JP4718508B2 - コンテンツ移動制御システム、情報記憶装置、復号鍵発行装置、コンテンツ移動方法 - Google Patents
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Description
コピー・ワンスは、ディジタルコンテンツが元々記憶されている記憶媒体から他の記憶媒体へ、ディジタルコンテンツを「ムーブ」(移動)させる概念となる。このため、ディジタルコンテンツを他の記憶媒体へ移すと共に、元の記憶媒体に記憶されているディジタルコンテンツを抹消することが実行されている。
なお、ディジタルコンテンツとは、ディジタルデータで表現された文章、音楽、画像、映像、データベース、またはそれらを組み合わせた情報の集合をいう。以下の説明では、ディジタルコンテンツを単に「コンテンツ」と呼ぶ。
一方、図10は、コンテンツの移動に失敗した場合の処理を示すシーケンス図である。同図において、ステップS101からステップS107までの処理は、図9を参照して上述した内容と同様である。
また、情報転送終了から所定時間が経過すると、メモリ媒体制御部10は、記憶媒体100へのアクセスを行い(ステップS213)、記憶媒体100に記憶されているコンテンツを消去する(ステップS214)。このため、コンテンツが消失した状態となる。
図11(a)はコンテンツの転送処理に成功した場合のコンテンツ消去タイミングを示すシーケンス図、同図(b)は同じく失敗した場合のコンテンツ消去タイミングを示すシーケンス図である。なお、同図では、メモリ媒体制御部10、20の図示が省略されている。
このように、転送が失敗した場合でも悪意の不正コピーが防止されることになる。しかしながら、この場合、転送元の記憶媒体からコンテンツが消去されてしまい、識別子「001」が付与されているコンテンツが消滅してしまう状態になる。
一方で、著作権者は、悪意を持った不正複製を防止するために、複数回数のコピーを許容しないようにしているため、結果的にユーザに不利益を生じさせる要因となっている。このため、コピー・ワンスのコンテンツについての移動処理が失敗した場合であっても、元のコンテンツを維持することのできる手段を提供する必要がある。
本発明の目的は移動処理に失敗した場合でもコンテンツの消失を防ぐことができ、かつ、コンテンツの存在数を管理することのできるコンテンツ移動制御システム、情報記憶装置、復号鍵発行装置、コンテンツ移動方法を提供することである。
自装置に記憶されているコンテンツのうち、前記他の装置への移動対象コンテンツを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを自装置に記憶する手段と、前記移動対象コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を前記暗号化手段によって暗号化され自装置に記憶されたコンテンツに付与する成否判断情報付与手段と、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を、復号鍵発行装置から取得する復号鍵取得手段と、前記復号鍵取得手段によって取得された復号鍵を用いて、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号する復号処理手段と、
を含む情報記憶装置と、
前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を発行する復号鍵発行手段と、前記成否判断情報の内容と過去の復号鍵発行要求の履歴とに基づいて、前記復号鍵発行手段による前記復号鍵の発行可否を判定する発行可否判定手段を含み、前記情報記憶装置とは別の装置である復号鍵発行装置と、
を備え、
前記発行可否判定手段は、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、および、前記成否判断情報により、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合に、前記復号鍵の発行を許可し、
前記復号鍵発行手段は、前記発行可否判定手段によって復号鍵の発行が許可された場合に、復号鍵を発行することを特徴とするコンテンツ移動制御システムを提供する。
請求項2に記載の発明は、他の装置へコンテンツの移動を行う機能を有する情報記憶装置であって、自装置に記憶されているコンテンツのうち、前記他の装置への移動対象コンテンツを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化されたコンテンツを自装置に記憶する手段と、前記移動対象コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を含む要求を行い、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するために、前記成否判断情報の内容と過去の復号鍵発行要求の履歴とに基づいて発行された復号鍵を復号鍵発行装置から取得する復号鍵取得手段と、前記復号鍵取得手段によって取得された復号鍵を用いて、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号する復号処理手段とを含み、前記復号鍵は、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、および、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合に発行されることを特徴とする情報記憶装置を提供する。
前記発行可否判定手段は、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、および、前記成否判断情報により、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合に、前記復号鍵の発行を許可し、
前記復号鍵発行手段は、前記発行可否判定手段によって前記復号鍵の発行が許可された場合に、前記復号鍵を発行することを特徴とする復号鍵発行装置を提供する。
請求項3の発明によれば、移動の対象になったコンテンツを暗号化して移動元の装置内に記憶しておき、コンテンツの移動処理に失敗した場合は、復号鍵を発行することにより、ユーザは安心してコンテンツの移動を行うことができる。また、復号鍵の発行可否を判定することにより、コンテンツの存在数を制御できる。そして、コンテンツの移動処理に失敗した場合は、その回数を問わず、復号鍵を再発行することにより、ユーザは安心してコンテンツの移動を行うことができる。さらに、復号の履歴を管理し、復号鍵発行回数を適切に設定することにより、コンテンツの存在数を制御できる。
請求項4の発明によれば、移動の対象になったコンテンツを暗号化して移動元の装置内に記憶しておくことにより、移動処理に失敗した場合でも復号処理を行うことができるので、コンテンツの消失を防ぐことができる。
なお、コンテンツの移動処理に失敗した場合は、その回数を問わず、復号鍵を発行することにより、ユーザは安心してコンテンツの移動を行うことができる。
(システム全体の構成)
図1は、本発明の実施の一形態によるコンテンツ移動制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。同図において、本例のコンテンツ移動制御システムは、記憶媒体100に対してアクセスを行う機能を有するメモリ媒体制御部10と、記憶媒体200に対してアクセスを行う機能を有するメモリ媒体制御部20とを含んで構成されている。
一方、メモリ媒体制御部20は、本制御部各部の制御を行う制御部21と、他のメモリ媒体制御部との間で信号授受を行う通信部22と、コピー不可であることを示す信号をコンテンツに付加するコピー情報付加部23と、コンテンツに暗号化識別子を付与する暗号化識別子付加部24とを含んで構成されている。これら各部の機能は、メモリ媒体制御部20のCPUがソフトウェア又はファームウェアを実行することなどによって実現できる。
なお、メモリ媒体制御部10とメモリ媒体制御部20とが同一装置内に内蔵されている構成を採用してもよいし、それらが別々の装置に内蔵されている構成を採用してもよい。
ここで、コンテンツの移動処理例について、図面を参照して説明する。図2は、コンテンツの転送に成功した場合(すなわち移動処理が正常に行われた場合)の処理を示すシーケンス図である。同図には、コンテンツが記憶されている記憶媒体100、記憶媒体100に対するアクセスすなわちデータの読出し、書込みを制御するメモリ媒体制御部10、コンテンツの転送先である記憶媒体200、および、記憶媒体200に対するアクセスすなわちデータの読出し、書込みを制御するメモリ媒体制御部20、の間の信号授受が示されている。
一方、図3は、コンテンツの転送に失敗した場合(すなわち移動処理が正常に行われなかった場合)の処理を示すシーケンス図である。同図は、鍵発行サーバ30の動作も示すシーケンス図である。同図において、ステップS101からステップS107までの処理は、図2を参照して上述した内容と同様である。
その後、メモリ媒体制御部10は、暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を鍵発行サーバ30へ、要求する(ステップS204)。この要求には、暗号化識別子が付加されている。
同図(a)を参照すると、識別子「001」が付与されているコンテンツが記憶媒体100に記憶されている。このコンテンツについて記憶媒体200への転送が成功すると(ステップS301)、同じ識別子「001」が付与された状態でコンテンツが記憶媒体200に記憶される。その後、転送が成功したことを示す応答(図2中のステップS111に対応)が返信されると(ステップS301’)、元のコンテンツについて暗号化処理が行われ、暗号化されたコンテンツが記憶媒体100に記憶される(ステップS302’)。ここでは、転送が成功した後に暗号化されたことを示す識別子「001−X」が、暗号化されたコンテンツに付加される。
なお、識別子に限らず、コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報が、復号鍵発行要求に含まれていればよい。例えば、コンテンツ移動の成否判断を識別可能なフラグ(ビット)が含まれていればよい。
上述した識別子の付与は、異なる記憶媒体への移動処理を連続して行う場合も同様に行われる。この点について、図5を参照して説明する。同図は、記憶媒体100に記憶されているコンテンツについて、記憶媒体200−1、200−2、200−3へと移動処理を連続して行う場合の例を示す図である。なお、同図では、メモリ媒体制御部10、20の図示が省略されている。
図6は、記憶媒体100に記憶されているコンテンツについて、記憶媒体200−1、200−2へと移動処理を連続して行う場合の例を示す図である。なお、同図では、メモリ媒体制御部10、20の図示が省略されている。
まず、図6において、記憶媒体100から記憶媒体200−1への転送が成功したため(ステップS401)、転送が成功したことを示す応答(図2中のステップS111に対応)が返信される(ステップS401’)。すると、元のコンテンツについて暗号化処理が行われ、暗号化されたコンテンツが記憶媒体100に記憶される(ステップS402’)。ここでは、転送が成功した後に暗号化されたことを示す識別子「001−X」が、暗号化されたコンテンツに付加される。
次に、図7を参照して説明する。同図は、図6中のステップS408において取得した復号鍵を用いて復号されたコンテンツについても、転送が失敗した場合の例を示す図である。同図において、ステップS408までの処理は、図6の場合と同様である。すなわち、鍵発行サーバから復号鍵が取得されると(ステップS408)、その復号鍵を用いることにより、コンテンツが復号される。これにより、元のコンテンツが得られる。そして、コンテンツに付加されていた識別子「001−Y」が「001」に変更される。
次に、鍵発行判定処理を中心に鍵発行サーバ30の機能について、図8を参照して説明する。
同図(a)において、鍵発行サーバ30は、暗号化識別子「001−Y」が付加された復号鍵発行要求を受信すると(ステップS500)、その要求に付加されている暗号化識別子を読出す(ステップS501)。そして、鍵発行サーバ30は、過去の識別子の履歴について照合および認証を行う(ステップS502)。ここでは、暗号化識別子「001−Y」に含まれている「001」について、過去の復号要求履歴の照会が行われる(ステップS503)。そして、復号鍵の発行可否が判定される(ステップS503’)。ここでは、暗号化識別子「001−Y」に、転送が失敗したことを示す「Y」が含まれているため、復号鍵の発行が許容される(ステップS504)。つまり、転送が失敗したことが確認できた場合には復号鍵の発行が許容され、失敗した回数だけ復号鍵の発行が許容される。
なお、識別子「001」について復号要求が行われたことが、履歴として登録される(ステップS505)。
なお、識別子「001」について復号要求が行われたことが、履歴として登録される(ステップS505)。したがって、以後、暗号化識別子「001−X」が付加された復号鍵発行要求を受信した場合、復号鍵の発行は許容されない。この場合の処理について、同図(c)を参照して説明する。
以上のように、何回転送を繰り返しても、コンテンツに付加された情報管理番号は一意に定められ、どの装置から復号鍵を取得した場合であっても鍵発行サーバで履歴が管理できる。
以上説明したシステムによれば、コンテンツの転送処理の成否に関わらず、転送処理から所定時間経過後に、元のコンテンツを暗号化した情報を生成するので、転送処理に失敗した場合には、転送先のコンテンツの復元はできないが、元のコンテンツが消去されることは無く、それを復号すればコンテンツを再現させることができる。
また、復号の履歴を管理することによって、暗号化された同一コンテンツを複数に持ち込んで、不正に暗号を解く行為を防止することができる。さらに、コンテンツの転送処理に失敗した場合は、その回数を問わず、復号鍵が再発行されるので、ユーザは安心してコンテンツの移動を行うことができる。
上述したコンテンツ移動制御システムにおいては、以下のようなコンテンツ移動方法が採用されている。すなわち、複製回数が制限されているコンテンツについて、第1の装置から第2の装置への移動を制御するコンテンツ移動方法であり、図9に示されているように、上記第1の装置に記憶されているコンテンツのうち、上記第2の装置への移動の対象になったものを暗号化する暗号化ステップ(ステップS1)と、上記暗号化ステップにおいて暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を取得する復号鍵取得ステップ(ステップS2)と、上記復号鍵取得ステップにおいて取得された復号鍵を用いて、上記暗号化ステップにおいて暗号化されたコンテンツを復号する復号処理ステップ(ステップS3)とを含むコンテンツ移動方法が採用されている。
このコンテンツ移動方法を採用することにより、移動の対象になったコンテンツを暗号化して移動元の装置内に記憶しておき、移動処理に失敗した場合には復号鍵を発行して復号処理を行うことができるので、コンテンツの消失を防ぐことができる。
また、上述したシステムに関しては、以下の構成を導き出すことができる。
(1)移動元記憶媒体に記憶されているディジタルコンテンツについて該移動元記憶媒体から移動先記憶媒体への移動処理を制御する情報記憶装置であって、前記移動処理に必要な時間以上の所定時間が、前記移動処理の開始から経過した後に、前記移動元記憶媒体に記憶されているディジタルコンテンツの暗号化処理を行う暗号化手段を含み、前記暗号化手段によって暗号化されたディジタルコンテンツを記憶するようにしたことを特徴とする情報記憶装置。
なお、転送開始からコンテンツ利用可能となるまでの時間を問題としないのであれば、先に暗号化処理を行い、その後にコンテンツの転送を行ってもよい。
上記(2)の構成によれば、移動処理に失敗した場合に、移動先のコンテンツの復元はできないが、元のコンテンツが消去されることは無く、それを復号すればコンテンツを再現できる。
11、21 制御部
12、22 通信部
13 データ読出し部
14、24 暗号化識別子付加部
15 暗号化部
16 暗号化データ保存処理部
17 元データ消去処理部
18 復号鍵要求通信部
19 復号処理部
23 コピー情報付加部
30 鍵発行サーバ
100、200 記憶媒体
Claims (4)
- 情報記憶装置から他の装置へのコンテンツの移動を制御するコンテンツ移動制御システムであって、
自装置に記憶されているコンテンツのうち、前記他の装置への移動対象コンテンツを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを自装置に記憶する手段と、前記移動対象コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を前記暗号化手段によって暗号化され自装置に記憶されたコンテンツに付与する成否判断情報付与手段と、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を、復号鍵発行装置から取得する復号鍵取得手段と、前記復号鍵取得手段によって取得された復号鍵を用いて、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号する復号処理手段と、
を含む情報記憶装置と、
前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を発行する復号鍵発行手段と、前記成否判断情報の内容と過去の復号鍵発行要求の履歴とに基づいて、前記復号鍵発行手段による前記復号鍵の発行可否を判定する発行可否判定手段とを含み、前記情報記憶装置とは別の装置である復号鍵発行装置と、
を備え、
前記発行可否判定手段は、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、および、前記成否判断情報により、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合に、前記復号鍵の発行を許可し、
前記復号鍵発行手段は、前記発行可否判定手段によって復号鍵の発行が許可された場合に、復号鍵を発行することを特徴とするコンテンツ移動制御システム。 - 他の装置へコンテンツの移動を行う機能を有する情報記憶装置であって、自装置に記憶されているコンテンツのうち、前記他の装置への移動対象コンテンツを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化されたコンテンツを自装置に記憶する手段と、前記移動対象コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を含む要求を行い、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するために、前記成否判断情報の内容と過去の復号鍵発行要求の履歴とに基づいて発行された復号鍵を復号鍵発行装置から取得する復号鍵取得手段と、前記復号鍵取得手段によって取得された復号鍵を用いて、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号する復号処理手段とを含み、前記復号鍵は、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、および、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合に発行されることを特徴とする情報記憶装置。
- 第1の装置から第2の装置への移動対象で、前記第1の装置において暗号化されたコンテンツについて、それを復号するための復号鍵を発行する復号鍵発行手段と、前記第1の装置から復号鍵発行要求があった場合に、第1の装置から第2の装置へのコンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を読出す成否判断情報読出手段と、前記成否判断情報読出手段によって読出された成否判断情報の内容と過去の復号鍵発行要求の履歴とに基づいて前記復号鍵の発行可否を判定する発行可否判定手段とを含み、
前記発行可否判定手段は、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、および、前記成否判断情報により、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合に、前記復号鍵の発行を許可し、
前記復号鍵発行手段は、前記発行可否判定手段によって前記復号鍵の発行が許可された場合に、前記復号鍵を発行することを特徴とする復号鍵発行装置。 - 移動対象コンテンツを暗号化する暗号化手段と、前記移動対象コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を、前記暗号化手段によって暗号化され記憶部に記憶されたコンテンツに付与する成否判断情報付与手段と、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を、復号鍵発行装置から取得する復号鍵取得手段と、前記復号鍵取得手段によって取得された復号鍵を用いて、前記暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを復号する復号処理手段とを含む情報記憶装置と、前記復号鍵を発行する復号鍵発行手段と、コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を読出す成否判断情報読出手段と、前記成否判断情報読出手段によって読出された成否判断情報の内容と過去の復号鍵発行要求の履歴とに基づいて前記復号鍵の発行可否を判定する発行可否判定手段とを含む復号鍵発行装置とによって実現され、前記情報記憶装置から他の装置へのコンテンツの移動を制御するコンテンツ移動方法であって、前記情報記憶装置に記憶されているコンテンツのうち、前記暗号化手段によって、前記他の装置への移動対象コンテンツを暗号化する暗号化ステップと、前記暗号化ステップにおいて暗号化されたコンテンツを前記情報記憶装置の記憶部に記憶するステップと、前記成否判断情報付与手段によって、前記移動対象コンテンツの移動処理が成功したか失敗したか識別可能な成否判断情報を、前記暗号化ステップにおいて暗号化され前記情報記憶装置の記憶部に記憶されたコンテンツに付与するステップと、前記成否判断情報読出手段によって、前記成否判断情報を読出すステップと、前記発行可否判定手段によって、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、ならびに、前記成否判断情報により、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと判断された場合、のいずれの場合であるか判定する発行可否判定ステップと、前記発行可否判定手段によって、過去に復号鍵が発行されたことが無いと判断された場合、ならびに、過去にコンテンツの移動処理が失敗したと前記発行可否判定手段によって判断された場合には、復号鍵を発行するステップと、前記復号鍵取得手段によって、前記暗号化ステップにおいて暗号化されたコンテンツを復号するための復号鍵を取得する復号鍵取得ステップと、前記復号処理手段によって、前記復号鍵取得ステップにおいて取得された復号鍵を用いて、前記暗号化ステップにおいて暗号化されたコンテンツを復号する復号処理ステップと
を含むことを特徴とするコンテンツ移動方法。
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