JP4698850B2 - シュラウド修理装置及び原子炉圧力容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概して原子炉の保守及び修理に関し、より具体的には、沸騰水型原子炉の燃料炉心シュラウドの修理に関する。
【0002】
【従来の技術】
沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉圧力容器(RPV)は、一般的に概ね円筒形の形状を有し、両端が、例えば底部ヘッド及び着脱自在の上部ヘッドにより閉じられている。時にはグリッドと呼ばれる上部ガイドが、RPVの内部の炉心プレートの上方に間隔を置いて配置される。炉心シュラウド、またはシュラウドは、炉心プレートを囲繞し、またシュラウド支持構造体により支持される。炉心シュラウドは、原子炉冷却水流れ隔壁でありまた炉心構成部品の構造支持体でもある。具体的に言えば、シュラウドは、概ね円筒形の形状を有し、また炉心プレート及び上部ガイドの両方を囲繞する。上部ガイドは、複数の開口を含み、そして燃料集合体が、その開口を通して挿入されて炉心プレートにより支持される。
【0003】
シュラウドは、その大きさのため、複数のステンレス鋼の円筒形のセクションを一体に溶接することにより形成される。具体的には、隣接するシュラウドのセクションのそれぞれの端部が、円周上の溶接で結合される。原子炉の運転中には、円周上の溶接継手は、シュラウドの構造保全性を低下させる可能性がある溶接熱による変質域中に応力腐食割れ(SCC)を受ける可能性がある。特に、横方向の地震/動的荷重が、亀裂が入った溶接個所で相対的な変位を引き起こす可能性があり、これにより多量の炉心の流れ漏洩並びに制御棒の挿入及び安全な閉鎖を妨げることがある炉心の不整合を生じる可能性がある。
【0004】
SCCを受ける可能性がある溶接個所を含むシュラウドは、水面の60フィート下方の離れた閉じ込められた位置に設置されており、燃料交換中の停止の間でのみアクセス可能である。停止中の電力生産の損失にはかなりの費用が掛かるので、どのような修理作業も、特にシュラウド溶接修理作業の必要時間は極力少なくすることが望ましい。
【特許文献1】
米国特許第5402570号 1995年4月公開
【特許文献2】
米国特許第5538381号 1996年7月公開
【特許文献3】
米国特許第5621778号 1997年4月公開
【特許文献4】
米国特許第5675619号 1997年10月公開
【特許文献5】
米国特許第5742653号 1998年4月公開
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
現用の原子炉構成部品に対して据え付け機械加工する必要が全くなく、原子炉圧力容器に迅速に据え付けられる原子炉圧力容器中のシュラウド修理装置。例示的な実施形態において、修理装置は、上部安定装置組立体、下部安定装置組立体、並びに上部及び下部安定装置の間に延びかつそれらに結合されるように構成されたタイロッドを含む。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上部安定装置は、上部安定ブロック及び上部安定ブロックに摺動自在に結合された上部安定ウェッジを含む。上部安定ブロックは、対のシュラウド突耳に結合するように構成される。上部安定装置組立体は、上部安定ウェッジ中のジャックボルト開口を通して延び、かつ上部安定ブロック中のジャックボルト開口と螺合するジャックボルトをさらに含む。上部安定ウェッジは、ジャックボルトの締り具合を維持するためにジャックボルトと係合するように構成されたラチェット固定ばねを含む。上部安定ウェッジは、ウェッジ中のスロットにより形成される一体化された板ばね部分をさらに含み、原子炉圧力容器側壁に係合するように構成される。板ばね部分は、組立中にジャックボルトを締めて運転中に生じる環状空間の幅の変化を吸収するように柔軟性を備える一方様々な原子炉運転状態の場合に半径方向荷重及び摩擦の相互作用荷重も制限する。
【0007】
下部安定装置組立体は、下部安定ブロック及び下部安定ブロックに摺動自在に結合された下部安定ウェッジを含む。下部安定ブロックは、シュラウドに係合するように構成される。下部安定装置組立体は、下部安定ウェッジ中のジャックボルト開口を通して延び、かつ下部安定ブロック中のジャックボルト開口に螺合するジャックボルトもまた含む。その上、下部安定ウェッジは、ジャックボルトの締り具合を維持するためにジャックボルトと係合するように構成されたラチェット固定ばねを含む。水平方向安定化ばねが、原子炉圧力容器側壁に係合するウェッジの表面に装着される。水平方向安定化ばねは、原子炉圧力容器の側壁に係合するように構成される。
【0008】
タイロッドは、各端部にねじが切られる。片方の端部は、底部安定ブロック中のタイロッド開口に螺合する。他方の端部は、上部安定ブロックにより受け入れられタイロッドナットにより固定される。タイロッドナットは、上部安定ブロックに対してタイロッド荷重に反力を及ぼす。1つの実施形態において、タイロッドは、ニッケル−クロム−鉄合金X−750鋼から製造される。タイロッド予荷重は、X−750タイロッド及びステンレス鋼シュラウドの間の膨張差のために運転温度で増大する。X−750タイロッドでは、タイロッドの差熱収縮が、所望の運転予荷重にとって必要とされるよりも増す。これを補償するために、皿ばね座金が、ロッドナット及び上部安定ブロックの間に配置される。ばね座金は、低い機械的設置予荷重、例えば5000ポンドで僅かだけ撓むが、熱的完全予荷重でさらに圧縮して上部安定ブロックに平らに着座する。
【0009】
リミットストッパが、タイロッドの上端の近傍に装着される。リミットストッパは、上部安定ブロックの底部の対をなす穴に適合する2つのシヤピンを含み、運転中にタイロッドを支持するためのピン結合された振動防止結合だけでなく、タイロッドを締めるためのトルク抑止をもたらす。
【0010】
タイロッドの外側表面は、タイロッドの流れが引き起こす振動を制限するためにタイロッド周辺の周りに間隔を置いて配置された複数の長手方向の溝を含む。溝は、渦脱離振動数をタイロッド固有振動数以下に減少させるのでタイロッドの共振励振は起きない。
【0011】
上述のシュラウド修理装置は、現用の原子炉構成部品に対して据え付け機械加工をする必要が全くないので、原子炉圧力容器に迅速かつ容易に取り付けられる。下部安定装置組立体及びタイロッドは、タイロッドを下部安定ブロックにねじ込んで仮組立てされる。この組立体は、環状空間中の所定の位置に下げられ、下部安定装置は突出する炉心プレート支持棚と係合する。下部安定ウェッジは、次いで下部安定ブロック上の定位置に下げられ、ジャックボルトを締め付けることで調節される。ラチェット固定ばねは、ジャックボルトが弛むのを防止する。
【0012】
上部安定装置組立体は、シュラウド及び原子炉圧力容器外壁の間の環状空間区域中の定位置に下げられ、上部安定ブロック中のセンター穴を通してタイロッドと係合する。上部安定ブロック上端の突耳開口が、次いで対のシュラウド突耳に嵌合する。タイロッドナットは、次いで定位置に下げられて、下部安定ブロックをシュラウド炉心プレート支持棚の底部表面に着座させるタイロッドに締結される。ラチェット固定ばねは、タイロッドナットが原子炉の運転中に弛むのを防止する。上部安定ウェッジは、次いで定位置に下げられてジャックボルトを締めることで調節される。ラチェット固定ばねは、原子炉運転中にジャックボルトが弛むのを防止する。一般的に、4つの修理装置が、シュラウドの周りに等間隔に配置されて、原子炉圧力容器中に据え付けられて亀裂が入ったシュラウド溶接個所を修理する。
【0013】
上述のシュラウド修理装置は、据え付けに先立って現用の原子炉構成部品に据え付け機械加工を一切必要としないので、原子炉圧力容器中に迅速かつ容易に据え付けられる。修理装置は、シュラウドに横方向の支持をもたらし、シュラウドに締め付け力を与えてシュラウドの結合の保全性を維持し、円周上のシュラウド溶接個所のいかなる応力腐食割れの影響を克服する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、沸騰水型原子炉圧力容器(RPV)10の部分的に破断された断面図である。RPV10は、概ね円筒形の形状を有し、1端は底部ヘッド12によりまたそのもう1方の端部は着脱自在の上部ヘッド14により閉じられる。側壁16は、底部ヘッド12から上部ヘッド14まで延びる。円筒形の形状をした炉心シュラウド20が、原子炉炉心22を囲繞する。シュラウド20は、1端でシュラウド支持体24により支持され、またもう1方の端部に着脱自在のシュラウドヘッド26を含む。環状空間28が、シュラウド20及び側壁16の間に形成される。ポンプデッキ30は、リング状の形状をしていて、シュラウド支持体24及びRPV側壁16の間に延びる。ポンプデッキ30は、複数の円形開口32を含み、各開口はジェットポンプ組立体34を収納する。ジェットポンプ組立体34は、炉心シュラウド20の周りの円周上に配置される。
【0015】
熱が炉心22の内部に発生し、炉心は、核分裂物質の燃料集合体36を含む。炉心22を通して循環し終わった水が、少なくとも部分的には蒸気に変換される。気水分離器38が、蒸気を水から分離し、その水が再循環される。残留水が、蒸気乾燥機40により蒸気から除去される。蒸気は、容器上部ヘッド14の近傍の蒸気吐出口42を通ってRPV10を出ていく。
【0016】
炉心22で発生する熱量は、例えばハフニウムのような中性子吸収物質の制御棒44を挿入したり引き抜いたりすることで調節される。制御棒44が燃料集合体36中に挿入されるレベルによって、制御棒44はさもないと炉心22に熱を発生させる連鎖反応を促進するのに利用され得るはずの中性子を吸収する。制御棒案内管46が、挿入及び引き抜きの間に制御棒44の垂直方向の動きを維持する。制御棒駆動装置48が、制御棒44の挿入及び引き抜きを実行する。制御棒駆動装置48は、底部ヘッド12を貫通して延びる。
【0017】
燃料集合体36は、炉心22の基部に設置された炉心プレート50により位置合わせされる。上部ガイド52は、燃料集合体36が炉心22に下ろされるときそれらを位置合わせする。炉心プレート50及び上部ガイド52は、炉心シュラウド20により支持される。
【0018】
図2は、本発明の例示的な実施形態に従ってRPV10のシュラウド20に搭載されたシュラウド修理装置60の正面図を示す。図3は、シュラウド修理装置60の側面図を示す。図2及び図3を参照すれば、シュラウド修理装置60は、上部安定装置組立体62、下部安定装置組立体64並びに上部及び下部安定装置組立体62及び64の間に延びるタイロッド66を含む。
【0019】
シュラウド修理装置60は、シュラウド20に装着されて、シュラウド20及び燃料集合体36の全てのセグメントを確実に位置決めする。1つの例示的な実施形態において、4つのシュラウド修理装置60が、シュラウド20に装着されて、シュラウド20の周りの円周方向に配置される。別の実施形態において、4より多いかまたは4より少ない数のシュラウド修理装置が用いられて、シュラウド20を修理したりシュラウド溶接個所の応力腐食割れに関連する問題を克服したりすることが可能である。
【0020】
シュラウド20は、シュラウドヘッドフランジ68、上部シュラウドセクション70、上部ガイド支持体72、中間シュラウドセクション74,76及び78、炉心プレート支持体80並びに下部シュラウドセクション82を含む。円周上の溶接部84,86,88,90,92,94及び96は、シュラウド要素を一体に結合する。円周上の溶接部98は、下部シュラウドセクションをシュラウド支持体24に装着する。溶接部84,86,88,90,92,94,96及び98は、時にはそれぞれ溶接部H1,H2,H3,H4,H5,H6,H6A,H6B,及びH7と呼ばれることもある。
【0021】
原子炉炉心22に最も近いシュラウド溶接部、例えば溶接部86,88,90,92及び94は、応力腐食割れを受ける可能性がより大きいということが一般的に認められている。シュラウド修理装置60は、溶接部86,88,90,92及び/または94中の欠陥により損なわれたシュラウド20の全てのセグメントを確実に位置決めするのに有効である。
【0022】
また図4、図5、及び図6を参照すれば、上部安定装置組立体62は、上部安定ブロック100及び上部安定ブロック100に摺動自在に結合された上部安定ウェッジ102を含む。上部安定ブロック100は、シュラウドヘッドフランジ68の周りの円周上に設置されたシュラウド突耳104に結合するように構成される。具体的に言えば、上部安定ブロック100は、第1部分106及び第1部分106の第1側面110から延びる第2部分108を含む。上部安定ブロック第1部分106の第2側面112は、シュラウド20に係合するように構成される。具体的に言えば、第2側面112は、シュラウドヘッドフランジ68、上部シュラウドセクション70及び上部ガイド支持体72に係合するように構成される。上部安定装置第2部分108は、ウェッジ102に係合するように構成される。具体的に言えば、第2部分はテーパーが付けられ、ウェッジ係合表面114を備える。
【0023】
上部安定装置第1部分106は、1対のシュラウド突耳104を受け入れる寸法に作られたスロットの付いた開口116を含む。さらに、スロットの付いた開口116は、次いで現用のシュラウドTボルト117の取り付けに適応し、そのボルトを用いてシュラウドヘッド26をシュラウド20に固定する。また第1部分106は、第1端120からスロットの付いた開口116まで延びる穴118を含む。穴118は、タイロッド66を受け入れる寸法に作られる。
【0024】
上部安定ウェッジ102は、テーパー付き第1側面122及び対向する第2側面124を含む。第1側面122は、上部安定ブロック第2部分108のウェッジ係合表面114を受け入れる寸法に作られた溝126を含む。溝126は、ウェッジ102の第1端128から少なくとも部分的にウェッジ102の第2端130に向かって延びる。
【0025】
上部安定装置組立体62は、上部安定ウェッジ102中のジャックボルト開口134を通して延び、かつ上部安定ブロック第2部分108中のジャックボルト開口136に螺合するジャックボルト132をさらに含む。上部安定ウェッジジャックボルト開口134は、ウェッジ102の第2端130から溝126中に延びる。上部安定ウェッジ102は、またジャックボルト132の締り具合を維持するためにジャックボルト132と係合するように構成されたラチェット固定ばね138を含む。溝126は、上部安定ウェッジ102の整合を維持し、ジャックボルト132によりウェッジ102の垂直位置調整を可能にする。ウェッジのテーパー付き側面122に沿った調整を利用して、ウェッジ102を上部安定ブロック100及び圧力容器側壁16の間に指定されたような締り嵌めで取り付ける一方、環状空間28の幅のいかなる変化にも適応する。
【0026】
上部安定ウェッジ102は、ウェッジ102中のスロット142により形成される一体化された板ばね部分140をさらに含む。板ばね部分140は、原子炉圧力容器10の側壁16に係合するように構成される。板ばね部分140は、組立ての際にジャックボルト132を締めて環状空間28の幅の運転中の変化を吸収するように柔軟性を与える一方、様々な原子炉運転状況に対して半径方向荷重及び摩擦相互作用荷重を制限する。
【0027】
図7、図8、及び図9を参照すれば、下部安定装置組立体64は、下部安定ブロック144及び下部安定ブロック144に摺動自在に結合される下部安定ウェッジ146を含む。下部安定ブロック144は、シュラウド20に係合するように構成される。具体的に言えば、下部安定ブロック144は、シュラウド20に係合するよう構成された第1側面148及び下部安定ウェッジ146に係合するように構成されたテーパー付きの第2側面150を含む。唇状部分152は、下部安定ブロック144の第1側面148から延びる。唇状部分152は、炉心プレート支持体80により形成される棚154に係合するように構成される。第1側面148は、中間シュラウドセクション76及び78に係合するように構成される。下部安定ブロック144は、またタイロッド66を受け入れる寸法に作られたねじが切られた開口156を含む。
【0028】
下部安定ウェッジ146は、テーパー付き第1側面158及び第2側面160を含む。第1側面158は、下部安定ブロック144を受け入れる寸法に作られた溝162を含む。溝162は、ウェッジ146の第1端164から少なくとも部分的にウェッジ146の第2端166に向かって延びる。
【0029】
下部安定装置組立体64は、下部安定ウェッジ146中のジャックボルト開口170を通して延び、かつ下部安定ブロック144中のジャックボルト開口172に螺合するジャックボルト168をさらに含む。下部安定ウェッジジャックボルト開口170は、ウェッジ146の第2端166から溝162中に延びる。下部安定ウェッジ146は、またジャックボルト168の締り具合を維持するためにジャックボルト168に係合するように構成されたラチェット固定ばね176を含む。
【0030】
水平方向安定化ばね178は、ウェッジ146の第2側面160に装着される。水平方向安定化ばね178及びウェッジ146の第2側面160は、原子炉圧力容器10の側壁16に係合するように構成される。水平方向安定化ばね178は、RPV側壁16に対して直角な下部安定装置組立体64の方向を維持する。安定化ばね178は、上述の上部安定ウェッジ102で一体化された板ばね140がもたらすのと同じ柔軟性、予荷重及び隙間をもたらす寸法に作られる。
【0031】
再び図2及び図3を参照すれば、タイロッド66は、各端部でねじが切られている。第1端180は、下部安定ブロック144中のねじが切られたタイロッド開口156と螺合する。第2端182は、上部安定ブロック穴118により受け入れられ、タイロッドナット184により固定される。タイロッドナット184は、上部安定ブロック100に対してタイロッド荷重に反力を及ぼす。1つの実施形態において、タイロッド66は、ニッケル−クロム−鉄合金X−750鋼から製造される。タイロッド66予荷重は、X−750鋼タイロッド66及びステンレス鋼シュラウド20の間の膨張差により運転温度で増大する。X−750タイロッド66を用いると、所望の運転予荷重に必要とされるものよりタイロッド66が生じる差熱収縮が多い。これを補償するために、皿ばね座金186が、ロッドナット184及び上部安定ブロック100の間に配置される。ばね座金186は、低い機械的設置予荷重、例えば5000ポンド(2268kg)で僅かだけ撓むが、熱的完全予荷重、例えば40,000ポンド(18,144kg)でさらに圧縮して上部安定ブロック100に平らに着座する。
【0032】
リミットストッパ188が、タイロッド66の第2端182の近傍に装着される。リミットストッパ188は、上部安定ブロック第1部分106中の対をなす穴194及び196に適合するシヤピン190及び192を含む。シヤピン190及び192は、運転中にタイロッド66を支持するためのピン結合された振動防止結合だけでなくタイロッドナット184を締める際に、タイロッド66に対してトルク抑止をもたらす。リミットストッパ188は、溶接部88及び90に欠陥が生じた場合、起こり得るシュラウドセクション74の水平方向の変位を制限する。
【0033】
タイロッドを用いる既知のシュラウド修理装置では、タイロッドの流れにより引き起こされる振動(FIV)を避けるために、環状空間の交差流による渦脱離振動数より充分に高くするようにタイロッド固有振動数を増大させるための中間支持体を設けることが通常必要である。タイロッド66は、交互に変化する流れ力の大きさと振動数を減少させるためにタイロッド66の周囲の周りに間隔を置いて配置された複数の長手方向の溝198を含み、従って中間支持体の必要性を無くす。溝198は、円筒形のタイロッド66を、渦脱離振動数をタイロッド66の固有振動数より低い安全マージンである値まで減少させるいくつかの小さな部分に分割するよう冷却水交差流流れに影響を与える。結果として、タイロッド66の共振励振は、起こらない。溝198は、規則的にまたは不規則に間隔を置いて配置することが可能である。図10は、流れ渦動の累積共振相互作用に干渉する不規則に間隔を置いて配置された溝198を示す。溝198は、タイロッド66の中央部分200に沿って長手方向に延びる。溝198の方向は、タイロッド66の軸方向の荷重に平行であるので、溝198は、タイロッド66には構造上応力集中を全く生じない。
【0034】
別の実施形態において、図11及び図12に示されるように、溝198は、タイロッド66に装着されたスリーブ202に置きかえられる。長手方向のフィン204は、スリーブ202から半径方向に突出する。スリーブ202は、ジェットポンプ組立体34の吸い込口206に隣接するタイロッド66上に配置され、そこでは交差流速度が、タイロッド66のFIVについて懸念を抱かせるほど高くなる。スリーブ202の長さが、タイロッド66より小さいのはなぜかというと、スリーブ202がタイロッド66に与える耐FIV特性が、ジェットポンプ吸い込口206の近傍の環状空間28流れ領域中にあるタイロッド66の比較的に短い長さにわたってのみ必要とされるからである。スリーブ202は、2つの手段によりFIVを抑制する。第1に、スリーブ202のフィン形状に対するストローハル数は、円筒体に対するより低いということである。第2に、突出するフィン204は、タイロッド66の残りの長さにわたって著しく質量を追加することも機械加工することもなく、タイロッド66の特徴的直径を増大させることである。これらの影響の両方ともが、タイロッド66のより高い固有振動数から励振振動数を分離するマージンを与える渦脱離振動数を直接的に減少させる。
【0035】
上述のシュラウド修理装置60は、現用の原子炉構成部品に対して据え付け機械加工を全く必要としないので、原子炉圧力容器10に迅速かつ容易に据え付けられる。下部安定装置組立体64及びタイロッド66は、タイロッド66が下部安定ブロック144にねじ込まれて、仮組立てされる。タイロッド66及び下部安定ブロック144は、次いで環状空間28中の所定の位置に下げられ、下部安定ブロック144は突出する炉心プレート支持棚154と係合する。下部安定ウェッジ146は、次いで下部安定ブロック144上の所定の位置に下げられ、ジャックボルト168を締めることで調節される。ラチェット固定ばね176は、ジャックボルト168が弛むのを防止する。
【0036】
上部安定装置組立体62は、シュラウド20及び原子炉圧力容器外側壁16の間の環状空間28中の所定の位置に下げられ、上部安定ブロック100中の穴118を通してタイロッド66に係合する。上部安定ブロック100の上端のスロット付き突耳開口116は、次いで対のシュラウド突耳104に嵌合する。皿ばね座金186及びタイロッドナット184は、次いで所定の位置に下げられてタイロッド66に締結され、下部安定ブロック144をシュラウド炉心プレート支持棚154の底部表面に着座させる。ラチェット固定ばね(図示せず)は、タイロッドナット184が原子炉運転中に弛むのを防止する。上部安定ウェッジ102は、次いで所定の位置に下げられてジャックボルト132を締めることで調節される。ラチェット固定ばね138は、ジャックボルト132が原子炉運転中に弛むのを防止する。一般的に、4つの修理装置60が、シュラウド20の周りに等間隔に配置されて、原子炉圧力容器10中に据え付けられ亀裂が入ったシュラウド溶接部86,88,90,92及び94を修理する。
【0037】
上述のシュラウド修理装置60は、据え付けに先立ち現用の原子炉構成部品を据え付け機械加工をする必要が全くないので、原子炉圧力容器10に迅速かつ容易に据え付けられる。修理装置は、シュラウド20に横方向の支持を施し、またシュラウド20に締め付け力を与え、シュラウド結合の保全性を維持し円周上のシュラウド溶接部86,88,90,92及び94中のいかなる応力腐食割れの影響をも克服する。
【0038】
その上に、スロット付き突耳開口116は、著しい追加の荷重なしで現用のシュラウド突耳Tボルト117付属装置の使用を可能にする。現用のシュラウドTボルト117により突耳104に掛けられる通常の上向きの荷重は、新規の下向きのタイロッド66予荷重のおよそ半分であり、従って突耳104に対する正味の操作荷重は増加しない。さらに、シュラウドTボルト117は、タイロッド66に接続する荷重経路中の全体の有効耐力をもたらし、従ってより高いLOCA事故状態の圧力上昇荷重に対する追加のマージンを生じる。
【0039】
本発明は、様々な特定の実施形態の見地から今まで述べてきたが、熟練当業者には、本発明が、特許請求の範囲の技術思想及び技術的範囲内に含まれる変更形態で実施され得るということが解かるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 沸騰水型原子炉圧力容器の部分破断断面図。
【図2】 本発明の実施形態に従ったシュラウド修理装置の正面図。
【図3】 図2中に示されるシュラウド修理装置の側面図。
【図4】 図2中に示されるシュラウド修理装置の上部の拡大側面図。
【図5】 図2中に示されるシュラウド修理装置の上部安定ウェッジ組立体の上面図。
【図6】 図2中に示されるシュラウド修理装置の上部安定ウェッジ組立体の斜視図。
【図7】 図2中に示されるシュラウド修理装置の下部の拡大側面図。
【図8】 図2中に示されるシュラウド修理装置の下部安定装置組立体の上面図。
【図9】 図2中に示されるシュラウド修理装置の下部安定装置組立体の正面図。
【図10】 図2中に示されるシュラウド修理装置のタイロッドの線A−Aによる横断面図。
【図11】 本発明の別の実施形態に従ったシュラウド修理装置のタイロッドの側面図。
【図12】 図11に示されるタイロッドの線B−Bによる横断面図。
【符号の説明】
10 原子炉圧力容器(RPV)
12 底部ヘッド
14 上部ヘッド
16 RPV側壁
20 炉心シュラウド
22 原子炉炉心
24 シュラウド支持体
26 シュラウドヘッド
28 環状空間
30 ポンプデッキ
32 円形開口
34 ジェットポンプ組立体
36 燃料集合体
38 気水分離器
40 蒸気乾燥機
42 蒸気吐出口
44 制御棒
46 制御棒案内管
48 制御棒駆動装置
50 炉心プレート
52 上部ガイド
60 シュラウド修理装置
62 上部安定装置組立体
64 下部安定装置組立体
66 タイロッド
68 シュラウドヘッドフランジ
70 上部シュラウドセクション
72 上部ガイド支持体
74,76,78 中間シュラウドセクション
80 炉心プレート支持体
84,86,88,90,92,94,96,98 円周上の溶接部
100 上部安定ブロック
102 上部安定ウェッジ
104 シュラウド突耳
106 上部安定ブロック第1部分
108 上部安定ブロック第2部分
110 第1部分第1側面
112 第1部分第2側面
114 ウェッジ係合表面
116 スロット付き開口
117 シュラウドTボルト
118 穴
120 上部安定ブロック第1部分第1端
122 ウェッジテーパー付き第1側面
124 ウェッジ第2側面
126 ウェッジ溝
128 ウェッジ第1端
130 ウェッジ第2端
132 ジャックボルト
134 ウェッジジャックボルト開口
136 上部安定ブロックジャックボルト開口
138 ラチェット固定ばね
140 一体化された板ばね部分
142 スロット
144 下部安定ブロック
146 下部安定ウェッジ
148 下部安定ブロック第1側面
150 下部安定ブロック第2側面
152 唇状部分
154 棚
156 ねじが切られた開口
158 ウェッジテーパー付き第1側面
160 ウェッジ第2側面
162 溝
164 ウェッジ第1端
166 ウェッジ第2端
168 ジャックボルト
170 ウェッジジャックボルト開口
172 下部安定ブロックジャックボルト開口
176 ラチェット固定ばね
178 水平方向安定化ばね
180 タイロッド第1端
182 タイロッド第2端
184 タイロッドナット
186 皿ばね座金
188 リミットストッパ
190,192 シヤピン
194,196 対をなす穴
198 溝
200 タイロッド中央部分
202 スリーブ
204 長手方向のフィン
206 ジェットポンプ吸込口

Claims (20)

  1. その第1端の円周の周りに複数のシュラウド突耳(104)を有する炉心シュラウド(20)と、前記炉心シュラウド(20)及び原子炉圧力容器(10)の側壁(16)がその間に環状空間(28)を画定するように、前記原子炉圧力容器(10)の内部に前記炉心シュラウド(20)を支持するために配置され、前記シュラウドの第2端が結合されたシュラウド支持構造体(24)とを含む、前記原子炉圧力容器(10)中の前記シュラウド(20)を修理するための修理装置(60)であって、
    上部安定ブロック(100)及び前記上部安定ブロック(100)に摺動自在に結合された上部安定ウェッジ(102)を含み、シュラウド突耳(104)と結合するように構成された上部安定装置組立体(62)と、
    前記シュラウド(20)に係合するように構成された下部安定ブロック(144)及び前記下部安定ブロック(144)と摺動自在に結合された下部安定ウェッジ(146)を含む下部安定装置組立体(64)と、
    第1端(180)で前記上部安定装置組立体(62)にまた第2端(182)で前記下部安定装置組立体(64)に結合されそれらの間に延びた、外側表面を有するタイロッド(66)と、
    を含むことを特徴とする修理装置(60)。
  2. 前記上部安定装置組立体(62)は、ジャックボルト(132)をさらに含み、前記ジャックボルト(132)は、前記上部安定ウェッジ(102)中のジャックボルト開口(134)を通して延び、かつ前記上部安定ブロック(100)中のジャックボルト開口(136)と螺合することを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  3. 前記下部安定装置組立体(64)は、ジャックボルト(168)をさらに含み、前記ジャックボルト(168)は前記下部安定ウェッジ(146)中のジャックボルト開口(170)を通して延び、かつ前記下部安定ブロック(144)中のジャックボルト開口(172)と螺合することを特徴とする請求項2に記載の修理装置(60)。
  4. 前記上部安定ウェッジ(102)及び前記下部安定ウェッジ(146)それぞれは、前記対応するジャックボルト(132、168)と係合するように構成されたラチェット固定ばね(138,176)をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の修理装置(60)。
  5. 前記下部安定ウェッジ(146)は、前記原子炉圧力容器(10)の側壁(16)と係合するように構成された水平方向の安定化ばね(178)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  6. 前記上部安定ウェッジ(102)は、前記原子炉圧力容器(10)の側壁(16)と係合するように構成された一体化された板ばね部分(140)をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  7. 前記タイロッド(66)は、タイロッドナット(184)及びばね座金(186)で前記上部安定ブロック(100)に取り付けられ、前記ばね座金(186)は前記タイロッドナット(184)及び前記上部安定ブロック(100)の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  8. 前記タイロッド(66)は、前記外側表面に複数の長手方向の溝(198)を含むことを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  9. 前記タイロッド(66)は、前記タイロッド(66)外側表面に装着されたスリーブ(202)を含み、前記スリーブ(202)は長手方向のフィン(204)を有する外側表面を含み、前記スリーブ(202)は、前記タイロッド(66)の前記外側表面の少なくとも1部分を覆うことを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  10. 前記タイロッド(66)は、前記第1端(180)にリミットストッパ(188)をさらに含み、前記リミットストッパ(188)は、前記シュラウド(20)に係合するように構成され、前記リミットストッパ(188)は、前記上部安定ブロック(100)の底部表面の対をなす穴(194,196)に係合するように構成された少なくとも1つのシヤピン(190,192)を含むことを特徴とする請求項1に記載の修理装置(60)。
  11. その第1端の円周の周りに複数のシュラウド突耳(104)を含む炉心シュラウド(20)と、
    前記シュラウド(20)及び原子炉圧力容器(10)の側壁(16)がその間に環状空間(28)を画定するように、前記原子炉圧力容器(10)の内部に前記炉心シュラウド(20)を支持するために配置され、前記シュラウド(20)の第2端が結合されたシュラウド支持構造体(24)と、
    前記環状空間(28)内に位置づけられた少なくとも1つのシュラウド修理装置(60)を含み、
    前記シュラウド修理装置(60)が、
    上部安定ブロック(100)及び前記上部安定ブロック(100)に摺動自在に結合された上部安定ウェッジ(102)を含み、シュラウド突耳(104)と結合した上部安定装置組立体(62)と、
    前記シュラウド(20)に係合した下部安定ブロック(144)及び前記下部安定ブロック(144)と摺動自在に結合された下部安定ウェッジ(146)を含む下部安定装置組立体(64)と、
    第1端(180)で前記上部安定装置組立体(62)にまた第2端(182)で前記下部安定装置組立体(64)に結合されそれらの間に延びた、外側表面を有するタイロッド(66)と、
    を含むことを特徴とする原子炉圧力容器(100)。
  12. 前記上部安定装置組立体(62)は、ジャックボルト(132)をさらに含み、前記ジャックボルト(132)は、前記上部安定ウェッジ(102)中のジャックボルト開口(134)を通して延び、かつ前記上部安定ブロック(100)中のジャックボルト開口(136)と螺合することを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
  13. 前記下部安定装置組立体(64)は、ジャックボルト(168)をさらに含み、前記ジャックボルト(168)は前記下部安定ウェッジ(146)中のジャックボルト開口(170)を通して延び、かつ前記下部安定ブロック(144)中のジャックボルト開口(172)と螺合することを特徴とする請求項12に記載の原子炉圧力容器(100)。
  14. 前記上部安定ウェッジ(102)及び前記下部安定ウェッジ(146)それぞれは、前記対応するジャックボルト(132、168)と係合するように構成されたラチェット固定ばね(138,176)をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の原子炉圧力容器(100)。
  15. 前記下部安定ウェッジ(146)は、前記原子炉圧力容器(10)の側壁(16)と係合するように構成された水平方向の安定化ばね(178)をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
  16. 前記上部安定ウェッジ(102)は、前記原子炉圧力容器(12)の側壁(16)と係合するように構成された一体化された板ばね部分(140)をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
  17. 前記タイロッド(66)は、タイロッドナット(184)及びばね座金(186)で前記上部安定ブロック(100)に取り付けられ、前記ばね座金(186)は前記タイロッドナット(184)及び前記上部安定ブロック(100)の間に配置されることを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
  18. 前記タイロッド(66)は、前記外側表面に複数の長手方向の溝(198)を含むことを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
  19. 前記タイロッド(66)は、前記タイロッド(66)の外側表面に装着されたスリーブ(202)を含み、前記スリーブ(202)は長手方向のフィン(204)を有する外側表面を含み、前記スリーブ(202)は、前記タイロッド(66)の前記外側表面の少なくとも1部分を覆うことを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
  20. 前記タイロッド(66)は、前記第1端(180)にリミットストッパ(188)をさらに含み、前記リミットストッパ(188)は、前記シュラウド(20)に係合するように構成され、前記リミットストッパ(188)は、前記上部安定ブロック(100)の底部表面の対をなす穴(194,196)に係合するように構成された少なくとも1つのシヤピン(190,192)を含むことを特徴とする請求項11に記載の原子炉圧力容器(100)。
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