JP4698688B2 - 送受信方法、送受信装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、外部から送信された音声音響信号を送受信装置にて受信し、受信した音声音響信号を前記送受信装置から外部へ送信する送受信方法、送受信装置及び該送受信装置を機能させるためのプログラムに関する。
デジタル放送においては変調された情報がキー局から、複数の中継局を経てユーザのチューナに伝送される。情報伝送の際、通信路にて各種ノイズが混入する場合があることから、この影響を低減するために誤り訂正技術等が採用されている(例えば、特許文献1参照)。また、MP3(MPeg-1 audio layer 3)またはAAC(Advanced Audio Codec)の高能率符号化方法として、チャンネル間の相関を利用したM/Sstereo技術等が採用されている。(例えば、非特許文献1、2参照)
特開2002−351500号公報 ISO/IEC 11172−3 ISO/IEC 13818−7
しかしながら、情報伝送の際にはランダムノイズまたはバーストノイズ等の各種ノイズの影響を受ける可能性がある。映像データのみならず音声データについてもノイズ等の影響を伝送路中で受けることがあり、これを簡易な処理でかつ効果的に検知する必要があった。なお、特許文献1並びに非特許文献1及び2には当該問題を解決するための手段が記載されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、音声音響信号中の第1音声音響信号及び第2音声音響信号に基づき算出される加算データ及び減算データを音声音響信号に付加することにより、伝送路にて受けた影響を送受信装置にて容易に検知することが可能な送受信方法、送受信装置及び送受信装置として機能させるためのプログラムを提供することにある。
本発明に係る送受信方法は、外部から送信された音声音響信号を送受信装置にて受信し、受信した音声音響信号を前記送受信装置から外部へ送信する送受信方法において、受信した音声音響信号に係る第1音声音響信号及び第2音声音響信号を取得する取得ステップと、該取得ステップにより取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する加算ステップと、前記取得ステップにより取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する減算ステップと、前記加算ステップ及び減算ステップにより算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加する付加ステップと、該付加ステップによりメタデータが付加された音声音響信号を外部へ送信する送信ステップとを備え、前記和信号に関する値は第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和、または、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の平均値であり、前記差信号に関する値は第1音声音響信号と第2音声音響信号との差、または、前記差を2で除した値であることを特徴とする。
本発明に係る送受信装置は、外部から送信された音声音響信号を受信し、受信した音声音響信号を外部へ送信する送受信装置において、受信した音声音響信号に係る第1音声音響信号及び第2音声音響信号を取得する取得部と、該取得部により取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する加算部と、前記取得部により取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する減算部と、前記加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加する付加部と、該付加部によりメタデータが付加された音声音響信号を外部へ送信する送信部とを備え、前記和信号に関する値は第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和、または、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の平均値であり、前記差信号に関する値は第1音声音響信号と第2音声音響信号との差、または、前記差を2で除した値であることを特徴とする。
本発明に係る送受信装置は、前記取得部は、受信した音声音響信号が第1音声音響信号及び第2音声音響信号を超える複数種類の音声音響信号を有する場合、該複数種類の音声音響信号を第1音声音響信号及び第2音声音響信号へ変換するよう構成してあることを特徴とする。
本発明に係る送受信装置は、前記加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データに、予め割り当てられた識別情報を付加する識別情報付加部を備えることを特徴とする。
本発明に係る送受信装置は、受信した音声音響信号に予め付加された加算データ及び減算データを抽出する抽出部と、該抽出部により抽出した加算データまたは減算データと前記加算部または減算部により算出した加算データまたは減算データとに基づき、受信した音声音響信号の異常を検出する検出部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る送受信装置は、前記減算データに割り当てられる情報量は前記加算データに割り当てられる情報量以下であることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、外部から送信された音声音響信号を受信して外部へ該音声音響信号を送信する送受信装置に用いられるプログラムにおいて、送受信装置に、受信した音声音響信号から取得された第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する加算ステップと、受信した音声音響信号から取得された第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する減算ステップと、前記加算ステップ及び減算ステップにより算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加する付加ステップとを実行させ、前記和信号に関する値は第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和、または、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の平均値であり、前記差信号に関する値は第1音声音響信号と第2音声音響信号との差、または、前記差を2で除した値である。
本発明にあっては、取得部は、送受信装置にて受信した音声音響信号に係る第1音声音響信号及び第2音声音響信号を取得する。そして加算部は、取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する。同様に、減算部は取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する。付加部はこれら加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加し、送信部によりメタデータが付加された音声音響信号を外部へ送信する。
本発明にあっては、受信した音声音響信号が第1音声音響信号及び第2音声音響信号を超える複数種類の音声音響信号を有する場合、当該複数種類の音声音響信号を第1音声音響信号及び第2音声音響信号へ変換する。
本発明にあっては、識別情報付加部は、加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データに、予め割り当てられた識別情報を付加する。
本発明にあっては、異常出力部は、加算部により算出された加算データまたは減算部により算出された減算データが記憶部に記憶した閾値を超える場合に異常を示す信号を出力する。
本発明にあっては、抽出部は、受信した音声音響信号に予め付加された加算データ及び減算データを抽出する。そして検出部は、抽出部により抽出した加算データまたは減算データと、加算部または減算部により算出した加算データまたは減算データとに基づき、受信した音声音響信号の異常を検出する。
本発明にあっては、加算部は、取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出し、減算部は取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の加算値に基づく減算データを算出する。付加部はこれら算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加して送信する。これにより、伝送路中の送受信装置において音声音響信号の特徴を示すデータが付加され、これに基づきノイズ等の分析が可能となる。特に、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和に基づく加算データにより、同相のノイズを効果的に検出できる。また第1音声音響信号及び第2音声音響信号の差に基づく減算データにより、逆相のノイズも効果的に検出できる。
本発明にあっては、2チャンネルを超える音声音響信号が存在する場合、2チャンネルの音声音響信号へ変換される。これにより、音声音響信号が例えば5.1chオーディオの場合でも、情報量を低減しつつ効果的に音声音響信号の異常に基づくデータを検出することが可能となる。
本発明にあっては、識別情報付加部は、加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データに、予め割り当てられた識別情報を付加する。これにより、各送受信装置間における加算データ及び減算データの変化を把握することが可能となる。
本発明にあっては、異常出力部は、加算部により算出された加算データまたは減算部により算出された減算データが記憶部に記憶した閾値を超える場合に異常を示す信号を出力する。これにより、早期に伝送路における異常を発見することが可能となる。また送受信装置が異常を出力することにより、当該送受信装置を経る伝送路以外の送受信装置を活用することで、高品質の音声音響信号を伝送することが可能となる。
本発明にあっては、検出部は、抽出部により抽出した加算データまたは減算データと、加算部または減算部により算出した加算データまたは減算データとに基づき、受信した音声音響信号の異常を検出する。これにより、前段の送受信装置において付加された加算データ及び減算データとの対比において簡易に異常を検出することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は伝送システムの概要を示す模式図である。伝送システムはキー局に設けられる送受信装置1、中継局に設けられる送受信装置1、1、・・・により構成される。制作された映像データ及び音声音響信号からなる番組素材(以下、音声データという)は、複数の中継局を経てキー局に伝送される。その後、放送局で映像データ及び音声データが加工され、キー局から複数の中継局を経て図示しないユーザのチューナに伝送される。キー局及び中継局に設けられる送受信装置1は放送データ中の音声データを分析し、音声データの特徴量である加算データ及び減算データ(以下、場合によりまとめてメタデータという)を算出する。送受信装置1(以下、メタデータ算出器1)は受信した音声データからメタデータを算出する。メタデータ算出器1は算出したメタデータを音声データに付加し、後段の中継局のメタデータ算出器1へ送信する。以下では、音声データを送信するメタデータ算出器1を前段とし、当該メタデータ算出器1から音声データを受信するメタデータ算出器1を後段とする。
図2はメタデータ算出器1のハードウェア構成を示すブロック図である。メタデータ算出器1は、デマルチプレクサ11、取得部12、メタデータ保持部13、メタデータ算出部14、メタデータ付加部15、付加部17及び送信部18等を含んで構成される。メタデータ算出器1にはMPEG(Moving Pictures Experts Group)規格により圧縮されたAVストリームが入力される。なお、AVストリームには映像データ及び音声データの双方が含まれるが、本実施の形態においては映像データの記載を省略する。音声データはAACまたはAC3(Audio Code number 3)形式等によりエンコードされており、図示しないデコーダによりデコードされた音声データ及び後述する特定データ(識別情報)がメタデータ算出器1へ入力される。また、制作した映像データ及び音声データをキー局(放送局)へ伝送する際には、非圧縮のまま音声データを伝送することもある。
メタデータ算出器1へ入力された音声データ及び特定データは抽出部であるデマルチプレクサ11へ入力される。デマルチプレクサ11は音声データに付加されたメタデータ及び特定データを抽出し、抽出したメタデータ及び特定データ、並びに、メタデータ及び特定データが取り除かれた音声データを分離して出力する。なお、この付加されたメタデータは前段のキー局または中継局のメタデータ算出器1にて算出されたメタデータである。このメタデータの算出処理及び特定データの内容については後述する。デマルチプレクサ11にて分離された音声データは付加部17及び取得部12にそれぞれ出力される。デマルチプレクサ11にて分離されたメタデータ及び特定データはメタデータ保持部13へ出力される。
取得部12は入力された音声データに係る第1音声データ(以下、左音声データ)及び第2音声データ(以下、右音声データ)を取得し、左音声データ及び右音声データをメタデータ算出部14へ出力する。すなわち取得部12は、音声データが左及び右の2chから構成される場合は左音声データ及び右音声データをそれぞれ取得し、取得した左音声データ及び右音声データをメタデータ算出部14へ出力する。
取得部12は音声データが2chの場合、上述した処理を行うが、音声データが2chを超える3ch以上の場合は、この3以上の複数チャンネルからなる音声データを、変換部121により左音声データ及び右音声データにより構成される2chの音声データへ変換(ダウンミックス)する。出力部122は変換後の2chに係る左音声データ及び右音声データをメタデータ算出部14へ出力する。変換部121には3ch以上の音声データを2chの音声データへ変換するための数式が記憶されており、当該数式に従い変換を行う。本実施の形態においては音声データが例えば5.1chである例を説明する。
入力される音声データが、左音声データL、右音声データR、センター音声データC、左サラウンドデータLs、及び、右サラウンドデータRsとした場合、変換後の左音声データL’、変換後の右音声データR’は、ISO/IEC 13818−7に従い、下記式(1)で表すことができる。
Figure 0004698688
図3は係数Aの値を示すテーブルである。この値はISO/IEC 13818−7の8.3.7.5の記載に基づくものであり、matrix_mixdown_idxの値によりAの値が決定される。なお図3に示すテーブルも変換部121に記憶されている。以上の如く、変換部121により左音声データ及び右音声データに変換された音声データは出力部122を介してメタデータ算出部14へ出力される。なお、本実施の形態においては5.1chの例を説明したが7.1ch等の音声データを変換する形態であっても良い。
メタデータ算出部14は加算部141及び減算部142を含んで構成される。加算部141は左音声データ及び右音声データの時系列の和信号に関する値を算出し、算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する。また減算部142は左音声データ及び右音声データの時系列の差信号に関する値を算出し、算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する。算出された加算データ及び減算データはメタデータとしてメタデータ付加部15へ出力される。以下に詳細を説明する。
図4は左音声データ及び右音声データの時間的変化を模式的に示すグラフである。図4(a)は左音声データの振幅の時間的変化を模式的に示すグラフであり、図4(b)は右音声データの振幅の時間的変化を模式的に示すグラフである。何れも横軸は時間、縦軸は振幅である。入力される音声データは所定時間毎(例えば、NTSC(National Television Standards Committee)映像の1フレームの時間である33.3msの整数倍、または、AACの1フレームの符号化時間である42.6msの整数倍)に分割される。以下ではこの所定時間の一単位をフレームという。図4の例では音声データがフレーム1、フレーム2、・・・フレームjの如く分割され、フレーム毎に加算データ及び減算データが算出される。
フレーム1において左音声データはサンプリング周波数に応じて時系列順にLi、Li+1、・・・Lnと表すことができる。同様にフレーム1における右音声データは、時系列順にRi、Ri+1、・・・Rnと表すことができる。加算部141は左音声データの特定の時間におけるデータと、右音声データの特定の時間におけるデータとを加算し、和信号を算出する。例えばRiとLiとの和信号を算出する。次に、加算部141は加算値を2で除すことにより和信号に関する値を算出する。つまり当該特定時間における左音声データ及び右音声データの平均値を算出する。加算部141は、当該処理を1フレーム内に存在する全ての時間のデータに対して行う。つまり、iからnまですべての時系列の組み合わせに対して演算処理を行う。そして加算部141は、フレーム内に存在する左音声データ及び右音声データ全ての組み合わせにおける平均値の総和を算出する。加算部141はその総和をフレーム内の左音声データ及び右音声データの組み合わせ数で除すことにより、総和の平均値を算出する。具体的には、フレーム1における加算データSM(1)は式(2)により表すことができる。
Figure 0004698688
このように、特定時間における平均値、及び、フレーム内の総和の平均値を用いることにより加算データは音声データの最大振幅以下の値となることからデータ量の低減をも図ることが可能となる。なお、本実施の形態においては、加算データに関し右音声データと左音声データとの和の平均値を算出することとしたが、平均値を算出することなく加算値を利用しても良い。つまり式(2)の1/2を1に代えて演算し和信号に関する値としても良い。この場合、加算値の算出が、1フレーム内に存在する左音声データ及び右音声データ全ての組み合わせに対して行われる。この加算値の総和を算出し、さらにその総和の平均値を算出するようにしても良い。さらには、加算データに関し最後に総和の平均値を算出する例につき説明するが、平均値を算出することなく総和を加算データとして算出するようにしても良い。つまり式(2)の1/nを1とする演算を行う。加算部141は全てのフレーム1〜jについて同様の処理を行い加算データSM(1)〜加算データSM(j)を算出する。
次いで減算部142について説明する。減算部142は左音声データの特定の時間におけるデータから、右音声データの特定の時間におけるデータを減算し、差信号を算出する。なお、減算部142は右音声データの特定の時間におけるデータから、左音声データの特定の時間におけるデータを減算しても良い。次に、減算部142は減算値を2で除すことにより差信号に関する値を算出する。つまり減算部142は当該特定時間における減算値の平均値を算出する。減算部142は、当該処理を1フレーム内に存在する左音声データ及び右音声データ全ての組み合わせに対して行う。そして減算部142はこの平均値の総和を算出し、さらにその総和の平均値を算出する。具体的には、フレーム1における減算データSS(1)は式(3)により表すことができる。
Figure 0004698688
減算部142においても加算部141と同様に、減算データに関し減算値の平均値の算出、及び、総和の平均値の算出を必ずしも実行しなくても良い。すなわち、本実施の形態においては、減算データに関し右音声データと左音声データと差の平均値を算出することとしたが、平均値を算出することなく差の値を差信号に関する値として利用しても良い。つまり式(3)の1/2を1に代えて演算する。この場合、差の値の算出が、1フレーム内に存在する左音声データ及び右音声データ全ての組み合わせに対して行われる。この差の値の総和を算出し、さらにその総和の平均値を算出するようにしても良い。さらには、減算データに関し最後に総和の平均値を算出する例につき説明するが、平均値を算出することなく総和を減算データとして算出するようにしても良い。つまり式(3)の1/nを1とする演算を行う。減算部142は全てのフレーム1〜jについて同様の処理を行い減算データSS(1)〜減算データSS(j)を算出する。加算部141及び減算部142は予め記憶した式(2)及び式(3)に基づき、全てのフレームに対して演算が行われた加算データ及び減算データ群をメタデータとしてメタデータ付加部15へ出力する。
図5はメタデータ保持部13のレコードレイアウトを示す説明図である。メタデータ保持部13はデマルチプレクサ11から出力される前段のメタデータ算出器1、1・・にて算出されたメタデータ及び特定データを記憶している。メタデータ保持部13は、局IDフィールド、機器IDフィード、及びメタデータフィールドを含んで構成される。局IDはキー局及び中継局に予め割り当てられる固有の識別子である。局IDは例えば数値が小さいほど前段に存在することを意味している。本例では局ID01がキー局であり、その後段に局ID02の中継局、その後段に局ID03の中継局、さらにその後段に局ID04の中継局が存在していることを意味する。
本例における中継局の局IDはさらにその後段の05であるものとする。機器IDはキー局及び中継局にそれぞれ設置されるメタデータ算出器1を特定するための予め割り当てられた固有の識別子である。この機器IDは例えばMAC(Media Access Control)アドレス等を用いればよい。なお、本実施の形態においては局ID及び機器IDの2種類を設ける形態につき説明するが、いずれか一つを用いても良い。機器IDに関しても、どの機器IDが前段のメタデータ算出器1に係る機器IDであるかの情報が図示しないメモリに記憶されている。特定のメタデータ算出器1にて算出されたメタデータは当該メタデータ算出器1及びメタデータを特定するための局ID及び機器IDに対応づけられる。以下では、算出したメタデータを特定するための局ID、及び、機器IDを特定データという。
メタデータフィールドには前段のメタデータ算出器1にて算出されたメタデータが記憶されている。メタデータ保持部13は前段のメタデータ算出器1、1、・・・にて算出したメタデータ及びメタデータを特定するための特定データを履歴として記憶している。メタデータ保持部13は、メタデータ及び特定データを識別情報付加部としてのメタデータ付加部15へ出力する。なお、図2に示すメタデータ算出器1がキー局に存在する場合は、その前段が存在しないので、メタデータ保持部13には何もデータが記憶されない。
識別情報付加部として機能するメタデータ付加部15はメタデータ算出部14から出力されるメタデータに、局ID(本例では05)、及び、機器IDに係る特定データを付加する。さらにメタデータ付加部15はこのメタデータ及び特定データを、メタデータ保持部13から出力される前段のメタデータ及び特定データに付加する処理を行う。
図6はメタデータ及び特定データのデータ構造を示す説明図である。図6に示す如くヘッダに各メタデータ算出器1にて算出されたメタデータ及び特定データが伝送順に結合されている。つまり局IDが小さいものから順に各メタデータが結合されている。キー局のメタデータ算出器1にて算出されたメタデータは、局ID01の特定データと共に最前段に記憶されている。また本メタデータ算出器1にて算出されたメタデータは、局ID05の特定データと共に最後段に記憶されている。メタデータ付加部15にて前段の履歴が付加されたメタデータ及び特定データは付加部17に出力される。
付加部17はデマルチプレクサ11から出力された音声データにメタデータ付加部15から出力されたメタデータ及び特定データを付加し、送信部18へ出力する。送信部18は、後段の中継局に設けられるメタデータ算出器1へ映像データと共に、図示しないエンコーダによりエンコードされた音声データ、並びに、これに付加されたメタデータ及び特定データを送信する。これにより、各メタデータ算出器1にて算出されたメタデータ及び特定データが音声データに次々に付加されていくことになる。また、メタデータを構成する各フレームの加算データに割り当てられる情報量は、各フレームの減算データに割り当てられる情報量と同一か、または、減算データに割り当てられる情報量よりも大きい値としても良い。つまり、各フレームの減算データの絶対値の最大値は、各フレームの加算データの絶対値の最大値よりも小さくなる。このことから、各フレームの減算データに割り当てる情報量を、各フレームの加算データに割り当てる情報量以下としても良い。例えば、各フレームの加算データに割り当てる情報量を12ビット、各フレームの減算データに割り当てる情報量を8ビットとすればよい。これにより、メタデータの情報量に制限があるところ、減算データに割り当てるべき情報量を低減でき、通信の効率化を図ることが可能となる。
以上のハードウェア構成においてメタデータ算出処理及び付加処理の手順を、フローチャートを用いて説明する。図7及び図8はメタデータ算出処理及び付加処理の手順を示すフローチャートである。デマルチプレクサ11は入力された音声データにメタデータ及び特定データが付加されているか否かを判断する(ステップS71)。デマルチプレクサ11はメタデータ及び特定データが付加されていると判断した場合(ステップS71でYES)、音声データからメタデータ及び特定データを抽出する(ステップS72)。
デマルチプレクサ11はメタデータ及び特定データをメタデータ保持部13へ出力する(ステップS73)。ステップS71において、音声データにメタデータ及び特定データが付加されていないと判断した場合(ステップS71でNO)、ステップS72及びS73の処理をスキップする。またデマルチプレクサ11はメタデータ及び特定データが付加されていない音声データを取得部12及び付加部17へ出力する(ステップS74)。取得部12は音声データが2chを超えるチャンネル数であるか否かを判断する(ステップS75)。
取得部12は音声データが2chを超えるチャンネル数であると判断した場合(ステップS75でYES)、変換部121は式(1)を読み出し、数値を代入することで2chの音声データに変換し、出力部122を介して2chの音声データを出力する(ステップS76)。取得部12はステップS76の処理の後、ステップS77へ移行する。またステップS75において音声データが2chを超えるチャンネル数でないと判断した場合(ステップS75でNO)、すなわち、2chの信号であると判断した場合、取得部12はステップS76の処理をスキップし、左音声データ及び右音声データを取得する(ステップS77)。
取得部12は左音声データ及び右音声データをメタデータ算出部14へ出力する(ステップS78)。加算部141は式(2)を読み出し、左音声データ及び右音声データを式(2)へ代入することにより、各フレームの加算データを算出する(ステップS79)。減算部142は式(3)を読み出し、左音声データ及び右音声データを式(3)へ代入することにより、各フレームの減算データを算出する(ステップS81)。
メタデータ算出部14は加算部141により算出した各フレームの加算データ、及び、減算部142により算出した各フレームの減算データをメタデータとして、メタデータ付加部15へ出力する(ステップS82)。メタデータ付加部15は図示しないメモリに記憶された当該メタデータ算出器1に係る局ID及び機器IDを読み出し、メタデータ算出部14から出力されたメタデータに付加する(ステップS83)。メタデータ付加部15はステップS83で特定データが付加されたメタデータに、メタデータ保持部13から出力された前段のメタデータ算出器1に係るメタデータ及び特定データを付加する(ステップS84)。メタデータ付加部15は前段にある局IDまたは機器IDが上位となるよう、例えば、局IDまたは機器IDの数値が小さい順に各メタデータ及び特定データをソートし、図6に示すメタデータ及び特定データ群を生成する。
メタデータ付加部15はメタデータ及び特定データを付加部17へ出力する(ステップS85)。付加部17はデマルチプレクサ11から出力された音声データに、メタデータ付加部15から出力されたメタデータ及び特定データを付加する(ステップS86)。付加部17は映像データと共にエンコードされた音声データ、メタデータ及び特定データを送信部18へ出力する(ステップS87)。送信部18は映像データ、音声データ、メタデータ及び特定データを後段のメタデータ算出器1へ送信する(ステップS88)。
実施の形態2
実施の形態2は算出したメタデータに基づき異常を示す信号を出力する形態に関する。図9は実施の形態2に係るメタデータ算出器1のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態2に係るメタデータ算出部14は実施の形態1の構成に加え、閾値テーブル143、及び異常出力部144をさらに含んで構成される。メタデータ算出部14は加算部141にて算出された加算データ、または、減算部142にて算出された減算データに基づくメタデータが閾値テーブル143に記憶した閾値を超える場合に、異常出力部144から異常を示す信号を出力する。
異常出力部144は異常を示す信号を出力する機器であればよく、例えば、LED(Light Emitting Diode)ランプ、ディスプレイ、スピーカ、または無線LAN(Local Area Network)カード等であれば良い。閾値を超える場合、LEDランプが点灯し、ディスプレイに異常を示すテキストが読み出されて表示され、またはスピーカに異常を示す音声ガイダンスが出力される。また異常出力部144が無線LANカードの場合、インターネットを経由してHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)により異常を示す信号が局ID及び機器ID並びにメタデータと共に、図示しない管理サーバコンピュータへ送信される。
図10は閾値テーブル143のレコードレイアウトを示す説明図である。加算データに対応づけて閾値Xが記憶され、また減算データに対応づけて閾値Yが記憶されている。さらに加算データ及び減算データ双方に対応づけて加算データに対する閾値x及び減算データに対する閾値yが記憶されている。なお、xの値はXよりも小さく、yの値はYの値よりも小さい。またこれら各閾値の値は図示しない入力部からオペレータが適宜の値を設定することが可能である。
メタデータ算出部14は加算部141により算出された加算データが、閾値テーブル143に記憶した加算データに対応する閾値Xを超える場合、異常を示す信号を、異常出力部144を介して出力する。これにより同相ノイズを検出する。メタデータ算出部14は減算部142により算出された減算データが、閾値テーブル143に記憶した減算データに対応する閾値Yを超える場合、異常を示す信号を、異常出力部144を介して出力する。これにより逆相ノイズを検出する。
さらに、メタデータ算出部14は加算部141により算出された加算データが、閾値テーブル143に記憶した加算データ及び減算データ双方に対応する閾値xを超え、かつ、減算部142により算出された減算データが、閾値テーブル143に記憶した加算データ及び減算データ双方に対応する閾値yを超える場合、異常を示す信号を、異常出力部144を介して出力する。当該処理を各フレームのメタデータについて行う。このように、加算データ及び減算データ双方のデータに基づき異常の有無を判断することで、様々なノイズを効果的に検出することが可能となる。なお、上述した如く加算データ及び減算データ双方で考慮する場合の閾値は、加算データ、または、減算データ単独で判断する場合の閾値よりも低い値としている。
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は前段において付加されたメタデータと算出により得られたメタデータとの比較により異常を検出する形態に関する。図11は実施の形態3に係るメタデータ算出器1のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態1の構成に加えて、異常検出部16及び削除部19が設けられている。異常検出部16は、閾値ファイル161及び実施の形態2で述べたと同様の異常出力部144を含んで構成される。異常検出部16は、本メタデータ算出器1のメタデータ算出部14で算出した特定のフレームのメタデータが、メタデータ付加部15から出力される前段の当該特定フレームのメタデータに対して、所定値以上大きいまたは小さい、若しくは、所定値以上または所定値以下の変化率を有する場合に異常出力部144を通じて異常を示す信号を出力する。本実施の形態においては前段の特定フレームのメタデータとメタデータ算出部14にて算出した特定フレームのメタデータとの差の絶対値が所定の閾値を超える場合に異常を示す信号を出力する例について説明する。
図12は閾値ファイル161のレコードレイアウトを示す説明図である。閾値ファイル161には閾値の種別に対応させて各閾値が記憶されている。加算データに係る第1閾値はX、また減算データに係る第2閾値はYと記憶されている。第1閾値及び第2閾値は例えばメタデータの情報量の5%の値を記憶しておけばよい。つまり、メタデータの情報量が16ビットの場合、2の16乗(65536)の約5%の値(3277)が記憶される。なお、各キー局及び中継局で同一のハードウェアまたはソフトウェアを使用する場合は、上記閾値を1としても良い。
閾値ファイル161には、第1閾値X及び第2閾値Yに加えて、加算データに係る第3閾値x及び減算データに係る第4閾値yが記憶されている。なお、加算データ及び減算データ双方を考慮する第3閾値xは、加算データのみを考慮する第1閾値Xよりも小さい値としている。また、加算データ及び減算データ双方を考慮する第4閾値yも減算データのみを考慮する第2閾値Yよりも小さい値としている。例えば、第3閾値x及び第4閾値yは、メタデータの情報量の約3%の値を記憶しておけばよい。また、第1閾値及び第2閾値同様に各キー局及び中継局で同一のハードウェアまたはソフトウェアを使用する場合は、第3閾値x及び第4閾値yを1としても良い。なお、これらの値は図示しない入力部により適宜値を変更することが可能である。異常出力部144は実施の形態2で述べたとおりであり、前段のメタデータとメタデータ算出部14にて算出したメタデータとの差の絶対値が閾値を超える場合に異常を示す信号を外部へ出力する。なお、本実施の形態においては、本メタデータ算出器1の1段前段におけるメタデータ算出器1にて新たに付加されたメタデータとの差の絶対値を算出する例について説明するが、これに限るものではない。例えば、2段前のメタデータ算出器1にて新たに付加されたメタデータとの差の絶対値を算出しても良い。このほか、複数の前段分(例えば前段3段分)のメタデータの平均値と、本メタデータ算出器1にて算出されたメタデータとの差の絶対値を算出するようにしても良い。異常検出部16は異常検出を行った後、メタデータ付加部15から出力されたメタデータ及び特定データを削除部19へ出力する。なお、削除部19の詳細については後述する。
図13及び図14は異常検出処理の手順を示すフローチャートである。異常検出部16はメタデータ付加部15から出力されたメタデータ及び特定データの内、特定データを参照し、本メタデータ算出器1に係るメタデータ算出部14により算出され、特定フレームの加算データ及び減算データを読み出す(ステップS121)。具体的には局IDまたは機器IDを参照して加算データ及び減算データの読み出しを行う。またこの特定フレームの初期フレームは1フレーム目である。
異常検出部16はメタデータ付加部15から出力されたメタデータ及び特定データの内、特定データを参照し、前段のメタデータ算出器1にて付加された特定フレームの加算データ及び減算データを読み出す(ステップS122)。当該処理も同様に局ID及び機器IDを参照し、1段前段の加算データ及び減算データを読み出す。異常検出部16はステップS121で読み出した加算データとステップS122で読み出した加算データとの差の絶対値を算出し、同様にステップS121で読み出した減算データとステップS122で読み出した減算データとの差の絶対値を算出する(ステップS123)。
異常検出部16は閾値ファイル161から第1閾値及び第2閾値を読み出す(ステップS124)。さらに異常検出部16は閾値ファイル161から第3閾値及び第4閾値を読み出す(ステップS125)。異常検出部16は加算データの差の絶対値が、加算データに係る第1閾値を超えるか否かを判断する(ステップS126)。異常検出部16は加算データの差の絶対値が第1閾値を超えると判断した場合(ステップS126でYES)、異常出力部144から異常を示す信号を出力する(ステップS127)。なお、この信号は加算データ単独で異常が存在することを示すものとすればよい。
一方、異常検出部16は加算データの差の絶対値が第1閾値を超えないと判断した場合(ステップS126でNO)、ステップS127の処理をスキップする。異常検出部16は減算データの差の絶対値が、第2閾値を超えるか否かを判断する(ステップS128)。異常検出部16は減算データの差の絶対値が第2閾値を超えると判断した場合(ステップS128でYES)、異常出力部144から異常を示す信号を出力する(ステップS129)。なお、この信号は減算データ単独で異常が存在することを示すものとすればよい。
一方、異常検出部16は減算データの差の絶対値が第2閾値を超えないと判断した場合(ステップS128でNO)、ステップS129の処理をスキップする。異常検出部16は加算データの差の絶対値が第3閾値を超え、かつ、減算データの差の絶対値が第4閾値yを超えるか否かを判断する(ステップS131)。異常検出部16は加算データの差の絶対値が第3閾値を超え、かつ、減算データの差の絶対値が第4閾値を超えると判断した場合(ステップS131でYES)、異常出力部144から異常を示す信号を出力する(ステップS132)。なお、この信号は加算データ及び減算データ双方で異常が存在することを示すものとすればよい。
一方、異常検出部16は加算データの差の絶対値が第3閾値を超え、かつ、減算データの差の絶対値が第4閾値を超えると判断しない場合(ステップS131でNO)、ステップS132の処理をスキップする。異常検出部16はステップS126、S128及びS131の処理を終えた後、フレーム番号に対応づけて処理済みのフラグを設定する。異常検出部16は全てのフレームに対して処理を終了したか否かを判断する(ステップS133)。具体的には最終のフレーム番号jまでのフラグが設定されているか否かを判断する。
異常検出部16は全てのフレームに対して処理を終了していないと判断した場合(ステップS133でNO)、次のフレームについても同様の処理を行うべく、フレーム番号をインクリメントし、ステップS121へ移行する。一方、異常検出部16は全てのフレームに対して処理を終了したと判断した場合(ステップS133でYES)、メタデータ及び特定データを削除部19へ出力する(ステップS134)。
続いて削除部19について説明する。削除部19はメタデータ及び特定データが所定量以上存在する場合に、所定のメタデータ及び特定データを削除する処理を行う。削除後のメタデータ及び特定データは付加部17へ出力される。具体的にはキー局にて付加されたメタデータ及び付加データ、並びに、本メタデータ算出器1のメタデータ算出部14により算出された最新のメタデータ、及び当該メタデータに係る特定データは少なくとも削除せずに保存する。それ以外のメタデータ及び特定データは、通信容量を低減するために所定の条件に従い削除する。
図15は削除処理の手順を示すフローチャートである。削除部19はメタデータの特定データを参照し、局IDの個数が所定数以上であるか否かを判断する(ステップS141)。これは例えば5個以上であるか否かを判断すればよい。削除部19は局IDの個数が所定数以上でないと判断した場合(ステップS141でNO)、そもそも削除の必要がないので処理を終了する。一方、削除部19は局IDの個数が所定数以上であると判断した場合(ステップS141でYES)、現在の局IDを読み出す(ステップS142)。すなわち、現在処理を実行しているメタデータ算出器1の局IDを読み出す(ステップS142)。なお、本実施の形態においては、局IDを用いる例を説明するが、機器IDを用いても良い。
削除部19は現在の局ID及びキー局の局IDに係るメタデータ及び特定データを除く所定数のメタデータ及び特定データを削除する(ステップS143)。つまり最初と最後の局IDに係るメタデータ及び特定データを除いて、削除処理を行う。この削除処理は例えば、無作為に抽出した局IDに係るメタデータ及び特定データを削除すればよい。その他、最初と最後の局ID及び最後の局IDから所定数まで遡った局IDまでを除く他の局IDに係るメタデータ及び特定データを削除してもよい。つまり、最初の局IDに係るメタデータ及び特定データを例外として、古い情報、つまり上流側の所定数の局IDに係るメタデータ及び特定データを優先的に削除すればよい。削除部19はデータ量が低減された削除後のメタデータ及び特定データを付加部17へ出力する(ステップS144)。これにより音声データのメタデータを、通信速度の低下を招来することなく伝送することが可能となる。
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態1乃至3に係る処理を図16で示したコンピュータを用いてソフトウェア処理として実現するようにしても良い。図16は実施の形態4に係るメタデータ算出器1のハードウェア構成を示すブロック図である。コンピュータ10はCPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ハードディスク等の記憶部105、インターフェースたるI/F106、108、及び通信部109等を含んで構成される。CPU101はバス107を介して各ハードウェアに接続されており、記憶部105に記憶した処理プログラム105Pに従い、上述した各種ソフトウェア処理を実行する。
コンピュータ10を動作させるためのプログラムは、CD−ROM、MO、またはDVD−ROM等の可搬型記録媒体1Aで提供することも可能である。さらに、当該プログラムを、無線LANカード等の通信部109を介して図示しないサーバコンピュータからダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図16に示すコンピュータ10の図示しないリーダ/ライタに、加算データを算出させ、減算データを算出させ、メタデータを付加させる等のプログラムが記録された可搬型記録媒体1A(CD−ROM、MO又はDVD−ROM等)を、挿入して記憶部105の処理プログラム105P内にこのプログラムをインストールする。または、かかるプログラムを、通信部109を介して外部の図示しないサーバコンピュータからダウンロードし、記憶部105にインストールするようにしても良い。かかるプログラムはRAM102にロードして実行される。これにより、デマルチプレクサ11からI/F106を介して音声データ、メタデータ及び特定データが入力され、実施の形態1乃至3で述べた処理が実行される。処理後のメタデータ及び特定データが付加された音声データは、I/F108を介して送信部18へ出力される。
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
続いて実施の形態1で述べたメタデータ算出器1を用いた実験結果を説明する。実験では正弦波を用いた音楽データ(以下、第1音楽データ)及びコントラバスを用いた音楽データ(以下、第2音楽データ)の2つを利用した。第1音楽データは、ヨーロッパ放送連盟企画製作のSQAM(Sound Quality Assessment Material、CCIR(国際電気通信諮問委員会)規格562にそった主観評価用音源)のトラック1を用い、また第2音楽データはトラック11を用いた。
図17は第1音楽データを用いた場合の加算データ及び減算データに係るフレーム毎の変化を示すグラフである。横軸はフレーム番号を示し、1フレームは約33msである。縦軸は式(2)または式(3)で得られる各フレームの加算データ(以下、場合によりSMデータという)、または各フレームの減算データ(以下、場合によりSSデータという)の値であり、小数点を20ビットの位置に設け、整数のみを取り出した値である。ダイヤで示す線は原音の左音声データ及び右音声データを式(2)に代入した場合のSMデータのフレームに対する変化を示すグラフである。なお、フレーム数は全部で3056存在するが、グラフには20フレームから40フレームまでを示した。四角で示す線は原音の左音声データ及び右音声データを式(3)に代入した場合のSSデータのフレームに対する変化を示すグラフである。
本実験においては、原音のフレームの、先頭の2つのサンプルにランダムノイズを付加した。三角で示す線は、原音にランダムノイズを付加した左音声データ及び右音声データを式(2)に代入した場合のSMデータのフレームに対する変化を示すグラフである。また、Xで示す線は原音にランダムノイズを付加した左音声データ及び右音声データを式(3)に代入した場合のSSデータのフレームに対する変化を示すグラフである。ここで、ダイヤで示す原音のSMデータと三角で示すランダムノイズを付加したSMデータとが一致し、かつ、四角で示す原音のSSデータとXで示すランダムノイズを付加したSSデータとが一致する場合は、付加したランダムノイズを検出できない。しかしながら、3056の全てのフレームにおいて、当該条件を満たすことなく付加したランダムノイズを検出することができた。
また図17に示す如く、三角で示すSMデータの絶対値の最大値は、Xで示すSSデータの絶対値の最大値よりも大きい。3056フレーム中、SMデータの絶対値の最大値は4568、SSデータの絶対値の最大値は308である。従って本例では、SMデータの情報量として例えば符号ビットを含めて14ビットを割り当てておき、またSSデータについてはこれよりも小さい情報量として例えば符号ビットを含めて10ビットを割り当てておけばよい。
本実施形態に係るメタデータ算出器1による実験結果と対比すべく、左音声データ及び右音声データの実効値(RMSV:Root Mean Square Value)を用いた実験をも行った。図18は第1音楽データを用いた場合の左音声データ及び右音声データの実効値に係るフレーム毎の変化を示すグラフである。横軸はフレーム、縦軸は実効値を示す。ダイヤで示す線は、原音の左音声データの実効値(以下LRMSという)のフレームに対する変化を示すグラフである。左音声データの1フレーム目のLRMS(1)は、式(4)で表すことができる。
Figure 0004698688
また、四角で示す線は原音の右音声データの実効値(以下RRMSという)のフレームに対する変化を示すグラフである。右音声データの1フレーム目のRRMS(1)は、式(5)で表すことができる。
Figure 0004698688
三角で示す線は同様のランダムノイズを原音に付加した左音声データのLRMSである。またXで示す線はランダムノイズを原音に付加した右音声データのRRMSである。図18に示す如く、LRMS及びRRMSの値は、図17に示すSMデータ及びSSデータと比較して大きいことが理解できる。具体的には、3056フレーム中、LRMSの最大値は371610、RRMSの最大値は371685である。従って音楽データ1に関しては、LRMSの情報量として19ビット割り当てる必要があり、またRRMSについても情報量として19ビット、1フレーム当たり計38ビットもの情報量が必要となる。このように、本実施形態に係るメタデータ算出器1がメタデータに割り当てるべき情報量は、従来の実効値を用いたノイズ検出手法と比較して、大幅に低減していることが理解できる。さらに、図18に示すように、実効値を用いたノイズ検出方法では20フレームから29フレームまでの間は無音であるにも関わらず、LRMS及びRRMSに関し大きな値が発生し、記憶領域を浪費することにもなる。
続いて、第2音楽データを用いた実験結果を説明する。図19は第2音楽データを用いた場合の加算データ及び減算データに係るフレーム毎の変化を示すグラフである。横軸はフレームを示し、縦軸は式(2)または式(3)で得られる各フレームのSMデータまたはSSデータの値である。ダイヤで示す線は原音の左音声データ及び右音声データを式(2)に代入した場合のSMデータのフレームに対する変化を示すグラフである。なお、フレーム数は全部で1978存在するが、グラフには20フレームから40フレームまでを示した。四角で示す線は原音の左音声データ及び右音声データを式(3)に代入した場合のSSデータのフレームに対する変化を示すグラフである。
本実験においても、原音のフレームの、先頭の2つのサンプルにランダムノイズを付加した。三角で示す線は、原音にランダムノイズを付加した左音声データ及び右音声データを式(2)に代入した場合のSMデータのフレームに対する変化を示すグラフである。また、Xで示す線は原音にランダムノイズを付加した左音声データ及び右音声データを式(3)に代入した場合のSSデータのフレームに対する変化を示すグラフである。ここで、ダイヤで示す原音のSMデータと三角で示すランダムノイズを付加したSMデータとが一致し、かつ、四角で示す線で示す原音のSSデータとXで示すランダムノイズを付加したSSデータとが一致する場合は、付加したランダムノイズを検出できない。しかしながら、1978の全てのフレームにおいて、当該条件を満たすことなく付加したランダムノイズを検出することができた。
また第1音楽データと同じく、三角で示す線で示すSMデータの絶対値の最大値は、Xで示すSSデータの絶対値の最大値よりも大きい。1978フレーム中、SMデータの絶対値の最大値は25134、SSデータの絶対値の最大値は2336である。従って本例では、SMデータの情報量として例えば符号ビットを含めて16ビットを割り当てておき、またSSデータについてはこれよりも小さい情報量として例えば符号ビットを含めて13ビットを割り当てておけばよい。
図20は第2音楽データを用いた場合の左音声データ及び右音声データの実効値に係るフレーム毎の変化を示すグラフである。横軸はフレーム、縦軸は実効値を示す。ダイヤで示す線は、原音の左音声データのLRMSのフレームに対する変化を示すグラフである。四角で示す線は原音の右音声データのRRMSのフレームに対する変化を示すグラフである。三角で示す線は同様のランダムノイズを原音に付加した左音声データのLRMSである。またXで示す線はランダムノイズを原音に付加した右音声データのRRMSである。図20に示す如く、LRMS及びRRMSの値は、図19に示すSMデータ及びSSデータと比較して大きいことが理解できる。具体的には、1978フレーム中、LRMSの最大値は220967、RRMSの最大値は213659である。従って第2音楽データに関しては、LRMSの情報量として18ビット割り当てる必要があり、またRRMSについては情報量として18ビット、1フレーム当たり計36ビットもの情報量が必要となる。このように、本実施形態に係るメタデータ算出器1がメタデータに割り当てるべき情報量は、従来の実効値を用いたノイズ検出手法と比較して、大幅に低減していることが理解できる。
伝送システムの概要を示す模式図である。 メタデータ算出器のハードウェア構成を示すブロック図である。 係数Aの値を示すテーブルである。 左音声データ及び右音声データの時間的変化を模式的に示すグラフである。 メタデータ保持部のレコードレイアウトを示す説明図である。 メタデータ及び特定データのデータ構造を示す説明図である。 メタデータ算出処理及び付加処理の手順を示すフローチャートである。 メタデータ算出処理及び付加処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るメタデータ算出器のハードウェア構成を示すブロック図である。 閾値テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態3に係るメタデータ算出器のハードウェア構成を示すブロック図である。 閾値ファイルのレコードレイアウトを示す説明図である。 異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 異常検出処理の手順を示すフローチャートである。 削除処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るメタデータ算出器のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1音楽データを用いた場合の加算データ及び減算データに係るフレーム毎の変化を示すグラフである。 第1音楽データを用いた場合の左音声データ及び右音声データの実効値に係るフレーム毎の変化を示すグラフである。 第2音楽データを用いた場合の加算データ及び減算データに係るフレーム毎の変化を示すグラフである。 第2音楽データを用いた場合の左音声データ及び右音声データの実効値に係るフレーム毎の変化を示すグラフである。
符号の説明
1 メタデータ算出器
1A 可搬型記録媒体
11 デマルチプレクサ
12 取得部
13 メタデータ保持部
14 メタデータ算出部
15 メタデータ付加部
17 付加部
18 送信部
121 変換部
122 出力部
141 加算部
142 減算部
143 閾値テーブル
144 異常出力部
16 異常検出部
19 削除部

Claims (7)

  1. 外部から送信された音声音響信号を送受信装置にて受信し、受信した音声音響信号を前記送受信装置から外部へ送信する送受信方法において、
    受信した音声音響信号に係る第1音声音響信号及び第2音声音響信号を取得する取得ステップと、
    該取得ステップにより取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する加算ステップと、
    前記取得ステップにより取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する減算ステップと、
    前記加算ステップ及び減算ステップにより算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加する付加ステップと、
    該付加ステップによりメタデータが付加された音声音響信号を外部へ送信する送信ステップと
    を備え
    前記和信号に関する値は第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和、または、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の平均値であり、
    前記差信号に関する値は第1音声音響信号と第2音声音響信号との差、または、前記差を2で除した値であることを特徴とする送受信方法。
  2. 外部から送信された音声音響信号を受信し、受信した音声音響信号を外部へ送信する送受信装置において、
    受信した音声音響信号に係る第1音声音響信号及び第2音声音響信号を取得する取得部と、
    該取得部により取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する加算部と、
    前記取得部により取得した第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する減算部と、
    前記加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加する付加部と、
    該付加部によりメタデータが付加された音声音響信号を外部へ送信する送信部と
    を備え
    前記和信号に関する値は第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和、または、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の平均値であり、
    前記差信号に関する値は第1音声音響信号と第2音声音響信号との差、または、前記差を2で除した値であることを特徴とする送受信装置。
  3. 前記取得部は、
    受信した音声音響信号が第1音声音響信号及び第2音声音響信号を超える複数種類の音声音響信号を有する場合、該複数種類の音声音響信号を第1音声音響信号及び第2音声音響信号へ変換するよう構成してある
    ことを特徴とする請求項2に記載の送受信装置。
  4. 前記加算部及び減算部により算出した加算データ及び減算データに、予め割り当てられた識別情報を付加する識別情報付加部
    を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の送受信装置。
  5. 受信した音声音響信号に予め付加された加算データ及び減算データを抽出する抽出部と、
    該抽出部により抽出した加算データまたは減算データと前記加算部または減算部により算出した加算データまたは減算データとに基づき、受信した音声音響信号の異常を検出する検出部と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載の送受信装置。
  6. 前記減算データに割り当てられる情報量は前記加算データに割り当てられる情報量以下である
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一つに記載の送受信装置。
  7. 外部から送信された音声音響信号を受信して外部へ該音声音響信号を送信する送受信装置に用いられるプログラムにおいて、
    送受信装置に、
    受信した音声音響信号から取得された第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の和信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく加算データを算出する加算ステップと、
    受信した音声音響信号から取得された第1音声音響信号及び第2音声音響信号の時系列の差信号に関する値を算出し、該算出した値の所定時間分の累積加算値に基づく減算データを算出する減算ステップと、
    前記加算ステップ及び減算ステップにより算出した加算データ及び減算データをメタデータとして受信した音声音響信号に付加する付加ステップと
    を実行させ
    前記和信号に関する値は第1音声音響信号及び第2音声音響信号の和、または、第1音声音響信号及び第2音声音響信号の平均値であり、
    前記差信号に関する値は第1音声音響信号と第2音声音響信号との差、または、前記差を2で除した値であるプログラム。
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