JP4701133B2 - 位置情報管理サーバ、移動体管理システム及び位置情報管理方法 - Google Patents

位置情報管理サーバ、移動体管理システム及び位置情報管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、位置情報管理サーバ、移動体管理システム及び位置情報管理方法に関する。
近年、携帯電話機等の移動機や、それらを取り巻く入力デバイスの小型化や高性能化により、様々な場所から移動機に関する位置情報を収集できる環境が整いつつある。それに伴い、移動機から位置情報を取得して移動機の位置を特定する位置情報管理サーバを備えた移動体管理システムが、幅広く利用され始めている。
例えば、特許文献1には、GPS受信機を内蔵した通信ユニットを搭載するタクシー車両に対して位置情報の送信要求(ポーリング)を行い、タクシー車両から応答された位置情報に基づいて地図上にタクシー車両に関する情報を表示させる移動体管理システムが開示されている。
特開2003−36498号公報
しかしながら、ポーリングによってタクシー車両等の移動体の位置情報を取得する従来の位置情報管理サーバでは、測位対象となる移動体の数だけポーリングを行う必要があり、移動体が増えた場合、ポーリング回数が増えて通信効率が悪かった。又、ポーリングのたびに通信トラフィックが増大し、ネットワークに負荷がかかった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、ポーリングによって移動機や車両などの移動体から位置情報を取得する場合であっても、位置情報の効率的な取得を可能にする位置情報管理サーバ、移動体管理システム及び位置情報管理方法を提供することを課題とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、(a)位置情報を送信可能な機能を備える複数の移動体に対して定期的にポーリングを行い、移動体から位置情報を取得するポーリング手段と、(b)ポーリング手段によって取得された位置情報を、移動体ごとに記憶する測位結果記憶手段と、(c)測位結果記憶手段に記憶されている移動体ごとの位置情報に基づいて、同一グループに属する複数の移動体を特定するグループ特定手段とを備え、(d)ポーリング手段は、グループ特定手段により特定された複数の移動体のうち、一の移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、グループ特定手段により特定された複数の移動体に対応して測位結果記憶手段に記憶されている各位置情報を、一の移動体から取得した位置情報に基づいて更新する位置情報管理サーバであることを要旨とする。
第1の特徴に係る位置情報管理サーバによると、グループ特定手段により特定された複数の移動体については、一の移動体についてのみ位置情報が取得され、他の移動体の位置情報についてはポーリングが行われることなく位置情報が更新されることにより、ポーリングによって移動機や車両などの移動体から位置情報を取得する場合であっても、位置情報の効率的な取得が可能となる。更に、一の移動体についてのみ位置情報が取得されるため、通信効率を向上させ、ネットワークの負荷を低減させることができる。
第1の特徴に係る位置情報管理サーバにおいて、グループ特定手段は、ポーリング手段によって取得された位置情報と、測位結果記憶手段に記憶されている位置情報とに基づいて、複数の移動体が互いに所定範囲内にあるか否かを判断し、互いに所定範囲内にあると判断される複数の移動体を、同一グループに属する複数の移動体として特定してもよい。
この位置情報管理サーバによると、ポーリング手段によって取得された位置情報と、測位結果記憶手段に記憶されている位置情報とに基づいて、複数の移動体が互いに所定範囲内にあるときに、グループ特定手段によって、その複数の移動体が同一グループに属すると判断される。このため、同一のグループに属する複数の移動体の位置情報が、一の移動体の位置情報から所定範囲内という誤差範囲内で取得することができ、通信効率を向上させ、ネットワークの負荷を低減させることができる。
又、第1の特徴に係る位置情報管理サーバは、移動体の利用者が属するグループに関するグループ情報を、移動体ごとに記憶するグループ情報記憶手段を更に備え、グループ特定手段は、測位結果記憶手段に記憶されている移動体ごとの位置情報に加え、グループ情報記憶手段に記憶されているグループ情報に基づいて同一グループに属する複数の移動体を特定してもよい。
この位置情報管理サーバによると、位置情報と利用者が属するグループに関するグループ情報とから同一グループに属する複数の移動体が特定され、同一グループに属する複数の移動体のうち、一部の移動体に関してのみポーリングを行うことができる。
又、第1の特徴に係る位置情報管理サーバは、移動体の利用者のスケジュール情報を、移動体ごとに記憶するスケジュール情報記憶手段を更に備え、グループ特定手段は、測位結果記憶手段に記憶されている移動体ごとの位置情報に加え、スケジュール情報記憶手段に記憶されているスケジュール情報に基づいて、同一グループに属する複数の移動体を特定してもよい。
この位置情報管理サーバによると、位置情報と移動体の利用者のスケジュール情報とから同一グループに属する複数の移動体が特定され、同一グループに属する複数の移動体のうち、一部の移動体に関してのみポーリングを行うことができる。
このため、例えば、特定のグループに属する利用者(例えば、会議に参加する者)が所定のエリア(例えば、会議室や研修所)にいるときには、特定のグループに属する利用者のうち、一部の利用者が所有する(使用する)移動体のみから位置情報が取得され、他の利用者に係る移動体の位置情報は、一部の利用者が所有する(使用する)移動体の位置情報から仮に取得される。この場合には、利用者に関する情報も加味されるために、一部の利用者が所有する(使用する)移動体と他の移動体との関連性が強く、他の移動体の位置情報を仮に取得したとしても、その位置情報の精度を向上させることができる。
又、第1の特徴に係る位置情報管理サーバは、位置情報を取得するための優先度を示す優先順位情報を、移動体ごとに記憶する優先順位情報記憶手段と、グループ特定手段によって特定された複数の移動体のうち、優先順位情報記憶手段に記憶されている優先順位情報に基づいて一の移動体を決定する移動体決定手段とを更に備え、ポーリング手段は、グループ特定手段により特定された複数の移動体のうち、移動体決定手段によって決定された一の移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、グループ特定手段により特定された複数の移動体に対応して測位結果記憶手段に記憶されている各位置情報を、一の移動体から取得した位置情報に基づいて更新してもよい。
この位置情報管理サーバによると、同一グループに属する複数の移動体のうち、優先度の高い一の移動体の位置情報が取得され、他の移動体の位置情報は、優先度の高い一の移動体の位置情報に基づいて更新されるようになる。このため、例えば、会議を行っている利用者のうち、最後まで会議に出席する可能性の高い利用者に係る移動体の優先度は高くし、途中退出の可能性が高い利用者に係る移動体は優先度を低くしておくことができ、会議を途中退出して他の場所に移動してしまった利用者に係る移動体の位置情報を、会議に参加している他の利用者に係る位置情報として更新されてしまうことを防止できる。
本発明の第2の特徴は、(a)請求項1〜5のいずれか1項に記載の位置情報管理サーバと、(b)位置情報管理サーバからのポーリングによって位置情報を位置情報管理サーバに送信する移動体とを備える移動体管理システムであることを要旨とする。
第2の特徴に係る移動体管理システムによると、グループ特定手段により特定された複数の移動体については、一の移動体についてのみ位置情報が取得され、他の移動体の位置情報についてはポーリングが行われることなく位置情報が更新されることにより、ポーリングによって移動機や車両などの移動体から位置情報を取得する場合であっても、位置情報の効率的な取得が可能となる。更に、一の移動体についてのみ位置情報が取得されるため、通信効率を向上させ、ネットワークの負荷を低減させることができる。
本発明の第3の特徴は、(a)位置情報を送信可能な機能を備える複数の移動体に対して定期的にポーリングを行い、移動体から位置情報を取得するステップと、(b)取得した位置情報を移動体ごとに記憶するステップと、(c)記憶された移動体ごとの位置情報に基づいて、同一グループに属する複数の移動体を特定するステップと、(d)同一グループに属すると特定された複数の移動体のうち、一の移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、同一グループに属すると特定された複数の移動体に対応して記憶されている各位置情報を、一の移動体から取得した位置情報に基づいて更新するステップとを含む位置情報管理方法であることを要旨とする。
第3の特徴に係る位置情報管理方法によると、特定された複数の移動体については、一の移動体についてのみ位置情報が取得され、他の移動体の位置情報についてはポーリングが行われることなく位置情報が更新されることにより、ポーリングによって移動機や車両などの移動体から位置情報を取得する場合であっても、位置情報の効率的な取得が可能となる。更に、一の移動体についてのみ位置情報が取得されるため、通信効率を向上させ、ネットワークの負荷を低減させることができる。
本発明によるとポーリングによって移動機や車両などの移動体から位置情報を取得する場合であっても、位置情報の効率的な取得を可能にする位置情報管理サーバ、移動体管理システム及び位置情報管理方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
(移動体管理システム)
本実施形態に係る移動体管理システム100は、図1に示すように、位置情報管理サーバ10と、位置情報を位置情報管理サーバ10に送信可能な機能を有する複数の移動体101、102、103、104、105、106と、位置情報管理サーバ10と移動体101〜106との間に介在する移動体通信網201と、移動体101〜106の位置情報を表示する液晶モニタ(表示手段)24とを備える。尚、図1に示すように、移動体101〜103の利用者は、αグループに属し、移動体104〜106の利用者は、βグループに属する。又、各移動体101〜106にかっこ書きで示す数字(例えば(1)や(2))は、同一グループ内において位置情報を取得するための優先度を示し、かっこ内の数字が小さいほど、優先度が高いことを意味する。
移動体101は、移動体通信網201の構成要素の1つである基地局(図示せず)と無線での通信を行うための無線機とアンテ尚含んで構成された通信手段を備える。移動体101の例として、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)などの移動機、基地局と通信可能な車両などの移動局が挙げられる。
又、移動体101は、衛星からのGPS(Global Positioning System)信号を受信するためのGPS受信機等を備え、GPS信号に基づいて自らの位置情報を生成し、その位置情報を、要求に応じて基地局を介して位置情報管理サーバ10に送信する。又、移動体101は、位置情報管理サーバ10からポーリング信号を受信すると、位置情報を位置情報管理サーバ10に送信する。ここで、ポーリング信号とは、位置情報の送信を要求する信号である。
液晶モニタ24は、移動体101〜106の位置情報を表示する表示部を有し、位置情報管理サーバ10(位置情報表示制御部23)に接続されている。そして液晶モニタ24は、位置情報表示制御部23から入力される位置表示データに基づいて移動体101〜106の位置情報を表示部に表示する。
位置情報管理サーバ10は、物理的には、CPU(中央演算処理装置)、メモリ、ハードディスクといった記憶装置、モデムやLANカードといった通信装置等を備えたコンピュータシステム(又は、コンピュータシステムの集合体)として構成されている。
又、位置情報管理サーバ10は、機能的な主な構成要素として、ポーリング部11と、測位履歴データベース(測位結果記憶部)12と、グループ情報データベース(利用者情報記憶部、優先順位情報記憶部)13と、スケジュール情報データベース(利用者情報記憶部)14と、グループ特定部15と、移動体決定部16と、ポーリング状態判定部17と、ポーリング状態変更部18と、特定時間経過判断部19と、位置情報仮取得部20と、位置情報表示制御部23と、タイマ22とを備える。
ポーリング部11は、ポーリング状態が通常状態のときにはすべての移動体101〜106に対し、ポーリング信号を送信するポーリングを定期的(例えば、5分間隔)に行う。そしてポーリング部11は、各移動体101〜106からの位置情報を受信して位置情報を取得(位置情報を測位)すると、各移動体101〜106ごとに測位履歴DB12に位置情報を記憶させる。又、ポーリング部11は、既に記憶されている位置情報(前回測位の位置情報)を新たに測位した位置情報(今回測位の位置情報)に更新させる。更に、ポーリング部11は、ポーリング状態が特定状態のときには、同一グループに属するとして特定された複数の移動体のうち、一の移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、同一グループに属する複数の移動体に対応して測位履歴DB12に記憶されている各位置情報を、一の移動体から取得した位置情報に基づいて更新する。
測位履歴DB(データベース、以下同じ)12は、移動体101〜106ごとに位置情報を記憶する。測位履歴DB12は、例えば、図2に示すようなファイルからなり、移動体101〜106の各識別ID(例えば“192.223.1.XXX”)に対応付けて前回測位の位置情報の項目を記憶する。尚、図2(図3,図4も同様)では、移動体101の識別IDは、“192.223.1.XXX”、移動体102の識別IDは、“192.222.4.000”、移動体103の識別IDは、“192.224.5.ZZZ”として示している。
グループ情報DB13は、移動体101〜106ごとにグループ情報及び優先順位情報を記憶する。ここで、グループ情報とは、移動体101〜106の利用者(所有者や借りて使用している者も含む)の属するグループに関する情報であり、優先順位情報とは、位置情報を取得するための優先度を示す情報である。グループ情報DB13は、例えば、図3に示すようなファイルからなり、移動体101〜106の各識別IDに対応付けて利用者、所属グループ及び優先度の各項目を記憶しており、所属グループの項目に記憶されているデータがグループ情報に相当し、優先度の項目に記憶されているデータが優先順位情報に相当する。尚、本実施の形態に係る優先順位情報では、利用者が同一の所属グループに属している場合に、その所属グループの中での優先度を示しているが、複数の移動体101〜106のすべてを比較した優先度を示す優先順位情報としてもよい。
スケジュール情報DB14は、移動体101〜106ごとにスケジュール情報を記憶する。ここで、スケジュール情報とは、移動体101〜106の利用者の行動予定を時刻に対応させて管理するためのデータである。スケジュール情報DB14は、例えば、図4に示すようなファイルからなり、移動体101〜106の各識別IDに対応付けて利用者及び利用者の予定の各項目を記憶しており、利用者の予定の項目に記憶されているデータが、利用者のスケジュール情報に相当する。
グループ特定部15は、測位履歴DB12から、移動体101〜106の識別IDに対応付けられて記憶されているデータを読み込む。そしてグループ特定部15は、移動体101〜106の前回測位結果と今回測位結果とが同一の移動体があるか否かを判断し、同一となる移動体(以下において、「停止移動体」という。)については停止していると判断する。尚、前回測位結果と今回測位結果とが同一とは、位置情報が全く同一である場合に限定されず、位置情報から同一エリアに属すると判断される場合も含まれる。
そして、グループ特定部15は、停止移動体があるときには今回測位結果が互いに所定範囲内にある移動体(以下において、「集合移動体」という。)があるか否かを判断し、所定範囲内に複数の移動体があるときにはグループ情報DB13から、移動体101〜106の識別IDに対応付けられて記憶されているデータを読み込む。尚、所定範囲内とは、例えば、複数の移動体の各距離が所定値以下であったり、あるいは複数の移動体が同一のエリア内にあったりするときを意味する。
そして、グループ特定部15は、読み込んだデータに基づいて集合移動体の中に同じグループの利用者に係る移動体(以下において、「同属移動体」という。)があるか否かを判断し、同属移動体があるときには、スケジュール情報DB14から、移動体101〜106の識別IDに対応付けられて記憶されているデータを読み込む。
更に、グループ特定部15は、スケジュール情報DB14から読み込んだデータに基づいて、同属移動体の中に同一時刻に同一場所に集合(例えば、会議やミーティング)の予定がある利用者に係る移動体(以下において、「関連移動体」という。)があるか否かを判断し、関連移動体を同一のグループに属する複数の移動体101〜106として特定する。
このように本実施の形態では、関連移動体が、同一のグループに属する複数の移動体に相当する。尚、グループ特定部15は、前述の停止移動体、集合移動体、同属移動体を同一のグループに属する複数の移動体として特定するようにしてもよい。又、グループ特定部15は、停止移動体の中に同じグループの利用者に係る移動体があるか否かを判断し、同じグループの利用者に係る移動体があるときには、その移動体を同一のグループに属する移動体として特定するようにしてもよい。
又、グループ特定部15は、前述の停止移動体か否かを判断することなく、スケジュール情報DB14から読み込んだデータに基づいて同一のグループに属する複数の移動体を特定するようにしてもよい。
移動体決定部16は、グループ情報DB13から読み込んだデータ(優先度を示す優先順位情報)に基づいて、関連移動体の中の優先度を対比し、最も優先度が高かった移動体を一部の移動体(決定移動体)として決定する。又、移動体決定部16には、ポーリング予約フラグが移動体101〜106ごとにセットされるようになっており、移動体決定部16は、関連移動体以外の移動体(同一のグループに属さない移動体)については、ポーリング予約フラグに“02”をセットし、関連移動体(同一のグループに属する複数の移動体)のうち、決定移動体についてはポーリング予約フラグに“03”をセットし、その他の移動体についてはポーリング予約フラグに“04”をセットする。
ポーリング状態判定部17には、ポーリング状態フラグがセットされるようになっており、ポーリング状態判定部17は、ポーリング状態フラグのセット内容に応じてポーリング状態の確認を行う。ここで、ポーリング状態判定部17は、ポーリング状態フラグに“08”がセットされているときには、ポーリング状態が通常状態と判断し、ポーリング状態フラグに“09”がセットされているときには、ポーリング状態が特定状態と判断する。尚、通常状態とは、移動体101〜106のすべてにポーリングを行う状態である。一方、特定状態とは、移動体101〜106のすべてにポーリングを行うのではなく、その中で同一のグループに属すると特定された複数の移動体については、後述するような決定移動体に対してのみポーリングを行う状態である。
ポーリング状態変更部18は、ポーリング状態を通常状態もしくは特定状態にするためにポーリング状態フラグに所定の値をセットする。つまり、ポーリング状態変更部18は、ポーリング状態を通常状態にするときにはポーリング状態判定部17のポーリング状態フラグに“08”をセットし、特定状態にするときにはポーリング状態フラグに“09”をセットする。
特定時間経過判断部19は、ポーリング状態が特定状態になってから終了するまでの一定の特定時間(例えば30分)を経過しているか否かを判断する。ここで、特定時間経過判断部19は、タイマ22をリセットして特定時間の計測を開始し、タイマ22の値を読み込んで特定時間の経過の有無を判断する。
位置情報仮取得部20は、移動体決定部16によって決定された決定移動体以外の関連移動体について位置情報の仮の取得を行う。ここで、位置情報仮取得部20は、ポーリング部11によって取得された決定移動体の位置情報を、決定移動体以外の関連移動体の位置情報として仮に取得する。
位置情報表示制御部23は、ポーリング部11によって取得された位置情報(同一のグループに属さない移動体及び決定移動体)及び位置情報仮取得部20によって仮に取得された位置情報に基づいて、各移動体101〜106の位置情報を液晶モニタ24に表示させるための位置表示データを液晶モニタ24に入力する。つまり、位置情報表示制御部23は、取得された位置情報と電子地図データとを合わせるマッチング処理を行い、位置情報が電子地図データ上に表示されるようにした位置表示データを液晶モニタ24に入力する。
(位置情報管理方法)
次に、本実施形態に係る位置情報管理方法について、図5を参照して説明する。図5は、位置情報管理サーバ10が複数の移動体101〜106から位置情報を取得し、その位置情報を液晶モニタ24に表示させ、位置情報が測位履歴DB12に記憶されるまでの一連の動作手順を示すフローチャートである。
移動体管理システム1では、位置情報管理サーバ10によって複数の移動体101〜106に対し、それぞれにポーリングが行われて位置情報が取得される。又、ポーリングは例えば5分間隔で定期的に行われる。そして位置情報管理サーバ10によって移動体101〜106から位置情報が取得されると、位置表示データが液晶モニタ24に入力され、取得された位置情報が測位履歴DB12に記憶される。このように位置情報管理サーバ10では、各移動体101〜106から位置情報が取得され、各移動体101〜106の位置情報が液晶モニタ24に表示された後、測位履歴DB12に記憶されるまでの一連の処理を、以下に示す動作手順に沿って繰り返し実行されている。
まず、ポーリング状態判定部17によってポーリング状態の確認が行われ、後述するようにポーリング状態フラグに“01”がセットされているときは、すべての移動体101〜106から位置情報の取得が必要であると判断されてステップ02に進み、ポーリング状態フラグに“02”がセットされているときはステップ20に進む(S01)。
ステップ02に進むと、ポーリング部11によってすべての移動体101〜106に対してポーリングが行われる通常ポーリング処理が行われる。ここでは、位置情報の送信を要求するポーリング信号の送信が移動体101〜106に対して行われる。そして移動体101〜106は、ポーリング部11からポーリング信号を受信すると、移動体101〜106の識別ID(例えば、移動体101では、“192.223.1.XXX”)と位置情報とを位置情報管理サーバ10のポーリング部11に送信する。
後続のステップ03〜ステップ09では、グループ特定部15によって関連する複数の移動体の特定が行われる。
まず、ステップ03に進むと、グループ特定部15によって測位履歴DB12(図2参照)からデータが読み込まれる。ここでは、移動体101〜106の識別IDに対応付けて記憶されているデータが読み込まれる。
続くステップ04に進むと、移動体101〜106の前回測位結果と今回測位結果とが同一の移動体があるか否かがグループ特定部15によって判断される。つまり、グループ特定部15によってステップ03で読み込まれたデータに基づく移動体101〜106の位置情報(前回測位結果)と、ステップ02のポーリングで取得された移動体101〜106の位置情報(今回測位結果)との対比が行われ、各移動体101〜106ごとに同一か否かが判断され、同一となる移動体については停止していると判断される。その結果、移動体101〜106の中で停止していると判断される移動体があるときにはステップ05に進み、停止していると判断される移動体が無いときにはステップ12に進む。ここで例えば、図2に示すように、移動体101の前回測位の位置情報は「X地点」であるため、今回測位の位置情報が「X地点」であるときは、移動体101は停止していると判断される。
ステップ05に進むと、移動体101〜106の中に今回の測位結果が互いに所定範囲内にあるか否かの判断が、グループ特定部15によって行われる。つまり、ステップ02のポーリングで取得された移動体101〜106の位置情報(今回測位結果)に基づき、例えば、複数の移動体の各距離が所定値以下であったり、あるいは複数の移動体が同一のエリア内にあったりするときには、グループ特定部15によって互いに所定範囲内にあると判断される。その結果、互いに所定範囲内にある複数の移動体(集合移動体)があるときにはステップ06に進み、集合移動体が無いときにはステップ12に進む。
ステップ06に進むと、グループ特定部15によってグループ情報DB13から、移動体101〜106の各識別IDに対応付けて記憶されているデータが読み込まれる。
後続のステップ07に進むと、集合移動体の中に同じグループの測位対象がいるか否かがグループ特定部15によって判断される。つまり、ステップ06で読み込まれたデータに基づき、集合移動体の中に同一グループに属する利用者に係る移動体があるか否かがグループ特定部15によって判断され、同一グループに属する利用者に係る移動体(同属移動体)があると判断されるときはステップ08に進み、同属移動体が無いと判断されるときはステップ12に進む。ここで例えば、移動体101〜103が集合移動体のときには、図3に示すように移動体101〜103の利用者「A氏」、「B氏」、「C氏」は同じαグループであるために移動体101〜103は同属移動体となり、同属移動体があると判断されてステップ08に進む。
ステップ08に進むと、グループ特定部15によってスケジュール情報DB14に記憶されているデータが読み込まれる。ここでは移動体101〜106の各識別IDに対応付けて記憶されているデータが読み込まれる。
後続のステップ09に進むと、同属移動体に係る複数の利用者のスケジュールにミーティングの予定があるか否かがグループ特定部15によって判断される。つまりステップ06でグループ情報DB13から読み込まれたデータに基づき、同属移動体に係る複数の利用者が、ステップ02でポーリングが行われた時刻に同一場所に集合(例えばミーティング)の予定があったか否かがグループ特定部15によって判断される。そしてミーティングの予定があった利用者に係る移動体(関連移動体)があるときは、グループ特定部15によって、関連移動体が同一のグループに属する移動体として特定されてステップ10に進み、関連移動体が無いと判断されるときはステップ12に進む。
以上、ステップ03〜ステップ09ではグループ特定部15によって複数の移動体101〜106の中から関連する移動体が関連移動体として特定される。
続くステップ10に進むと、移動体決定部16によって、関連移動体の中から優先順位情報に基づいて一部の移動体が特定の対象として決定される。ここでは、移動体決定部16によってステップ06でグループ情報DB13から読み込まれたデータ(優先度を示す優先順位情報)に基づいて関連移動体の優先度が対比される。そして最も優先度が高かった移動体、例えば図3に示す優先度の項目に記憶されている数値が最も小さかった移動体が移動体決定部16によって特定の対象(決定移動体)として決定される。そして決定移動体についてはポーリングが行われるようにポーリング予約フラグに“03”がセットされ、その他の移動体については特定状態が終了するまでポーリングが行われないようポーリング予約フラグに“04”がセットされる。尚、関連移動体以外の移動体については、ポーリングが行われるようにポーリング予約フラグに“02”がセットされる。そして更に、移動体決定部16によって、特定状態の終了となる一定の特定時間の経過を計測するためのタイマ22がリセットされて特定時間の計測が開始される。
後続のステップ11に進むと、ポーリング状態変更部18によってポーリング状態が特定状態に変更される。ここでは、関連移動体の代表として決定移動体のみにポーリングが行われるようにポーリング状態変更部18によってポーリング状態判定部17のポーリング状態フラグに“09”がセットされる。尚、ポーリング状態フラグに“08”がセットされているときのポーリング状態は、すべての移動体101〜106について定期的なポーリングを行う通常状態を意味している。
後続のステップ12に進むと、移動体101〜106から取得した今回測位の位置情報と後述するように仮に取得された位置情報とを液晶モニタ24に表示させるため、位置表示データが位置情報表示制御部23によって液晶モニタ24に入力される。
続くステップ13に進むと、ポーリング部11によって前回測位結果の更新が行われる。ここでは、ポーリング部11によって図2に示す測位履歴DB12が参照され、移動体101〜106の各識別IDに応じた前回測位の位置情報が特定され、その位置情報が今回測位の位置情報又は仮に取得された位置情報(決定移動体の位置情報に基づく位置情報)に更新される。
その後ステップ01に戻り、ポーリング状態判定部17によってポーリング状態の確認が行われ、ポーリング状態フラグに特定状態を示す“02”がセットされているときはステップ20に進む。
ステップ20に進むと、特定時間経過判断部19によって、特定状態が開始してから終了までの特定時間(例えば30分)が経過しているか否かの判断が行われる。ここではタイマ22の値が読み込まれ、一定時間未満(例えば30分未満)のときは経過していないと判断されてステップ21に進み、一定時間以上(例えば30分以上)のときには経過していると判断され、特定状態の終了によってステップ23に進む。
ステップ23に進むと、ポーリング状態変更部18によってポーリング状態判定部17のポーリング状態が通常状態に変更される。ここでは、すべての移動体101〜106について定期的なポーリングが行われるようにポーリング状態フラグに“08”がセットされてステップ01に戻る。
一方、ステップ21に進むと、ポーリング部11によって特定ポーリング処理が行われる。特定ポーリング処理とは、関連移動体については、決定移動体のみにポーリングを行って他の関連移動体についてはポーリングを行わず、関連移動体以外の移動体については通常通りのポーリングを行う処理である。ここでは、ポーリング部11によって移動体決定部16のポーリング予約フラグが参照され、ポーリング予約フラグに“02”、“03”がセットされている移動体についてポーリングが行われ、“04”がセットされている移動体については、ポーリングが行われない。
後続のステップ22に進むと、位置情報仮取得部20によって決定移動体以外の関連移動体について位置情報の仮取得が行われる。関連移動体に係る利用者は、同じグループに属し、かつ、ミーティングの予定があって同じ場所に集まった利用者であり、行動をともにする可能性が高い。そのために関連移動体の代表として優先度の高い決定移動体の位置情報が取得されれば、他の関連移動体の位置情報は決定移動体の位置情報から類推できる。したがって、ここでは位置情報仮取得部20によって決定移動体の位置情報がその他の関連移動体の位置情報として仮に取得されてステップ12に進む。
ステップ12に進むと、位置情報表示制御部23によってステップ21の特定ポーリング処理で取得された位置情報と、ステップ22で仮取得された位置情報を液晶モニタ24に表示させるための位置表示データが液晶モニタ24に入力され、その後にステップ01に戻って前述した一連の処理が繰り返し実行される。
移動体管理システム1では、以上の動作手順が一定間隔(例えば5分ごと)ごとに繰り返し実行されている。
ここで、図6を参照し、利用者の状態と移動体管理システム1で行われる動作との関係について説明する。尚、図6は、移動体管理システム1の動作の状態遷移と利用者の状態との関係を対比して示す説明図である。尚、図6では測位対象が移動体101に係る利用者「A氏」、移動体102に係る利用者「B氏」、移動体103に係る利用者「C氏」の三者の場合を示している。又、「A氏」、「B氏」、「C氏」は同一のαグループに属している。
まず、第1状態では、「A氏」は「X地点」、「B氏」は「Y地点」、「C氏」は「Z地点」に存在し、すべて異なった場所にいる。そして第1状態では、位置情報管理サーバ10によってポーリング状態が通常状態(ステップ01)と判断され、「A氏」、「B氏」、「C氏」に係るすべての移動体101〜103に対して定期的にポーリング(ステップ02)が行われている。尚、図6の白抜き矢印は、ポーリングを行う対象を示している。
その後、第2状態では、「A氏」、「B氏」、「C氏」のすべてが「Y地点」に集合して会議を開始している。第2状態では、まず、位置情報管理サーバ10によって「A氏」、「B氏」、「C氏」に係るすべての移動体101〜103に対してポーリングが行われる(ステップ02)。そしてすべての移動体101〜103の位置情報が取得され、前回測位の位置情報として測位履歴DB13に記憶される。
第3状態では、「A氏」、「B氏」、「C氏」のすべてが「Y地点」で会議を続けている。そして移動体101〜103に対してポーリングが行われ(ステップ02)、すべての移動体101〜103から今回測位の位置情報が取得される。この状態で「A氏」、「B氏」、「C氏」は前回測位と同じ位置「Y地点」におり、同じαグループに属し、スケジュールに「Y地点」でのミーティング予定が入っている。そのため、「A氏」、「B氏」、「C氏」に係る移動体101〜103は、関連移動体として特定される(ステップ09)。更に、「A氏」の優先度が一番高く(図3参照)、「A氏」に係る移動体101が決定移動体として決定され(ステップ10)、「A氏」に係る移動体101に対してのみポーリングが行われ、「B氏」、「C氏」に係る移動体102,103に対してはポーリングが行われない。
第4状態では、会議が終了し、「A氏」、「B氏」、「C氏」のすべてが異なった位置に移動している。ここではまだ特定状態時間が経過していないために(ステップ20)、「A氏」に係る移動体101に対してのみポーリングが行われ、「B氏」、「C氏」に係る移動体102,103に対してはポーリングが行われない。
第5状態では、特定時間の経過によって特定状態が終了し、「A氏」、「B氏」、「C氏」のすべてに係る移動体101〜103に対してポーリングが行われる。そして移動体101〜103の位置情報が異なっているために会議が終了したと判断され、通常状態での定期的なポーリングが繰り返し行われる。
上記の実施の形態では、特定ポーリング処理(ステップ21)で決定移動体に対して定期的なポーリングが行われて位置情報の取得が行われる場合を説明した。続いて決定移動体が同一の位置にあるときには、決定移動体について行われるポーリングの間隔を、通常間隔よりも長い長間隔にする他の動作手順(決定移動体に対するポーリング処理)について図7を参照して説明する。図7は、決定移動体に対するポーリング処理の動作手順を示すフローチャートである。
決定移動体に対するポーリング処理はポーリング部11によって行われ、決定移動体に対するポーリング処理が開始されるとステップ31に進む。ステップ31に進むと、ポーリング部11によって決定移動体のポーリング間隔の確認が行われ、後述するようにポーリング間隔フラグに通常間隔を示す“01”がセットされているときはステップ32に進み、通常間隔よりも長い長間隔を示す“02”がセットされているとステップ36に進む。
ステップ32に進むと、決定移動体に対してポーリング部11によりポーリングが行われて位置情報が取得され、続くステップ33に進むと測位履歴DB12が読み込まれる。
そして後続のステップ34に進むと、ポーリング部11により前回測位結果と今回測位結果が同一か否かの判断が行われ、同一のときはステップ35に進み、同一で無いときは決定移動体に対するポーリング処理が終了する。尚、前回測位結果と今回測位結果が同一か否かの判断は、ステップ32で取得された位置情報と、ステップ33で読み込まれた前回測位の位置情報との対比によって行われる。
ステップ35に進むと、ポーリング間隔が長間隔(例えば10分)となるようにポーリング間隔フラグに長間隔を示す“02”がセットされる。又、ここでは決定移動体用タイマ(図示せず)がリセットされてポーリング間隔の計測が開始されて決定移動体に対するポーリング処理が終了する。
ここで決定移動体に対して前回測位結果と今回測位結果が同一か否かの判断が行われる意味について説明する。決定移動体は、前述したように関連移動体(同一のグループに属する複数の移動体)の代表であり、前述の実施の形態では通常状態と同様に定期的なポーリングが行われて位置情報が取得されていた。しかし、決定移動体が停止した状態であることを類推できるような場合には、決定移動体からの位置情報の取得を省略し、同じ位置にあると仮定した方が、ポーリング効率が良い場合も考えられる。そのため、ステップ34で、前回測位結果と今回測位結果が同一か否かの判断を行い、同一のときには、決定移動体に対するポーリング間隔を通常よりも長くし、決定移動体に対するポーリング回数を減らして通信効率を高めるようにしている。
一方、ステップ31でポーリング間隔フラグに長間隔を示す“02”がセットされていると判断されてステップ36に進むと、ポーリング間隔が長間隔(例えば10分)を経過しているか否かの判断が行われ、経過していると判断されるときはステップ37に進み、経過していないと判断されるときは決定移動体に対するポーリング処理が終了する。ここでは、決定移動体用タイマが読み込まれ、長間隔に対応する時間以上と判断されるとステップ37に進み、長間隔に対応する時間未満と判断されると決定移動体に対するポーリング処理が終了する。
ステップ37に進むと、ポーリング間隔が通常間隔(例えば5分)となるようにポーリ
ング間隔フラグに通常間隔を示す“01”がセットされて決定移動体に対するポーリング処理が終了する。
(作用及び効果)
本実施形態に係る移動体管理システム1、位置情報管理サーバ10及び位置情報管理方法によると、測位履歴DB12に記憶された位置情報(例えば前回測位の位置情報)に基づいて、関連移動体(同一のグループに属する複数の移動体)が特定され、その関連移動体のうち、一の移動体である決定移動体に対してのみポーリングが行われて位置情報が取得され、他の関連移動体については決定移動体の位置情報から仮に取得される。そのために、通信効率を向上させ、インターネットにかかる負荷を低減できる。
特に、ポーリング部11で取得された位置情報と、測位履歴DB12に記憶された位置情報(例えば前回測位の位置情報)とに基づいて、複数の移動体101〜106が互いに所定範囲内に集まっているか否かが判断され、所定範囲内に集まっている複数の移動体の中から関連移動体が特定される。そのため、関連移動体の中の一の移動体から位置情報を取得できれば、この位置情報に基づいて他の関連移動体の位置情報を仮に取得してもその位置情報の精度が高くなる。
又、特に、移動体管理システム1、位置情報管理サーバ10及び位置情報管理方法では、グループ情報やスケジュール情報も加味されて関連移動体が特定されている。そしてグループ情報から同一グループであるときに関連移動体として特定されているため、結び付き(関連性)が強い利用者に係る移動体の中から関連移動体が特定される。又、スケジュール情報から同一のスケジュール予定(集合する予定)があるときに関連移動体として特定されているため、同一目的で時間を拘束される利用者に係る移動体の中から関連移動体が特定される。そのため同一行動をとる可能性の高い利用者に係る移動体が関連移動体となるため、一部の移動体から取得した位置情報を他の移動体の位置情報として仮に取得しても、位置情報の精度は高くなる。
更に、関連移動体の中から位置情報を取得するための優先度の高い移動体から位置情報を取得しているため、例えば、会議を行っている利用者のうち、最後まで会議に出席する可能性の高い利用者の優先度は高くし、途中退出の可能性が高い利用者の優先度を低くしておくことができ、会議を途中退出して他の場所に移動してしまった利用者に係る移動体の位置情報を、会議に参加している他の利用者に係る位置情報として仮に取得してしまうことを防止できる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、ポーリング部11によって行われる位置情報の更新は、前回の測位結果と今回の測位結果が同一となる移動体については測位結果記憶手段に記憶されている位置情報の書き換えを行わない場合も含まれる。
又、測位履歴DB12に記憶されている位置情報としては、前回測位の位置情報のみに限定されず、前々回やそれ以前に取得された位置情報を記憶するようにしてもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本実施形態に係る移動体管理システム及び位置情報管理サーバの構成ブロック図である。 本実施形態に係る測位履歴DBの一例を説明する図である。 本実施形態に係るグループ情報DBの一例を説明する図である。 本実施形態に係るスケジュール情報DBの一例を説明する図である。 本実施形態に係る位置情報管理方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る移動体管理システムの動作の状態遷移と利用者の状態との関係を対比して示す説明図である。 図5の特定ポーリング処理(S21)の他の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…移動体管理システム
10…位置情報管理サーバ
11…ポーリング部
12…測位履歴DB
13…グループ情報DB
14…スケジュール情報DB
15…グループ特定部
16…移動体決定部
17…ポーリング状態判定部
18…ポーリング状態変更部
19…特定時間経過判断部
20…位置情報仮取得部
22…タイマ
23…位置情報表示制御部
24…液晶モニタ
100…移動体管理システム
101,102,103,104,105,106…移動体
201…移動体通信網


Claims (7)

  1. 位置情報を送信可能な機能を備える複数の移動体に対して定期的にポーリングを行い、前記移動体から位置情報を取得するポーリング手段と、
    前記ポーリング手段によって取得された前記位置情報を、前記移動体ごとに記憶する測位結果記憶手段と、
    前記測位結果記憶手段に記憶されている前記移動体ごとの位置情報に基づいて、同一グループに属する複数の移動体を特定するグループ特定手段とを備え、
    前記ポーリング手段は、
    前記グループ特定手段により特定された前記複数の移動体のうち、一の移動体である決定移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、
    前記グループ特定手段により特定された前記複数の移動体に対応して前記測位結果記憶手段に記憶されている各位置情報を、前記決定移動体から取得した位置情報に基づいて更新し、
    前記測位結果記憶手段に記憶されている前記決定移動体の前回の測位結果と、今回の測位結果とが同一か否かの判断を行い、前記前回の測位結果と前記今回の測位結果が同一のときには、前記決定移動体に対するポーリング間隔を通常間隔よりも長い長間隔に変更し、
    前記ポーリング間隔が前記長間隔に対応する時間を経過した場合には、前記長間隔から前記通常間隔に変更する
    ことを特徴とする位置情報管理サーバ。
  2. 前記グループ特定手段は、前記ポーリング手段によって取得された位置情報と、前記測位結果記憶手段に記憶されている位置情報とに基づいて、前記複数の移動体が互いに所定範囲内にあるか否かを判断し、互いに所定範囲内にあると判断される複数の移動体を、前記同一グループに属する複数の移動体として特定することを特徴とする請求項1に記載の位置情報管理サーバ。
  3. 前記移動体の利用者が属するグループに関するグループ情報を、前記移動体ごとに記憶するグループ情報記憶手段を更に備え、
    前記グループ特定手段は、前記測位結果記憶手段に記憶されている前記移動体ごとの位置情報に加え、前記グループ情報記憶手段に記憶されている前記グループ情報に基づいて前記同一グループに属する複数の移動体を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の位置情報管理サーバ。
  4. 前記移動体の利用者のスケジュール情報を、前記移動体ごとに記憶するスケジュール情報記憶手段を更に備え、
    前記グループ特定手段は、前記測位結果記憶手段に記憶されている前記移動体ごとの位置情報に加え、前記スケジュール情報記憶手段に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、前記同一グループに属する複数の移動体を特定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置情報管理サーバ。
  5. 前記位置情報を取得するための優先度を示す優先順位情報を、前記移動体ごとに記憶する優先順位情報記憶手段と、
    前記グループ特定手段によって特定された複数の移動体のうち、前記優先順位情報記憶手段に記憶されている前記優先順位情報に基づいて前記決定移動体を決定する移動体決定手段とを更に備え、
    前記ポーリング手段は、
    前記グループ特定手段により特定された複数の移動体のうち、前記移動体決定手段によって決定された前記決定移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、
    前記グループ特定手段により特定された前記複数の移動体に対応して前記測位結果記憶手段に記憶されている各位置情報を、前記決定移動体から取得した位置情報に基づいて更新することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の位置情報管理サーバ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の位置情報管理サーバと、
    前記位置情報管理サーバからのポーリングによって位置情報を前記位置情報管理サーバに送信する移動体と
    を備えることを特徴とする移動体管理システム。
  7. 位置情報を送信可能な機能を備える複数の移動体に対して定期的にポーリングを行い、前記移動体から位置情報を取得するステップと、
    前記取得した位置情報を前記移動体ごとに記憶するステップと、
    前記記憶された前記移動体ごとの位置情報に基づいて、同一グループに属する複数の移動体を特定するステップと、
    前記同一グループに属すると特定された複数の移動体のうち、一の移動体である決定移動体に対してのみにポーリングを行って位置情報を取得し、前記同一グループに属すると特定された複数の移動体に対応して記憶されている各位置情報を、前記決定移動体から取得した位置情報に基づいて更新するステップと
    前記記憶されている前記決定移動体の前回の測位結果と、今回の測位結果とが同一か否かの判断を行い、前記前回の測位結果と前記今回の測位結果が同一のときには、前記決定移動体に対するポーリング間隔を通常間隔よりも長い長間隔に変更するステップと、
    前記ポーリング間隔が前記長間隔に対応する時間を経過した場合には、前記長間隔から前記通常間隔に変更するステップと
    を含むことを特徴とする位置情報管理方法。
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