JP4729206B2

JP4729206B2 - Powder splitting device

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Publication number: JP4729206B2
Application number: JP2001252765A
Authority: JP
Inventors: 正二湯山; 仲治竹田
Original assignee: Yuyama Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority date: 2001-08-23
Filing date: 2001-08-23
Publication date: 2011-07-20
Anticipated expiration: 2021-08-23
Also published as: JP2003063501A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は病院や薬局等において散薬を１処方分毎に分割して包装する散薬分割装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、外周に断面円弧形状のアール溝を有する分配皿を用いて散薬を分割する装置が知られている。この装置では、分配皿を分割数相当ピッチで送りながら、当該分配皿のアール溝に均一に振り撒かれた散薬を所定の掻き幅を有する掻き板で半径方向に掻き出すようにしている。最初の分割時には、分割数相当ピッチから掻き幅を減じて分配皿を送り、次の分割時からは、分割数相当ピッチで分配皿を送る。掻き幅に対応する最大分割数（アール溝の円周を掻き幅で割った値）と同一の分割数を設定すると、分割数相当ピッチから掻き幅を減じるとゼロとなるので、最初の分割時には分割皿を送ることなく掻き出す。このようにすることにより、最初の分割時に掻き幅分の散薬を余分に掻き出すことがなくなる。
【０００３】
しかしながら、前述のように最大分割数と同一の分割数を設定した場合、最初と最後の分割量に誤差が生じる傾向にあった。本発明者は、分配皿に均一に振り撒かれた散薬の最初と最後の分割誤差が生じる原因を研究した結果、その分割誤差は理論分割面積と掻き板によって掻き出される実際の分割面積との間の差に起因していることを見い出した。
【０００４】
図１１に示すように、最大分割数が６３である分配皿を用いてその最大分割数６３で散薬を分割する場合について考える。分配皿のアール溝にリング状に均一に振り撒かれた散薬を６３等配する放射線Ｌ_１，Ｌ_２…Ｌ_６３と、散薬の半径ｒ_１の内周及び半径ｒ_２の外周との交点をそれぞれ、ａ_１，ａ_２…ａ_６３、ｂ_１，ｂ_２…ｂ_６３とする。また、分割される各部分「１」，「２」…「６３」は、分配皿がＲ方向に分割数相当ピッチＰずつ回転して、掻取り位置にきた時点で掻き幅Ｗで掻き取られるとする。また、掻き幅Ｗを示した点線と散薬の半径ｒ_１の内周との交点をｃ_１，ｃ_２…ｃ_６３とする。
【０００５】
最初に分割される部分「１」は、図１２（Ａ）で示すように、ａ_１ｃ_２ｂ_２ｂ_１で囲まれる領域であり、その面積Ｓ_１は、ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１で囲まれる理論分割面積Ｓよりも、ａ_２ｃ_２ｂ_２で囲まれる略三角形状の過剰掻出し部分の面積ΔＳだけ大きいため、次式で表される。
【数２】
Ｓ_１＝Ｓ＋ΔＳ …（１）
２番目に分割される部分「２」は、図１２（Ｂ）に示すように、ａ_２ｃ_３ｂ_３ｂ_２で囲まれる領域であるが、その面積Ｓ_２は、最初に分割された部分「１」の面積Ｓよりその過剰掻出し部分ａ_２ｃ_２ｂ_２の面積ΔＳだけ減少し、次式で表される。
【数３】
Ｓ_２＝Ｓ_１−ΔＳ＝Ｓ …（２）
同様に、３番目以降に分割される部分「３」，「４」…は、次式で表される。
【数４】
Ｓ_３，Ｓ_４…＝Ｓ …（３）
【０００６】
最後に分割される部分「６３」は、図１２（Ｃ）で示すように、ａ_６３ｃ_１ｂ_１ｂ_６３で囲まれる領域であるが、この領域の過剰掻出し部分ａ_１ｃ_１ｂ_１は既に最初に掻き出されて存在しない。このため、この最後に分割される部分「６３」の面積Ｓ_６３は、ａ_６３ａ_１ｂ_１ｂ_６３で囲まれる理論分割面積Ｓから６２番目に分割された部分「６２」の過剰掻出し部分ａ_６３ｃ_６３ｂ_６３の面積ΔＳだけ減少し、次式で表される。
【数５】
Ｓ_６３＝Ｓ−ΔＳ …（４）
したがって、「１」から「６３」までの分割面積の関係は次式で表される。
【数６】
Ｓ_１＞Ｓ_２…_６２＞Ｓ_６３ …（５）
この分割誤差は、最大分割数と設定分割数の差が無くなるほど大きくなる傾向にあった。このため、最大分割数より１〜２だけ小さい分割数を最大設定分割数とし、分配皿を掻き幅よりさらに送り込んで分割していた。例えば、掻き幅が１９ｍｍで最大分割数が６５で設計された分配皿の場合は、最大設定分割数を６３とし、分割数相当ピッチに１９×（６５−６３）／６３の数値を加えたピッチで分配皿を送り込んで、最初と最後の誤差を少なくしていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の装置では、最大設定分割数を最大分割数より小さくしていたため、その最大設定分割数より大きい分割数では分割することができなかった。また、最大設定分割数を最大分割数より小さくしても、最初と最後の分割量の誤差を最小にすることはできなかった。
【０００８】
また、分配皿の直径は、散薬の所定の最大分割数と掻き板の掻き幅により決定される。掻き幅が小さい掻き板を用いて分配皿の直径を小さくすることにより、装置の小型化を図ったものがあるが、掻き幅をあまりに小さくすると、散薬の増加や分割数の減少に対応しきれなくなる。特に散薬粒子間の接触抵抗の小さい顆粒等は掻き板で掻き寄せる場合、掻き幅が小さいと寄せきれずに次の分割領域に残る結果、後にいくにつれて誤差累積し、大きな分割誤差が発生する。
【０００９】
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、分配皿に均一に振り撒かれた散薬の分割精度の向上を図ることを課題とするとともに、全体寸法が小さい装置を提供することを課題とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
第１の発明は、外周に沿って形成された断面円弧状のアール溝を有する分配皿と、該分配皿に均一に振り撒かれた散薬を切り込む円形の仕切り板と、該仕切り板とともに回転し、前記分配皿上の散薬を半径方向に掻き出す掻き板と、前記仕切り板に対して平行に設けられ、前記散薬を前記掻き板に案内するガイド板とからなる散薬分割装置において、
前記ガイド板は、前記掻き板の回転軸から一定距離だけ離れた位置で分離された固定部と可動部とからなり、該固定部に前記掻き板を固定し、前記可動部の一端を前記固定部に回動可能に取り付け、
前記可動部を回動させることにより前記可動部の他端を前記仕切り板から離して、前記仕切り板と前記ガイド板との間の第１の掻き幅Ｗと該第１の掻き幅Ｗより幅広の第２の掻き幅Ｗ’とに切り換える掻き幅切換機構を設けたものである。
【００１２】
第２の発明は、前記第１の発明において、前記第１の掻き幅Ｗに対応する最大分割数Ｎ_０と同一又はそれを越える分割数Ｎが設定されると、散薬の最初の分割時には、散薬を仕切り板で切り込んだ状態で、
【数２】
ΔＰ＝（１−Ｎ_０／Ｎ）Ｗ …（６）
の幅に相当する角度の送り量で分配皿を分割送り方向とは反対方向に逆回転させて散薬を前記第１の掻き幅Ｗで分割して掻き出し、
２番目の分割時には、分割数相当ピッチＰから前記第１の掻き幅Ｗと前記第２の掻き幅Ｗ’の差に相当する分を差し引いた角度の送り量で分配皿を分割送り方向に正回転させて散薬を前記第２の掻き幅Ｗ’で分割して掻き出し、
その次からは、分割数相当ピッチＰで分配皿を分割送り方向に正回転させながら前記第２の掻き幅Ｗ’で分割して散薬を掻き出すものである。（６）式で表わされるΔＰは、最大分割数Ｎ_０のときの分割の幅と、該最大分割数Ｎ_０と同一又はそれを越える分割数Ｎのときの分割の幅との差を意味するものである。すなわち、最大分割数Ｎ_０のときの分割の幅は、掻き幅と同じＷであり、一方、最大分割数Ｎ_０と同一又はそれを越える分割数Ｎのときの分割の幅は、分配皿の円周Ｎ_０Ｗを分割数Ｎで割ることにより求まりＮ_０Ｗ／Ｎであるので、最大分割数Ｎ_０のときと分割数Ｎのときの分割の幅の差ΔＰは、
【数３】
ΔＰ＝Ｗ−Ｎ_０Ｗ／Ｎ＝（１−Ｎ_０／Ｎ）Ｗ …（７）
となり、（６）式が得られる。
【００１３】
第３の発明は、前記第１の発明において、前記第１の掻き幅Ｗに対応する最大分割数Ｎ_０より小さい分割数Ｎが設定されると、散薬の最初の分割時には、散薬を仕切り板で切り込んだ状態で、分割数相当ピッチＰと前記第１の掻き幅Ｗの差に相当する角度の送り量で分配皿を分割送り方向に正回転させて散薬を前記第１の掻き幅Ｗで分割して掻き出し、
２番目の分割時には、分割数相当ピッチＰから前記第１の掻き幅Ｗと前記第２の掻き幅Ｗ’の差に相当する分を差し引いた角度の送り量で分配皿を分割送り方向に正回転させて散薬を前記第２の掻き幅Ｗ’で分割して掻き出し、
その次からは、分割数相当ピッチＰで分配皿を分割送り方向に正回転させながら前記第２の掻き幅Ｗ’で分割して散薬を掻き出すものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図１は、本発明にかかる散薬分割装置１を示す。この装置は、分配皿２と、冠状桝３と、分配用ホッパー４と、掻出し装置５と、包装用ホッパー６とからなっている。
【００１５】
分配皿２は、外周に沿って断面円弧形状のアール溝７を有する円盤であって図示しない駆動装置により回転軸ｚ_１の回りに正逆回転可能になっている。分配皿２のアール溝７の溝幅中心位置までの径ｒ_３（図２参照）は、分配皿２の最大分割数Ｎ_０（本実施形態において、最大分割数Ｎ_０＝６３）と前記掻出し装置５の後述する仕切り板１４とガイド板１５との間の掻き幅Ｗ（本実施形態において、掻き幅Ｗ＝１６ｍｍ）を用いて、次式で決定される。
【数９】
ｒ_３＝Ｎ_０Ｗ／２π …（８）
【００１６】
冠状桝３は、円形の基台８とリング９とから構成されている。基台８の外周は円錐面をなし、図３に示すように、リング９の内周面とともにＶ字状の溝１０を形成している。基台８は、図１に示すように、回転軸ｚ_２の回りに回転可能であるとともに、前記分配皿２の回転軸ｚ_１より偏心した位置ある旋回軸ｚ_３の回りに旋回可能になっている。リング９は前記基台８と一体に回転し、旋回するとともに、図示しない昇降装置によりリング開閉アーム１１を介して昇降し、図３に示すように、前記Ｖ字状溝１０の底を開閉可能になっている。
分配用ホッパー４は、内部に供給された散薬を前記冠状桝３のＶ字状溝１０に投入するシュート１２を備えている。また、シュート１２には振動を印加して散薬の流動性を与え、Ｖ字状溝に散薬を供給するための圧電素子１３が設けられている。
【００１７】
掻出し装置５は、仕切り板１４、ガイド板１５、掻き板１６および掻き幅切換機構１７からなっている。
仕切り板１４は、前記分配皿２のアール溝７と同一の曲率半径を有する円形であって、回転軸Ｘを中心に回転駆動可能に設けられている。
ガイド板１５は、図２及び図４に示すように、前記仕切り板１４と同一の曲率半径を有する扇形であって、該仕切り板１４の回転軸Ｘに仕切り板１４から一定の掻き幅Ｗだけ離れた位置で仕切り板１４と平行に取り付けられている。このガイド板１５は、回転軸Ｘから一定距離ｔだけ離れた位置で、固定部１５ａと可動部１５ｂに分離されており、可動部１５ｂの一端はヒンジ１５ｃにより回動可能に取り付けられている。
掻き板１６は、ゴム板からなり、前記仕切り板１４とガイド板１５の固定部１５ａとの間にそれらに対して垂直になるように取り付けられている。
掻き幅切換機構１７は、前記仕切り板１４と一体に設けられたソレノイド１８と、一端が前記ガイド板１５に取り付けられたアーム部１９と、前記仕切り板１４と前記ガイド板１５の固定部１５ａとに両端が軸支された軸部２０とからなる。また、ソレノイド１８のプランジャーの先端には傾斜面１８ａが形成されている。アーム部１９は、ガイド板１５の固定部１５ａにピン１９ａを介して回動自在に支持されている。アーム部１９の一端はガイド板１５の可動部１５ｂにピン１９ｂを介して回動可能に連結され、他端は軸部２０の一端にピン１９ｃを介して回動可能に連結されている。軸部２０は、ばね２０ａによりソレノイド１８のプランジャーの傾斜面１８ａに向かって付勢されている。
【００１８】
ソレノイド１８がオンされると、図５に示すように、ソレノイド１８のプランジャーが後退し、軸部２０がばね２０ａにより図中左方向に付勢され、前記ガイド板１５の可動部１５ｂに取り付けられたアーム部１９の一端が図中右方向に移動する。これにより、ガイド板１５の可動部１５ｂの先端と仕切り板１４とは掻き幅Ｗ’ （本実施形態において、掻き幅Ｗ’＝１９ｍｍ＞Ｗ）だけ離れるようになっている。また、掻出し装置５は、仕切り板１４がアール溝７に接触する下降位置とアール溝７から離れた上昇位置との間を昇降可能になっている。
【００１９】
包装用ホッパー６は、分配皿２に対して分配用ホッパー４と反対側に設けられ、前記掻出し装置５によって掻き出された散薬を図示しない包装装置に導くようになっている。
【００２０】
前記構成の分配装置１では、分配用ホッパー４に散薬を投入し、受入れ位置に位置させた冠状桝３を回転させながら、分配用ホッパー４のシュート１２から落下する散薬をＶ字状溝１０に均一に収容する。そして、冠状桝３を受入れ位置から分配位置に偏心移動し、ここでリング９を上昇させてＶ字状溝１０の底を開き、散薬を分配皿２のアール溝７に一度に分配し堆積させた後、冠状桝３を受入れ位置に偏心移動して戻す。この状態で、掻出し装置５を降下して仕切り板１４をアール溝７に接触させ、当該仕切り板１４を図１及び図２中の矢印方向に回転させてガイド板１５の可動部１５ｂで散薬を掻き寄せながら、仕切り板１４とガイド板１５の可動部１５ｂとの間の散薬を掻き板１６によって掻き出し、包装用ホッパー６を介して図示しない包装装置に導いて包装する。
【００２１】
図６は、分配皿２のアール溝７にリング状に均一に振り撒かれた散薬を示す。放射線Ｌ_１，Ｌ_２…Ｌ_６３は、最大分割数Ｎ_０（＝６３）で等配する場合の分割線を表わし、放射線Ｌ_１，Ｌ_２…Ｌ_６３と散薬の半径ｒ_１の内周及び半径ｒ_２の外周との交点をそれぞれ、ａ_１，ａ_２…ａ_６３、ｂ_１，ｂ_２…ｂ_６３とする。また、分割される各部分「１」，「２」…「６３」は、分配皿がＲ方向に分割数相当ピッチＰずつ回転して、掻取り位置にきた時点で点線で示した掻き幅Ｗで掻き取られるとする。また、掻き幅Ｗを示した点線と、散薬の半径ｒ_１の内周、放射線Ｌ_１，Ｌ_２…Ｌ_６３及び半径ｒ_２の外周との交点をそれぞれ、ｃ_１，ｃ_２…ｃ_６３、ｄ_１，ｄ_２…ｄ_６３及びｅ_１，ｅ_２…ｅ_６３とする。この交点ｄ_１，ｄ_２…ｄ_６３は、分配皿２のアール溝７の溝幅中心位置に位置する。
【００２２】
また、分配皿２に振り撒かれた散薬の分割数Ｎは処方により設定される。以下、前記最大分割数Ｎ_０と同一の分割数Ｎが設定された場合、最大分割数Ｎ_０より大きいあるいは小さい分割数Ｎが設定された場合のそれぞれの分割動作を、図７のフローチャートに従って説明する。
【００２３】
まず第１に、最大分割数Ｎ_０と同一の分割数Ｎが設定された場合（ステップＳ１０１でＹＥＳの場合）、分割番号ｎが１の最初の分割時（ステップＳ１０２でＹＥＳの場合）に、図８（Ａ）に示すように、仕切り板１４によりａ_０ｂ_０の位置で散薬を切り込み、図８（Ｂ）に示すように、掻き幅Ｗで掻き出しを行う。
次からは、掻き幅Ｗを掻き幅Ｗ’に変更して（ステップＳ１０３）、分割番号ｎが２の分割時（ステップＳ１０４でＹＥＳの場合）は、図８（Ｃ）に示すように、分割数相当ピッチＰから掻き幅Ｗと掻き幅Ｗ’の差に相当する分を差し引いた角度の送り量（Ｐ−（Ｗ’−Ｗ））で分配皿２を分割送り方向に正回転させて（ステップＳ１０５）、散薬を掻き幅Ｗ’で掻き出して分割する。
分割番号ｎが３以降の分割時（ステップＳ１０４でＮＯの場合）は、分割数相当ピッチＰ（＝Ｗ）で分配皿２を分割送り方向に正回転させて（ステップＳ１０６）、散薬を掻き幅Ｗ’で掻き出して分割する。
【００２４】
これにより、図８（Ｂ）に示すように、理論分割面積ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１のうち掻き幅Ｗで掻き出されなかった部分ｂ_２ｅ_２ｄ_２と過剰掻出し部分ａ_２ｃ_２ｄ_２が同じであるから、最初に分割される領域ａ_１ｃ_２ｅ_２ｂ_１は、理論分割面積ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１の部分と等しい。
また、図８（Ｃ）に示すように、最初に掻き出された過剰掻出し部分ａ_２ｃ_２ｄ_２と最初に掻き出されなかった部分ｂ_２ｅ_２ｄ_２は等しい。また、理論分割面積ａ_２ａ_３ｂ_３ｂ_２のうち掻き幅Ｗ’で掻き出されなかった部分ｂ_３ｅ_３ｄ_３と過剰掻出し部分ａ_３ｃ_３ｄ_３が同じであるから、２番目に分割される領域は、理論分割面積ａ_２ａ_３ｂ_３ｂ_２の部分と等しい。また、掻き幅Ｗ’は掻き幅Ｗより幅広であるので、散薬を次の分割領域に残さずに確実に掻き出すことができる。また、３番目の分割時から最後より２番目の分割時までも同様に、理論分割面積と等しい散薬が掻き出される。
さらに、図８（Ｄ）に示すように、最後の分割時では、最後から２番目に掻き出された過剰掻出し部分ａ_６３ｃ_６３ｄ_６３と最後から２番目に掻き出されなかった部分ｂ_６３ｅ_６３ｄ_６３が同じである。また、最後の分割時に掻き幅Ｗ’では掻き出されない領域ｂ_１ｅ_１ｄ_１が存在するが、分配皿２を分割数相当ピッチＰより少し多い送り量で分割送り方向に正回転させることにより、領域ｂ_１ｅ_１ｄ_１の部分も合わせて掻き出すことが好ましい。また、掻き幅Ｗ’は掻き幅Ｗより幅広であるので散薬を残さずに確実に掻き出すことができる。したがって、全ての分割領域で掻き出し量が等しくなる。
【００２５】
第２に、最大分割数Ｎ_０を越える分割数Ｎが設定された場合（ステップＳ１０７でＹＥＳの場合）、例えば、最大分割数６３に対して分割数６５が設定された場合には、ｎ＝１の最初の分割時（ステップＳ１０８でＹＥＳの場合）に、図９（Ａ）に示すように、仕切り板１４によりａ_０ｂ_０の位置で散薬を切り込み、この状態で分配皿を所定角度ΔＰだけ分割送り方向Ｒと反対方向Ｒ′ヘ逆回転させる（ステップＳ１０９）。前記ΔＰは、前述の（６）式によって求める。これにより、図９（Ｂ）に示すように、ΔＰに相当する散薬の量が最後に分割する部分に掻き寄せられる。そして、この状態で掻き幅Ｗで掻き出しを行う。
次からは、掻き幅Ｗを掻き幅Ｗ’に変更して（ステップＳ１１０）、分割番号ｎが２の分割時（ステップＳ１１１でＹＥＳの場合）は、図９（Ｃ）に示すように、分割数相当ピッチＰから掻き幅Ｗと掻き幅Ｗ’の差に相当する分を差し引いた角度の送り量（Ｐ−（Ｗ’−Ｗ））で分配皿２を分割送り方向に正回転させて（ステップＳ１１２）、散薬を掻き幅Ｗ’で掻き出して分割する。
分割番号ｎが３以降の分割時（ステップＳ１１１でＮＯの場合）は、分割数相当ピッチＰで分配皿２を分割送り方向に正回転させて（ステップＳ１１３）、散薬を掻き幅Ｗ’で掻き出して分割する。
【００２６】
これにより、図９（Ｂ）に示すように、理論分割面積ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１のうち掻き幅Ｗで掻き出されなかった部分ｂ_２ｅ_２ｄ_２と過剰掻出し部分ａ_２ｃ_２ｄ_２が同じであるから、最初に分割される散薬は、理論分割面積ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１の部分と等しい。
また、図９（Ｃ）に示すように、最初に掻き出された過剰掻出し部分ａ_２ｃ_２ｄ_２と最初に掻き出されなかった部分ｂ_２ｅ_２ｄ_２は等しい。また、理論分割面積ａ_２ａ_３ｂ_３ｂ_２のうち掻き幅Ｗ’で掻き出されなかった部分ｂ_３ｅ_３ｄ_３と過剰掻出し部分ａ_３ｃ_３ｄ_３が同じであるから、２番目に分割される散薬は、理論分割面積ａ_２ａ_３ｂ_３ｂ_２の部分と等しい。また、掻き幅Ｗ’は掻き幅Ｗより幅広であるので、散薬を次の分割領域に残さずに確実に掻き出すことができる。また、３番目の分割時から最後より２番目の分割時までも同様に、理論分割面積と等しい散薬が掻き出される。
さらに、図９（Ｄ）に示すように、最後の分割時では、最後から２番目に掻き出された過剰掻出し部分ａ_６３ｃ_６３ｄ_６３と最後から２番目に掻き出されなかった部分ｂ_６３ｅ_６３ｄ_６３が同じである。また、最初に掻き寄せられた部分は、ΔＰの角度に相当する領域と等しい。また、分配皿２を分割数相当ピッチＰより少し多い送り量で分割送り方向に正回転させることにより、例えば、最初に掻き寄せられたとき散薬の外周側に堆積した部分も合わせて掻き出すことが好ましい。また、掻き幅Ｗ’は掻き幅Ｗより幅広であるので、散薬を残さずに確実に掻き出すことができる。したがって、全ての分割領域で掻き出し量が等しくなる。
【００２７】
第３に、最大分割数Ｎ_０より少ない分割数Ｎが設定された場合（ステップＳ１０７でＮＯの場合）、例えば、最大分割数６３に対して分割数６０が設定された場合には、図１０（Ａ）に示すように、分割数相当ピッチＰ（＝２πｒ_３／６０）は掻き幅Ｗより大きくなるので、ｎ＝１の最初の分割時（ステップＳ１１４でＹＥＳの場合）に、仕切り板１４によりａ_０ｂ_０の位置で散薬を切り込み、図１０（Ｂ）に示すように、所定角度（Ｐ−Ｗ）だけ分配皿２を分割送り方向に正回転させることにより（ステップＳ１１５）、仕切り板１４で散薬をある程度掻き寄せてから１回で掻き出すことになる。また、分割数が３０というように最大分割数６３の１／２以下の場合には、１分割当たり複数回掻き出すことになる。
次からは、掻き幅Ｗを掻き幅Ｗ’に変更して（ステップＳ１１６）、分割番号ｎが２の分割時（ステップＳ１１７でＹＥＳの場合）は、図１０（Ｃ）に示すように、分割数相当ピッチＰから掻き幅Ｗと掻き幅Ｗ’の差に相当する分を差し引いた角度の送り量（Ｐ−（Ｗ’−Ｗ））で分配皿２を分割送り方向に正回転させて（ステップＳ１１８）、散薬を掻き幅Ｗ’で掻き出して分割する。
分割番号ｎが３以降の分割時（ステップＳ１１７でＮＯの場合）は、図１０（Ｄ）に示すように、分割数相当ピッチＰで分配皿２を分割送り方向に正回転させて（ステップＳ１１９）、散薬を掻き幅Ｗ’で掻き出して分割する。
【００２８】
これにより、図１０（Ｂ）に示すように、理論分割面積ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１のうち掻き幅Ｗで掻き出されなかった部分ｂ_２ｅ_２ｄ_２と過剰掻出し部分ａ_２ｃ_２ｄ_２が同じであるから、最初に分割される散薬は、理論分割面積ａ_１ａ_２ｂ_２ｂ_１の部分と等しい。
また、図１０（Ｃ）に示すように、理論分割面積ａ_２ａ_３ｂ_３ｂ_２のうち掻き幅Ｗ’で掻き出されなかった部分ｂ_３ｅ_３ｄ_３と過剰掻出し部分ａ_３ｃ_３ｄ_３が同じであるから、２番目に分割される散薬は、理論分割面積ａ_２ａ_３ｂ_３ｂ_２の部分と等しい。また、掻き幅Ｗ’は掻き幅Ｗより幅広であるので、散薬を次の分割領域に残さずに確実に掻き出すことができる。また、３番目の分割時から最後より２番目の分割時までも同様に、理論分割面積と等しい散薬が掻き出される。
さらに、最後に分割される領域では、図１０（Ｄ）に示すように、最後の分割時に掻き幅Ｗ’では掻き出されない領域ｂ_１ｅ_１ｄ_１が存在するが、分配皿２を分割数相当ピッチＰより少し多い送り量で分割送り方向に正回転させることにより、領域ｂ_１ｅ_１ｄ_１の部分も合わせて掻き出すことが好ましい。また、掻き幅Ｗ’は掻き幅Ｗより幅広であるので、散薬を残さずに確実に掻き出すことができる。したがって、全ての分割領域で掻き出し量が等しくなる。
【００２９】
以上のように、分配皿２の送り量を種々に変化させることにより、掻き幅Ｗに対する最大分割数Ｎ_０より分割数が大きい場合、同一の場合、又は小さい場合のいずれでも掻き出し量が等しく分割を行うことができる。また、掻出し装置５の掻き板１６による掻き幅Ｗを幅広である掻き幅Ｗ’に変更することにより、散薬を確実に掻き出すことができる。
【００３０】
なお、分割数が最大分割数Ｎ_０より少ない分割数Ｎが設定された場合には、最初の分割時から掻き幅Ｗを幅広の掻き幅Ｗ’に変更して散薬を掻き出すようにしてもよい。
【００３１】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、掻き幅Ｗを幅広である掻き幅Ｗ’に変更する掻き幅切換機構を設けたことにより従来の掻き板より幅が狭い掻き板を用いても散薬を確実に掻き出すことが可能となり、分配皿を１回り小さくして装置全体の寸法を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る方法が適用される散薬分配装置の斜視図である。
【図２】図１の散薬分配装置の一部拡大図である。
【図３】図１の散薬分配装置の冠状桝から分配皿を示す断面図である。
【図４】図２の掻出し装置の断面図である。
【図５】図２の掻出し装置の断面図である。
【図６】本発明に係る方法が適用される散薬分配装置の分配皿のアール溝に振り撒かれた散薬の分割の一例を示す部分平面図である。
【図７】分配皿の送り動作を示すフローチャートである。
【図８】最大分割数と同一の分割数が設定された場合における各分割領域で掻き出される散薬の面積を説明する図である。
【図９】最大分割数を越える分割数が設定された場合における各分割領域で掻き出される散薬の面積を説明する図である。
【図１０】最大分割数より小さい分割数が設定された場合における各分割領域で掻き出される散薬の面積を説明する図である。
【図１１】従来の方法が適用される散薬分配装置の分配皿のアール溝に振り撒かれた散薬の分割の一例を示す部分平面図である。
【図１２】図１１の各分割領域で掻き出される散薬の面積を説明する図である。
【符号の説明】
１…散薬分割装置、２…分配皿、３…冠状桝、５…掻出し装置、７…アール溝
１４…仕切り板、１５…ガイド板、１６…掻き板、１７…掻き幅切換機構[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a powder splitting device that splits and packs a powder every prescription in a hospital or a pharmacy.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known an apparatus for dividing powdered medicine using a distribution dish having a round groove having an arc cross section on the outer periphery. In this apparatus, while the distribution tray is fed at a pitch corresponding to the number of divisions, the powder sprayed uniformly in the round grooves of the distribution tray is scraped out in the radial direction with a scraper having a predetermined scraping width. At the time of the first division, the distribution tray is fed by subtracting the scraping width from the pitch corresponding to the number of divisions. If the same number of divisions as the maximum number of divisions corresponding to the scraping width (the value obtained by dividing the circumference of the rounded groove by the scratching width) is set, it will become zero if the scraping width is subtracted from the pitch corresponding to the number of divisions. Scrap out without sending the divided dishes. By doing in this way, the powder for the scraping width is not scraped off excessively at the first division.
[0003]
However, when the same number of divisions as the maximum number of divisions is set as described above, an error tends to occur between the first and last division amounts. As a result of studying the cause of the occurrence of the first and last split errors of the powder uniformly sprinkled on the distribution tray, the present inventor found that the split error is the theoretical split area and the actual split area scraped by the scraper. I found out that it was due to the difference between them.
[0004]
As shown in FIG. 11, a case will be considered in which a powdered dish with a maximum number of divisions of 63 is used to divide the powder with the maximum number of divisions of 63. The intersections of the radiations L ₁ , L ₂ ... L ₆₃ that distribute 63 powders evenly sprinkled in a ring shape in the round groove of the distribution dish, and the inner periphery of the radius r ₁ and the outer periphery of the radius r ₂ of the powder. _{respectively,} and _{_{_{a 1, a 2 ... a 63}}} , b 1, b 2 ... b 63. Further, each of the divided parts “1”, “2”... “63” is scraped with a scraping width W when the distribution tray rotates by a pitch P corresponding to the number of divisions in the R direction and reaches the scraping position. And Further, the intersections between the dotted line indicating the scraping width W and the inner periphery of the radius r ₁ of the powder are defined as c ₁ , c ₂ ... C ₆₃ .
[0005]
As shown in FIG. 12A, the portion “1” that is divided first is a region surrounded by a ₁ c ₂ b ₂ b ₁ , and the area S ₁ is a ₁ a ₂ b ₂ b _1. Is larger by the area ΔS of the substantially triangular excess scratched portion surrounded by a ₂ c ₂ b ₂ than the theoretically divided area S surrounded by
[Expression 2]
S ₁ = S + ΔS (1)
As shown in FIG. 12B, the second divided portion “2” is a region surrounded by a ₂ c ₃ b ₃ b ₂ , but the area S ₂ is the portion divided first. The area S of “1” is reduced by the area ΔS of the excessively scraped portion a ₂ c ₂ b ₂ and is expressed by the following equation.
[Equation 3]
S ₂ = S ₁ −ΔS = S (2)
Similarly, the parts “3”, “4”... Divided into the third and subsequent parts are represented by the following equations.
[Expression 4]
S ₃ , S ₄ ... = S (3)
[0006]
As shown in FIG. 12C, the last portion “63” is a region surrounded by a ₆₃ c ₁ b ₁ b ₆₃ , and an excessively scraped portion a ₁ c ₁ b _{1 of} this region. Is already scratched first and does not exist. For this reason, the area S ₆₃ of the last part “63” to be divided is the excess scraped part of the part “62” divided 62nd from the theoretically divided area S surrounded by a ₆₃ a ₁ b ₁ b _63. It decreases by the area ΔS of a ₆₃ c ₆₃ b ₆₃ and is expressed by the following equation.
[Equation 5]
S ₆₃ = S−ΔS (4)
Therefore, the relationship of the divided areas from “1” to “63” is expressed by the following equation.
[Formula 6]
S ₁ > S ₂ ... ₆₂ > S ₆₃ (5)
This division error tends to increase as the difference between the maximum number of divisions and the set number of divisions disappears. For this reason, the division number smaller by 1 to 2 than the maximum division number is set as the maximum setting division number, and the distribution tray is further fed from the scraping width and divided. For example, in the case of a distribution tray designed with a scraping width of 19 mm and a maximum number of divisions of 65, the maximum setting number of divisions is set to 63, and a pitch obtained by adding a numerical value of 19 × (65−63) / 63 to the division number equivalent pitch The feeding tray was fed in to reduce the first and last errors.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional apparatus, since the maximum set division number is smaller than the maximum division number, the division cannot be performed with a division number larger than the maximum set division number. Even if the maximum set number of divisions is smaller than the maximum number of divisions, the error between the first and last division amounts cannot be minimized.
[0008]
Further, the diameter of the distribution dish is determined by the predetermined maximum number of divided powders and the scraper scraping width. Some devices have been reduced in size by using a scraper with a small scraping width to reduce the diameter of the distribution tray, but if the scraping width is too small, it will be able to cope with an increase in powder and a decrease in the number of divisions. Disappear. In particular, when granules having low contact resistance between powder particles are scraped together with a scraper, if the scraping width is small, they are not moved away and remain in the next divided region. As a result, errors accumulate and a large division error occurs.
[0009]
The present invention has been made in view of such conventional problems, and it is an object of the present invention to provide an apparatus having a small overall size while improving the division accuracy of the powder uniformly sprinkled on the distribution tray. Let it be an issue.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a distribution tray having an arc-shaped cross-sectional groove formed along the outer periphery, a circular partition plate that cuts the powdered powder uniformly sprinkled on the distribution tray, and the partition plate that rotates together with the partition plate. In the powder splitting device comprising a scraping plate that scrapes out the powder on the distribution plate in the radial direction, and a guide plate that is provided in parallel to the partition plate and guides the powder to the scraping plate.
The guide plate is composed of a fixed portion and a movable portion separated at a predetermined distance from the rotation axis of the scraper plate, the scraper plate is fixed to the fixed portion, and one end of the movable portion is fixed. Attachable to the part,
By rotating the movable part, the other end of the movable part is separated from the partition plate, and the first scraping width W between the partition plate and the guide plate is wider than the first scraping width W. A scratch width switching mechanism for switching to the second scraping width W ′ is provided.
[0012]
The second invention is the first invention, the division number N exceeds the maximum equal to the division number N ₀ or corresponding to the first scraping width W is set, at the first division of the powdered medicine is In a state where the powder is cut with a partition plate,
[Expression 2]
ΔP = (1−N ₀ / N) W (6)
The dispensing pan is rotated in the direction opposite to the divided feeding direction by an amount of feed corresponding to the angle of the width, and the powder is divided by the first scraping width W and scraped out.
At the time of the second division, the distribution tray is adjusted in the division feed direction with an amount of feed obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the first scraping width W and the second scraping width W ′ from the division number equivalent pitch P. Rotate and divide the powder by the second scraping width W ′,
From then on, the dispensing tray is divided at the second scraping width W ′ while being rotated forward in the division feeding direction at the division number equivalent pitch P, and the powdered medicine is scraped out. (6) [Delta] P of the formula refers to the division of the width at the maximum division number N _0, the difference between the width of the division when the said maximum division number N ₀ the same or division number N exceeding it Is. That is, the division width when the maximum division number N ₀ is the same W as the scraping width, while the division width when the division number N is equal to or exceeds the maximum division number N ₀ is Since N ₀ W / N is obtained by dividing the circumference N ₀ W by the division number N, the difference ΔP in the division width between the maximum division number N ₀ and the division number N is
[Equation 3]
ΔP = W−N ₀ W / N = (1−N ₀ / N) W (7)
Thus, equation (6) is obtained.
[0013]
According to a third invention, in the first invention, when a division number N smaller than the maximum division number N ₀ corresponding to the first scraping width W is set, the powder is divided into partitions at the first division of the powder. In the state of cutting, the distribution tray is rotated forward in the divided feed direction with a feed amount of an angle corresponding to the difference between the division number equivalent pitch P and the first scraping width W, and the powder medicine is fed at the first scraping width W. Split and scrape,
At the time of the second division, the distribution tray is adjusted in the division feed direction with an amount of feed obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the first scraping width W and the second scraping width W ′ from the division number equivalent pitch P. Rotate and divide the powder by the second scraping width W ′,
From then on, the dispensing tray is divided at the second scraping width W ′ while being rotated forward in the division feeding direction at the division number equivalent pitch P, and the powdered medicine is scraped out.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
FIG. 1 shows a powder dividing apparatus 1 according to the present invention. This apparatus comprises a distribution tray 2, a coronal basket 3, a distribution hopper 4, a scraping device 5, and a packaging hopper 6.
[0015]
The distribution dish 2 is a disk having a round groove 7 having an arc-shaped cross section along the outer periphery, and can be rotated forward and backward around the rotation axis z ₁ by a driving device (not shown). The diameter r ₃ (see FIG. 2) of the distribution dish 2 to the center of the groove width of the round groove 7 is the maximum number of divisions N ₀ of the distribution dish 2 (in this embodiment, the maximum number of divisions N ₀ = 63). Using the scraping width W between the partition plate 14 and the guide plate 15 (to be described later) of the dispensing device 5 (in this embodiment, the scraping width W = 16 mm), the following formula is used.
[Equation 9]
r ₃ = N ₀ W / 2π (8)
[0016]
The coronal ridge 3 is composed of a circular base 8 and a ring 9. The outer periphery of the base 8 forms a conical surface, and a V-shaped groove 10 is formed together with the inner peripheral surface of the ring 9 as shown in FIG. As shown in FIG. 1, the base 8 can rotate around the rotation axis z ₂ , and can turn around a turning axis z _{3 that} is eccentric from the rotation axis z ₁ of the distribution tray 2. ing. The ring 9 rotates integrally with the base 8 and pivots, and as shown in FIG. 3, the bottom of the V-shaped groove 10 can be opened and closed through a ring opening / closing arm 11 by a lifting device (not shown). It has become.
The distribution hopper 4 is provided with a chute 12 for feeding the powder supplied thereinto into the V-shaped groove 10 of the coronal heel 3. Further, the chute 12 is provided with a piezoelectric element 13 for applying vibration to give the powder fluidity and supplying the powder to the V-shaped groove.
[0017]
The scraping device 5 includes a partition plate 14, a guide plate 15, a scraping plate 16, and a scraping width switching mechanism 17.
The partition plate 14 has a circular shape having the same radius of curvature as the round groove 7 of the distribution tray 2, and is provided so as to be rotatable about the rotation axis X.
As shown in FIGS. 2 and 4, the guide plate 15 has a fan shape having the same radius of curvature as that of the partition plate 14, and the guide plate 15 has a predetermined scraping width W from the partition plate 14 to the rotation axis X of the partition plate 14. It is attached in parallel to the partition plate 14 at a distant position. The guide plate 15 is separated into a fixed portion 15a and a movable portion 15b at a position away from the rotation axis X by a fixed distance t, and one end of the movable portion 15b is rotatably attached by a hinge 15c.
The scraper plate 16 is made of a rubber plate, and is attached between the partition plate 14 and the fixing portion 15a of the guide plate 15 so as to be perpendicular to them.
The scraping width switching mechanism 17 includes a solenoid 18 provided integrally with the partition plate 14, an arm portion 19 having one end attached to the guide plate 15, and a fixing portion 15 a of the partition plate 14 and the guide plate 15. The shaft portion 20 is supported at both ends thereof. An inclined surface 18 a is formed at the tip of the plunger of the solenoid 18. The arm portion 19 is rotatably supported on the fixed portion 15a of the guide plate 15 via a pin 19a. One end of the arm portion 19 is rotatably connected to the movable portion 15b of the guide plate 15 via a pin 19b, and the other end is rotatably connected to one end of the shaft portion 20 via a pin 19c. The shaft portion 20 is biased toward the inclined surface 18a of the plunger of the solenoid 18 by a spring 20a.
[0018]
When the solenoid 18 is turned on, as shown in FIG. 5, the plunger of the solenoid 18 is retracted, and the shaft portion 20 is urged to the left in the drawing by the spring 20a and is attached to the movable portion 15b of the guide plate 15. One end of the arm 19 thus moved moves rightward in the figure. Thereby, the front-end | tip of the movable part 15b of the guide plate 15 and the partition plate 14 are separated only by the scraping width W ′ (in this embodiment, the scraping width W ′ = 19 mm> W). Further, the scraping device 5 can move up and down between a lowered position where the partition plate 14 contacts the rounded groove 7 and a raised position away from the rounded groove 7.
[0019]
The packaging hopper 6 is provided on the side opposite to the distribution hopper 4 with respect to the distribution tray 2, and guides the powdered medicine scraped out by the scraping device 5 to a packaging device (not shown).
[0020]
In the dispensing device 1 configured as described above, powder is dropped into the V-shaped groove 10 while pouring powder into the dispensing hopper 4 and rotating the coronal heel 3 positioned at the receiving position. Accommodate uniformly. Then, the coronal ridge 3 is moved eccentrically from the receiving position to the distributing position, where the ring 9 is raised to open the bottom of the V-shaped groove 10 and the powder is distributed and deposited at once in the rounded grooves 7 of the distribution dish 2. After that, the coronal heel 3 is eccentrically moved back to the receiving position. In this state, the scraping device 5 is lowered to bring the partition plate 14 into contact with the round groove 7, and the partition plate 14 is rotated in the direction of the arrow in FIGS. The powder between the partition plate 14 and the movable portion 15b of the guide plate 15 is scraped out by the scraping plate 16 and guided to a packaging device (not shown) via the packaging hopper 6 for packaging.
[0021]
FIG. 6 shows the powder sprayed uniformly in a ring shape in the round groove 7 of the distribution tray 2. Radiation _{_{_L} 1,} _L 2 ... _L ₆₃ represents a dividing line in the case of equal distribution in the maximum division number _N 0 (= 63), inner and radiation _L _{1, L} 2 ... the radius _{r 1} of _{L 63} and the powdered medicine each intersection of the outer circumference of radius _{r _2,} and _{_{_{a 1, a 2 ... a 63}}} , b 1, b 2 ... b 63. Further, each of the divided parts “1”, “2”... “63” has a scraping width W indicated by a dotted line when the distribution tray rotates by a pitch P corresponding to the number of divisions in the R direction and reaches the scraping position. Suppose it is scraped off. Further, the intersections of the dotted line indicating the scraping width W and the inner periphery of the radius r ₁ of the powder, the radiation L ₁ , L ₂ ... L _63, and the outer periphery of the radius r ₂ are c ₁ , c ₂ ... c ₆₃ , respectively. and _{_d} _1, d 2 ... d _63, and _{_{_{e 1, e 2 ... e 63}}} . These intersections d ₁ , d ₂ ... D ₆₃ are located at the center of the groove width of the round groove 7 of the distribution tray 2.
[0022]
Moreover, the division number N of the powder sprinkled on the distribution tray 2 is set by prescription. Hereinafter, the case where the maximum division number N ₀ and the same division number N is set, the respective division operation when the maximum division number N ₀ greater than or smaller number of divisions N is set, described with reference to the flowchart of FIG. 7 To do.
[0023]
First, when the same division number N as the maximum division number N ₀ is set (in the case of YES in step S101), when the division number n is the first division of 1 (in the case of YES in step S102), As shown in FIG. 8A, the powdered medicine is cut at the positions a ₀ b ₀ by the partition plate 14 and scraped out with a scraping width W as shown in FIG. 8B.
Next, the scraping width W is changed to the scraping width W ′ (step S103), and when the division number n is 2 (in the case of YES in step S104), as shown in FIG. The distribution tray 2 is rotated forward in the divided feed direction with a feed amount (P− (W′−W)) obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the scraping width W and the scraping width W ′ from the number equivalent pitch P ( Step S105), the powdered medicine is scraped and divided by the scraping width W ′.
At the time of division after the division number n is 3 (in the case of NO in step S104), the distribution tray 2 is rotated forward in the division feed direction at the division number equivalent pitch P (= W) (step S106), and the powder is scraped. Scrape with W 'to divide.
[0024]
As a result, as shown in FIG. 8B, the portion b ₂ e ₂ d ₂ and the excess scraped portion a ₂ c that were not scraped with the scraping width W of the theoretically divided area a ₁ a ₂ b ₂ b _1. _{Since 2} d ₂ is the same, the region a ₁ c ₂ e ₂ b _{1 that} is divided _first is equal to the portion of the theoretical division area a ₁ a ₂ b ₂ b ₁ .
Further, as shown in FIG. 8C, the excessively scraped portion a ₂ c ₂ d ₂ scraped first is equal to the portion b ₂ e ₂ d ₂ not scraped first. Further, the portion b ₃ e ₃ d ₃ that has not been scraped out with the scraping width W ′ in the theoretically divided area a ₂ a ₃ b ₃ b ₂ and the excessively scraped portion a ₃ c ₃ d ₃ are the same. The region divided in the second is equal to the theoretical divided area a ₂ a ₃ b ₃ b ₂ . Further, since the scraping width W ′ is wider than the scraping width W, it is possible to reliably scrape the powder without leaving the powder in the next divided region. Similarly, from the time of the third division to the second division from the end, powder that is equal to the theoretical division area is scraped out.
Further, as shown in FIG. 8D, at the time of the last division, the excessively scraped portion a ₆₃ c ₆₃ d ₆₃ scraped second from the last and the portion b not scraped second from the last ₆₃ e ₆₃ d ₆₃ is the same. In addition, there is a region b ₁ e ₁ d ₁ that is not scraped with the scraping width W ′ at the time of the last division, but by rotating the distribution tray 2 in the division feed direction with a slightly larger feed amount than the division number equivalent pitch P, It is preferable that the regions b ₁ e ₁ d ₁ are also scraped together. Further, since the scraping width W ′ is wider than the scraping width W, the scraping width W ′ can be surely scraped without leaving a powder. Therefore, the amount of scraping is the same in all the divided areas.
[0025]
Second, when the division number N exceeding the maximum division number N ₀ is set (in the case of YES in step S107), for example, when the division number 65 is set with respect to the maximum division number 63, n = At the first division of 1 (in the case of YES at step S108), as shown in FIG. 9A, the powdered medicine is cut at the positions a ₀ b ₀ by the partition plate 14, and in this state, the distribution dish is moved to a predetermined angle ΔP. Only in the reverse direction R ′ opposite to the divided feed direction R, the rotation is reversed (step S109). The ΔP is obtained by the above-described equation (6). As a result, as shown in FIG. 9B, the amount of powder corresponding to ΔP is scraped to the last part to be divided. In this state, scraping is performed with a scraping width W.
Next, the scraping width W is changed to the scraping width W ′ (step S110), and when the division number n is 2 (in the case of YES in step S111), as shown in FIG. The distribution tray 2 is rotated forward in the divided feed direction with a feed amount (P− (W′−W)) obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the scraping width W and the scraping width W ′ from the number equivalent pitch P ( Step S112), the powdered medicine is scraped out by the scraping width W ′ and divided.
When the division number n is 3 or later (in the case of NO in step S111), the distribution tray 2 is rotated forward in the division feed direction at the division number equivalent pitch P (step S113), and the powdered medicine is scraped out with the scraping width W ′. And split.
[0026]
As a result, as shown in FIG. 9B, the portion b ₂ e ₂ d ₂ and the excess scraped portion a ₂ c that were not scraped with the scraping width W of the theoretically divided area a ₁ a ₂ b ₂ b _1. _{Since 2} d ₂ is the same, the powder divided first is equal to the portion of the theoretical divided area a ₁ a ₂ b ₂ b ₁ .
Further, as shown in FIG. 9C, the excessively scraped portion a ₂ c ₂ d ₂ scraped first is equal to the portion b ₂ e ₂ d ₂ not scraped first. Further, the portion b ₃ e ₃ d ₃ that has not been scraped out with the scraping width W ′ in the theoretically divided area a ₂ a ₃ b ₃ b ₂ and the excessively scraped portion a ₃ c ₃ d ₃ are the same. th powdered medicine to be divided into is equal to the theoretical division area _{_a} ₂ _a 3 _{_b} 3 _b 2 parts. Further, since the scraping width W ′ is wider than the scraping width W, it is possible to reliably scrape the powder without leaving the powder in the next divided region. Similarly, from the time of the third division to the second division from the end, powder that is equal to the theoretical division area is scraped out.
Further, as shown in FIG. 9D, at the time of the last division, the excessively scraped portion a ₆₃ c ₆₃ d ₆₃ scraped second from the last and the portion b not scraped second from the last ₆₃ e ₆₃ d ₆₃ is the same. In addition, the first scraped portion is equal to the region corresponding to the angle ΔP. In addition, by rotating the distribution tray 2 forward in the division feed direction with a feed amount slightly larger than the division number equivalent pitch P, for example, the portion deposited on the outer peripheral side of the powder when scraped for the first time can be scraped out together. preferable. Further, since the scraping width W ′ is wider than the scraping width W, the scraping width W ′ can be surely scraped without leaving a powder. Therefore, the amount of scraping is the same in all the divided areas.
[0027]
Third, when a division number N smaller than the maximum division number N ₀ is set (NO in step S107), for example, when the division number 60 is set with respect to the maximum division number 63, FIG. (a), the so divided count corresponding pitch P (= 2πr _3/60) is greater than the scraping width W, when the first division of n = 1 (YES at step S114), the partition plate 14 By cutting the powder at the positions a ₀ b ₀ by rotating the distribution tray 2 forward in the divided feed direction by a predetermined angle (PW) as shown in FIG. 10B (step S115). After 14 hours, the powder is scraped to some extent and then scraped out once. In addition, when the number of divisions is 30 or less, which is 1/2 or less of the maximum number of divisions 63, it is scraped out a plurality of times per division.
Next, the scraping width W is changed to the scraping width W ′ (step S116), and when the division number n is 2 (in the case of YES in step S117), as shown in FIG. The distribution tray 2 is rotated forward in the divided feed direction with a feed amount (P− (W′−W)) obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the scraping width W and the scraping width W ′ from the number equivalent pitch P ( Step S118), the powdered medicine is scraped out by the scraping width W ′ and divided.
When the division number n is 3 or later (NO in step S117), as shown in FIG. 10D, the distribution tray 2 is rotated forward in the division feed direction at the division number equivalent pitch P (step S119). ), The powdered medicine is scraped out by the scraping width W ′ and divided.
[0028]
As a result, as shown in FIG. 10B, the portion b ₂ e ₂ d ₂ and the excessively scraped portion a ₂ c that were not scraped with the scraping width W of the theoretically divided area a ₁ a ₂ b ₂ b _1. _{Since 2} d ₂ is the same, the powder divided first is equal to the portion of the theoretical divided area a ₁ a ₂ b ₂ b ₁ .
Further, as shown in FIG. 10C, a portion b ₃ e ₃ d ₃ and an excessively scraped portion a ₃ c that are not scraped by the scraping width W ′ of the theoretically divided area a ₂ a ₃ b ₃ b _2. _{Since 3} d ₃ is the same, the powder divided second is equal to the theoretical divided area a ₂ a ₃ b ₃ b ₂ . Further, since the scraping width W ′ is wider than the scraping width W, it is possible to reliably scrape the powder without leaving the powder in the next divided region. Similarly, from the time of the third division to the second division from the end, powder that is equal to the theoretical division area is scraped out.
Further, in the last divided area, as shown in FIG. 10D, there are areas b ₁ e ₁ d ₁ that are not scraped with the scraping width W ′ at the time of the last division, but the distribution dish 2 is divided into the number of divisions. It is preferable that the regions b ₁ e ₁ d ₁ are also scraped together by performing normal rotation in the divided feed direction with a feed amount slightly larger than the equivalent pitch P. Further, since the scraping width W ′ is wider than the scraping width W, the scraping width W ′ can be surely scraped without leaving a powder. Therefore, the amount of scraping is the same in all the divided areas.
[0029]
As described above, by changing the feed amount of the distribution tray 2 in various ways, the scraping amount is equally divided regardless of whether the division number is larger than the maximum division number N _{0 with} respect to the scraping width W, the same or smaller. It can be performed. Moreover, by changing the scraping width W by the scraping plate 16 of the scraping device 5 to the wide scraping width W ′, it is possible to surely scrape out the powder.
[0030]
If the division number N is set to be smaller than the maximum division number N ₀ , the scraping width W ′ may be changed to a wide scraping width W ′ from the time of the first division to scrape the powder. .
[0031]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, according to the present invention, a scraper having a width smaller than that of a conventional scraper is used by providing a scraping width switching mechanism that changes the scraping width W to a wider scraping width W ′. However, the powder can be scraped out reliably, and the size of the entire apparatus can be reduced by reducing the size of the distribution tray by one.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a powder dispensing device to which a method according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a partially enlarged view of the powder dispensing device of FIG. 1;
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a distribution tray from a coronal heel of the powder distribution device of FIG. 1;
4 is a cross-sectional view of the scraping device of FIG. 2;
FIG. 5 is a cross-sectional view of the scraping device of FIG.
FIG. 6 is a partial plan view showing an example of the division of the powder sprinkled in the round groove of the distribution tray of the powder distribution apparatus to which the method according to the present invention is applied.
FIG. 7 is a flowchart showing a feeding operation of the distribution tray.
FIG. 8 is a diagram for explaining the area of powder that is scraped in each divided region when the same number of divisions as the maximum number of divisions is set.
FIG. 9 is a diagram for explaining the area of powder to be scraped out in each divided region when the number of divisions exceeding the maximum number of divisions is set.
FIG. 10 is a diagram for explaining the area of powder that is scraped in each divided region when a division number smaller than the maximum division number is set.
FIG. 11 is a partial plan view showing an example of the division of the powder sprinkled in the round groove of the distribution tray of the powder distribution apparatus to which the conventional method is applied.
12 is a diagram for explaining the area of powder that is scraped in each divided region of FIG. 11;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Powder division | segmentation apparatus, 2 ... Dispensing tray, 3 ... Coronal fold, 5 ... Scraping device, 7 ... Earl groove 14 ... Partition plate, 15 ... Guide plate, 16 ... Scraping plate, 17 ... Scraping width switching mechanism

Claims

A distribution tray having an arc-shaped cross-sectional groove formed along the outer periphery, a circular partition plate for cutting the powdered powder uniformly sprinkled on the distribution plate, and rotating together with the partition plate; In the powder splitting device comprising a scraping plate that scrapes the powder in the radial direction, and a guide plate that is provided in parallel to the partition plate and guides the powder to the scraping plate,
The guide plate is composed of a fixed portion and a movable portion separated at a predetermined distance from the rotation axis of the scraper plate, the scraper plate is fixed to the fixed portion, and one end of the movable portion is fixed. Attachable to the part,
By rotating the movable part, the other end of the movable part is separated from the partition plate, and the first scraping width W between the partition plate and the guide plate is wider than the first scraping width W. A powder splitting device characterized in that a scraping width switching mechanism for switching to the second scraping width W ′ is provided.

When the division number N equal to or exceeding the maximum division number N ₀ corresponding to the first scraping width W is set, at the first division of the powder, the powder is cut with a partition plate,
[Expression 1]
ΔP = (1−N ₀ / N) W
The dispensing pan is rotated in the direction opposite to the divided feeding direction by an amount of feed corresponding to the angle of the width, and the powder is divided by the first scraping width W and scraped out.
At the time of the second division, the distribution tray is adjusted in the division feed direction with an amount of feed obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the first scraping width W and the second scraping width W ′ from the division number equivalent pitch P. Rotate and divide the powder by the second scraping width W ′,
From the next, powder medicine divided according to claim 1, characterized in that scraping the powdered medicine is divided by the second scraping width W 'while forward rotation of the distributor disc in the divided feed direction by the division number corresponding pitch P apparatus.

When the division number N smaller than the maximum division number N ₀ corresponding to the first scraping width W is set, at the time of the first division of powder, the powder corresponding to the division number pitch P and the above-mentioned number P The powder tray is divided by the first scraping width W and scraped out by rotating the distribution tray in the forward feeding direction at an angle corresponding to the difference in the first scraping width W,
At the time of the second division, the distribution tray is adjusted in the division feed direction with an amount of feed obtained by subtracting the amount corresponding to the difference between the first scraping width W and the second scraping width W ′ from the division number equivalent pitch P. Rotate and divide the powder by the second scraping width W ′,
From the next, powder medicine divided according to claim 1, characterized in that scraping the powdered medicine is divided by the second scraping width W 'while forward rotation of the distributor disc in the divided feed direction by the division number corresponding pitch P apparatus.