JP4700868B2

JP4700868B2 - Tube support clamp

Info

Publication number: JP4700868B2
Application number: JP2001301685A
Authority: JP
Inventors: 伸一稲垣; 誠吉野
Original assignee: Denso Corp; Gomuno Inaki Co Ltd
Current assignee: Denso Corp; Gomuno Inaki Co Ltd
Priority date: 2001-09-28
Filing date: 2001-09-28
Publication date: 2011-06-15
Anticipated expiration: 2021-09-28
Also published as: JP2003106479A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体の通る管体をクランプする管体支持クランプに関し、さらに詳しくは、管体を車体の所定位置に固定し振動吸収性を考慮した２色成形又はインサート成形で形成される管体支持クランプに関する。ここで管体とは、流体の流路を形成するために形成されるものであり、例えば、金属材又は樹脂材あるいはビニール材のパイプやゴム材で形成された可撓性のホース等が含まれる。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、流体圧力による管体は脈動繰り返しによる変形が発生し、管体の疲労を伴うことから要所に支持クランプで支持されるように配管されている。また、自動車のエンジンルームの車両フレームに取り付けられているコンポーネントは、エンジン等の振動を拾い、接続経路であるパイプやホース等の管体を介して車室内へ振動を伝播させ、音感として捕らえられる。このようなことから、従来では、車両に配管されるパイプやホース等の管体には、振動吸収効果を有する軟質材を硬質材の内部に配置して２色成形構造とした管体支持クランプが提供されて、管体をクランプするようにしていた。
【０００３】
従来の管体支持クランプ６０は、例えば、図６に示すように、金属性材料で形成された枠体６１と、枠体６１内に配置されて軟質性材料で形成された振動吸収体６５とを有して構成されていた。枠体６１は、リング状に形成される本体部６２と本体部６２の一方の端部から突出される取付部６３とからなり、リング状の本体部６２が弾性力によって縮径可能に形成され、縮径された状態で取付部６３の通し孔６３ａねじ等を挿通して締め付けることによって固定される。振動吸収体６５は、枠体６１の内周面に沿って配置できるようにリング状に形成されるとともに、内周面には軸心方向に向かう多数のリブ６６が形成され、リブ６６の先端でパイプを把持するように形成されていた。
【０００４】
また、従来の別の管体支持クランプ７０は、図７に示すように、硬質の樹脂性材料で形成された枠体７１と、枠体７１内に配置されて軟質性の材料で形成された振動吸収体７５とを有して２色成形によって形成されていた。枠体７１は、角筒状に形成され、中央部で二体に分割されて形成され、そして、分割された各枠体７２・７３はそれぞれ１本のヒンジピン７４に軸支されて開閉可能に組みつけられていた。上方の枠体７２には一端から下方に延設して先端にフック部７２ｂを有する係止部７２ａが形成され、下方の枠体７３には、係止部７２のフック部７２ｂに係止可能な突出部７３ａが形成されるとともに被装着体に取り付け可能な水平部７３ｂが水平方向に延設されている。
【０００５】
一方、下部振動吸収体７５は、二分割された各枠体７２・７３にそれぞれ粘着して固着されるために二分割して形成され、二分割された各振動吸収体７６・７７は、相互に対向する面にそれぞれ半円状の凹部７６ａ・７７ａを有し、各枠体７６・７７がヒンジピン７４を中心に回動して閉じることによって、各半円状の凹部７６ａ・７７ａで管体を把持するように構成されていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の管体支持クランプのうち、前者の場合には、枠体６１が金属製の材料で形成されていることから縮径する範囲が小さく、管体を先端部から挿通する場合には管体を取り付けられるものの、配管されている管体を外周面側から取り付ける場合には、枠体６１が管体より大きく開口できないことから取り付けることができなかった。しかも、振動吸収体６５に形成されているリブ６６が軸心方向に向かっているため、リブ６６の先端面で管体の外周面を把持することになり、管体を把持する際、枠体６１が管体を押圧する方向、つまり閉じることによって縮径する方向（例えば、Ｙ軸方向とする。）にはリブ６６の反力は強く、それに直交する方向（例えば、Ｘ軸方向とする。）にはリブ６６の反力が弱い。このことは、管体を把持する力が偏りバランスが崩れることとなっていた。そのため、例えば、Ｘ軸方向に振動等の負荷がかかると管体の把持力が不安定となって把持力を弱くすることとなっていた。
【０００７】
また、後者の場合には、枠体７１及び振動吸収体７５が二分割して形成され、ヒンジピン７４で連結していることから、枠体７１と振動吸収体７５とが一体成形することができず、組付作業を要することとなるばかりでなく部品点数を増やしてコストを増大させていた。
【０００８】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、振動吸収の効果を増大させるとともに、開口量を大きくしてどの位置からでも管体を支持することができ、しかも、部品点数を少なくして廉価に構成できる管体支持クランプを提供することを目的とする。
【０００９】
この発明にかかわる管体支持クランプでは、上記の課題を解決するために、以下のように構成するものである。すなわち、硬質性の材料で形成される中空状の外枠と、前記外枠の内周面に配置されて軟質性の材料で形成される振動吸収体とを有して２色成形又はインサート成形で形成される管体支持クランプであって、
前記外枠が連続的な面で形成されるヒンジ部を有して開閉可能に形成されるとともに、閉止した状態で前記外枠を固着可能なロック手段を有し、前記振動吸収体が管体を把持可能な把持部を有して構成され、
前記振動吸収体が、上部振動吸収体と下部振動吸収体とに分割して配置され、
前記振動吸収体の把持部が、前記管体を把持する側に配置されて前記外枠の軸心に向かって突出する複数のリブで構成され、
前記リブは前記外枠の軸心に向かう方向に対して有角に傾斜して形成され、前記リブの歯元の中心位置から歯先の中心位置に向かう傾斜方向が、前記上部振動吸収体及び下部振動吸収体をそれぞれ二分割して前記外枠の軸心を通る縦軸に対して対称となるとともに、前記軸心を通る横軸に対して対称となり、かつ、前記横軸に対して平行な方向に近づく方向に傾斜されていることを特徴とするものである。
【００１０】
また好ましくは、前記リブの歯元の中心位置から歯先の中心位置に向かう線と、前記リブの歯元の中心位置から前記外枠の軸心に向かう線との交差する角度が３°乃至３０°となる傾斜角を有していればよい。
【００１１】
また、前記振動吸収体が、ソフトセグメントの高架橋又は部分架橋タイプ熱可塑性エラストマーで構成されていればなおよい。
【００１２】
さらに好ましくは、前記管体の外径Ｄｐと前記管体を把持する前の前記リブの内縁を通る内径Ｄｋとの比率がＤｐ／Ｄｋ＝１．０５〜１．５５に設定されていればよい。
【００１３】
【発明の効果】
本発明の管体支持クランプは、上記のように構成されていることから、管体を把持する際には、外枠をヒンジ部で開口させて管体を挿通した後、外枠を閉口させることによって、振動吸収体で管体を把持してロック手段でクランプすることができ、管体に発生した振動を振動吸収体で吸収することができる。しかも、ヒンジ部は外枠の一部で形成されていることから、外枠と振動吸収体とを２色成形あるいはインサート成形で一体的に形成でき、部品点数を少なくして廉価なコストで管体支持クランプを提供することができる。
【００１４】
また、振動吸収体は、上部振動吸収体と下部振動吸収体とに分割して配置され、振動吸収体に形成された複数のリブは、リブが軸心に向かう方向に対して有角に形成され、前記リブの歯元の中心位置から歯先の中心位置に向かう傾斜方向が、前記上部振動吸収体及び下部振動吸収体をそれぞれ二分割して前記外枠の軸心を通る縦軸に対して対称となるとともに、前記軸心を通る横軸に対して対称となり、かつ、前記横軸に対して平行な方向に近づく方向に傾斜されていることから、リブで管体を把持する際に、外枠が管体を押圧する方向、つまり閉じることによって縮径する方向には、リブが座屈しやすくリブの反力を弱めることができ、それに直交する方向には、リブの傾きによってリブが管体を押圧してリブの反力を高めることができて把持力を向上させることができる。従って、円周方向に配置された各リブのそれぞれ把持力を均一化することができバランスよく把持力を向上することができ、管体に対してどの方向の負荷がかかっても、管体を安定して把持することができる。
【００１５】
また、また、振動吸収体は、制振性のよいソフトセグメントの高架橋又は部分架橋タイプ熱可塑性エラストマーで形成されていることから、管体Ｐから発生する振動を効果的に吸収できる。
【００１６】
さらに、各リブの先端を通る内縁径は、管体の外径より小さく形成されていることから、リブの先端を撓ませて管体を把持することができ、また、リブの先端の撓ませ量が多いとリブの変形が大きくなって、リブの寿命を短くさせることとなるから、各リブの先端を通る内縁径Ｄｋが、Ｄｐ／Ｄｋ＝１．０５〜１．５５に設定されていれば、リブの変形を大きくすることなく管体を適度に把持することができる。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態の管体支持クランプ（以下、クランプという）は、パイプやゴムホース等の管体を把持してロックするものであり、硬質性の材料で形成された中空状の外枠と、外枠の内部に配置されて軟質性の材料で形成された振動吸収体とを２色成形法又はインサート成形法で一体的に形成することによって構成されている。
【００１８】
図１に示すクランプ１は第１の実施形態を示すものであり、外枠２が、硬質性の樹脂材料で形成された帯状の板をその両端を合わせ面にして水平部３を形成するとともに中央部に円環部４を配置するように形成したものであり、円環部４における水平部３と略反対の位置には、１か所のヒンジ部５が形成されている。ヒンジ部５は円環部４に連続した面で形成されるとともに円環部４から外方に向かって半円状に突出するように形成されている。これによって外枠２は、ヒンジ部５を中心にして、上水平部７と上半円環部８で形成される上部外枠６と、下水平部１０と下半円環部１１とで形成される下部外枠９とが開閉可能に形成されることとなる。
【００１９】
水平部３は、上半円環部８に連接される上水平部７と、下半円環部１１に連接される下水平部１０とからなり、上水平部７と下水平部１０とに通し孔７ａ・１０ａを同心上に設け、ボルトを挿通してナットを介して締め込むことことができるように形成されている。さらに、下水平部１０には上水平部７に向かって突出しフック部１０ｃを有する係合突起部１０ｂが形成され、上水平部７に形成された孔部７ｂに挿通して上水平部７と係止可能に構成されている。
【００２０】
上水平部７の通し孔７ａと下水平部１０の通し孔１０ａにボルトを挿通するか、挿通されたねじにナットを締め付けるかによって、クランプ１を被装着体の所定の場所に取り付けることとなり、一方、上水平部７の孔部７ｂに下水平部１０の係合突起部１０ｂを係止することによって、上部外枠６下部外枠９とをロック状態にするロック機構を形成することとなる。
【００２１】
なお、外枠２の材料は、ヒンジ部５の複数回による屈曲を考慮して、強度の高い樹脂性材料、例えば、ポリエチレン樹脂・ポリプロピレン樹脂・ポリアミド樹脂・ポリフェニレンエーテル樹脂等で形成することが望ましい。
【００２２】
また、振動吸収体１３は、軟質性の材料で形成されるとともに外枠２の円環部４の内周面に接合されている。振動吸収体１３は上半円環部８に接合する上部振動吸収体１４と下半円環部１１に接合する下部振動吸収体１５とが分割して配置されるとともに、軸心に向かって突出する多数のリブ１６が歯状に形成されている。
【００２３】
リブ１６は、図２に示すように、リブ１６の歯元の中心位置から歯先の中心位置に結ぶ線と、リブ１６の歯元の中心位置から外枠２の軸心に向かう線との交差する角度が３°〜３０°（望ましくは、５°〜２０°）になるような傾斜角αを有して形成されている。このリブ１６の傾斜方向は全て同一方向ではなく、図２に示すように、外枠２に接合された振動吸収体１３を４分割にした状態で、つまり上部振動吸収体１４・下部振動吸収体１５をそれぞれ２分割して縦軸（Ｙ軸）に対して対称となるとともに、上部振動吸収体１４と下部振動吸収体１５とが横軸（Ｘ軸）に対して対称となるような方向にそれぞれ形成されている。
【００２４】
図１に示すように、円環部４の右方にロック機構が配置されているクランパー１で管体Ｐを把持する際、一般的には、ロック機構で円環部４を閉じることによって、図１中、Ｙ軸方向にリブ１６の反力が強く、Ｘ軸方向にはリブ１６の反力が弱くなる。従って、図２に示すように、リブ１６が中心軸に対して傾斜角αを有することによって、Ｙ軸付近のリブ１６Ｄは座屈しやすくなって、リブ１６Ｄの反力を弱め、一方、Ｘ軸付近のリブ１６ＡはＹ方向の力を従来と比べて大きく受けることとなって、リブ１６Ａの反力を増すこととなる。これによって、Ｘ軸・Ｙ軸方向共に均一な把持力を有するように形成されることとなる。
【００２５】
なお、リブ１６の傾斜角αを、Ｘ軸付近のリブ１６ＡからＹ軸付近のリブ１６Ｄに向かって順次大きくするようにしてもよい。
【００２６】
なお、振動吸収体１３の材料は、管体Ｐを把持して、管体Ｐから発生する振動を吸収可能な熱可塑性エラストマーのソフトセグメントのもの、例えば、スチレン系ＴＰＥでは、ポリブタジェン又はポリイソプレンあるいは水素添加ＢＲ、水素添加ＩＲ、オレフィン系ＴＰＥでは、エチレン・プロピレン系ゴム、又はブチルゴム、塩ビ系ＴＰＥでは、非晶ＰＶＣ又はニトリルゴム、ウレタン系ＴＰＥでは、脂肪族ポリエステル又は脂肪族ポリエーテル、エステル系ＴＰＥでは、脂肪族ポリエステル又は脂肪族ポリエーテル、アミド系ＴＰＥでは、脂肪族ポリエステル又は脂肪族ポリエーテルが使用され、望ましくは、特に制振性の優れたブチル系ゴム、例えば、トレフシン（ＡＥＳジャパン製）又は、ブチル系制振熱可塑性エラストマー（クレハエラストマ−製）等を使用することがよい。
【００２７】
なお、リブ１６で管体Ｐを把持する前の各リブ１６の内縁を通る内径をＤｋとし、管体Ｐの外径をＤｐとすれば、リブ１６で管体Ｐの外周面を適度な把持力で把持するために、リブ１６の内縁を通る内径ＤｋをＤｐ／Ｄｋ＝１．０５〜１．５５（望ましくは、１．１５〜１．３５）に設定している。
【００２８】
次に、上記のように構成されたクランプ１の作用について、図３に基づいて説明する。
【００２９】
管体Ｐを把持する場合、まず、クランプ１における水平部３の通し孔７ａ・１０ａを被装着体の所定の位置に取りつける。そして、上部外枠６を、ヒンジ部５を中心に上方に開いて、上水平部７を下水平部１０に対して離隔してクランプ１を開口させ、管体Ｐをクランプ１の振動吸収体１３内に挿入させた後、上部外枠６を下部外枠９側に移動させて閉じる。この際、上水平部７の孔部７ｂに下水平部１０の係合突起部１０ｂを挿通させてフック部１０ｃで係止することによって上部外枠６と下部外枠９とをロックさせ、管体Ｐを外周面から把持することとなる。
【００３０】
従って、上記のクランプ１で管体Ｐをクランプすることによって、管体Ｐに発生した振動を振動吸収体１３で吸収することができる。しかも、ヒンジ部５は外枠２の一部で形成されていることから、外枠２と振動吸収体１３とを２色成形あるいはインサート成形で一体的に形成でき、部品点数を少なくして廉価なコストで管体支持クランプを提供することができる。
【００３１】
また、前記振動吸収体１３に形成された複数のリブ１６は、リブ１６が軸心に向かう方向に対して有角に形成されていることから、リブ１６で管体Ｐを把持する際に、Ｙ軸付近のリブ１６Ｄを座屈させやすくしてリブ１６Ｄの反力を弱め、また、Ｘ軸付近のリブ１６ＡにＹ軸方向の反力を増加させることとなって、円周方向に配置された各リブのそれぞれ把持力を均一化することができバランスよく把持力を向上することができる。従って、管体Ｐに対してどの方向の負荷がかかっても、管体Ｐを安定して把持することができる。
【００３２】
さらに、上部外枠６を閉じる際に、下部外枠９の係合突起部１０ｂは上部外枠６の孔部７ｂに挿通するだけで係合することができるので、上部外枠６と下部外枠９とのロックをワンタッチで容易に行なうことができる。
【００３３】
また、振動吸収体１３は、制振性のよいソフトセグメントの高架橋又は部分架橋タイプ熱可塑性エラストマーで形成されていることから、管体Ｐから発生する振動を効果的に吸収できる。
【００３４】
また、リブ１６が、リブ１６の内縁を通る内径Ｄｋを、管体Ｐを把持する前の管体Ｐの外径に対して、Ｄｐ／Ｄｋ＝１．０５〜１．５５になるように形成していることから、リブ１６の変形を大きくすることなく管体Ｐを適度に把持することができる。
【００３５】
次に、参考例１のクランプ２１は、図４に示すように、矩形筒状に形成された外枠２２と、外枠２２の内周面に２色成形あるいはインサート成形で一体的に形成された振動吸収体３１とを有して構成されている。外枠２２は、縦方向の中間位置に配置されるヒンジ部２６を間にして上部外枠２３と下部外枠２４とに分割され、上部外枠２３におけるヒンジ部２６と反対の側に形成される一方の端面には、上端から屈曲して下方に延設しフック部２５ａを有する係止部２５が形成され、下部外枠２４のヒンジ部２６と反対の側に形成される一方の端面には、下端部から水平方向に延設する取付部２７と、取付部２７の上方に配置されるとともに上部外枠２３の係止部２５と対向する位置に配置される突出部２８と、下端面から下方に突出して被装着体の孔に係合可能な球状のボス部２９が形成されている。
【００３６】
外枠２２の内周面に接合される振動吸収体３１は、第１の形態のクランプ１と同様に、軟質性の樹脂材料で形成され、振動吸収体３１は上部外枠２３に接合する上部振動吸収体３２と下部枠体２４に接合する下部振動吸収体３３とがヒンジ部２６を間にしてそれぞれ配置されるとともに、軸心に向かって突出する多数のリブ３４が歯状に形成されている。
【００３７】
そしてこのクランプ２１の外枠２２及び振動吸収体３１の材料は、第１の形態と同様の材料で形成されるとともに、リブ３４は、第１の形態と同様、図２に示すように、リブ３４の歯元の中心位置から歯先の中心位置に結ぶ線と、リブ３４の歯元の中心位置から外枠２の軸心に向かう線との交差する角度が３°〜３０°（望ましくは、５°〜２０°）になるような傾斜角αを有して形成されている。そして、このリブ１６の傾斜方向は、上部振動吸収体３２・下部振動吸収体３３をそれぞれ２分割して縦軸（Ｙ軸）に対して対称となるとともに、上部振動吸収体３２と下部振動吸収体３３とが横軸（Ｘ軸）に対して対称となるような方向にそれぞれ形成されている。
【００３８】
従って、このクランプ２１は、ボス部２９を被装着体に係合させ、取付部２７をねじ等で締め付けた後、ヒンジ部２６を中心にして上部外枠２３を下部外枠２４に対して開閉して、管体Ｐを把持するように作用されることから、極めて容易に管体を把持できるとともに、外枠２１と振動吸収体３１とが２色成形又はインサート成形等の一体成形で形成することができ、廉価なコストで提供することができる。また、上部外枠２３を下部外枠２４に対して閉じたときに係止部２５のフック部２５ａで、下部外枠２４の突出部２８に係止してロック状態を確保できることから、ワンタッチで容易な作業でロック機構を構成できる。
【００３９】
参考例２のクランプ４１は、図５に示すように、筒状に形成された外枠４２と、外枠４２の内周面に２色成形あるいはインサート成形で一体的に形成された振動吸収体５１とを有して構成されている。外枠４２は、縦方向の中間位置に配置されるヒンジ部４６を間にして上部外枠４３と下部外枠４４とに分割され、上部外枠４３の一端には水平部４５が形成されるとともに、水平部４５の上面には複数の尖状突起部４５ａが間隔を有して形成されている。
【００４０】
一方、下部外枠４４の一端は被装着体に嵌合する縦方向の嵌合凹部４７が形成されるとともに上部外枠４３の水平部４５を嵌合して尖状突起部４５ａの端面に当接可能な係止部４８が形成されている。係止部４８は前後方向に一対の支持柱４８ａを有し、支持柱４８ａの上端には、水平部４５の上面と尖状突起部４５ａの端面に当接可能な係止片４８ｂが配置され、上部外枠４３が閉じたときに、水平部４５が支持柱４８ａ又は係止片４８ｂを弾性的に変形させて、一対の係止片４８ｂ間を通過するように形成される。これによってロック機構を構成する。
【００４１】
振動吸収体５１は、振動吸収体５１は上部外枠４３に接合する上部振動吸収体５２と下部枠体４４に接合する下部振動吸収体５３とがヒンジ部４６を間にしてそれぞれ配置されるとともに、軸心に向かって突出する多数のリブ５４が歯状に形成されている。
【００４２】
そしてこのクランプ４１の外枠４２及び振動吸収体５１の材料は、第１の形態と同様の材料で形成されるとともに、リブ５４は、第１の形態のクランプ１・参考例１のクランプ２１と同様に形成される。従って、参考例２のクランプ４１においても、その効果は、第１の形態のクランプ１・参考例１のクランプ２１と同様に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の形態を示すクランプの正面断面図である。
【図２】図１におけるリブの詳細を示す拡大正面断面図である。
【図３】図１におけるクランプの作用を示す正面断面図である。
【図４】参考例１のクランプの正面断面図である。
【図５】参考例２のクランプの正面断面図である。
【図６】従来のクランプを示す正面断面図である。
【図７】従来の別の形態のクランプを示す正面断面図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a tube support clamp that clamps a tube through which a fluid passes. More specifically, the tube is formed by two-color molding or insert molding in which a tube is fixed at a predetermined position of a vehicle body and vibration absorption is taken into consideration. It relates to a support clamp. Here, the tubular body is formed to form a fluid flow path, and includes, for example, a flexible hose formed of a metal material, a resin material, a vinyl material pipe, or a rubber material. It is.
[0002]
[Prior art]
In general, a pipe body due to fluid pressure is deformed by repeated pulsation, and is accompanied by fatigue of the pipe body. In addition, components attached to the vehicle frame in the engine room of an automobile pick up vibrations of the engine etc. and propagate the vibrations to the vehicle interior via pipes and hoses such as connection paths, and are captured as sound sense. . For this reason, conventionally, a pipe support clamp having a two-color molding structure in which a soft material having a vibration absorption effect is arranged inside a hard material for pipes and hoses piped in a vehicle. Was provided to clamp the tube.
[0003]
For example, as shown in FIG. 6, a conventional tube support clamp 60 includes a frame 61 formed of a metallic material, and a vibration absorber 65 disposed in the frame 61 and formed of a soft material. It was configured with. The frame 61 includes a main body portion 62 formed in a ring shape and an attachment portion 63 protruding from one end portion of the main body portion 62, and the ring-shaped main body portion 62 is formed so that its diameter can be reduced by an elastic force. In the reduced diameter state, the screw is fixed by inserting and tightening a through hole 63a screw or the like of the mounting portion 63. The vibration absorber 65 is formed in a ring shape so that it can be disposed along the inner peripheral surface of the frame body 61, and a large number of ribs 66 extending in the axial direction are formed on the inner peripheral surface. It was formed to grip the pipe.
[0004]
Further, as shown in FIG. 7, another conventional tube support clamp 70 includes a frame body 71 formed of a hard resinous material and a flexible material disposed in the frame body 71. It has a vibration absorber 75 and is formed by two-color molding. The frame 71 is formed in a rectangular tube shape and is divided into two at the center, and each of the divided frames 72 and 73 is pivotally supported by one hinge pin 74 and can be opened and closed. It was assembled. The upper frame 72 is formed with a locking portion 72a extending downward from one end and having a hook portion 72b at the tip, and the lower frame 73 can be locked to the hook portion 72b of the locking portion 72. A horizontal projection 73a is formed, and a horizontal portion 73b that can be attached to the mounted body extends in the horizontal direction.
[0005]
On the other hand, the lower vibration absorber 75 is formed in two parts in order to be adhered and fixed to each of the two divided frames 72 and 73, and the two divided vibration absorbers 76 and 77 are mutually connected. Are provided with semicircular recesses 76a and 77a on the surfaces facing each other, and the frame bodies 76 and 77 are pivotally closed about the hinge pins 74, whereby the semicircular recesses 76a and 77a are tubular bodies. Was configured to grip.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, among the conventional tube support clamps, in the former case, since the frame body 61 is formed of a metal material, the range of diameter reduction is small, and the tube body is inserted from the tip portion. Although the pipe body can be attached, when the pipe body that is piped is attached from the outer peripheral surface side, the frame body 61 cannot be opened larger than the pipe body, so that the pipe body cannot be attached. In addition, since the rib 66 formed on the vibration absorber 65 is directed in the axial direction, the outer peripheral surface of the tube body is gripped by the tip surface of the rib 66, and the frame body is gripped when gripping the tube body. The reaction force of the rib 66 is strong in the direction in which the tube 61 presses the tubular body, that is, the direction of diameter reduction by closing (for example, the Y-axis direction), and the direction perpendicular to the rib 66 (for example, the X-axis direction). The reaction force of the rib 66 is weak. This meant that the force to grip the tube was biased and the balance was lost. Therefore, for example, when a load such as vibration is applied in the X-axis direction, the gripping force of the tubular body becomes unstable and the gripping force is weakened.
[0007]
In the latter case, the frame body 71 and the vibration absorber 75 are formed by being divided into two parts and connected by the hinge pin 74, so that the frame body 71 and the vibration absorber 75 can be integrally formed. In addition, not only the assembly work is required, but the number of parts is increased to increase the cost.
[0008]
The present invention solves the above-mentioned problems, and while increasing the effect of vibration absorption, the opening can be increased to support the tube body from any position, and the number of parts can be reduced. An object of the present invention is to provide a tube support clamp that can be constructed at low cost.
[0009]
In order to solve the above-described problems, the tube support clamp according to the present invention is configured as follows. That is, two-color molding or insert molding having a hollow outer frame formed of a hard material and a vibration absorber disposed on the inner peripheral surface of the outer frame and formed of a soft material. A tube support clamp formed by
The outer frame has a hinge portion formed by a continuous surface, is formed to be openable and closable, and has a locking means capable of fixing the outer frame in a closed state, and the vibration absorber is a tubular body Configured to have a gripper capable of gripping
The vibration absorber is divided into an upper vibration absorber and a lower vibration absorber,
The gripping portion of the vibration absorber is composed of a plurality of ribs that are arranged on the side that grips the tubular body and project toward the axis of the outer frame,
The rib is formed to be inclined with respect to the direction toward the axis of the outer frame, and the inclination direction from the center position of the tooth base to the center position of the tooth tip is the upper vibration absorber and Each of the lower vibration absorbers is divided into two parts and is symmetric with respect to the vertical axis passing through the axis of the outer frame, is symmetric with respect to the horizontal axis passing through the axis, and is parallel to the horizontal axis. It is characterized by being inclined in a direction approaching a certain direction .
[0010]
Preferably, the angle between the line from the center position of the tooth root of the rib toward the center position of the tooth tip and the line from the center position of the tooth root of the rib toward the axis of the outer frame is 3 ° to 3 °. It is only necessary to have an inclination angle of 30 ° .
[0011]
Further, it is preferable that the vibration absorber is made of a soft segment highly crosslinked or partially crosslinked thermoplastic elastomer.
[0012]
More preferably, the ratio between the outer diameter Dp of the tubular body and the inner diameter Dk passing through the inner edge of the rib before gripping the tubular body may be set to Dp / Dk = 1.05 to 1.55. .
[0013]
【The invention's effect】
Since the tubular body support clamp of the present invention is configured as described above, when gripping the tubular body, after opening the outer frame at the hinge portion and inserting the tubular body, the outer frame is closed. Thus, the tube body can be gripped by the vibration absorber and clamped by the locking means, and the vibration generated in the tube body can be absorbed by the vibration absorber. Moreover, since the hinge part is formed by a part of the outer frame, the outer frame and the vibration absorber can be integrally formed by two-color molding or insert molding, and the number of parts is reduced and the pipe is inexpensive. A body support clamp can be provided.
[0014]
In addition, the vibration absorber is divided into an upper vibration absorber and a lower vibration absorber, and a plurality of ribs formed on the vibration absorber are formed in a corner with respect to the direction in which the ribs are directed toward the axis. The inclination direction from the center position of the rib root to the center position of the tooth tip is divided into two parts for the upper vibration absorber and the lower vibration absorber, and the vertical axis passing through the axis of the outer frame. When the tube is gripped by the ribs, it is symmetric with respect to the horizontal axis passing through the axis and is inclined in a direction approaching a direction parallel to the horizontal axis. In the direction in which the outer frame presses the tubular body, that is, in the direction in which the diameter is reduced by closing, the rib is likely to buckle, and the reaction force of the rib can be weakened. I can push the tube and increase the reaction force of the rib Thereby improving the lifting force. Therefore, the gripping force of each rib arranged in the circumferential direction can be made uniform, and the gripping force can be improved in a balanced manner. It can be gripped stably.
[0015]
Moreover, since the vibration absorber is formed of a soft segment highly crosslinked or partially crosslinked thermoplastic elastomer having good vibration damping properties, it can effectively absorb vibration generated from the pipe P.
[0016]
Furthermore, since the inner edge diameter passing through the tip of each rib is smaller than the outer diameter of the tube, the tube can be gripped by bending the tip of the rib, and the tip of the rib can be bent. If the amount is large, the deformation of the rib becomes large and the life of the rib is shortened. Therefore, the inner edge diameter Dk passing through the tip of each rib should be set to Dp / Dk = 1.05 to 1.55. In this case, the tube body can be appropriately held without increasing the deformation of the ribs.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The tubular body support clamp (hereinafter referred to as a clamp) of the embodiment grips and locks a tubular body such as a pipe or a rubber hose, and includes a hollow outer frame formed of a hard material, A vibration absorber disposed inside and formed of a soft material is integrally formed by a two-color molding method or an insert molding method.
[0018]
A clamp 1 shown in FIG. 1 shows the first embodiment, and an outer frame 2 forms a horizontal portion 3 with both ends of a strip-like plate formed of a hard resin material as mating surfaces. The annular portion 4 is formed in the central portion, and one hinge portion 5 is formed at a position substantially opposite to the horizontal portion 3 in the annular portion 4. The hinge portion 5 is formed with a surface continuous to the annular portion 4 and is formed so as to protrude from the annular portion 4 outward in a semicircular shape. Thus, the outer frame 2 is formed by the upper outer frame 6 formed by the upper horizontal portion 7 and the upper semi-annular portion 8, the lower horizontal portion 10 and the lower semi-annular portion 11 with the hinge portion 5 as the center. The lower outer frame 9 is formed to be openable and closable.
[0019]
The horizontal portion 3 includes an upper horizontal portion 7 connected to the upper semicircular ring portion 8 and a lower horizontal portion 10 connected to the lower semicircular ring portion 11. The horizontal portion 3 includes the upper horizontal portion 7 and the lower horizontal portion 10. The through-holes 7a and 10a are provided concentrically so that bolts can be inserted and tightened through nuts. Further, the lower horizontal portion 10 is formed with an engaging protrusion 10b that protrudes toward the upper horizontal portion 7 and has a hook portion 10c, and is inserted into a hole portion 7b formed in the upper horizontal portion 7 so that the upper horizontal portion 7 and It can be locked.
[0020]
Depending on whether a bolt is inserted into the through hole 7a of the upper horizontal portion 7 and the through hole 10a of the lower horizontal portion 10 or a nut is tightened to the inserted screw, the clamp 1 is attached to a predetermined place of the mounted body, On the other hand, by locking the engaging protrusion 10b of the lower horizontal portion 10 in the hole 7b of the upper horizontal portion 7, a lock mechanism is formed that locks the upper outer frame 6 and the lower outer frame 9 together. .
[0021]
The material of the outer frame 2 is preferably formed of a high-strength resinous material, for example, polyethylene resin, polypropylene resin, polyamide resin, polyphenylene ether resin, etc. in consideration of the bending of the hinge portion 5 multiple times. .
[0022]
The vibration absorber 13 is made of a soft material and is joined to the inner peripheral surface of the annular portion 4 of the outer frame 2. The vibration absorber 13 is divided into an upper vibration absorber 14 joined to the upper semi-annular portion 8 and a lower vibration absorber 15 joined to the lower semi-annular portion 11 and projects toward the axis. A large number of ribs 16 are formed in a tooth shape.
[0023]
As shown in FIG. 2, the rib 16 includes a line connecting from the center position of the tooth root of the rib 16 to the center position of the tooth tip, and a line extending from the center position of the tooth root of the rib 16 toward the axis of the outer frame 2. It is formed with an inclination angle α such that the intersecting angle is 3 ° to 30 ° (preferably 5 ° to 20 °). The ribs 16 are not inclined in the same direction. As shown in FIG. 2, the vibration absorber 13 joined to the outer frame 2 is divided into four parts, that is, the upper vibration absorber 14 and the lower vibration absorber. 15 is divided into two parts so that they are symmetrical with respect to the vertical axis (Y axis), and the upper vibration absorber 14 and the lower vibration absorber 15 are symmetrical with respect to the horizontal axis (X axis). Each is formed.
[0024]
As shown in FIG. 1, when gripping the tubular body P with the clamper 1 in which the locking mechanism is disposed on the right side of the annular portion 4, generally, by closing the annular portion 4 with the locking mechanism, In FIG. 1, the reaction force of the rib 16 is strong in the Y-axis direction, and the reaction force of the rib 16 is weak in the X-axis direction. Therefore, as shown in FIG. 2, the rib 16 has an inclination angle α with respect to the central axis, so that the rib 16D near the Y axis tends to buckle and weakens the reaction force of the rib 16D, while the X axis The nearby rib 16A receives a greater force in the Y direction than in the prior art, and increases the reaction force of the rib 16A. As a result, a uniform gripping force is formed in both the X-axis and Y-axis directions.
[0025]
Note that the inclination angle α of the rib 16 may be gradually increased from the rib 16A near the X axis toward the rib 16D near the Y axis.
[0026]
The material of the vibration absorber 13 is a soft segment of a thermoplastic elastomer that can hold the pipe P and absorb vibration generated from the pipe P, for example, in the case of styrene TPE, polybutadiene, polyisoprene, For hydrogenated BR, hydrogenated IR, olefinic TPE, ethylene / propylene rubber or butyl rubber, for PVC TPE, amorphous PVC or nitrile rubber, for urethane TPE, aliphatic polyester or aliphatic polyether, ester In TPE, aliphatic polyester or aliphatic polyether is used, and in amide TPE, aliphatic polyester or aliphatic polyether is used. Desirably, butyl rubber having particularly excellent vibration damping properties such as trefsin (manufactured by AES Japan) is used. ) Or butyl vibration-damping thermoplastic elastomer (Cr It is possible to use, Ltd.) - elastomer.
[0027]
If the inner diameter passing through the inner edge of each rib 16 before gripping the tube P with the rib 16 is Dk, and the outer diameter of the tube P is Dp, the rib 16 can properly grip the outer peripheral surface of the tube P. In order to grip with force, the inner diameter Dk passing through the inner edge of the rib 16 is set to Dp / Dk = 1.05 to 1.55 (preferably 1.15 to 1.35).
[0028]
Next, the effect | action of the clamp 1 comprised as mentioned above is demonstrated based on FIG.
[0029]
When gripping the tubular body P, first, the through holes 7a and 10a of the horizontal portion 3 in the clamp 1 are attached to predetermined positions of the mounted body. Then, the upper outer frame 6 is opened upward with the hinge portion 5 as the center, the upper horizontal portion 7 is separated from the lower horizontal portion 10, the clamp 1 is opened, and the tube P is the vibration absorber of the clamp 1. Then, the upper outer frame 6 is moved toward the lower outer frame 9 and closed. At this time, the upper outer frame 6 and the lower outer frame 9 are locked by inserting the engaging protrusion 10b of the lower horizontal portion 10 into the hole 7b of the upper horizontal portion 7 and engaging with the hook portion 10c. The body P is gripped from the outer peripheral surface.
[0030]
Therefore, by clamping the tube P with the clamp 1, vibration generated in the tube P can be absorbed by the vibration absorber 13. Moreover, since the hinge portion 5 is formed by a part of the outer frame 2, the outer frame 2 and the vibration absorber 13 can be integrally formed by two-color molding or insert molding, and the number of parts is reduced and the price is low. A tube support clamp can be provided at a low cost.
[0031]
Further, the plurality of ribs 16 formed on the vibration absorber 13 are formed to have an angle with respect to the direction in which the ribs 16 are directed toward the axial center. The rib 16D near the Y-axis is easily buckled to weaken the reaction force of the rib 16D, and the reaction force in the Y-axis direction is increased on the rib 16A near the X-axis so that the rib 16D is arranged in the circumferential direction. Further, the gripping force of each rib can be made uniform, and the gripping force can be improved in a balanced manner. Therefore, the tube P can be stably held regardless of the direction of load applied to the tube P.
[0032]
Further, when the upper outer frame 6 is closed, the engaging protrusion 10b of the lower outer frame 9 can be engaged only by being inserted into the hole 7b of the upper outer frame 6, so that the upper outer frame 6 and the lower outer frame 6 are engaged with each other. The frame 9 can be easily locked with a single touch.
[0033]
Further, since the vibration absorber 13 is formed of a soft segment highly cross-linked or partially cross-linked thermoplastic elastomer having good vibration damping properties, it can effectively absorb vibrations generated from the tube P.
[0034]
Further, the rib 16 is formed so that the inner diameter Dk passing through the inner edge of the rib 16 is Dp / Dk = 1.05 to 1.55 with respect to the outer diameter of the tube P before gripping the tube P. Therefore, the tubular body P can be appropriately held without increasing the deformation of the rib 16.
[0035]
Next, as shown in FIG. 4, the clamp 21 of Reference Example 1 is formed integrally with the outer frame 22 formed in a rectangular tube shape and the inner peripheral surface of the outer frame 22 by two-color molding or insert molding. And a vibration absorber 31. The outer frame 22 is divided into an upper outer frame 23 and a lower outer frame 24 with a hinge portion 26 arranged at an intermediate position in the vertical direction, and is formed on the side of the upper outer frame 23 opposite to the hinge portion 26. One end surface is formed with a locking portion 25 that is bent from the upper end and extends downward and has a hook portion 25a, and is formed on one end surface formed on the side opposite to the hinge portion 26 of the lower outer frame 24. Includes a mounting portion 27 extending in the horizontal direction from the lower end portion, a protruding portion 28 disposed above the mounting portion 27 and disposed at a position facing the locking portion 25 of the upper outer frame 23, and a lower end surface A spherical boss portion 29 that protrudes downward from the hole and can be engaged with the hole of the mounted body is formed.
[0036]
The vibration absorber 31 joined to the inner peripheral surface of the outer frame 22 is formed of a soft resin material, like the clamp 1 of the first embodiment, and the vibration absorber 31 is an upper part joined to the upper outer frame 23. The vibration absorber 32 and the lower vibration absorber 33 joined to the lower frame body 24 are respectively disposed with the hinge portion 26 therebetween, and a large number of ribs 34 projecting toward the axial center are formed in a tooth shape. Yes.
[0037]
The outer frame 22 and the vibration absorber 31 of the clamp 21 are made of the same material as in the first embodiment, and the rib 34 is a rib as shown in FIG. 2 as in the first embodiment. The angle between the line connecting from the center position of the tooth root 34 to the center position of the tooth tip and the line extending from the center position of the tooth root of the rib 34 toward the axis of the outer frame 2 is 3 ° to 30 ° (preferably 5 [deg.] To 20 [deg.]. The inclination direction of the rib 16 is symmetric with respect to the vertical axis (Y axis) by dividing the upper vibration absorber 32 and the lower vibration absorber 33 into two parts, and the upper vibration absorber 32 and the lower vibration absorber. The body 33 is formed in a direction that is symmetric with respect to the horizontal axis (X axis).
[0038]
Accordingly, the clamp 21 engages the boss portion 29 with the mounted body, tightens the attachment portion 27 with a screw or the like, and then opens and closes the upper outer frame 23 with respect to the lower outer frame 24 around the hinge portion 26. Since the tube body P is operated to be gripped, the tube body can be gripped very easily, and the outer frame 21 and the vibration absorber 31 are formed by integral molding such as two-color molding or insert molding. Can be provided at a low cost. In addition, when the upper outer frame 23 is closed with respect to the lower outer frame 24, the hook portion 25a of the locking portion 25 can be locked to the protruding portion 28 of the lower outer frame 24 to secure the locked state. The lock mechanism can be configured with easy work.
[0039]
As shown in FIG. 5, the clamp 41 of the reference example 2 includes a cylindrical outer frame 42 and a vibration absorber integrally formed on the inner peripheral surface of the outer frame 42 by two-color molding or insert molding. 51. The outer frame 42 is divided into an upper outer frame 43 and a lower outer frame 44 with a hinge portion 46 disposed at an intermediate position in the vertical direction, and a horizontal portion 45 is formed at one end of the upper outer frame 43. At the same time, a plurality of pointed protrusions 45a are formed on the upper surface of the horizontal portion 45 at intervals.
[0040]
On the other hand, one end of the lower outer frame 44 is formed with a vertical fitting recess 47 that fits to the mounted body, and the horizontal portion 45 of the upper outer frame 43 is fitted to the end surface of the pointed protrusion 45a. A contact portion 48 that can be contacted is formed. The locking portion 48 has a pair of support columns 48a in the front-rear direction, and a locking piece 48b that can contact the upper surface of the horizontal portion 45 and the end surface of the pointed protrusion 45a is disposed at the upper end of the support column 48a. When the upper outer frame 43 is closed, the horizontal portion 45 is formed so as to pass between the pair of locking pieces 48b by elastically deforming the support columns 48a or the locking pieces 48b. This constitutes a locking mechanism.
[0041]
The vibration absorber 51 includes an upper vibration absorber 52 that is bonded to the upper outer frame 43 and a lower vibration absorber 53 that is bonded to the lower frame 44, with the hinge 46 interposed therebetween, respectively. A large number of ribs 54 projecting toward the axis are formed in a tooth shape.
[0042]
The material of the outer frame 42 and the vibration absorber 51 of the clamp 41 is formed of the same material as that of the first embodiment, and the ribs 54 are the same as those of the clamp 1 of the first embodiment and the clamp 21 of the reference example 1. It is formed similarly. Therefore, also in the clamp 41 of the reference example 2 , the effect is achieved similarly to the clamp 1 of the first embodiment and the clamp 21 of the reference example 1 .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view of a clamp showing a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged front sectional view showing details of a rib in FIG. 1;
FIG. 3 is a front sectional view showing an operation of the clamp in FIG.
4 is a front sectional view of a clamp of Reference Example 1. FIG.
5 is a front sectional view of a clamp of Reference Example 2. FIG.
FIG. 6 is a front sectional view showing a conventional clamp.
FIG. 7 is a front sectional view showing another conventional clamp.

Claims

Formed by two-color molding or insert molding with a hollow outer frame formed of a hard material and a vibration absorber disposed on the inner peripheral surface of the outer frame and formed of a soft material A tube support clamp, comprising:
The outer frame has a hinge portion formed by a continuous surface, is formed to be openable and closable, and has a locking means capable of fixing the outer frame in a closed state, and the vibration absorber is a tubular body Configured to have a gripper capable of gripping
The vibration absorber is divided into an upper vibration absorber and a lower vibration absorber,
The gripping portion of the vibration absorber is composed of a plurality of ribs that are arranged on the side that grips the tubular body and project toward the axis of the outer frame,
The rib is formed to be inclined with respect to the direction toward the axis of the outer frame, and the inclination direction from the center position of the tooth base to the center position of the tooth tip is the upper vibration absorber and Each of the lower vibration absorbers is divided into two parts and is symmetric with respect to the vertical axis passing through the axis of the outer frame, is symmetric with respect to the horizontal axis passing through the axis, and is parallel to the horizontal axis. A tube support clamp, which is inclined in a direction approaching a specific direction .

The angle at which the line from the center position of the tooth root of the rib toward the center position of the tooth tip and the line from the center position of the tooth root of the rib toward the axis of the outer frame is 3 ° to 30 °. 2. The tube support clamp according to claim 1, wherein the tube support clamp has an inclination angle.

The tube support clamp according to claim 1 or 2, wherein the vibration absorber is made of a soft segment highly crosslinked or partially crosslinked thermoplastic elastomer.

The ratio between the outer diameter Dp of the tubular body and the inner diameter Dk passing through the inner edge of the rib before gripping the tubular body is set to Dp / Dk = 1.05 to 1.55. Item 4. A tube support clamp according to item 1, 2 or 3.