JP4703684B2 - 無線ネットワークにおけるマルチチャネルmac - Google Patents

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Description

本発明は、無線ネットワークに関する。特に、多重無線(multiple radio or wireless)ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)デバイスで動作するマルチチャネルMAC(媒体アクセス制御:Media Access Control)に関する。
WiMedia MAC 及び物理層(PHY) 規格(参照により、ここに組み込まれている、ECMA, "Standard ECMA-368: High Rate Ultra Wideband PHY and MAC Standard," 2005)は、マルチバンドOFDMアライアンス(MBOA)の提案から考案された。
将来のWiMediaシステムの目標は、1Gbpsを越えるスループットに適したMACレイヤを提供することにある。例えば、将来のWiMedia PHYは、2つのチャネルを結合し、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を用いた2つの空間ストリームを提供し、高レートのチャネルコードを用いることで、より高いレートを達成することができるであろう。
WiMedia PHYは、802.11aのシングルOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルユニットの代わりに、6つのOFDMシンボルのユニットでデータを送信する。次式は、下記の表1のパラメータ値を用いて、将来のWiMedia PHYモードの最高レートの特性を計算するために用いることができる。
Figure 0004703684
Figure 0004703684
将来可能性のあるWiMedia PHYモードの特性を表2に示す。
Figure 0004703684
2つの空間ストリームを提供するMIMO導入は、物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP)・プリアンブルのオーバーヘッドを増加させることとなる。
802.11nのグリーンフィールド・プリアンブルを考慮したアプローチが再現される場合、WiMedia PHYのための2つの空間ストリームMIMOプリアンブルは、同じ同期シーケンスから成ると考えられるが、2つのチャネル推定シーケンスをもつことになる。これは、標準プリアンブルが9.375μsから11.25μsに増加し、バーストプリアンブルが5.625μsから7.5μsに増加するという結果をもたらす。
上記から得られるPHYの前提は、期待できるMACレイヤのスループットを決定するために用いられる。WiMedia MACは、2つの主なアクセス方法を提供する。1つ目は、優先付けされたチャネルアクセス(PCA)であり、これは802.11のEDCA(Enhanced Distributed Coordination Function (DCF) Channel Access)とほとんど同一であり、パラメータ値が違うのみである。2つ目のアクセス方法は、特定のユーザにタイムスロットを割り当てるDRP(Dynamic Access Protocol)である。送達確認のないバーストは、3つ目のアクセス方法として表すことができる。これは、MIFS(Minimum Inter Frame Space)とバーストプリアンブルを用い、ポイント・ツー・ポイント・リンクで動作する。このMIFSは、無線応答時間(ターンアラウンドタイム)を含まないため、SIFS(Short Inter Frame Space)よりも短い。バーストプリアンブルは、受信機が前のフレームから得た情報を保持することにより同期シーケンスを削減できるので、標準プリアンブルよりも短い。
図1は、上述した3つのアクセス方法の2つの結果を示している。ビーコン・オーバーヘッドは、論理的な最大スループットを説明するために無視されている。最初の結果は、1500バイトのMACサービスデータユニット(MSDU)の場合を示している。これは、歴史的に元来のイーサネットフレームサイズである。ユーザデータグラムプロトコル(UDP)フレームの最大は、一般的に1024バイトであり、トランスミッションコントロールプロトコル(TCP)フレームの最大は、64kバイトである。TCPフレームは、イーサネットフレームに分割され、その後、802.11フレームに乗せられる。2つ目の結果は、4095バイトのMSDUについて示している。これは、WiMedia MACによりサポートされている最大MSDUサイズである。TCPまたはUDPプロトコルが採用された場合、4095バイトMSDUは、フレーム集約(aggregation)によってのみ達成できる。
図1は、2.35Gbps PHYでさえ、1GbpsMACスループット(使用可能なPHYレートの約50%)を、MACオーバヘッド(コントロールフレーム及びマネージメントフレーム)なしで、上位レイヤが生成するフレームよりも大きいフレーム長を採用することによって、単一のポイント・ツー・ポイント・リンクでのみ達成可能であることを示している。従って、コントロールフレーム及びマネージメントフレームなしで、いったんストリーミングが開始すると、信頼性のあるサービスが提供できることは疑わしい。
このような低い媒体キャパシティの利用率は、結合されたチャネルを使用するか否かにかかわらず、主に、高データレートのPHY媒体におけるキャリアセンシング、信号伝搬(すなわちIFS)、及びチャネル推定(例えばPLCPプリアンブル)を行うためにかける時間が必要な結果である。
最大MSDUサイズを4095バイトよりも大きくして、または、フレーム集約(aggregation)を導入して機能を高めることにより、データ送信に要する時間を増加させることで、改善することが可能となる。これは、1GbpsMACスループットの要求をもつアプリケーションに特化したいくつかのアプリケーションにとって有効なテクニックとなり得る。誤り発生率はパケットサイズが直接影響するのではなく送信時間の関数であるために、このサイズのパケットは当初予想されるほど大きくならないであろう。4095バイトのパケットを2.35Gbps PHYで送信すると15μsしかかからない。これはチャネルが出くわすコヒーレンス時間(可干渉時間)よりも充分に短い時間である。
参照によりここに組み込まれている非特許文献1には、電力依存コストファンクションを最適化することにより、コネクションを設定する方法が議論されている。この議論での結果は、省電力化の方針は、端末間が互いに届く範囲内(物理的に見える範囲内)でマルチホップ通信パスの活用を示唆し、それによってネットワークパフォーマンスが増加するということを示している。
例えば、参照によりここに組み込まれている非特許文献2には、UWBネットワーク内での最適電力制御、スケジューリング、及びルーティングが議論されている。ここでのあるアプローチでは、ある与えられたノード電力の基でフローレートを最大化することが目的である(受信機でのレートと信号対雑音比との間は線形従属である)。提案された最適ルーティング、スケジューリング、及び電力制御の解決方法は、以下の前提に特徴付けられている。
1)データがリンクを通じて送信されたとき、送信先(destination)周辺のノードが送信の間サイレントのままでいる除外領域をもつことが最適である。このとき、この除外領域外のノードは、該送信先に与える干渉にかかわりなく、パラレルに送信することができる。さらに、該除外領域外の送信元からの該送信先での干渉のレベルに応じて、送信元はその送信レートを適応させる。
2)この除外領域の最適サイズは、該リンクの長さまたは近接するノード間の位置ではなく、該リンクの送信元の送信電力にのみ依存する。
3)与えられたタイムスロット内の各ノードは、最大電力でデータを送信するか、または全く送信しない。
4)ルーティングに関しては、各連続するホップにおいて、送信先までの距離が減少するようなルートの集合に限定することにより、最小エネルギーおよび損失ルートに沿って中継することは、より長いホップを使用したり、または直接送信するよりも常に良好となることが示されているが、このことは、電力消費ではなく、レートを最適化するために顕著かではない。
5)最後に、最適MACプロトコルの設計は、ルーティングプロトコルの選択に依存しない。
狭帯域ネットワークでは、上記2)、4)、及び5)の前提は当てはまらない。これは、UWBネットワークの設計は狭帯域ネットワークの場合とは異なる方法で解決すべきことを示している。
しかし、これはマルチホップ問題に対する単なる1つのアプローチにすぎない。例えば、NLOS(見通し外Non Line of Sight)の場合、最小エネルギーおよび損失ルートに沿った中継は、レートを低減し、レンジを増加させた場合と比較して能率が悪いかもしれない。従って、我々がデータレートをマルチパスのロバスト性(およびNLOSでのパフォーマンスの向上)とトレードオフするかどうかを動的に決定することができるため、MACは、ルーティングの決定に依存するかもしれない。これはうまくルーティングを決定するためには必要なことである。また、(LOS(見通し内Line of Sight)の場合でも、例えば)ランダムなノード配置では、マルチホップルーティングが常にパフォーマンスを向上させるとは限らない。
WLAN MACスキームのスループット性能を向上するために、単一の共有チャネルを2つのサブチャネル、すなわち制御サブチャネルとデータサブチャネルとに分割する提案がある。制御サブチャネルは、データパケットが送信されるデータサブチャネルに対するアクセス予約のために使用される(参照によりここに組み込まれている非特許文献3)。
一般に、マルチチャネルMACは、より効率のよい方法でアクセスを図るために、1より多いチャネル(例えば、データチャネルおよびシグナリングチャネルの組合せ)を利用する。マルチチャネルMACは、通常、シングルまたはマルチホップ内で2またはそれより多いチャネルによるアクセスを図る最適化問題を扱う。
参照によりここに組み込まれる非特許文献4による、802.11s共通チャネルフレームワーク(CCF:Common Channel Framework)アプローチにおいて、パフォーマンスにおける利得は、異なる複数のデバイスが、同時に異なるチャネルを使用し、その際他のチャネルへの“コンテンション・フリー”のアクセスを割り当てるために制御チャネル用いることにより得られる。
マルチレート・マルチチャネルMAC(参照によりここに組み込まれる非特許文献5)は、与えられた数のチャネルの下、あるトラフィックベースの基準(より具体的には複数のトラフィックレート)を満足するリンクにチャネルを最適に割り当てる方法を見い出す問題に言及する。典型的な最適化の目的は、マルチレートの干渉(例えば“スロー”レートが“高”レートに与える“迷惑”)を低減することである。
IEEE task group TGnによる802.11n Draft Amendment to STANDARDにおいて、結合されたチャネルが考慮されている(参照によりここに組み込まれている非特許文献6)。このドキュメントには、PCO(Phased Coexistence Operation)が、PCO APのコントロールの基、20MHz期間と40MHz期間とが交互に替わる状態でBSSが動作する、オプションの共存メカニズムとして記述されている。PCO APは、40MHz期間を開始するために、20MHz制御チャネルと20MHz拡張チャネルを順に予約し、20MHz期間を開始するために、各20MHzチャネルでのNAVを逆の順番でリセットする。
“2倍”送信レートのために2つのWLANチャネルを用いることは、Atherosチップ(ダイナミック・ターボ(Dynamic Turbo)技術)で商品化されている。Atherosチップは、多くのメーカ(東芝、ソニー、Netgear、NEC、富士通、Gigabyte、D−Linkなどを含む)から出されている802.11g無線ルータ/ゲートウェイ製品で広く用いられている。この技術により、メーカは、2×54Mps=108Mpsの最大データレートを達成したと主張している。
ダイナミック・ターボは、高速イーサネットネットワークに用いられているトランキング技術に類似する(この技術は全体的な帯域を増加するために2またはそれより多いワイヤーを用いる)。簡単に説明すると、ダイナミック・ターボは、要求されたときに、2つのチャネルを1つとして扱うことにより、実現される帯域を自動的に2倍にする。ダイナミック・ターボは、ネットワーク・トラフィック要求及び環境条件に基づき動作する。アクセスポイントは、関連する無線局が、該アクセスポイントと該局のペア間のリンク上の維持されているスループットに基づきより広い帯域を要求したとき、この高パフォーマンスモードへ動的に切り替える(参照によりここに組み込まれる非特許文献7)。
データレートを“2倍にする”ために802.11において2つのチャネルを使用すると、レンジが減少することとなる。これは、(ヨーロッパでは100mWの)同じ実効等方放射電力(EIRP:Effective Isotropic Radiated Power)が必要となり(法規で規制されている)、電力を増加させることができず、より広い帯域内に電力を拡散させているにすぎないためである。UWBにとって、(EIRPよりも電力スペクトル密度に基づき)規則は異なるかもしれない。これは、“2つの無線”すなわちチャネル結合アプローチにより、データレート及びレンジの両方を得ることができることを意味するかもしれない。明らかに、デバイスの複雑さとコストの増加という犠牲が伴う。
Luca De Nardis, Guerino Giancola, Maria-Gabriella Di Benedetto, "A power-efficient routing metric for UWB wireless mobile networks", Vehicular Technology Conference 2003, VTC 2003-Fall. 2003, Volume: 5, pages 3105-3109 Radunovic, B., Le Boudec, J.-Y., "Optimal power control, scheduling, and routing in UWB networks", IEEE Journal on Selected Areas in Communications, Sept. 2004, Volume: 22, Issue: 7, pages 1252-1270 J. Deng, Y.S. Han, and Z.J. Haas, Analyzing Split Channel Medium Access Control Schemes with ALOHA Reservation, Proc. Second Int'l Conf. AD-HOC Networks and Wireless, Oct. 2003 Sung-Won Lee and Rakesh Taori; "Common Channel Framework: A Simple Multi-Channel MAC Framework for 802.11s Mesh Network", IST Summit 2006 Niranjan, S. Pandey, and A. Ganz, "Design and evaluation of multichannel multirate wireless networks," Mobile Networks and Applications, Vol. 11, issue 5, pp. 697-709, 2006 IEEE P802.11n TM/D1.02, Draft Amendment to STANDARD for Information Technology- Telecommunications and information exchange between systems- Local and metropolitan area networks- Specific requirements- Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) specifications: Enhancements for Higher Throughput Atheros Communications White Paper: Super G: Maximizing Wireless Performance, 2004
本願発明の目的は、上述の問題点のうちの少なくともいくつかを解消し、高データレートでの高いネットワークパフォーマンスを提供することにある。
本発明の第1の側面によれば、複数のチャネルでデータを送信する方法を提供する。該複数のチャネルは、結合チャネルスーパーフレームを含む結合チャネルを形成する。結合チャネルスーパーフレームは、結合チャネルビーコン期間と、結合チャネルデータ期間を含む。制御メッセージは、結合チャネルスーパーフレームでブロードキャストされる。制御メッセージは、これに続く送信は別個の複数のチャネルで行われることを示し、別個の複数のチャネルのそれぞれは、ビーコン期間およびデータ期間を含む別個のスーパーフレームを含む。別個の複数のチャネルのそれぞれにおいて、一連の複数のスーパーフレームが送信され、各スーパーフレームは、別個のビーコン期間と、その後の別個のデータ期間を含む。
上記側面の第1の構成では、上記制御メッセージは上記結合チャネル媒体にアクセスするために用いるマネージメントフレームである。
この側面の他の構成では、上記制御メッセージは、上記結合チャネルビーコン期間内にブロードキャストされる情報エレメントを含む。
上記第1の側面のさらに他の構成では、上記制御メッセージは、他の可能性あるMACフレームに対し優先権をもつ。
上記側面の構成において、別個の複数のチャネルでの送信終了を示すさらなる制御メッセージが、別個の複数のチャネルのそれぞれでブロードキャストされる。
上記側面のさらなる構成では、結合チャネルは2つのチャネルからなる。
上記側面の他の構成では、別個の複数のチャネルのそれぞれは、他のチャネルとは独立のデータプロトコルを動作させる。
上記第1の側面のさらなる構成では、制御メッセージは、デバイスを別個の複数のチャネルのうちの少なくとも1つにマッピングする。
本発明の第2の側面によれば、複数のチャネルでデータ送信するための信号を提供する。該複数のチャネルは、結合チャネルスーパーフレームを含む結合チャネルを形成する。結合チャネルスーパーフレームは、結合チャネルビーコン期間と結合チャネルデータ期間を含む。該結合チャネルスーパーフレームは、制御メッセージの送信に適合され、制御メッセージは、これに続く送信は別個の複数のチャネルで行われることを示す。別個の複数のチャネルのそれぞれは、一連の別個の複数のスーパーフレームの送信に適合されている。各スーパーフレームは、別個のビーコン期間と別個のデータ期間を含む。
この第2の側面の第1の構成では、上記制御メッセージは上記結合チャネル媒体にアクセスするために用いるマネージメントフレームである。
上記側面の他の構成では、上記制御メッセージは、ビーコンフレームでブロードキャストされる情報エレメントを含む。
上記側面のさらに他の構成では、上記制御メッセージは、他の可能性あるMACフレームに対し優先権をもつ。
上記側面の構成において、分離したチャネルでの送信終了を示すさらなる制御メッセージが、別個の複数のチャネルのそれぞれでブロードキャストされる。
上記第2の側面の他の構成では、結合チャネルは2つのチャネルからなる。
上記側面の他の構成では、別個の複数のチャネルのそれぞれは、他のチャネルとは独立のデータプロトコルを動作させる。
上記第2の側面のさらなる構成では、制御メッセージは、デバイスを別個の複数のチャネルのうちの少なくとも1つにマッピングする。
本発明の第3の側面によれば、単一のまたは複数の、特に2つの物理インターフェースをもつ送信機を提供する。該送信機は、本発明の上記第1の側面に従った複数チャネルで信号を送信するように構成されている。
本発明の第4の側面によれば、単一のまたは複数の、特に2つの物理インターフェースをもつ受信機を提供する。該受信機は、本発明の上記第2の側面に従った複数チャネルで信号を受信するように構成されている。
本発明の第5の側面によれば、単一のまたは複数の、特に2つの物理インターフェースをもつデバイスを提供する。該デバイスは、結合チャネルで制御メッセージを送信するように構成され、本発明の第2の側面に従って、別個の複数のチャネルのそれぞれのなかで、さらなる信号を送信、受信及びブリッジするように適合させている。
本発明の具体例について、例としてのみ、添付の図面を参照して説明する。
本発明では、2つの結合されたWiMediaチャネル上での単独送信よりむしろ、2つの標準WiMediaチャネルを用いた並列送信により、システムのスループットを増加する。この技術は、MACオーバーヘッド及びPHYオーバーヘッドのために失われる媒体アクセス時間をいくらか軽減する。この改善は、(例えば)2つのチャネルが低い(例えば半分の)PHYデータレートを使用すること、そして、結合チャネルとその分離した複数のチャネルの両方で同じMSDUサイズが送信されるという(トラフィック)前提とに基づく。
本発明で提案されているマルチチャネルMACは、チャネル及び時間(CAT:channel and time)MACとして作られ、距離、電力、データレート適応に関わりなく、かつ現在のMAC(データ/制御チャネル)プロトコルを置き換えることなく、よりよいMAC性能を得るために、そうでなければ結合チャネルで動作できる複数のデバイスに、別個の複数のチャネルを動的に割り当てる。CAT MACは、標準プロトコルの最上位で動作し、レガシーデバイスと完全に互換性があり、さらにマルチホップシナリオにおけるリンクアダプテーションを組み入れる点からみて、非常に拡張性がある。
CAT MACは、チャネルを割り当てるために、標準チャネル(MACスーパーフレーム)内の制御機構を使用し、さらに各別個の(分離しているか、また分離していない)チャネル内で依然として同じコンテンション機構を使用する。802.11s CCFの改善とは逆に、CAT MACの改善は、同じMSDUサイズが、分離した個々のチャネルで送信されるのと同様に、結合チャネルで送信されるという(トラフィック)前提のみならず、2つのチャネルが低い(例えば半分の)PHYデータレートを使用することに基づく。この前提は、例えば、複数のデバイスが、ある複数のMSDUフレームをシーケンシャルに送信する場合とは対照的に、同じ複数のMSDUフレームを異なる複数のチャネルで送信することにより実現できる。
フレーム集約(aggregation)やバースト送信のような現在の技術は標準システムに適している。しかし、将来、1Gbpsを越えるPHYデータレートが(例えばチャネル結合技術を用いて)実現できると、フレーム集約及びブロック送信は充分ではないかもしれない。そこで、本発明に従ったCAT MACがMACパフォーマンスをさらに向上させる手段として期待される。
ここで説明する本発明は、パラレルチャネルフレーム集約(aggregation)スキームとして理解してもよい。結合チャネルデータレート全体の一部として動作するパラレルチャネルは、あるトラフィック状態のもと、MAC/PHY時間オーバーヘッドを軽減し、高データレートでMACスループットを向上することができる。(時間領域での)フレーム集約とは反対に、本発明は、さらに、(マルチユーザアクセスの)公平性を向上し、遅延及びバッファリングを低減し、多くのMSDUを集約する必要もなく同様な結果を達成することができる。多くのMSDUを集約することは、与えられたあるネットワーク・トラフィックでは実現不可能であるかもしれない。チャネルでアクセス競合するデバイスの数が少ないと、媒体へのアクセス遅延を改善できる。
改善の機会を提供すると思われるトラフィック状態に関する限り、次のようにコメントすることができる。すなわち、40バイトTCP ACK(レイヤ3)または(ブロックACKスキームにおける)MAC ACK(レイヤ2)から生ずるような小さいMSDUフレームでは、パケットが小さいほどPHYデータレートが高くなるほど、効率が悪くなるため、このIARの重要性が高まる。ブロック(または非)ACKスキームと同様、MSDUサイズが大きいほど、議論されている改善は意味が無くなってくる。従って、大きい(固定の)MSDUのシーケンスは、おそらく改善を表すためには最もやりがいのあるケースである。
フレーム集約は、最大MPDUサイズに制限されるが、複数のパラレルチャネルのそれぞれにおいて用いることができる。最大MPDUサイズは結合チャネルにおける場合では大きいことが予想される。MPDUの最大サイズ(すなわち、集約された複数のMSDUフレームの最大数にほぼ等しい)は、大きい複数のフレームを(高いデータレートで)ロバストに送信するためのPHYの性能により決定される。この性能は、別個の送信が、(プリアンブルにより)送信された複数のチャネル推定パラメータが与えられる下、ロバストに受信され得る最大期間に依存する。この期間は、ある環境と、ある雑音及び干渉モデルとを想定して計算することができる。例えば、802.11において、これは1msの範囲内である。MPDUサイズに許容されている最大値は、PHYデータレートに比例する。PHYが高速になるほど、頑強な送信を維持する間に許容されるMPDUは長くなる。従って、このことから、複数のパラレルの(分離した)チャネルの最大MPDUサイズは、結合されたチャネルのそれよりも小さくすべきであるとみなすことはもっともなことである。
CAT MACは、図2に示すように、標準WLAN/WiMedia MACプロトコルの上に追加される。少なくとも1つのマルチプルPHYデバイスがCAT MACに不可欠であり、これは、しかし、(CAT機能なしに)完全にレガシーデバイスと互換性がある。レガシーデバイスは、1つのCATチャネル(または結合チャネル)内で、どのCAT MAC動作も無視した標準MACプロトコルで動作することができる。従ってCAT MACは結合WLANチャネルまたは結合WiMediaチャネルと下位互換性がある。
当初は、CAT MACは、あるMACプロトコルを(すなわち、ECMA−368PCAまたはDRPまたはHCF(Hybrid Coordination Function)のような802.11のプロトコルでさえ)動作させる標準結合チャネルとして動作する。図3は、標準WiMediaスーパーフレームの一例を示している。各スーパーフレームm−1、m、m+1は、ビーコン期間(BP)から開始する。
WiMedia 標準では、チャネル(DEV1−9)を用いる各デバイスはビーコンを送信する必要がある。ビーコン期間はこれらの全てのビーコンを含む。ビーコン期間は、最長でmMAX Beacon Period Lenfth(mMAXBP長)のビーコンスロットをもつ。ビーコン期間内の複数のビーコンスロットは、「0」から順番に番号が付けられている。ビーコン期間内の1番目のビーコンスロットは、シグナリングスロットとして参照され、隣接のビーコン期間長を延長するために用いられる。デバイスは、そのビーコンで、ビーコンスロット内でのそのデバイスのビーコン期間長をアナウンスする。アナウンスされたビーコン期間長は、前のスーパーフレームのビーコン期間内における、デバイス自身のビーコンスロットと利用できない全てのビーコンスロットとを含む。アナウンスされるビーコン期間長の最大値は、mMAXBP長を越えることはできない。デバイスにより報告されるビーコン期間長は、新たな複数のデバイスがその拡張されたビーコングループのメンバーとなるとき、及びその拡張されたビーコングループ内の当該デバイスまたは他のデバイスが、ビーコン衝突解消のため、またはビーコン期間短縮のために新たなビーコンスロットを選択するとき、変化する。
CAT MAC期間は、MACスーパーフレームの間のある時間に、ブロードキャストされ、全てのデバイスが受信できしかも従うことができるメッセージで始まる。例えば、これは次のような方法により処理される。
・明示的に:CAT MAC期間は、選出されたCATコントローラ(一般的には複数のPHYをもつデバイスである)によりブロードキャストされるCAT−MAP制御メッセージに続いて開始する。CAT−MAPは、特別なマネージメントフレームとして定義され、他の送信される可能性のあるMACフレーム(図4)より優先権をもつために、PIFS期間の後に(結合チャネルの)媒体へアクセスする。
・黙示的に:CAT MAC期間は、(結合チャネルの)ビーコン期間に続いて開始する。WiMedia ビーコンは、ある特定の制御および管理情報を伝える情報エレメント(IE:Information Elements)を含む。どのデバイスもそのビーコンフレーム中にIEを含めることができる。WiMediaは、リクエストに続くアプリケーションにより用いられるアプリケーションに特化したIE(ASIE:Application-specific IE)を定義する。ASIEの範囲はアプリケーションに依存する。この場合のアプリケーションは、ある特定のCAT構成を要求する(CATデバイスの制御の)CAT MACプロトコルスタックであってもよい。
ある特定のCATネットワークに対する(CAT−MAPで、またはCAT−ASIEメッセージでの)リクエストは、デュアルPHY性能を有する(しかもCAT使用可能な)アクティブノードによりブロードキャストするようにしてもよい。CAT−MAPまたはCAT−ASIEは、複数のデバイスが同調ししかもアクセスする必要のある複数のPHYチャネルについての情報を含む。
複数のチャネルのそれぞれは、WLANまたはWiMediaと互換性があるであろう。従って、各チャネルは、別個のWiMediaビーコン期間送信(図4)に続く、別個のMACプロトコルを動作させるであろう。
別個の複数のチャネル内でのビーコン期間の送信は、WLAN/WiMediaの分散型の方法(各デバイスはあるビーコンスロットに送信する)で実行するようにしてもよい(注記:ビーコン期間は、別個のチャネルのそれぞれにおいてデバイスの数が異なるであろうことを示すために意図的に不規則なサイズで描かれている)。
CAT送信は、デュアルPHYデバイスが、(PIFSに続いて)複数のチャネルでCAT−ENDメッセージを送信すると終了する。同じ(又は他の1つの)デュアルPHYデバイスは、他の複数のチャネルのそれぞれでもCAT−ENDメッセージを送信する。このようにして、全てのデバイスは結合チャネルPHYに参加できる。結合チャネルPHYに関する詳細はCAT−ENDメッセージ及びまたはその後の結合チャネルビーコン期間に含める。
ネットワークアーキテクチャの例を図5から図7に示す。
図5では、デュアルPHYを有するデバイスがただ1つある。このデバイスのみがCAT期間を開始させることができる。CATネットワークでは、デュアルPHYノードは別個のビーコンを両方のチャネルのビーコン期間に送信する。
図6では、デュアルPHYを有するデバイスが2つある。CAT期間は、どちらからでも開始させることができる。
図5及び図6に示したように、最初の2つの例では、複数のデバイスは、2つの(またはそれよりも多い)論理的なシングルホップチャネルにグループ分けされる。CAT送信に対して結合チャネルの方が好ましいか、またはトラフィックがデュアルPHYデバイスでブリッジされている(マルチホップ)場合、チャネル間の通信は可能となるであろう。
図7では、全てのデバイスはデュアルPHY機能を有する。CAT期間は、どのデバイスからでも開始できる。この第3の例では、どのデバイスも他のデバイスと2つの可能なチャネル(及び2つのMAC)で通信することができる。
個個のチャネルは同期する必要はなく、各デバイスは、その個個のMACプロトコルに従って各チャネルに(同時に)アクセスできなくてはならないことに注意すべきである。
その中で表された本発明の主要な動作は、CAT割り当てを開始すべきかどうか、
どのデバイスをどのチャネルにいれるか、(適切であれば)CAT送信を終了して結合チャネルによる送信に切り替えるかどうかを選択することである。このようなCATプロトコルプロセスを図8に示す。
種々の複数のCATネットワーク構成が複数の状態として説明されている。これら複数の状態のそれぞれにおいて、CAT MACプロセスは、同じ状態に留まるか、または他の状態に遷移するかを決定する。図8の2番目の図は、CAT MAC動的ネットワーク構成動作に影響を与える入力データを示している。
次のコメントは、本発明に従ったチャネル及び時間プロトコルのパフォーマンスを扱っている。
CATシステムは、ある特定のトラフィックシナリオに対し結合チャネルのMACスループットを改善する。
ここで議論されているトラフィックシナリオに対し、ある特定のMPDUフレームは相対的に短い媒体アクセスのための待ち(遅延)時間が期待される。
ネットワークのサイズを分割し、2つのデバイスに(異なるCATチャネルで)パラレル送信を許容することにより、MACスーパーフレームの期間と比較して長い時間期間継続する、例えばHDD、バックアップ、HDVなどのアプリケーションのために、パラレルチャネルへアクセスが主にスケジューリングされることを考慮すると、公平性の向上が期待できる。
チャネル及び時間プロトコルは次に示すように、さらに最適化するようにしてもよい。
トラフィックシナリオ及びMACプロトコルに関し、ある特定のMACプロトコル/機能及びある特定のトラフィックシナリオ(例えばMSDUサイズ、ネットワークサイズ、フレーム集約、ブロック送信、コンテンションウィンドウ、制御及びマネージメントフレームなど)は、CATと結合PHY性能との間のバランスを直接決定する。
ネットワークアーキテクチャに関し、ある特定のCAT割り当ては、トラフィックがデュアルPHYノードでブリッジされ、システムの負荷を2倍にする結果を招くかもしれない。これにより、MACスループットは低下し、エンド・ツー・エンドの遅延は削減することになる。これらパフォーマンスの総量は、トラフィックシナリオ及びネットワークアーキテクチャ(例えばデュアルPHYノードの数)に依存して減少する。このトラフィックオーバヘッドを考慮すると、CATネットワークと結合PHYネットワークの性能が均衡するポイントが存在する。この閾値を越えるCAT性能劣化には、結合PHYの方が好ましい。この閾値はこのIARでさらに定義される。
ネットワークトポロジー及びクロスレイヤ最適化に関し、結合チャネルとCATとの間の比較はPHYモード(データレート)に依存する。シングルホップ結合チャネルネットワークにおいて、BERの増加はPHYデータレートの低下をもたらす。しかし、マルチホップシナリオにおいては、より高いPHYデータレートの方が、(短距離のために)この方が好ましいので、CATに受け入れやすいであろう。同様な方法で、CATシステムはレンジを拡大できる。また、BERの増加はトラフィックシナリオの変更(例えばブロック送信なし、またフレーム集約なし)を示唆するかもしれず、これは、上述したように、引き続いて、CATと結合PHYとの間のバランスを変化させる。全体的に、これは、距離、電力、性能などのような種々のパラメータを考慮に入れることになる、ルーティング及びリンクアダプテーション・クロスレイヤー(1−2−3)最適化問題である。
CAT MACは、これらCAT性能に影響を及ぼす全ての基準(トラフィックシナリオ及びMACプロトコル、ネットワークアーキテククチャ、ネットワークトポロジー、及びクロスレイヤー最適化)に基づき、結合チャネルMACとCATネットワークMACのうちのどちらがよりよく(MACスループット、遅延及びバッファリング、公平性を)遂行すると考えられるか決定する。
CAT MACスループットは、論理的最大スループット(TMT:Theoretical Maximum Throughput)技術(参照によりここに組み込まれる、基本802.11CSMA/CAプロトコルを評価するための「J. Jun, P. Peddabachagari, and M. Sichitiu, "Theoretical maximum throughput of IEEE 802.11 and its applications," Second IEEE International Symposium on Network Computing and Applications, pp. 249 - 256, 2003」に紹介され、さらに、ECMA−368MACについて参照によりここに組み込まれている、「Y. Zang, G. R. Hiertz, J. Habetha, B. Otal, H. Sirin, and H.-J. Reumerman "Towards High Speed Wireless Personal Area Network - Efficiency Analysis of MBOA MAC" in International Workshop on Wireless Ad-hoc Networks. London, UK, 2005」にさらに議論されている)を用いて評価できる。
すでに広く文献にて研究されているマルチホップ・クロスレイヤー1−2−3の考察とは無関係のスループット最適化について、CAT MACがどのように動作するのかを説明するために、ケーススタディの目的で次の事項を想定する。全てのノードは比較的近距離に置かれている。全てのデバイスは、想定されているシングル/マルチホップ・ネットワークアーキテクチャ及びトポロジーに無関係の同じPHYモードで動作する。想定されているPHYモードは、BER及びパケット損失がゼロで動作する。CAT及び結合PHYは同等のPHYモードで常に比較される。
単純なCATルックアップテーブルは次のようなフォーマットをもつようにしてもよい。
Figure 0004703684
CAT MACは次のように動作する。
・ある決まったやり方で現在の{トラフィックシナリオ、ネットワークアーキテクチャ}に調整されて、最も近い{トラフィックシナリオ、ネットワークアーキテクチャ}に対し、CATルックアップテーブルを参照することにより、現在のネットワークパフォーマンスを計算する。
・同じアルゴリズムを適用して、現在のトラフィックシナリオを維持しながら、ネットワークアーキテクチャを変更し、可能性のある{トラフィックシナリオ、ネットワークアーキテクチャ}の複数のペアに対してネットワークパフォーマンスを計算する。
・最もよい推定性能のネットワークアーキテクチャを選択し、新たなCATネットワークへ切り替えるためのCAT MAC制御メカニズムを例示する。
最も単純な可能性のあるルックアップテーブルは、
・制御/マネージメントオーバーヘッドと、固定MSDU長をもちフレーム集約を行うトラフィックシナリオとを伴わないMACプロトコル
・唯1つの性能測定基準としてMACスループット
のみを考慮するようにしてもよい。
例えば、結合チャネル及びCAT MACへの応用について、(上記の)Y. Zang, G. R. Hiertz, J. Habetha, B. Otal, H. Sirin, and H.-J. Reumerman により記述されている、TMT方法論を変更して、次のようなルックアップテーブルを構成できる(表4)。
表4を考慮すると、次のようなCAT MAC公式が、与えられた{トラフィックシナリオ、ネットワークアーキテクチャ}の性能を決定できる。
Figure 0004703684
式(2)は、データレート値の線形補間である。この方法論は重要性に限界があり、単純な実施例としてみなすべきである。(前述したように)改善を呈するための別の方法は、固定オーバーヘッド(データレートには依存しない)と可変オーバーヘッドと送信レート(選択されたチャネルデータレートに依存する)から成る関数である。ある特定のトラフィックシナリオでは、改善された結果は発展パフォーマンスモデルから得ることができる。
Figure 0004703684
シングルホップ・アーキテクチャでは、CATは、これと等価の結合PHYネットワークよりも常によい性能となる(単純な状況においてブリッジされるトラフィック負荷の総量はゼロである)。
マルチホップ・アーキテクチャでは、前記した式によれば、あるCATネットワークアーキテクチャが、結合チャネルでの関連するシングルホップ・CATネットワークの改善が、デュアルPHYノードでブリッジする必要のあるチャネル間トラフィックより大きくなる閾値までは好ましいことを示している。
必要とする閾値を計算するために、次のようなメカニズムを(一例として)用いることができる:シングルホップ・ネットワークの性能は、考慮しているトラフィックシナリオのMPDU長の平均値を計算して、即時ACKまたはブロック送信MACプロトコルのうちのどちらを動作させるかを決定することにより、概算できる。すると、平均MPDU長についてのCAT改善は、ルックアップテーブル中の最も近いMPDU長を考慮して、これに従って改善の重み付けを行うことにより概算できる。
ネットワーク構成のレンジに対するI{PHY, Traf, Net}を計算することで、CAT MACはどのネットワークが最も適しているか(すなわち、CATチャネルへのノードの割り当て)を決定する立場にある。
CAT割り当ては、デュアルPHYノードの存在が対処するであろう特定のトラフィックシナリオ及び可能性あるネットワーク構成について、等価の結合PHYチャネルMACと比較して改善されたMAC性能を提供する。
この発明で説明されるメカニズムは、レガシーWLAN/WiMedia標準と完全に互換性を有する。これは、種々のネットワークとチャネル構成との間を動的に選択するための追加された柔軟性に起因する。
CAT MACは、フレーム集約、バースト送信、リンクアダプテーション、マルチホップ最適化、及びレンジ拡張のような他のよく知られている最適化技術を組み込むという点からみて、非常に拡張性がある。
本発明は、MAC性能(例えばリンク使用)をさらに向上するために、このような技術と合わせてオプションで用いるようにしてもよい。
当業者には、他の多くの効果的な代替案も想到し得ることは疑いない。本発明はここで説明された実施形態に限定するものではなく、ここに添付されている請求項の精神と範囲内に熟練した当業者にとって明かな変形をも包含することは容易に理解できよう。
1500バイトのパケットのスループットを示している。 4095バイトのパケットのスループットを示している。 CAT MACプロトコルスタックを示している。 WiMedia MACスーパーフレームを示している。 本発明に従ったCAT MACスーパーフレームを示した図。 1つのデュアルPHYノードがいるCATネットワークアーキテクチャを示す。 2つのデュアルPHYノードがいるCATネットワークアーキテクチャを示す。 全てのノードがデュアルPHYノードのCATネットワークアーキテクチャを示す。 CAT MACネットワーク構成の動作を示すフローチャート。

Claims (16)

  1. 複数のチャネルでデータを送信する方法であって、
    前記複数のチャネルは、1つの結合チャネルスーパーフレームを含む1つの結合チャネルを形成し、前記結合チャネルスーパーフレームは結合チャネルビーコン期間及び結合チャネルデータ期間を含み、
    制御メッセージを結合チャネルスーパーフレームでブロードキャストし、前記制御メッセージは、これに続く送信は別個の複数のチャネルで行われることを示し、前記複数のチャネルのそれぞれは、ビーコン期間およびデータ期間を含む別個のスーパーフレームを含み、
    別個の複数のチャネルのそれぞれで、一連の複数のスーパーフレームを送信し、各スーパーフレームは、別個のビーコン期間と、これに続く別個のデータ期間を含む方法。
  2. 前記制御メッセージは、前記結合チャネル媒体にアクセスするために用いるマネージメントフレームである請求項1記載の方法。
  3. 前記制御メッセージは、上記結合チャネルビーコン期間内にブロードキャストされる情報エレメントを含む請求項1乃至2のうちのいずれか1つに記載の方法。
  4. 前記制御メッセージは、他の可能性あるMACフレームに対し優先権がある請求項1乃至3のうちのいずれか1つに記載の方法。
  5. 別個の複数のチャネルでの送信終了を示すさらなる制御メッセージが、前記別個の複数のチャネルのそれぞれでブロードキャストされる請求項1乃至4のうちのいずれか1つに記載の方法。
  6. 前記結合チャネルは2つのチャネルからなる請求項1乃至5のうちのいずれか1つに記載の方法。
  7. 前記別個の複数のチャネルのそれぞれは、他のチャネルとは独立のデータプロトコルを動作させる請求項1乃至6のうちのいずれか1つに記載の方法。
  8. 前記制御メッセージは、デバイスを前記別個の複数のチャネルのうちの少なくとも1つにマッピングする請求項1乃至7のうちのいずれか1つに記載の方法。
  9. 単一のまたは複数の、特に2つの物理インターフェースをもつ送信機であって、請求項1乃至8のうちのいずれか1つに記載の複数のチャネルで信号を送信するように構成されている送信機。
  10. 単一のまたは複数の、特に2つの物理インターフェースをもつ受信機であって、
    複数のチャネルでデータ送信用の信号を受信するように構成され、前記複数のチャネルは1つの結合チャネルスーパーフレームを含む1つの結合チャネルを形成し、前記結合チャネルスーパーフレームは結合チャネルビーコン期間及び結合チャネルデータ期間を含み、
    前記結合チャネルスーパーフレームは制御メッセージを送信するように適合され、前記制御メッセージは、その後の送信は別個の前記複数のチャネルで行われることを示し、
    別個の前記複数のチャネルのそれぞれは、一連の別個の複数のスーパーフレームを送信するように適合され、各スーパーフレームは、別個のビーコン期間及び別個のデータ期間を含む受信機。
  11. 前記制御メッセージは前記結合チャネル媒体にアクセスするために用いるマネージメントフレームである請求項10記載の受信機。
  12. 前記制御メッセージは、ビーコンフレームでブロードキャストされる情報エレメントを含む請求項10乃至11のうちのいずれか1つに記載の受信機。
  13. 前記制御メッセージは、他の可能性あるMACフレームに対し優先権がある請求項10乃至12のうちのいずれか1つに記載の受信機。
  14. 分離したチャネルでの送信終了を示すさらなる制御メッセージが、前記別個の複数のチャネルのそれぞれでブロードキャストされる請求項10乃至13のうちのいずれか1つに記載の受信機。
  15. 前記結合チャネルは2つのチャネルからなる請求項10乃至12のうちのいずれか1つに記載の受信機。
  16. 前記別個の複数のチャネルのそれぞれは、他のチャネルとは独立のデータプロトコルを動作させる請求項10乃至15のうちのいずれか1つに記載の受信機。
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