JP4697622B2 - Piezoelectric element - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧電振動子や圧電フィルタの様に圧電性基板上に電極を備えた圧電素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電振動子は、一般に図19に例示するように、水晶や圧電セラミック等の圧電材料からなる圧電性基板20の表面および裏面上に、矩形状の電極22を1つずつ形成した構造を持つ。
【0003】
更に2つの圧電振動子を1つの圧電性基板上に隣接形成し、その2つの圧電振動子を弾性的に結合することによって弾性波の2つの振動モードを利用することが可能となり、2重モードフィルタを構成することができる。また、3つ以上の振動モードを利用すれば多重モードフィルタが構成されることが知られている。
【0004】
例えば図21の様に、圧電性基板41上におけるすべり振動方向をx軸方向とすると、圧電性基板41の表面側でx軸と直交するz軸方向に、2つの電極である入力電極43と出力電極44とを互いに平行に形成することにより、圧電フィルタ40が構成される。
【0005】
また、図21における左右外方向に引出線45を設けるとともに、両電極43・44をともにプラス極とし、更に圧電性基板42の裏面側には、表面側と同位置に同一形状で、共通電極として入力電極および出力電極を形成するとともにマイナス極とすることにより、フィルタ構成されることが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図19のような構成の圧電振動子において、低インピーダンス化を図るべく電極を大きくすると、図20の様に基本周波数よりも高い周波数領域においてスプリアスが発生するという問題があった。
【0007】
このようなスプリアスが発生するという原因は電極幅wを広げたときに生じるもので、電極幅を小さくすればなくなる。又、電極形状を円形、菱形にしたりしてスプリアス除去を試みているが、必ずしも分明ではなく、スプリアス低減効果も未だ十分ではない。
【0008】
一方、図21の様な矩形状の電極を用いた圧電フィルタにあっても、例えば図22の様なスプリアスが発生することが知られている。このスプリアス除去のため、質量効果を利用したいろいろな工夫がなされているが必ずしも分明ではなく、スプリアス低減効果も未だ十分ではない。
【0009】
かかる不都合に対して本発明者は研究を行った結果、以下の知見を得た。すなわち、電極と圧電性基板によって規定される固有振動を先ず求め、更に、任意の着目次数の固有振動への変換効率を最大とする形状の電極を設けることが、相対的に他の次数の振動エネルギーを小さくするという考えである。
【0010】
言い換えると、圧電性基板上の電極に電圧を加えることにより生じる振動エネルギー分布はその電極の形状によって一意的に決まるが、この形状を着目次数の固有振動への変換効率が最大となる形状にすることによって、つまり、着目次数の固有振動分布に従って電極形状を施すことによって、他の固有振動の振動エネルギーが相対的に低下しスプリアスの低減効果をより大きなものとすることが可能となるのである。
【0011】
任意の着目する次数の対称および反対称モードからなる複数のモードへの変換効率をほぼ等しくする形状の電極を設けた場合にあっても、略同様である。
【0012】
本発明はこのような知見に基づいてなされたもので、上記した従来の提案に比してさらにスプリアスの低減効果を向上することができ、また、基本波のみならず任意の高次モードの振動を用いて使用次数以外の次数の固有振動を抑制し、スプリアスを低減させることのできる圧電素子を提供することを第1の目的としている。
【0013】
本発明はまた、第1次の対称モードおよび反対称モードのみならず任意の次数の対称モードおよび反対称モードの振動を用いて、着目次数以外の次数のモードの振動を抑制して、スプリアスを低減させることのできる圧電素子を提供することを第2の目的とする。
【0014】
本発明は更に、3つ以上の対称モードおよび反対称モードの振動を利用し、広帯域のフィルタとして構成することのできる圧電フィルタを提供することを第3の目的とする。
【0015】
本発明は更にまた、複数の次数のモードおよび反対称モードの振動を利用することにより、明確に分離した複数の共振特性を有する圧電振動子を提供することを第4の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる圧電素子10は、図3にその外観形状を例示する如く、水晶あるいは圧電セラミック等の圧電性基板11上に電極12を施したものである。そして、前記した電極12における外周形状の一部または全部を、図1に例示する着目する次数の固有振動モード分布に対応した形状に構成することを特徴とする。
【0017】
前記した電極12の外周形状は、図1の様な余弦曲線あるいは図4の様な正弦曲線の一部または全部で構成することができる。そして図3あるいは図6の如く、その余弦または正弦曲線は、長さdの方向に上下が反転した形状の単位電極14が、反射を起こさない材料から構成される細幅状の絶縁層13を介して対称位置に2つ配置された外周形状を有する電極12が構成されている。
【0018】
更に、上記した図1あるいは図4の様な次数と振動モードとで特定される振動モード分布を複数求めるとともに、各振動モード分布の和で表される図7の様な振動分布曲線に対応させて電極12の形状を構成することも可能である。
【0019】
電極12の形状を、1つの次数の対称振動モードにおける振動モード分布または複数の次数の対称振動モードにおける各振動モード分布を総和した振動分布と、1つの次数の反対称振動モードにおける振動モード分布または複数の次数の反対称振動モードにおける各振動モード分布を総和した振動分布との和で表される振動分布曲線に対応させて構成する。
【0020】
複数の次数の対称および反対称振動モードにおける各振動モード分布の総和で表される振動分布曲線に対応させて電極12の形状を構成することもできる。
【0021】
この場合における電極12の形状は、具体的には図1あるいは図4の様な余弦および正弦曲線の少なくとも何れか一方を複数分足し合わせた図7あるいは図12の様な曲線に対応して表される。
【0022】
ここで単位電極14は、圧電性基板11の表面および裏面上の同一位置に、同一形状のものを配置することが可能である。更に少なくとも表面側にある各隣接する単位電極14は、互いに異なった極性の電圧が印加される。
【0023】
一方、本発明にかかる圧電素子10が圧電フィルタの場合にあっては、圧電性基板11における波の伝搬方向、例えば図10における絶縁層13より上方側の単位電極群の一方を入力電極に、下方側の単位電極群を出力電極として構成する。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、任意の着目次数の弾性波に関して、着目次数の固有振動への変換効率が最大となるように電極構成をすることにより、非着目次数の固有振動の振動エネルギーを相対的に低下させ、これによって着目次数の固有振動に対する他の固有振動の減衰率を可及的に大きくすることができ、スプリアスの少ない圧電素子10が得られる。
【0025】
また、3つ以上の対称モードおよび反対称モードの振動を利用し、広帯域のフィルタとして構成することができる。
【0026】
更に、複数の次数の対称モードおよび反対称モードの振動を利用することにより、明確に分離した複数の共振特性を有する圧電振動子が構成できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる圧電素子10は、その電極形状を決定するための手順に特徴を有するものであって、基本的な考え方は圧電振動子と圧電フィルタに略共通する。すなわち、圧電振動子にあっては複数の単位電極14を、プラス極とマイナス極からなる1組の電極として使用する。これに対して圧電フィルタにあっては、プラス極かマイナス極に設定した単位電極14を更に入力電極と出力電極とに分離し、2組の電極として使用するのである。
【0028】
より具体的には、着目する次数の対称モードおよび反対称モードにおける振動モード分布の単独あるいはそれらを足し合わせた形状から、目的とする電極12の外周形状を決定する。
【0029】
例えば第1次の対称モードにおける振動モード分布は、図1に例示する様な、半周期分の余弦曲線における左右の両端が立ち上がった形状となる。一方、第1次の反対称モードにおける振動モード分布は図4に例示する様な正弦曲線の一部となる。
【0030】
更に、図1と図4に示す曲線の和を取ると、図7の様に、座標軸のプラス側に伸びる大きな山状の曲線と、マイナス側に伸びる小さな山状の曲線となる。3つ以上の対称および反対称振動モードを利用する場合にあっても同様である。例えば第3次の対称モードと、第2次および第3次の反対称モードにおける振動モード曲線を求めそれらの和をとることによって、図12の様な曲線が求まる。
【0031】
そこで、図1の曲線にあっては、図2において破線で示す如く、マイナス方向に反転した曲線を加えることによって、略楕円状の閉じた曲線が構成される。そこでこの閉じた曲線に対応した形状を、本発明における電極12の基本的な外周形状とする。
【0032】
更に本発明の圧電素子10にあっては、図3の如く、圧電性基板11におけるz軸方向に伸びる細帯状の絶縁層13を設けることにより、その絶縁層13を中心としてx軸方向の上下に伸びる2つの単位電極14・14が、圧電性基板11の表面上に形成される。
【0033】
そこで、圧電性基板11の裏面側にも前記した表面側の電極12と同一構成の単位電極14を同一位置に形成するとともに、各単位電極14から図示しない引出線を設ける。更にその引出線を介し、各面における隣接位置および表裏面の対応位置の単位電極14における極性が、図面上で示すプラスおよびマイナス極となる様に極性を決定することによって、本発明にかかる圧電素子10の基本的な形状が構成されるのである。
【0034】
ここで絶縁層13は、例えば電極材料の酸化物の様な絶縁材料で細幅状に構成されるものであって、圧電性基板11上に構成された各単位電極14間で十分な絶縁性を保持可能とするとともに、電極12と圧電性基板11によって規定される振動が、x軸方向で反射を起こすことがない材料およびその形状が選択される。
【0035】
また、圧電素子10を圧電振動子として利用する場合にあっては、上記した基本構成はそのままで、全ての単位電極14を1組の電極として使用する。
【0036】
次に図4に示す曲線にあっても、上記した場合と略同様に、図5において破線で示す反転した曲線を加えることにより、2つの閉じた曲線が描かれる。そこで、圧電性基板11上にこの曲線に対応した外周形状を持つ電極12を形成するとともに、z軸方向に貫通して絶縁層13を設けることにより、図6の様な4つの絶縁された単位電極14が構成される。
【0037】
そこで、裏面側の同一位置にも同一構成の単位電極14を形成するとともに、各単位電極14に図示しない引出線を設けて図中に示す極性に設定することにより、本発明にかかる圧電素子10が構成される。
【0038】
更に図7に示す曲線にあっても、図8の様に反転した曲線を加えることにより、電極12の外周形状が決定され、更に図9の様に絶縁層13で大小4つの単位電極14に分離するとともに、図示しない引出線を設けて各単位電極14を図示した極性に設定することにより圧電素子10が構成できる点は同じである。
【0039】
しかしながら、かかる構成の場合にあっては、図10の様に、絶縁層13で区分された例えば下側の2つの単位電極14をz軸方向に反転して配置することもできる。その他、図11の様に小さい山の単位電極14を共にx軸方向に反転して配置してもよい。要するに、図7で示す曲線で区画される複数の単位電極14を備えることで足り、単位電極14ごとに、x軸およびz軸に対して対称位置に変更して配置することは可能である。
【0040】
図12に示す曲線にあっても、図13の様に反転した曲線を重ね合わせて電極12の外周形状を決定し、更に図14の様にz軸上に絶縁層13を設けることにより10個の単位電極14に分離する。
【0041】
この場合における各単位電極14の極性は、同一面上におけるz軸方向に隣接する単位電極14の極性を反転させるのに加えて、裏面側の対応位置にある単位電極14の極性を反転させる様にしている。また図15の様に、絶縁層13より下側の単位電極群を、z軸方向に反転することもできる。
【0042】
更に、着目する次数、あるいは重ね合わされる曲線の数が増加した場合にあっても、上記した場合と略同様にして電極12の外周形状および各単位電極14の極性が決定されることは同様である。
【0043】
【実施例】
圧電性基板11として図3における縦方向長さdを8mm、横方向長さwを5mm、厚み方向長さを0.08mmの矩形薄板状の水晶AT板を用い、その結晶方向は図3の横方向をz軸、縦方向をx軸、厚み方向をy軸となる様にその方向を設定し、圧電振動子を構成した。
【0044】
その表面上には、銀(Ag)の薄膜からなる表面電極を、裏面上の同位置に同形状の裏面電極を各々形成している。また、各単位電極14から図示しない引出線を各々設けるとともに、各引出線に対して異なった極性の電圧を印加するようにしている。
【0045】
そしてこの例では、圧電性基板11における設計共振周波数を20MHz付近に設定し、着目次数が基本波の対称モードとしている。更に電極12の厚みを0.3μm、z軸方向の幅wを3mm、電極幅方向と直行するx軸方向の最大長さdを6mmとした。
【0046】
ここで、圧電性基板11上に幅が3mmで長さが無限の電極を設けた場合を仮定し、弾性波のモード理論から、この例における固有振動モード分布ψ(z)として、
ψ(z)=cos(0.97634z)(但しzは、電極中心位置Cを0mmとしたz軸方向の位置をmmで表示したもの)
を得た。
【0047】
更に上記した固有振動モード分布ψ(z)をグラフで示したものが図1である。横軸は電極中心Cを原点とした電極幅方向の長さをmmで表示したものであり、縦軸は最大値を1.0とした相対値で表示したものである。
【0048】
本発明は、前記した固有振動モード分布を圧電性基板11の駆動時の振動分布と考え、更にその振動分布に対応した振動エネルギーを圧電性基板11に対して与えることができる電極構成を採用したことを特徴とする。
【0049】
そこで本実施例にあっては、電極12の最大長さdを6mmに設定しているので、図1における縦座標の0.0から1.0までの長さを3mmとし、更にそれを図2の様に長さd方向に反転したものを、図上において斜線で示す絶縁層13を介して対称位置にもう1つ配置することにより、図3の様な凸状に形成した2つの余弦曲線で周囲が包囲された電極形状に構成している。
【0050】
ここで絶縁層13は、例えば電極材料の酸化物の様な絶縁材料で形成され、更にできるだけその幅が狭い帯状に構成されるものである。なお、圧電性基板11の表面上に構成された単位電極14間で十分な絶縁性を保持するとともに、電極12と圧電性基板11によって規定される振動が、x軸方向で反射を起こすことがない材料およびその幅が適宜に選択され、限定されるものではない。
【0051】
以上の構成にかかる圧電振動子の周波数特性は、図16に示す通りとなった。また、図20には、他の条件を上記した実施形態と略同じにした、図19の様な電極22の形状が矩形の場合における周波数特性を比較のために示した。
【0052】
【他の実施例】
この例においては、圧電性基板11として図10における縦方向長さを8mm、横方向長さを5mm、厚み方向長さを0.08mmの矩形薄板状の水晶AT板を用い、その結晶方向は図10の横方向をz軸、縦方向をx軸、厚み方向をy軸となる様に設定し、更にその圧電性基板11上における波の伝搬方向に入力電極と出力電極とを設けることによって圧電フィルタを構成した。
【0053】
本実施例にあっては、圧電性基板11におけるすべり振動方向であるx軸方向で、絶縁層13により分離される上下方向に、Ag(銀)の薄膜からなる表面側の入力電極と出力電極を併設するとともに、裏面上の同位置に同形状の裏面側の入力電極と出力電極を各々形成している。
【0054】
そしてこの例では、圧電性基板11における設計共振周波数を20MHz付近に設定し、電極12の厚みを0.3μm、z軸方向の最大幅wを3mm、電極幅方向と直行するx軸方向の最大長さdを6mmとした。
【0055】
ここで、圧電性基板11上に幅が3mmで長さが無限の電極を設けた場合を仮定し、弾性波のモード理論から、着目次数が基本波の対称モードにおける振動モード分布ψ(z)をグラフで示したものが図1である。横軸は図2に示す電極中心Cを原点とした電極幅方向の長さをmmで表示したものであり、縦軸は最大値を1.0とした相対値で表示したものである。
【0056】
同様にして、着目次数が第1次の反対称モードにおける振動モード分布ψ(z)をグラフで示したものが図4であり、図1の対称モードにおける振動モード分布と、図4の反対称モードにおける振動モード分布とを互いに加えるとともに、最大値を1.0に補正した曲線が図7である。かかる曲線から、図10の様な入力電極および出力電極の形状が決定される。
【0057】
更にこの様にして形成した圧電フィルタの周波数特性は図17の様になる。図21に示す従来例における矩形状の圧電フィルタの周波数特性は図22となり、図17の周波数特性と比較して、スプリアスが軽減されることが確かめられた。
【0058】
次に、図14に示した他の実施例は、第3次の対称振動モードと、第2次および第3次の反対称振動モードで特定される3つの振動モードにおける各振動モード分布の総和をとった図12に示す曲線に対応するものである。この構成にかかる圧電素子10を圧電振動子に実施した場合、図18の様に、合成した3つの振動モードに対応して3つのピークが発生することが確かめられた。図15の様な電極形状とし、圧電フィルタとして利用することもできる。
【0059】
なお上記した実施例は一例であって、他の次数やモードの場合にあっても同様である。また圧電性基板11の形状あるいは各種特性を適宜変更して実施できる。例えば、圧電性基板11を円形等に変更することができる。また共振周波数も、20MHz以上の高周波あるいはそれ以下の超音波など、限定されるものではない。
【0060】
更に電極12も、表面電極および裏面電極の全周に亘って本発明にかかる形状を実施する他に、裏面電極を圧電性基板11の裏面全面に設ける一方、表面電極における一部に本発明の構成にかかる外周形状の一部を施すことも可能である。
【0061】
更に電極12における幅wおよび長さdの大きさも限定されるものではなく、圧電性基板11の端まで施すことも可能である。その場合にあっても、上記した方法あるいは他の任意の方法を利用して固有振動分布を求め、その固有振動モード分布曲線に対応した電極構成が施されることは、上記した実施例と略同様である。また、電極12の厚みも任意に設定できる。
【0062】
更にまた引出線の配設位置および形状は、圧電性基板11上における電極12の形成されていない余白部分に対して細帯状に設ける構成、図示しないホルダ側に設ける構成、電極12に重畳させる構成、あるいは電極部分を縦断させて設ける構成など、適宜変更して実施することも可能である。
【0063】
なお、入力電極および出力電極は、圧電性基板11のすべり方向であるx軸方向に併設するのに代えて、従来と略同様にz軸方向に併設することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】1次の対称モードにおける固有振動モード分布を示すグラフである。
【図2】図1に示すグラフから、本発明にかかる圧電素子における電極の外周形状を決定する過程を示す説明図である。
【図3】本発明にかかる圧電素子を1次の対称モードに対応させて実施した一例を示す平面図である。
【図4】1次の反対称モードにおける固有振動モード分布を示すグラフである。
【図5】図4に示すグラフから、本発明にかかる圧電素子における電極の外周形状を決定する過程を示す説明図である。
【図6】本発明にかかる圧電素子を1次の反対称モードに対応させて実施した一例を示す平面図である。
【図7】1次の対称モードと反対称モードの和を示す振動モード分布を示すグラフである。
【図8】図7に示すグラフから本発明にかかる圧電素子における電極の外周形状を決定する過程を示す説明図である。
【図9】本発明にかかる圧電素子を1次の対称モードと反対称モードの和に対応させて実施した一例を示す平面図である。
【図10】図9に示す圧電素子の他の実施例を示す平面図である。
【図11】図9に示す圧電素子の更に他の実施例を示す平面図である。
【図12】3つの振動モードの和に対応する振動モード分布を示すグラフである。
【図13】図12に示すグラフから本発明にかかる圧電素子における電極の外周形状を決定する過程を示す説明図である。
【図14】本発明にかかる圧電素子を3つの振動モードの和に対応させて実施した一例を示す平面図である。
【図15】図14に示す圧電素子の他の実施例を示す平面図である。
【図16】図3に示す構成の圧電素子を、圧電振動子に利用した場合における周波数特性を示すグラフである。
【図17】図10に示す構成の圧電素子を、圧電フィルタに利用した場合における周波数特性を示すグラフである。
【図18】図14に示す構成の圧電素子を、圧電振動子に利用した場合における周波数特性を示すグラフである。
【図19】従来例の圧電振動子を示す斜視図である。
【図20】図19に示す圧電振動子の周波数特性を示すグラフである。
【図21】従来例の圧電フィルタを示す平面図である。
【図22】図21に示す圧電フィルタの周波数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 圧電素子
11 圧電性基板
12 電極
13 絶縁層
14 単位電極[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a piezoelectric element having electrodes on a piezoelectric substrate, such as a piezoelectric vibrator and a piezoelectric filter.
[0002]
[Prior art]
The piezoelectric vibrator generally has a structure in which one
[0003]
Further, two piezoelectric vibrators are formed adjacent to each other on one piezoelectric substrate, and the two piezoelectric vibrators can be elastically coupled to use two vibration modes of the elastic wave. A filter can be configured. In addition, it is known that a multimode filter is configured by using three or more vibration modes.
[0004]
For example, as shown in FIG. 21, when the sliding vibration direction on the
[0005]
In addition,
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, in the piezoelectric vibrator having the configuration as shown in FIG. 19, when the electrode is enlarged in order to reduce the impedance, there is a problem that spurious is generated in a frequency region higher than the fundamental frequency as shown in FIG.
[0007]
The cause of the occurrence of such spurious occurs when the electrode width w is widened, and can be eliminated by reducing the electrode width. In addition, attempts have been made to remove spurious by changing the electrode shape to a circle or rhombus, but this is not necessarily clear and the spurious reduction effect is still not sufficient.
[0008]
On the other hand, it is known that spurious as shown in FIG. 22, for example, is generated even in a piezoelectric filter using rectangular electrodes as shown in FIG. In order to remove this spurious, various devices using the mass effect have been made, but it is not necessarily clear and the spurious reduction effect is not yet sufficient.
[0009]
As a result of research on the inconvenience, the present inventor has obtained the following knowledge. That is, it is possible to first obtain the natural vibration defined by the electrode and the piezoelectric substrate, and further to provide an electrode having a shape that maximizes the conversion efficiency to the natural vibration of an arbitrary order of interest. The idea is to reduce energy.
[0010]
In other words, the vibration energy distribution generated by applying a voltage to the electrode on the piezoelectric substrate is uniquely determined by the shape of the electrode, but this shape is the shape that maximizes the conversion efficiency to the natural vibration of the order of interest. In other words, by applying the electrode shape in accordance with the natural vibration distribution of the order of interest, the vibration energy of other natural vibrations can be relatively lowered, and the spurious reduction effect can be further increased.
[0011]
The same applies to the case where electrodes having a shape that makes the conversion efficiencies into a plurality of modes consisting of symmetric and antisymmetric modes of any order of interest substantially equal are provided.
[0012]
The present invention has been made on the basis of such knowledge, and can further improve the spurious reduction effect as compared with the above-described conventional proposals. Moreover, not only the fundamental wave but also any higher-order mode vibration can be achieved. It is a first object of the present invention to provide a piezoelectric element that can suppress natural vibrations of orders other than the used order and reduce spurious.
[0013]
The present invention also suppresses vibrations of modes of orders other than the order of interest using vibrations of symmetric modes and antisymmetric modes of an arbitrary order as well as first-order symmetric modes and antisymmetric modes. It is a second object to provide a piezoelectric element that can be reduced.
[0014]
It is a third object of the present invention to provide a piezoelectric filter that can be configured as a broadband filter using three or more symmetrical mode and antisymmetric mode vibrations.
[0015]
A fourth object of the present invention is to provide a piezoelectric vibrator having a plurality of clearly separated resonance characteristics by utilizing vibrations of a plurality of modes and antisymmetric modes.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The
[0017]
The outer peripheral shape of the
[0018]
Further, a plurality of vibration mode distributions specified by the order and the vibration mode as shown in FIG. 1 or FIG. 4 are obtained, and the vibration distribution curves as shown in FIG. The shape of the
[0019]
The shape of the
[0020]
The shape of the
[0021]
Specifically, the shape of the
[0022]
Here, the
[0023]
On the other hand, in the case where the
[0024]
【The invention's effect】
According to the present invention, the vibration energy of the natural vibration of the non-target order is relatively reduced by configuring the electrode so that the conversion efficiency to the natural vibration of the target order is maximized with respect to the elastic wave of the arbitrary target order. Accordingly, the attenuation rate of other natural vibrations with respect to the natural vibration of the target order can be increased as much as possible, and the
[0025]
Further, it can be configured as a broadband filter using vibrations of three or more symmetric modes and antisymmetric modes.
[0026]
Furthermore, a piezoelectric vibrator having a plurality of clearly separated resonance characteristics can be configured by utilizing vibrations of a plurality of orders of symmetric mode and antisymmetric mode.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The
[0028]
More specifically, the outer peripheral shape of the
[0029]
For example, the vibration mode distribution in the first-order symmetric mode has a shape in which the left and right ends of the cosine curve corresponding to a half cycle rise as illustrated in FIG. On the other hand, the vibration mode distribution in the first-order antisymmetric mode is a part of a sine curve as illustrated in FIG.
[0030]
Furthermore, when the sum of the curves shown in FIGS. 1 and 4 is taken, a large mountain-shaped curve extending on the plus side of the coordinate axis and a small mountain-shaped curve extending on the minus side are obtained as shown in FIG. The same applies when three or more symmetric and antisymmetric vibration modes are used. For example, by obtaining vibration mode curves in the third-order symmetric mode and the second-order and third-order antisymmetric modes and taking the sum thereof, a curve as shown in FIG. 12 is obtained.
[0031]
Therefore, in the curve of FIG. 1, a substantially elliptical closed curve is formed by adding a curve inverted in the minus direction, as indicated by a broken line in FIG. Therefore, the shape corresponding to the closed curve is the basic outer peripheral shape of the
[0032]
Furthermore, in the
[0033]
Therefore, the
[0034]
Here, the insulating
[0035]
Further, when the
[0036]
Next, even in the curve shown in FIG. 4, two closed curves are drawn by adding the inverted curves shown by the broken lines in FIG. 5 in substantially the same manner as described above. Therefore, by forming an
[0037]
Therefore, the
[0038]
Further, even in the curve shown in FIG. 7, the outer peripheral shape of the
[0039]
However, in the case of such a configuration, as shown in FIG. 10, for example, the lower two
[0040]
Even in the curve shown in FIG. 12, the outer peripheral shape of the
[0041]
In this case, the polarity of each
[0042]
Further, even when the order of interest or the number of curves to be overlapped increases, the outer peripheral shape of the
[0043]
【Example】
As the
[0044]
On the surface, a surface electrode made of a thin film of silver (Ag) is formed, and a back electrode having the same shape is formed at the same position on the back surface. In addition, a lead wire (not shown) is provided from each
[0045]
In this example, the design resonance frequency of the
[0046]
Here, it is assumed that an electrode having a width of 3 mm and an infinite length is provided on the
ψ (z) = cos (0.97634z) (where z is the position in the z-axis direction expressed in mm, where the electrode center position C is 0 mm)
Got.
[0047]
Further, FIG. 1 is a graph showing the natural vibration mode distribution ψ (z) described above. The horizontal axis indicates the length in the electrode width direction with the electrode center C as the origin in mm, and the vertical axis indicates the relative value with the maximum value being 1.0.
[0048]
The present invention considers the above-described natural vibration mode distribution as a vibration distribution when the
[0049]
Therefore, in this embodiment, the maximum length d of the
[0050]
Here, the insulating
[0051]
The frequency characteristics of the piezoelectric vibrator according to the above configuration are as shown in FIG. FIG. 20 shows, for comparison, frequency characteristics when the
[0052]
[Other embodiments]
In this example, as the
[0053]
In this example, the input and output electrodes on the surface side made of a thin film of Ag (silver) in the vertical direction separated by the insulating
[0054]
In this example, the design resonance frequency of the
[0055]
Here, it is assumed that an electrode having a width of 3 mm and an infinite length is provided on the
[0056]
Similarly, FIG. 4 is a graph showing the vibration mode distribution ψ (z) in the antisymmetric mode of the first order of interest, and the vibration mode distribution in the symmetric mode of FIG. 1 and the antisymmetric of FIG. FIG. 7 shows a curve in which the vibration mode distribution in the mode is added to each other and the maximum value is corrected to 1.0. From these curves, the shapes of the input electrode and the output electrode as shown in FIG. 10 are determined.
[0057]
Further, the frequency characteristics of the piezoelectric filter formed in this way are as shown in FIG. The frequency characteristics of the rectangular piezoelectric filter in the conventional example shown in FIG. 21 are as shown in FIG. 22, and it has been confirmed that spurious is reduced compared to the frequency characteristics of FIG.
[0058]
Next, another embodiment shown in FIG. 14 is the sum of each vibration mode distribution in the third vibration mode and the three vibration modes specified by the second and third antisymmetric vibration modes. This corresponds to the curve shown in FIG. When the
[0059]
The above-described embodiment is an example, and the same applies to other orders and modes. In addition, the shape or various characteristics of the
[0060]
Further, the
[0061]
Further, the width w and the length d of the
[0062]
Furthermore, the arrangement position and shape of the leader line are configured to be provided in a narrow strip shape on a blank portion where the
[0063]
Note that the input electrode and the output electrode can be provided in the z-axis direction as in the prior art, instead of being provided in the x-axis direction, which is the sliding direction of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing a natural vibration mode distribution in a first-order symmetric mode.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a process of determining an outer peripheral shape of an electrode in a piezoelectric element according to the present invention from the graph shown in FIG.
FIG. 3 is a plan view showing an example in which the piezoelectric element according to the present invention is implemented corresponding to a first-order symmetry mode.
FIG. 4 is a graph showing a natural vibration mode distribution in a first-order antisymmetric mode.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a process of determining an outer peripheral shape of an electrode in the piezoelectric element according to the present invention from the graph shown in FIG.
FIG. 6 is a plan view showing an example in which the piezoelectric element according to the present invention is implemented corresponding to a first-order antisymmetric mode.
FIG. 7 is a graph showing a vibration mode distribution indicating the sum of a first-order symmetric mode and an anti-symmetric mode.
FIG. 8 is an explanatory diagram showing a process of determining an outer peripheral shape of an electrode in the piezoelectric element according to the present invention from the graph shown in FIG.
FIG. 9 is a plan view showing an example in which the piezoelectric element according to the present invention is implemented corresponding to the sum of the first-order symmetric mode and the anti-symmetric mode.
10 is a plan view showing another embodiment of the piezoelectric element shown in FIG.
11 is a plan view showing still another embodiment of the piezoelectric element shown in FIG. 9. FIG.
FIG. 12 is a graph showing a vibration mode distribution corresponding to the sum of three vibration modes.
13 is an explanatory diagram showing a process of determining the outer peripheral shape of the electrode in the piezoelectric element according to the present invention from the graph shown in FIG.
FIG. 14 is a plan view showing an example in which the piezoelectric element according to the present invention is implemented corresponding to the sum of three vibration modes.
15 is a plan view showing another embodiment of the piezoelectric element shown in FIG.
16 is a graph showing frequency characteristics when the piezoelectric element having the configuration shown in FIG. 3 is used in a piezoelectric vibrator.
17 is a graph showing frequency characteristics when the piezoelectric element having the configuration shown in FIG. 10 is used in a piezoelectric filter.
18 is a graph showing frequency characteristics when the piezoelectric element having the configuration shown in FIG. 14 is used in a piezoelectric vibrator.
FIG. 19 is a perspective view showing a conventional piezoelectric vibrator.
20 is a graph showing frequency characteristics of the piezoelectric vibrator shown in FIG.
FIG. 21 is a plan view showing a conventional piezoelectric filter.
22 is a graph showing frequency characteristics of the piezoelectric filter shown in FIG. 21. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (22)
前記電極における外周形状の一部または全部を、着目する次数の振動モード分布またはそれらの和に対応した形状に構成することを特徴とする圧電素子。In a piezoelectric element having an electrode on a piezoelectric substrate,
A part or all of the outer peripheral shape of the electrode is configured to have a shape corresponding to the vibration mode distribution of the order of interest or the sum thereof.
各隣接する単位電極は、互いに異なった極性の電圧が印加される請求項3乃至5の何れかに記載の圧電素子。The piezoelectric element is a piezoelectric vibrator,
The piezoelectric element according to claim 3, wherein voltages having different polarities are applied to each adjacent unit electrode.
各隣接する単位電極は、入力電極と出力電極とから構成されるとともに、各単位電極は互いに異なった極性に設定される請求項3乃至5の何れかに記載の圧電素子。The piezoelectric element is a piezoelectric filter,
6. The piezoelectric element according to claim 3, wherein each adjacent unit electrode includes an input electrode and an output electrode, and each unit electrode is set to have a different polarity.
次数と振動モードとで特定される振動モード分布を複数求めるとともに、各振動モード分布の和で表される振動分布曲線に対応させて前記電極の形状を構成することを特徴とする圧電素子。A piezoelectric element having electrodes on a piezoelectric substrate,
A piezoelectric element characterized in that a plurality of vibration mode distributions specified by an order and a vibration mode are obtained, and the shape of the electrode is configured to correspond to a vibration distribution curve represented by the sum of the vibration mode distributions.
複数の次数の対称または反対称振動モードにおける各振動モード分布を総和した振動分布曲線に対応させて構成することを特徴とする請求項9記載の圧電素子。The shape of the electrode is
10. The piezoelectric element according to claim 9, wherein the piezoelectric element is configured to correspond to a vibration distribution curve obtained by summing up the vibration mode distributions in a plurality of orders of symmetric or antisymmetric vibration modes.
1つの次数の対称振動モードにおける振動モード分布または複数の次数の対称振動モードにおける各振動モード分布を総和した振動分布と、
1つの次数の反対称振動モードにおける振動モード分布または複数の次数の反対称振動モードにおける各振動モード分布を総和した振動分布との和で表される振動分布曲線に対応させて構成することを特徴とする請求項9記載の圧電素子。The shape of the electrode is
A vibration distribution obtained by summing up vibration mode distributions in a single-order symmetrical vibration mode or a plurality of vibration mode distributions in multiple-order symmetrical vibration modes;
A vibration mode distribution in one-order antisymmetric vibration mode or a vibration distribution curve represented by the sum of the vibration mode distributions of the vibration mode distributions in a plurality of orders of anti-symmetric vibration modes. The piezoelectric element according to claim 9.
対応する位置の単位電極は、互いに異なった極性に設定される請求項15記載の圧電素子。The electrodes are arranged in the same position on the front and back surfaces of the piezoelectric substrate, and the same shape is disposed.
The piezoelectric element according to claim 15, wherein unit electrodes at corresponding positions are set to have different polarities.
前記電極は入力電極および出力電極から構成される請求項13乃至16の何れかに記載の圧電素子。The piezoelectric element is a piezoelectric filter,
The piezoelectric element according to claim 13, wherein the electrode includes an input electrode and an output electrode.
前記電極の形状が、
互いに異なる形状の余弦曲線と正弦曲線の少なくとも一方を複数足し合わせた総和で表される曲線に対応して構成されることを特徴とする圧電素子。A piezoelectric element having electrodes on a piezoelectric substrate,
The shape of the electrode is
A piezoelectric element characterized by being configured to correspond to a curve represented by a sum total of at least one of a cosine curve and a sine curve having different shapes.
圧電性基板の同一面上にプラス極とマイナス極が同時に形成されている請求項18記載の圧電素子。The electrode is composed of a plurality of unit electrodes,
19. The piezoelectric element according to claim 18, wherein a positive electrode and a negative electrode are simultaneously formed on the same surface of the piezoelectric substrate.
対応する位置の単位電極は、互いに異なった極性に設定される請求項19記載の圧電素子。The unit electrodes are arranged in the same position on the front and back surfaces of the piezoelectric substrate, and the same shape is disposed.
20. The piezoelectric element according to claim 19, wherein unit electrodes at corresponding positions are set to have different polarities.
前記電極は入力電極および出力電極から構成される請求項20記載の圧電素子。The piezoelectric element is a piezoelectric filter,
The piezoelectric element according to claim 20, wherein the electrode includes an input electrode and an output electrode.
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