JP4727863B2

JP4727863B2 - Anti-ant structure and anti-ant construction method of building and its building

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Publication number: JP4727863B2
Application number: JP2001243447A
Authority: JP
Inventors: 修也尾関; 浩司今西
Original assignee: Kaneka Corp
Current assignee: Kaneka Corp
Priority date: 2001-08-10
Filing date: 2001-08-10
Publication date: 2011-07-20
Anticipated expiration: 2021-08-10
Also published as: JP2003056087A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部とこの立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継ぎ目をシロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止したり、あるいは前記立ち上がり部の内側面等に密着した基礎断熱材をシロアリによる食害から保護したりするための建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
建物における従来のシロアリ防除技術としては、例えば、
（１）建物の床下の地盤（土壌）と、地面から１ｍ以内の木部とを薬剤で処理する方法、
（２）床下の地盤上に、薬剤を練り込んだ合成樹脂シートを敷設する方法、
等が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来例（１）においては、薬剤に起因する化学物質過敏症等の問題があり、即ち、建物内の環境が化学物質によって汚染されると共に、５年程度で薬効が切れるために再処理の必要があるという問題点がある。
【０００４】
また、従来例（２）においては、合成樹脂シートの周囲の隙間からシロアリが侵入することがあるという問題点がある。
【０００５】
この発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、建物内の環境を汚染することなく、軸組、床組、基礎断熱材等をシロアリによる食害から確実に保護できる建物の防蟻構造及び防蟻工法、並びにその建物を提供することを目的とする。
【０００６】
上記目的を達成するため、防蟻構造は、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部と、この立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継ぎ目を、シロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止できる建物の防蟻構造であって、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記布基礎に埋設し、他端を前記土間コンクリートに埋設し、前記立ち上がり部の外側面に基礎断熱材を密着させ、この基礎断熱材の少なくとも外側面における地上の所定高さから下縁までの範囲に、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成された被覆用のメッシュシートをその幅方向の一端が所定長さ突出するように取付けると共に、この被覆用のメッシュシートの下端を前記布基礎に埋設したものである。これにより、閉塞用のメッシュシートが障害となるので、シロアリが外周部分の立ち上がり部と土間コンクリートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻止できる。また、被覆用のメッシュシートが障害となってシロアリが基礎断熱材へ侵入するのを阻止できるので、基礎断熱材の内部を通過して軸組や床組等へ侵入するのを阻止できる。そのため、建物内の環境を汚染することなく、軸組、床組、基礎断熱材等をシロアリによる食害から確実に保護できる。
【０００７】
防蟻構造は、前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記布基礎のベース部に埋設したものである。これにより、閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を外周部分の布基礎のベース部に埋設しているので、立ち上がり部とベース部との間に継ぎ目が形成されている場合に、シロアリが内方の地盤からこの継ぎ目を通過して基礎断熱材へ侵入するのを阻止できる。
【０００８】
防蟻構造は、前記被覆用のメッシュシートの下端を前記布基礎のベース部に埋設したものである。これにより、被覆用のメッシュシートの下端を外周部分の布基礎のベース部に埋設しているので、立ち上がり部とベース部との間に継ぎ目が形成されている場合に、シロアリが外方の地盤からこの継ぎ目へ侵入するのを阻止できる。
【０００９】
防蟻構造は、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の内側面に密着した基礎断熱材をシロアリによる食害から保護できる建物の防蟻構造であって、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記布基礎に埋設すると共に、他端を、前記立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートに埋設したものである。これにより、閉塞用のメッシュシートが障害となるので、シロアリが基礎断熱材の内部やこの基礎断熱材と土間コンクリートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻止できる。
【００１０】
防蟻構造は、前記土間コンクリートの外周部分に前記布基礎のベース部まで達する厚肉部を設けると共に、この厚肉部に前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設したものである。これにより、土間コンクリートの厚肉部に閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設しているので、閉塞用のメッシュシートの幅を小さくでき、そのためメッシュシートの使用量を節約できる。
【００１１】
防蟻構造は、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部と、この立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継ぎ目を、シロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止できる建物の防蟻構造であって、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記布基礎に埋設すると共に、他端を、前記土間コンクリートの外周部分に前記布基礎のベース部まで達するように設けた厚肉部に埋設したものである。これにより、閉塞用のメッシュシートが障害となるので、シロアリが外周部分の立ち上がり部と土間コンクリートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻止できる。また、厚肉部に閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設しているので、メッシュシートの使用量を節約できる。
【００１２】
防蟻構造は、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる外側閉塞用のメッシュシートの下端を前記布基礎のベース部に埋設すると共に、上端を前記立ち上がり部に埋設したものである。これにより、外側閉塞用のメッシュシートの下端を外周部分の布基礎のベース部に埋設すると共に、上端を立ち上がり部に埋設しているので、外側閉塞用のメッシュシートが障害となり、そのためシロアリが外周部分の立ち上がり部とベース部との継ぎ目を通過して基礎断熱材の内部や床下空間へ侵入するのを阻止できる。
【００１３】
防蟻構造は、前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記立ち上がり部に埋設したものである。これにより、閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を外周部分の立ち上がり部に埋設しているので、閉塞用のメッシュシートが障害となり、そのためシロアリが基礎断熱材の内部やこの基礎断熱材と土間コンクリートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻止できる。
【００１４】
防蟻構造は、前記外周部分の布基礎の内方に施工された布基礎の周方向に沿って前記閉塞用のメッシュシートを延設し、この閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記内方の布基礎に埋設すると共に、他端を前記土間コンクリートに埋設したものである。これにより、内方の布基礎の周方向に沿って閉塞用のメッシュシートを延設し、この閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を内方の布基礎に埋設すると共に、他端を土間コンクリートに埋設しているので、この閉塞用のメッシュシートが障害となり、そのためシロアリが内方の立ち上がり部と土間コンクリートとの継ぎ目を通過して床下空間へ侵入するのを阻止できる。
【００１５】
防蟻構造は、前記土間コンクリートの外周部分に前記内方の布基礎のベース部まで達する厚肉部を設けると共に、この厚肉部に前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設したものである。これにより、土間コンクリートの厚肉部に閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設しているので、閉塞用のメッシュシートの幅を小さくでき、そのためメッシュシートの使用量を節約できる。
【００１６】
防蟻構造は、前記閉塞用のメッシュシートにその長手方向に沿って伸縮用ひだ部を延設したものである。これにより、閉塞用のメッシュシートにその長手方向に沿って伸縮用ひだ部を延設しているので、コンクリートの乾燥収縮や地震等の振動により外周部分の布基礎や内方の布基礎と土間コンクリートとの相対位置が変動する場合でも伸縮用ひだ部が伸縮する。そのため、閉塞用のメッシュシートが布基礎や土間コンクリートから外れるのを防止でき、修繕の必要がない。
【００１７】
防蟻構造においては、前記メッシュシートが有する多数の孔の寸法が、いずれの方向においても前記シロアリの頭部横断面における最大直線寸法の２倍以下である。これにより、メッシュシートが有する多数の孔の寸法が、いずれの方向においてもシロアリの頭部横断面における最大直線寸法の２倍以下、即ち、孔をシロアリの頭部が通り抜けないか又は頭部が通り抜けても柔らかい体部等が孔に接触するような寸法であるので、シロアリが孔を通り抜けるのを嫌い、そのためシロアリの侵入をより確実に阻止できる。
【００１８】
建物は、上記のいずれかの防蟻構造を有するものである。
【００１９】
上記目的を達成するため、請求項１の防蟻工法は、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部とこの立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートとの継ぎ目をシロアリが通過して床下空間へ侵入するのを防止するために、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシートを、前記継ぎ目を閉塞するように施工する建物の防蟻工法であって、少なくとも前記立ち上がり部を打設する際に、この立ち上がり部の天端面に前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を埋設し、この閉塞用のメッシュシートを前記立ち上がり部の天端面及び内側面に当接するように折曲すると共に、その幅方向の他端を内側方へ所定長さ突出するように折曲した後、前記土間コンクリートを打設することによって、この土間コンクリートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設するものである。
【００２０】
請求項２の防蟻工法は、前記立ち上がり部を施工するために間隔を開けて相対向して配置された内外１対のコンクリート型枠のうち、外側のコンクリート型枠の型枠面に、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる被覆用のメッシュシートをその下端が下方へ所定長さ突出するように固定し、この被覆用のメッシュシートを介して基礎断熱材を前記外側のコンクリート型枠の型枠面に固定した後、前記立ち上がり部と前記布基礎のベース部とを同時又はほぼ同時に打設することによって、前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記立ち上がり部の天端面に埋設すると共に、前記被覆用のメッシュシートの下端を前記ベース部に埋設し、かつ、前記基礎断熱材を少なくとも前記立ち上がり部の外側面に接着一体化するものである。
【００２１】
請求項３の防蟻工法は、前記外周部分の布基礎の内方に施工される布基礎の少なくとも立ち上がり部を打設する際、この内方の立ち上がり部の天端面に、この内方の布基礎の周方向に延設される前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を埋設し、この閉塞用のメッシュシートを前記内方の立ち上がり部の天端面及び側面に当接するように折曲すると共に、その幅方向の他端を側方へ所定長さ突出するように折曲した後、前記土間コンクリートを打設することによって、この土間コンクリートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設するものである。
【００２２】
防蟻工法は、建物の外周部分に施工された布基礎の立ち上がり部の内側面に密着した基礎断熱材をシロアリによる食害から保護するために、前記シロアリの分泌物に耐性の耐腐食性材料で構成され、前記布基礎の周方向に延びる閉塞用のメッシュシートを、前記立ち上がり部で包囲された地盤上に施工した土間コンクリートと前記布基礎のベース部との間を閉塞するように施工する建物の防蟻工法であって、前記立ち上がり部を施工するために間隔を開けて相対向して配置された内外１対のコンクリート型枠のうち、内側のコンクリート型枠の型枠面に、前記閉塞用のメッシュシートをその幅方向の一端が下方へ所定長さ突出するように固定し、この閉塞用のメッシュシートを介して基礎断熱材を前記内側のコンクリート型枠の型枠面に固定し、前記立ち上がり部と前記ベース部とを同時又はほぼ同時に打設することによって、前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端を前記ベース部に埋設すると共に、前記基礎断熱材を少なくとも前記立ち上がり部の内側面に接着一体化した後、前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を内側方へ所定長さ突出するように折曲し、前記土間コンクリートを打設することによって、この土間コンクリートに前記閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を埋設するものである。これにより、工期を短縮できると共に、閉塞用のメッシュシートの幅方向の一端の埋設や基礎断熱材の接着一体化を簡単に行える。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図１乃至図５に示すように、第１実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、建物Ａの外周部分に施工された布基礎１の立ち上がり部２と、この立ち上がり部２で包囲された地盤３上に施工した土間コンクリート４との継ぎ目５を、シロアリ６が通過して床下空間７へ侵入するのを防止できるものであって、例えば、布基礎１の周方向に延びる閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａを布基礎１のベース部９に埋設し、他端８ｂを土間コンクリート４に埋設し、立ち上がり部２の外側面２ａに基礎断熱材１０を密着させ、この基礎断熱材１０の外側面１０ａに被覆用のメッシュシート１１をその下端１１ｄが所定長さ突出するように取付けると共に、この被覆用のメッシュシート１１の下端１１ｄをベース部９に埋設したものである。
【００２４】
布基礎１は、建物Ａの外周部分に周方向に延びるように施工されており、立ち上がり部２とベース部９とから横断面が逆Ｔ字状に形成されている。立ち上がり部２とベース部９との間にはこれらを別々に打設することによって継ぎ目１２が形成されており、ベース部９の下方には割栗石１３や捨てコンクリート１４が施工されている。また、立ち上がり部２の内方には床下空間７が形成されている。
【００２５】
この布基礎１の内方には立ち上がり部１５とベース部１６とからなる布基礎１７が必要に応じて施工されており、外周部分の立ち上がり部２で包囲された地盤３は、縦横等に連続する内方の立ち上がり部１５により複数の区画に区分されている。内方の立ち上がり部１５とベース部１６との間にも継ぎ目１８が形成されており、ベース部１６の下方にも割栗石１３や捨てコンクリート１４が施工されている。
【００２６】
土間コンクリート４は、外周部分の立ち上がり部２及び内方の立ち上がり部１５で包囲された地盤３上に施工されており、内部にワイヤーメッシュ等が埋設されている。この土間コンクリート４と外周部分の立ち上がり部２との間には継ぎ目５が、土間コンクリート４と内方の立ち上がり部１５との間には継ぎ目１９がそれぞれ形成されている。なお、土間コンクリート４と地盤３との間又は土間コンクリート４上には、必要に応じて防湿シート等を敷設してもよい。
【００２７】
基礎断熱材１０は、矩形状の合成樹脂発泡板等から構成されており、外周部分の立ち上がり部２の外側面２ａに横方向に相隣接して密着している。この基礎断熱材１０は、立ち上がり部２に接着剤等で接着一体化させたり、あるいは立ち上がり部２を打設する際にそのコンクリート型枠の型枠面に基礎断熱材１０を固定した状態でコンクリートと接着一体化させたりすればよい。基礎断熱材１０を立ち上がり部２等の打設により密着させる場合は、基礎断熱材１０とコンクリートとの密着が充分なものとなり、断熱性や防蟻性の面から更に好ましいものとなる。
【００２８】
シロアリ６とは、ゴキブリに近縁の社会生活をする不完全変態の昆虫であって、シロアリ目（等翅類）Isopteraの総称である。このシロアリ６は、図４に示すように、非変形性の堅い頭部６ａを有する一方、比較的柔らかくて弱い体部６ｂを有している。このようなシロアリ６としては、例えば、ヤマトシロアリやイエシロアリ等の各種のものが挙げられる。
【００２９】
閉塞用のメッシュシート８及び被覆用のメッシュシート１１は、図５に示すように、例えばステンレス鋼ワイヤ２０等から製織等され、複数の網目（孔）２１を有している。なお、シロアリバリアー材として使用されるメッシュシート８，１１は、シロアリ６から放出されるギ酸等の分泌物に耐性でかつシロアリ６が噛み砕くことができない硬さ、好ましくは少なくともＨＤＤ約７０のデュロメータ硬さを有すると共に、使用環境下で数十年の耐用年数を有する耐腐食性材料で構成されていれば、種々のものを使用できる。このようなメッシュシート８，１１としては、例えば、セラミックス・ガラス・合成樹脂・金属（特にステンレス）等の繊維・フィラメント・ストランド等から製織又は製編等されたワイヤーラス等や不織布、あるいはパンチングメタル、メタルラス等が挙げられ、特に「ターミメッシュ（ＴＥＲＭＩ−ＭＥＳＨ）」（商品名，ターミメッシュジャパン株式会社製）等のステンレスメッシュ等、柔軟性に優れ、かつ、切断、折曲による造形、折曲時の輪郭付け等が容易なものが好適である。要するに、網目２１等の複数の孔を有していればよいが、この孔の形状は特に限定されるものではなく、矩形状や円状等の適宜の形状とすることができる。
【００３０】
図１及び図２に示すように、このように構成される閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａはベース部９に埋設されていると共に、他端８ｂは土間コンクリート４に埋設されている。他端８ｂを土間コンクリート４に埋設するには、一端８ａをベース部９に埋設した後、他端８ｂが上方に突出するようにして地盤３の所定範囲を埋め戻す等してから土間コンクリート４を打設すればよい。なお、メッシュシート８は多数の孔を有しているので、アンカー効果によってベース部９等や土間コンクリート４に対してより強固に埋設できるという利点がある。
【００３１】
メッシュシート８を上記のように設けておけば、このメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が外周部分の立ち上がり部２と土間コンクリート４との継ぎ目５を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できる。そのため、建物Ａ内の環境を汚染することなく軸組Ｂや床組Ｃ等をシロアリ６による食害から確実に保護できるという利点がある。
【００３２】
なお、メッシュシート８の幅方向の一端８ａは立ち上がり部２に埋設してもよいが、ベース部９に埋設しておけば、この実施形態のように立ち上がり部２とベース部９との間に継ぎ目１２が形成されている場合に、シロアリ６が内方の地盤３からこの継ぎ目１２を通過して基礎断熱材１０へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００３３】
被覆用のメッシュシート１１は、基礎断熱材１０の外側面１０ａに下端１１ｄが所定長さ突出するように取付けられていると共に、その下端１１ｄがベース部９に埋設されている。このメッシュシート１１を基礎断熱材１０の外側面１０ａに取付けるには、立ち上がり部２を施工するためのコンクリート型枠の型枠面にメッシュシート１１を固定した状態でその下端１１ｄをベース部９等に埋設した後、モルタルに適宜のポリマー等を配合した接着モルタル等で接着一体化させたり、あるいは基礎断熱材１０の外側面１０ａに下端１１ｄが所定長さ突出するようにしてあらかじめ融着一体化させておき、前記コンクリート型枠の型枠面にメッシュシート１１付きの基礎断熱材１０を固定した状態で下端１１ｄをベース部９等に埋設したりすればよい。なお、メッシュシート１１は多数の孔を有しているので、アンカー効果によってベース部９等や基礎断熱材１０に対してより強固に埋設、接着、又は融着できるという利点がある。
【００３４】
メッシュシート１１を上記のように設けておけば、このメッシュシート１１が障害となってシロアリ６が基礎断熱材１０へ侵入するのを阻止できるので、基礎断熱材１０の内部を通過して軸組Ｂや床組Ｃ等へ侵入するのを阻止できる。そのため、建物Ａ内の環境を汚染することなく、基礎断熱材１０、軸組Ｂ、床組Ｃ等をシロアリ６による食害から確実に保護できるという利点がある。
【００３５】
なお、基礎断熱材１０は、少なくとも外側面１０ａにおける地上の所定高さから下縁１０ｄまでの範囲を被覆しておけばよいが、この場合の地上高さとしては、５０ｍｍ以上、好ましくは１００ｍｍ以上が望ましい。一方、５０ｍｍ未満では、シロアリ６がメッシュシート１１より高い位置まで登る可能性があるので、望ましくない。
【００３６】
また、メッシュシート１１の下端１１ｄは、基礎断熱材１０の下端部を巻き込むようにして立ち上がり部２に埋設してもよいが、ベース部９に埋設しておけば、この実施形態のように立ち上がり部２とベース部９との間に継ぎ目１２が形成されている場合に、シロアリ６が外方の地盤２２からこの継ぎ目１２へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００３７】
更に、図１及び図３に示すように、内方の布基礎１７の周方向に沿って閉塞用のメッシュシート８を延設し、このメッシュシート８の幅方向の一端８ａを内方の布基礎１７のベース部１６に埋設すると共に、他端８ｂを土間コンクリート４に埋設しておけば、このメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が内方の立ち上がり部１５と土間コンクリート４との継ぎ目１９を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。この場合、メッシュシート８は、内方の立ち上がり部１５の両側でそれぞれ上記のように設けておけばよい。なお、メッシュシート８の幅方向の一端８ａは立ち上がり部１５に埋設してもよいが、この実施形態のように内方の立ち上がり部１５とベース部１６との間に継ぎ目１８が形成されている場合は、シロアリ６が継ぎ目１８を通過して反対側へ侵入しないように、一端８ａを埋設する部位をベース部１６同士又は立ち上がり部１５同士として立ち上がり部１５の両側で合わせておけばよい。
【００３８】
ここで、この実施形態のように、閉塞用のメッシュシート８にその長手方向に沿って伸縮用ひだ部２３を延設しておけば、コンクリートの乾燥収縮や地震等の振動により布基礎１，１７と土間コンクリート４との相対位置が変動する場合でも伸縮用ひだ部２３が伸縮するので、メッシュシート８が布基礎１，１７や土間コンクリート４から外れるのを防止でき、修繕の必要がないという利点がある。なお、伸縮用ひだ部２３は、所定範囲を折り返す等してメッシュシート８にあらかじめ延設しておいてもよいし、あるいは施工現場で延設してもよい。
【００３９】
また、メッシュシート８，１１における網目２１等の孔の寸法が、いずれか１方向又は２以上の方向において、図４に示すシロアリ６の頭部６ａの横断面における最大直線寸法Ｈの２倍以下、即ち、孔をシロアリ６の頭部６ａが通り抜けないか又は頭部６ａが通り抜けても柔らかい体部６ｂ等が孔に接触するような寸法である場合は、シロアリ６が孔を通り抜けるのを嫌うので、シロアリ６の侵入をより確実に阻止できるという利点がある。
【００４０】
なお、前記最大直線寸法Ｈは、イエシロアリの職蟻で１．１〜１．２５ｍｍ程度、ヤマトシロアリの職蟻で１．０〜１．２ｍｍ程度であるので、ヤマトシロアリが生息する地域では、孔の寸法をいずれの方向においても２．０ｍｍ程度以下としておくのが望ましい。
【００４１】
図６に示すように、第２実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第１実施形態において、外周部分の立ち上がり部２とベース部９とを一体的に施工すると共に、被覆用のメッシュシート１１を取付けることなく基礎断熱材１０を外周部分の立ち上がり部２の内側面２ｂに密着させたものである。この防蟻構造によれば、閉塞用のメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が基礎断熱材１０の内部やこの基礎断熱材１０と土間コンクリート４との継ぎ目２１を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００４２】
図７及び図８に示すように、第３実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第２実施形態において、土間コンクリート４の外周部分に外周部分の布基礎１のベース部９や内方の布基礎１７のベース部１６まで達する厚肉部３１を設けると共に、この厚肉部３１に閉塞用のメッシュシート８の幅方向の他端８ｂを埋設したものである。この防蟻構造によれば、閉塞用のメッシュシート８の幅を小さくできるので、メッシュシート８の使用量を節約できるという利点がある。なお、伸縮用ひだ部２３は、伸縮可能なように、外周部分のベース部９と厚肉部３１との継ぎ目３２や内方のベース部１６と厚肉部３１との継ぎ目３３に配置する等して布基礎１，１７や厚肉部３１に埋設されないようにしておけばよい。ここで、継ぎ目３２，３３は水平方向に形成されるので、コンクリートの乾燥収縮によっても隙間寸法が大きくならず、寸法安定性が良好であるという利点がある。
【００４３】
図９に示すように、第４実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第３実施形態において、外周部分の立ち上がり部２の内側面２ｂに基礎断熱材１０を密着させないものである。この場合も、閉塞用のメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が外周部分の立ち上がり部２と土間コンクリート４との継ぎ目５を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００４４】
図１０に示すように、第５実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第３実施形態において、外周部分の立ち上がり部２とベース部９との間に継ぎ目１２を形成し、外周部分の布基礎１の周方向に延びる外側閉塞用のメッシュシート５１の下端５１ｄをベース部９に埋設すると共に、上端５１ｃを立ち上がり部２に埋設したものである。外側閉塞用のメッシュシート５１は、既述のメッシュシート８，１１と同様に構成されている。この防蟻構造によれば、外側閉塞用のメッシュシート５１が障害となるので、シロアリ６が外周部分の立ち上がり部２とベース部９との継ぎ目１２を通過して基礎断熱材１０の内部や床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００４５】
図１１及び図１２に示すように、第６実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第３実施形態において、外周部分の立ち上がり部２とベース部９との間に継ぎ目１２を形成すると共に、閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａを外周部分の立ち上がり部２や内方の立ち上がり部１５に埋設したものである。この防蟻構造によれば、横断面がコ字状等に設けられた閉塞用のメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が基礎断熱材１０の内部、この基礎断熱材１０と土間コンクリート４との継ぎ目２１、内方の立ち上がり部１５と土間コンクリート４との継ぎ目１９を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００４６】
図１３及び図１４に示すように、第７実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第１実施形態において、外周部分の立ち上がり部２とベース部９、内方の立ち上がり部１５とベース部１６とをそれぞれ一体的に施工し、閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａを外周部分の立ち上がり部２の天端面２ｃや内方の立ち上がり部１５の天端面１５ｃに埋設すると共に、他端８ｂを土間コンクリート４の外周面４ａに埋設したものである。この場合も、閉塞用のメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が外周部分の立ち上がり部２と土間コンクリート４との継ぎ目５や内方の立ち上がり部１５と土間コンクリート４との継ぎ目１９を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００４７】
次に、このような防蟻構造を施工するための防蟻工法について説明する。
図１５乃至図１７に示すように、この防蟻工法は、少なくとも外周部分の立ち上がり部２を打設する際に、この立ち上がり部２の天端面２ｃに閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａを埋設し、この閉塞用のメッシュシート８を立ち上がり部２の天端面２ｃ及び内側面２ｂに当接するように折曲すると共に、その幅方向の他端８ｂを内側方へ所定長さ突出するように折曲した後、土間コンクリート４を打設することによって、この土間コンクリート４に閉塞用のメッシュシート８の幅方向の他端８ｂを埋設するものである。
【００４８】
布基礎１を施工するには、立ち上がり部２とベース部９とを別々に打設してもよいが、ベース部９を施工するための内外１対のコンクリート型枠７１，７２を間隔を開けて相対向して配置すると共に、立ち上がり部２を施工するための内外１対のコンクリート型枠７３，７４を間隔を開けて相対向して配置した状態で、立ち上がり部２とベース部９とをほぼ同時に打設、即ち、ベース部９を打設してから少し時間をおいて立ち上がり部２を打設したり、あるいは従来公知の同時打設用のコンクリート型枠を用いて立ち上がり部２とベース部９とを同時に打設したりすれば、工期を短縮できるという利点がある。
【００４９】
閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａを立ち上がり部２の天端面２ｃに埋設するには、この実施形態のようにメッシュシート８を所定位置に配置してから立ち上がり部２を打設してもよいし、あるいは立ち上がり部２を打設してからその硬化前にメッシュシート８の幅方向の一端８ａを埋設してもよい。
【００５０】
閉塞用のメッシュシート８を立ち上がり部２の天端面２ｃ及び内側面２ｂに当接するように折曲すると共に、その幅方向の他端８ｂを内側方へ所定長さ突出するように折曲した後は、この実施形態のように、必要に応じて立ち上がり部２の天端面２ｃにならしモルタル７５等を施工してもよい。
【００５１】
このような防蟻工法によれば、閉塞用のメッシュシート８が幅方向の一端８ａを除いて立ち上がり部２等に埋設されるおそれがないので、後加工をスムーズに行えるという利点がある。また、同時打設用のコンクリート型枠を用いて立ち上がり部２とベース部９とを同時に打設する場合等、メッシュシート８の幅方向の一端８ａをベース部９に埋設できない場合に対応できるという利点がある。なお、内方の立ち上がり部１５においては、立ち上がり部１５の両側で上記と同じ操作をそれぞれ行えばよい。
【００５２】
ここで、この実施形態のように、外周部分の立ち上がり部２を施工するための内外１対のコンクリート型枠７３，７４のうち、外側のコンクリート型枠７３の型枠面７３ａに、被覆用のメッシュシート１１をその下端１１ｄが下方へ所定長さ突出するように固定し、この被覆用のメッシュシート１１を介して基礎断熱材１０を外側のコンクリート型枠７３の型枠面７３ａに固定した後、立ち上がり部２とベース部９とをほぼ同時に打設等することによって、閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａを立ち上がり部２の天端面２ｃに埋設すると共に、被覆用のメッシュシート１１の下端１１ｄをベース部９に埋設し、かつ、基礎断熱材１０を少なくとも立ち上がり部２の外側面２ａに接着一体化するようにすれば、被覆用のメッシュシート１１の下端１１ｄの埋設や基礎断熱材１０の接着一体化を簡単に行えるという利点がある。
【００５３】
図１８に示すように、第８実施形態に係る建物Ａの防蟻構造は、第２実施形態において、閉塞用のメッシュシート８を基礎断熱材１０に当接するように配置すると共に、このメッシュシート８の幅方向の他端８ｂを土間コンクリート４の外周面４ａに埋設したものである。この場合も、閉塞用のメッシュシート８が障害となるので、シロアリ６が基礎断熱材１０の内部やこの基礎断熱材１０と土間コンクリート４の継ぎ目２１を通過して床下空間７へ侵入するのを阻止できるという利点がある。
【００５４】
次に、このような防蟻構造を施工するための防蟻工法について説明する。
図１９乃至図２１に示すように、この防蟻工法は、外周部分の立ち上がり部２を施工するための内外１対のコンクリート型枠７３，７４のうち、内側のコンクリート型枠７４の型枠面７４ａに、閉塞用のメッシュシート８をその幅方向の一端８ａが下方へ所定長さ突出するように固定し、この閉塞用のメッシュシート８を介して基礎断熱材１０を内側のコンクリート型枠７４の型枠面７４ａに固定し、立ち上がり部２とベース部９とをほぼ同時に打設等することによって、閉塞用のメッシュシート８の幅方向の一端８ａをベース部９に埋設すると共に、基礎断熱材１０を少なくとも立ち上がり部２の内側面２ｂに接着一体化した後、閉塞用のメッシュシート８の幅方向の他端８ｂを内側方へ所定長さ突出するように折曲し、土間コンクリート４を打設することによって、この土間コンクリート４に閉塞用のメッシュシート８の幅方向の他端８ｂを埋設するものである。この防蟻工法によれば、工期を短縮できると共に、メッシュシート８の幅方向の一端８ａの埋設や基礎断熱材１０の接着一体化を簡単に行えるという利点がある。
【００５５】
以上の第１乃至第８実施形態においては、外周部分の布基礎１の内方にも布基礎１７を施工する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内方の布基礎１７の代わりに、全面的に施工した土間コンクリート４上に互いに間隔を開けて立設される柱状又は所定形状の複数の床束等を施工してもよい。
【００６７】
請求項１及び請求項３の発明によれば、閉塞用のメッシュシートが幅方向の一端を除いて立ち上がり部等に埋設されるおそれがないので、後加工をスムーズに行える。また、同時打設用のコンクリート型枠を用いて立ち上がり部とベース部とを同時に打設する場合等、メッシュシートの幅方向の一端をベース部に埋設できない場合に対応できる。
【００６８】
請求項２の発明によれば、被覆用のメッシュシートの下端の埋設や基礎断熱材の接着一体化を簡単に行える。また、外周部分の立ち上がり部とベース部とを同時又はほぼ同時に打設するので、工期を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る建物の防蟻構造を示す概略縦断面図。
【図２】外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図３】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図４】 (a)はシロアリの平面図、(b)は(a)のＹ−Ｙ線断面図。
【図５】メッシュシートの要部拡大平面図。
【図６】第２実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図７】第３実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図８】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図９】第４実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１０】第５実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１１】第６実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１２】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１３】第７実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１４】内方の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１５】外側のコンクリート型枠の型枠面に被覆用のメッシュシートと基礎断熱材とを固定すると共に、閉塞用のメッシュシートを所定位置に配置した状態を示す要部拡大縦断面図。
【図１６】布基礎を打設した状態を示す要部拡大縦断面図。
【図１７】閉塞用のメッシュシートを立ち上がり部の天端面及び内側面に沿って折曲すると共に、その幅方向の他端を内側方へ所定長さ突出するように折曲した状態を示す要部拡大縦断面図。
【図１８】第８実施形態に係る建物の防蟻構造を示す外周部分の布基礎付近の要部拡大縦断面図。
【図１９】内側のコンクリート型枠の型枠面に閉塞用のメッシュシートと基礎断熱材とを固定した状態を示す要部拡大縦断面図。
【図２０】布基礎を打設した状態を示す要部拡大縦断面図。
【図２１】閉塞用のメッシュシートの幅方向の他端を内側方へ所定長さ突出するように折曲した状態を示す要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
Ａ建物
１布基礎
２立ち上がり部
２ｃ天端面
３地盤
４土間コンクリート
５継ぎ目
６シロアリ
６ａ頭部
７床下空間
８閉塞用のメッシュシート
８ａ一端
８ｂ他端
９ベース部
１０基礎断熱材
１０ａ外側面
１１被覆用のメッシュシート
１１ｄ下端
１５立ち上がり部
１５ｃ天端面
１６ベース部
１７布基礎
２１網目（孔）
２３伸縮用ひだ部
３１厚肉部
５１外側閉塞用のメッシュシート
５１ｃ上端
５１ｄ下端
７３，７４コンクリート型枠
７３ａ，７４ａ型枠面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention prevents termites from passing through the joint between the rising part of the fabric foundation constructed on the outer periphery of the building and the soil concrete constructed on the ground surrounded by the rising part and entering the underfloor space. The present invention relates to a ant-proof structure and ant-proof construction method for a building and a building for protecting a basic heat insulating material in close contact with an inner surface of the rising portion from damage caused by termites.
[0002]
[Prior art]
Examples of conventional termite control technology in buildings include:
(1) A method of treating the ground (soil) under the floor of a building and a xylem within 1 m from the ground with a chemical,
(2) A method of laying a synthetic resin sheet kneaded with chemicals on the ground below the floor,
Etc. are known.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional example (1) as described above, there is a problem such as chemical hypersensitivity caused by the drug, that is, the environment in the building is contaminated by the chemical substance and the medicinal effect is cut off in about 5 years. Therefore, there is a problem that reprocessing is necessary.
[0004]
Further, in the conventional example (2), there is a problem that termites may enter from the gap around the synthetic resin sheet.
[0005]
The present invention has been made in view of the above problems, and is a building that can reliably protect a shaft assembly, a floor assembly, a foundation insulation, and the like from termite damage without polluting the environment in the building. An object of the present invention is to provide an ant-proof structure and an ant-proof construction method, and a building thereof.
[0006]
In order to achieve the above-mentioned purpose, the termite-proof structure allows the termites to pass through the joint between the rising part of the fabric foundation constructed on the outer periphery of the building and the soil concrete constructed on the ground surrounded by this rising part. The ant-proof structure of the building that can prevent entry into the under-floor space, which is made of a corrosion-resistant material that is resistant to the termite secretions, and the width of the mesh sheet for closing that extends in the circumferential direction of the cloth foundation One end of the direction is embedded in the cloth foundation, the other end is embedded in the soil concrete, and a foundation heat insulating material is brought into close contact with the outer side surface of the rising portion, from a predetermined height on the ground at least on the outer side surface of the base heat insulating material. In the range up to the lower edge, a covering mesh sheet made of a corrosion-resistant material resistant to the termite secretion is attached so that one end in the width direction protrudes a predetermined length, and this The lower end of the mesh sheet for covering is obtained by embedding the fabric foundation.Thereby, since the mesh sheet for closure becomes an obstacle, it is possible to prevent termites from entering the underfloor space through the joint between the rising portion of the outer peripheral portion and the soil concrete. In addition, since the covering mesh sheet can prevent the termites from entering the basic heat insulating material, it can be prevented from passing through the inside of the basic heat insulating material and entering the shaft assembly, the floor assembly or the like. Therefore, it is possible to reliably protect the shaft group, the floor group, the basic heat insulating material and the like from the damage caused by termites without polluting the environment in the building.
[0007]
In the ant-proof structure, one end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the base portion of the cloth foundation.As a result, one end in the width direction of the mesh sheet for closing is embedded in the base portion of the cloth foundation at the outer peripheral portion, so that when the seam is formed between the rising portion and the base portion, It is possible to prevent the ground from passing through this joint from the ground.
[0008]
In the ant-proof structure, the lower end of the covering mesh sheet is embedded in the base portion of the cloth foundation.As a result, the lower end of the mesh sheet for covering is embedded in the base portion of the fabric foundation at the outer peripheral portion, so that when the seam is formed between the rising portion and the base portion, the termites are outside the ground. Can be prevented from entering this seam.
[0009]
The termite-proof structure is a building-type ant-proof structure that can protect the base insulation that adheres to the inner surface of the rising part of the fabric foundation installed on the outer periphery of the building from the damage caused by termites, and is resistant to termite secretions. One end in the width direction of the mesh sheet for closure extending in the circumferential direction of the cloth foundation is embedded in the cloth foundation, and the other end is placed on the ground surrounded by the rising portion. It was buried in the soil concrete that was constructed.Thereby, since the mesh sheet | seat for obstruction | occlusion becomes an obstruction, it can prevent that a termite penetrates the inside of a basic heat insulating material and the joint of this basic heat insulating material and soil concrete, and invades under floor space.
[0010]
The ant-proof structure is a structure in which a thick portion reaching the base portion of the cloth foundation is provided in the outer peripheral portion of the soil concrete, and the other end in the width direction of the mesh sheet for closing is embedded in the thick portion. .Thereby, since the other end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the thick part of the soil concrete, the width of the closing mesh sheet can be reduced, and the amount of use of the mesh sheet can be saved.
[0011]
The termite-proof structure allows termites to enter the underfloor space through the joint between the rising part of the fabric foundation constructed on the outer periphery of the building and the soil concrete constructed on the ground surrounded by this rising part. An ant-proof structure of a building that can prevent the termite secretion, and is composed of a corrosion-resistant material that is resistant to the termite secretion, and has one end in the width direction of the mesh sheet for closing extending in the circumferential direction of the cloth foundation. And the other end is embedded in a thick part provided so as to reach the base part of the cloth foundation at the outer peripheral part of the soil concrete.Thereby, since the mesh sheet for closure becomes an obstacle, it is possible to prevent termites from entering the underfloor space through the joint between the rising portion of the outer peripheral portion and the soil concrete. Further, since the other end in the width direction of the mesh sheet for closing is embedded in the thick part, the amount of use of the mesh sheet can be saved.
[0012]
The ant-proof structure is made of a corrosion-resistant material that is resistant to the termite secretions, and embeds the lower end of the outer closing mesh sheet extending in the circumferential direction of the fabric foundation in the base portion of the fabric foundation, and Embedded in the rising part.As a result, the lower end of the outer closing mesh sheet is embedded in the base portion of the cloth base at the outer peripheral portion, and the upper end is embedded in the rising portion. It is possible to prevent entry into the interior of the basic heat insulating material or the space under the floor through the joint between the rising part of the part and the base part.
[0013]
In the ant-proof structure, one end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the rising portion.As a result, one end in the width direction of the mesh sheet for blocking is embedded in the rising part of the outer peripheral portion, so the mesh sheet for blocking becomes an obstacle, so termites are inside the basic heat insulating material or between this basic heat insulating material and the soil. It is possible to prevent entry into the underfloor space through the joint with concrete.
[0014]
The ant-proof structure extends the closing mesh sheet along the circumferential direction of the fabric foundation constructed on the inner side of the outer peripheral fabric foundation, and one end in the width direction of the closing mesh sheet is It is embedded in the inner fabric foundation and the other end is embedded in the soil concrete.Thus, a closing mesh sheet is extended along the circumferential direction of the inner fabric foundation, one end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the inner fabric foundation, and the other end is placed between the soil. Since it is embedded in concrete, this mesh sheet for blocking becomes an obstacle, so that termites can be prevented from passing into the underfloor space through the joint between the inner rising portion and the soil concrete.
[0015]
The ant-proof structure is provided with a thick portion reaching the base portion of the inner cloth foundation in the outer peripheral portion of the soil concrete, and the other end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the thick portion. Is.Thereby, since the other end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the thick part of the soil concrete, the width of the closing mesh sheet can be reduced, and the amount of use of the mesh sheet can be saved.
[0016]
The ant-proof structure is obtained by extending a pleat for expansion and contraction along the longitudinal direction of the closing mesh sheet.As a result, the expansion and contraction folds are extended along the longitudinal direction of the mesh sheet for closing, so that the fabric foundation at the outer peripheral part and the inner cloth foundation and soil between the soil due to the drying shrinkage of concrete and vibrations such as earthquakes. Even when the relative position with the concrete fluctuates, the expansion and contraction folds expand and contract. Therefore, the mesh sheet for closing can be prevented from coming off from the fabric foundation or soil concrete, and no repair is required.
[0017]
In the ant-proof structure, the size of the many holes of the mesh sheet is not more than twice the maximum linear dimension in the termite head cross section in any direction.As a result, the size of the large number of holes in the mesh sheet is not more than twice the maximum linear dimension in the termite head cross section in any direction, that is, the termite head does not pass through the holes or the head is not Since the size is such that the soft body part and the like come into contact with the hole even if it passes through, the termites do not like to pass through the holes, and thus the termites can be more reliably prevented from entering.
[0018]
Buildingthe aboveIt has one of the ant-proof structures.
[0019]
To achieve the above objective,Claim1The termite-prevention method prevents termites from entering the under-floor space through the joint between the rising part of the fabric foundation constructed on the outer periphery of the building and the soil concrete constructed on the ground surrounded by this rising part. In order to prevent this, an anti-corrosion method for a building, which is constructed of a corrosion-resistant material resistant to termite secretions and extends in the circumferential direction of the fabric foundation so as to close the seam When at least the rising portion is driven, one end of the closing mesh sheet in the width direction is embedded in the top end surface of the rising portion, and the closing mesh sheet is connected to the top end surface of the rising portion. And bending the other end in the width direction so as to protrude inward by a predetermined length, and then placing the soil concrete. It is to embed the width direction of the other end of the mesh sheet for the closure on the dirt floor concrete.
[0020]
Claim2The termite-proofing method is a method for secreting termites on the mold surface of the outer concrete mold out of a pair of inner and outer concrete molds arranged opposite to each other to construct the rising part. It is composed of a corrosion-resistant material that is resistant to objects, and the mesh sheet for covering extending in the circumferential direction of the cloth foundation is fixed so that the lower end protrudes downward by a predetermined length, and the mesh sheet for covering After fixing the base heat insulating material to the formwork surface of the outer concrete formwork, by placing the rising portion and the base portion of the fabric foundation simultaneously or substantially simultaneously, the width direction of the mesh sheet for closing One end of the cover is embedded in the top end surface of the rising portion, the lower end of the covering mesh sheet is embedded in the base portion, and at least the basic heat insulating material is disposed on the outer surface of the rising portion. It is intended to bonded and integrated.
[0021]
Claim3When the at least the rising portion of the fabric foundation to be constructed on the inner side of the outer peripheral portion of the fabric foundation is placed, the ant protection method is applied to the top end surface of the inner rising portion on the periphery of the inner fabric foundation. One end in the width direction of the closing mesh sheet extending in the direction is embedded, and the closing mesh sheet is bent so as to contact the top end surface and the side surface of the inner rising portion, and The other end in the width direction of the mesh sheet for closing is buried in the soil concrete by bending the other end in the width direction so as to protrude to the side by a predetermined length and then placing the concrete in the soil. Is.
[0022]
The termite-proofing method is a corrosion-resistant material that is resistant to termite secretions in order to protect the foundation insulation closely attached to the inner surface of the rising part of the fabric foundation installed on the outer periphery of the building from the damage caused by termites. The building which is constructed so that the mesh sheet for closing that extends in the circumferential direction of the fabric foundation is closed between the soil-concrete constructed on the ground surrounded by the rising portion and the base portion of the fabric foundation Of the pair of concrete molds arranged opposite to each other with a gap in order to construct the rising portion, the blockage is applied to the mold surface of the inner concrete mold. The mesh sheet is fixed so that one end in the width direction protrudes a predetermined length downward, and the basic heat insulating material is fixed to the formwork surface of the inner concrete formwork through the mesh sheet for closing. In addition, by embedding the rising portion and the base portion simultaneously or substantially simultaneously, one end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the base portion, and at least the basic heat insulating material is placed on the rising portion. After being bonded and integrated to the inner side surface, the other end in the width direction of the mesh sheet for closing is bent so as to protrude inward by a predetermined length, and the soil concrete is placed by placing the soil concrete. The other end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded.Thereby, while being able to shorten a construction period, embedding of the end of the width direction of the mesh sheet | seat for obstruction | occlusion, and adhesion | attachment integration of a basic heat insulating material can be performed easily.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 to 5, the ant-proof structure of the building A according to the first embodiment is surrounded by the rising portion 2 of the fabric foundation 1 constructed on the outer peripheral portion of the building A and the rising portion 2. The termite 6 can be prevented from passing through the joint 5 with the soil concrete 4 constructed on the ground 3 and entering the underfloor space 7, for example, a closing mesh extending in the circumferential direction of the fabric foundation 1. One end 8a in the width direction of the sheet 8 is embedded in the base portion 9 of the fabric foundation 1, the other end 8b is embedded in the soil concrete 4, and the base heat insulating material 10 is brought into close contact with the outer side surface 2a of the rising portion 2, thereby this basic heat insulation. The covering mesh sheet 11 is attached to the outer surface 10a of the material 10 so that the lower end 11d protrudes a predetermined length, and the lower end 11d of the covering mesh sheet 11 is embedded in the base portion 9.
[0024]
The fabric foundation 1 is constructed so as to extend in the circumferential direction on the outer peripheral portion of the building A, and the transverse section is formed in an inverted T shape from the rising portion 2 and the base portion 9. A seam 12 is formed between the rising portion 2 and the base portion 9 by placing them separately, and a split stone 13 and abandoned concrete 14 are installed below the base portion 9. An underfloor space 7 is formed inside the rising portion 2.
[0025]
A fabric foundation 17 comprising a rising portion 15 and a base portion 16 is installed inside the fabric foundation 1 as necessary, and the ground 3 surrounded by the rising portion 2 in the outer peripheral portion is continuous vertically and horizontally. The inner rising portion 15 is divided into a plurality of sections. A seam 18 is also formed between the inner rising portion 15 and the base portion 16, and the cracked stone 13 and the discarded concrete 14 are also applied below the base portion 16.
[0026]
The soil concrete 4 is constructed on the ground 3 surrounded by the rising portion 2 at the outer peripheral portion and the rising portion 15 at the inner side, and a wire mesh or the like is embedded therein. A seam 5 is formed between the soil concrete 4 and the rising portion 2 at the outer peripheral portion, and a seam 19 is formed between the soil concrete 4 and the inner rising portion 15. In addition, you may lay a moisture proof sheet etc. between the soil concrete 4 and the ground 3 or on the soil concrete 4 as needed.
[0027]
The basic heat insulating material 10 is composed of a rectangular synthetic resin foam plate or the like, and is in close contact with the outer surface 2a of the rising portion 2 of the outer peripheral portion in the lateral direction. The basic heat insulating material 10 is made of concrete in a state where the basic heat insulating material 10 is fixed to the formwork surface of the concrete formwork when the rising portion 2 is bonded and integrated with an adhesive or the like, or when the rising portion 2 is placed. And can be bonded and integrated. When the basic heat insulating material 10 is brought into close contact with the rising portion 2 or the like, the close contact between the basic heat insulating material 10 and the concrete is sufficient, which is further preferable from the viewpoint of heat insulating properties and ant-proof properties.
[0028]
Termite 6 is an incompletely transformed insect living in a social life closely related to cockroaches, and is a collective term for termites (Isoptera) Isoptera. As shown in FIG. 4, this termite 6 has a non-deformable hard head 6a, and a relatively soft and weak body 6b. Examples of such termites 6 include various types of termites such as Yamato termites and termites.
[0029]
As shown in FIG. 5, the closing mesh sheet 8 and the covering mesh sheet 11 are woven from, for example, a stainless steel wire 20 and have a plurality of meshes (holes) 21. The mesh sheets 8 and 11 used as the termite barrier material are resistant to secretions such as formic acid released from the termites 6 and are hard enough for the termites 6 not to be crushed, preferably at least a durometer hardness of about 70 HDD. In addition, various materials can be used as long as they are made of a corrosion-resistant material having a service life of several decades under the usage environment. Examples of such mesh sheets 8 and 11 include wire lath or non-woven fabric woven or knitted from fibers, filaments, strands, etc., such as ceramics, glass, synthetic resin, metal (particularly stainless steel), or punching metal. , Metal lath, etc., especially stainless steel mesh such as “TERMI-MESH” (trade name, manufactured by Termimesh Japan Co., Ltd.), etc. Those that are easy to outline are suitable. In short, it is only necessary to have a plurality of holes such as the meshes 21, but the shape of the holes is not particularly limited, and may be an appropriate shape such as a rectangular shape or a circular shape.
[0030]
As shown in FIGS. 1 and 2, one end 8 a in the width direction of the closing mesh sheet 8 configured as described above is embedded in the base portion 9, and the other end 8 b is embedded in the soil concrete 4. Yes. In order to embed the other end 8 b in the soil concrete 4, after embedding the one end 8 a in the base portion 9, the other end 8 b protrudes upward, and then a predetermined range of the ground 3 is backfilled. Can be placed. In addition, since the mesh sheet 8 has a large number of holes, there is an advantage that the mesh sheet 8 can be more firmly embedded in the base portion 9 and the soil concrete 4 by an anchor effect.
[0031]
If the mesh sheet 8 is provided as described above, the mesh sheet 8 becomes an obstacle, and the termite 6 passes through the joint 5 between the rising portion 2 of the outer peripheral portion and the soil concrete 4 and enters the underfloor space 7. Can be prevented. Therefore, there exists an advantage that the frame group B, the floor group C, etc. can be reliably protected from the damage by the termite 6 without polluting the environment in the building A.
[0032]
One end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 may be embedded in the rising portion 2, but if it is embedded in the base portion 9, it is interposed between the rising portion 2 and the base portion 9 as in this embodiment. When the joint 12 is formed, there is an advantage that the termite 6 can be prevented from passing through the joint 12 from the inner ground 3 and entering the foundation heat insulating material 10.
[0033]
The covering mesh sheet 11 is attached to the outer surface 10 a of the basic heat insulating material 10 so that the lower end 11 d protrudes a predetermined length, and the lower end 11 d is embedded in the base portion 9. In order to attach the mesh sheet 11 to the outer side surface 10a of the base heat insulating material 10, the lower end 11d is fixed to the base portion 9 or the like with the mesh sheet 11 fixed to the formwork surface of the concrete mold for constructing the rising portion 2. After being embedded in the mortar, the mortar is bonded and integrated with an adhesive mortar mixed with an appropriate polymer or the like, or the lower end 11d protrudes a predetermined length from the outer surface 10a of the basic heat insulating material 10 and is integrated in advance. In addition, the lower end 11d may be embedded in the base portion 9 or the like in a state where the basic heat insulating material 10 with the mesh sheet 11 is fixed to the formwork surface of the concrete formwork. In addition, since the mesh sheet 11 has a large number of holes, there is an advantage that the mesh sheet 11 can be embedded, bonded, or fused more firmly to the base portion 9 and the base heat insulating material 10 by the anchor effect.
[0034]
If the mesh sheet 11 is provided as described above, the termite 6 can be prevented from entering the basic heat insulating material 10 due to this mesh sheet 11 being obstructed. Intrusion into B or floor set C can be prevented. Therefore, there is an advantage that the basic heat insulating material 10, the shaft group B, the floor group C and the like can be reliably protected from the damage caused by the termites 6 without polluting the environment in the building A.
[0035]
The basic heat insulating material 10 may cover at least the range from the predetermined height on the outer surface 10a to the lower edge 10d. In this case, the ground height is 50 mm or more, preferably 100 mm or more. Is desirable. On the other hand, if it is less than 50 mm, the termite 6 may climb to a position higher than the mesh sheet 11, which is not desirable.
[0036]
Further, the lower end 11d of the mesh sheet 11 may be embedded in the rising portion 2 so as to wrap around the lower end portion of the basic heat insulating material 10, but if it is embedded in the base portion 9, it rises as in this embodiment. When the joint 12 is formed between the portion 2 and the base portion 9, there is an advantage that the termite 6 can be prevented from entering the joint 12 from the outer ground 22.
[0037]
Further, as shown in FIGS. 1 and 3, a closing mesh sheet 8 is extended along the circumferential direction of the inner fabric base 17, and one end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 is connected to the inner fabric. If the mesh sheet 8 becomes an obstacle if the other end 8 b is embedded in the soil concrete 4 while being embedded in the base portion 16 of the foundation 17, the termite 6 is formed between the inner rising portion 15 and the soil concrete 4. There is an advantage that it can be prevented from passing through the seam 19 and entering the underfloor space 7. In this case, the mesh sheet 8 may be provided as described above on both sides of the inner rising portion 15. One end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 may be embedded in the rising portion 15, but a seam 18 is formed between the inner rising portion 15 and the base portion 16 as in this embodiment. In this case, the portions where the one ends 8a are embedded may be aligned on both sides of the rising portion 15 as the base portions 16 or the rising portions 15 so that the termites 6 do not pass through the joint 18 and enter the opposite side.
[0038]
Here, if the expansion and contraction fold 23 is extended along the longitudinal direction of the mesh sheet 8 for closing as in this embodiment, the fabric foundation 1, due to drying shrinkage of concrete or vibration such as earthquake Even when the relative position of the concrete 17 and the soil concrete 4 changes, the pleat portion 23 for expansion and contraction expands and contracts, so that the mesh sheet 8 can be prevented from coming off from the fabric foundations 1 and 17 and the soil concrete 4 and no repair is required. There are advantages. In addition, the expansion / contraction pleat portion 23 may be extended in advance to the mesh sheet 8 by folding a predetermined range, or may be extended at a construction site.
[0039]
Moreover, the dimension of the holes such as the meshes 21 in the mesh sheets 8 and 11 is not more than twice the maximum linear dimension H in the transverse section of the head 6a of the termite 6 shown in FIG. 4 in any one direction or two or more directions. That is, if the size of the termite 6 is such that the head 6a of the termite 6 does not pass through the hole or the soft body part 6b contacts the hole even if the head 6a passes through, the termite 6 dislikes passing through the hole. Therefore, there is an advantage that the intrusion of the termite 6 can be more reliably prevented.
[0040]
The maximum linear dimension H is about 1.1 to 1.25 mm for termite ants, and about 1.0 to 1.2 mm for termite ants, so in areas where Yamato termites live, It is desirable to keep the dimension of about 2.0 mm or less in any direction.
[0041]
As shown in FIG. 6, the ant proof structure of the building A according to the second embodiment is constructed by integrally constructing the rising portion 2 and the base portion 9 of the outer peripheral portion and covering the mesh in the first embodiment. The base heat insulating material 10 is closely attached to the inner side surface 2b of the rising portion 2 at the outer peripheral portion without attaching the sheet 11. According to this ant-proof structure, the closing mesh sheet 8 becomes an obstacle, so the termites 6 pass through the inside of the basic heat insulating material 10 and the joint 21 between the basic heat insulating material 10 and the soil concrete 4, and the underfloor space 7. There is an advantage that can be prevented from entering.
[0042]
As shown in FIG.7 and FIG.8, the ant-proof structure of the building A which concerns on 3rd Embodiment is the base part 9 of the cloth foundation 1 of an outer peripheral part in the outer peripheral part of the soil concrete 4, and inward in 2nd Embodiment. A thick portion 31 reaching the base portion 16 of the fabric foundation 17 is provided, and the other end 8b in the width direction of the mesh sheet 8 for closing is embedded in the thick portion 31. According to this ant proof structure, since the width of the mesh sheet 8 for closure can be reduced, there is an advantage that the amount of use of the mesh sheet 8 can be saved. The expansion / contraction pleat 23 is arranged at the joint 32 between the base portion 9 and the thick portion 31 at the outer peripheral portion or at the joint 33 between the inner base portion 16 and the thick portion 31 so as to be expandable and contractible. Thus, it is only necessary that the cloth foundations 1 and 17 and the thick portion 31 are not buried. Here, since the seams 32 and 33 are formed in the horizontal direction, there is an advantage that the gap dimension does not increase even by drying shrinkage of the concrete, and the dimensional stability is good.
[0043]
As shown in FIG. 9, the ant-proof structure of the building A according to the fourth embodiment is such that, in the third embodiment, the basic heat insulating material 10 is not brought into close contact with the inner side surface 2b of the rising portion 2 of the outer peripheral portion. Also in this case, since the mesh sheet 8 for blockage becomes an obstacle, the termite 6 can be prevented from passing through the joint 5 between the rising portion 2 of the outer peripheral portion and the soil concrete 4 and entering the underfloor space 7. is there.
[0044]
As shown in FIG. 10, the ant protection structure of the building A according to the fifth embodiment has a joint 12 formed between the rising portion 2 of the outer peripheral portion and the base portion 9 in the third embodiment. The lower end 51 d of the outer closing mesh sheet 51 extending in the circumferential direction of the fabric foundation 1 is embedded in the base portion 9, and the upper end 51 c is embedded in the rising portion 2. The outer closing mesh sheet 51 is configured in the same manner as the mesh sheets 8 and 11 described above. According to this ant proof structure, the outer closing mesh sheet 51 becomes an obstacle, so the termites 6 pass through the joints 12 between the rising portion 2 and the base portion 9 of the outer peripheral portion, and the inside of the basic heat insulating material 10 and under the floor. There is an advantage that entry into the space 7 can be prevented.
[0045]
As shown in FIG.11 and FIG.12, while the ant structure of the building A which concerns on 6th Embodiment forms the joint 12 between the standup | rising part 2 and the base part 9 of an outer peripheral part in 3rd Embodiment, One end 8a in the width direction of the closing mesh sheet 8 is embedded in the rising portion 2 on the outer peripheral portion or the rising portion 15 on the inner side. According to this ant-proof structure, the closing mesh sheet 8 having a U-shaped cross section becomes an obstacle, so the termites 6 are inside the basic heat insulating material 10, the basic heat insulating material 10 and the soil concrete 4. There is an advantage that it is possible to prevent the intrusion into the underfloor space 7 through the joint 21 and the joint 19 between the inner rising portion 15 and the soil concrete 4.
[0046]
As shown in FIG.13 and FIG.14, the ant-proof structure of the building A which concerns on 7th Embodiment is the rising part 2 and the base part 9 of an outer peripheral part, and the rising part 15 and base part of an inner part in 1st Embodiment. 16 is integrally constructed, and one end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 for closing is embedded in the top end surface 2c of the rising portion 2 of the outer peripheral portion and the top end surface 15c of the rising portion 15 on the inner side. The end 8 b is embedded in the outer peripheral surface 4 a of the soil concrete 4. Also in this case, the closing mesh sheet 8 becomes an obstacle, and the termites 6 pass through the joint 5 between the rising portion 2 of the outer peripheral portion and the soil concrete 4 and the joint 19 between the rising portion 15 of the inner side and the soil concrete 4. Thus, there is an advantage that it is possible to prevent entry into the underfloor space 7.
[0047]
Next, a description will be given of an ant protection method for constructing such an ant protection structure.
As shown in FIG. 15 to FIG. 17, in this ant-preventive construction method, at least when the rising portion 2 of the outer peripheral portion is driven, one end of the closing mesh sheet 8 in the width direction is placed on the top end surface 2 c of the rising portion 2. 8a is embedded, and the mesh sheet 8 for closing is bent so as to contact the top end surface 2c and the inner side surface 2b of the rising portion 2, and the other end 8b in the width direction protrudes inward by a predetermined length. After bending in this way, the other end 8b in the width direction of the mesh sheet 8 for closing is embedded in the interstitial concrete 4 by placing the interstitial concrete 4.
[0048]
In order to construct the fabric foundation 1, the rising portion 2 and the base portion 9 may be placed separately, but a pair of inner and outer concrete molds 71 and 72 for constructing the base portion 9 are spaced apart. In a state where a pair of inner and outer concrete molds 73 and 74 for constructing the rising portion 2 are arranged facing each other with a gap therebetween, the rising portion 2 and the base portion 9 are arranged. Placing almost at the same time, that is, placing the rising portion 2 after a short time after placing the base portion 9, or using the conventionally known concrete mold for simultaneous placement, and the rising portion 2 and the base If the portion 9 is driven simultaneously, there is an advantage that the construction period can be shortened.
[0049]
In order to embed one end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 for closing in the top end surface 2c of the rising portion 2, the mesh sheet 8 is disposed at a predetermined position as in this embodiment, and the rising portion 2 is driven. Alternatively, one end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 may be embedded after the rising portion 2 is placed and before the hardening.
[0050]
After the closing mesh sheet 8 is bent so as to contact the top end surface 2c and the inner side surface 2b of the rising portion 2, the other end 8b in the width direction is bent so as to protrude inward by a predetermined length. As in this embodiment, a mortar 75 or the like may be applied to the top end surface 2c of the rising portion 2 as necessary.
[0051]
According to such an ant-proof construction method, there is no possibility that the closing mesh sheet 8 is embedded in the rising portion 2 or the like except for one end 8a in the width direction, and thus there is an advantage that post-processing can be performed smoothly. Moreover, it can respond to the case where one end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 cannot be embedded in the base portion 9, such as when the rising portion 2 and the base portion 9 are simultaneously driven using a concrete mold for simultaneous placement. There are advantages. Note that the same operation as described above may be performed on both sides of the rising portion 15 at the inner rising portion 15.
[0052]
Here, as in this embodiment, among the pair of inner and outer concrete molds 73 and 74 for constructing the rising portion 2 of the outer peripheral portion, the mold surface 73a of the outer concrete mold 73 is covered with the covering. After fixing the mesh sheet 11 so that the lower end 11d protrudes downward by a predetermined length, the basic heat insulating material 10 is fixed to the formwork surface 73a of the outer concrete formwork 73 through the mesh sheet 11 for covering. Then, by placing the rising portion 2 and the base portion 9 almost simultaneously, one end 8a in the width direction of the closing mesh sheet 8 is embedded in the top end surface 2c of the rising portion 2, and the covering mesh sheet 11 is embedded. If the lower end 11d of the cover is embedded in the base portion 9 and the basic heat insulating material 10 is bonded and integrated to at least the outer surface 2a of the rising portion 2, the mesh mesh for covering is used. There is an advantage that easily performed 11 to bonding and integration of embedded and basic insulation material 10 of the lower end 11d of the.
[0053]
As shown in FIG. 18, the ant proof structure of the building A according to the eighth embodiment is arranged so that the mesh sheet 8 for closing is in contact with the basic heat insulating material 10 in the second embodiment, and this mesh sheet. The other end 8 b in the width direction 8 is embedded in the outer peripheral surface 4 a of the soil concrete 4. Also in this case, since the mesh sheet 8 for blocking becomes an obstacle, the termite 6 is prevented from entering the underfloor space 7 through the inside of the basic heat insulating material 10 or the joint 21 between the basic heat insulating material 10 and the soil concrete 4. There is an advantage of being able to stop.
[0054]
Next, a description will be given of an ant protection method for constructing such an ant protection structure.
As shown in FIG. 19 to FIG. 21, this ant-preventive construction method is a mold surface of an inner concrete mold 74 among a pair of inner and outer concrete molds 73 and 74 for constructing the rising portion 2 of the outer peripheral portion. A closing mesh sheet 8 is fixed to 74a so that one end 8a in the width direction protrudes downward by a predetermined length, and the basic heat insulating material 10 is placed on the inner concrete form 74 through the closing mesh sheet 8. In addition to burying one end 8a in the width direction of the closing mesh sheet 8 in the base portion 9 by fixing the rising portion 2 and the base portion 9 almost simultaneously, the basic heat insulation is fixed. After the material 10 is bonded and integrated to at least the inner side surface 2b of the rising portion 2, the other end 8b in the width direction of the mesh sheet 8 for closing is bent so as to protrude inward by a predetermined length, The by pouring, it is to embed the width direction of the other end 8b of the mesh sheet 8 for closure to the dirt floor concrete 4. According to this ant-proof construction method, there is an advantage that the construction period can be shortened and the embedding of the one end 8a in the width direction of the mesh sheet 8 and the bonding and integration of the basic heat insulating material 10 can be easily performed.
[0055]
In the first to eighth embodiments described above, the case where the cloth foundation 17 is also applied to the inner side of the cloth foundation 1 in the outer peripheral portion has been described, but the present invention is not limited to this, and the inner cloth foundation 17 is not limited thereto. Instead of the above, a plurality of floor bundles or the like having a columnar shape or a predetermined shape may be constructed on the soil concrete 4 that has been constructed over the entire surface.
[0067]
Claim1And claims3According to the invention, since there is no possibility that the closing mesh sheet is embedded in the rising portion except for one end in the width direction, post-processing can be performed smoothly. Further, it is possible to cope with the case where one end in the width direction of the mesh sheet cannot be embedded in the base portion, such as when the rising portion and the base portion are simultaneously placed using a concrete mold for simultaneous placement.
[0068]
Claim2According to this invention, embedding of the lower end of the mesh sheet for coating | cover and adhesion integration of a basic heat insulating material can be performed easily. Further, since the rising portion and the base portion of the outer peripheral portion are driven simultaneously or substantially simultaneously, the construction period can be shortened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic longitudinal sectional view showing an ant structure for a building according to a first embodiment.
FIG. 2 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of the fabric foundation at the outer peripheral part.
FIG. 3 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part near the inner fabric foundation.
4A is a plan view of a termite, and FIG. 4B is a sectional view taken along line YY of FIG. 4A.
FIG. 5 is an enlarged plan view of a main part of a mesh sheet.
FIG. 6 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a cloth foundation in an outer peripheral portion showing an ant structure for a building according to a second embodiment.
FIG. 7 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a cloth foundation in an outer peripheral portion showing an ant structure for a building according to a third embodiment.
FIG. 8 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part near the inner fabric foundation.
FIG. 9 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a fabric foundation in an outer peripheral portion showing an ant structure for a building according to a fourth embodiment.
FIG. 10 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a cloth foundation in an outer peripheral portion showing a ant structure for a building according to a fifth embodiment.
FIG. 11 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a cloth foundation at an outer peripheral portion showing an ant structure for a building according to a sixth embodiment.
FIG. 12 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part near the inner fabric foundation.
FIG. 13 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part near a cloth foundation in an outer peripheral portion showing an ant structure for a building according to a seventh embodiment.
FIG. 14 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part near the inner fabric foundation.
FIG. 15 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a state in which a covering mesh sheet and a basic heat insulating material are fixed to a formwork surface of an outer concrete formwork, and a closing mesh sheet is disposed at a predetermined position.
FIG. 16 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a state where a fabric foundation is placed.
FIG. 17 shows a state in which the mesh sheet for closing is bent along the top end surface and the inner side surface of the rising portion, and the other end in the width direction is bent so as to protrude inward by a predetermined length. FIG.
FIG. 18 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part in the vicinity of a cloth foundation in an outer peripheral portion showing an ant structure for a building according to an eighth embodiment.
FIG. 19 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a state in which a closing mesh sheet and a basic heat insulating material are fixed to a mold surface of an inner concrete mold.
FIG. 20 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a state where a fabric foundation is placed.
FIG. 21 is an enlarged vertical cross-sectional view of a main part showing a state in which the other end in the width direction of the mesh sheet for closing is bent so as to protrude inward by a predetermined length.
[Explanation of symbols]
A building
1 Fabric foundation
2 Rising part
2c Top face
3 ground
4 Dough concrete
5 seams
6 Termites
6a head
7 Underfloor space
8 Mesh sheet for closing
8a one end
8b The other end
9 Base part
10 Basic insulation
10a outer surface
11 Mesh sheet for coating
11d bottom
15 Rising part
15c Top face
16 Base part
17 Fabric foundation
21 mesh (hole)
23 Stretch folds
31 Thick part
51 Mesh sheet for outer occlusion
51c top
51d bottom
73,74 concrete formwork
73a, 74a Formwork surface

Claims

In order to prevent termites from passing through the joint between the rising part of the fabric foundation constructed on the outer peripheral part of the building and the soil concrete constructed on the ground surrounded by the rising part, and entering the underfloor space, It is composed of a corrosion-resistant material that is resistant to termite secretions, and is a building ant-proofing method for constructing a mesh sheet for closure extending in the circumferential direction of the fabric foundation so as to close the seam,
At least when placing the rising portion, one end in the width direction of the closing mesh sheet is embedded in the top end surface of the rising portion, and the closing mesh sheet is placed on the top end surface and the inner surface of the rising portion. After bending so that the other end in the width direction protrudes inward by a predetermined length, the mesh for blocking is placed on the soil concrete by placing the soil concrete. An ant-proofing method for buildings, characterized in that the other end in the width direction of the sheet is buried.

Of the pair of inner and outer concrete molds arranged opposite to each other to construct the rising part, the outer concrete mold form surface is resistant to the termite secretion. The covering mesh sheet, which is made of an insulating material and extends in the circumferential direction of the cloth foundation, is fixed so that the lower end protrudes downward by a predetermined length, and the base heat insulating material is attached to the outside through the covering mesh sheet. After fixing the rising portion and the base portion of the fabric foundation at the same time or almost simultaneously, one end in the width direction of the closing mesh sheet is placed on the rising portion. Embedded in the base end of the covering mesh sheet, and the base heat insulating material is bonded and integrated at least on the outer surface of the rising portion. Anti-termite method of building according to claim 1, wherein.

When placing at least the rising portion of the fabric foundation to be applied to the inside of the outer peripheral fabric foundation, the top end surface of the inner rising portion is extended in the circumferential direction of the inner fabric foundation. One end of the closing mesh sheet in the width direction is embedded, the closing mesh sheet is bent so as to contact the top end surface and the side surface of the inner rising portion, and the other end in the width direction is after bent so as to project a predetermined length laterally, said by pouring the dirt floor concrete, according to claim 1 or 2, wherein embedding a width direction of the other end of the mesh sheet for the closure on the earth floor concrete Ant-proofing method for buildings.