JP4695696B2 - 無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法及び同システムにおける無線基地局 - Google Patents

無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法及び同システムにおける無線基地局 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法及び同システムにおける無線基地局に関する。
無線基地局(BS)と無線端末(MS)とをそなえた無線通信システムでは、MSは、前記BSを介して他のMSと通信を行なうことができる。
このような無線通信システムでは、一般に、ある特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保証するQoS(Quality of Service)が提供されている。
前記QoSは、例えば、MSを所有するユーザに関する情報(契約情報など)に応じて、ユーザ単位で前記優先度に基づいた通信を実現しており、優先度の高いユーザに対しては、当該優先度よりも低い優先度を有するユーザに比して、高品質の通信を提供したり、高帯域の通信を提供したりすることを可能としている。
ところで、近年、研究開発が進められている、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(あるいはOFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)技術をベースとしたWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)などのIEEE802.16e標準に準拠した無線通信システムでは、MSは、BSとの通信を開始する際に、CDMAコード(CDMA Code)と称する特定の信号をBSに送信し、当該CDMAコードに対する応答信号をBSから受信することにより、データの送信に必要な無線リソース(周波数帯域や拡散コードなど)の割り当て要求の送信許可を受ける必要がある。
ここで、上記無線通信システムの全体動作の一例について、図12を用いて説明する。図12は上記無線通信システムの通信開始時の動作を説明するシーケンス図である。
まず、MSは、BSとの通信を開始するに先立って、無線リソースの割り当て要求の権利を得るために、CDMAコードをBSに送信する(ステップS100)。
BSは、MSからの上記CDMAコードを正常に受信すると、MSが無線リソースの割り当て要求を送信することを許可するかどうかを判定する。この判定動作は、例えば、無線リソースの空き状況などに基づいて決定される。
そして、BSが前記割り当て要求を許可すると判定した場合、当該CDMAコードに対する応答信号として割り当て要求送信許可を意味するメッセージ(CDMA Allocation IE(Information Element))をMSに送信することにより、無線リソースの割り当て要求信号の送信権をMSに与える(ステップS110)。
この応答信号を受信したMSは、次いで、BSへの上り(アップリンク:UL(Up Link))の通信に必要な無線リソースの割り当て要求信号(Bandwidth Request)をBS宛に送信する(ステップS120)。
当該割り当て要求信号を受信したBSは、要求された無線リソースをMSに割り当てるか否かを判定する。この判定動作も、例えば、無線リソースの空き状況などに基づいて決定される。
そして、BSが、当該割り当て要求信号で要求された無線リソースをMSに割り当てると判定した場合、当該割り当て要求信号で要求された無線リソースをMSに割り当てるとともに、割り当て許可信号(UL Allocation)をMSに送信する(ステップS130)。
最後に、MSは、この割り当て許可信号を受信することにより、BSから割り当てられた無線リソースを使用してULの送信(ULのデータ送信)を開始する(ステップS140)。
このように、上記無線通信システムでは、MSがBSにデータ送信するためには、MSはBSにCDMAコードを受け付けてもらう必要がある。
ここで、CDMAコードの送信に用いられる無線フレームについて図13を用いて説明する。図13は上記無線通信システムで使用される無線フレームの一例を示す模式図である。当該無線フレームは、OFDM(あるいはOFDMA)方式、特に、IEEE802.16e標準に準拠した無線フレームであり、WiMAXにおいて使用される無線フレームである。
この図13に示すように、当該無線フレームは、複数の周波数チャネル(紙面垂直方向)を有する、下り(ダウンリンク:DL(Down Link))サブフレームと上り(UL)サブフレームとが時間多重(紙面水平方向)されて構成される。
そして、下りサブフレームは、無線フレームの同期情報が挿入されるプリアンブルフィールド(領域)100やフレームコントロールヘッダ(FCH:Frame Control Header)が挿入されるFCHフィールド、MSが通信(送受信)に用いるバースト領域(周波数及びシンボル時間で規定される)の割当情報を含むMAP情報(DL-MAP,UL-MAP)が挿入されるMAP情報フィールドを含むヘッダ領域と、その他の領域(バースト領域)とが規定されている。
一方、上りサブフレームは、CDMA帯域要求(CDMA Bandwidth Request)領域200とその他の領域(バースト領域、MSにとっての送信領域)とを有して構成される。ここで、上記CDMAコードは、CDMA帯域要求領域200を用いて、MSからBSへ送信される。つまり、CDMA帯域要求領域200は、複数のMSで共有される領域(共有送信領域、共有チャネル)として規定されている。
ところが、上記CDMA帯域要求領域200は、BSからデータを受信する際に必要なネゴシエーション処理(ユーザ認証処理など)済みの複数のMS(即ち、BSに接続しているMS)で共用される領域であるので、当該複数のMSは、上記CDMA帯域要求領域200を用いて、ランダムな周波数及びタイミング(シンボル時間)で、複数種類のCDMAコードのうちの一つをランダムに選択してBSに送信する。
このため、複数のMSが上記CDMA帯域要求領域200内で同一の周波数及びタイミング(シンボル時間)で同一のCDMAコードをBSに送信した場合、CDMAコードの衝突が発生し、BSでは前記複数のMSからのCDMAコードを正常に受信することができなくなる。
したがって、MSはBSからの応答信号(CDMA Allocation IE メッセージ)を受けることができず、さらに、一定時間内にBSから当該応答信号を受信できない場合、BSが上記CDMAコードを正常に受信できなかったと判断して、CDMAコードの再送制御を行なう。
なお、関連分野の技術として、下記特許文献1〜3がある。下記特許文献1記載の技術は、常に一定のCP(Contention Period)を確保するため、無線LAN(Local Area Network)におけるCFP(Contention Free Period)及びCPのアクセス制御フィールドを定義し、CPの最小値を確保するパラメータに応じてCFPあるいはCPのいずれかを使用するものである。
また、下記特許文献2記載の技術は、無線リソースの効率的な利用を可能とし、且つマルチホップ通信にも適用できる無線アクセス制御方法を目的として、CFP及びCPのアクセス制御フィールドを定義するものである。さらに、下記特許文献3記載の技術は、有線の伝送路を有する通信システムにおいて、コンテンションモードとポーリングモードとを定義し、空きチャネルを割り当てるものである。
特開2004−153558号公報 特開2006−5653号公報 特開2002−368764号公報
ところで、例えば、ユーザが混雑している会場にいる場合や、災害が発生した場合などにおいては、BSに接続しているMSが一斉に通信を開始することが予想される。このような場合、複数のMSから送信されるCDMAコードが衝突する可能性があり、衝突したCDMAコードに対して、BSは無線リソース割り当て要求に関する応答信号を送信することができない。
このとき、衝突したCDMAコードを送信したMSの中には、優先度が高いユーザもおり、このようなユーザは、優先度が他のユーザよりも高いにも関わらず、無線リソースの割り当てに時間を要し、通信の開始が遅延するという課題がある。
一方、上記のように、多数のMSが一斉に通信を開始し、BSが多数のCDMAコードを正常に受信できた場合、BSは、受信した多数のCDMAコードに対する応答信号を送信するが、無線リソースに限りがある等の理由により、MSから受信した全てのCDMAコードに対しては応答信号を送信(返信)できない可能性もある。
CDMAコードには、MSに関する情報(ユーザ識別情報など)は含まれていないため、BSは、MSからCDMAコードを受信した時点では、どのMSがCDMAコードを送信したかを判別できない。
したがって、高優先度のユーザのMSに対して、優先的に応答信号を返信することもできないため、やはり、優先度が他のユーザよりも高いにも関わらず、無線リソースの割り当てに時間を要し、通信の開始が遅延するという課題がある。
なお、このような課題及びその解決手段に関して、上記特許文献1〜3には、開示も示唆もない。
本発明は、以上のような課題に鑑み創案されたもので、複数の無線端末が一斉に通信を開始し、無線基地局への無線フレームにおける共有領域が混雑するような状況においても、高優先度のユーザの無線端末に優先的に無線リソース(通信領域)の割り当てを行なえるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、下記の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法及び同システムにおける無線基地局を用いることを特徴としている。即ち、
(1)本発明の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法は、複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線により通信する少なくとも1つの無線基地局とをそなえ、前記複数の無線端末が前記無線基地局に無線リソースの割り当てを要求する権利を得るための特定の信号を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局が前記特定の信号に基づき前記複数の無線端末に無線リソースの割り当てを行なう無線通信システムにおいて、前記無線基地局が、前記複数の無線端末からの前記特定の信号の受信状況を監視し、前記監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定し、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なうことを特徴としている。
(2)ここで、前記無線基地局は、特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号数を監視し、前記信号数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(3)また、前記無線基地局は、特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号の衝突数を監視し、前記衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(4)さらに、前記無線基地局は、前記信号数と、当該無線基地局が送信可能な、前記特定の信号に対する応答可能信号数と、に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(5)また、前記無線基地局は、過去に受信した前記特定の信号に関する、信号数、応答可能信号数及び衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(6)さらに、前記優先度を、前記無線端末を所有するユーザの契約レベルに基づいた優先度としてもよい。
(7)また、前記優先度を、前記無線基地局と前記無線端末との間の無線通信方式に基づいた優先度としてもよい。
(8)このとき、前記無線通信方式は、変調方式,符号化方式,符号化レートのいずれか1つ以上に基づくものであってもよい。
(9)また、前記無線基地局は、前記無線端末からの無線リソースの割り当て要求送信分の前記無線リソースの割り当てを行なうようにしてもよい。
(10)さらに、前記無線基地局は、前記無線端末からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうようにしてもよい。
(11)また、前記無線基地局は、当該無線基地局と通信中の前記無線端末については、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なわないようにしてもよい。
(12)一方、本発明の無線通信システムにおける無線基地局は、複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線により通信する少なくとも1つの無線基地局とをそなえ、前記複数の無線端末が前記無線基地局に無線リソースの割り当てを要求する権利を得るための特定の信号を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局が前記特定の信号に基づき前記複数の無線端末に無線リソースの割り当てを行なう無線通信システムにおける前記無線基地局であって、前記複数の無線端末からの前記特定の信号を受信する特定信号受信手段と、前記特定信号受信手段にて受信した前記特定の信号の受信状況を監視する監視手段と、前記監視手段での監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定する判定手段と、前記判定手段にて前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なう割当手段とをそなえたことを特徴としている。
(13)ここで、前記監視手段は、特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号数を監視し、前記判定手段は、前記信号数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(14)また、前記監視手段は、特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号の衝突数を監視し、前記判定手段は、前記衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(15)さらに、前記判定手段は、前記信号数と、当該無線基地局が送信可能な、前記特定の信号に対する応答可能信号数と、に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(16)また、前記判定手段は、過去に受信した前記特定の信号に関する、信号数、応答可能信号数及び衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定するようにしてもよい。
(17)さらに、前記無線基地局は、前記優先度を前記無線端末に関する情報に基づき決定する優先度決定手段をそなえていてもよい。
(18)また、前記優先度決定手段は、前記優先度を、前記無線端末を所有するユーザの契約レベルに基づいた優先度としてもよい。
(19)さらに、前記優先度決定手段は、前記優先度を、前記無線基地局と前記無線端末との間の無線通信方式に基づいた優先度としてもよい。
(20)このとき、前記無線通信方式は、変調方式,符号化方式,符号化レートのいずれか1つ以上に基づくものであってもよい。
(21)また、前記割当手段は、前記無線端末からの無線リソースの割り当て要求送信分の前記無線リソースの割り当てを行なうようにしてもよい。
(22)さらに、前記割当手段は、前記無線端末からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうようにしてもよい。
(23)また、前記割当手段は、当該無線基地局と通信中の前記無線端末については、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なわないようにしてもよい。
(24)さらに、本発明の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法は、複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線フレームにより通信する少なくとも一つの無線基地局とをそなえた無線通信システムにおいて、前記無線基地局は、前記複数の無線端末で共有される前記無線フレーム中の共有送信領域の受信状況を監視し、前記受信状況の監視結果と、前記複数の無線端末に設定された優先度に関する情報とに基づいて、前記無線端末が送信に使用する前記無線フレーム中の送信領域の割り当てを制御することを特徴としている。
(25)また、本発明の無線通信システムにおける無線基地局は、複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線フレームにより通信する少なくとも一つの無線基地局とをそなえた無線通信システムにおける前記無線基地局であって、前記複数の無線端末で共有される前記無線フレーム中の共有送信領域の受信状況を監視する監視手段と、前記複数の無線端末に設定された優先度に関する情報を記憶する優先度情報記憶手段と、前記監視手段による前記受信状況の監視結果と、前記優先度情報記憶手段における前記優先度に関する情報とに基づいて、前記無線端末が送信に使用する前記無線フレーム中の送信領域の割り当てを制御する制御手段とをそなえたことを特徴としている。
上記本発明によれば、少なくとも次のいずれかの効果ないし利点が得られる。
(1)無線基地局が、複数の無線端末からの特定の信号の受信状況を監視し、前記監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定し、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なうので、前記無線基地局において、前記特定の信号を受信(判別)できない場合でも、優先度の高い無線端末に優先的に前記無線リソースの割り当てを行なうことができる。
(2)ここで、前記無線基地局は、前記特定の信号数を監視することにより、前記無線基地局と前記無線端末との間の通信混雑状況に基づいた、上記優先度に基づく無線リソース割り当て処理を行なうことができるので、より効果的に無線リソースの割り当て処理を行なうことが可能となる。
(3)また、前記無線基地局は、前記特定の信号の衝突数を監視することにより、前記無線基地局と前記無線端末との間の通信混雑状況に基づいた、上記優先度に基づく無線リソース割り当て処理を行なうことができるので、より効果的に無線リソースの割り当て処理を行なうことが可能となる。
(4)さらに、前記無線基地局は、前記特定の信号数と、当該無線基地局が送信可能な前記特定の信号に対する応答可能信号数とに基づいて、上記優先度に基づく無線リソース割り当て処理を行なうことができるので、さらに効率的に無線リソースの割り当て処理を行なうことが可能となる。
(5)また、上記の優先度を、無線端末を所有するユーザの契約レベルに基づいて設定することで、契約レベルの高いユーザに優先的に無線リソースの割り当てを行なうことが可能となる。
(6)さらに、上記の優先度を、無線基地局と無線端末との間の無線通信方式に基づいて設定することで、高効率の無線通信方式を使用する無線端末に優先的に無線リソースの割り当て処理を行なうことができるので、より多くの無線端末に無線リソースの割り当てることができる。
(7)また、前記無線基地局は、前記無線端末からの無線リソースの割り当て要求送信分の前記無線リソースの割り当てを行なえば、前記無線基地局と前記無線端末との間の通信状況が混雑しているような場合に、効率的な無線リソースの割り当てを行なうことができる。
(8)さらに、前記無線基地局は、前記無線端末からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうことで、前記無線基地局と前記無線端末との間の通信状況が混雑しているような場合に、効率的な無線リソースの割り当てを行なうことができる。
(9)また、前記無線基地局は、当該無線基地局と既に通信中の無線端末については、上記優先度に基づく無線リソースの割り当て処理を行なわないようにするので、さらに多くの無線端末に効率的に無線リソースを割り当てることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける無線基地局(BS)の要部の構成を示すブロック図である。 図1に示すBSの制御部の要部の構成を示すブロック図である。 図1及び図2に示すBS(制御部)の動作の一例を説明するフローチャートである。 CDMA帯域要求領域におけるCDMAコードの衝突の一例を示す模式図である。 図2に示す制御部により生成される優先度テーブルの一例を示す図である。 図2に示す制御部の優先度テーブル生成の動作の一例を説明するシーケンス図である。 図2に示す制御部により生成される優先度テーブルの一例を示す図である。 図2に示す制御部の優先度テーブル生成の動作の一例を説明するシーケンス図である。 記憶部に格納される情報の一例を示す模式図である。 図1に示すBSの無線リソース割り当て処理を説明するシーケンス図である。 図1に示すBSの無線リソース割り当て処理を説明するシーケンス図である。 無線通信システムの通信開始時の動作を説明するシーケンス図である。 従来の無線通信システムで使用される無線フレームの一例を示す模式図である。
符号の説明
1 無線基地局(BS)
2 NW(ネットワーク)インタフェース部
3 パケット識別部
4 パケットバッファ部
5 PDU生成部
6 送信処理部
7 符号化部
8 変調部
9 送信部
10 デュプレクサ
11 受信処理部
12 受信部
13 復調部
14 復号化部
15 制御部
16 記憶部(優先度情報記憶手段)
17 マップ(MAP)情報生成部
18 制御データ抽出部
19 パケット生成部
20 アンテナ
21 特定信号受信部(特定信号受信手段)
22 監視部(監視手段)
23 判定部(判定手段)
24 優先度決定部(優先度決定手段)
25 割当部(割当手段)
26 応答信号送信部
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、本発明は、以下に説明する実施形態及び変形例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
〔A〕一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおける無線基地局(BS)の要部の構成を示すブロック図である。この図1に示すBS1は、複数の無線端末(MS)30と無線により通信するもので、当該無線通信に用いる無線フレームは、例えば図13により前述したIEEE802.16e標準に準拠した無線フレームを前提とする。
そして、MS30は、BS1に無線リソース、即ち、当該無線フレームにおいて周波数(サブチャネル周波数)と時間(シンボル時間)とで規定される、ULサブフレームにおける送信領域(ULバースト)の割り当てを要求する権利を得るための特定の信号(CDMAコード)を、ULサブフレーム中の他のMS30との共有領域である特定の領域(CDMA帯域要求領域)でBS1に送信し、当該CDMAコードをBS1が正常に受信することにより、MS30に無線リソース(ULバースト)の割り当てを行なえるようになっている。
なお、以下の説明において、パケットとは、IP(Internet Protocol)パケットやATM(Asynchronous Transfer Mode)セル等のMAC−SDU(Media Access Control-Service Data Unit)(以下、単に「SDU」ともいう)を意味し、MAC−SDU(ペイロード部)にGMH(Generic MAC Header)やサブヘッダ等のヘッダ情報を付与したものをMAC−PDU(MAC-Protocol Data Unit)(あるいは単に「PDU」)と呼ぶ。PDUは、当該パケットのプロトコルが扱うデータの単位である。
(BS1の説明)
より詳細には、図1に示すBS1は、その要部の機能に着目すると、例えば、ネットワークインタフェース部2と、パケット識別部3と、パケットバッファ部4と、PDU生成部5と、送信処理部6と、デュプレクサ10と、受信処理部11と、制御部15と、マップ(MAP)情報生成部17と、制御データ抽出部18と、パケット生成部19と、アンテナ20とをそなえて構成される。
ここで、ネットワーク(NW)インタフェース部2は、IP網やATM網等の上位ネットワーク(図示省略)とのインタフェースをとるための機能を具備するもので、所要の各種プロトコル制御機能等を具備している。
パケット識別部3は、NWインタフェース部2からの送信データ(本例では、パケット)のIPヘッダ等の情報を基に、宛先MS30やQoS(Quality of Service)クラスを識別して、その識別情報をマップ情報生成部17に転送するとともに、当該パケットをパケットバッファ部4へ転送するようになっている。
マップ情報生成部17は、制御部15の制御の下、パケット識別部3からの前記識別情報に基づき、宛先MS30やQoSクラスに対応するコネクションID(CID)別に、前記パケットを無線フレーム(DLサブフレーム)のどの領域(バースト)にマッピングする(割り当てる)かを示す割当情報(DL-MAP)を生成するとともに、MS30がBS1との通信に使用すべきULサブフレーム中のバーストを指定するための割当情報(UL-MAP)を生成するものである。
つまり、MAP情報は、本BS1とMS30との間の通信(送受信)制御に用いられる情報で、MS30は、BS1から受信したDLサブフレームのMAP情報に設定されているCID,バースト位置,バーストサイズにより特定されるバーストを使用してBS1との通信(送受信)を行なうことになる。したがって、ULサブフレームにおける前記CDMA帯域要求領域も当該MAP情報により指定され、本実施形態の無線リソース割り当て処理も上記MAP情報に反映されることになる。なお、前記バースト位置は、無線フレーム先頭からのサブチャネルオフセットとシンボルオフセットとで指定でき、バーストサイズは、サブチャネル数とシンボル数とで指定できる。
パケットバッファ部4は、パケット識別部3からの送信パケットを保持(バッファリング)する機能を具備するもので、マップ情報生成部17からのマップ情報に基づき、例えば宛先MS30やQoSクラスに対応するコネクションID(CID)別に、後段のPDU生成部5へ送信パケットを転送できるようになっている。
PDU生成部5は、パケットバッファ部4からの送信パケット(SDU)及び前記マップ情報に基づいて、PDUを生成するものである。
送信処理部6は、PDU生成部5からのPDUに、符号化、変調などの各種の送信処理を施すもので、このために、符号化部7と、変調部8と、送信部9とをそなえて構成される。
ここで、符号化部7は、PDU生成部5からのPDUを所定の符号(例えば、畳み込み符号やターボ符号などの誤り訂正符号)に符号化するものであり、変調部8は、符号化部7からの符号化データをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAMなどの所定の変調方式で変調するものである。なお、これらの符号化部7での符号化率及び変調部8での変調方式は、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)やCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)などのMS30の受信品質に関するフィードバック情報に基づいて制御部15によって適応的に制御することができる。つまり、制御部15には、ACM(Adaptive Coding and Modulation)制御が適用可能である。その場合、符号化率や変調方式に関する情報(ACM情報)は、MAP情報(DL-MAP)に含めて送信することができる。
送信部9は、符号化部7及び変調部8で符号化及び変調を施された送信データについて、DA変換や無線周波数(RF:Radio Frequency)への周波数変換(アップコンバート)、所要の送信電力への高出力増幅などを含む所要の無線送信処理を施すものである。
デュプレクサ10は、アンテナ20の送受を切り替える(送受信信号の分離)機能を具備するもので、例えば、送信部9からの送信信号は、アンテナ20へ出力し、アンテナ20で受信した信号は、受信処理部11へ出力するようになっている。
アンテナ20は、送信部9からの送信信号(RF信号)をMS30に向けて空間へ放射する一方、MS30からの送信されたRF信号を受信するものである。
一方、受信処理部11は、MS30からアンテナ20及びデュプレクサ10を介して受信した信号について、復調、復号などの各種の受信処理を施すもので、このために、例えば、受信部12と、復調部13と、復号化部14とをそなえて構成される。
ここで、受信部12は、デュプレクサ10から受けたMS30からの受信信号について、低雑音増幅器による増幅、ベースバンド周波数への周波数変換(ダウンコンバート)、帯域制限、AD変換などの所要の無線受信処理を施すものであり、復調部13は、当該受信部12からの受信信号を送信側(BS1)での変調方式に対応した復調方式で復調するものである。また、復号化部14は、この復調部13で復調された受信データに送信側(BS1)での符号化方式に対応した復号方式で復号処理を施すものである。
制御データ抽出部18は、受信処理部11で前記受信処理を施された受信データが制御データ(MACマネージメントメッセージ)かユーザデータかを識別して制御データは制御部15へ、ユーザデータはパケット生成部19へ転送するもので、本例では、前記受信データからULサブフレームの前記CDMA帯域要求領域における特定の信号(制御データ)であるCDMAコードを抽出して、当該CDMAコードを制御部15へ転送できるようになっている。
また、パケット生成部19は、MS30からの受信データ(ユーザデータ)に基づいてパケットを生成するもので、生成したパケットはNWインタフェース部2経由で上位ネットワーク側へ転送できるようになっている。
制御部15は、BS1の全体動作を統括的に制御するもので、図1では、前記マップ情報生成部17,送信処理部6及び受信処理部11をそれぞれ制御できる様子が示されている。
ここで、この制御部15は、前記制御データの生成、送受信処理を制御する機能を具備し、MS30からのCDMAコードに対する応答信号の送信及び前記CDMAコードの受信状況に基づく無線リソース(バースト)割り当て処理を制御することができるもので、このため、制御部15は、その機能的要部に着目すると、例えば図2に示すように、少なくとも、特定信号受信部21と、監視部22と、判定部23と、優先度決定部24と、割当部25と、記憶部16と、応答信号送信部26としての各機能をそなえて構成される。
ここで、特定信号受信部(特定信号受信手段)21は、前記制御データ抽出部18で分離、抽出された、MS30からのCDMAコードを受信するものであり、監視部(監視手段)22は、この特定信号受信部21にて受信したCDMAコードの受信状況、即ち、特定周波数で特定期間に(CDMA帯域要求領域で)受信されるCDMAコードの受信数及び衝突数を監視できるものである。
判定部(判定手段)23は、監視部22での監視結果に応じて、MS30に関して事前に設定された優先度に基づく無線リソース(ULバースト)の割り当て処理、即ち、CDMAコードに対する応答信号(制御データ;CDMA Allocation IE メッセージ)の送信処理を行なうか否かを判定するもので、本例では、監視部22での監視結果(即ち、前記CDMAコードの受信数及び衝突数の少なくともいずれか一方)に応じて、優先度決定部24で決定(設定)された優先度に基づいて当該処理を行なうか否かを判定するようになっている。なお、上記CDMA Allocation IE メッセージには、MS30が送信したCDMAコードの情報が設定され、以降のシーケンスにおいて対象MS30は当該CDMAコードにより特定できることになる。
優先度決定部(優先度決定手段)24は、前記優先度をMS30に関する情報に基づき決定するもので、本例では、後述するように、前記優先度を、MS30を所有するユーザの契約レベルに基づいた優先度としたり、前記優先度を、BS1とMS30との間の無線通信方式に基づいた優先度としたりすることができるようになっており、決定された優先度に関する情報(以下、優先度情報ともいう)は、記憶部(優先度情報記憶手段)16に記憶される。なお、前記無線通信方式は、例えば、変調方式,符号化方式及び符号化レートのいずれか1つ以上に基づいて決定されるものである。
割当部(割当手段)25は、判定部23にて前記優先度情報に基づく無線リソース(ULバースト)の割り当て処理を行なうと判定された場合に、前記記憶部16における優先度情報に基づいてULバーストを割り当てるべき優先MS30を選択して当該優先MS30が帯域要求を行なうのに必要なULバーストの割り当てを行なうもので、その割当情報が応答信号送信部26経由でマップ情報生成部17に転送されることにより、当該マップ情報生成部17にて必要なUL-MAP(制御データである前記応答信号)が生成されるようになっている。
応答信号送信部26は、上述のごとく前記応答信号として必要なMAP情報が生成されるよう、割当部25からの上記割当情報をマップ情報生成部17へ転送するものである。MS30は、上記応答信号(UL-MAP)を受信することにより、BS1に対して帯域要求を行なう権利を得たことを検知して、BS1に対して帯域要求(Bandwidth Request メッセージ)をUL-MAPで割り当てられたULバーストにて送信できる状態になる。
本発明の一実施形態に係るBS1は、上述のごとく構成されることにより、ULサブフレームのCDMA帯域要求領域の受信状況、即ち、MS30からのCDMAコードの受信状況(受信数及び衝突数)を監視して、その監視結果に基づき、予め設定された優先度に基づく応答信号の送信(返信)処理を制御して、MS30のCDMAコードの送信の有無に関わらずに無線リソースの割り当て処理を制御することができる。したがって、BS1において、CDMAコードの衝突によりCDMAコードを判別できない場合や受信CDMAコードのすべてに対して応答ができない場合であっても、優先度の高いMS30に優先的に無線リソースの割り当てを行なうことができる。
(BS1の動作説明)
上述のごとく構成されたBS1では、MS30から送信された信号がアンテナ20で受信されると、当該受信信号は、受信処理部11(受信部12,復調部13,復号化部14)を経由することにより所要の無線受信処理、復調処理、復号処理を施された上で制御データ抽出部18に入力され、当該制御データ抽出部18にて、ユーザデータと制御データとが識別され、ユーザデータはパケット生成部19にてパケット化された上で、NWインタフェース部2から上位ネットワーク側へ転送され、制御データ(CDMAコード、帯域要求など)は制御部15へ転送される。
一方、上位ネットワーク側からのMS30宛のパケットはNWインタフェース部2経由でパケット識別部3に入力され、当該パケット識別部3にて、解析されて宛先MS30やQoSクラスが識別され、その識別情報がマップ情報生成部17に転送されるとともに、当該パケットのペイロード部がパケットバッファ部4へ転送される。
マップ情報生成部17では、制御部15の制御の下、パケット識別部3からの前記識別情報に基づき、宛先MS30やQoSクラスに対応するCID別にDLのMAP情報(DL-MAP)を生成するとともに、ULのMAP情報(UL-MAP)を生成する。また、パケットバッファ部4にバッファされているパケットに付加すべきGMHも生成される。
パケットバッファ部4にバッファされたパケットは、所望の送信タイミングにてPDU生成部5へ転送され、PDU生成部5にて必要なヘッダ情報(GMH)が付加された上で、送信処理部6に入力され、符号化部7、変調部8、送信部9を経由することにより、必要な符号化処理、変調処理、無線送信処理を施されて、アンテナ20からMS30に向けて送信される。
(制御部15の動作説明)
次に、上記構成を有するBS1の制御部15に着目した動作(無線リソース割り当て処理)の一例を、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、BS1は、制御データ抽出部18により、受信処理部11で受信処理を施されたMS30からの受信データから、ULサブフレームのCDMA帯域要求領域における特定の信号(制御データ)であるCDMAコードを抽出し、特定信号受信部21にて当該CDMAコードを受信する(ステップS1)。
次いで、BS1は、監視部22により、特定信号受信部21で受信した上記CDMAコードの受信状況(CDMA帯域要求領域内のCDMAコードの受信数及び衝突数)を監視(算出)する(ステップS2)。
判定部23は、監視部22での監視結果(CDMA帯域要求領域内のCDMAコードの受信数及び衝突数)に応じて、優先度決定手段24により記憶部16に事前に設定(登録)されたMS30に関する優先度情報に基づいて無線リソース(ULバースト)の割り当て(CDMAコードに対する応答信号の送信処理)を行なうか否かを判定する(ステップS3)。
ここで、上記優先度に基づく無線リソース(ULバースト)の割り当てを行なわないと判定した場合(ステップS3のNoルート参照)、優先度に関係なく、CDMAコードを正常に受信できたMS30に対してのみ無線リソース(ULバースト)の割り当てを行なう。即ち、制御部15は、前記CDMAコードの正常受信を契機に、前記CDMAコードの情報を含めた応答信号(CDMA Allocation IE メッセージ)を生成してUL-MAPによりブロードキャストすることにより、前記CDMAコードの送信元MS30に帯域要求の許可を与えるとともに、帯域要求に用いるULバーストを通知(指定)する。
一方、上記優先度情報に基づく無線リソース(ULバースト)の割り当てを行なうと判定した場合(ステップS3のYesルート参照)、制御部15は、その時点でのCDMAコードの受信の有無に関わらず、優先度決定手段24により記憶部16に事前に設定(登録)されたMS30に関する優先度情報(本例では、優先度テーブル)から帯域要求のULバーストの割り当て対象となる優先MS30を1又は2以上選択、抽出し(ステップS4)、割当部25により、当該優先MS30に対して帯域要求に用いるULバーストの割り当てを行ない(ステップS5)、その割当情報に応じてUL-MAPを生成し、応答信号送信部26により、当該UL-MAPをブロードキャストする(ステップS6)。
このように、本実施形態に係るBS1は、MS30からのCDMA帯域要求領域におけるCDMAコードの受信状況の監視結果(CDMA帯域要求領域内のCDMAコードの受信数及び衝突数)に応じて、MS30に関して事前に設定された優先度情報に基づく無線リソース(ULバースト)の割り当てを行なうか否かを判定し、上記優先度情報に基づいた無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、上記優先度情報に基づいた無線リソース(帯域要求用のULバースト)の割り当てを行なうので、BS1において、MS30のCDMAコードの送信の有無に関わらず、CDMAコードの衝突によりCDMAコードを判別できない場合や受信CDMAコードのすべてに対して応答ができない場合であっても、優先度の高いMS30に優先的に無線リソースの割り当てを行なうことができる。
以下、上記BS1の制御部15内の要部(監視部22,判定部23,優先度決定部24及び割当部25)について、詳細に説明する。
(監視部22の説明)
本例の監視部22の動作の一例について、図4を用いて説明する。図4はCDMA帯域要求領域におけるCDMAコードの衝突の一例を示す模式図である。
この図4に示すように、ULサブフレーム中のCDMA帯域要求領域200は、例えば、図中の符号a〜hで示すように、複数の区画(異なる時間あるいは異なる周波数)により分けられている。したがって、例えば、複数のMS30、例えば、MS30−1からのCDMAコードとMS30−2からのCDMAコードとが同一(例えば、両者ともコードA)であっても、異なる区画(例えば、符号aで示す区画と符号bで示す区画)にて受信される場合、BS1は、両者のCDMAコードをその区画により識別(判別)できるので、上記CDMAコードを正常に受信できる。
また、例えば、MS30−1からのCDMAコードとMS30−2からのCDMAコードとが、同一の区画(例えば、符号cで示す区画)に格納されて受信されても、MS30−1からのCDMAコード(コードA)とMS30−2からのCDMAコード(コードAとは異なるコードB)である場合、BS1は、両者のCDMAコードをそのコードにより識別(判別)できるので、上記CDMAコードを正常に受信できる。
しかしながら、上記CDMA帯域要求領域200は、BS1からのデータ受信に必要なネゴシエーション処理(ユーザ認証処理など)済みの複数のMS30(即ち、BSに接続しているMS30)で共用される領域であり、当該複数のMS30は、上記CDMA帯域要求領域200を用いて、ランダムな周波数及びタイミング(シンボル時間)で、複数種類のCDMAコードのうちの一つをランダムに選択してBS1に送信するため、この図4に示すように、複数のMS30−1,30−2が上記CDMA帯域要求領域200内で同一の周波数及びタイミング(例えば、符号eで示す区画)で同一のCDMAコード(例えば、コードA)をBS1宛に送信した場合、CDMAコードの衝突が発生し、BS1では両者のCDMAコード(コードA)を正常に受信することができない。
ただ、MS30から受信されるCDMAコードの受信レベルは、BS1において検出可能な程度に大きいため、BS1は、上述のように、複数のMS30から送信されるCDMAコードの衝突が発生した場合でも、少なくとも何らかの信号を受信したことを検出することができる。
即ち、BS1は、CDMAコードの衝突発生を検出することにより、CDMAコードの衝突数y(yは0以上の整数)を検出(算出)することができるのである。
さらに、監視部22は、MS30から受信した無線フレーム,BS1に予め設定された各種設定情報及びBS1とMSとの間の通信状況(通信品質)に基づき、上記CDMAコードが含まれるフレームのフレーム番号「N」(Nは整数),上記CDMAコードを正常に受信した受信数「x」(xは0以上の整数),BS1が上記CDMAコードに対して応答可能な応答可能信号数(割当可能数)「w」(wは0以上の整数)及び上記CDMA帯域要求領域200の大きさ(CDMA帯域要求領域サイズ)「z」(zは0以上の整数)を検出することができる。なお、上記CDMA帯域要求領域サイズは、例えば、CDMA帯域要求領域を規定する、周波数及びシンボル時間に基づいて算出することができる。
また、監視部22は、図9に示すように、上記のフレーム番号「N」,CDMAコードの受信数「x」,割当可能数「w」,CDMAコードの衝突数「y」及びCDMA帯域要求領域サイズ「z」を上記記憶部16に記憶(格納)する。図9は記憶部16に記憶(格納)される情報の一例を示す模式図である。
この図9に示すように、記憶部16には、フレーム番号「N」に対応付けられて、CDMAコードの受信数「x」,割当可能数「w」,CDMAコードの衝突数「y」及びCDMA帯域要求領域サイズ「z」が記憶(格納)される。したがって、BS1が過去に受信した複数の各種情報(上記のフレーム番号「N」,CDMAコードの受信数「x」,割当可能数「w」,CDMAコードの衝突数「y」及びCDMA帯域要求領域サイズ「z」など)を、フレーム番号毎に蓄積することもできる。
本実施形態に係る監視部22は、上述のごとく構成されることにより、MS30から受信したCDMAコードの衝突数及び受信数を算出し、判定部23に上記各種情報を通知することができる。
さらに、これらの各種情報を記憶部16に蓄積することにより、BS1が過去にMS30から受信したCDMAコードに関する各種情報をも判定部23に通知することができる。
なお、監視部22は、判定部23での判定処理に必要な情報(例えば、CDMAコードの受信数「x」や、CDMAコードの衝突数「y」)のみを検出(算出)するようにしてもよく、BS1は、CDMAコードの受信数「x」及びCDMAコードの衝突数「y」を監視することで、BS1とMS30との間の通信混雑状況に応じた、上記優先度に関する情報に基づく無線リソース割り当て処理を行なうことができ、より効果的に無線リソースの割り当て処理を行なうことが可能となる。
また、監視部22は、判定部23での判定処理に必要な情報として、CDMAコードの受信数「x」及び割当可能数「w」を監視(算出)するようにもできるので、判定部23は、BS1とMS30との間の通信状況に応じて詳細な判定基準にしたがって、上記優先度に関する情報に基づく無線リソース割り当て処理を行なうか否かを判定できるので、さらに効率的に無線リソースの割り当て処理を行なうことが可能となる。
さらに、監視部22は、過去の上記各種情報を蓄積しているので、判定部23は、過去に受信した各種情報の受信履歴に基づいて、上記判定動作を行なうこともできる。例えば、監視部22により算出される、ある所定の期間におけるCDMAコードの衝突数「y」の平均値が所定の閾値よりも大きい場合、判定部22は、上記優先度に関する情報に基づく無線リソース割り当て処理を行なうと判定し、ある所定の期間におけるCDMAコードの衝突数「y」の平均値が所定の閾値以下の場合、上記優先度に関する情報に基づく無線リソース割り当て処理を行なわないようにすることもできる。
(優先度決定部24の説明)
次に、優先度決定部24の動作の一例について、図5〜図8を用いて説明する。図5は制御部15により生成される優先度テーブルを示す図であり、図6は制御部15の優先度テーブル生成の動作の一例を説明するシーケンス図である。また、図7はBS1と複数のMSとの間の無線通信方式が設定されたテーブルを説明する図であり、図8はMSからのCQI報告に基づく無線通信方式の設定方法を説明するシーケンス図である。
本例では、優先度決定部24が、MS30に関する情報(加入者情報,無線通信方式情報など)に基づき、優先度テーブルを生成し、記憶部16に格納するようになっている。
ここで、図5に示すように、上記優先度テーブルは、例えば、BS1と接続された複数のMS30−1〜MS30−5と、優先度に関する情報(高、中など)とが対応付けられて構成される。本例では、割当部25が、上記優先度テーブルを参照することにより、例えば、優先度「高(High)」を有するMS(MS30−2及びMS30−3)を優先MS30として選択して、UL-MAP生成に必要な割当情報を、優先度「中(Normal)」を有するMS(MS30−1,MS30−4及びMS30−5)よりも優先して生成することができる。
次に、上記優先度テーブルの生成方法の一例について図6を用いて説明する。この図6に示す例では、加入者(ユーザ)情報(例えば、ユーザの契約レベル)に基づいて、優先度テーブルを生成する。
まず、ユーザが、MS30の電源をオンに設定し(ステップS10)、BS1を介して無線通信システム(無線ネットワーク)への接続を行なう。すると、BS1は、当該MS30に対してユーザID(CID)を割り当てる(ステップS11)。
次いで、MS30は、BS1に対して認証メッセージを返信し(ステップS12)、BS1は、MS30からの認証メッセージにより、MS30の接続認証を行なう。つまり、MS30が上記無線ネットワークへの接続を許可された正当なユーザ(MS)である場合にのみ、無線ネットワークへの接続を許可するようになっている。
次に、BS1は、上記無線ネットワークに接続されるネットワーク内サーバ(認証サーバなど)に、上記CID及び認証メッセージを送信することにより(ステップS13)、上記認証サーバから加入者(ユーザ)情報を参照する(ステップS14)。
そして、当該加入者情報に基づいて、BS1は、優先度決定部24により、優先度テーブルを生成する(ステップS15)。ここで、上記加入者情報としては、例えば、ユーザの契約レベルや、加入者のサービス情報などが用いられる。
即ち、ユーザの契約レベルが他のユーザの契約レベルよりも高ければ、当該ユーザの所有するMS30の優先度を「高」に設定し、ユーザの契約レベルが他のユーザの契約レベルよりも低ければ、当該ユーザの所有するMS30の優先度を「中」に設定するようになっている。なお、上記優先度は、「高」及び「中」の他にも必要に応じて設定することができる(例えば、「低(Low)」など)。このようにすれば、より詳細にMS30の優先度を設定することが可能となり、さらに、効率的な無線リソース割り当て処理を行なうことができる。
また、優先度決定部24は、上述した加入者情報に基づく優先度決定の他にも、BS1とMS30との間の無線通信方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)に関する情報(以下、無線通信方式情報ということがある)に応じて優先度を決定することもできる。
即ち、図7に示すように、例えば、上記優先度テーブルを、BS1と接続された複数のMS(MS30−1〜MS30−5)と、BS1と各MS30との間の無線通信方式に関する情報と、当該無線通信方式に応じた優先度(高、中、低など)とを対応付けて構成することもできる。このような優先度テーブルを用いる場合、割当部25は、例えば、まず、無線通信方式が64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)であり、優先度「高い(High)」を有するMS(MS30−3及びMS30−4)を優先MS30として選択して、UL-MAP生成に必要な割当情報を、他のMS(MS30−1,MS30−2及びMS30−5)よりも優先して生成することができる。
次に、無線通信方式が16QAMであり、優先度「中(Normal)」を有するMS(MS30−1)を優先MS30として選択して、UL-MAP生成に必要な割当情報を、他のMS(優先度「低(Low)」のMS30−2及びMS30−5)よりも優先して生成することができる。
これにより、通信効率の高い無線通信方式を使用しているMS30に対して、優先的に無線リソースの割り当てを行なうことができるので、より多くのMS30に対して無線リソースの割り当てを行なうことが可能となる。
次に、図7に示す優先度テーブルの生成方法の一例について図8を用いて説明する。この図8に示す例では、BS1と接続されたMSからの通信品質に関する情報(CQI:Channel Quality Indicator)に基づいて、優先度テーブルを生成する。
図8に示す動作シーケンスにおいても、まず、ユーザが、MS30の電源をオンに設定し、BS1を介して無線ネットワークへの接続を行なう。すると、BS1は、当該MS30に対してCIDを割り当て、次いで、MS30は、BS1に対して認証メッセージを返信し、BS1は、MS30からの認証メッセージにより、MS30の接続認証を行なう。
そして、BS1は、BS1に接続済みのMS30に対して、CQIの報告(CQIレポート)を要求し(ステップS20)、このCQIレポート要求を受けたMS30は、BS1に対して、BS1との通信環境に応じたCQI値をBS1宛に返信する(ステップS21)。
上記MS30からのCQIレポートを受信したBS1は、CQI値に応じて、当該MS30とBS1との間の通信品質を判定(ここでは、「低」と判定)し(ステップS22)、MS30とBS1との間の無線通信方式を16QAMに設定し、MS30宛に下りデータを送信する(ステップS23)。このとき、図7に示す優先度テーブルには、優先度決定部24により、MS30について、無線通信方式に「16QAM」が設定されるとともに、優先度に「低」が設定される。
なお、MS30は、定期あるいは不定期に、BS1に対して、BS1との通信環境に応じた新たなCQI値を報告する(ステップS24)。
上記MS30からの新たなCQIレポートを受信したBS1は、当該CQI値に応じて、MS30とBS1との間の通信品質を再度判定(ここでは、「高」と判定)し(ステップS25)、MS30とBS1との間の無線通信方式を64QAMに設定変更して、下りデータをMS30に送信する(ステップS26)。このとき、図7に示す優先度テーブルには、優先度決定部24により、MS30について、無線通信方式に「64QAM」が設定されるとともに、優先度に「高」が設定される。
このように、上記無線通信方式の中でも高効率な無線通信方式(例えば、64QAMなど)を用いて通信を行なうほど、通信に使用される無線リソースは少ないため、より多くのMSに無線リソースを割り当てることが可能となる。
本実施形態に係る優先度決定部24は、上述のごとく動作することにより、少なくとも加入者情報またはMS30とBS1との間の無線通信方式に基づいて、優先度テーブルを生成することができるようになっている。これにより、BS1は、契約レベルの高いユーザあるいは高効率の無線通信方式を使用するMS30に優先的に無線リソースの割り当てを行なうことが可能となり、上記優先度をより詳細に設定することができるので、様々な状況に応じた無線リソース割り当て処理(応答信号送信処理)を実現することが可能となる。
なお、優先度決定部24は、上記加入者情報及び無線通信方式の両方に基づいて、優先度テーブルを生成するようにしてもよく、このようにすれば、より詳細な優先度の設定を行なうことが可能となる。例えば、加入者情報(契約レベル)に基づく優先度が「高」且つ無線通信方式情報に基づく優先度が「高」である場合に、優先度を「高」とし、加入者情報(契約レベル)に基づく優先度が「中」且つ無線通信方式情報に基づく優先度が「中」である場合に、優先度を「中」とすることなどが考えられる。このような優先度の生成方法では、3×3=9種類の優先度を生成(設定)することができ、上記優先度関する情報及び無線通信方式情報をさらに細分化すれば、より詳細にMS30の優先度を設定することもできる。
(判定部23の説明)
次に、判定部23の動作の一例について、図9を用いて説明する。
本例では、判定部23が、監視部22での監視結果(フレーム番号「N」,CDMAコードの受信数「x」,割当可能数「w」,CDMAコードの衝突数「y」及びCDMA帯域要求領域サイズ「z」など)に応じて優先度決定部24で生成された上記優先度テーブルに設定された優先度に基づく無線リソース割り当て(CDMAコードに対する応答信号の送信)処理を行なうか否かを判定するようになっている。
例えば、判定部23は、記憶部16に格納されている、CDMAコード受信数「x」と割当可能数「w」とに基づき、上記優先度に基づく前記無線リソースの割り当て処理(応答信号送信処理)を行なうか否かを判定することができる。具体的には、CDMAコード受信数「x」が、上記割当可能数「w」よりも大きい場合、即ち、x/w>1を満たす場合に、CDMAコードの衝突数「y」及びCDMA帯域要求領域サイズ「z」には関係なく、上記優先度に基づく前記無線リソースの割り当て処理(応答信号送信処理)を行なうと判定する。
これにより、複数のMS30からのCDMAコード受信数「x」が、BS1が送信可能な応答可能信号数「w」を超えた場合に、他のMS30よりも優先度の高いMS30に対して優先的に応答信号を送信(返信)することが可能となる。
また、上記判定部23は、例えば、記憶部16に格納されている、CDMAコードの衝突数「y」とCDMA帯域要求領域サイズ「z」とに基づき、上記優先度に基づく前記無線リソースの割り当て処理(応答信号送信処理)を行なうか否かを判定することができる。具体的には、上記CDMA帯域要求領域サイズ「z」に対する、CDMAコードの衝突数「y」の割合が、予めユーザにより設定された閾値「T」よりも大きい場合、即ち、y/z>Tを満たす場合に、上記優先度に基づく前記無線リソースの割り当て処理(応答信号送信処理)を行なうと判定するようになっている。
これにより、複数のMS30からのCDMAコード衝突数「y」が、CDMA帯域要求領域200の大きさ「z」に対して所定の割合を超えた場合に、優先度の高いMS30に対して優先的に応答信号を送信(返信)することが可能となる。
さらに、上記判定部23は、例えば、過去に受信したCDMAコードに関する、CDMAコードの受信数「x」及びCDMAコードの衝突数「y」に基づき、上記優先度に基づく前記無線リソースの割り当て処理(応答信号送信処理)を行なうか否かを判定することもできる。
例えば、ある所定の期間におけるCDMAコードの衝突数「y」の平均値が所定の閾値よりも大きい場合、上記優先度に関する情報に基づく無線リソース割り当て処理を行なうようにし、ある所定の期間におけるCDMAコードの衝突数「y」の平均値が所定の閾値以下の場合、上記優先度に関する情報に基づく無線リソース割り当て処理を行なわないようにすることもできる。
なお、判定部23は、上述した例の他にも、上記各種情報に基づく様々な判定方法を採用するようにしてもよい。
(割当部25の説明)
次に、割当部25の動作の一例について、図10及び図11を用いて説明する。図10及び図11は、BS1の無線リソース割り当て処理を説明するシーケンス図である。
本例では、割当部25が、上記判定部23にて優先度に基づく無線リソースの割り当て処理(応答信号送信処理)を行なうと判定した場合に、上記優先度決定部24により生成された優先度テーブル(図5及び図7参照)から優先度の高いMS30を抽出するようになっている。例えば、前記優先度テーブルの先頭行から順に優先度の高いMS30を割当可能数wまで抽出し、これらのMS30に優先的に無線リソースの割り当て処理、即ち、応答信号の送信(返信)を行なうことができるようになっている。なお、本例での優先度順は、「高」→「中」→「低」であるものとする。
つまり、割当部25は、上記優先度テーブルから抽出した、優先MS30宛を選択し、この優先MS30は、BS1宛に無線リソース要求を送信する。次いで、この無線リソース要求を受けたBS1は、割当部25により、以下の無線リソース割り当て処理を行なう。
即ち、割当部25は、MS30からの無線リソース(帯域)の割り当て要求に応じて無線リソースの割り当てを行なうようになっており、例えば、図10に示すように、MS30が送信する無線リソース要求送信分の無線リソース(帯域など)を最初に割り当てるようになっている。
即ち、まず、BS1は、MS30に対する応答信号として、MS30が送信する無線リソース要求送信分の無線リソース(UL Allocation(Bandwidth Request送信分))を割り当てる(ステップS30)。
すると、BS1から無線リソース要求送信分の無線リソースの割り当てを受けたMS30は、BS1宛に無線リソース要求信号(Bandwidth Request)を送信する(ステップS31)。
また、MS30から無線リソース要求信号を受けたBS1は、前記無線リソース要求信号で要求された無線リソースをMS30に割り当てるための信号(UL Allocation)をMS30宛に送信し(ステップS32)、やがて、MS30はBS1から割り当てられた無線リソースを使用して、ULデータ(Data)をBS1宛に送信する(ステップS33)。
さらに、上記割当部25は、BS1とMS30との間の通信状況が混雑している場合、即ち、CDMAコードの受信数「x」が、割当可能数「w」を超えている場合などは、MS30からの無線リソース要求に関わらず、MS30からBS1とのコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソース(帯域)の割り当てを行なうこともできるようになっている。
例えば、図11に示すように、まず、BS1は、MS30宛に、MS30とBS1との間の通信を確立するための制御信号(コネクション確立メッセージ)をMS30が送信するだけの無線リソースを割り当て(UL Allocation(コネクション確立メッセージ送信分))(ステップS40)、前記無線リソースを割り当てられたMSは、コネクション確立を要求するための信号(DSA−REQ:Dynamic Service Addition-REQuest)をBS1宛に送信する(ステップS41)。
BS1は、MS30からのDSA−REQに対し、コネクション確立を許可するとともに無線リソースの割り当てを行なうための信号(DSA−RSP/UL Allocation:Dynamic Service Addition-ReSPonse/UL Allocation)をMS30宛に返信し(ステップS42)、MS30はBS1からのDSA−RSP/UL Allocationを受信したことを報告(確認)するための信号(DSA−ACK:Dynamic Service Addition-ACKnowledge)をBS1宛に返信することにより(ステップS43)、MS30とBS1との間のコネクションが確立される(ステップS44)。
このような動作により、BS1は、MS30からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうので、BS1とMS30との間の通信状況が混雑しているような場合でも、効率的な無線リソースの割り当てを行なうことができ、さらに、従来に比して、コネクション確立までの時間を短縮することもできる。
さらに、上記割当部25は、BS1と既に通信中のMS30については、上記優先度に基づく無線リソースの割り当て処理を行なわないようにすることで、より多くのMS30へ無線リソースの割り当て(応答信号の送信)処理を行なうことが可能となっている。
本実施形態に係る割当部25は、上述のごとく動作することにより、MS30からの無線リソースの割り当て要求に応じて無線リソースの割り当てを行なうので、無線端末の所望する無線リソースの割り当て要求を満たすことが可能となる。
また、BS1は、MS30からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうことで、BS1とMS30との間の通信状況が混雑しているような場合でも、効率的な無線リソースの割り当てを行なうことができる。
さらに、BS1は、当該BS1と既に通信中のMS30については、上記優先度に基づく無線リソースの割り当て処理を行なわないようにするので、さらに多くのMS30に効率的に無線リソースを割り当てることが可能となる。
〔B〕その他
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
例えば、上記監視部22,判定部23,優先度決定部24及び割当部25の各動作の中から、必要な動作のみを組み合わせてBS1を動作させることもできる。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔C〕付記
(付記1)
複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線により通信する少なくとも1つの無線基地局とをそなえ、前記複数の無線端末が前記無線基地局に無線リソースの割り当てを要求する権利を得るための特定の信号を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局が前記特定の信号に基づき前記複数の無線端末に無線リソースの割り当てを行なう無線通信システムにおいて、
前記無線基地局が、
前記複数の無線端末からの前記特定の信号の受信状況を監視し、
前記監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定し、
前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、
当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なうことを特徴とする、無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記2)
前記無線基地局が、
特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号数を監視し、
前記信号数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記1記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記3)
前記無線基地局が、
特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号の衝突数を監視し、
前記衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記1又は2に記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記4)
前記無線基地局が、
前記信号数と、当該無線基地局が送信可能な、前記特定の信号に対する応答可能信号数と、に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記2記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記5)
前記無線基地局が、
過去に受信した前記特定の信号に関する、信号数、応答可能信号数及び衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記1記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記6)
前記優先度を、前記無線端末を所有するユーザの契約レベルに基づいた優先度とすることを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記7)
前記優先度を、前記無線基地局と前記無線端末との間の無線通信方式に基づいた優先度とすることを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記8)
前記無線通信方式が、
変調方式,符号化方式,符号化レートのいずれか1つ以上に基づくものであることを特徴とする、付記7記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記9)
前記無線基地局が、
前記無線端末からの無線リソースの割り当て要求送信分の前記無線リソースの割り当てを行なうことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記10)
前記無線基地局が、
前記無線端末からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうことを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記11)
前記無線基地局が、
当該無線基地局と通信中の前記無線端末については、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なわないことを特徴とする、付記1〜10のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記12)
複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線により通信する少なくとも1つの無線基地局とをそなえ、前記複数の無線端末が前記無線基地局に無線リソースの割り当てを要求する権利を得るための特定の信号を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局が前記特定の信号に基づき前記複数の無線端末に無線リソースの割り当てを行なう無線通信システムにおける前記無線基地局であって、
前記複数の無線端末からの前記特定の信号を受信する特定信号受信手段と、
前記特定信号受信手段にて受信した前記特定の信号の受信状況を監視する監視手段と、
前記監視手段での監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段にて前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、
当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なう割当手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける無線基地局。
(付記13)
前記監視手段が、
特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号数を監視し、
前記判定手段が、
前記信号数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記12記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記14)
前記監視手段が、
特定周波数で特定期間に受信される前記特定の信号の衝突数を監視し、
前記判定手段が、前記衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記12又は13に記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記15)
前記判定手段が、
前記信号数と、当該無線基地局が送信可能な、前記特定の信号に対する応答可能信号数と、に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記13記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記16)
前記判定手段が、
過去に受信した前記特定の信号に関する、信号数、応答可能信号数及び衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、付記12記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記17)
前記無線基地局が、さらに、
前記優先度を前記無線端末に関する情報に基づき決定する優先度決定手段をそなえたことを特徴とする、付記12〜16のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記18)
前記優先度決定手段が、
前記優先度を、前記無線端末を所有するユーザの契約レベルに基づいた優先度とすることを特徴とする、付記17記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記19)
前記優先度決定手段が、
前記優先度を、前記無線基地局と前記無線端末との間の無線通信方式に基づいた優先度とすることを特徴とする、付記17記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記20)
前記無線通信方式が、
変調方式,符号化方式,符号化レートのいずれか1つ以上に基づくものであることを特徴とする、付記19記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記21)
前記割当手段が、
前記無線端末からの無線リソースの割り当て要求送信分の前記無線リソースの割り当てを行なうことを特徴とする、付記12〜20のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記22)
前記割当手段が、
前記無線端末からコネクション確立のために送信すべきメッセージの分だけ無線リソースの割り当てを行なうことを特徴とする、付記12〜20のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記23)
前記割当手段が、
当該無線基地局と通信中の前記無線端末については、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なわないことを特徴とする、付記12〜22のいずれか1項に記載の無線通信システムにおける無線基地局。
(付記24)
複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線フレームにより通信する少なくとも一つの無線基地局とをそなえた無線通信システムにおいて、
前記無線基地局は、
前記複数の無線端末で共有される前記無線フレーム中の共有送信領域の受信状況を監視し、
前記受信状況の監視結果と、前記複数の無線端末に設定された優先度に関する情報とに基づいて、前記無線端末が送信に使用する前記無線フレーム中の送信領域の割り当てを制御することを特徴とする、無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
(付記25)
複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線フレームにより通信する少なくとも一つの無線基地局とをそなえた無線通信システムにおける前記無線基地局であって、
前記複数の無線端末で共有される前記無線フレーム中の共有送信領域の受信状況を監視する監視手段と、
前記複数の無線端末に設定された優先度に関する情報を記憶する優先度情報記憶手段と、
前記監視手段による前記受信状況の監視結果と、前記優先度情報記憶手段における前記優先度に関する情報とに基づいて、前記無線端末が送信に使用する前記無線フレーム中の送信領域の割り当てを制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける無線基地局。
以上詳述したように、本発明によれば、複数のMSからのCDMAコード(無線フレームの共有領域であるCDMA帯域要求領域)の受信状況を監視し、この監視結果に応じて、前記複数のMSに関して事前に設定された優先度に基づく無線リソース(帯域要求用のULバースト)の割り当て処理を行なうので、MSからBS宛に、一斉にCDMAコードが送信されるような場合であっても、MSのCDMAコードの送信の有無に関わらず、優先度の高いユーザに対して優先的に無線リソースを割り当てることができる。したがって、無線通信技術分野、特に、帯域要求の許可を受けるために使用される領域(チャネル)が共有領域(共有チャネル)であるような移動無線通信技術分野に極めて有用と考えられる。

Claims (5)

  1. 複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線により通信する少なくとも1つの無線基地局とをそなえ、前記複数の無線端末が前記無線基地局に無線リソースの割り当てを要求する権利を得るための特定の信号を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局が前記特定の信号に基づき前記複数の無線端末に無線リソースの割り当てを行なう無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局が、
    前記複数の無線端末からの前記特定の信号の受信状況を監視し、
    前記監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定し、
    前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、
    当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なうことを特徴とする、無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法
  2. 前記無線基地局が、
    過去に受信した前記特定の信号に関する、信号数、応答可能信号数及び衝突数に基づき、前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定することを特徴とする、請求項1記載の無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法
  3. 複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線により通信する少なくとも1つの無線基地局とをそなえ、前記複数の無線端末が前記無線基地局に無線リソースの割り当てを要求する権利を得るための特定の信号を前記無線基地局に送信し、前記無線基地局が前記特定の信号に基づき前記複数の無線端末に無線リソースの割り当てを行なう無線通信システムにおける前記無線基地局であって、
    前記複数の無線端末からの前記特定の信号を受信する特定信号受信手段と、
    前記特定信号受信手段にて受信した前記特定の信号の受信状況を監視する監視手段と、
    前記監視手段での監視結果に応じて、前記複数の無線端末に関して事前に設定された優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段にて前記優先度に基づく前記無線リソースの割り当てを行なうと判定した場合に、
    当該優先度に基づいた前記無線リソースの割り当てを行なう割当手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける無線基地局
  4. 複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線フレームにより通信する少なくとも一つの無線基地局とをそなえた無線通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、
    前記複数の無線端末で共有される前記無線フレーム中の共有送信領域の受信状況を監視し、
    前記受信状況の監視結果と、前記複数の無線端末に設定された優先度に関する情報とに基づいて、前記無線端末が送信に使用する前記無線フレーム中の送信領域の割り当てを制御することを特徴とする、無線通信システムにおける無線リソースの割り当て方法。
  5. 複数の無線端末と、前記複数の無線端末と無線フレームにより通信する少なくとも一つの無線基地局とをそなえた無線通信システムにおける前記無線基地局であって、
    前記複数の無線端末で共有される前記無線フレーム中の共有送信領域の受信状況を監視する監視手段と、
    前記複数の無線端末に設定された優先度に関する情報を記憶する優先度情報記憶手段と、
    前記監視手段による前記受信状況の監視結果と、前記優先度情報記憶手段における前記優先度に関する情報とに基づいて、前記無線端末が送信に使用する前記無線フレーム中の送信領域の割り当てを制御する制御手段とをそなえたことを特徴とする、無線通信システムにおける無線基地局。
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