JP4735673B2 - Mercury emitter and method of manufacturing discharge lamp - Google Patents
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Description
本発明は、水銀放出体に関し、特に、放電ランプ内に水銀を導入するための水銀放出体に関する。また本発明は、放電ランプの製造方法に関する。 The present invention relates to a mercury emitter, and more particularly to a mercury emitter for introducing mercury into a discharge lamp. The present invention also relates to a method for manufacturing a discharge lamp.
従来、バックライト用の冷陰極蛍光ランプ等の発光管(バルブ)に水銀を充填する際には、マーキュリードーザーを用いて液状遊離水銀を自動秤量し、これを排気管からバルブ内に充填することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。しかし、このような手段では、封入すべき水銀量が少量の場合において水銀の正確な秤量が困難であった。そのような中、近年では、水銀を充填する場合には、水銀を反応させた水銀放出体が用いられている。 Conventionally, when mercury is filled into a light-emitting tube (bulb) such as a cold cathode fluorescent lamp for backlight, liquid free mercury is automatically weighed using a mercury reeder, and this is filled into the bulb from the exhaust tube. (For example, refer to Patent Document 1). However, with such means, it has been difficult to accurately measure mercury when the amount of mercury to be sealed is small. Under such circumstances, in recent years, mercury filling bodies in which mercury is reacted are used when filling with mercury.
この水銀放出体を、発光管となるガラス管内に配置して外部から高周波加熱することにより熱せられて水銀を放出させる。このとき、外部からの高周波加熱によって発熱する熱源として、水銀と合金を形成しない鉄が用いられる。具体的には、図1に示すような、チタンと鉄とを混合して焼結し、それに水銀を反応させた水銀放出体1000がある。
This mercury emitter is placed in a glass tube serving as an arc tube and heated by high frequency heating from the outside to release mercury. At this time, iron that does not form an alloy with mercury is used as a heat source that generates heat by high-frequency heating from the outside. Specifically, as shown in FIG. 1, there is a
また、図2Aに示すように別の水銀放出体2000として、チタンと水銀との合金110を鉄の薄板で形成された容器120内に保持したものもある(例えば特許文献2等参照)。この容器120には、破裂防止のためのスリット部130が設けられている。
しかしながら、水銀放出体1000には、水銀の放出効率が悪いという問題がある。これは、水銀放出体1000の場合、水銀を反応させる媒体としてチタンと鉄との焼結体を用いているため、高周波加熱して水銀を放出させる際、その熱源となる鉄が水銀放出体1000内で無秩序に散在しているために、水銀放出体1000を全体的に均一に加熱することができないためであると考えられる。
However, the
一方、水銀放出体2000でも十分な水銀放出効率が得られないという問題がある。この場合は、チタンと水銀との合金110が鉄の薄板120で覆われているため、熱せられて水銀が放出する際、合金110のうち容器120から露出した部分からしか水銀が出ることができないためであると考えられる。
On the other hand, the
それゆえ、水銀の放出効率の悪い水銀放出体1000又は2000を用いて蛍光ランプを製造する際には、水銀放出体1000又は2000には必要以上の水銀を反応させておく必要がある。水銀が有害物質であることから、必要以上の水銀を使用することは環境上好ましくない。
Therefore, when manufacturing a fluorescent lamp using the
加えて、水銀放出体2000の場合、図2Bに示すように、合金110のうち薄板120の端部120aから露出している部位110aからは容易に水銀は放出されるものの(領域111参照)、薄板120の端部以外に位置する合金110の中央部(または中心部)110bからの水銀の放出は悪い(領域112参照)。そして、その中央部110bに残った水銀が加熱に伴って一気に蒸気化して、薄板120が破裂する場合がある。薄板120の破裂は、水銀導入のステップが停止してしまう他、ランプを構成するガラス等の破損ももたらすため、ランプ製造において大きな問題となる。
In addition, in the case of the
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、水銀の放出効率を向上させるとともに、水銀を安定して導入できる水銀放出体を提供することにある。 This invention is made | formed in view of this point, The main objective is to provide the mercury emission body which can introduce | transduce mercury stably while improving the discharge | release efficiency of mercury.
本発明に係る水銀放出体は、水銀とスズとを含有するスズアマルガムから構成された水銀放出部と、前記水銀放出部の外面を覆う包摂部とを備え、前記包摂部は、金属メッキから構成されている。 The mercury emitter according to the present invention includes a mercury emitting part made of tin amalgam containing mercury and tin, and an inclusion part that covers an outer surface of the mercury emitting part, and the inclusion part is made of metal plating Has been.
ある好適な実施形態において、前記包摂部は、前記水銀放出部の外周の全てを覆っている。 In a preferred embodiment, the inclusion part covers the entire outer periphery of the mercury emitting part.
ある好適な実施形態において、前記金属メッキは、ニッケル、クロム、銅およびそれらの合金からなる群から選択された材料によるメッキである。 In a preferred embodiment, the metal plating is plating with a material selected from the group consisting of nickel, chromium, copper, and alloys thereof.
ある好適な実施形態において、前記金属メッキの厚さは、2μm以上である。 In a preferred embodiment, the metal plating has a thickness of 2 μm or more.
ある好適な実施形態において、前記水銀放出体は、略球形の形状を有している。 In a preferred embodiment, the mercury emitter has a substantially spherical shape.
ある好適な実施形態において、前記水銀放出体は、多面体形状を有している。 In a preferred embodiment, the mercury emitter has a polyhedral shape.
本発明に係る他の水銀放出体は、放電ランプ内に水銀を導入するための水銀放出体であり、水銀とスズとを含有するスズアマルガムから構成された水銀放出部と、前記水銀放出部の外面を被覆する被覆手段とを備え、前記被覆手段は、樹脂製または金属製からなるカプセル部材、または、樹脂製のコート部材からなる。 Another mercury emitter according to the present invention is a mercury emitter for introducing mercury into a discharge lamp, a mercury emitter composed of tin amalgam containing mercury and tin, and the mercury emitter Coating means for covering the outer surface, and the coating means is made of a capsule member made of resin or metal, or a coating member made of resin.
ある好適な実施形態において、前記水銀放出部は、略球形の形状を有しており、前記カプセル部材は、前記水銀放出体を包む、一対の略半球形の金属部から構成されている。 In a preferred embodiment, the mercury emitting part has a substantially spherical shape, and the capsule member is composed of a pair of substantially hemispherical metal parts surrounding the mercury emitting body.
本発明に係る放電ランプの製造方法は、上記水銀放出体をガラス管の内部に配置する工程と、前記水銀放出体を加熱する工程とを含む。 A method for manufacturing a discharge lamp according to the present invention includes a step of placing the mercury emitter inside a glass tube and a step of heating the mercury emitter.
本発明の水銀放出体によれば、比較的融点の低いスズアマルガムから構成された水銀放出部と、その水銀放出部の外面を覆う、金属メッキから構成された包摂部とを備えているので、簡便な加熱装置を用いて、水銀を放出させることができ、水銀の放出効率を向上させることができる。加えて、比較的薄い金属メッキから構成された包摂部を破って、水銀放出部から水銀を放出させるので、薄板を用いた場合のような破裂の発生を防止することができるので水銀を安定して導入することができる。 According to the mercury emitter of the present invention, since it has a mercury emitting part made of tin amalgam having a relatively low melting point and an inclusion part made of metal plating covering the outer surface of the mercury emitting part, Mercury can be released using a simple heating device, and the mercury emission efficiency can be improved. In addition, it breaks the inclusion part composed of a relatively thin metal plating and releases mercury from the mercury emission part, so that it is possible to prevent the occurrence of rupture when using a thin plate, thus stabilizing the mercury. Can be introduced.
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面においては、説明の簡潔化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す場合がある。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following drawings, components having substantially the same function may be denoted by the same reference numerals for the sake of brevity. In addition, this invention is not limited to the following embodiment.
図3は、本発明の実施形態に係る水銀放出体100の断面構成の一例を示している。本実施形態の水銀放出体100は、放電ランプ内に水銀を導入するために用いられる。図3に示した水銀放出体100は、水銀放出部10と、水銀放出部10の外面を覆う包摂部20とから構成されている。
FIG. 3 shows an example of a cross-sectional configuration of the
水銀放出部10は、水銀(Hg)とスズ(Sn)とを含有するスズアマルガムから構成されている。この水銀放出部10を構成するスズアマルガムの融点は、58〜232℃である。
The
包摂部20は、金属メッキから構成されており、本実施形態では、Niメッキから構成されている。包摂部20の厚さTは、例えば、2μm以上である。例えば2μmを下回ると、メッキの均一性を確保するのが困難であり、放出開始温度上昇の効果を得るのが難しくなるので、例えば2μm以上であることが好ましい。なお、例えば70μmを超えると、メッキ膜が激しく破裂するように破れるためにランプの破損、破片がランプ内部で飛び散るおそれがあり。それゆえ、ランプ内部の汚染等の問題が発生する。また、メッキに非常に長時間を要するためコストがかかる。したがって、包摂部20の厚さ(メッキ厚)Tは、例えば70μm以下にすることが好ましい。包摂部20の厚さTの更に好適な一例は、10〜40μmである。
The
本実施形態の構成では、包摂部20は、水銀放出部10の外周の全てを覆っており、これにより、比較的融点の低いスズアマルガムの低温での放出を防止している。この例での水銀放出部10は、略球形の形状をしており、その寸法(直径)は、例えば、1.0〜2.5μmである。なお、水銀放出部10又は水銀放出体100は、略球形の形状に限らず、例えば、多面体形状にすることも可能である。水銀放出体100を多面体形状にした場合、ガラス管内に配置した際、水銀放出体がガラス管の管軸方向に転がって移動することを防止することができるため、水銀放出体を加熱する際の加熱位置の位置決めをしやすくすることができるという利点がある。
In the configuration of the present embodiment, the
上述したように、高周波加熱して水銀を放出させる際、図1に示した水銀放出体1000では、その熱源となる鉄が水銀放出体1000内に無秩序に散在しているために、加熱効率が良くない。さらに、図2Aに示した水銀放出体2000は、容器120にスリット130が形成されているので、少なくとも、そのスリット130の分断によって渦電流の効果が低下し、その結果、加熱効率が下がってしまう。一方、容器120にスリット130を設けないとすると、水銀の出口が塞がれてしまうので、その分、水銀の放出効率が低下してしまう。
As described above, when mercury is released by high frequency heating, in the
本実施形態の水銀放出体100によれば、水銀放出部10を覆う包摂部20が、加熱時に水銀放出部10から放出される水銀蒸気の圧力で破られると、それにより水銀が放出されるため、水銀の放出効率を向上させることができる。また、金属メッキからなる包摂部20によって、水銀合金部10を覆っているので、必要な温度になるまでは、水銀の放出を抑えることができ、便利である。加えて、包摂部20を破ることにより、水銀合金部10からの水銀の放出を実現できるので、安価な加熱装置によって水銀導入工程を実行することが可能となる。さらには、図2Aに示した薄板120を用いていないので、過加熱による破裂の問題も解消することができる。
According to the
図4(a)〜(e)を参照しながら、本実施形態の水銀放出体100を用いた水銀導入の工程について説明する。
A mercury introduction process using the
まず、図4(a)に示すように、本実施形態の水銀放出体100をガラスバルブ300の中に配置する。次に、図4(b)に示すように、水銀放出体100を加熱して、比較的融点の低いスズアマルガムからなる水銀放出部10から水銀蒸気が生成する(矢印25参照)。ここで加熱は、例えば、高周波加熱によって実行することができる。また、この加熱には、典型的な電気炉や、ガス炉、バーナーを用いた加熱手段を用いることも可能である。
First, as shown in FIG. 4A, the
次いで、図4(c)に示すように、水銀放出部10からの水銀蒸気25の圧力が高まると、金属メッキからなる包摂部20が水銀蒸気25の圧力(すなわち、水銀蒸気25による内圧)によって破られ、それにより、ガラスバルブ300内に水銀が導入される(矢印27参照)。水銀蒸気25による内圧によって包摂部20が破られて水銀が放出されるので、図2Aに示した水銀放出体2000が破裂したときのような問題(例えば、周囲の破損など)を回避することができる。また、本実施形態の構成では、比較的融点の低いスズアマルガムからなる水銀放出部10は、短時間で水銀蒸気となるので、図4(d)に示すように、短時間でガラスバルブ300内へ水銀を導入することができる(矢印28)。したがって、水銀導入工程の取出効率を上げることができる。
Next, as shown in FIG. 4C, when the pressure of the
加熱による水銀の導入が終わって包摂部20だけになった後は、図4(e)に示すように、バルブ300の一部を切断し(矢印29)、次いで、水銀が導入されたバルブ300を密閉するように封止すると、作業は完了する。このようにして、本実施形態の水銀放出体100を用いて、水銀導入工程を実行することができる。
After the introduction of mercury by heating is completed and only the
また、本実施形態の水銀放出体100においては、包摂部20の外表面の少なくとも一部に他の部分よりも厚みの薄い部分を設けることも可能である。例えば、図5(a)に示した例では、包摂部20の一部に凹部(または亀裂部)25を設けている。図5(b)および(b)は、それぞれ、図5(a)における凹部25Aおよび凹部25Bの部分拡大図である。
Further, in the
図5(b)に示した凹部25Aでは、包摂部20の外表面にV字の穴が形成されている。また、図5(c)に示した凹部25Bでは、包摂部20の外表面に、壁面(または傾斜面)と底面とからなる穴が形成されている。包摂部20の外表面の一部に、他の部分よりも厚さの薄い部分(凹部25)を形成することによって、水銀放出体100の加熱時に、当該厚さの薄い部分を基に包摂部(金属メッキ)20が破れることになり、水銀を放出させやすくできるからである。
In the
厚さの薄い部分の厚さは、例えば、包摂部20の厚さ(他の部分の厚さ)を基準にして、10[%]以上70[%]以下の範囲内であり、また20[%]以上50[%]以下の範囲内であることが好ましい。なお、ここで、厚さの薄い部分(25)の厚さとは、当該厚さの薄い部分のうち最も厚さが薄い部分の厚さのことをいう。 The thickness of the thin part is, for example, in the range of 10% to 70% based on the thickness of the inclusion part 20 (the thickness of the other part), and 20 [ %] Or more and 50 [%] or less is preferable. Here, the thickness of the thin part (25) refers to the thickness of the thinnest part among the thin parts.
厚さの薄い部分25の形態としては、図5に示した構成に限らず、図6に示すように、部分的に平坦な部分25Cを形成したものであってもよい。さらには、包摂部20の外表面と内表面との間の厚さは他の部分と実質的に同じでも、図7(a)及び(b)に示すように、包摂部20の一部に空孔27を設けることによって、厚さの薄い部分25D(25)を構築することも可能である。図7(b)は、図7(a)に示した厚さの薄い部分25Dの拡大図示している。さらに、包摂部は、多層構造となっていてもよい。この場合、全ての層が同一の材料であってもよいし、層ごとに材料が異なっていてもよい。
The form of the
なお、本実施形態の水銀放出体100は、図8に示した構成にすることも可能である。図8に示した水銀放出体100では、水銀放出部10の外面に被覆手段20が形成されている。この例では、被覆手段20は、樹脂製または金属製のカプセル部材からなる。より具体的には、水銀放出部10は、略球形の形状を有しており、カプセル部材20は、一対の略半球形の金属部(20A、20B)から構成されている。
Note that the
次に、図9及び図10を参照しながら、水銀放出体100を用いて蛍光ランプ(又は、低圧放電ランプ)を製造する方法について説明する。
Next, a method for manufacturing a fluorescent lamp (or low-pressure discharge lamp) using the
(工程A)
まず、準備した直管状のガラス管300の下端部を垂下させてタンク301内の蛍光体懸濁液302に浸す。この蛍光体懸濁液302には、例えば青色、赤色、緑色の蛍光体粒子が含まれている。ガラス管300内を負圧にすることで、タンク301内の蛍光体懸濁液302を吸い上げ、ガラス管300内面に蛍光体懸濁液を塗布する。この吸い上げは光学的センサ303により液面を検出することで、液面がガラス管300の所定高さになるように設定される。このときの液面高さの誤差は、蛍光体懸濁液302の粘度や液面の表面張力等の影響を受けるため比較的大きく、±0.5[mm]程度の誤差が生じる。
(Process A)
First, the prepared straight
(工程B)
次に、大気に開放し、その後ガラス管300の下端部を蛍光体懸濁液302から引き上げ、ガラス管300内部の蛍光体懸濁液302を外部に排出する。これにより、ガラス管300の内周の所定領域に蛍光体懸濁液が膜状に塗布される。
(Process B)
Next, the
続いて、ガラス管300内に塗布された蛍光体懸濁液302を乾燥させた後に、ガラス管300内面にブラシ等304を挿入して、ガラス管300端部の不要な蛍光体部分を除去する。
Subsequently, after drying the
続いて、ガラス管300を不図示の加熱炉内に移送して焼成を行い、蛍光体膜305を得る。
Subsequently, the
(工程C)
その後、蛍光体膜305が形成されたガラス管300の一端部に、電極306、ビードガラス307およびリード線308を含む電極ユニット309を挿入した後、仮止めを行う。仮止めとは、ビードガラス307が位置するガラス管300の外周部分をバーナー310で加熱して、ビードガラス307の外周の一部をガラス管300内周面に固着することをいう。ビードガラス307の外周の一部しか固着しないので、ガラス管300の管軸方向の通気性は維持される。
(Process C)
Thereafter, the
(工程D)
次に、ガラス管300の上下を逆さにして先ほどの電極ユニット309を挿入した側とは反対側からガラス管300に、電極ユニット309と実質的に同じ構成の電極311、ビードガラス312およびリード線313を含む電極ユニット314を挿入した後、ビードガラス312が位置するガラス管300の外周部分をバーナー315で加熱し、ガラス管300を封着して気密封止(第1封止)する。また、第1封止における封止位置の設定値から誤差は約0.5[mm]程度である。
(Process D)
Next, the
なお、工程Cにおける電極ユニット309の挿入位置及び工程Dにおける電極ユニット314の挿入は、後述する封止後のガラスバルブ402の両端部からそれぞれ延びる蛍光体層405の不存在領域の長さが異なるような位置になるようにその挿入量を調整されることが好ましい。
In addition, the insertion position of the
この場合、他端部側の電極ユニット314は、一端部側の電極ユニット309と比べて、蛍光体膜305に重なる位置より奥にまで挿入されることとなる。このような構成を好適とする理由は次のとおりである。すなわち、ランプの一端部と他端部とでは、蛍光体層405の厚みに差異が生じていることが多く、複数本のランプを同じ方向にしてバックライトユニット等の照明装置に組み込むと、照明装置全体として輝度むらが生じることとなる。これを防止するために、例えばランプの一端部と他端部とを交互になるように照明装置に組み込むことが考えられる。
In this case, the
その際、ランプの一端部と他端部とをセンサ等を用いて自動的に容易に識別することができるからである。センサとして200万[画素]の画像センサを用いれば、1[画素]を0.1[mm]に設定することが可能であるため、0.1[mm]単位での測定精度を実現できる。 This is because one end and the other end of the lamp can be automatically and easily identified using a sensor or the like. If an image sensor of 2 million [pixels] is used as the sensor, 1 [pixel] can be set to 0.1 [mm], so that measurement accuracy in units of 0.1 [mm] can be realized.
これらの事情を考慮すれば、ガラスバルブ401の一端部側と他端部側とで、蛍光体層404の不存在領域の長さの差が少なくとも2[mm]以上あれば、確実にセンサを用いて長手方向の向きを識別することができる。
Considering these circumstances, if the difference in the length of the non-existing region of the
なお、ガラスバルブ401の一端部側と他端部側とで、蛍光体層404の不存在領域の長さの差が少なくとも3[mm]以上であれば、より確実にセンサを用いて長手方向の向きを識別することができる。この場合、画像センサは、0.5[mm]単位での測定精度のもので構わない。また、長さの差の上限値は例えば8[mm]程度である。8[mm]より大きくすると、発光に寄与しない蛍光体層404の不存在領域が長くなり、有効発光長が確保しにくくなるからである。
In addition, if the difference in the length of the non-existence region of the
(工程E)
続いて、ガラス管300のうち、電極ユニット309とこの電極ユニット309に近い方のガラス管300の端部との間の一部をバーナー316で加熱して縮径させ、くびれ部分300aを形成する。その後、本実施形態に係る水銀放出体100をガラス管300内に当該端部から投入し、くびれ部分300aに引っかけておく。
(Process E)
Subsequently, a portion of the
(工程F)
続いて、ガラス管300内の排気とガラス管300内への封入ガスの充填を順次行う。具体的には、給排気装置(図示せず)のヘッドをガラス管300の水銀放出体100側端部に装着し、先ず、ガラス管300内を排気して真空にすると共に、加熱装置(図示せず)によってガラス管300全体を外周から加熱する。これによって、蛍光体膜305に潜入している不純ガスを含めガラス管300内の不純ガスが排出される。加熱を止めた後、所定量の封入ガス(例えばアルゴン:95[%]、ネオン:5[%]の分圧比の混合ガスのような混合希ガス等)が充填される。
(Process F)
Subsequently, exhaust in the
(工程G)
封入ガスが充填されると、ガラス管300の水銀放出体100側端部をバーナー317で加熱して封止する。
(Process G)
When the filled gas is filled, the end of the
(工程H)
続いて、図10に示す工程Hでは、水銀放出体100をガラス管300周囲に配された高周波発振コイル(図示せず)によって誘導加熱して水銀放出体100から水銀を放出させる(水銀出し工程)。本実施形態の水銀放出体100では、水銀放出部10が比較的融点の低いスズアマルガムから構成されているので、この加熱によって短時間で水銀放出が完了する。水銀放出部10が完全になくなる場合には、水銀放出体100は、包摂部20が残るだけとなる。
(Process H)
Subsequently, in a process H shown in FIG. 10, the
なお、水銀放出体100の加熱方法は、例えば光加熱のような種々の公知の方法を用いることができる。その後、ガラス管300を加熱炉318内で加熱して、放出させた水銀を電極ユニット314の電極311の方へ移動させる。
As a method for heating the
(工程I)
次に、ビードガラス307が位置するガラス管300外周部分をバーナー319で加熱して、ガラス管300を封着して気密封止する。この一端部の封止位置の設定値からの誤差は、他端部と同様に±0.5[mm]程度である。
(Process I)
Next, the outer peripheral part of the
(工程J)
続いて、ガラス管300のうち、前記一端部の封止部分よりも水銀放出体(包摂部20)側の端部部分を切り離す。これで蛍光ランプ(または、低圧放電ランプ)が完成する。
(Process J)
Subsequently, in the
上記のとおり、本実施形態に係る低圧放電ランプの製造方法の構成によれば、水銀の放出効率のよい水銀放出体100を用いているので、水銀放出体100に反応させる水銀量を削減することができ、言い換えればランプに対する水銀の使用量を削減することができ、環境への負荷を低減することができる。
As described above, according to the configuration of the manufacturing method of the low-pressure discharge lamp according to the present embodiment, the
次に、図11を参照しながら、本実施形態に係るバックライトユニット600について説明する。図11は、本実施形態のバックライトユニット600の分解斜視図である。
Next, the
本実施形態のバックライトユニット600は直下方式であり、一つの面が開口した直方体状の筐体601と、この筐体601の内部に収納された複数のランプ400と、ランプ400を点灯回路(図示せず)に電気的に接続するための一対のソケット602と、筐体601の開口部を覆う光学シート類603とを備えている。なお、ランプ400は、本実施形態の製造方法を用いて製造されたものである。
The
次に、本実施形態の低圧放電ランプ400(以下、単に「ランプ400」という)について簡単に説明する。ランプ400は、冷陰極蛍光ランプである。この例では、ランプ400内部に水銀放出体100(又は包摂部20)は存在しておらず、すでに除去されている。
Next, the low-
本実施形態のランプ400は、ガラスバルブ、ガラスバルブ内に配置された電極、および、電極から延びたリード線404とから構成されている。ガラスバルブは、直管状であり、その管軸に対して垂直に切った断面が略円形状である。このガラスバルブは、例えば、外径が3.0[mm]、内径が2.0[mm]、全長が750[mm]であって、その材料はホウ珪酸ガラスである。
The
本実施形態のランプ400の寸法は、外径が3.0[mm]、内径が2.0[mm]のガラスバルブ402の寸法に対応する値である。なお、冷陰極蛍光ランプである場合には、内径が1.4[mm]〜7.0[mm]、肉厚が0.2[mm]〜0.6[mm]の範囲であって、全長が1500[mm]以下であることが好ましい。これらの値は一例でありこれらに限定されるものではない。
The dimensions of the
ガラスバルブの内部には、水銀がガラスバルブの容積に対して所定の比率、例えば、0.6[mg/cc]で封入され、またアルゴンやネオン等の希ガスが所定の封入圧、例えば60[Torr]で封入されている。なお、上記希ガスとしては、アルゴンとネオン(Ar=5[%]、Ne=95[%])の分圧比の混合ガスが用いられる。 Mercury is sealed inside the glass bulb at a predetermined ratio with respect to the volume of the glass bulb, for example, 0.6 [mg / cc], and a rare gas such as argon or neon is sealed at a predetermined sealing pressure, for example, 60 It is enclosed with [Torr]. As the rare gas, a mixed gas having a partial pressure ratio of argon and neon (Ar = 5 [%], Ne = 95 [%]) is used.
また、ガラスバルブの内面には蛍光体層が形成されている。蛍光体層に用いる蛍光体粒子は、例えば、赤色蛍光体粒子(Y2O:Eu3+)、緑色蛍光体粒子(LaPO4:Ce3+,Tb3+)および青色蛍光体粒子(BaMg2Al16O27:Eu2+)からなる蛍光体で形成されている。なお、ガラスバルブの内面と蛍光体層との間には例えば酸化イットリウム(Y2O3)等の金属酸化物の保護膜(図示せず)を設けてもよい。 A phosphor layer is formed on the inner surface of the glass bulb. The phosphor particles used for the phosphor layer are, for example, red phosphor particles (Y 2 O: Eu 3+ ), green phosphor particles (LaPO 4 : Ce 3+ , Tb 3+ ), and blue phosphor particles (BaMg 2 Al 16 O). 27 : Eu 2+ ). A protective film (not shown) of a metal oxide such as yttrium oxide (Y 2 O 3 ) may be provided between the inner surface of the glass bulb and the phosphor layer.
さらに、ガラスバルブの両端部からはリード線404bが外部へ向けて導出されている。リード線404bは、ビードガラスを介してガラスバルブの両端部に封着されたものである。このリード線404bは、例えば、タングステンからなる内部リード線(図示せず)と、ニッケルからなる外部リード線(図11中の404b)とからなる継線である。内部リード線の線径は1[mm]、全長は3[mm]で、外部リード線の線径は0.8[mm]、全長は5[mm]である。また、内部リード線の先端部にはホロー型、例えば有底筒状の電極が固着されている。この固着は、例えばレーザ溶接を利用して行う。 Furthermore, lead wires 404b are led out from both ends of the glass bulb. The lead wires 404b are sealed at both ends of the glass bulb via bead glass. The lead wire 404b is, for example, a joint consisting of an internal lead wire (not shown) made of tungsten and an external lead wire (404b in FIG. 11) made of nickel. The wire diameter of the internal lead wire is 1 [mm], the total length is 3 [mm], the wire diameter of the external lead wire is 0.8 [mm], and the total length is 5 [mm]. Further, a hollow type, for example, a bottomed cylindrical electrode is fixed to the tip of the internal lead wire. This fixing is performed using, for example, laser welding.
なお、本実施形態の製造方法で製造される蛍光ランプは、冷陰極蛍光ランプに限らず、熱陰極蛍光ランプであってもよい。 The fluorescent lamp manufactured by the manufacturing method of the present embodiment is not limited to a cold cathode fluorescent lamp, and may be a hot cathode fluorescent lamp.
次に、筐体601などの周囲部材について説明する。筐体601は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製であって、その内面に銀などの金属が蒸着されて反射面604が形成されている。なお、筐体601の材料としては、樹脂以外の材料、例えば、アルミニウムや冷間圧延材(例えばSPCC)等の金属材料により構成してもよい。また、内面の反射面604として金属蒸着膜以外、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂に炭酸カルシウム、二酸化チタン等を添加することにより反射率を高めた反射シートを筐体601に貼付したものを用いてもよい。
Next, peripheral members such as the housing 601 will be described. The housing 601 is made of, for example, polyethylene terephthalate (PET) resin, and a
筐体601の内部には、ソケット602、絶縁体605およびカバー606が配置されている。具体的に、ソケット602は、ランプ400の配置に対応して筐体601の短手方向(縦方向)に各々所定間隔を空けて設けられている。ソケット602は、例えばステンレスやりん青銅からなる板材を加工したものであって、外部リード線404bが嵌め込まれる嵌込部602aを有している。そして、外部リード線404bを嵌込部602aを押し拡げるように弾性変形させて嵌め込む。その結果、嵌込部602aに嵌め込まれた外部リード線404bは、嵌込部602aの復元力によって押圧され、外れにくくなる。これにより、外部リード線404bを嵌込部602aへ容易に嵌め込むことができつつ、外れにくくすることができる。
Inside the housing 601, a
ソケット602は、互いに隣り合うソケット602同士で短絡しないように絶縁体605で覆われている。絶縁体605は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂で構成されている。なお、絶縁体605は、上記の構成に限定されない。ソケット602はランプ400の動作中に比較的高温となる内部電極403の近傍にあることから絶縁体605は耐熱性のある材料で構成することが好ましい。耐熱性のある絶縁体605の材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)樹脂やシリコンゴム等を適用することができる。
The
筐体601の内部には、必要に応じた場所にランプホルダ607を設けてもよい。筐体601内側でのランプ400の位置を固定するランプホルダ607は、例えば、ポリカーボネート(PC)樹脂であり、ランプ400の外面形状に沿うような形状を有している。「必要に応じた場所」とは、ランプ400の長手方向の中央部付近のように、ランプ400が例えば全長600[mm]を越えるような長尺のものである場合に、ランプ400のたわみを解消するために必要な場所である。
A
カバー606は、ソケット602と筐体601の内側の空間とを仕切るものであり、例えばポリカーボネート(PC)樹脂で構成し、ソケット602の周辺を保温するとともに、少なくとも筐体601側の表面を高反射性とすることにより、ランプ400の端部の輝度低下を軽減することができる。
The
筐体601の開口部は、透光性の光学シート類603で覆われており、内部にちりや埃などの異物が入り込まないように密閉されている。光学シート類603は、拡散板608、拡散シート609およびレンズシート610を積層してなる。
The opening of the housing 601 is covered with a light-transmitting optical sheet 603 and is sealed so that foreign matters such as dust and dust do not enter inside. The optical sheet 603 is formed by laminating a
拡散板608は、例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA)樹脂製の板状体であって、筐体601の開口部を塞ぐように配置されている。拡散シート609は、例えばポリエステル樹脂製である。レンズシート610は、例えばアクリル系樹脂とポリエステル樹脂の貼り合せである。これらの光学シート類603は、それぞれ拡散板608に順次重ね合わせるようにして配置されている。
The
なお、本実施形態のバックライトユニットは、直下方式に限らず、図12に示すようにエッジライト方式であってもよい。図12に示したバックライトユニットは、反射板701、ランプ400、ソケット(図示せず)、導光板702、拡散シート703およびプリズムシート704から構成されている。
Note that the backlight unit of the present embodiment is not limited to the direct type, but may be an edge light type as shown in FIG. The backlight unit shown in FIG. 12 includes a
反射板701は、液晶パネル側(矢印Q)を除く導光板702の周囲を囲むように配置されており、底面を覆う底面部701bと、ランプ400の配置されている側を除く側面を覆う側面部701aと、ランプ400の周囲を覆う曲面状のランプ側面部701cとで構成されており、ランプから照射される光を導光板702から液晶パネル(図示せず)側(矢印Q)に反射させる。また、反射板701は、例えばフィルム状のPETに銀を蒸着したものやアルミ等の金属箔と積層したもの等からなる。
The
ソケットは、本発明の第5の実施形態に係るバックライトユニット600に用いられるソケット602と実質的に同じ構成を有している。なお、図21において、図示の便宜上により、ランプ400の端部については省略している。
The socket has substantially the same configuration as the
導光板702は、反射板により反射された光を液晶パネル側に導くためのものであって、例えば透光性プラスチックからなり、バックライトユニット700の底面に設けられた反射板701aの上に積重されている。なお、材料としては、ポリカーボネート(PC)樹脂やシクロオレフィン系樹脂(COP)を適用することができる。
The
拡散シート703は、視野拡大のためのものであって、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂やポリエステル樹脂製の拡散透過機能を有するフィルムからなり、導光板702の上に積重されている。
The diffusion sheet 703 is for expanding the visual field, and is made of a film having a diffusion transmission function made of, for example, polyethylene terephthalate resin or polyester resin, and is stacked on the
プリズムシート704は、輝度を向上させるためのものであって、例えばアクリル系樹脂とポリエステル樹脂とを貼り合せたシートからなり、拡散シート703の上に積層されている。なお、プリズムシート704の上にさらに拡散板が積層されていてもよい。
The
なお、本実施形態の場合には、ランプ400の周方向における一部分(バックライトユニット700に挿入した場合における導光板702側)を除き、ガラスバルブ402の外面に反射シート(図示せず)を設けたアパーチャ型のランプであってもよい。
In the present embodiment, a reflective sheet (not shown) is provided on the outer surface of the glass bulb 402 except for a part in the circumferential direction of the lamp 400 (on the
さらに、本実施形態のバックライトユニットは、液晶表示装置800に組み込まれて用いられる。図13は、本実施形態に係る液晶表示装置の概要を示している。
Furthermore, the backlight unit of the present embodiment is used by being incorporated in the liquid
図13に示すように液晶表示装置800は、例えば32[inch]又はそれ以上のテレビであり、液晶パネル等を含む液晶画面ユニット801と、本実施形態のバックライトユニット600と点灯回路802とを備える。
As shown in FIG. 13, the liquid
液晶画面ユニット801は、典型的なものであり、液晶パネル(カラーフィルター基板、液晶、TFT基板等)(図示せず)、駆動モジュール等(図示せず)を備え、外部からの画像信号に基づいてカラー画像を形成する。
The liquid
点灯回路802は、バックライトユニット600内部のランプ400を点灯させる。そして、ランプ400は、点灯周波数40[kHz]〜100[kHz]、ランプ電流3.0[mA]〜25[mA]で動作される。
The
なお、図13では、液晶表示装置800の光源装置として直下方式のバックライトユニット600に本実施形態のランプ400を挿入した場合について説明したが、これに限らない。
Although FIG. 13 illustrates the case where the
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。 As mentioned above, although this invention was demonstrated by suitable embodiment, such description is not a limitation matter and of course various modifications are possible.
本発明によれば、水銀の放出効率を向上させるとともに、水銀を安定して導入できる水銀放出体を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a mercury emitter capable of improving mercury emission efficiency and stably introducing mercury.
10 水銀放出部
20 包摂部
25 厚さが薄い部分(凹部)
29 空隙
100 水銀放出体
300 ガラスバルブ
400 ランプ(低圧放電ランプ)
600 バックライト
800 液晶表示装置
1000,2000 水銀放出体
10
29
600
Claims (5)
前記水銀放出部の外面を覆う包摂部と
を備え、
前記包摂部は、金属メッキから構成されていることを特徴とする、水銀放出体。 A mercury emission part composed of tin amalgam containing mercury and tin;
An inclusion part covering the outer surface of the mercury emitting part,
The mercury emitting body, wherein the inclusion part is made of metal plating.
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