JP4730868B2

JP4730868B2 - Production method of aerobic paste

Info

Publication number: JP4730868B2
Application number: JP2001138377A
Authority: JP
Inventors: 裕木内; 則和中川
Original assignee: Kibun Foods Inc
Current assignee: Kibun Foods Inc
Priority date: 2001-05-09
Filing date: 2001-05-09
Publication date: 2011-07-20
Anticipated expiration: 2021-05-09
Also published as: JP2002330731A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばはんぺん等の発泡されたペースト状の練製品原料からなる含気性練製品の製造法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
魚肉練製品の一つであるはんぺん等の練製品の生地に気泡を含む含気性練製品の製造は、塩ズリ工程の終了したペースト状の練製品原料内にエアを導入しつつ高速に攪拌することにより、発泡させる含気工程を経て、成形され、加熱固化される。
【０００３】
魚肉練製品の保存性は、例えばはんぺんでは、１０℃保管で通常は７〜１０日程度が保存期限となっている。この保存期限日数は、流通業者の店頭で保存期限切れを起こし、廃棄されることも少なくなく、必ずしも満足できる保存性とは言えず、魚肉練製品業メーカーの大きな課題となっている。
【０００４】
また、同じ含気性練製品である伊達巻きについては、１０℃保管で通常は１０〜２０日程度であり、魚肉練製品の中ではかなり長い方であるが、消費者の利用頻度が他の一般的魚肉練製品より少ないため、やはり、充分な保存性とは言えないものであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この魚肉練製品の保存期限日数を延ばすため、魚を解体する工程、解体された魚を晒し魚肉すり身を得る工程、この魚肉すり身に３％程度の食塩を添加して擂って塩ズリ身を得る工程の何れの工程においても、清浄な環境での作業で行うなど衛生面に気をつけ、雑菌の付着を防止する措置が種々講じられているが、前述の通り、例えば、はんぺんが７〜１０日程度、伊達巻きが１０〜２０日程度の保存期限が達成されるに至っているのみである。
【０００６】
尚、若干の雑菌の多くは、成形後加熱固化する際に熱によって死滅するが、完全に滅菌するには至らない。逆に完全に滅菌するほどの高温及び長時間の加熱では製品の食味を著しく低減させることとなる。
【０００７】
また、一般の魚肉練製品又は畜肉製品に比べてはんぺんや伊達巻きのような含気性練製品では、生物学的に不活性なガス雰囲気中での包装材により密封するだけでは保存期限日数を延ばす効果がさほど上がらない現状があった。
【０００８】
本発明は、含気性練製品での雑菌の繁殖を極力抑制することができる製造法を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載された発明に係る含気性練製品の製造法は、ペースト状の含気練製品原料を予め定められた形状に成形した後、これを加熱固化させる含気性練製品の製造法であって、
前記含気性練製品の原料として、真空又は減圧状態で魚肉すり身を攪拌・擂潰して常圧に戻す際に生物学的に不活性ガスを魚肉すり身中に吹き込んで予備含気させたペースト状予備含気練製品原料に、生物学的に不活性なガスを通気しつつ、高速攪拌して発泡させた原料を用い、
該含気性練製品原料を加熱固化後、固化した製品を生物学的に不活性なガス雰囲気中で包装材により密封するものである。
【００１０】
請求項２に記載された発明に係る含気性練製品の製造法は、請求項１に記載の予備含気させたペースト状予備含気練製品原料を、含気ミキサにより生物学的に不活性なガスを通気しつつ、高速攪拌して比重を０．４〜０．８に発泡させ、含気性練製品原料とする工程を含むものである。
【００１２】
請求項３に記載された発明に係る含気性練製品の製造法は、請求項１又は２に記載の生物学的に不活性なガスとして、窒素ガス、炭酸ガス、又は窒素ガスと炭酸ガスとの混合ガスの何れかを用いるものである。
【００１３】
請求項４に記載された発明に係る含気性練製品の製造法は、請求項１〜３に記載の生物学的に不活性なガスとして、静菌効果を有するアルコール又はカラシ抽出物を更に含有したガスを用いるものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明においては、生物学的に不活性なガスによって発泡されたペースト状の含気性練製品原料を予め定められた形状に成形した後、これを加熱固化させた後、固化した製品を生物学的に不活性なガス雰囲気中で包装材により密封するものである。これにより、含気性練製品での雑菌の繁殖を極力抑制することができる。
【００１５】
本発明で用いるペースト状の含気性練製品原料は、常法により、製造される。即ち、スケソウダラ、サメ類、クロカワ、グチ等の生身、落し身及び冷凍すり身などから選択される。この魚肉すり身に３％程度の食塩を添加し、１０〜２０分間塩ズリをして塩ズリ身を得る。その後、山芋などの起泡剤と混和して、気泡を抱かせ易くして含気性練製品原料すり身とする。
【００１６】
また、魚肉すり身に塩と共に加えられる起泡剤としては、おろし山芋が挙げられるが、魚肉すり身に気泡を容易に抱かせるような働きをするものであればこれに限定されるものではない。
【００１７】
従って、例えば、冷凍魚肉すり身を解凍し、食塩を加えて攪拌・混合（所謂「塩ズリ」）を行って、更におろし山芋、調味料、水等を混合して高速攪拌しつつ含気させる。尚、攪拌に際しては、好ましくは外気に露出箇所がない密閉状態を維持する装置内で行い、生物学的に不活性なガスを通気したり、生物学的に不活性なガス雰囲気中で行えばよい。
【００１８】
また、含気性練製品原料を得るその他の具体的な操作としては、蓋付き又はその他の密閉可能な攪拌装置を用い、真空又は減圧状態でおろし山芋、調味料、水等を混合した魚肉すり身を攪拌・擂潰し、終了直前の常圧に戻す際に、生物学的に不活性なガスを魚肉すり身中に吹き込んで得ることもできる。
【００１９】
これらの含気操作に際しては、好ましくは蓋付きの密閉できる攪拌装置を用い、ペースト状の練製品原料に前記生物学的に不活性なガスを通気又は攪拌装置内空気を生物学的に不活性なガスに置換して生物学的に不活性なガス雰囲気中で攪拌したり、減圧状態で攪拌し攪拌終了の際に生物学的に不活性なガスを混入することにより、ペースト状の練製品原料を含気することができる。好ましくは、すり身の比重が大体０．４〜０．８程度、より好ましくは０．４〜０．６程度、になるよう含気させ、はんぺんすり身とする。
【００２０】
本発明の生物学的に不活性なガスとしては、微生物が繁殖に必要な酸素を含まない比較的安定なガスを指す。また、含気性練製品に含気されるため、人体にとって無害であり尚且つ食味に影響を与えず、安全に飲食可能なものであればよい。例えば、窒素ガス、アルゴンガス、炭酸ガス等があげられるが、窒素ガス、炭酸ガスが安価である。
【００２１】
また、この生物学的に不活性なガスとして、好ましくは静菌効果を有する薬剤を更に含有したガスを用いてもよい。静菌効果を有する薬剤としても、含気性練製品に含気されるため、人体にとって無害であり尚且つ食味に影響を与えず、安全に飲食可能なものが選ばれる。例えば、アルコール、アリルイソチオシアネート（カラシ抽出物）等があげられる。
【００２２】
アルコール、アリルイソチオシアネート（カラシ抽出物）等の静菌効果を有する薬剤を含むガスは、好ましくは攪拌含気工程の際に、通気ガスとして用いる。例示した何れの薬剤は水分中に溶解することを考慮して、添加量は、製品の食味に影響を与えない量を用いる。一例を挙げると、生物学的に不活性なガスとしての炭酸ガス中に添加して攪拌装置に導入する場合には、炭酸ガスに対して１５ｗｔ％以下が好ましい。
【００２３】
生物学的に不活性なガスはエアーフィルタ等を用いて清浄とした後に用いる。特に、生物学的に不活性なガスとして開示したガスのうち、炭酸ガスは水分中に溶解するため、製品の食味に影響を与えない量を用いる。具体的には、他のガスとの混合比は７０：３０以下が好ましい。
【００２４】
【実施例】
実施例１．製造
図１ははんぺん製造において含気工程を行う含気ミキサの構成を示す説明図である。図に示す通り、魚肉すり身に３％の食塩を加えて擂潰されたペースト状の塩ズリ身原料及びその他の原料が移送される移送パイプ(1) の途中には通気ガスを注入するためのガスパイプ(2) が接続されている。
【００２５】
本実施例では、魚肉すり身に３％の食塩を加えて擂潰されたペースト状の塩ズリ身原料及びその他の原料をボールカッター式攪拌機で、減圧状態にして攪拌を行い、攪拌終了の際に窒素ガスを通気して予備含気させたペースト状予備含気練製品原料を含気ミキサの移送パイプ(1) から投入した。
【００２６】
通気ガスと原料とは含気ミキサ(3) 内へ導入され、駆動部(4) によって回転されるロータ(5) の外周面及びこのロータ(5) を保持するステータ(6) の内周面に備えられた多数のピン(7) により、発泡撹拌される。
【００２７】
一方、含気ミキサ(3) の内部にはバックプレッシャが加えられる。バックプレッシャを加える手段として、本実施例では含気ミキサ(3) の出口パイプ(8) にオリフィス(9) を設けている。即ち、移送パイプ(1) にかかる押圧力により、含気ミキサ(3) の外部へ原料が押し出されるのを妨害するように、原料の通過する断面積を小さくしている。
【００２８】
このようにすることによって含気ミキサ(3) 内部の圧力は高くなる。オリフィス(9) は含気ミキサ(3) の内圧を高めるだけでなく発泡撹拌する時間を調整する。これはつまり発泡撹拌後の原料は含気により体積が増加するが、バックプレッシャを加えることによって、発泡撹拌の時間を長くして原料内の含気状態をより一層均一にするものである。このオリフィス(9) を内径寸法の異なるものと入れ替えることによりバックプレッシャが変えられる。
【００２９】
尚、このバックプレッシャを与える手段としてオリフィスの他に流量調整弁等種々のものを用いてもよい。なお、含気ミキサ(3) は撹拌により発熱するのでロータ(5) 内部及びステータ(6) の胴部の各々には冷却水が流される冷却室(10)が備わっている。以上のようにして含気ミキサ(3) 内を透過した原料は、内部に通気ガスを均一に含む含気性練製品原料となる。
【００３０】
この含気性練製品原料は、外気に触れないように含気ミキサ(3) から出口パイプ(8) 内を通過し、後続の成型機（図示せず）へ導かれ、平面形状が矩形や円形等の予め定められた形状に成形され、熱湯中に上部から押さえつけられて、製品中心温度を７６〜７９℃にまで昇温されてはんぺんとなり、これを密封容器内に入れつつ、封止ガスを充填した後、封止ガス雰囲気として袋詰めして密封される。
【００３１】
この含気ペースト状練製品は、外気に触れないように窒素ガス雰囲気中で成型機へ導かれ、平面形状が矩形や円形等の予め定められた形状に成形され、熱湯中に上部から押さえつけられて、製品中心温度を７６〜７９℃にまで昇温されてはんぺんとなり、これを密封容器内に入れつつ、封止ガスを充填した後、封止ガス雰囲気として袋詰めして密封した。
【００３２】
本実施例では、通気ガス及び密封製品中に封止される封止ガスとして、窒素ガスと、窒素ガスと炭酸ガスとの混合ガス（窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０）と、窒素ガスとアルコール入り炭酸ガス（アルコール５ｗｔ％）との混合ガス（窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０）との何れかのガスを用いてはんぺんを作成した。尚、窒素ガス及び炭酸ガスは各ガスボンベから流れるものをエアーフィルタを用いて清浄としたものを用いた。
【００３３】
実施例２．はんぺんの保存期限の検証
通気ガス（窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０の混合ガス使用）及び封止ガス（ガスフラッシュ式ガス置換包装、窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０の混合ガス使用、包装内残存酸素は０．３％）を添加して得られたはんぺん密封製品について、１０℃保存における一般生細菌数を経時的に測定した。詳しい操作は、同一の操作で得られたはんぺん密封製品を１０℃で保管しつつ、経時的に５製品を無作為に取り出し、それら製品中の生菌数を計測し、平均値を得た。尚、比較例として通気ガス及び封止ガスについて、エアーフィルタを用いて清浄とした空気を用いて同様の密封製品を作成した従来品を使用した。結果を次の表１に示す。
【００３４】
表１に示す通り、従来例である比較例では、製造後１４日では既に保存期限を保証する細菌数（５×１０^４cfu／g；cfu＝コロニー・フリー・ユニット）を上回っていることが確認され、比較例での保存期限日数は１０℃保管において、１２日であることが検証された。しかしながら、実施例では製造後１７日でも保存期限を保証する細菌数を下回ることが確認された。
【００３５】
【表１】

【００３６】
より詳しく検証すると、一般生菌数が５×１０^４ cfu／g到達日数、即ち、保存期限日数は１０℃保管において、１８日であることが検証され、従来例よりも１．５倍の保存期限日数の延長効果が得られた。尚、他のガス（窒素ガス単独、及び窒素ガスとアルコール入り炭酸ガス（アルコール５ｗｔ％）との混合ガス（窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０）においても、従来品と比較して保存期限日数の延長効果が認められている。
【００３７】
実施例３．伊達巻きの保存期限の検証
実施例１に示した操作と同様にして含気ペースト状練製品を製造し、平板状に焙焼した後、一端辺を巻き込んでロール状にして伊達巻きとなり、これを密封容器内に入れつつ、封止ガスを充填した後、封止ガス雰囲気として袋詰めして密封した伊達巻き密封製品を得た。
【００３８】
通気ガス（窒素ガス：１００）及び封止ガス（ガスフラッシュ式ガス置換包装、窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０の混合ガス使用、包装内残存酸素は０．５％）を添加して得られた伊達巻き密封製品について、１０℃保存における一般生細菌数を経時的に測定した。詳しい操作は、同一の操作で得られた伊達巻き密封製品を１０℃で保管しつつ、経時的に５製品を無作為に取り出し、それら製品中の生菌数を計測し、平均値を得た。
【００３９】
尚、比較例１として、通気ガス及び封止ガスについて、エアーフィルタを用いて清浄とした空気を用いて同様の密封製品を作成した従来品と、比較例２として、通気ガスをエアーフィルタを用いて清浄とした空気を用い、封止ガスを窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０の混合ガス（ガスフラッシュ式ガス置換包装、包装内残存酸素は２．７％）を使用したものを用いた。結果を次の表２に示す。
【００４０】
【表２】

【００４１】
表２に示す通り、従来例である比較例１では、製造後１７日では既に保存期限を保証する細菌数（５×１０^４ cfu／g）を上回っていることが確認され、保存期限日数は１０℃保管において、１４日であることが検証された。また、封止ガスのみを不活性ガスに置換した比較例２では、比較例１と比較して若干の保存期限の延長効果が認められるが、製造後２５日では既に保存期限を保証する細菌数を上回っていることが確認され、保存期限日数は１０℃保管において、２２日であることが検証された。
【００４２】
しかしながら、実施例では製造後３５日でも保存期限を保証する細菌数（５×１０^４ cfu／g）を下回ることが確認され、製造後４２日においても外嵌には何ら変化が認められないことが確認され、従来例よりも２倍以上の保存期限日数の延長効果が得られた。尚、他のガス（窒素ガス単独、及び窒素ガスとアルコール入り炭酸ガス（アルコール５ｗｔ％）との混合ガス（窒素ガス：炭酸ガス＝８０：２０）においても、従来品比較して保存期限日数の延長効果が認められている。
【００４３】
【発明の効果】
本発明は以上説明した通り、含気性練製品での雑菌の繁殖を極力抑制することができる製造法を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】はんぺん製造において含気工程を行うエアミキサの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
(1) …移送パイプ、
(2) …ガスパイプ、
(3) …含気ミキサ、
(4) …駆動部、
(5) …ロータ、
(6) …ステータ、
(7) …ピン、
(8) …出口パイプ、
(9) …オリフィス、
(10)…冷却室、[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing an aerobic paste product made of foamed paste-like paste product raw material such as candy.
[0002]
[Prior art]
The production of aerobic paste products containing bubbles in the dough of paste products such as hanpen, which is one of the fish paste products, is agitated at high speed while introducing air into the paste-form paste product raw material that has finished the salting process. Thus, it is molded and heated and solidified through an aeration process for foaming.
[0003]
The shelf life of the fish paste product is, for example, about 10 days at 10 ° C., usually about 7 to 10 days. The number of days for the storage period is often abandoned at the retailer's store and discarded. This is not necessarily a satisfactory storage property, and is a major issue for manufacturers of fish paste products.
[0004]
In addition, Date roll, which is the same aerobic paste product, is usually about 10 to 20 days when stored at 10 ° C., and it is considerably longer among fish paste products. Since it is less than the traditional fish paste product, it could not be said that it was sufficiently preserved.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to extend the shelf life of this fish paste product, the step of dismantling the fish, the step of exposing the dismantled fish to obtain surimi fish meat, adding about 3% salt to the surimi fish meat, In any of the steps of obtaining the body, various measures have been taken to prevent the attachment of germs, taking care of hygiene, such as by working in a clean environment. Only the shelf life of about 10 to 20 days for Date rolls has been achieved for about 7 to 10 days.
[0006]
Many of the various germs are killed by heat when solidified by heating after molding, but cannot be completely sterilized. On the other hand, high temperature and long heating enough to sterilize the product significantly reduce the taste of the product.
[0007]
Compared to general fish paste products or livestock meat products, aerobic paste products such as hampen and date rolls extend the shelf life by simply sealing with a packaging material in a biologically inert gas atmosphere. There was a situation where the effect did not increase so much.
[0008]
An object of this invention is to obtain the manufacturing method which can suppress the propagation of various germs in an aerobic paste product as much as possible.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The method for producing an aerobic paste product according to the invention described in claim 1 is a method for producing an aerobic paste product in which a paste-like air paste product is formed into a predetermined shape and then solidified by heating. Because
As a raw material for the aerobic paste product, a paste-like preparatory material in which a biological inert gas is blown into the fish surimi when the fish surimi is stirred and crushed in vacuum or under reduced pressure to return to normal pressure. Using raw materials that are foamed by agitating at high speed while aerated with a biologically inert gas ,
After the aerobic paste product is heated and solidified, the solidified product is sealed with a packaging material in a biologically inert gas atmosphere.
[0010]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a method for producing an aerobic paste product according to the present invention. The process includes a step of foaming to a specific gravity of 0.4 to 0.8 by agitating at high speed while ventilating a simple gas to obtain a raw material for an aerobic paste product.
[0012]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a method for producing an aerobic paste product, wherein the biologically inert gas according to the first or second aspect is nitrogen gas, carbon dioxide, or nitrogen gas and carbon dioxide. Any one of these mixed gases is used.
[0013]
The method for producing an aerobic paste product according to the invention described in claim 4 further comprises an alcohol or mustard extract having a bacteriostatic effect as the biologically inert gas according to claims 1 to 3. Gas is used.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, a paste-form aerobic paste product foamed by a biologically inert gas is formed into a predetermined shape, and then solidified by heating, and then the solidified product is biologically treated. It is sealed with a packaging material in an inert gas atmosphere. Thereby, propagation of various germs in the aerobic paste can be suppressed as much as possible.
[0015]
The pasty aerobic paste product raw material used in the present invention is produced by a conventional method. That is, it is selected from raw materials such as walleye pollock, sharks, black river, gusset, and the like, fallen and frozen surimi. About 3% of salt is added to the fish meat and salted for 10 to 20 minutes to obtain salted meat. After that, it is mixed with a foaming agent such as yam, making it easy to hold bubbles, and a raw material for the aerated paste product.
[0016]
In addition, examples of the foaming agent added to the fish paste with salt include grated yam. However, the foam is not limited to this as long as it functions to easily hold bubbles in the fish paste.
[0017]
Therefore, for example, frozen fish meat surimi is thawed, added with salt, stirred and mixed (so-called “salt slurries”), further mixed with grated yam, seasoning, water and the like and aerated while stirring at high speed. The agitation is preferably performed in an apparatus that maintains a sealed state where there are no exposed portions in the outside air, and a biologically inert gas is vented or a biologically inert gas atmosphere is used. Good.
[0018]
In addition, as another specific operation for obtaining the raw material of the aerobic paste product, using a lidded or other sealable stirring device, a fish meat surimi mixed with grated yam, seasoning, water, etc. in a vacuum or reduced pressure state is used. When the mixture is stirred and crushed and returned to normal pressure just before the end, a biologically inert gas can be blown into the fish paste.
[0019]
In these aeration operations, preferably, a sealable stirring device with a lid is used, and the biologically inert gas is passed through the paste-like paste product raw material or the air in the stirring device is biologically inert. Paste in a biologically inert gas atmosphere by substituting with a clean gas, or by mixing with a biologically inert gas at the end of stirring after stirring under reduced pressure. The raw material can be aerated. Preferably, the surimi is aerated so that the surimi has a specific gravity of about 0.4 to 0.8, more preferably about 0.4 to 0.6.
[0020]
The biologically inert gas of the present invention refers to a relatively stable gas that does not contain oxygen necessary for propagation by microorganisms. Further, since it is contained in the aerobic paste product, any product that is harmless to the human body and that does not affect the taste and can be safely eaten and eaten may be used. For example, nitrogen gas, argon gas, carbon dioxide gas and the like can be mentioned, but nitrogen gas and carbon dioxide gas are inexpensive.
[0021]
Further, as this biologically inert gas, a gas further preferably containing a drug having a bacteriostatic effect may be used. Even a drug having a bacteriostatic effect is selected because it is contained in the aerobic paste product and is harmless to the human body and does not affect the taste and can be safely eaten. For example, alcohol, allyl isothiocyanate (carp extract) and the like can be mentioned.
[0022]
A gas containing an agent having a bacteriostatic effect, such as alcohol or allyl isothiocyanate (carp extract) is preferably used as an aeration gas in the stirring and aeration step. In consideration of the fact that any of the exemplified drugs dissolves in moisture, the amount added does not affect the taste of the product. For example, when added to carbon dioxide gas as a biologically inert gas and introduced into the stirring device, the amount is preferably 15 wt% or less with respect to the carbon dioxide gas.
[0023]
Biologically inert gas is used after being cleaned using an air filter or the like. In particular, among the gases disclosed as biologically inert gases, carbon dioxide gas dissolves in moisture, so an amount that does not affect the taste of the product is used. Specifically, the mixing ratio with other gases is preferably 70:30 or less.
[0024]
【Example】
Example 1. Manufacturing FIG. 1 is an explanatory diagram showing the configuration of an aerated mixer that performs an aerated process in the manufacture of a bottle. As shown in the figure, in order to inject aeration gas in the middle of the transfer pipe (1) where the paste-like salt paste raw material and other raw materials that were crushed by adding 3% salt to fish meat surimi Gas pipe (2) is connected.
[0025]
In this example, paste-like salt paste raw material and other raw materials that were crushed by adding 3% salt to fish meat surimi were stirred in a ball cutter type stirrer under reduced pressure, and when stirring was completed The raw material for the paste-like pre-air-containing kneaded product that was pre-gassed by aeration with nitrogen gas was charged from the transfer pipe (1) of the air-containing mixer.
[0026]
The aeration gas and the raw material are introduced into the aerated mixer (3) and rotated by the drive unit (4), and the outer peripheral surface of the rotor (5) and the inner peripheral surface of the stator (6) holding the rotor (5) Foaming and stirring are performed by a number of pins (7) provided in
[0027]
On the other hand, back pressure is added inside the aerated mixer (3). In the present embodiment, an orifice (9) is provided in the outlet pipe (8) of the aerated mixer (3) as means for adding back pressure. That is, the cross-sectional area through which the raw material passes is reduced so as to prevent the raw material from being pushed out of the aerated mixer (3) by the pressing force applied to the transfer pipe (1).
[0028]
By doing so, the pressure inside the aerated mixer (3) is increased. The orifice (9) not only increases the internal pressure of the aerated mixer (3), but also adjusts the foaming stirring time. In other words, although the volume of the raw material after foaming and stirring increases due to gas inclusion, the time for foaming and stirring is prolonged by adding a back pressure to make the gas content in the raw material even more uniform. The back pressure can be changed by replacing the orifice (9) with one having a different inner diameter.
[0029]
In addition to the orifice, various means such as a flow rate adjusting valve may be used as means for providing the back pressure. Since the aerated mixer (3) generates heat by stirring, the interior of the rotor (5) and the body of the stator (6) are each provided with a cooling chamber (10) through which cooling water flows. The raw material that has permeated the inside of the aerated mixer (3) as described above becomes a raw material for aerobic paste product containing the aeration gas uniformly therein.
[0030]
The raw material of the aerobic paste is passed through the outlet pipe (8) from the aerated mixer (3) so as not to be exposed to the outside air, and is guided to a subsequent molding machine (not shown), so that the planar shape is rectangular or circular. Is formed into a predetermined shape, etc., pressed from above in hot water, the product center temperature is raised to 76-79 ° C. and becomes a bottle, and the sealing gas is introduced into the sealed container. After filling, it is sealed in a bag as a sealing gas atmosphere.
[0031]
This aerated paste-like paste product is guided to a molding machine in a nitrogen gas atmosphere so as not to be exposed to the outside air, and the planar shape is formed into a predetermined shape such as a rectangle or a circle, and is pressed from above into hot water. The center temperature of the product was raised to 76 to 79 ° C., and the mixture was placed in a sealed container. After filling the sealing gas, the product was sealed in a bag as a sealing gas atmosphere.
[0032]
In this embodiment, nitrogen gas, a mixed gas of nitrogen gas and carbon dioxide gas (nitrogen gas: carbon dioxide gas = 80: 20), nitrogen gas, and sealing gas sealed in the ventilation gas and the sealed product A balance was prepared using any of the mixed gas (nitrogen gas: carbon dioxide gas = 80: 20) with carbon dioxide containing alcohol (alcohol 5 wt%). Nitrogen gas and carbon dioxide gas were used that were cleaned from the gas cylinders using an air filter.
[0033]
Example 2 Verification of the shelf life of bottled gas (nitrogen gas: carbon dioxide = 80:20 mixed gas used) and sealing gas (gas flush type gas replacement packaging, nitrogen gas: carbon dioxide = 80:20 mixed gas used, packaging The number of general viable bacteria at 10 ° C. was measured over time for the sealed sealed product obtained by adding 0.3% residual oxygen. As for detailed operations, while keeping the sealed sealed product obtained by the same operation at 10 ° C., 5 products were randomly taken over time, and the number of viable bacteria in these products was measured to obtain an average value. As a comparative example, a conventional product in which a similar sealed product was prepared using air cleaned with an air filter was used for the aeration gas and the sealing gas. The results are shown in Table 1 below.
[0034]
As shown in Table 1, in the comparative example, which is a conventional example, the number of bacteria (5 × 10 ⁴ cfu / g; cfu = colony free unit) that already guarantees the shelf life has already exceeded 14 days after production. It was confirmed that the storage expiration date in the comparative example was 12 days in storage at 10 ° C. However, in the examples, it was confirmed that the number of bacteria was less than the guarantee of the shelf life even after 17 days from the production.
[0035]
[Table 1]

[0036]
When verified in more detail, it was verified that the general viable cell count reached 5 × 10 ⁴ cfu / g, that is, the storage expiration date was 18 days in storage at 10 ° C., which is 1.5 times the storage of the conventional example. The effect of extending the deadline days was obtained. In addition, in other gases (nitrogen gas alone and mixed gas (nitrogen gas: carbon dioxide gas = 80: 20) of nitrogen gas and alcohol-containing carbon dioxide (alcohol 5 wt%), the number of days until storage is longer than that of the conventional product The prolongation effect is recognized.
[0037]
Example 3 Verification of the shelf life of Date winding After manufacturing the air-containing paste-like paste product in the same manner as shown in Example 1, roasting into a flat plate shape, one end is rolled into a roll shape and becomes a Date winding. Was filled in a sealing gas while being put in a sealed container, and then a date-wrapped sealed product was obtained that was sealed in a bag as a sealing gas atmosphere.
[0038]
Obtained by adding aeration gas (nitrogen gas: 100) and sealing gas (gas flush type gas replacement packaging, nitrogen gas: carbon dioxide = 80:20 mixed gas, residual oxygen in packaging is 0.5%) The number of general live bacteria at 10 ° C. was measured over time for the date-rolled sealed product. Detailed operation, while storing the date-rolled sealed product obtained by the same operation at 10 ° C., 5 products were randomly taken over time, the number of viable bacteria in those products was measured, and the average value was obtained. .
[0039]
In addition, as a comparative example 1, as for aeration gas and a sealing gas, a conventional product in which a similar sealed product was created using air cleaned using an air filter, and as a comparative example 2, a ventilation gas was used as an air filter. Clean air was used, and a sealing gas using a mixed gas of nitrogen gas: carbon dioxide gas = 80: 20 (gas flush type gas replacement packaging, residual oxygen in the packaging was 2.7%) was used. The results are shown in Table 2 below.
[0040]
[Table 2]

[0041]
As shown in Table 2, in Comparative Example 1, which is a conventional example, it was confirmed that the number of bacteria (5 × 10 ⁴ cfu / g) that had already guaranteed the shelf life was exceeded 17 days after production. It was verified that it was 14 days in storage at 10 ° C. Further, in Comparative Example 2 in which only the sealing gas was replaced with an inert gas, a slight extension of the shelf life was observed as compared with Comparative Example 1, but the number of bacteria already guaranteeing the shelf life 25 days after production. It was confirmed that the storage period was 22 days in storage at 10 ° C.
[0042]
However, in the examples, it was confirmed that the bacteria count (5 × 10 ⁴ cfu / g) was guaranteed even after 35 days from the production, and no change was observed in the external fit even after 42 days from the production. As a result, an effect of extending the storage period days more than twice that of the conventional example was obtained. In addition, in other gases (nitrogen gas alone or mixed gas of nitrogen gas and carbon dioxide containing alcohol (alcohol 5 wt%) (nitrogen gas: carbon dioxide gas = 80: 20) Prolongation effect is recognized.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, the present invention has an effect that it is possible to obtain a production method capable of suppressing the propagation of various bacteria in the aerobic paste product as much as possible.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration of an air mixer that performs an aeration process in the manufacture of a bottle.
[Explanation of symbols]
(1)… Transfer pipe,
(2)… gas pipe,
(3)… Aerated mixer,
(4)… Driver,
(5)… rotor,
(6)… stator,
(7)… pin,
(8)… exit pipe,
(9)… orifice,
(10)… Cooling room,

Claims

A method for producing an aerobic paste product in which a paste-like air paste product raw material is molded into a predetermined shape and then heated and solidified.
As a raw material for the aerobic paste product, a paste-like preparatory material in which a biological inert gas is blown into the fish surimi when the fish surimi is stirred and crushed in vacuum or under reduced pressure to return to normal pressure. Using raw materials that are foamed by agitating at high speed while aerated with a biologically inert gas ,
A method for producing an aerobic paste product comprising heating and solidifying the raw material of the aerobic paste product and then sealing the solidified product with a packaging material in a biologically inert gas atmosphere.

The pre-aerated paste-form pre-air-containing kneaded product raw material is aerated at a high speed while foaming a specific gravity of 0.4 to 0.8 while agitating a biologically inert gas through an air-containing mixer . The method for producing an aerobic paste product according to claim 1, further comprising a step of making the aerobic paste product raw material.

3. The aerobic paste product according to claim 1 , wherein any one of nitrogen gas, carbon dioxide gas, or a mixed gas of nitrogen gas and carbon dioxide gas is used as the biologically inert gas. Manufacturing method.

The production of the aerobic paste product according to any one of claims 1 to 3 , wherein a gas further containing an alcohol having a bacteriostatic effect or mustard extract is used as the biologically inert gas. Law.