JP4732947B2 - Ofdm通信システム、ofdm通信方法およびofdm信号送信装置ならびにofdm信号受信装置 - Google Patents

Ofdm通信システム、ofdm通信方法およびofdm信号送信装置ならびにofdm信号受信装置 Download PDF

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本発明は、送信データをサブキャリア変調した後に逆フーリエ変換を行って送信し、受信側でこの信号を受信してフーリエ変換を行い、送信データを復元するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)通信方式において、通信チャネルを複数のユーザで共用するマルチプルアクセスを行うためのOFDM通信システム、OFDM通信方法およびOFDM信号送信装置ならびにOFDM信号受信装置に関する。
OFDM通信システムは、周波数領域でサブキャリアが互いに直交するような最小の周波数間隔で複数のサブキャリアを配置するマルチキャリア通信技術であり、複数のサブキャリアを用いたマルチキャリア方式の中で、特に周波数利用効率に優れた通信方式として注目されている。
図6は、OFDM通信システムの基本構成を示す。図6(a) はOFDM信号送信装置の要部構成例を示し、図6(b) はOFDM信号受信装置の要部構成例を示す。
図6(a) に示すOFDM信号送信装置において、変調信号マッピング回路501は入力データを各サブキャリアにマッピングする(サブキャリア変調)。サブキャリア変調には、PSK(Phase Shift Keying) やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)などのディジタル変調方式が用いられる。次に、直列並列変換回路502でサブキャリア総数と同数の低速な並列データに並び替えを行い、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform) 回路503で逆フーリエ変換を行い、並列直列変換回路504で再び一つの時系列信号を生成する。次に、GI付加回路505でこの時系列信号にGI(ガードインターバル)を付加して送信信号を生成する。この直列並列変換502〜GI付加回路505によりOFDM変調回路506が構成される。
なお、複数の反射や回折・散乱が生じる伝搬環境における無線通信では、遅延拡がりの大きな遅延波により周波数選択フェージングによる電界強度の複雑かつ大きな変動が生じ、正確な通信を妨げる要因となる。これに対して、OFDM通信システムでは、IFFT回路503の出力信号の後尾の部分をOFDMシンボルの先頭にGIとして付加し、GIより短い時間の遅延波の影響を受けないようにしている。
図6(b) に示すOFDM信号受信装置では、送信装置と逆操作により復調処理を行う。すなわち、GI除去回路525で受信信号からGIを除去し、直列並列変換回路524で低速な並列データに変換し、FFT(Fast Fourier Transform) 回路523でフーリエ変換を行って各サブキャリアのデータを復元し、並列直列変換回路522で再び一つの時系列信号に変換し、変調信号デマッピング回路521でサブキャリア変調された信号のデマッピングを行う。この直列並列変換回路522〜GI除去回路525によりOFDM復調回路526が構成される。
ところで、1つの通信チャネルに複数のユーザを収容する場合、通信チャネルを何らかの手法で各ユーザに割り当てて共用するマルチプルアクセスを実現する必要がある。OFDM通信システムにおけるマルチプルアクセス方式としては、OFDM−TDMA(時分割多元接続)方式やOFDM−FDMA(周波数分割多元接続)方式の他、OFDMA(直交周波数分割多元接続)方式、OFDM−CDMA(符号分割多元接続)方式などが検討されている。
OFDM−TDMA方式は、一定数のOFDMシンボルごとに時間を区切って時間スロットを複数のユーザに割り当てるもので、無線LANの標準化規格の一つであるIEEE802.11a などで使用されている(非特許文献1)。
図7は、OFDM−TDMA方式において、あるユーザが占有するサブキャリア群を示す。図において、11は1つのサブキャリアである。OFDM−TDMA方式では、ある時間スロットをユーザに割り当て、例えばユーザは特定時間の全サブキャリア12を占有する。最大同時アクセスユーザ数は、OFDMフレーム内の時間スロット総数と、ユーザ当たりに割り当てる時間スロット数に依存する。
OFDM−FDMA方式では、OFDM信号がマルチキャリアで構成されることを利用して周波数方向の区分けを行い、OFDMシンボルを構成するサブキャリア群を複数のユーザに割り当ててマルチプルアクセスを実現する(非特許文献2の特に11.2節)。
図8は、OFDM−FDMA方式において、あるユーザが占有するサブキャリア群を示す。図において、13は1つのサブキャリアである。OFDM−FDMA方式では、あるサブキャリアをユーザに割り当て、例えばユーザは特定のサブキャリア14を全時間スロットに渡って占有する。最大同時アクセスユーザ数は、OFDMフレーム内のサブキャリア総数と、ユーザ当たりに割り当てるサブキャリア数に依存する。
OFDMA方式は、周波数方向をサブキャリア、時間方向を時間スロットで区切り、時間−周波数の二次元領域によりユーザ区分を行うもので、無線ブロードバンドアクセスの標準化規格の一つであるIEEE802.16などで検討されている(非特許文献3)。非特許文献3では、複数の時間スロットにまたがる一定数の直交サブキャリア群を「タイル」と定義し、タイル単位のマルチプルアクセス制御を示している。TDMA方式やFDMA方式よりも細かな単位でアクセス制御が可能である。
図9は、OFDMA方式において、あるユーザが占有するサブキャリア群を示す。図において、15は1つのサブキャリアである。OFDMA方式では、例えばNt時間スロットおよびNfサブキャリアで区切られたタイル16をユーザに割り当てる。最大同時アクセスユーザ数は、OFDMAフレームを構成するタイル数に依存する。
図10は、OFDMA方式に対応するOFDM通信システムの基本構成を示す。図10(a) は複数のユーザに対してマルチプルアクセスを行うOFDM信号送信装置の要部構成例を示し、図10(b) は1ユーザに対応するOFDM信号受信装置の要部構成例を示す。図6に示す一般的なOFDM通信システムとの差異点を次に示す。OFDM信号送信装置において、各ユーザ対応の変調信号マッピング回路501−1〜501−nを備え、それぞれから出力される各ユーザ対応のサブキャリアをOFDMAフレーム構成回路507で束ね、OFDM変調回路506に与える。また、OFDM信号受信装置において、OFDM復調回路526の出力からOFDMAフレームを再構成し、特定ユーザのサブキャリアを抽出するOFDMAフレーム再構成回路527およびサブキャリア抽出回路528を備え、その出力を変調信号デマッピング回路521−xに与える。
以上示したOFDM−TDMA方式、OFDM−FDMA方式、OFDMA方式ともに、通信路の状態にあわせてサブキャリアごとに変調多値数を可変させるサブキャリア適用変調を組み合わせることができる(非特許文献4)。
図11は、サブキャリア適応変調における各サブキャリアに対する変調方式の割り当て例を示す。図11(a) ,(b) は、異なる周波数伝送特性に対応し、サブキャリアごとに適応的に変調方式を割り当てることにより同一伝送速度を実現した例を示す。非特許文献4では、適応変調における変調方式情報を伝送するオーバヘッドを削減するために、一定数の隣接サブキャリアをグループとしてまとめて1グループ内の伝送路特性を最悪値で代表させ、サブキャリアグループに対して一括して同一の適用変調制御を行う提案もなされている。以下、これをサブキャリアグループ適応変調という。
また、サブキャリア適応変調やサブキャリアグループ適応変調の他にも、離散逆フーリエ変換/離散フーリエ変換を用いたプレ符号化処理によりOFDM方式の伝送特性改良についても提案されている(非特許文献5)。以下、これをプレ符号化OFDM方式という。
図12は、プレ符号化OFDM方式に対応するOFDM通信システムの基本構成を示す。図12(a) はOFDM信号送信装置の要部構成例を示し、図12(b) はOFDM信号受信装置の要部構成例を示す。図6に示す一般的なOFDM通信システムとの差異点を次に示す。OFDM信号送信装置のOFDM変調回路506において、直列並列変換回路502とIFFT回路503との間にIFFT回路508を挿入してプレ符号化処理を行う。このIFFT回路508を含む構成をプレ符号化OFDM変調回路509とする。一方、OFDM信号受信装置のOFDM復調回路526において、直列並列変換回路524とIFFT回路523との間にIFFT回路529を挿入し、プレ符号化処理に対応する復号化処理を行う。このIFFT回路529を含む構成をプレ符号化OFDM復調回路530とする。このプレ符号化により、全サブキャリアの情報が互いに拡散されるため、周波数ダイバーシティ効果が期待できる。
一方、OFDM−CDMA方式は、符号でユーザを分離するCDMA方式とOFDM方式を組み合わせたものである(非特許文献2の特に11.4節)。
図13は、OFDM−CDMA方式に対応するOFDM通信システムの基本構成を示す。図13(a) はOFDM信号送信装置の要部構成例を示し、図13(b) はOFDM信号受信装置の要部構成例を示す。OFDM信号送信装置では、各ユーザ対応の変調信号マッピング回路501−1〜501−nの出力をそれぞれ対応する拡散回路510−1〜510−nに入力し、あらかじめ各ユーザに割り当てられた相互相関の小さな符号を高速にデータと掛け合わせてデータ拡散した拡散チップを生成し、各ユーザの拡散チップを加算回路511で加算してユーザ多重を行ってOFDM変調回路506に入力し、OFDMシンボルの各サブキャリアに割り当てて伝送する。OFDM信号受信装置では、OFDM復調回路526の出力を逆拡散回路531に入力し、ユーザ固有の符号を掛け合わせて符号分離を行って変調信号デマッピング回路521−xに入力する。
図14は、OFDM−CDMA方式において、あるユーザが共有するサブキャリア群を示す。図において、ユーザは全時間スロットおよび全サブキャリア17を共有し、最大同時アクセスユーザ数は、CDMAを実現するためのユーザ分離符号数に依存する。符号多重数が小さい場合は、スペクトル拡散効果により低SNR(信号電力対雑音電力比)環境においても安定した通信リンクの確保が可能になる。
IEEE Wireless LAN Edition 〜A Compilaltion based on IEEE Std 802.11-1999(R2003) and its amendments〜, IEEE October 2003, pp.263-304 Multi-Carrier Digital Communications Theory and Applications of OFDM 2nd Edition, Ahmad R.S.Bahai, Burton R.Saltzberg, Mustafa Ergen, Springer, September 2004 IEEE 802.16-2004: Air Interface for Fixed Broadband Wireless Access Systems, IEEE, June 2004, pp.568-571 小林英雄,「OFDM通信方式の基礎と応用技術」,トリケップス出版,2004年5月発行,pp.121-130 Jeong Woo JWA, "An OFDM Scheme with Pre-IDFT/DFT on Frequency-Selective Rayleigh Fading Channels", IEEE Trans. Vol.E88-B, No.7, July 2005
OFDM方式において、受信点のSNRに対して過不足のない伝送速度をスケーラブルに実現するマルチプルアクセス方式としては、平坦でない周波数伝送特性に対応し、サブキャリアごとに一定の通信品質を確保できるサブキャリア適応変調を用いたOFDMA方式が他のアクセス方式に対して有利である。このサブキャリア適応変調を用いたOFDMA方式において、異なる時点の伝送路状況に応じた各サブキャリアの変調方式の割り当て例は図11(a),(b) のようになる。ただし、(a),(b) の割り当て法は、変調多値数の異なる各変調方式の組の数は等しく、いずれの伝送速度も同一になるように設定している。
サブキャリア適応変調を用いたOFDMA方式は、高いスケーラビリティを実現する一方で、各サブキャリアへの変調方式の割り当て制御の観点でみると、(a),(b) の割り当て法のように同一伝送速度を実現する割り当ての組み合わせが複数あるため、速度制御情報に対して冗長性を生じる問題がある。さらに、各フレームごとに各サブキャリアの変調方式の情報を付加して送信する必要があるため、伝送速度の制御情報量が過大になる問題があり、特にサブキャリア総数が増加するにつれて顕著となる。また、データスロットに対するオーバヘッドの増加は、データ伝送速度の低下を招くことになる。
その点でサブキャリアグループ適応変調は、複数のサブキャリアに対して一括して適応変調するため、適応変調制御のオーバヘッドを削減できるものの、変調多値数の最も小さい変調方式をグループで一括して使用した場合には伝送レートが低下する問題がある。
また、プレ符号化OFDM方式では、サブキャリア総数が多い場合、プレ符号化処理に要する演算量が莫大になり、拡散データ同士の干渉成分も生じるため、演算量に見合うだけの周波数ダイバーシティ効果を得ることは難しかった。また、特定サブキャリアだけ極端に受信レベルが低い場合は、そのサブキャリアの等化処理により増幅された雑音成分が全サブキャリアデータに渡って強調されてしまう問題がある。特に、プレ符号化をOFDMA方式に対して適用する場合(以下、プレ符号化OFDMA方式という)は、受信電力の低いごく一部のサブキャリアの悪影響が複数ユーザに及ぶ問題がある。
ここで、OFDM−CDMA方式を利用したシステムとして、加入者無線通信システムの例を図15に示す。また、OFDM−CDMA方式の上りリンクの情報伝送の様子を図16(d) 〜(f) に示す。図15は、基地局BSに対して、近距離にユーザ局SS−1、遠距離にユーザ局SS−2が存在する場合を想定している。この状況において、BSからSS−1,SS−2に同時通信する下りリンク21,22と対となる上りリンク23,24に対して、OFDM−CDMA方式を適用することは難しかった。その理由は、図16(d) 〜(f) に示すように、各SSから送信された信号(d) は独立した伝送路を経て合成されてBSに到着するため、BSに到着した信号(e) は、各サブキャリアに拡散多重されたチップのユーザ間レベル比はサブキャリアごとにまちまちになる。このため、BS側で周波数領域等化を行っても、(f) に示すように符号化レベルが揃わないために逆拡散によるユーザ分離が正常に行えない。
なお、上りリンクは、OFDM−CDMA方式以外の通信方式を適用することも考えられるが、演算システムの共有による変復調ハードウェアの経済化や、図15に示すSS間通信25やマルチホップ通信への拡張の観点から考えると、上りリンク/下りリンクともに同一通信方式であることが望ましい。
また、OFDM−CDMA方式で用いるユーザ分離符号は、一般に下りリンクでは符号間同期が保証されるために伝送効率の高い直交符号であるのに対して、上りリンクでは相互相関特性に優れた非直交符号である。それは、下りリンクではBSから複数の符号を同期して送信するために、SS受信点において符号間の直交性が保たれるのに対して、上りリンクではBSまでの伝送距離や伝送路環境が異なる各SSから異なる符号が送信されるため、一般にはBS受信点で符号間同期が保証されず、非同期状態では大きな相互相関干渉成分を生じる直交符号が使用できないためである。
また、前記のOFDM−CDMA方式の上りリンク用の非直交符号に関して、相互相関特性と符号数は一般に相反する。そのため、多数のユーザを収容しながら符号間の相互相関を抑制する符号を確保することは困難で、符号総数の制約下において複雑な符号設計や符号のユーザ割り当ての管理が求められる問題がある。一方、直交符号をOFDM−CDMA方式の上りリンク用に適用する場合は前記の問題点に加えて、SSから送信された信号がBSに到着する時点で完全に同期するような高精度のユーザ間同期機構が必要となる。また、上りリンクでは、BSから遠方の位置にいるSSの送信信号がBS近隣のSSの送信信号により埋没するのを防ぐため、送信電力制御機構が必須である。
本発明は、マルチプルアクセスの最小単位をタイルとするOFDMA伝送において、タイル内の周波数ダイバーシティ効果、時間ダイバーシティ効果、雑音電力の平均化効果、干渉電力の拡散効果により、高い伝送効率および周波数利用効率を実現することができるOFDM通信システム、OFDM通信方法およびOFDM信号送信装置ならびにOFDM信号受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のユーザにそれぞれ対応して設けられ、それぞれ入力データからN個(Nは正の整数)のCDM(Code Division Multiplexing)信号を生成し、さらに該N個のCDM信号を周波数方向および時間方向の2次元領域で表されるタイルにデータ配置して1個のCDMタイルを生成する複数のCDMタイル生成回路と、複数のCDMタイル生成回路で生成されたCDMタイルを入力し、全ユーザのCDMタイルを所定のマッピングルールにより時間領域および周波数領域に対して配置したOFDMAフレームを構成するOFDMAフレーム構成回路と、OFDMAフレームを入力し、時間スロットごとにOFDM変調し、GIを付加した送信信号を生成するOFDM変調回路とを備えたOFDM信号送信装置と、対向するOFDM信号送信装置からの受信信号からGIを除去し、OFDM復調するOFDM復調回路と、OFDM復調回路から出力される複数時間スロットのOFDMシンボルを蓄積してOFDMAフレームを再構成するOFDMAフレーム再構成回路と、OFDMAフレームから特定のユーザに割り当てられたCDMタイルを抽出するCDMタイル抽出回路と、CDMタイル抽出回路で抽出されたCDMタイルに対してデータサブキャリアの位相特性および振幅特性を補正する等化処理を行う等化回路と、等化処理をへたCDMタイルを入力し、周波数方向および時間方向の二次元領域から1つの時系列にデマッピングするタイルデマッピング回路と、タイルデマッピング回路の出力信号に対して、それぞれシンボルレートのN倍の速度を有する符号長Nの異なるM個の逆拡散符号によりM個のデータを分離するM個の逆拡散回路と、M個の逆拡散回路で復元されたデータを1つのM倍高速な直列データに再構成して出力する並列直列変換回路と、並列直列変換回路の出力信号のデマッピングを行いデータを復元する変調信号デマッピング回路とをそれぞれ備えた複数のOFDM信号受信装置とを有し、マルチプルアクセスを行う構成であるOFDM通信システムにおいて、CDMタイル生成回路は、入力データをディジタル変調方式に基づく各変調信号点にマッピングする変調信号マッピング回路と、変調信号マッピング回路の出力信号を低速なM個(Mは正の整数、M≦N)の並列信号に変換する直列並列変換回路と、M個の並列信号を入力し、全ユーザに共通した複数の異なるN倍高速な符号長Nの符号により各々N倍拡散したのちにM段多重し、N個のCDM信号を得る拡散多重回路と、拡散多重回路から出力されるN個のCDM信号を入力し、1個のCDMタイルを形成するタイルマッピング回路とを含みOFDMAフレーム構成回路は、タイルマッピング回路で生成された全ユーザのCDMタイルを入力し、タイル単位で時間領域および周波数領域に対してCDMタイルが互いに重ならないように配置し、各ユーザのCDMタイル位置、符号多重数および変調方式を含む制御信号を付加してOFDMAフレームを生成する。
また、拡散多重回路および逆拡散回路で使用する全ユーザ共通の拡散符号が直交符号としてもよい。
また、変調モード制御回路は、伝送路状態に応じて、タイルごとまたはユーザごとに変調信号マッピング回路、直列並列変換回路、拡散多重回路を制御し、拡散符号ごとに変調多値数の異なる変調方式を割り当て、1CDMタイル当たりの伝送速度を可変制御する構成としてもよい。また、変調モード制御回路は、伝送路状態に応じて、タイルごとまたはユーザごとに変調信号マッピング回路、直列並列変換回路、拡散多重回路を制御し、符号多重数を可変し、拡散符号ごとに変調多値数の異なる変調方式を割り当て、1CDMタイル当たりの伝送速度を可変制御する構成としてもよい。また、変調モード制御回路は、1CDMタイル当たりの所要の伝送速度に対して、拡散多重回路で使用する各拡散符号に割り当てる変調方式を一意に定める構成としてもよい。
本発明のOFDM通信方法は、複数のCDMタイル生成回路が、複数のユーザにそれぞれ対応して設けられ、それぞれ、入力データからN個(Nは正の整数)のCDM(Code Division Multiplexing)信号を生成し、さらに該N個のCDM信号を周波数方向および時間方向の2次元領域で表されるタイルにデータ配置して1個のCDMタイルを生成し、OFDMAフレーム構成回路が、複数のCDMタイル生成回路で生成された全ユーザのCDMタイルを所定のマッピングルールにより時間領域および周波数領域に対して配置したOFDMAフレームを構成し、OFDM変調回路が、OFDMAフレームを時間スロットごとにOFDM変調し、GIを付加した送信信号を生成することを行うOFDM信号送信方法と、OFDM復調回路が、OFDM信号送信方法によって生成された送信信号を受信した受信信号からGIを除去してOFDM復調し、OFDMAフレーム再構成回路が、OFDM復調回路から出力される複数の時間スロットのOFDMシンボルを蓄積してOFDMAフレームを再構成し、CDMタイル抽出回路が、OFDMAフレームから特定のユーザに割り当てられたCDMタイルを抽出し、等化回路が、CDMタイル抽出回路で抽出されたCDMタイルに対してデータサブキャリアの位相特性および振幅特性を補正する等化処理を行い、タイルデマッピング回路が、等化処理をへたCDMタイルを入力し、周波数方向および時間方向の二次元領域から1つの時系列にデマッピングし、M個の逆拡散回路が、タイルデマッピング回路の出力信号に対して、それぞれシンボルレートのN倍の速度を有する符号長Nの異なるM個の逆拡散符号によりM個のデータを分離し、並列直列変換回路が、M個の逆拡散回路で復元されたデータを1つのM倍高速な直列データに再構成して出力し変調信号デマッピング回路が、並列直列変換回路の出力信号のデマッピングを行いデータを復元することを複数のユーザに対応してそれぞれ行うOFDM信号受信方法とを有し、マルチプルアクセスを行うOFDM通信方法において、CDMタイル生成回路は、変調信号マッピング回路で入力データをディジタル変調方式に基づく各変調信号点にマッピングし、その信号を直列並列変換回路で低速なM個(Mは正の整数、M≦N)の並列信号に変換し、そのM個の並列信号を拡散多重回路で全ユーザに共通した複数の異なるN倍高速な符号長Nの符号により各々N倍拡散したのちにM段多重してN個のCDM信号を生成し、タイルマッピング回路でそのN個のCDM信号から1個のCDMタイルを形成し、OFDMAフレーム構成回路は、タイルマッピング回路で生成された全ユーザのCDMタイルを入力し、タイル単位で時間領域および周波数領域に対してCDMタイルが互いに重ならないように配置し、各ユーザのCDMタイル位置、符号多重数および変調方式を含む制御信号を付加してOFDMAフレームを生成することを特徴とする。
従来のサブキャリア適応変調を用いたOFDMA方式では、同一伝送速度を実現するための各サブキャリアへの変調方式割り当て法に重複組み合わせを多く生じた。一方、本発明ではCDMタイル内の周波数ダイバーシティ効果、時間ダイバーシティ効果、雑音電力の平均化効果および干渉電力の拡散効果により、CDMタイル内の全データサブキャリアで互いにデータ復調を補うことができる。このため、1CDMタイルに割り当てる情報ビット数を制御すればよいので、CDMタイルにおける変調方式と多重数Mの可変制御により対応可能である。変調方式数をX、1CDMタイル当たりのサブキャリア数をN、ceil()を小数点以下切り下げ関数とすると、伝送速度制御のためのオーバヘッドビット数は従来比で
ceil( log2N+log2X)/(N×ceil (log2X))
にまで削減することができる。
また、従来のサブキャリアグループ変調では、グループ内で変調多値数の最も小さい変調方式を一括して使用するため伝送レートが低下したが、本発明ではCDMタイル内のサブキャリア電力を分散しながら有効活用できるので、より高い伝送効率および周波数利用効率を得ることができる。
CDMタイル内では、情報データが拡散多重により分散配置されており、多数のサブキャリアを有するOFDM変調特有の高い周波数分解能を利用したCDMタイル内部の周波数ダイバーシティ効果と時間ダイバーシティ効果の両方が期待できる。CDMデータは、任意の時間スロットの任意のサブキャリアに割り当てることができ、例えば図9のタイル例16のように、周波数方向にNf サブキャリア、時間方向にNt スロットの領域を割り当てた場合、Nf とNt はそれぞれ周波数ダイバーシティ次数および時間ダイバーシティ次数に相当する。これらのダイバーシティ効果が十分に得られる程度にNf とNt を小さく設定することにより、従来のプレ符号化OFDM方式と比較してCDM演算量を格段に抑えることができる。
従来のプレ符号化OFDM方式では、サブキャリア総数が周波数ダイバーシティ次数に相当するが、伝送路特性や雑音の影響で劣化した受信信号どうしの符号間干渉も増えるため、特にサブキャリア総数が大きい場合には多大な演算量に見合うだけのダイバーシティ利得を得ることが難しかった。一方、本発明ではNを小さく抑えることで、CDMに要する演算量と、CDMタイル内の符号間干渉とを低減することができ、かつ伝送路状態に合わせてダイバーシティ利得を効果的に得られるようにCDMタイル形状を可変させることができる。
CDMタイルの逆拡散により、各サブキャリアに重畳される雑音電力は平均化され、種々の干渉電力もタイル内の全データへと互いに拡散されるため、1CDMタイル内の平坦でない周波数伝送特性はタイルを構成する全データサブキャリアによって互いに補償される。ここで、干渉電力とは、例えば本通信システム以外の電力成分や、マルチセル構成の無線通信におけるセルのエッジ部でのセル間干渉、直交変換の直交性の乱れに伴う1CDMタイル内の符号間干渉など、あらゆる干渉電力を含むものとする。本発明では、1CDMタイルは1ユーザが占有しており、各CDMタイルは時間−周波数領域で互いに直交しているので、特定のCDMタイル内に分散された干渉電力成分または自タイル内の符号間干渉が、別タイルや他のユーザに対して影響を及ぼすことがなく、従来のOFDM−CDMA方式やプレ符号化OFDMA方式と性質を異にする。
図17は、本発明に係るCDMタイルのユーザ割り当て例を示す。上記のように、1CDMタイルは1ユーザで占有するため、ユーザごとまたはCDMタイルごとに独立して多重数・変調方式を適応的かつスケーラブルに割り当てることができる。すなわち、符号多重数を減らし、CDMタイル当たりの情報ビット数を小さくすれば、拡散利得により情報ビット当たりのエネルギーを増大できるため通信エリアを容易に拡大することができる。逆に、符号多重数を増やしCDMタイル当たりの情報ビット数を大きくすれば、伝送速度を大きくすることができる。各ユーザは、各々のSNRに対して一定の通信品質を保持し、過不足のない伝送速度を実現することができる。したがって、無線通信のように伝送路特性が周波数領域および時間領域で変動する環境への耐性を高めることができる。
また、1CDMタイルは1ユーザが占有しており、各CDMタイルは時間−周波数領域で互いに直交しているため、同時アクセスユーザ数やリンク方向に拘らず送信電力を一定にすることが可能となり、送信電力制御手段は不要とすることができる。また、従来の上りリンクのOFDM−CDMA方式では同時アクセスユーザ数の増減により各サブキャリア電力総和が変化する上に、複数ユーザの同時アクセスの実現と上記の遠近問題解決のために送信電力が制限されていたが、本発明では各ユーザは与えられたサブキャリア送信電力の上限値を有効利用することができ、通信システム全体の周波数利用効率を高めることができる。
また、CDMタイルの生成はユーザごとに行われるため、上りリンク/下りリンクを問わず常に拡散符号間の完全同期が確立されている。したがって、ランダムアクセスを許容する上りリンクの非同期OFDM−CDMAシステムのように、符号間のチップずれに伴う相互相関成分を考慮する必要かなく、下りリンクに限らず上りリンクへの直交符号の適用が容易になる。直交符号の場合、符号総数Mc =Nであり伝送効率が高い。従来の上りリンクのOFDM−CDMA方式では、仮に各ユーザから送信される信号がBS受信時に同期させたとしても、各符号は独立した伝送路を経るためBS側で周波数領域等化を適用できない問題があった。本発明では、CDMタイルは1ユーザから符号間同期して発せられる信号(図16(a))であり、さらに1CDMタイルは単一の伝送路を経るため、BSに到着する信号(図16(b))の符号間レベル比はサブキャリアによらずに一定となる。したがって、BS側でサブキャリアの周波数領域等化処理により等化信号(図16(c))を生成すれば、拡散多重前の信号を復元することができる。
また、本発明では、サブキャリアおよび時間スロットの直交性を利用してユーザ分離を行うことで符号数の制約を受けず、符号によるユーザ分離を回避しており、全ユーザが同一の直交符号セットを常時共用することができる。
また、符号ごとに異なる変調方式を割り当てることにより、よりスケーラブルな伝送速度制御を実現することができる。さらに、従来のサブキャリア適応変調OFDMA方式やサブキャリアグループ適応変調よりも信号電力を有効に利用できるので、より高い伝送効率とスケーラビリティを実現することができる。
また、従来のサブキャリア適応変調OFDMA方式では、一般に同一伝送速度を実現する異種変調方式の複数サブキャリアへの割り当て方に複数の組み合わせが存在し、伝送速度制御のオーバヘッドが過大になる問題があった。本発明では、実際に送信されるCDMタイル内の各サブキャリア信号のコンスタレーションパターンは同一であり、上記のダイバーシティ効果および雑音平均化効果から異種変調方式の複数符号への割り当て法、すなわち異種変調多重法を任意の一手法に限定してオーバヘッドを削減することができる。以上により、サブキャリア適応変調を適用したOFDMA方式と比較して、適用変調制御オーバヘッドを大幅に削減しながら、サブキャリアグループ適応変調を適用したOFDMA方式よりもきめ細かい伝送速度制御を可能とし、高い伝送効率を実現することができる。
図1および図2は、本発明のOFDM通信システムの実施形態を示す。図1はOFDM信号送信装置の要部構成例を示し、図2はOFDM信号受信装置の要部構成例を示す。ここでは、ユーザ数(同時アクセス数)をkとする。
(OFDM信号送信装置)
図1において、OFDM信号送信装置は、各ユーザ対応のCDMタイル生成回路100−1〜100−kと、OFDMAフレーム構成回路105と、OFDM変調回路106と、変調モード制御回路120を備える。各CDMタイル生成回路100は、変調信号マッピング回路101と、直列並列変換回路102と、拡散多重回路103と、タイルマッピング回路104とから構成される。
変調信号マッピング回路101は、入力データをPSKやQAMなどのディジタル変調に基づく各変調信号点にマッピングする。直列並列変換回路102は、変調信号マッピング回路101の出力信号を伝送レートが1/M(Mは正の整数)になるM個の並列信号D=(d1,d2,…,dM)Tに変換する。ここで、Tは転置行列を示す。並列長Mと各並列信号のディジタル変調方式は変調モード制御回路120により指定し、割り当てる変調方式を符号ごとに変えることができる。これらの割り当ての組み合わせは、伝送速度に1対1に対応して定める。例えば、M個の符号C1,C2,…,CMに対して、変調多値数の大きい変調方式から順に一意に割り当てる。
拡散多重回路103は、符号長がN(Nは正の整数)であり、並列直列変換回路102から出力されるM個の並列信号を入力してその間で互いに拡散多重し、新たにN個の並列信号S=(s1,s2,…,sN)Tを生成して異種変調多重する。以下に限るものではないが、伝送効率の高さと実装の簡易性の観点から拡散符号には直交符号の使用が望ましく、以下の説明では直交符号の一種である符号長Nのウォルシュアダマール符号を用いるものとする。このとき、Nは2の羃乗であり、符号総数Mc =Nである。
ここで、M個の信号からN個の信号への変換は、式(1) に示すように、並列信号ベクトルDの末尾等にゼロパッディングし、N行ベクトルD’=d1,d2,…,dM,0,0,…,0)Tを生成し、直交行列QとD' の積によりベクトルDのM個のデータをN個のデータへと拡散多重する。
Figure 0004732947
式(1) において、ゼロを乗じることが確定している部位の計算は省略できるため、実際の演算はQの部分行列である(N×M)行列とM行ベクトルDの積ですみ、式(2) で表される。
Figure 0004732947
次に、タイルマッピング回路104は、拡散多重回路103から出力されるN個のCDM信号を入力して二次元配列に並び替える。ここでは、Nf ×Nt の二次元配列に並べ替えるものとし、Nf サブキャリアおよびNt 時間スロットの領域であるCDMタイルを構成する。ただし、CDMタイルを構成するサブキャリアおよび時間スロットは必ずしも物理的に隣接している必要はない。
各ユーザ対応のCDMタイル生成回路100−1〜100−kは、以上の処理をそれぞれ個別に行うものとする。
次に、OFDMAフレーム構成回路105は、CDMタイル生成回路100−1〜100−kからそれぞれ出力される各ユーザ対応のCDMタイルを入力し、所定の大きさをもつ周波数−時間方向の二次元フレーム領域を埋めるように任意の手法で敷き詰め、OFDMAフレームを構成してOFDM変調回路106に与える。
ここで、CDMタイルは、互いに時間的にも周波数的にも直交して配置する。図17は、本発明に係るCDMタイルのユーザ割り当て例であり、ここでは6CDMタイルを3ユーザで使用するOFDMAフレーム配置例を示す。各CDMタイルはNf =4、Nt =2であり、ユーザ1はCDMタイル161を所有し、ユーザ2はCDMタイル162〜164を所有し、ユーザ3はCDMタイル165,166を所有する。各CDMタイルは、独立した変調モードをもつため、図18に示すように、CDMタイルごとに異なる符号多重数をもち、情報1ビットあたりに割り当てられる電力はユーザごとに異なる。
OFDMAフレームには別途、X番目のユーザが使用するCDMタイルの位置や、符号多重数や各符号に割り当てる変調方式などを記述した制御情報、伝送路特性を把握するためのトレーニング信号やパイロット信号などの共通制御信号が挿入される。必要であればガードバンドが設けられる。
OFDM変調回路106は、図6に示すOFDM変調回路506と同じ構成であり、以上のように構成された時間および周波数の次元をもつOFDMAフレームを入力し、時間スロットごとに並列した全サブキャリアデータを逆フーリエ変換してOFDMAシンボルの時間信号を生成する。一般に、この演算にはIDFT(高速離散逆フーリエ変換)が利用される。生成されたOFDMA信号にガードインターバル信号を付加したのち、伝送形態に合わせて周波数遷移やフィルタリングを施した上で伝送路へ送信する。
(OFDM信号受信装置)
図2において、所定のユーザに対応するOFDM信号受信装置は、OFDM復調回路200と、OFDMAフレーム再構成回路201と、伝送路推定回路202と、CDMタイル抽出回路203と、等化回路204と、タイルデマッピング回路205と、逆拡散回路206と、並列直列変換回路207と、変調信号デマッピング回路208により構成される。
OFDM復調回路200は、図6に示すOFDM復調回路526と同じ構成であり、受信信号からGIを除去した信号をフーリエ変換してOFDM復調する。一般に、この演算にはDFT(高速離散フーリエ変換)が利用される。復調されたOFDMシンボルは、OFDMAフレーム再構成回路201で所定の時間スロット分蓄積してOFDMフレームを再構成し、制御信号、トレーニング信号・パイロット信号、データスロットの割り当てを行う。次に、CDMタイル抽出回路203は、OFDMAフレームから得られる制御信号に従い、所定のユーザに割り当てられたCDMタイル位置を検出し、抽出する。一方、伝送路推定回路202は、OFDMAフレームから得られるトレーニング信号・パイロット信号を元に周波数領域における伝送路推定を行い、その推定結果に応じて等化回路204はCDMタイル抽出回路203で抽出されたCDMタイルのデータサブキャリアに対して振幅・位相の等化処理を行う。
タイルデマッピング回路205は、等化処理を経たCDMタイルを入力してR=(r1,r2,…,rN)Tに並び替えを行い、逆拡散回路206で直交行列の逆行列である(N×N)行列Q-1とベクトルRの積の演算による逆拡散処理を行う。Qがウォルシュアダマール行列の場合は、その逆行列Q-1はQ-1=Qを満たす。並列直列変換回路207は、逆拡散演算により分離された並列信号を直列信号に並び替えを行う。変調信号デマッピング回路208は、OFDMAフレームから得られる制御信号に従って並列直列変換回路207の出力信号のデマッピングを行い、データ復元を行う。
変調モード制御において、上りリンクと下りリンクをFDD(frequency Division Duplex :周波数分割複信)運用する場合は伝送路状態を推定し、次フレーム以降の通信のために変調モード制御回路120にフィードバックする閉ループ制御を行う。一方、TDD(Time Division Duplex:時分割複信)運用する場合は伝送路特性の可逆性を利用し、開ループ型の変調モード制御を行うことができる。
(送信アルゴリズム)
図3は、本発明のOFDM通信方法における送信アルゴリズムを示す。入力データを変調モードで指定される変調方式に従って変調信号点にマッピングし(S1)、M個の並列データに並び替え(S2)、拡散符号として直交符号の一種であるウォルシュアダマール符号を使用し、M個の並列データを互いに拡散多重して合計N個のCDM信号を生成する(S3)。次に、このCDM信号を所定の2次元配置に並び替えてCDMタイルを生成する(S4)。なお、2次元配置法はタイルごとに異なっていてもよい。次に、全ユーザのCDMタイルをバッファリングし(S5)、CDMタイルを互いに重ならないように時間−周波数領域に直交配置してデータフレームを構築する(S6)。次に、各ユーザのCDMタイルの位置情報や変調モードなどの制御信号およびパイロット信号・トレーニング信号を付加してOFDMAフレームを構築し(S7)、OFDM変調を行う(S8)。以上の送信アルゴリズムは、例えば図1に示すOFDM信号送信装置の構成を用いて実施される。
(受信アルゴリズム)
図4は、本発明のOFDM通信方法における受信アルゴリズムを示す。受信信号(時間信号)をOFDM復調し(S11)、複数の時間スロット分のOFDMAシンボルを蓄積してOFDMAフレームを再構築する(S12)。次に、OFDMAフレームから得られる制御信号(CDMタイル位置情報)に従ってCDMタイルを抽出し(S13)、このCDMタイルに対して伝送路推定および等化を行い(S14)、CDMタイル構成データをN点系列に並び替え(S15)、送信アルゴリズムで用いた直交符号により逆拡散処理を行ってM行並列データを復元する(S16)。次に、M行並列データを並列直列変換して1つの時系列信号に並び替え(S17)、変調モードで指定される復調方式に従ってデータへのデマッピングを行う(S18)。
(変調モード制御アルゴリズム)
図5は、本発明のOFDM通信方法における変調モード制御アルゴリズムを示す。現在の変調モードが所要通信品質を満足しているかを評価し(S21)、満足していない場合は、1CDMタイルに割り当てる情報ビット数を順次減じる。具体的には、1CDMタイルあたりの情報ビット数を決定し(S22)、それに応じて符号多重数を再設定し(S23)、各拡散符号に割り当てる変調方式の組み合わせを再設定する(S24)。これにより、情報ビット当たりのエネルギーと伝送速度とをCDMタイルごとに柔軟に割り振ることができる。
本発明のOFDM通信システム(OFDM信号送信装置)の実施形態を示す図。 本発明のOFDM通信システム(OFDM信号受信装置)の実施形態を示す図。 本発明のOFDM通信方法における送信アルゴリズムを示すフローチャート。 本発明のOFDM通信方法における受信アルゴリズムを示すフローチャート。 本発明のOFDM通信方法における変調モード制御アルゴリズムを示すフローチャート。 OFDM通信システムの基本構成を示す図。 OFDM−TDMA方式でユーザが占有するサブキャリア群を示す図。 OFDM−FDMA方式でユーザが占有するサブキャリア群を示す図。 OFDM方式でユーザが占有するサブキャリア群を示す図。 OFDMA方式に対応するOFDM通信システムの基本構成を示す図。 サブキャリア適応変調における各サブキャリアに対する変調方式の割り当て例を示す図。 プレ符号化OFDM方式に対応するOFDM通信システムの基本構成を示す図。 OFDM−CDMA方式に対応するOFDM通信システムの基本構成を示す図。 OFDM−CDMA方式でユーザが占有するサブキャリア群を示す図。 加入者無線通信システムにおけるBSとSSの位置関係を示す図。 上りリンクにおける符号間レベルの崩れを説明する図。 本発明に係るCDMタイルのユーザ割り当て例を示す図。 本発明に係るOFDMAデータフレームを示す図。
符号の説明
100 CDMタイル生成回路
101 変調信号マッピング回路
102 直列並列変換回路
103 拡散多重回路
104 タイルマッピング回路
105 OFDMAフレーム構成回路
106 OFDM変調回路
120 変調モード制御回路
200 OFDM復調回路
201 OFDMAフレーム再構成回路
202 伝送路推定回路
203 CDMタイル抽出回路
204 等化回路
205 タイルデマッピング回路
206 逆拡散回路
207 並列直列変換回路
208 変調信号デマッピング回路

Claims (16)

  1. 複数のユーザにそれぞれ対応して設けられ、それぞれ入力データからN個(Nは正の整数)のCDM(Code Division Multiplexing)信号を生成し、さらに該N個のCDM信号を周波数方向および時間方向の2次元領域で表されるタイルにデータ配置して1個のCDMタイルを生成する複数のCDMタイル生成回路と、
    前記複数のCDMタイル生成回路で生成されたCDMタイルを入力し、全ユーザのCDMタイルを所定のマッピングルールにより時間領域および周波数領域に対して配置したOFDMAフレームを構成するOFDMAフレーム構成回路と、
    前記OFDMAフレームを入力し、時間スロットごとにOFDM変調し、GIを付加した送信信号を生成するOFDM変調回路と
    を備えたOFDM信号送信装置と、
    対向する前記OFDM信号送信装置からの受信信号からGIを除去し、OFDM復調するOFDM復調回路と、
    前記OFDM復調回路から出力される複数時間スロットのOFDMシンボルを蓄積してOFDMAフレームを再構成するOFDMAフレーム再構成回路と、
    前記OFDMAフレームから特定のユーザに割り当てられたCDMタイルを抽出するCDMタイル抽出回路と、
    前記CDMタイル抽出回路で抽出されたCDMタイルに対してデータサブキャリアの位相特性および振幅特性を補正する等化処理を行う等化回路と、
    前記等化処理をへたCDMタイルを入力し、周波数方向および時間方向の二次元領域から1つの時系列にデマッピングするタイルデマッピング回路と、
    前記タイルデマッピング回路の出力信号に対して、それぞれシンボルレートのN倍の速度を有する符号長Nの異なるM個の逆拡散符号によりM個のデータを分離するM個の逆拡散回路と、
    前記M個の逆拡散回路で復元されたデータを1つのM倍高速な直列データに再構成して出力する並列直列変換回路と、
    前記並列直列変換回路の出力信号のデマッピングを行いデータを復元する変調信号デマッピング回路と
    それぞれ備えた複数のOFDM信号受信装置と
    を有し、マルチプルアクセスを行う構成であるOFDM通信システムにおいて、
    前記CDMタイル生成回路は、
    入力データをディジタル変調方式に基づく各変調信号点にマッピングする変調信号マッピング回路と、
    前記変調信号マッピング回路の出力信号を低速なM個(Mは正の整数、M≦N)の並列信号に変換する直列並列変換回路と、
    前記M個の並列信号を入力し、全ユーザに共通した複数の異なるN倍高速な符号長Nの符号により各々N倍拡散したのちにM段多重し、前記N個のCDM信号を得る拡散多重回路と、
    前記拡散多重回路から出力される前記N個のCDM信号を入力し、前記1個のCDMタイルを形成するタイルマッピング回路とを含み
    記OFDMAフレーム構成回路は、
    前記タイルマッピング回路で生成された全ユーザのCDMタイルを入力し、タイル単位で時間領域および周波数領域に対してCDMタイルが互いに重ならないように配置し、各ユーザのCDMタイル位置、前記符号多重数および前記変調方式を含む制御信号を付加してOFDMAフレームを生成す
    とを特徴とするOFDM通信システム。
  2. 請求項1に記載のOFDM通信システムにおいて、
    前記OFDM信号送信装置は、
    伝送路状態に応じて、前記変調信号マッピング回路におけるディジタル変調方式を選択し、前記直列並列変換回路における並列幅Mおよび前記拡散多重回路における符号多重数Mを制御する変調モード制御回路をさらに備える
    ことを特徴とするOFDM通信システム
  3. 請求項1または請求項2に記載のOFDM通信システムにおいて、
    前記拡散多重回路および前記逆拡散回路で使用する全ユーザ共通の拡散符号が直交符号である
    ことを特徴とするOFDM通信システム。
  4. 請求項に記載のOFDM通信システムにおいて、
    前記変調モード制御回路は、伝送路状態に応じて、タイルごとまたはユーザごとに前記変調信号マッピング回路、前記直列並列変換回路、前記拡散多重回路を制御し、前記拡散符号ごとに変調多値数の異なる変調方式を割り当て、1CDMタイル当たりの伝送速度を可変制御する構成である
    ことを特徴とするOFDM通信システム。
  5. 請求項に記載のOFDM通信システムにおいて、
    前記変調モード制御回路は、伝送路状態に応じて、タイルごとまたはユーザごとに前記変調信号マッピング回路、前記直列並列変換回路、前記拡散多重回路を制御し、符号多重数を可変し、前記拡散符号ごとに変調多値数の異なる変調方式を割り当て、1CDMタイル当たりの伝送速度を可変制御する構成である
    ことを特徴とするOFDM通信システム。
  6. 請求項または請求項に記載のOFDM通信システムにおいて、
    前記変調モード制御回路は、1CDMタイル当たりの所要の伝送速度に対して、前記拡散多重回路で使用する各拡散符号に割り当てる変調方式を一意に定める構成である
    ことを特徴とするOFDM通信システム。
  7. 複数のCDMタイル生成回路が、複数のユーザにそれぞれ対応して設けられ、それぞれ、入力データからN個(Nは正の整数)のCDM(Code Division Multiplexing)信号を生成し、さらに該N個のCDM信号を周波数方向および時間方向の2次元領域で表されるタイルにデータ配置して1個のCDMタイルを生成し、
    OFDMAフレーム構成回路が、前記複数のCDMタイル生成回路で生成された全ユーザのCDMタイルを所定のマッピングルールにより時間領域および周波数領域に対して配置したOFDMAフレームを構成し、
    OFDM変調回路が、前記OFDMAフレームを時間スロットごとにOFDM変調し、GIを付加した送信信号を生成する
    ことを行うOFDM信号送信方法と、
    OFDM復調回路が、前記OFDM信号送信方法によって生成された送信信号を受信した受信信号からGIを除去してOFDM復調し、
    OFDMAフレーム再構成回路が、前記OFDM復調回路から出力される複数の時間スロットのOFDMシンボルを蓄積してOFDMAフレームを再構成し、
    CDMタイル抽出回路が、前記OFDMAフレームから特定のユーザに割り当てられたCDMタイルを抽出し、
    等化回路が、前記CDMタイル抽出回路で抽出されたCDMタイルに対してデータサブキャリアの位相特性および振幅特性を補正する等化処理を行い、
    タイルデマッピング回路が、前記等化処理をへたCDMタイルを入力し、周波数方向および時間方向の二次元領域から1つの時系列にデマッピングし、
    M個の逆拡散回路が、前記タイルデマッピング回路の出力信号に対して、それぞれシンボルレートのN倍の速度を有する符号長Nの異なるM個の逆拡散符号によりM個のデータを分離し、
    並列直列変換回路が、前記M個の逆拡散回路で復元されたデータを1つのM倍高速な直列データに再構成して出力し
    変調信号デマッピング回路が、前記並列直列変換回路の出力信号のデマッピングを行いデータを復元する
    ことを複数のユーザに対応してそれぞれ行うOFDM信号受信方法と
    を有し、マルチプルアクセスを行うOFDM通信方法において、
    前記CDMタイル生成回路は、変調信号マッピング回路で入力データをディジタル変調方式に基づく各変調信号点にマッピングし、その信号を直列並列変換回路で低速なM個(Mは正の整数、M≦N)の並列信号に変換し、そのM個の並列信号を拡散多重回路で全ユーザに共通した複数の異なるN倍高速な符号長Nの符号により各々N倍拡散したのちにM段多重して前記N個のCDM信号を生成し、タイルマッピング回路でそのN個のCDM信号から前記1個のCDMタイルを形成し、
    前記OFDMAフレーム構成回路は、前記タイルマッピング回路で生成された全ユーザのCDMタイルを入力し、タイル単位で時間領域および周波数領域に対してCDMタイルが互いに重ならないように配置し、各ユーザのCDMタイル位置、前記符号多重数および前記変調方式を含む制御信号を付加してOFDMAフレームを生成する
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  8. 請求項7に記載のOFDM通信方法において、
    伝送路状態に応じて、前記変調信号マッピング回路におけるディジタル変調方式を選択し、前記直列並列変換回路における並列幅Mおよび前記拡散多重回路における符号多重数Mを制御する変調モード制御方法を組み合わせる
    ことを特徴とするOFDM通信方法。
  9. 複数のユーザにそれぞれ対応して設けられ、それぞれ入力データからN個(Nは正の整数)のCDM(Code Division Multiplexing)信号を生成し、さらに該N個のCDM信号を周波数方向および時間方向の2次元領域で表されるタイルにデータ配置して1個のCDMタイルを生成する複数のCDMタイル生成回路と、
    前記複数のCDMタイル生成回路で生成されたCDMタイルを入力し、全ユーザのCDMタイルを所定のマッピングルールにより時間領域および周波数領域に対して配置したOFDMAフレームを構成するOFDMAフレーム構成回路と、
    前記OFDMAフレームを入力し、時間スロットごとにOFDM変調し、GIを付加した送信信号を生成するOFDM変調回路と
    を備えたOFDM信号送信装置において、
    前記CDMタイル生成回路は、
    入力データをディジタル変調方式に基づく各変調信号点にマッピングする変調信号マッピング回路と、
    前記変調信号マッピング回路の出力信号を低速なM個(Mは正の整数、M≦N)の並列信号に変換する直列並列変換回路と、
    前記M個の並列信号を入力し、全ユーザに共通した複数の異なるN倍高速な符号長Nの符号により各々N倍拡散したのちにM段多重し、前記N個のCDM信号を得る拡散多重回路と、
    前記拡散多重回路から出力される前記N個のCDM信号を入力し、前記1個のCDMタイルを形成するタイルマッピング回路とを含み
    記OFDMAフレーム構成回路は、
    前記タイルマッピング回路で生成された全ユーザのCDMタイルを入力し、タイル単位で時間領域および周波数領域に対してCDMタイルが互いに重ならないように配置し、各ユーザのCDMタイル位置、前記符号多重数および前記変調方式を含む制御信号を付加してOFDMAフレームを生成す
    とを特徴とするOFDM信号送信装置。
  10. 請求項9に記載のOFDM信号送信装置において、
    伝送路状態に応じて、前記変調信号マッピング回路におけるディジタル変調方式を選択し、前記直列並列変換回路における並列幅Mおよび前記拡散多重回路における符号多重数Mを制御する変調モード制御回路をさらに備える
    ことを特徴とするOFDM信号送信装置。
  11. 請求項9または請求項10に記載のOFDM信号送信装置において、
    前記拡散多重回路で使用する全ユーザ共通の拡散符号が直交符号である
    ことを特徴とするOFDM信号送信装置。
  12. 請求項10に記載のOFDM信号送信装置において、
    前記変調モード制御回路は、伝送路状態に応じて、タイルごとまたはユーザごとに前記変調信号マッピング回路、前記直列並列変換回路、前記拡散多重回路を制御し、前記拡散符号ごとに変調多値数の異なる変調方式を割り当て、1CDMタイル当たりの伝送速度を可変制御する構成である
    ことを特徴とするOFDM信号送信装置。
  13. 請求項10に記載のOFDM信号送信装置において、
    前記変調モード制御回路は、伝送路状態に応じて、タイルごとまたはユーザごとに前記変調信号マッピング回路、前記直列並列変換回路、前記拡散多重回路を制御し、符号多重数を可変し、前記拡散符号ごとに変調多値数の異なる変調方式を割り当て、1CDMタイル当たりの伝送速度を可変制御する構成である
    ことを特徴とするOFDM信号送信装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載のOFDM信号送信装置において、
    前記変調モード制御回路は、1CDMタイル当たりの所要の伝送速度に対して、前記拡散多重回路で使用する各拡散符号に割り当てる変調方式を一意に定める構成である
    ことを特徴とするOFDM信号送信装置。
  15. 複数のユーザにそれぞれ対応して生成されたN個(Nは正の整数)のCDM(Code Division Multiplexing)信号をさらに周波数方向および時間方向の2次元領域で表されるタイルにデータ配置して生成したCDMタイルを全ユーザ分、タイル単位で時間領域および周波数領域に対してCDMタイルが互いに重ならないように配置し、各ユーザのCDMタイル位置、符号多重数および変調方式を含む制御信号を付加して生成されたOFDMAフレームを時間スロットごとにOFDM変調し、GIを付加した送信信号を送信するOFDM信号送信装置からの受信信号からGIを除去し、OFDM復調するOFDM復調回路と、
    前記OFDM復調回路から出力される複数時間スロットのOFDMシンボルを蓄積してOFDMAフレームを再構成するOFDMAフレーム再構成回路と、
    前記OFDMAフレームから特定のユーザに割り当てられたCDMタイルを抽出するCDMタイル抽出回路と
    記CDMタイル抽出回路で抽出されたCDMタイルに対してデータサブキャリアの位相特性および振幅特性を補正する等化処理を行う等化回路と、
    前記等化処理をへたCDMタイルを入力し、周波数方向および時間方向の二次元領域から1つの時系列にデマッピングするタイルデマッピング回路と、
    前記タイルマッピング回路の出力信号に対して、それぞれシンボルレートのN倍の速度を有する符号長Nの異なるM個(Mは正の整数、M≦N)の逆拡散符号によりM個のデータを分離するM個の逆拡散回路と、
    前記M個の逆拡散回路で復元されたデータを1つのM倍高速な直列データに再構成して出力する並列直列変換と
    前記並列直列変換回路の出力信号のデマッピングを行いデータを復元する変調信号デマッピング回路と
    を備えたことを特徴とするOFDM信号受信装置。
  16. 請求項15に記載のOFDM信号受信装置において、
    前記逆拡散回路で使用する全ユーザ共通の拡散符号が直交符号である
    ことを特徴とするOFDM信号受信装置。
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