JP4705253B2 - J2インターフェースのための方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は通信システムに関する。本発明は特に高速データ回線の帯域の別個の回線への分割に関する。この回線は個々の帯域加入者へ提供される。また本発明は、加入者へ提供される複数の低帯域データ回線にJ2帯域を分割するJ2回線へのインターフェースの提供、及び、J2回線の複数のT1回線への分割に特に関する。さらに具体的には本発明は、既存の米国ベースの通信装置が、高速J2回線とのインターフェースに基づく低帯域サービスの顧客への提供を可能にするインターフェースの提供にも関する。
【0002】
【従来の技術】
米国の通信システムでは、様々な速度の回線を介して情報の経路選定が行われる。例えば、POT回線は一般に64k回線であり、音声及び/又は他の形のデータ(すべてまとめてデータ通信あるいは加入者通信と呼ばれる)が個々の加入者の電話機とDTE(データ端末装置、ファックスなど)との間で搬送される。64kの回線を介して送信されたデータは次いでネットワークを介して宛先(宛先加入者)まで経路選定され、そこでデータは受信及び/又は伝送される。
【0003】
これらの64k回線によって加入者データと送信データ(呼設定など)を送るために必要な信号がトランスポートされる。しかし、ネットワークを介して経路選定が行われるとき、データは、複数の他の加入者の通信間で共有されるより高い帯域の基幹回線上へ一般に多重化(マルチプレックス)される。例えば、図1を参照すると、64k回線100は一般にT1回線上へ時分割多重化(TDM)されるが、このT1回線はT1回線当たり24×64k(1.544Mb)の総帯域を与える24×64k回線を搬送する。
【0004】
データがさらにネットワークの中へ送られるにつれて、一般に、さらに高い帯域の回線上への追加多重化が行われる。例えば、28×24×64kの総帯域を与える28本までのT1回線の容量を持つT3回線150上へ複数のT1回線の多重化を行うことができる。他のシステムでは、様々な容量の回線はまとめて多重化され、広い帯域の回線を共有し、ネットワークを介してトランスポートされる。
【0005】
したがって、ずっと高い容量を持つ基幹回線によって、ネットワークの様々なノード間のデータ・トランスポート用として任意の数のまたは組合せの64k未満、64k、T1、T3などの多重化が行われる。データがその宛先に近づくにつれて、データは、実施構成または正確なネットワーク構成に依存して、(T3->T1->64kなどの)ステップか、これより大きなステップのいずれかのステップで逆多重化(デマルチプレックス)される。
【0006】
スタンドアローンで動くまたは米国の通信システムと関連して作動する私設ネットワーク及び企業ネットワークに対してこれらの同じ原理を適用することができる。多重化、逆多重化およびネットワークを介するデータのトランスポートに必要な信号設定を行うために様々な装置が利用可能である。
【0007】
1つの装置例(図2参照)として、Net.comを介して利用可能なマルチサービス及びマルチトランスポート・ソリューションからなるプロミナ(Promina)・ラインがある。ソリューションのプロミナ・ラインにはキャリア・クラスWAN装置と、通信サービスの私設利用およびキャリアに理想的なサービスとを提供するプロミナ(Promina)800シリーズが含まれる。このようなサービスには以下が含まれる:
単一プラットフォーム上での、多様なトラフィックとアプリケーションの統合化
コスト効率の良い、複数のサービスへの信頼性の高いアクセスの提供
WANサービスおよびキャリア・ネットワーク・アプリケーションから私設ネットワーク・アプリケーションまでの範囲にわたるアプリケーションへのアクセスの供給
本社、企業の施設及び/又は小さな支店の範囲にわたるサイト
広い範囲で様々なクライアントが利用するアプリケーションの統合を行うVPNの作成
ミッション・クリティカルな可用性
必要時の適切な技術供給による技術的独立
単一プラットフォームによるATMの配信、高度の帯域管理、ISDN、マルチプロトコル・ルート選定とブリッジング、音声処理、フレーム・レリー、およびデジタルデータ・ネットワーキングの提供
単一ポイントの故障を防止する分散インテリジェンスを備えた終端間接続のための安全機能の提供
プロミナ800シリーズのような装置は、多重化、ルート選定、世界の通信インフラ・ストラクチャで利用される利用可能な、異なるアクセス回線(T1、T3など)を介するマルチサービス・トラフィックのトランスポートのためのキャリア・ネットワークにおける使用に理想的である。
【0008】
米国の通信会社は、64k未満、64k、T1、T3、および加入者のサイトにインストールしたり、加入者が必要とするものとしてリースできる他の帯域の回線を含む様々なサービスを加入者に提供している。プロミナ800シリーズのような装置を用いて、通信会社はより高い帯域の回線の一部を分割し、加入者に提供することにより、標準的及び/又はカスタマイズされた任意のスループット・レートでサービスの提供を行うことができる。典型的には、毎日のオペレーションを行うためのそのスループット要件をカバーする帯域量が加入者によって注文される。T1は、ほとんどの中規模および大規模のビジネス・ニーズに十分な人気のある帯域量である。
【0009】
日本では、通信インフラ・ストラクチャは米国のものとは異なる1組の基幹回線をベースとしている。例えば、ビジネスに利用可能な大容量回線としてJ2回線がある。J2回線は、ペイロード用チャネル、信号およびタイミング信号を含む6.3Mb回線から成る。J2回線は、中規模及び大規模のビジネス・ニーズをサポートするために通常使用される一般のT1に比べて著しく大量のデータを搬送し、専用回線として非常に高いコストを要する。
【0010】
日本では、現在、J2がビジネス用としてあるいは他の高速データ接続用として実際上利用可能な唯一の回線である。他のオプションがビジネス用帯域要件としてほとんど利用できない1つの理由は、日本における通信システムが規制を受けている独占的システムであるため、競争に対して開かれていないためである。しかし、規制緩和が日本ですでに始まっており、顧客に対する新しいもっと弾力的なサービス競争が導入されることによって、中規模及び大規模のビジネスへの低速の帯域回線のような代替サービスに対する大きな要望が生まれることが予想される。
【0011】
J2が現在唯一の実際的帯域の解決方法であるもう1つの理由として、J2規格と互換性があり、J2の全体容量と比較して中程度の容量の高帯域回線にJ2を分割することが可能なマルチサービス、マルチトランスポート用装置が存在しないということがある。したがって、多くの開発を行って新しいレベルのサービスの提供が可能な装置を生み出す必要がある。さらに、他の通信インフラ・ストラクチャ(国、私企業など)がJ2容量を購入して他の顧客へ低帯域回線の再販売を望む場合もある。
【0012】
J2回線がプロミナ800シリーズのような既に開発された装置を利用してJ2回線の多重化および逆多重化を行い、様々な顧客へ低帯域サービスの提供を行うことが理想的である。しかし、マルチサービス・アプリケーション用として現在利用可能な装置は、J2規格とインターフェースしている基幹回線に関しては利用できない。したがって利用可能な装置の既存ベースをすぐに配置することはできない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
通信インフラ・ストラクチャの現状が直面している問題を処理するために、本発明は、J2回線と、T1または他の回線を介してトランスポートされるマルチサービス、低速アクセス・タイプとの間のインターフェースを提供する。低速アクセス・タイプによって、ビジネスおよび他の顧客がJ2回線をより良く利用しさらに効率的にJ2回線で情報を送ることが可能になる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は主としてT1/J2インターフェースを目的とするものではあるが、本明細書に記載したようにその最も広義の意味で本発明はいずれの異なるシステムに対しても実施が可能であり、高速基幹回線及び複数の他の低速基幹回線(J2からE1回線など)間のインターフェースが提供される。このインターフェースによって、インターフェースされた基幹回線と互換性のある既存装置による顧客へのサービス(E1ベースシリーズなど)の提供が可能となる。
【0015】
本発明には、利用可能なJ2帯域部分をシーケンシャルに選択し、低帯域回線または(1以上の加入者からの)交番帯域回線からJ2回線上へ伝送データを差し挟むラウンドロビン(round robin)インターフェースが含まれる。各加入者へ伝送されJ2回線上へ多重化される着信データはラウンドロビン法で検索され、意図された加入者へ伝送される。1つの実施例では、この低帯域回線は、複数のマルチサービス・アプリケーションと接続された個々の加入者または単一の加入者と接続されたT1回線(またはほぼT1の容量の他の回線)である。推奨実施例では、インターフェースは既存のマルチサービス、マルチトランスポート・アクセス・プラットフォームに接続された装置として開発される。
【0016】
1セットのコネクタを有する装置(J2インターフェース)として本発明を具現化することができ、各コネクタはインターフェースに通信回線を接続するように構成され、J2コネクタは前記インターフェースにJ2回線を接続するように構成され、信号とタイミング装置はJ2フォーマットされた信号とタイミング(ST)をJ2規格に準拠して生成するように構成され、マルチプレクサが前記通信回線および前記信号装置及びタイミング装置の各々に取り付けられ、前記マルチプレクサは、前記セットのコネクタの各々から複数セットのデータを選択し、前記信号装置からの、選択されたセットのデータと関連するSTデータとを選択するように構成され、また、データとSTデータの各セットをJ2コネクタに出力するように構成される。
【0017】
また本発明にはJ2インターフェースが含まれ、このJ2インターフェース2は、複数の通信回線をこのインターフェースと接続する通信接続手段と、J2回線を前記インターフェースと接続するJ2接続手段と、J2規格に準拠してJ2フォーマットされた信号とタイミング(ST)を生成する信号/タイミング手段と、前記通信回線と、前記生成されたJ2フォーマットされたSTとの各々を前記J2接続手段上へ多重化する多重化手段とを有する。前記多重化手段には、前記通信回線の各々からのセットのデータと、この選択された複数セットのデータと関連するSTデータとを選択し、各セットのデータとSTデータとをJ2接続手段で送信する手段とが含まれる。
【0018】
本発明はJ2回線を既存の通信装置とインターフェースする方法として具現化することができ、該方法は、複数の通信回線から信号を受信するステップと、前記複数の通信回線の各々から複数セットのデータを選択するステップと、選択されたセットのデータのJ2規格によって要求される信号とタイミング(ST)を生成するステップと、選択されたセットのデータの各々と、生成された信号とタイミング(ST)とを表す電気光学信号をJ2回線に出力するステップと、を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】
添付図面と関連して考察しながら以下の詳細な記述を参照することにより同発明をより良く理解したとき、本発明とその付随的利点の多くについてのより完全な理解を容易に得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
日本の通信産業(現在NTT)の懸案の規制緩和によって、多くの通信会社が、ローカル地方電話会社(LEC)として知られているビジネスへの参入を望むことになろう。LECによって、オフィス加入者や場合によっては一般家庭加入者に対してもたらされる高速回線通信サービスが提供される。日本でLECサービスを提供する際の1つの問題点として、現在の産業がJ2回線(6.3Mb回線)に基づいているため、現今の日本のインフラ・ストラクチャ(J2)と互換性のあるマルチサービス・アプリケーションが可能な装置を現在の装置ベンダが提供できないということがある。
【0021】
しかし、(米国やヨーロッパなどの)他の通信インフラ・ストラクチャ用のマルチサービス・アプリケーションをサポートする多くの装置が利用可能である。米国では、通信はサブ64kあるいは単一の64k回線に基づいている(一般的には64k帯域)。より高い帯域を必要とするとき、高速回線は64k回線の倍数で提供される。例えば、T1回線は、総計24×64k=1.544Mbを与える帯域が一致した24本の64k回線を有する。T1回線は時分割多重化(TDM)である。サービスはN×64(N=1〜24)の任意の範囲で提供することができる。
【0022】
ヨーロッパでは、類似の64k回線がその標準となるベースであり、より高い帯域は、総帯域32×64k=2.048Mbを与えるヨーロッパの64k回線32本分に等しいE1回線から始まる。前述のように、基本帯域の任意の倍数でサービスの提供を行うことができる。
【0023】
J2回線は6.3Mb回線であり、これはほとんどのビジネスが必要とする以上の回線である。さらに、この回線は何年も前に開発されたものであり、(主として規制のために)日本のインフラ・ストラクチャが発達していないためにJ2規格についての理解は十分ではない。したがって多くの装置メーカーが6.3Mb回線について考えてはいるが、新しいサービスをこのサイズの回線とインターフェースする方法について彼らは熟知していない。
【0024】
しかし、本発明者は、基本規格の倍数を有するコンポーネントにJ2を分割できることを立証した。一般的に言えば、J2規格は、表1に示すように96のDSO(システム出力直接書出し)+タイミング及び信号を有する。
【0025】
さらに、本発明者は、米国/ヨーロッパのシステムの帯域にほぼ等しい基本帯域プラス信号とタイミングを搬送するためのいくつかの追加帯域にJ2回線を分割できることを立証した。本発明者は、J2が以下の式を満たし、
【0026】
表2に例示されると判断した。
したがってJ2は、4本の24×64k回線プラス信号、タイミング及びフレーミングであると考えることができる。4つの24×64k回線は米国で使用されている一般T1回線と帯域が各々等しい。したがって、J2を4本の別個のT1回線に変換可能な適切なインターフェースによってマルチサービス・アプリケーション用の既存の米国製通信装置が規制緩和後の日本で利用可能になると本発明者は判断した。
【0027】
同様の参照番号によって同一のまたは対応する部分が示されている参照図面、具体的には図3を再度参照すると、本発明の高レベルのブロック図が例示されている。J2/T1インターフェース320にJ2回線310を提供する通信会社300(NTTなど)が示されている。J2回線は日本の6.3Mbの標準回線であり、J2/T1インターフェース320とマルチサービス・ボックス330とは通信会社顧客サイトにインストールされた装置である。本例では、通信会社顧客とはネットワーク・サービスを必要とする任意のビジネスまたはその他のエンティティであり、この装置はまとめて顧客用構内装置(CPE)(プロミナ・シリーズ装置など)と呼ばれている。
【0028】
マルチサービス・ボックス330は米国のインフラ・ストラクチャと互換性のある標準的装置である。この装置はJ2/T1インターフェース320から入力を受け取る。顧客側からみると、J2/T1インターフェース320はT1回線321..324からT1信号をとり、J2フォーマットが要求する信号とタイミングを追加し、適切なタイミング間隔でそれらの信号の各々をJ2回線に出力する。通信会社側から見ると、J2/T1インターフェースはJ2回線から信号を取り去り、J2信号とのタイミングを取り除き、別個のT1回線上へ各グループの24×64信号をフォーマットする。
【0029】
これら別個のT1回線は顧客サイトで複数のサービスを提供するためのベースとなる。(本例では)フロントカード331...335の各々はT1回線によってサポートされ、エンドユーザーに対して通信サービスを提供する。サービス・モジュール(SM1〜SM5)は、音声、データ、ビデオ、テレビ会議、インターネット・アクセスなどのいずれをも含む幅広いクラスのうちの任意のクラスの通信サービスをエンドユーザーのための実現する装置を表す。
【0030】
専用J2/T1インターフェース320とT1回線321...324とを利用するものとして図3は記載されているが、T1回線の利用はJ2回線容量(およそ4本のT1回線)の1例として示されている。しかし、ほぼT1容量からなる4本の回線のいずれも効率的にJ2容量を利用する。したがって、本発明のより広いコンセプトを利用するためにT1フォーマットは必要ではない。例えば、ほぼT1容量の顧客用回線あるいはT1回線プラス固有の信号とタイミングで搬送されるデータ・コンテンツに等しいデータ・コンテンツは本発明の代替実施例で利用することもできる。フォーマットされた他の回線について具体的解説が行われるか否かにかかわらず、本発明およびT1回線に関する解説は他のフォーマットの回線に対しても適用可能であることがこのセクションを通じて意図されている。
【0031】
Net.comを通じて利用可能なマルチサービス、マルチトランスポート・ソリューションのプロミナ・ラインは、上記に解説したように、J2/T1インターフェース320とマルチサービス・ボックス330(点線のボックス325)を実現するための理想的選択である。ソリューションのプロミナ・ラインの中には、キャリア・クラスWAN装置と、私設利用及び通信サービスのキャリア用として理想的なサービスとを提供するプロミナ800シリーズ装置とが含まれる。プロミナ・ライン(プロミナ・シリーズ装置)は上記に解説した非T1の実現または実施のいずれにも理想的である。
【0032】
本明細書に記載されている本発明は、米国のインフラ・ストラクチャと互換性のある装置をJ2回線(プロミナ800など)で使用できるようにすることを主たる目的とするものであるが、本発明を適用して他のインフラ・ストラクチャ(ヨーロッパなど)の装置をインターフェースすることが可能である。米国ベースのインフラ・ストラクチャ・インターフェースとヨーロッパ・ベースのインフラ・ストラクチャ・インターフェースとの間の主要な差異はJ2へ/から及びインフラ・ストラクチャ規格回線から/への信号の分割方法である。
【0033】
本発明者は、T1(または他の)回線321..324間のラウンドロビン・インターフェースによって、T1フォーマットされた回線をJ2へ変換するための効果的な方法が提供されると判断した。図4はJ2回線でのタイミングと帯域の割り振りの一例を例示する。J2回線はTDMであり、ラウンドロビン・インターフェースによって、T1321、T1322、T1323、T1324、ST&F(信号、タイミング、フレーミング)という適切な順序でデータがJ2上へ出力され、このデータは、J2TDMの所定のそれぞれのタイミング・インタバル・ロケーションの各々へJ2規格に従って変換される。信号とタイミングとフレーミングはまた適切なポイントで多重化される。
【0034】
多重化はJ2規格に従って適切なポイントで行われる。J2規格にはデータ・セグメント、信号とタイミング・セグメント、フレーム・セグメントが含まれる。高いレベルで、J2フォーマットは表3に例示されているようにデータ、ST&Fとして示される。
表3
|<− データ −>|<− ST −>|F|
【0035】
したがって、すべてのT1データ(この中にはT1信号、タイミングとフレーミングが含まれる)は多重化されJ2フォーマットのデータ・セグメントに変えられる。このデータ・セグメントはそれ自身タイムスロット(またはビットあるいはバイトのセット)に分けられ、タイムスロットでT1データ(T1ST&Fを含む)は多重化される。J2のST&Fセグメントは、データ(すなわち任意のフレーム同期ビット、ビット誤りあるいはJ2フォーマットによって要求されるその他のST&F機能)をトランスポートするために必要に応じてJ2フォーマットにより追加される。
【0036】
J2回線でトランスポートされ次いで個々のT1回線上へ逆多重化されたデータはこれと逆の処理を受け、すべてのJ2フォーマットされたST&Fが取り除かれ、J2データ・セグメントに含まれるT1データ(T1データとT1ST&F)は適切なT1回線で送信される。この適切なT1回線はJ2データ・セグメント内の特定のタイムスロットによって識別される(すなわち、各T1回線に特定のタイムスロット(ビット位置のセット)がJ2データ・セグメント内に割り当てられる)。
【0037】
このプロセスは基本的にラウンドロビン多重化であり、T1回線の各々からスライスの帯域を取り除き、信号とタイミングの対応するセットと一緒にそのスライスをタイムスロットに入れるものである。本明細書に記載されている以外の異なる順序で多重化を行うことも可能である。しかし各TDMタイムスロット設定中、特定のT1回線用データ・スライスは同一の対応するタイムスロット(例えば5つのスロットの中から2つおきのスロット)を占めることになる。
【0038】
1つの実施例では、各T1回線からのデータ・スライスは1バイトである。代替実施例ではデータ・スライスのサイズとして任意のバイトまたはビット量を持つことができる。再言するが、上に解説したように、J2に対してラウンドロビン多重化される回線の正確なフォーマットはT1フォーマットまたは任意のカスタム/固有フォーマットであってもよい。重要なことは、回線のペイロード容量をT1のペイロード容量に近づけ、J2回線が少しでも存在する場合には数個の空のタイムスロットを持つことができるようにすることである。
【0039】
図5は、本発明のラウンドロビン多重化実施の実現例を示すブロック図である。ラウンドロビン多重化はプログラム可能デバイス(FPGA500など)に設けることができる。代替実施例では、他の電子デバイス(ASIC、VLSIなど)やソフトウェアを設けて同じ機能を実行することもできる。T1側で、T1回線A−Dによって既存カード510A...510Dの各々へ/からデータの送出と受入れが行われる。FPGA500は既存のT1カード510A〜510Dの各々からT1信号を受信する。既存のT1カード、TRK−3など(あるいはほぼT1のレートでデータを供するカード)から得られるデータが510Aから、次いで、510B、510Cなどのような順序で受信される(注:4回線までのT1は多重化され、1、2または3回線のT1はJ2に出力することができる)。既存T1カードからデータを受信した後、T1信号(J2回線上の24×64kデータのグループ)と関連する信号とタイミングもJ2回線に出力される。このプロセスがラウンドロビンで繰り返される。1つの実施例では、T1データとタイミング&信号はバッファ内に保持され、次いでこのプロセスが反復される前にバッファからJ2回線上へ送られる。
【0040】
したがってFPGA500は4本のT1(または他の)回線と信号/タイミングとをJ2回線上へ多重化する。信号のデジタル的タイミングとフレーミング(同期)とは回線(J2回線)上へ割り振られる。J2側から見ると、FPGA500は着信データと信号とを受信し、着信データをそのコンポーネント部分(4つのT1回線)に分割し、以前にTDM多重化された各セットのT1データを既存のT1カード510のそれぞれに対して配信する。
【0041】
図6は1セットのカードを例示し、このカードの中にはバックカード620の部分として、また、既存の通信装置の一部(プロミナ800など)として図示されるFPGA500の1つの実施例が含まれる。既存の通信装置には1セットのTRK−3フロントカード600A..600Dが含まれ、これらのカードによって4つの独立したT1回線の各々に必要な処理が行われる。1セットの対応するTRK−3T1バックカード620とスレーブ・バックカード621A..621Cとの交信を行うために、TRK−3フロントカードはバックプレーン610と接続される。
【0042】
プロミナ800シリーズ装置では、必要な処理を行うフロントカードが典型的な構成の中に含まれ、インターフェースを提供するバックカードは、接続された回線からのデータの送受信に利用される。しかし、これはこれら2種類のカード間での役割すなわち処理の分担を表すものである。本開示に基づいてレイアウトとカード機能における役割の他の分担を構成することもできる。例えば、(J2と各T1用などの)複数のインターフェースを備えた専用基板上に各フロントカードとバックカードのすべての機能を構成することもできる。フロントカード、バックカードおよびバックプレーンの利用はシステムやシャーシ全体を取り替えることなく装置の効果的な更新とグレードアップを可能にする役割分担である。この特徴の更新/グレードアップが図6にもっとも良く例示されている。この更新/グレードアップによって、グレードアップされたまたは新しいバックカードに加えて既存カードが利用され本発明が実現される。
【0043】
以上解説したように、図6の構成で、すべてのT1(あるいは他のフォーマットされた通信)の多重化とST/Fとがバックカード620によって行われる。正常な動作環境の下で、バックカード(TRK−3J2スレーブ・バックカード621B、621C、621D)フォーマットT1データはフロントカードから完全なT1フレームの中へ受信される。しかし、本発明では、バックカード621A、621B、621Cは、3つの回線の各々からバックカード620へフロントカードで処理されたデータを供給する通路である。
【0044】
TRK−3J2スレーブ・バックカードは、T1データ(ほぼT1データ転送レートでTRK−3フロントカードによって処理されたデータ)に通路を提供するだけであることが望ましいとはいえ、フォーマッティング、同期、エラー・ビット、あるいは通信または他の目的のために、バックカード621A、621B、621Cからバックカード620へT1データを転送する際に他のプロトコルを利用することができる。したがって、これらの回線はP1、P2、P3、P4とラベルをつけられ、各バックカード(及びP1(図示せず)、TRK−3フロントカード600からバックカード620への直接接続)からのデータ・フローを表す。これら各データ・フローの中にはT1またはほぼT1データ転送レートでのデータ、プラス、バックカードによって供給可能な任意の追加フォーマットが含まれる。
【0045】
また正常な環境の下で、このバックプレーンはカード間の通信に利用される。しかし、本発明のこの実施例では、通信はプロミナ800を利用してバックプレーンの外部インターフェースを介して行われる。これらの外部インターフェースは、バックカード621A、621B、621Cおよびバックカード620間で送信される信号を搬送する回線用のいずれのタイプの接続であってもよい(標準的T1コネクタのようなコネクタであればどのようなものでもよい)。この外部インターフェースを用いることにより、コストのかかるソフトウェアの変更と、新しい基板を備えたバックプレーンの利用に関連するその他の問題が本発明によって回避される。
【0046】
図6には、バックカード620がインストールされる同じプロミナ・シャーシ上の他のカードから3つの入力回線を持つバックカード620が図示されている。しかし、3つの外部インターフェース631、632、633のうちの任意の外部インターフェースを介して、他の任意のプロミナ・シャーシあるいは他のソースからバックカード620の中へラインを出すこともできる。他の実施例では、異なる数(例えば4個)の外部インターフェースが提供され、J2を複数のT1などに変換するスタンドアロン型ボックスが作られる。
【0047】
バックカード620は多重P/J2インターフェースであり、600と605A、605B、605Cによって処理される各P回線のスライスの選択に必要なバッファと論理回路とがこのバックカードの中に含まれ、このカードによってJ2回線でデータが送信される。図7aはバックカード620のP/J2インターフェースを示す実施例のブロック図である。4本のP回線の各々には、J2回線に出力したり、対応するP回線へ返送されるデータのセグメントをキャプチャするためのバッファ装置725が含まれる。多重化メカニズム730には、P回線の各々からデータ・セットと、信号&タイミング装置740からの信号/タイミングとをシーケンシャルに選択するラウンドロビン装置が設けられる多重化/逆多重化装置735が含まれる。この多重化/逆多重化装置は選択されたデータ・セットと信号とタイミングを受信し、J2回線でデータ/STを送信する。多重化/逆多重化装置は、J2を介して伝送された各セットのPデータをJ2からキャプチャし、J2に必要な信号とタイミングを取り除きながら、そのデータを対応するP回線へ配信する。
【0048】
J2は光ファイバ回線であるため、P/J2インターフェースには、インターフェースJ2の端部に光学的キャプチャ装置と信号装置745とが含まれる。この光学的キャプチャ装置は、J2回線を介して6.3Mbのレートで送信される光パルスを読み取り、プロミナ・フロントカードによる処理を行う多重化装置によってそれらを電気信号に変換し、バックプレーン610とTRK−3J2スレーブ・バックカードとを介してトランスポートする。信号部分はJ26.3MbのレートでT1の電気信号を光パルスに変換する逆のタスクを行う。
【0049】
605B、605C、605Dの代わりにTRK−3フロントカード600のこれらの特徴が実行される場合を除いて、バックカード620には621A..621Cによって行われるようなすべてのTRK−3J2スレーブ・バックカードの特徴が含まれる。さらに、すべての多重化、信号とタイミングの注入およびパルスを発する電気から光への変換が行われる。バックカード620で必要な多重化などを行うために多くの電子装置が単一の基板上に配置されているため、標準的バックカードからの追加スペースが必要となる場合もあることが予想される。プロミナ800内には、十分な物理的スペースが提供されるので電子装置を含む2つの基板を一緒に挿み込んで単一カード用スロット内にそれでもぴったりと入るようにすることができる。したがって、バックカード620の組立てに必要な部分のすべてを単一基板上へぴったり合わせることが容易にできない場合には、ダブル・スペースの挿み込まれた基板を利用して必要な電子装置用のフロア・スペースを増やすことができる。上記とは別に、カスタムICチップによって小さなパッケージの中へ機能を組み合わせて入れることによりスペースの節約を行うことができる。
【0050】
図7Bは、本発明に準拠するJ2インターフェース・カードの詳細なブロック図と、カード間でのフローを例示する。図7Bに、2つの低帯域バックカード750、770、J2インターフェース・カード780が、各カード用の内部データ・フロー及びカード間のデータ・フローと一緒に例示されている。J2インターフェース・カード780には対応するフロントカードを備えた低帯域直接接続部781と782とが含まれる。これらの接続部781と782とはJ2回線上へ多重化される1つのチャネルを提供する。バックカード750と770は、J2インターフェース・カードへデータを出力する対応する回線751と771、及び、J2インターフェース・カードからデータを受信する回線752、772を有する。さらに、カードの各々にはデータ・フローを維持するためのフレーミング用電子装置とループ/警報電子装置とが含まれる。
【0051】
さらにJ2インターフェース・カードの中には、信号、タイミング、及び、J2回線に出力されるデータのトラフィック制御を提供するJ2制御回路(JCC)による追加の信号と機能とが含まれる。J2インターフェース・カードには、レーザーまたは電気検知/送信装置などによって(光信号または電気信号のいずれかの信号を実際にJ2回線で送受信する光学的または電気的(光電)装置790が含まれる。
【0052】
図8は、本発明を利用する構成で展開される通信装置のブロック図である。CNE800は顧客へJ2回線を提供する。CPE810、820はJ2回線を受信し、複数の低帯域回線をJ2へ多重化する。次いで、任意のサービスが個々の低帯域回線(PBX812、822ルータ/LAN814、824、端末装置816、コンピュータ826など)でJ2から提供され、これによって顧客が単一のJ2回線から複数のサービスを受けることが可能になる。図9は本発明を用いない場合の、様々なサービスに必要な別個のJ2回線の一例である。
【0053】
図10は本発明の1つの実施例に従って行われる通信会社とパーティとの接続の一例である。本発明を用いて接続を行う多くの様々な経済的チャンスが可能となる。例えば、図10で、MCI1020やSPRINT1010のような長距離キャリア、ビデオ・キャリアなどが典型的にはNTTと接続される。こうして、NTTは、接続を行うMCI/SPRINTまたは接続を行う顧客のいずれかに課金を行うことが可能となる。しかし、規制緩和後、CNEが日本のNTTが持っている独占を破って、MCI1020、SPRINT1010あるいは他のキャリアとの接続を行うことが可能となることが想像される。プロミナ800シリーズのような標準化された装置の利用によりこのような接続が実現し易くなる。
【0054】
図10には、NTTとキャリア間のリンクが断たれ、CNE(Toyocomによって作動するCNE1030など)を介してこれらのリンクが提供されるケースが例示されている。さらに、ISP(ISP1040など)にはCNE1030を介して顧客サイトへ帯域が提供される。CNEは、指定されたサービス・プロバイダへ、または、元のNTTへ64kの切替え/経路選定を行うことができる。CNEによって高速J2回線が顧客または別の中間サイトN3へ提供され、この中間サイトN3によってJ2は様々な構成回線とサービス(ビデオ、音声、非同期など)とに分割される。
【0055】
コンピュータ技術の当業者には明らかなように、従来型の汎用または専用デジタル・コンピュータあるいは本開示の教示に従ってプログラムされたマイクロプロセッサを用いて、本発明の部分を好適に実現することが可能となる。
【0056】
ソフトウェア技術の当業者には明らかなように、本開示の教示に基づいて、熟練されたプログラマによる適切なソフトウェアの符号化を容易に準備することができる。当業者には容易に明らかなように、特定用途向け集積回路を用意することにより、あるいは従来型のコンポーネント回路からなる適切なネットワークを相互接続することにより本発明の実現が可能になる。
【0057】
本発明には、保存されている命令を中に含む記憶媒体(媒体)であるコンピュータ・プログラム・プロダクト、あるいは、コンピュータ制御を行うための、あるいは、本発明の処理のいずれかをコンピュータに行わせるための、使用可能なコンピュータ・プログラム・プロダクトが含まれる。この記憶媒体には以下の任意のタイプのディスクを含むことができるがこれらに限定されるものではない。フロッピーディスク、ミニディスク(MD)、光ディスク、DVD、CD−ROM、マイクロドライブ、及び、光磁気ディスク、ROM、RAM、EPROM、EEPROM、DRAM、VRAM、フラッシュ・メモリデバイス(フラッシュ・カードを含む)、磁気カードまたは光カード、ナノシステム(nanosystem)(分子メモリIC)、RAID装置、遠隔データ記憶/アーカイブ/ウェアハウジング、あるいは保存命令及び/又は保存データに適した任意のタイプの媒体または装置を含む)
任意のコンピュータ可読媒体(媒体)の1つに保存された、汎用/専用コンピュータと、マイクロプロセッサのハードウェアの双方を制御するソフトウェアが本発明には含まれ、このソフトウェアによってコンピュータまたはマイクロプロセッサがユーザーあるいは本発明の結果を利用する他のメカニズムとリアルタイムで通信することが可能になる。このようなソフトウェアの中にはデバイス・ドライバ、オペレーティング・システム、ユーザー・アプリケーションを含むこともできるがそれらに限定されるものではない。究極的には、このようなコンピュータ可読媒体の中には本発明を実行するための上述のようなソフトウェアがさらに含まれる。
【0058】
汎用/専用コンピュータまたはマイクロプロセッサのプログラミング(ソフトウェア)の中に含まれるものとして、本発明の教示を実現するためのソフトウェア・モジュールがあり、このモジュールの中にはデータ・フローの識別とルート選定、シャーシ・レベル制御及び/又はT1回線またはその他の基幹回線の切替え、及び、本発明の処理による結果または状態の表示、保存あるいは通信が含まれるがこれらに限定されるものではない。
【0059】
以上の教示を考慮して本発明の多数の改変と変更が可能であることは明らかである。したがって、本明細書に具体的に記載されたものとは別様に添付の請求項の範囲内で本発明が実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】低帯域回線の高速基幹回線への多重化の一例である。
【図2】複数のマルチサービス・アプリケーションと一般的通信能力をホストする様々な通信装置のブロック図である。
【図3】本発明に準拠する基本J2/T1インターフェースのブロック図である。
【図4】本発明に準拠するJ2回線上での帯域割り振りを例示する図である。
【図5】本発明の1つの実施例に準拠する既存カードとJ2インターフェースのブロック図である。
【図6】本発明に準拠するJ2インターフェース・カード及び支持装置のブロック図である。
【図7A】本発明に準拠するJ2/T1多重化バック・カードの1実施例のブロック図である。
【図7B】本発明に準拠するJ2インターフェース・カードの別の実施例の詳細ブロック図である。
【図8】本発明を利用する構成で配置された通信装置のブロック図である。
【図9】異なるサービスのために必要な別個のJ2回線の一例である。
【図10】本発明の実施例に準拠して行われた通信会社と契約者との接続の一例である。
【符号の説明】
300 通信会社
310 J2回線
320 J2/T1インタフェース
321,322,323,324 T1回線
330 マルチサービス・ボックス
331、332、333、335 フロントカード
SM1、SM2、SM3、SM4、SM5 サービス・モジュール
Claims (23)
- J2インターフェースにおいて、
1セットのコネクタであって、各コネクタが通信回線を前記インターフェースと接続するように構成されるコネクタと、
J2回線を前記インターフェースと接続するように構成されるJ2コネクタと、J2フォーマットされた信号タイミングデータとをJ2規格に従って生成するように構成される信号タイミング装置と、
前記通信回線と前記信号/タイミング装置の各々に接続されるマルチプレクサであって、前記コネクタ・セットの各々からサービス・セットを選択し、選択されたサービス・セットに関連する信号タイミングデータを前記信号装置から選択し、各セットのサービスと信号タイミングデータとをJ2コネクタに出力するように構成される前記マルチプレクサと、を有することを特徴とするJ2インターフェース。 - 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記マルチプレクサがさらに前記J2コネクタから信号を受信し、前記コネクタ・セットの各々へ該受信信号を逆多重化するように構成されることを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記コネクタ・セットが1セットのT1様コネクタであり、前記マルチプレクサが前記コネクタ・セットから多重化するための信号をさらに受信し、逆多重化された信号を前記コネクタ・セットへ配信するように構成され、さらに、各コネクタの両端にわたる前記受信と配信とがT1のデータ転送レートであることを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記マルチプレクサが“ラウンドロビン”タイプのマルチプレクサであることを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項4に記載のJ2インターフェースにおいて、前記ラウンドロビン・マルチプレクサが、前記コネクタ・セットの各コネクタと前記信号タイミング装置とからシーケンシャルにデータを選択し、前記選択されたデータと信号タイミングデータとをJ2コネクタで出力することを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項5に記載のJ2インターフェースにおいて、各コネクタから選択された前記データが1バイトのデータを有することを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記J2コネクタに電気光学パルスを出力し、該J2コネクタへ伝送される電気光学パルスを読み取るように構成される光学的入出力装置を前記J2コネクタが含むことを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記コネクタ・セットが、J2インターフェースへ直接P回線を伝送するチャネル電子装置と、さらに3つのP回線用の取り付けポイントを提供する1セットのPコネクタとを含むことを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項8に記載のJ2インターフェースにおいて、前記P回線が、ペイロード・データと、任意の関連づけられたオーバーヘッドとをT1データ転送レートで搬送する回線であることを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記チャネル電子装置の各々が前記J2インターフェースからの別個の基板上に保持され、前記別個の基板と、前記J2インターフェースを含む基板とが一緒に挿み込まれて、双方の基板が通信装置用ラックの単一カードスロットの中へぴったり入るようになすことを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項1に記載のJ2インターフェースにおいて、前記サービスが、データ、音声及びビデオの中の少なくとも1つを含むことを特徴とするJ2インターフェース。
- J2回線を既存の通信装置とインターフェースする方法において、
マルチサービス通信回線から信号を受信するステップと、
前記マルチサービス通信回線の各々から複数のセットのサービスを選択するステップと、
前記選択されたセットのサービスに対してJ2規格によって要求されるように信号タイミングデータを生成するステップと、
前記選択されたセットのサービスの各々と、
前記生成された信号タイミングデータを表す電気光学信号をJ2回線に出力するステップと、を有することを特徴とする方法。 - 請求項12に記載の方法において、電気光学信号を送信する前記ステップが、前記選択されたセットのサービスの各々と前記信号タイミングデータとをラウンドロビン法で前記J2回線に多重化するステップを含むことを特徴とする方法。
- 請求項13に記載の方法において、前記多重化ステップが、
(1) 前記通信回線の第1の回線からのデータを前記J2回線に出力するステップと、
(2) 前記通信回線の第2の回線からのデータを前記J2回線に出力するステップと、
(3) 前記通信回線の第3の回線からのデータを前記J2回線に出力するステップと、
(4) 第4の回線からのデータを前記J2回線に前記通信回線から入力するステップと、
(5) 前記第1、第2、第3、第4の前記通信回線の各々に対応する前記STデータを前記J2回線に出力するステップと、(1)、(2)、(3)、(4)、(5)の前記ステップをJ2規格と互換性のあるレートで繰り返すステップと、を有することを特徴とする方法。 - 請求項14に記載の方法において、前記第1、第2、第3、第4の通信回線が、ペイロード・データと、任意の関連するオーバーヘッドとをT1のデータ転送レートで搬送するP回線であることを特徴とする方法。
- J2インターフェースにおいて、
複数の通信回線をインターフェースと接続する通信接続手段と、
J2回線を前記インターフェースと接続するためのJ2接続手段と、
J2フォーマットされた信号タイミングデータと、J2規格に準拠する必要なフレーミングとを生成するための信号タイミング手段と、
前記通信回線と前記生成されたJ2フォーマットされた信号タイミングデータとの各々を前記J2接続手段上へ多重化する多重化手段であって、
前記通信回線の各々からの複数セットのデータと、前記選択されたセットのデータと関連する信号タイミングデータとを選択する手段と、
各セットのデータと信号タイミングデータとをJ2接続手段で送信する手段とを含む前記多重化手段とを有することを特徴とするJ2インターフェース。 - 請求項16に記載のJ2インターフェースにおいて、前記多重化手段がさらに、
前記J2コネクタから信号を受信する受信手段と、
前記通信接続手段の各々へ前記受信信号を逆多重化する逆多重化手段と、を含むことを特徴とするJ2インターフェース。 - 請求項16に記載のJ2インターフェースにおいて、前記通信接続手段が1セットのPコネクタを具備し、前記多重化手段が、
1) 前記Pコネクタの各々から多重化用のP信号を受信する手段と、
2) 前記セットのPコネクタへ逆多重化されたP信号を配信する手段と、の各手段をさらに含むことを特徴とするJ2インターフェース。 - 請求項16に記載のJ2インターフェースにおいて、前記多重化手段がラウンドロビン・マルチプレクサであることを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項19に記載のJ2インターフェースにおいて、前記ラウンドロビン・マルチプレクサが、
1)前記複数の通信回線と、2)前記通信回線から選択されたデータと関連する前記信号タイミングデータの部分との各々からシーケンシャルにデータを選択する手段と、
前記選択されたデータと信号タイミングデータの部分とをJ2接続手段で送信する手段とを含むことを特徴とするJ2インターフェース。 - 請求項16に記載のJ2インターフェースにおいて、前記J2接続手段が、J2回線に電気光学パルスを入力するための光学的入出力手段と、J2回線の両端にわたって伝送される電気光学パルスを読み取る手段とを含むことを特徴とするJ2インターフェース。
- 請求項16に記載のJ2インターフェースにおいて、前記通信接続手段が前記インターフェースと直接つながる少なくとも1つのP回線を伝送する手段と、
1セットの3本のP回線を前記インターフェースと接続する手段と、を含むことを特徴とするJ2インターフェース。 - 請求項22に記載のJ2インターフェースにおいて、前記伝送手段が前記J2インターフェースの他の部分からの別個の基板上に保持され、前記別個の基板と、前記J2インターフェースの前記他の部分を含む基板とが一緒に挿み込まれて、双方の基板が通信装置用ラックの単一のカードスロットの中にぴったり入るようになされることを特徴とするJ2インターフェース。
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