメタデータラベルDB13に対応し、推定式学習部72Aおよび誤差モデリング部73Aはメタデータ推定式学習部14に対応し、推定式DB74Aはメタデータ推定式DB15に対応し、乱数発生部75Aおよび推定部76Aはメタデータラベル推定部16に対応する。
また、目的変数DB71Bは嗜好ラベルDB18に対応し、推定式学習部72Bおよび誤差モデリング部73Bは嗜好推定式学習部19に対応し、推定式DB74Bは嗜好推定式DB20に対応し、乱数発生部75Bおよび推定部76Bは嗜好ラベル推定部21に対応する。
目的変数推定ブロック51Aの推定部76Aは、検索処理に使用されるためのメタデータラベルを推定する場合には、推定式DB74Aに保存されている正規分布の平均μj、分散σ2 jに応じて乱数発生部75Aが発生させた乱数を含めた推定メタデータラベルMj’を出力するが、上位目的変数推定ブロック51Bが推定式を求めるための推定メタデータラベルとしては、正規分布の平均μj、分散σ2 jに応じた乱数を含めない推定メタデータラベルMj”を出力する。
これにより、上位目的変数推定ブロック51Bの推定式学習部72Bが推定式を求める場合には、より正確な、線形結合係数b0およびb1乃至bpを求めることができる。一方、上位目的変数推定ブロック51Bの推定部76Bが、検索処理および推薦処理に使用されるための嗜好ラベルを推定する場合には、推定式DB74Bに保存されている正規分布の平均μおよび分散σ2に応じて乱数発生部75Bが発生させた乱数を含めた推定嗜好ラベルを出力する。
情報処理装置1では、以上のように、推薦結果および検索結果を提示する場合には、適切なランダム性を持たせた推定結果を出力することができるとともに、正確な推定式を求めることも可能としている。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図21は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)101,ROM(Read Only Memory)102,RAM(Random Access Memory)103は、バス104により相互に接続されている。
バス104には、さらに、入出力インタフェース105が接続されている。入出力インタフェース105には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部106、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部108、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部109、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111を駆動するドライブ110が接続されている。
例えば、メタデータラベル入力部12、嗜好ラベル入力部17、および検索・推薦要求入力部22は、入力部106および出力部107に対応する。また、楽曲DB11、メタデータラベルDB13、メタデータ推定式DB15、嗜好ラベルDB18、および嗜好推定式DB20は、RAM103または記憶部108に対応し、検索・推薦結果提示部25は出力部107に対応する。また、メタデータ推定式学習部14、メタデータラベル推定部16、嗜好推定式学習部19、嗜好ラベル推定部21、検索部23、および推薦部24は、CPU101およびRAM103に対応する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU101が、例えば、記憶部108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース105及びバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU101)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア111に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
図13乃至図19の各処理は、ユーザによって入力された楽曲の検索または推薦の要求に応じる形で一連の処理として実行するようにしてもよいし、楽曲DB11、メタデータラベルDB13、嗜好ラベルDB18などの各DBのデータが更新されたとき、所定の時間経過後などの所定のタイミングで、独立して実行するようにしてもよい。即ち、各処理が実行されるタイミングは所定のタイミングに特に限定されない。
本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 メタデータラベルDBに保存されているデータの例を示す図である。 嗜好ラベルDBに保存されているデータの例を示す図である。 メタデータ推定式学習部が生成するデータの例を示す図である。 楽曲DBから取得した楽曲の特徴量の例を示す図である。 楽曲の嗜好ラベルおよび推定メタデータラベルの例を示す図である。 楽曲の推定メタデータラベルの例を示す図である。 検索処理における推定メタデータラベルと推定嗜好ラベルの例を示す図である。 検索処理において楽曲を推定メタデータラベルの高い順にソートした結果を示す図である。 検索処理において楽曲を推定嗜好ラベルの高い順にソートした結果を示す図である。 推薦処理における推定嗜好ラベルの例を示す図である。 推薦処理において推定嗜好ラベルの高い順にソートした結果を示す図である。 メタデータ推定式学習処理を説明するフローチャートである。 メタデータラベル推定処理を説明するフローチャートである。 嗜好推定式学習処理を説明するフローチャートである。 嗜好ラベル推定処理を説明するフローチャートである。 検索・推薦要求受付処理を説明するフローチャートである。 検索処理を説明するフローチャートである。 推薦処理を説明するフローチャートである。 推定機能についての機能ブロック図である。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 情報処理装置, 14 メタデータ推定式学習部, 16 メタデータラベル推定部, 19 嗜好推定式学習部, 21 嗜好ラベル推定部, 71A,71B 目的変数DB, 72A,72B 推定式学習部, 73A,73B 誤差モデリング部, 74A,74B 推定式DB, 75A,75B 乱数発生部, 76A,76B 推定部

Claims (7)

  1. コンテンツの特徴量を説明変数とし、前記コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応する前記コンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、前記メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて第1の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知の前記メタデータとともに入力し、前記第1の推定回帰式のパラメータを、機械学習により求める第1の学習手段と、
    前記第1の学習手段により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に、前記第1の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記特徴量を入力して前記複数のコンテンツの前記第1の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記メタデータとの誤差をそれぞれ求め、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を第1のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算する第1の誤差モデリング手段と、
    前記第1の誤差モデリング手段により計算されたパラメータが設定された前記第1のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力する第1の乱数発生手段と、
    前記第1の学習手段により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた前記第1の目的変数の値に、前記第1の乱数発生手段から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第1の目的変数の推定値を算出する第1の推定手段と、
    算出された前記第1の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択するコンテンツ選択手段と、
    選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツをユーザに提示するコンテンツ提示手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1のモデルは、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を正規分布でモデル化したものである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の推定手段により算出された前記複数のコンテンツそれぞれの前記第1の目的変数の推定値を用いて、ユーザによって入力された前記検索・推薦要求に合致した前記第1の目的変数の推定値を持つコンテンツの検索を行う検索手段をさらに備える
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記検索手段がコンテンツの検索を行うたび、前記第1の推定手段によるコンテンツの第1の目的変数の推定値の算出が行われる
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の目的変数を説明変数とし、コンテンツに対するユーザの嗜好度を第2の目的変数とする第2の推定回帰式に、前記第1の学習手段により求められた前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた、前記複数のコンテンツの第1の目的変数の値と、既知の前記ユーザの嗜好度を入力し、前記第2の推定回帰式のパラメータを、機械学習を用いて求める第2の学習手段と、
    前記第2の学習手段により求められたパラメータを有する前記第2の推定回帰式に、ユーザによって入力されて第2の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記嗜好度を入力して前記第2の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記嗜好度との誤差をそれぞれ求め、前記第2の推定回帰式による誤差の分布を第2のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算する第2の誤差モデリング手段と、
    前記第2の誤差モデリング手段により計算されたパラメータが設定された前記第2のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力する第2の乱数発生手段と、
    前記第2の学習手段により求められたパラメータを有する前記第2の推定回帰式に前記コンテンツの前記第1の目的変数の値を入力して得られた前記第2の目的変数の値に、前記第2の乱数発生手段から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第2の目的変数の推定値を算出する第2の推定手段と
    をさらに備え、
    前記コンテンツ選択手段は、算出された前記第2の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択し、
    前記コンテンツ提示手段は、選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、前記コンテンツ選択手段により選択されたコンテンツをユーザに提示する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  6. コンテンツの特徴量を説明変数とし、前記コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応する前記コンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、前記メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて所定の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知の前記メタデータとともに入力し、前記第1の推定回帰式のパラメータを、機械学習により求めるステップと、
    前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に、前記所定の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記特徴量を入力して前記複数のコンテンツの前記第1の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記メタデータとの誤差をそれぞれ求め、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を第1のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算するステップと、
    前記第1のモデルのパラメータを計算するステップにより計算されたパラメータが設定された前記第1のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力するステップと、
    前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた前記第1の目的変数の値に、前記第1のモデルの乱数発生関数から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第1の目的変数の推定値を算出するステップと、
    算出された前記第1の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択するステップと、
    選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、選択されたコンテンツをユーザに提示するステップと
    を含むコンピュータが実行する情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    コンテンツの特徴量を説明変数とし、前記コンテンツに対するユーザの所定の感覚に対応する前記コンテンツのメタデータを第1の目的変数とする第1の推定回帰式に、前記メタデータが既知の複数のコンテンツのコンテンツデータから予め抽出されて所定の記憶手段に記憶されている各コンテンツの特徴量を、既知の前記メタデータとともに入力し、前記第1の推定回帰式のパラメータを、機械学習により求めるステップと、
    前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に、前記所定の記憶手段に記憶されている前記複数のコンテンツの既知の前記特徴量を入力して前記複数のコンテンツの前記第1の目的変数を推定したときの推定結果と、前記複数のコンテンツの既知の前記メタデータとの誤差をそれぞれ求め、前記第1の推定回帰式による誤差の分布を第1のモデルとしてモデル化したときの前記分布を特定するパラメータを計算するステップと、
    前記第1のモデルのパラメータを計算するステップにより計算されたパラメータが設定された前記第1のモデルの乱数発生関数により、乱数を出力するステップと、
    前記機械学習により求められたパラメータを有する前記第1の推定回帰式に前記コンテンツの特徴量を入力して得られた前記第1の目的変数の値に、前記第1のモデルの乱数発生関数から出力された乱数を加算することにより、前記複数のコンテンツそれぞれについて、前記第1の目的変数の推定値を算出するステップと、
    算出された前記第1の目的変数の推定値を用いて、前記複数のコンテンツから、ユーザによって入力された検索・推薦要求に合致したコンテンツを、ユーザに提示するコンテンツとして選択するステップと、
    選択されたコンテンツのリストを画面に表示するか、または、選択されたコンテンツを再生することによって、選択されたコンテンツをユーザに提示するステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
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